JP2018062298A - 空調装置及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィンにおける空気との熱交換性能を十分に発揮することのできる空調装置、及びその製造方法を提供する。【解決手段】空調装置10の放熱フィン140は、空気の流れ方向に対して平行な板状に形成されており、同方向に沿った途中の位置、である分割位置において分割されている。空調装置10は、放熱フィン140のうち分割位置を挟んで互いに隣り合う部分が、互いに異なる方向に傾斜していることにより、分割されたそれぞれの部分の端面に空気が当たるように構成されている。【選択図】図1
Description
本開示は、空気の加熱又は冷却を行う空調装置、及びその製造方法に関する。
相変化する蓄熱材を用いた空調装置が知られている。このような空調装置は、例えばペルチェ素子によって予め蓄熱材を冷却し凝固させておいた後、低温の蓄熱材によって空気を冷却することができる。逆に、ペルチェ素子によって蓄熱材を予め加熱し融解させておいた後、高温の蓄熱材によって空気を加熱することもできる。尚、前者の場合における蓄熱材は、その機能に鑑みれば「蓄冷材」とも称されるべきなのであるが、以下では「蓄熱材」の語に統一して説明することとする。
このような空調装置によれば、ペルチェ素子等によって空気が直接(蓄熱材を介することなく)加熱又は冷却される場合に比べて、空気との間において単位時間あたりに授受される熱量を大きくすることができる。また、蓄熱材の潜熱及び顕熱を用いて空気の加熱等を行うので、加熱性能又は冷却性能を長時間に亘って維持することができる。
下記特許文献1には、上記のような空調装置の一例として、空気を冷却することのできる電子冷却装置について記載されている。当該電子冷却装置は、蓄熱材(相変化材料)を内部に収容する容器を備えている。容器は全体が直方体となっており、その表面には、空気の加熱又は冷却を行うためのヒートシンクが形成されている。
容器とヒートシンクとの間における熱抵抗を低減させること、及び部品点数を抑制することに鑑みれば、容器とヒートシンクとを押し出し成型によって一体に形成することが好ましい。この場合、ヒートシンクに形成されたそれぞれのフィンは、成形時の押し出し方向に沿って伸びるような形状となる。つまり、板状であるフィンのそれぞれの主面が、押し出し方向に対して平行であるような形状となる。
このような形状においては、フィンに向かって供給される空気は、その一部がフィンの上流側端部に衝突し、その後はフィンに沿って流れることとなる。この場合、所謂前縁効果がフィンの上流側端部でしか生じないので、フィンにおける空気との熱交換性能が十分には発揮されないことがある。
本開示は、フィンにおける空気との熱交換性能を十分に発揮することのできる空調装置、及びその製造方法を提供することを目的とする。
本開示に係る空調装置は、空気の加熱又は冷却を行う空調装置(10)であって、相変化する蓄熱材(PF)が内部に充填された容器であって、互いに対向する第1壁(110)及び第2壁(120)を有する蓄熱容器(100)と、第1壁に外側から取り付けられており、第1壁を介して蓄熱材の加熱又は冷却を行う温調部(300)と、第2壁の外側に複数の形成されており、空気に直接触れることによって当該空気の加熱又は冷却を行うフィン(140)と、を備える。それぞれのフィンは、空気の流れ方向に対して平行な板状に形成され、同方向に沿った途中の位置、である分割位置(DV)において分割されており、フィンのうち分割位置を挟んで互いに隣り合う部分(141,142)が、互いに異なる方向に傾斜していることにより、分割されたそれぞれの部分の端面に空気が当たるように構成されている。
このような構成の空調装置では、フィンに向かって供給される空気は、フィンのうち最も上流側の端部に当たった後、分割位置に形成されたフィンの端部に再度当たることとなる。所謂前縁効果が、空気の流れ方向に沿った複数個所において生じることとなり、フィンの近傍における境界層の発達が抑制される。その結果、空気とフィン表面との間の温度差が大きくなり、フィンにおける空気との熱交換性能が十分に発揮される。
本開示によれば、フィンにおける空気との熱交換性能を十分に発揮することのできる空調装置、及びその製造方法が提供される。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
第1実施形態について、図1乃至図3を参照しながら説明する。第1実施形態に係る空調装置10は、空気を冷却するための装置として構成されている。図1には、空調装置10を、空気の流れ方向に対して垂直な面で切断した場合の断面図が模式的に示されている。図2には、空調装置10のうちケース400の内部に収容されている部分の一部(ペルチェ素子300よりも上方側の部分)が斜視図で示されている。図3には、図2に示される状態から、蓋210、220を取り外した状態が示されている。
