JP2018077593A - 文字入力装置、文字入力方法および文字入力プログラム - Google Patents

文字入力装置、文字入力方法および文字入力プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】所有者のプライバシーを保護した適切な文字入力の支援を行うことを課題とする。【解決手段】電子機器は、文字入力を受け付ける対象のアプリケーションが、文字入力装置の所有者が一定数以上の文字入力を行う特定アプリケーションに該当するか否かを判定する。電子機器は、特定アプリケーションに該当すると判定された場合、特定アプリケーションに入力された文字にしたがって、所有者が連続して入力する文字の傾向を示す所有者用辞書を構築する。電子機器は、所有者が特定アプリケーション以外のアプリケーションを使用する場合は、所有者用辞書に基づく予測変換を実行し、所有者以外のユーザが特定アプリケーション以外のアプリケーションを使用する場合は、ユーザが連続して入力する文字の傾向を示す一般用辞書に基づく予測変換を実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、文字入力装置、文字入力方法および文字入力プログラムに関する。
従来から、スマートフォンやタブレット端末などの電子機器の普及が進み、メールなどの作成やWebブラウザを用いた情報検索などに電子機器が使用されることから、電子機器上で文字入力操作を行う機会がある。そして、スマートフォンやタブレット端末などの電子機器は、マルチユーザに対応していることから、1台を複数人で共有して利用することがある。
ユーザの文字入力を支援する技術として、ユーザが入力した文字の入力履歴を学習して予測変換辞書を生成し、文字が入力されると予測変換辞書に基づいて次に入力する文字を予測して、ユーザに提示する予測変換機能が知られている。近年では、個人を識別する識別情報を対応付けて予測変換辞書に登録する技術も知られている。例えば、予測変換辞書に文字等を登録する際に、指紋認証のような事前操作を行って個人を識別し、識別情報と文字等を対応付けて登録する。その後、予測変換を行う場合に、事前操作によってユーザの識別情報を特定し、当該識別情報に対応付けられる文字等を予測文字として選択してユーザに提示する。また、個人を識別する情報としては、文字入力時の癖を関連付ける技術も知られている。
特開2011−109199号公報 特開2009−181364号公報
しかしながら、上記技術では、マルチユーザ環境において所有者のプライバシーを保護した適切な文字入力の支援を行うことができない。例えば、事前操作を用いる技術では、ユーザAが想定していない状況で急にユーザBが端末を利用する場合、事前操作が実行できない事象が発生する。この場合、ユーザBが使用しているにも関わらず、ユーザAの識別情報で予測変換が行われるので、プライバシーが保護されない。
また、ユーザ自身の癖を学習する場合、ユーザが自分の癖を意識しない状態で数分以上の文字入力によって癖を特定することになるが、ユーザが自分の癖を意識しない状態を数分も維持することが難しく、癖を特定しづらい。
一つの側面では、所有者のプライバシーを保護した適切な文字入力の支援を行うことができる文字入力装置、文字入力方法および文字入力プログラムを提供することを目的とする。
第1の案では、画面へのタッチ操作による文字入力の予測変換を行う文字入力装置は、前記文字入力を受け付ける対象のアプリケーションが、前記文字入力装置の所有者が一定数以上の文字入力を行う特定アプリケーションに該当するか否かを判定する判定部とを有する。文字入力装置は、前記特定アプリケーションに該当すると判定された場合、前記特定アプリケーションに入力された文字にしたがって、前記所有者が連続して入力する文字の傾向を示す所有者用辞書を構築する構築部を有する。文字入力装置は、前記所有者が前記特定アプリケーション以外のアプリケーションを使用する場合は、前記所有者用辞書に基づく前記予測変換を実行し、前記所有者以外のユーザが前記特定アプリケーション以外のアプリケーションを使用する場合は、前記ユーザが連続して入力する文字の傾向を示す一般用辞書に基づく前記予測変換を実行する予測部を有する。
一実施形態によれば、所有者のプライバシーを保護した適切な文字入力の支援を行うことができる。
図1は、実施例1にかかる電子機器を説明する図である。 図2は、実施例1にかかる電子機器のハードウェア構成例を示す図である。 図3は、実施例1にかかる電子機器の機能構成を示す機能ブロック図である。 図4は、アプリ一覧DBに記憶される情報の例を示す図である。 図5は、所有者用予測変換DBに記憶される情報の例を示す図である。 図6は、他者用予測変換DBに記憶される情報の例を示す図である。 図7は、入力方法学習DBに記憶される情報の例を示す図である。 図8は、タッチ範囲を用いた文字入力の学習を説明する図である。 図9は、タッチ領域を用いた文字入力の学習を説明する図である。 図10は、フリック入力を用いた文字入力の学習を説明する図である。 図11は、所有者用予測変換DBの構築処理の流れを示すフローチャートである。 図12は、予測変換処理の流れを示すフローチャートである。 図13は、SNSアプリが使用されるときのモード判別処理の流れを示すフローチャートである。
