JP2018064205A - アクティブアンテナシステムおよび信号処理モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】故障時の復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができるアクティブアンテナシステムおよび信号処理モジュールを提供する。【解決手段】複数のアンテナ素子6と複数のアンテナ素子が内部に設けられたアンテナ本体5とアンテナ本体の内部に着脱自在に取り付けられ、複数のアンテナ素子により送受信される無線信号の処理を行う複数の信号処理モジュール10とを備える。アンテナ本体は、複数のアンテナ素子が収納されているアンテナ収納部71とアンテナ収納部に対して無線信号の送受信方向と反対側に配置され、所定数の信号処理モジュールを収容可能なモジュール収納部72とモジュール収納部においてアンテナ収納部側に配置され、かつ、所定数の信号処理モジュールが送受信方向に向かって配置された所定数のコネクタ部とを備える。モジュール収納部は送受信方向およびその反対方向を除く方向から信号処理モジュールを出し入れできるように開口している。【選択図】図8
Description
本発明は、アクティブアンテナシステムおよび信号処理モジュールに関する。
近年、携帯電話等に用いられる無線通信システムにおいては、スマートフォン等の普及により、通信エリアの拡大や通信容量の拡張に対する要求が高まっている。そこで、高周波送受信機の機能を内蔵したアクティブアンテナシステムの基地局装置への利用が検討されている。
アクティブアンテナシステムは、複数のアンテナ素子と、各アンテナ素子により送受信される無線信号をそれぞれ処理する複数の信号処理部とを備えている。このため、アンテナ素子ごとに送受信される無線信号を制御することができ制御性に優れており、この優れた制御性を利用して通信環境を向上し得る新たなサービスの提供が可能となる(例えば、特許文献1参照)。
アクティブアンテナシステムは、複数のアンテナ素子と、各アンテナ素子により送受信される無線信号をそれぞれ処理する複数の信号処理部とを備えている。このため、アンテナ素子ごとに送受信される無線信号を制御することができ制御性に優れており、この優れた制御性を利用して通信環境を向上し得る新たなサービスの提供が可能となる(例えば、特許文献1参照)。
上記アクティブアンテナシステムにおける複数の信号処理部は、複数のアンテナ素子と一体に構成されているため、これらのアンテナ素子と共にビルの屋上や鉄塔上などの高所に支柱等を介して設置される。
このため、1つの信号処理部が故障した場合には、その故障した信号処理部だけでなく他の信号処理部および複数のアンテナ素子も含めて丸ごと交換する必要がある。このため、システムの復旧作業は大掛かりな高所作業となり、その作業に時間が掛かる上に安全対策のために多数の作業者が必要になる。
このため、1つの信号処理部が故障した場合には、その故障した信号処理部だけでなく他の信号処理部および複数のアンテナ素子も含めて丸ごと交換する必要がある。このため、システムの復旧作業は大掛かりな高所作業となり、その作業に時間が掛かる上に安全対策のために多数の作業者が必要になる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、故障時の復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができるアクティブアンテナシステムおよび信号処理モジュールを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るアクティブアンテナシステムは、複数のアンテナ素子と、複数の前記アンテナ素子が内部に設けられたアンテナ本体と、前記アンテナ本体の内部にそれぞれ着脱自在に取り付けられ、前記複数のアンテナ素子それぞれにより送受信される無線信号の処理を行う複数の信号処理モジュールと、を備え、前記アンテナ本体は、前記複数のアンテナ素子が収納されているアンテナ収納部と、前記アンテナ収納部に対して前記無線信号の送受信方向と反対側に配置され、所定数の前記信号処理モジュールを収容可能なモジュール収納部と、前記モジュール収納部において前記アンテナ収納部側に配置され、かつ前記所定数の信号処理モジュールそれぞれが前記送受信方向に向かって差し込まれるように配置された所定数のコネクタ部と、を備え、前記モジュール収納部は、前記送受信方向およびその反対方向を除く方向から、前記信号処理モジュールを出し入れできるように開口している、アクティブアンテナシステムである。
本発明の一態様に係る信号処理モジュールは、アクティブアンテナシステムのアンテナ素子により送受信される無線信号の処理を行う信号処理モジュールであって、前記アンテナ素子が内部に設けられたアンテナ本体に対して着脱自在に取り付けられるモジュール本体と、前記モジュール本体の一側面に設けられ、当該モジュール本体の内部の発熱を外部へ放熱するための放熱部と、前記モジュール本体の前記一側面と反対側の他側面に設けられ、当該モジュール本体を前記アンテナ本体に取り付ける際にガイドされる被ガイド部と、を備える信号処理モジュールである。
本発明の一態様に係る信号処理モジュールは、アクティブアンテナシステムのアンテナ素子により送受信される無線信号の処理を行う信号処理モジュールであって、前記アンテナ素子が内部に設けられたアンテナ本体に対して着脱自在に取り付けられるモジュール本体と、前記モジュール本体の側面に設けられ、当該モジュール本体の内部の発熱を外部へ放熱するための放熱部と、前記モジュール本体を前記アンテナ本体に取り付ける際に、前記放熱部の外側方を通過するように前記モジュール本体に対して揺動操作される操作レバーと、を備え、前記モジュール本体が前記アンテナ本体に取り付けられた状態における前記操作レバーの揺動位置は、前記放熱部の外側方から外れた位置となる、信号処理モジュールである。
本発明によれば、故障時の復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができる。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施形態に係るアクティブアンテナシステムは、複数のアンテナ素子と、複数の前記アンテナ素子が内部に設けられたアンテナ本体と、前記アンテナ本体の内部にそれぞれ着脱自在に取り付けられ、前記複数のアンテナ素子それぞれにより送受信される無線信号の処理を行う複数の信号処理モジュールと、を備え、前記アンテナ本体は、前記複数のアンテナ素子が収納されているアンテナ収納部と、前記アンテナ収納部に対して前記無線信号の送受信方向と反対側に配置され、所定数の前記信号処理モジュールを収容可能なモジュール収納部と、前記モジュール収納部において前記アンテナ収納部側に配置され、かつ前記所定数の信号処理モジュールそれぞれが前記送受信方向に向かって差し込まれるように配置された所定数のコネクタ部と、を備え、前記モジュール収納部は、前記送受信方向およびその反対方向を除く方向から、前記信号処理モジュールを出し入れできるように開口している。
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施形態に係るアクティブアンテナシステムは、複数のアンテナ素子と、複数の前記アンテナ素子が内部に設けられたアンテナ本体と、前記アンテナ本体の内部にそれぞれ着脱自在に取り付けられ、前記複数のアンテナ素子それぞれにより送受信される無線信号の処理を行う複数の信号処理モジュールと、を備え、前記アンテナ本体は、前記複数のアンテナ素子が収納されているアンテナ収納部と、前記アンテナ収納部に対して前記無線信号の送受信方向と反対側に配置され、所定数の前記信号処理モジュールを収容可能なモジュール収納部と、前記モジュール収納部において前記アンテナ収納部側に配置され、かつ前記所定数の信号処理モジュールそれぞれが前記送受信方向に向かって差し込まれるように配置された所定数のコネクタ部と、を備え、前記モジュール収納部は、前記送受信方向およびその反対方向を除く方向から、前記信号処理モジュールを出し入れできるように開口している。
上記アクティブアンテナシステムによれば、複数のアンテナ素子が設けられたアンテナ本体に対して、無線信号の処理を行う複数の信号処理モジュールがそれぞれ着脱自在に取り付けられる。このため、1つの信号処理モジュールが故障したときには、その故障した信号処理モジュールをアンテナ本体から取り外すことで、新しい信号処理モジュールをアンテナ本体に取り付けることができる。これにより、従来のようにアンテナシステム全体を交換する場合に比べて、故障時の復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができる。
また、モジュール収納部は、無線信号の送受信方向およびその反対方向を除く方向から、信号処理モジュールを出し入れできるように開口しているので、アンテナ本体の支柱への取り付け方向を上記送受信方向と反対方向にすることができ、かつ信号処理モジュールを、上記支柱と干渉したり、無線信号の送受信を妨げたりすることなく、モジュール収納部に出し入れすることができる。
さらに、コネクタ部は、モジュール収納部において、アンテナ素子が収納されているアンテナ収納部側に配置され、かつ信号処理モジュールが上記送受信方向に向かって差し込まれるように配置されているので、アンテナ素子と信号処理モジュールとの配線長を可及的に短くすることができる。
