JP2018081365A - 操作システム、及び操作プログラム - Google Patents

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Kazuhiro Kamiya
和宏 神谷
浩司 中原
Koji Nakahara
浩司 中原
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Abstract

【課題】視線位置座標の如き視点から離れた位置に向かっての位置座標の如き操作対象点を移動させてしまった場合であっても、操作対象点が視点から大きく離れてしまうことを防止できる操作システム、及び操作プログラムを提供すること。【解決手段】操作システム1は、対象者の視点の位置を特定する視点特定部5と、ポインタの位置を移動させる操作を受け付けるタッチパッド2と、視点特定部5にて特定された視点の周辺エリア内のいずれかの位置を基点として、操作限界線を設定する設定部6aと、タッチパッド2による操作に基づいてポインタの位置を移動させる移動部6bであって、タッチパッド2により操作限界線を越えるようにポインタを移動させる操作を受け付けた場合、操作限界線を越えない範囲でポインタの位置を移動させる移動部6bと、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、操作システム、及び操作プログラムに関する。
従来、画面上のポインタ操作を支援するシステムであって、画面上のユーザの視線位置座標と、外部入力デバイスのポインタ位置座標とを特定し、特定した2つの座標間の距離が大きいほど、外部入力デバイスの単位移動量当たりに対するポインタ移動量を大きくするシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−287823号公報
ここで、このような外部入力デバイス(例えば、マウス等)を使用する場合、ユーザによる外部入力デバイスの操作ミスにより、ポインタ位置座標を、視線位置座標からずれた方向に移動させる操作を行ってしまう場合がある。この場合に、特許文献1に記載の技術では、移動方向を修正する制御を行わないので、視線位置座標とは離れた方向にポインタが移動してしまい、ユーザの意図とは異なるポインタ移動となってしまう可能性があった。そこで、視線位置座標から離れた方向に向かってポインタ位置座標を移動させる操作を行った場合に、ポインタ位置座標が視線位置座標から離れた方向に移動してしまうことを防止できるシステム、及びプログラムが要望されていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、視線位置座標の如き視点から離れた方向に向かってポインタ位置座標の如き操作対象点を移動させる操作を行った場合に、操作対象点が視点から離れた方向に移動してしまうことを防止できる操作システム、及び操作プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る操作システムは、対象者の視点の位置を特定する視点特定手段と、操作対象点の位置を移動させる操作を受け付ける操作手段と、前記視点特定手段にて特定された視点の周辺エリア内のいずれかの位置を基点として、操作限界線を設定する設定手段と、前記操作手段による操作に基づいて前記操作対象点の位置を移動させる移動手段であって、前記操作手段により前記操作限界線を越えるように前記操作対象点を移動させる操作を受け付けた場合、前記操作限界線を越えない範囲で前記操作対象点の位置を移動させる移動手段と、を備える。
また、本発明に係る操作プログラムは、コンピュータを、対象者の視点の位置を特定する視点特定手段と、操作対象点の位置を移動させる操作を受け付ける操作手段と、前記視点特定手段にて特定された視点の周辺エリア内のいずれかの位置を基点として、操作限界線を設定する設定手段と、前記操作手段による操作に基づいて前記操作対象点の位置を移動させる移動手段であって、前記操作手段により前記操作限界線を越えるように前記操作対象点を移動させる操作を受け付けた場合、前記操作限界線を越えない範囲で前記操作対象点の位置を移動させる移動手段と、として機能させる。
本発明に係る操作システム、及び操作プログラムによれば、視点の周辺エリア内のいずれかの位置を基点として設定された操作限界線を越えない範囲で操作対象点の位置を移動させるので、視点から離れた方向に向かって操作対象点を移動させる操作を行った場合に、操作対象点が視点から離れた方向に移動してしまうことを防止でき、対象者の利便性が向上する。
本発明の実施の形態に係る操作システムを例示するブロック図である。 ディスプレイの表示例を示す図であって、図2(a)はX軸及びY軸を示す表示例、図2(b)は操作限界線を示す表示例である。 操作限界線設定処理のフローチャートである。 ポインタ移動処理のフローチャートである。 ポインタ移動時のディスプレイの表示例を示す図である。 第1の変形例に係るディスプレイの表示例を示す図である。 第2の変形例に係るディスプレイの表示例を示す図である。 第3の変形例に係るディスプレイの表示例を示す図である。
