JP2018060420A - 情報処理システム、情報処理装置およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のサービスを統合して一つのサービスとして提供するシステムにおいて、障害の発生を抑制する。【解決手段】処理要求に応じた処理を実行してサービスを提供する1または複数の個別サービス提供装置200と、処理要求に応じて個別サービス提供装置200によるサービスを統合して提供する統合サービス提供装置100と、障害が発生した個別サービス提供装置200およびこの個別サービス提供装置200に障害を発生させた処理要求に関する情報を対応付けた障害記録を格納した障害記録データベース(DB)400と、を備える。統合サービス提供装置100は、受け付けた処理要求に応じたサービスを提供する個別サービス提供装置200と処理要求との組が障害記録データベース400に格納された障害記録データに該当する場合、この処理要求をこの個別サービス提供装置200に処理させない。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置およびプログラムに関する。
ネットワーク上の複数のサーバにより提供されるサービスを統合して、一つのサービスとして提供するシステムがある。この種のシステムでは、サーバの一つに障害が発生した場合に、システムにより提供されるサービス全体に影響が及ぶことを抑制するための仕組みが設けられる。特許文献1には、ネットワークで接続された複数のホストコンピュータに分散して存在するジョブ間で排他制御を行うネットワークジョブ実行システムにおいて、ホストコンピュータのうちの1つであって排他資源を管理するサーバホストが障害で停止した場合には、あらかじめ定めた優先順位により次順位のホストコンピュータがサーバホストとなり、継続して動作することを特徴とするネットワークジョブ実行システムが開示されている。また、特許文献2には、クライアントが発行した処理要求・サーバでの処理結果・及び関連情報を対応付けて保持し、サーバ障害発生時に、クライアントが発行した処理要求が既に実行済みの処理要求に包含される場合に、対応する過去の処理結果をクライアントに返送するシステムが開示されている。
特開平11−328130号公報 特開2000−305905号公報
サービスを提供する複数のサーバの一つに障害が発生した場合に対応する技術では、障害が発生したことによりサービス全体に及ぶ影響を軽減することはできるとしても、障害が発生している以上、その影響を完全になくすことは困難である。
本発明の目的は、複数のサービスを統合して一つのサービスとして提供するシステムにおいて、障害の発生を抑制することにある。
本発明の請求項1に係る情報処理システムは、
処理要求に応じた処理を実行してサービスを提供する1または複数の個別サービス提供装置と、
処理要求に応じて前記個別サービス提供装置によるサービスを統合して提供する統合サービス提供装置と、
障害が発生した前記個別サービス提供装置および当該個別サービス提供装置に障害を発生させた処理要求に関する情報を対応付けた障害記録を格納したデータベースと、を備え、
前記統合サービス提供装置は、受け付けた処理要求に応じたサービスを提供する前記個別サービス提供装置と当該処理要求との組が前記データベースに格納された障害記録に該当する場合、当該処理要求を当該個別サービス提供装置に処理させないことを特徴とする、情報処理システムである。
本発明の請求項2に係る情報処理システムは、
前記個別サービス提供装置として、同種のサービスを提供する複数の個別サービス提供装置を備え、
前記統合サービス提供装置は、受け付けた処理要求に応じたサービスを提供する前記個別サービス提供装置と当該処理要求との組が前記データベースに格納された障害記録に該当する場合、当該処理要求を当該個別サービス提供装置と同種のサービスを提供する他の個別サービス提供装置に処理させることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システムである。
本発明の請求項3に係る情報処理システムは、
前記個別サービス提供装置として、相異なる方式で同種のサービスを提供する複数の個別サービス提供装置を備え、
前記統合サービス提供装置は、受け付けた処理要求に応じたサービスを提供する前記個別サービス提供装置と当該処理要求との組が前記データベースに格納された障害記録に該当する場合、当該処理要求を当該個別サービス提供装置とは異なる方式で同種のサービスを提供する他の個別サービス提供装置に処理させることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システムである。
本発明の請求項4に係る情報処理システムは、
