JP2018069067A - トライアルおよびその使用方法 - Google Patents

Abstract

【課題】トライアルおよびその使用方法を提供すること。【解決手段】椎間体脊椎インプラントのサイズ設定を容易にするために隣り合う椎骨間の椎間板隙内に挿入するためのトライアルは、端部分と、シャフト部分とを含む。端部分は、利用可能な椎間体脊椎インプラントの寸法を近似するように寸法設定される。トライアルは、トライアルの使用中、椎間板隙へのアクセスを容易にするために端部分およびシャフト部分の少なくとも一部分内を通って延びる通路を含む。【選択図】図１

Description

[0001]本発明は、椎間体脊椎インプラントを隣り合う椎骨間の椎間板隙内に挿入するためのサイズ設定に使用されるトライアルに関する。より具体的には、本発明は、椎間板隙へのアクセスを提供し、材料および装置を通過させるように構成されたトライアルに関する。より詳細には、本発明は、埋め込み材料および器具が通過し、椎間板隙に入ることを可能にする通路を中に含むトライアルに関する。

[0002]一般に、椎間体脊椎インプラントを隣り合う椎骨間の椎間板隙内に挿入するためにサイズ設定することを容易にするために、トライアルが使用される。トライアルの一部分は、利用可能な椎間体脊椎インプラントのサイズに対応する寸法を有し、これらの部分は椎間板隙内に挿入される。手術中、手術医は種々のサイズのトライアルを使用して、どのサイズの利用可能な椎間体脊椎インプラントが埋め込みに適切かを決定することができる。正にその性質により、トライアルの使用は、椎間板隙にアクセスすることを伴う。したがって、トライアルによって可能にされる椎間板隙へのアクセスを最大限活用する必要がある。

[0003]本発明は、椎間体脊椎インプラントを隣り合う椎骨間の椎間板隙内に挿入するためにサイズ設定するのに使用されるトライアルであって、先端部、反対側の後端部、先端部から後端部まで延びる長さ、ならびに先端部および後端部を通って延びる長手方向軸と、後端部から先端部に向かって延びるシャフト部分であって、シャフト部分内を通って延びる第１の通路を含む、シャフト部分と、先端部に配置された端部分であって、先端部表面、上部表面、底部表面、第１の側部表面、第２の側部表面、および端部分内を通って延びる第２の通路を含み、第１および第２の通路は互いに連通し、第２の通路は、第１の通路から、先端部表面、第１の側部表面および第２の側部表面の１つを貫通して配置された少なくとも第１の出口ポートまで延びる、端部分と、第１および第２の通路の少なくとも一部分に通して挿入するように構成された器具であって、第１および第２の経路内に受けた埋め込み材料を第１の出口ポートから押し出すことを容易にするために第１および第２の通路内で第１の位置から第２の位置に移動可能である、器具とを含み、端部分の寸法は、椎間体脊椎インプラントの寸法を近似するようにサイズ設定される、トライアルを企図する。

[0004]本発明は、さらに、椎間体脊椎インプラントを隣り合う椎骨間の椎間板隙内に挿入するためにサイズ設定するのに使用されるトライアルであって、第１の端部、第２の端部、および第１の端部と第２の端部との間を延びる第１の通路を有するシャフト部分と、シャフト部分の第２の端部から延びる端部分であって、先端部表面、上部表面、底部表面、第１の側部表面、第２の側部表面、および端部分を通って延びる第２の通路を含み、第１および第２の通路は互いに連通し、第２の通路は、第１の通路から、先端部表面、第１の側部表面、および第２の側部表面の１つを貫通して配置された少なくとも第１の出口ポートまで延びる、端部分とを含み、端部分の寸法は、椎間体脊椎インプラントの寸法を近似するようにサイズ設定され、第１および第２の通路内に受けた埋め込み材料は、第１の出口ポートから押し出され得る、トライアルを企図する。

