JP2018071347A - 建築物開口部用の覆いのためのオペレーティングシステム - Google Patents

建築物開口部用の覆いのためのオペレーティングシステム Download PDF

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Abstract

【課題】建築物開口部用の覆いを操作するための方法及び装置を提供する。【解決手段】覆いは、長手方向軸を中心にして回転可能なローラ、ローラに付随するシェード、及びローラに動作可能に付随するオペレーティングシステム70を含むことができる。オペレーティングシステム70は、基部74、駆動機構78、トランスミッション82、アクチュエータアーム、及び係合アームを含むことができる。駆動機構78は、入力トルクを提供するように基部74に付随してもよい。トランスミッション82は、入力トルクをローラに選択的に伝達するように駆動機構78に付随してもよい。アクチュエータアームは、ローラの回転方向を間接的に設定するように基部74に付随してもよい。係合アームは、基部74に付随し、かつトランスミッション82と係合可能であってもよい。【選択図】図4A

Description

本発明は、一般的に建築物開口部用の覆いに関し、より詳細には、建築物開口部用の覆いを操作するための方法及び装置に関する。
例えば、窓、戸口、アーチ道などの建築物開口部用の覆いは、長年、数々の形態をとってきた。いくつかの従来の覆いは、伸長位置と引込位置との間を移動可能な格納式のシェード部を含む。伸長位置では、覆いのシェード部は、開口部にわたって位置付けることができる。引込位置では、覆いのシェード部は、開口部の一つ以上の側面に隣接して位置付けることができる。
覆いのシェード部を伸長位置と引込位置との間で移動させるために、いくつかの覆いは、覆いの固定端部レールに対して回転自在のローラを含む。第一の方向へのローラの回転によって、覆いのシェード部を開口部の一つ以上の側面に隣接する位置に引き込み、そして第二の反対方向へのローラの回転によって、シェード部を開口部にわたって伸長させる。ローラは、通常、二つの両側の端部キャップ間を伸長し、覆いのシェード部は、ローラを包み込んでもよいし、ローラに隣接して収集または積重されてもよい。例えば、いくつかの格納式の覆いは、ローラから吊るされたフレキシブルシェードまたはシェード材料を含む。シェード材料は、引き込まれてローラの周囲に包まれてもよいし、伸長されてローラから解かれてもよい。別の実施例として、いくつかの格納式の覆い、例えば、ベネチアンブラインドは、リフトコードが回転可能なローラの周囲に包まれるまたはそこから解かれたときに上昇または下降する複数の羽根板を含む。格納式の覆いの形態にかかわらず、ローラの回転によって、通常、覆いのシェード部が移動する。ローラ、それ故に覆いのシェード部を移動させるために、オペレーティングシステムが、ローラに動作可能に連結されてもよい。
本開示の実施例は、建築物開口部用の覆いを含むことができる。一実施例では、覆いは、ローラ、シェード及びオペレーティングシステムを含むことができる。ローラは、長手方向軸を中心にして伸長方向及び引込方向に回転可能であってもよい。シェードは、ローラに付随してもよい。オペレーティングシステムは、ローラに動作可能に付随してもよい。オペレーティングシステムは、基部、入力トルクを提供するように基部に付随する駆動機構、入力トルクをローラに選択的に伝達するように駆動機構に付随するトランスミッション、及びローラの回転方向を間接的に設定するように基部に動作可能に付随するアクチュエータアームを含むことができる。アクチュエータアームは、ローラの長手方向軸をほぼ横断する第一の軸を中心にして移動可能であってもよい。
覆いは、基部に動作可能に付随し、第二の軸を中心にして移動可能な係合アームをさらに含むことができる。第二の軸は、ローラの長手方向軸とほぼ平行であってもよい。第二の軸は、第一の軸をほぼ横断してもよい。係合アームは、ローラの回転方向を設定するようにトランスミッションに選択的に係合できる。トランスミッションは、リングギアを含んでもよく、係合アームは、ローラの回転方向を設定するようにリングギアに選択的に係合できる。オペレーティングシステムは、係合アームを付勢してトランスミッションに係合させるように構成された付勢要素をさらに含むことができる。ローラの回転方向を伸長方向に設定するために、アクチュエータアームは、係合アームに接触して係合アームをトランスミッションから解放できる。係合アームは、アクチュエータアームを伸長方向に関連する位置に保持するように構成された戻り止めを含むことができる。駆動機構は、単一のオペレーティング要素を含むことができる。単一のオペレーティング要素は、単一のオペレーティング要素の選択移動によってアクチュエータアームを移動させるように、アクチュエータアームに動作可能に付随できる。シェードは、ローラの周囲を包むことが可能であってもよい。駆動機構は、電動式であってもよい。アクチュエータアームがローラの回転方向を伸長方向に間接的に設定すると、シェードは、オペレータによるさらなるアクションがなくても、重力の影響を受けて自動的に伸長することができる。
別の実施例では、覆いは、回転可能なローラ、ローラに付随するシェード、及びローラに動作可能に付随するオペレーティングシステムを含むことができる。オペレーティングシステムは、基部、入力トルクを提供するように基部に付随する駆動機構、入力トルクをローラに選択的に伝達するように駆動機構に付随するトランスミッション、基部に対して可動であり、かつローラの回転方向を設定するようにトランスミッションと選択的に係合可能な係合アーム、並びに基部及び係合アームに動作可能に付随し、係合アームをトランスミッションと相対的に移動させるアクチュエータアームを含むことができる。アクチュエータアームは、第一の軸を中心にして移動可能であってもよく、係合アームは、第一の軸をほぼ横断する第二の軸を中心にして移動可能であってもよい。
ローラは、長手方向軸を中心にして回転可能であってもよい。第一の軸は、ローラの長手方向軸をほぼ横断してもよい。第二の軸は、ローラの長手方向軸とほぼ平行であってもよい。アクチュエータアームは、アクチュエータアームがトランスミッションに係合しないようにトランスミッションと相対的に位置付けられてもよい。係合アームがローラの回転方向を伸長方向に設定すると、シェードは、オペレータによるさらなるアクションがなくても、重力の影響を受けて自動的に伸長することができる。
別の実施例では、建築物覆い用のオペレーティングシステムが提供される。オペレーティングシステムは、基部、入力トルクを提供するように基部に動作可能に付随する駆動機構、入力トルクを選択的に伝達するように駆動機構に動作可能に付随するトランスミッション、基部に対して可動であり、かつトランスミッションと係合可能な係合アーム、並びに基部及び係合アームに動作可能に付随し、係合アームをトランスミッションと相対的に移動させるアクチュエータアームを含むことができる。アクチュエータアームは、第一の軸を中心にして移動可能であってもよい。係合アームは、第一の軸をほぼ横断する第二の軸を中心にして移動可能であってもよい。アクチュエータアームは、アクチュエータアームがトランスミッションに係合しないように、トランスミッションと相対的に位置付けられてもよい。
本開示のこの要約は、理解を援助するために与えられ、当業者は、本開示のさまざまな態様及び特徴の各々がいくつかの事例において有利にも単独で使用されてもよいし、他の事例における本開示の他の態様及び特徴と組み合わされてもよいことを理解する。したがって、本開示を実施例に関して提示するが、任意の実施例の個々の態様を、単独で、またはその実施例もしくは任意の他の実施例の態様及び特徴と組み合わせて主張できることが認識されるはずである。
この要約は、本開示の完全な広がり及び範囲を表すものとしては意図されないし、解釈もされないはずである。本開示は、本出願においてさまざまな詳細レベルで説明され、本要約における要素、コンポーネントなどを包含してもしなくても、主張する主題の範囲に関して制限しないことが意図される。さらに、「本発明」またはその態様として本明細書に為される参照は、本開示の特定の実施例を意味することが理解され、すべての実施例を特定の記述に限定するようには必ずしも解釈されないはずである。
明細書の一部に組み入れられ、それを構成する添付の図面は、本開示の実施例を図示し、前に与えられた概要及び以下に与えられる詳細な説明と共に、これらの実施例の原理を説明する役目を果たす。
図1A〜図1Fは、さまざまな位置におけるシェード部を持つ機械的に操作される覆いの等角図であり、図1Gは、電動式覆いの等角図である。 図1A〜図1Fは、さまざまな位置におけるシェード部を持つ機械的に操作される覆いの等角図であり、図1Gは、電動式覆いの等角図である。 図1A〜図1Fは、さまざまな位置におけるシェード部を持つ機械的に操作される覆いの等角図であり、図1Gは、電動式覆いの等角図である。 図1A〜図1Fは、さまざまな位置におけるシェード部を持つ機械的に操作される覆いの等角図であり、図1Gは、電動式覆いの等角図である。 図1A〜図1Fは、さまざまな位置におけるシェード部を持つ機械的に操作される覆いの等角図であり、図1Gは、電動式覆いの等角図である。 図1A〜図1Fは、さまざまな位置におけるシェード部を持つ機械的に操作される覆いの等角図であり、図1Gは、電動式覆いの等角図である。 図1A〜図1Fは、さまざまな位置におけるシェード部を持つ機械的に操作される覆いの等角図であり、図1Gは、電動式覆いの等角図である。 図2Aおよび図2Bはそれぞれ、シェード材料がローラの周囲から解かれた及びローラの周囲を包む、ローラの一実施例の図1Aに示す線2A−2A及び図1Dに示す線2B−2Bに沿う断面図である。 図2Aおよび図2Bはそれぞれ、シェード材料がローラの周囲から解かれた及びローラの周囲を包む、ローラの一実施例の図1Aに示す線2A−2A及び図1Dに示す線2B−2Bに沿う断面図である。 図3A、図3Bおよび図3Cはそれぞれ、オペレーティングシステムの一実施例の遠位等角図、遠位正面図及び側面図である。 図3A、図3Bおよび図3Cはそれぞれ、オペレーティングシステムの一実施例の遠位等角図、遠位正面図及び側面図である。 図3A、図3Bおよび図3Cはそれぞれ、オペレーティングシステムの一実施例の遠位等角図、遠位正面図及び側面図である。 図4Aおよび図4Bはそれぞれ、図3A〜図3Cに示すオペレーティングシステムの分解された遠位等角図及び分解された近位等角図である。 図4Aおよび図4Bはそれぞれ、図3A〜図3Cに示すオペレーティングシステムの分解された遠位等角図及び分解された近位等角図である。 図5A、図5Bおよび図5Cはそれぞれ、図4A及び図4Bに示す基部の遠位正面図、図5Aに示す線5B−5Bに沿う断面図、及び図5Aに示す線5C−5Cに沿う断面図である。 図5A、図5Bおよび図5Cはそれぞれ、図4A及び図4Bに示す基部の遠位正面図、図5Aに示す線5B−5Bに沿う断面図、及び図5Aに示す線5C−5Cに沿う断面図である。 図5A、図5Bおよび図5Cはそれぞれ、図4A及び図4Bに示す基部の遠位正面図、図5Aに示す線5B−5Bに沿う断面図、及び図5Aに示す線5C−5Cに沿う断面図である。 図6および図6Bはそれぞれ、図4A及び図4Bに示す駆動機構の分解された遠位等角図及び分解された近位等角図である。 図6および図6Bはそれぞれ、図4A及び図4Bに示す駆動機構の分解された遠位等角図及び分解された近位等角図である。 図6A及び図6Bに示すスプールスプリングの近位正面図である。 図8A、図8Bおよび図8Cはそれぞれ、図6A及び図6Bに示すスプールの近位正面図、遠位正面図及び側面図である。 図8A、図8Bおよび図8Cはそれぞれ、図6A及び図6Bに示すスプールの近位正面図、遠位正面図及び側面図である。 図8A、図8Bおよび図8Cはそれぞれ、図6A及び図6Bに示すスプールの近位正面図、遠位正面図及び側面図である。 図9A及び図9Bはそれぞれ、図4A及び図4Bに示すトランスミッションの分解された遠位等角図及び分解された近位等角図である。 図9A及び図9Bはそれぞれ、図4A及び図4Bに示すトランスミッションの分解された遠位等角図及び分解された近位等角図である。 図9A及び図9Bに示すクラッチ要素の遠位正面図である。 図11Aおよび図11Bはそれぞれ、図9A及び図9Bに示す車軸の側面図及び近位断面等角図である。 図11Aおよび図11Bはそれぞれ、図9A及び図9Bに示す車軸の側面図及び近位断面等角図である。 図12Aおよび図12Bはそれぞれ、図9A及び図9Bに示すラップスプリングの一つの遠位等角図及び遠位正面図である。 