JP2018074307A - 携帯端末および携帯端末の制御方法 - Google Patents

携帯端末および携帯端末の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽電池を用いた充電時に適切なタイミングで携帯端末を起動させる。【解決手段】携帯端末1は、電池14と、ソーラーパネル18と、電源回路16と、電源回路16を用いた電池14の充電中であって、かつ、携帯端末1の一部の機能の使用が制限された制限状態である場合、電池14の電圧が電圧しきい値よりも高いときに、機能の制限を解除して携帯端末1を起動するように構成された少なくとも制御部6とを備える。制御部6は、ソーラーパネル18を用いて電池14を充電する場合には、外部の電源を用いて電池14を充電する場合よりも高い値を電圧しきい値として設定するように構成される。【選択図】図1

Description

本開示は、携帯端末の制御に関する。
従来から、携帯可能な太陽電池を用いて携帯端末等の電気機器の電池を充電する技術が知られている。たとえば、特開2013−162627号公報(特許文献1)には、ポータブル太陽電池発電システムについて開示されている。
一方、携帯端末の電池の充電時において電池の電圧がしきい値を超えると携帯端末を起動させる技術が知られている。
特開2013−162627号公報
しかしながら、太陽電池の発電量は、必ずしも一定ではないため、太陽電池を用いた充電時に適切なタイミングで携帯端末を起動させる必要がある。
一実施の形態の携帯端末は、電池と、ソーラーパネルと、ソーラーパネルおよび携帯端末の外部の電源のうちのいずれか一方の電力を用いて電池を充電するように構成された電源回路と、電源回路を用いた電池の充電中であって、かつ、携帯端末の一部の機能の使用が制限された制限状態である場合、電池の電圧が電圧しきい値よりも高いときに、機能の制限を解除して携帯端末を起動するように構成された少なくとも1つのプロセッサとを備える。少なくとも1つのプロセッサは、ソーラーパネルを用いて電池を充電する場合には、外部の電源を用いて電池を充電する場合よりも高い値を電圧しきい値として設定するように構成される。
一実施の形態の電気機器によれば、ソーラーパネルを用いて電池を充電する場合には、外部の電源を用いて電池を充電する場合よりも高い値を電圧しきい値として設定されるので、電池が十分に充電された状態で携帯端末を起動することができる。そのため、ソーラーパネルによる発電量が一定でない場合でも起動後の携帯端末の電源がすぐに落ちることを抑制することができる。
携帯端末の構成の一例を示すブロック図である。 制御部で実行される制御処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 制御部で実行される制御処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 1分通話の選択時の必要電力量の算出方法の一例を説明するための図である。 10分通話の選択時の必要電力量の算出方法の一例を説明するための図である。 選択操作が行なわれなかった時の必要電力量の算出方法の一例を説明するための図である。 発電安定時の第2しきい値の設定方法の一例を説明するための図である。 発電不安定時の第2しきい値の設定方法の一例を説明するための図である。 制御部の動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。 図2のフローチャートに示される制御処理の変形例である。
以下、実施の形態について図面を用いて説明する。
図1は、携帯端末1の構成の一例を示すブロック図である。携帯端末1は、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などを含む。
携帯端末1は、以下にさらに詳細に述べられるように、種々の機能を実行するための制御および処理能力を提供するために少なくとも1つのプロセッサ8を含む。種々の実施の形態によれば、少なくとも1つのプロセッサ8は、単一の集積回路(IC)として、又は複数の通信可能に接続された集積回路IC及び/又はディスクリート回路として実行されてもよい。少なくとも1つのプロセッサ8は、種々の既知の技術に従って実行されることが可能である。
図1を参照して、この携帯端末1は、ディスプレイ2と、無線通信装置4と、制御部6と、タッチパネル12と、電池14と、電源回路16と、ソーラーパネル18と、温度センサ20と、アンテナ22とを備える。
ディスプレイ2は、画面を有し、各種情報を画面に表示するように構成することができる。ディスプレイ2は、たとえば、LCD(Liquid Crystal Display)によって構成されてもよい。あるいは、ディスプレイ2は、たとえば、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ、または無機ELディスプレイ等の他の種類のディスプレイによって構成されてもよい。