以下に、本願の開示する文字入力装置、文字入力方法および文字入力プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[電子機器の説明]
図1は、実施例1にかかる電子機器を説明する図である。図1に示す電子機器10は、電話機能、電子メール、SNS(Social Networking Service)などの各種アプリケーション(以降、アプリと記載する場合がある)を実行する文字入力装置の一例であり、例えばスマートフォンやタブレット端末などである。この電子機器10は、所有者を含む複数のユーザで共有することができるマルチユーザ環境を有する。
また、電子機器10は、特定のユーザの一例である所有者が一定数以上の文字入力を行う特定アプリケーションを識別する情報として、「アプリA」などを保持する。なお、特定アプリケーションの一例としては、所有者がログインして使用するブログ投稿アプリケーション、SNSにメッセージ等を投稿するSNSアプリケーション、電話帳などである。また、通常アプリケーションの一例としては、Webブラウザ、地図アプリ、電子書籍を閲覧するアプリケーションなどである。
このような電子機器10は、特定アプリケーションへの文字入力結果にしたがって、所有者用の予測変換DBを構築する。その後、電子機器10は、特定アプリケーションが実行された状態で、特定アプリケーションに対する文字入力を検出すると、所有者用の予測変換DBを用いて、次に入力する文字の予測変換を実行する。一方で、電子機器10は、上記特定アプリケーション以外の通常のアプリケーションが実行された状態で、通常のアプリケーションに対する文字入力を検出すると、他者用の予測変換DBを用いて、次に入力する文字の予測変換を実行する。
例えば、図1に示すように、電子機器10は、アプリAが実行される状態で、文字「と」の入力を受け付けると、所有者用の予測変換DBを用いて、次に入力されると予想される「特許、特許庁」などを表示する。一方で、電子機器10は、一般的な通常のアプリケーションであるアプリBが実行される状態で、文字「と」の入力を受け付けると、他者用の予測変換DBを用いて、次に入力されると予想される「止まる、年」などを表示する。
このように、電子機器10は、所有者が頻繁に文字入力を行うアプリケーションか否かによって、文字入力の予測変換に用いる予測変換用のデータベースを切り替えることができる。したがって、電子機器10は、マルチユーザ環境において所有者のプライバシーを保護した適切な文字入力の支援を行うことができる。
[ハードウェア構成]
図2は、実施例1にかかる電子機器10のハードウェア構成例を示す図である。図2に示すように、電子機器10は、無線部1、センサ2、スピーカ3a、マイク3b、メモリ4、タッチパネル5、表示装置6、プロセッサ7を有する。なお、ここで示したハードウェアは例示であり、これら以外にも、例えばHDD(Hard Disk Drive)などの他のハードウェアを有していてもよい。
無線部1は、アンテナ1aを介して、基地局や他の情報処理端末と無線通信を実行する。センサ2は、加速度センサ、気圧センサ、地磁気センサなどのセンサの一例であり、センサ値を測定してプロセッサ7に出力する。
スピーカ3aは、音声を出力する。マイク3bは、音声を集音する。メモリ4は、記憶装置の一例であり、例えばプログラムやデータなどを記憶する。
タッチパネル5は、表示装置6に重畳される、文字入力などのユーザ操作を受け付ける入力部であり、操作された位置(座標)をプロセッサ7に出力する。なお、タッチパネル5は、静電容量方式や電磁誘導方式など様々な方式を採用することができる。表示装置6は、各種情報を表示する表示部の一例である。
プロセッサ7は、電子機器10全体の処理を司る処理部であり、例えばCPU(Central Processing Unit)などである。例えば、プロセッサ7は、OS(Operating System)を実行する。また、プロセッサ7は、ハードディスク等に記憶されるプログラムを読み出してメモリ4に展開して実行することで、後述する各機能部を実行する。
[機能構成]
図3は、実施例1にかかる電子機器10の機能構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、電子機器10は、アプリ一覧DB11、所有者入力履歴DB12、他者入力履歴DB13、所有者用予測変換DB14、他者用予測変換DB15、入力方法学習DB16を有する。また、電子機器10は、実行部20、モード判別部21、学習モード実行部30、判別モード実行部40、変換学習部50を有する。
なお、アプリ一覧DB11、所有者入力履歴DB12、他者入力履歴DB13、所有者用予測変換DB14、他者用予測変換DB15、入力方法学習DB16は、メモリ4やハードディスクなどの記憶装置に記憶される。実行部20、モード判別部21、学習モード実行部30、判別モード実行部40、変換学習部50は、プロセッサ7などの電子回路の一例やプロセッサ7が実行するプロセスの一例である。
アプリ一覧DB11は、所有者が一定数以上の文字入力を行う特定アプリケーションを識別する識別情報を記憶するデータベースである。具体的には、アプリ一覧DB11は、所有者が文字入力を頻繁に行うアプリケーションであって、文字入力の予測変換を切り替える対象となるアプリケーションを識別する識別情報を記憶する。