空調装置10は、ケース400と、蓄熱容器100と、ペルチェ素子300と、ヒートシンク500と、を備えている。
ケース400は、後述の蓄熱容器100等を内部に収容する容器であって、その内部には空気を案内する流路AP1、AP2が形成されている。空調装置10は、流路AP1を流れる空気から熱を奪い、流路AP2を流れる空気に当該熱を放出するように構成されている。これにより、流路AP1を流れる空気はその温度を低下させ、低温の空気となって外部に放出される。
図1においては、流路AP2において空気が流れる方向(図1において紙面手前側から奥側に向かう方向)をx方向としており、同方向に沿ってx軸を設定している。また、x方向に対して垂直な方向であって、図1において左側から右側に向かう方向をy方向としており、同方向に沿ってy軸を設定している。更に、x方向及びy方向のいずれに対しても垂直な方向であって、図1において下側から上側に向かう方向をz方向としており、同方向に沿ってz軸を設定している。その他の図及び以下の説明においても同様である。
ケース400は、下ケース410と上ケース420とを組み合わせることによって構成されている。下ケース410は流路AP1を区画する部分であり、上ケース420は流路AP1を区画する部分である。
下ケース410は、底板411と、側板412、414とを有している。底板411は平坦な板状となるように形成された部分であって、その主面の法線方向がz軸に沿うように配置されている。
側板412は、平坦な板状となるように形成された部分であって、底板411のうち−y方向側の端部からz方向側に向かって伸びるように形成されている。側板412のうちz方向側の端部には、−y方向側に向かって伸びるフランジ413が形成されている。
側板414は、平坦な板状となるように形成された部分であって、底板411のうちy方向側の端部からz方向側に向かって伸びるように形成されている。側板414のうちz方向側の端部には、y方向側に向かって伸びるフランジ415が形成されている。
図1に示されるような断面形状を有する下ケース410は、その全体がx方向に沿って伸びるように形成されている。下ケース410は、流路AP1において空気がヒートシンク500を通過して流れるように、空気を案内するためのダクトとして機能するものである。下ケース410の内部には、上記のような空気の流れを生じさせるための不図示のファンが設けられている。
上ケース420は、天板421と、側板422、424とを有している。天板421は平坦な板状となるように形成された部分であって、その主面の法線方向がz軸に沿うように配置されている。尚、天板421のうち−z方向側の面には、後述の突起450、460(図5を参照)がそれぞれ複数個形成されているのであるが、図1においてはその図示が省略されている。
側板422は、平坦な板状となるように形成された部分であって、天板421のうち−y方向側の端部から−z方向側に向かって伸びるように形成されている。側板422のうち−z方向側の端部には、−y方向側に向かって伸びるフランジ423が形成されている。
側板424は、平坦な板状となるように形成された部分であって、天板421のうちy方向側の端部から−z方向側に向かって伸びるように形成されている。側板424のうち−z方向側の端部には、y方向側に向かって伸びるフランジ425が形成されている。
図1に示されるような断面形状を有する上ケース420は、その全体がx方向に沿って伸びるように形成されている。上ケース420は、流路AP2において空気が放熱フィン140(後述)を通過して流れるように、空気を案内するためのダクトとして機能するものである。上ケース420の内部には、上記のような空気の流れを生じさせるための不図示のファンが設けられている。
下ケース410と上ケース420とは、フランジ413とフランジ423、及びフランジ415とフランジ425を、それぞれ上下に重ねるように組み合わせられている。フランジ413とフランジ423とは、後述の支持板310を間に挟み込んだ状態で、不図示のボルトによって締結固定されている。同様に、フランジ415とフランジ425とは、支持板310を間に挟み込んだ状態で、不図示のボルトによって締結固定されている。
蓄熱容器100は、その外形が概ね直方体となるように形成された容器である。蓄熱容器100は、平板状の第1壁110と第2壁120とを有している。第1壁110は−z方側に配置されており、第2壁120はz方側に配置されている。第1壁110と第2壁120とは互いに対向しており、いずれも天板421に対して平行となっている。