無線通信装置4は、アンテナ22を通じて、たとえば、無線基地局又は通信機能を備える他の装置と通信することができる。無線通信装置4によってサポートされる通信方式は、各種無線通信規格を含む。無線通信規格としては、たとえば、2G、3G、4G、5G等のセルラーフォンの各種通信規格を含む。セルラーフォンの通信規格は、たとえば、LTE(Long Term Evolution)、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA2000(Code Division Multiple Access 2000)、PDC(Personal Digital Cellular)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)、PHS(Personal Handy-phone System)等を含む。無線通信規格として、さらに、たとえば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、IEEE802.11、Bluetooth(登録商標)等を含む。無線通信装置4は、上述した通信規格のうちの1つまたは複数をサポートしていてもよい。
制御部6は、プロセッサ8と、メモリ10とを含む。ある実施の形態において、プロセッサ8は、1以上のデータ計算手続又は処理を実行するために構成された1以上の回路又はユニットを含む。たとえば、プロセッサ8は、1以上のプロセッサ、コントローラ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号処理装置、プログラマブルロジックデバイス、フィールドプログラマブルゲートアレイ、またはこれらのデバイス若しくは構成の任意の組み合わせ、又は他の既知のデバイスおよび構成の組み合わせを含み、以下に説明される機能を実行してもよい。
プロセッサ8は、携帯端末1の構成要素の全体を制御することができる。より具体的には、プロセッサ8は、電源オフ時においては、一部の機能を制限し、一部の機能のみを使用可能とする制限状態に移行し、電源オン時においては、機能の制限を解除して携帯端末1を起動することができる。プロセッサ8は、制限状態である場合は、電源回路16を介してソーラーパネル18を用いた充電と携帯端末1の外部の電源(以下、外部電源と記載する)50を用いた充電とのうちのいずれかを行なうことができる。プロセッサ8は、たとえば、制限状態であって、かつ、充電中においては、電池14の電圧(以下、電池電圧と記載する)がしきい値を超えると機能の制限を解除して携帯端末1を起動することができる。
また、プロセッサ8は、たとえば、起動中に、電池電圧がしきい値よりも低下すると携帯端末1を制限状態に移行させる。なお、制限状態に移行させる電池電圧のしきい値としては、制限状態から起動する電池電圧のしきい値以下の値を設定することができる。
プロセッサ8は、温度センサ20等の各種センサ類からの信号を受信して、これらのセンサによる検出結果や検出結果に基づく演算結果をメモリ10に記憶させることができる。
メモリ10は、たとえば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、および、外部メモリ等を含む。メモリ10は、各種データおよび制御プログラムの他、各種アプリケーション等プログラムを記憶することができる。
制御部6は、プロセッサ8がメモリ10に記憶されるプログラムを実行することによって各種機能を実現することができる。
タッチパネル12は、ユーザからの入力を受付けることができる。タッチパネル12は、たとえば、ディスプレイ2の表面に設けられるものとしてもよい。タッチパネル12としては、たとえば、静電容量式、超音波式、感圧式、抵抗膜式、光検知式等、各種方式のタッチパネルを用いることができる。タッチパネル12は、タッチパネル12へのユーザによるタッチ操作(たとえば、タップ操作、フリック操作あるいはスライド操作等)を検出して、検出結果を制御部6に出力することができる。
電池14は、ニッケル水素電池あるいはリチウムイオン電池等の二次電池によって構成することができる。電池14としては、その他の種類の二次電池を用いてもよい。
電源回路16は、たとえば、起動中においては、制御部6からの制御信号に応じて、電池14の電力を携帯端末1の各構成要素へ供給することができる。さらに、電源回路16は、たとえば、制限状態中においては、制御部6からの制御信号に応じて、ソーラーパネル18を用いた電池14の充電と、外部電源50を用いた電池14の充電とのうちのいずれかを行なうことができる。携帯端末1は、たとえば、USB端子等の外部端子を用いて外部電源50と電源回路16とを電気的に接続することができる。外部電源50としては、たとえば、ACアダプタを用いてもよいし、携帯端末1の外部のバッテリを用いてもよい。
電源回路16は、たとえば、外部電源50との接続を可能とする外部端子(図示せず)に外部電源50が接続されている場合に、あるいは、外部端子に電力が供給される場合に、切替回路等を用いて、外部端子と電池14とを電気的に接続しつつ、ソーラーパネル18と電池14とを電気的に遮断することができる。電源回路16は、外部端子に外部電源50が接続されていない場合に、あるいは、外部端子に電力が供給されていない場合に、外部端子と電池14とを電気的に遮断しつつ、ソーラーパネル18と電池14とを電気的に接続することができる。
電源回路16には、電池電圧を検出する電圧センサ16aおよび電池14の電流を検出する電流センサ16bが設けられてもよい。電圧センサ16aおよび電流センサ16bは、検出結果を示す信号を制御部6に送信することができる。
