JP2018077008A - 空調機器制御システム - Google Patents

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裕行 多田
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Abstract

【課題】 店舗等の施設内の温度や施設内に滞留する人数、営業スケジュール等から判断して、快適な環境になるよう空調機器を制御しながら電力消費量を抑制する空調制御システムを提供することを目的とする。【解決手段】 施設内に設置され、室温を検知する温度センサと、施設内に入退する人数を検知する入退センサと、空調機器が消費する電力量を計測する電力量計と、空調機器を制御する制御部と、空調機器を制御するための運転スケジュール及び複数の制御データが記憶されている記憶部とから構成され、複数の空調機器を制御する空調機器制御システムであって、制御データに、室温、入退人数、消費電力量のしきい値を設定し、制御部は、センサで検知あるいは計測された室温、入退人数と、消費電力量とのいずれかがしきい値を超えた時点で記憶部に記憶されている運転スケジュール及び制御データに基づいて空調機器を制御することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、店舗等の施設に設置された空調機器を制御する空調機器制御システムに関し、特に、施設内の温度や滞留している人数、または営業スケジュールに対応した空調機器を制御する空調機器制御システムに関する。
大量の電力を必要とするオフィスビルや大型店舗などの各種施設では、電力の基本料金を施設で使用される電力の最大許容量に基づき、電力供給業者と契約している。この最大許容量は、一般にデマンド契約電力と呼ばれている。このデマンド契約電力に基づく電力基本料金は、施設における消費電力が契約値を超えない限り適用される。しかし、消費電力がデマンド契約電力をわずか30分程度でも超過すると、翌月以降の基本料金が大幅に増額されてしまう。
そこで、店舗等において系統から供給される積算電力量が所定期間毎に目標電力量を超えないように店舗内に設置された複数の空調設備の負荷のうちの一部の負荷の消費電力量を抑制するデマンド制御がある。このデマンド制御は、複数の負荷に対して、予め決められたスケジュールに基づく順番に従い、所定時間消費電力量を抑制する制御を実行するものである。
一例として、特許文献1には、空調設備を系統別に運転制御して簡単な制御により執務環境を確保しつつ効率的な建物全体のピーク消費電力量を低減させることが記載されている。
特開2006−29693号公報
しかしながら、店舗内の環境を維持するために空調機器を強制的に制御すると、店舗内の快適な環境を維持することができなくなり、来店しているお客に快適な環境を提供することが困難となる。また、店舗内の温度や来店人数は変化が激しく、この変化に合わせた空調機器の制御も必要となり、単なるデマンド制御のみでは、店舗内の環境を維持することは困難である。
本発明は、上記する問題に鑑みてなされたものであり、店舗等の施設内の温度や施設内に滞留する人数、営業スケジュール等から判断して、快適な環境になるよう空調機器を制御しながら電力消費量を抑制する空調機器制御システムを提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明の空調機器制御システムは、施設内に設置され、室温を検知する温度センサと、該施設内に入退する人数を検知する入退センサと、該空調機器が消費する電力量を計測する電力量計と、前記空調機器を制御する制御部と、前記空調機器を制御するための運転スケジュール及び複数の制御データが記憶されている記憶部とから構成され、複数の空調機器を制御する空調機器制御システムであって、前記制御データには、前記室温、前記入退人数、前記消費電力量のしきい値が設定されており、前記制御部は、前記温度センサで検知された室温と、前記入退センサで検知された入退人数と、前記電力量計で計測された消費電力量とのいずれかが前記しきい値を超えた時点で前記記憶部に記憶されている運転スケジュール及び制御データに基づいて前記空調機器を制御することを特徴とする。