前記統合サービス提供装置は、受け付けた処理要求が複数の前記個別サービス提供装置による処理を要求するものであり、当該処理要求に応じたサービスの一つを提供する前記個別サービス提供装置と当該処理要求との組が前記データベースに格納された障害記録に該当する場合、当該個別サービス提供装置による処理を実行させずに、他の個別サービス提供装置による処理を実行させることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報処理システムである。
本発明の請求項5に係る情報処理システムは、
前記個別サービス提供装置において障害が発生した場合に、障害が発生した当該個別サービス提供装置および当該個別サービス提供装置に障害を発生させた処理要求に関する情報を対応付けて障害記録を生成し、前記データベースに格納する障害監視装置をさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報処理システムである。
本発明の請求項6に係る情報処理装置は、
ネットワークを介して外部装置と送受信を行う送受信部と、
前記送受信部により受信した処理要求に関し、当該処理要求に応じた処理を実行してサービスを提供する個別サービス提供装置に処理を実行させるサービス依頼制御部と、を備え、
前記サービス依頼制御部は、前記処理要求に応じたサービスを提供する前記個別サービス提供装置と当該処理要求との組を、障害が発生した前記個別サービス提供装置および当該個別サービス提供装置に障害を発生させた処理要求に関する情報を対応付けた障害記録を格納したデータベースに照会し、該当する障害記録がある場合に、当該処理要求を当該個別サービス提供装置に処理させないことを特徴とする、情報処理装置である。
本発明の請求項7に係るプログラムは、
コンピュータを、
ネットワークを介して外部装置と送受信を行う送受信手段と、
前記送受信手段により受信した処理要求に関し、当該処理要求に応じた処理を実行してサービスを提供する個別サービス提供装置に処理を実行させるサービス依頼制御手段として機能させ、
前記サービス依頼制御手段の機能として、前記処理要求に応じたサービスを提供する前記個別サービス提供装置と当該処理要求との組を、障害が発生した前記個別サービス提供装置および当該個別サービス提供装置に障害を発生させた処理要求に関する情報を対応付けた障害記録を格納したデータベースに照会し、該当する障害記録がある場合に、当該処理要求を当該個別サービス提供装置に処理させないように制御することを特徴とする、プログラムである。
請求項1の発明によれば、発生した障害に対する対応措置を行う構成と比較して、処理要求および個別サービス提供装置の組に応じて生じ得る障害の発生を未然に回避することができる。
請求項2の発明によれば、発生した障害に対する対応措置を行う構成と比較して、障害の発生を未然に回避しながら、処理要求に応じたサービスを提供することができる。
請求項3の発明によれば、発生した障害に対する対応措置を行う構成と比較して、障害の発生を未然に回避しながら、処理要求に応じたサービスを提供することができる。
請求項4の発明によれば、発生した障害に対する対応措置を行う構成と比較して、障害の発生を未然に回避しながら、実行可能な処理によるサービスを提供することができる。
請求項5の発明によれば、発生した障害に基づいて障害記録を生成することにより、同様の障害の発生を防止することができる。
請求項6の発明によれば、発生した障害に対する対応措置を行う構成と比較して、処理要求および個別サービス提供装置の組に応じて生じ得る障害の発生を未然に回避することができる。
請求項7の発明によれば、発生した障害に対する対応措置を行う構成と比較して、本発明のプログラムを実行するコンピュータにおいて、処理要求および個別サービス提供装置の組に応じて生じ得る障害の発生を未然に回避することができる。
本実施形態が適用される情報処理システムの構成例を示す図である。 統合サービス提供装置の機能構成を示す図である。 個別サービス提供装置の機能構成を示す図である。 障害監視装置の機能構成を示す図である。 障害記録DBに格納される障害記録データの構成例を示す図である。 本実施形態による第1の場面における動作を示すシーケンス図である。 本実施形態による第2の場面における動作を示すシーケンス図である。 本実施形態による第3の場面における動作を示すシーケンス図である。 本実施形態による第4の場面における動作を示すシーケンス図である。 統合サービス提供装置、個別サービス提供装置、障害監視装置等を実現するコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
<本実施形態が適用される情報処理システムの構成>
図1は、本実施形態が適用される情報処理システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態による情報処理システム10は、統合サービス提供装置100と、個別サービス提供装置200と、障害監視装置300と、障害記録データベース(DB)400と、死活監視装置500と、クライアント端末600とを備える。各装置は、ネットワーク20を介して接続されている。図示の構成において、3機の個別サービス提供装置200が記載されているが、個別サービス提供装置200は、提供するサービスに応じて設けられ、図示の構成(3機)には限定されない。また、図示の構成において、クライアント端末600が1台のみ記載されているが、実際のシステムにおいては複数台のクライアント端末600がネットワーク20に接続されて、提供されるサービスを利用する。
