JP2018079481A - Caulking structure and caulking method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、被かしめ部材にピンが固定されて形成されたかしめ構造及び被かしめ部材にピンを固定するかしめ方法の技術に関する。 The present invention relates to a caulking structure formed by fixing a pin to a caulking member and a technique of a caulking method for fixing the pin to the caulking member.
従来、被かしめ部材にピンを固定するかしめ方法の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。 Conventionally, the technique of the caulking method which fixes a pin to a caulking member is publicly known. For example, as described in Patent Document 1.
特許文献1には、ヘッドと当該ヘッドに接続された軸部を有するかしめ部材で複数の板材を締結するかしめ工具が記載されている。特許文献1に記載の技術においては、かしめ部材の軸部を複数の板材の締結穴に差し込んだ状態で、かしめ工具で軸部の先端を押圧して潰すことにより、複数の部材を締結している。また、かしめ部材は、軸方向に貫通する貫通孔(機能孔)を有している。そして、かしめ工具は押圧面から延びる突軸を有しており、突軸がかしめ部材の貫通孔に挿通された状態で、かしめ工具の押圧面でかしめ部材の先端を押圧する。これにより、かしめ部材の貫通孔が潰れないようにすることができ、貫通孔の形状を保持することができる。 Patent Document 1 describes a caulking tool that fastens a plurality of plate members with a caulking member having a head and a shaft portion connected to the head. In the technique described in Patent Document 1, a plurality of members are fastened by pressing and crushing the tips of the shaft portions with a caulking tool in a state where the shaft portions of the caulking members are inserted into fastening holes of a plurality of plate members. Yes. The caulking member has a through hole (functional hole) penetrating in the axial direction. The caulking tool has a protruding shaft extending from the pressing surface, and presses the tip of the caulking member with the pressing surface of the caulking tool in a state where the protruding shaft is inserted into the through hole of the caulking member. Thereby, the through hole of the caulking member can be prevented from being crushed, and the shape of the through hole can be maintained.
ところで、板材(被かしめ部材)に対するかしめ部材の保持力の向上は常に望まれるところである。しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、前述のとおり、かしめ部材の貫通孔の形状を保持したまま複数の部材を締結することを目的としており、板材に対するかしめ部材の保持力の向上を目的とするものではない。 Incidentally, it is always desired to improve the holding force of the caulking member with respect to the plate material (caulking member). However, in the technique described in Patent Document 1, as described above, the purpose is to fasten a plurality of members while maintaining the shape of the through hole of the caulking member, and the purpose is to improve the holding force of the caulking member with respect to the plate material. It is not something to do.
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、被かしめ部材に対するピンの保持力を向上させることができるかしめ構造及びかしめ方法を提供するものである。 The present invention has been made in view of the above situation, and a problem to be solved is to provide a caulking structure and a caulking method capable of improving the holding force of a pin against a caulking member.
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。 The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
即ち、請求項1においては、一方側から他方側へ貫通する貫通孔を有する被かしめ部材と、前記貫通孔に挿入された状態で前記被かしめ部材に固定されたピンと、を具備し、前記ピンは、前記貫通孔に挿入される挿入部と、前記挿入部の一端部に前記貫通孔よりも大径に形成され、前記被かしめ部材の一方側の面と当接する鍔部と、前記挿入部の他端部が塑性変形することにより前記貫通孔よりも大径に形成され、前記被かしめ部材の他方側の面と当接する頭部と、を具備し、前記貫通孔は、前記一方側から前記他方側へ向かうにつれて拡径されるように形成された第一テーパー部を有し、前記挿入部は、前記第一テーパー部に沿って形成された第二テーパー部を有するものである。 That is, in claim 1, a caulking member having a through hole penetrating from one side to the other side, and a pin fixed to the caulking member in a state of being inserted into the through hole, the pin An insertion portion inserted into the through-hole, a flange formed at one end of the insertion portion with a diameter larger than that of the through-hole, and abutting against one surface of the caulking member, and the insertion portion The other end of the cover member is formed to have a diameter larger than that of the through hole by plastic deformation, and includes a head that contacts the other side surface of the caulking member, and the through hole extends from the one side. The first tapered portion is formed so as to increase in diameter toward the other side, and the insertion portion has a second tapered portion formed along the first tapered portion.