図1、図3に示されるように、第1壁110の−y方向側端部と第2壁120の−y方向側端部とは、両者に対して垂直な側壁151によって接続されている。また、第1壁110のy方向側端部と第2壁120のy方向側端部とは、両者に対して垂直な側壁152によって接続されている。側壁151と側壁152とは互いに平行であり、且つ対向している。側壁151は、上ケース420の側板422に対して内側から当接している。側壁152は、上ケース420の側板424に対して内側から当接している。
蓄熱容器100の内部には空間SPが形成されている。また、この空間SPには蓄熱材PF(図1を参照)が充填されている。蓄熱材PFは、温度に応じて相変化する流体である。本実施形態では、蓄熱材PFとしてパラフィンが用いられている。本実施形態における蓄熱材PFの融点は、外気温よりも低くなっている。図2、図3に示されるように、蓄熱容器100の側壁152には、外部から蓄熱材PFを封入するための封入穴101が形成されている。蓄熱材PFは、封入穴101を通じて外部から空間SP内に供給され充填されている。封入穴101は不図示の封止部材によって塞がれている。
蓄熱容器100は、第1壁110、第2壁120、側壁151、側壁152からなる筒状の部材として形成されており、その両端部に形成された開口(空間SPの端部である)のそれぞれが蓋210、220(図2を参照)によって塞がれている。蓋210、220はいずれも板状の部材であって、蓄熱容器100の端部に対してろう接されている。
ペルチェ素子300は、第1壁110を介して蓄熱材PFを冷却するためのものである。ペルチェ素子300は、第1壁110の下面111の略全体に密着するように、第1壁110に対して外側(−z方向側)から取り付けられている。このようなペルチェ素子300は、本実施形態における「温調部」に該当する。ペルチェ素子300による冷却が行われると、蓄熱容器100の内部において蓄熱材PFが凝固する。これにより、蓄熱材PFへの「蓄冷」が行われる。
ペルチェ素子300は、平板状の支持板310によって支持されている。支持板310は、既に述べたように、フランジ413とフランジ423との間、及びフランジ415とフランジ425との間に挟み込まれた状態で固定されている。
第2壁120の上面121には、複数の放熱フィン140が形成されている。それぞれの放熱フィン140は平板状に形成されており、上面121から流路AP2の内部に向けて突出している。それぞれの放熱フィン140の主面は、流路AP2を空気が流れる方向、すなわちx方向に対して平行となっている。放熱フィン140は、流路AP2を流れる空気に直接触れることにより、当該空気の冷却を行う部分として機能する。放熱フィン140が複数形成されていることで、空気との接触面積が大きくなっている。このため、空調装置10と空気との間における熱伝達が効率的に行われる。放熱フィン140の具体的な形状については後に説明する。
ヒートシンク500は、流路AP1を流れる空気に対し、ペルチェ素子300からの熱を放出するためのものである。ヒートシンク500は、ベース部510とフィン部520とを有している。ベース部510は平板状に形成された部分であって、底板411に対し平行となるように配置されている。ベース部510は、ペルチェ素子300のうち第1壁110に接している面とは反対側の面、の概ね全体に対し当接した状態で固定されている。
フィン部520は平板状に形成されており、ベース部510から流路AP1の内部に向けて突出している。それぞれのフィン部520の主面は、流路AP1を空気が流れる方向、すなわちx方向に対して平行となっている。フィン部520は、流路AP1を流れる空気に直接触れることにより、当該空気への熱の放出を行う部分として機能する。フィン部520が複数形成されていることで、空気との接触面積が大きくなっている。このため、空調装置10と空気との間における熱伝達が効率的に行われる。
蓄熱容器100の内部には、平板状の伝熱促進壁130が複数設けられている。それぞれの伝熱促進壁130は、第1壁110と第2壁120との間を繋ぐように設けられている。具体的には、それぞれの伝熱促進壁130は側壁151に対し平行な壁となっており、その下端が第1壁110に接続され、上端が第2壁120に接続されている。これにより、蓄熱容器100の内部の空間SPは、伝熱促進壁130によって複数の空間に分けられている。以下では、複数に分けられたそれぞれの空間のことを示すものとして「空間SP」の語を用いる。
このような伝熱促進壁130が設けられていることにより、第1壁110や第2壁120の変形が抑制されている。ペルチェ素子300が取り付けられる下面111が平坦に保たれるので、ペルチェ素子300と下面111との間における熱抵抗を、全体で概ね均等な状態に維持することができる。これにより、ペルチェ素子300の冷却性能が全体で均一に発揮される。
また、伝熱促進壁130が設けられていることにより、蓄熱容器100と蓄熱材PFとの接触面積が大きくなっている。その結果、蓄熱材PFとペルチェ素子300との間における伝熱、及び、蓄熱材PFと放熱フィン140との間における熱の伝達が、いずれも効率よく行われる。
