JP2018076900A - Electronic control device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電磁弁を制御する電子制御装置に関する。 The present invention relates to an electronic control device that controls a solenoid valve.
従来は電磁弁内のソレノイドの温度依存性による動作ばらつきを軽減するため、ソレノイド抵抗値を算出し、出力デューティ比を補正しフィードバック制御している。例えば、抵抗値を算出するためプルダウン抵抗を設け、デューティ出力回路停止時すなわち駆動用トランジスタのオフ期間中に小電圧を印加している(特許文献1)。 Conventionally, in order to reduce the operation variation due to the temperature dependence of the solenoid in the solenoid valve, the solenoid resistance value is calculated, the output duty ratio is corrected, and feedback control is performed. For example, a pull-down resistor is provided to calculate a resistance value, and a small voltage is applied when the duty output circuit is stopped, that is, during the off period of the driving transistor (Patent Document 1).
しかし、上記構成では、プルダウン抵抗を設けるため回路変更が必要であり、更に冷間時は、ソレノイド抵抗の変動が大きいことから精度の高いフィードバック制御が必要になるため、大規模なソフト変更が必要となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、冷間時においても電磁弁の制御性が良好な電子制御装置を提供することにある。
However, in the above configuration, it is necessary to change the circuit to provide a pull-down resistor. Furthermore, since the solenoid resistance fluctuates greatly during cold weather, accurate feedback control is required, so a large-scale software change is required. It becomes.
The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide an electronic control device in which the controllability of the electromagnetic valve is good even when cold.
請求項1に記載した発明によれば、電子制御装置(13)は、電磁弁の開閉を行う制御要求が無い時は、前記電磁弁を前記電磁弁が開弁しないデューティ比で駆動する制御を実行し、前記電磁弁の開閉を行う制御要求があった時は、前記電磁弁を前記電磁弁が開弁するデューティ比で駆動させる制御を実行することにより、前記電磁弁をデューティ駆動制御する。 According to the first aspect of the present invention, when there is no control request for opening and closing the solenoid valve, the electronic control device (13) performs control to drive the solenoid valve at a duty ratio at which the solenoid valve does not open. When the control request is executed to open and close the solenoid valve, the solenoid valve is duty-driven by performing control to drive the solenoid valve at a duty ratio at which the solenoid valve opens.
この構成によれば、電磁弁は予熱モードによる駆動によって電磁弁が開弁しない状態で駆動されることにより予熱されて高温時の動作特性を示すようになるため、例えばEVRV(Electric Vacuum Regulating Valve)の制御要求があった場合にEVRVの開度がずれてしまうことがない。また、予熱の間はソレノイドが動作することがなくEVRVが開弁しないため、EVRVにより制御されるターボチャージャの過給圧を変更してしまうこともない。従って、電磁弁の制御性が良好となり、電磁弁を用いて制御する機器の制御、例えばターボチャージャの過給圧制御がより正確となる。 According to this configuration, the solenoid valve is preheated by driving in a state in which the solenoid valve is not opened by driving in the preheating mode, and thus exhibits operating characteristics at a high temperature. For example, EVRV (Electric Vacuum Regulating Valve) When there is a control request, the EVRV opening does not shift. Further, since the solenoid does not operate during preheating and the EVRV does not open, the turbocharger supercharging pressure controlled by the EVRV is not changed. Therefore, the controllability of the solenoid valve is improved, and the control of the equipment controlled using the solenoid valve, for example, the turbocharger supercharging pressure control becomes more accurate.
