JP2018063322A - 表示制御システムおよび表示制御プログラム - Google Patents

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【課題】利用者の意図を推定してポインタを表示することが可能な技術の提供。【解決手段】利用者の視点を検出する視点検出部と、ポインティングデバイスの出力に基づいて表示部におけるポインタの表示を制御し、前記表示部上に表示されていなかった前記ポインタが表示される場合、前記ポインタが前回表示されていた第1領域に前記視点が含まれるならば前記ポインタが前回表示されていた位置に前記ポインタを表示し、前記第1領域と異なる第2領域に前記視点が含まれるならば前記視点に前記ポインタを表示する、ポインタ表示制御部と、を備える表示制御システムが構成される。【選択図】図3

Description

本発明は、表示制御システムおよび表示制御プログラムに関する。
従来、ユーザインタフェースの一つとして利用者による操作が可能なポインタが知られている。また、必要に応じてポインタを表示する技術も知られており、例えば、特許文献1においては、ポインタが所定の時間移動されない場合にポインタを消去する構成や、使用者の視線位置にポインタを表示する構成が開示されている。
特開平9−128138号公報
使用者の視線位置を検出する技術には、例えば数cm程度の誤差が含まれ得る。従って、ポインタが消去された状態からポインタを再表示する際に、使用者の視線位置にポインタが表示される構成においては、ポインタの表示位置が使用者の意図通りにならない場合がある。例えば、使用者がポインタによってある指示対象(ボタン等)を操作しようとした段階で操作を中断し、ポインタが一旦消去された後に再度操作を再開した場合を想定する。この場合において、視点位置にポインタが表示される構成では、視点位置に誤差が含まれるとポインタが指示対象と異なる位置に表示される場合がある。
本発明は、前記課題にかんがみてなされたもので、利用者の意図を推定してポインタを表示することが可能な技術を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、表示制御システムは、利用者の視点を検出する視点検出部と、ポインティングデバイスの出力に基づいて表示部におけるポインタの表示を制御し、表示部上に表示されていなかったポインタが表示される場合、ポインタが前回表示されていた第1領域に視点が含まれるならばポインタが前回表示されていた位置にポインタを表示し、第1領域と異なる第2領域に視点が含まれるならば視点にポインタを表示する、ポインタ表示制御部と、を備える。
また、上記の目的を達成するため、表示制御プログラムは、コンピュータを、利用者の視点を検出する視点検出部、ポインティングデバイスの出力に基づいて表示部におけるポインタの表示を制御し、表示部上に表示されていなかったポインタが表示される場合、ポインタが前回表示されていた第1領域に視点が含まれるならばポインタが前回表示されていた位置にポインタを表示し、第1領域と異なる第2領域に視点が含まれるならば視点にポインタを表示する、ポインタ表示制御部、として機能させる。
すなわち、表示部に表示されていなかったポインタが当該表示部に表示される場合、利用者の視点が存在する領域に応じてポインタの表示位置を決定する。この際、視点が存在する領域に応じて利用者の意図が推定される。具体的には、ポインタが前回表示されていた領域が第1領域、当該第1領域と異なる領域が第2領域となる。
第1領域は、ポインタが前回表示されていた領域であるため、当該第1領域に視点が含まれるならば、ポインタの再表示が行われる段階で利用者が前回の操作と関連する操作(例えば、中断した操作の再開等)を行うことを意図していると推定することができる。そこで、第1領域に視点が含まれる場合に、ポインタが前回表示されていた位置にポインタを表示する構成とすれば、利用者は容易に前回の操作と関連する操作を継続することができる。また、この構成によれば、利用者の意図を推定してポインタを表示することができる。
第2領域に視点が含まれるならば、ポインタの再表示が行われる段階で利用者が当該第2領域に関連する操作(例えば、第2領域に表示されたボタンの指示操作等)を行うことを意図していると推定することができる。そこで、第2領域に視点が含まれる場合に、視点にポインタを表示する構成とすれば、利用者は、ポインタが再表示された段階で、現在注視している領域の操作を開始することができる。この構成によれば、利用者の意図を推定してポインタを表示することができる。また、利用者が注視しておらず、意図していないと推定される位置にポインタが表示されることはない。