ネットワーク20は、各装置間での情報通信に用いられるものであれば特に限定されず、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等としてよい。情報通信に用いられる通信回線は、有線であっても無線であっても良い。また、複数のネットワークや通信回線を介して各装置を接続しても良い。特に図示しないが、ネットワーク20には、ネットワークや通信回線を接続するためのゲートウェイやハブ、無線LANにおけるアクセスポイント等の中継装置が適宜設けられる。なお、詳しくは後述するが、本実施形態において、統合サービス提供装置100や個別サービス提供装置200は、仮想マシンにより実現される場合がある。その場合、各装置が物理的にネットワーク20に接続されるのではなく、仮想的な各装置が構築されている物理的なサーバマシンがネットワーク20に接続されている。
統合サービス提供装置100は、コンピュータにより実現される。統合サービス提供装置100は、単体のコンピュータにより構成してもよいし、ネットワーク20に接続された複数のコンピュータにより構成してもよい。後者の場合、統合サービス提供装置100としての機能は、複数のコンピュータによる分散処理にて実現される。また、統合サービス提供装置100は、ネットワーク20に接続されたコンピュータ上に構築された仮想マシンにより実現してもよい。この場合、統合サービス提供装置100は、1台のコンピュータ上に構築した仮想マシンであってもよいし、複数のコンピュータに機能を分散させて構築した仮想マシンであってもよい。
統合サービス提供装置100は、クライアント端末600から処理要求を受け付け、自装置が提供するサービスにおける処理を実行する他、受け付けた処理要求に応じて、個別サービス提供装置200にアクセスし、処理要求を送信して、各個別サービス提供装置200が提供するサービスにおける処理を実行させる。複数の個別サービス提供装置200に処理を実行させる場合、各処理を順次実行させてもよいし、並列実行が可能な複数の処理に関しては、並列に実行させてもよい。
具体例として、文字が書かれた画像データに対して、光学的文字認識処理(OCR;Optical Character Recognition/Reader)を行い、画像変換処理を行い、ネットワーク上の記憶装置に格納する処理(格納処理)を実行する場合を考える。ここで、光学的文字認識処理と画像変換処理とは、各々、別個の個別サービス提供装置200により実行され、格納処理は統合サービス提供装置100が実行するものとする。この場合、統合サービス提供装置100は、まず、光学的文字認識処理を実行する個別サービス提供装置200にアクセスして画像データを送り、光学的文字認識処理を実行させる。そして、個別サービス提供装置200から光学的文字認識処理の処理結果を受け取ると、次に統合サービス提供装置100は、画像変換処理を実行する個別サービス提供装置200にアクセスして画像データを送り、画像変換処理を実行させる。そして、個別サービス提供装置200から画像変換処理の処理結果を受け取ると、次に統合サービス提供装置100は、光学的文字認識処理および画像変換処理の処理結果を記憶装置に格納する。なお、上記の具体例において、例えば、光学的文字認識処理と画像変換処理とが互いに独立した処理である場合、画像変換処理を先に実行させてもよいし、これらの処理を並列に実行してもよい。
また、詳細は後述するが、本実施形態において、統合サービス提供装置100は、障害記録DB400に記録されている障害記録データを参照し、必要に応じて、クライアント端末600からの処理要求の実行方法を制御する。本実施形態では、この障害記録データを参酌して処理要求の実行方法を制御することにより、個別サービス提供装置200における障害の発生を抑制する。
個別サービス提供装置200は、コンピュータにより実現される。個別サービス提供装置200は、単体のコンピュータにより構成してもよいし、ネットワーク20に接続された複数のコンピュータにより構成してもよい。後者の場合、個別サービス提供装置200としての機能は、複数のコンピュータによる分散処理にて実現される。また、個別サービス提供装置200は、ネットワーク20に接続されたコンピュータ上に構築された仮想マシンにより実現してもよい。この場合、個別サービス提供装置200は、1台のコンピュータ上に構築した仮想マシンであってもよいし、複数のコンピュータに機能を分散させて構築した仮想マシンであってもよい。
