JP2010264042A - Pants type disposable diaper - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、着用感や防漏性に優れたパンツ型使い捨ておむつに関する。 The present invention relates to a pants-type disposable diaper having excellent wearing feeling and leakproofness.
従来より、ウエスト開口部や一対のレッグ開口部に、左右対称なギャザーを形成させるために複数本の弾性部材が配されたパンツ型使い捨ておむつが知られている。例えば、特許文献1には、レッグ開口部の周縁に沿って左右対称のレッグ弾性領域が形成されており、該レッグ弾性領域は、腹側部から股下部に亘って配された複数本の第1弾性部材と、背側部から股下部に亘って配された複数本の第2弾性部材とを備え、股下部において、複数本の第1及び第2弾性部材が互いに重なっているパンツ型使い捨ておむつが開示されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, a pants-type disposable diaper in which a plurality of elastic members are arranged to form a symmetrical gather in a waist opening or a pair of leg openings is known. For example, in Patent Document 1, a symmetrical leg elastic region is formed along the periphery of the leg opening, and the leg elastic region includes a plurality of first elastic regions arranged from the ventral side to the crotch. A pants-type disposable comprising one elastic member and a plurality of second elastic members arranged from the back side portion to the crotch portion, wherein the plurality of first and second elastic members overlap each other in the crotch portion Diapers are disclosed.
また、特許文献2には、左右対称のレッグギャザーを形成するための弾性部材が、トップシートを構成する2層のシート状材料に取り付けられた状態で、主としてレッグホール周辺のみに存在しており、 弾性部材を必要としない股下区域には、わずかなテール部分が残存するに過ぎないパンツ型使い捨ておむつが開示されている。
Further, in
ところで、パンツ型使い捨ておむつを介護の場面で使用する場合に、左右対称のレッグ弾性領域(レッグギャザー)を有するパンツ型使い捨ておむつでは、一方のレッグ開口部から頻繁に体液漏れを起こす場合がある。例えば、右脚が不自由で右脚の筋肉が衰え右脚の太腿が左脚の太腿に比べ異様に細くなってしまった人が、特許文献1又は特許文献2に記載のパンツ型使い捨ておむつを着用しても、レッグ弾性領域が左右対称であるため、左脚まわりのサイズに合わせてパンツ型使い捨ておむつを選んだ場合には、右脚側のレッグ開口部から体液漏れを起こし易く、右脚まわりのサイズに合わせてパンツ型使い捨ておむつを選んだ場合には、体型及び左脚のサイズが合わず着用でき難い。
By the way, when a pants-type disposable diaper is used in a nursing situation, a pants-type disposable diaper having a symmetric leg elastic region (leg gather) may frequently cause a body fluid leak from one leg opening. For example, a pants-type disposable as described in Patent Document 1 or
現在のところ、前述した使用場面の問題を提起した先行技術文献を本発明者は見出していない。しかし、前述したように、一方のレッグ開口部から頻繁に体液漏れを起こしてしまう人は、数多く存在すると考えられ、そのような人の介護・ライフスタイルに大きな影響を与える潜在性を秘めていると考えられる。 At present, the present inventor has not found any prior art document that raises the problem of the use scene described above. However, as mentioned above, there are many people who frequently leak fluid from one leg opening, and it has the potential to have a significant impact on the care and lifestyle of such people. it is conceivable that.
したがって、本発明の課題は、何らかの原因で一方の脚が他方の脚に比べ異様に細くなった人が、他方の脚回りのサイズに合わせてパンツ型使い捨ておむつを選んでも、一方脚側のレッグ開口部からの体液漏れを起こし難いパンツ型使い捨ておむつを提供することにある。 Therefore, the problem of the present invention is that even if a person whose one leg is unusually thin compared to the other leg for some reason chooses a pants-type disposable diaper according to the size of the other leg, the leg on the one leg side An object of the present invention is to provide a pants-type disposable diaper that hardly causes a body fluid leak from an opening.
本発明は、腹側部の両側部と背側部の両側部とが互いに接合されて、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成され、一対の該レッグ開口部それぞれに沿って配された複数本の第1弾性部材及び複数本の第2弾性部材により形成された一対のレッグギャザーを有し、一対の該レッグギャザーは非対称であるパンツ型の使い捨ておむつであって、前記第1弾性部材は、前記腹側部の一方の前記レッグ開口部から、股下部を通り該腹側部の他方の前記レッグ開口部に亘って伸張状態で配され、前記第2弾性部材は、前記背側部の一方の前記レッグ開口部から、前記股下部を通り該背側部の他方の前記レッグ開口部に亘って伸張状態で配され、前記股下部には、一方の前記レッグ開口部側に前記第1及び第2弾性部材を固着する第1股下接着領域と、他方の前記レッグ開口部側に前記第1及び第2弾性部材を固着する第2股下接着領域とが形成され、該第1股下接着領域と該第2股下接着領域との間には非接着領域が形成されており、前記第1及び第2弾性部材は、前記第1及び第2股下接着領域において固着され、前記非接着領域の中央部においてカットされており、複数本の前記第1及び第2弾性部材は、前記股下部の一方の前記レッグ開口部側においては、少なくとも1本ずつが互いに交差しており、該第1及び第2弾性部材の交差する交差点が、前記第1股下接着領域の前記レッグ開口部側の外方に配されており、前記第2股下接着領域においては、少なくとも1本ずつが互いに重なっているか又は並置しているパンツ型使い捨ておむつを提供するものである。 In the present invention, both sides of the ventral side and both sides of the dorsal side are joined together to form a waist opening and a pair of leg openings, which are arranged along each of the pair of leg openings. A pair of leg gathers formed by a plurality of first elastic members and a plurality of second elastic members, and the pair of leg gathers are asymmetric pant-type disposable diapers, wherein the first elastic members Is arranged in a stretched state from one leg opening of the abdominal side to the other leg opening of the abdominal side through the crotch, and the second elastic member is the back side Extending from one leg opening to the other leg opening on the back side through the crotch, and the crotch has the first opening on the one leg opening. 1st inseam bonding area which fixes 1 and 2nd elastic member And a second crotch adhesive region for fixing the first and second elastic members to the other leg opening side, and a non-between is formed between the first crotch adhesive region and the second crotch adhesive region. An adhesive region is formed, and the first and second elastic members are fixed in the first and second crotch adhesive regions, and are cut at a central portion of the non-adhesive region. And at least one second elastic member intersects each other on one leg opening side of the crotch part, and an intersection of the first and second elastic members intersects with the first crotch part. A pants-type disposable diaper that is arranged outside the leg opening portion side of the adhesive region and at least one of them overlaps or juxtaposes with each other in the second inseam adhesive region. .