図12Aおよび図12Bはそれぞれ、図9A及び図9Bに示すラップスプリングの一つの遠位等角図及び遠位正面図である。 図13Aおよび図13Bはそれぞれ、図9A及び図9Bに示す太陽歯車の側面図及び近位断面等角図である。 図13Aおよび図13Bはそれぞれ、図9A及び図9Bに示す太陽歯車の側面図及び近位断面等角図である。 図14Aおよび図14Bはそれぞれ、図9A及び図9Bに示す遊星歯車キャリアの側面図及び近位断面等角図である。 図14Aおよび図14Bはそれぞれ、図9A及び図9Bに示す遊星歯車キャリアの側面図及び近位断面等角図である。 図15Aおよび図15Bはそれぞれ、図9A及び図9Bに示すリングギアの近位正面図及び側面図である。 図15Aおよび図15Bはそれぞれ、図9A及び図9Bに示すリングギアの近位正面図及び側面図である。 図16Aおよび図16Bはそれぞれ、引き込みモード及び伸長モードにおける、図4A及び図4Bに示すアクチュエータアセンブリの側面図である。 図16Aおよび図16Bはそれぞれ、引き込みモード及び伸長モードにおける、図4A及び図4Bに示すアクチュエータアセンブリの側面図である。 図17A〜図17Fはそれぞれ、図16A及び図16Bに示すロックアームの遠位正面図、近位正面図、側面図、別の側面図、なおも別の側面図、及びさらなる側面図である。 図17A〜図17Fはそれぞれ、図16A及び図16Bに示すロックアームの遠位正面図、近位正面図、側面図、別の側面図、なおも別の側面図、及びさらなる側面図である。 図17A〜図17Fはそれぞれ、図16A及び図16Bに示すロックアームの遠位正面図、近位正面図、側面図、別の側面図、なおも別の側面図、及びさらなる側面図である。 図17A〜図17Fはそれぞれ、図16A及び図16Bに示すロックアームの遠位正面図、近位正面図、側面図、別の側面図、なおも別の側面図、及びさらなる側面図である。 図17A〜図17Fはそれぞれ、図16A及び図16Bに示すロックアームの遠位正面図、近位正面図、側面図、別の側面図、なおも別の側面図、及びさらなる側面図である。 図17A〜図17Fはそれぞれ、図16A及び図16Bに示すロックアームの遠位正面図、近位正面図、側面図、別の側面図、なおも別の側面図、及びさらなる側面図である。 図18A〜図18Eは、図16A及び図16Bに示すシフトアームの遠位正面図、近位正面図、側面図、別の側面図、及びなおも別の側面図である。 図18A〜図18Eは、図16A及び図16Bに示すシフトアームの遠位正面図、近位正面図、側面図、別の側面図、及びなおも別の側面図である。 図18A〜図18Eは、図16A及び図16Bに示すシフトアームの遠位正面図、近位正面図、側面図、別の側面図、及びなおも別の側面図である。 図18A〜図18Eは、図16A及び図16Bに示すシフトアームの遠位正面図、近位正面図、側面図、別の側面図、及びなおも別の側面図である。 図18A〜図18Eは、図16A及び図16Bに示すシフトアームの遠位正面図、近位正面図、側面図、別の側面図、及びなおも別の側面図である。 図16A及び図16Bに示すクロスピンの等角図である。 図20Aおよび図20Bはそれぞれ、図4A及び図4Bに示すオペレーティングシステムの端部キャップのアセンブリ、スプールアセンブリ、クラッチ要素、及びアクチュエータアセンブリの一実施例の遠位等角図及び遠位正面図である。 図20Aおよび図20Bはそれぞれ、図4A及び図4Bに示すオペレーティングシステムの端部キャップのアセンブリ、スプールアセンブリ、クラッチ要素、及びアクチュエータアセンブリの一実施例の遠位等角図及び遠位正面図である。 図20Cは、電気的に制御可能なアクチュエータ機構を持つ図20Bのアセンブリを図示する。 引き込みモードに位置付けられた、図4A及び図4Bに示すトランスミッション及びアクチュエータアセンブリの近位等角図である。 図21Bおよび図21Cはそれぞれ、解放位置及び係合位置におけるクラッチ要素を持つ、図21Aに示すトランスミッション及びアクチュエータアセンブリの近位正面図である。 図21Bおよび図21Cはそれぞれ、解放位置及び係合位置におけるクラッチ要素を持つ、図21Aに示すトランスミッション及びアクチュエータアセンブリの近位正面図である。 伸長モードに位置付けられた、図4A及び図4Bに示すオペレーティングシステムのトランスミッション及びアクチュエータアセンブリの近位等角図である。 図22Aおよび図22Bはそれぞれ、図4A及び図4Bに示すオペレーティングシステムの組み立てられた基部、駆動機構、クラッチ要素、車軸、ブレーキ機構、及びアクチュエータアセンブリの遠位等角図及び遠位正面図である。 図22Aおよび図22Bはそれぞれ、図4A及び図4Bに示すオペレーティングシステムの組み立てられた基部、駆動機構、クラッチ要素、車軸、ブレーキ機構、及びアクチュエータアセンブリの遠位等角図及び遠位正面図である。 ラップスプリングと太陽歯車との間の相互作用を図示するための、車軸が取り外されたトランスミッション及びアクチュエータアセンブリの近位正面図である。 図24Aおよび図24Bは、図3Bに示す線24A,B−24A,Bに沿う、図3A〜図4Bのオペレーティングシステムの断面図である。 図24Aおよび図24Bは、図3Bに示す線24A,B−24A,Bに沿う、図3A〜図4Bのオペレーティングシステムの断面図である。 オペレーティングシステムの別の実施例の断面図である。 図26Aおよび図26Bはそれぞれ、伸長モード及び引き込みモードにおける図25のオペレーティングシステムの遠位正面図である。 図26Aおよび図26Bはそれぞれ、伸長モード及び引き込みモードにおける図25のオペレーティングシステムの遠位正面図である。
図面が必ずしも原寸に比例していないことが理解されるはずである。場合によっては、必ずしも本開示の理解のためではない詳細、または他の詳細の把握を困難にする詳細は、省略される場合がある。添付図面では、同様のコンポーネント及び/または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じ種類のさまざまなコンポーネントは、同様のコンポーネントを区別する、参照ラベルに続く記号によって区別され得る。本明細書中に第一の参照ラベルのみが使用される場合には、記述は、第二の参照ラベルにかかわりのない同じ第一の参照ラベルを有する同様のコンポーネントの任意の一つにも当てはまり得る。主張する主題が必ずしも本明細書に例証する特定の実施例または配置に限定されないことが理解されるはずである。
本開示は、建築物開口部用の覆いのためのオペレーティングシステムを提供する。オペレーティングシステムは、覆いのヘッドレールの端部に取り付けられており、付随するローラの端部を支持できる、完全収容されたモジュールであってもよい。オペレーティングシステムは、引き込みモード及び伸長モードを含むことができる。引き込みモードにあるときには、オペレーティングシステムは、覆いのシェード部を上昇させるまたは引き込むように動作可能である。伸長モードにあるときには、オペレーティングシステムは、覆いのシェード部を下降または伸長するように動作可能である。
オペレーティングシステムは、オペレーティングシステムを引き込みモードと伸長モードとの間で切り替え、引き込みモードになった時点で、覆いのシェード部を引き込むまたはリフトするコードまたはボールチェーンなどの単一のオペレーティング要素を用いることができる。オペレータは、モード間を切り替えるために、オペレーティング要素を予め設定した方向に移動できる。一つの実施では、下方への移動によってオペレーティングシステムを引き込みモードにシフトし、その一方で、横への移動によってオペレーティングシステムを伸長モードにシフトする。
引き込みモードになった時点で、一つの実施では、単一の格納式のオペレーティング要素が垂直の往復ストローク運動においてオペレータによって操作され、覆いのシェード部を引き込むまたはリフトすることができる。ブレーキ要素または機構によって、覆いのシェード部が引き込み中に建築物開口部にわたって伸長または下降することを阻止または防止できる。オペレーティングシステムを伸長モードにシフトするために、オペレータは、オペレーティング要素を、シェード部の伸長または引き込み方向に対する横断方向に移動してもよい。
伸長モードになった時点で、シェード部は、オペレータによるさらなるアクションがなくても伸長できる。一つの実施では、オペレーティングシステムが伸長モードにシフトされた時点で、覆いのシェード部は、重力の影響を受けて自動的に下降できる。オペレーティングシステムは、覆いのシェード部の伸長または下降速度を制御または調節するための調速装置を含んでもよい。
図1A〜図1Fを参照すると、建築物開口部用の格納式の覆い10が提供される。格納式の覆い10は、ヘッドレール14、ボトムレール18、及びヘッドレール14とボトムレール18との間を伸長するシェード部、例えば、フレキシブルシェード22を含む。ヘッドレール14は、二つの両側の端部キャップ26A、26Bを含み、これらは、ヘッドレール14の端部を囲んで完成した外観を提供できる。ボトムレール18は、シェード材料22の下縁部に沿って水平に伸長し、シェード22をピンと張った状態に維持し、シェード22の重力補助による伸長を援助するバラストとして機能できる。
シェード22は、薄手の繊維などのフレキシブル材料である垂直に吊るされた前面30及び背面34シート、並びに複数の水平に伸長し、垂直に間隔をあけたフレキシブル羽根38を含むことができる。羽根38は、前面及び背面縁部に沿って前面及び背面シート30、34に水平の付着線に沿って固定されてもよい。シート30、34及び羽根38は、複数の細長い、垂直方向に位置合わせされ、横方向に伸長し、横方向に折り畳み可能な小区画のユニットを形成できる。これらは、例えば、隣接する小区画のユニットに付着して縦方向に固定され、小区画のパネルとして参照され得る小区画のユニットの垂直スタックを特徴づける。シート30、34及び/または羽根38は、全長が途切れない材料から構成してもよいし、縁部同士が共に取り付けられたもしくは接合された、重なり合わされた、または他の適切な関係にある材料のストリップから構成してもよい。
シェード22は、実質的にあらゆる種類の材料から構成できる。例えば、シェード22は、繊維、ポリマ及び/または他の適切な材料を含む、天然及び/または合成材料から構成してもよい。繊維材料は、編物、不編物または他の適切な種類の繊維を含むことができる。シェード22は、任意の適切なレベルの光透過率を有することができる。例えば、シート30、34及び/または羽根38を含むシェード22は、関連する部屋内に所望の雰囲気または飾り付けを提供する透明、半透明及び/または不透明材料から構成できる。一実施例では、シート30、34は、透明及び/または半透明であり、羽根38は、半透明及び/または不透明である。
シェード22は、縦方向に伸長する軸を中心とするローラ42の回転運動によってシェード22が伸長位置と引込位置との間で移動するように、ローラ42に動作可能に付随してもよい。例えば、第一の方向へのローラ42の回転によって、シェード22を、関連する建築物開口部の一つ以上の側面に隣接する位置に引き込み、そして第二の反対方向へのローラ42の回転によって、シェード22を開口部にわたって伸長させることができる。シェード22は、図2A及び図2Bに示すように、ローラ42の回転によって回転方向に応じてシェード22がローラ42を包み込むまたはそれから解かれるように、ローラ42に連結され、ローラ42の周囲を包むことが可能であってもよい。これは、全体としてローラシェードと参照される。あるいは、シェード22は、ローラ42に隣接してまたはその真下に積重可能または収集可能であってもよい。例えば、覆い10はリフトコードなどのリフト要素を含み、このリフト要素は、ローラ42の周囲を包むことが可能であり、ヘッドレール14とボトムレール18との間を伸長できる。ローラ42が回転すると、リフト要素は、ローラ42の周囲を包むまたはそれから解かれて、シェード22を伸長させるまたは引き込む。
図1A〜図1Fをなおも参照すると、覆い10のシェード22がさまざまな位置に示されている。図1Aは、完全に伸長した位置にあるシェード22を描写し、この場合では、ローラ42の回転によって前面及び背面シート30、34を(互いに対して)垂直に移動させ、羽根38材料を開放位置と閉鎖位置との間でシフトする。開放または展開位置では、前面及び背面シート30、34は、それらの間を実質的に水平に伸長する羽根38と水平に間隔をあけられる。図1B〜図1Fは、シェード22が閉鎖位置にあり、一部分が伸長位置または引込位置にあるシェード22を描写する。閉鎖または折り畳み位置にあるときに、前面及び背面シート30、34は、比較的共に接近し、羽根38は、おおよそ同一平面上において概して垂直に伸長し、前面及び背面シート30、34と近接関係にある。
