JP2018075004A - 特大の囲いを備えたペット用手押し車 - Google Patents

Abstract

【課題】ベースフレームとバックフレームとを含むフレームアセンブリを有するペット用手押し車を提供する。
【解決手段】ハンドル６２がバックフレーム５０に接続されている。ペット着席エリアを規定するためにプラットフォーム７０がベースフレーム３０に位置している。２つの後輪８０及び少なくとも１つの前輪８４、８６がベースフレーム３０に接続されている。２本の折りたたみ可能な支柱９０、９２が、広げられた位置でロック可能で折りたたみを可能にするようにベースとバックフレーム５０との間に設けられている。後方ドアがヒンジによってバックフレーム５０に接続されており、解除可能なドアラッチを有する。布製覆いアセンブリ１２５と上側及び下側覆いバー１２０、１２２とを含む覆い１２４が設けられている。ペット着席エリアを形成するために、覆い用ラッチ１３０が、ベースフレーム３０の前方布部材に下側覆いバー１２２を解除可能に接続している。
【選択図】図１

Description

参照による引用
［０００１］２０１６年１１月１１日に出願された米国特許出願第６２／４２０，７８６号に説明される内容全体が参照としてここに組み込まれる。

［０００２］本発明は、ペット用手押し車に、特に、使用位置へと開くことが可能であって、使用しないときにはコンパクトな保管位置に折りたたみ可能な、折りたたみ式ペット用手押し車に関する。

［０００３］上述のタイプの折りたたみ式ペット用手押し車は周知であり、乳幼児用手押し車（ベビーカー）と同様にして、犬や猫のような、小型又は中型サイズのペットの散歩に使用されることができる。代表的には、ペット用手押し車は、閉じた覆いを含み、これにより、ペットは、手押し車に接続されるリードによって留められるかつながれる必要なく、着席エリアに閉じ込められることができる。覆いは、代表的には、メッシュエリアを含む。

［０００４］これらの手押し車は、代表的には、布を有する金属フレームと、金属フレームに取り付けられたメッシュ保持アセンブリとで形成され、これらは、布及びメッシュ覆いとともに着席エリアを規定する。代表的には、金属フレームは、前輪支柱及び後輪支柱を含み、これらは、追加的な支持構造とともに、ハンドル及び着席エリアプラットフォームに枢動するように接続されている。これらのフレーム部材は、コンパクトな保管位置から、ハンドル及び支柱がロックアセンブリを使用して適所でロックされて、ロックを解除してコンパクトな保管位置に再び折りたたむことができる使用位置までフレームを延ばすために、ハンドルと前方支柱と後方支柱との間の枢動を可能にするために、所定の枢動エリアで枢動可能に接続されている。コンパクトな保管位置では、ハンドル及び支柱は、互いに隣り合う位置にほぼ折りたたまれ、布及びメッシュ着席エリア、及び覆いは、一緒にほぼ折りたためる。

［０００５］既知のペット用手押し車は、通常は、収容されることができるペットのサイズに制限があり、ペットを持ち上げて手押し車の囲いエリアにペットを置く必要があり、手押し車の囲いエリアは、代表的には地面から１５〜２０インチ離れて位置し、拘束用の紐や鎖にペットの首輪を接続する、又はペット着席エリアを囲むために覆いを使用する。

［０００６］より大きなペットを収容し、ペットをペット用手押し車の着席エリアに持ち上げる必要のないペット用手押し車を提供することが望まれている。

［０００７］簡潔に述べると、第１及び第２のベース側部材と、前記第１及び第２のベース側部材間に延びている前方及び後方布部材と、選択的に中間布部材とを有してよいベースフレームを含むフレームアセンブリを有するペット用手押し車が提供される。第１及び第２の側部材と、前記第１及び第２の側部材間に位置された後方布部材とを有するバックフレームが設けられ、前記第１及び第２の側部材は、その第１の端部で前記ベースフレームに枢動可能に接続されている。ハンドルが、前記第１及び第２の側部材の第２の端部に接続されている。プラットフォームが、ペット着席エリアを規定するために前記ベースフレームに位置している。２つの後輪が前記ベースフレームに接続されており、少なくとも１つの前輪が前記ベースフレームに接続されている。好ましくは、２つの前輪があり、これらはキャスターとして装着されている。