[0005]本発明は、さらに、トライアルを使用して椎間体脊椎インプラントを患者の隣り合う椎骨間の椎間板隙内に埋め込むためにサイズ設定する方法であって、シャフト部分および端部分を有するトライアルを提供するステップであって、シャフト部分は、シャフト部分内を通る第１の通路を含み、第２の部分は第２の部分内を通る第２の通路を含み、第１および第２の通路は互いに連通し、端部分は、上部表面、底部表面、第１の側部表面、第２の側部表面、および先端部表面を有する、ステップと、端部分の上部表面を隣り合う椎骨の上側に、底部分の底部表面を隣り合う椎骨の下側に接触させるステップと、トライアルの端部分を隣り合う椎骨間の椎間板隙内に配置するステップと、埋め込み材料を第１の通路内に提供するステップと、トライアル内に挿入された器具を使用して埋め込み材料を第１および第２の通路に押し通すステップと、埋め込み材料を、先端部表面、第１の側部表面、および第２の側部表面の少なくとも１つ内に形成された第１の出口ポートから排出するステップとを含む、方法を企図する。

[0006]本発明のこれらおよび他の目的は、以下の明細書および添付の図を再考することにより明らかになるであろう。

[0007]椎間板隙を画定する隣り合う椎骨の底部のもののみを示す、後部方向からの椎間板隙内へのトライアルの挿入を容易にするように手術中に操作されるトライアルの斜視図である。 [0008]トライアルが椎間板隙内にさらに挿入されていることを示す、図１のトライアルおよび環境の斜視図である。 [0009]トライアルが椎間板隙内に完全に配置されたことを示す、図１のトライアルおよび環境の部分的な断面斜視図である。 [0010]トライアルが椎間板隙内に完全に配置され、押し出し器具が第１の位置にあることを示す図１のトライアルおよび環境の部分的な断面斜視図であり、押し出し器具は、埋め込み材料をトライアルに押し通して椎間板隙に入れるために使用される。 [0011]トライアルが椎間板隙内に完全に配置され、図４の押し出し器具が第２の位置にあることを示す、図１のトライアルおよび環境の部分的な断面斜視図であり、押し出し器具は、埋め込み材料をトライアルに押し通して椎間板隙に入れるために使用される。 [0012]トライアルが椎間板隙内に完全に配置され、押し出し器具の別の実施形態が、埋め込み材料をトライアルに押し通して椎間板隙に入れるために使用されることを示す、図１のトライアルおよび環境の部分的な上部平面断面図である。 [0013]椎間板隙を画定する隣り合う椎骨の底部のもののみを示し、トライアルが直外側方向から椎間板隙内に完全に挿入されたことを示す、端部分の別の実施形態を有する図１のトライアルの部分的な上部平面断面図である。 [0014]トライアルが椎間板隙内に完全に配置され、図４の押し出し器具が埋め込み材料をトライアルに押し通し、椎間板隙に入れるために使用されることを示す、図７のトライアルおよび環境の部分的な上部平面断面図である。 [0015]図１および７のトライアルに通して挿入するための押し出し器具の側面図である。 [0016]図１および７のトライアルに通して挿入するための衝撃器具の側面図である。 [0017]図１および７のトライアルに通して挿入するための送達管器具の側面図である。

[0018]本発明のトライアルは、図１〜８内で数字１０によって全体的に参照される。トライアル１０は、椎間体脊椎インプラントを隣り合う椎骨Ｖ間の椎間板隙内の挿入前にサイズ設定することを容易にするために手術中に使用される。さらに、トライアル１０は、埋め込み材料および／または器具の通過を可能にするように構成される。

[0019]トライアル１０を通過することができる材料は、骨形成タンパク質（ＢＭＰ）、骨移植組織、骨粉、骨セメントなどのさまざまな骨成長促進物質を含む。トライアル１０を通過することができる器具は、（図４〜６、８、および９に示される）押し出し装置（またはタンプ）５０および６０と、（図１０に示される）衝撃装置６２と、（図１１に示される）送達管６４とを含む。押し出し装置５０および６０、衝撃装置６２、および送達管６４の一部分は、これらをトライアル１０に通して挿入することを容易にするために可撓性とすることができる。