図4は、アプリ一覧DB11に記憶される情報の例を示す図である。図4に示すように、アプリ一覧DB11は、「アプリ名、アカウント名、パッケージ名」を対応付けて記憶する。ここで記憶される「アプリ名」は、アプリケーションの名称であり、「アカウント名」は、所有者がアプリケーションを使用するときのアカウント名である。「パッケージ名」は、開発者の所有するドメイン名などで構成され、アプリケーションを一意に識別する識別子の一例である。図4の場合、アプリ「SNS(A)」は、パッケージ名「PKG001」を有し、所有者がアカウント名「tokyo001」で使用することを示す。
所有者入力履歴DB12は、上記特定アプリケーションに対して、所有者が文字入力した履歴を記憶するデータベースである。具体的には、所有者入力履歴DB12は、アプリ一覧DB11に記憶される識別子等に該当する特定アプリケーションが実行されている状態で、所有者が当該特定アプリケーションの入力領域等に文字を入力した入力履歴を記憶する。
他者入力履歴DB13は、上記特定アプリケーション以外のアプリケーションに対して、所有者以外の他者が文字入力した履歴を記憶するデータベースである。具体的には、他者入力履歴DB13は、アプリ一覧DB11に記憶される識別子等に該当しないアプリケーションが実行されている状態で、アプリ実行者である他者が当該アプリケーションの入力領域等に文字を入力した入力履歴を記憶する。
所有者用予測変換DB14は、所有者が連続して入力する文字の傾向を示す辞書を記憶するデータベースであり、所有者が特定アプリケーションに文字入力を行う際の予測変換に使用される所有者用のデータベースである。ここで記憶される情報は、所有者入力履歴DB12に記憶される情報に基づいて生成される。
図5は、所有者用予測変換DB14に記憶される情報の例を示す図である。図5に示すように、所有者用予測変換DB14は、「入力文字、予測文字」を対応付けて記憶する。ここで記憶される「入力文字」は、特定アプリケーションに入力された文字であり、「予測文字」は、入力文字を受け付けた場合に次に入力されると予測される文字である。図5の場合、「あ」が入力されると、「愛、愛ちゃん」が予測文字として表示されることを示す。
他者用予測変換DB15は、一般のユーザが連続して入力する文字の傾向を示す辞書を記憶するデータベースであり、所有者以外のユーザ(他者)が特定アプリケーション以外のアプリケーションに文字入力を行う際の予測変換に使用される一般用のデータベースである。ここで記憶される情報は、他者入力履歴DB13に記憶される情報に基づいて生成される。
図6は、他者用予測変換DB15に記憶される情報の例を示す図である。図6に示すように、他者用予測変換DB15は、「入力文字、予測文字」を対応付けて記憶する。ここで記憶される「入力文字」は、通常のアプリケーションに入力された文字であり、「予測文字」は、入力文字を受け付けた場合に次に入力されると予測される文字である。図6の場合、「あ」が入力されると、「明日、会う」が予測文字として表示されることを示す。
入力方法学習DB16は、所有者による文字入力の特性を示す入力特性を記憶するデータベースである。具体的には、入力方法学習DB16は、所有者がタッチパネル上で特定アプリケーションに文字入力を行うときに抽出される、所有者の文字入力の操作時の特徴に関する情報を記憶する。なお、ここで取得される各種情報は、タッチパネルを有する端末等で使用されるIME(Input Method Editor)やFEP(Front End Processor:文字入力機能)などの文字入力を補助するソフトウェアを用いて取得することができる。
図7は、入力方法学習DB16に記憶される情報の例を示す図である。図7に示すように、入力方法学習DB16は、「文字、入力方法、初期タッチ位置、タッチ領域、フリック方向、フリックスピード、トグル入力間隔、手書きクセ」などを対応付けて記憶する。ここで記憶される「文字」は、入力された文字を示す。「入力方法」は、文字が入力されたときに使用される方法を示し、例えばフリック操作、トグル操作、手書きなどが設定される。「初期タッチ位置」は、文字が入力されたときに最初に指示体(指)がタッチパネル5と接触した位置(X軸、Y軸)を示す。「タッチ領域」は、文字が入力されたときのタッチパネル5上の接触領域の面積(X軸の長さ×Y軸の長さ)を示す。「フリック方向」は、フリック操作で文字が入力されたときのフリック方向を示し、始点(X軸、Y軸)から終点(X軸、Y軸)で示される。「フリックスピード」は、フリック操作で文字が入力されたときの始点から終点までのスピードを示す。「トグル入力」は、トグル操作で文字が入力されたときに、押下された回数や押下の時間間隔を示す。
図7の場合、文字「あ」の入力特性として、初期タッチ位置が(X軸、Y軸)=(80、120)でタッチ領域が(40×40)であり、(80、120)から(80、120)へフリックスピード「0」でのタッチ操作が記憶される。つまり、所有者が「あ」を入力する際、指が(80、120)の位置に(40×40)の面積で接触して入力する癖があることを示す。
また、文字「い」の入力特性として、初期タッチ位置が(X軸、Y軸)=(85、125)でタッチ領域が(30×40)であり、(85、125)から(100、126)へフリックスピード「30」でのフリック操作が記憶される。つまり、所有者が「い」を入力する際、指が(85、125)の位置に(30×40)の面積で接触した後、(100、126)まで、フリックスピード「30」でフリック操作を行って入力する癖があることを示す。なお、重力方向を下にした状態の場合、X軸は、重力方向と垂直方向で交わる横軸であり、Y軸は重力方向の向きを反転させた縦軸である。また、図7において該当しない項目には「−」が設定される。