以下、本発明の複数の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1に示すように、内燃機関としてのディーゼルエンジン30のシリンダブロック30aには、ピストン30eが往復移動可能に設けられている。シリンダブロック30aには図示しない冷却水を通じる経路が設けられており、この冷却水によりエンジン30が冷却される。シリンダブロック30aはエンジン30を冷却水により冷却する冷却部として機能する。
Hereinafter, a plurality of embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. In each embodiment, substantially the same elements are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
(First embodiment)
As shown in FIG. 1, a
ピストン30eは、コンロッド30fを介してエンジン30の下部に設けられたクランクシャフト30gに連結されている。ピストン30eの往復運動は、コンロッド30fによりクランクシャフト30gの回転運動へと変換される。シリンダブロック30aには水温計31が設けられており、エンジン30を冷却する冷却水の温度を計測している。
The
上記シリンダブロック30aの上端にはシリンダヘッド30bが設けられており、シリンダヘッド30bの内周側面とピストン30eの上端面とによって囲まれた空間が燃焼室30hとなる。シリンダヘッド30bには、燃焼室30h内に燃料を噴射する燃料噴射ノズル38が設けられている。また、シリンダヘッド30bには、吸気ポート30c及び排気ポート30dが、燃焼室30hと連通するよう設けられている。吸気ポート30c及び排気ポート30dと、燃焼室30hとの間には図示しない吸気バルブ及び排気バルブが設けられており、吸気ポート30c及び排気ポート30dと燃焼室30hとの間を所定のタイミングで開閉駆動することで連通及び遮断している。
A
上記吸気ポート30c及び排気ポート30dには、それぞれ吸気管22及び排気管28が接続されている。吸気ポート30c及び吸気管22内は吸気通路22aとなっている。吸気管22及び吸気通路22aはエンジン30に導入する空気を吸気する吸気部として機能する。排気ポート30d及び排気管28は排気通路28aとなっている。吸気通路22aの上流部及び排気通路28aの下流部は、それぞれターボチャージャ18に接続されている。
An
ターボチャージャ18は、吸気通路22aの下流側へと空気を加圧吐出するための図示しないコンプレッサホイールと、排気通路28aを通過する排気ガスの流れにより回転する図示しないタービンホイールを備えている。コンプレッサホイール及びタービンホイールは、図示しないロータシャフトにより連結されて一体回転するよう構成され、これにより、排気ガスの力により回転させられたタービンホイールの回転によりコンプレッサホイールが回転し空気を加圧吐出する。
The
クランクシャフト30gは、図示しない燃料噴射ポンプのドライブシャフトと連結されることにより駆動され、燃料タンク32より燃料を吸引し、コモンレール34で加圧することにより燃料噴射ノズル38に向けて燃料を加圧する。燃料噴射ノズル38は、コモンレール34から送り込まれた燃料を燃焼室30h内に噴射する。燃焼室30h内に噴射された燃料はピストン30eによる燃焼室30hない混合気の圧縮により燃焼し、排気ガスを生ずる。排気ガスは排気ポート30dに排出される。
The
燃焼室30hから排出された排気ガスは、排気通路28aを通じてターボチャージャ18に達し、図示しないタービンホイールを回転させることにより図示しないコンプレッサホイールを回転させ、これにより空気が加圧され、吸気通路22aの下流に向かって送出される。この空気の加圧により燃焼室30h内に吸入される空気の量が増加する。燃焼室30h内の空気の量が増加すると、同燃焼室30h内で燃焼可能な燃料の量も増加する。そのため、燃焼噴射ノズル38から噴射される燃料の量を多くすることができる。
Exhaust gas discharged from the
このようにして、燃焼室30h内の燃料の充填効率が上昇するため、エンジン30の出力を向上させることができる。ターボチャージャ18の下流側に接続する排気管28には、触媒26が設けられており、排気はさらにその下流で外方に排出される。
In this manner, the fuel charging efficiency in the
吸気ポート30cから吸気管22の上流側の吸気通路22a内には図示しないアクセルに接続する電子スロットル14が設けられており、電子スロットル14の開閉駆動により吸気通路22aを通過する空気量を調節している。吸気管22のさらに上流にはインタクーラ16が配置され、その先はターボチャージャ18に接続する。
An
ターボチャージャ18からさらに上流にはエアフロメータ20が配置されている。エアフロメータ20には、図示しない吸気温センサが内蔵されている。エアフロメータ20は吸気管22を通過する空気量すなわち吸気量と、空気の温度すなわち吸気温度を測定することができる。
An
ターボチャージャ18にはロッド44aを介してアクチュエータ44が接続され、アクチュエータ44には連通管42aを介してEVRV42が接続されている。さらにEVRV42は連通管42bを介して負圧タンク46に接続されている。EVRV42はECU(Electronic Control Unit)13に接続されており、ECU13により制御されている。