［０００８］折りたたみ可能な２本の支柱が設けられ、前記折りたたみ可能な支柱の各々が、前記第１及び第２のベース側部材のそれぞれに、及び前記第１と第２の側部材のそれぞれに枢動可能に接続されている。これらの枢動可能な支柱の各々は、中間ヒンジと、折りたたみ可能な支柱の延ばした位置においてロック可能で、折りたたみ可能な支柱の折りたたみを可能にするように解除可能なラッチアセンブリとを有する。前記第１の側部材へのヒンジ接続部を有する後方ドアが設けられている。ドアラッチが、前記後方ドア及び前記第２の側部材に接続されている。前記ドアラッチは、閉じた位置に前記後方ドアを保持するために閉じられることができ、前記後方ドアが前記第１の側部材への前記ヒンジ接続部を中心に枢動して開くように解除可能である。布製覆いアセンブリと、上側及び下側覆いバーとを有する覆いが設けられている。前記上側及び下側覆いバーは、前記ペット着席エリアを覆う前記布製覆いアセンブリを広げたりたたんだりするために、前記フレームアセンブリに枢動可能に接続されている。覆い用ラッチアセンブリは、囲まれたペット着席エリアを形成するために、前記前方布部材に前記下側覆いバーを解除可能に接続している。

［０００９］好ましくは、前記上側及び下側覆いバーは、前記第１及び第２のベース側部材に枢動可能に接続されている。この形態は、前記覆い用ラッチを解除して、前記下側及び上側覆いバーを持ち上げて、前記プラットフォームから上向きに前記布製覆いアセンブリを折りたたむことによって、前記ペット着席エリアに対する前方入口を与え、ペットがペット着席エリアへ入っていくことを可能にする。あるいは、前記後方ドアに接続された前記ドアラッチを解除することによって、前記後方ドアが前記第１の側部材へのそのヒンジ接続部を中心に枢動して開かれることができ、既に閉じた位置にある覆いの状態で囲まれたペット着席エリアへペットが入っていくことを可能にする。ここで、後輪の上部によって規定される高さよりも低い、好ましくは地面高さよりも上であって１２インチ未満のペット着席エリアを形成しているプラットフォームにより、ペットの飼い主は、より大きなサイズのペットをペット用手押し車に持ち上げる必要がなく、代わって、ペット自身が入っていくことができる。さらに、ペット着席エリアを規定するためにこのより低い高さのところに前記プラットフォームを設けることによって、ペット用手押し車はより大きなペットを収容することができる。

［００１０］好ましい一形態では、前記覆いの背部は、前記後方布部材に接続されている。

［００１１］好ましい一形態では、前記ハンドルは、前記第１及び第２の側部材の前記第２の端部に枢動可能に接続されており、好ましくは、前記ハンドルは、複数の異なる枢動位置の少なくとも１つでロック可能である。好ましい一形態では、前記ハンドルは、Ｕ字型の管状部材として形成されており、前記ベースフレーム及びバックフレームも、管状体で形成されている。前記覆いバーも、管状体と中実バー部材との少なくとも一方で形成されていてよい。

［００１２］好ましくは、前記布製覆いアセンブリは、布製パネルから組み立てられており、１以上のメッシュエリアを含む。

［００１３］好ましい一形態では、前記第１及び第２のベース側部材と、前前方布部材とは、単一の連続的な管状体で形成されている。好ましくは、前記後方布部材及び前記後方ドアの下縁は、使用位置で水平に配置され、ほぼ整列されている。