本発明のパンツ型使い捨ておむつによれば、何らかの原因で一方の脚が他方の脚に比べ異様に細くなった人が、他方の脚回りのサイズに合わせてパンツ型使い捨ておむつを選んでも、一方脚側のレッグ開口部からの体液漏れを起こし難い。 According to the pants-type disposable diaper of the present invention, even if a person whose leg is unusually thin compared to the other leg for some reason chooses the pants-type disposable diaper according to the size of the other leg, It is difficult for body fluid to leak from the leg opening on the side.
以下、本発明のパンツ型使い捨ておむつの好ましい第1実施形態について、図1〜図4に基づいて説明する。 Hereinafter, a preferred first embodiment of the pants-type disposable diaper of the present invention will be described with reference to FIGS.
第1実施形態のパンツ型使い捨ておむつ1A(以下、「おむつ1A」ともいう。)は、図1〜図2に示すように、腹側部Aの両側部6a,6aと背側部Bの両側部6b,6bとが互いに接合されて、ウエスト開口部D及び一対のレッグ開口部E,Eが形成され、一対のレッグ開口部E,Eそれぞれに沿って配された複数本の第1弾性部材71及び複数本の第2弾性部材72により形成された一対のレッグギャザー70a,70bを有し、一対のレッグギャザー70a,70bは非対称である。
おむつ1Aは、図2〜図4に示すように、おむつ1Aの長手方向に延びる中心線CLに対して左右対称に形成されている。従って以下の説明では、左右対称な部分については、主に、左側について説明する。
The pants-type
As shown in FIGS. 2 to 4, the diaper 1 </ b> A is formed symmetrically with respect to a center line CL extending in the longitudinal direction of the diaper 1 </ b> A. Therefore, in the following description, the left and right symmetrical parts will be mainly described.
おむつ1Aについて、詳述すると、おむつ1Aは、図2に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性(撥水性も含む)の裏面シート3及び両シート2,3間に介在された吸収体4を有する実質的に縦長の吸収性本体5と、該吸収性本体5の裏面シート3側に配され吸収性本体5の外方全域に亘って延出する外層体6とを備えている。吸収性本体5は、外層体6に接合固定されている。おむつ1Aは、図1,図2に示すように、延出した外層体6の腹側部Aの両側縁部6a,6a及び背側部Bの両側縁部6b,6bを互いに重ね合わせて融着し、ウエスト開口部D及び一対のレッグ開口部E,Eを形成している。おむつ1Aは、図1,図2に示すように、装着者の腹側に位置する腹側部A、装着時に装着者の背側に位置する背側部B、及び腹側部Aと背側部Bとの間に配置される股下部Cを有している。
The
おむつ1Aにおいて、吸収体4は、中央部分が括れた砂時計状(図1,図3参照)であり、表面シート2及び裏面シート3は、図2に示すように、それぞれ長方形状であり、表面シート2及び裏面シート3は、吸収体4の長手方向(以下「Y方向」という。Y方向:中心線CLに平行な方向をいう。)の両端縁から延出した部分において互いに接合され、幅方向(以下「X方向」という。X方向:使い捨ておむつ1Aの長手方向に延びる中心線CLに垂直な方向をいう。)の両端縁から延出した部分において互いに接合されている。このように接合することにより、縦長の長方形状の吸収性本体5が形成されている。
In the
外層体6は、図2に示すように、その長手方向(Y方向)に、腹側部A、股下部C及び背側部Bを有している。外層体6は、図2に示すように、吸収性本体5の外方全域に亘って延出しており、その両側縁に、長手方向(Y方向)中央部において内方に括れた括れ部6d,6dを有している。これら括れ部6d,6dは、外層体6の腹側部Aの両側縁部6a,6a及び背側部Bの両側縁部6b,6bを互いに重ね合わせて融着した際に、一対のレッグ開口部E,Eとなる部分である。第1実施形態における外層体6は、図2に示すように、パンツ型吸収性物品の最外表面となる外層シート61及び外層シート61の内面側に配されている内層シート62から形成されている。
As shown in FIG. 2, the
外層体6を構成する外層シート61及び内層シート62の間には、図1,図2に示すように、第1弾性部材71及び第2弾性部材72、ウエスト弾性部材8及び胴廻り弾性部材9が配されて、一対のレッグ弾性領域(レッグギャザー)70a,70b、ウエスト弾性領域(ウエストギャザー)80及び胴回り弾性領域(胴回りギャザー)90が形成されている。ウエスト弾性領域(ウエストギャザー)80は、複数本のウエスト弾性部材8を、図1,図2に示すように、吸収性本体5より長手方向(Y方向)外方であって、外層体6の腹側部Aにおける両側縁部6a,6b及び背側部Bにおける両側縁部6b,6b間に亘ってそれぞれ伸張状態で配することにより形成されている。胴回り弾性領域(胴回りギャザー)90は、複数本の胴廻り弾性部材9を、図1,図2に示すように、ウエスト弾性部材8と外層体6の括れ部6dとの間であって、外層体6の腹側部Aにおける両側縁部6a,6b及び背側部Bにおける両側縁部6b,6b間に亘って伸張状態で配することにより形成されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, a first
おむつ1Aの外層体6を構成する外層シート61及び内層シート62の間には、図2,図3に示すように、腹側部Aの全域において接着剤が塗布された腹側接着領域G3と、背側部Bの全域において接着剤が塗布された背側接着領域G4と、股下部Cにおいて接着剤が塗布された第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2とが形成されている。おむつ1Aの股下部Cには、図3に示すように、一方のレッグ開口部E(括れ部6d)側に複数本の第1弾性部材71及び複数本の第2弾性部材72を固着する第1股下接着領域G1と、他方のレッグ開口部E(括れ部6d)側に複数本の第1弾性部材71及び複数本の第2弾性部材72を固着する第2股下接着領域G2とが形成され、第1股下接着領域G1と第2股下接着領域G2との間には非接着領域Nが形成されており、複数本の第1弾性部材71及び複数本の第2弾性部材72は、第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2において固着され、非接着領域Nの中央部N1においてカットされている。おむつ1Aの股下部Cについて、以下、図2〜図4を参照しながら具体的に説明する。
Between the
複数本の第1弾性部材71は、図2に示すように、腹側部Aの一方(本実施形態においては、図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)から、股下部Cを通り腹側部Aの他方(本実施形態においては、図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)に亘って伸張状態で配され、後述する股下部Cの非接着領域Nの中央部N1でカットされている。詳述すると、複数本の第1弾性部材71は、図2,図3に示すように、腹側部Aの一方(図2の左側)の側縁部6aから腹側部Aの一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)に沿って配され、股下部Cを通り、腹側部Aの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)沿って腹側部Aの他方(図2の右側)の側縁部6aに至るまで伸張状態で配され、股下部Cにおいて、接着剤の塗布されていない後述する非接着領域Nの中央部(中心線CLを含む部位)N1でそれぞれカットされている。