[0020]通常、種々のサイズの多様なトライアルが、手術中に使用される。トライアルの端部分は、椎間板隙内の埋め込みに利用可能な椎間体脊椎インプラントのサイズに概ね対応するサイズを有する。その名前が示すように、異なるサイズに設定されたトライアルが、椎間板隙内の挿入される椎間体脊椎インプラントの適切なサイズを決定するために実験的に使用される。たとえば、手術中、手術医は、端部分を徐々に大きく、または小さくしながらトライアルを椎間板隙内に繰り返し挿入して、椎間体脊椎インプラントに適切なサイズを決定することができる。

[0021]図１〜６に示されるように、トライアル１０は、第１の端部１２と、反対側の第２の端部１４と、第１の端部１２と第２の端部１４の間を延びる長さとを含む端部分１１を含む。さらに、端部分１１は、椎間体脊椎インプラント（図示せず）の寸法を近似するように寸法設定される。トライアル１０はまた、シャフト部分１６も含み、端部分１１は、シャフト部分１６と一体に形成可能であり、または取り外し式に取り付け可能である。図１〜６に示されるように、端部分１１の第２の端部１４は、シャフト部分１６の第１の端部１８に取り付けられる。シャフト部分１６は、ハンドルとして使用されて端部分１１を操作し配置することができる。

[0022]トライアル１０の端部分１１はまた、椎間体脊椎インプラントとは異なって寸法設定され得る。したがって、トライアル１０は、椎間体脊椎インプラントより少ないまたは多い形状特徴を有することができる。たとえば、椎間体脊椎インプラントは、一方向などの表面形状特徴または椎間板隙内での運動に抵抗するための汎用的な形状特徴を含むことができ、一方でトライアルは、平滑表面を有することができる。さらに、以下に論じられるように、インプラントは（図７および８に示される形状に類似する）フック先端部を有することができるが、トライアルは真っ直ぐであることができる（図１〜６）。トライアルが真っ直ぐであるが、インプラントがフック付き形状を有するという１つの利点は、トライアルが、置かれた移植組織材料を椎間板隙から引きずり出すことを防止することである。トライアルはまた、フック付き形状であることもでき（図７および８）、インプラントは真っ直ぐであることもできる（図１〜６に示される形状に類似する）。トライアル上に含まれる追加の形状特徴は、ｘ線を使用する椎間板隙内の深さの調査を支援するための中空または薄い部分と、椎間板隙内への導入を容易にするためのより平坦なまたはより急な第１の端部１２とを含むことができる。

[0023]端部分１１の第１の端部１２および第２の端部１４は、第１の端部表面２０および第２の端部表面２２を含む。第１の端部１２および第２の端部１４に加えて、図１〜６に示されるように、端部分１１は、第１の側部表面２４と、第２の側部表面２６と、上部表面２８と、底部表面３０とを含む。図１〜６に示されるように、第２の側部表面２６は、第１の側部表面２４より長く、したがって、第１の端部表面２０は、トライアル１０の長手方向軸に対して角度付けされる。トライアル１０は、後部挿入のために、その長手方向軸周りの回転によって外側正中線の右または左に配向され得る。図１〜６に示されるように、トライアル１０は、後部挿入のために外側正中線の左に配向され、この配向における第１の端部表面２０の角度は、端部分１１の過剰挿入を防止する役割を果たす。トライアル１０はまた、隣接する椎骨Ｖ間の椎間板隙内への前方、直外側、前外側、および後外側の挿入からの挿入に合わせて構成され得る。

[0024]第１の端部表面２０および第２の端部表面２２、第１の側部表面２４および第２の側部表面２６、上部表面２８、および底部表面３０によって画定された端部分１１の寸法、すなわち論じられたような端部分１１の寸法は、椎間体脊椎インプラントの寸法を近似する。したがって、端部分１１は、利用可能な椎間体脊椎インプラントの寸法に対応するさまざまなサイズを有することができる。

[0025]図３〜６に示されるように、トライアル１０は、器具および／または埋め込み材料が通過することを容易にするようにカニューレ処置され得る。トライアル１０は、図３〜６に示されるように、シャフト部分１６を通って延びる第１の通路３２と、端部分１１を通って延びる（第１の通路３２と連通する）第２の通路３４とを含む。

