JP2018061305A - Electric-vehicular acceleration apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、電動車両を走行させる電動車両のアクセル装置に関する。 The present invention relates to an accelerator device for an electric vehicle that drives the electric vehicle.
この種の電動車両には、高齢者や足の不自由な人に利用されるハンドル形電動車椅子がある。電動車両は、運転者のアクセル操作が簡単にできるように、アクセルレバーに手を載せ、アクセルレバーを押下げ操作することで走行させる電動車両が知られている。 This type of electric vehicle includes a handle-type electric wheelchair that is used by elderly people and people with reduced mobility. As the electric vehicle, an electric vehicle is known that travels by placing a hand on the accelerator lever and pressing the accelerator lever so that the driver can easily operate the accelerator.
しかし、アクセルレバーを上から下へ押し下げる操作で車両を走行させる電動車両では、運転者がハンドルと間違えてアクセルレバーに手を載せてしまう場合や、介護者等が誤って上からアクセルレバーに触れてしまった場合に、運転者の意思に反して車両が走行してしまう虞がある一方で、例えば特許文献1では、足踏み板の踏込みを検出した場合に、アクセルレバー(変速操作レバー)を握り込んで走行させるようにした電動車両が記載されている。 However, in an electric vehicle that drives the vehicle by pushing the accelerator lever down from top to bottom, if the driver mistakes the handle for putting the hand on the accelerator lever, or a caregiver accidentally touches the accelerator lever from above. In such a case, for example, in Patent Document 1, when the depression of the footboard is detected, the accelerator lever (shift operation lever) is gripped. An electrically powered vehicle is described that is driven in a crowded manner.
特許文献1に記載の電動車両では、車両を走行させるためには、足踏み板を踏み込む操作とハンドルレバーのレバー操作とを連動させた操作がそれぞれ必要となり、運転者には電動車両に煩雑な操作が要求される課題があった。 In the electric vehicle described in Patent Document 1, in order to run the vehicle, an operation in which the operation of stepping on the foot plate and the lever operation of the handle lever are required, and the driver needs to perform complicated operations on the electric vehicle. There was a problem that was required.
本発明は、上述した事情を考慮してなされたもので、車両を走行させる操作が簡単であり、かつ運転者の意図しない発進を未然に、しかも確実に防止することができる電動車両のアクセル装置を提供することにある。 The present invention has been made in consideration of the above-described circumstances, and is an accelerator device for an electric vehicle that is easy to operate and allows the vehicle to start unintentionally without fail. Is to provide.
本発明は、上述した課題を解決するために、電動車両を走行させる電動車両のアクセル装置において、運転者が把持する操作ハンドルを備えて、前記電動車両を操舵させる操舵機構部と、前記操舵機構部に設けられ、前記操作ハンドル側に引き寄せる操作によって前記電動車両を走行可能なアクセルレバーと、前記アクセルレバーの操作量に基づいて前記電動車両を走行させる走行制御部とを備えたことを特徴とする電動車両のアクセル装置である。 In order to solve the above-described problem, the present invention provides an accelerator device for an electric vehicle that travels an electric vehicle. The accelerator device includes an operation handle that is gripped by a driver, and steers the electric vehicle, and the steering mechanism. An accelerator lever that is provided in a portion and capable of traveling the electric vehicle by an operation of pulling toward the operation handle, and a travel control unit that causes the electric vehicle to travel based on an operation amount of the accelerator lever. This is an accelerator device for an electric vehicle.
本発明に係る電動車両のアクセル装置においては、車両を走行させるための操作が簡単かつ容易であり、運転者の意図しない発進を確実に防止することができる。 In the accelerator device for an electric vehicle according to the present invention, the operation for running the vehicle is simple and easy, and the start unintended by the driver can be surely prevented.
