JP2018079058A - Underpants type disposable diaper - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、パンツ型使い捨ておむつに関する。 The present invention relates to a pants-type disposable diaper.
従来、着用者の腹側に配される腹側領域、着用者の股間部に配される股下領域及び着用者の背側に配される背側領域に亘る砂時計状の外装体と、該外装体の内面側に固定された吸収性本体とを備え、腹側部における外装体の両側縁部と背側部における外装体の両側縁部とが接合されて、一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型使い捨ておむつが知られている。 Conventionally, an abdominal region disposed on the wearer's ventral side, a crotch region disposed on the wearer's crotch region, and an hourglass-shaped exterior body covering the dorsal region disposed on the wearer's back side, and the exterior An absorptive main body fixed to the inner surface side of the body, and both side edges of the exterior body on the abdominal side and both side edges of the exterior body on the back side are joined together to form a pair of side seal portions and a waist opening A pants-type disposable diaper in which a part and a pair of leg openings are formed is known.
このようなパンツ型使い捨ておむつにおいては、外装体の腹側領域、背側領域及び股下領域に弾性部材を伸長状態で固定してギャザーを形成し、身体へのフィット性を向上させている。例えば、一対のレッグ開口部の各開口周縁部に沿って各レッグ弾性部材を配し、該レッグ弾性部材を伸長状態で固定することで一対のレッグギャザーを形成して着両者の脚回りのフィット性を向上させている(例えば、特許文献1参照)。 In such a pants-type disposable diaper, an elastic member is fixed in an expanded state to the ventral region, the dorsal region, and the crotch region of the exterior body to form a gather, thereby improving the fit to the body. For example, each leg elastic member is arranged along each opening peripheral part of a pair of leg openings, and a pair of leg gathers are formed by fixing the leg elastic members in an extended state to fit around both legs. (See, for example, Patent Document 1).
しかし、特許文献1に記載のパンツ型使い捨ておむつは、一対のレッグ開口部の各開口周縁部に沿って各レッグ弾性部材を配することから、該レッグ弾性部材の縦方向の収縮力により、股下部に配される吸収体に横方向の皺が発生してしまう。吸収体に横方向の皺が発生すると、吸収体の厚みや吸収体に触れたときの硬さを増加させたり、外観の悪化等を引き起こしたりしてしまう。
However, the pants-type disposable diaper described in
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得るパンツ型使い捨ておむつを提供することにある。 Therefore, the subject of this invention is providing the underpants type disposable diaper which can eliminate the fault which the prior art mentioned above has.
本発明は、着用者の前後方向に相当する縦方向とこれに直交する横方向とを有し、該着用者の腹側に配される腹側領域、股間部に配される股下領域及び背側に配される背側領域に亘る外装体と、該外装体の肌対向面側に固定された吸収体を有する吸収性本体とを備え、前記腹側領域における前記外装体の両側縁部と前記背側領域における前記外装体の両側縁部とが接合されて、一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成されているパンツ型使い捨ておむつであって、前記一対のレッグ開口部それぞれの開口周縁部に沿って配された腹側レッグ弾性部材及び背側レッグ弾性部材により一対のレッグギャザーが形成されており、前記パンツ型使い捨ておむつの展開且つ伸長状態において、前記腹側レッグ弾性部材は、前記外装体における前記腹側領域側から一方の前記レッグ開口部に沿って伸長状態で配され且つ前記股下領域の縦方向の中央部にて横方向の内方に向かって伸長状態で配され、更に、該外装体における前記腹側領域側から他方の前記レッグ開口部に沿って伸長状態で配され且つ該股下領域の該中央部にて横方向の内方に向かって伸長状態で配されており、前記背側レッグ弾性部材は、前記外装体における前記背側領域側から一方の前記レッグ開口部に沿って伸長状態で配され且つ前記股下領域の前記中央部にて横方向の内方に向かって伸長状態で配され、更に、該外装体における前記背側領域側から他方の前記レッグ開口部に沿って伸長状態で配され且つ該股下領域の該中央部にて横方向の内方に向かって伸長状態で配されており、前記腹側レッグ弾性部材と前記背側レッグ弾性部材とは、前記股下領域の前記中央部において、前記使い捨ておむつを縦方向に二分する横方向に延びる横中心線から前記腹側領域側で交差しており、交差している部分から横方向の内方で接着剤により前記外装体に固定されており、前記股下領域の前記中央部において、前記背側レッグ弾性部材と前記吸収体の縦方向に沿う両側縁それぞれとのなす角が、30度以上90度以下である、パンツ型使い捨ておむつを提供するものである。 The present invention has a longitudinal direction corresponding to the wearer's front-rear direction and a lateral direction orthogonal thereto, and is provided with a ventral region disposed on the wearer's ventral side, a crotch region disposed on the crotch region, and a spine. An exterior body over the back region disposed on the side, and an absorbent main body having an absorbent body fixed to the skin-facing surface side of the exterior body, and both side edges of the exterior body in the ventral region A pair of legged disposable diapers in which a pair of side seal parts, a waist opening part, and a pair of leg opening parts are formed by joining both side edges of the exterior body in the back region. A pair of leg gathers is formed by a ventral leg elastic member and a dorsal leg elastic member arranged along the opening peripheral edge of each opening, and the ventral side in the expanded and extended state of the pant-type disposable diaper Leg elastic member It is arranged in an extended state along the one leg opening from the ventral region side of the outer packaging body, and is arranged in an extended state inward in the lateral direction at the longitudinal center of the crotch region, Furthermore, it is arranged in an extended state from the ventral region side of the exterior body along the other leg opening, and in an extended state inward in the lateral direction at the central portion of the crotch region. The dorsal leg elastic member is arranged in an extended state along one leg opening from the dorsal region side of the exterior body and inward in the lateral direction at the central portion of the crotch region. Furthermore, it is arranged in an extended state from the dorsal region side of the exterior body along the other leg opening, and inward in the lateral direction at the central portion of the crotch region. It is arranged in an extended state toward the ventral side The leg elastic member and the dorsal leg elastic member intersect at the ventral region side from a lateral center line extending in a lateral direction that bisects the disposable diaper in the central portion of the crotch region. , Both sides of the back leg elastic member and the absorbent body along the longitudinal direction at the center portion of the crotch region, which are fixed to the exterior body by an adhesive inward in the lateral direction from the intersecting portion The present invention provides a pants-type disposable diaper in which the angle between each edge is 30 degrees or more and 90 degrees or less.