請求項2においては、被かしめ部材の貫通孔に挿入されたピンを押圧して塑性変形させることで、前記被かしめ部材に前記ピンを固定するかしめ方法であって、被押圧面に穴が形成されたピンを前記被かしめ部材の前記貫通孔に挿入した状態で支持する第一工程と、前記ピンの前記被押圧面を押圧しながら、前記ピンの前記穴の側面を径方向外側に押圧することで、前記ピンを塑性変形させる第二工程と、を具備するものである。 According to a second aspect of the present invention, there is provided a caulking method for fixing the pin to the caulking member by pressing and plastically deforming the pin inserted into the through hole of the caulking member, wherein a hole is formed in the pressed surface. A first step of supporting the pin in a state of being inserted into the through hole of the caulking member, and pressing the side surface of the hole of the pin radially outward while pressing the pressed surface of the pin Thus, the second step of plastically deforming the pin is provided.
請求項3においては、前記第二工程において、前記ピンの前記穴に挿入された回転部材が歳差運動することにより、前記ピンの前記穴の側面を径方向外側に押圧するものである。 According to a third aspect of the present invention, in the second step, the rotating member inserted into the hole of the pin precesses, thereby pressing the side surface of the hole of the pin radially outward.
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。 As effects of the present invention, the following effects can be obtained.
請求項1においては、被かしめ部材に対するピンの保持力を向上させることができる。 According to the first aspect, the holding force of the pin with respect to the caulking member can be improved.
請求項2においては、被かしめ部材に対するピンの保持力を向上させることができる。 According to the second aspect, the holding force of the pin with respect to the caulking member can be improved.
請求項3においては、被かしめ部材に対するピンの保持力を向上させることができる。 According to the third aspect, the holding force of the pin with respect to the caulking member can be improved.
以下では、図中の矢印U及び矢印Dで示した方向を、それぞれ上方向及び下方向と定義して説明を行う。 In the following description, the directions indicated by arrows U and D in the figure are defined as an upward direction and a downward direction, respectively.
本発明の一実施形態に係るかしめ方法は、かしめ装置100によって被かしめ部材300にピン200を固定する方法である。まず、図1を用いて、かしめ装置100によって固定される前のピン200及び被かしめ部材300について説明する。
The caulking method according to an embodiment of the present invention is a method of fixing the
ピン200は、かしめ装置100によって被かしめ部材300に固定されるものである。ピン200は、略円柱状に形成される。ピン200は、軸線方向を上下方向に向けて配置される。ピン200は、鍔部210、挿入部220及びピン穴230を具備する。
The
鍔部210は、ピン200の軸線方向中途部において径方向外側に突出する部分である。鍔部210は、平面視円形の板状に形成される。
The
挿入部220は、後述する被かしめ部材300の貫通孔310に挿入される部分である。挿入部220は、鍔部210から上方へ延びる円柱状に形成される。挿入部220の上端部には、かしめ装置100によって押圧される被押圧面220aが形成される。
The
ピン穴230は、被押圧面220aの中心に形成される穴である。ピン穴230は、平面視円状に形成される。ピン穴230は、ピン200の軸線方向(上下方向)に沿って延びるように形成される。
The
被かしめ部材300は、かしめ装置100によってピン200が固定される板材である。被かしめ部材300には、貫通孔310が形成されている。
The
貫通孔310は、ピン200を固定するための孔である。貫通孔310は、被かしめ部材300を板厚方向に貫通するように形成される。貫通孔310の径は、ピン200の挿入部220の外径よりも少し大きくなるように、且つ、ピン200の鍔部210の外径よりも小さくなるように形成される。