An
ECU(電子制御装置)13はCPU、ROM及びRAM等の記憶部、I/O等を有するマイクロコンピュータを主体として構成されている。ECU13はROMに格納されているコンピュータプログラムを実行することで、EVRV42に対する処理を実施し、EVRV42の弁開閉を制御する。
The ECU (electronic control unit) 13 is mainly configured by a microcomputer having a storage unit such as a CPU, a ROM and a RAM, an I / O, and the like. The
図2に示すように、EVRV42は、内部にソレノイド52、可動鉄心53、及び可動弁54を備える筐体50により構成されている電磁弁である。ソレノイド52はECU13の制御により電磁力を発生するように構成され、可動鉄心53はソレノイド52が発生する電磁力により往復運動可能に構成されている。可動弁54は可動鉄心53に一体的に固定されて構成されており、可動鉄心53の往復運動により後述する連通管42a及び連通管42bを開閉可能に構成された弁である。
As shown in FIG. 2, the EVRV 42 is an electromagnetic valve that is configured by a
筐体50は連通管42a及び連通管42bに接続されており、それぞれはターボチャージャ18及び負圧タンク46に連通している。また、筐体50には大気に連通するインテーク60すなわち空気取り入れ口が設けられている。
The
EVRV42は可動弁54の往復運動により連通管42a及び連通管42bの端部を開閉可能に構成されている。可動弁54はバネ56及びバネ受け部58の作用により図2において上方すなわち連通管42a及び連通管42bが閉鎖されるように付勢されている。この時、EVRV42は、連通管42a及び連通管42b端部に可動弁54の上面が密着することにより閉じられており、連通管42a及び連通管42bは筐体50内部と連通していない。
The
EVRV42が開弁された状態では可動弁54は図2において下方向に移動し、筐体50内と連通管42a及び連通管42bが連通することによりインテーク60を介して大気と連通し、連通管42a及び連通管42bに大気圧が導入される。これにより連通管42aすなわちアクチュエータ44に導入される負圧を制御している。これらの動作はEVRV42に接続されたECU13により制御されている。
In a state where the
アクチュエータ44は、外部から導入される負圧の大きさによってアクチュエータの動作量が変化する公知の負圧式のものである。EVRV42の開度が調整されると、負圧タンク46からアクチュエータ44へ向けて付与される負圧が調節される。これによりアクチュエータ44内の図示しない変位部分が変位し、変位部分に設けられたロッド44aの突出位置が適宜に変更される。
The
ロッド44aはタービンに設けられた図示しないベーンに接続しており、ベーンの角度が適宜に調整される。このベーンは、排気ガスの流れに対する角度が可変となるように構成されおり、ベーンの角度が調節されることで、ターボチャージャ18により燃焼室30hへ送り込まれる空気の過給圧が調節される。すなわちこのターボチャージャ18は可変容量型ターボチャージャである。
The
図3に高温時及び低温時のEVRV42の動作特性を示す。実線で示される動作特性グラフは通常時すなわち高温時における動作特性Aであり、破線で示される動作特性グラフは低温時における動作特性Bである。低温時とは例えば0℃以下の冷間時の場合である。高温時とは、EVRV42のソレノイド52が温まり高温時における動作特性Aを発揮する状態を意味し、おおよそ0℃を超える温度領域である。
FIG. 3 shows the operating characteristics of the
図3に例示するように、通常時すなわち高温時においては、駆動デューティ比0%から20%での駆動ではEVRV42の開度は0%となる。これはEVRV42が開弁されない駆動デューティ比での駆動状態となる。また、EVRV42は駆動デューティ比20%において駆動し始め、駆動デューティ比20%から80%までは、駆動デューティ比の増加に伴い一次関数的にEVRV42の開度が増加する。駆動デューティ比80%以上ではEVRV42開度は100%となる。
As illustrated in FIG. 3, at the time of normal operation, that is, at a high temperature, the opening degree of the
次に、低温時においては、駆動デューティ比0%から10%未満での駆動ではEVRV42の開度は0%となる。これはEVRV42が開弁されない駆動デューティ比での駆動制御となる。駆動デューティ比10%においてEVRV42は駆動すなわち開弁し始める。駆動デューティ比10%から70%までの駆動制御では駆動デューティ比の増加にともない一次関数的にEVRV42の開度が増加する。駆動デューティ比70%以上ではEVRV42の開度は100%となる。このように、低温時と高温時では、同じ駆動デューティ比を与えてもEVRV42の開度にずれが生じる。
