JP2018064303A - 最適化されたue中継 - Google Patents

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Abstract

【課題】UE(user equipment、UER)がネットワークノード・エンティティ(eNB)とターゲット・エンティティ(UET)の間の通信を中継するネットワークにおける通信の中継方法を提供する。【解決手段】この方法は、少なくとも前記UERと前記UETとの間に論理チャネルを生成し、少なくとも一つの識別子(LC_ID_R)を前記論理チャネルへ割り当てるステップと、前記ネットワークノード・エンティティ(eNB)から前記識別子(LC_ID_R)を伴うデータを受信した際、前記UERが前記受信したデータを前記UETへ転送するステップと、を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、大略、アクセスネットワークに関し、特に、中継ノードとして使用される端末によって提供される中継(relaying)に関する。以下、このような端末を、UER(“user equipment relay”)と呼称する。
本発明は、特に、RAN(Radio Access Network)に適用される。RANでは、基地局がネットワークにおいて幾つかの地理的エリアをカバー出来ず、且つ基地局と、以下UET(“target”)と呼称されるターゲット端末又はターゲットノードとの間の通信伝送を保証するための更なる中継手段が必要とされる。
本発明は、例えば3GPP LTEネットワーク等のネットワークにおいて中継ノードとして使用される移動端末を介した通信のための中継アスペクト(aspect)に関して適用され得る。
4G LTEとして市場に出回るLTE(“Long Term Evolution”)は、携帯電話機及びデータ端末向けの高速データ無線通信のための規格である。LTEは、旧世代の通信技術(UMTS(universal mobile telecommunication system)等)に基づいており、コアネットワークを改良すると共に異なる無線インタフェースを用いて、キャパシティ及びスピードを増加させる。LTEで用いられるUMTSから最適化されたコンポーネントは、“evolved”とのプレフィックで示される。例えば、UMTSにおけるNodeBとして通信を伝送する基地局は、LTEにおいては“eNodeB”と呼称される。
このようなエボリューションは、通信プロトコルレイヤスタックにも影響を及ぼす。3GPP LTEネットワークにおいて、この通信プロトコルレイヤスタックは、OSI(Open Systems Interconnection)モデルを構成する7つの異なるレイヤに分けられ得る。OSIモデルが通信システムの機能を特徴付け且つ規格化することが呼び戻された。同様の通信機能は、論理レイヤへグループ分けされる。レイヤは、その上位のレイヤを支配し、且つその下位のレイヤによって支配される。
各レイヤは、上位レイヤへ、UE(user equipment)とネットワークとの間における情報伝送のサービスを提供しなければならない。このため、上位レイヤは、UEと通信するために、下位レイヤからのチャネルを必要とする。例えば、レイヤ3は、ネットワークデータの転送のために、無線ベアラ(RB:radio bearers)と呼称される上位レイヤチャネルを提供する。ネットワークデータは、ネットワークの設定(configuration)のためのコントロールデータ、或いはユーザデータ(例えば、通信データ)であり得る。レイヤ2は、無線ベアラをマッピング可能な論理チャネルを提供する。このため、レイヤ2(図3中の符号“L2”)と上位レイヤとの間のサービスサクセスポイントは、RBである。このようなOSIモデルのより詳細な説明は、図3に関して後述される。
実際に、図2は、3GPP無線アクセスネットワーク規格に従った、端末とE−UTRANとの間の無線インタフェースプロトコルの構造を示している。図2に示すように、この無線インタフェースプロトコルは、物理レイヤ、データリンクレイヤ及びネットワークレイヤを含む仮想レイヤを有し、且つユーザデータを伝送するためのユーザプレーン(U−Plane)及び制御情報を伝送するためのコントロールプレーン(C−Plane)を含む水平プレーンを有している。
ユーザプレーンは、音声又はIP(Internet Protocol)パケットといった、ユーザとのトラヒック情報を扱う領域である。コントロールプレーンは、ネットワークとのインタフェースや、呼の保守管理等のための制御情報を扱う領域である。
図2中のプロトコルレイヤは、OSI(open systems interconnection)規格モデルの3つの下位レイヤに基づいて、第1レイヤ(L1)、第2レイヤ(L2)及び第3レイヤ(L3)に分割できる。第1レイヤ(L1)又は物理レイヤは、種々の無線伝送技術を用いて、情報転送サービスを上位レイヤへ提供する。物理レイヤは、トランスポートチャネルを介して、MAC(medium access control)レイヤと呼称される上位レイヤへ接続される。
MACレイヤ及び物理レイヤは、トランスポートチャネルを介してデータを交換する。第2レイヤ(L2)は、MACレイヤ、RLC(radio link control)レイヤ、BMC(broadcast/multicast control)レイヤ、及びPDCP(packet data convergence protocol)レイヤを含む。