以下、本発明に係る電動車両のアクセル装置の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。 Embodiments of an accelerator device for an electric vehicle according to the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
[第1実施形態]
図1は、本発明に係る電動車両のアクセル装置の第1実施形態が適用された電動車両の左側面図、図2は、図1の電動車両に備えられるハンドルユニットを、車両後上方から運転者視点で見た斜視図、図3は、図2のIII−III線に沿う側面図である。図1に示す電動車両10において、車両前方側を符号FWで、車両後方側を符号BWでそれぞれ示す。
[First Embodiment]
FIG. 1 is a left side view of an electric vehicle to which a first embodiment of an accelerator device for an electric vehicle according to the present invention is applied. FIG. 2 is a diagram illustrating a driving of a handle unit provided in the electric vehicle of FIG. FIG. 3 is a side view taken along the line III-III in FIG. 2. In the
電動車両10は、高齢者や足の不自由な人等の歩行困難者の移動手段として利用されるハンドル形電動車椅子である。この電動車椅子10は、車体フレーム11に左右一対の前輪12および左右一対の後輪13がサスペンション14をそれぞれ介して支持される小型四輪車両である。
The
電動車両10は、車体フレーム11を車両上方から樹脂製の本体カバー15で覆われる。車体カバー15は、前輪12の上側を覆う前側車体カバー16と、ステップフロア17と、後側車体カバー18とから構成される。後側車体カバー18は、左右の後輪13の上部を前側から覆う一方、車体後部は略ボックス状に構成されて上方に突設される。後側車体カバー18の内部に左右の後輪13を駆動する構成部品、例えば電動モータ20と、この電動モータ20に給電するバッテリと、モータ出力を後輪軸に伝達するギアユニットと、車両の駆動制御を行なう走行制御部21等が収容される。
In the
後側車体カバー18の上側には、車体フレーム11から立ち上がるブラケットを介して運転者が着座するシート22が設けられる。シート22の後方には背もたれ23が立ち上がり、背もたれ23の立上がり部途中から左右のアームレスト24が前方に延びて車椅子25が構成される。
On the upper side of the
電動車両10は、車体前部を上側から覆う前側車体カバー16が左右の前輪12の上部を覆うフロントフェンダ部を備え、このフロントフェンダ部は、前輪の泥除け機能を果している。なお、フロントフェンダ部は透明あるいは半透明の樹脂材料で構成してもよい。前側車体カバー16は、車体前部の車両幅方向中央部からハンドルポスト27が斜め後上方に立ち上がるように立設される。ハンドルポスト27には立上がり部の前方にヘッドライト28が取り付けられる。ヘッドライト28の左右両側にウインカが設けられる。
The
また、車体前部のハンドルポスト27には、前輪12を操舵するステアリングシャフト29が軸支され、このステアリングシャフト29の上端部にハンドルユニット30が取り付けられる。運転者はシート22に着座してハンドルユニット30を左右に回動操作することで、前輪12を操舵するようになっている。
A
ハンドルユニット30は、図2に示すように操作ボックス31の左右両側部から外側方にそれぞれコ字状、あるいはU字状に突出する操作ハンドル32が取り付けられると共に、アクセルレバー33が突設されて構成される。操作ボックス31内に操舵機構部34が収容されて構成される。
As shown in FIG. 2, the
操作ボックス31には、電源スイッチとしてのメインスイッチ35や前後進切換スイッチ36、走行速度を数段階、例えば2km/時〜6km/時の範囲で5段階に調節設定する調整ダイヤル37、左右のウインカスイッチ38、警報音スイッチ39等のスイッチ類および走行距離、充電案内、バッテリ残量を表示する各種表示灯40が装備される。
The
また、操舵機構部34は、電動車両10を操舵させるものであり、図2ないし図6に示すように、操作ハンドル32、アクセルレバー33、ベースプレート51、可動プレート52、スライドガイド手段55および操作量検出センサ56等を有して構成される。
The
さらに、操作ボックス31の前側頂部左右に一対のミラーアーム43が固定される。ミラーアーム43は操作ボックス31から外側方上方に延びて、アーム先端にバックミラー44が取り付けられる。バックミラー44はハンドルユニット30の左右の高い位置に設けられ、運転者は目線近くに位置するバックミラー44により後方を確認することが容易にできる。
Further, a pair of
なお、符号45は駐車時にパーキングブレーキとして機能するブレーキレバーである。
電動車両10のハンドルポスト27の前面側には、図1に示すように、ハンドルユニット30より低い位置にボックス状の収納カゴとしてのフロントバスケット46が上下の支持ブラケットを介して取り付けられる。フロントバスケット46を取り付けたハンドルポスト27の背側に荷掛けフック47が設けられ、この荷掛けフック47に買物袋等が掛け止めされる。