ソーラーパネル18は、太陽光や照明等の光を電力に変換することができる。ソーラーパネル18は、たとえば、携帯端末1の外装に設けられるようにしてもよい。
温度センサ20は、携帯端末1の内部の温度を検出することができる。温度センサ20は、検出結果を示す信号を制御部6に送信することができる。
なお、図示はしないが、携帯端末1には、その他、ハードキー、音声を受付けるマイクロフォン、音を出力するスピーカ、カメラ、GPS(Global Positioning System)等の各種機器が設けられてもよい。
以上のような構成を有する携帯端末1において、制御部6は、上述したとおり、制限状態であって、かつ、充電中において、電池電圧がしきい値を超えると携帯端末1を起動することができる。
しかしながら、ソーラーパネル18を用いた充電中に同様のしきい値で携帯端末1を起動する場合には、その後すぐに電源オフされ、制限状態になる場合がある。
ソーラーパネル18の発電量は、ソーラーパネル18が受ける光量に依存するため、屋外で太陽光が雲で遮られたり、携帯端末1の位置の変化によってソーラーパネル18において光源から受光する角度が変化するなどすると、発電が不安定になり、充電が停止する頻度が増加したり、あるいは、発電量が低下したりする場合がある。
そのため、ソーラーパネル18を用いた充電によって電池電圧がしきい値を超えたとしても充電が停止したり、発電量が低下したりするなどして、電池電圧がしきい値を下回り、再度制限状態になる場合がある。
さらに、ソーラーパネル18を用いた充電は、外部電源50を用いた充電と比較して充電電力が小さいため、ソーラーパネル18による充電電力が起動中の携帯端末1の消費電力よりも小さい場合には、やはり、電池電圧がしきい値を下回り、再度制限状態になる場合がある。このように、ソーラーパネル18の発電量は、必ずしも一定ではないため、ソーラーパネル18を用いた充電時には、適切なタイミングで携帯端末1を起動させる必要がある。
本実施の形態において、制御部6は、ソーラーパネル18を用いて電池14を充電する場合には、外部電源50を用いて電池14を充電する場合よりも高い値を、携帯端末1を起動する起動電圧として設定することができる。
以下、図2および図3を参照して、制御部6で実行される制御処理について説明する。図2および図3は、制御部6で実行される制御処理の一例を示すフローチャートである。
携帯端末1が電源オフの状態のときに起動を支持する操作を受け付けると図2のフローチャートに示される処理が開始される。図2を参照して、ステップ(以下、ステップをSと記載する)100にて、制御部6は、電池電圧が第1しきい値以上であるか否かを判定することができる。第1しきい値は、外部電源50を用いて電池14を充電する場合に制限状態の携帯端末1を起動する起動電圧である。制御部6は、電源回路16に設けられる電圧センサから受信する検出結果に基づいて電池電圧が第1しきい値以上であるか否かを判定することができる。電池電圧が第1しきい値以上であると判定される場合(S100にてYES)、処理はS102に移される。
S102にて、制御部6は、充電に用いられる電源(以下、充電ソースと記載する)がソーラーパネル18であるか否かを判定することができる。具体的には、制御部6は、電源回路16においてソーラーパネル18と電池14とが電気的に接続されている場合や、あるいは、電源回路16から電池14に流れる電流がソーラーパネル18から流れる電流に相当する所定の範囲内である場合に、充電ソースがソーラーパネル18であると判定することができる。充電ソースがソーラーパネル18であると判定される場合(S102にてYES)、処理はS104に移される。
S104にて、制御部6は、発電状況に関する情報を取得することができる。発電状況に関する情報とは、たとえば、ソーラーパネル18から電池14に流れる電流(充電電流)、電圧、充電電力、充電が開始されてからの充電電力量(発電量)、ソーラーパネル18を用いて充電が開始されてからの経過時間等を含む。制御部6は、取得された発電状況に関する情報をメモリ10に記憶することができる。
S110にて、制御部6は、ディスプレイ2の輝度の設定値を取得することができる。たとえば、制御部6は、ユーザの操作やカメラ等を介して取得される携帯端末1の周辺の照度に応じてディスプレイ2の輝度の設定値を変更して、変更された設定値をメモリ10に記憶することができる。制御部6は、記憶された値を読み出すことによってディスプレイ2の輝度の設定値を取得することができる。
S112にて、制御部6は、電界強度を取得することができる。制御部6は、たとえば、無線通信装置4のアンテナ22における電波の受信レベルに基づいて電界強度を取得することができる。
S114にて、制御部6は、携帯端末1の温度を取得することができる。たとえば、制御部6は、温度センサ20の検出結果に基づいて携帯端末1の温度を取得することができる。