MACレイヤは、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間のマッピングを扱い、無線リソースを割り当て且つ再割り当てするためのMACパラメータの割当を提供する。MACレイヤは、論理チャネルを介して、RLC(radio link control)レイヤと呼称される上位レイヤへ接続される。
種々の論理チャネルが、伝送される情報の種別に応じて提供される。大略、コントロールチャネルは、コントロールプレーンの情報を伝送するために用いられ、トラヒックチャネルは、ユーザプレーンの情報を伝送するために用いられる。
論理チャネルは、これが共有されるか否かに応じて、共通チャネル(common channel)であるか或いは専用チャネル(dedicated channel)であり得る。論理チャネルは、DTCH(dedicated traffic channel)、DCCH(dedicated control channel)、CCCH(common control channel)、BCCH(broadcast control channel)、並びにPCCH(paging control channel)若しくはshared channel control channelを含む。
BCCHは、端末がシステムへアクセスするために利用する情報を含む情報を、提供する。PCCHは、UTRANが端末へアクセスするために利用される。
3GPP LTEネットワークにおいて、eNB(evolved NodeB)等のネットワークノードは、CN(core network)からその無線セルカバレッジ下にあるUEs(User Equipments)へ、又はUEsからCNへ、データ及びシグナリングを送受信する役割を果たす。UE(user equipment)は、電話機、スマートフォン、接続コンピュータ、タブレット等の端末である。
図1は、UEとCNとの間のネットワーク概観を示している。さらに、UEsは、(例えば、登録し、登録を更新し、データセッション又は音声呼を確立するために)通信が要求される時はいつでも、データ及び/又はシグナリングをeNBと送受信する必要がある。例えば、図1において、UEA1及びUEA2は、セルA内に位置しているため、eNBを用いてネットワークと通信する。
しかしながら、幾つかの要因(例えば、環境、パスロス、電力制限)によって、セルカバレッジが制限されるか、或いはeNBからの信号がUEsにより検出不可能な領域が存在する虞がある。例えば、図1において、UEはセル内に位置していない。このため、当該UEは、ネットワークカバレッジの範囲外である。また、eNBは全ての通信を収集するため、そのリソースが制限されるか或いは不十分となる虞がある。その結果、ユーザ対するサービスが減少し、例えば進行中の通信/アプリケーションを待機させねばならない虞がある。
上述した問題に対処するため、3GGPグループは、次の文書にてRelay Nodeエンティティ(一般的に、Relay Base Stationsである)を導入した。
Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E−UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E−UTRAN) − Overall description
UEsからeNBへの直接通信を行う代わりに、送信データ及び/又はシグナリングが、ターゲットノード(今、Donor eNB又はDeNBと呼称する)へ到達する前に、他のノード(Relay Nodes)を経由し得る。eNBからUEsへの通信については、送信データ及び/又はシグナリングが、UEsへ到達する前に、Relay Nodesを経由し得る。RN(Relay Node)は、固定式のものであるか或いは移動式のものであり得る。
このようなRNに伴い、RNの機器能力(メモリ又は処理能力等)が著しく消費される。このため、このようなRNをUEとして完全に用いたならば、ユーザは、自身の機器能力の欠如に悩まされるであろう。データ中継は、図3に示したようなL2の上位レイヤであるIP(Internet Protocol)レベルレイヤで行われるため、機器は、中継器として使用されるならば、IPレベルで情報をエンコード及びデコードしなければならない。よって、問題は、単にeNBからUEへ移動したに過ぎず、待ち時間も誘導するであろう。
本発明は、上記状況を改善することを目的としている。
これらの要求に対処するため、本発明の第1の態様は、UE(user equipment)がネットワークノード・エンティティとターゲット・エンティティの間の通信を中継(relay)するネットワークにおける通信の中継方法に関する。この方法は、少なくとも前記UE中継器と前記ターゲット・エンティティとの間に論理チャネルを生成し、少なくとも一つの識別子を前記論理チャネルへ割り当てるステップと、前記UE中継器が、前記ネットワークノード・エンティティから前記識別子を伴うデータを受信した際、前記受信したデータを前記ターゲット・エンティティへ転送するステップと、を含む。
通信されるデータは、コントロールデータ(例えば、シグナリングデータ)、及び/又はユーザデータ(例えば、音声、マルチメディア及び/又はコンテンツデータ)であり得る。
前記ネットワークは、(以降の例にて説明されるように)LTEネットワークであり得るが、他のネットワークでもあり得る。