The through
このように構成される被かしめ部材300は、ピン200の鍔部210に載置されると共に、ピン200の挿入部220を貫通孔310に挿入した状態で、かしめ装置100によって固定される。
The
次に、図1を用いて、本発明の一実施形態に係るかしめ装置100について説明する。
Next, a
かしめ装置100は、被かしめ部材300にピン200を固定するものである。かしめ装置100は、冶具110、ヘッド130及びロッド140を具備する。
The
冶具110は、ピン200を支持するものである。冶具110は、ピン200を支持可能な適宜の形状に形成される。
The
ヘッド130は、回転及び昇降可能に構成されるものである。ヘッド130は、冶具110の上方に設けられる。ヘッド130は、図示せぬモータにより、上下方向に延びる回転軸S回りに回転可能に設けられる。また、ヘッド130は、図示せぬシリンダにより、昇降可能に(上下方向に移動可能に)設けられる。
The
ロッド140は、ピン200を押圧するものである。ロッド140は、ヘッド130の下部に固定される。これにより、ロッド140は、回転軸S回りに、ヘッド130と一体回転可能となる。ロッド140は、本体部141及び突起部142を具備する。
The
本体部141は、ロッド140の主たる構造体を形成するものである。本体部141は、円柱状に形成される。本体部141は、軸線方向がヘッド130の回転軸Sに対して傾斜するように設けられる。具体的には、本体部141は、当該本体部141の軸線と回転軸Sとの間の水平方向の距離が、上方へ向かうに従い大きくなるように設けられる。本体部141の下面には、ピン200を押圧する押圧面141aが形成される。
The
突起部142は、押圧面141aから突出する部分である。突起部142は、本体部141よりも小径で、ピン穴230と略同径の円柱状に形成される。突起部142は、本体部141と軸線方向が一致するように形成される。つまり、突起部142は、軸線方向がヘッド130の回転軸Sに対して傾斜するように設けられる。突起部142は、軸線方向下側に向かうに従い径が小さくなるように形成される。突起部142の下部は、曲面状(球面状)に形成される。突起部142は、下端部の円中心が回転軸S上に位置するように形成される。
The protruding
次に、図2から図7を用いて、本発明の一実施形態に係るかしめ方法について説明する。 Next, a caulking method according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
本発明の一実施形態に係るかしめ方法は、かしめ装置100を用いて被かしめ部材300にピン200を固定する(かしめる)方法である。図2に示すように、本発明の一実施形態に係るかしめ方法は、第一工程及び第二工程によって行われる。
The caulking method according to an embodiment of the present invention is a method of fixing (caulking) the
まず、第一工程が行われる(ステップS101)。第一工程においては、図3に示すように、冶具110にピン200を配置する。このとき、ピン200の下部(鍔部210よりも下方の部分)は冶具110の内側(中空部)に収容され、ピン200の鍔部210は冶具110の上面に載置される。また、ピン200は、ピン穴230の軸線方向とヘッド130の回転軸Sとが一致するように配置される。
First, the first process is performed (step S101). In the first step, as shown in FIG. 3, the
次に、被かしめ部材300を配置する。被かしめ部材300は、ピン200の挿入部220が貫通孔310に挿入されるようにして、ピン200の鍔部210に載置される。
Next, the
次に、第二工程が行われる(ステップS102)。第二工程においては、図3に示すように、モータ(不図示)を駆動することにより、ヘッド130を回転軸S回りに回転させる。これにより、ロッド140は、歳差運動(首振り運動)を行う。具体的には、ロッド140は、軸線方向が一定の傾きを保ったまま、上端部が水平円を描くように回転する。
Next, a second process is performed (step S102). In the second step, as shown in FIG. 3, the
次に、図4に示すように、シリンダ(不図示)を駆動することにより、ヘッド130を下降させる。このとき、ロッド140の突起部142は、軸線方向をピン穴230の軸線方向に対して斜め方向に向けた状態で、ピン穴230に挿入される。
Next, as shown in FIG. 4, the
図5に示すように、さらにヘッド130を下降させる。突起部142は、ピン穴230の側面を押圧しながら回転軸S回りに回転(歳差運動)することで、ピン穴230を径方向外側へ押し広げる。その結果、ピン200の挿入部220の先端部の肉は、径方向外側に広がるように移動する。
As shown in FIG. 5, the
図6に示すように、さらにヘッド130を下降させて、突起部142をピン穴230の奥まで挿入する。ピン穴230の奥まで挿入された突起部142が回転軸S回りに回転(歳差運動)することで、挿入部220のさらに下方の部分(貫通孔310の内周面と対向する部分)の肉まで径方向外側に広がるように移動する。その結果、挿入部220は、被かしめ部材300の貫通孔310に押し付けられることとなる。
As shown in FIG. 6, the