As shown in FIG. 1, a
一方、ハンドルユニット30の操作ボックス31は、図3および図4に示すように、上下二つ割りタイプのボックスカバー50(50a,50b)内にベースプレート51および可動プレート52が収容されて、操舵機構部34が構成される。ベースプレート51は、図4に示すようにステアリングシャフト29の上端部に回転一体に連結され、ハンドルユニット30の車両後方側が斜めにかつ滑らかに下り傾斜するように固定される。ベースプレート51には、ステアリングシャフト29への固定部より車両前側で、左右両側にそれぞれ突出する操作ハンドル32がコ字状あるいはU字状に取り付けられる。操作ハンドル32は、先端部に車幅方向に対向する左右対のグリップ部32aが設けられて略ループ状に構成される。この操作ハンドル32のグリップ部32aを運転者が把持して車両をハンドル操作することができるようになっている。
On the other hand, as shown in FIGS. 3 and 4, the
また、ベースプレート51上には、図4および図5に示すように、ステアリングシャフト29の固定部より車両後側で、矩形状の可動プレート52がベースプレート51のプレート面に沿って車両前後方向にスライド自在に設けられる。可動プレート52には、アクセルレバー33が固定保持される。アクセルレバー33は可動プレート52の左右両側から外側方にクランク状に突出して、先端に操作部33aが構成される。アクセルレバー33の操作部33aは、操作ハンドル32のグリップ部32a近くの車両前方あるいは前下方で略平行に配設される。
4 and 5, a rectangular
加えて、可動プレート52は、略矩形状のプレート(メカニカルプレート)である。可動プレート52は、プレート中央部に設けられたスライドガイド手段55によりベースプレート51の車両前後方向にスライド自在に案内される。スライドガイド手段55は、図6に示すように、例えば可動プレート52に設けられるガイドボルト57がベースプレート51の前後方向の長孔58を貫いて下方に突出し、ボルト下端部がスライドワッシャ(ガイドディスク)59を介してボルト60でねじ結合されて構成される。
In addition, the
また、可動プレート52は、図4ないし図6に示すように、車両前側(ステアリングシャフト29側)の左右両側が切り起こされて折曲され、折曲部はベースプレート51の開口を通して下方に突出してばね受け63が構成される。ばね受け63は、ベースプレート51に固定されたステアリングシャフト29側の支持ブラケット64と対向しており、ばね受け63と支持ブラケット64のばね受けとの間にリターンスプリング65が左右に対をなして掛け渡され、可動プレート52を車両前方のステアリングシャフト29側に常時ばね付勢している。
Further, as shown in FIGS. 4 to 6, the
可動プレート52は、リターンスプリング65のスプリング作用で、アクセルレバー33のレバー非操作時(通常時)には、ステアリングシャフト29側の基本位置(図4および図5参照)に保持される。可動プレート52の基本位置は、アクセルレバー33を操作ハンドル32のグリップ部32a側に引き寄せる握り込み操作が行なわれないスライドフリーの位置、ひいてはアクセルレバー33の復帰位置である。
The
ところで、アクセルレバー33は、図4に示すように、軸方向中央部分の直線部から左右両側にクランク状に屈曲して車両幅方向外方に延び、両先端部に操作部33aが設けられる。アクセルレバー33の左右両側はクランク形状に限定されず、種々のバー形状が考えられる。操作ハンドル32の左右のグリップ部32aは、アクセルレバー33の直線部の車幅方向両外側に位置する。アクセルレバー33の操作部33aは、操作ハンドル32のグリップ部32aの車両前側で、このグリップ部32aと略平行状態をなすように対向している。
Incidentally, as shown in FIG. 4, the
したがって、アクセルレバー33の操作部33aは、操作ハンドル32のグリップ部32a近くでグリップ部32aより車両前側あるいは前側斜め下方に位置し、電動車両10の運転者が操作ハンドル32のグリップ部32aに掌を置き、両手のいずれか一方あるいは双方の指先をアクセルレバー33の操作部33aに掛けて引き寄せることで(図2参照)、レバー操作を行なうことができる。
Therefore, the
アクセルレバー33のレバー操作は、アクセルレバー33の操作部33aを操作ハンドル32のグリップ部32a側に引き寄せる握り込み操作により、図3の矢印P方向にアクセルレバー33は手前にスライド操作される。アクセルレバー33の操作部33aから運転者が手の指先を離すと(可動プレート52はリターンスプリング65のスプリング力でベースプレート51上を基本位置側にスライドし)、可動プレート52に追従して移動し、アクセルレバー33は可動プレート52の基本位置に対応する初期位置(図4および図5参照)に戻される。
The lever operation of the
また、図4および図5に示すように、アクセルレバー33はその直線部が可動プレート52上で左右の固定ブラケット66により一体的に固定保持される。アクセルレバー33の直線部は、ピニオンラック機構69を介して回転式の可変抵抗器70にギア連結され、この可変抵抗器70により接触式の操作量検出センサ56が構成される。なお、図6において、符号71は、ベースプレート51に形成された車両前後方向の長孔である。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