図1A〜図1Fを引き続いて参照すると、覆い10は、覆い10のオペレータが完全に引き込んだ位置と完全に伸長した位置との間でボトムレール18をリフトまたは下降できるようなオペレーティングシステムを含む。オペレーティングシステムは、入力トルクをオペレーティングシステムに提供するように構成された駆動機構を含むことができる。駆動機構は、クランク、電気モータ、バネ、滑車装置に動作可能に連結されたオペレーティング要素46、または任意の他の適切な駆動要素もしくは機構を含むことができる。オペレーティング要素46は、コード、ボールチェーン、または他の適切なデバイスであってもよい。オペレーティング要素46は、オペレーティング要素46の自由端に連結された梁受け50を有してもよい。
オペレーティングシステムは、機械的にかつ/または電気的に動作できる。例示を目的として、図1A〜図1Fに示す実施例の覆い10は、オペレーティング要素46によって機械的に動作する。図1Gに示すように、覆い10は、モータ43、モータ43に動作可能に連結された送受信機44、及び送受信機44に動作可能に連結されたリモコン装置45などの送信機によって、電気的に動作できる。
シェード22を図1Aに図示する完全に伸長した位置から引き込むまたはリフトするために、オペレータは、おおよそ垂直の、往復または反復ストロークにおいて、オペレーティング要素46を下方に引くことができる。図1Bに示すように、(矢印54Aで示される)オペレーティング要素46の下方への移動によって、シェード材料22は、図1Aの完全に伸長した位置から(矢印58Aで示されるように)引き込まれる、上昇するまたはリフトする。オペレーティング要素46の下方ストロークが底部に到達すると、オペレータは、オペレーティング要素46をリリースまたは抵抗的に上昇させてもよく、オペレーティングシステムは、反復作動のために(矢印54Bで示されるように)オペレーティング要素46を自動的に引き込むまたはリールする。
図1Cに示すように、オペレーティング要素46が引き込まれると、オペレーティングシステムは、シェード22をその新たな上昇状態に維持または保持する。オペレーティングシステムがストロークの底部の上方の距離にオペレーティング要素46を引き込んだ時点で、オペレータは、第二のストロークにおいてオペレーティング要素46を下方に引いて、図1Dに描写するように、シェード22をさらに引き込むことができる。この往復プロセスは、シェード22が所望の位置に引き込まれるまで繰り返される。オペレーティング要素46の垂直ストロークは、オペレーティングシステムの種々の実施において変えることができる。一つの実施では、オペレーティング要素46は、全長が約48インチである。オペレーティング要素46のストロークに対するシェード22の引き込みの比も、オペレーティングシステムの具体的な実施に応じて変えることができる。一つの実施では、オペレーティング要素46の伸長に対するシェード22の引き込みの比は、おおよそ0.4である。
完全にまたは部分的に引き込まれたまたはリフトされた位置からシェード22を伸長または下降させるために、オペレータは、図1Eの矢印54Cに示すように、シェード22の前面を横切り斜め方向または横方向にオペレーティング要素46を引いてもよい。オペレーティング要素46の斜めまたは側方移動によって、オペレーティングシステムを、シェード22が重力によって自動的に伸長または下降できる伸長モードにシフトできる。それ故に、一つの実施では、オペレーティングシステムを伸長モードに移行した後では、オペレータはオペレーティング要素46をリリースし、オペレータによる介入がなくても図1Fの矢印58Bに示すようにシェード22が伸長または下降し、その間に覆い10から立ち去ることができる。シェード22が所望の位置に伸長した後、オペレータは、さらなる伸長を阻止し、その上、必要に応じて、オペレーティング要素46を垂直下方に引いて、オペレーティングシステムを引き込みモードにシフトすることによって、シェード22を引き込むまたは上昇させることができる。この引き込みモードでは、シェード22は、前述し、図1A〜図1Dに示すように、往復プロセスに反応させて引き込むことができる。加えて、オペレーティングシステムは、オペレーティングシステムが引き込みモードにあるときの、シェード22の望ましくない伸長または下降を防止するためのブレーキ要素または機構を含むことができる。
図2A及び図2Bを参照すると、ローラ42の縦方向断面が示される。図2Aは、図1Aの線2A−2Aに沿う断面であり、シェード22が伸長位置にあるときのローラ42を図示する。図2Bは、図1Dの線2B−2Bに沿う断面であり、ヘッドレール14内に隠され得るシェード材料22の一部分がローラ42の周囲を包んでいる状態のローラ42を図示する。ローラ42は、図2A及び図2Bに示すようなほぼ円筒状管を含むさまざまな形状に形成できる。
図2A及び図2Bに描写するローラ42は、二つの両側の端部キャップ26A、26B間を伸長し、ローラ42の回転方向に応じてシェード22を引き込むまたは伸長するようにヘッドレール14に回転自在に連結される。一つの実施では、シェード22は、ローラ42の背面側の周囲を包みまたはそこから解かれ、そのローラ42の背面側は、ローラ42の前側と、関連する建築物開口部に面した側との中間に位置付けられる。ローラ42、それ故に、覆い10のシェード22を移動させるために、オペレーティングシステムは、ローラ42の端部66A、66Bに動作可能に付随し、端部キャップ26A、26Bの一つとしての機能を果たすことができる。
図3A〜図3Cを参照すると、オペレーティングシステム70の一実施例が提供される。オペレーティングシステム70は、ヘッドレール14の一端に連結し、ローラ42の関連する端部66Aを支持する単一のモジュラユニットとして組み立てることができる。オペレーティングシステム70は、予め組み立ててもよく、それ故に、現場での覆い10の組み立てを簡単にできる。オペレーティングシステム70は、オペレーティングモジュールまたはユニットと称されることがある。
図4A及び図4Bを参照すると、オペレーティングシステム70が、分解されたサブアセンブリの図として示される。オペレーティングシステム70は、基部74、駆動機構78、トランスミッション82、及びアクチュエータまたはシフト機構86を含むことができる。基部74、駆動機構78及びトランスミッション82は、ローラ42の中心軸と同軸であってもよい共通軸に沿って位置合わせされてもよい。アクチュエータ機構86は、共通軸から横方向にオフセットしてもよく、トランスミッション82の外周に近接して基部74と連結されてもよい。アクチュエータ機構86は、オペレーティングシステム70を引き込みモードと伸長モードとの間でシフトできる。一つの実施では、アクチュエータ機構86は、トランスミッション82と選択的に相互作用して、オペレーティングシステムをモード間で移行させる。
図3A〜図5Cを参照すると、オペレーティングシステム70は、ヘッドレール14の端部キャップ26Aとして機能し、オペレーティングシステム70の残りのコンポーネントのための土台を提供するように構成された基部74を含むことができる。基部74は、近位面90及び遠位面94を有することができる。近位面90は、ヘッドレール14に取り付けられたときに露出してもよく、遠位面94は、駆動機構78、トランスミッション82及びアクチュエータ機構86と直面してもよい。
基部74をヘッドレール14に取り付けるために、基部74は、遠心に伸長する周辺フランジ98を含むことができる。フランジ98は、ヘッドレール14の対応する雄特徴をぴったりと受け入れるように構成された雌レセプタクル102(図5A参照)を特徴づけることができる。基部74の遠位面94(図5A参照)を見るように、フランジ98は、ヘッドレール14の端部のための側方空間を提供するように基部74の右または前の縁部106から挿入され、フランジ98の外側の前面110と隣接した関係において空間を占有してもよい。挿入距離は、基部74の縁部106と、ヘッドレール14の外側の前面との間に同一平面上のまたは継ぎ目のない移行を形成するように設計してもよい。
基部74を駆動機構78及びトランスミッション82に取り付けるために、基部74は、図4A、図5A及び図5Bに示すように、基部74の遠位面94から遠心に伸長する柱114を含むことができる。柱114は、近位の平坦部118及び遠位のスプライン部122を含むことができる。すなわち、平坦部118は、遠位面94とスプライン部122との中間に位置付けられてもよい。スプライン部122の外径は、平坦部118のそれよりも短くてもよい。それ故に、柱114の平坦部118とスプライン部122との間に位置付けられた移行段部126が特徴づけられる。柱114は、中空であってもよく、軸方向に伸長するボア134を特徴づける内壁130を有してもよい。スプライン部122に対応する壁130の一部分は、ねじ山をつけられてもよい。
図4A、図5A及び図5Bを引き続いて参照すると、基部74は、スプールスプリングアンカ138も含むことができる。これは、基部74の遠位面94から遠心に伸長し、柱114から半径方向外側に位置付けられてもよい。アンカ138は、実質的に円弧を形成してもよい。ただし、他の構成も考慮される。円弧形状である場合には、アンカ138は、柱114の中心軸の周りを任意の適切な角度において伸長してもよい。例えば、図5Aに描写する円弧形状のアンカ138は、柱114の中心軸の周りを約45度において伸長する。ただし、45度よりも大きいまたは小さい他の角度も考慮される。
図4A、図5A及び図5Bに示すように、基部74はさらに、内側環状リム142及び外側環状リム146を含むことができる。これらの両方は、基部74の遠位面94から遠心に伸長してもよい。内側環状リム142は、柱114及びアンカ138の半径方向外側に位置付けられる。内側環状リム142は、柱114の周りに実質的に連続的なリングを形成して、内側環状リム142と柱114との間に半径方向に位置付けられた空間148を特徴づけることができる。空間148は、駆動機構78を受け入れるように構成できる。駆動機構78が空間148内に固定されると、駆動機構78の遠位面は、内側環状リム142の遠位面150と実質的に同一平面上にあるまたはそれと一致してもよい。
図4A、図5A及び図5Bをなおも参照すると、外側環状リム146が、内側環状リム142から半径方向外側に間隔をあけて位置し、内側環状リム142の遠位面150を越えて遠心に伸長する。すなわち、外側環状リム146の遠位面154は、内側環状リム142の遠位面150の遠心に位置付けられる。それ故に、外側環状リム146は、遠心に位置付けられ、内側環状リム142によって特徴づけられた空間に近接する内部空間を特徴づける。外側環状リム146内部空間の一部分は、内側環状リム142の半径方向外側において伸長し、トランスミッション82の近位部を受け入れる。基部74は、内側環状リム142と外側環状リム146との間を伸長する半径方向に伸長するスポーク158を含んでもよい。スポーク158は、内側環状リム142の遠位面150と遠心において一致してもよい。
図4A及び図5Aを参照すると、基部74はさらに、内側環状リム142及び外側環状リム146を通り伸長するオペレーティング要素導管162を特徴づけることができる。導管162は、コードまたはボールチェーンなどのオペレーティング要素46の通路に適応するように構成できる。そのようなものとして、オペレーティング要素46は、オペレータがオペレーティング要素46を使用可能なように(例えば、図1A〜図1F参照)、オペレーティング要素46の一部分が内側リム142の内側に位置付けられ、そしてオペレーティング要素46の他の一部分が外側リム146の外側に位置付けられるように、導管162を通り抜けることができる。
図4A、図5A及び図5Bを参照すると、外側環状リム146は、内側環状リム142の一部分が外側環状リム146に囲まれないように、内側環状リム142の周りに不連続リングを形成できる。アクチュエータ機構86のロックコンポーネントが、半径方向外側において基部74に動作可能に連結され、外側リム146における欠如している部分または隙間としても記述され得る、内側環状リム142の囲まれていない部分に隣接してもよい。一つの実施では、アクチュエータ機構86のロックコンポーネントは、内側環状リム142に近接してオペレーティングシステム70を引き込みモードにシフトし、かつ内側環状リム142から離れてオペレーティングシステム70を伸長モードにシフトするように選択的に位置付けられる。