このように突起部142でピン穴230の側面を径方向外側へ押し広げながら、ロッド140の押圧面141aでピン200の被押圧面220aを下方へ押圧する。このとき、ロッド140は回転軸Sに対して傾斜しているので、押圧面141aの全面ではなく一部が被押圧面220aと当接する。押圧面141aの一部が被押圧面220aを押圧した状態でロッド140が回転軸S回りに回転することにより、ピン200の先端部は比較的強い圧力で下方へ押し潰される。このとき、ピン穴230には突起部142が挿入されているので、下方へ押し潰されたピン200の先端部の肉は、径方向外側に移動する。
In this way, while pressing the side surface of the
このようにして、ピン200の挿入部220の先端部は、径方向外側に広がるように塑性変形する。
In this manner, the distal end portion of the
その後、図7に示すように、ヘッド130を上昇させ、本発明の一実施形態に係るかしめ方法の工程は終了する。このようにして、ピン200を被かしめ部材300に固定することができる。
Thereafter, as shown in FIG. 7, the
次に、図8を用いて、本発明の一実施形態に係るかしめ構造1について説明する。 Next, a caulking structure 1 according to an embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
かしめ構造1は、図1等に示すピン200が被かしめ部材300に固定されて(かしめられて)形成されるものである。以下では、かしめ前とかしめ後の差を明確にするために、かしめ後の被かしめ部材300を被かしめ部材500と称し、かしめ後のピン200をピン600と称することとする。また、被かしめ部材500及びピン600のうち被かしめ部材300及びピン200と同一の構成については、適宜説明を省略する。
The caulking structure 1 is formed by fixing (caulking) the
被かしめ部材500は、前述の被かしめ部材300と対応するものである。被かしめ部材500には、貫通孔510が形成されている。
The
貫通孔510は、前述の貫通孔310と対応するものである。貫通孔510は、被かしめ部材500を板厚方向に貫通するように形成される。貫通孔510には、第一テーパー部510aが形成される。
The through
第一テーパー部510aは、上方へ向かうにつれて拡径されるように傾斜した部分である。第一テーパー部510aは、貫通孔510の上端部に形成される。
The first tapered
ピン600は、前述のピン200と対応するものである。ピン600は、鍔部610、挿入部620、ピン穴630及び頭部640を具備する。
The
鍔部610は、前述の鍔部210と対応するものである。鍔部610は、後述する挿入部620の下端部に貫通孔510よりも大径に形成される。鍔部610は、上面が被かしめ部材500の下面と当接するように形成される。
The
挿入部620は、前述の挿入部220と対応するものである。挿入部620は、鍔部210から上方へ延びる略円柱状に形成される。挿入部620は、被かしめ部材500の貫通孔510に挿入されている。挿入部620には、第二テーパー部620aが形成される。
The
第二テーパー部620aは、上方へ向かうにつれて拡径されるように形成される部分である。第二テーパー部620aは、挿入部620の上部に、第一テーパー部510aに沿って(当接するように)形成される。
The
ピン穴630は、前述のピン穴230と対応するものである。ピン穴630は、上方へ向かうにつれて拡径されるように形成される。
The
頭部640は、挿入部620の上端部が塑性変形することにより形成される部分である。頭部640は、挿入部620よりも大径に形成される。また、頭部640は、貫通孔510(第一テーパー部510a)の上端部よりも大径に形成される。頭部640は、被かしめ部材500の上面と当接するように形成される。
The
前述の如く、第二テーパー部620aは、ピン穴230(ピン穴630)が径方向外側へ押し広げられ、これにより挿入部220(挿入部620)の先端部の肉が径方向外側に広がるように移動することで形成される。そして、第一テーパー部510aは、第二テーパー部620aが貫通孔310(貫通孔510)の側面に押し付けられることによって形成される。また、頭部640は、挿入部220(挿入部620)の上端部が押し潰されることで、径方向外側に広がるように形成される。
As described above, in the second tapered
このように構成されるかしめ構造1においては、ピン600は鍔部610及び頭部640によって、被かしめ部材500の貫通孔510から抜けないようになっている。また、ピン600は、鍔部610と被かしめ部材500の下面との間の摩擦力、挿入部620と貫通孔510の側面との間の摩擦力、頭部640と被かしめ部材500の上面との間の摩擦力により、被かしめ部材500に固定(保持)されている。
In the caulking structure 1 configured as described above, the
本実施形態に係るかしめ方法によれば、ロッド140の突起部142がピン200のピン穴230に挿入された状態で、押圧面141aによりピン200の被押圧面220aを押圧するので、ピン200の先端部が径方向内側(ピン穴230側)に逃げるのを抑制することができる。よって、ピン200の先端部は、径方向外側に広がり易くなる。
According to the caulking method according to this embodiment, the pressed
さらに、本実施形態に係るかしめ方法によれば、ロッド140は、押圧面141aによってピン200に下方への力を付与すると共に、突起部142によってピン穴230を径方向外側へ押し広げるので、ピン200の先端部は、さらに径方向外側に広がり易くなる。
Furthermore, according to the caulking method according to the present embodiment, the