本発明のパンツ型使い捨ておむつによれば、股下領域に配された吸収体上に皺を発生し難くすると共に、良好なフィット性を維持することができる。 According to the pants-type disposable diaper of the present invention, it is difficult to generate wrinkles on the absorbent body arranged in the crotch region, and good fit can be maintained.
以下、本発明のパンツ型使い捨ておむつを、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態であるパンツ型使い捨ておむつ1(以下、おむつ1ともいう)は、図1及び図2に示すように、着用者の前後方向に相当する縦方向Xとこれに直交する横方向Yとを有し、該着用者の腹側に配される腹側領域A、股間部に配される股下領域C及び背側に配される背側領域Bに亘る外装体10と、該外装体10の肌対向面側に固定された吸収体4を有する吸収性本体5とを備えている。またおむつ1には、腹側領域Aにおける外装体10の両側縁部AS,ASと背側領域Bにおける外装体10の両側縁部BS,BSとが接合されて、一対のサイドシール部S,S、ウエスト開口部7及び一対のレッグ開口部8,8が形成されている。
Hereinafter, the underpants type disposable diaper of this invention is demonstrated, referring drawings based on the preferable embodiment.
As shown in FIGS. 1 and 2, a pants-type disposable diaper 1 (hereinafter also referred to as diaper 1) that is an embodiment of the present invention is a vertical direction X corresponding to the wearer's front-rear direction and a horizontal direction orthogonal thereto. An
おむつ1の縦方向(図2中X方向)は、図1及び図2に示すように、腹側領域Aから股下領域Cを経て背側領域Bに亘る方向又はその逆方向であり、おむつ1の横方向(図2中Y方向)は、一方のサイドシール部Sから他方のサイドシール部Sに亘る方向又はその逆方向である。またおむつ1の腹側領域A及び背側領域Bは、図1及び図2に示すように、該おむつ1の横方向(図2中Y方向)の両端に一対のサイドシール部S,Sを有する部分であり、股下領域Cは、おむつ1の展開且つ伸長状態において、腹側領域Aと背側領域Bとの間に位置する部分である。更に本明細書において「おむつ1の展開且つ伸長状態」とは、おむつ1をサイドシール部Sで切り離して展開状態とし、その展開状態のおむつ1を各部の弾性部材を伸長させて設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に拡げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。
The longitudinal direction (X direction in FIG. 2) of the
外装体10は、おむつ1では、図1及び図2に示すように、おむつ1の最外表面となる外層シート11と、外層シート11の内面側に配されている内層シート12と、これら両シート間11,12に伸長状態で固定された弾性部材とを備えている。外装体10は、吸収性本体5の外方全域に亘って延出しており、縦方向Xに沿う両側縁に、縦方向Xの中央部において横方向Yの内方に括れた括れ部10d,10dを有している。これら括れ部10d,10dは、外装体10の腹側領域Aの両側縁部AS,ASと背側領域Bの両側縁部BS,BSとを互いに重ね合わせて接合した際に、一対のレッグ開口部8,8となる部分である。弾性部材は、伸長状態で外装体10に固定されることでギャザーを形成する。尚、外装体10の備える弾性部材については後に詳述する。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
吸収性本体5は、おむつ1では、図2に示すように、液透過性の表面シート2と、液不透過性又は撥水性の裏面シート3と、これらの間に配された縦長の吸収体4とを備えている。吸収体4は、縦方向Xに長い吸収性コア40をコアラップシート45で被覆して構成されている。
As shown in FIG. 2, the absorbent
吸収性コア40は、おむつ1では、図2に示すおむつ1の展開且つ伸長状態において、股下領域Cにおける横方向Yの中央部に縦方向Xに延在する高坪量部41と、該高坪量部41の縦方向Xに沿う両側の外方に配され該高坪量部41よりも低坪量の一対の低坪量部42,42とを有している。また吸収性コア40は、図4に示すように、上部吸収層411と、上部吸収層411よりも縦方向X及び横方向Yの長さが長い下部吸収層412とを有する2層構造に形成されている。吸収性コア40では、下部吸収層412の肌対向面上に上部吸収層411が積層されて下部吸収層412及び上部吸収層411が重なる部分が高坪量部41であり、下部吸収層412の肌対向面上に上部吸収層411が積層されておらず下部吸収層412のみの部分が低坪量部42となっている。
In the
上部吸収層411は、おむつ1では、図2に示すおむつ1の展開且つ伸長状態において、おむつ1の股下領域Cから腹側領域Aに亘って配されており、背側領域Bには配されていない。上部吸収層411は、股下領域Cの縦方向Xの中央部付近から腹側領域Aに向かって幅が増大(漸増)しており、股下領域Cよりも腹側領域A側の方が幅広の平面視略T字状に形成されている。上部吸収層411の腹側領域A側の先端部は、腹側領域Aにおける後述する胴回り部Dまで延出している。下部吸収層412は、腹側領域Aから股下領域Cを通って背側領域Bに亘って配されており、縦方向Xに長い矩形状に形成されている。下部吸収層412は、縦方向Xの両端部それぞれが腹側領域A及び背側領域Bそれぞれの後述する胴回り部D間に亘っている。
In the
下部吸収層412は、おむつ1では、図2に示すおむつ1の展開且つ伸長状態において、該下部吸収層412を貫通する側部非積繊部44を有している。側部非積繊部44は、下部吸収層412の横方向Yにおける両側部それぞれに形成されている。言い換えれば、側部非積繊部44は、下部吸収層412の縦方向Xに沿う両側部それぞれに形成されている。即ち、おむつ1では、下部吸収層412に一対の側部非積繊部が形成されている。一対の側部非積繊部44,44は、下部吸収層412の肌対向面上に上部吸収層411が積層されておらず下部吸収層412のみの部分に形成されている。詳述すると、一対の側部非積繊部44,44は、上部吸収層411の縦方向Xに沿う両側縁に沿って該両側縁から横方向の外方の下部吸収層412に縦方向Xに延びて形成されている。下部吸収層412に一対の側部非積繊部44,44を設けることで、横方向Yの外方から内方に向かって股下領域Cに応力が発生した場合に、下部吸収層412の縦方向Xに沿う両側部の屈曲性を高めることができる。
In the
また一対の側部非積繊部44,44は、図2に示すおむつ1の展開且つ伸長状態において、腹側領域A側の一対のサイドシール部S,Sの股下領域C側の内方端Sa,Saどうしを結んだ仮想腹側内方線Yaと、背側領域B側の一対のサイドシール部S,Sの股下領域C側の内方端Sb,Sbどうしを結んだ仮想背側内方線Ybとの間で縦方向Xに延びて配されている。一対の側部非積繊部44,44は、おむつ1を横方向Yに二分する縦方向Xに延びる縦中心線Xcに対して線対称に配されており、おむつ1の展開且つ伸長状態において、おむつ1の縦方向Xの略中央部に後述する横中心線Ycに跨って設けられることが好ましい。