S116にて、制御部6は、ディスプレイ2の画面に選択メニューを表示させることができる。選択メニューは、たとえば、複数の選択肢に対応する複数のボタン画像を所定の位置に配置することによって構成することができる。複数の選択肢は、たとえば、携帯端末1の使用量に関連する情報を含む。本実施の形態においては、制御部6は、たとえば、選択メニューとして、2つのボタン画像を表示し、2つのボタン画像の内側あるいは外側に、携帯端末1の使用時間(通話時間)を示す文字情報として「1分通話」および「10分通話」をそれぞれ表示することができる。ユーザは、「1分通話」と「10分通話」とのうちのユーザが要求する使用時間に対応するボタンに対して選択操作(たとえば、タッチ操作)を行なうことができる。制御部6は、選択操作によって選択されたボタン(たとえば、タップされたタッチパネル上の位置に表示されるボタン画像)から「1分通話」と「10分通話」とのうちのいずれが選択されたかを特定することができる。制御部6は、選択メニューを予め定められた時間が経過するまで表示することができる。制御部6は、選択メニューを表示してから予め定められた時間が経過した後に表示を消すことができる。
図3を参照して、S118にて、制御部6は、選択操作が行なわれたか否かを判定することができる。制御部6は、たとえば、選択メニューとして表示された2つのボタン画像のうちのいずれかに対してタッチ操作が行なわれた場合に、選択操作が行なわれたと判定することができる。制御部6は、選択メニューの表示が消されるまでにタッチ操作が行なわれなかった場合には、選択操作が行なわれなかったと判定することができる。選択操作が行なわれたと判定される場合(S118にてYES)、処理はS120に移される。
S120にて、制御部6は、携帯端末1の状態および選択された選択肢に基づいて起動後の携帯端末1において電池電圧が第1しきい値を下回らないようにするために必要となる電力量(以下、必要電力量と記載する)を算出することができる。携帯端末1の状態は、たとえば、上述した輝度の設定値と、電界強度と、温度とを含む。制御部6は、たとえば、選択された選択肢と、輝度の設定値と、電界強度と、温度とをパラメータとして図4および図5に示すマップを用いて必要電力量を算出することができる。
図4に示すマップは、「1分通話」が選択された場合のディスプレイ2の輝度の設定値と電界強度と温度とに応じた必要電力量P1(1)〜P1(18)を示す。図5に示すマップは、「10分通話」が選択された場合のディスプレイ2の輝度の設定値と電界強度と温度とに応じた必要電力量P2(1)〜P2(18)を示す。図4および図5に示すマップは、実験的あるいは設計的に設定することができる。
図4および図5において、たとえば、「10分通話」が選択される場合の必要電力量(たとえば、P2(1))は、その他のパラメータが同じであることを前提とすると、「1分通話」が選択される場合の必要電力量(たとえば、P1(1))よりも大きい。
また、輝度の設定値が「明るい」に区分される値である場合の必要電力量(たとえば、P1(1))は、輝度の設定値以外のパラメータが同じであることを前提とすると、輝度の設定値が「普通」に区分される値である場合の必要電力量(たとえば、P1(7))よりも大きい。同様に、輝度の設定値が「普通」に区分される値である場合の必要電力量(たとえば、P1(7))は、輝度の設定値以外のパラメータが同じであることを前提とすると、輝度の設定値が「暗い」に区分される値である場合の必要電力量(たとえば、P1(13))よりも大きい。
さらに、電界強度が「弱い」に区分される値である場合の必要電力量(たとえば、P1(4))は、電界強度以外のパラメータが同じであることを前提とすると、電界強度が「強い」に区分される値である場合の必要電力量(たとえば、P1(1))よりも大きい。
さらに、温度が「30℃以上」に区分される値である場合の必要電力量(たとえば、P1(3))は、温度以外のパラメータが同じであることを前提とすると、温度が「20℃−30℃」に区分される値である場合の必要電力量(たとえば、P1(2))よりも大きい。同様に、温度が「20℃−30℃」に区分される値である場合の必要電力量(たとえば、P1(2))は、温度以外のパラメータが同じであることを前提すると、温度が「20℃以下」に区分される値である場合の必要電力量(たとえば、P1(1))よりも大きい。
制御部6は、取得された設定値が「明るい」に区分される範囲内であるか、「普通」に区分される範囲内であるか、あるいは、「暗い」に区分される範囲内であるかを判定することができる。輝度の設定値の「明るい」、「普通」および「暗い」は、たとえば、設定値のしきい値を2つ設けることによって区分することができる。なお、輝度の設定値は、3段階に区分されることに限定されるものではなく、たとえば。「明るい」および「暗い」の2段階に区分されてもよいし、4段階以上に区分されてもよい。
制御部6は、取得された電界強度が「強い」に区分される範囲内であるか、あるいは、「弱い」に区分される範囲内であるかを判定することができる。電界強度の「強い」および「弱い」は、たとえば、しきい値を1つ設けることによって区分することができる。なお、電界強度は、2段階に区分されることに限定されるものではなく、3段階以上に区分されてもよい。
制御部6は、取得された温度が「20℃以下」であるか、「20℃−30℃」であるか、あるいは、「30℃以上」であるかを判定することができる。なお、温度の区分としては、20℃と30℃とをしきい値として区分されることに限定されるものではなく、その他の温度をしきい値として区分されてもよい。また、温度は、3段階に区分されることに限定されるものではなく、2段階で区分されてもよいし、4段階以上で区分されてもよい。