(実施の形態)
以下、本発明に係る操作システム、及び操作プログラムの実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
[実施の形態の基本的概念]
まずは、本実施の形態の基本的概念について説明する。
本発明に係る操作システムは、当該操作システムを使用する対象者(以下、ユーザ)の視点の位置に基づいて、操作対象点の位置を操作するためのシステムである。ここで、「視点」とは、ユーザが視認している位置を示す仮想点であり、ユーザの視線上にあり、例えばユーザがディスプレイ上のある位置を見ている場合には、当該位置が視点に該当する。また、「操作対象点」とは、ユーザによる操作対象となる点であり、本実施の形態ではディスプレイ上に表示されたポインタであるが、これに限らず、例えば3次元空間上に投影された点等でもよい。また、この操作対象点を操作する方法は任意で、本実施の形態ではユーザが自身の指でタッチパッドをなぞることで、この指の動きに応じてディスプレイ上のポインタを操作するものとするが、これに限らず、他のデバイス(例えばマウスや、ユーザの動きを検知するモーションキャプチャー等)を用いて操作してもよい。
[実施の形態の具体的内容]
続いて、本実施の形態の具体的内容について説明する。
(構成)
まずは、本実施の形態に係るシステムの構成について説明する。図1は、本実施の形態に係る操作システム1を例示するブロック図である。ここで、本実施の形態に係る操作システム1は、概略的に、タッチパッド2、ディスプレイ3、スピーカ4、視点特定部5、制御部6、及びデータ記録部7を備えている。
(構成−タッチパッド)
タッチパッド2は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。このタッチパッド2の具体的な構成は任意であるが、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のものを用いることができる。
(構成−ディスプレイ)
ディスプレイ3は、各種の画像を表示する表示手段である。このディスプレイ3の具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる。なお、上記のタッチパッド2と当該ディスプレイ3をタッチパネルとして一体形成しても構わない。
(構成−スピーカ)
スピーカ4は、情報を音声にて出力する音声出力手段である。このスピーカ4から出力される音声の具体的な態様は任意であり、必要に応じて生成された合成音声や、予め録音された音声を出力することができる。
(構成−視点特定部)
視点特定部5は、ユーザの視点を特定する視点特定手段である。なお本実施の形態では、この視点特定部5は、ユーザに正対して配置され、カメラ等の撮影装置(図示省略)でユーザの眼球の動きを認識してユーザの視点の位置を算出する装置である場合について説明する。ただし、視点特定部5は、視点を特定可能である限り他の任意の装置を用いることができ、例えばユーザの頭部に装着して、頭部の動きから視点の位置を特定する装置等でも構わない。
(構成−制御部)
制御部6は、操作システム1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る操作プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介して操作システム1にインストールされることで、制御部6の各部を実質的に構成する。
また、この制御部6は、機能概念的に、設定部6a、及び移動部6bを備えている。設定部6aは、視点特定部5にて特定された視点の周辺エリア内のいずれかの位置を基点として、操作限界線(後述する)を設定する設定手段である。移動部6bは、タッチパッド2による操作に基づいてポインタの位置を移動させる移動手段であって、タッチパッド2により操作限界線を越えるようにポインタを移動させる操作を受け付けた場合、操作限界線を越えない範囲でポインタの位置を移動させる移動手段である。なお、これらの制御部6の各部で実行される具体的な処理については、後述する。
ここで、図2は、ディスプレイ3の表示例を示す図であって、図2(a)はX軸及びY軸を示す表示例、図2(b)は操作限界線Lx、Lyを示す表示例である。なお、以下では必要に応じて、図2(及び後述する図5、図6、図7、及び図8)における「+X方向」及び「−X方向」を「横方向」と称し、特に「+X方向」を「右方向」、「−X方向」を「左方向」と称する。また、「+Y方向」及び「−Y方向」を「縦方向」と称し、特に「+Y方向」を「上方向」、「−Y方向」を「下方向」と称する。また、「X軸」とは、X方向に平行な軸であり、「Y軸」とは、Y方向に平行な軸である。なお、これらX軸とY軸の交点を原点として、各軸には図示のように等間隔に数値が付されており、以下ではこの数値によりディスプレイ上の位置座標を表す。例えば、座標C1は、(X=−3、Y=−2)の位置にある。ここで、図2(a)ではX軸及びY軸を説明の便宜上ディスプレイ3上に表示しているが、実際には表示しなくても構わないし、例えば半透明に表示してもよい。また、図2(a)と図2(b)は、ディスプレイ3上の位置が相互に対応しており、これらを同一の図で表現しようとすると、X軸やY軸と、操作限界線Lx、Lyとが重畳してしまい見難いため、図示の便宜上2つの図に分けているが、X軸及びY軸と、操作限界線Lx、Lyが同一のディスプレイ3に表示されてもよい。