表示制御システムを示すブロック図である。 表示制御処理を示すフローチャートである。 図3A、図3B、図3Cは画面の表示例を示す図である。
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)表示制御システムの構成:
(2)表示制御処理:
(3)他の実施形態:
(1)表示制御システムの構成:
図1は、本発明の一実施形態である表示制御システム10の構成を示すブロック図である。表示制御システム10は、CPU、RAM、ROM等を備える制御部20を備えており、制御部20は、当該ROMや記録媒体30に記録された所望のプログラムを実行することができる。
本実施形態において、制御部20は、図示しないナビゲーションプログラム、オーディオ制御プログラムを実行することができ、各プログラムを実行することにより経路案内、音楽再生の各機能を実行することができる。すなわち、制御部20は、ナビゲーションプログラムを実行することにより、図示しないGPS信号等に基づいて表示制御システム10が搭載された車両を指定の目的地まで誘導することができる。制御部20は、オーディオ制御プログラムを実行することにより、図示しない記録媒体に記録された楽曲情報に基づいて図示しないスピーカーから楽曲の再生音を出力することができる。
本実施形態においては、以上のような各プログラムで実現される機能に関するユーザインタフェースを提供するため、制御部20は、図示しないROMや記録媒体30に記録された表示制御プログラム21を実行する。当該表示制御プログラム21による表示制御を実行するため、車両は、ディスプレイ(表示部)40、タッチパッド(入力部)41および視線検出センサ42を備えている。
ディスプレイ40は、図示しないインタフェースを介して制御部20と接続されており、制御部20は、ディスプレイ40に対して制御信号を出力することにより、任意の座標を指定し、任意の画像をディスプレイ40に表示させることができる。本実施形態において、ディスプレイ40は、複数個(具体的には2個)のディスプレイを備えている。制御部20は、表示対象のディスプレイを特定し、各ディスプレイに任意の情報を表示させることができる。タッチパッド41は、矩形平面の接触検出面を備えた入力デバイスであり、接触検出面に対して検出対象物が接触した位置を検出し、検出位置を示す座標を出力する。制御部20は、当該座標に基づいて接触位置を取得することができる。
視線検出センサ42は、赤外線出力部と少なくとも2個の赤外線カメラとを備えている。当該赤外線カメラは、運転者の顔を視野に含むように車室内の構造体(例えば、インストルメントパネルの壁面)に取り付けられている。赤外線カメラは、赤外線出力部から出力された赤外線によって撮影された利用者(運転者)の目の像に基づいて、目の位置および利用者の視線方向(ベクトル)を検出し、出力する。制御部20は、当該出力に基づいて、予め定義された3次元空間内で目の位置および視線方向を特定することができる。視線方向は、例えば、両眼のそれぞれにおいて設定された基準点と、眼球の動きに応じて位置が変化する動点とを結ぶ方向として取得され、他にも種々の方式が採用されてよい。また、両眼のそれぞれにおいて特定された視線方向の平均値等によって利用者の視線方向を1方向に特定することができるが、視線方向の特定方法も種々の方法が採用され得る。
以上の構成において、制御部20は、ディスプレイ40およびタッチパッド41をユーザインタフェースとして利用し、利用者による指示を受け付けることができる。本実施形態においてはディスプレイ40が2個のディスプレイを備えているため、制御部20は、各ディスプレイにナビゲーションプログラム、オーディオ制御プログラムのそれぞれによる実行画面をそれぞれのディスプレイに表示させる。そして、制御部20は、利用者による指示を受け付けて各プログラムによる処理で利用するため、ディスプレイ40にポインタを表示させることができる。
当該ポインタの表示制御を行うため、表示制御プログラム21は、視点検出部21aとポインタ表示制御部21bとを備えている。視点検出部21aは、利用者の視点を検出する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態においては、視点の検出領域となる各ディスプレイの位置が、車室内空間の位置を規定する3次元座標系によって予め特定されている。制御部20は、視線検出センサ42の出力に基づいて、利用者の目の位置および視線方向を取得し、画面の位置が規定された3次元座標系内で利用者の目の位置および視線方向を特定する。そして、当該目の位置から視線方向に延びる仮想的な線と、ディスプレイ40の各ディスプレイ面との交点を視点として特定する。画面上に視点が存在しない場合、例えば、視点が不定とされてもよいし、他の構造体(例えば、インストルメントパネル等)上に存在すると判定されても良い。