図5Aを参照すると、基部74は、内側環状リム142の囲まれていない部分の上端に隣接する、基部74の遠位面94から遠心に伸長するボス166を含むことができる。ボス166は、アクチュエータ機構86のロックコンポーネントを旋回可能に固定するように構成された実質的に円筒形のピボットアパーチャ170を特徴づけることができる。ボス166は、アクチュエータ機構86のロックコンポーネントの旋回可能範囲を定める凹部174を含むことができる。基部74は、ボス166に隣接して、かつ外側リム146の欠如している部分または隙間から半径方向外側に、配置タブ178を含むことができる。配置タブ178は、フランジ98の内壁から突き出て、バネなどの付勢要素のための台座を特徴づけることができる。
図4A及び図5Aを参照するように、外側環状リム146は、オペレーティング要素導管162に隣接して、重なり合う関係において、フランジ98の半径方向内側に位置付けられてもよい。外側環状リム146及びフランジ98は、それぞれ、互いの方に伸長してそれらの間に隙間を特徴づける対向するガイドレール182A、182Bを含んでもよい。アクチュエータ機構86のシフティングコンポーネントは、対向するガイドレール182A、182B間に位置付けられてもよい。
ガイドレール182A、182Bの下方において、基部74は、外側環状リム146とフランジ98との間を横方向に伸長する一対の間隔をあけた突起186A、186Bを含むことができる。突起186A、186Bは、基部74の遠位面94から遠心に突き出てもよく、突起の各々は、クロスピン190(図19参照)のための台座を特徴づける互いに対向する弓状面または曲面を含むことができる。突起186A、186Bの末端部に近接した位置に、フランジ98及び外側環状リム146は、各々、クロスピン190の端部を収容するためのくぼみまたは開口部、例えば、フランジ98に形成されたアパーチャ192を含むことができる。
ここで図4A、図4B及び図6A〜図8Cを参照すると、オペレーティングシステム70の実施例の駆動機構78が提供される。描写する駆動機構78は、パワースプリングまたはスプールスプリング198によって付勢されるスプール194を有するスプールアセンブリを備える。前述したが、オペレーティングシステムは電動式であってもよい。
図8Cに示すように、スプール194は、近位面210、遠位面214及び近位面210と遠位面214との間に形成された円周溝218を含むことができる。図4A、図4B、図6A、図6B、図8A及び図8Bに示すように、スプール194は、実質的に円筒形の壁222によって特徴づけられる、基部74の柱114の平坦部118を受け入れるサイズに形成された中心アパーチャ226も含むことができる。動作中、スプール194の壁222は、柱114の平坦部118を回転自在に支えることができる。
図6B及び図8Aを参照すると、スプール194の近位面210は、近位に、かつ内部空洞234から半径方向外側に位置付けられた近位隣接面230を有する。スプールスプリングアンカ238が、空洞234内に位置付けられてもよい。アンカ238は、実質的に円弧を形成してもよい。ただし、他の構成も考慮される。円弧形状のアンカ238は、アパーチャ226の中心軸の周囲を任意の適切な角度において伸長してもよい。例えば、図5Aに描写する円弧形状のアンカ238は、アパーチャ226の中心軸の周囲を約60度において伸長する。ただし、60度よりも大きいまたは小さい他の角度も考慮される。オペレーティングシステム70が組み立てられると、スプール194の近位隣接面230が基部74の遠位面94を支え、スプール194の外周が内側環状リム142の半径方向内側に配置され、そしてスプール194の遠位面214が内側環状リム142の遠位面150とほぼ同一平面上にあってもよい。
図6A〜図7に示すように、スプールスプリング198が、スプール194の引き込み力を与えるように構成され、スプール194の内側空洞234内に収容されてもよい。スプールスプリング198は、内側端部202と外側端部206との間を伸長する多くの巻き線を含むことができる。内側端部202及び外側端部206は、各々、それぞれの内側及び外側フックを形成するように折り畳まれてもよい。この構成により、オペレーティングシステム70が組み立てられると、内側端部202が基部74のアンカ138に係合し、外側端部206がスプール194のアンカ238に係合する。この構成では、基部74の遠位面94から見たときに、基部74と相対的なスプール194の時計回り回転によって、スプールスプリング198の巻き線を半径方向に収縮し、反時計回りの付勢力を生み出す。その結果、スプールの引き込み力が生じる。
図6A、図8B及び図8Cを参照すると、スプール194の遠位面214は、中心アパーチャ226を取り囲むエンボスリング240、及びリング240の半径方向外側部分に沿って位置付けられた一対の全く正反対のクラッチタブ242を含むことができる。クラッチタブ242の各々は、半径方向により厚い時計回り後端縁部246、及び半径方向により薄い時計回り先端縁部250を持つアポストロフィまたはコンマ形に形成してもよい。タブ242の各々は、後端及び先端縁部246、250間を伸長する湾曲内面または壁254も含むことができる。加えて、タブ242の各々は、先端縁部250から後端縁部246の方に外側に傾斜するランプまたはカム表面256を含むことができる。換言すれば、カム表面256は、タブ242の各々の先端縁部250から反時計方向に傾斜してもよい。タブ242の各々の後端縁部246付近において、ランプまたはカム表面256は、停止段部258を終端としてもよい。
図8Cを参照するように、スプール194は、近位面210と遠位面214との間に形成された円周溝218を含む。図8Cには描写しないが、オペレーティング要素46は、スプール194の周囲に巻き付けられ、溝218内に配置されてもよい。この溝218は、さまざまな全長のオペレーティング要素46を受け入れるように形成できる。例えば、一つの実施では、約48インチのオペレーティング要素48が、巻き付けられ、溝218内に位置付けられてもよい。オペレーティング要素48をスプール194に連結するために、オペレーティング要素48の一端がスロット262Aまたは262B(図8A参照)を通して送られてもよい。このスロットは、溝218の近位側壁266Aに形成され、スプール194の内側空洞234内に設置され、そして結ばれる、固定される、さもなければオペレーティング要素46の端部が空洞234から移動することを防止するように構成される。溝218の周囲に巻き付けられた後、オペレーティング要素46の他端がスロット270を通して送られてもよい。このスロットは、溝218の遠位側壁266B(図8C参照)に形成され、スプールアセンブリが基部74に動作可能に連結されるまで、遠位側壁266Bの遠心に一時的に固定される。
ここで図9A及び図9Bを参照すると、オペレーティングシステム70の実施例のトランスミッション82が、以下に分解されて示される。トランスミッション82は、クラッチ要素274、車軸278、少なくとも一つのラップスプリング282、太陽歯車286、複数の遊星歯車290、アニュラスまたはリングギア294、遊星キャリア298、及び締め具302を含む。組み立てられると、トランスミッション82のコンポーネントは、基部74の柱114と同軸上に位置合わせされてもよい。シェード22の引き込み中、トランスミッション82は、通常、駆動機構78から入力トルクを受け、出力トルクをローラ42に与える。トランスミッション82は、例えば、実施例の遊星歯車システムによってギヤ減速を提供して、シェード22の引き込みに必要な入力トルク量を減らすことができる。シェード22の伸長中、トランスミッション82は、ローラ42が重力によって伸長または下降方向に回転できるように、オペレーティングシステム70の他のコンポーネントから解放されてもよい。
図9A〜図10を参照すると、クラッチ要素274は、オペレーティング要素46の伸長中にトルクをスプール194から太陽歯車286に伝達するが、オペレーティング要素46の引き込み中には太陽歯車286と相対的にスプール194を自由回転するワンウェイクラッチとして機能することができる。図10を参照すると、クラッチ要素274は、接続端部314及び自由端318を各々が有する二つの弾性アーム310A、310Bを持つ本体306を含むことができる。本体306は、内側軸受表面330、及びクラッチ要素274の近位面322と遠位面326との間を各々が伸長する対向する外側軸受表面334A、334Bも含むことができる。外側軸受表面334A、334Bは、各々、段部、つまり、時計回り回転段部338及び反時計回り回転段部342を終端としてもよい。
弾性アーム310A、310Bは、各々、半径方向に間隔をあけた関係かつ反時計方向において、軸受表面334A、Bの周囲を覆う。弾性アーム310の各々は、対応する軸受表面334と組み合わさり、時計回り回転段部338によって一端において閉じられ、他の入口端部において開放された隙間346を特徴づける。アーム310の各々の自由端318は、外向きバーブ350を含む。オペレーティングシステム70が組み立てられると、本体306の内面330が、基部74の柱114の平坦部118を回転自在に支え、本体306の近位面322が、スプール194のリング240に隣接する。
図20A及び図20Bに示すように、クラッチ要素274は、基部74の柱114の平坦部118に軸方向に位置付けられてもよい。オペレーティング要素46が伸長すると(図1A及び図1D参照)、スプール194は、柱114の周囲において(図20Bの矢印Aに示す)シェード引込方向に回転する。スプール194の回転によって、クラッチタブ242の各々の時計回り先端縁部250が、クラッチ要素の弾性アーム310と本体306との間を半径方向に移動し、そしてアーム310と本体306との交点に位置付けられた時計回り回転段部338の方に移動する。クラッチタブ242の先端縁部250が段部338に移動すると、弾性アーム310がクラッチタブ242のカム表面256をずり上げ、半径方向外側に拡大することによって、クラッチ要素274の有効外径が増大する。クラッチタブ242の停止段部258が弾性アーム310の自由端318に接触した時点で、クラッチタブ242は、アーム310、故にクラッチ要素274を時計回り方向に駆動する。
オペレーティング要素46の引き込み中(図1C参照)に、スプール194は、柱114の周囲において(図20Bの矢印Bに示す)シェード伸長方向に回転する。スプール194のシェード伸長回転によって、クラッチタブ242の各々の時計回り後端縁部246が、反時計回り回転段部342の方に移動する。クラッチタブ242の後端縁部246が段部342に移動すると、弾性アーム310が、クラッチタブ242のカム表面256を下ろし、半径方向内側に収縮して非変形状態になる。その結果、クラッチ要素274の有効外径が減少する。クラッチタブ242の後端縁部246が段部342に接触した時点で、クラッチタブ242は、クラッチ要素274をシェード伸長方向に駆動する。しかしながら、下記するように、クラッチ要素274の有効外径が減少すると、スプール194の回転がトランスミッション82から分離する。その結果、シェード22の位置に影響を与えずにオペレーティング要素46を引き込むことができる。
図9A、図9B、図11A及び図11Bを参照すると、オペレーティングシステム70の車軸278の一実施例が提供される。オペレーティングシステム70が組み立てられると、車軸278が基部74に鍵を掛けて、基部74と相対的な車軸278の回転を防止する。すなわち、車軸278は、基部74に回転できないように連結される。図11A及び図11Bを参照すると、実施例の車軸278は、内壁352及び外壁354を含む。内壁352は、車軸278の中を縦方向に伸長するボア358を特徴づけることができる。内壁352の近位部は、円筒断面362、スプライン断面366、及び円筒断面362とスプライン断面366との中間に位置付けられた移行断面370を含むことができる。円筒断面362は、リブと溝とを交互に含むスプライン断面366よりも大きい直径を有してもよい。移行断面370は、弓状、曲面または面取り面であってもよい。内壁352の遠位部は、実質的に平坦及び円筒形であってもよい。オペレーティングシステム70が組み立てられると、円筒断面362が基部74の柱114の平坦部118に隣接し、スプライン断面366が柱114のスプライン部122と合致係合し、スプライン断面366の階段部の近位面が柱114の遠位面に隣接してもよい。
