JP2018074457A - ブルートゥース通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ペアリングなしでも、不正な認証行為を排除した通信を確立すること、又、予め通信を確立することが認められた機器間のみで通信を確立して認証出来るブルートゥース通信システムを提供する。【解決手段】マスターモードでスレーブモードのスレーブ機器からの認証のための第一認証情報を受信したマスター機器が、マスターモードをスレーブモードに切り替えてスレーブ機器となり、マスターモードに切り替えたマスター機器に認証のための第二認証情報を送信する。スレーブ機器は第二認証情報送信後に、スレーブモードをマスターモードに切り替えてマスター機器になり、マスターモードでスレーブモードのスレーブ機器からの認証のための第二認証情報を受信したマスター機器が、マスターモードをスレーブモードに切り替えてスレーブ機器となり、スレーブモードをマスターモードに切り替えたマスター機器に認証のための第三認証情報を送信する構成とした。【選択図】図4

Description

本発明は、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))通信システム及びブルートゥース通信方法に関し、詳しくはブルートゥース通信におけるマスター装置とスレーブ装置間における不正認証動作を排除するための通信システム及び通信方法に関する。
ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))通信では、他の通信機器に接続を試みるスレーブ機器とスレーブ機器から接続を試みられたマスター機器間で行う通信であり、マスター機器として作用するためのマスターモードとスレーブ機器として作用するためのスレーブモードでは通信時の動作形態の一部が異なっている。尚、この動作の異なりは、夫々の機器の記憶装置に記憶されたソフトウェア及びハードウェアの違いにより生じるものである。
このようなブルートゥース通信において、様々なデータの送受信を行うに先立って、予め通信が認められた機器間のみで通信を確立出来るように、マスター機器とスレーブ機器間において、アドバタイズ動作にて互いを認証し合い、通信の許可を行った後に認証データ以外のデータの送受信を行う方法が採用されている(特許文献1及び特許文献2)。
そして、スレーブ機器から送信された情報に基づいてマスター機器が当該情報を判断して認証が行われ、通信が確立されている。即ち、スレーブ機器は情報の送信のみを行い、マスター機器は当該情報の受信と当該情報の確認を行うという一方向の認証作業が行われている。
しかし、ブルートゥース通信において、マスター機器とスレーブ機器間において、アドバタイズ動作にて互いの認証データを認証し合う場合に、従来の認証方法では、本来は認証が許可されない状態であるのに、認証データが認証されてしまうことがあり、又、悪意による認証データ構築による等して不正な認証行為がなされる恐れがあった。
そこで、データの送受信を行うに先立って、マスター機器とスレーブ機器間においてペアリングを行い、通信の許可を行った後にデータの送受信を行う方法が採用されている(特許文献2)。
特開2002−367280号公報 特開2013−126092号公報
しかし、ペアリングは消費電力が大きく、出来るだけ電力を長持ちさせたいブルートゥース通信に用いられるマスター機器とスレーブ機器にとっては好ましくなかった。
そこで、本発明は、ブルートゥース通信において、ペアリングなしでも、不正な認証行為を排除した通信を確立することを目的とする。又、より確実に不正な認証行為を排除した通信を確立することを目的とする。又、予め通信を確立することが認められた機器間のみで通信を確立して認証出来るようにすることを目的とする。
以上のような課題を解決するための手段としての本発明は、ブルートゥース通信に用いられるブルートゥース通信モジュールを備えた第一機器であって、初期状態ではスレーブ機器であり、通信部が、初期状態ではマスター機器である第二機器に認証のための第二認証情報を送信した場合に、マスタースレーブ切替部がスレーブモードをマスターモードに切り替えて、マスター機器として動作し、前記通信部が、マスターモードからスレーブモードに切り替えた前記第二機器からの認証のための第三認証情報を受信した場合に、受信データ判定部が前記第二機器を認証することを特徴とする機器である。
又、上記機器において、ブルートゥース通信に用いられるブルートゥース通信モジュールを備えた第一機器であって、初期状態ではマスター機器であり、マスターモードで通信部がスレーブモードの第二機器からの認証のための第一認証情報を受信した場合に、マスタースレーブ切替部がマスターモードをスレーブモードに切り替えて、スレーブ機器として動作し、前記通信部が、初期状態ではスレーブ機器でありスレーブモードをマスターモードに切り替えた前記第二機器に認証のための第二認証情報を送信した場合に、前記マスタースレーブ切替部がスレーブモードをマスターモードに切り替えて、マスター機器として動作し、マスターモードで前記通信部がスレーブモードの前記第二機器からの認証のための第三認証情報を受信した場合に、前記受信データ判定部が前記第二機器を認証することを特徴とする機器である。
又、ブルートゥース通信に用いられるブルートゥース通信モジュールを備えた第二機器であって、初期状態ではマスター機器であり、通信部が、初期状態ではスレーブ機器である第一機器から認証のための第二認証情報を受信した場合に、マスタースレーブ切替部がマスターモードをスレーブモードに切り替えて、スレーブ機器として動作し、前記通信部が、スレーブモードからマスターモードに切り替えた前記第一機器に認証のための第三認証情報を送信することを特徴とする機器である。