Moreover, a pair of side part
尚、吸収性コア40の横方向Yの屈曲性を高める観点から、一対の側部非積繊部44,44は、おむつ1では、図4に示すように、吸収性コア40を厚さ方向に貫通しており、吸収性コア40を形成する材料(コア形成材料)が存在しない部分としたが、例えば、低坪量部42より少ない量のコア形成材料が20g/m2程度に若干存在している場合も、同様な効果を奏しうることから非積繊部に含めることができる。但し、該側部非積繊部に存するコア形成材料の坪量は50g/m2以下であることが好ましい。
In addition, from a viewpoint of improving the flexibility of the
吸収性コア40は、おむつ1では、図4に示すように、上部吸収層411及び下部吸収層412の全体がコアラップシート45で被覆されている。コアラップシート45としては、各種公知のものを用いることができ、例えばティッシュペーパのような薄紙や透水性の不織布等が好ましく用いられる。吸収性コア40は、上部吸収層411と下部吸収層412とを、それぞれ別々にコアラップシート45で被覆した後、両者を積層したものであっても良い。この場合、上部吸収層411を被覆するコアラップシート45と下部吸収層412を被覆するコアラップシート45との間は接着しても接着しなくても良い。
In the
吸収性本体5の両側には、おむつ1では、図2に示すおむつ1の展開且つ伸長状態において、一対の防漏カフ55,55が形成されている。各防漏カフ55は、吸収性本体5に接合された防漏カフ形成用シート56、該防漏カフ形成用シート56の自由端近傍に伸長状態で固定された防漏カフ形成用の弾性部材57、及び各防漏カフ55の固定端と自由端との間に伸長状態で固定された防漏カフ中間弾性部材58を備えている。図4に示す例では、防漏カフ形成用シート56として、所定幅の帯状の撥水性シートの1枚を、その長手方向に沿って二つ折りして、相対向する層間をホットメルト型接着剤又は部分的な熱シール若しくは超音波シール等で接合した2層構造のシートを用いている。前述した弾性部材57及び防漏カフ中間弾性部材58は、この2層構造シートの層間に伸長状態で固定されている。
On both sides of the absorbent
吸収体4を覆う表面シート2は、図4に示すように、吸収体4の縦方向Xに沿う両側部にて外装体10側(非肌対向面側)に巻き下げられており、巻き下げられた部分で吸収体4の縦方向Xに沿う両側部を被覆している。吸収体4の縦方向Xに沿う両側部を巻き下げて被覆することで、吸収体4の該両側部の肌対向面側への良好な起立性が得られる。尚、起立性とは、起立し易さを意味する。表面シート2は、おむつ1では、吸収体4の両側部にて巻き下げられた縦方向Xに沿う両側端部21,21が吸収体4の非肌対向面側において、裏面シート3及び防漏カフ形成用シート56にヒートシール、接着材等の接合手段により接合され固定されている。
As shown in FIG. 4, the
吸収性本体5を固定する外装体10は、上述したように、図2に示すおむつ1の展開且つ伸長状態において、腹側領域A、股下領域C及び背側領域Bに亘っている。外装体10は、外層シート11、内層シート12及び各領域でギャザーを形成する1本又は複数本(本実施形態では複数本)の弾性部材を有している。以下、外装体10が有する弾性部材について説明する。
As described above, the
外装体10は、おむつ1では、図1に示すように、ウエスト開口部7に沿って配された1本又は複数本(本実施形態では複数本)のウエスト弾性部材71を備えており、該ウエスト弾性部材71によりウエストギャザー70が形成されている。ウエスト弾性部材71は、図2に示すおむつ1の展開且つ伸長状態において、腹側領域A及び背側領域Bそれぞれの一方のサイドシール部Sから他方のサイドシール部Sに亘って横方向Yに伸長状態で外装体10に固定されている。そして、腹側領域A及び背側領域Bそれぞれの一方のサイドシール部Sと他方のサイドシール部Sとを接合することで、図1に示すように、ウエスト開口部7の全周に亘って実質的に連続した環状のウエストギャザー70が形成されている。ウエスト弾性部材71は、糸状又は帯状であり、外装体10を構成する外層シート11と内層シート12との間に伸長状態でホットメルト型接着剤等の任意の接合手段により固定されている。またウエスト弾性部材71は、おむつ1では、縦方向Xに等間隔を空けて配されている。
As shown in FIG. 1, the
また外装体10は、おむつ1では、図2に示すおむつ1の展開且つ伸長状態において、腹側領域Aのウエストギャザー70の股下領域C側の下端と仮想腹側内方線Yaとの間、及び背側領域Bのウエストギャザー70の股下領域C側の下端と仮想背側内方線Ybとの間それぞれの胴回り部Dに配された1本又は複数本(本実施形態では複数本)の胴回り弾性部材91を備えており、該胴回り弾性部材91により、胴回りギャザー90が形成されている。胴回り弾性部材91は、腹側領域A及び背側領域Bそれぞれの胴回り部Dにおいて横方向Yに伸長状態で外装体10に固定されている。また胴回り弾性部材91は、吸収性本体5と重なる外装体10の部分において個々複数に分断されており、収縮力を発現しない状態になっている。その為、外装体10には、腹側領域A及び背側領域Bそれぞれの胴回り部Dにおける吸収性本体5と重なる部分においては胴回りギャザー90が形成されない。これにより、胴回りギャザー90は、図1に示すように、吸収性本体5と重なる外装体10の部分において横方向Yに複数に分割された状態となっている。胴回り弾性部材91は、糸状又は帯状であり、外装体10を構成する外層シート11と内層シート12との間に伸長状態でホットメルト型接着剤等の任意の接合手段により固定されている。また胴回り弾性部材91は、おむつ1では、縦方向Xに等間隔を空けて配されている。
In the
また外装体10は、おむつ1では、図1に示すように、一対のレッグ開口部8,8それぞれの開口周縁部に沿って配された1本又は複数本(本実施形態では3本)の腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bを備えており、外装体10の一対のレッグ開口部8,8それぞれの開口周縁部には、該腹側レッグ弾性部材81a及び該背側レッグ弾性部材81bにより一対のレッグギャザー80,80が形成されている。
Further, in the
腹側レッグ弾性部材81aは、おむつ1では、図2に示すおむつ1の展開且つ伸長状態において、外装体10における腹側領域A側から一方のレッグ開口部8に沿って伸長状態で配され且つ股下領域Cの縦方向Xの中央部にて横方向Yの内方に向かって伸長状態で配され、更に、該外装体10における腹側領域A側から他方のレッグ開口部8に沿って伸長状態で配され且つ該股下領域Cの該中央部にて横方向Yの内方に向かって伸長状態で配されている。
腹側レッグ弾性部材81aの横方向Yの内方に向かって伸長状態で配されている部分は、股下領域Cにおける縦方向Xの中央部において、横中心線Ycと仮想腹側内方線Yaとの間で横中心線Yc寄りを通って横方向Yの内方に延びて吸収性本体5と重なるように配されている。
In the
The portion of the ventral leg