この図2(b)に示すように、本実施の形態に係るディスプレイ3には、ポインタP1、視点Pv、操作限界線Lx、Lyが表示されている。
「ポインタ」P1は、ユーザによる操作の対象となる操作対象点であって、ユーザによるタッチパッド2の操作に応じてディスプレイ3上を移動する。なお、図2では、ポインタP1は座標C1(X=−3、Y=−2)に表示されている。ここで、図2に示すような、ポインタP1の移動操作を受け付ける前のポインタP1の位置(座標C1)を、以下では「初期位置」と称する。なお、図示の便宜上、ポインタP1は円形のものを表示しているが、これに限らず例えば矢印形状や指の形状等任意のものを採用してよい。
「視点」Pvは、ユーザの視認している位置を示す点であって、視点特定部5にて特定された位置である。なお、図2では視点Pvをディスプレイ3上に三角形で表示しているが、これに限らず例えば円形や矢印形状等任意の形状を採用してよい。ただし、ユーザがポインタP1と区別可能なように、ポインタP1とは異なる形状が好ましい。また、視点Pvは実際には表示しなくても構わないし、例えば半透明に表示してもよい。なお、図2では、視点Pvは座標C0(X=0、Y=0)に表示されている。
「操作限界線」Lx、Lyとは、ポインタP1の移動を規制するための規制手段である。「規制する」とは、ポインタP1が当該操作限界線Lx、Lyを越えないようにすることである。ここで、操作限界線Lx、Lyの数は任意であり、本実施の形態では操作限界線Lxと操作限界線Lyの2つであるが、これに限らない。ここで、「操作限界線Lx」とは、ポインタP1のX方向の移動を規制するための操作限界線であって、図2(b)に示すようにX=0の仮想直線である。また、「操作限界線Ly」とは、ポインタP1のY方向の移動を規制するための操作限界線であって、図2(b)に示すようにY=0の仮想直線である。なお、以下ではこれらの操作限界線Lx、Lyを相互に区別する必要のない場合には単に「操作限界線」と称して説明する。
ここで、操作限界線Lx、Lyは、視点Pvの周辺エリアE(例えば半径1cm圏内)内のいずれかの位置を基点(すなわち、操作限界線Lxと操作限界線Lyの交点)として設定されるが、本実施の形態では、視点Pvと同一位置を基点として設定した場合について説明する。すなわち、本実施の形態では、操作限界線Lx、Lyの基点と、視点Pvは、共に座標C0で一致する。ただし、視点Pvの周辺エリアEにおける他の位置を基点として操作限界線Lx、Lyを設定してもよく、例えば(X=+1、Y=+1)の座標を基点としてもよい。この場合には、操作限界線Lx、Lyの基点と、視点Pvとは、座標が一致しない。なお、図2(b)では操作限界線Lx、Lyをディスプレイ3上に表示しているが、実際には表示しなくても構わないし、例えば半透明に表示してもよい。
(構成−データ記録部)
図1に戻り、データ記録部7は、操作システム1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる。
(処理)
次に、このように構成される本実施の形態の操作システム1によって実行される処理について説明する。なお、以下の各処理の説明において、制御主体を特記しない処理については、操作システム1の制御部6にて実行されるものとし、情報の取得元や取得経路を特記しない場合については、公知のタイミング及び公知の方法にて、操作システム1のデータ記録部7に予め格納されており、あるいは、操作システム1のタッチパッド2を介してユーザ等によって入力されるものとする。また、ステップを「S」と略記する。
ここで、操作システム1によって実行される処理には、操作限界線設定処理と、ポインタ移動処理が存在する。以下では、これらの処理について順次説明する。
(処理−操作限界線設定処理)
まずは、操作限界線設定処理について説明する。この操作限界線設定処理は、操作限界線Lx、Lyを設定するための処理である。ここで、図3は、操作限界線設定処理のフローチャートである。この操作限界線設定処理を実行するタイミングは任意であるが、実施の形態では、操作システム1の電源が投入された後に起動されるものとして説明する。
SA1において設定部6aは、視点Pvが特定されているかを判定する。この判定は、視点特定部5によって視点Pvが特定された際に出力される信号を設定部6aが受信しているか否かを判定することにより行う。そして視点特定部5にて視点Pvを特定するまで待機し(SA1、No)、視点Pvを特定した場合(SA1、Yes)、SA2に移行する。ここで、図2、3では、視点Pvを座標C0(X=0、Y=0)の位置に特定した場合について説明する。なお、通常、ユーザはポインタP1の移動先として所望する位置を見ており、以下で説明するポインタ移動処理においてもユーザは視点Pvの位置(座標C0)へのポインタP1の移動を所望して、タッチパッド2の操作を行うものとして説明する。