As shown in FIG. 2, the plurality of first
複数本の第2弾性部材72は、図2に示すように、背側部Bの一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)から、股下部Cを通り背側部Bの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)に亘って伸張状態で配され、股下部Cの非接着領域Nの中央部N1でカットされている。詳述すると、複数本の第2弾性部材71は、図2,図3に示すように、第1弾性部材71と同様に、背側部Bの一方(図2の左側)の側縁部6aから背側部Bの一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)に沿って配され、股下部Cを通り、背側部Bの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)沿って背側部Bの他方(図2の右側)の側縁部6aに至るまで伸張状態で配され、股下部Cにおいて、接着剤の塗布されていない非接着領域Nの中央部N1でそれぞれカットされている。
As shown in FIG. 2, the plurality of second
おむつ1Aの外層体6の第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2では、複数本の第1弾性部材71及び複数本の第2弾性部材72が固着されている。第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2は、図3に示すように、おむつ1Aの長手方向(Y方向)において、腹側接着領域G3及び背側接着領域G4と離間して形成されており、おむつ1Aの幅方向(X方向)において、レッグ開口部E(括れ部6d)の開口縁よりも内側に配されている。第1股下接着領域G1と第2股下接着領域G2との間には、図3に示すように、接着剤の塗布されていない非接着領域Nが形成されている。
In the first crotch adhesion region G1 and the second crotch adhesion region G2 of the
第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2は、図2,図3に示すように、それぞれ四角形状である。図2,図3に示すように、第1股下接着領域G1と第2股下接着領域G2とは、おむつ1Aの中心線CLに対して左右対称的に形成されており、同じ形状であるため、以下、第1股下接着領域G1について説明する。
第1股下接着領域G1は、図2に示すように、その長手方向(Y方向)の長さL1が、おむつ1Aの股下部Cにおいて、複数本の第1弾性部材71及び複数本の第2弾性部材72の配置領域よりも広いことが好ましく、具体的には、10mm〜50mmであることが好ましく、長手方向(Y方向)の長さL1とおむつ1Aの長手方向(Y方向)の最大距離L2との比(L1/L2)が、1/54〜5/49であることが好ましく、3/54〜3/49であることが更に好ましい。また、図2に示すように、第1股下接着領域G1の幅方向(X方向)の幅W1は、25mm〜75mmであることが好ましく、幅方向(X方向)の幅W1とおむつ1Aの股下部Cにおける幅方向(X方向)の最小距離W2との比(W1/W2)が、1/16〜5/22であることが好ましく、1/8〜5/33であることが更に好ましい。
The first crotch adhesive region G1 and the second crotch adhesive region G2 are each rectangular as shown in FIGS. As shown in FIGS. 2 and 3, the first crotch adhesive region G1 and the second crotch adhesive region G2 are formed symmetrically with respect to the center line CL of the
As shown in FIG. 2, the first crotch adhesive region G1 has a length L1 in the longitudinal direction (Y direction) at the crotch part C of the
第1股下接着領域G1は、図3に示すように、そのレッグ開口部E(括れ部6d)側の外縁g1が、吸収体4のレッグ開口部E(括れ部6d)側の外縁41に沿って配されている。第1股下接着領域G1の外縁g1の形状は、図3に示すように、吸収体4の外縁41の形状に対応している。第1股下接着領域G1の外縁g1と吸収体4の外縁41との間隔は、弾性体に吸収体の持ち上げ効果を付与させる観点から、0mm〜50mmであることが好ましく、0mm〜20mmであることが更に好ましい。
As shown in FIG. 3, the first crotch adhesive region G1 has an outer edge g1 on the leg opening E (constricted
第1股下接着領域G1と第2股下接着領域G2との間の非接着領域Nについて具体的に説明すると、図3に示すように、接着剤の塗布されていない非接着領域Nの幅方向(X方向)の幅W3は、10mm〜70mmであることが好ましく、幅方向(X方向)の幅W3とおむつ1Aの股下部Cにおける幅方向(X方向)の最小距離W2との比(W3/W2)が、1/18〜7/18であることが好ましく、2/9〜1/3であることが更に好ましい。
The non-adhesion region N between the first crotch adhesion region G1 and the second crotch adhesion region G2 will be described in detail. As shown in FIG. 3, the width direction of the non-adhesion region N to which no adhesive is applied ( The width W3 in the X direction is preferably 10 mm to 70 mm, and the ratio of the width W3 in the width direction (X direction) and the minimum distance W2 in the width direction (X direction) in the crotch C of the
おむつ1Aは、図2,図3に示すように、腹側接着領域G3において、腹側部Aの外層シート61及び腹側部Aの内層シート62が固着されており、腹側部Aの外層シート61と腹側部Aの内層シート62との間には、腹側部Aのウエスト弾性部材8、腹側部Aの胴廻り弾性部材9、第1弾性部材71の一部分が固着されている。また、おむつ1Aは、図2,図3に示すように、背側接着領域G4において、背側部Bの外層シート61及び背側部Bの内層シート62が固着されており、背側部Bの外層シート61と背側部Bの内層シート62との間には、背側部Bのウエスト弾性部材8、背側部Bの胴廻り弾性部材9、第2弾性部材72の一部分が固着されている。また、おむつ1Aは、図2,図3に示すように、第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2において、股下部Cの外層シート61及び股下部Cの内層シート62が固着されており、股下部Cの外層シート61と股下部Cの内層シート62との間には、股下部Cに配された第1弾性部材71の一部分及び第2弾性部材72の一部分が固着されており、股下部Cに配された第1弾性部材71及び第2弾性部材72は、図2,図3に示すように、非接着領域Nの中央部N1においてカットされている。
As shown in FIGS. 2 and 3, the diaper 1 </ b> A has an
複数本の第1弾性部材71をカットすることにより、複数本の第1弾性部材71は、図2〜図4に示すように、腹側部Aの一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)においては、レッグ開口部E(括れ部6d)に沿って配されたギャザー形成部71aと、このギャザー形成部71aから中心線CLに向かって延出するギャザー形成延長部71bとなる。腹側部Aの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)においても、同様に、複数本の第1弾性部材71は、図2〜図4に示すように、レッグ開口部E(括れ部6d)に沿って配されたギャザー形成部71aと、このギャザー形成部71aから中心線CLに向かって延出するギャザー形成延長部71bとなる。