前記UE中継器は、2つのネットワークエンティティの間でデータを中継可能な、電話機、スマートフォン、タブレット、コンピュータ、ゲームステーション又は他のデバイスであり得る。
前記ネットワークノード・エンティティは、例えば基地局、LTEネットワークにおけるeNodeBであり得るが、ホッピング方式の他のUE中継器(通信をターゲットへ転送するための幾つかのUE)でもあり得る。
前記ターゲット・エンティティは、他のUEであり得るが、場合によっては、例えば2つの基地局同士間の通信が不可能となり且つUEからの中継が必要な場合には、基地局(又はより一般的には、ネットワークノード)でもあり得る。
このため、このようなUEを用いた中継機能は、セルカバレッジを改善するか、或いは負荷が軽減されたネットワークを提供するソリューションであり得る。
勿論、前記ネットワークノード・エンティティは、前記UE中継器との無線周波数リンクを有するものと見做され、前記UE中継器は、前記ターゲット・エンティティとの無線周波数リンクを有するものと見做される。
実施形態においては、逆に、前記方法が、前記UE中継器と前記ネットワークノード・エンティティとの間に論理チャネルを生成し、少なくとも一つの識別子を当該論理チャネルへ割り当てるステップと、前記UE中継器が、前記ターゲット・エンティティから当該識別子を伴うデータを受信した際、当該受信したデータを前記ネットワークノード・エンティティへ転送するステップと、をさらに含み得る。
“論理チャネルを生成する”との文言は、一般的に、とりわけ無線周波数リンクを介したルートデータに対する当該無線周波数リンクの宣言を意図するものとして解釈され得る。特定の実施形態において、前記UE中継器と前記ターゲット・エンティティとの間の少なくとも一つの無線ベアラは、前述した論理チャネルの生成を用いて設定され得る。
当該実施形態において、前記論理チャネルを生成するステップは、前記UE中継器と前記ターゲット・エンティティとの間の少なくとも一つの無線ベアラと、オプションとして、前記UE中継器と前記ネットワークノード・エンティティとの間の無線ベアラと、を設定(configure)することをさらに含み得る。
実施形態において、前記方法は、前記ネットワークノード・エンティティから、前記論理チャネルの識別子と、前記無線ベアラをセットアップするためのパラメータとを受信するステップ、をさらに含み得る。
このため、新たな情報要素(information element、例えばとりわけ論理チャネル識別子)が、中継に用いる無線ベアラの確立のために作成され得て、当該新たな情報要素は、UEとネットワークノード・エンティティの間の中継無しで用いられる無線ベアラの確立を一般に対象とするメッセージ中に含まれ得る。
実施形態において、このようなメッセージは、有利にも、前記ネットワークノード・エンティティから前記UE中継器へ送信される“Radio Resource Control”シグナリングメッセージの一種であり得る。この種のメッセージは、既に存在し、基地局(例えば、LTEネットワークにおけるeNodeB)から一般的に送信されている。よって、論理チャネル識別子及び無線ベアラパラメータを包含させることが可能である。
より詳細には、前記シグナリングメッセージは、“Radio Resource Control Connection Reconfiguration”メッセージであり得る。
このようなメッセージは、基地局が前述したネットワークノード・エンティティである場合にこの基地局から直接受信するか、或いは単に当該メッセージを中継する他のネットワークノード・エンティティ(例えば、ホッピング方式における他のUE中継器)から受信することが可能である。
また、本発明の実施形態によれば、データは、前記UE中継器を介し、OSI(Open Systems Interconnection)モデルにおけるレイヤ2のプロトコルに従って中継される。
このため、一般的に、UEにて受信したデータをデコード及びエンコードする必要は無く、受信データへ付加される簡易な論理チャネルの識別子は、UEが当該論理チャネルを介して受信データを単に中継すべきと理解するのに十分なものである。
このため、これら本発明の実施形態によれば、UEを用いた中継を行うために既存のシステムに対して難解な改修を実施する必要は無い。
実際に、第1の実施形態においては、データを、前記UE中継器を介し、above MACレイヤのプロトコルに従って中継することが可能であり、論理チャネル識別子は、MAC PDU(Protocol Data Unit)中に含まれ得る。
第2の実施形態において、データは、前記UE中継器を介し、above RLCレイヤのプロトコルに従って中継され、論理チャネル識別子は、RLC PDU(Protocol Data Unit)中に含まれ得る。第1及び第2の実施形態の間の選択は、最適化の目的に基づき、並びに/又はネットワークにおける機器の能力及び/又は構造に応じて決定することが可能である。予想される実施形態においては、(例えば、UE中継能力に応じた)動的な選択が行われ、UEでの中継のために使用するプロトコルレイヤがネットワークによって(例えば、基地局である場合にはネットワークノード・エンティティによって、又はコアネットワークによって)設定され得る。
実施形態において、“above−MAC”及び“above−RLC”設定の間の選択は、使用されるプロトコルレイヤ設定に関する情報の伝送により行われ得て、このような情報は、前記ネットワークノード・エンティティから前記UE中継器へ送信される“Radio Resource Control”シグナリングメッセージの一種であるメッセージ、例えば上述したような“Radio Resource Control Connection Reconfiguration”メッセージ中に含まれる。