SA2において設定部6aは、視点特定部5にて特定した視点Pvに基づいて、操作限界線Lx、Lyを設定する。具体的には、本実施の形態では操作限界線として、視点Pvを通る縦方向に沿った直線(操作限界線Lx)と、視点Pvを通る横方向に沿った直線(操作限界線Ly)の2つをデータ記録部7に記録する。以上にて、操作限界線設定処理を終了し、以降では同様の操作限界線設定処理が実行される。すなわち、ユーザの視点Pvの位置が移動するたびに、その都度検出した視点Pvの位置を基点とする新たな操作限界線Lx、Lyに上書きされる。
(処理−ポインタ移動処理)
次に、ポインタ移動処理について説明する。このポインタ移動処理は、操作限界線設定処理にて設定された操作限界線Lx、Lyに基づいて、ポインタP1を移動させる処理である。図4は、ポインタ移動処理のフローチャートである。このポインタ移動処理を実行するタイミングは任意であるが、実施の形態では、操作システム1の電源が投入された後に起動されるものとして説明する。
SB1において移動部6bは、タッチパッド2の操作が有ったか否かを判定する。具体的には、タッチパッド2にてユーザの指を感知しているか否かを判定し、タッチパッド2の操作が有るまで待機し(SB1、No)、タッチパッド2の操作が有った場合(SB1、Yes)、SB2に移行する。なお、このようにタッチパッド2の操作が有った場合、ユーザの指が触れているタッチパッド2上の位置座標(以下、タッチパッド座標)を例えばデータ記録部7に一時的に格納する。
SB2において移動部6bは、タッチパッド座標が前回操作時と差分があるか否かを判定する。この判定の具体的な方法は任意で、例えば、前回のSB1の処理においてデータ記録部7に一時的に格納された「前回のタッチパッド座標」と、今回のSB1の処理においてデータ記録部7に一時的に格納された「今回のタッチパッド座標」とを比較し、これらが一致している場合には差分が無いと判定し、一致しない場合には差分が有ると判定する。そして、差分が無い場合(SB2、No)、ユーザにポインタP1を移動させる意図が無いものとし(単にタッチパッド2に触れているだけであるとし)、SB1に戻る。一方、差分が有る場合(SB2、Yes)、ユーザにポインタP1を移動させる意図が有るものとし、SB3に移行する。
SB3において移動部6bは、ポインタP1の移動先座標を算定する。この算定は、上述した前回のタッチパッド座標と今回のタッチパッド座標との差分に基づいて行う。このような算定の具体的な方法は任意であるが、例えば、データ記録部7に一時的に格納された前回のタッチパッド座標と今回のタッチパッド座標とに基づいてユーザの指の移動量(差分)及び移動方向を公知の方法で算定し、これらの移動量及び移動方向に基づいてポインタP1の移動量及び移動方向を算定し、このように算定したポインタP1の移動量及び移動方向に基づいて、ポインタP1の移動先座標を公知の方法で算定する。このようにSB3にて算定した移動先座標を「算定移動先座標」と称する。なお、この算定移動先座標を算定する際には、指の移動量が大きいほど、又は指の移動速度が大きいほど、ポインタP1の移動量を大きくしてもよい。ここで、「指の移動速度」についてはタッチパッド2にて感知した指の移動に基づいて公知の方法で特定可能である。なお、例えば本実施の形態では、図2に示すように、座標C2(X=+1、Y=+1)の位置をポインタP1の算定移動先座標として求めたものとする。すなわち、図示のように、ユーザの視点Pvの位置は座標C0(X=0、Y=0)であるにも関わらず、当該視点Pvよりも右上の座標C2(X=+1、Y=+1)へとポインタP1を移動させるような誤操作をユーザは行ったものとする。このような誤操作を行った場合、従来の技術では、ポインタP1は視点Pvの座標C0を通り過ぎて座標C2まで移動してしまうため、座標C2まで移動したポインタP1を再度座標C0まで移動させる操作が必要となる。一方、本願に係る操作システム1では、このように視点Pvを通り過ぎてしまうことを防止できる。この点について以下で説明する。
SB4において移動部6bは、算定移動先座標が操作限界線Lxを超えるか判定する。この判定の具体的な方法は任意であるが、例えば、初期位置(座標C1)のX座標(すなわち、X=−3)と、SB3にて算定した算定移動先座標(すなわち、X=+1、Y=+1)のX座標(すなわち、X=+1)との間に操作限界線LxのX座標(すなわち、X=0)が存在するか否かを判定する。そして、これらの座標間に操作限界線LxのX座標が存在する場合には操作限界線Lxを超えているものとし、操作限界線LxのX座標が存在しない場合には操作限界線Lxを超えていないものとする。そして、算定移動先座標が操作限界線Lxを超えている場合(SB4、Yes)、SB5に移行し、算定移動先座標が操作限界線Lxを超えていない場合(SB4、No)、SB6に移行する。