ポインタ表示制御部21bは、ポインティングデバイスの出力に基づいて表示部におけるポインタの表示を制御する機能を制御部20に実現させるプログラムモジュールである。本実施形態においては、タッチパッド41がポインティングデバイスとして機能する。すなわち、制御部20は、タッチパッド41が出力する信号に基づいて利用者が入力した(触れた)タッチパッド41上の座標を取得する。制御部20は、経時的な当該座標の変化に基づいて利用者の操作(なぞる操作やタップ操作等)を特定する。
制御部20は、当該操作がタッチ位置を示す座標の変化であった場合に、当該座標の変化に応じた方向および距離だけポインタの現在位置を変化させる。ディスプレイ40に表示すべき画像の情報は予め表示情報30aとして記録媒体に記録されており、制御部20は、ポインタを表示すべきタイミングにおいて、表示情報30aを参照してポインタの画像を取得し、現在位置に対応するディスプレイ40上の位置に当該ポインタの画像を表示させる。また、制御部20は、当該現在位置をRAMに保存し、前回の表示位置におけるポインタの画像を消去させる。
なお、本実施形態において、一定時間以上タッチパッド41に対する操作が行われないと、ポインタはディスプレイ40上から消去される。ただし、この場合であってもポインタの現在位置はRAMに保持される。また、本実施形態において、利用者は、ポインタの移動操作を繰り返すことにより、複数のディスプレイに渡るポインタの移動を行わせることができる。すなわち、異なるディスプレイの境界同士の接続関係が予め決められており、ディスプレイの境界方向に向けたポインタの移動操作が行われた場合において、ポインタがディスプレイの境界に達すると、接続されていると決められた他のディスプレイの境界にポインタが表示される。
タッチパッド41においてポインタを移動させるための操作以外の操作、例えば、ポインタによるボタンの選択等が受け付けられると、制御部20は、当該操作に応じた処理を行う。例えば、制御部20は、当該操作による入力内容をナビゲーションプログラム、オーディオ制御プログラムのいずれかまたは組み合わせに受け渡し、各プログラムによる機能を実行する。
以上のように本実施形態においては、一定時間以上タッチパッド41に対する操作が行われない場合にポインタが消去される。そして、ポインタが消去されている状況で再度タッチパッド41に対する操作が開始されると、ポインタが再表示される。ポインタが再表示される際、制御部20は、視点の位置に基づいて利用者の意図を推定し、当該意図に応じてポインタの表示位置を制御する。すなわち、ポインタが前回表示されていた第1領域に視点が存在する場合、制御部20は、利用者が前回の操作の継続を意図していると推定する。一方、視点が第1領域と異なる第2領域に含まれる場合、制御部20は、利用者が前回の操作と異なる新たな操作を意図していると推定する。
当該推定に基づいて、制御部20は、視点が第1領域に含まれる場合に第1領域にポインタを表示することで、前回の操作の継続を可能にする。また、制御部20は、視点が第2領域に含まれる場合に視点にポインタを表示することで、利用者が注視している位置に表示されたポインタで新たな操作を開始できるようにする。
具体的には、制御部20は、RAMを参照し、ポインタの最新の現在位置を取得し、ポインタが前回表示されていた位置と見なす。そして、制御部20は、ポインタが前回表示されていた位置が、ディスプレイ40を構成する2個のディスプレイのいずれに存在するのか特定し、ポインタが前回表示されていた位置が含まれるディスプレイを第1領域として特定する。また、制御部20は、第1領域ではないディスプレイを第2領域として特定する。
次に、制御部20は、視点検出部21aの検出結果を取得し、視点が第1領域、第2領域のいずれに存在するのかを特定する。視点が第1領域に存在する場合、制御部20は、表示情報30aを参照してポインタの画像を取得し、ポインタが前回表示されていた位置に当該ポインタの画像を表示させる。一方、視点が第2領域に存在する場合、制御部20は、表示情報30aを参照してポインタの画像を取得し、視点に当該ポインタの画像を表示させる。
以上の構成によれば、利用者の意図を推定してポインタを表示することができる。具体的には、ポインタが前回表示されていた位置の付近(第1領域内)を利用者が注視していると、利用者が前回の操作を継続すると推定され、ポインタが前回表示されていた位置にポインタが表示される。この結果、利用者は容易に前回の操作と関連する操作を継続することができる。さらに、ポインタが前回表示されていた位置から遠い位置(第2領域)を利用者が注視していると、利用者が前回の操作を継続しないと推定され、視点にポインタが表示される。この結果、利用者は、ポインタが再表示された段階で現在注視している領域の操作を開始することができる。また、利用者が注視しておらず、意図していないと推定される位置にポインタが表示されないように構成することができる。