さらに、コネクタ部は、モジュール収納部において、アンテナ素子が収納されているアンテナ収納部側に配置され、かつ信号処理モジュールが上記送受信方向に向かって差し込まれるように配置されているので、アンテナ素子と信号処理モジュールとの配線長を可及的に短くすることができる。
(2)前記アクティブアンテナシステムにおいて、前記アンテナ本体は、前記信号処理モジュールの前記送受信方向への移動を案内するガイド部をさらに備えるのが好ましい。この場合、信号処理モジュールをコネクタ部に容易に差し込むことができる。
(3)前記アクティブアンテナシステムにおいて、前記アンテナ本体は、前記送受信方向に対して直交する横方向に並列に配置された複数の前記モジュール収納部を備えるのが好ましい。
この場合、横方向に並列に配置された複数のモジュール収納部に、複数の信号処理モジュールを振り分けて収納することができるので、単一のモジュール収納部に全ての信号処理モジュールを上下方向に配列して収納する場合に比べて、信号処理モジュールの収納位置を低くすることができる。これにより、各信号処理モジュールの交換を容易に行うことができる。
この場合、横方向に並列に配置された複数のモジュール収納部に、複数の信号処理モジュールを振り分けて収納することができるので、単一のモジュール収納部に全ての信号処理モジュールを上下方向に配列して収納する場合に比べて、信号処理モジュールの収納位置を低くすることができる。これにより、各信号処理モジュールの交換を容易に行うことができる。
(4)前記アクティブアンテナシステムにおいて、前記アンテナ本体は、前記モジュール収納部を前記横方向に並列に2つ配置し、かつ前記各モジュール収納部に、前記送受信方向に対して直交する上下方向に複数の前記信号処理モジュールを配列して収納可能であるのが好ましい。
この場合、複数の信号処理モジュールを2つのモジュール収納部に振り分けて収納することができるので、各モジュール収納部において上下方向に配列される信号処理モジュールの個数を低減することができる。これにより、各モジュール収納部の最上端に配置される信号処理モジュールが、その下側に配置された他の信号処理モジュールからの発熱によって温度上昇するのを効果的に抑制することができる。
この場合、複数の信号処理モジュールを2つのモジュール収納部に振り分けて収納することができるので、各モジュール収納部において上下方向に配列される信号処理モジュールの個数を低減することができる。これにより、各モジュール収納部の最上端に配置される信号処理モジュールが、その下側に配置された他の信号処理モジュールからの発熱によって温度上昇するのを効果的に抑制することができる。
(5)前記アクティブアンテナシステムにおいて、前記アンテナ本体は、前記モジュール収納部を前記横方向に並列に2つ配置するとともに前記2つのモジュール収納部を互いに逆方向に開口するように配置し、前記各モジュール収納部に配置された前記コネクタ部は、複数の端子接続部を有し、前記2つのモジュール収納部にそれぞれ配置された前記コネクタ部同士は、互いに前記複数の端子接続部が前記送受信方向に対して直交する上下方向において上下逆さまとなるように配置されているのが好ましい。
この場合、信号処理モジュールを上下反転させることで、両モジュール収納部に配置されたコネクタ部のいずれにも同じ信号処理モジュールを接続することができる。
この場合、信号処理モジュールを上下反転させることで、両モジュール収納部に配置されたコネクタ部のいずれにも同じ信号処理モジュールを接続することができる。
(6)前記アクティブアンテナシステムにおいて、前記アンテナ本体は、前記横方向に隣接する前記モジュール収納部を仕切る仕切部をさらに備え、前記仕切部はフレーム構造体であるのが好ましい。
この場合、仕切部の重量はパネル構造体に比べて小さくなるので、アンテナ本体を軽量化することができる。
この場合、仕切部の重量はパネル構造体に比べて小さくなるので、アンテナ本体を軽量化することができる。
(7)前記アクティブアンテナシステムにおいて、前記アンテナ本体は、前記信号処理モジュールの前記送受信方向への移動を案内するガイド部をさらに備え、前記仕切部は、少なくとも前記送受信方向に延びるフレームを有し、前記フレームは、前記ガイド部を兼ねているのが好ましい。
この場合、仕切部のフレームが、信号処理モジュールの上記送受信方向への移動を案内するガイド部を兼ねるので、アンテナ本体の部品点数が少なくなり、アンテナ本体をさらに軽量化することができる。
この場合、仕切部のフレームが、信号処理モジュールの上記送受信方向への移動を案内するガイド部を兼ねるので、アンテナ本体の部品点数が少なくなり、アンテナ本体をさらに軽量化することができる。
(8)前記アクティブアンテナシステムにおいて、前記信号処理モジュールは、前記コネクタ部に差し込まれた状態で、当該コネクタ部と前記ガイド部とによって支持されているのが好ましい。
この場合、コネクタ部に差し込まれた信号処理モジュールは、当該コネクタ部に加えてガイド部によっても支持されるので、信号処理モジュールを安定した状態で支持することができる。
この場合、コネクタ部に差し込まれた信号処理モジュールは、当該コネクタ部に加えてガイド部によっても支持されるので、信号処理モジュールを安定した状態で支持することができる。
(9)前記アクティブアンテナシステムにおいて、前記アンテナ本体における、前記送受信方向に対して直交する横方向の断面外形が円形であるのが好ましい。
この場合、アンテナ本体の上記断面外形を、従来の汎用形状と同じ円形にすることができるので、アンテナ本体の美観を維持することができる。
この場合、アンテナ本体の上記断面外形を、従来の汎用形状と同じ円形にすることができるので、アンテナ本体の美観を維持することができる。
(10)前記アクティブアンテナシステムにおいて、前記アンテナ本体は、円弧筒状の側壁部を備え、前記信号処理モジュールは、当該信号処理モジュールが前記コネクタ部に差し込まれた状態で前記側壁部に対応する位置に配置されるとともに、当該信号処理モジュールの内部の発熱を外部へ放熱するための放熱部を有し、前記放熱部における前記横方向の断面外形のうち前記側壁部に対応する部分は、当該側壁部の内周面に沿うように円弧状に形成されているのが好ましい。
この場合、信号処理モジュールの放熱部の放熱面積をアンテナ本体の断面外形に合わせて可及的に大きくすることができるので、放熱部の放熱効率を高めることができる。
この場合、信号処理モジュールの放熱部の放熱面積をアンテナ本体の断面外形に合わせて可及的に大きくすることができるので、放熱部の放熱効率を高めることができる。
(11)前記アクティブアンテナシステムにおいて、前記信号処理モジュールは、当該信号処理モジュールを前記コネクタ部に差し込む際に、前記放熱部の前記断面外形の外側方を通過するように揺動操作される操作レバーを有し、前記信号処理モジュールが前記コネクタ部に差し込まれた状態における前記操作レバーの揺動位置は、前記放熱部の前記断面外形の外側方から外れた位置となるのが好ましい。
この場合、信号処理モジュールがコネクタ部に差し込まれた状態で、放熱部の断面外形とアンテナ本体の側壁部との間に操作レバーの配置スペースを確保する必要がない。これにより、アンテナ本体の横方向の断面外形が大きくなるのを防止することできる。
この場合、信号処理モジュールがコネクタ部に差し込まれた状態で、放熱部の断面外形とアンテナ本体の側壁部との間に操作レバーの配置スペースを確保する必要がない。これにより、アンテナ本体の横方向の断面外形が大きくなるのを防止することできる。
(12)前記アクティブアンテナシステムにおいて、前記アンテナ本体は、前記アンテナ収納部を防水するための防水機構をさらに備えるのが好ましい。この場合、防水機構によってアンテナ収納部に雨水等が浸入するのを防止することができる。
(13)本発明の実施形態に係る信号処理モジュールは、アクティブアンテナシステムのアンテナ素子により送受信される無線信号の処理を行う信号処理モジュールであって、前記アンテナ素子が内部に設けられたアンテナ本体に対して着脱自在に取り付けられるモジュール本体と、前記モジュール本体の一側面に設けられ、当該モジュール本体の内部の発熱を外部へ放熱するための放熱部と、前記モジュール本体の前記一側面と反対側の他側面に設けられ、当該モジュール本体を前記アンテナ本体に取り付ける際にガイドされる被ガイド部と、を備える。
上記信号処理モジュールによれば、アンテナ素子が設けられたアンテナ本体に対して、無線信号の処理を行う信号処理モジュールが着脱自在に取り付けられる。このため、信号処理モジュールが故障したときには、その信号処理モジュールをアンテナ本体から取り外すことで、新しい信号処理モジュールをアンテナ本体に取り付けることができる。したがって、従来のようにアンテナシステム全体を交換する場合に比べて、故障時の復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができる。
また、モジュール本体において、放熱部が設けられた一側面に対して反対側となる他側面に被ガイド部を設けたので、この被ガイド部によってモジュール本体をアンテナ本体に容易に取り付けることができる。
また、モジュール本体において、放熱部が設けられた一側面に対して反対側となる他側面に被ガイド部を設けたので、この被ガイド部によってモジュール本体をアンテナ本体に容易に取り付けることができる。