By cutting the plurality of first
複数本の第2弾性部材72をカットすることにより、第1弾性部材71と同様に、複数本の第2弾性部材72は、図2〜図4に示すように、背側部Bの一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)においては、レッグ開口部E(括れ部6d)に沿って配されたギャザー形成部72aと、このギャザー形成部72aから中心線CLに向かって延出するギャザー形成延長部72bとなる。背側部Bの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)においても、同様に、複数本の第2弾性部材72は、図2〜図4に示すように、レッグ開口部E(括れ部6d)に沿って配されたギャザー形成部72aと、このギャザー形成部72aから中心線CLに向かって延出するギャザー形成延長部72bとなる。
By cutting the plurality of second
おむつ1Aには、腹側部A及び背側部Bの一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)に沿って配されたギャザー形成部71a及びギャザー形成部72aによりレッグ開口部Eの周縁に沿って環状に閉じ、さらにギャザー形成延長部71b,72bによりギャザー形成部71a及びギャザー形成部72aそれぞれから中心線CLに向かって延出したレッグ弾性領域(レッグギャザー)70aが形成されている。同様に、おむつ1Aには、腹側部A及び背側部Bの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)に沿って配されたギャザー形成部71a及びギャザー形成部72aによりレッグ開口部Eの周縁に沿って環状に閉じ、さらにギャザー形成延長部71b,72bによりギャザー形成部71a及びギャザー形成部72aそれぞれから中心線CLに向かって延出したレッグ弾性領域(レッグギャザー)70bが形成されている。
The
第1弾性部材71のギャザー形成延長部71b及び第2弾性部材72のギャザー形成延長部72bは、伸張状態の第1弾性部材71又は伸張状態の第2弾性部材72をカットすることにより形成されているため、第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2においては、伸張状態で固着されており、第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2より中心線CL側に延在する部分(第1股下接着領域G1と第2股下接着領域G2との間の非接着領域Nの部分)においては、スナップバックにより自然状態に戻った部分を含んでいる。
The gather forming
上述したように、おむつ1Aのレッグ弾性領域(レッグギャザー)70aは、一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)に沿って配されたギャザー形成部71a及びギャザー形成部72aと、それらから延在しているギャザー形成延長部71b,72bとにより形成されており、おむつ1Aのレッグ弾性領域(レッグギャザー)70bは、他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)に沿って配されたギャザー形成部71a及びギャザー形成部72aと、それらから延在しているギャザー形成延長部71b,72bとにより形成されており、レッグ弾性領域(レッグギャザー)70aとレッグ弾性領域(レッグギャザー)70bとは異なっている。レッグ弾性領域(レッグギャザー)70aとレッグ弾性領域(レッグギャザー)70bとは、特に、以下の点において非対称に形成されている。以下、具体的に説明する。
As described above, the leg elastic region (leg gather) 70a of the
複数本の第1弾性部材71及び複数本の第2弾性部材72は、図3,図4に示すように、股下部Cの一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)側においては、少なくとも1本ずつが互いに交差しており、第1弾性部材71及び第2弾性部材72の交差する交差点73が、第1股下接着領域G1のレッグ開口部E(括れ部6d)側の外方に配されている。複数本の第1弾性部材71及び複数本の第2弾性部材72は、図2,図3に示すように、股下部Cの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)側(第2股下接着領域G2)においては、少なくとも1本ずつが互いに重なっているか又は並置している。
複数本の第1弾性部材71及び複数本の第2弾性部材72と、第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2との位置関係について更に具体的に説明する。
The plurality of first
The positional relationship between the plurality of first
第1弾性部材71は、1本〜5本配されていることが好ましく、第1実施形態の第1弾性部材71は、図2〜図4に示すように、3本の弾性部材から形成されている。3本の第1弾性部材71は、図2〜図4に示すように、互いに重ならないように略等間隔に配されている。第1実施形態の3本の第1弾性部材71は、図3,図4に示すように、腹側部Aの一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)及び腹側部Aの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)に対して最も近くに配されている第1弾性部材71Aと、最も離れて配されている第1弾性部材71Cと、第1弾性部材71A及び第1弾性部材71Cの間に配されている第1弾性部材71Bとから形成されている。
1 to 5 first
第2弾性部材72は、1本〜5本配されていることが好ましく、第1実施形態の第2弾性部材72は、図2〜図4に示すように、第1弾性部材71と同様に、3本の弾性部材から形成されている。3本の第2弾性部材72は、図2〜図4に示すように、第1弾性部材71と同様に、互いに重ならないように略等間隔に配されている。第1実施形態の3本の第2弾性部材72は、図3,図4に示すように、背側部Bの一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)及び背側部Bの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)に対して最も近くに配されている第2弾性部材72Aと、最も離れて配されている第2弾性部材72Cと、第2弾性部材72A及び第2弾性部材72Cの間に配されている第2弾性部材72Bとから形成されている。
One to five second
おむつ1Aは、股下部Cの一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)においては、図4に示すように、3本の第1弾性部材71の中の第1弾性部材71Aが、3本の第2弾性部材72A,72B,72Cそれぞれと交差しており、3個の交差点73AA(交差点73AAの前側のAは第1弾性部材71AのAを意味し、後側のAは第2弾性部材72AのAを意味する。),73AB,73ACを有している。また、おむつ1Bは、図4に示すように、股下部Cの一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)において、3本の第1弾性部材71の中の第1弾性部材71Bが、2本の第2弾性部材72A,72Bそれぞれと交差しており、2個の交差点73BA,73BBを有している。おむつ1Bは、図4に示すように、股下部Cの一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)において、3本の第1弾性部材71の中の第1弾性部材71Cが、1本の第2弾性部材72Aと交差しており、1個の交差点73CAを有している。