(2)表示制御処理:
次に上述の構成における表示制御処理を詳細に説明する。図2は、当該表示制御処理を示すフローチャートである。本実施形態において制御部20は、ナビゲーションプログラム、オーディオ制御プログラムの実行画面がディスプレイ40に表示され、かつ、ディスプレイ40にポインタが表示されていない状態で表示制御処理を実行する。
図3Aは、ディスプレイ40が備えるディスプレイ40a,40bのそれぞれに、ナビゲーションプログラム、オーディオ制御プログラムの実行画面が表示されている例を示している。具体的には、ディスプレイ40aには、ナビゲーションプログラムによって描画された車両の現在位置を含む地図と各種の指示(縮尺変更等)を行うためのボタンB1,B2が表示されている。ディスプレイ40bには、オーディオ制御プログラムによって再生中の楽曲アルバムに含まれる楽曲トラックと再生中の楽曲トラックとが表示されている。
以上のように、既定のディスプレイに既定のプログラムの実行画面が表示され、各種の操作が受け付けられ得る状況において、制御部20は、表示制御プログラム21の機能によってポインタをディスプレイ40上に表示させる。また、制御部20は、ポインティングデバイスとしてのタッチパッド41の出力に基づいて、ポインタの現在位置を取得し、現在位置にポインタを表示させる。さらに、一定時間以上タッチパッド41に対する操作が行われない場合、制御部20は、ポインタをディスプレイ40上から消去する。図3Aにおいては、ポインタが位置Pに表示された状態で利用者の操作が中断して一定時間が経過した場合、すなわち、一定時間の経過によりポインタが消去され、現在位置が位置Pとなっている状態が想定されている。
ポインタが表示されていない状態において、制御部20は、表示制御処理を実行する。表示制御処理が開始されると、制御部20は、ポインタ表示制御部21bの処理により、利用者の操作が検出されたか否かを判定する(ステップS100)。すなわち、制御部20は、タッチパッド41の出力を参照し、ステップS100を前回実行した後に新たな出力が取得された場合に利用者の操作が検出されたと判定する。ステップS100において、利用者の操作が検出されたと判定されない場合、制御部20は、一定期間毎(例えば、100ms等)にステップS100の処理を繰り返す。
ステップS100において、利用者の操作が検出されたと判定された場合、制御部20は、視点検出部21aの処理により、視点を検出する(ステップS105)。すなわち、制御部20は、視線検出センサ42の出力に基づいて、車室内の空間上の位置を規定する3次元座標系において利用者の目の位置および視線方向を取得する。さらに、制御部20は、当該目の位置から視線方向に延びる仮想的な線と、ディスプレイ40の各ディスプレイにおける表示面との交点を特定する。そして、当該交点の位置を画面座標系の位置に変換することにより、利用者の視点の位置をディスプレイ40上で特定する。
次に、制御部20は、ポインタ表示制御部21bの処理により、前回のポインタ位置を保持しているか否かを判定する(ステップS110)。すなわち、制御部20は、RAMを参照し、ポインタの現在位置が記録されている場合に、前回のポインタ位置を保持していると判定する。起動時においてポインタが表示されていないなど、前回のポインタの位置が保持されていない場合、ステップS110においては前回のポインタ位置を保持していると判定されない。
ステップS110において、前回のポインタ位置を保持していると判定された場合、すなわち、ポインタが一旦表示されたが、一定時間以上タッチパッド41に対する操作が行われないことによってポインタがディスプレイ40上から消去された場合、制御部20は、ポインタ表示制御部21bの処理により、視点は第1領域内であるか否かを判定する(ステップS115)。すなわち、制御部20は、RAMを参照してポインタの現在位置を取得し、当該現在位置が存在するディスプレイを第1領域とみなす。例えば、図3Aに示す例であれば、ディスプレイ40aが第1領域であると見なされる。この場合、ディスプレイ40bが第2領域である。
ステップS115において、視点が第1領域内であると判定された場合、制御部20は、ポインタ表示制御部21bの処理により、前回のポインタ位置にポインタを表示する(ステップS120)。すなわち、制御部20は、表示情報30aを参照してポインタの画像を取得し、第1領域としてのディスプレイに制御信号を出力し、RAMに記録されたポインタの現在位置にポインタを表示させる。当該RAMに記録されたポインタの現在位置は、ステップS100で検出されたタッチパッド41の出力を反映する前の位置であるため、ポインタが消去される前に表示されていた位置、すなわち、前回のポインタ位置である。