(14)本発明の実施形態に係る信号処理モジュールは、アクティブアンテナシステムのアンテナ素子により送受信される無線信号の処理を行う信号処理モジュールであって、前記アンテナ素子が内部に設けられたアンテナ本体に対して着脱自在に取り付けられるモジュール本体と、前記モジュール本体の側面に設けられ、当該モジュール本体の内部の発熱を外部へ放熱するための放熱部と、前記モジュール本体を前記アンテナ本体に取り付ける際に、前記放熱部の外側方を通過するように前記モジュール本体に対して揺動操作される操作レバーと、を備え、前記モジュール本体が前記アンテナ本体に取り付けられた状態における前記操作レバーの揺動位置は、前記放熱部の外側方から外れた位置となる。
上記信号処理モジュールによれば、上記(13)の信号処理モジュールと同様に、故障時の復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができる。また、モジュール本体がアンテナ本体に取り付けられた状態で、放熱部の外側方に操作レバーの配置スペースを確保する必要がないので、信号処理モジュール全体をアンテナ本体に対してコンパクトに取り付けることができる。
(15)前記信号処理モジュールにおいて、前記操作レバーの揺動方向が、前記モジュール本体を前記アンテナ本体に取り付ける取り付け方向と同じ方向であるのが好ましい。
この場合、モジュール本体をアンテナ本体に取り付ける際に、操作レバーの誤操作を抑制することができる。
この場合、モジュール本体をアンテナ本体に取り付ける際に、操作レバーの誤操作を抑制することができる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づき詳細に説明する。
<無線基地局装置について>
図1は、本発明の一実施形態に係るアクティブアンテナシステムを備えた無線基地局装置の一部を示すブロック図である。図中、無線基地局装置1は、他の通信装置との間で無線通信を行う通信装置としての機能を有しており、リモートレディオヘッド(RRH)2と、RRH2に信号伝送路3を介して接続されたアクティブアンテナシステム4(以下、単にアンテナシステム4ともいう)とを備えている。
以下、本発明の実施形態について添付図面に基づき詳細に説明する。
<無線基地局装置について>
図1は、本発明の一実施形態に係るアクティブアンテナシステムを備えた無線基地局装置の一部を示すブロック図である。図中、無線基地局装置1は、他の通信装置との間で無線通信を行う通信装置としての機能を有しており、リモートレディオヘッド(RRH)2と、RRH2に信号伝送路3を介して接続されたアクティブアンテナシステム4(以下、単にアンテナシステム4ともいう)とを備えている。
RRH2は、無線通信によって送受信される送受信信号に対して各種信号処理を行うものである。RRH2は、上流側から与えられるデジタルの送信信号に対して各種信号処理を行うことでアナログの無線周波数の信号に変換する機能を有している。RRH2は、変換したアナログの無線周波数の送信信号を信号伝送路3を介してアンテナシステム4に与える。
また、RRH2は、信号伝送路3を介してアンテナシステム4から与えられる無線周波数の受信信号に対して各種信号処理を行うことでデジタルの受信信号に変換する機能を有している。RRH2は、変換したデジタルの受信信号を上流側に与える。
なお、本実施形態では、アンテナシステム4は信号伝送路3を介してRRH2に接続されているが、小型基地局(無線機)やベースバンドユニット(BBU)に接続されていてもよい。
なお、本実施形態では、アンテナシステム4は信号伝送路3を介してRRH2に接続されているが、小型基地局(無線機)やベースバンドユニット(BBU)に接続されていてもよい。
アンテナシステム4は、RRH2よりも高所(ビルの屋上や鉄塔上など)に設置されている。アンテナシステム4は、アンテナ本体5の内部に収納された、無線周波数の信号を送受信するためアンテナ素子6を複数(図例では8個)備えており、無線基地局装置1が他の通信装置との間で無線通信を行う際に、当該無線通信に係る無線信号を送受信する機能を有している。
アンテナシステム4は、RRH2から与えられる無線周波数の信号を、複数のアンテナ素子6それぞれに対応して分配し、各アンテナ素子6から無線信号として送信する。また、アンテナシステム4は、複数のアンテナ素子6が無線信号として受信する無線周波数の信号を合成し、合成した無線周波数の信号をRRH2に与える。
このように、無線基地局装置1は、デジタルの送信信号を無線周波数の信号に変換して他の通信装置に送信するとともに、他の通信装置が送信した無線周波数の信号を受信し、他の通信装置からの受信信号を取得する。
このように、無線基地局装置1は、デジタルの送信信号を無線周波数の信号に変換して他の通信装置に送信するとともに、他の通信装置が送信した無線周波数の信号を受信し、他の通信装置からの受信信号を取得する。
<アンテナシステムについて>
図2は、アンテナシステム4の設置状態を示す斜視図である。アンテナシステム4は、支柱90の上方に支持された上記アンテナ本体5を備えている。
アンテナ本体5は、アンテナ素子6による無線信号の送受信方向が、図中の白抜き矢印で示す方向となるように配置されている。
図2は、アンテナシステム4の設置状態を示す斜視図である。アンテナシステム4は、支柱90の上方に支持された上記アンテナ本体5を備えている。
アンテナ本体5は、アンテナ素子6による無線信号の送受信方向が、図中の白抜き矢印で示す方向となるように配置されている。
図3は、アンテナシステム4のブロック構成図である。
アンテナシステム4は、上記アンテナ本体5および複数のアンテナ素子6と、インターフェース部(I/F)7と、制御部8と、分配合成器9と、複数の信号処理モジュール10とを有している。
アンテナシステム4は、上記アンテナ本体5および複数のアンテナ素子6と、インターフェース部(I/F)7と、制御部8と、分配合成器9と、複数の信号処理モジュール10とを有している。
インターフェース部7は、信号伝送路3を介してRRH2との間で行われる信号通信に関する処理を行う機能を有している。インターフェース部7は、RRH2から信号伝送路3を介した通信によって通信データが与えられると、その通信データに含まれる無線周波数の送信信号を分配合成器9に与える。また、インターフェース部7は、通信データに含まれる制御信号を制御部8に与える。
インターフェース部7は、分配合成器9から無線周波数の受信信号が与えられると、その受信信号を、信号伝送路3を介した通信によってRRH2に与える。
制御部8は、RRH2から与えられる制御信号に基づいて、各信号処理モジュール10の移相器16A,16B(後述)をそれぞれ制御するものである。
制御部8は、RRH2から与えられる制御信号に基づいて、各信号処理モジュール10の移相器16A,16B(後述)をそれぞれ制御するものである。
分配合成器9は、RRH2から与えられる無線周波数の送信信号を複数のアンテナ素子6それぞれに対応して分配し、分配した送信信号を複数の信号処理モジュール10に与える。
また、分配合成器9は、複数のアンテナ素子6が無線信号として受信した受信信号を合成し、合成した無線周波数の受信信号をインターフェース部7に与える。
また、分配合成器9は、複数のアンテナ素子6が無線信号として受信した受信信号を合成し、合成した無線周波数の受信信号をインターフェース部7に与える。
複数の信号処理モジュール10は、複数のアンテナ素子6それぞれにより送受信される無線周波数の信号(無線信号)の処理を行う。本実施形態における各信号処理モジュール10には1個のアンテナ素子6がそれぞれ接続されている。
各信号処理モジュール10は、その上流側の機器である分配合成器9との間で無線信号を入出力するための第1入出力端子11と、各アンテナ素子6との間で前記無線信号を入出力するための第2入出力端子12とを有する。
各信号処理モジュール10は、その上流側の機器である分配合成器9との間で無線信号を入出力するための第1入出力端子11と、各アンテナ素子6との間で前記無線信号を入出力するための第2入出力端子12とを有する。
また、各信号処理モジュール10は、上記制御信号を入力するための制御用端子13を有する。
なお、各信号処理モジュール10は、上記端子11〜13以外に、信号処理モジュール10に電力を供給する電源用端子や、信号処理モジュール10の動作状態を監視制御するための監視制御用端子なども有するが、ここでは説明の便宜上、図示を省略する。
なお、各信号処理モジュール10は、上記端子11〜13以外に、信号処理モジュール10に電力を供給する電源用端子や、信号処理モジュール10の動作状態を監視制御するための監視制御用端子なども有するが、ここでは説明の便宜上、図示を省略する。
<信号処理モジュールのブロック構成について>
図4は、信号処理モジュール10のブロック構成図である。
本実施形態の信号処理モジュール10は、信号処理部14を有する。信号処理部14は、第1および第2共用器15A,15Bと、第1および第2移相器16A,16Bと、第1および第2増幅器17A,17Bとを有する。
図4は、信号処理モジュール10のブロック構成図である。
本実施形態の信号処理モジュール10は、信号処理部14を有する。信号処理部14は、第1および第2共用器15A,15Bと、第1および第2移相器16A,16Bと、第1および第2増幅器17A,17Bとを有する。
