JP2018063296A - 音響解析方法および音響解析装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の好適な態様に係る音響解析装置は、音符に対応する音の基底スペクトルと音響信号の観測スペクトルとの類似の度合を示す類似指標を複数の音符の各々について算定する指標算定部と、前記複数の音符のうち楽曲内の各時点において発音される1個以上の音符について、前記指標算定部が当該音符について算定した類似指標と、前記楽曲内における当該音符の音量を示す係数との積を合計することで、前記観測スペクトルが当該時点で観測される尤度を算定する尤度算定部とを具備する。
以上に例示した態様は多様に変形され得る。具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2個以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
<態様1>
本発明の好適な態様(態様1)に係る音響解析方法は、コンピュータシステムが、音符に対応する音の基底スペクトルと音響信号の観測スペクトルとの類似の度合を示す類似指標を複数の音符の各々について算定し、前記複数の音符のうち楽曲内の各時点において発音される1個以上の音符について、当該音符について算定した類似指標と、前記楽曲内における当該音符の音量を示す係数との積を合計することで、前記観測スペクトルが当該時点で観測される尤度を算定する。態様1では、楽曲内の各時点において発音される1個以上の音符について類似指標と音量を示す係数との積を合計することで、観測スペクトルの尤度が算定される。楽曲内の任意の時点で発音される音符は、発音可能な全部の音符のうちの一部(すなわちスパース)である。したがって、各音符の時間軸上の音量を示す係数と当該音符の基底スペクトルの各強度との積を全部の音符について合計してから、その合計値と音響信号の観測スペクトルの強度との積を複数の周波数にわたり合計することで、尤度を算定する構成と比較すると、尤度の算定に必要な演算量を削減することが可能である。
態様1の好適例(態様2)において、前記類似指標の算定では、前記観測スペクトルの各周波数における強度と、音符に対応する音の前記基底スペクトルの当該周波数における強度との積を、周波数軸上の複数の周波数について合計することで、当該音符の前記類似指標を算定する。
態様1または態様2の好適例(態様3)に係る音響解析方法において、前記楽曲内の各時点が前記観測スペクトルの発音時点に該当する事後確率の確率分布を前記尤度から算定し、前記楽曲内に前記観測スペクトルの発音位置を前記事後確率の確率分布から特定する。
本発明の好適な態様(態様4)に係る音響解析装置は、音符に対応する音の基底スペクトルと音響信号の観測スペクトルとの類似の度合を示す類似指標を複数の音符の各々について算定する指標算定部と、前記複数の音符のうち楽曲内の各時点において発音される1個以上の音符について、前記指標算定部が当該音符について算定した類似指標と、前記楽曲内における当該音符の音量を示す係数との積を合計することで、前記観測スペクトルが当該時点で観測される尤度を算定する尤度算定部とを具備する。態様4では、楽曲内の各時点において発音される1個以上の音符について類似指標と音量を示す係数との積を合計することで、観測スペクトルの尤度が算定される。楽曲内の任意の時点で発音される音符は、発音可能な全部の音符のうちの一部(すなわちスパース)である。したがって、各音符の時間軸上の音量を示す係数と当該音符の基底スペクトルの各強度との積を全部の音符について合計してから、その合計値と音響信号の観測スペクトルの強度との積を複数の周波数にわたり合計することで、尤度を算定する構成と比較して、尤度の算定に必要な演算量を削減することが可能である。
態様4の好適例(態様5)において、前記指標算定部は、前記観測スペクトルの各周波数における強度と、音符に対応する音の前記基底スペクトルの当該周波数における強度との積を、周波数軸上の複数の周波数について合計することで、当該音符の前記類似指標を算定する。
態様4または態様5の好適例(態様6)に係る音響解析装置は、前記楽曲内の各時点が前記観測スペクトルの発音時点に該当する事後確率の確率分布を、前記尤度算定部が算定した尤度から算定する確率算定部と、前記楽曲内に前記観測スペクトルの発音位置を、前記確率算定部が算定した前記事後確率の確率分布から特定する位置特定部とを具備する。
Claims (4)
- コンピュータシステムが、
音符に対応する音の基底スペクトルと音響信号の観測スペクトルとの類似の度合を示す類似指標を複数の音符の各々について算定し、
前記複数の音符のうち楽曲内の各時点において発音される1個以上の音符について、当該音符について算定した類似指標と、前記楽曲内における当該音符の音量を示す係数との積を合計することで、前記観測スペクトルが当該時点で観測される尤度を算定する
音響解析方法。 - 前記類似指標の算定においては、前記観測スペクトルの各周波数における強度と、音符に対応する音の前記基底スペクトルの当該周波数における強度との積を、周波数軸上の複数の周波数について合計することで、当該音符の前記類似指標を算定する
請求項1の音響解析方法。 - 前記楽曲内の各時点が前記観測スペクトルの発音時点に該当する事後確率の確率分布を前記尤度から算定し、
前記楽曲内に前記観測スペクトルの発音位置を前記事後確率の確率分布から特定する
請求項1または請求項2の音響解析方法。 - 音符に対応する音の基底スペクトルと音響信号の観測スペクトルとの類似の度合を示す類似指標を複数の音符の各々について算定する指標算定部と、
前記複数の音符のうち楽曲内の各時点において発音される1個以上の音符について、前記指標算定部が当該音符について算定した類似指標と、前記楽曲内における当該音符の音量を示す係数との積を合計することで、前記観測スペクトルが当該時点で観測される尤度を算定する尤度算定部と
を具備する音響解析装置。
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JP2016200131A JP6733487B2 (ja) | 2016-10-11 | 2016-10-11 | 音響解析方法および音響解析装置 |
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JP2018063296A true JP2018063296A (ja) | 2018-04-19 |
JP6733487B2 JP6733487B2 (ja) | 2020-07-29 |
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ID=61967808
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JP2016200131A Active JP6733487B2 (ja) | 2016-10-11 | 2016-10-11 | 音響解析方法および音響解析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6733487B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112259063A (zh) * | 2020-09-08 | 2021-01-22 | 华南理工大学 | 一种基于音符瞬态字典和稳态字典的多音高估计方法 |
WO2021230622A1 (ko) * | 2020-05-15 | 2021-11-18 | 엘지전자 주식회사 | 분리막 구조, 그 제조 방법 및 이를 이용한 이차전지 |
-
2016
- 2016-10-11 JP JP2016200131A patent/JP6733487B2/ja active Active
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WO2021230622A1 (ko) * | 2020-05-15 | 2021-11-18 | 엘지전자 주식회사 | 분리막 구조, 그 제조 방법 및 이를 이용한 이차전지 |
CN112259063A (zh) * | 2020-09-08 | 2021-01-22 | 华南理工大学 | 一种基于音符瞬态字典和稳态字典的多音高估计方法 |
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JP6733487B2 (ja) | 2020-07-29 |
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