Next, at the time of low temperature, the opening degree of the
上記現象は、EVRV42の動作の温度依存性、すなわち低温時にはEVRV42内のソレノイド52のコイル部における電気抵抗が低くなるため電流が流れやすくなり、より小さな駆動デューティ比でEVRV42が駆動することに起因する。また、同じ駆動デューティ比では、EVRV42の開度は、低温時のほうが高温時よりも大きい。これは、おおよそ0℃以下の温度領域で生じる現象である。
The above phenomenon is caused by the temperature dependence of the operation of the
図3に示すように、例えばEVRV42を駆動デューティ比50%で駆動した場合、高温時であれば50%の開度となるところが、低温時では70%の開度となってしまい、ECU13が同じ制御を行ってもEVRV42の開度にずれが生じてしまう。この結果、低温時ではターボチャージャ18を目標過給圧に制御できないこととなる。
As shown in FIG. 3, for example, when the
なお、EVRV42の開度が0%となる駆動状態すなわち開弁しない駆動状態とは、EVRV42は所定の駆動デューティ比により駆動制御されているが開弁状態とならない駆動デューティ比での駆動状態を意味する。また、EVRV42の駆動、制御等を実行することには、EVRV42が備えるソレノイド52の駆動、制御を実行することも含まれるものとする。
The driving state in which the opening degree of the
本実施形態においては、ECU13はEVRV42に対して図4に示す制御を行う。まず、ECU13はEVRV42の開閉を行う制御要求の有りか否かを判定する(S101)。EVRV42の制御要求は図示しないエンジンECUにより送信される。ここで、EVRV42の制御要求は、例えば、主として車両が走行中のエンジン制御に応じて要求されるものであり、エンジン30に対する過給圧をEVRV42によって制御するための要求である。
In the present embodiment, the
EVRV42の制御要求有りの場合(S101:YES)は、ECU13は通常駆動デューティ比を算出する(S102)。通常駆動デューティ比は、あらかじめEVRV42開度と駆動デューティ比を対応させたテーブルマップを準備しておき、このテーブルマップに基づいてECU13から要求されたEVRV42開度に応じて算出される。これは図3における高温時のEVRV42の動作特性Aに基づいて設定されている。
If there is a control request for the EVRV 42 (S101: YES), the
ここで通常駆動デューティ比とは、EVRV42の可動弁54が実際に開弁動作するようにソレノイド52を駆動する場合の駆動デューティ比を意味する。ECU13は算出した通常駆動デューティ比をEVRV42に出力することにより(S104)、EVRV42を開弁しない駆動デューティ比で駆動する制御を実行する。これによりEVRV42は、図示しないエンジンECUにより要求を受けた内容で駆動されることによりアクチュエータ44を制御し、これによりターボチャージャ18により過給される過給圧を制御する。以下、通常駆動デューティ比を算出し(S102)、その後、EVRV42を算出した通常駆動デューティ比により制御することを、通常駆動モードと称する。
Here, the normal drive duty ratio means a drive duty ratio when the
S101においてEVRV42の制御要求がない場合は(S101:NO)、ECU13は予熱デューティ比を算出する(S103)。ここで、EVRV42の制御要求がない場合とは、例えば車両のイグニッションスイッチ(以下、イグニッションSWと称する)をオンした直後でエンジン30がアイドリング状態であるとか、あるいは、人が乗車する際のドアーオープン時にドアカーテシスイッチ(以下、ドアカーテシSWと称する)がオンした直後など、エンジン30始動前やアイドリング時あるいは車両の低速走行時などのようにエンジン30に負荷がかかっていない状態で、EVRV42によるターボチャージャ18の過給圧制御がされない場合を意味する。
When there is no control request for the
また、予熱デューティ比とは、EVRV42の開度が0%となる駆動状態の駆動デューティ比すなわちEVRV42が開弁しない駆動デューティ比を意味し、例えば図3においては、低温時での動作特性Bのグラフの0%から10%未満の範囲の駆動デューティ比である。
The preheating duty ratio means a driving duty ratio in a driving state in which the opening degree of the
ECU13は算出した予熱デューティ比をEVRV42に出力し(S104)、EVRV42が開弁しない駆動デューティ比での駆動制御が実行される。以下、予熱デューティ比を算出し(S103)、その後、算出した予熱デューティ比によりEVRV42を制御すること(S104)を、予熱モードと称する。EVRV42は予熱モードで駆動されることにより予熱されて温度が上昇するため、図3に示す高温時の動作特性Aを示すようになる。
The