実行部20は、ユーザ操作によってアプリケーションを実行する処理部である。例えば、実行部20は、SNSやWebブラウザなどのアプリケーションを実行し、モード判別部21などに処理開始を通知する。
モード判別部21は、実行されたアプリケーションがアプリ一覧DB11に登録されている特定アプリケーションに該当するか否かを判定する処理部である。具体的には、モード判別部21は、実行部20からアプリケーションの実行開始が通知されると、実行されているアプリケーションからアプリ名やパッケージ名を取得する。そして、モード判別部21は、取得したアプリ名やパッケージ名がアプリ一覧DB11に登録されている場合に、学習モードを選択し、取得したアプリ名やパッケージ名がアプリ一覧DB11に登録されていない場合に、判別モードを選択する。
その後、モード判別部21は、学習モードを選択した場合、学習モード実行部30に処理開始を指示する。一方、モード判別部21は、判別モードを選択した場合、判別モード実行部40に処理開始を指示する。また、モード判別部21は、判別結果を変換学習部50に通知する。
なお、モード判別部21は、SNSなどのように個人アカウントを使用するアプリケーションの場合は、アカウント名を更なる判別材料にすることもできる。例えば、モード判別部21は、アプリケーションで使用中のアカウント名を取得して、アカウント名がアプリ一覧DB11に登録されている場合に、学習モードを選択することもできる。なお、アカウント名の他に、ログイン名などを用いて同様に処理することができる。
学習モード実行部30は、構築部31、受付部32、学習部33、第1予測部34を有し、所有者用予測変換DB14の構築や所有者に対する予測変換等を実行する処理部である。具体的には、学習モード実行部30は、特定アプリケーションへの入力履歴を学習して所有者用予測変換DB14を構築した後、所有者によって特定アプリケーションが実行された場合、所有者用予測変換DB14による予測変換を実行する。また、学習モード実行部30は、予測変換と並行して、所有者の入力方法を学習する。
構築部31は、特定アプリケーションに入力された文字にしたがって、所有者が連続して入力する文字の傾向を示す所有者用予測変換DB14を構築する処理部である。具体的には、構築部31は、電子機器10が初めて起動されてから所定条件を満たすまでの間、所有者が頻繁に文字入力する特定アプリケーションへの入力履歴を学習して所有者用予測変換DB14を構築する。
例えば、構築部31は、特定アプリケーションへの入力として、「あ」、「あい」、「あい」から変換された「愛」、「ち」、「ゃ」、「ん」を順に検出し、「愛ちゃん」の入力が確定した場合、「入力文字=あ、予測文字=愛ちゃん」を所有者用予測変換DB14に格納する。また、構築部31は、特定アプリケーションへの入力として、「p」、「o」、「s」、「t」を順に検出し、「post」の入力が確定した場合、「入力文字=p、予測文字=post」を所有者用予測変換DB14に格納する。なお、所定条件とは、構築を終了するために設定される構築終了条件であり、一例としては、数時間や数日などのように時間で設定してもよく、全特定アプリケーションの実行回数の合計が20回以上のように回数で設定してもよい。
受付部32は、所有者用予測変換DB14が構築された後、所有者が頻繁に文字入力する特定アプリケーションの入力領域などの文字入力を受け付ける処理部である。例えば、受付部32は、IMEやFEPなどを実行し、アプリ一覧DB11に登録されている特定アプリケーション上で、フリック操作等による文字入力を受け付ける。すると、受付部32は、入力された文字や入力方法などをIMEやFEPなどから取得する。
そして、受付部32は、入力された未確定の文字を第1予測部34に通知して、予測変換の表示を要求する。並行して、受付部32は、入力された文字や入力方法などを学習部33に出力する。その後、受付部32は、エンターキーの押下などの確定操作が実行されると、文字入力を確定する。
このように、受付部32は、特定アプリケーション上で未確定の文字入力を検出するたびに、入力された文字を第1予測部34に通知して予測変換を実行させるとともに、文字の入力方法を学習部33に通知する。なお、受付部32は、未確定の文字および確定した文字(文字列)を変換学習部50に通知する。
学習部33は、文字の入力方法を学習する処理部である。具体的には、学習部33は、受付部32から入力された入力方法を用いて、入力方法学習DB16を学習する。例えば、学習部33は、文字入力の際に指示体(指)によってタッチパネル5が操作された情報として、初期タッチ位置、タッチ領域、フリック方向、フリックスピードなどを、IMEやFEPから取得された入力方法から抽出する。そして、学習部33は、新たに取得された情報と過去に取得された情報等を用いて平均値などを算出して、入力方法学習DB16を更新する。
ここで具体例を説明する。図8は、タッチ範囲を用いた文字入力の学習を説明する図であり、図9は、タッチ領域を用いた文字入力の学習を説明する図であり、図10は、フリック入力を用いた文字入力の学習を説明する図である。