[0026]第２の通路３４は、入口３６および出口３７を含む。入口３６は、第１の通路３２と当接し、第１の通路３２および第２の通路３４の互いの連通を容易にする。出口３７は、第１の端部表面２０、第１の側部表面２４、および第２の側部表面２６を含む端部分１１のさまざまな表面上、および上部表面２８および底部表面３０上にも配置され得る。さらに、第２の通路３４は、出口３７を第１の側部表面２４および第２の側部表面２６ならびに上部表面２８および底部表面３０上に置くことに対応するために湾曲され得る。図３〜６に示されるように、出口３７は、第２の側部表面２６上に配置され、したがって、第２の通路３４は、第２の側部表面２６に向かって湾曲される。こうして、第１の通路３２を通って挿入される埋め込み材料および器具は、第２の通路３４を通り出口３７を出るように方向付けられる。出口３７が上部表面２８および底部表面３０上に設けられる場合、埋め込み材料は、隣り合う椎骨Ｖの端板のいずれかに向かって方向付けられ得る。埋め込み材料を端板に向かって方向付けることは、たとえば、骨品質が劣化しおよび／または充填すべき空隙が存在し、椎間体脊椎インプラントが着座するためのより固い表面をもたらすために、手術医が椎体の骨を密にし、および／または空隙を移植組織材料で充填しようとする場合に望ましくなり得る。

[0027]代替的に、端部分１１は、２つの分岐部に分岐された通路を有するように変更され得る。変更された端部分は、図７および８において数字１１’によって全体的に参照される。端部分１１’は、そこを通って延びる通路４０を含む。通路４０は、幹部分４２を含むことができ、第１の分岐部分４４および第２の分岐部分４５を含むように分岐され得る。第１の分岐部分４４および第２の分岐部分４５の出口４６および４７は、それぞれ、第１の端部表面２０、第１の側部表面２４、および第２の側部表面２６を含む端部分１１’のさまざまな表面上に設けられ得る。さらに、第１の分岐部４４および第２の分岐部４５は、第１の出口４６および第２の出口４７を第１の側部表面２４および第２の側部表面２６上にそれぞれ置くことに対応するために湾曲され得る。図７および８に示されるように、第１の分岐部分４４は、幹部分４２から第１の側部表面２４上に形成された第１の出口４６まで延び、第２の分岐部分４５は、幹部分４２から第２の側部表面２６上に形成された第２の出口４７まで延びる。

[0028]図７および８に示されるように、第１の分岐部４４および第２の分岐部４５は、互いに部分的に重複し、分岐点領域４８によって分離される。分岐点領域４８は、端部分１１’の内部上に形成された突起部であることができ、この突起部は、第１の分岐部４４および第２の分岐部４５を分離し、幹部分４２と第１の分岐部４４および第２の分岐部４５との間の連結を定める。分岐点領域４８は、図７および８に示されるように、第１の分岐部４４が第２の分岐部４５より小さくなるように位置し、第１の分岐部４４がより小さく、第２の分岐部４５がより大きく幹部分４２と連通するように位置する。分岐点領域４８の場所により、また第１の分岐部４４がより小さく第２の分岐部４５がより大きく幹部分４２と連通するため、通路４０内を通って流れる材料は、第１の分岐部４４より第２の分岐部４５により多く分流される。

[0029]代替的には、第１の分岐部４４および第２の分岐部４５は、互いから完全に分離させることができ、これらの間に重複が存在しないように端部分１１’を通る完全に別個の通路によって形成され得る。したがって、第１の分岐部４４および第２の分岐部４５は、異なるサイズ（たとえば異なるサイズに設定された断面）を有し、それに対応して異なる流れ収容能力を有して、そこを通る埋め込み材料の流れを可能にする、または制限することができる。第１の分岐部４４が、第２の分岐部４５より少ない流れ収容能力を有する場合、第１の分岐部４４は、したがって、そこを通る埋め込み材料の流れを第２の分岐部４５と比べてより制限する。換言すれば、第２の分岐部４５が第１の分岐部４４より多くの流れ収容能力を有する場合、第２の分岐部４５は、そこを通る埋め込み材料の流れを第１の分岐部４４と比較してより多く可能にする。したがって、互いに比較して第１の分岐部４４がより少なく、第２の分岐部４５がより多い流れ収容能力を有する場合、通路４０内を通って流れる材料は、第１の分岐部４４より第２の分岐部４５内を通ってより多く流れる。