As shown in FIG. 4, the diaper 1 </ b> A has a first elastic member among the three first
股下部Cの一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)においては、図4に示すように、3本の第1弾性部材71A,71B,71Cと3本の第2弾性部材72A,72B,72Cとが交差する5個の交差点73AA,73AB,73AC,73BA,73BB,73,73CAの中で最も股下部Cの中央部N1側に位置する交差点73CAが、図4に示すように、第1股下接着領域G1のレッグ開口部E(括れ部6d)側の外方に配されている。
In the leg opening E (constricted
股下部Cの一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)においては、3本の第1弾性部材71A,71B,71C及び3本の第2弾性部材72A,72B,72Cは、互いに交差する6個の交差点73AA,73AB,73AC,73BA,73BB,73,73CAで交わる以外、図4に示すように、重なっておらず、交差もしていない。図4に示すように、3本の第1弾性部材71A,71B,71C及び3本の第2弾性部材72A,72B,72Cそれぞれは、第1股下接着領域G1において、レッグ開口部E(括れ部6d)側から中心線CLに向かって配されており、互いに略均等に間隔を開けて、略並行に広範囲に配されている。
In one leg opening E (constricted
それに対し、おむつ1Aの股下部Cの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)においては、図4に示すように、3本の第1弾性部材71の中の第1弾性部材71Aが、3本の第2弾性部材72A,72Bそれぞれと交差しており、2個の交差点73AA,73ABを有し、残りの1本の第2弾性部材72Cと接した後、並置している。また、おむつ1Aは、図4に示すように、股下部Cの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)において、3本の第1弾性部材71の中の第1弾性部材71Bが、1本の第2弾性部材72Aと交差しており、1個の交差点73BAを有し、1本の第2弾性部材72と接した後、並置している。また、おむつ1Aは、図4に示すように、股下部Cの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)において、3本の第1弾性部材71の中の第1弾性部材71Cが、1本の第2弾性部材72Aと接した後、並置している。
On the other hand, in the leg opening E (constricted
おむつ1Aの股下部Cの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)においては、図4に示すように、3本の第1弾性部材71A,71B,71Cと3本の第2弾性部材72A,72B,72Cとが交差する3個の交差点73AA,73AB,73BAは何れも、第2股下接着領域G2のレッグ開口部E(括れ部6d)側の外方に配されている。
At the other leg opening E (constricted
股下部Cの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)においては、3本の第1弾性部材71A,71B,71C及び3本の第2弾性部材72A,72B,72Cは、図4に示すように、第2股下接着領域G2において、第1弾性部材71Aと第2弾性部材72Cとが一本の弾性部材のように並置した状態でレッグ開口部E(括れ部6d)側から中心線CLに向かって配され、第1弾性部材71Bと第2弾性部材72Bとが一本の弾性部材のように並置した状態でレッグ開口部E(括れ部6d)側から中心線CLに向かって配され、第1弾性部材71Cと第2弾性部材72Aとが一本の弾性部材のように並置した状態でレッグ開口部E(括れ部6d)側から中心線CLに向かって配されており、それらが互いに略等間隔を開けて、略並行に配されている。
In the leg opening E (constricted
第1実施形態のおむつ1Aの形成材料について説明する。
表面シート2、裏面シート3及び吸収体4としては、それぞれ、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2としては、親水性且つ液透過性の不織布等を用いることができ、裏面シート3としては、液不透過性又は撥水性の樹脂フィルムや樹脂フィルムと不織布の積層体等を用いることができる。吸収体4としては、吸収性ポリマーの粒子及び繊維材料から構成され、ティッシュペーパ(図示せず)によって被覆されているものを用いることができる。
The material for forming the
As the
外層体6を構成する外層シート61と背側部Bの内層シート62としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、外層シート51及び内層シート52としては、撥水性の不織布等を用いることができる。
As the
ウエスト弾性部材8、胴廻り弾性部材9、第1弾性部材71及び第2弾性部材72としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、天然ゴム、ポリウレタン、ポリスチレン−ポリイソプレン共重合体、ポリスチレン−ポリブタジエン共重合体、アクリル酸エチル−エチレン等のポリエチレン−αオレフィン共重合体等からなる伸縮性の材料等を用いることができる。
The waist elastic member 8, the waistline elastic member 9, the first
カット前の第1弾性部材71及び第2弾性部材72の伸張倍率は、肌に弾性体跡などのトラブルを起こさないことと、脚周りに隙間を生じさせないことを両立するという観点から、160%〜250%であることが好ましく、200%〜240%であることがさらに好ましい。ここでいう伸張倍率とは、未伸張時の長さをA(mm)、伸張時の長さをB(mm)とした際、次式から求められる値である。
伸張倍率(%)=(B/A)×100
The expansion ratio of the first
Stretch magnification (%) = (B / A) × 100
第1股下接着領域G1、第2股下接着領域G2、腹側接着領域G3及び背側接着領域G4それぞれに塗布された接着剤としては、通常、使い捨ておむつ等の吸収性物品に用いられるものであれば、特に制限なく用いることができる。例えば、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン共重合体(SEBS)等のホットメルト粘着剤等やハップ剤等で使用するゲル状粘着剤等を用いることができる。接着剤の塗布パターンとしては、ストライプ状、スパイラル状、ベタ塗り、ドット状等が挙げられる。 The adhesive applied to each of the first crotch adhesive region G1, the second crotch adhesive region G2, the abdomen adhesive region G3, and the back adhesive region G4 is usually used for absorbent articles such as disposable diapers. For example, it can be used without particular limitation. For example, hot melt adhesives such as styrene-isoprene-styrene block copolymer (SIS), styrene-butadiene-styrene block copolymer (SBS), styrene-ethylene-butylene-styrene copolymer (SEBS), etc. A gel-like pressure-sensitive adhesive or the like used in the agent can be used. Examples of the adhesive application pattern include a stripe shape, a spiral shape, a solid coating, and a dot shape.