図8に示すように、学習部33は、受付部32によって取得された情報を保存し、保存した情報を元に、タッチ操作やフリック操作で触れる領域を回数ごとに異なる色で色付けして、FEPキー上に表示することができる。図8のAの領域は、普段あまりタッチしてない領域である。このようにすることで、学習部33は、所有者が文字入力するときのタッチ範囲を抽出することができる。
図9に示す楕円の領域は、「ら」を入力する際のタッチ領域を示す。図9に示すように、同じ「ら」を入力する場合でもユーザによってタッチする領域が異なる。したがって、学習部33は、所有者がタッチする領域を特定することで、所有者の入力特性を学習することができる。
図10に示す楕円および矢印は、「る」をフリック操作で入力したときのフリック方向を示す。図10に示すように、同じ「る」をフリック入力する場合でもユーザによってフリック方向が異なる。したがって、学習部33は、所有者がフリック操作する方向を特定することで、所有者の入力特性を学習することができる。
図3に戻り、第1予測部34は、所有者用予測変換DB14を用いて予測変換を行って、次に入力されると予想される文字を表示する処理部である。具体的には、第1予測部34は、受付部32から入力された未確定の文字を受け付けると、所有者用予測変換DB14を参照して、受け付けた未確定の文字に対応する予測文字を特定する。そして、第1予測部34は、特定した予測文字を、実行されている特定アプリケーションの入力領域周辺に、選択可能に表示させる。
例えば、第1予測部34は、「あ」が入力された場合、所有者用予測変換DB14から「愛、愛ちゃん」などを特定して予測文字として表示する。なお、表示手法は、一般的な変換予測と同様の手法を採用することができる。
判別モード実行部40は、受付部41、判定部42、第2予測部43、第3予測部44を有し、所有者以外の他者に対する予測変換等を実行する処理部である。具体的には、判別モード実行部40は、所有者が頻繁に文字入力する特定アプリケーション以外の通常のアプリケーションが実行された場合、他者用予測変換DB15による予測変換を実行する。
受付部41は、他者が文字入力するアプリケーションの入力領域などの文字入力を受け付ける処理部である。例えば、受付部41は、IMEやFEPなどを実行し、アプリ一覧DB11に登録されていない通常のアプリケーション上で、フリック操作等による文字入力を受け付ける。すると、受付部41は、入力された文字や入力方法などをIMEやFEPなどから抽出する。そして、受付部41は、入力された未確定の文字や入力方法を判定部42に通知する。その後、受付部41は、エンターキーの押下などの確定操作が実行されると、文字入力を確定する。
このように、受付部41は、通常のアプリケーション上で未確定の文字入力を検出するたびに、入力された文字や入力方法を判定部42に通知する。なお、受付部41は、未確定の文字および確定した文字(文字列)を変換学習部50に通知する。
判定部42は、上記通常のアプリケーション上で文字入力されたときの特性が所有者の入力特性と一致するか否かを判定する処理部である。具体的には、判定部42は、受付部41から入力された文字入力の特性と、入力方法学習DB16に記憶される入力特性とを比較し、一致率(類似性)に基づいて判定する。そして、判定部42は、入力特性と類似する場合、所有者による入力と判定し、第2予測部43に入力文字を通知して予測変換を要求し、入力特性と類似しない場合、他者による入力と判定し、第3予測部44に入力文字を通知して予測変換を要求する。
例えば、判定部42は、「い」がフリック操作で入力された場合の初期タッチ位置(90、128)と、入力方法学習DB16に登録される「い」の初期タッチ位置(85、125)とのX軸の差およびY軸の差が閾値(例えば、8)未満の場合に、所有者による入力と判定する。同様に、判定部42は、「い」がフリック操作で入力された場合のタッチ領域(42×42)と、入力方法学習DB16に登録される「い」のタッチ領域(30×40)との差が閾値(例えば、10)未満の場合に、所有者による入力と判定する。また、判定部42は、「い」がフリック操作で入力された場合のフリック方向についても、入力方法学習DB16に登録されるフリック方向と比較し、始点の位置、終点の位置、始点と終点の距離などが閾値未満の場合に、所有者による入力と判定する。なお、判定項目や項目の組み合わせは、図7に示す入力特性の各項目から任意に選択することができる。
第2予測部43は、所有者用予測変換DB14を用いて予測変換を行って、次に入力されると予想される文字を表示する処理部である。具体的には、第2予測部43は、第1予測部34と同様、判定部42から文字を受け付けると、所有者用予測変換DB14を参照して、受け付けた文字に対応する予測文字を特定する。そして、第2予測部43は、特定した予測文字を、実行されている一般的なアプリケーションの入力領域周辺に、選択可能に表示させる。
第3予測部44は、他者用予測変換DB15を用いて予測変換を行って、次に入力されると予想される文字を表示する処理部である。具体的には、第3予測部44は、判定部42から文字を受け付けると、他者用予測変換DB15を参照して、受け付けた文字に対応する予測文字を特定する。そして、第3予測部44は、特定した予測文字を、実行されている一般的なアプリケーションの入力領域周辺に、選択可能に表示させる。