よって、被かしめ部材300の上面とピン200の先端部(潰れた部分)との接触面積が増えるので、ピン200と被かしめ部材300との間の摩擦力が増加する。このため、被かしめ部材300に対するピン200の保持力(かしめ強度)を向上させることができる。よって、ロッド140の押圧面141aによるピン200の被押圧面220aへの押圧力を従来よりも小さなものとしても、従来と同等のかしめ強度を確保することができる。
Therefore, the contact area between the upper surface of the
また、ロッド140の突起部142は、ピン200の被かしめ部材300から突出している部分よりも深く(被かしめ部材300の上面よりも下方まで)挿入されてピン200のピン穴230の側面を径方向外側へ押圧する。よって、ピン200の被かしめ部材300の貫通孔310に挿入されている部分(貫通孔310の内周面と対向する部分)が、径方向外側へ押し広げられる。よって、ピン200の径方向外側へ押し広げられた部分は、被かしめ部材300の貫通孔310に押し付けられる。このため、被かしめ部材300の貫通孔310の内周面とピン200の外周面との摩擦力を向上させることができる。したがって、かしめ強度を向上させることができる。
Further, the
また、本実施形態に係るかしめ構造1によれば、第一テーパー部510a及び第二テーパー部620aが形成されていることにより、頭部640の一部が破断したとしても、ピン600が下方へ抜け難くすることができる。よって、被かしめ部材500に対してピン600が保持され易くすることができる。また、第一テーパー部510a及び第二テーパー部620aが形成されていることで、貫通孔310(貫通孔510)をプレスで成型した際にダレや寸法公差が生じても、ピン600をかしめることによりダレや寸法公差を許容することができる。
Further, according to the caulking structure 1 according to the present embodiment, the
以上の如く、本実施形態に係るかしめ構造1は、一方側から他方側へ貫通する貫通孔510を有する被かしめ部材500と、前記貫通孔510に挿入された状態で前記被かしめ部材500に固定されたピン600と、を具備し、前記ピン600は、前記貫通孔510に挿入される挿入部620と、前記挿入部620の一端部に前記貫通孔510よりも大径に形成され、前記被かしめ部材500の一方側の面と当接する鍔部610と、前記挿入部620の他端部が塑性変形することにより前記貫通孔510よりも大径に形成され、前記被かしめ部材500の他方側の面と当接する頭部640と、を具備し、前記貫通孔510は、前記一方側から前記他方側へ向かうにつれて拡径されるように形成された第一テーパー部510aを有し、前記挿入部620は、前記第一テーパー部510aに沿って形成された第二テーパー部620aを有するものである。
このように構成することにより、被かしめ部材300に対するピン200の保持力を向上させることができる。
As described above, the caulking structure 1 according to the present embodiment is fixed to the
By comprising in this way, the retention strength of the
また、本実施形態に係るかしめ方法は、被かしめ部材300の貫通孔310に挿入されたピン200を押圧して塑性変形させることで、前記被かしめ部材300に前記ピン200を固定するかしめ方法であって、被押圧面220aにピン穴230が形成されたピン200を前記被かしめ部材300の前記貫通孔310に挿入した状態で支持する第一工程と、前記ピン200の前記被押圧面220aを押圧しながら、前記ピン200の前記ピン穴230の側面を径方向外側に押圧することで、前記ピン200を塑性変形させる第二工程と、を具備するものである。
このように構成することにより、被かしめ部材300に対するピン200の保持力を向上させることができる。
The caulking method according to the present embodiment is a caulking method for fixing the
By comprising in this way, the retention strength of the
また、前記第二工程において、前記ピン200の前記ピン穴230に挿入されたロッド140(回転部材)が歳差運動することにより、前記ピン200の前記ピン穴230の側面を径方向外側に押圧するものである。
このように構成することにより、被かしめ部材300に対するピン200の保持力を向上させることができる。
In the second step, the rod 140 (rotating member) inserted into the
By comprising in this way, the retention strength of the
なお、冶具110は、支持部の実施の一形態である。
また、ロッド140は、押圧部及び回転部材の実施の一形態である。
また、ピン穴230は、ピンの穴の一形態である。
The
Further, the
The
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能である。 As mentioned above, although one Embodiment of this invention was described, this invention is not limited to the said structure, A various change is possible within the range of the invention described in the claim.