又、上記機器において、ブルートゥース通信に用いられるブルートゥース通信モジュールを備えた第二機器であって、初期状態ではスレーブ機器であり、スレーブモードで通信部がマスターモードの第一機器に認証のための第一認証情報を送信した場合に、マスタースレーブ切替部がスレーブモードをマスターモードに切り替えて、マスター機器として動作し、前記通信部が、初期状態ではマスター機器でありマスターモードをスレーブモードに切り替えた前記第一機器から認証のための第二認証情報を受信した場合に、前記マスタースレーブ切替部がマスターモードをスレーブモードに切り替えて、スレーブ機器として動作し、スレーブモードで前記通信部がマスターモードの前記第一機器に認証のための第三認証情報を送信することを特徴とする機器である。
又、マスター機器とスレーブ機器を備えたブルートゥース通信システムであって、初期状態ではスレーブ機器であり、通信部が、初期状態ではマスター機器である第二機器に認証のための第二認証情報を送信した場合に、マスタースレーブ切替部がスレーブモードをマスターモードに切り替えて、マスター機器として動作し、前記通信部が、マスターモードからスレーブモードに切り替えた前記第二機器からの認証のための第三認証情報を受信した場合に、受信データ判定部が前記第二機器を認証する第一機器と、初期状態ではマスター機器であり、通信部が、初期状態ではスレーブ機器である第一機器から認証のための第二認証情報を受信した場合に、マスタースレーブ切替部がマスターモードをスレーブモードに切り替えて、スレーブ機器として動作し、前記通信部が、スレーブモードからマスターモードに切り替えた前記第一機器に認証のための第三認証情報を送信する第二機器を備えることを特徴とするブルートゥース通信システムである。
又、上記ブルートゥース通信システムにおいて、マスター機器とスレーブ機器を備えたブルートゥース通信システムであって、初期状態ではマスター機器であり、マスターモードで通信部がスレーブモードの第二機器からの認証のための第一認証情報を受信した場合に、マスタースレーブ切替部がマスターモードをスレーブモードに切り替えて、スレーブ機器として動作し、前記通信部が、初期状態ではスレーブ機器でありスレーブモードをマスターモードに切り替えた前記第二機器に認証のための第二認証情報を送信した場合に、前記マスタースレーブ切替部がスレーブモードをマスターモードに切り替えて、マスター機器として動作し、前記通信部が、マスターモードからスレーブモードに切り替えた前記第二機器からの認証のための第三認証情報を受信した場合に、受信データ判定部が前記第二機器を認証する第一機器と、初期状態ではスレーブ機器であり、スレーブモードで通信部がマスターモードの第一機器に認証のための第一認証情報を送信した場合に、マスタースレーブ切替部がスレーブモードをマスターモードに切り替えて、マスター機器として動作し、前記通信部が、初期状態ではマスター機器でありマスターモードをスレーブモードに切り替えた前記第一機器から認証のための第二認証情報を受信した場合に、前記マスタースレーブ切替部がマスターモードをスレーブモードに切り替えて、スレーブ機器として動作し、前記通信部が、スレーブモードからマスターモードに切り替えた前記第一機器に認証のための第三認証情報を送信する第二機器を備えることを特徴とするブルートゥース通信システムである。
又、上記ブルートゥース通信システムにおいて、前記第一機器が前記第二機器からの認証のための第三認証情報を受信した場合であって、前記第一機器の受信データ判定部が前記第二機器を認証した場合に、前記第一機器と前記第二機器間でペアリングを行うことを特徴するブルートゥース通信システムである。
又、ブルートゥース通信方法であって、スレーブモードでマスターモードのマスター機器に認証のための第二認証情報を送信した後に、スレーブモードをマスターモードに切り替えてマスター機器になり、前記第二認証情報を受信した後にマスターモードをスレーブモードに切り替えたスレーブ機器からの認証のための第三認証情報を受信し、前記第三認証情報を送信した前記スレーブ機器を認証することを特徴とするブルートゥース通信方法である。
又、上記ブルートゥース通信方法において、マスターモードでスレーブモードのスレーブ機器からの認証のための第一認証情報を受信したマスター機器が、マスターモードをスレーブモードに切り替えてスレーブ機器となり、スレーブモードをマスターモードに切り替えたマスター機器に認証のための第二認証情報を送信した後に、スレーブモードをマスターモードに切り替えてマスター機器になり、前記第二認証情報を受信した後にマスターモードをスレーブモードに切り替えたスレーブ機器からの認証のための第三認証情報を受信し、前記第三認証情報を送信した前記スレーブ機器を認証することを特徴とするブルートゥース通信方法である。
又、ブルートゥース通信方法であって、マスター機器が、スレーブ機器からの認証のための第二認証情報を受信した後に、マスターモードをスレーブモードに切り替えてスレーブ機器となり、前記スレーブ機器が、前記第二認証情報を送信した後にスレーブモードをマスターモードに切り替えたマスター機器に、認証のための第三認証情報を送信することを特徴とするブルートゥース通信方法である。
又、上記ブルートゥース通信方法において、ブルートゥース通信方法であって、スレーブモードでマスターモードのマスター機器に認証のための第一認証情報を送信したスレーブ機器が、スレーブモードをマスターモードに切り替えてマスター機器となり、マスターモードをスレーブモードに切り替えたスレーブ機器からの認証のための第二認証情報を受信した後に、マスターモードをスレーブモードに切り替えてスレーブ機器となり、前記スレーブ機器が、前記第二認証情報を送信した後にスレーブモードをマスターモードに切り替えたマスター機器に認証のための第三認証情報を送信することを特徴とするブルートゥース通信方法である。