本発明は、コンピュータプログラムも目的とし、このプログラムは、プロセッサにより実行された場合に、上述したいずれかの実施形態に係る方法を実施するための命令を含む。
例えば、本発明は、その目的に向け適切にプログラムされたUEにおいて実施され得る。前述したプログラムの少なくとも一部の命令は、ROMメモリに記憶され、UEのプロセッサによって実行され得る。
よって、本発明は、UEも目的とし、このUEは、ネットワークにおいてネットワークノード・エンティティとターゲット・エンティティとの間で通信を中継する手段(1又は幾つかのアンテナ及び通信インタフェース等の無線周波数手段)を含む。このUEは、少なくとも、前記ネットワークノード・エンティティから、前記UE中継器と前記ターゲット・エンティティとの間の論理チャネルの識別子を伴うデータを受信した際に、前記UE中継器が前記受信したデータを前記ターゲット・エンティティへ転送する手段、をさらに含む。
このため、前記UE中継器は、論理チャネル識別子を、(デコード/エンコードすること無く)前記ネットワークノード・エンティティから受信した前記ターゲット・エンティティ宛てのデータを直接転送するように解釈する特定の手段を含む。
実施形態において、前記UE中継器は、少なくとも前記UE中継器と前記ターゲット・エンティティとの間に論理チャネルを生成し、少なくとも一つの識別子を当該論理チャネルへ割り当てる手段、をさらに含み得る。
他の実施形態において、基地局は、前記論理チャネルを生成し、論理チャネル識別子が上述した如く解釈されるように、前記論理チャネルに関するデータを前記UE中継器へ送信し得る。
このため、本発明は、基地局も目的とし、この基地局は、ネットワークにおいてネットワークノード・エンティティとターゲット・エンティティとの間で通信を中継するためのUEを、決定する手段を含み、前記UE中継器と前記ターゲット・エンティティとの間の論理チャネルをさらに決定し、少なくとも一つの識別子を前記論理チャネルへ割り当てる手段を含む。
このような基地局(例えば、LTEネットワークにおけるeNodeB)は、ターゲットへの通信を中継する最良のUEを決定するために用いることが可能である。さらに、前記基地局は、無線ベアラパラメータを算出し、最終的に中継用の論理チャネルを定義することも可能である。
本発明に係る前記基地局は、上述した実施形態に従って、前記UE中継器宛ての前記識別子を含む“Radio Resource Control”シグナリングメッセージを送信する手段をさらに含み得る。
前記無線ベアラパラメータの算出、より一般的には論理チャネル設定はコアネットワークにて行うことも可能であり、以て本発明は、コアネットワークも目的とする。このコアネットワークは、少なくともUE中継器とターゲット・エンティティとの間の論理チャネルに関するデータを決定する手段を含み、前記UE中継器は、ネットワークにおいてネットワークノード・エンティティと前記ターゲット・エンティティとの間の通信を中継する中継器として使用されるためのものである。
本発明によれば、上述した課題の1以上が改善又は克服される。
本発明は、添付図面に例として、但しこれに限定されること無く示されており、これら図面において、同様の符号は同様の構成要素を参照するものである。
従来技術に係る慣習的なネットワークを示した図である。 慣習的な無線インタフェースプロトコルを示した図である。 レイヤ2及び3のLTE/UMTSサブレイヤを示した図である。 通信に用いられる無線ベアラを示した図である。 中継の間のデータのパスを示した図である。 本発明の実施形態に係る中継の設定のための方法のステップを示したフローチャートである。 本発明の実施形態に係るデータ中継を示した図である。 一般的なケースにおける中継の設定を示したフローチャートである。 “above MAC”ケースにおける中継のNASシグナリングのための設定を示したフローチャートである。 “above RLC”ケースにおける中継のNASシグナリングのための設定を示したフローチャートである。 一般的なケースにおける中継のデータ中継のための設定を示したフローチャートである。 “above MAC”ケースにおける中継のデータ中継のための設定を示したフローチャートである。 “aboveRLC”ケースにおける中継のデータ中継のための設定を示したフローチャートである。 “above MAC”ケースにおける、ダウンリンク方向のデータ中継を示したフローチャートである。 “above RLC”ケースにおける、ダウンリンク方向のデータ中継を示したフローチャートである。 “above MAC”ケースにおける、アップリンク方向のデータ中継を示したフローチャートである。
図4を参照すると、例えば基地局(例えば、LTEネットワークにおけるeNB(evolved NodeB))等のネットワークノード・エンティティは、ネットワークノード・エンティティeNBと、UE又はRN(relay node、例えば他のUE中継器若しくは基地局)であり得るターゲット・エンティティUETとの間の中継器として用いられるUE UERのために、ベアラ設定を確立する。