この種の情報処理システム10では、システム構成に冗長性を持たせるため、同じ機能を有する個別サービス提供装置200が複数設けられる場合がある。この場合、同一の方式で機能を実現する個別サービス提供装置200を複数設けてもよいし、異なる方式により同一の機能を実現する個別サービス提供装置200を設けてもよい。例えば、画像変換処理を実行する個別サービス提供装置200の場合、一の画像処理エンジンを有する個別サービス提供装置200と同じ画像処理エンジンを有する個別サービス提供装置200を設けてもよいし、異なる画像処理エンジンを有する個別サービス提供装置200を設けてもよい。
障害監視装置300は、統合サービス提供装置100および個別サービス提供装置200に障害が発生していないかを監視するコンピュータ(サーバ)である。障害監視装置300は、単体のコンピュータにより構成してもよいし、複数のコンピュータにより構成してもよい。また、仮想マシンにより実現してもよい。障害監視装置300は、統合サービス提供装置100および個別サービス提供装置200の動作を監視し、いずれかの装置において障害が発生すると、予め定められた障害対応処理を実行し障害記録データを生成する。具体的には、障害が発生した個別サービス提供装置200から障害が発生した際に実行していた(障害を発生させた)処理要求に係るコンテンツを取得する。そして、取得したコンテンツの識別情報を生成する。例えば、コンテンツ・データのハッシュ値を計算し、コンテンツの識別情報とする。そして、生成したコンテンツの識別情報と障害が発生した個別サービス提供装置200の識別情報とを対応付けて、障害記録データとする。
障害記録DB400は、障害監視装置300により生成された障害記録データを格納するデータベース・サーバである。障害記録DB400を構成するサーバは、単体のコンピュータにより構成してもよいし、ネットワーク20に接続された複数のコンピュータにより構成してもよい。
死活監視装置500は、統合サービス提供装置100および個別サービス提供装置200が動作しているか否かを監視するコンピュータ(サーバ)である。死活監視装置500は、単体のコンピュータにより構成してもよいし、複数のコンピュータにより構成してもよい。また、仮想マシンにより実現してもよい。本実施形態の死活監視装置500は、統合サービス提供装置100および個別サービス提供装置200の動作を監視し、いずれかの装置において障害の発生等に起因して動作が停止した場合、動作が停止した装置を自動復旧させる。統合サービス提供装置100および個別サービス提供装置200の復旧は、ハードウェアの再起動や、仮想マシンにおけるインスタンス(ノード)の再生成など、装置構成に応じた既存の手法により行ってよい。
クライアント端末600は、本実施形態の情報処理システム10に対して処理要求を発行するコンピュータである。クライアント端末600は、統合サービス提供装置100および個別サービス提供装置200により提供されるサービスの利用者が使用する端末装置であり、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、プリンタ複合機、その他の種々の情報処理装置により実現される。
<統合サービス提供装置の機能構成>
図2は、統合サービス提供装置100の機能構成を示す図である。図2に示すように、統合サービス提供装置100は、送受信部110と、要求保持部120と、サービス依頼制御部130と、応答保持部140と、サービス実行部150と、エラー処理実行部160とを備える。
送受信部110は、ネットワーク・インターフェイス(図示せず)を介してネットワーク20にアクセスし、個別サービス提供装置200、障害記録DB400、クライアント端末600等とデータ交換を行う。
要求保持部120は、送受信部110により受信した、クライアント端末600からの処理要求を保持するキューである。クライアント端末600から受信した処理要求は、一時的に要求保持部120に保持された後、サービス依頼制御部130の制御の下、順次、個別サービス提供装置200等へ送信される。また、処理要求が統合サービス提供装置100のサービスにおける処理を要求するものである場合は、サービス実行部150により処理要求に対する処理が実行される。
サービス依頼制御部130は、クライアント端末600から受け付けた処理要求の内容に応じて、個別サービス提供装置200に処理要求を送信し、送信先の個別サービス提供装置200が提供するサービスにおける処理の実行を依頼する。処理要求の送信先は、例えば、クライアント端末600から受け付けた処理要求の種類や、処理要求を発行したクライアント端末600等に応じて、特定の個別サービス提供装置200が初期的に設定されている。そして、同じ機能を有する個別サービス提供装置200が複数存在する場合は、個別サービス提供装置200における負荷の状態等に応じて、送信先を、初期設定とは異なる個別サービス提供装置200に変更する。