又、マスターとスレーブを用いたブルートゥース通信方法であって、スレーブ機器がマスター機器に認証のための第一認証情報を送信するステップと、マスター機器がスレーブ機器からの前記第一認証情報を受信するステップと、スレーブ機器がマスター機器に前記第一認証情報を送信した後に、マスター機器に切り替わるステップと、マスター機器がスレーブ機器からの前記第一認証情報を受信した後に、スレーブ機器に切り替わるステップと、スレーブ機器がマスター機器に認証のための第二認証情報を送信するステップと、マスター機器がスレーブ機器からの前記第二認証情報を受信するステップと、前記第二認証情報を受信したマスター機器がスレーブ機器に切り替わるステップと、前記第二認証情報を送信したスレーブ機器がマスター機器に切り替わるステップと、前記第二認証情報を受信したマスター機器が切り替わったスレーブ機器が、前記第二認証情報を送信したスレーブ機器が切り替わったマスター機器に認証のための第三認証情報を送信するステップと、前記第二認証情報を送信したスレーブ機器が切り替わったマスター機器が前記第三認証情報を受信するステップと、前記第三認証情報を受信したマスター機器が、前記第三認証情報を送信したスレーブ機器を認証するステップと、を備えることを特徴とするブルートゥース通信方法である。
又、上記ブルートゥース通信方法において、前記第三認証情報を受信したマスター機器と前記第三認証情報を送信したスレーブ機器がペアリングを行うステップと、を備えることを特徴とするブルートゥース通信方法である。
又、ブルートゥース通信方法を用いた施解錠方法であって、キー装置がスレーブモードでマスターモードの施解錠制御装置に認証のための第一認証情報を送信するステップと、前記施解錠制御装置がマスターモードでスレーブモードの前記キー装置からの前記第一認証情報を受信するステップと、前記キー装置が前記施解錠制御装置に前記第一認証情報を送信した後に、スレーブモードをマスターモードに切り替えるステップと、前記施解錠制御装置が前記キー装置からの前記第一認証情報を受信した後に、マスターモードをスレーブモードに切り替えるステップと、前記施解錠制御装置がスレーブモードをマスターモードに切り替えた前記キー装置に認証のための第二認証情報を送信するステップと、前記キー装置がマスターモードをスレーブモードに切り替えた前記施解錠制御装置からの前記第二認証情報を受信するステップと、前記キー装置が前記施解錠制御装置からの前記第二認証情報を受信した後に、マスターモードをスレーブモードに切り替えるステップと、前記施解錠制御装置が前記キー装置に前記第二認証情報を送信した後に、スレーブモードをマスターモードに切り替えるステップと、前記キー装置がスレーブモードでマスターモードの前記施解錠制御装置に、施解錠の要求を含む、認証のための第三認証情報を送信するステップと、前記施解錠制御装置がマスターモードでスレーブモードの前記キー装置からの前記第三認証情報を受信するステップと、施解錠の要求を含む前記第三認証情報を受信した前記施解錠制御装置が扉装置に解錠又は施錠を指示するステップと、を備えることを特徴とする施解錠方法である。
又、上記施解錠方法において、前記施解錠制御装置が前記第三認証情報を受信した後に、前記施解錠制御装置と前記キー装置がペアリングを行うステップと、を備えることを特徴とする施解錠方法である。
以上のような本発明によれば、ブルートゥース通信において、ペアリングなしでも、不正な認証行為を排除した通信を確立することが可能となった。又、より確実に不正な認証行為を排除した通信を確立することが可能となった。又、予め通信を確立することが認められた機器間のみで通信を確立して認証することが可能となった。
本発明実施例の概略構成ブロック図 ブルートゥース通信モジュールの概略構成ブロック図 ブルートゥース通信モジュールの概略構成ブロック図 キー装置の動作を示すフロー図 キー装置の動作を示すフロー図 キー装置の動作を示すフロー図 施解錠制御装置の動作を示すフロー図 施解錠制御装置の動作を示すフロー図
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1は本発明のブルートゥース通信システム1の概略構成を示すブロック図である。本発明において、ブルートゥースの規格としてはブルートゥースローエナジー(Bluetooth(登録商標)LE)が用いられる。ブルートゥース通信システム1はマスターとしての施解錠制御装置2とスレーブとしてのキー装置3を備えて構成される通信網であり、図1に示す実施の形態においてはキー装置3は1個で構成されているが、1個の施解錠制御装置2に対して1個又は複数のキー装置3で構成することが出来る。
マスターとしての施解錠制御装置2は、施解錠制御装置2を制御するCPU21、CPU21とバス20で接続された、スレーブとしてのキー装置3との通信をブルートゥースの通信規格に準拠した通信に係る通信処理で実行するブルートゥース通信モジュール22、記憶装置としてのROM26、図示しない扉装置との通信を行うためのI/F回路28を備えて構成されている。ROM26にはブルートゥース通信で用いられるマスター用プログラム等を記憶させることも可能である。又、施解錠制御装置2は、扉装置における鍵の位置を把握する錠位置センサ23、錠駆動回路24、施解錠制御装置2周囲の人を感知する人感センサ25、電源としての電池27、外部電源271、RF回路200、スイッチ29等を備えることとしてもよい。
施解錠制御装置2は、常に起動した状態でもよいが、省電力化の為、スイッチ29の操作により、又は人感センサ25が施解錠制御装置2周囲の人を感知することにより起動する構成とすることが好ましい。又、電池27と外部電源271は両方備えてもよいがいずれかのみを備える構成としてもよい。
ブルートゥース通信モジュール22は、アンテナ221を含み、その他図2に示すように、ブルートゥース通信モジュール22を制御するCPUコア71、ブルートゥース通信のプログラムを格納するプログラム領域のメモリ72、ブルートゥースローエナジー(BLE)関連動作を行うBLEコア73、ブルートゥース通信ハード部であるRadioトランシーバ74、外部とのインターフェイスであるI/O75、その他図示しない電源、発振子等を備えて構成されている。又、図3に示すように、ブルートゥース通信を行う通信部222、機器のマスターとスレーブを切り替えさせるマスタースレーブ切替部223、スレーブ機器から受信したデータが正しいかを判定する受信データ判定部224、暗号化鍵生成部225を備え、これらはメモリ72に格納されたプログラムが制御部226であるCPUコア71の制御のもとに実行されることにより構成される。又、公開鍵、固定の秘密鍵、可変の秘密鍵等のデータはメモリ72に格納されている。