車軸278の外壁354は、半径方向に伸長するフランジ374、テーパ遠位面378、及びフランジ374とテーパ面378との中間に位置付けられた円筒面382を含むことができる。階段部386が、直径がより大きい円筒面382と直径がより小さいテーパ面378との間に形成されてもよい。車軸278は、近位面390及び遠位面394も含むことができる。オペレーティングシステム70が組み立てられると、近位面390がクラッチ要素274の遠位面326に隣接し、遠位面394がねじ山付き締め具302の頭部の底面を支えてもよい。
図9A、図9B、図12A及び図12Bを参照すると、ブレーキ要素または機構が提供される。実施例のブレーキ要素は、二つの同一のラップスプリング282を含む。オペレーティングシステム70が組み立てられると、ラップスプリング282は、図22A及び図22Bに示すように、車軸278の円筒断面362における締まりばめとなる。そのようなものとして、ラップスプリング282は、ワンウェイブレーキとして機能し、(図22Bの矢印Aに示す)シェード引込方向において車軸278の周りを回転スリップし、(図22Bの矢印Bに示す)シェード伸長方向において車軸278にクランプまたはロックするように構成される。それ故に、一つの実施では、オペレーティング要素46がスプール194から伸長すると、スプール194は回転し、ラップスプリング282が車軸282の周囲を回転スリップしてシェード22を上昇させるまたは引き込む。しかしながら、オペレーティング要素46がスプール194にリールされると、ラップスプリング282は、車軸278の周囲にロックしてシェード22の意図しない伸長または下降を防止する。
図12A及び図12Bを参照すると、各ラップスプリング282は、多くの巻き線によって空間的に分離された末端部セグメント398、402を含む。一つの端部セグメント398は、わずかに外側に方向づけられることによって、車軸278の円筒断面362への不慮の引っかかり、突っ込みまたは引っ掻きを防止できる。他方の端部セグメント402は、半径方向外側に伸長して突出部を形成してもよい。例示を目的として二つのラップスプリング282を提供するが、他の構成も考慮される。一つ、二つまたは三つ以上などの任意の数のラップスプリング282を使用できる。さらに、複数のラップスプリング282を使用する場合には、ラップスプリング282は、互いと異なるものであってもよい。
図9A、図9B、図13A及び図13Bを参照すると、トランスミッション82の実施例の太陽歯車286が提供される。太陽歯車286は、外歯車の歯404及び中空内部を含むことができる。太陽歯車286は、また、近位クラッチ部406及び遠位ブレーキ部410を特徴づける内面も含むことができる。クラッチ部406は、円周方向に間隔をあけ、半径方向内側に方向づけられたリッジ414を含むことができる。リッジ414は、リッジ414間にリセス418を特徴づける。クラッチ部406は、図21A〜図21Dに示すように、クラッチ要素274を受け入れることができる。
図21Bに示すように、クラッチ要素274の弾性アーム310が非変形状態になると、クラッチ要素274の有効外径が、太陽歯車286のリッジ414の内径よりも小さくなる。前述したように、クラッチ要素274は、非変形状態であってもよく、それ故に、スプール194がシェード伸長方向に回転するときに、それに干渉せずに、太陽歯車286内を回転できる。そのようなものとして、オペレーティング要素46の引き込み中、クラッチ要素274は、太陽歯車286をスプール194または任意の他の適切な駆動機構から回転自在に分離させることができる。
図21Cに示すように、クラッチ要素274の弾性アーム310が変形状態になると、半径方向に拡大した弾性アーム310のバーブ350が、対向するリセス418内に位置付けられ、対向するリッジ414に係合して、スプール194の回転を太陽歯車286に伝達する。前述したように、クラッチ要素274は、半径方向に拡大した状態であってもよく、それ故に、スプール194がシェード引込方向に回転するときに、太陽歯車286をスプール194に回転自在に連結できる。そのようなものとして、オペレーティング要素46の伸長中、クラッチ要素274は、(図21Cに示すように)太陽歯車286をスプール194または任意の他の適切な駆動機構に回転自在に連結できる。
図13Bを参照するように、太陽歯車286のブレーキ部410は、クラッチ部406から遠心に伸長してもよい。ブレーキ部410は、カウンターボア部422、半径方向に内転したリップ426、及び近位カウンターボア部422と遠位リップ426との間を縦方向に伸長する少なくとも一つのスロット430を含むことができる。カウンターボア部422は、車軸278のフランジ374を固定するように構成できる。組み立てられると、(図25Bに示すように)車軸278の近位面390が、ブレーキ部410の先端近位縁部とほぼ同一平面上にあるまたは一致してもよい。組み立てられると、また、半径方向に内転したリップ426が、車軸278の円筒面382の遠位部を回転自在に支え、車軸278の階段部386と遠心において位置合わせされてもよい(図25B参照)。半径方向に内転したリップ426は、また、車軸278の円筒面382の周りにおいてラップスプリング282を軸方向に保持することもできる。
太陽歯車286のブレーキ部410の少なくとも一つのスロット430は、ラップスプリング282の突出部402を受け入れ、回転方向に応じて、ラップスプリング282及び太陽歯車286を回転自在にロックするように構成できる。(簡潔さのために車軸278が取り外されている)図23に示すように、二つのラップスプリング282が、太陽歯車286内にそれに同軸上に位置付けられる。各ラップスプリング282の突出部402は、四つの円周方向に間隔をあけたスロット430のうちの一つの内部に伸長し、これにより太陽歯車の回転が各ラップスプリング282に回転自在にリンクされる。
図23を引き続いて参照すると、オペレーティング要素46が伸長すると(図1B及び図1D参照)、スプール194は、(図23の矢印Aに示す)シェード引込方向に回転し、クラッチタブ242が弾性アーム310を半径方向に展開し、バーブ350が太陽歯車286のクラッチ部406のリッジ414に係合して、スプール194トルクを太陽歯車286に伝達する。太陽歯車286がシェード引込方向に回転すると、スロット430の壁が、ラップスプリング282の突出部402に接触し、少なくとも一つのラップスプリング282の巻き線を半径方向に展開する。巻き線の半径方向の展開によって、ラップスプリング282が、シェード引込方向において静止車軸278の周りを回転スリップできる。
オペレーティング要素46が引き込まれると(図1C参照)、スプール194は、(図23の矢印Bに示す)シェード伸長方向に回転し、クラッチタブ242が反時計回り回転段部342に接触し、スプール194トルクを太陽歯車286に伝達せずにクラッチ要素274が太陽歯車286のクラッチ部406内を自由に回転する。それ故に、スプール194からのトルクが、シェード伸長方向においては太陽歯車286には伝達されない。
クラッチ要素274がシェード伸長方向におけるトルクをスプール194から太陽歯車286に伝達しないことに加えて、ラップスプリング282によって、シェード伸長トルクをローラ42に伝達するシェード22の重量に起因して太陽歯車286がシェード伸長方向に回転することを防止できる。太陽歯車286がシェード伸長方向に回転すると、スロット430の壁が、ラップスプリング282の突出部402に接触し、車軸278の円筒面382の周囲において巻き線を半径方向に収縮する。巻き線の半径方向の収縮によって、太陽歯車286がシェード伸長方向において静止車軸278の周囲を回転することが防止される。このように、ラップスプリング282は、建築物開口部と相対的なシェード22の所望の位置をロックまたは維持するブレーキ機構として機能する。
図9A、図9B、図14A及び図14Bを参照すると、トランスミッション82の実施例の遊星歯車キャリア298が提供される。遊星歯車キャリア298は、キャリア部434及び軸受部438を含むことができる。キャリア部434は、近位面446とともに半径方向に伸長するフランジ442を含むことができる。キャリア部434は、また、近位面446から近位に伸長する複数のピン450も含むことができる。ピン450の各々は、(図9A及び図9Bに示す)遊星歯車290を支持できる。キャリア部434は、任意の適切な数のピン450を含むことができる。一つの実施では、キャリア部434は、少なくとも三つのピン450を含む。描写する実施では、キャリア部434は、六つのピン450を含む。
歯車キャリア298の軸受部438は、ローラ42の端部に適合し、歯車キャリア298とローラ42との間で運動を伝達するように構成できる。軸受部438は、フランジ442から遠心に、かつ階段状の壁458から半径方向外側に伸長する複数のリブ454を含むことができる。リブ454は、歯車キャリア298とローラ42とを回転自在に連結するように構成できる。例えば、リブ454は、ローラ42の内側部と摩擦係合し、ローラの対応する内部特徴に鍵を掛け、さもなければ、コンポーネントを共に連結してもよい。軸受部438は、任意の適切な数のリブ454を含むことができる。一つの実施では、プラグ部438は、少なくとも三つのリブ454を含む。描写する実施では、プラグ部438は、六つのリブ454を含む(図9A参照)。
歯車キャリア298の階段状の壁458は、直径がより大きい近位空洞462、及び直径がより小さい遠位空洞466を特徴づけることができる。近位空洞462は、(外歯車の歯404を除いた)太陽歯車286を収容するように構成できる。遠位空洞466は、車軸278のテーパ面378を収容し、それと半径方向に隣接するように構成できる。完全なユニットとして描写したが、歯車キャリア298のキャリア部434及び軸受部438は、共に連結される個々のコンポーネントであってもよい。
図9A、図9B、図15A及び図15Bを参照すると、トランスミッション82の実施例のアニュラスまたはリングギア294が提供される。リングギア294は、内向きの歯車の歯470、歯車の歯470から半径方向外側に位置付けられた外向きの歯474、及び内向きの歯車の歯470と外向きの歯474との間を半径方向に伸長する一連のブリッジ478を含むことができる。ブリッジ478は、互いから間隔をあけることによって、材料の量、それ故に、リングギア294の重量を減少することができる。いくつかの実施では、リングギア294は、ブリッジ478間の空間が反り、沈み及び/または空隙を減少できる場合には、プラスチックから構成できる。リングギア294は、半径方向外側に、かつ外向きの歯474から遠心に伸長する円周フランジまたはキャップ482を含んでもよい。
図21A〜図21D及び図23を参照するように、オペレーティングシステム70が組み立てられると、遊星歯車290が、太陽歯車286とリングギア294との間においてそれらと噛み合う。太陽歯車286、遊星歯車290、リングギア294及び遊星キャリア298は、全体として、遊星歯車セットまたはギヤ減速ユニットを形成することによって、シェード22を引き込むまたは上昇させるのに必要な力の量を減少させる。一つの実施では、遊星歯車セットの歯車比は、2.5である。
前述したように、オペレーティング要素46の伸長中(図1B及び図1D参照)、太陽歯車286は、静止車軸278と相対的にシェード引込方向に回転する。太陽歯車286の回転中にリングギア294が回転自在にロックされている場合には、遊星歯車290は、それらのそれぞれのピン450の周囲を回転し、そして太陽歯車286の周りを回る。遊星歯車290による周りを回る運動によって、遊星キャリア298が回転し、この回転に伴い、ローラ42がシェード引込方向に回転する。
オペレーティング要素46の引き込み中(図1C参照)に、太陽歯車286は、スプール294から回転自在に分離し、それ故に、遊星キャリア298を回転させない。さらに、オペレーティング要素46の引き込み中に、ローラ42の一つの縁部から吊るされたシェード22の重量によって、シェード伸長方向におけるトルクをローラに伝達することができる。このトルクは、遊星キャリア298を通じて遊星歯車290に伝達されることがある。前述したように、ラップスプリング282によって、シェード伸長方向への太陽歯車286の回転を防止できる。それ故に、太陽歯車286及びリングギア294が回転自在にロックされている場合には、遊星歯車290の移動が防止される。これによりシェード22が現在の位置に維持される。あるいは、リングギア294が回転自在にロックされていないと、遊星歯車290が太陽歯車286の周囲をシェード伸長方向に回ることによって、建築物開口部にわたってシェード22を伸長できる。