第1の実施形態によれば、EVRV42は予熱モードによる駆動によって予熱されて高温時の動作特性Aを示すようになるため、EVRV42の制御要求があった場合(S101:YES)に算出した駆動デューティ比で駆動しても、EVRV42の開度がずれてしまうことがない。また、予熱モードによる駆動の間はソレノイドが動作することがなくEVRV42が開弁しないため、ターボチャージャ18の過給圧を変更してしまうこともない。以上より、冷間時においても、EVRV42の制御にずれが生じることがなく制御性が良好となるため、ターボチャージャ18の過給圧制御がより正確となる。
According to the first embodiment, since the
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、図5に示すように、予熱デューティ算出(S103)の前に、ECU13はエンジン冷却水温又は吸気温度が所定値以上であるか否かを判定する(S201)。エンジン冷却水温又は吸気温度が所定値以上の場合は(S201:YES)EVRV42は高温状態であり高温時の動作特性Aを示すと判断されるため予熱は必要でない。したがって、予熱モードによるEVRV42の制御(S103→S104)を行うことなくS101に戻る。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment will be described. In the second embodiment, as shown in FIG. 5, before the preheating duty calculation (S103), the
一方、エンジン冷却水温又は吸気温度が所定値未満の場合は(S201:NO)EVRV42は低温状態であり低温時の動作特性Bを示すと判断されるため予熱が必要である。したがって、この場合は予熱モードによるEVRV42の制御(S103→S104)を行うことにより、EVRV42を予熱する。
On the other hand, when the engine coolant temperature or the intake air temperature is less than the predetermined value (S201: NO), the
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得る。また、EVRV42の温度が低く、低温時の動作特性Bを示す場合に、確実に予熱モードによる制御を実施することができるため、EVRV42の温度を上昇させ高温時の動作特性Aを示す状態にすることができる。これにより、EVRV42の制御要求があった場合(S101:YES)に備えて、EVRV42が高温時の動作特性Aを示すように準備することができるため、要求に応じて算出した駆動デューティ比で駆動してもEVRV42の開度にずれが生じてしまうことがない。これにより冷間時においてもEVRV42の制御性が良好となるため、ターボチャージャ18は目標の過給圧を発生させることができ、過給圧制御がより正確となる。
According to the second embodiment, the same effect as in the first embodiment is obtained. In addition, when the temperature of the
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態について説明する。第3の実施形態では、図6に示すように、まず初めにイグニッションSW、又はドアカーテシSWがオンされたか否かを判定する(S301)。イグニッションSW又はドアカーテシSWがOFFの場合(S301:NO)は再度S301に戻り、イグニッションSW又はドアカーテシSWのオンの検知を待機する。イグニッションSW又はドアカーテシSWがオンされた場合(S301:YES)は、EVRV42の制御要求有りか否かを判定する(S101)。その他の構成は第2の実施形態と同じである。
(Third embodiment)
Next, a third embodiment will be described. In the third embodiment, as shown in FIG. 6, it is first determined whether or not the ignition SW or the door courtesy SW is turned on (S301). If the ignition SW or the door courtesy switch is OFF (S301: NO), the process returns to S301 again, and waits for the detection of the ignition SW or the door courtesy switch being turned on. When the ignition switch or the door courtesy switch is turned on (S301: YES), it is determined whether or not there is a control request for the EVRV 42 (S101). Other configurations are the same as those of the second embodiment.