第1共用器15Aは、第1移相器16Aおよび第2移相器16Bに対して第1入出力端子11を共用可能に接続している。つまり、第1入出力端子11は、第1共用器15Aを介して第1移相器16Aおよび第2移相器16Bの両方に接続されている。
第2共用器15Bは、第1増幅器17Aおよび第2増幅器17Bに対して第2入出力端子12を共用可能に接続している。つまり、第2入出力端子12は、第2共用器15Bを介して第1増幅器17Aおよび第2増幅器17Bの両方に接続されている。
第2共用器15Bは、第1増幅器17Aおよび第2増幅器17Bに対して第2入出力端子12を共用可能に接続している。つまり、第2入出力端子12は、第2共用器15Bを介して第1増幅器17Aおよび第2増幅器17Bの両方に接続されている。
第1共用器15Aは、第1入出力端子11から入力された無線信号(無線周波数の送信信号)を第1移相器16Aに与える。その際、第1入出力端子11は、第1移相器16Aに位相調整等の処理前の無線信号を入力するための入力端子として機能する。
第1移相器16Aは、制御用端子13から入力された制御信号に基づいて第1共用器15Aから与えられた送信信号の位相を調整する。第1移相器16Aは、位相を調整した送信信号を第1増幅器17Aに与える。
第1移相器16Aは、制御用端子13から入力された制御信号に基づいて第1共用器15Aから与えられた送信信号の位相を調整する。第1移相器16Aは、位相を調整した送信信号を第1増幅器17Aに与える。
第1増幅器17Aは、第1移相器16Aから与えられた送信信号の電力を増幅する。第1増幅器17Aは、電力を増幅した送信信号を第2共用器15Bに与える。
第2共用器15Bは、第1増幅器17Aから与えられた送信信号を第2入出力端子12からアンテナ素子6(図3参照)へ出力する。その際、第2入出力端子12は、アンテナ素子6に送信信号を出力するための出力端子として機能する。
第2共用器15Bは、第1増幅器17Aから与えられた送信信号を第2入出力端子12からアンテナ素子6(図3参照)へ出力する。その際、第2入出力端子12は、アンテナ素子6に送信信号を出力するための出力端子として機能する。
アンテナ素子6が受信した無線信号(無線周波数の受信信号)は、第2入出力端子12から第2共用器15Bに与えられる。第2共用器15Bは、第2入出力端子12から入力された受信信号を第2増幅器17Bに与える。
第2増幅器17Bは、第2入出力端子12から入力された受信信号の電力を増幅する。第2増幅器17Bは、電力を増幅した送信信号を第2移相器16Bに与える。
第2増幅器17Bは、第2入出力端子12から入力された受信信号の電力を増幅する。第2増幅器17Bは、電力を増幅した送信信号を第2移相器16Bに与える。
第2移相器16Bは、制御用端子13から入力された制御信号に基づいて第2増幅器17Bから与えられた受信信号の位相を調整する。第2移相器16Bは、位相を調整した受信信号を第1共用器15Aに与える。
第1共用器15Aは、第2移相器16Bから与えられた受信信号を第1入出力端子11から分配合成器9(図3参照)へ出力する。
第1共用器15Aは、第2移相器16Bから与えられた受信信号を第1入出力端子11から分配合成器9(図3参照)へ出力する。
このように、複数の信号処理モジュール10は、複数のアンテナ素子6を用いて送受信される送受信信号に対して、位相の調整や電力の増幅といった処理を複数のアンテナ素子6ごとに行うことができるアクティブアンテナとして機能させる処理を行うことができる。
<信号処理モジュールのハード構成について>
図5は、信号処理モジュール10のハード構成を示す斜視図である。なお、図5では、後述する操作機構30の図示を省略している。図6においても同様である。また、本実施形態では、アンテナ素子6による無線信号の送受信方向(図2の矢印方向)であって、支柱90に対向する方向と反対向きの方向を前方向、前記前方向と反対側の方向(支柱90に対向する方向)を後方向、前記送受信方向と直交する横方向を左右方向、前記送受信方向と直交する縦方向を上下方向として、以下説明する。
図5は、信号処理モジュール10のハード構成を示す斜視図である。なお、図5では、後述する操作機構30の図示を省略している。図6においても同様である。また、本実施形態では、アンテナ素子6による無線信号の送受信方向(図2の矢印方向)であって、支柱90に対向する方向と反対向きの方向を前方向、前記前方向と反対側の方向(支柱90に対向する方向)を後方向、前記送受信方向と直交する横方向を左右方向、前記送受信方向と直交する縦方向を上下方向として、以下説明する。
図5に示すように、信号処理モジュール10は、モジュール本体21と、モジュール本体21の左側面(一側面)に取り付けられた放熱フィン(放熱部)22と、モジュール本体21の右側面(他側面)に取り付けられた被ガイド部23(図6参照)と、モジュール本体21の前面に取り付けられた接続部24とを備えている。
本実施形態のモジュール本体21は、例えば前後方向に延びる矩形体からなり、その内部に上記信号処理部14の増幅器17A,17B等が実装された複数枚の基板18が収納されている。これらの基板18は、モジュール本体21を小型化するために、前後方向に所定間隔をおいて配置されるとともに、各基板18の表面が放熱フィン22のベース板22aに対して垂直となるように配置されている。
放熱フィン22は、各増幅器17A,17Bからの発熱を外部へ放熱するものであり、モジュール本体21の左側の側壁を構成する上記ベース板22aと、そのベース板22aの外面において前後方向に所定間隔をおいて配置された複数のフィン板22bとを有している。ベース板22aの内面には、各基板18の放熱性を向上させるために、ヒートスプレッダ等の伝熱部材を介して上記各基板18が接合されている。
放熱フィン22は、その左右方向の断面外形のうち左側の部分(複数のフィン板22bの先端同士を繋いだ形状)が、図中の二点鎖線で示す円弧状となるように形成されている。この円弧状に形成された部分は、後述するように、信号処理モジュール10がコネクタ部73に差し込まれた状態で、側壁部52,53に対応する位置に配置される(図10参照)。このため、上記円弧状に形成された部分は、これらの側壁部52,53の内周面に沿うように形成されている。
接続部24は、モジュール本体21の前面に突出して固定された上記第1および第2入出力端子11,12と、上記制御用端子13と、これらの端子11〜13を取り囲むように配置された差し込み部25とを有している。
本実施形態における差し込み部25は、小判形状に形成されており、その外周面には防水用のOリング26が嵌合して固定されている。
本実施形態における差し込み部25は、小判形状に形成されており、その外周面には防水用のOリング26が嵌合して固定されている。
図6は、信号処理モジュール10の被ガイド部23を示す斜視図である。図6に示すように、被ガイド部23は、例えば、モジュール本体21の右側面から突出して前後方向に延びて形成された平板部材からなり、被ガイド部23の下面は、アンテナ本体5の後述する横フレーム58bの上面に当接するようになっている。なお、被ガイド部23は、例えば前後方向に延びる凹状の溝等によって構成されていてもよい。
<アンテナ本体について>
図7Aは、アンテナ本体5の外形を前方から見た斜視図であり、図7Bはアンテナ本体5の外形を後方から見た斜視図である。図7Aおよび図7Bに示すように、アンテナ本体5は、左右方向の断面外形が円形となるように、それぞれ円弧筒状からなる前側壁部51、右側壁部52および左側壁部53を有している。また、アンテナ本体5は、これらの側壁部51〜53の上下両端に配置された円板状の上壁部54および下壁部55を有している。
図7Aは、アンテナ本体5の外形を前方から見た斜視図であり、図7Bはアンテナ本体5の外形を後方から見た斜視図である。図7Aおよび図7Bに示すように、アンテナ本体5は、左右方向の断面外形が円形となるように、それぞれ円弧筒状からなる前側壁部51、右側壁部52および左側壁部53を有している。また、アンテナ本体5は、これらの側壁部51〜53の上下両端に配置された円板状の上壁部54および下壁部55を有している。
上壁部54および下壁部55には、右側壁部52の前端部および左側壁部53の前端部が上下方向の軸線回りにそれぞれ回動可能に支持されている(図10参照)。右側壁部52および左側壁部53は、後述する各モジュール収納部72の開口を開閉するものであり、図7Bに示す閉鎖位置と、図10に示す開放位置との間で回動するようになっている。
アンテナ本体5の下壁部55には、送信用端子61および受信用端子62が下方に突出して取り付けられている。送信用端子61および受信用端子62には、図3に示すように、信号伝送路3が接続されており、信号伝送路3により伝送された無線周波数の送信信号および制御信号は、送信用端子61を介してインターフェース部7に入力される。また、インターフェース部7から出力された無線周波数の受信信号は、受信用端子62を介して信号伝送路3に出力される。
<仕切部について>
図8は、アンテナ本体5から右側壁部52および左側壁部53を取り外した状態を示す斜視図である。アンテナ本体5は、その内部に仕切部56を有している。本実施形態の仕切部56は、図9に示すようにフレーム構造体であり、幅方向が左右方向となるように配置された第1フレーム部57と、幅方向が前後方向となるように配置された第2フレーム部58とによって構成されている。