[0030]脊椎手術における使用中、異なるサイズに設定された端部分１１を有するトライアル１０が、隣り合う椎骨Ｖ間の椎間板隙内への挿入のために提供され得る。図１〜６に示されるように、トライアル１０の配向は、外側正中線の左側の後方進入からの端部分１１の挿入を可能にする。しかし、上記で論じられたように、トライアル１０はまた、隣り合う椎骨Ｖ間の椎間板隙内への前方、直外側、前外側、および後外側の挿入からの挿入に合わせて構成され得る。トライアル１０の挿入方向に応じて、前方領域、後方領域、および外側領域の少なくとも１つ内の患者の体内の対応する切開が行われ得る。異なるサイズに設定された端部分１１を有するトライアル１０は、次いで、体内および椎間板隙内に挿入され得る。

[0031]適切にサイズ設定された端部分１１が選択された後、埋め込み材料および器具は、第１の通路３２および第２の通路３４内を通って挿入され得る。インプラント材料がこれらの通路内を通って提供されるとき、図４〜６に示されるように、押し出し装置５０もまた第１の通路３２および第２の通路３４を通って挿入されて埋め込み材料を出口３７から押し出すことができる。押し出し装置５０のヘッド部分５２は、埋め込み材料を出口３７の外に強制するように第２の通路３４のサイズにしたがってサイズ設定され得る。さらに、ヘッド部分５２は、可撓性材料から作製されおよび／または成形されて（図６）、第２の通路３４が湾曲される場合にその湾曲部を通って挿入されることを容易にすることができる。

[0032]図３〜６に示されるように、出口３７は、埋め込み材料および／または器具が、椎間板隙の正中部分にある第２の側部表面２６上で端部分１１を退出するように配置される。しかし、上記で論じられたように、出口３７は、端部分１１の第１の側部表面２４上に配置可能であり、それにより、埋め込み材料および／または器具は、図３〜６内の椎間板隙の外側部分において端部分１１を退出する。さらに、上記で論じられたように０、出口３７は、端部分１１の第１の端部表面２０上に配置可能であり、それにより、埋め込み材料および／または器具は、椎間板隙の前方部分において端部分１１を退出する。

[0033]図７および８に示されるように、端部分１１’を有するトライアル１０は、直外側方向から椎間板隙内に挿入される。第１の出口４６および第２の出口４７は、図７および８に示されるように、埋め込み材料および／または器具が、椎間板隙の前方部分および後方部分それぞれにおいて端部分１１’を退出するように配置される。しかし、上記で論じられたように、第１の出口４６および第２の出口４７はまた、埋め込み材料を椎間板隙の異なる部分内に置くことを可能にするように端部分１１’上に再配置され得る。

[0034]トライアル１０を使用して埋め込み材料を置くことはまた、椎間体脊椎インプラントの挿入のための空間を作り出す。トライアル１０を退出する埋め込み材料は、端部分１１または端部分１１’を取り囲む領域を作り出し、この領域は、トライアル１０が椎間板隙から除去された後に空の空間を画定する。空の空間は、その後、椎間体脊椎インプラントによって充填され得る。

[0035]追加的に、トライアル１０はまた、拡張可能な椎間体脊椎インプラントを複製するように拡張するように構成することができ、出口およびこれを通る通路は、椎間板隙の特有の部分内への埋め込み材料および器具の流れを容易にするために拡張機構内に構成され得る。

[0036]本発明の他の実施形態が、本明細書に開示される本発明の仕様および実践を考慮することにより当業者に明白になるであろう。明細書および例は単なる例示として考慮されることが意図され、本発明の真の範囲および趣旨は、特許請求の範囲によって示される。