ここで図4A、図4B及び図16A〜図19を参照すると、オペレーティングシステム70の実施例のアクチュエータまたはシフト機構86が提供される。アクチュエータ機構86は、オペレーティングシステム70を引き込みモードと伸長モードとの間で移行するようにトランスミッション82に選択的に係合する。以下の論考はオペレーティング要素46によって機械的にシフトされるアクチュエータ機構86を記述するが、アクチュエータ機構86は、機械的及び/または電気的に作動してもよい。例えば、図20Cに示すように、電気的に制御されたアクチュエータ484が、基部74に取り付けられ、そしてアクチュエータ機構86を引き込みモードと伸長モードとの間で選択的にシフトするように位置付けることができる。アクチュエータ484は、電磁的などのさまざまな様式においてアクチュエータ機構86と相互作用して、アクチュエータ機構86を移動できる。アクチュエータ484は、リモコン装置45(図1G参照)などの遠隔送信機からの信号を受信し、信号を遠隔受信機に伝達するように動作可能な送受信機と電気的に連結してもよい。電気的に制御された線形及び/または回転アクチュエータを使用してもよい。
一つの実施では、オペレータは、オペレーティング要素46を所定の方向に操作することによって、アクチュエータ機構86をモード間でシフトする。例えば、オペレータは、シェード22の前面を横断するようにオペレーティング要素46を斜めまたは側方移動(例えば、図1Eの矢印54C)において引くことによって、アクチュエータ機構86をシェード伸長モードにシフトできる。これによって、例えば重力によって、シェード22を自動的に伸長または下降させることができる。シェード伸長モードになった時点で、オペレータは、オペレーティング要素46を垂直下方または図1Eに示すのと反対の方向に引くことによって、アクチュエータ機構86を(伸長を停止する)シェード引き込みモードにシフトできる。
図16A、図16B、図21A及び図21Dを参照するように、アクチュエータ機構86は、係合またはロックアーム490及びアクチュエータまたはシフトアーム486を含むことができる。ロックアーム490は、オペレーティングシステム70の基部74に対して旋回可能であってもよい。一つの実施では、ロックアーム490は、予め設定した旋回可能範囲を有する。旋回範囲の一方の終点において、ロックアーム490がトランスミッション82に係合して、シェード伸長方向へのローラ42の回転を実質的に防止する。これはシェード引き込みモードとみなすことができる。旋回範囲の他方の終点において、ロックアーム490がトランスミッション82から解放されて、シェード伸長方向へのローラ42の回転が可能になる。これはシェード伸長モードとみなすことができる。ロックアーム490は、バネなどの付勢要素によってシェード引き込みモードの方に付勢されてもよい。
実施例のロックアーム490が図17A〜図17Fに提供される。ロックアーム490は、基部74のピボットアパーチャ170内に回転自在に固定するように構成された柱494、ボス166の一部分を受け入れるように構成された切り欠き498、及び切り欠き498の遠心に位置付けられ、ロックアーム490の旋回範囲を制限するようにボス166の凹部174内に固定するように構成されたオーバーパス502を含むことができる。柱494、ボス166またはその両方は、基部74と相対的なロックアーム490の回転を可能にしつつ、ピボットアパーチャ170内において柱494に軸方向において噛み合う留め金または締め金特徴を含むことができる。トーションバネなどの付勢要素が、例えばシェード引き込みモードにロックアーム490を回転付勢するように柱494及びボス166に付随してもよい。ロックアーム490の旋回軸は、トランスミッション82の中心長手方向軸とほぼ平行であってもよい。組み立てられるときに、柱494は、基部74に向かうかつローラ42から離れる近位方向に伸長してもよい。
ロックアーム490は、アクチュエータ機構86がシェード引き込みモードにあるときにトランスミッション82に係合するように構成された係合歯518も含むことができる。アクチュエータ機構86がシェード引き込みモードにあるときには、図21A〜図21Cに示すように、ロックアーム490の係合歯518は、リングギア294の外向きの歯474と合致係合するまたは互いに噛み合うことによって、リングギア294の回転を実質的に防止できる。アクチュエータ機構86がシェード伸長モードにあるときには、ロックアーム490がトランスミッション82から離れるように旋回し、これにより係合歯518がリングギア294の外向きの歯474から空間的に分離し、リングギア294の回転が可能になる。歯518は、歯518から近位に伸長して歯518に付加的な剛性を与えるバットレスまたはリブ520を含むことができる。係合歯518を含む、ロックアーム490の遠位面526は、ほぼ平面であってもよく、リングギア294の円周フランジまたはキャップ482の近位面に隣接するように構成されてもよい。
前述したように、アクチュエータ機構86は、シェード引き込みモードの方に付勢されてもよい。図17A〜図17Fに描写する実施では、ロックアーム490は、(図20B及び図22Bに示す)圧縮バネ524の一端を固定するように構成されたマンドレル522を含み、圧縮バネ524の他方の端部は、基部74のフランジ98から突き出る配置タブ178(図5A参照)内に固定される。この実施では、圧縮バネ524がロックアーム490をシェード引き込みモードに旋回し、これにより係合歯518がリングギア294の外向きの歯474に係合してリングギア294の回転を防止する。マンドレル522は、円錐形、円筒形または任意の他の適切な形状であってもよい。
図17A〜図17Fを引き続いて参照するように、ロックアーム490は、付勢または接触面506、保持面510、及び接触面506と保持面510との中間に位置付けられた戻り止め514をさらに含むことができる。接触面506は、縦断面に対して斜角で戻り止め514から遠位方向に伸長してもよい。保持面510は、縦断面と並行関係において戻り止め514から近位方向に伸長してもよい。換言すれば、付勢または接触面506は、保持面510に対して斜角で方向付けられてもよい。戻り止め514は、その両方が実質的に平面であってもよい接触面506及び保持面510に対してロックアーム490から外側に突き出てもよい。接触面506、保持面510及び/または戻り止め514は、ロックアーム490と同一であってもよい耐摩耗材料から形成してもよい。一つの実施では、接触面506、保持面510及び/または戻り止め514は、めっきによって、処理によって、さもなければニッケルまたは任意の他の適切な材料を結合させて耐摩耗性を与えてもよい。
アクチュエータ機構86をモード間で移行するために、アクチュエータ機構86は、トランスミッション82と相対的なロックアーム490の位置を操作するように構成されたシフトアーム486を含むことができる。シフトアーム486は、オペレーティングシステム70の基部74に回転自在に連結し、予め設定された回転可能範囲を有してもよい。回転可能範囲の一方の終点において、シフトアーム486は、ロックアーム490をトランスミッション82から解放して、シェード伸長方向へのローラ42の回転を可能にする。これは、通常、シェード伸長モードとみなされる(図16B及び図21D参照)。回転可能範囲の他方の終点において、シフトアーム486は、ロックアーム490とトランスミッション82との係合を妨げない。これは、通常、シェード伸長モードとみなされる(図16A及び図21A〜図21C参照)。オペレーティングシステム70がシェード伸長モードにあるときには、シフトアーム486は、外力によってシフトアーム486がクロスピン190を中心にして旋回または回転するまで、トランスミッション82と相対的な解放位置にロックアーム490を保持し、シフトアーム486の下部を基部74に移動させ、かつシフトアーム486の上部を基部74から離す。その結果、オペレーティングシステム70をシェード引き込みモードにシフトできる。シフトアーム486の回転軸は、ロックアーム490の旋回軸とほぼ垂直であってもよい。
実施例のシフトアーム486が図18A〜図18Eに提供される。シフトアーム486は、(図19に示す)クロスピン190を受け入れるように構成されたピンハウジング530を含むことができる。そのようなものとして、クロスピン190、ピンハウジング530または両方は、シフトアーム486の旋回点または支点として機能できる。図5A及び図5Cを参照するように、ピンハウジング530は、突起186A、186B間に回転自在に固定されてもよく、クロスピン190の端部は、リム146及びフランジ98における対向するリセスまたは開口部、例えば、フランジ98に形成されたアパーチャ192内に回転自在に固定されてもよい。
シフトアーム486の回転可能範囲の一方の終点において、シフトアーム486がロックアーム490に係合することによって、ロックアーム490がリングギア294の外側を向く歯474から解放される。これは、通常、シェード伸長モードとみなされる。このモード(図16B及び図21D参照)では、ロックアーム490がリングギア294の回転を可能にすることによって、重力の影響を受け得たシェード22の伸長が可能になる。シフトアーム486の回転可能範囲の他方の終点において、シフトアーム486はロックアーム490を移動せず、ロックアーム490がバネ荷重を受けてリングギア294に係合できる。これは、通常、シェード引き込みモードとみなされる。このモード(図16A及び図21A〜図21C参照)では、ロックアーム490がリングギア294の回転を防止することによって、シェード22の伸長を防止し、シェード22の引き込みを可能にする。
図18A〜図18Eを再度参照すると、シフトアーム486は、反対方向であってもよい異なる方向に、ピンハウジング530から離れるように伸長する第一及び第二のレバー部またはアーム534、538も含むことができる。第一のレバーアーム534は、オペレーティング要素46の通路を収容するように構成されたアイレット542を含むことができる。アイレット542は、閉じられていてもよいし、図18Dに示すように開放されていてもよい。図20A及び図20Bに示すように、シフトアーム486が基部74に連結されると、アイレット542が、基部74の内側環状リム142及び外側環状リム146の中を伸長するオペレーティング要素導管162とおおよそ垂直に位置合わせされてもよい。この配置では、オペレーティング要素46の垂直移動(図1B〜図1D参照)によってシフトアーム486がクロスピン190を中心にして旋回または回転しないが、シフトアーム486の回転軸を横断するオペレーティング要素46の側方移動(図1E参照)によって、シフトアーム486がクロスピン190を中心にして旋回または回転できる。図18Cに示すように、第一のレバーアーム534は、アイレット542を通るオペレーティング要素46の進行を促進するためのガイドまたは経路546も含むことができる。アイレット542は、シフトアーム486の角度付いた底面548全体において開放されてもよい。
図18A〜図18Eを引き続いて参照すると、第二のレバーアーム538が、アーム538の近位側に位置付けられた付勢前面または表面550、及びアーム538の遠位側に位置付けられた保持段部554を含むことができる。これらの両方は、第二のレバーアーム538の末端部558に付随してもよい。付勢前面550は、滑らかな係合、それ故に、ロックアーム490のシフトを促進するように丸くてもよい。図16A及び図16Bを参照するように、シフトアーム486が矢印562に示す第一の方向に回転すると、付勢前面550がロックアーム490の付勢表面506に接触して、柱494を中心にしてロックアーム490を旋回させる。この結果、係合歯518をリングギア294の外側歯474から解放し、シェード22を伸長できる。付勢前面550が戻り止め514を越えた時点で、保持段部554が戻り止め514に係合し、第一のレバーアーム534に横への力が及ぼされるまで、ロックアーム490をシェード伸長モードに保持する。横への力は、アイレット542の中を伸長するオペレーティング要素46によって生み出すことができ、この力は、戻り止め514に打ち勝ち、ロックアーム490を伸長モードからリリースするようにシフトアーム486を矢印566に示す第二の方向に旋回または回転できる。前述したように、ロックアーム490は、係合位置の方にまたはシェード引き込みモードに付勢され、それ故に、ロックアーム490がシフトアーム486との係合からリリースされた時点で、ロックアーム490は、自動的に旋回してリングギア294の外部歯474と係合できる。