第3の実施形態によれば、第1及び第2の実施形態と同様の効果を得る。また、イグニッションSW又はドアカーテシSWのオンを契機として予熱モードの駆動制御を開始するため、より早い時期からEVRV42の予熱を実行することが可能となる。従って、冷間時においてもより早い時期からEVRV42の制御性が良好となるため、ターボチャージャ18の過給圧制御をより早い時期から正確なものとすることができる。
According to the third embodiment, the same effects as those of the first and second embodiments are obtained. Further, since the drive control in the preheating mode is started when the ignition SW or the door courtesy SW is turned on, the
(第4の実施形態)
次に第4の実施形態について説明する。第4の実施形態では、図7に示すように、S201でNOの場合に、予熱デューティ比による駆動を行う所定時間T1を算出する(S401)。ここで、所定時間T1は以下のように設定される。
(Fourth embodiment)
Next, a fourth embodiment will be described. In the fourth embodiment, as shown in FIG. 7, when NO is determined in S201, a predetermined time T1 for driving with the preheating duty ratio is calculated (S401). Here, the predetermined time T1 is set as follows.
ECU13はシリンダブロック30aに設けられた水温計31から冷却水の温度を取得する。ECU13は冷却水温と予熱モードによる駆動時間とを対応させたテーブルマップを予め備えている。所定時間T1は、が予熱モードの駆動によりEVRV42が高温時における動作特性Aを示すに至るのに十分な時間として設定される。ECU13は取得した冷却水温からこれに対応する所定時間T1を算出する(S401)。なお、所定時間T1はエアフロメータ20に内蔵された吸気温センサにより測定された吸気温度と予熱モードによる駆動時間を対応させたテーブルマップを準備し、これ用いて算出するようにしてもよい。
ECU13 acquires the temperature of a cooling water from the
次にECU13は、所定時間T1以上、予熱モードで駆動したか否かを判定する(S402)。この判定は、図8に示すように、予熱モード駆動カウンタにより予熱モードによる駆動時間をモニターし、この駆動時間が所定時間T1以上になったか否かにより判定される。予熱モード駆動カウンタは、ECU13のROMに格納されたプログラムがCPUで実行されることにより仮想的に構成される。
Next, the
予熱モードでの駆動が所定時間T1未満の場合は(S402:NO)予熱デューティ比を算出し(S103)、EVRV42に駆動デューティ出力を実施する(S104)。その後、再度S301からの制御がスタートする。EVRV42の制御要求がない場合は(S101:NO)2度目の予熱モードの制御(S201からS104)に入るが、すでに所定時間T1が与えられているので2度目以降ではS401は実施しない。また、再度のS301からの制御でEVRV42の制御要求が有った場合は(S101:YES)エンジン30に負荷がかかった駆動がされていると考えられるため、エンジン30が温まりエンジン冷却水温又は吸気温度は高くなる。そのため、2度目の予熱モードの制御でエンジン冷却水温又は吸気温度が所定値以上と判定され(S201:YES)それ以後は予熱モードによる制御は実施せずにS101に戻ることになる。
When the driving in the preheating mode is less than the predetermined time T1 (S402: NO), the preheating duty ratio is calculated (S103), and the drive duty output is performed on the EVRV 42 (S104). Thereafter, the control from S301 starts again. If there is no control request for the EVRV 42 (S101: NO), the control enters the second preheating mode control (S201 to S104), but since the predetermined time T1 has already been given, S401 is not executed after the second time. Further, if there is a control request for the
予熱モードでの駆動が所定時間T1以上の場合は(S402:YES)、予熱モードによる制御を終了し、S101に戻る。
第4の実施形態によれば、第1、第2及び第3の実施形態と同様の効果を得る。また、不必要な予熱モードの駆動を行わないため、無駄なECU13の動作を低減できる。
When the driving in the preheating mode is longer than or equal to the predetermined time T1 (S402: YES), the control in the preheating mode is terminated and the process returns to S101.