背側レッグ弾性部材81bは、おむつ1では、図2に示すおむつ1の展開且つ伸長状態において、外装体10における背側領域B側から一方のレッグ開口部8に沿って伸長状態で配され且つ股下領域Cの中央部にて横方向Yの内方に向かって伸長状態で配され、更に、該外装体10における背側領域B側から他方のレッグ開口部8に沿って伸長状態で配され且つ該股下領域Cの該中央部にて横方向Yの内方に向かって伸長状態で配されている。
背側レッグ弾性部材81bの横方向Yの内方に向かって伸長状態で配されている部分は、股下領域Cにおける縦方向Xの中央部において、横中心線Ycと仮想腹側内方線Yaとの間で横中心線Yc寄りを通って横方向Yの内方に延びて吸収性本体5と重なっている。
In the
The portion of the back leg
腹側レッグ弾性部材81aと背側レッグ弾性部材81bとは、おむつ1では、図2に示すおむつ1の展開且つ伸長状態において、股下領域Cの中央部において、おむつ1を縦方向Xに二分する横方向Yに延びる横中心線Ycよりも腹側領域A側で交差しており、交差している部分を含んで、該交差している部分から横方向Yの内方で接着剤により外装体10に固定されている。
In the
腹側レッグ弾性部材81aについて詳述すると、該腹側レッグ弾性部材81aは、おむつ1では、図2に示すおむつ1の展開且つ伸長状態において、腹側領域Aの一方の側縁部ASでホットメルト型接着剤により外装体10に固定されている。そして、該一方の側縁部ASから一方のレッグ開口部8の開口周縁部に沿って伸長状態で配され、股下領域Cの縦方向Xの中央部においてホットメルト型接着剤により外装体10に固定されている。同様に、腹側レッグ弾性部材81aは、腹側領域Aの他方の側縁部ASでホットメルト型接着剤により外装体10に接合されている。そして、該他方の側縁部ASから他方のレッグ開口部8の開口周縁部に沿って伸長状態で配され、股下領域Cの縦方向Xの中央部においてホットメルト型接着剤により外装体10に固定されている。腹側レッグ弾性部材81aは、フィット性能の観点から、腹側領域Aの両側縁部AS,AS及び股下領域Cの縦方向Xの中央部においてホットメルト型接着剤により外装体10に固定され、縦方向Xへの収縮力をより低減させ横方向Yに延びる皺が発生するのを防ぐためにレッグ開口部8,8の開口周縁部においては未接着で外装体10に固定されていない状態となっていることが好ましい。
The ventral leg
背側レッグ弾性部材81bについて詳述すると、該背側レッグ弾性部材81bは、おむつ1では、図2に示すおむつ1の展開且つ伸長状態において、背側領域Bの一方の側縁部BSでホットメルト型接着剤により外装体10に固定されている。そして、該一方の側縁部BSから一方のレッグ開口部8の開口周縁部に沿って伸長状態で配され、股下領域Cの縦方向Xの中央部においてホットメルト型接着剤により外装体10に固定されている。同様に、背側レッグ弾性部材81bは、背側領域Bの他方の側縁部BSでホットメルト型接着剤により外装体10に接合されている。そして、該他方の側縁部BSから他方のレッグ開口部8の開口周縁部に沿って伸長状態で配され、股下領域Cの縦方向Xの中央部においてホットメルト型接着剤により外装体10に固定されている。背側レッグ弾性部材81bは、フィット性能の観点から、背側領域Bの両側縁部BS,BS及び股下領域Cの縦方向Xの中央部においてホットメルト型接着剤により外装体10に固定され、縦方向Xへの収縮力をより低減させ横方向Yに延びる皺が発生するのを防ぐためにレッグ開口部8,8の開口周縁部においては未接着で外装体10に固定されていない状態となっていることが好ましい。
The back leg
また、腹側レッグ弾性部材81aと背側レッグ弾性部材81bとは、図2に示すように、上述したように股下領域Cの中央部において横中心線Ycよりも腹側領域A側で交差し、互いに重なった状態で横方向Yの内方に向かって伸長状態で配されている。
例えば、本実施形態のように腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bそれぞれが3本の場合、最も内側に位置する腹側レッグ弾性部材81aと最も外側に位置する背側レッグ弾性部材81bとが交差して重なり、最も外側に位置する腹側レッグ弾性部材81aと最も内側に位置する背側レッグ弾性部材81bとが交差して重なる。そして、中間に位置する腹側レッグ弾性部材81aと背側レッグ弾性部材81bとが交差して重なるように配されている。このようにおむつ1では、股下領域Cの中央部において、3本の腹側及び背側レッグ弾性部材81a,81bが縦方向Xに間隔を空けて並置された状態で、横方向Yの内方に向かって配されている。
そして、腹側レッグ弾性部材81aと背側レッグ弾性部材81bとは、それぞれが交差している部分を含んで、該交差している部分から横方向Yの内方でホットメルト型接着剤により外装体10に固定されている。おむつ1では、腹側レッグ弾性部材81aと背側レッグ弾性部材81bとは、吸収体4と重なる外装体10の部分で交差しており、該部分で外装体10に固定されている。
Further, as shown in FIG. 2, the abdominal leg
For example, when there are three ventral leg
The abdominal leg
また、腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bの本数としては、フィット性能の観点から、好ましくは1本以上、更に好ましくは2本以上、縦方向Xへの収縮力をより低減させ横方向に延びる皺が発生するのを防ぐ観点から好ましくは5本以下、更に好ましくは3本以下であり、好ましくは1本以上5本以下、より好ましくは2本以上3本以下である。
The number of ventral leg
腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bが複数本の場合、複数の該腹側レッグ弾性部材81a及び該背側レッグ弾性部材81bは、応力を分散させず吸収体を支えるために、背側領域Bの両側縁部BS,BS及び腹側領域Aの両側縁部AS,ASで外装体10に固定される際の縦方向Xの間隔よりも、縦方向Xの中央部で外装体10に固定される際の縦方向Xの間隔の方が狭いことが好ましい。この場合縦方向Xの中央部では、複数の該腹側レッグ弾性部材81aどうし及び複数の該背側レッグ弾性部材81bどうしの縦方向Xの間隔がないことが好ましい。
When there are a plurality of ventral leg
腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bが複数本の場合、複数の該腹側レッグ弾性部材81a及び該背側レッグ弾性部材81bは、背側領域Bの両側縁部BS,BS及び腹側領域Aの両側縁部AS,ASと縦方向Xの中央部とのそれぞれで縦方向Xの間隔が等しくなるように外装体10に固定されることが好ましい。
When there are a plurality of ventral leg
更におむつ1では、股下領域Cの中央部において、背側レッグ弾性部材81bと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角αが、30度以上90度以下である。角度αについて詳述すると、股下領域Cの中央部において、おむつ1では、図3(a)に示すように、背側レッグ弾性部材81bと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角度αは30度以上であり、好ましくは50度以上、より好ましくは60度以上である。また該角度αは90度以下である。具体的に該角度αは30度以上90度以下であり、好ましくは50度以上90度以下、より好ましくは60度以上90度以下である。尚、背側レッグ弾性部材81bと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角度αは、鈍角ではなく鋭角の方の角度を意味する。