ここで図24A及び図24Bを参照すると、一実施例の組み立てられたオペレーティングシステム70の断面が描写される。オペレーティングシステム70は、ローラ42の端部内に挿入可能な内蔵型のモジュラユニットであってもよく、ヘッドレール14の端部キャップ26として機能できる。一つの実施では、オペレーティングシステム70は、ローラ42の端部と、それに付随するヘッドレール14の端部との隙間を薄くすることによって、シェード22が開口部にわたる伸長位置にあるときの、シェード22と建築物開口部との間の光の漏れる隙間を最小化する。一つの具体的な実施では、ローラ42の端部とヘッドレール14の端部との間の距離は、約0.44インチである。
図24A及び図24Bを引き続いて参照するように、締め具302がオペレーティングシステム70を共に固定してもよい。締め具302は、駆動機構78及びトランスミッション82の中心長手方向軸570に沿って伸長してもよい。図24A及び図24Bに示すように、締め具302は、基部74の柱114の内壁にネジ止めされてもよい。追加的にまたは代替的に、ロックナットなどのナットが、締め具をネジ止めしてもよい。これはオペレーティングシステム70の基部74の中空柱114内に収容されてもよい。
動作中、オペレーティングシステム70は、アクチュエータ機構86の位置を操作することによって、引き込みモードまたは伸長モードに選択的に切り替えることができる。一つの実施では、ユーザは、オペレーティング要素46を使用して、オペレーティングシステム70を引き込みモードから伸長モードに切り替えることができる。図21Aを参照すると、ロックアーム490がリングギア294に係合している(引き込みモード)。ロックアーム490をリングギア294から解放し、それ故に、ローラ42の回転方向を変えるために、ユーザは、ローラ42の関連する端部に近接する点からローラ42の反対側の端部に向かい、ローラ42の長手方向軸に概して沿う方向にオペレーティング要素46を引いてもよい。オペレーティング要素46のこの横断移動によって、シフトアーム486が旋回ピン190を中心にして第一の方向562に旋回または回転し、第一のまたは下部レバーアーム534を基部74から離れる軸方向に、かつ第二のまたは上部レバーアーム538を基部74に向かう軸方向に移動させる(図16A、図16B、図20A、図20B及び図21A参照)。シフトアーム486の第一の方向562への回転中(図16A参照)、第二のレバーアーム538の前面550がロックアーム490の表面506に接触する。この結果、ロックアーム490をリングギア294から離れるように半径方向に旋回し、ロックアーム490の歯518をリングギア294の外向きの歯474から解放する。
一つの実施では、ユーザは、オペレーティング要素46を使用して、オペレーティングシステム70を伸長モードから引き込みモードに切り替えることができる。図21Dを参照すると、ロックアーム490がリングギア294から解放されている(伸長モード)。ロックアーム490をリングギア294に係合し、それ故に、ローラ42の回転方向を変えるために、ユーザは、垂直下方方向にオペレーティング要素46を引いてもよい。オペレーティング要素46の垂直下方への移動においては、オペレーティング要素46が基部74のオペレーティング要素導管162からシフトアーム486のアイレット542を通り下方に送られるため(図20A及び図20B参照)、導管162と相対的なわずかな軸方向オフセットによって、オペレーティング要素46が第一のまたは下部レバーアーム534を基部74の方に移動させる。これに伴い、第二のまたは上部レバーアーム538が基部74から離れる方に移動し、ロックアーム490がリングギア294に向かう係合位置に、半径方向に(引き込みモードに)旋回する。より詳細には、オペレーティング要素46の下方への移動によって、シフトアーム486が旋回ピン190を中心にして第二の方向566に旋回または回転し、第一のまたは下部レバーアーム534を基部74に向かう軸方向に、かつ第二のまたは上部レバーアーム538を基部74から離れる軸方向に移動させる(図16A、図16B、図20A、図20B及び図21A参照)。シフトアーム486の第二の方向566への回転中(図16B参照)、第二のレバーアーム538の保持段部554及び前面550がロックアーム490の戻り止め514を通り過ぎる。この結果、圧縮バネ524(図20C参照)の影響を受けてロックアーム490がリングギア294に向かい半径方向に旋回することによって、ロックアーム490の歯518がリングギア294の外向きの歯474に噛み合う(引き込みモード、図21A参照)。
ロックアーム490がリングギア294に係合すると(引き込みモード)、オペレーティングシステム70は、シェード22を上昇または引き込むことができる。シェード22を上昇させるまたは引き込むために、オペレータは、オペレーティング要素46を下方に引いてもよい。下方向に引いている間に、オペレーティング要素46の移動によってスプール194が回転し、これに伴い、スプールスプリング198に一層張力がかかる。さらに、クラッチ要素274が太陽歯車286に係合すると、太陽歯車286がスプール194とともに回転する。太陽歯車286が回転するときには、ロックアーム490とリングギア294の外向きの歯474との係合によって、リングギア294の回転が防止される。リングギア294がロックされると、遊星歯車290が太陽歯車286の周りを回り、これに伴い、遊星キャリア298が回転する。遊星キャリア298がローラ42に連結されていると、遊星キャリア298の回転によってローラ42が回転し、シェード材料22が引き込まれる。
下方ストロークの終点において、オペレータは、オペレーティング要素46をリリースしまたは抵抗的に上昇させ、それに対応してスプールスプリング198がスプール194の溝218の周囲にオペレーティング要素46をリールする。オペレーティング要素46が引き込まれると、クラッチ要素が、太陽歯車286をスプール194の回転から分離する。加えて、オペレーティングシステム70は、ローラ42のシェード伸長方向への回転を防止することによって、オペレーティング要素46の断続的な引き込み中、建築物開口部と相対的なシェード22の位置を維持する。一つの実施では、太陽歯車286は、少なくとも一つのラップスプリング282によってシェード伸長方向において静止車軸278に回転自在にロックされ、リングギア294は、アクチュエータ機構86によって回転自在にロックされる。それ故に、この実施では、太陽歯車286及びリングギア294が、遊星歯車298が太陽歯車286の周りを回ることを防止し、それによって、オペレーティングシステム70が引き込みモードにあるときの開口部にわたるシェード材料22の伸長を防止する。故に、スプール194が回転してオペレーティング要素46をリール可能である場合であっても、オペレーティングシステム70は、シェード22を適当な位置に保持する。この方法では、オペレータは、スプール194を行きつ戻りつ往復回転させて太陽歯車286を巻き線方向に段階的に前に進めて、シェード材料22を周期的に引き下ろし、ひいては、シェード材料22を所望の距離だけ上昇させるまたは引き込むように必要に応じて何度でもコードを引き込むことができる。
オペレーティングシステム70を伸長モードに切り替えてシェード22を伸長または下降させるために、オペレータは、オペレーティング要素46を斜めに伸長するようにオペレーティング要素46を横方向に移動させることができる。この側方移動は、シェード22の中央に向かう移動であってもよい。オペレーティング要素46の側方移動によって、シフトアーム486が旋回または回転し、この動きでは、第一のまたは下部レバーアーム534が基部74から離れる方に移動し、かつ第二のまたは上部レバーアーム538が基部74の方に移動する。これは、前述したように端部キャップであってもよい。シフトアーム486の付勢前面550がロックアーム490の付勢表面506に接触し、これに伴い、ロックアーム490が離れるように旋回してリングギア294を解放する。この動作中、オペレータは、シフトアーム486の付勢前面550及び/または末端部558がロックアーム490における戻り止め514を越えたことに相当し得る、リングギア294がリリースされたことを感じるかつ/またはそのカチッという音を聞くことができる。オペレーティングシステム70のモードの切り替えに必要なオペレーティング要素46の移動量は、無視してもよい。
ロックアーム490がリングギア294から解放された時点で、ローラ42の固定された向きがリリースされ、シェード材料22は、例えば重力または任意の他の下方付勢要素(例えば、付属バネ)によって巻き付きを解かれて下降することができる。シフトアーム486とロックアーム490との接触面に付随する戻り止め514が、アクチュエータ機構86をシェード伸長モードに維持し、これによりオペレータがオペレーティング要素46をリリースでき、シェード22が下降している覆い10をもはや監視しなくてもよい。通常、シェード22は、オペレーティング要素46の保持またはリリースなどにおけるオペレータによるオペレーティング要素46の操作の微妙な差異にかかわらず下降する。シェード22の伸長または下降を停止させるために、オペレータは、例えば、オペレーティング要素46を垂直下方に引くことによって、オペレーティングシステム70を引き込みモードにシフトできる。図16Bを参照するように、オペレーティング要素46がオペレーティング要素導管162を通じて送られる、オペレーティング要素46の下方への移動によって、旋回ピン190とほぼ同じ垂直面にあるシフトアーム486(図4A参照)がクロスピン190を中心にして第二の方向566に旋回または回転する。ローラ42またはオペレーティングシステム70は、シェード22の下降速度を調節するための任意の適切な調速装置を含むことができる。
図25、図26A及び図26Bを参照すると、別の実施例のオペレーティングシステム1070が提供される。オペレーティングシステム1070は、概して、前述のオペレーティングシステム70と同じ特徴を有し、同じように動作するが、クラッチ要素274及びアクチュエータ機構86が異なる。したがって、図1〜図24に描写するようなオペレーティングシステム70の特徴及び動作に関する前の論議は、ラップスプリング1282及びアクチュエータ機構1086に関して以下の論考に言及されることを除いて、図25、図26A及び図26Bに描写するオペレーティングシステム1070にも等しく当てはまると考慮されるはずである。図25、図26A及び図26Bに使用される参照数字は、参照数字に一千が加えられていることを除いて、図1〜図24に使用される参照番号に対応し、同様の部品及びコンポーネントを示す。
図25〜図26Bに示すように、オペレーティングシステム1070は、太陽歯車1286、複数の遊星歯車1290及びアニュラスまたはリングギア1294を有するトランスミッション1082を含むことができる。前述のオペレーティングシステム70と同様に、オペレーティングシステム1070はラップスプリング1282Aを含み、これは、太陽歯車1286に連結されており、ラップスプリング1282Aの内径と静止車軸1278の外径との間に締まりばめを有する。ラップスプリング1282Aは、車軸1278の周囲を一方向に回転スリップしてシェードの引き込みを可能にするが、反対方向には車軸1278の周囲にロックしてシェードの不当な伸長を防止する。オペレーティングシステム70とは対照的に、オペレーティングシステム1070は、クラッチ要素274の換わりに、ラップスプリング1282Bの外径と太陽歯車1286の内径との間に締まりばめを有する第二のラップスプリング1282Bを使用する。第二のラップスプリング1282Bは、スプール1194に連結された突出部1402を含み、この突出部1402は、第一のシェード引込方向へのスプール1194の回転を太陽歯車1286に伝達し、そして第二のシェード伸長方向へのスプール1194の回転は太陽歯車1286に伝達しない。それ故に、前述のオペレーティングシステム70と同様に、オペレーティングシステム1070は、トルクを駆動機構からトランスミッションに、シェードを引き込む第一の方向においては選択的に伝達し、シェードを伸長する第二の方向においては伝達しない。さらに、オペレーティングシステム1070はブレーキ要素を含み、このブレーキ要素は、オペレータがオペレーティングシステム1070を伸長モードにシフトするまで、シェードを所望の位置に維持する。図25に示すように、オペレーティングシステム1070は、基部1074の近位側に、スナップ式であってもよい任意的なカバー1602を含むことができる。