施解錠制御装置2は、ブルートゥース通信モジュール22により後述するキー装置3のブルートゥース通信モジュール32間での通信の確立により、CPU21の制御によりI/F回路28を介して図示しない扉装置に解錠又は施錠の指示及び扉錠等の状態情報や外部情報の入力や出力を行い、図示しない扉の錠を施解錠させ、更に、錠駆動回路24を介して図示しない扉装置に解錠又は施錠の指示を行い、図示しない扉の錠を施解錠するための装置である。
スレーブとしてのキー装置3は、マスターとしての施解錠制御装置2との通信をブルートゥースの通信規格に準拠した通信に係る通信処理で実行するブルートゥース通信モジュール32、記憶装置としてのROM36、電源としての電池37を備えて構成されている。ROM36にはブルートゥース通信で用いられるスレーブ用プログラムやスレーブ機器ID等を記憶させることも可能である。又、キー装置3はNFCダイナミックタグとアンテナを備えたNFCモジュール等の通信モジュール33、スイッチ38、振動センサ39を備えることとしてもよい。通信モジュール33を設けることによりキー装置3をICタグ等として使用することが出来る。尚、スレーブ機器IDはNFCダイナミックタグに記憶させることが出来、このような構成により、キー装置3をICタグ等として使用する場合にブルートゥース通信で使用したスレーブ機器IDと同じIDとして扱うことが出来る。
又、キー装置3は、常に起動した状態でもよいが、省電力化の為、スイッチ38の操作により電源の入切を手入力で行い、又は、振動センサ39がキー装置3の振動を感知することにより振動がないときには電源を切り、振動がある時には電源を入れることとしてもよい。又、キー装置3は、図示しない解錠ボタン及び施錠ボタンを設け、ブルートゥース通信モジュール32が押下されたボタンが解錠又は施錠するかのボタンの状態を判定して、錠を解錠するか施錠するかの要求を施解錠制御装置2に送る。
尚、キー装置3には解錠ボタン及び施錠ボタンを設けず、施解錠制御装置2に送られる要求は、解錠する要求のみとしてもよい。この場合、施解錠制御装置2は図示しない扉装置に解錠の指示を行い、更に所定時間経過後に施解錠制御装置2は扉装置に施錠の指示を行う構成とすることが出来る。又、キー装置3には解錠ボタン及び施錠ボタンを設けず、施解錠制御装置2に送られる要求は、錠の現在の解錠状態又は施錠状態と逆の状態とする要求とすることとしてもよい。
ブルートゥース通信モジュール32は、アンテナ321を含み、その他図2に示すように、ブルートゥース通信モジュール22を制御するCPUコア71、ブルートゥース通信のプログラムを格納するプログラム領域のメモリ72、ブルートゥースローエナジー(BLE)関連動作を行うBLEコア73、ブルートゥース通信ハード部であるRadioトランシーバ74、外部とのインターフェイスであるI/O75、その他図示しない電源、発振子等を備えている。又、図3に示すように、ブルートゥース通信を行う通信部322、マスタースレーブ切替部323、ID生成部324、暗号化制御データ生成部325を備え、これらはメモリに格納されたプログラムが制御部326であるCPUコアの制御のもとに実行されることにより構成される。又、公開鍵、固定の秘密鍵、可変の秘密鍵等のデータはメモリ72に格納されている。
キー装置3は、ブルートゥース通信モジュール32により施解錠制御装置2のブルートゥース通信モジュール22間での通信の確立により、施解錠制御装置2の錠の解錠又は施錠或いは更に扉を開け閉めさせるための装置である。
ブルートゥース通信モジュール22とブルートゥース通信モジュール32を同一の構成とすることで、施解錠制御装置2をマスター機器としてもスレーブ機器としても作用させることが出来、キー装置3をスレーブ機器としてもマスター機器としても作用させることが出来る。そして、施解錠制御装置2とキー装置3は、ブルートゥース通信モジュール22、32においてマスタースレーブ切替部223、323からの切替指令に従って、即ち、メモリ72に格納されたプログラムに従って、マスター機器として作用するマスターモードからスレーブ機器として作用するスレーブモードへ、或いはスレーブ機器として作用するスレーブモードからマスター機器として作用するマスターモードへの切替を行う。
上記の構成の施解錠制御装置2及びキー装置3の動作について図4〜図8を参照して説明する。図4は初期状態としてスレーブとしてのキー装置3の処理手順を示すフロー図であり、図5は図4のS202のダミーIDの作成の詳細な処理手順を示すフロー図であり、図6は図4のS207の暗号化制御データの生成の詳細な処理手順を示すフロー図であり、図7は初期状態としてマスターとしての施解錠制御装置2の処理手順を示すフロー図であり、図8は図7のS405の暗号化制御データの生成の詳細な処理手順を示すフロー図である。尚、施解錠制御装置2及びキー装置3とでの通信が開始される前の初期状態では、施解錠制御装置2がマスター機器として作用しており、キー装置3がスレーブ機器として作用している。
施解錠制御装置2は、スイッチ29の操作により、又は人感センサ25が施解錠制御装置2の周囲に人を感知することにより起動する。尚、常時起動している構成としてもよい。キー装置3は、スイッチ38の操作により、又は、振動センサ39がキー装置3の振動を感知することにより起動する。尚、常時起動している構成としてもよい。
図4に示すように、キー装置3において、ブルートゥース通信モジュール32はスレーブモードであり、キー装置3はスレーブ機器として動作を開始するS201。そして先ず、認証のための第一認証情報としてのダミーIDの作成を行うS202。
S202のダミーIDの作成について詳細に説明すると、図5に示すように、ブルートゥース通信モジュール32、詳しくはID生成部324は、NFCダイナミックタグ等で構成することが出来る通信モジュール33内の送受信用ICの特有のIDを取得するS211。そして、メモリ72内に格納された鍵1のデータを用いて上記特有のIDを暗号化しS212、ダミーIDを完成させるS213。そして、図4に示すように、スレーブ機器としてダミーIDをマスターとしての施解錠制御装置2に通信部322が送信するS203。尚、鍵1はCPUコア又はBLEコアの記憶領域に格納する構成としてもよい。