また、前記複数の制御データは、空調機器の消費電力量が契約電力量を超えないように空調機器を制御するデマンド制御データを含むことを特徴とする。
また、前記複数の制御データは、前記温度センサが検知した室温が前記しきい値を超えた時点で前記制御部によって空調機器を制御して前記室温がしきい値を下回るようにするデータを含むことを特徴とする。
また、前記複数の制御データは、前記入退センサが検知した入退人数から施設内の滞留人数を算出し、該滞留人数が設定されているしきい値を超えた時点で前記制御部が前記空調機器を制御し、前記滞留人数がしきい値を下回るまで前記空調機器の制御を継続させるデータを含むことを特徴とする。
また、前記複数の制御データは、前記制御部が、前記空調機器が手動操作されたと判断した場合に、所定時間経過後に前記制御部は前記空調機器の設定を変更するデータを含むことを特徴とする。
また、前記複数の制御データは、前記制御部が、所定の時間に前記空調機器の電源をON又はOFFにする制御するデータを含むことを特徴とする。
さらに、前記複数の制御データは、前記制御部が実行する上での優先順位が設定されており、該優先順位に従って前記制御データを実行することを特徴とする。
本発明によれば、店舗内の室温や滞留している人数、空調機器の消費電力が予め設定されているしきい値を超えたときに空調機器を制御することで、空調機器の消費電力が契約電力を超えない範囲で、店舗内のお客に快適な環境を提供することができる。
本実施形態に係る空調制御システムの構成を示した図である。 店舗内に設置される複数の空調機器をグループ化した図である。 制御部の構成を示したブロック図である。 空調機器を制御する制御エージェントを示した図である。 図5(a)は、1日の電力使用量を示したグラフであり、図5(b)及び図5(c)は、デマンド監視状況を示したグラフである。 図6(a)は、スケジュール発停制御エージェント32が行う制御項目を示した表であり、図6(b)は、制御する空調機器の設定内容を記した定義を示した表であり、図6(c)は、制御を行うタイムスケジュールを示した図である。 設定温度監視制御エージェントの動作を示すフローチャートである。 設定温度監視制御エージェントが行う制御を示したグラフである。 温度連動快適制御エージェントによる空調機器制御のタイミングを示したグラフである。 図10(a)は、グループ化された複数の空調機器を示した模式図であり、図10(b)は、店舗内の滞留人数の推移を示したグラフである。 実行する制御エージェントの優先順位を判定するためのフローチャートである。
次に、図面を参照して、本実施形態に係る空調機器制御システムについて説明する。
本実施形態では、大型スーパーマーケット、百貨店、ショッピングモールなどの商業施設において使用する場合を想定して説明する。
図1は、本実施形態に係る空調機器制御システムの構成を示した図であり、図2は、店舗内に設置される複数の空調機器をグループ化した図であり、図3は、制御部の構成を示したブロック図であり、図4は、空調機器を制御する制御エージェントを示した図である。
図示するように、本実施形態に係る空調機器制御システムは、店舗等に設置される複数の空調機器1と、空調機器1を制御するとともに空調機器1の制御ログを送信する制御部2と、インターネット3を介して制御部2と接続され、制御部2から送信される制御ログを保存するサーバ4とから構成されている。
図2に示すように、店舗等に備えられている複数の空調機器1は、例えば3台ごとにグループ化されており、制御部2がグループごとに空調機器1の制御を行う。
また、それぞれのグループには、制御を行う上での優先度が設定されており、入口に近いグループ1やグループ3は優先度が高く設定されており、夏場であれば室温が高くなりやすく、冬場であれば室温が低くなりやすい傾向にある場所であるため、この場所に設置されている空調機器1のモード(冷房、暖房、送風など)や風量、設定温度の制御を行わない、又は制御を最後に行う。
一方で、店舗等の中央付近のグループ2や2階のグループ4〜6については、季節や時間帯、滞留人数によるが、上記した制御を積極的に行うように空調機器1を制御する優先度が低く設定されている。