ターゲットUETが中継UERの中継を必要とする場合、RB(radio bearers)を、eNBからUETへの(ダウンリンクの場合の)ユーザデータ若しくはUETからeNBへの(アップリンクの場合の)ユーザデータの制御及び伝送を実行するために、適応すべきである。以降の説明においては、ダウンリンクの場合を説明するが、同様の論法をアップリンクの場合に対称的に適用できる。
実施形態において、中継は、2つの無線ベアラ:UETとUERの間の無線ベアラ及びUERとeNBの間の無線ベアラを作成することによって実現される。これらのベアラは、UERにおいて中継される。中継は、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)サブレイヤ(レイヤ2に含まれる高位のサブレイヤ)、又はRLC(Radio Link Control)サブレイヤにおいて処理することが可能である。
UERは、UETからeNBへ、トラヒックを、MAC(Media Access Control)サブレイヤ或いはRLC(Radio Link Control)サブレイヤ(これらサブレイヤの両者は、所謂“レイヤ2”(L2))より上(above)で中継する。トラヒックのセキュリティは、UETとeNBの間のエンド・ツー・エンドなPDCPレイヤによって確保される。このため、ユーザは中継されるデータへはアクセスできない。何故なら、これらデータがレイヤ4〜7(アクセス容易なアプリケーションレイヤ)へは到達しない為である。
通常(中継無しのeNBとUERの間の単なる通信の場合)、幾つかのメッセージが、eNBとUEの間に通信を確立するために専用される。例えば一般に、RRC(Radio Resource Control)シグナリングメッセージが、コネクションの確立及び解放、或いは無線ベアラの確立/再設定(reconfiguration)及び解放のために用いられる。このため、RRCシグナリングメッセージは、とりわけeNBとUEの間の無線ベアラの確立及び再設定に用いられる。
実施形態においては、RRCシグナリングメッセージを、中継に使用される無線ベアラを確立、設定及び再設定するために用いる。これらの無線ベアラは、eNBとUERの間の通信、及びUERとUETの間の通信を伝搬するであろう。
UERは中継のみに用いる専用デバイスでは無いので、RRCシグナリングメッセージをUER用に改良し、以てUERが自身を幾つかの無線ベアラに対する中継器として処理すべきであろうことを解釈可能にする必要がある。このため、新たな情報要素を、RRCシグナリングメッセージへ追加すべきである。例えば、新たな情報要素を、eNBからUERへのRRC Connection Reconfigurationメッセージ中に含めることができる。
図4には、中継無しの無線ベアラの通常使用(図4中のUER<−>ネットワークc−plane及びu−plane)と、中継有りの無線ベアラの使用(図4中のUET<−>ネットワークc−plane及びu−plane)との間の差異が強調されている。
中継を処理する際、eNBとUERの間に用いられる無線ベアラは、中継を実行するために追加された情報を含んでいる。上述した通り、無線ベアラの確立は、新たな情報をRRCシグナリングメッセージに追加することによって処理できる。RRCがレイヤ3のコントロールプレーン・シグナリングを扱うので、中継用の無線ベアラの確立は、レイヤ3プロトコルによって処理される。確立はレイヤ3で処理されるが、データの中継は、レイヤ2で処理され、オプションとして、後述する二者択一的な実装に従い、MACサブレイヤ又はRLCサブレイヤより上(above)で処理される。
図5は、UET、UER及びeNBレイヤを介して中継されるデータのパスを示している。前述した通り、データは、(図5に点線で示す)MAC又はRLCサブレイヤより上(above)で中継される。
中継に先立ち、UEs同士間のシグナリング情報が、UETに関するデータを中継UERを介して搬送可能なようにセットアップされるべきである。例えば、シグナリング情報は、シグナリング・無線ベアラに関するものであり得る。
実施形態において、中継の設定は、2つのステップにおいて処理される。UETへのデータ中継のためのマッピングを設定するステップと、これらデータの搬送に使用する無線ベアラを設定するステップ。
図6は、中継を開始するための設定処理を示している。マッピングステップ及び無線ベアラ設定ステップは、特定の順序では処理されず、マッピングステップが、無線ベアラ設定ステップより先に処理されるか、無線ベアラ設定ステップより後に処理されるか、或いは無線ベアラ設定ステップと同時に処理され得る。
コアネットワークCNは、eNBに対するベアラ設定をセットアップすることによって手順を開始する。このステップは、eNBへ送信されるフィールドeRAB setup request(evolved無線ベアラ用のeRAB)を満たすものである。例えば、eRAB setup requestは、eRAB identification及び/又はQoS(Quality of Service)を含む。
そして、eNBは、UERにて中継を設定するのに必要な制御情報を生成する。この情報は、マッピング設定情報及び無線ベアラ設定情報を含む。例えば、次の情報が生成され得る。
−UERとUETの間の論理チャネルをマッピングするための識別子LC_ID
−UERとUETの間の無線ベアラの設定のための無線ベアラ設定パラメータセット“UER−UET RB config”
−UERとeNBの間の無線ベアラの設定のための無線ベアラ設定パラメータセット“UER−eNB RB config”
そして、これらのデータがUERへ送信される。