さらに、サービス依頼制御部130は、処理要求の送信先を設定するために、障害記録DB400を参照する。具体的には、送信しようとする処理要求に係るコンテンツの識別情報を計算し、障害記録DB400に格納されている障害記録データを検索する。障害記録DB400に該当する識別情報が存在する場合、サービス依頼制御部130は、障害記録データにおいて識別情報に対応付けられた個別サービス提供装置200と同種のサービスを実行可能であって、同装置とは異なる個別サービス提供装置200(代替サービス)を送信先に設定する。障害監視装置300について上述したように、障害記録データは、障害が発生した処理要求に係るコンテンツと個別サービス提供装置200とを関連付けたデータである。したがって、同じ組み合わせで処理を実行すると、再び障害が発生する可能性が高い。そこで、処理要求の送信先を別の個別サービス提供装置200とすることにより、障害の発生を未然に回避する。
応答保持部140は、送受信部110により受信した、個別サービス提供装置200からの処理要求に対する応答を保持するキューである。個別サービス提供装置200のサービスにおいて処理要求に対する処理結果(例えば、光学的文字認識処理により得られたテキストデータや画像変換処理による返還後の画像データ)が生じる場合は、処理結果のデータが応答に含まれ、応答保持部140に保持される。応答保持部140に保持された応答は、さらに他の個別サービス提供装置200による処理を要する場合は、サービス依頼制御部130の制御の下、次の個別サービス提供装置200へ送信される。また、応答が、統合サービス提供装置100のサービスにおける処理の対象である場合は、サービス実行部150による処理が実行される。
サービス実行部150は、クライアント端末600から受け付けた処理要求や、個別サービス提供装置200から受け付けた応答が、次に統合サービス提供装置100のサービスにおける処理を要求するものである場合、処理を実行する。そして、処理が完了したならば、処理の完了を示す応答をクライアント端末600へ返送する。さらに、クライアント端末600から受け付けた処理要求が処理結果の返送を要するものである場合は、サービス実行部150が、処理結果を含む応答をクライアント端末600へ返送する。
エラー処理実行部160は、サービス実行部150による処理や個別サービス提供装置200の処理において障害が発生し、処理要求に対する応答ができなくなった場合に、エラー処理として、サービスを提供できない旨の報知をクライアント端末600に対して行う。また、エラー処理実行部160は、サービス依頼制御部130による処理要求の送信先の制御において、代替サービスを実施する個別サービス提供装置200が存在せず、サービスを提供できない場合にも、エラー処理として、サービスを提供できない旨の報知をクライアント端末600に対して行う。
<個別サービス提供装置の機能構成>
図3は、個別サービス提供装置200の機能構成を示す図である。図3に示すように、個別サービス提供装置200は、送受信部210と、要求保持部220と、サービス実行部230と、エラー処理実行部240とを備える。
送受信部210は、ネットワーク・インターフェイス(図示せず)を介してネットワーク20にアクセスし、統合サービス提供装置100、障害監視装置300等とデータ交換を行う。
要求保持部220は、送受信部210により受信した、統合サービス提供装置100からの処理要求を保持するキューである。統合サービス提供装置100から受信した処理要求は、一時的に要求保持部220に保持された後、サービス実行部230により、順次、処理される。本実施形態において、要求保持部220は、サービス実行部230とは別のサーバ上に設けてもよい。このようにすれば、障害の発生によりサービス実行部230が完全に動作しない場合であっても、要求保持部220が設けられたサーバは動作可能であり、要求保持部220にアクセスすることが可能となる。
サービス実行部230は、統合サービス提供装置100から受け付けた処理要求に応じて、自装置が提供するサービスにおける処理を実行する。そして、処理が完了したならば、処理の完了を示す応答を統合サービス提供装置100へ返送する。さらに、受け付けた処理要求が処理結果の返送を要するものである場合は、サービス実行部230が、処理結果を含む応答を統合サービス提供装置100へ返送する。
エラー処理実行部240は、サービス実行部230による処理において障害が発生し、処理要求に対する応答ができなくなった場合に、エラー処理として、処理を実行中の処理要求を要求保持部220から読み出して障害監視装置300へ送信する。なお、エラー処理実行部240も、要求保持部220と同様に、サービス実行部230とは別のサーバ上に設けてもよい。このようにすれば、障害の発生によりサービス実行部230が完全に動作しない場合であっても、エラー処理実行部240の機能は維持される。
<障害監視装置の機能構成>
図4は、障害監視装置300の機能構成を示す図である。図4に示すように、障害監視装置300は、送受信部310と、エラー処理要求保持部320と、障害記録データ生成部330と、サービス依頼制御部340と、エラー処理実行部350とを備える。