［００１４］より便利な保管のために、ペット用手押し車は、好ましくは、前記バックフレームが前記ベースフレームに対して８５°〜９５°の角度で位置し、２本の折りたたみ可能な支柱が延びた位置にある使用位置から、前記支柱の各々の前記ラッチアセンブリが前記折りたたみ可能な支柱の折りたたみを可能にするように解除されて、前記バックフレームが前記ベースフレームの上部の位置へと下向きに枢動された収納位置へと折りたたみ可能である。さらなるコンパクトな折りたたみのために、前記ハンドルは、好ましくは、前記第１及び第２の側部材の前記第２の端部に枢動可能に接続されており、前記収納位置では、前記ハンドルは、前記第１及び第２の側部材に重なる位置へと枢動されている。

［００１５］好ましくは、前記プラットフォームは、地面高さから１２インチ以下、より好ましくは、前記後輪及び前記少なくとも１つの前輪の地面との接触面によって規定される地面高さから８インチ以下であるペット着席エリアを規定するために、前記ベースフレームに位置している。

［００１６］さらに、使用位置では、前記後方ドアの上縁が前記後方布部材とほぼ整列されていることが好ましい。

［００１７］本発明の好ましい実施形態の以下の詳細な説明は、添付図面を参照して読むとよりよく理解される。本発明を図示する目的のために、図面には好ましい一実施形態が示される。しかしながら、本発明が図面に示される明確な配置及びその助けに限定されないことが理解される。

［００１８］図１は、覆いを開いた位置で示される、ペット用手押し車の上方からの正面左斜視図である。 ［００１９］図２は、覆いを開いた位置で示される、図１に示されるペット用手押し車の正面図である。 ［００２０］図３は、覆いが閉じていて後方ドアが開いている、図１に示されるペット用手押し車の上方からの正面右後方斜視図である。 ［００２１］図４は、覆いを閉じた位置で示される、図１に示されるペット用手押し車の正面図である。 ［００２２］図５は、図１に示されるペット用手押し車の右側面図である。 ［００２３］図６は、図１に示されるペット用手押し車の左側面図である。 ［００２４］図７は、図１に示されるペット用手押し車の後面図である。 ［００２５］図８は、図１に示されるペット用手押し車の上面図である。 ［００２６］図９は、図１に示されるペット用手押し車の底面図である。 ［００２７］図１０は、覆い用ラッチを示す、ペット用手押し車の正面の拡大した詳細な図である。 ［００２８］図１１は、開いた位置での後方ドア用のドアラッチを示す、拡大した詳細な図である。 ［００２９］図１２は、前方位置へと枢動されたハンドルを示す、ペット用手押し車の上側部分の拡大図である。 ［００３０］図１３は、最も下側位置へと後ろ向きに枢動されたハンドルを示す、図１２と同様の図である。 ［００３１］図１４は、ペット用手押し車の折りたたみを可能にするために解除された２本の折りたたみ可能な支柱のラッチアセンブリを備えた、部分的に折りたたんだ位置にあるペット用手押し車を示す、上方からの正面左斜視図である。 ［００３２］図１５は、完全に折りたたまれた保管位置のペット用手押し車を示す側面図である。

［００３３］以下の説明で使用される用語は、以下の説明中で便宜的に使用されるものであり、限定するものではない。「右」、「左」、「上」、「下」、「前方」及び「後方」といった用語は、参照する図面における方向を表す。また、「内向き」及び「外向き」といった用語は、それぞれ、ペット用手押し車の配置の中心及びその指定された部分に向かう方向、及び離れる方向を表す。この述語は、特に上に述べられたような用語、その派生語及び同様の趣旨の用語を含む。また、特許請求の範囲及び本明細書の対応する部分で使用されるような「１つ（英語の不定冠詞ａ）」、「１つ（英語のｏｎｅ）」は、特記しない限り、参照される事項の１以上を含むものとして定義される。また、「Ａ、Ｂ又はＣの少なくとも１つ」の形式で記載される事項のリストは、Ａ、Ｂ及びＣが、本発明の種々の要素であることを表し、ＡとＢとＣとのいずれか１つ、又はこれらの種々の組合せを意味している。