このようにキー装置3が施解錠制御装置2に送信するID、即ち認証のための第一認証情報としてダミーIDを用いることで、よりセキュリティーを高めることが出来る。尚、ここでキー装置3が施解錠制御装置2に送信するIDはダミーIDではなく、予めブルートゥース通信モジュール32内のメモリに記憶されたIDを用いてもよい。この場合にはキー装置3は通信モジュール33を備えなくてもよい。
キー装置3は、図4に示すように、ダミーIDを施解錠制御装置2に送信した後、マスタースレーブ切替部323が、言い換えればメモリ72に格納されたプログラムがCPUコア71の制御のもとに実行されて、ブルートゥース通信モジュール32をマスターモードに切替えて、キー装置3をマスター機器に切り替えて待ち受け動作となるS204。
図7に示すように、施解錠制御装置2においてブルートゥース通信モジュール22はマスターモードであり、施解錠制御装置2はマスター機器として動作を開始するS401。そして、スレーブ機器としてのキー装置3からの信号を待ち受ける動作を行うS402。そして、受信データ判定部224がスレーブ機器としてのキー装置3からの返信の有無を確認するS403。キー装置3からの返信がある場合(Yes)には、メモリ72に格納された照合用のデータを参照して、キー装置3からのデータ、第一認証情報としてのダミーIDが正しいか否かを判定するS404。キー装置3からの返信がない場合(No)には、S401へ戻る。
S404でデータ、ダミーIDが正しいと判断した場合(Yes)には、暗号化鍵生成部225は認証のための第二認証情報としての暗号化鍵データの生成を行うS405。S405の暗号化鍵データの生成は、図8に示すように、ブルートゥース通信モジュール22の暗号化鍵生成部225が、乱数を発生させS421、メモリ72内のプログラムに格納された鍵1のデータを用いて乱数データを「鍵1」で暗号化しS422、暗号化鍵データ(鍵2データ)の生成を行う。そして、図7に示すように、マスタースレーブ切替部223が、施解錠制御装置2をスレーブ機器に切り替えてS406、S405で生成した暗号化鍵データ(鍵2データ)を、通信部222がマスター機器としてのキー装置3に送信するS407。そして、マスタースレーブ切替部223が、施解錠制御装置2をマスター機器に切り替えて、キー装置3からの信号を待ち受ける動作を行うS408。尚、S421及びS422において、乱数を発生させて用いるのではなく、暗号化鍵生成部225が、乱数データ以外の変数を発生させ又は固定値を取得し、それらを「鍵1」で暗号化して用いることとしてもよい。
このように、スレーブ機器である一方の機器からマスター機器である他方の機器へのデータの通信による認証が終了後には、一方の機器はスレーブ機器からマスター機器に、他方の機器はマスター機器からスレーブ機器に切り替える。このような切り替えは、夫々の装置のブルートゥース通信モジュール内のプログラム領域に記憶させているソフトウェアで実現させている。
一方、キー装置3は、図4に示すように、暗号化制御データ生成部325がスレーブ機器に切替わった施解錠制御装置2からの返信の有無を確認するS205。施解錠制御装置2からの返信がある場合(Yes)、即ち図7のS407で施解錠制御装置2が第二認証情報としての暗号化鍵データ(鍵2データ)を送信し、キー装置3がその暗号化鍵データ(鍵2データ)を受信した場合には、暗号化制御データ生成部325がその暗号化鍵データ(鍵2データ)が正しい相手から、即ちキー装置3がS203でダミーIDを送信した施解錠制御装置2から送信されてきたデータか否かを判定するS206。
キー装置3、詳しくは暗号化制御データ生成部325は、S206で暗号化鍵データ(鍵2データ)が正しい相手から送信されてきたと判断した場合(Yes)には、暗号化制御データの生成を行うS207。正しい相手とは、予め対応付けられた施解錠制御装置2と施解錠制御装置2を解錠又は施錠可能に設定されたキー装置3である。S207の暗号化制御データの生成は、図6に示すように、先ず、ブルートゥース通信モジュール32の暗号化制御データ生成部325は、メモリ72内のプログラムに格納された鍵1のデータを用いて施解錠制御装置2からの暗号化鍵データを複合化しS221、そして、複合化したデータから「鍵2」を取り出しS222、NFCダイナミックタグ等で構成することが出来る通信モジュール33内の送受信用ICの特有のIDを取得しS223、キー装置3のボタン状態、即ち解錠ボタン又は施錠ボタンの何れかが押下されているかの情報を取得しS224、特有のIDを「鍵2」のデータで暗号化しS225、そしてボタン情報を暗号化データに付加しS226、認証のための第三認証情報としての暗号化制御データを完成させるS227。
尚、S224において、ボタン情報は、解錠する要求の情報のみとしてもよい。この場合、施解錠制御装置2は図示しない扉装置に解錠の指示を行い、更に所定時間経過後に施解錠制御装置2は扉装置に施錠の指示を行う構成とすることが出来る。又、キー装置3には解錠ボタン及び施錠ボタンを設けていない場合には、S224を省略し、S226で錠の現在の解錠状態又は施錠状態と逆の状態とする要求の情報を暗号化データに付加する構成とすることが出来る。
そして、図4に示すように、暗号化制御データの完成後、マスタースレーブ切替部323が、スレーブ機器に切り替えてS208、通信部322が第三認証情報としての暗号化制御データを施解錠制御装置2へ送信するS209。S206でデータが正しくない相手から送信されてきたと判断した場合(No)には、S201へ戻る。