たとえば、制御部6は、選択肢として「1分通話」が選択され、輝度の設定値が「明るい」に区分される値であって、電界強度が「弱い」に区分される値であって、かつ、温度が「20℃以下」である場合には、図4の矢印Xによって特定される必要電力量P1(4)を今回の必要電力量として算出することができる。
あるいは、制御部6は、選択肢として「10分通話」が選択され、輝度の設定値が「暗い」に区分される値であって、電界強度が「強い」に区分される値であって、かつ、温度が「30℃以上」である場合には、図5の矢印Yによって特定される必要電力量P2(15)を今回の必要電力量として算出することができる。
図3に戻って、S122にて、制御部6は、携帯端末1の状態および選択操作が行なわれなかったことに応じた必要電力量を算出することができる。制御部6は、たとえば、輝度の設定値と、電界強度と、温度とをパラメータとして図6に示すマップを用いて必要電力量を算出することができる。図6に示すマップは、選択操作が行なわれなかった場合における、輝度の設定値と、電界強度と、温度とに応じた必要電力量P3(1)〜P3(18)を示す。図6に示すマップは、実験的あるいは設計的に設定することができる。
図6に示すマップにおいては、輝度の設定値に応じた必要電力量、電界強度に応じた必要電力量、温度に応じた必要電力量は、図4および図5と同様の観点で設定することができる。すなわち、図6に示すマップにおいて、輝度の設定値が、輝度が明るい値になるほど必要電力量が大きい値になるように設定することができる。また、マップにおいて、電界強度が弱いほど必要電力量が大きい値になるように設定することができる。さらに、マップにおいて、温度が高いほど必要電力量が大きい値になるように設定することができる。なお、選択操作がされなかった場合の必要電力量P3(1)〜P3(18)は、通話が行なわれないことを前提として設定することができる。そのため、選択操作がされなかった場合の必要電力量(たとえば、P3(1))としては、その他のパラメータが同じである場合を前提すると、「1分通話」が選択された場合の必要電力量(たとえば、P1(1))や、「10分通話」が選択される場合の必要電力量(たとえば、P2(1))よりも小さい値を設定することができる。
たとえば、制御部6は、選択操作が行なわれず、輝度の設定値が「普通」に区分される値であって、電界強度が「強い」に区分される値であって、かつ、温度が「20℃−30℃」である場合には、図6の矢印Zによって特定される必要電力量P3(8)を今回の必要電力量として算出することができる。
再び図3に戻って、S124にて、制御部6は、ソーラーパネル18を用いた発電が安定しているか否かを判定する。制御部6は、直前の予め定められた期間における充電電流をメモリ10に記憶し、記憶された値から最大値と最小値とを特定し、特定された最大値と最小値との電流差を算出することができる。制御部6は、算出された電流差が電流しきい値よりも大きいとソーラーパネル18を用いた発電が不安定であると判定することができる。また、制御部6は、算出された電流差が電流しきい値以下であるとソーラーパネル18を用いた発電が安定していると判定することができる。
ソーラーパネル18を用いた発電が安定していると判定される場合(S124にてYES)、処理はS126に移される。
S126にて、制御部6は、発電安定時における起動電圧を示す第2しきい値を設定することができる。具体的には、制御部6は、算出された必要電力量と発電安定時に対応した図7に示すマップとに基づいて第2しきい値を設定することができる。図7に示すマップは、必要電力量(たとえば、P4(1)、P4(2)、P4(3)、…)と第2しきい値(たとえば、V1(1)、V1(2)、V1(3)、…)との関係を示すマップであって、実験的あるいは設計的に適合されて予めメモリ10に記憶される。
一方、ソーラーパネル18を用いた発電が不安定であると判定される場合(S124にてNO)、処理はS128に移される。
S128にて、制御部6は、発電不安定時における第2しきい値を設定することができる。具体的には、制御部6は、算出された必要電力量と発電不安定時に対応した図8に示すマップとに基づいて第2しきい値を設定することができる。図8に示すマップは、必要電力量(たとえば、P4(1)、P4(2)、P4(3)、…)と第2しきい値(たとえば、V2(1)、V2(2)、V2(3)、…)との関係を示すマップであって、実験的あるいは設計的に適合された予めメモリ10等に記憶される。
なお、図7と図8とを比較した場合、必要電力量が同じ値であるとすると(たとえば、P4(1))、発電不安定時の値(たとえば、V2(1))の方が発電安定時の値(たとえば、V1(1))よりも高い値になるように第2しきい値を設定することができる。
S130にて、制御部6は、電池電圧が第2しきい値に到達しているか否かを判定することができる。電池電圧が第2しきい値に到達していると判定される場合(S130にてYES)、処理はS132に移される。なお、電池電圧が第2しきい値に到達していないと判定される場合(S130にてNO)、処理はS130に戻される。
S132にて、制御部6は、携帯端末1を起動する起動処理を実行することができる。起動処理の実行により一部の機能の使用が制限される制限状態が解除される。