制御部2は、図3に示すように、空調機器1の出力制御をする出力制御部20と、出力制御部20に接続される電力メータ21と、EMS(Energy Management System、以下、EMSとする)コントローラ22と、EMSコントローラ22に接続されている電力量計23及び温度センサ24と、入退センサ25と、記憶部26と、通信部27とから構成されている。
出力制御部20は、EMSコントローラ22から送信される出力データに基づいて空調機器1を制御する。電力メータ21は、空調機器に供給される電力を監視するものであり、消費電力量をEMSコントローラ22へ送信する。
EMSコントローラ22は、図示しないが、例えば、CPUなどのプロセッサが記憶部26に記憶されている制御データを実行することによって機能するソフトウェア機能部である。EMSコントローラ22は、各センサ等から送信されるデータ及び記憶部26に記憶されている制御データに基づいて生成される出力データを出力制御部20に送信する。
電力量計23は、消費電力量を測定するためのものであり、温度センサ24は、建物内の室温を検出するセンサであり、例えば、人の体感温度に近い温度を検出するために、店舗などの壁面で人の高さと同程度の高さ位置に設置されている。
入退センサ25は、店舗等の入退店人数を計測するセンサであり、例えば、店舗の出入り口に設置し、人の出入りを検出することで店舗内に滞在する人数を把握することができる。入退センサ25は、赤外線センサやカメラを利用し画像処理によって入退を検出する装置であり、従来のセンサや装置を採用することができる。
記憶部26には、EMSコントローラ22が空調機器1を制御するために必要な複数の制御エージェント30と、スケジュール管理データ40とが記憶されている。制御エージェント30は、図4に示すように、デマンド制御エージェント31と、スケジュール発停制御エージェント32と、設定温度監視制御エージェント33と、温度連動快適制御エージェント34と、店内人数連動制御エージェント35とから構成されている。
また、スケジュール管理データ40は、季節や月、曜日別などの稼働日によって制御エージェントによる判定条件や動作条件が異なるため、特別な稼働日をグループ分けしたデータ(以下、スケジュールグループ)であり、本システムは、このスケジュールグループに従って、空調機器1を制御する。
このスケジュールグループは、例えば、夏季平日(5〜9月の月〜金)、夏季休日(5〜9月の土、日)、夏季セール日(5〜9月の10日、20日)といったようにグループ分けされており、さらに、グループ分けされたグループには優先順位が付けられており、優先順位が高い順にスケジュールグループを適用する。
通信部27は、入退センサ25が計測した入退店人数をサーバ4へ送信する機能を有する。
次に、本実施形態で実行される制御エージェントについて説明する。
制御エージェント30とは、店舗での消費電力量やセンサで検知した温度や入退人数が設定されているしきい値を超えた場合に空調機器1を制御して消費電力量を抑制したり、店舗内の状況に応じた温度管理を行ったりするソフトウェアである。
なお、下記に示すエージェントは、スケジュール管理データ40のスケジュールグループを周期的に取得して、スケジュールグループに対応した制御を行う。
[デマンド制御エージェント]
図5(a)〜(c)を参照して、デマンド制御エージェントの機能について説明する。
図5(a)は、1日の電力使用量を示したグラフであり、図5(b)及び図5(c)は、デマンド監視状況を示したグラフである。
デマンド制御エージェント31は、グループ化された複数の空調機器1の監視を行いデマンド警報が発生した際に警報レベルの中で最も優先度が高い警報レベルの設定に応じた空調機器1の制御を行う機能である。具体的には、電力量計23の電力量パルスを常時計測し、所定時間での電力量を計測、積算して、30分毎の使用量の予測線を算出し、予測線が警報しきい値に触れた際にデマンド警報を発生させる。