図8は、アンテナ本体5から右側壁部52および左側壁部53を取り外した状態を示す斜視図である。アンテナ本体5は、その内部に仕切部56を有している。本実施形態の仕切部56は、図9に示すようにフレーム構造体であり、幅方向が左右方向となるように配置された第1フレーム部57と、幅方向が前後方向となるように配置された第2フレーム部58とによって構成されている。
図9において、第2フレーム部58は、互いに前後方向に所定間隔をおいて配置された一対の縦フレーム58aと、これら一対の縦フレーム58a間において上下方向に所定間隔をおいて配置された複数(図例では4個)の横フレーム58bとからなる。
横フレーム58bは、上下に隣接する被係合部60(後述)同士の間に配置されている。後側の縦フレーム58aの後面には、一対のボルト59が後方に突出して固定されており、上記支柱90の外周部に締結されるようになっている(図2参照)。これにより、アンテナ本体5は、その送受信方向(図2の矢印方向)と反対方向に取り付けられる。
図9に戻り、第1フレーム部57は、第2フレーム部58の前側の縦フレーム58aを挟んで左右に所定間隔をおいて配置された一対の縦フレーム57aと、各縦フレーム57aの上下両端部から縦フレーム58a側に向かって左右方向に延びる4個の横フレーム57bとからなる。
前側の縦フレーム58aの左右両側には、一対の係合溝60aを有する被係合部60が上下方向に所定間隔をあけて複数(図例では10個)固定されている。
前側の縦フレーム58aの左右両側には、一対の係合溝60aを有する被係合部60が上下方向に所定間隔をあけて複数(図例では10個)固定されている。
図10は、アンテナ本体5の右側壁部52および左側壁部53を開放位置に回動させた状態を示す斜視図である。なお、図10では、仕切部56の第1フレーム部57の図示を省略している。図8および図10において、アンテナ本体5は、複数のアンテナ素子6が収納されている1つのアンテナ収納部71と、所定数(図例では4個)の信号処理モジュール10を収容可能な複数(図例では2つ)のモジュール収納部72とを備えている。
<アンテナ収納部について>
アンテナ収納部71は、前側壁部51と、上壁部54および下壁部55と、第1フレーム部57の前側に配置されたベース板65(図11参照)とによって区画形成されている。アンテナ収納部71には、複数のアンテナ素子6が上下方向に8個並べて配置されている。このため、前側壁部51は複数のアンテナ素子6を覆うレドームとして機能する。
アンテナ収納部71は、前側壁部51と、上壁部54および下壁部55と、第1フレーム部57の前側に配置されたベース板65(図11参照)とによって区画形成されている。アンテナ収納部71には、複数のアンテナ素子6が上下方向に8個並べて配置されている。このため、前側壁部51は複数のアンテナ素子6を覆うレドームとして機能する。
図11は、アンテナ本体5のアンテナ収納部71を上方から見た斜視図である。なお、図11では、上壁部54の図示を省略している。図11に示すように、ベース板65は、ベース本体65aと、ベース本体65aの左右両側に形成された段差部65bとを有している。各段差部65bの後面には、前側壁部51の左右両端縁から径方向内側に折り曲げられた折曲部51aの前面が当接している。これにより、前側壁部51は、ベース板65の左右両端を抱き込む構造となり、アンテナ収納部71に雨水等が浸入するのを抑制している。本実施形態では、前側壁部51の折曲部51aによって、アンテナ収納部71を防水するための防水機構が構成されている。
なお、折曲部51aの後面、およびベース本体65aの後面は、互いに面一となるように配置されており、上記第1フレーム部57の前面に取り付けられる。
また、ベース板65に前側壁部51を取り付ける際には、ベース板65の上方(又は下方)から前側壁部51を下方向(又は上方向)にスライドさせることによって取り付けることができる。その際、ベース板65の段差部65bの後面は、前側壁部51の折曲部51aの前面を摺動案内する。
また、ベース板65に前側壁部51を取り付ける際には、ベース板65の上方(又は下方)から前側壁部51を下方向(又は上方向)にスライドさせることによって取り付けることができる。その際、ベース板65の段差部65bの後面は、前側壁部51の折曲部51aの前面を摺動案内する。
<モジュール収納部について>
再び図8および図10において、アンテナ本体5におけるアンテナ収納部71の後側には、2つのモジュール収納部72が左右方向に並列に配置されている。これら2つのモジュール収納部72は、仕切部56の第2フレーム部58によって左右に仕切られている。
右側のモジュール収納部72は、上記ベース板65と、仕切部56の第2フレーム58と、上壁部54および下壁部55と、右側壁部52とによって区画形成されている。また、左側のモジュール収納部72は、上記ベース板65と、仕切部56の第2フレーム58と、上壁部54および下壁部55と、左側壁部53とによって区画形成されている。
再び図8および図10において、アンテナ本体5におけるアンテナ収納部71の後側には、2つのモジュール収納部72が左右方向に並列に配置されている。これら2つのモジュール収納部72は、仕切部56の第2フレーム部58によって左右に仕切られている。
右側のモジュール収納部72は、上記ベース板65と、仕切部56の第2フレーム58と、上壁部54および下壁部55と、右側壁部52とによって区画形成されている。また、左側のモジュール収納部72は、上記ベース板65と、仕切部56の第2フレーム58と、上壁部54および下壁部55と、左側壁部53とによって区画形成されている。
各モジュール収納部72は、所定数(図例では4個)の信号処理モジュール10を上下方向に配列して収納可能である。また、各モジュール収納部72には、各信号処理モジュール10のモジュール本体21が、アンテナ本体5に対して着脱自在に取り付けられるようになっている。
なお、一方側(ここでは左側)のモジュール収納部72の下端部には、左右のモジュール収納部72にそれぞれ収納された各信号処理モジュールの状態を表示するために、LED等の表示部69が設けられている。
なお、一方側(ここでは左側)のモジュール収納部72の下端部には、左右のモジュール収納部72にそれぞれ収納された各信号処理モジュールの状態を表示するために、LED等の表示部69が設けられている。
図10に示すように、右側のモジュール収納部72は、右側壁部52を開放位置まで回動させることで、信号処理モジュール10を右方向から出し入れできるように開口する。また、左側のモジュール収納部72は、左側壁部53を開放位置まで回動させることで、信号処理モジュール10を左方向から出し入れできるように開口する。これにより、左右のモジュール収納部72は、互いに逆方向に開口するようになっている。
また、左右のモジュール収納部72は、右側壁部52および左側壁部53を閉鎖位置まで回動することで閉鎖される。これにより、各モジュール収納部72に収納された信号処理モジュール10は、右側壁部52および左側壁部53によりそれぞれカバーされた状態で保護される。
また、左右のモジュール収納部72は、右側壁部52および左側壁部53を閉鎖位置まで回動することで閉鎖される。これにより、各モジュール収納部72に収納された信号処理モジュール10は、右側壁部52および左側壁部53によりそれぞれカバーされた状態で保護される。
<コネクタ部について>
図12は、左側のモジュール収納部72の前側を示す斜視図である。なお、図12では、仕切部56の被係合部60(図9参照)の図示を省略している。後述する図13においても同様である。図9および図12において、左側のモジュール収納部72の前側(アンテナ収納部71側)に配置されたベース板65の後面には、各信号処理モジュール10の接続部24が前方に向かって差し込まれる所定数(4個)のコネクタ部73が設けられている。
これらの各コネクタ部73は、第1フレーム部57の左側の縦フレーム57aと第2フレーム58の縦フレーム58aとの間に配置されている。
図12は、左側のモジュール収納部72の前側を示す斜視図である。なお、図12では、仕切部56の被係合部60(図9参照)の図示を省略している。後述する図13においても同様である。図9および図12において、左側のモジュール収納部72の前側(アンテナ収納部71側)に配置されたベース板65の後面には、各信号処理モジュール10の接続部24が前方に向かって差し込まれる所定数(4個)のコネクタ部73が設けられている。
これらの各コネクタ部73は、第1フレーム部57の左側の縦フレーム57aと第2フレーム58の縦フレーム58aとの間に配置されている。
左側のモジュール収納部72のコネクタ部73は、ベース板65の後面に突出して固定された第1および第2入出力端子接続部74,75と、制御用端子接続部76と、これらの端子接続部74〜76を取り囲むように配置された受け部77とを有している。
第1入出力端子接続部74には信号処理モジュール10の第1入出力端子11が接続され、第2入出力端子接続部75には信号処理モジュール10の第2入出力端子12が接続される(図3参照)。また、制御用端子接続部76には信号処理モジュール10の制御用端子13が接続される(図3参照)。
第1入出力端子接続部74には信号処理モジュール10の第1入出力端子11が接続され、第2入出力端子接続部75には信号処理モジュール10の第2入出力端子12が接続される(図3参照)。また、制御用端子接続部76には信号処理モジュール10の制御用端子13が接続される(図3参照)。