操作量検出センサ56の可変抵抗器70は、ベースプレート51の裏面側に固定される。回転式の可変抵抗器70のギア(ピニオン)72は、アクセルレバー33の直線部に取り付けられたギア(ラック)73とギア連結しており、アクセルレバー33のスライド操作により、レバースライド量に応じて、同可変抵抗器70は回転量が検出されるようになっている。したがって、接触式の操作量検出センサ56は、アクセルレバー33のレバー操作量(スライド量)に応じた検出信号が走行制御部21(図7)に出力され、車両の走行制御が行なわれる。
The
なお、ピニオンラック機構69のラック(ギア)73は、アクセルレバー33の直線部に必ずしも取り付ける必要はなく、可動プレート52側に取り付けられればよく、その取付自由度は高い。このため、接触式の操作量検出センサ56の設置自由度もベースプレート51の裏面側であればよく、自由度の高い取付構造となる。
Note that the rack (gear) 73 of the
ところで、電動車両10のアクセル装置75は、図7に示すように構成される。アクセル装置75は、電源スイッチであるメインスイッチ35の投入(ON操作)により、走行制御部21は電源が投入されたON状態となる。この電源投入状態で、前後進切換スイッチ36および調整ダイヤル37の操作により、前進または後進信号や最高速度設定信号が走行制御部21に入力される。調整ダイヤル37は、数段階、例えば2km/時〜6km/時の走行速度の中から所要の走行速度が選択され、選択された走行速度が最高速度設定信号として走行制御部21に入力される。
Incidentally, the
また、アクセルレバー33は、運転者が両手または片手でアクセルレバー33の左右両方あるいは一方の操作部33aを操作ハンドル32のグリップ部32a側(手前)に引き寄せる握り込み操作を行なうと(可動プレート52はベースプレート51上を車両前後方向後方に移動して)、可変抵抗器70はアクセルレバー33のレバー操作量(レバースライド量)に応じて回転量が変化する。このため、接触式の操作量検出センサ56は、アクセルレバー33のレバー操作量に応じたセンサ信号が走行制御部21に入力される。
Further, the
アクセルレバー33を手前側に引き寄せる握り込み操作を行なうと、操作量検出センサ56はアクセルレバー33のレバー操作量に応じたセンサ信号が走行制御部21に入力される。走行制御部21は操作量検出センサ56からのセンサ信号が、前後進切換スイッチ36および調整ダイヤル37からの入力信号に基づいて演算制御され、電動モータ20をモータ制御している。電動モータ20は可逆回転可能であり、電動モータ20のモータ制御により、駆動輪である後輪13が駆動制御され、電動車両10が走行されるようになっている。
When a gripping operation for pulling the
次に、電動車両のアクセル装置75の作用を説明する。
Next, the operation of the
電動車両10は、(ハンドルユニット30の)操作ボックス31内の操舵機構部34に操作ハンドル32およびアクセルレバー33が取り付けられ、操作ハンドル32のグリップ部32a前方あるいは前方斜め下方近くにアクセルレバー33の操作部33aが位置するように配設される。
In the
電動車両10では、アクセル装置75の土台となるベースプレート51上の可動プレート52は、ステアリングシャフト29に固定せず、ペースプレート51上を、図8および図9に示すように、車両前後方向にスライド自在に設置される。可動プレート52は、アクセルレバー33の操作部33aを(手前の)グリップ部32a側に引き寄せる握り込み操作に追従してP方向にスライドできる構造となっている。
In the
アクセルレバー33をP方向にスライド操作させると、アクセル装置75はアクセルレバー33のスライド量(レバー操作量)に応じて、ピニオンラック機構69により接触式の可変抵抗器70が回転させられる。可変抵抗器70の回転により、接触式の操作量検出センサ56はセンサ信号を走行制御部21に出力している。このとき、前後進切換スイッチ36や調整ダイヤル37からも走行制御部21に設定信号が入力されており、走行制御部21は、調整ダイヤル37に設定された走行速度、例えば4km/時の走行速度(設定最高速度)の範囲内で、電動モータ20をモータ駆動させ、電動車両10の後輪13を走行駆動させる。
When the
この電動車両10では、アクセルレバー33の操作部33aを操作ハンドル32のグリップ部32a側に引き寄せる握り込み操作により、初めて電動車両10を走行駆動させることができる。メインスイッチ35をON操作し、電源を投入した状態で運転者がアクセルレバー33に不意に手を載せる等の動作を行なっても、アクセルレバー33はレバー操作されず、電動車両10が運転者の意図に反して動き出すことを確実に防止できる。
In the
しかも、本実施形態の電動車両10は、アクセルレバー33を車両後方側に、すなわち操作ハンドル32のグリップ部32a側に引き寄せるアクセルレバー33の手前側の引込み操作に応じて初めて電動車両10を走行させることができる。
Moreover, the