Furthermore, in the
背側レッグ弾性部材81bと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角αは、例えば、背側レッグ弾性部材81bを複数有する場合は、少なくとも1本の背側レッグ弾性部材81bと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角αが上記範囲内にあればよく、複数の背側レッグ弾性部材81bのそれぞれが全て吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角αが上記範囲内にあることが好ましい。
The angle α formed between the back leg
股下領域Cの中央部において、背側レッグ弾性部材81bと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角αを30度以上90度以下とすることで、背側レッグ弾性部材81bによる吸収体4の縦方向Xに沿う方向に作用する収縮力が低減され、吸収体4の横方向Yに皴が発生することが抑制される。
例えば、背側レッグ弾性部材81bと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角をαとすると、吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46が背側レッグ弾性部材81bの収縮力により縦方向Xに作用する応力はcosαで表せる。cosαの値は、角度αが90度に近づくほど小さくなるので、背側レッグ弾性部材81bと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角αを30度以上90度以下とすることで、股下領域Cに配された吸収体4上に皺を発生し難くすると共に、一対のレッグ開口部8,8における良好なフィット性を維持することができる。
In the center of the crotch region C, the angle α formed by the back leg
For example, if the angle formed between the back leg
また、おむつ1では、図2に示すおむつの展開且つ伸長状態において、外装体10の股下領域Cは、腹側レッグ弾性部材81aと背側レッグ弾性部材81bとが交差している部分どうしの間に、該腹側レッグ弾性部材81a及び該背側レッグ弾性部材81bが収縮力を発現する状態で配されていない部分を有している。
おむつ1では、腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bは、股下領域Cにおける縦方向Xの中央部の吸収性本体5と重なる部分においては、一対の側部非積繊部44,44から横方向Yの外方では伸長状態で外装体10に固着されている。そして、腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bは、該一対の側部非積繊部44,44どうしの間では収縮力が発現する状態では配されていない。
腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bの収縮力を発現させないようにするには、例えば、腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bを熱により硬化させることもできるが、おむつ1では、腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bを個々複数個に分断することで収縮力を発現しないようにしている。即ち、腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bは、おむつ1では、一対の側部非積繊部44,44どうしの間で分断され、横方向Yに分割された状態となっている。
腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bを一対の側部非積繊部44,44から横方向Yの外方では伸長状態で外装体10に固着させ、一対の側部非積繊部44,44どうしの間では収縮力が発現する状態で配さないことで、吸収性コア40(下部吸収層412)の縦方向Xに沿った両側部の良好な起立性が得られる。
In the
In the
In order not to express the contraction force of the ventral leg
The abdominal leg
またおむつ1では、股下領域Cの中央部において、腹側レッグ弾性部材81aと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角βが、40度以上90度以下である。角度βについて詳述すると、股下領域Cの中央部において、おむつ1では、図3(b)に示すように、腹側レッグ弾性部材81aと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角度βは40度以上であることが好ましく、より好ましくは50度以上、さらに好ましくは60度以上である。また該角度βは90度以下であることが好ましい。具体的に該角度βは40度以上90度以下であることが好ましく、より好ましくは50度以上90度以下、さらに好ましくは60度以上90度以下である。尚、腹側レッグ弾性部材81aと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角度βは、鈍角ではなく鋭角の方の角度を意味する。
Moreover, in the
腹側レッグ弾性部材81aと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角度βとしては、例えば、腹側レッグ弾性部材81aを複数有する場合は、少なくとも1本の腹側レッグ弾性部材81aと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角βが上記範囲内にあればよく、複数の腹側レッグ弾性部材81aのそれぞれが全て吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角βが上記範囲内にあることが好ましい。
The angle β formed between the ventral leg
股下領域Cの中央部において、腹側レッグ弾性部材81aと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角βを40度以上90度以下とすることで、腹側レッグ弾性部材81aによる吸収体4の縦方向Xに沿う方向に作用する収縮力が低減され、吸収体4の横方向Yに皴が発生することが抑制される。
例えば、腹側レッグ弾性部材81aと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角をβとすると、吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46が腹側レッグ弾性部材81aの収縮力により縦方向Xに作用する応力はcosβで表せる。cosβの値は、角度βが90度に近づくほど小さくなるので、腹側レッグ弾性部材81aと吸収体4の縦方向Xに沿う両側縁46,46それぞれとのなす角βを40度以上90度以下とすることで、股下領域Cに配された吸収体4上に皺を発生し難くすると共に、一対のレッグ開口部8,8における良好なフィット性を維持することができる。
In the center of the crotch region C, the angle β formed between the ventral leg