第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2における接着剤の塗布量それぞれは、弾性体の端部をしっかりと固定しながらレッグホールに沿って弾性体を保持させることで、脚周り全周に弾性体の影響を及ぼすという観点から、腹側接着領域G3における接着剤の塗布量又は背側接着領域G4における接着剤の塗布量よりも多いことが好ましい。第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2における接着剤の塗布量は、2.5g/m2〜20g/m2であることが好ましく、10g/m2〜16g/m2であることが更に好ましい。一方、腹側接着領域G3における接着剤の塗布量又は背側接着領域G4における接着剤の塗布量は、1.0g/m2〜5.0g/m2であることが好ましく、2.0g/m2〜4.0g/m2であることが更に好ましい。 The amount of adhesive applied in each of the first crotch adhesive region G1 and the second crotch adhesive region G2 is such that the elastic body is held along the leg hole while firmly fixing the end of the elastic body, so that the entire circumference around the leg In view of the influence of the elastic body, it is preferable that the amount of adhesive applied in the abdomen-side adhesive region G3 or the amount of adhesive applied in the back-side adhesive region G4 is larger. The coating amount of the adhesive in the first crotch bonding areas G1 and the second crotch adhesive region G2, it is preferably 2.5g / m 2 ~20g / m 2 , a 10g / m 2 ~16g / m 2 Is more preferable. On the other hand, the amount of adhesive applied in the ventral adhesive region G3 or the amount of adhesive applied in the back adhesive region G4 is preferably 1.0 g / m 2 to 5.0 g / m 2 , and 2.0 g / m 2. it is more preferably m 2 ~4.0g / m 2.
第1弾性部材71及び第2弾性部材72の非接着領域Nの中央部N1におけるカットには、各種公知の切断手段を用いることができる。例えばピンチカッター、ロータリーダイカッター、ヒートシールカッター、超音波カッター、ウォータージェットカッター等を用いることができる。
Various known cutting means can be used for cutting at the central portion N1 of the non-bonded region N of the first
上述した本発明の第1実施形態のおむつ1Aを使用した際の作用効果について説明する。
おむつ1Aは、図3,図4に示すように、股下部C一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)においては、3本の第1弾性部材71A,71B,71C及び3本の第2弾性部材72a,72B,72Cが、第1股下接着領域G1のレッグ開口部E(括れ部6d)側の外方に、5個の交差点73AA,73AB,73AC,73BA,73BB,73,73CAを有するように配され、第1股下接着領域G1において、何れの弾性部材71,72も交差せず、互いに間隔を開けて広範囲に配されている。それに対し、図3,図4に示すように、股下部C他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)の第2股下接着領域G2においては、第1弾性部材71Aと第2弾性部材72Cとが一本の弾性部材のように並置した状態で配され、第1弾性部材71Bと第2弾性部材72Bとが一本の弾性部材のように並置した状態で配され、第1弾性部材71Cと第2弾性部材72Aとが一本の弾性部材のように並置した状態で配されており、それらが互いに略等間隔を開けて、略並行に配されている。従って、使用時のおむつ1Aは、第1股下接着領域G1においては、弾性部材同士が重なりあうことなく広範囲に弾性部材が配されているので、着用感が向上すると共に、第2股下接着領域G2においては、第1弾性部材71と第2弾性部材72とが一本の弾性部材のように並置した状態で配されており、弾性部材の収縮力が向上するので、吸収体4を第1股下接着領域G1よりも引き上げることができる。よって、何らかの原因で右脚が左脚に比べ異様に細くなった人が、第1股下接着領域G1側、即ち、図2の左側のレッグギャザー70aを配する左脚の脚回りのサイズに合わせてパンツ型使い捨ておむつを選んでも、第2股下接着領域G2側、即ち、図2の右側のレッグギャザー70bを配する右脚のレッグ開口部からの体液漏れを起こし難い。
The effect at the time of using the
As shown in FIGS. 3 and 4, the
また、おむつ1Aは、図3,図4に示すように、第2股下接着領域G2において、第1弾性部材71A及び第2弾性部材72C、第1弾性部材71Bと第2弾性部材72B、並びに第1弾性部材71Cと第2弾性部材72Aが、一本の弾性部材のように並置した状態で、それらが互いに略等間隔を開けて、略並行に配されているので、弾性部材の収縮力が向上するにもかかわらず、吸収体4に折れが生じ難く、股下部Cにも皺が発生し難いので、着用感が向上する。
As shown in FIGS. 3 and 4, the diaper 1 </ b> A has a first
また、おむつ1Aは、図3に示すように、第1股下接着領域G1と第2股下接着領域G2との間に非接着領域Nが形成されているので、股下部Cの通気性が向上し、おむつかぶれ等を防止することができる。
Further, as shown in FIG. 3, in the
また、おむつ1Aは、図3に示すように、第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2が、おむつ1Aの長手方向(Y方向)において、腹側接着領域G3及び背側接着領域Gと離間しており、おむつ1Aの幅方向(X方向)において、レッグ開口部E(括れ部6d)の開口縁よりも内側に配されている。また、おむつ1Aは、図3に示すように、第1股下接着領域G1と第2股下接着領域G2との間に非接着領域Nが形成されている。このように、おむつ1Aは、接着剤が塗布されていない領域を有しているのでコストダウンすることができる。
Further, as shown in FIG. 3, the
次に、本発明の第2実施形態の使い捨ておむつについて、図5に基づいて説明する。
第2実施形態の使い捨ておむつ1Bについては、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aと異なる点について説明する。特に説明しない点は、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aと同様であり、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aの説明が適宜適用される。
Next, the disposable diaper of 2nd Embodiment of this invention is demonstrated based on FIG.