例えば、本実施形態においては、ピン200を1つの部材(被かしめ部材300)に固定するものとしたが、ピン200を複数の部材に固定して、当該複数の部材を互いに締結するものであってもよい。
For example, in this embodiment, the
また、本実施形態においては、ロッド140全体が回転軸S方向に対して斜め方向に延びるように形成されるものとしたが、これに限定されるものではなく、突起部142が回転軸S方向に対して斜め方向に突出するように形成されていればよい。
In the present embodiment, the
また、本実施形態のかしめ構造1においては、第一テーパー部510a及び第二テーパー部620aはそれぞれ、貫通孔510及び挿入部620の一部に形成されるものとしたが、これに限定されるものではなく、図9に示すように、貫通孔510及び挿入部620に全体的に形成されていてもよい。
Further, in the caulking structure 1 of the present embodiment, the first tapered
また、本実施形態においては、かしめ前には被かしめ部材300の貫通孔310にテーパー形状(第一テーパー部510a)は形成されていないものとしたが、かしめ前からテーパー形状が形成されていてもよい。
In the present embodiment, the taper shape (
1 かしめ構造
200 ピン
220a 被押圧面
230 ピン穴
300 被かしめ部材
310 貫通孔
500 被かしめ部材
510 貫通孔
510a 第一テーパー部
600 ピン
610 鍔部
620 挿入部
620a 第二テーパー部
640 頭部
1
Claims (3)
前記貫通孔に挿入された状態で前記被かしめ部材に固定されたピンと、
を具備し、
前記ピンは、
前記貫通孔に挿入される挿入部と、
前記挿入部の一端部に前記貫通孔よりも大径に形成され、前記被かしめ部材の一方側の面と当接する鍔部と、
前記挿入部の他端部が塑性変形することにより前記貫通孔よりも大径に形成され、前記被かしめ部材の他方側の面と当接する頭部と、
を具備し、
前記貫通孔は、
前記一方側から前記他方側へ向かうにつれて拡径されるように形成された第一テーパー部を有し、
前記挿入部は、
前記第一テーパー部に沿って形成された第二テーパー部を有する、
かしめ構造。 A caulking member having a through hole penetrating from one side to the other side;
A pin fixed to the caulking member in a state of being inserted into the through hole;
Comprising
The pin is
An insertion portion to be inserted into the through hole;
A flange that is formed at one end of the insertion portion with a diameter larger than that of the through hole, and abuts against a surface on one side of the caulking member;
The other end of the insertion portion is plastically deformed to form a larger diameter than the through hole, and a head that contacts the other side surface of the caulking member;
Comprising
The through hole is
Having a first tapered portion formed so as to increase in diameter from the one side toward the other side;
The insertion part is
Having a second tapered portion formed along the first tapered portion;
Caulking structure.
被押圧面に穴が形成されたピンを前記被かしめ部材の前記貫通孔に挿入した状態で支持する第一工程と、
前記ピンの前記被押圧面を押圧しながら、前記ピンの前記穴の側面を径方向外側に押圧することで、前記ピンを塑性変形させる第二工程と、
を具備する、
かしめ方法。 A caulking method for fixing the pin to the caulking member by pressing and plastically deforming the pin inserted into the through hole of the caulking member,
A first step of supporting a pin having a hole formed in the pressed surface in a state of being inserted into the through hole of the caulking member;
A second step of plastically deforming the pin by pressing the side surface of the hole of the pin radially outward while pressing the pressed surface of the pin;
Comprising
Caulking method.
前記ピンの前記穴に挿入された回転部材が歳差運動することにより、前記ピンの前記穴の側面を径方向外側に押圧する、
請求項2に記載のかしめ方法。 In the second step,
When the rotating member inserted into the hole of the pin precesses, the side surface of the hole of the pin is pressed radially outward.
The caulking method according to claim 2.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
CN111761308A (en) * | 2020-06-23 | 2020-10-13 | 马鞍山市广源法兰环件有限公司 | Manufacturing method of large conical ring piece |
JP6965467B1 (en) * | 2021-01-08 | 2021-11-10 | 株式会社神菱 | Rope hook |
-
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- 2016-11-14 JP JP2016221876A patent/JP2018079481A/en active Pending
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