SB5において移動部6bは、算定移動先座標のX座標を操作限界線LxのX座標に書き換える。例えば本実施の形態では、算定移動先座標が操作限界線Lxを超えており、SB3にて算定した算定移動先座標(座標C2。X=+1、Y=+1)のX座標(すなわち、X=+1)を、操作限界線LxのX座標(X=0)に書き換えるので、この時点でポインタP1の算定移動先座標は(X=0、Y=+1)となる。
SB6において移動部6bは、算定移動先座標が操作限界線Lyを超えるか判定する。この判定の具体的な方法は任意であるが、例えば、初期位置(座標C1)のY座標(すなわち、Y=−2)と、SB5にて書き換えた算定移動先座標(すなわち、X=0、Y=+1)のY座標(すなわち、Y=+1)との間に操作限界線LyのY座標(すなわち、Y=0)が存在するか否かを判定する。そして、これらの座標間に操作限界線LyのY座標が存在する場合には操作限界線Lyを超えているものとし、操作限界線LyのY座標が存在しない場合には操作限界線Lyを超えていないものとする。そして、算定移動先座標が操作限界線Lyを超えている場合(SB6、Yes)、SB7に移行し、算定移動先座標が操作限界線Lyを超えていない場合(SB6、No)、SB8に移行する。
SB7において移動部6bは、算定移動先座標のY座標を操作限界線LyのY座標に書き換える。例えば本実施の形態では、算定移動先座標が操作限界線Lyを超えており、SB5にて書き換えた算定移動先座標(X=0、Y=+1)のY座標(すなわち、Y=+1)を、操作限界線LyのY座標(Y=0)に書き換えるので、この時点でポインタP1の算定移動先座標は(X=0、Y=0)となる。
SB8において移動部6bは、現在の算定移動先座標の位置にポインタP1を移動させる。なお、本実施の形態ではSB7において算定移動先座標が座標(X=0、Y=0)に書き換えられているので、初期位置から当該座標へとポインタP1が移動するように描画する。図5は、ポインタP1移動時のディスプレイ3の表示例を示す図である。図5では、最終的な移動先座標である座標C0(X=0、Y=0)の位置に、移動後のポインタP1が描画されている。なお、ポインタP1の移動経路は任意である。例えば図5の矢印R1で示すように、初期位置から移動先座標へと直線的に移動するように描画してもよい。または、図5の矢印R2で示すように、まずは初期位置からSB3にて最初に算定した算定移動先座標(X=+1、Y=+1)に向かうように移動してから、操作限界線Lyにぶつかった時点で操作限界線Lyに沿って移動(右方向に移動)し、最終的な移動先座標C0(X=0、Y=0)に移動してもよい。以上にて、ポインタ移動処理を終了する。
ここで、上記においては、ポインタP1が操作限界線を超えるような操作を受け付けた場合であっても、ユーザの操作ミスであるものとし、操作限界線を超えない範囲でポインタP1を移動させたが、これに限らず、ユーザが操作限界線を超えるような操作を意図していることが明らかに認識できる場合であれば、操作限界線を超える範囲でポインタP1を移動させてもよい。以下ではこのような場合の例を3つ挙げる。
第1に、ポインタP1の操作が、ポインタP1を所定の対象速度(例えば、単位時間平均秒速100cm)以上で前記操作限界線を越えるように移動させる操作である場合が挙げられる。このような操作を認識する具体的な方法は任意で、例えば、当該ポインタ移動処理におけるSB3において、ポインタP1の移動量及び移動方向を算定する際に合わせてポインタP1の移動速度を公知の方法で算定し、この移動速度が上記の対象速度を超えている場合には、操作限界線に拘わらず、SB3にて算定された最初の算定移動先座標の位置(座標C2)にポインタP1を描画してもよい。
第2に、ポインタP1が操作されて上述したポインタ移動処理にて操作限界線を超えない範囲でポインタP1を移動(例えば座標C0に移動)させた時点から、所定の対象時間(例えば、1秒)経過後に、ポインタP1が操作限界線を越えるようなタッチパッド2の操作を未だ行っている場合が挙げられる。このような操作を認識する具体的な方法は任意で、例えば上述したポインタ移動処理において操作限界線を超える領域でポインタP1を移動させた際(SB4、Yes、又はSB6、Yes)に所定の計時手段(図示省略)による計時を開始し、対象時間経過後のポインタ移動処理においても、未だに操作限界線を超える領域においてポインタP1を移動させる操作(ユーザが当該領域において指を止めている操作、及び当該領域において指を動かしている操作の両方を含む)を行っている場合、操作限界線に拘わらず、SB3にて算定された最初の算定移動先座標の位置(座標C2)にポインタP1を描画してもよい。