図5(a)に示すように、1日の電力使用量のグラフを見てみると、30分ごとの電力使用量がグラフで表されており、14:00〜14:30の時間帯がもっとも電力使用量が高い。そして、図5(b)に示すグラフから、この30分間の電力使用量を見てみると、電力消費量が実績線として示されており、この実績線の傾きから今後の電力消費量を示す予測線を算出し、毎分更新する。
そして、算出された予測線が設定されている予測電力警報しきい値線及び2に触れると予測電力警報1及び2が発生状態となる。この時、EMSコントローラ22によってデマンド制御エージェント31を実行し、例えば、空調機器1の風量を弱くして消費電力を抑制するといった制御を行う。
また、図5(c)に示すように、電力消費量を示す実績線の傾きから算出される予測線が目標電力しきい値線に触れているため、目標電力警報が発生状態となる。この時、EMSコントローラ22はデマンド制御エージェント31を実行し、例えば、空調機器1が冷房に設定されていれば、設定温度を上げたり、暖房であれば、設定温度を下げたり、もしくは、送風に切り換える、さらには、間欠・ローテーション運転による間欠遮断の切り換えといった制御を行う。
このように、デマンド警報が発生した場合には、デマンド警報の内容に応じて空調機器1のモード(冷房、暖房、送風など)や風量、設定温度を切り換えたり、電源をON/OFFにするといった間欠遮断の制御を行ったりする。また、図2に示すグループの優先度に従って、グループごとに上記した空調機器1の制御を行い、消費電力量が設定された範囲内となるようにする。
[スケジュール発停制御エージェント]
スケジュール発停制御エージェント32は、指定した時刻に空調機器1の制御を行う機能を有する。
図6(a)は、スケジュール発停制御エージェント32が行う制御項目を示した表であり、図6(b)は、制御する空調機器の設定内容を記した定義を示した表であり、図6(c)は、制御を行うタイムスケジュールを示した図である。
図示するように、スケジュール発停制御エージェント32は、図6(a)に示す制御項目に従って空調機器を制御する。制御項目には、空調機器1の電源をON/OFFにしたり、空調機器1のモードである「自動」、「暖房」、「冷房」、「送風」のいずれかを設定したり、空調機器1の暖房及び冷房の設定温度を設定したりすることが含まれており、これらは必須の制御である。また、空調機器1の風量は設定されている限りにおいて制御することができる。
スケジュール発停制御エージェント32は、図6(b)に示す定義ファイルに従って、図6(c)に示すタイムスケジュールのように、空調機器1を制御する。
まず、定義ファイル1では、グループ内の空調機器1を一斉に9:10に電源をON、モードは「冷房」、設定温度は「26℃」で制御する。この制御により、例えば、10時から開店する店舗内の温度を快適な温度にすることができる。
また、定義ファイル2では、11:10にグループ内の空調機器1を一斉に電源をON、モードは「冷房」、26℃の設定温度で、かつ、風量を「弱」にして制御する。そして、定義ファイル3では、店舗の閉店時間の直前である20:55にグループ内の空調機器1を一斉に電源をOFF、モードを「冷房」、28℃の設定温度にする。さらに、消し忘れ防止のために、再度、定義ファイル4では、グループ内の電源をOFF、モードを「冷房」、28℃の設定温度で制御する。
[設定温度監視制御エージェント]
設定温度監視制御エージェント33は、グループ内の空調機器1の「モード」と「設定温度」の設定値と状態値を監視し、不一致を検出した場合に、検出してから一定時間経過後に空調機器1を制御する機能である。
図7及び図8を参照して、設定温度監視制御エージェントの動作について説明する。図7は、設定温度監視制御エージェントの動作を示すフローチャートであり、図8は、設定温度監視制御エージェントが行う制御を示したグラフである。
EMSコントローラ22によって、グループ内の空調機器1が手動操作されたか否かを確認する(ステップS1)。グループ内の空調機器1のすべてが手動操作されていないと確認できた場合は(ステップS1/NO)、そのまま終了となる。また、グループ内の空調機器1が手動操作されていることが確認できた場合(ステップS1/YES)、次に、グループ内の空調機器1の電源がONかどうかを確認する(ステップS2)。グループ内の空調機器1の電源がOFFの場合(ステップS2/NO)、再度、グループ内の空調機器1が手動操作されたかを確認する。