尚、封入穴101から供給される蓄熱材PFがそれぞれの空間SPに充填されるように、それぞれの伝熱促進壁130には不図示の貫通穴が形成されている。このような態様に替えて、それぞれの空間SPに対応した封入穴が、第1壁110又は第2壁120に形成されているような態様としてもよい。
また、伝熱促進壁130のうち一部または全部が、第1壁110及び第2壁120のうち一方のみから突出するように形成されていてもよい。つまり、第1壁110等の先端部分に隙間が形成されているような態様であってもよい。
空調装置10の機能について説明する。空調装置10によって空気の冷却が行われる際には、予めペルチェ素子300による蓄熱材PFの冷却が行われる。これにより、蓄熱材PFは凝固した状態となる。このとき、流路AP1に設けられた不図示のファンが駆動される。これにより、ペルチェ素子300によって蓄熱材PFから奪われた熱が、ヒートシンク500を介して流路AP1内の空気へと放出される。
その後、流路AP2に設けられた不図示のファンを駆動させることにより、放熱フィン140に沿って外部から空気が送り込まれる。放熱フィン140は、凝固した蓄熱材PFによって低温となっている。このため、放熱フィン140に沿って流れる空気の熱は、放熱フィン140及び第2壁120を介して蓄熱材PFに伝えられる。つまり、放熱フィン140では空気からの吸熱が行われる。これにより、蓄熱材PFが加熱されるとともに、放熱フィン140に沿って流れる空気が冷却される。空気は、放熱フィン140に沿って流れる際においてその温度を低下させた後、流路AP2を通って外部に放出される。
尚、蓄熱材PFは加熱されるのであるが、その熱は蓄熱材PFを溶解させるために用いられるので、蓄熱材PFは長時間に亘って低温の状態に保たれる。このため、空気の冷却を長時間に亘って行うことができる。また、蓄熱材PFの潜熱及び顕熱を用いて空気の冷却が行われるので、ペルチェ素子300によって直接空気の冷却が行われる場合に比べて、単位時間あたりに空気から奪われる熱量(つまり冷却性能)も大きくなっている。
このような空調装置10は、例えば、車両に設けられた居眠り運転防止装置に応用することができる。具体的には、空調装置10によって低温となった空気を車両の運転者に吹き付けることにより、運転者を覚醒させ、居眠り運転を防止するようなことが可能となる。
以上においては、空調装置10によって空気の冷却が行われる場合について説明したが、空調装置10によれば空気の加熱を行うこともできる。この場合は、外気温よりも融点の高い蓄熱材PFを用いればよい。
空調装置10によって空気の加熱が行われる際には、予めペルチェ素子300による蓄熱材PFの加熱が行われる。これにより、蓄熱材PFは溶解した状態となる。このとき、流路AP1に設けられた不図示のファンが駆動される。これにより、ヒートシンク500を介して流路AP1内の空気から奪われた熱が、ペルチェ素子300によって蓄熱材PFへと加えられる。
その後、流路AP2に設けられた不図示のファンを動作させることにより、放熱フィン140に沿って外部から空気が送り込まれる。放熱フィン140は、溶解した蓄熱材PFによって高温となっている。このため、放熱フィン140に沿って流れる空気には、第2壁120及び放熱フィン140を介して蓄熱材PFからの熱が伝えられる。つまり、放熱フィン140では空気への放熱が行われる。これにより、蓄熱材PFが冷却されるとともに、放熱フィン140に沿って流れる空気が加熱される。空気は、放熱フィン140に沿って流れる際においてその温度を上昇させた後、外部に放出される。
尚、蓄熱材PFは冷却されるのであるが、その熱は蓄熱材PFを凝固させるために用いられるので、蓄熱材PFは長時間に亘って高温の状態に保たれる。このため、空気の加熱を長時間に亘って行うことができる。また、蓄熱材PFの潜熱及び顕熱を用いて空気の加熱が行われるので、ペルチェ素子300によって直接空気の加熱が行われる場合に比べて、単位時間あたりに空気に加えられる熱量(つまり加熱性能)も大きくなっている。
以上のように、空調装置10は、空気の冷却及び加熱の両方を行うことが可能となっている。蓄熱材PFは、蓄熱材としてのみならず蓄冷材としても機能するのであるが、煩雑さを避けるためにここでは「蓄熱材PF」と統一して表記している。同様に、蓄熱容器100は、蓄熱容器としてのみならず蓄冷容器としても機能するのであるが、煩雑さを避けるためにここでは「蓄熱容器100」と統一して表記している。更に、放熱フィン140は、放熱フィン(放熱部)としてのみならず吸熱フィン(吸熱部)としても機能するのであるが、煩雑さを避けるためにここでは「放熱フィン140」と統一して表記している。