以上のように説明した制御処理に基づくソーラーパネル18を用いた充電時に携帯端末1の状態に基づいて携帯端末1の起動電圧である第2しきい値を設定する動作について図9を参照しつつ説明する。図9の縦軸は、ソーラーパネル18による充電状態、携帯端末1の起動状態および電池電圧の変化を示す。図9の横軸は、時間を示す。図9においては、電池電圧V(1)によって第1しきい値が示される。
たとえば、ソーラーパネル18を用いた充電が行なわれていない場合であって、電池電圧が第1しきい値V(1)よりも低い電池電圧V(3)であり、これにより、携帯端末1が制限状態となっている場合を想定する。
時間T(0)にて、ソーラーパネル18において太陽光を受光するなどしてソーラーパネル18を用いた充電が開始されると、電池電圧は、ソーラーパネル18を用いた充電によって電圧V(3)から時間が経過していくとともに上昇していく。
時間T(1)にて、電池電圧が第1しきい値V(1)に到達すると(S100にてYES)、充電ソースがソーラーパネル18であるため(S102にてYES)、発電状況に関する情報が取得される(S104)。さらに、ディスプレイ2の輝度の設定値が取得され(S110)、電界強度が取得され(S112)、温度が取得される(S114)。そして、ディスプレイ2の画面に選択メニューが表示される(S116)。
選択メニューとして、「1分通話」と「10分通話」に対応するボタン画像が表示され、ユーザのタッチ操作等により選択可能となる。このとき、ユーザがたとえば「1分通話」を選択する場合には(S118にてYES)、図4に示すマップと、取得された輝度の設定値と、電界強度と、温度とに基づいて必要電力量が算出される(S120)。
一方、ユーザが「10分通話」を選択する場合には(S118にてYES)、図5に示すマップと、取得された輝度の設定値と、電界強度と、温度とに基づいて必要電力量が算出される(S120)。
なお、選択メニューの表示中にユーザが選択操作を行なわなかった場合には(S118にてNO)、図6に示すマップと、取得された輝度の設定値と、電界強度と、温度とに基づいて必要電力量が算出される(S122)。
取得された発電状況に関する情報に基づいてソーラーパネル18を用いた発電が安定していると判定される場合には(S124にてYES)、算出された必要電力量と、図7に示すマップとに基づいて発電安定時の第2しきい値V(2)が設定される(S126)。
なお、たとえば、取得された発電状況に関する情報に基づいて発電が不安定であると判定される場合には(S124にてNO)、算出された必要電力量と、図8に示すマップとに基づいて発電不安定時の第2しきい値が設定される(S128)。
時間T(2)にて、電池電圧が第2しきい値V(2)に到達する場合に(S130にてYES)、起動処理が実行される(S132)。これにより、携帯端末1が起動する。
以上のようにして、本実施の形態に係る携帯端末1によると、プロセッサ8は、ソーラーパネル18を用いて電池14を充電する場合には、外部電源50を用いて電池14を充電する場合よりも高い値を第2しきい値V(2)として設定することができるため、電池14が十分に充電された状態で携帯端末1を起動することができる。そのため、ソーラーパネルによる発電量が一定でない場合でも起動後に携帯端末の電源がすぐに落ちること(制限状態になること)を抑制することができる。
さらに、プロセッサ8は、ソーラーパネル18による発電が不安定である場合には、ソーラーパネル18による発電が安定している場合よりも高い値を第2しきい値として設定することができる。これにより、ソーラーパネル18による発電が不安定である場合でも電池14が十分に充電された状態で携帯端末1を起動することができる。
さらに、プロセッサ8は、ソーラーパネル18から電池14への充電電流の最大値を上限値とし、最小値を下限値として、その電流差が電流しきい値よりも小さい場合には、ソーラーパネル18による発電が安定していると判定し、電流差が電流しきい値よりも大きい場合には、ソーラーパネル18による発電が不安定であると判定することができる。これにより、発電が安定しているか不安定であるかを精度高く判定することができる。
さらに、プロセッサ8は、制限状態であって、かつ、ソーラーパネル18を用いて電池14を充電する場合には、ディスプレイ2における画面の輝度の設定値と、無線通信装置4における電界強度と、携帯端末1の温度とのうちの少なくともいずれかに基づいて第2しきい値を設定することができる。
このようにすると、携帯端末1の状態に応じて電池14に対して適切な量の充電がされた状態で携帯端末1を起動することができる。そのため、ソーラーパネル18による発電量が一定でない場合でも携帯端末1の電源がすぐに落ちることを抑制することができる。
さらに、プロセッサ8は、制限状態であって、かつ、ソーラーパネル18を用いて電池14を充電する場合には、ユーザが要求する携帯端末1の使用量に応じて第2しきい値を設定することができる。すなわち、ユーザが「1分通話」を選択するか、「10分通話」を選択するかによってユーザが要求する携帯端末1の使用量を特定することができるため、ユーザが要求する使用量に応じて第2しきい値を設定することによって、電池14に対してユーザが要求する使用量を満足する適切な量の充電がされた状態で携帯端末1を起動することができる。