第3に、ポインタP1が操作されて上述したポインタ移動処理にて操作限界線を超えない範囲でポインタP1を移動(例えば座標C0に移動)させた時点から、所定の対象時間(例えば、0.5秒)経過後に、ポインタP1が操作限界線を越えるようなタッチパッド2の操作を未だ行っている場合において、対象者がタッチパッド2の操作を一時中断した場合(タッチパッド2から手を放した場合)が挙げられる。このような操作を認識する具体的な方法は任意で、例えば上述したポインタ移動処理において操作限界線を超える領域でポインタP1を移動させた際(SB4、Yes、又はSB6、Yes)に所定の計時手段(図示省略)による計時を開始し、対象時間経過後のポインタ移動処理においても、未だに操作限界線を超える領域においてポインタP1を移動させる操作(ユーザが当該領域において指を止めている操作、及び当該領域において指を動かしている操作の両方を含む)を行っており、その後に、ユーザの指がタッチパッド2から離れたことを検知した場合、操作限界線に拘わらず、SB3にて算定された最初の算定移動先座標の位置(座標C2)にポインタP1を描画してもよい。なお、この第3の例では「所定時間」を0.5秒とし、上記第2の例の所定時間よりも短くしたが、これに限らず、第2の例の所定時間よりも長くしてもよい。また、上記第1から第3の例は、いずれか1つのみを用いてもよいし、2つ以上を併用してもよい。
(実施の形態の効果)
このように本実施の形態によれば、視点Pvの周辺エリアE内のいずれかの位置を基点として設定された操作限界線Lx、Lyを越えない範囲でポインタP1の位置を移動させるので、視点Pvから離れた方向に向かってポインタP1を移動させる操作を行った場合に、ポインタP1が視点Pvから離れた方向に移動してしまうことを防止でき、対象者の利便性が向上する。
また、タッチパッド2により操作限界線Lx、Lyを越えるようにポインタP1を移動させる操作を受け付けた際に、当該操作がポインタP1を対象速度以上で操作限界線Lx、Lyを越えるように移動させる操作である場合、当該操作がポインタP1を対象時間以上にわたって操作限界線Lx、Lyを越える領域を移動させる操作である場合、又は、タッチパッド2の操作を一時中断した場合には、操作限界線Lx、Lyを越える範囲でポインタP1の位置を移動させるので、ユーザが操作限界線Lx、Lyを越える範囲での操作を所望していることが、ポインタP1の動きに基づいて明らかに分かる場合には、操作限界線Lx、LyによるポインタP1の移動規制を解除でき、ポインタP1を操作する際の利便性がさらに向上する。
また、ポインタP1を表示するためのディスプレイ3を備えるので、ポインタP1をディスプレイ3上で操作する際の利便性が向上する。
〔実施の形態に対する変形例〕
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決することや、上述した効果の一部のみを奏することがある。
(分散や統合について)
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(基点について)
本実施の形態では、視点Pvの位置を基点として操作限界線Lx、Lyを設定したが、これに限らず、視点Pvの周辺エリアE内のいずれかの位置を基点としてよい。ここで、図6は、第1の変形例に係るディスプレイ3の表示例を示す図である。この図6に示すように、視点Pvの周辺エリアE内にポインタP1による選択の対象となり得る選択対象物(本変形例では、クリックすることで元のページに戻る処理を実行するアイコンI(戻るアイコン))が存在する場合には、当該アイコンIのうちポインタP1の初期位置(座標C1)から最も遠い点(この例では右上隅の点)を基点として操作限界線Lx、Lyを設定してもよい。このような設定の具体的な方法は任意で、例えば、図3に示す操作限界線設定処理のSA2の処理において、SA1において特定した視点Pvの周辺エリアE(例えば、半径1cm圏内)にアイコンIが存在するかを判定し、アイコンIが存在する場合には当該アイコンIのうちポインタP1の初期位置からの距離が最も大きい座標を特定し、この座標の位置を基点として操作限界線Lx、Lyを設定してもよい。なお、アイコンIの中心や、アイコンIのうちポインタP1の初期位置(座標C1)から最も近い点(この例では左下隅の点)を基点としてもよい。
このような第1の変形例によれば、視点Pvの周辺エリアE内にアイコンIが存在する場合、当該アイコンIを基点として操作限界線Lx、Lyを設定するので、アイコンIの位置に近づくように操作対象点の位置を移動させることができ、ポインタP1をアイコンIに移動させる操作をする際の利便性が向上する。
また、アイコンIが存在しない場合であっても、視点Pvの周辺エリアEのうちポインタP1の初期位置からの距離が最も大きい座標を特定し、この座標を基点として操作限界線Lx、Lyを設定してもよい。このように、ポインタP1の初期位置から遠い位置に基点を設定することで、視点Pvの検出誤差をカバーすることができる。すなわち、例えばユーザが実際に見ている地点よりもポインタP1の初期位置近くに視点Pvが誤検出された場合、当該誤検出の位置を基点として操作限界線Lx、Lyを設定するとポインタP1の移動がユーザの所望の地点(すなわち実際に見ている地点)より手前で止まってしまうが、このような誤差を考慮して初期位置から遠い地点を基点とすることで、このように手前で止まってしまうことを防止できる。
(操作限界線について)