［００３４］図１ないし図１５を参照して、好ましい一実施形態に従うペット用手押し車１０が示される。ペット用手押し車１０は、ベースフレーム３０とバックフレーム５０とを含む２つの主たる構成要素から形成されたフレームアセンブリ２０を有する。図９に最も明確に示されるベースフレーム３０は、第１のベース側部材３２及び第２のベース側部材３４と、前方布部材３６と、後方布部材３８とを有する。好ましくは、少なくとも１つの中間布部材４０Ａが設けられる。図９に示される４０Ｂ、４０Ｃのような追加の中間布部材が設けられることができる。好ましくは、第１及び第２のベース側部材３２、３４及び前方布部材３６は、単一の連続的な管状体として形成されている。中間布部材４０Ａ、４０Ｂ、４０Ｃも、第１及び第２のベース側部材３２、３４間にリベットで固定されている、溶接されている、あるいは接続されている管状部材から形成されることができる。

［００３５］図３、図７及び図９に最も明確に示されるように、バックフレーム５０は、第１の側部材５２と、第２の側部材５４とを有する。後方布部材５６が、第１及び第２の側部材５２、５４間に位置している。第１及び第２の側部材５２、５４は、図３、図５、図６及び図１４に最も明確に示される、第１の端部５８、５９で、ベースフレーム３０に枢動可能に接続されている。これらの枢動可能な接続は、後方布部材３８のエリアのバックコーナーのところでベースフレーム３０に取り付けられた、直立アーム又はＵ型金具部材を介して延びている枢動ピン６０、６１によって形成されている。

［００３６］図１、図２、図７及び図８に示されるように、ハンドル６２が、第１及び第２の側部材５２、５４の第２の端部６４、６５に接続されている。好ましくは、ハンドル６２は、第１及び第２の側部材５２、５４の第２の端部６４、６５に枢動可能に接続されている。枢動可能な接続は、好ましくは、押されたときにハンドル６２が回転され、解除されたときに所望の枢動位置でハンドル６２をロック解除する移動止め機構を備えた押しボタンを含む、当業者に知られているタイプのロック枢動アセンブリ６８によって形成されている。図１２及び図１３は、ハンドルの２つの異なる位置６２’、６２’’を示している。しかしながら、他の異なる位置も与えられることができ、ユーザーがユーザーの高さなどに応じて最良の位置を選択することを可能にする。

［００３７］好ましくは、ハンドル６２は、Ｕ字型の管状部材として形成されており、リベットあるいは他の機械的な固定具又は締まりばめを使用していずれかの端部６６、６７のロック枢動アセンブリに接続されることができる。

［００３８］好ましくは、ベースフレーム３０及びバックフレーム５０は、金属管状体から形成されている。しかしながら、他の材料が利用されてもよく、管状体は、中実バーであってもよい。好ましくは、管状体は、円形の横断面輪郭形状を有する。

［００３９］ペット用手押し車１０のさまざまな開いた位置を示す図１ないし図３を参照すると、プラットフォーム７０は、ペット着席エリアを規定するためにベースフレーム３０に位置している。プラットフォーム７０は、任意の適した剛性材料で作られることができ、好ましくは、クリーニングのし易さのために織物又はプラスチック塗料でコーティングされている。図１に示されるように、締め綱（ラニヤード）１４０がフレームに取り付けられることができ、ペット着席エリアの適所にペットを保持するためにペットの首輪に接続するために使用されることができる。

［００４０］ペット用手押し車１０は、好ましくは、図７及び図８に詳細に示される２つの後輪８０、８２を有する。図８に詳細に示されるように、これらの後輪８０、８２は、車軸８３に接続される、又は、スタブ車軸で、あるいはベースフレーム３０への他の適切な手段を使用して装着されることができる。図９に示されるように、２つの後輪８０、８２の各々に位置された内歯に係合する停止機構が示される。これは、このような後輪機構が当分野において周知であるのでここではさらに詳細には説明されない。