その上、可動プレート52は、アクセルレバー33のスライド操作に追従して、ベースプレート51上を車両前後方向に一体的にスライド移動される。この可動プレート52の車両前後方向の移動は左右対のリターンスプリング65のスプリング力が作用した状態で行なわれる。可動プレート52は、スライドガイド手段55やピニオンラック機構69のラック(ギア)73により車両前後方向の移動が案内されて行なわれるので、アクセルレバー33の操作部33aは操作ハンドル32のグリップ部32aと常に平行状態を保ってスライドされる。
In addition, the
したがって、アクセルレバー33のレバースライド方式は、アクセルレバー33のスライド操作によりアクセルレバー33と可動プレート52とは常に一体的に移動させられる。アクセルレバー33は操作部33aの左右いずれか一方だけを手前に引き込む握り込み操作を行なっても、アクセルレバー33の操作部33aは操作ハンドル32のグリップ部32aと常に平行状態を保ってスライドされる。このため、アクセルレバー33の操作部33aを手前に引き込む握り込み操作は、常に左右の操作部33aが同一量だけスライド操作されることになる。アクセルレバー33の操作部33aは操作ハンドル32のグリップ部32aと初期位置で平行であるため、操作部33aは左右いずれでも操作し易い。
Therefore, in the lever slide method of the
また、図9はアクセルレバー33の操作部33aを手前(操作ハンドル32のグリップ部32a側)に引き寄せる握り込み操作をしたレバー操作状態を示すもので、操作部33aの握り込み操作時には、図7に示すアクセル装置75によりアクセルレバー33のレバー操作量に応じた走行速度で電動車両は走行される。
FIG. 9 shows a lever operation state in which the
図9に示すアクセルレバー33の操作部33aを手前に引き寄せる握り込み操作状態から、運転者の手を離すと、可動プレート52はリターンスプリング65のスプリング力により、基本位置(図4,図5および図8参照)側に移動し、可動プレート52と一体のアクセルレバー33は追従移動されて図8の初期位置側にスライドされ、初期位置に保持される。
When the driver's hand is released from the gripping operation state in which the
アクセルレバー33が図8に示す初期位置に復帰すると、電動車両10は図示しないブレーキ装置のブレーキ作動により停止せしめられる。
When the
なお、図8および図9において、ベースプレート51の車両前方側には大きな開口76が備えられる。この開口76は操作ボックス31内の各スイッチ類へハーネスおよびコネクタを接続するために形成されている。
8 and 9, a
図10は、操作ハンドル32のグリップ部32a(32b)側にアクセルレバー33を引き寄せる握り込み操作の態様例をそれぞれ示すものである。
FIG. 10 shows an example of a gripping operation for pulling the
操作ハンドル32のグリップ部32a近くの車両前側に、アクセルレバー33の操作部33aが位置する場合を実線で示し、操作ハンドル32のグリップ部32aの車両前側斜め下方に、アクセルレバー33の操作部33bが位置する場合を鎖線で示す。
The case where the
実線で示す場合は、アクセルレバー33の操作部33aは、初期位置Aから操作ボックス31のボックスカバー側面に略水平方向に形成された引き寄せ位置Bまで、アクセルレバー長穴77に沿う方向にスライド操作される。
In the case of a solid line, the
また、鎖線で示す場合は、アクセルレバー33の操作部33bは、初期位置Abから操作ボックス31のボックスカバー側面に略斜め上方を向くように形成された引き寄せ位置Cまでアクセルレバー長穴77bに沿う方向にスライド操作される。
When indicated by a chain line, the
さらに、アクセルレバー33を手前に引き寄せる握り込み操作の態様例は、レバー操作部の位置や操作ハンドル32のグリップ部の位置、アクセルレバー長穴の傾斜角度を含めて種々の変形例が考えられる。
Further, various examples of the gripping operation that pulls the
[第1実施形態の効果]
第1実施形態に示される電動車両のアクセル装置では、アクセルレバー33の操作部33aを操作ハンドル32のグリップ部32a側に引き込む、握り込み操作が簡単な単一方向の操作だけで電動車両を走行運転させることができる。電動車両10を走行させる操作が簡単であり、しかも運転者が意図しない車両の発進を確実に防止することができる。
[Effect of the first embodiment]
In the accelerator apparatus for an electric vehicle shown in the first embodiment, the electric vehicle travels only by a single direction operation that pulls the
また、電動車両のアクセルレバー33は、固定のベースプレート51上をスライドする可動プレート52と一体に車両前後方向に追従移動し、アクセルレバー33の操作部33aは操作ハンドル32のグリップ部32aと常に平行状態を保持されてスライド操作されるので、アクセルレバー33がスライド操作方向に対し斜めに傾斜状態で移動することがなく、アクセルレバー33のスライド操作が容易となる。
In addition, the