上記の各端子接続部74〜76は、周知のフローティング機構(図示省略)を介してベース板65にそれぞれ取り付けられている。これにより、ベース板65における各端子接続部74〜76の位置を微調整することができるので、信号処理モジュール10側の端子11〜13を容易に接続することができる。なお、フローティング機構は、信号処理モジュール10側の端子11〜13に設けられていても良い。
受け部77は、小判形状に形成されており、その外形は信号処理モジュール10の差し込み部25(図5参照)よりも若干大きく形成されている。したがって、各端子接続部74〜76に信号処理モジュール10の各端子11〜13を接続する際に、受け部77の内周面に信号処理モジュール10の差し込み部25の外周面が嵌合される。これにより、受け部77の内周面と差し込み部25の外周面との間は上記Oリング26によって密封されるので、受け部77の内側に配置される各端子接続部74〜76および各端子11〜13を防水することができる。
図13は、右側のモジュール収納部72の前側を示す斜視図である。図9および図13において、右側のモジュール収納部72の前側(アンテナ収納部71側)に配置されたベース板65の後面には、各信号処理モジュール10の接続部24が前方に向かって差し込まれる所定数(4個)のコネクタ部73が設けられている。
これらの各コネクタ部73は、第1フレーム部57の右側の縦フレーム57aと第2フレーム58の縦フレーム58aとの間に配置されている。
これらの各コネクタ部73は、第1フレーム部57の右側の縦フレーム57aと第2フレーム58の縦フレーム58aとの間に配置されている。
右側のモジュール収納部72のコネクタ部73は、左側のモジュール収納部72と同様に、ベース板65の後面に突出して固定された第1および第2入出力端子接続部74,75と、制御用端子接続部76と、これらの端子接続部74〜76を取り囲むように配置された受け部77とを有している。
図12および図13に示すように、右側のモジュール収納部72のコネクタ部73における端子接続部74〜76は、左側のモジュール収納部72のコネクタ部73における端子接続部74〜76に対して上下逆さまに配置されている。
図12および図13に示すように、右側のモジュール収納部72のコネクタ部73における端子接続部74〜76は、左側のモジュール収納部72のコネクタ部73における端子接続部74〜76に対して上下逆さまに配置されている。
図12および図13において、第2フレーム部58の横フレーム58bは、信号処理モジュール10の接続部24を左右のモジュール収納部72の各コネクタ部73に差し込む際に、その信号処理モジュール10の前方への移動を案内するガイド部として機能する。
具体的には、例えば図6および図12において、左側のモジュール収納部72のコネクタ部73に信号処理モジュール10の接続部24を差し込む場合、信号処理モジュール10の接続対象となるコネクタ部73の後方において、信号処理モジュール10の右側面を横フレーム58bの左側面に押し当てる。その際、信号処理モジュール10の被ガイド部23の下面を横フレーム58bの上面に当接するように、信号処理モジュール10を横フレーム58bに押し当てる。
具体的には、例えば図6および図12において、左側のモジュール収納部72のコネクタ部73に信号処理モジュール10の接続部24を差し込む場合、信号処理モジュール10の接続対象となるコネクタ部73の後方において、信号処理モジュール10の右側面を横フレーム58bの左側面に押し当てる。その際、信号処理モジュール10の被ガイド部23の下面を横フレーム58bの上面に当接するように、信号処理モジュール10を横フレーム58bに押し当てる。
これにより、信号処理モジュール10側の被ガイド部23が横フレーム58bの上面に当接した状態となる。したがって、この状態から信号処理モジュール10を前方へ移動させると、被ガイド部23が横フレーム58bの上面に沿って前方へスライド移動することにより、信号処理モジュール10の前方への移動が案内される。
被ガイド部23は、信号処理モジュール10の接続部24をコネクタ部73に差し込んだ状態でも、横フレーム58bの上面に当接している。したがって、信号処理モジュール10は、その接続部24がコネクタ部73に差し込まれた状態で、当該コネクタ部73と、被ガイド部23が当接している横フレーム58bとによって支持される。なお、本実施形態では、横フレーム58bがガイド部を兼ねているが、横フレーム58bと別体にガイド部を設けてもよい。
<信号処理モジュールの操作機構について>
図14および図15は、信号処理モジュール10の操作機構30を示す斜視図である。図14および図15において、操作機構30は、信号処理モジュール10の接続部24をコネクタ部73に差し込む際に、その差し込み方向(前方)へ信号処理モジュール10を押し込むためのものである。操作機構30は、連結部31と、支持棒32と、係合部33と、リンク部36と、操作レバー39とを有している。
図14および図15は、信号処理モジュール10の操作機構30を示す斜視図である。図14および図15において、操作機構30は、信号処理モジュール10の接続部24をコネクタ部73に差し込む際に、その差し込み方向(前方)へ信号処理モジュール10を押し込むためのものである。操作機構30は、連結部31と、支持棒32と、係合部33と、リンク部36と、操作レバー39とを有している。
連結部31は、例えば直方体状のブロック体からなり、モジュール本体21の上面側および下面側においてそれぞれ図示しない固定具を介して固定されている(図17も参照)。支持棒32は、例えば丸棒状に形成されており、各連結部31において前後方向に貫通するように挿通されており、連結部31および支持棒32は相対的に前後移動可能とされている。
係合部33は、各支持棒32の前端部に設けられ、環状の凹部33aを有する。この凹部33aは被係合部60の係合溝60aに係合される(図16,図17参照)。この係合状態において、支持棒32は、その前後移動が規制された状態で仕切部56に支持された状態となる。
リンク部36は、各連結部31にそれぞれ設けられており、複数のアームを有する。リンク部36の一端は連結部31に連結され、他端は操作レバー39に連結されている。また、リンク部36の折り曲げ部は、支持棒32の後端部に揺動自在に連結されている。
これにより、操作レバー39は、モジュール本体21の左側方において図14の後方位置と図15の前方位置との間で揺動自在とされている。このため、リンク部36の長さは、操作レバー39が放熱フィン22の円弧状に形成された断面外形の外側方を通過するように設定されている。
これにより、操作レバー39は、モジュール本体21の左側方において図14の後方位置と図15の前方位置との間で揺動自在とされている。このため、リンク部36の長さは、操作レバー39が放熱フィン22の円弧状に形成された断面外形の外側方を通過するように設定されている。
信号処理モジュール10の接続部24をコネクタ部73に差し込む際には、図16および図17に示すように、係合部33を仕切部56の被係合部60に係合し、支持棒32を仕切部56側に支持した状態とする。そして、上述のように、信号処理モジュール10の被ガイド部23を横フレーム58bに当接させ、信号処理モジュール10をその前方移動を案内可能とした状態で横フレーム58bに支持する。なお、図16および図17では、左側のモジュール収納部72において信号処理モジュール10をコネクタ部73に差し込む場合を例示している。
この状態から、後方位置(図14)にある操作レバー39を、差し込み方向(前方向)へ揺動操作する。そうすると、モジュール本体21および接続部24は、連結部31と共に支持棒32に対して前方へ移動する。これにより、信号処理モジュール10の接続部24はコネクタ部73に差し込まれる。そして、このように接続部24がコネクタ部73に差し込まれた状態において、操作レバー39の揺動位置は、放熱フィン22の断面外形の外側方から外れた位置、すなわち放熱フィン22よりも前方に配置された前方位置(図15)となる。
<効果について>
以上、本実施形態のアンテナシステム4および信号処理モジュール10によれば、複数のアンテナ素子6を収納したアンテナ本体5に対して、無線信号の処理を行う複数の信号処理モジュール10がそれぞれ着脱自在に取り付けられる。このため、1つの信号処理モジュール10が故障したときには、その故障した信号処理モジュール10をアンテナ本体5から取り外すことで、新しい信号処理モジュール10をアンテナ本体5に取り付けることができる。したがって、従来のようにアンテナシステム4全体を交換する場合に比べて、故障時の復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができる。
以上、本実施形態のアンテナシステム4および信号処理モジュール10によれば、複数のアンテナ素子6を収納したアンテナ本体5に対して、無線信号の処理を行う複数の信号処理モジュール10がそれぞれ着脱自在に取り付けられる。このため、1つの信号処理モジュール10が故障したときには、その故障した信号処理モジュール10をアンテナ本体5から取り外すことで、新しい信号処理モジュール10をアンテナ本体5に取り付けることができる。したがって、従来のようにアンテナシステム4全体を交換する場合に比べて、故障時の復旧作業を短時間かつ簡単に行うことができる。