１０ トライアル
１１ 端部分
１２ 第１の端部
１４ 反対側の第２の端部
１６ シャフト部分
１８ 第１の端部
２０ 第１の端部表面
２２ 第２の端部表面
２４ 第１の側部表面
２６ 第２の側部表面
２８ 上部表面
３０ 底部表面
３２ 第１の通路
３４ 第２の通路
３６ 入口
３７ 出口
４０ 通路
４２ 幹部分
４４ 第１の分岐部分
４５ 第２の分岐部分
４６、４７ 出口
４８ 分岐点領域
５０、６０ 押し出し装置
５２ ヘッド部分
６２ 衝撃装置
６４ 送達管
Ｖ 椎骨

Claims (20)

1. 椎間体脊椎インプラントを隣り合う椎骨間の椎間板隙内に挿入するためにサイズ設定するのに使用されるトライアルであって、
   先端部、反対側の後端部、前記先端部から前記後端部まで延びる長さ、ならびに前記先端部および前記後端部を通って延びる長手方向軸と、
   前記後端部から前記先端部に向かって延びるシャフト部分であって、前記シャフト部分を通る第１の通路を含む、シャフト部分と、
   前記先端部に配置された端部分であって、先端部表面、上部表面、底部表面、第１の側部表面、第２の側部表面、および前記端部分内を通って延びる第２の通路を含み、前記第１および第２の通路は互いに連通し、前記第２の通路は、前記第１の通路から、前記先端部表面、前記第１の側部表面および前記第２の側部表面の１つを貫通して配置された少なくとも第１の出口ポートまで延びる、端部分と、
   前記第１および第２の通路の少なくとも一部分に通して挿入するように構成された器具であって、前記第１および第２の経路内に受けた埋め込み材料を前記第１の出口ポートから押し出すことを容易にするために前記第１および第２の通路内で第１の位置から第２の位置に移動可能である、器具とを備え、
   前記端部分の寸法が、前記椎間体脊椎インプラントの寸法を近似するようにサイズ設定される、トライアル。
2. 前記第２の通路が、前記シャフト部分内の前記第１の通路と直接的に連通する幹部分と、前記幹部分から、前記先端部表面、前記第１の側部表面、および前記第２の側部表面の１つを貫通して配置された前記第１の出口ポートまで延びる第１の分岐部分と、前記幹部分から、前記先端部表面、前記第１の側部表面、および前記第２の側部表面の別のものを貫通して配置された第２の出口部分まで延びる第２の分岐部分とを含む、請求項１に記載のトライアル。
3. 前記第２の分岐部が、前記第１の分岐部分より前記第２の分岐部分とより大きく連通する、請求項２に記載のトライアル。
4. 前記第１および第２の分岐部の一部分が、互いに重複する、請求項１に記載のトライアル。
5. 前記第１および第２の分岐部の一部分が、他方から完全に分離している、請求項１に記載のトライアル。
6. 前記シャフト部分および前記端部分が、互いに一体である、請求項１に記載のトライアル。
7. 前記端部分が、前記シャフト部分に取り外し式に取り付けられる、請求項１に記載のトライアル。
8. 前記端部分が、前記先端部表面から反対側の後端部表面であって、前記シャフト部分と前記端部分の境界面に隣接して設けられる、後端部表面を含む、請求項７に記載のトライアル。
9. 椎間体脊椎インプラントを隣り合う椎骨間の椎間板隙内に挿入するためにサイズ設定するのに使用されるトライアルであって、
   第１の端部、第２の端部、および前記第１の端部と第２の端部の間を延びる第１の通路を有するシャフト部分と、
   前記シャフト部分の前記第２の端部から延びる端部分であって、先端部表面、上部表面、底部表面、第１の側部表面、第２の側部表面、および前記端部分内を通って延びる第２の通路を含み、前記第１および第２の通路は互いに連通し、前記第２の通路は、前記第１の通路から、前記先端部表面、前記第１の側部表面、および前記第２の側部表面の１つを貫通して配置された少なくとも第１の出口ポートまで延びる、端部分とを含み、