本実施形態では、第1壁110、第2壁120、側壁151、152、伝熱促進壁130、及び放熱フィン140の全体が、単一の部材によって一体に形成されている。つまり、蓄熱材PFに熱を伝えるための部材の全体が一体となっている。このため、一部の接合不良によって空調装置10の冷却性能等が損なわれてしまうことが確実に防止される。また、部品点数及び製造時の工数が低減されるという利点もある。
本実施形態では、蓄熱材PFの相変化が、固相と液相の間で生じるような態様となっている。このような態様に替えて、蓄熱材PFの相変化が、液相と気相の間で生じるような態様としてもよい。
放熱フィン140の具体的な形状について、図3を参照しながら説明する。それぞれの放熱フィン140は、空気の流れ方向(つまりx方向)に対して平行な板状に形成されており、同方向に沿った途中の位置、である分割位置DVにおいて分割されている。本実施形態における分割位置DVは、放熱フィン140のうちx方向における中央となる位置である。
放熱フィン140のうち分割位置DVよりも−x方向側の部分のことを、以下では、「放熱フィン141」とも表記する。また、放熱フィン140のうち分割位置DVよりもx方向側の部分のことを、以下では、「放熱フィン142」とも表記する。
放熱フィン140のうち分割位置DVを挟んで互いに隣り合う部分、すなわち放熱フィン141と放熱フィン142とは、互いに異なる方向に傾斜している。具体的には、放熱フィン141は、その上端部分がy方向側に向かうように傾斜しており、放熱フィン142は、その上端部分が−y方向側に向かうように傾斜している。
その結果、空気の流れ方向であるx方向に沿って見た場合においては、図1に示されるように、放熱フィン141と放熱フィン142とが互いに交差した状態となっている。このため、流路AP2をx方向に流れる空気は、その一部が放熱フィン141のうち−x方向側(上流側)の端面に当たるだけでなく、放熱フィン142のうち−x方向側(上流側)の端面にも当たる。
このため、所謂前縁効果が、空気の流れ方向に沿った複数個所において生じることとなり、放熱フィン140の近傍における境界層の発達が抑制される。その結果、流路AP2を流れる空気と放熱フィン140の表面との間の温度差が大きくなり、放熱フィン140における空気との熱交換性能が十分に発揮される。
本実施形態では、複数の放熱フィン140におけるそれぞれの分割位置DVが、空気の流れ方向において互いに同一の位置となっている。つまり、それぞれの分割位置DVのx座標が全て同じとなっており、複数の分割位置DVがy方向に沿って一列に並んでいる。このため、それぞれの放熱フィン140を分割する際においては、分割のための工具(カッター)をy方向に沿って移動させるだけで、全ての放熱フィン140を一度に分割することができる。
空調装置10の製造方法について簡単に説明する。当該製造方法は、第1工程と、第2工程と、第3工程とを有している。
第1工程は、蓄熱容器100をアルミニウムの押し出し成型によって一体に形成する工程である。第1工程では、第1壁110、第2壁120、側壁151、152、伝熱促進壁130、及び放熱フィン140の全体が、押し出し成型によって一度に形成される。尚、当該押し出し成型の際における押し出し方向は、空気の流れ方向であるx方向と同じである。図4に示されるように、第1工程が終了した直後における放熱フィン140は、いずれも傾斜しておらず、側壁151に対して平行となっている。
第2工程は、それぞれの放熱フィン140を複数に分割する工程である。第2工程では、分割位置DVにおいてカッターをy方向に移動させることにより、それぞれの放熱フィン140が2つに分割されて行く。図5の下方側には、第2工程が完了した時点における蓄熱容器100の状態が示されている。
第3工程は、放熱フィン140のうち分割されたそれぞれの部分(つまり放熱フィン141と放熱フィン142)を互いに異なる方向に傾斜させる工程である。第3工程を説明するに先立ち、上ケース420の天板421の具体的な形状について説明する。
図5の上方側部分には、上ケース420のうち天板421のみが示されている。同図に示されるように、天板421のうち−z方向側の面には、複数の突起450、460が形成されている。突起450は、放熱フィン141に対しz方向に対向する位置に形成されている。つまり、天板421のうち、それぞれの放熱フィン141のz方向側となる位置には、突起450が個別に形成されている。
同様に、突起460は、放熱フィン142に対しz方向に対向する位置に形成されている。つまり、天板421のうち、それぞれの放熱フィン142のz方向側となる位置には、突起460が個別に形成されている。
突起450のうちy方向側の部分には、傾斜面451が形成されている。傾斜面451は、放熱フィン141の先端(z方向側の端部)に当接する面であって、その法線方向が−z方向側であり且つy方向側に向かうよう、第2壁120に対して傾斜した面となっている。