そして、UERは、論理チャネルマッッピング及び無線ベアラ設定を行う。例えば、識別子LC_ID_Rが、UERとUETの間の識別子LC_IDを有する論理チャネルを指定するように、eNBとUERの間の論理チャネルへ割り当てられ得る。これらの識別子LC_ID_R及びLC_IDは、RRCシグナリングメッセージ中に含まれ、以て論理チャネルマッピングを行うための情報を提供する。RRCシグナリングメッセージにおけるUER−UET RB設定及びUER−eNB RB設定のパラメータは、無線ベアラ設定のための情報をさらに提供する。
設定の後、データ中継を、UERレイヤ2を介して行うことが可能である。
当然のことながら、識別子LC_IDは、UERとUETの間の論理チャネルを指定可能であるが、識別子LC_ID_Rは、UERにてeNBからUET宛てのデータと共に受信された場合、受信したデータを転送するために、UERによりUERとUETの間の論理チャネルを指定するものとして解釈される。逆に、識別子LC_ID_Rは、UERとeNBの間の論理チャネルを指定可能であるが、識別子LC_IDは、UERにてUETからeNB宛てのデータと共に受信された場合、受信したデータを転送するために、UERによりUERとeNBの間の論理チャネルを指定するものとして解釈される。
要するに、図6を参照すると、第1ステップS1において、コアネットワークCNは、無線ベアラ設定のセットアップを定義し、eRAB setupのための要求ReqをeNB(eNodeB)へ送信する。要求Reqを受信した際、第2ステップS2において、eNBは、以下のものを生成する。
−論理チャネルマッピングのための識別子LC_ID_R及びLC_ID
−ターゲット・エンティティUETと中継エンティティUERの間の無線ベアラの設定のためのパラメータセット設置UER_UET RB config
−eNBと中継エンティティUERの間の無線ベアラの設定のためのパラメータセット設置UER_eNB RB config
そして、識別子及びパラメータセットは、例えばRRC(Radio Resource Control) Connection Reconfigurationメッセージ等のメッセージのコンテンツ中において、中継エンティティUERへ送信される(図6中の矢印符号“Param”)。有利にも、この種のメッセージは既に存在し、本発明を難解な改修の必要無く実施することができる。ステップS3において、中継エンティティUERは、UERとUETの間の論理チャネルのマッピングを行い、この論理チャネルは、識別子LC_IDを有している。また、無線ベアラが、ターゲット・エンティティと中継エンティティの間(UER−UET RB)、及びeNodeBと中継エンティティの間(UER−eNB RB)に設定される。
この設定の後、システムは、eNBとターゲットUETの間で転送すべきデータが、後述し且つ図7に示す如く中継UERを介して中継されるように策定される。
図7は、データ中継を示している。レイヤ2(L2)は、3つのサブレイヤ:PDCPサブレイヤ、RLCサブレイヤ及びMACサブレイヤへ細分化される。
各レベルにおいて、2つのエンティテイ(例えば、eNB及びUER)が、レイヤプロトコル(PDCP、RLC又はMACプロトコル)を介しPDU(Protocol Data Units)を伝送することによって相互作用する。この“伝送”とは、実際には要約である(実際、データは、物理レイヤ、例えばレイヤ1を介して物理的に送出すべく、下位レイヤを経由してカプセル化される)。
実施形態において、データはMACサブレイヤより上で中継される。これは、MAC PDUがRLCサブレイヤレベルで転送されることを意味する。
他の実施形態において、データは、RLCサブレイヤより上で中継される。これは、RLC PDUがPDCPサブレイヤレベルで転送されることを意味する。この実施形態は、図7に点線で示されている。
両者のケースにおいて、データは、
−UERとeNBの間の識別子“LC_ID_R”によって、及び
−UERとUETの間の識別子“LC_ID”によって、
マッピングされる。
設定ステップS1、S2、S3は上述したマッピング設定を提供するので、中継エンティティUERは、“LC_ID_R”により識別されるデータをターゲット・エンティティUET(これは、ネットワークにおける端末、又は例えば幾つかの中継ノードを経由して通信をホッピングする他の中継ノードであり得る)へ転送すべきものと解釈できる。
実施形態において、UERは、UETを伴うNAS(Non−Access Stratum)シグナリングを中継するために用いられる。Non−Access Stratumシグナリングは、他のノードを介したUEの移動(mobility)を可能にする。このような実施形態において、UETは、eNBレンジの範囲外に存在する場合であってもシグナルされる。
上述した通り、中継はMACサブレイヤ又はRLCサブレイヤより上で実行することが可能である。図8Aは、NASシグナリングを全体的に示し、図8B及び図8Cは、above MACケース及びabove RLCケースをそれぞれ示している。これら図面は、本発明の実施のための詳細、特に3GPP LTE規格に関する実施のための詳細を提供するものである。
図8Aにおいて、LTE用のコアネットワークCNの一部であり得るMME(Mobility Management Entity)が、ベアラ設定をセットアップする。このセットアップは、NAS PDU(NASはレイヤ3サブレイヤ)の伝送を可能にする。このような情報により、UERは、中継のためのマッピング設定及び無線ベアラ設定(図8A中のCONFIG)を提供する。このステップは、新たな情報要素(NIE:new information element)を含む中継のためのRRC Connection Reconfigurationの適応を可能にする。