また、グループ内の空調機器1の電源がONの場合(ステップS2/YES)、次に、グループ内の空調機器1の現在のモードが設定したモードと一致しているかを確認する(ステップS3)。グループ内の空調機器1の現在のモードが設定したモードと一致していない場合(ステップS3/NO)、次に、グループ内の空調機器1の現在のモードが「冷房」か「暖房」を確認する(ステップS4)。グループ内の空調機器1の現在のモードが「冷房」か「暖房」ではなく、「自動」または「送風」のモードになっている場合(ステップS4/NO)、ステップS1に戻る。
また、グループ内の空調機器1の現在のモードが「冷房」または「暖房」の場合(ステップS4/YES)、次に、グループ内の空調機器1の設定温度が当初の設定温度と不一致かを確認する(ステップS5)。グループ内の空調機器1の設定温度が当初の設定温度と一致している場合(ステップS5/NO)、ステップS1に戻る。
また、グループ内の空調機器1の設定温度が当初の設定温度と不一致な場合(ステップS5/YES)、次に、グループ内の空調機器1の手動操作を検出したかを確認する(ステップS6)。
また、ステップS3に戻り、グループ内の空調機器1の現在のモードが設定したモードと一致している場合(ステップS3/YES)、次に、グループ内の空調機器1の手動操作を検出したかを確認する(ステップS6)。
グループ内の空調機器1が手動操作されていないことを検出した場合(ステップS6/NO)、次に、グループ内の空調機器1の不感帯時間が経過したかを確認する(ステップS7)。ここで、頻繁に空調機器1が手動操作されるたびに、手動操作されたことを検知してしまうことを考慮し、かつ、空調機器1とEMSコントローラ22との通信遅延による検出のバタつきを回避するために、手動操作された場合であっても一定時間経過するまでは、手動操作を検知したと判断しない設定を不感帯時間としている。
そして、グループ内の空調機器1の不感帯時間が経過した場合(ステップS7/YES)、グループ内の空調機器1の維持時間経過監視を開始して終了する(ステップS8)。また、グループ内の空調機器1の不感帯時間が経過していない場合には(ステップS7/NO)、そのまま終了となる。
また、ステップS6において、グループ内の空調機器1で手動操作を検出した場合(ステップS6/YES)、次に、グループ内の空調機器1の不感帯時間経過待ちかを確認する(ステップS9)。グループ内の空調機器1が不感時間経過待ちの場合(ステップS9/YES)、ステップS7の不感帯時間が経過したかを確認する。
グループ内の空調機器1の不感時間経過待ちではない場合(ステップS9/NO)、次に、グループ内の空調機器1の維持時間経過待ちかを確認する(ステップS10)。
維持時間経過待ちである場合(ステップS10/YES)、設定温度監視制御エージェント33による空調機器1の監視を終了する。また、維持時間経過待ちではない場合(ステップS10/NO)、設定温度監視制御エージェント33によってグループ内の空調機器1を当初に設定されたモードや設定温度に戻す制御を実行する(ステップS11)。
なお、図8に示すように、不感帯時間が経過中は設定温度監視制御エージェント33以外の優先度が低いエージェントの制御が可能であり、一方で、不感帯時間経過後の維持時間経過中では、設定温度監視制御エージェント33より優先度の低いエージェントによる制御も実行可能となる。
[温度連動快適制御エージェント]
温度連動快適制御エージェント34は、グループ内に設置されている温度センサ24が検知した温度がしきい値を上回った又は下回った場合に空調機器1の制御を行う。EMSコントローラ22は、温度センサ24が検知した温度から空調機器1の制御項目のいずれかを作動させて制御する。制御項目とは、空調機器1のモード(自動、暖房、冷房、送風のいずれか)、設定温度、ON/OFF、風量である。
図9は、温度連動快適制御エージェントによる空調機器制御のタイミングを示したグラフである。