突起460のうち−y方向側の部分には、傾斜面461が形成されている。傾斜面461は、放熱フィン142の先端(z方向側の端部)に当接する面であって、その法線方向が−z方向側であり且つ−y方向側に向かうよう、第2壁120に対して傾斜した面となっている。つまり、突起460の形状は、突起450をy方向に反転させたような形状となっている。
このように、天板421の内面(つまり上ケース420の内面)には、それぞれの放熱フィン140の先端に当接する面であって、その表面が第2壁120に対して傾斜している傾斜面451、461が複数形成されている。
第3工程では、図5に示されるように、蓄熱容器100のz方向側となる位置に天板421が先ず配置される。このときは、放熱フィン140の先端と傾斜面451、461とは未だ当接しておらず、両者の間は離間した状態となっている。その後、天板421を−z方向側に移動させ、それぞれの放熱フィン140の先端に傾斜面451、461を当接させる。その後、更に天板421を−z方向側に移動させる。このときにおける放熱フィン140の状態が図6に示されている。図6(A)には、第3工程が完了した時点における蓄熱容器100及び天板421を、分割位置DVよりも−x方向側の位置で切断した場合における断面が模式的に示されている。図6(B)には、第3工程が完了した時点における蓄熱容器100及び天板421を、分割位置DVよりもx方向側の位置で切断した場合における断面が模式的に示されている。
図6(A)に示されるように、放熱フィン141のそれぞれは、その先端に傾斜面451が押し当てられることにより、−z方向側であり且つy方向側に向かうような力を受けて変形し、y方向側に向かって傾斜した状態となっている。また、図6(B)に示されるように、放熱フィン142のそれぞれは、その先端に傾斜面461が押し当てられることにより、−z方向側であり且つ−y方向側に向かうような力を受けて変形し、−y方向側に向かって傾斜した状態となっている。
つまり、放熱フィン140のうち分割位置DVを挟んで互いに隣り合う部分(つまり放熱フィン141と放熱フィン142)は、傾斜角度が互いに異なる傾斜面451、461にそれぞれ押し当てられることにより、互いに異なる方向に傾斜した状態となっている。
本実施形態では、放熱フィン140のそれぞれの傾斜角度が、傾斜面451、461によってそれぞれ自動的に調整されることとなるので、互いに異なるように傾斜した放熱フィン141、142を比較的容易に形成することが可能となっている。
第1実施形態の変形例について、図7を参照しながら説明する。図7(A)に示される例では、放熱フィン140のうち第2壁120の近傍部分、すなわち−z方向側の部分において、y軸に沿って凹状となるような凹部140aが形成されている。このような凹部140aは、全ての放熱フィン140に形成されている。その結果、第2壁120の近傍部分における放熱フィン140の厚さL1は、放熱フィン140の他の部分における厚さL2よりも小さくなっている。
このため、第3工程において、放熱フィン140に傾斜面451、461が押し当てられた際には、放熱フィン140の変形は凹部140aにおいて生じ、凹部140aよりもz方向側の部分は概ね平坦な状態に維持されたまま傾斜する。これにより、空気の流れ方向に沿って見た場合には、放熱フィン141と放熱フィン142との重なり量が比較的小さくなり、下流側にある放熱フィン142の端部がより広く露出することとなる。その結果、前縁効果がより生じやすくなり、放熱フィン140における空気との熱交換性能を更に高めることができる。尚、ここでいう放熱フィン140の「厚さ」とは、y方向に沿った放熱フィン140の寸法のことである。
尚、第2壁120の厚さが一部において小さくなっている場合には、放熱フィン140と第2壁120との間の熱伝導が妨げられることとなる。このため、第2壁120の近傍部分における放熱フィン140の厚さL1は、熱伝導が妨げられることによる冷却性能又は加熱性能の低下が、問題にならない程度の寸法としておくことが好ましい。
図7(B)に示される例では、放熱フィン140の主面同士が互いに平行とはなっていない。放熱フィン140の厚さは、z方向側の端部において最も大きくなっており(厚さL12)、−z方向側に行くに従って次第に小さくなっている。その結果、第2壁120の近傍部分における放熱フィン140の厚さL11は、放熱フィン140の他の部分における厚さよりも小さくなっている。このような態様であっても、図7(A)の例について説明したものと同様の効果を奏する。
第2実施形態について、図8を参照しながら説明する。本実施形態では、放熱フィン140の形状においてのみ第1実施形態と異なっており、その他の点については第1実施形態と同じである。以下では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