図8B及び図8Cは、above MAC中継とabove RLC中継の差異を示している。3GPP LTE実装において、この差異は、(UER−UET) SRB(2) configフィールド中で部分的に可視化されている。
更なる実施形態において、中継は、UETがUERを介してネットワークへの通信を要求したか、或いはUETがネットワークと通信しつつネットワークのカバレッジ範囲外へ移動したといった理由に因り行われる。上述した通り、中継はMACサブレイヤ又はRLCサブレイヤより上で実行することが可能である。図9Aは、データの中継のための設定手順を全体的に示し、図9B及び図9Cは、above MACケース及びabove RLCケースをそれぞれ示している。これら図面は、本発明の実施のための詳細、特に3GPP LTE規格に関する実施のための詳細を提供するものである。図9B及び図9Cは、above MAC中継とabove RLC中継の差異を示している。3GPP LTE実装において、この差異は、(UER−UET) RBconfigフィールド中で部分的に可視化されている。
図10A及び図10Bは、それぞれ、above MACケース及びabove RLCケースにおいてデータ中継を行うための予想される実装を示している。SDU(Service Data Unit)は、OSIレイヤから上位レイヤへ伝えられ、且つ下位レイヤが未だPDU(protocol data unit)へはカプセル化していないデータの具体的な単位である。MACサブレイヤはRLCサブレイヤよりも下位のサブレイヤであるので、MAC PDUはRLC PDUに含まれる。フラグは、UERがデータを中継するためのMAC PDUに含まれる。
図10A〜図11において、FLAG 2は、UERに対し、このMAC PDUに含まれるMACデータが中継を介したUET宛てである旨を示すために用いられる。FLAG 1は、中継無しで用いられる“通常”フラグであり、以てUETに、MAC PDUに含まれるデータをあたかもeNBから直接到来したかのように受信させるものである。前述した通り、データは、UERとeNBの間のFLAG 2により、且つUERとUETの間のFLAG 1によりマッピングされる。設定ステップがマッピング設定を提供するので、UERは、FLAG 2により識別されるデータを解釈して簡易に転送することが可能である。これら図面は、本発明の実施のための詳細、特に3GPP LTE規格に関する実施のための詳細を提供するものである。図11は、アップリンクの場合における本発明の実施のための詳細、特に特に3GPP LTE規格に関する実施のための詳細を提供するものである。
よって、要するに、本発明は、実施形態において、中継エンティティUERを用いたターゲット・エンティティUETへのデータ中継のために、無線ベアラ設定と共に論理チャネルマッピング設定を、RAN(Radio Access Network)へ提供することを提案するものである。実施形態において、本発明は、無線ベアラ設定が中継目的で行われることを意味する追加情報(例えば、識別子LC_IDの追加)を提供する。このような情報は、少なくとも、既存のRRC(Radio Resource Control) Connection Reconfigurationメッセージに含めることができる。
実施形態において、本発明は、“above MAC”(図7の平坦線)又は“above RLC”(図7の点線)データ中継設定を、例えばネットワークにおいて初めに決定され得る最適化の選択に応じて提供する。勿論、このような選択は、中継エンティティの能力及び/又は構造にも依存し得る。
さらに、RANがabove RLC設定を提供しない場合に、UERがabove MACデータ中継を行うことができる。UERにおけるこの実装の選択は、無線ベアラのQoS(quality of service)により指示することができる。
ダウンリンク方向のために、中継エンティティUERは、特定の識別子(例えば、前述したようなLC_ID)を用いてフラグされる論理チャネル上で受信したデータを、既定の論理チャネルマッピング設定通りに次ホップの論理チャネルへ転送する。上述したようにネットワークにより設定されなければ、“above MAC”又は“above RLC”データ中継を、上述した通り、UER能力及び/又は構造に応じたオプションとすることができる。UERが“above RLC”データ中継を行う場合、PDCPデータは、UERから次ホップのUET(更なるターゲットのための中継器であり得る)へ伝搬される。UERが“above MAC” データ中継を行う場合、RLCデータが次ホップのUETへ伝搬される。
アップリンク方向のために、UERは、ネットワークへ向かう論理チャネル上で受信したデータを、受信済みの論理チャネルマッピング設定の通りに設定された中継ベアラの特定の識別子(例えば、LC_ID)で識別される論理チャネルを用いて、透過的に(すなわち、デコードすること無く)転送する。
勿論、同一のUEが幾つかの通信を中継することが可能である。よって、そのために、幾つかの識別子LC_IDを(到達すべき各UEターゲットのための論理チャネルと共に)用いることが可能である。また、同一の通信を幾つかのUE(幾つかの連続的な論理チャネルを生成すること)によって中継し、そのために、幾つかの識別子LC_IDを用いることが可能である。