［００４１］図２、図４及び図９を参照すると、好ましくは少なくとも１つの前輪８４、８６、より好ましくは２つの前輪８４、８６が、ベースフレーム３０に接続されている。前輪８４、８６は、好ましくは、それぞれ、前輪ハウジング８５、８７に位置しており、起こりうるキャッチング又は前輪８４、８６に対する干渉を防ぐために輪の上部を覆っている。これらの前輪ハウジング８５、８７は、好ましくは、前輪ベアリング支持体８８、８９に枢動可能に接続されており、前輪ベアリング支持体は、これらの前輪ハウジングが垂直軸中心に枢動することを可能にし、また、輪が前輪ハウジング８５、８７の各々で水平軸中心の回転運動のために装着されている。これは、前輪に対するキャスターの配置を与える。これが好ましい配置であるが、当業者は、図示されるような２つの前輪８４、８６ではなく単一の固定前輪を利用してもよいことを認識するであろう。さらに、記載される特定の実施形態以外の他のタイプのキャスターも利用されることができる。輪８０、８２、８４、８６は、空気式であっても中実であってもよい。好ましくは、後輪８０、８２は、前輪よりもその径が大きい。

［００４２］図１、図３、図５及び図６を参照すると、２本の折りたたみ可能な支柱９０、９２が設けられている。折りたたみ可能な支柱９０、９２の各々は、第１及び第２のベース側部材３２、３４のそれぞれに、及び、第１及び第２の側部材５２、５４のそれぞれに枢動可能に接続されている。折りたたみ可能な支柱の各々は、中間ヒンジ９４、９６と、折りたたみ可能な支柱９０、９２の延ばした位置でロック可能で、図１４に詳細に示されるように、折りたたみ可能な支柱９０、９２の折りたたみを可能にするように解除可能なラッチアセンブリ９８、１００とを有する。好ましくは、ラッチアセンブリ９８、１００は、支柱９０、９２の上側及び下側部分が互いに整列されたときに内側キャッチを受ける受け凹部を含むヒンジ部分から内側キャッチを解除するために、それぞれの支柱９０、９２に沿って上方に滑らせることができる上側部分を含む。当業者は、他のタイプのラッチアセンブリが利用されることができ、ラッチアセンブリの特定の形態が本発明に重要でないことを認識するであろう。

［００４３］図３及び図７を参照すると、好ましくはヒンジ１０９、１１０を備え、ヒンジ接続部を有する後方ドア１０６が、第１の側部材５２に接続されている。後方ドア１０６は、水平に配置され、後方布部材３８とほぼ整列された下縁１０７を含む。さらに、使用位置では、後方ドア１０６の上縁１０８が、後方布部材５６とほぼ整列されている。

［００４４］好ましくは、後方ドア１０６は、管状フレーム１４１で形成されており、好ましくはメッシュ部１４４を含む布カバー１４２を含む。図７に示されるように、保管ポケット１４６も設けられることができる。さらに、又はポケットに代わって、カップホルダが後方ドア１０６に接続されることができ、これにより、ハンドル６２を押すユーザーの近くにカップホルダがある。

［００４５］図３及び図１１を参照すると、後方ドアは、後方ドア１０６及び第２の側部材５４に接続されるドアラッチ１１２を含み、後方ドアが開閉されることを可能にする。ドアラッチ１１２は、閉じた位置で後方ドア１０６を保持するために閉じられることができ、また、第１の側部材５２に接続されたヒンジ１０９、１１０によって規定されたヒンジ接続部を中心に後方ドア１０６が開いた位置へと枢動することを可能にするように解除可能である。ラッチ１１２は、好ましくは、互いに係合可能であって、かつ解除可能なドア側部１１４とフレーム側部１１６とを含む。好ましい一形態が図１１に拡大して詳細に示され、ドア側部１１４は、フレーム側部１１６中の受け開口へ挿入可能であって、移動止めボタンによって適所に保持されるキャッチ部材を含む。移動止めボタンを押すと、ペットがプラットフォーム７０のペット着席エリアに出入りすることが可能となるように後方ドア１０６が開かれるように、ドア側部がフレーム側部から解除される。