一方、施解錠制御装置2は、図7に示すように、受信データ判定部224がスレーブ機器としてのキー装置3からの返信(暗号化制御データの送信)の有無を確認するS409。キー装置3からの返信がある場合(Yes)には、受信データ判定部224が、受信したデータ内に認証のための第三認証情報としての暗号化制御データは入っているか否かを判定するS410。キー装置3からの返信がない場合(No)には、S401へ戻る。S410で暗号化制御データが入っている場合(Yes)、即ちS209でキー装置3が暗号化制御データを施解錠制御装置2に送信した場合には、暗号化制御データ内のボタン状態の情報、即ち錠の解錠又は施錠の要求を取り出すS411。暗号化制御データが入っていない場合(No)には、S401へ戻る。そして、S411でボタン状態を取り出した後、制御部226が錠の解錠又は施錠の要求に従ってI/F回路28を介して図示しない扉装置に解錠又は施錠の指示を行うS412。図示しない扉装置は当該指示に従って扉の錠を解錠又は施錠する。尚、自動ドアの場合には、扉装置は当該指示に従って扉を開ける。又、解錠した状態の錠は、扉が開いた状態から閉まった状態となった信号を受信した場合や錠が解錠した状態となってから一定時間経過後に錠駆動回路24を介して施錠の指示を受けた扉装置により施錠する構成とすることが出来る。
尚、施解錠制御装置2には錠位置センサ回路23を設け、施解錠制御装置2が錠の施解錠を扉装置に指示する際には錠位置センサ回路23により予め錠の解錠状態又は施錠状態を確認してから指示をする構成とすることが出来る。尚、錠位置センサ回路23により正常に施解錠することが出来たかの情報も取得することが出来る。
このように、スレーブ機器である一方の機器からマスター機器である他方の機器へのデータの通信(アドバタイズ通信)による認証が終了後には、一方の機器はスレーブ機器からマスター機器に、他方の機器はマスター機器からスレーブ機器に切り替える。そして、スレーブ機器に切り替えられた他方の機器からマスター機器に切り替えられた一方の機器へのデータの通信(アドバタイズ通信)による認証が終了後には、一方の機器はマスター機器からスレーブ機器に、他方の機器はスレーブ機器からマスター機器に切り替えられて、初期の状態に戻る。そして、スレーブ機器である一方の機器からマスター機器である他方の機器へのデータの通信(アドバタイズ通信)により、マスター機器によるスレーブ機器の認証及びスレーブ機器からの施解錠の指示情報の受信を行う。尚、マスター機器とスレーブ機器間のこのような切り替えは、夫々の装置のブルートゥース通信モジュール内のプログラム領域に記憶させているソフトウェアで実現させている。
このように、本発明は、アドバタイズ通信を用いて双方向に認証を行うので、ペアリングのようにいくつかの決まったデータを送る必要があるために消費電力が大きくなる方法を用いずに認証を行えるので、マスター側の消費電力を非常に低く抑えることが出来、又、マスター機器とスレーブ機器を切り替えて使用するので、施解錠制御装置2及びキー装置3のような通信行う双方の機器がスレーブ機器となるので、双方の機器の消費電力を非常に低く抑えることが可能となっている。
又、本発明は、アドバタイズ通信を用いて相互にて認証を行うので、或いは更に認証時に毎回異なる鍵値での暗号化が可能であり、不正機が同様のデータを送っても、次の送信時には異なる鍵となっているために、通信が確立できず、不正な認証行為を排除した通信を確立することが可能となっている。又、予め通信を確立することが認められた機器間のみで通信を確立して認証することが可能となっている。
更に、このようにして双方からの認証の後、スレーブ機器からの施解錠の指示情報の受信前後に、更にマスター機器とスレーブ機器間においてペアリングを行うことが出来る。ペアリングを用いることにより、より確実に不正な認証行為を排除した通信を確立することが可能となっている。
上記の実施形態では、初期状態として施解錠制御装置2をマスター機器とし、キー装置3をスレーブ機器とし、キー装置3から施解錠制御装置2へ認証のための第一認証情報を送信して施解錠制御装置2が受信した後、施解錠制御装置2がスレーブ機器となり、キー装置3がマスター機器となって、施解錠制御装置2からキー装置3へ認証のための第二認証情報を送信してキー装置3が受信した後、施解錠制御装置2がマスター機器となり、キー装置3がスレーブ機器となって、キー装置3から施解錠制御装置2へ認証のための第三認証情報を送信して、施解錠制御装置2が第三認証情報を受信して双方の認証を完了させている。即ち、3回のアドバタイズ通信を1ルーチンとして認証を完了させている。
更に、他の実施形態としては、初期状態としてキー装置3をマスター機器とし、施解錠制御装置2をスレーブ機器とし、施解錠制御装置2からキー装置3へ第二認証情報を送信してキー装置3が受信した後、キー装置3がスレーブ機器なり、施解錠制御装置2がマスター機器となって、キー装置3から施解錠制御装置2へ第三認証情報を送信して、施解錠制御装置2が第三認証情報を受信して双方の認証を完了させてもよい。即ち、スレーブ機器としてのキー装置3からマスター機器としての施解錠制御装置2への第一認証情報の送信を行わない構成としてもよい。即ち、2回のアドバタイズ通信を1ルーチンとして認証を完了させている。
更に、キー装置3から施解錠制御装置2へ第三認証情報を送信した後に、マスタースレーブ切替部223が、施解錠制御装置2をスレーブ機器に切り替えて、施解錠制御装置2がスレーブ機器となり、マスタースレーブ切替部323が、キー装置3をマスター機器に切り替えて、キー装置3がマスター機器となって、施解錠制御装置2からキー装置3へ、施解錠の結果の情報を送信する構成を備えることとしてもよい。即ち、4回のアドバタイズ通信を1ルーチンとして、4回目のアドバタイズ通信において、施解錠の結果の情報を送信する構成を備えることとしてもよい。
又、3回又は2回のアドバタイズ通信を1ルーチンとして認証を完了させている場合、2ルーチン目の施解錠制御装置2からキー装置3への情報の送信の際に、施解錠の結果の情報を送信する構成を備えることとしてもよい。
更に、施解錠制御装置2が第三認証情報を受信した後、施解錠制御装置2とキー装置3でペアリングを行う構成としてもよい。このように、ペアリングを行うことにより、よりセキュリティーを高めることが出来、より不正な認証動作の排除を確実に行える。勿論、このペアリングの動作は省略してもよい。