例えば、第3予測部44は、「あ」が入力された場合、他者用予測変換DB15から「明日、会う」などを特定して予測文字として表示する。なお、表示手法は、一般的な変換予測と同様の手法を採用することができる。
変換学習部50は、所有者用予測変換DB14や他者用予測変換DB15を学習する処理部である。具体的には、変換学習部50は、学習モード実行部30から文字入力や確定した入力文字を受け付けると、受け付けた情報を用いて所有者入力履歴DB12を更新する。そして、変換学習部50は、更新した所有者入力履歴DB12にしたがって、所有者用予測変換DB14を更新する。
同様に、変換学習部50は、判別モード実行部40から文字入力や確定した入力文字を受け付けると、受け付けた情報を用いて他者入力履歴DB13を更新することもできる。そして、変換学習部50は、更新した他者入力履歴DB13にしたがって、他者用予測変換DB15を更新することもできる。
例えば、変換学習部50は、複数回の文字入力の履歴から、「と」が入力された後に、「特許」、「特定」、「とりあえず」などの文字が確定していることを抽出する。そして、変換学習部50は、「特許」、「特定」、「とりあえず」について、「と」の入力後に入力が確定した回数を計数する。その後、変換学習部50は、回数が多い上位数個(例えば、5個)を予測変換対象と決定して、各DBに登録する。
[構築処理の流れ]
図11は、所有者用変換DB14の構築処理の流れを示すフローチャートである。図11に示すように、構築部31は、電子機器10が起動されて(S10:Yes)、構築終了条件を満たさない場合(S11:No)、特定アプリケーションが実行されたか否かを判定する(S12)。
そして、構築部31は、特定アプリケーションが実行されて(S12:Yes)、特定アプリケーション上で文字入力が検出されると(S13:Yes)、入力文字の遷移を検出する(S14)。その後、構築部31は、入力文字を取得して(S15)、入力文字の遷移と入力が確定した文字とに基づいた情報を所有者用変換DB14に格納する(S16)。
一方、構築部31は、特定アプリケーション上で文字入力が検出されずに(S13:No)、特定アプリケーションが終了すると(S17:Yes)、S11以降を繰り返す。ここで、構築部31は、特定アプリケーションが終了しない場合(S17:No)、S13に戻って、特定アプリケーション上での文字入力の検出を行う。
また、S12において、実行されたアプリケーションが特定アプリケーションではなく通常のアプリケーションの場合は(S12:No)、S11以降が繰り返される。また、S11において、構築部31は、構築終了条件を満たす場合(S11:Yes)、所有者用変換DB14の構築処理を終了する。
[予測変換処理の流れ]
図12は、予測変換処理の流れを示すフローチャートである。図12に示すように、実行部20がアプリケーションを実行すると(S101:Yes)、モード判別部21は、当該アプリケーションのパッケージ名を取得する(S102)。
続いて、モード判別部21は、取得したパッケージ名がアプリ一覧DB11のリストに登録されているか否かを判定し(S103)、リストに登録されている場合(S103:Yes)、学習モードを選択し(S104)、リストに登録されていない場合(S103:No)、判別モードを選択する(S105)。
その後、学習モードが選択された状態で(S106:Yes)、学習モード実行部30は、1文字の入力を受け付けると(S107)、その時の入力方法を取得して、入力方法学習DB16を更新する(S108)。
そして、学習モード実行部30は、所有者用予測変換DB14を用いて予測変換を行って予測文字(入力候補)を表示する(S109)。続いて、変換学習部50は、入力文字の候補が確定し、文字入力が確定すると(S110:Yes)、入力された文字を用いて所有者入力履歴DB12を更新するとともに、所有者用予測変換DB14を更新する(S111)。
その後、さらに次の文字入力が検出された場合(S112:No)、S107以降が繰り返される。一方、一定期間の経過または文字入力の終了操作などが検出されることにより、さらに次の文字入力が検出されない場合(S112:Yes)、処理が終了する。また、入力文字の候補が確定し、文字入力が未確定の場合(S110:No)、S111を実行することなく、S112が実行される。
また、学習モードではなく判別モードが選択された状態で(S106:No)、判別モード実行部40は、1文字の入力を受け付けると(S113)、その時に入力された文字入力の特性を抽出する(S114)。続いて、判別モード実行部40は、抽出した特性を入力方法学習DB16に記憶される入力特性と比較し(S115)、類似するか否かを判定する(S116)。
そして、取得した特性と入力特性とが類似する場合(S116:Yes)、判別モード実行部40は、S109と同様の処理を実行する。一方で、取得した特性と入力特性とが類似しない場合(S116:No)、判別モード実行部40は、他者用予測変換DB15を用いて予測変換を行って予測文字(入力候補)を表示する(S117)。
その後、さらに次の文字入力が検出された場合(S118:No)、S113以降が繰り返される。一方、一定期間の経過または文字入力の終了操作などが検出されることにより、さらに次の文字入力が検出されない場合(S112:Yes)、処理が終了する。なお、S117以降において、学習モードと同様、変換学習部50は、入力文字の候補が確定し、文字入力が確定すると、入力された文字を用いて他者入力履歴DB13を更新するとともに、他者用予測変換DB15を更新することもできる。