［００４６］図１ないし図８を参照すると、ペット着席エリアを覆う覆い１２４を広げたりたたんだりするためにフレームアセンブリ２０に枢動可能に接続された上側及び下側覆いバー１２０、１２２を有する覆い１２４が設けられている。上側及び下側覆いバー１２０、１２２は、好ましくは、図９に示される枢動点１４７、１４８でベースフレーム３０の第１及び第２のベース側部材３２、３４に枢動可能に接続されている。覆い１２４は、フレームアセンブリ２０、及び、上側及び下側覆いバー１２０、１２２に接続された布製覆いアセンブリ１２５を含む。布製覆いアセンブリ１２５は、好ましくは、布とメッシュのパネルとを一緒に縫い合わせたもの、又は接着されたものであり、スナップ、ベルクロ（登録商標）、織物留め具、又は他の取り外し可能な手段を使用して接続されており、必要に応じて、布製覆いアセンブリ１２５がクリーニングのために取り外されることができる。

［００４７］好ましくは、布製覆いアセンブリ１２５は、少なくとも１つのメッシュ部分１２６Ａを含む。より好ましくは、図１ないし図８に示されるように、ペット着席エリアに視認性とペット用の通気との両方を与えるために、布製覆いアセンブリ１２５にいくつかのメッシュ部分１２６Ａ−１２６Ｆがある。

［００４８］図２及び図１０に詳細に示されるように、囲まれたペット着席エリアを形成するために、ベースフレーム３０の前方布部材３６に下側覆いバー１２２を解除可能に接続している覆い用ラッチ１３０が設けられている。覆い１２４の背部は、手押し車の後ろの後方布部材５６に接続されており、好ましくは、後方ドア１０６の上縁と整列されている。

［００４９］図１ないし図３に示されるように、使用位置では、ペット着席エリアを形成しているプラットフォーム７０は、ほぼ水平であり、後輪８０、８２の上部によって規定された高さ未満の高さに位置している。好ましい一実施形態では、プラットフォーム７０は、後輪８０、８２及び少なくとも１つの前輪８４、８６と地面との接触面によって規定される地面高さの１２インチ以下であるペット着席エリアを規定するために、ベースフレーム３０に位置している。より好ましくは、ペット着席エリアは、地面高さから６インチ以下に位置している。この配置は、覆い用ラッチ１３０を解除して覆い１２４を開き、図１に示されるような位置に下側覆いバー１２２を持ち上げることによって、ユーザーがペットをペット着席エリアに置くことを可能にし、そして、下側覆いバー１２２を下げて、図４ないし図６に示される閉じた手押し車となるように覆い用ラッチ１３０を再び掛けることによって、覆い１２４を閉じる。あるいは、ペットに応じて、ペットが開いた覆い１２４の下に入ることになじんでいるかによって、ドアラッチ１１２を解除し、ペットの入口点でより高い高さ開口を与えるように後方ドア１０６を開き、囲まれたペット着席エリアに昇る際のペットの快適さを高めることも可能である。地面高さからのプラットフォーム７０の高さに基づけば、これは、所有者がペットを持ち上げる必要なくペットをペット用手押し車１０に置くことによって達成されることができる。さらに、他の既知のペット用手押し車と比べて、ペット着席エリア（好ましくは地面高さから１２インチ以下、より好ましくは６インチ以下）を形成するプラットフォーム７０の下がった位置を仮定により、このペット用手押し車１０は、中型から大型のペットにより容易でより快適に適応する。