また、アンテナ本体5のモジュール収納部72は、無線信号の送受信方向(前方向)およびその反対方向(後方向)を除く方向から、信号処理モジュール10を出し入れできるように開口している。このため、アンテナ本体5の支柱90への取り付け方向を上記送受信方向と反対方向にすることができ、かつ信号処理モジュール10を、支柱90と干渉したり、無線信号の送受信を妨げたりすることなく、モジュール収納部72に出し入れすることができる。
さらに、アンテナ本体5のコネクタ部73は、モジュール収納部72において、アンテナ素子6が収納されているアンテナ収納部71側に配置され、かつ信号処理モジュール10が送受信方向に向かって差し込まれるように配置されているので、アンテナ素子6と信号処理モジュール10との配線長を可及的に短くすることができる。
さらに、アンテナ本体5のコネクタ部73は、モジュール収納部72において、アンテナ素子6が収納されているアンテナ収納部71側に配置され、かつ信号処理モジュール10が送受信方向に向かって差し込まれるように配置されているので、アンテナ素子6と信号処理モジュール10との配線長を可及的に短くすることができる。
また、アンテナ本体5は、信号処理モジュール10の送受信方向への移動を案内するガイド部(横フレーム)58bを備えているので、信号処理モジュール10をコネクタ部73に容易に差し込むことができる。
また、アンテナ本体5は、横方向に並列に配置された2つのモジュール収納部72を備えているので、これらのモジュール収納部72に、2つの信号処理モジュール10を振り分けて収納することができる。これにより、単一のモジュール収納部72に全ての信号処理モジュール10を上下方向に配列して収納する場合に比べて、信号処理モジュール10の収納位置を低くすることができる。これにより、各信号処理モジュール10の交換を容易に行うことができる。
また、各モジュール収納部72において上下方向に配列される信号処理モジュール10の個数を低減することができるので、各モジュール収納部72の最上端に配置される信号処理モジュール10が、その下側に配置された他の信号処理モジュール10からの発熱によって温度上昇するのを効果的に抑制することができる。
また、各モジュール収納部72において上下方向に配列される信号処理モジュール10の個数を低減することができるので、各モジュール収納部72の最上端に配置される信号処理モジュール10が、その下側に配置された他の信号処理モジュール10からの発熱によって温度上昇するのを効果的に抑制することができる。
また、2つのモジュール収納部72にそれぞれ配置されたコネクタ部73同士は、互いに複数の端子接続部74〜76が上下逆さまとなるように配置されている。これにより、信号処理モジュール10を上下反転させることにより、信号処理モジュール10の接続部24を左右のモジュール収納部72のコネクタ部73のいずれにも接続することができる。
また、左右に隣接するモジュール収納部72を仕切る仕切部56はフレーム構造体であるため、仕切部56の重量はパネル構造体に比べて小さくなるので、アンテナ本体5を軽量化することができる。
また、左右に隣接するモジュール収納部72を仕切る仕切部56はフレーム構造体であるため、仕切部56の重量はパネル構造体に比べて小さくなるので、アンテナ本体5を軽量化することができる。
また、仕切部56の横フレーム58bが、信号処理モジュール10の送受信方向への移動を案内するガイド部を兼ねるので、アンテナ本体5の部品点数が少なくなり、アンテナ本体5をさらに軽量化することができる。
また、信号処理モジュール10は、コネクタ部73に差し込まれた状態で、当該コネクタ部73と上記ガイド部とによって支持されるので、信号処理モジュール10を安定した状態で支持することができる。
また、信号処理モジュール10は、コネクタ部73に差し込まれた状態で、当該コネクタ部73と上記ガイド部とによって支持されるので、信号処理モジュール10を安定した状態で支持することができる。
また、アンテナ本体5における横方向の断面外形を、従来の汎用形状と同じ円形にすることができるので、アンテナ本体5の美観を維持することができる。
また、信号処理モジュール10の放熱フィン22における横方向の断面外形のうちアンテナ本体5の側壁部52(53)に対応する部分は、当該側壁部52(53)の内周面に沿うように円弧状に形成されている。これにより、放熱フィン22の放熱面積をアンテナ本体5の断面外形に合わせて可及的に大きくすることができるので、放熱フィン22の放熱効率を高めることができる。
また、信号処理モジュール10の放熱フィン22における横方向の断面外形のうちアンテナ本体5の側壁部52(53)に対応する部分は、当該側壁部52(53)の内周面に沿うように円弧状に形成されている。これにより、放熱フィン22の放熱面積をアンテナ本体5の断面外形に合わせて可及的に大きくすることができるので、放熱フィン22の放熱効率を高めることができる。
また、信号処理モジュール10がコネクタ部73に差し込まれた状態における操作レバー39の揺動位置は、放熱フィン22の断面外形の外側方から外れた位置となるので、放熱フィン22の断面外形とアンテナ本体5の側壁部52(53)との間に操作レバー39の配置スペースを確保する必要がない。これにより、信号処理モジュール10全体をアンテナ本体5に対してコンパクトに取り付けることができるので、アンテナ本体5の横方向の断面外形が大きくなるのを防止することできる。
また、アンテナ本体5は、アンテナ収納部71を防水するための防水機構をさらに備えるので、アンテナ収納部71に雨水等が浸入するのを防止することができる。
また、アンテナ本体5は、アンテナ収納部71を防水するための防水機構をさらに備えるので、アンテナ収納部71に雨水等が浸入するのを防止することができる。
また、信号処理モジュール10のモジュール本体21において、放熱フィン22が設けられた一側面(左側面)に対して反対側となる他側面(右側面)に被ガイド部23を設けたので、この被ガイド部23によってモジュール本体21をアンテナ本体5に容易に取り付けることができる。
また、操作レバー39の揺動方向が、モジュール本体21をアンテナ本体5に取り付ける取り付け方向(差し込み方向)と同じ方向であるため、モジュール本体21をアンテナ本体5に取り付ける際に、操作レバー39が誤操作されるのを抑制することができる。
また、操作レバー39の揺動方向が、モジュール本体21をアンテナ本体5に取り付ける取り付け方向(差し込み方向)と同じ方向であるため、モジュール本体21をアンテナ本体5に取り付ける際に、操作レバー39が誤操作されるのを抑制することができる。
<その他>
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施形態のモジュール収納部72は、アンテナ本体5に2つ備えられているが、モジュール収納部72が、送受信方向およびその反対方向を除く方向から、信号処理モジュール10を出し入れできるように開口していれば、1つだけ備えられていてもよいし、3つ以上備えられていてもよい。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施形態のモジュール収納部72は、アンテナ本体5に2つ備えられているが、モジュール収納部72が、送受信方向およびその反対方向を除く方向から、信号処理モジュール10を出し入れできるように開口していれば、1つだけ備えられていてもよいし、3つ以上備えられていてもよい。
1 無線基地局装置
2 リモートレディオヘッド
3 信号伝送路
4 アクティブアンテナシステム
5 アンテナ本体
6 アンテナ素子
7 インターフェース部
8 制御部
9 分配合成器
10 信号処理モジュール
11 第1入出力端子
12 第2入出力端子
13 制御用端子
14 信号処理部
15A 第1共用器
15B 第2共用器
16A 第1移相器
16B 第2移相器
17A 第1増幅器
17B 第2増幅器
18 基板
21 モジュール本体
22 放熱フィン(放熱部)
22a ベース板
22b フィン板
23 被ガイド部
24 接続部
25 差し込み部
26 Oリング
30 操作機構
31 連結部
32 支持棒
33 係合部
33a 凹部
36 リンク部
39 操作レバー
51 前側壁部
51a 折曲部(防水機構)
52 右側壁部(側壁部)
53 左側壁部(側壁部)
54 上壁部
55 下壁部
56 仕切部
57 第1フレーム部
57a 縦フレーム
57b 横フレーム
58 第2フレーム部
58a 縦フレーム
58b 横フレーム(フレーム,ガイド部)
59 ボルト
60 被係合部
60a 係合溝
61 送信用端子
62 受信用端子
65 ベース板
65a ベース本体
65b 段差部
69 表示部
71 アンテナ収納部
72 モジュール収納部
73 コネクタ部
74 第1入出力端子接続部
75 第2入出力端子接続部
76 制御用端子接続部
77 受け部
90 支柱
2 リモートレディオヘッド
3 信号伝送路
4 アクティブアンテナシステム
5 アンテナ本体
6 アンテナ素子
7 インターフェース部
8 制御部
9 分配合成器
10 信号処理モジュール
11 第1入出力端子
12 第2入出力端子
13 制御用端子
14 信号処理部
15A 第1共用器
15B 第2共用器
16A 第1移相器
16B 第2移相器
17A 第1増幅器
17B 第2増幅器
18 基板
21 モジュール本体
22 放熱フィン(放熱部)
22a ベース板
22b フィン板
23 被ガイド部
24 接続部
25 差し込み部
26 Oリング