ここで、SNSに対応するアプリケーションを実行したときに、アカウント等を用いて所有者が利用しているアプリケーションか否かを判定する具体例を説明する。図13は、SNSアプリが使用されるときのモード判別処理の流れを示すフローチャートである。
図13に示すように、モード判別部21は、SNSアプリケーションによって提供されるSNSへのログインを検出すると(S201:Yes)、初回ログインか否かを判定する(S202)。
そして、モード判別部21は、初回ログインの場合(S202:Yes)、SNSのグインアカウントを取得し(S203)、アプリ一覧DB11に追加する(S204)。例えば、モード判別部21は、アプリ名やパッケージ名が登録されていない場合は、これらの情報を取得してあわせて登録する。
そして、S204が実行された後、または、初回ログインではない場合(S202:No)に、FEPなどの文字入力機能が開始されると(S205:Yes)、モード判別部21は、パッケージ名を取得し(S206)、取得したパッケージ名がアプリ一覧DB11のリストに登録されているか否かを判定する(S207)。
ここで、モード判別部21は、リストに登録されている場合(S207:Yes)、さらにSNSアカウント(ログインアカウント)を取得し(S208)、SNSアカウントがアプリ一覧DB11に登録されるアカウント名と一致するか否かを判定する(S209)。
そして、モード判別部21は、SNSアカウントがアプリ一覧DB11に登録されるアカウント名と一致する場合(S209:Yes)、学習モードを選択し(S210)、一致しない場合(S209:No)、判別モードを選択する(S211)。なお、モード判別部21は、取得したパッケージ名がアプリ一覧DB11のリストに登録されていない場合(S207:No)、判別モードを選択する(S211)。
[効果]
上述したように、電子機器10は、機器操作時の「所有者が入力する条件」に着目し、電話帳、SMS(Short Message Service)、メール、SNSなど所有者が使用するアプリ(パーソナルアプリ)については、個人認証開始からログアウトまでの間、所有者の文字入力を行いながら、文字入力時に発生する個人の特徴を判断する情報の収集を行って学習するとともに、所有者に対する特定の予測変換を実行する。そして、電子機器10は、不特定のユーザが利用する上記以外のアプリに対する文字入力の際には、ユーザ判別を実行して、予測変換辞書の切替えを行う。
例えば、個人の文字入力の特徴を意図的に学習しようとした場合、通常の利用状態とは異なる入力操作となってしまい、適切に特徴情報(入力特性)が得られないケースがある。しかし、実施例1にかかる電子機器10は、文字入力操作時に裏で特徴情報の収集を行うので、適切な入力特性を収集できる。また、電子機器10は、入力特性を自動収集するので、事前設定や事前学習等の学習の時間も削減できる。
また、電子機器10は、機器内のFEPにて、文字入力操作が行われているアプリが特定アプリ(パーソナルアプリ)かそれ以外のアプリであるかを判別し、学習モード、判別モードを切り替える。このように、電子機器10は、FEPにてモード判別を行うことにより、文字入力操作者に意識させること無く裏で自動的にモード切り替えを実行できる。
このように、電子機器10は、従来利用者毎に数十分程度かけていた事前学習やゲスト用アカウントなどを作成する際の事前設定を行うことなく、端末を普段通りに使っているだけで、利用者毎の最適な文字変換や予測変換候補の提示が実行できる。また、電子機器10は、機器利用中に常時入力の特徴情報を収集することで、徐々に入力の癖が変わっていっても追従することができる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に異なる実施例を説明する。
[特定ユーザ]
上記実施例では、特定ユーザの一例として所有者を例にして説明したが、任意に設定変更することができる。
[他者の学習]
上記実施例では、電子機器10が、学習モードの実行時に、所有者入力履歴DB12を更新して所有者用予測変換DB14を学習する例を説明したが、判別モードの実行時にも同様の処理を実行することもできる。例えば、電子機器10は、同様の手法を用いて、他者入力履歴DB13を更新して他者用予測変換DB15を学習することもできる。
[システム]
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともできる。あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られない。つまり、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、電子機器10は、プログラムを読み出して実行することで文字入力方法を実行する情報処理装置として動作する。つまり、電子機器10は、実行部20、モード判別部21、学習モード実行部30、判別モード実行部40、変換学習部50と同様の機能を実行するプログラムを実行する。この結果、電子機器10は、実行部20、モード判別部21、学習モード実行部30、判別モード実行部40、変換学習部50と同様の機能を実行するプロセスを実行することができる。なお、この他の実施例でいうプログラムは、電子機器10によって実行されることに限定されるものではない。例えば、他のコンピュータまたはサーバがプログラムを実行する場合や、これらが協働してプログラムを実行するような場合にも、本発明を同様に適用することができる。