［００５０］図５、図１４及び図１５を参照すると、ペット用手押し車１０は、図５に示される使用位置から、図１５に示されるような収納位置に折りたたみ可能であり、使用位置では、バックフレーム５０がベースフレーム３０に対して８５°〜９５°に、より好ましくは９０°の角度で位置し、２本の折りたたみ可能な支柱９０、９２が延びた位置にあり、また、収納位置では、折りたたみ可能な支柱９０、９２の各々のラッチアセンブリ９８、１００が折りたたみ可能な支柱９０、９２の折りたたみを可能にするように解除され、これにより、バックフレーム５０が、下向きに枢動されて、図１４に示される位置を通って、図１５に示されるベースフレーム３０の上部の位置となる。さらに、図１５に示されるように、ハンドル６２は、収納位置へと枢動可能であり、ハンドル６２は、第１及び第２のベース側部材３２、３４に重なる位置となる。これは、ペット用手押し車１０のコンパクトな保管を与える。使用位置へとペット用手押し車１０を動かすことは、バックフレーム５０をベースフレーム３０から上向きに枢動させて、支柱９０、９２が下側部分と軸方向に整列してラッチアセンブリ９８、１００と再び係合する上側部分とほぼ直線状にある位置となることによって容易に達成されることができる。その後、ハンドル６２の位置は、ユーザーによって望まれるように調節されることができる。

［００５１］本発明の好ましい実施形態が詳細に説明されたが、本開示から、当業者は、本発明の広い概念を逸脱することなく、上に説明された実施形態に変更がなされてよいことを認識するであろう。それ故、本発明は、添付の特許請求の範囲に規定される、あるいは添付の図面に示される本発明の範囲及び趣旨内にあるあらゆる変更をカバーするものであると理解される。

Claims (17)