さらに、運転者や介護者が誤ってアクセルレバー33の上からアクセスしてアクセルレバー33に触れてしまっても、アクセルレバー33はレバー操作されないので、電動車両10は発進することはなく、車両の意図しない走行を確実に防止することができる。
Furthermore, even if the driver or caregiver accidentally accesses from above the
加えて、ピニオンラック機構69のラック73は可動プレート52に裏面を取り付ければよく、取付位置の制約が少ないので、ピニオンラック機構69の取付自由度が大きく、ひいてはベースプレート51の裏面側に設けられる接触式の操作量検出センサ56の設置自由度も向上させることができる。
In addition, the rear surface of the
[第2実施形態]
電動車両のアクセル装置の第2実施形態を、図11を参照して説明する。
[Second Embodiment]
A second embodiment of an accelerator device for an electric vehicle will be described with reference to FIG.
第2実施形態に示される電動車両のアクセル装置の全体の構成は、アクセルレバー33の操作量を検出する非接触式の操作量検出センサ80を除いて、第1実施形態に示された電動車両のアクセル装置75と異ならないので、同じ構成には同一符号を付して重複説明を省略する。
The entire configuration of the accelerator device for the electric vehicle shown in the second embodiment is the same as that of the electric vehicle shown in the first embodiment except for the non-contact type operation
第2実施形態の電動車両のアクセル装置75Aは、アクセルレバー33を手前に引き寄せる握り込み操作に伴うアクセルレバー33のレバー操作量を、非接触式操作量検出センサ80で検出するものである。
The
この非接触式操作量検出センサ80は、ベースプレート51の裏面側に設置された磁力検知センサ82と、この磁力検知センサ82に対向する磁石81(電磁石でもよい)とを設けたものである。磁石81は、ベースプレート51上を車両前後方向にスライド自在の可動プレート52に固定される。磁石81は、可動プレート52の裏面側に取り付けられ、ベースプレート51の車両前後方向の長孔71を通して下方に突出して磁力検知センサ82と対峙している。
The non-contact type operation
可動プレート52にはアクセルレバー33が一体的に固定され、アクセルレバー33の操作部33aを手前に引き寄せる握り込み操作により、アクセルレバー33をP方向にスライドさせると、アクセルレバー33に追従して、可動プレート52が一体的にスライドし、磁石81は磁力検知センサ82に対し移動する。磁力検知センサ82は、磁石81の移動に伴う磁力の変化を検知することにより、アクセルレバー33のレバー操作量を検出することができる。
An
第2実施形態では、非接触式操作量検出センサ80は、可動プレート52側に磁石81を設け、ベースプレート51側に磁力検知センサ82を設けた例を示したが、非可動側のベースプレート51に磁石を設け、可動側のメカニカルプレート(可動プレート52)に磁力検知センサを設けた非接触式としてもよい。
In the second embodiment, the non-contact type operation
非接触式操作量検出センサ80で、アクセルレバー33のスライド量に応じた磁力変化を検出し、その検出信号を走行制御部21に入力させることで、電動車両10を走行させることができる。
The non-contact type operation
[第2実施形態の効果]
第2実施形態の電動車両のアクセル装置75Aにおいても、第1実施形態のアクセル装置75と同様の作用効果を奏する他、非接触式操作量検出センサ80は大きな設置自由度をもって取り付けることができる。
[Effects of Second Embodiment]
The
以上、本発明の実施形態では、電動車両を電動四輪車両に適用した例を説明したが、三輪車両に適用することもできる。また、各実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行なうことができる。 As described above, in the embodiment of the present invention, the example in which the electric vehicle is applied to the electric four-wheel vehicle has been described. However, the embodiment can also be applied to a three-wheel vehicle. Further, each embodiment is presented as an example, and is not intended to limit the scope of the invention. This embodiment can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the spirit of the invention.