図示するように、温度センサ24が検知した温度が上限しきい値線を超えた場合に、状態異常検出として、EMSコントローラ22が空調機器1の制御を行う。この場合、上記した制御を行うことで、温度センサ24が検知する温度を上限しきい値線を下回るようにする。そして、温度センサ24で検知する温度が上限不感帯線を下回ったタイミングでEMSコントローラ22によって、再度、温度センサ24が検知する温度が上限しきい値線を上回らないように空調機器1の制御を行う。
そして、温度センサ24が検知した温度が下限しきい値を下回った場合に、状態異常検出としてEMSコントローラ22により温度が下限しきい値を上回るように空調機器1の制御を行う。空調機器1の制御により温度センサ24が検知する温度が下限しきい値を上回り、下限不感線を超えるタイミングで状態異常検出を解除し、温度が下限しきい値を上回ったタイミングで、再度、温度センサ24が検知する温度が下限しきい値を下回らないように空調機器1の制御を行う。
[店内人数連動制御エージェント]
店内人数連動制御エージェント35は、店舗等の出入り口に設置されている入退センサ25でカウントされる入退人数から店舗内の滞留人数を算出し、滞留人数が設定されているしきい値を超えた時点で状態異常検出が発生したとして、温度調整やモードの切り換えといった空調機器1の制御を行う。
図10(a)は、グループ化された複数の空調機器を示した模式図であり、図10(b)は、店舗内の滞留人数の推移を示したグラフである。
例として、図10(a)に示すように、グループ化された複数の空調機器1の周囲に複数の入退センサ25が設置されており、これらの入退センサ25で入退人数を検出し、入退人数は、EMSコントローラ22及びサーバ4に送信される。EMSコントローラ22では、入退人数から店舗内の滞留人数を算出し、算出した滞留人数が図10(b)に示すように、しきい値線を越えているかを監視する。滞留人数がしきい値線を越えた時点でEMSコントローラ22によって温度調整やモードの切り換えなどといった空調機器1を制御する。なお、滞留人数がしきい値を超えている状態では、他の優先度の低い制御エージェントによる空調機器1の制御を行うことができない。
そして、滞留人数が減少し、滞留人数が不感帯線を下回ったら、この時点で、再度、温度調整やモードの切り換えなどといった空調機器1の制御を行う。
次に、制御エージェントの優先順位について説明する。
図11は、実行する制御エージェントの優先順位を判定するためのフローチャートである。
制御エージェント30は、状態異常が同時期に発生した場合に、優先度が高い制御エージェント順に空調機器1を制御する。
図示するように、まず、制御エージェントが有効か否かを判定する(ステップS10)。制御エージェントが有効ではない場合(ステップS10/NO)、制御を行わない(ステップS11)。また、制御エージェントが有効な場合(ステップS10/YES)、次に、最優先に制御エージェントを実行する状態異常が検出されたかを判定する(ステップS12)。最優先に制御エージェントを実行する状態異常が検出された場合(ステップS12/YES)、検出された状態異常に対応する制御エージェントを優先的に実行する(ステップS13)
また、最優先に制御エージェントを実行する状態異常が検出されなかった場合(ステップS12/NO)、次に、スケジュール発停制御エージェントを実行する時間か否かを判定する(ステップS14)。スケジュール発停制御エージェントを実行する時間である場合には(ステップS14/YES)、スケジュール発停制御エージェントを実行する(ステップS15)。また、スケジュール発停制御エージェントを実行する時間ではない場合(ステップS14/NO)、次に、手動によって空調機器1が操作されたかを判定する(ステップS16)。
空調機器1が手動操作されたと判定した場合には(ステップS16/YES)、設定温度監視制御エージェントを実行し(ステップS17)、空調機器1が手動操作されていないと判定した場合には(ステップS16/NO)、次に、店舗内の温度が上限しきい値もしくは下限しきい値を超えたかを判定する(ステップS18)。店舗内の温度が上限しきい値もしくは下限しきい値を超えたと判定した場合には(ステップS18/YES)、温度連動快適制御エージェントを実行する(ステップS19)。