About the
第2実施形態の使い捨ておむつ1B(以下、「おむつ1B」ともいう。)は、股下部Cの一方(図2の左側)のレッグ開口部E(括れ部6d)においては、図5に示すように、第1弾性部材71Aと第2弾性部材72Aとが互いに1箇所で交差しており、第1弾性部材71A及び第2弾性部材72Aの交差する交差点73AAが、第1股下接着領域G1のレッグ開口部E(括れ部6d)側(中心線CLから離れている側)の外方に配されている。第1弾性部材71A,71B,71Cと第2弾性部材72A,72B,72Cとは、交差点73AAで交わる以外では、重なっておらず、交差もしていない。図5に示すように、3本の第1弾性部材71A,71B,71C及び3本の第2弾性部材72A,72B,72Cそれぞれは、第1股下接着領域G1において、レッグ開口部E(括れ部6d)側から中心線CLに向かって配されており、互いに間隔を開けて、略並行に配されている。
The
それに対し、おむつ1Bの股下部Cの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)においては、図5に示すように、3本の第1弾性部材71の中の第1弾性部材71Aが、3本の第2弾性部材72A,72Bそれぞれと交差しており2個の交差点73AA,73ABを有し、残りの1本の第2弾性部材72Cと接した後、重なっている。また、おむつ1Bは、図4に示すように、股下部Cの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)において、3本の第1弾性部材71の中の第1弾性部材71Bが、1本の第2弾性部材72Aと交差しており1個の交差点73BAを有し、1本の第2弾性部材72と接した後、重なっている。また、おむつ1Bは、図5に示すように、股下部Cの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)において、3本の第1弾性部材71の中の第1弾性部材71Cが、1本の第2弾性部材72Aと接した後、重なっている。尚、重なっているとは、図5に示すように、弾性部材71,72同士が一致している状態のみならず、互いの部分同士が重なっている状態も含む意味である。
On the other hand, in the leg opening E (constricted
おむつ1Bの股下部Cの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)においては、図5に示すように、3本の第1弾性部材71A,71B,71Cと3本の第2弾性部材72A,72B,72Cとが交差する3個の交差点73AA,73AB,73BAは何れも、第2股下接着領域G2のレッグ開口部E(括れ部6d)側の外方に配されている。
At the other leg opening E (constricted
股下部Cの他方(図2の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)においては、3本の第1弾性部材71A,71B,71C及び3本の第2弾性部材72A,72B,72Cは、図5に示すように、第2股下接着領域G2において、第1弾性部材71Aと第2弾性部材72Cとが一本の弾性部材のように重なった状態でレッグ開口部E(括れ部6d)側から中心線CLに向かって配され、第1弾性部材71Bと第2弾性部材72Bとが一本の弾性部材のように重なった状態でレッグ開口部E(括れ部6d)側から中心線CLに向かって配され、第1弾性部材71Cと第2弾性部材72Aとが一本の弾性部材のように重なった状態でレッグ開口部E(括れ部6d)側から中心線CLに向かって配されており、それらが互いに略等間隔を開けて、略並行に配されている。
In the leg opening E (constricted
上述した本発明の第2実施形態の使い捨ておむつ1Bを使用した際の作用効果について説明する。
第2実施形態の使い捨ておむつ1Bは、第1実施形態の使い捨ておむつ1Aと同様の効果が得られる。以下、第1実施形態の展開型使い捨ておむつ1Aと異なる効果について説明する。
The effect at the time of using the
The
第2実施形態の使い捨ておむつ1Bは、左右の股下部Cにおいて、吸収体4を持ち上げる力を変化させることができる。つまり、何らかの原因により左右の脚の太さが異なる場合や、左右の脚の長さが異なり体が傾いてしまう場合、さらには横向き寝しかできない場合など、左右どちらかの吸収体4を肌に持ち上げ密着させたい場合に有効である。
本発明の使い捨ておむつは、上述の第1実施形態の使い捨ておむつ1A及び第2実施形態の使い捨ておむつ1Bに何ら制限されるものではなく、適宜変更可能である。
The disposable diaper of this invention is not restrict | limited at all to the
例えば、上述の第1実施形態の使い捨ておむつ1A及び第2実施形態の使い捨ておむつ1Bにおいては、図4,図5示すように、股下部Cの他方(図5の右側)のレッグ開口部E(括れ部6d)側においては、第1弾性部材71と第2弾性部材72とが並置しているか又は重なっているが、少なくとも一本ずつが互いに並置しているか又は重なっていればよく、また、それらの組み合わせでもよい。
For example, in the
また、上述のおむつ1A及びおむつ1Bにおいては、図4,図5に示すように、第1股下接着領域G1と第2股下接着領域G2との間に接着剤の塗布されていない非接着領域Nが形成されているが、伸張状態の第1弾性部材71又は伸張状態の第2弾性部材72を固着できない程度の少量の接着剤が塗布されていてもよい。
Moreover, in the above-mentioned
また、上述のおむつ1Aは、図3に示すように、第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2が、おむつ1Aの長手方向(Y方向)において、腹側接着領域G3及び背側接着領域Gと離間しており、離間している部分には接着剤が塗布されていないが、第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2の接着剤の塗布量よりも少量の接着剤が塗布されていてもよい。同様に、おむつ1Aは、図3に示すように、第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2が、おむつ1Aの幅方向(X方向)において、レッグ開口部E(括れ部6d)の開口縁よりも内側に配されており、第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2よりレッグ開口部E(括れ部6d)側には接着剤が塗布されていないが、第1股下接着領域G1及び第2股下接着領域G2の接着剤の塗布量よりも少量の接着剤が塗布されていてもよい。
Further, as shown in FIG. 3, the
また、上述のおむつ1A及びおむつ1Bにおいては、図2に示すように、外層シート61と内層シート62との2枚のシートからなる外層体6を備えているが、外層体6を有していないパンツ型使い捨ておむつであってもよく、外層体6を有していてもその外層体6が2枚のシートから形成されていなくてもよい。
Further, as shown in FIG. 2, the diaper 1 </ b> A and the diaper 1 </ b> B described above include the
1A,1B パンツ型使い捨ておむつ
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 レッグ開口部E(括れ部6d)側の外縁
5 吸収性本体
6 外層体
61 内層シート
62 外層シート
6d 括れ部
70a,70b レッグ弾性領域(レッグギャザー)
71(71A,71B,71C) 第1弾性部材
72(72A,72B,72C) 第2弾性部材
71a,72a ギャザー形成部
71b,72b ギャザー形成延長部
73(73AA,73AB,73AC,73BA,73BB,73CA) 交差点
8 ウエスト弾性部材
80 ウエスト弾性領域(ウエストギャザー)
9 胴廻り弾性部材
90 胴回り弾性領域(胴回りギャザー)
A 背側部,B 腹側部,C 股下部,D ウエスト開口部,E レッグ開口部
G1 第1股下接着領域
g1 レッグ開口部E(括れ部6d)側の外縁
G2 第2股下接着領域,G3 腹側接着領域,G4 背側接着領域
N 非接着領域
N1 中央部
1A, 1B Pants-type
71 (71A, 71B, 71C) 1st elastic member 72 (72A, 72B, 72C) 2nd
9 Girth