10…電動車両(ハンドル形電動車椅子)、11…車体フレーム、12…前輪、13…後輪、15…車体カバー、16…前側車体カバー、17…ステップフロア、18…後側車体カバー、20…電動モータ、21…走行制御部、22…シート、23…背もたれ、24…アームレスト、25…車椅子、27…ハンドルポスト、29…ステアリングシャフト、30…ハンドルユニット、31…操作ボックス、32…操作ハンドル、32a…グリップ部、33…アクセルレバー、33a…操作部、34…操舵機構部、35…メインスイッチ(電源スイッチ)、36…前後進切換スイッチ、37…調整ダイヤル、50…ボックスカバー、51…ベースプレート、52…可動プレート(メカニカルプレート)、55…スライドガイド手段、56…操作量検出センサ、65…リターンスプリング、66…固定ブラケット、69…ピニオンラック機構、70…可変抵抗器、72…ギア(ピニオン)、73…ギア(ラック)、75,75A…アクセル装置、76…開口、77…アクセルレバー長穴、80…(非接触式)操作量検出センサ、81…磁石、82…磁力検知センサ。
DESCRIPTION OF
Claims (5)
運転者が把持する操作ハンドルを備えて、前記電動車両を操舵させる操舵機構部と、
前記操舵機構部に設けられ、前記操作ハンドル側に引き寄せる操作によって前記電動車両を走行可能なアクセルレバーと、
前記アクセルレバーの操作量に基づいて前記電動車両を走行させる走行制御部とを備えたことを特徴とする電動車両のアクセル装置。 In an accelerator device for an electric vehicle that drives the electric vehicle,
A steering mechanism unit for steering the electric vehicle, comprising an operation handle held by a driver;
An accelerator lever provided in the steering mechanism and capable of traveling the electric vehicle by an operation of pulling it toward the operation handle;
An accelerator device for an electric vehicle, comprising: a travel control unit that causes the electric vehicle to travel based on an operation amount of the accelerator lever.
前記操作ボックス内にステアリングシャフトの上端部に固定されたベースプレートと、
このベースプレート上でスライド自在に支持された可動プレートとを有する請求項1に記載の電動車両のアクセル装置。 The steering mechanism is provided in an operation box of the handle unit,
A base plate fixed to the upper end of the steering shaft in the operation box;
The accelerator apparatus for an electric vehicle according to claim 1, further comprising a movable plate slidably supported on the base plate.
前記操舵機構部の可動プレートに固定されたアクセルレバーとを備え、
前記ベースプレートは車両後方に向って下り傾斜して設けられた請求項1または3に記載の電動車両のアクセル装置。 An operation handle fixed to the base plate of the steering mechanism,
An accelerator lever fixed to the movable plate of the steering mechanism,
The accelerator apparatus for an electric vehicle according to claim 1, wherein the base plate is provided to be inclined downward toward the rear of the vehicle.
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CN113288316A (en) * | 2021-06-23 | 2021-08-24 | 中国人民解放军陆军特色医学中心 | Wrist joint fixer after coronary angiography by radial artery puncture |
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2016
- 2016-10-03 JP JP2016195583A patent/JP2018061305A/en active Pending
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CN113288316A (en) * | 2021-06-23 | 2021-08-24 | 中国人民解放军陆军特色医学中心 | Wrist joint fixer after coronary angiography by radial artery puncture |
CN113288316B (en) * | 2021-06-23 | 2023-04-11 | 中国人民解放军陆军特色医学中心 | Wrist joint fixer after coronary angiography by radial artery puncture |
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