図8に示されるように、本実施形態では、放熱フィン140のそれぞれが2つに分割されているのではなく、3つに分割されている。これにより、それぞれの放熱フィン140の分割位置の数は2つとなっている。以下では、−x方向側にある分割位置のことを「分割位置DV1」とも表記し、x方向側にある分割位置のことを「分割位置DV2」とも表記する。また、本実施形態については、放熱フィン140のうち分割位置DV1よりも−x方向側の部分のことを「放熱フィン141」とも表記し、放熱フィン140のうち分割位置DV1と分割位置DV2との間の部分のことを「放熱フィン142」とも表記し、放熱フィン140のうち分割位置DV2よりもx方向側の部分のことを「放熱フィン143」とも表記する。
尚、複数の放熱フィン140におけるそれぞれの分割位置DV1は、空気の流れ方向において互いに同一の位置となっている。つまり、それぞれの分割位置DV1のx座標が全て同じとなっており、複数の分割位置DV1がy方向に沿って一列に並んでいる。同様に、複数の放熱フィン140におけるそれぞれの分割位置DV2は、空気の流れ方向において互いに同一の位置となっている。つまり、それぞれの分割位置DV2のx座標が全て同じとなっており、複数の分割位置DV2がy方向に沿って一列に並んでいる。
放熱フィン140のうち分割位置DV1を挟んで互いに隣り合う部分、すなわち放熱フィン141と放熱フィン142とは、互いに異なる方向に傾斜している。具体的には、放熱フィン141は、その上端部分が−y方向側に向かうように傾斜しており、放熱フィン142は、その上端部分がy方向側に向かうように傾斜している。
放熱フィン140のうち分割位置DV2を挟んで互いに隣り合う部分、すなわち放熱フィン142と放熱フィン143とは、互いに異なる方向に傾斜している。具体的には、放熱フィン142は、上記のようにその上端部分がy方向側に向かうように傾斜しており、放熱フィン143は、その上端部分が−y方向側に向かうように傾斜している。
このような態様においては、流路AP2をx方向に流れる空気は、その一部が放熱フィン141のうち−x方向側(上流側)の端面に当たるだけでなく、放熱フィン142のうち−x方向側(上流側)の端面にも当たる。更に、放熱フィン143のうち−x方向側(上流側)の端面にも当たる。
このため、前縁効果が生じる箇所は、図3に示される第1実施形態の場合よりも更に多くなっている。放熱フィン140の近傍における境界層の発達が更に抑制されるので、放熱フィン140における空気との熱交換性能が更に向上している。
また、放熱フィン141のx軸に沿った寸法L21は、放熱フィン142のx軸に沿った寸法L22よりも小さくなっている。更に、放熱フィン142のx軸に沿った寸法L21は、放熱フィン142のx軸に沿った寸法L23よりも小さくなっている。つまり、放熱フィン140のうち、空気の流れ方向において分割位置(DV1,DV2)よりも上流側の部分では、分割位置(DV1,DV2)よりも下流側の部分に比べて、空気の流れ方向に沿った寸法が短くなっている。
放熱フィン140のうち、空気の流れ方向における上流側の部分では、比較的高温且つ高湿度の空気が流れるので、より高い熱交換性能が求められる。このため、当該部分においては、放熱フィン140の端面と空気との衝突をより多く生じさせ、大きな前縁効果を生じさせることが好ましい。一方、放熱フィン140のうち、空気の流れ方向における下流側の部分では、比較的低温且つ低湿度の空気が流れるので、高い熱交換性能は求められない。このため、当該部分においては、放熱フィン140の端面と空気との衝突をあまり生じさせず、空気の流れに対する抵抗を抑えることが好ましい。
本実施形態では、上流側における放熱フィン141の寸法L21を小さくし、下流側における放熱フィン143の寸法L23を大きくしている。これにより、上流側においては大きな前縁効果を生じさせる一方で、下流側においては空気の流れに対する抵抗を抑制している。
尚、第1実施形態のように放熱フィン140が2つに分割されている場合でも、上記と同様の構成とすることができる。つまり、第1実施形態における放熱フィン141のx軸に沿った寸法を、第1実施形態における放熱フィン142のx軸に沿った寸法よりも短くすれば、上記と同様の効果が得られる。
本実施形態では、それぞれの放熱フィン140が3つに分割されているのであるが、放熱フィン140が4つ以上に分割されていてもよい。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:空調装置
100:蓄熱容器
110:第1壁
120:第2壁
130:伝熱促進壁
140,141,142,143:放熱フィン
300:ペルチェ素子
400:ケース
451,461:傾斜面
DV,DV1,DV2:分割位置
PF:蓄熱材
100:蓄熱容器
110:第1壁
120:第2壁
130:伝熱促進壁
140,141,142,143:放熱フィン
300:ペルチェ素子
400:ケース
451,461:傾斜面