以下、変形例について説明する。
上述の実施の形態では、輝度の設定値と、電界強度と、温度と、図4〜図6に示すマップのいずれかとに基づいて必要電力量を算出するものとして説明したが、必要電力量の算出方法としては、このような方法に限定されるものではない。たとえば、輝度の設定値の基準値(たとえば、「普通」に区分される設定値)と、電界強度の基準値(たとえば、「強い」に区分される値)と、温度の基準値(たとえば、20℃)とに対応した基準電流値Aを予め設定しておく。制御部6は、実際の輝度の設定値と基準値との差分に応じた第1補正量Bと、実際の電界強度と基準値との差に応じた第2補正量Cと、実際の温度と基準値との差分に応じた補正係数Dとを算出する。制御部6は、(基準電流値A+第1補正量B+第2補正量C)×補正係数Dの式により、起動後の消費電流を予測し、予測された消費電流および想定される使用時間に基づいて必要電力量を予測してもよい。
上述の実施の形態では、輝度の設定値と、電界強度と、温度とに基づいて必要電力量を算出するものとして説明したが、輝度の設定値と、電界強度と、温度とのうちの少なくとも1つに基づいて必要電力量を算出するようにしてもよいし、少なくとも1つに加えてその他のパラメータ(たとえば、電池の残容量)を考慮して必要電力量を算出してもよい。
上述の実施の形態では、充電電流の最大値と最小値との電流差が電流しきい値よりも大きいか否かによってソーラーパネル18を用いた発電が安定しているか否かを判定するものとして説明したが、発電が安定しているか否かの判定方法は、上述のような方法に特に限定されるものではない。たとえば、直前の予め定められた期間において充電が切れる(充電電流がゼロあるいはゼロ相当のしきい値以下となる)回数(頻度)が所定回数よりも多い場合に、発電が不安定であると判定し、充電が切れる回数が所定回数以下の場合に発電が安定していると判定してもよい。
上述の実施の形態では、温度センサ20を用いて携帯端末1の温度を取得するものとして説明したが、その他の方法を用いて携帯端末1の温度を取得してもよい。たとえば、電池14の温度を検出するセンサや外気温を検出するセンサ等を用いて携帯端末1の温度を推定してもよいし、あるいは、携帯端末1にGPSが搭載されている場合には、GPSによって検出される位置情報をインターネット等の通信回線によって接続されるサーバーに送信し、サーバーから受信する位置情報周辺の温度情報に基づいて携帯端末1の温度を推定してもよい。
上述の実施の形態では、選択操作が行なわれなかった場合には、図6のマップに基づいて必要電力量を算出するものとして説明したが、たとえば、選択操作が行なわれなかった場合には、携帯端末1の過去の使用履歴から使用量を推定し、推定された使用量に基づいて図6のマップから得られる必要電力量を補正してもよい。
上述の実施の形態では、ソーラーパネル18を用いた発電の安定時と不安定時とで異なるマップを用いて必要電力量から第2しきい値を設定するものとして説明したが、たとえば、発電の安定時の必要電力量と不安定時の必要電力量との差を一定値とし、発電の安定時および不安定時のうちのいずれか一方の必要電力量を予め定めておいてもよい。このようにすると、1つのマップによって発電の安定時の第2しきい値と発電の不安定時の第2しきい値との両方を設定することができる。
上述の実施の形態では、発電の安定時の必要電力量と不安定時の必要電力量との差は、選択操作の有無あるいは選択された選択肢に関わらず一定であるものとして説明したが、選択操作の有無あるいは選択された選択肢に応じて安定時の使用電力量と不安定時の使用電力量との差を変化させてもよい。
上述の実施の形態では、第2しきい値が1度設定されると電池電圧が第2しきい値に到達するまで第2しきい値を固定するものとしたが、電池電圧が第2しきい値に到達するまでの間にパラメータに応じて必要電力量を算出したり、発電の安定の有無に応じて第2しきい値を再度設定したりしてもよい。このようにすると、発電の安定の有無が変化した場合や、パラメータが変化した場合に、携帯端末1の状態の変化に応じて第2しきい値を適切に設定することができる。
上述の実施の形態では、選択メニューにおいて複数の通話時間を選択肢として表示させるものとして説明したが、選択メニューにおいて複数のデータ使用量やデータ通信時間を選択肢として表示させるようにしてもよい。
上述の実施の形態では、図2に示したように、電池電圧が第1しきい値以上である場合に(S100にてYES)、S102以降の処理が実行されるものとして説明したが、特にこのような処理を実行することに限定されるものではない。
たとえば、電池電圧が第1しきい値よりも低いときにS102の処理およびS104の処理を実行し、電池電圧が第1しきい値に到達した後にS110以降の処理を実行してもよい。
以下、上記した処理の詳細について図10を用いて説明する。図10は、図2のフローチャートに示される制御処理の変形例である。なお、図10におけるS102,S104、S110,S112,S114,S116の処理内容は、図2におけるS102,S104、S110,S112,S114,S116の処理内容と同様であるため、その詳細な説明は繰り返さない。