また、本実施の形態では、X軸及びY軸に沿って操作限界線を設定したが、これに限らず、任意の角度(傾き)の操作限界線を設定してもよい。ここで、図7は、第2の変形例に係るディスプレイ3の表示例を示す図である。この図7に示すように、視点PvとポインタP1の初期位置(座標C1)とを結ぶ基準線Lsと同一平面状の領域であり、基準線Lsを挟む2つの領域のそれぞれに設定された2つの操作限界線La、Lbであって、視点Pvに近づく程、基準線Lsに近づくように2つの操作限界線La、Lbを設定してもよい。なお、本実施の形態では基準線Lsと2つの操作限界線La、Lbのそれぞれとが為す角度は図示のように同一であるが、この角度は異なっていてもよい。
このような第2の変形例によれば、操作限界線La、Lbは、視点Pvに近づく程、基準線Lsに近づくように設けられるので、視点Pvの位置に近づくようにポインタP1の位置を移動させることができ、ポインタP1を操作する際の利便性がさらに向上する。また、上述したようにX軸及びY軸に沿った操作限界線を設定する場合と比べて、ポインタP1の初期位置が視点Pvの真上、真下、又は真横にある場合でも好適なポインタP1の移動が可能となる。
また、本実施の形態では、操作限界線は直線であるものとしたが、これに限らず、任意の形状の線で構わない。例えば操作限界線を曲線にしてもよい。ここで、図8は、第3の変形例に係るディスプレイ3の表示例を示す図である。この図8に示すように、視点PvとポインタP1の初期位置(座標C1)とを結ぶ基準線Lsと同一平面状の領域であり、基準線Lsを挟む2つの領域のそれぞれに設定された2つの操作限界線Lc、Ldを曲線(放物線)にしてもよい。このことにより、ポインタP1を移動させた際にポインタP1が当該操作限界線Lc、Ldに沿って弧を描くように移動することで、よりスムーズなポインタP1の移動が可能となる。
〔実施の形態の特徴と効果の一部〕
最後に、これまでに説明した実施の形態の特徴と効果の一部を、以下に例示する。ただし、実施の形態の特徴と効果は、以下の内容に限定されず、以下の特徴の一部のみを具備することによって以下の効果の一部のみを奏する場合や、以下の特徴以外の他の特徴を具備することによって以下の効果以外の他の効果を奏する場合がある。
実施の形態の1つの側面1に係る操作システムは、対象者の視点の位置を特定する視点特定手段と、操作対象点の位置を移動させる操作を受け付ける操作手段と、前記視点特定手段にて特定された視点の周辺エリア内のいずれかの位置を基点として、操作限界線を設定する設定手段と、前記操作手段による操作に基づいて前記操作対象点の位置を移動させる移動手段であって、前記操作手段により前記操作限界線を越えるように前記操作対象点を移動させる操作を受け付けた場合、前記操作限界線を越えない範囲で前記操作対象点の位置を移動させる移動手段と、を備える。
上記側面1に係る操作システムによれば、視点の周辺エリア内のいずれかの位置を基点として設定された操作限界線を越えない範囲で操作対象点の位置を移動させるので、視点から離れた方向に向かって操作対象点を移動させる操作を行った場合に、操作対象点が視点から離れた方向に移動してしまうことを防止でき、対象者の利便性が向上する。
実施の形態の他の側面2に係る操作システムは、上記側面1に係る操作システムにおいて、前記設定手段は、前記視点と前記操作対象点とを結ぶ基準線と同一平面上の領域であり、前記基準線を挟む2つの領域のそれぞれに設定された2つの操作限界線であって、前記視点に近づく程、前記基準線に近づくように前記2つの操作限界線を設定する。
上記側面2に係る操作システムによれば、操作限界線は、視点に近づく程、基準線に近づくように設けられるので、視点の位置に近づくように操作対象点の位置を移動させることができ、操作対象点を操作する際の利便性がさらに向上する。
実施の形態の他の側面3に係る操作システムは、上記側面1又は2に係る操作システムにおいて、前記設定手段は、前記視点の周辺エリア内に、前記操作対象点による選択の対象となり得る選択対象物が存在するか否かを判定し、選択対象物が存在する場合、当該選択対象物を基点として、前記操作限界線を設定する。
上記側面3に係る操作システムによれば、視点の周辺エリア内に選択対象物が存在する場合、当該選択対象物を基点として操作限界線を設定するので、選択対象物の位置に近づくように操作対象点の位置を移動させることができ、操作対象点を選択対象物に移動させる操作をする際の利便性が向上する。
実施の形態の他の側面4に係る操作システムは、上記側面1から3のいずれかに係る操作システムにおいて、前記移動手段は、前記操作手段により前記操作限界線を越えるように前記操作対象点を移動させる操作を受け付けた際に、当該操作が前記操作対象点を対象速度以上で前記操作限界線を越えるように移動させる操作である場合、当該操作が前記操作対象点を対象時間以上にわたって前記操作限界線を越える領域を移動させる操作である場合、又は、前記操作手段の操作を一時中断した場合には、前記操作限界線を越える範囲で前記操作対象点の位置を移動させる。