A back side part, B ventral side part, C crotch part, D waist opening part, E leg opening part G1 first crotch adhesion area g1 outer edge G2 on leg opening part E (
Claims (5)
前記第1弾性部材は、前記腹側部の一方の前記レッグ開口部から、股下部を通り該腹側部の他方の前記レッグ開口部に亘って伸張状態で配され、
前記第2弾性部材は、前記背側部の一方の前記レッグ開口部から、前記股下部を通り該背側部の他方の前記レッグ開口部に亘って伸張状態で配され、
前記股下部には、一方の前記レッグ開口部側に前記第1及び第2弾性部材を固着する第1股下接着領域と、他方の前記レッグ開口部側に前記第1及び第2弾性部材を固着する第2股下接着領域とが形成され、該第1股下接着領域と該第2股下接着領域との間には非接着領域が形成されており、前記第1及び第2弾性部材は、前記第1及び第2股下接着領域において固着され、前記非接着領域の中央部においてカットされており、
複数本の前記第1及び第2弾性部材は、前記股下部の一方の前記レッグ開口部側においては、少なくとも1本ずつが互いに交差しており、該第1及び第2弾性部材の交差する交差点が、前記第1股下接着領域の前記レッグ開口部側の外方に配されており、前記第2股下接着領域においては、少なくとも1本ずつが互いに重なっているか又は並置しているパンツ型使い捨ておむつ。 The both sides of the abdomen and the sides of the dorsal side are joined together to form a waist opening and a pair of leg openings, and a plurality of second openings arranged along each of the pair of leg openings. A pair of leg gathers formed by one elastic member and a plurality of second elastic members, and the pair of leg gathers are asymmetric pants-type disposable diapers,
The first elastic member is arranged in an extended state from the one leg opening on the abdominal side, through the crotch, to the other leg opening on the abdominal side,
The second elastic member is arranged in an extended state from one leg opening portion of the back side portion through the crotch portion to the other leg opening portion of the back side portion,
A first crotch adhesive region for fixing the first and second elastic members to one leg opening side, and the first and second elastic members to the other leg opening side are fixed to the crotch part. A second crotch adhesive region is formed, a non-adhesive region is formed between the first crotch adhesive region and the second crotch adhesive region, and the first and second elastic members are Fixed in the first and second inseam adhesion areas, and cut in the center of the non-adhesion area;
A plurality of the first and second elastic members intersect each other at one leg opening portion side of the crotch part, and an intersection at which the first and second elastic members intersect. Are disposed on the outer side of the first crotch adhesive region on the leg opening side, and in the second crotch adhesive region, at least one pants-type disposable diaper that overlaps or juxtaposes with each other .
前記第1弾性部材と前記第2弾性部材とが交差する複数個の交差点の中で最も前記股下部の前記中央部側に位置する交差点が、前記第1股下接着領域の前記レッグ開口部側の外方に配されている請求項1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。 The plurality of first elastic members and the plurality of second elastic members intersect with each other at a plurality of locations on one leg opening side of the crotch part,
Of the plurality of intersections where the first elastic member and the second elastic member intersect, the intersection located closest to the center of the crotch is on the leg opening side of the first crotch adhesion region. The pants-type disposable diaper according to claim 1, which is arranged outward.
前記外層体は、前記パンツ型の使い捨ておむつの最外表面となる外層シートと、該外層シートの内面側に配された内層シートとから形成され、
複数本の前記第1及び第2弾性部材それぞれは、前記外層シート及び前記内層シートの間に配されている請求項1〜4の何れかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。 The pants-type disposable diaper includes a topsheet, a backsheet, and an absorbent main body having an absorbent body interposed between both sheets, and is disposed on the backsheet side of the absorbent main body and on the entire outer side of the absorbent main body. A pants-type disposable diaper provided with an outer layer body extending over,
The outer layer body is formed from an outer layer sheet which is the outermost surface of the pants-type disposable diaper, and an inner layer sheet disposed on the inner surface side of the outer layer sheet,
The plurality of first and second elastic members are each a pants-type disposable diaper according to any one of claims 1 to 4, which is disposed between the outer layer sheet and the inner layer sheet.
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