マスターとスレーブを扉装置の施解錠制御装置2とその施解錠のためのキー装置3として説明したが、マスターとスレーブはこの構成に限定されることなく、他の認証を行うマスター機器とスレーブ機器で構成することが出来る。
以上のような本発明によれば、ブルートゥース通信を用いた各種機器間において、不正な認証動作の排除を確実に行えるので、セキュリティーの向上により、扉の施解錠システムや個人の認証システム等に使用することが出来る。
1 ブルートゥース通信システム
2 施解錠制御装置2
22 ブルートゥース通信モジュール
3 キー装置
32 ブルートゥース通信モジュール

Claims (15)

  1. ブルートゥース通信に用いられるブルートゥース通信モジュールを備えた第一機器であって、初期状態ではスレーブ機器であり、通信部が、初期状態ではマスター機器である第二機器に認証のための第二認証情報を送信した場合に、マスタースレーブ切替部がスレーブモードをマスターモードに切り替えて、マスター機器として動作し、前記通信部が、マスターモードからスレーブモードに切り替えた前記第二機器からの認証のための第三認証情報を受信した場合に、受信データ判定部が前記第二機器を認証することを特徴とする機器。
  2. ブルートゥース通信に用いられるブルートゥース通信モジュールを備えた第一機器であって、初期状態ではマスター機器であり、マスターモードで通信部がスレーブモードの第二機器からの認証のための第一認証情報を受信した場合に、マスタースレーブ切替部がマスターモードをスレーブモードに切り替えて、スレーブ機器として動作し、前記通信部が、初期状態ではスレーブ機器でありスレーブモードをマスターモードに切り替えた前記第二機器に認証のための第二認証情報を送信した場合に、前記マスタースレーブ切替部がスレーブモードをマスターモードに切り替えて、マスター機器として動作し、マスターモードで前記通信部がスレーブモードの前記第二機器からの認証のための第三認証情報を受信した場合に、前記受信データ判定部が前記第二機器を認証することを特徴とする請求項1に記載の機器。
  3. ブルートゥース通信に用いられるブルートゥース通信モジュールを備えた第二機器であって、初期状態ではマスター機器であり、通信部が、初期状態ではスレーブ機器である第一機器から認証のための第二認証情報を受信した場合に、マスタースレーブ切替部がマスターモードをスレーブモードに切り替えて、スレーブ機器として動作し、前記通信部が、スレーブモードからマスターモードに切り替えた前記第一機器に認証のための第三認証情報を送信することを特徴とする機器。
  4. ブルートゥース通信に用いられるブルートゥース通信モジュールを備えた第二機器であって、初期状態ではスレーブ機器であり、スレーブモードで通信部がマスターモードの第一機器に認証のための第一認証情報を送信した場合に、マスタースレーブ切替部がスレーブモードをマスターモードに切り替えて、マスター機器として動作し、前記通信部が、初期状態ではマスター機器でありマスターモードをスレーブモードに切り替えた前記第一機器から認証のための第二認証情報を受信した場合に、前記マスタースレーブ切替部がマスターモードをスレーブモードに切り替えて、スレーブ機器として動作し、スレーブモードで前記通信部がマスターモードの前記第一機器に認証のための第三認証情報を送信することを特徴とする請求項3に記載の機器。
  5. マスター機器とスレーブ機器を備えたブルートゥース通信システムであって、初期状態ではスレーブ機器であり、通信部が、初期状態ではマスター機器である第二機器に認証のための第二認証情報を送信した場合に、マスタースレーブ切替部がスレーブモードをマスターモードに切り替えて、マスター機器として動作し、前記通信部が、マスターモードからスレーブモードに切り替えた前記第二機器からの認証のための第三認証情報を受信した場合に、受信データ判定部が前記第二機器を認証する第一機器と、初期状態ではマスター機器であり、通信部が、初期状態ではスレーブ機器である第一機器から認証のための第二認証情報を受信した場合に、マスタースレーブ切替部がマスターモードをスレーブモードに切り替えて、スレーブ機器として動作し、前記通信部が、スレーブモードからマスターモードに切り替えた前記第一機器に認証のための第三認証情報を送信する第二機器を備えることを特徴とするブルートゥース通信システム。
  6. マスター機器とスレーブ機器を備えたブルートゥース通信システムであって、初期状態ではマスター機器であり、マスターモードで通信部がスレーブモードの第二機器からの認証のための第一認証情報を受信した場合に、マスタースレーブ切替部がマスターモードをスレーブモードに切り替えて、スレーブ機器として動作し、前記通信部が、初期状態ではスレーブ機器でありスレーブモードをマスターモードに切り替えた前記第二機器に認証のための第二認証情報を送信した場合に、前記マスタースレーブ切替部がスレーブモードをマスターモードに切り替えて、マスター機器として動作し、前記通信部が、マスターモードからスレーブモードに切り替えた前記第二機器からの認証のための第三認証情報を受信した場合に、受信データ判定部が前記第二機器を認証する第一機器と、初期状態ではスレーブ機器であり、スレーブモードで通信部がマスターモードの第一機器に認証のための第一認証情報を送信した場合に、マスタースレーブ切替部がスレーブモードをマスターモードに切り替えて、マスター機器として動作し、前記通信部が、初期状態ではマスター機器でありマスターモードをスレーブモードに切り替えた前記第一機器から認証のための第二認証情報を受信した場合に、前記マスタースレーブ切替部がマスターモードをスレーブモードに切り替えて、スレーブ機器として動作し、前記通信部が、スレーブモードからマスターモードに切り替えた前記第一機器に認証のための第三認証情報を送信する第二機器を備えることを特徴とする請求項5に記載のブルートゥース通信システム。
  7. 前記第一機器が前記第二機器からの認証のための第三認証情報を受信した場合であって、前記第一機器の受信データ判定部が前記第二機器を認証した場合に、前記第一機器と前記第二機器間でペアリングを行うことを特徴する請求項5又は6に記載のブルートゥース通信システム。