30 操作機構
31 連結部
32 支持棒
33 係合部
33a 凹部
36 リンク部
39 操作レバー
51 前側壁部
51a 折曲部(防水機構)
52 右側壁部(側壁部)
53 左側壁部(側壁部)
54 上壁部
55 下壁部
56 仕切部
57 第1フレーム部
57a 縦フレーム
57b 横フレーム
58 第2フレーム部
58a 縦フレーム
58b 横フレーム(フレーム,ガイド部)
59 ボルト
60 被係合部
60a 係合溝
61 送信用端子
62 受信用端子
65 ベース板
65a ベース本体
65b 段差部
69 表示部
71 アンテナ収納部
72 モジュール収納部
73 コネクタ部
74 第1入出力端子接続部
75 第2入出力端子接続部
76 制御用端子接続部
77 受け部
90 支柱
Claims (15)
- 複数のアンテナ素子と、
複数の前記アンテナ素子が内部に設けられたアンテナ本体と、
前記アンテナ本体の内部にそれぞれ着脱自在に取り付けられ、前記複数のアンテナ素子それぞれにより送受信される無線信号の処理を行う複数の信号処理モジュールと、を備え、
前記アンテナ本体は、
前記複数のアンテナ素子が収納されているアンテナ収納部と、
前記アンテナ収納部に対して前記無線信号の送受信方向と反対側に配置され、所定数の前記信号処理モジュールを収容可能なモジュール収納部と、
前記モジュール収納部において前記アンテナ収納部側に配置され、かつ前記所定数の信号処理モジュールそれぞれが前記送受信方向に向かって差し込まれるように配置された所定数のコネクタ部と、を備え、
前記モジュール収納部は、前記送受信方向およびその反対方向を除く方向から、前記信号処理モジュールを出し入れできるように開口している、
アクティブアンテナシステム。 - 前記アンテナ本体は、前記信号処理モジュールの前記送受信方向への移動を案内するガイド部をさらに備える、請求項1に記載のアクティブアンテナシステム。
- 前記アンテナ本体は、前記送受信方向に対して直交する横方向に並列に配置された複数の前記モジュール収納部を備える、請求項1又は請求項2に記載のアクティブアンテナシステム。
- 前記アンテナ本体は、前記モジュール収納部を前記横方向に並列に2つ配置し、かつ前記各モジュール収納部に、前記送受信方向に対して直交する上下方向に複数の前記信号処理モジュールを配列して収納可能である、請求項3に記載のアクティブアンテナシステム。
- 前記アンテナ本体は、前記モジュール収納部を前記横方向に並列に2つ配置するとともに前記2つのモジュール収納部を互いに逆方向に開口するように配置し、
前記各モジュール収納部に配置された前記コネクタ部は、複数の端子接続部を有し、
前記2つのモジュール収納部にそれぞれ配置された前記コネクタ部同士は、互いに前記複数の端子接続部が前記送受信方向に対して直交する上下方向において上下逆さまとなるように配置されている、請求項3又は請求項4に記載のアクティブアンテナシステム。 - 前記アンテナ本体は、前記横方向に隣接する前記モジュール収納部を仕切る仕切部をさらに備え、
前記仕切部はフレーム構造体である、請求項3〜請求項5のいずれか1項に記載のアクティブアンテナシステム。 - 前記アンテナ本体は、前記信号処理モジュールの前記送受信方向への移動を案内するガイド部をさらに備え、
前記仕切部は、少なくとも前記送受信方向に延びるフレームを有し、
前記フレームは、前記ガイド部を兼ねている、請求項6に記載のアクティブアンテナシステム。 - 前記信号処理モジュールは、前記コネクタ部に差し込まれた状態で、当該コネクタ部と前記ガイド部とによって支持されている請求項2又は請求項7に記載のアクティブアンテナシステム。
- 前記アンテナ本体における、前記送受信方向に対して直交する横方向の断面外形が円形である、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載のアクティブアンテナシステム。
- 前記アンテナ本体は、円弧筒状の側壁部を備え、
前記信号処理モジュールは、当該信号処理モジュールが前記コネクタ部に差し込まれた状態で前記側壁部に対応する位置に配置されるとともに、当該信号処理モジュールの内部の発熱を外部へ放熱するための放熱部を有し、
前記放熱部における前記横方向の断面外形のうち前記側壁部に対応する部分は、当該側壁部の内周面に沿うように円弧状に形成されている、請求項9に記載のアクティブアンテナシステム。 - 前記信号処理モジュールは、当該信号処理モジュールを前記コネクタ部に差し込む際に、前記放熱部の前記断面外形の外側方を通過するように揺動操作される操作レバーを有し、
前記信号処理モジュールが前記コネクタ部に差し込まれた状態における前記操作レバーの揺動位置は、前記放熱部の前記断面外形の外側方から外れた位置となる、請求項10に記載のアクティブアンテナシステム。 - 前記アンテナ本体は、前記アンテナ収納部を防水するための防水機構をさらに備える、請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載のアクティブアンテナシステム。
- アクティブアンテナシステムのアンテナ素子により送受信される無線信号の処理を行う信号処理モジュールであって、
前記アンテナ素子が内部に設けられたアンテナ本体に対して着脱自在に取り付けられるモジュール本体と、
前記モジュール本体の一側面に設けられ、当該モジュール本体の内部の発熱を外部へ放熱するための放熱部と、
前記モジュール本体の前記一側面と反対側の他側面に設けられ、当該モジュール本体を前記アンテナ本体に取り付ける際にガイドされる被ガイド部と、
を備える信号処理モジュール。 - アクティブアンテナシステムのアンテナ素子により送受信される無線信号の処理を行う信号処理モジュールであって、
前記アンテナ素子が内部に設けられたアンテナ本体に対して着脱自在に取り付けられるモジュール本体と、
前記モジュール本体の側面に設けられ、当該モジュール本体の内部の発熱を外部へ放熱するための放熱部と、
前記モジュール本体を前記アンテナ本体に取り付ける際に、前記放熱部の外側方を通過するように前記モジュール本体に対して揺動操作される操作レバーと、を備え、
前記モジュール本体が前記アンテナ本体に取り付けられた状態における前記操作レバーの揺動位置は、前記放熱部の外側方から外れた位置となる、
信号処理モジュール。 - 前記操作レバーの揺動方向が、前記モジュール本体を前記アンテナ本体に取り付ける取り付け方向と同じ方向である、請求項14に記載の信号処理モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016201829A JP2018064205A (ja) | 2016-10-13 | 2016-10-13 | アクティブアンテナシステムおよび信号処理モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018064205A true JP2018064205A (ja) | 2018-04-19 |
Family
ID=61968067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016201829A Pending JP2018064205A (ja) | 2016-10-13 | 2016-10-13 | アクティブアンテナシステムおよび信号処理モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018064205A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019231242A1 (ko) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 주식회사 케이엠더블유 | 안테나 장치의 방열 기구 |
JP2020194999A (ja) * | 2019-05-24 | 2020-12-03 | 株式会社フジクラ | Rfモジュール |
CN112889184A (zh) * | 2018-07-27 | 2021-06-01 | 株式会社Kmw | 基站天线装置及其适配器 |
CN113396508A (zh) * | 2019-02-01 | 2021-09-14 | 株式会社Kmw | 无线通信装置 |
WO2022145205A1 (ja) * | 2020-12-28 | 2022-07-07 | 京セラ株式会社 | アンテナ装置 |
-
2016
- 2016-10-13 JP JP2016201829A patent/JP2018064205A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2019231242A1 (ko) * | 2018-05-31 | 2019-12-05 | 주식회사 케이엠더블유 | 안테나 장치의 방열 기구 |
US11398665B2 (en) | 2018-05-31 | 2022-07-26 | Kmw, Inc. | Heat-radiating mechanism for antenna device |
CN112889184A (zh) * | 2018-07-27 | 2021-06-01 | 株式会社Kmw | 基站天线装置及其适配器 |
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