図3Bにおいては、図3Aのようにポインタが消去された後、利用者がタッチパッド41を操作した際の視点が位置P1である例を示している。この場合、視点は第1領域であるディスプレイ40a内に存在するため、ステップS120が実行され、前回のポインタ位置Pにポインタが表示される。図3Bにおいては、前回のポインタ位置Pに黒い矢印のポインタが表示されている状態を示している。本実施形態においては、図3Bに示すように、視点が位置P1であり、前回のポインタ位置Pと異なっていても、ポインタは消去前の位置と同一になる。従って、利用者が指示対象のボタンB2を注視し、当該ボタンB2に対する操作を意図している状況において、視点が誤差によって位置P1であると検出されたとしても、ポインタはボタンB2上に表示される。このため、利用者は、ストレスを感じることなくボタンB2に関する操作を行うことができる。
一方、ステップS110において、前回のポインタ位置を保持していると判定されない場合、または、ステップS115において、視点が第1領域内であると判定されない場合、制御部20は、ポインタ表示制御部21bの処理により、視点にポインタを表示する(ステップS125)。すなわち、制御部20は、表示情報30aを参照してポインタの画像を取得し、第2領域としてのディスプレイに制御信号を出力し、視点にポインタを表示させる。
図3Cにおいては、図3Aのようにポインタが消去された後、利用者がタッチパッド41を操作した際の視点が位置P2である例を示している。この場合、視点は第2領域であるディスプレイ40b内に存在するため、ステップS125が実行され、視点の位置P2にポインタが表示される。図3Cにおいては、視点の位置P2に黒い矢印のポインタが表示されている状態を示している。本実施形態においては、図3Cに示すように、視点が位置P2であり、前回のポインタ位置Pと離れた位置である場合、ポインタは視点に表示される。従って、利用者が前回のポインタによる指示対象であるボタンB2と異なる操作を意図している状況において、前回のポインタの位置から意図している位置にポインタを移動させる操作は不要になる。このため、利用者は、ストレスを感じることなく第2領域での操作(本例であればオーディオに関する操作)を行うことができる。
ポインタが表示されると、制御部20は、ポインタ表示制御部21bの処理により、ポインタの現在位置を更新する(ステップS130)。すなわち、制御部20は、ステップS120またはステップS125でポインタが表示された位置をポインタの現在位置と見なし、RAMを更新する。
(3)他の実施形態:
以上の実施形態は本発明を実施するための一例であり、ポインタが前回表示されていた第1領域に視点が含まれるか否かに応じてポインタの表示位置を制御する限りにおいて、他にも種々の実施形態を採用可能である。例えば、表示制御システムは、各種のシステム、汎用コンピュータシステム等に適用されていても良い。また、表示制御システムは、複数の装置(例えば、クライアントとサーバ)によって実現されるシステムであっても良い。
さらに、表示制御システムを構成する視点検出部21a、ポインタ表示制御部21bの少なくとも一部が複数の装置に分かれて存在していても良い。例えば、ポインタ表示制御部21bがディスプレイ40内の制御部で実現されても良いし、ポインタ表示制御部21bがタッチパッド41内の制御部で実現されても良いし、視点検出部21aが視線検出センサ42内の制御部で実現されても良い。むろん、上述の実施形態の一部の構成が省略されてもよいし、処理の順序が変動または省略されてもよい。
視点検出部は、利用者の視点を検出することができればよく、種々の構成を採用可能である。例えば、上述の実施形態のように、利用者の目を撮影するカメラの出力に基づいて利用者の目の動作を特定することにより視線を特定し、視線と予め特定されたディスプレイ画面との交点を視点と見なす構成等を採用可能である。検出対象となる目は1個であっても良いし、2個であっても良いが、精度を高めるためには検出対象の目は2個であることが好ましい。2個の目の視線が特定された場合における視点は、各目の視線に基づいて特定された各視点から統計的に特定されても良いし、利き目によるバイアスに基づいて視点が特定されても良い。さらに、視点は、少なくとも、利用者が視認している表示領域上で特定されれば良い。