10 電子機器
11 アプリ一覧DB
12 所有者入力履歴DB
13 他者入力履歴DB
14 所有者用予測変換DB
15 他者用予測変換DB
16 入力方法学習DB
20 実行部
21 モード判別部
30 学習モード実行部
31 構築部
32 受付部
33 学習部
34 第1予測部
40 判別モード実行部
41 受付部
42 判定部
43 第2予測部
44 第3予測部
50 変換学習部

Claims (7)

  1. 画面へのタッチ操作による文字入力の予測変換を行う文字入力装置において、
    前記文字入力を受け付ける対象のアプリケーションが、前記文字入力装置の所有者が一定数以上の文字入力を行う特定アプリケーションに該当するか否かを判定する判定部と、
    前記特定アプリケーションに該当すると判定された場合、前記特定アプリケーションに入力された文字にしたがって、前記所有者が連続して入力する文字の傾向を示す所有者用辞書を構築する構築部と、
    前記所有者が前記特定アプリケーション以外のアプリケーションを使用する場合は、前記所有者用辞書に基づく前記予測変換を実行し、前記所有者以外のユーザが前記特定アプリケーション以外のアプリケーションを使用する場合は、前記ユーザが連続して入力する文字の傾向を示す一般用辞書に基づく前記予測変換を実行する予測部と
    を有することを特徴とする文字入力装置。
  2. 前記予測部は、前記所有者が前記特定アプリケーションを使用する場合、前記所有者用辞書に基づく前記予測変換を実行し、前記所有者以外のユーザが前記特定アプリケーションを使用する場合、前記一般用辞書に基づく前記予測変換を実行することを特徴とする請求項1に記載の文字入力装置。
  3. 前記所有者が各文字を入力するときの前記タッチ操作の特性である入力特性を記憶する記憶部と、
    前記特定アプリケーションに該当しないアプリケーションへの文字入力が行われたときの前記タッチ操作の特性を抽出し、抽出した前記特性が前記記憶部に記憶される前記入力特性と一致するか否かを判定する特性判定部とをさらに有し、
    前記予測部は、前記特定判定部によって前記特性が前記入力特性と一致すると判定された場合、前記所有者が前記特定アプリケーション以外のアプリケーションを使用すると判定して、前記所有者用辞書を用いて予測変換を実行することを特徴とする請求項1または2に記載の文字入力装置。
  4. 前記特定アプリケーションに入力された文字と当該文字が入力されたときの前記特性とを抽出し、前記文字と前記特性とを用いて、前記記憶部に記憶される前記入力特性を学習する特性学習部をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の文字入力装置。
  5. 前記判定部は、前記文字入力を受け付けたアプリケーションから各アプリケーションの識別に利用されるパッケージ名を取得し、取得した前記パッケージ名が予め指定されるパッケージ名と一致する場合に、前記特定アプリケーションに該当すると判定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の文字入力装置。
  6. 画面へのタッチ操作による文字入力の予測変換を行うコンピュータが、
    前記文字入力を受け付ける対象のアプリケーションが、前記文字入力装置の所有者が一定数以上の文字入力を行う特定アプリケーションに該当するか否かを判定し、
    前記特定アプリケーションに該当すると判定された場合、前記特定アプリケーションに入力された文字にしたがって、前記所有者が連続して入力する文字の傾向を示す所有者用辞書を構築し、
    前記所有者が前記特定アプリケーション以外のアプリケーションを使用する場合は、前記所有者用辞書に基づく前記予測変換を実行し、前記所有者以外のユーザが前記特定アプリケーション以外のアプリケーションを使用する場合は、前記ユーザが連続して入力する文字の傾向を示す一般用辞書に基づく前記予測変換を実行する
    処理を実行することを特徴とする文字入力方法。
  7. 画面へのタッチ操作による文字入力の予測変換を行うコンピュータに、
    前記文字入力を受け付ける対象のアプリケーションが、前記文字入力装置の所有者が一定数以上の文字入力を行う特定アプリケーションに該当するか否かを判定し、
    前記特定アプリケーションに該当すると判定された場合、前記特定アプリケーションに入力された文字にしたがって、前記所有者が連続して入力する文字の傾向を示す所有者用辞書を構築し、
    前記所有者が前記特定アプリケーション以外のアプリケーションを使用する場合は、前記所有者用辞書に基づく前記予測変換を実行し、前記所有者以外のユーザが前記特定アプリケーション以外のアプリケーションを使用する場合は、前記ユーザが連続して入力する文字の傾向を示す一般用辞書に基づく前記予測変換を実行する
    処理を実行させることを特徴とする文字入力プログラム。
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