For example, if the angle formed between the ventral leg
またおむつ1では、腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bは、その太さが310dtex以上620dtex以下である。腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bは、おむつ1では、その太さが dtexである。腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bの太さとしては、フィット性能の観点から好ましくは310dtex以上、より好ましくは470dtex以上、縦方向Xへの収縮力をより低減させ横方向に延びる皺が発生するのを防ぐ観点から好ましくは620dtex以下、好ましくは310dtex以上620dtex以下、より好ましくは470dtex以上620dtex以下である。腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bの太さを310dtex以上620dtex以下とすることで、フィット性能と皺低減効果の両立が可能となる。
Moreover, in the
またおむつ1では、図2に示すおむつ1の展開且つ伸長状態において、腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bは、交差している部分から横方向Yの内方に、下部吸収層412の各側部非積繊部44と重なる位置まで延出している。腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bは、各側部非積繊部44の横方向Yの全域に亘って各側部非積繊部44と重なる外装体10の部分に配されることが好ましいが、各側部非積繊部44の横方向Yの一部に重なる外装体10の部分に配されていればよい。例えば、各側部非積繊部44の横方向Yの長さの半分以上が各側部非積繊部44と重なる外装体10の部分に配されていればよい。
腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bが股下領域Cの中央部において、各側部非積繊部44と重なる部分まで横方向Yに配されることで、一対の側部非積繊部44,44を折り曲げ起点として低坪量部42,42が起立することで、良好な横漏れ防止性が得られると共にフィット性が向上する。
例えば、腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bを複数有する場合は、少なくとも1本の腹側レッグ弾性部材81a又は背側レッグ弾性部材81bと各側部非積繊部44と重なる外装体10の部分に配されていればよく、複数の腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bのそれぞれが全て各側部非積繊部44と重なる外装体10の部分に配されていることが好ましい。
Moreover, in the
The ventral leg
For example, in the case of having a plurality of ventral leg
次に、おむつ1の形成材料について説明する。
おむつ1の各部の形成材料としては、従来のパンツ型使い捨ておむつの当該部分に用いられる各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては、親水性且つ液透過性の不織布、樹脂フィルムに開孔を形成したもの等を用いることができ、裏面シート3としては、透湿性又は非透湿性の樹脂フィルムや該樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。
Next, the material for forming the
As a material for forming each part of the
吸収性コア40を構成する繊維集合体を構成する繊維としては、例えば、パルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維、酢酸セルロース等の親水性繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル、ポリアミド等の縮合系繊維等を用いることできる。繊維集合体は、空気流に載せて供給した繊維材料を、所定形状の凹部内に吸引して堆積させる積繊工程を経て得られるものが好ましい。繊維材料とともに機能性材料を混合積繊したものであっても良い。機能性材料の保持形態は、2枚の繊維集合体間に挟んで保持する形態や、混合積繊して繊維間に保持させた状態等が挙げられる。繊維及び吸水性ポリマー等の機能性材料は、それぞれ、一種又は二種以上を組み合わせて用いることができる。吸水性ポリマーとしては、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体、(でんぷん−アクリル酸)グラフト共重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアスパラギン酸等からなる粒子等が挙げられる。
Examples of the fibers constituting the fiber aggregate constituting the
防漏カフ形成用シート56としては、スパンボンド・メルトブローン・スパンボンド等からなる多層構造の複合不織布、スパンボンド不織布、ヒートボンド不織布、エアスルー不織布等を用いることができる。
As the leak-proof
ウエスト弾性部材71、胴回り弾性部材91、腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81b等の弾性部材としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、弾性部材71,91,81a,81bの形態としては、糸状のもの(糸ゴム等)、所定幅の帯状のもの(平ゴム等)等が好ましく、特に糸状のものが好ましい。また弾性部材71,91,81a,81bの素材としては、天然ゴム、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ウレタン等を挙げることができる。弾性部材71,91,81a,81bの伸張倍率としては、肌に弾性体跡などのトラブルを起こさないことと、脚周りに隙間を生じさせないことを両立するという観点から、160%〜250%であることが好ましく、200%〜240%であることがさらに好ましい。ここでいう伸張倍率とは、未伸張時の長さをA(mm)、伸張時の長さをB(mm)とした際、次式から求められる値である。
伸張倍率(%)=(B/A)×100
The elastic members such as the waist
Stretch magnification (%) = (B / A) × 100
胴回り弾性部材91,腹側レッグ弾性部材81a及び背側レッグ弾性部材81bの収縮力を発現しないように個々を分断するためのカットには、各種公知の切断手段を用いることができる。例えばピンチカッター、ロータリーダイカッター、ヒートシールカッター、超音波カッター、ウォータージェットカッター等を用いることができる。
Various known cutting means can be used for the cut for dividing the waist
外装体10を構成する外層シート11及び内層シート12としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、外層シート11及び内層シート12としては、撥水性の不織布等を用いることができる。