図26A及び図26Bを参照するように、オペレーティングシステム1070は、アクチュエータまたはシフト機構1086も含む。図26Aに示すアクチュエータ機構1086は伸長モードであり、シフトアーム1486がロックアーム1490を旋回してリングギア1294の外側歯1474との係合を外すことによって、シェードを関連する建築物開口部にわたって伸長させることができる。ロックアーム1490に位置付けられた戻り止め1514が、例えば、横への力がアイレットを通りシフトアーム1486に加えられるまで、シフトアーム1486を伸長モードに保持する。図26Bに示すアクチュエータ機構1086は引き込みモードであって、ロックアーム1490の係合歯1518がリングギア1294の外部歯1474と係合することによって、基部1074と相対的なリングギア1294の回転、そしてシェードの伸長を防止する。前述のアクチュエータ機構86と同様に、ロックアーム1490は、付勢要素によって係合位置または引き込みモードに付勢される。しかしながら、アクチュエータ機構1086は、アクチュエータ機構86に関して記述した圧縮バネ524ではなく、引張ばね1524を用いてもよい。認識できるように、任意の適切な種類の付勢要素を、それぞれの実施例のオペレーティングシステムに使用してもよい。シフトアーム1486及びロックアーム1490の形状は、前述のシフトアーム486及びロックアーム490と異なってもよいが、シフトアーム1486及びロックアーム1490は、通常、シフトアーム486及びロックアーム490と同様の特徴及び機能を含む。
前の記述は、適用範囲が広い。例えば、提供した実施例は遊星歯車セットを有するトランスミッションを含むが、トランスミッションがギヤ減速を含むか否かにかかわらず、本明細書に開示する概念をあらゆる種類のトランスミッションに等しく応用できることが認識されるはずである。例えば、オペレーティングシステムによって使用されるいくつかのトランスミッションは、例えば、小さなサイズの窓の覆いに用いられる遊星歯車セットを含まなくてもよい。それ故に、アクチュエータ機構があらゆる種類のトランスミッションデバイスに係合できることが認識されるはずである。さらに、遊星歯車セットの入出力コンポーネントは、窓の覆いの用途に応じて変えることができる。また、ラップスプリング及び一種類のクラッチ要素を記述したが、他の適切なブレーキ及び/またはクラッチ要素を使用してもよい。加えて、実施例のオペレーティングシステムは、これらに限定されないが、ローラ及び積重可能なシェードを含むあらゆる種類のシェードに使用できる。その上、実施例のオペレーティングモジュールまたはシステムは、ヘッドレールのいずれかの端部に付随して使用してもよい。例えば、図示したオペレーティングモジュールは、覆いの右側に付随して構成され得るが、覆いの左側に付随して構成されたオペレーティングモジュールを提供でき、これは図示したモジュールの鏡像であってもよい。したがって、任意の実施形態の記述は、単に説明のためのものとして意味され、特許請求の範囲を含む本開示の範囲がこれらの実施例に限定されることを示唆するようには意図されない。換言すれば、本開示の実例となる実施形態を本明細書に詳細に記述したが、本発明の概念が、さもなければ、さまざまに具体化及び使用され得、添付の特許請求の範囲が、先行技術によって限定されるものを除くそのような変化を含むものとして解釈されるように意図されることが理解されるはずである。
前の記述は、説明及び記述のために提示し、本明細書に開示する一つ以上の形態に本開示を限定するようには意図されない。例えば、本開示のさまざまな特徴は、本開示を合理化するための一つ以上の態様、実施形態または構成としてグループ化される。しかしながら、本開示の特定の態様、実施形態または構成のさまざまな特徴を代替的な態様、実施形態または構成と組み合わせることができることが理解されるはずである。さらに、以下の特許請求の範囲は、本明細書によってこの参照によりこの詳細な説明に組み入れられ、各請求項のそれぞれが本開示の個々の実施形態に基づく。
本明細書に使用する「少なくとも一つの」、「一つ以上の」並びに「及び/または」という成句は、その運用において接続語及び離接語の両方であり、制限のない表現である。例えば、「A、B及びCの少なくとも一つ」、「A、BまたはCの少なくとも一つ」、「A、B及びCの一つ以上」、「A、BまたはCの一つ以上」、並びに「A、B及び/またはC」という各々の言い回しは、A単独、B単独、C単独、AとB、AとC、BとC、またはAとBとCを意味する。
本明細書に使用する「a」または「an」の構成要素という用語は、その構成要素の一つ以上を指す。そのようなものとして、「a」(または、「an」)、「一つ以上の」及び「少なくとも一つの」という用語は、本明細書において交換可能に使用できる。
本明細書における「含む」、「備える」または「有する」及びその変化形の使用は、それに続いて記載されるアイテム及びその均等物に加えて付加的なアイテムも包含することを意味する。したがって、「含む」、「備える」または「有する」及びその変化形である用語は、制限のない表現であり、本明細書において交換可能に使用できる。
すべての方向に関する言及(例えば、近位、遠位、上部、下部、上方、下方、左、右、横、縦、前面、背面、上端、底面、よりも上、よりも下、垂直、水平、半径方向、軸方向、時計回り及び反時計回り)は、本開示の読者の理解を援助する識別目的のみのために使用され、本開示の位置、方向または使用に関して特に制限しない。接続に関する言及(例えば、取り付け、連結、接続及び接合)は、広範に解釈され、他に示されない限り、一群の要素間の中間部材及び要素間の相対運動を含み得るはずである。そのようなものとして、接続に関する言及は、二つの要素が直接に接続され、互いに固定されていることを必ずしも暗示しない。識別に関する言及(例えば、主要な、補助的な、第一の、第二の、第三の、第四のなど)は、重要度または優先度を暗示するようには意図されず、ある特徴を他の特徴から区別するのに使用される。図面は、単に説明のためのものであり、本文書に添付された図面に示される寸法、位置、順序及び相対的サイズは、変えることができる。

Claims (20)

  1. 建築物開口部のための覆いであって、前記覆いは、ローラと、シェードと、およびオペレーティングシステムとを備え、
    前記ローラは、伸長方向および引込方向において長手方向軸を中心にして回転可能であり、
    前記シェードは、前記ローラと付随しており、
    前記オペレーティングシステムは、前記ローラと動作可能に付随し、前記オペレーティングシステムは、引き込みモードおよび伸長モードを備え、
    前記引き込みモードでは、前記オペレーティングシステムは前記シェードを引込方向に上昇させるように操作可能であり、前記伸長モードでは、前記オペレーティングシステムは前記シェードを伸長方向に下降させるように操作可能であり、
    前記オペレーティングシステムは、
    オペレーティングエレメントと、トランスミッションとおよび駆動機構とを備え、前記オペレーティングエレメントは、前記引込方向に前記ローラを選択的に回転させるための入力トルクを提供し、前記トランスミッションは、前記オペレーティングエレメントと操作可能に付随して、前記入力トルクを前記ローラへ選択的に伝達し、前記駆動機構は、前記オペレーティングエレメントおよび前記トランスミッションと操作可能に付随し、前記駆動機構は、第一の位置と第二の位置の間を移動し、
    前記第一の位置と第二の位置の間の駆動機構の移動は、前記引き込みモードと伸長モードの間で前記オペレーティングシステムを切り換え、かつ
    前記伸長モードでは、前記シェードは、オペレータによる追加動作を介さずに重力による影響下で前記伸長方向へ自動的に移動可能である、
    覆い。
  2. 所定方向における前記オペレーティングエレメントの移動により、前記駆動機構は、前記第一の位置と前記第二の位置との間を移動する、
    請求項1に記載の覆い。
  3. 前記オペレーティングエレメントの下方への移動により、前記駆動機構は前記第一の位置へ移動する、
    請求項2に記載の覆い。
  4. 前記オペレーティングエレメントの横方向の移動により、前記駆動機構は前記第二の位置へ移動する、
    請求項2に記載の覆い。
  5. 前記引き込みモードにおいて、前記オペレーティングエレメントは前記オペレータの一連の往復ストロークによって、前記シェードが引込方向へ上昇するように移動可能である、
    請求項1に記載の覆い。
  6. 前記覆いが、ブレーキ機構を更に備え、引き込みモードにおいて、前記ブレーキ機構は前記シェードが伸長方向へ下降するのを防ぐ、
    請求項5に記載の覆い。
  7. 前記覆いが、付勢部材を更に備え、前記付勢部材は、前記第一の位置へ前記駆動機構を付勢するために前記駆動機構と接続する、
    請求項1に記載の覆い。
  8. 前記駆動機構は、ロックアームを更に備え、前記ロックアームは、前記トランスミッションと選択的に係合して前記ローラを回転方向へ設定する、
    請求項1に記載の覆い。
  9. 前記覆いは、シフトアームを更に備え、前記シフトアームは、前記ロックアームと動作可能に付随して前記ロックアームを前記トランスミッションと係合および解放するように移動する、
    請求項8に記載の覆い。
  10. 前記ローラの回転方向を前記伸長方向へ設定するために、前記シフトアームは前記ロックアームを移動させて、前記ロックアームが前記トランスミッションから解放することを特徴とする、
    請求項9に記載の覆い。
  11. 前記シフトアームは、前記ローラの長手方向軸をほぼ横断する第一の軸を中心にして移動可能であり、かつ、前記ロックアームは、前記第一の軸をほぼ横断する第二の軸を中心にして移動可能である、
    請求項9に記載の覆い。
  12. 覆いのシェード部を伸長位置と引込位置との間で移動させるための方法であって、前記方法は、
    前記引込位置へ向かって前記シェード部を上昇させるために、前記覆いを付随するオペレーティングエレメントを第一の位置へ移動させる工程と、および
    前記シェード部を付随するオペレーティングシステムを引き込みモードから伸長モードへ切り替えるために、前記オペレーティングエレメントを前記第一の位置から第二の位置へ移動させる工程と、
    を包含し、
    前記オペレーティングシステムを前記伸長モードへ移動させる工程により、前記シェード部が、オペレータによる追加動作なしに重力の影響下で伸長位置へ向かって自動的に移動することを特徴とする、
    方法。
  13. 前記オペレーティングシステムが引き込みモードにあるとき、前記オペレーティングエレメントの移動により前記シェード部を前記引込位置に向けて上昇させることを特徴とする、
    請求項12に記載の方法。
  14. 前記オペレーティングエレメントの移動により、前記シェード部を前記シェード部と接続するローラを中心にして回転させることを特徴とする、
    請求項13に記載の方法。
  15. 前記オペレーティングシステムが引き込みモードにあるとき、前記オペレーティングエレメントの移動が、一連の往復ストロークを包含することを特徴とする、
    請求項13に記載の方法。
  16. 一連の前記往復ストロークのうちの1回の往復ストロークの間に、前記オペレーティングエレメントが解放されることにより、前記オペレーティングエレメントが反復作動のために自動的に引込みをすることを特徴とする、
    請求項15に記載の方法。
  17. 前記引き込みモードにあるとき、前記オペレーティングエレメントが解放されることにより、前記シェード部がその現在の位置を維持することを特徴とする、
    請求項16に記載の方法。
  18. 一連の前記往復ストロークのうちの2回の往復ストロークの移動により、前記引き込み位置に向かって前記シェード部の引込みが更に生じることを特徴とする、
    請求項16に記載の方法。
  19. 前記オペレーティングエレメントを前記第一の位置から前記第二の位置へ移動させることは、前記シェード部の移動する方向へ前記オペレーティングエレメントを横断移動することを包含する、
    請求項12に記載の方法。
  20. 前記シェード部が所定位置へ到達する際、前記オペレーティングエレメントが前記第一の位置へ移動することにより、前記伸長位置における前記シェード部の更なる移動が阻害される、
    請求項12に記載の方法。

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