上記側面4に係る操作システムによれば、操作手段により前記操作限界線を越えるように前記操作対象点を移動させる操作を受け付けた際に、当該操作が操作対象点を対象速度以上で操作限界線を越えるように移動させる操作である場合、当該操作が操作対象点を対象時間以上にわたって操作限界線を越える領域を移動させる操作である場合、又は、操作手段の操作を一時中断した場合には、操作限界線を越える範囲で操作対象点の位置を移動させるので、ユーザが操作限界線を越える範囲での操作を所望していることが、操作対象点の動きに基づいて明らかに分かる場合には、操作限界線による操作対象点の移動規制を解除でき、操作対象点を操作する際の利便性がさらに向上する。
実施の形態の他の側面5に係る操作システムは、上記側面1から4のいずれかに係る操作システムにおいて、前記操作対象点を表示するための表示手段を備える。
上記側面5に係る操作システムによれば、操作対象点を表示するための表示手段を備えるので、操作対象点を表示手段上で操作する際の利便性が向上する。
実施の形態の他の側面6に係る操作プログラムは、コンピュータを、対象者の視点の位置を特定する視点特定手段と、操作対象点の位置を移動させる操作を受け付ける操作手段と、前記視点特定手段にて特定された視点の周辺エリア内のいずれかの位置を基点として、操作限界線を設定する設定手段と、前記操作手段による操作に基づいて前記操作対象点の位置を移動させる移動手段であって、前記操作手段により前記操作限界線を越えるように前記操作対象点を移動させる操作を受け付けた場合、前記操作限界線を越えない範囲で前記操作対象点の位置を移動させる移動手段と、として機能させる。
上記側面6に係る操作プログラムによれば、視点の周辺エリア内のいずれかの位置を基点として設定された操作限界線を越えない範囲で操作対象点の位置を移動させるので、視点から離れた方向に向かって操作対象点を移動させる操作を行った場合に、操作対象点が視点から離れた方向に移動してしまうことを防止でき、対象者の利便性が向上する。
1 操作システム
2 タッチパッド
3 ディスプレイ
4 スピーカ
5 視点特定部
6 制御部
6a 設定部
6b 移動部
7 データ記録部
C0、C1、C2 座標
E 周辺エリア
I アイコン
La、Lb、Lc、Ld、Lx、Ly 操作限界線
Ls 基準線
P1 ポインタ
Pv 視点
R1、R2 矢印

Claims (6)

  1. 対象者の視点の位置を特定する視点特定手段と、
    操作対象点の位置を移動させる操作を受け付ける操作手段と、
    前記視点特定手段にて特定された視点の周辺エリア内のいずれかの位置を基点として、操作限界線を設定する設定手段と、
    前記操作手段による操作に基づいて前記操作対象点の位置を移動させる移動手段であって、前記操作手段により前記操作限界線を越えるように前記操作対象点を移動させる操作を受け付けた場合、前記操作限界線を越えない範囲で前記操作対象点の位置を移動させる移動手段と、を備える、
    操作システム。
  2. 前記設定手段は、前記視点と前記操作対象点とを結ぶ基準線と同一平面上の領域であり、前記基準線を挟む2つの領域のそれぞれに設定された2つの操作限界線であって、前記視点に近づく程、前記基準線に近づくように前記2つの操作限界線を設定する、
    請求項1に記載の操作システム。
  3. 前記設定手段は、前記視点の周辺エリア内に、前記操作対象点による選択の対象となり得る選択対象物が存在するか否かを判定し、選択対象物が存在する場合、当該選択対象物を基点として、前記操作限界線を設定する、
    請求項1又は2に記載の操作システム。
  4. 前記移動手段は、前記操作手段により前記操作限界線を越えるように前記操作対象点を移動させる操作を受け付けた際に、当該操作が前記操作対象点を対象速度以上で前記操作限界線を越えるように移動させる操作である場合、当該操作が前記操作対象点を対象時間以上にわたって前記操作限界線を越える領域を移動させる操作である場合、又は、前記操作手段の操作を一時中断した場合には、前記操作限界線を越える範囲で前記操作対象点の位置を移動させる、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の操作システム。
  5. 前記操作対象点を表示するための表示手段を備える、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の操作システム。
  6. コンピュータを、
    対象者の視点の位置を特定する視点特定手段と、
    操作対象点の位置を移動させる操作を受け付ける操作手段と、
    前記視点特定手段にて特定された視点の周辺エリア内のいずれかの位置を基点として、操作限界線を設定する設定手段と、
    前記操作手段による操作に基づいて前記操作対象点の位置を移動させる移動手段であって、前記操作手段により前記操作限界線を越えるように前記操作対象点を移動させる操作を受け付けた場合、前記操作限界線を越えない範囲で前記操作対象点の位置を移動させる移動手段と、として機能させるための、
    操作プログラム。
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