As the
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されない。 As mentioned above, although this invention was demonstrated based on the preferable embodiment, this invention is not limited to the above-mentioned embodiment.
例えば、本実施形態では、より一層の横方向Yの屈曲性を高める観点から、図2に示すように、おむつ1の吸収性コア40に中央非積繊部43及び一対の側部非積繊部44,44を設けたが、本発明のパンツ型使い捨ておむつは、吸収性コア40に一対の側部非積繊部44,44を設けるのみでも吸収性コア40の横方向Yの屈曲性を高めることができる。
For example, in the present embodiment, from the viewpoint of further improving the flexibility in the lateral direction Y, as shown in FIG. 2, the
また、本実施形態では、図1に示すように、腹側領域A、股下領域C及び背側領域Bに亘る外装体10を有するおむつ1を用いて説明したが、本発明では、外装体が着用者の背側に配される背側シート部材と腹側に配される腹側シート部材とに分割されており、背側シート部材と腹側シート部材とが一対のサイドシール部で接合されて筒状をなしているとともに、吸収性本体が、背側シート部材と腹側シート部材との間に架け渡して固定されている外包材分割タイプのパンツ型使い捨ておむつであっても良い。
Moreover, in this embodiment, as shown in FIG. 1, although demonstrated using the
また、本実施形態では、図4に示すように、下部吸収層412の肌対向面上に上部吸収層411が積層された2層構造となる部分を高坪量部41としたが、本発明では、高坪量部は単層構造の吸収性コアの一部に設けた肉厚部分であっても良い。また本実施形態では、縦方向Xに沿って厚さ方向に貫通した連続線状の中央非積繊部及び一対の側部非積繊部を用いたが、本発明では、連続線状のものに代えて、部分的に不連続な部分を有する中央非積繊部及び一対の側部非積繊部を用いても良い。
Moreover, in this embodiment, as shown in FIG. 4, although the part used as the 2 layer structure where the
1 パンツ型使い捨ておむつ
4 吸収体
40 吸収性コア
41 高坪量部
42 低坪量部
411 上部吸収層
412 下部吸収層
44 側部非積繊部
5 吸収性本体
7 ウエスト開口部
70ウエストギャザー
8 レッグ開口部
80 レッグギャザー
81a 腹側レッグ弾性部材
81b 背側レッグ弾性部材
10 外装体
A 腹側領域
B 背側領域
C 股下領域
AS 外装体の腹側領域側の両側縁部
BS 外装体の背側領域側の両側縁部
S サイドシール部
Yc 横中心線
DESCRIPTION OF
Claims (6)
前記一対のレッグ開口部それぞれの開口周縁部に沿って配された腹側レッグ弾性部材及び背側レッグ弾性部材により一対のレッグギャザーが形成されており、
前記パンツ型使い捨ておむつの展開且つ伸長状態において、
前記腹側レッグ弾性部材は、前記外装体における前記腹側領域側から一方の前記レッグ開口部に沿って伸長状態で配され且つ前記股下領域の縦方向の中央部にて横方向の内方に向かって伸長状態で配され、更に、該外装体における前記腹側領域側から他方の前記レッグ開口部に沿って伸長状態で配され且つ該股下領域の該中央部にて横方向の内方に向かって伸長状態で配されており、
前記背側レッグ弾性部材は、前記外装体における前記背側領域側から一方の前記レッグ開口部に沿って伸長状態で配され且つ前記股下領域の前記中央部にて横方向の内方に向かって伸長状態で配され、更に、該外装体における前記背側領域側から他方の前記レッグ開口部に沿って伸長状態で配され且つ該股下領域の該中央部にて横方向の内方に向かって伸長状態で配されており、
前記腹側レッグ弾性部材と前記背側レッグ弾性部材とは、前記股下領域の前記中央部において、前記パンツ型使い捨ておむつを縦方向に二分する横方向に延びる横中心線よりも前記腹側領域側で交差しており、交差している部分から横方向の内方で接着剤により前記外装体に固定されており、
前記股下領域の前記中央部において、前記背側レッグ弾性部材と前記吸収体の縦方向に沿う両側縁それぞれとのなす角が、30度以上90度以下である、パンツ型使い捨ておむつ。 It has a longitudinal direction corresponding to the wearer's front-rear direction and a transverse direction perpendicular to the wearer's front-rear direction, and is arranged on the abdomen region disposed on the abdomen side of the wearer, the crotch region disposed on the crotch region, and the back side. An outer body covering the dorsal region and an absorbent main body having an absorbent body fixed to the skin-facing surface side of the outer body, both side edges of the outer body and the dorsal region in the ventral region A pants-type disposable diaper in which a pair of side seal parts, a waist opening part and a pair of leg opening parts are formed, joined to both side edges of the exterior body in
A pair of leg gathers is formed by the ventral leg elastic member and the back leg elastic member arranged along the opening peripheral edge of each of the pair of leg openings,
In the expanded and extended state of the pants-type disposable diaper,
The ventral leg elastic member is arranged in an extended state along the one leg opening from the ventral region side of the exterior body, and inward in the lateral direction at the longitudinal center of the crotch region. Furthermore, it is arranged in an extended state from the ventral region side of the exterior body along the other leg opening, and inward in the lateral direction at the central portion of the crotch region. It is arranged in an extended state,