1. フレームアセンブリ（２０）と、
   ペット着席エリアを覆うように広げたりたたんだりすることができる覆い（１２４）と、を具備する、ペット用手押し車（１０）であって、
   第１及び第２のベース側部材（３２，３４）と、前記第１及び第２のベース側部材（３２，３４）間に延びている前方及び後方布部材（３６，３８）とを有するベースフレーム（３０）と、
   第１及び第２の側部材（５２，５４）と、前記第１及び第２の側部材（５２，５４）間に位置された後方布部材（５６）とを有するバックフレーム（５０）であって、前記第１及び第２の側部材（５２，５４）は、その第１の端部（５８，５９）で前記ベースフレーム（３０）に枢動可能に接続されている、バックフレーム（５０）と、
   前記第１及び第２の側部材（５２，５４）の第２の端部（６４，６５）に接続されたハンドル（６２）と、
   を有する、フレームアセンブリ（２０）と、
   ペット着席エリアを規定するために前記ベースフレーム（３０）に位置されたプラットフォーム（７０）と、
   前記ベースフレーム（３０）に接続された２つの後輪（８０，８２）、及び、前記ベースフレーム（３０）に接続された少なくとも１つの前輪（８４，８６）と、
   ２本の折りたたみ可能な支柱（９０，９２）であって、前記折りたたみ可能な支柱（９０，９２）の各々が、前記第１及び第２のベース側部材（３２，３４）のそれぞれに、及び前記第１及び第２の側部材（５２，５４）のそれぞれに枢動可能に接続されており、前記折りたたみ可能な支柱（９０，９２）の各々が、中間ヒンジ（９４，９６）と、前記折りたたみ可能な支柱（９０，９２）の広げた位置でロック可能であり、前記折りたたみ可能な支柱（９０，９２）の折りたたみを可能にするために解除可能なラッチアセンブリ（９８，１００）とを有する、２本の折りたたみ可能な支柱（９０，９２）と、
   前記第１の側部材（５２）へのヒンジ接続部（１０９，１１０）を有する後方ドア（１０６）と、
   前記後方ドア（１０６）及び前記第２の側部材（５４）に接続され、前記後方ドア（１０６）を閉じた位置に保持するために閉じることが可能で、前記後方ドア（１０６）が前記第１の側部材（５２）への前記ヒンジ接続部（１０９，１１０）中心に枢動して開くように解除可能なドアラッチ（１１２）と、
   前記フレームアセンブリ（２０）に枢動可能に接続されており、前記ペット着席エリアを覆うように広げたりたたんだりするための布製覆いアセンブリ（１２５）を支持している上側及び下側覆いバー（１２０，１２２）を備えた、前記覆い（１２４）と、
   囲まれたペット着席エリアを形成するために、前記前方布部材（３６）に前記下側覆いバー（１２０）を解除可能に接続している覆い用ラッチ（１３０）と、
   を具備することを特徴とする、ペット用手押し車。
2. 前記上側及び下側覆いバー（１２０，１２２）は、各々、前記第１及び第２のベース側部材（３２，３４）に枢動可能に接続されていることを特徴とする、請求項１に記載のペット用手押し車。
3. 前記ベースフレーム（３０）に位置された２つの前輪（８４，８６）があることを特徴とする、請求項１に記載のペット用手押し車。
4. 前記前輪（８４，８６）はキャスターであることを特徴とする、請求項３に記載のペット用手押し車。
5. 前記ペット着席エリアを形成している前記プラットフォーム（７０）は、使用位置ではほぼ水平であり、前記後輪（８０，８２）の上部によって規定された水平高さ未満の水平高さに位置していることを特徴とする、請求項１に記載のペット用手押し車。
6. 前記覆い（１２４）の背部は、前記後方布部材（５６）に接続されていることを特徴とする、請求項１に記載のペット用手押し車。
7. 前記ハンドル（６２）は、前記第１及び第２の側部材（５２，５４）の前記第２の端部（６４，６５）に枢動可能に接続されていることを特徴とする、請求項１に記載のペット用手押し車。
8. 前記ハンドル（６２）は、複数の異なる枢動位置（６２’，６２’’）の少なくとも１つでロック可能であることを特徴とする、請求項７に記載のペット用手押し車。
9. 前記ハンドル（６２）は、Ｕ字型の管状部材として形成されており、前記ベースフレーム（３０）及び前記バックフレーム（５０）は、管状体から形成されており、前記下側覆いバー（１２０）は、中実バーであることを特徴とする、請求項１に記載のペット用手押し車。
10. 前記布製覆いアセンブリ（１２５）は、少なくとも１つのメッシュ部分（１２６）を含むことを特徴とする、請求項１に記載のペット用手押し車。
11. ペット用手押し車（１０）は、
    前記バックフレーム（５０）が、広げられた位置で前記２本の折りたたみ可能な支柱（９０，９２）を備えた前記ベースフレーム（３０）に対して８５°ないし９５°の角度で位置している使用位置から、前記ラッチアセンブリ（９８，１００）が、前記折りたたみ可能な支柱（９０，９２）の折りたたみを可能にするように解除されて、前記バックフレーム（５０）が前記ベースフレーム（３０）の上部の位置へと下向きに枢動された収納位置へと折りたたみ可能であることを特徴とする、請求項１に記載のペット用手押し車。
12. 前記ハンドル（６２）は、前記第１及び第２の側部材（５２，５４）の前記第２の端部（６４，６５）に枢動可能に接続されており、
    前記収納位置では、前記ハンドル（６２）は、前記第１及び第２の側部材（５２，５４）に重なる位置に枢動されていることを特徴とする、請求項１１に記載のペット用手押し車。
13. 前記第１及び第２のベース側部材（３２，３４）及び前記前方布部材（３６）は、単一の連続的な管状体で形成されていることを特徴とする、請求項１に記載のペット用手押し車。
14. 前記後方布部材（３８）及び前記後方ドア（１０６）の下縁（１０７）は、水平に配置され、ほぼ整列されていることを特徴とする、請求項１に記載のペット用手押し車。
15. 使用位置では、前記ペット着席エリアを規定するために前記ベースフレーム（３０）に位置された前記プラットフォーム（７０）は、前記後輪（８０，８２）及び前記少なくとも１つの前輪（８４，８６）の地面との接触面によって規定される地面高さから３０．５ｃｍ（１２インチ）以下であることを特徴とする、請求項１に記載のペット用手押し車。
16. 使用位置では、前記後方ドア（１０６）の上縁（１０８）が、前記後方布部材（５６）とほぼ整列されていることを特徴とする、請求項１に記載のペット用手押し車。
17. 前記第１及び第２のベース側部材（３２，３４）間に延びている少なくとも１つの中間布部材（４０Ａ，４０Ｂ，４０Ｃ）が設けられていることを特徴とする、請求項１に記載のペット用手押し車。