   前記端部分の寸法が、前記椎間体脊椎インプラントの寸法を近似するように設定され、前記第１および第２の通路内に受けた埋め込み材料が、前記第１の出口ポートから押し出され得る、トライアル。
10. 前記第１および第２の通路の少なくとも一部分に通して挿入するように構成された器具であって、前記第１および第２の経路内に受けた埋め込み材料を前記第１の出口ポートから押し出すことを容易にするために前記第１および第２の通路内で第１の位置から第２の位置に移動可能である、器具をさらに備える、請求項９に記載のトライアル。
11. 前記第２の通路が、前記シャフト部分内の前記第１の通路と直接的に連通する幹部分と、前記幹部分から、前記先端部表面、前記第１の側部表面、および前記第２の側部表面の１つを貫通して配置された前記第１の出口ポートまで延びる第１の分岐部分と、前記幹部分から、前記先端部表面、前記第１の側部表面、および前記第２の側部表面の別のものを貫通して配置された第２の出口部分まで延びる第２の分岐部分とを含む、請求項１に記載のトライアル。
12. トライアルを使用して、椎間体脊椎インプラントを患者の隣り合う椎骨間の椎間板隙内に埋め込むためにサイズ設定する方法であって、
    シャフト部分および端部分を有するトライアルを提供するステップであって、前記シャフト部分は、前記シャフト部分内を通る第１の通路を含み、第２の部分は前記第２の部分内を通る第２の通路を含み、前記第１および第２の通路は互いに連通し、前記端部分は、上部表面、底部表面、第１の側部表面、第２の側部表面、および先端部表面を有する、ステップと、
    前記端部分の前記上部表面を前記隣り合う椎骨の上側に、前記底部分の前記底部表面を前記隣り合う椎骨の下側に接触させるステップと、
    前記トライアルの前記端部分を前記隣り合う椎骨間の前記椎間板隙内に配置するステップと、
    埋め込み材料を前記第１の通路内に提供するステップと、
    前記トライアル内に挿入された器具を使用して前記埋め込み材料を前記第１および第２の通路に押し通すステップと、
    前記埋め込み材料を、前記先端部表面、前記第１の側部表面、および第２の側部表面の少なくとも１つ内に形成された第１の出口ポートから排出するステップとを含む、方法。
13. 前記端部分を前記患者に向かって、前記シャフト部分をハンドルとして使用して前方、後方、直外側、前外側および後外側の方向の１つから方向付けるステップをさらに含む、請求項１２に記載の方法。
14. 前記端部分を、前方領域、後方領域、および外側領域の１つ内の前記患者の体内の切開部に通して挿入するステップをさらに含む、請求項１２に記載の方法。
15. 前記埋め込み材料を、前記先端部表面、前記第１の側部表面、および前記第２の側部表面の少なくとも１つ内に形成された第２の出口ポートから排出するステップをさらに含む、請求項１２に記載の方法。
16. 前記第２の通路が、前記第１の出口ポートと連通する第１の分岐部と、前記第２の出口ポートと連通する第２の分岐部とを含み、前記埋め込み材料の押し出しは、前記埋め込み材料を前記第１および第２の分岐部に押し通すステップをさらに含む、請求項１５に記載の方法。
17. 前記第２の通路が、前記シャフト部分内に形成された前記第１の通路と直接的に連通する幹部分を含み、前記幹部分は、前記第１の通路と、前記第１および第２の分岐部との間に間置され、前記埋め込み材料の押し出しは、前記埋め込み材料を前記幹部分に押し通すステップをさらに含む、請求項１６に記載の方法。
18. 前記第１および第２の分岐部の一部分が互いに重複する、請求項１６に記載の方法。
19. 前記埋め込み材料が、骨形成タンパク質（ＢＭＰ）、骨移植組織、骨粉、および骨セメントの少なくとも１つである、請求項１２に記載の方法。
20. 前記器具が、押し出し装置、衝撃装置６２、および送達管の１つである、請求項１２に記載の方法。

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