The dorsal leg elastic member is arranged in an extended state along one leg opening from the dorsal region side of the exterior body, and inward in the lateral direction at the central portion of the crotch region. It is arranged in an extended state, and further arranged in an extended state from the dorsal region side of the exterior body along the other leg opening, and inward in the lateral direction at the central portion of the crotch region It is arranged in an extended state,
The ventral leg elastic member and the dorsal leg elastic member are located on the ventral region side of the center part of the crotch region with respect to the lateral center line extending in the lateral direction that bisects the pants-type disposable diaper in the vertical direction. Crossed with, and fixed to the exterior body by an adhesive inward in the lateral direction from the intersecting part,
An underpants-type disposable diaper in which an angle formed by the back leg elastic member and both side edges along the longitudinal direction of the absorber is 30 degrees or more and 90 degrees or less in the central portion of the crotch region.
前記外装体の前記股下領域は、前記腹側レッグ弾性部材と前記背側レッグ弾性部材とが交差している部分どうしの間に、該腹側レッグ弾性部材及び該背側レッグ弾性部材が収縮力を発現する状態では配されていない部分を有する、請求項1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。 In the expanded and extended state of the pants-type disposable diaper,
The crotch region of the exterior body includes a contraction force between the ventral leg elastic member and the dorsal leg elastic member between portions where the ventral leg elastic member and the dorsal leg elastic member intersect. The underpants type disposable diaper of Claim 1 which has the part which is not arranged in the state which expresses.
前記腹側レッグ弾性部材と前記吸収体の縦方向に沿う両側縁それぞれとのなす角度が、40度以上90度以下である、請求項1又は2に記載のパンツ型使い捨ておむつ。 In the expanded and extended state of the pants-type disposable diaper,
The underpants-type disposable diaper according to claim 1 or 2, wherein an angle formed between the ventral leg elastic member and both side edges along the longitudinal direction of the absorber is 40 degrees or more and 90 degrees or less.
前記下部吸収層は、該下部吸収層を貫通する側部非積繊部を有し、
前記側部非積繊部は、前記下部吸収層の横方向における両側部それぞれに形成されている、請求項1〜4の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。 The absorber is formed in a two-layer structure having an upper absorbent layer and a lower absorbent layer that is laterally longer than the upper absorbent layer,
The lower absorbent layer has a side non-stacking portion that penetrates the lower absorbent layer,
The pants-type disposable diaper according to any one of claims 1 to 4, wherein the side non-stacking portions are formed on both side portions in the lateral direction of the lower absorbent layer.
前記腹側レッグ弾性部材及び前記背側レッグ弾性部材は、前記交差している部分から横方向の内方に、前記下部吸収層の各前記側部非積繊部と重なる位置まで延出している、請求項5に記載のパンツ型使い捨ておむつ。 In the expanded and extended state of the pants-type disposable diaper,
The abdominal leg elastic member and the dorsal leg elastic member extend inward in the lateral direction from the intersecting portion to a position overlapping each side non-stacked portion of the lower absorbent layer. The underpants-type disposable diaper according to claim 5.
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