DV,DV1,DV2:分割位置
PF:蓄熱材
Claims (9)
- 空気の加熱又は冷却を行う空調装置(10)であって、
相変化する蓄熱材(PF)が内部に充填された容器であって、互いに対向する第1壁(110)及び第2壁(120)を有する蓄熱容器(100)と、
前記第1壁に外側から取り付けられており、前記第1壁を介して前記蓄熱材の加熱又は冷却を行う温調部(300)と、
前記第2壁の外側に複数の形成されており、空気に直接触れることによって当該空気の加熱又は冷却を行うフィン(140)と、を備え、
それぞれの前記フィンは、
空気の流れ方向に対して平行な板状に形成され、同方向に沿った途中の位置、である分割位置(DV)において分割されており、
前記フィンのうち前記分割位置を挟んで互いに隣り合う部分(141,142)が、互いに異なる方向に傾斜していることにより、分割されたそれぞれの部分の端面に空気が当たるように構成されている空調装置。 - 複数の前記フィンにおけるそれぞれの前記分割位置が、空気の流れ方向において互いに同一の位置となっている、請求項1に記載の空調装置。
- 前記フィンのうち、空気の流れ方向において前記分割位置よりも上流側の部分では、
前記分割位置よりも下流側の部分に比べて、空気の流れ方向に沿った寸法が短くなっている、請求項1に記載の空調装置。 - それぞれの前記フィンは3つ以上に分割されている、請求項3に記載の空調装置。
- 前記第2壁の近傍部分における前記フィンの厚さが、前記フィンの他の部分における厚さよりも小さくなっている、請求項1に記載の空調装置。
- 前記第1壁、前記第2壁、及び前記フィンが、押し出し成型によって一体に形成されており、成形時の押し出し方向が、空気の流れ方向と一致している、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の空調装置。
- 前記蓄熱容器の内部には、前記第1壁及び前記第2壁のうち少なくとも一方から突出する伝熱促進壁(130)が形成されており、
前記第1壁、前記第2壁、前記フィン、及び前記伝熱促進壁が、押し出し成型によって一体に形成されている、請求項6に記載の空調装置。 - 前記フィンを内部に収容しており、空気を案内する流路が内部に形成されたケース(400)を更に備え、
前記ケースの内面には、それぞれの前記フィンの先端に当接する面であって、その表面が前記第2壁に対して傾斜している傾斜面(451,461)が複数形成されており、
前記フィンのうち前記分割位置を挟んで互いに隣り合う部分は、傾斜角度が互いに異なる傾斜面にそれぞれ押し当てられることにより、互いに異なる方向に傾斜した状態となっている、請求項1に記載の空調装置。 - 請求項8に記載された空調装置の製造方法であって、
前記第1壁、前記第2壁、及び前記フィンを、押し出し成型によって一体に形成する第1工程と、
それぞれの前記フィンを複数に分割する第2工程と、
前記フィンを前記ケースの前記傾斜面に押し当てることにより、前記フィンのうち分割されたそれぞれの部分を互いに異なる方向に傾斜させる第3工程と、を有する空調装置の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016202438A JP2018062298A (ja) | 2016-10-14 | 2016-10-14 | 空調装置及びその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020204145A1 (ja) * | 2019-04-02 | 2020-10-08 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 蓄冷ユニット、熱交換器及び車両用空調装置 |
-
2016
- 2016-10-14 JP JP2016202438A patent/JP2018062298A/ja active Pending
Cited By (3)
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WO2020204145A1 (ja) * | 2019-04-02 | 2020-10-08 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 蓄冷ユニット、熱交換器及び車両用空調装置 |
JPWO2020204145A1 (ja) * | 2019-04-02 | 2020-10-08 | ||
JP7210705B2 (ja) | 2019-04-02 | 2023-01-23 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 蓄冷ユニット、熱交換器及び車両用空調装置 |
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