図10を参照して、S101にて、制御部6は、電池電圧が第1しきい値以上であるか否かを判定することができる。電池電圧が第1しきい値以上であると判定される場合(S101にてYES)、この処理は終了される。一方、電池電圧が第1しきい値よりも小さいと判定される場合(S101にてNO)、処理はS102に移される。
S102にて、充電ソースがソーラーパネル18でないと判定される場合(S102にてNO)、S106にて、制御部6は、電池電圧が第1しきい値に到達したか否かを判定することができる。電池電圧が第1しきい値に到達したと判定される場合(S106にてYES)、処理はS132に移される。なお、電池電圧が第1しきい値に到達していないと判定される場合(S106にてNO)、処理はS102に戻される。
S104にて、発電状況に関する情報が取得された後に、S108にて、制御部6は、電池電圧が第1しきい値に到達したか否かを判定することができる。電池電圧が第1しきい値に到達したと判定される場合(S108にてYES)、処理はS110に移される。なお、電池電圧が第1しきい値に到達していないと判定される場合(S108にてNO)、処理はS104に戻される。
このようにすると、充電ソースがソーラーパネル18である場合、電池電圧が第1しきい値に到達する前から発電状況に関する情報の取得を開始することができるため、当該情報をより長期間取得することができる。そのため、発電が安定しているか否かを精度高く判定することができる。
なお、上記した変形例は、その全部または一部を適宜組み合わせて実施してもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 携帯端末、2 ディスプレイ、4 無線通信装置、6 制御部、8 プロセッサ、10 メモリ、12 タッチパネル、14 電池、16 電源回路、16a 電圧センサ、16b 電流センサ、18 ソーラーパネル、20 温度センサ、22 アンテナ、50 外部電源。

Claims (6)

  1. 電池と、
    ソーラーパネルと、
    前記ソーラーパネルおよび携帯端末の外部の電源のうちのいずれか一方の電力を用いて前記電池を充電するように構成された電源回路と、
    前記電源回路を用いた前記電池の充電中であって、かつ、前記携帯端末の一部の機能の使用が制限された制限状態である場合、前記電池の電圧が電圧しきい値よりも高いときに、前記機能の制限を解除して前記携帯端末を起動するように構成された少なくとも1つのプロセッサとを備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ソーラーパネルを用いて前記電池を充電する場合には、前記外部の電源を用いて前記電池を充電する場合よりも高い値を前記電圧しきい値として設定するように構成される、携帯端末。
  2. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ソーラーパネルによる発電が不安定である場合には、前記ソーラーパネルによる発電が安定している場合よりも高い値を前記電圧しきい値として設定するように構成される、請求項1に記載の携帯端末。
  3. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ソーラーパネルから前記電池への充電電流の上限値と下限値との電流差が電流しきい値よりも小さい場合には、前記ソーラーパネルによる発電が安定していると判定し、前記電流差が前記電流しきい値よりも大きい場合には、前記ソーラーパネルによる発電が不安定であると判定するように構成される、請求項2に記載の携帯端末。
  4. 前記携帯端末は、画面に情報を表示する表示装置と、無線通信装置とをさらに備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記制限状態であって、かつ、前記ソーラーパネルを用いて前記電池を充電する場合には、前記表示装置における前記画面の輝度の設定値と、前記無線通信装置における電界強度と、前記携帯端末の温度とのうちの少なくともいずれかに基づいて前記電圧しきい値を設定するように構成される、請求項1に記載の携帯端末。
  5. 前記携帯端末は、表示装置と、操作装置とをさらに備え、
    前記少なくとも1つのプロセッサは、前記制限状態であって、かつ、前記ソーラーパネルを用いて前記電池を充電する場合には、ユーザが要求する前記携帯端末の使用量に応じて前記電圧しきい値を設定するように構成される、請求項1に記載の携帯端末。
  6. 電池と、ソーラーパネルと、前記ソーラーパネルおよび携帯端末の外部の電源のうちのいずれか一方の電力を用いて前記電池を充電するように構成された電源回路とを備える携帯端末の制御方法であって、
    前記電源回路を用いた前記電池の充電中であって、かつ、前記携帯端末の一部の機能の使用が制限された制限状態である場合、前記電池の電圧が電圧しきい値よりも高いときに、前記機能の制限を解除して前記携帯端末を起動するステップと、
    前記ソーラーパネルを用いて前記電池を充電する場合には、前記外部の電源を用いて前記電池を充電する場合よりも高い値を前記電圧しきい値として設定するステップとを含む、携帯端末の制御方法。
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