また、店舗内の温度が上限しきい値もしくは下限しきい値を超えていない場合(ステップS18/NO)、次に、店舗内の滞留人数が100人を超えたかの判定を行う(ステップS20)。店舗内の滞留人数が100人以上の場合(ステップS20/YES)、店内人数連動制御エージェントを実行する(ステップS21)。また、店舗内の滞留人数が100以下の場合(ステップS20/NO)、次に、デマンド警報が発生したかを判定する(ステップS22)。デマンド警報が発生した場合には(ステップS22/YES)、デマンド制御エージェントを実行する(ステップS23)。また、デマンド警報が発生していない場合には(ステップS22/NO)、制御自体を行わずに終了となる。
このように、状態異常が同時期に発生した場合に、優先度が高い制御エージェント順に状態異常を評価し、条件が成立した場合に制御エージェントを実行させることができる。
また、最優先に制御エージェントを実行させる状態異常が発生した場合のみ、その制御エージェントを実行し、空調機器を制御させることも可能である。
1 空調機器
2 制御部
3 インターネット
4 サーバ
20 出力制御部
21 電力メータ
22 EMSコントローラ
23 電力量計
24 温度センサ
25 入退センサ
26 記憶部
27 通信部
30 制御エージェント
31 デマンド制御エージェント
32 スケジュール発停制御エージェント
33 設定温度監視制御エージェント
34 温度連動快適制御エージェント
35 店内人数連動制御エージェント

Claims (7)

  1. 施設内に設置され、室温を検知する温度センサと、該施設内に入退する人数を検知する入退センサと、該空調機器が消費する電力量を計測する電力量計と、前記空調機器を制御する制御部と、前記空調機器を制御するための運転スケジュール及び複数の制御データが記憶されている記憶部とから構成され、複数の空調機器を制御する空調機器制御システムであって、
    前記制御データには、前記室温、前記入退人数、前記消費電力量のしきい値が設定されており、前記制御部は、前記温度センサで検知された室温と、前記入退センサで検知された入退人数と、前記電力量計で計測された消費電力量とのいずれかが前記しきい値を超えた時点で前記記憶部に記憶されている運転スケジュール及び制御データに基づいて前記空調機器を制御することを特徴とする空調機器制御システム。
  2. 前記複数の制御データは、空調機器の消費電力量が契約電力量を超えないように空調機器を制御するデマンド制御データを含むことを特徴とする請求項1記載の空調機器制御システム。
  3. 前記複数の制御データは、前記温度センサが検知した室温が前記しきい値を超えた時点で前記制御部によって空調機器を制御して前記室温がしきい値を下回るようにするデータを含むことを特徴とする請求項1記載の空調機器制御システム。
  4. 前記複数の制御データは、前記入退センサが検知した入退人数から施設内の滞留人数を算出し、該滞留人数が設定されているしきい値を超えた時点で前記制御部が前記空調機器を制御し、前記滞留人数がしきい値を下回るまで前記空調機器の制御を継続させるデータを含むことを特徴とする請求項1記載の空調機器制御システム。
  5. 前記複数の制御データは、前記制御部が、前記空調機器が手動操作されたと判断した場合に、所定時間経過後に前記制御部は前記空調機器の設定を変更するデータを含むことを特徴とする請求項1記載の空調機器制御システム。
  6. 前記複数の制御データは、前記制御部が、所定の時間に前記空調機器の電源をON又はOFFにする制御するデータを含むことを特徴とする請求項1記載の空調機器制御システム。
  7. 前記複数の制御データは、前記制御部が実行する上での優先順位が設定されており、該優先順位に従って前記制御データを実行することを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の空調機器制御システム。

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