  8. ブルートゥース通信方法であって、スレーブモードでマスターモードのマスター機器に認証のための第二認証情報を送信した後に、スレーブモードをマスターモードに切り替えてマスター機器になり、前記第二認証情報を受信した後にマスターモードをスレーブモードに切り替えたスレーブ機器からの認証のための第三認証情報を受信し、前記第三認証情報を送信した前記スレーブ機器を認証することを特徴とするブルートゥース通信方法。
  9. ブルートゥース通信方法であって、マスターモードでスレーブモードのスレーブ機器からの認証のための第一認証情報を受信したマスター機器が、マスターモードをスレーブモードに切り替えてスレーブ機器となり、スレーブモードをマスターモードに切り替えたマスター機器に認証のための第二認証情報を送信した後に、スレーブモードをマスターモードに切り替えてマスター機器になり、前記第二認証情報を受信した後にマスターモードをスレーブモードに切り替えたスレーブ機器からの認証のための第三認証情報を受信し、前記第三認証情報を送信した前記スレーブ機器を認証することを特徴とする請求項8に記載のブルートゥース通信方法。
  10. ブルートゥース通信方法であって、マスター機器が、スレーブ機器からの認証のための第二認証情報を受信した後に、マスターモードをスレーブモードに切り替えてスレーブ機器となり、前記スレーブ機器が、前記第二認証情報を送信した後にスレーブモードをマスターモードに切り替えたマスター機器に、認証のための第三認証情報を送信することを特徴とするブルートゥース通信方法。
  11. ブルートゥース通信方法であって、スレーブモードでマスターモードのマスター機器に認証のための第一認証情報を送信したスレーブ機器が、スレーブモードをマスターモードに切り替えてマスター機器となり、マスターモードをスレーブモードに切り替えたスレーブ機器からの認証のための第二認証情報を受信した後に、マスターモードをスレーブモードに切り替えてスレーブ機器となり、前記スレーブ機器が、前記第二認証情報を送信した後にスレーブモードをマスターモードに切り替えたマスター機器に認証のための第三認証情報を送信することを特徴とする請求項10に記載のブルートゥース通信方法。
  12. マスターとスレーブを用いたブルートゥース通信方法であって、
    スレーブ機器がマスター機器に認証のための第一認証情報を送信するステップと、
    マスター機器がスレーブ機器からの前記第一認証情報を受信するステップと、
    スレーブ機器がマスター機器に前記第一認証情報を送信した後に、マスター機器に切り替わるステップと、
    マスター機器がスレーブ機器からの前記第一認証情報を受信した後に、スレーブ機器に切り替わるステップと、
    スレーブ機器がマスター機器に認証のための第二認証情報を送信するステップと、
    マスター機器がスレーブ機器からの前記第二認証情報を受信するステップと、
    前記第二認証情報を受信したマスター機器がスレーブ機器に切り替わるステップと、
    前記第二認証情報を送信したスレーブ機器がマスター機器に切り替わるステップと、
    前記第二認証情報を受信したマスター機器が切り替わったスレーブ機器が、前記第二認証情報を送信したスレーブ機器が切り替わったマスター機器に認証のための第三認証情報を送信するステップと、
    前記第二認証情報を送信したスレーブ機器が切り替わったマスター機器が前記第三認証情報を受信するステップと、
    前記第三認証情報を受信したマスター機器が、前記第三認証情報を送信したスレーブ機器を認証するステップと、
    を備えることを特徴とするブルートゥース通信方法。
  13. 前記第三認証情報を受信したマスター機器と前記第三認証情報を送信したスレーブ機器がペアリングを行うステップと、
    を備えることを特徴とする請求項12に記載のブルートゥース通信方法。
  14. ブルートゥース通信方法を用いた施解錠方法であって、
    キー装置がスレーブモードでマスターモードの施解錠制御装置に認証のための第一認証情報を送信するステップと、
    前記施解錠制御装置がマスターモードでスレーブモードの前記キー装置からの前記第一認証情報を受信するステップと、
    前記キー装置が前記施解錠制御装置に前記第一認証情報を送信した後に、スレーブモードをマスターモードに切り替えるステップと、
    前記施解錠制御装置が前記キー装置からの前記第一認証情報を受信した後に、マスターモードをスレーブモードに切り替えるステップと、
    前記施解錠制御装置がスレーブモードをマスターモードに切り替えた前記キー装置に認証のための第二認証情報を送信するステップと、
    前記キー装置がマスターモードをスレーブモードに切り替えた前記施解錠制御装置からの前記第二認証情報を受信するステップと、
    前記キー装置が前記施解錠制御装置からの前記第二認証情報を受信した後に、マスターモードをスレーブモードに切り替えるステップと、
    前記施解錠制御装置が前記キー装置に前記第二認証情報を送信した後に、スレーブモードをマスターモードに切り替えるステップと、
    前記キー装置がスレーブモードでマスターモードの前記施解錠制御装置に、施解錠の要求を含む、認証のための第三認証情報を送信するステップと、
    前記施解錠制御装置がマスターモードでスレーブモードの前記キー装置からの前記第三認証情報を受信するステップと、
    施解錠の要求を含む前記第三認証情報を受信した前記施解錠制御装置が扉装置に解錠又は施錠を指示するステップと、
    を備えることを特徴とする施解錠方法。
  15. 前記施解錠制御装置が前記第三認証情報を受信した後に、前記施解錠制御装置と前記キー装置がペアリングを行うステップと、
    を備えることを特徴とする請求項14に記載の施解錠方法。
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