本発明は、コンピュータプログラムへ組み込むこともできる。このコンピュータプログラムは、ここに説明した方法の実施を可能にし、且つ情報処理システム(例えば、UE UER)においてロードされた場合、情報処理システムにこれを実施させる全ての特徴を含む。本コンテキストにおけるコンピュータプログラム手段又はコンピュータプログラムは、情報処理能力を有するシステムに特定の機能を直接或いは他の言語へ変換した後に実行させる命令群の、任意の表現、任意の言語におけるコード又は表記を意味する。このようなコンピュータプログラムは、データ、命令、メッセージ若しくはメッセージパケットを可能にするコンピュータ又は機械可読媒体、並びに媒体から読み出される他の機械可読情報へ記憶することが可能である。コンピュータ又は機械可読媒体は、ROM、フラッシュメモリ、ディスク・ドライブメモリ、CD−ROM及び他の恒久的な記憶装置等の不揮発メモリを含み得る。加えて、コンピュータ又は機械可読媒体は、例えば、RAM、バッファ、キャッシュメモリ及びネットワーク回路等の揮発性の記憶装置を含み得る。さらに、コンピュータ又は機械可読媒体は、ネットワークリンク及び/又はネットワークインタフェース等のコンピュータ又は機械可読情報を含み得て、これらネットワークリンク及び/又はネットワークインタフェースは、有線ネットワーク若しくは無線ネットワークを含み、デバイスがこのようなコンピュータ又は機械可読情報を読出可能にするものである。
“備える(comprise)”、“含む(include)”、“組み込む(incorporate)”、“包含する(contain)”、“である(is)”及び“有する(have)”といった表現は、説明及びこれに関連したクレームを解釈するに際して非排他的な方法で構築されている、すなわち、明確に定義されたものだけでは無く、存在し得る他のアイテム又はコンポーネントを許容するために構築されている。単数への参照は複数への参照であるようにも構築され、その逆もしかりである。
現段階で本発明の好適な実施形態であると考えられるものと示し且つ説明したが、当然のことながら、当業者によれば、本発明の真の範囲を逸脱すること無く、種々の他の変更が成され得て、同等のものが代替となり得る。加えて、多くの変更が、ここに説明した主要な発明概念を逸脱すること無く、特定の状況を本発明の技術へ適応させるために成され得る。さらに、本発明の実施形態は、上述した特徴の全てを含むものではないかもしれない。このため、本発明は、開示した特定の実施形態に限定されるものでは無く、広く既定したような発明の範囲内にある全ての実施形態を含むことを意図するものである。
当業者は、説明に開示した種々のパラメータが変更され得て、開示及び/又はクレームされる種々の実施形態が本発明の範囲を逸脱すること無く組み合わせられ得ることを容易に理解するであろう。
<参照による援用>
この出願は、2012年10月19日に出願された欧州特許出願EP 12306301.8号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (6)

  1. UE(user equipment)によって実行される方法であり且つ前記UEがネットワークノード・エンティティと他のUEとの間の中継通信をサポートする方法であって、
    前記ネットワークノード・エンティティと中継通信をサポートする前記UEとの間のコネクションを識別するための第1のレイヤ2識別子を含む情報を、前記ネットワークノード・エンティティから受信し、
    前記第1のレイヤ2識別子、及び、中継通信をサポートする前記UEと前記他のUEとの間のダイレクトリンクを識別するための第2のレイヤ2識別子をマッピングし、
    前記第2のレイヤ2識別子に基づいて、前記他のUEとの間で通信する、
    方法。
  2. 前記第1のレイヤ2識別子は、前記ダイレクトリンクを介した通信におけるデータの送信元を識別する送信元レイヤ2識別子である、
    請求項1記載の方法。
  3. 前記第2のレイヤ2識別子は、前記ダイレクトリンクを介した通信におけるデータの送信先を識別する送信先レイヤ2識別子である、
    請求項1記載の方法。
  4. ネットワークノード・エンティティと他のUE(user equipment)との間の中継通信をサポートするUEであって、
    前記ネットワークノード・エンティティと中継通信をサポートする前記UEとの間のコネクションを識別するための第1のレイヤ2識別子を含む情報を、前記ネットワークノード・エンティティから受信する通信回路と、
    前記第1のレイヤ2識別子、及び、中継通信をサポートする前記UEと前記他のUEとの間のダイレクトリンクを識別するための第2のレイヤ2識別子をマッピングするプロセッサと、
    を具備し、
    前記通信回路は、前記第2のレイヤ2識別子に基づいて、前記他のUEとの間で通信する、
    UE。
  5. 前記第1のレイヤ2識別子は、前記ダイレクトリンクを介した通信におけるデータの送信元を識別する送信元レイヤ2識別子に対応する、
    請求項4記載のUE。
  6. 前記第2のレイヤ2識別子は、前記ダイレクトリンクを介した通信において送信されたデータの送信先を識別する送信先レイヤ2識別子に対応する、
    請求項4記載のUE。
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