According to the fourth embodiment, the same effects as those of the first, second and third embodiments are obtained. Further, unnecessary driving of the preheating mode is not performed, so that unnecessary operation of the
(その他の実施形態)
上記の実施形態は電磁弁として、ソレノイド52を備えたEVRV42を例示して説明したがこれに限定されない。ソレノイドを用いた他の電磁弁に広く適用することができる。例えばソレノイドを備えるEGR(Exhaust Gas Recirculation)バルブに適用してもよい。
また、予熱モードにおける駆動デューティ比の与え方については、例えば、エンジン冷却水温又は吸気温度を刻々とモニターしながら、上昇していく温度に対応させて駆動デューティ比を変化させるような制御を実行してもよい。
(Other embodiments)
In the above embodiment, the
In addition, with respect to how to give the drive duty ratio in the preheating mode, for example, control is performed to change the drive duty ratio in accordance with the rising temperature while monitoring the engine coolant temperature or the intake air temperature. May be.
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、本開示は当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素のみ、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。 Although the present disclosure has been described with reference to the embodiments, it is understood that the present disclosure is not limited to the embodiments and structures. The present disclosure includes various modifications and modifications within the equivalent range. In addition, various combinations and forms, as well as other combinations and forms including only one element, more or less, are within the scope and spirit of the present disclosure.
13…ECU(電子制御装置)、30…ディーゼルエンジン(内燃機関)、42…EVRV(電磁弁)、52…ソレノイド、54…可動弁
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記電磁弁の開閉を行う制御要求が無い時は、前記電磁弁を前記電磁弁が開弁しないデューティ比で駆動する制御を実行し、
前記電磁弁の開閉を行う制御要求があった時は、前記電磁弁を前記電磁弁が開弁するデューティ比で駆動する制御を実行することにより、前記電磁弁をデューティ駆動制御する電子制御装置(13)。 An electronic control device for controlling the driving of the solenoid valve (42),
When there is no control request to open and close the solenoid valve, the control is performed to drive the solenoid valve with a duty ratio that the solenoid valve does not open,
When there is a control request to open and close the solenoid valve, an electronic control device that controls the duty of the solenoid valve by executing control to drive the solenoid valve at a duty ratio that the solenoid valve opens ( 13).
The electronic control device according to claim 4, wherein the predetermined time is calculated corresponding to a temperature of cooling water for cooling the internal combustion engine or an intake air temperature of air taken into the internal combustion engine.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016218083A JP2018076900A (en) | 2016-11-08 | 2016-11-08 | Electronic control device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016218083A JP2018076900A (en) | 2016-11-08 | 2016-11-08 | Electronic control device |
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JP2018076900A true JP2018076900A (en) | 2018-05-17 |
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ID=62150553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114719072A (en) * | 2022-04-02 | 2022-07-08 | 浙江银轮机械股份有限公司 | Electronic valve control method and device, water circulation system and storage medium |
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2016
- 2016-11-08 JP JP2016218083A patent/JP2018076900A/en active Pending
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