ポインタ表示制御部は、ポインティングデバイスの出力に基づいて表示部におけるポインタの表示を制御することができればよい。すなわち、指示対象を指示するポインタが表示部に表示される構成において、ポインタ表示制御部は、ポインタの位置や表示および非表示を制御することができればよい。
ポインタは指示対象を指示することができればよく、ディスプレイ上の画像であっても良いし、指示対象に対応づけて配置されたランプ等であっても良く、種々の構成を採用可能である。ポインタが画像である場合、表示部はディスプレイであり、ポインタがランプである場合、表示部はランプを含む点灯制御装置である。指示対象は、ポインタで指示される対象であれば良く、ディスプレイ上の任意の画素であっても良いし、画像(アイコン等)であっても良いし、デバイス(エアコンの吹き出し口や窓の開閉スイッチ等)であっても良い。
ポインティングデバイスは各種のデバイスを想定可能であり、少なくともポインタの位置を変化させるための入力を受け付けることが可能なデバイスであれば良い。従って、上述のようなタッチパッドの他、ボタンやジョイスティック、接触センサ等の各種のデバイスをポインティングデバイスとすることができる。ポインティングデバイスの出力は、利用者が行ったポインティングデバイスへの操作を示す出力であれば良く、当該出力によって少なくともポインタの位置を制御することができればよい。むろん、ポインタはポインティングデバイスの出力と、視点との組み合わせによって制御されても良い。例えば、視点がボタン等の指示対象に存在する状態で指示対象方向への移動がポインティングデバイスによって指示された場合、ポインタを指示対象にジャンプさせる構成等が挙げられる。
第1領域は、ポインタが前回表示されていた領域であれば良く、領域は種々の指標に基づいて定義可能である。例えば、領域は予め定義されていても良いし、ポインタからの距離等に応じて動的に定義されても良い。また、領域は、表示部上で定義されても良いし、表示部を含む物体上で定義されても良い。前者としては、上述の実施形態のように表示部が複数のディスプレイを備える構成において各ディスプレイが異なる領域である構成の他、ディスプレイとしての表示部が複数の領域に分割されている構成等が挙げられる。後者としては、ポインタからの距離が既定距離以内の領域を第1領域とする構成等が挙げられる。
さらに、本発明のように、ポインタが前回表示されていた第1領域に視点が含まれるか否かに応じてポインタの表示位置を制御する手法は、プログラムや方法としても適用可能である。また、以上のようなシステム、プログラム、方法は、単独の装置として実現される場合や、複数の装置によって実現される場合が想定可能であり、各種の態様を含むものである。例えば、以上のような手段を備えたナビゲーションシステムや方法、プログラムを提供することが可能である。また、一部がソフトウェアであり一部がハードウェアであったりするなど、適宜、変更可能である。さらに、システムを制御するプログラムの記録媒体としても発明は成立する。むろん、そのソフトウェアの記録媒体は、磁気記録媒体であってもよいし光磁気記録媒体であってもよいし、今後開発されるいかなる記録媒体においても全く同様に考えることができる。
10…表示制御システム、20…制御部、21…表示制御プログラム、21a…視点検出部、21b…ポインタ表示制御部、30…記録媒体、30a…表示情報、40、40a、40b…ディスプレイ、41…タッチパッド

Claims (3)

  1. 利用者の視点を検出する視点検出部と、
    ポインティングデバイスの出力に基づいて表示部におけるポインタの表示を制御し、前記表示部上に表示されていなかった前記ポインタが表示される場合、
    前記ポインタが前回表示されていた第1領域に前記視点が含まれるならば前記ポインタが前回表示されていた位置に前記ポインタを表示し、
    前記第1領域と異なる第2領域に前記視点が含まれるならば前記視点に前記ポインタを表示する、ポインタ表示制御部と、
    を備える表示制御システム。
  2. 前記第1領域および前記第2領域は異なるディスプレイ上に存在する、
    請求項1に記載の表示制御システム。
  3. コンピュータを、
    利用者の視点を検出する視点検出部、
    ポインティングデバイスの出力に基づいて表示部におけるポインタの表示を制御し、前記表示部上に表示されていなかった前記ポインタが表示される場合、
    前記ポインタが前回表示されていた第1領域に前記視点が含まれるならば前記ポインタが前回表示されていた位置に前記ポインタを表示し、
    前記第1領域と異なる第2領域に前記視点が含まれるならば前記視点に前記ポインタを表示する、ポインタ表示制御部、
    として機能させる表示制御プログラム。
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