送受信部310は、ネットワーク・インターフェイス(図示せず)を介してネットワーク20にアクセスし、個別サービス提供装置200、障害記録DB400等とデータ交換を行う。
エラー処理要求保持部320は、送受信部310により受信した、障害の発生した個別サービス提供装置200における障害発生の原因となった処理要求を保持するキューである。障害の発生した個別サービス提供装置200から受信した処理要求は、一時的にエラー処理要求保持部320に保持された後、障害記録データ生成部330により、順次読み出され、障害記録データが生成される。
障害記録データ生成部330は、エラー処理要求保持部320から障害発生の原因となった処理要求を読み出す。また、障害記録データ生成部330は、読み出した処理要求の送信元である個別サービス提供装置200(障害の発生した装置)の情報を取得する。送信元の情報は、例えば送受信部310から取得する。さらに、障害記録データ生成部330は、処理要求に係るコンテンツの識別情報を生成し、生成した識別情報と障害の発生した個別サービス提供装置200の情報とを対応付けて障害記録データを生成する。そして、障害記録データ生成部330は、生成した障害記録データを障害記録DB400に送り、格納させる。
サービス依頼制御部340は、障害記録データ生成部330により障害記録データが生成された場合に、障害記録データに係るコンテンツを含む処理要求を個別サービス提供装置200に送信し、処理の実行を依頼する。この場合、その障害記録データに係る個別サービス提供装置200と同種のサービスを実行可能であって、同装置とは異なる個別サービス提供装置200(代替サービス)を送信先に設定する。
エラー処理実行部350は、サービス依頼制御部340による処理要求の送信先の制御において、代替サービスを実施する個別サービス提供装置200が存在せず、サービスを提供できない場合に、エラー処理として、その処理要求に関する処理を終了する。なお、この場合に、エラー処理実行部350は、その処理要求に関する処理を終了することを統合サービス提供装置100に報知してもよい。統合サービス提供装置100は、障害監視装置300による報知を受け付けると、エラー処理として、サービスを提供できない旨の報知をクライアント端末600に対して行うようにしてもよい。
<障害記録データの構成例>
図5は、障害記録DB400に格納される障害記録データの構成例を示す図である。図示のように、障害記録データは、障害を発生させた処理要求に係るコンテンツの識別情報と、障害の発生した個別サービス提供装置200の情報(図示の例ではサービス名)との組となっている。図5に示す例では、サービスとして光学的文字認識処理(OCR)を提供する個別サービス提供装置200を表すサービス名「OCR−X」と、「OCR−X」とは異なる処理エンジンにより光学的文字認識処理を実行する個別サービス提供装置200を表すサービス名「OCR−Y」に関する障害記録データが登録されている。「OCR−X」の個別サービス提供装置200では、識別情報「aaaa」で示されるコンテンツと、識別情報「bbbb」で示されるコンテンツとに関する処理要求を実行した際に障害が発生している。また、「OCR−Y」の個別サービス提供装置200では、識別情報「cccc」で示されるコンテンツに関する処理要求を実行した際に障害が発生している。
<動作例>
次に、いくつかの場面に分けて、本実施形態における情報処理システム10の動作を説明する。ここでは、代替サービスを実施する個別サービス提供装置200がない構成でエラーが発生した場合(第1の場面)、代替サービスを実施する個別サービス提供装置200がある構成でエラーが発生した場合(第2の場面)、代替サービスを実施する個別サービス提供装置200がない構成で障害記録データに基づくサービス依頼制御を行う場合(第3の場面)、代替サービスを実施する個別サービス提供装置200がある構成で障害記録データに基づくサービス依頼制御を行う場合(第4の場面)の4つの場面について説明する。
図6は、第1の場面における動作を示すシーケンス図である。図6に示す例において、個別サービス提供装置200は、サービスとして光学的文字認識処理を提供する装置であり、「OCR−X」と記載されている。また、この個別サービス提供装置200が備える要求保持部220は、「OCR−Xキュー」と記載されている。また、障害監視装置300が備えるエラー処理要求保持部320は、「エラーキュー」と記載されている。図6に示す第1の場面において、死活監視装置500は、個別サービス提供装置200(OCR−X)に対し死活監視を行っている(S601)。個別サービス提供装置200の要求保持部220(OCR−Xキュー)に処理要求が保持されると、個別サービス提供装置200のサービス実行部230が要求保持部220から処理要求を読み出し、サービスにおける処理を実行する(S602)。
個別サービス提供装置200において障害が発生すると(S603)、要求保持部220に保持されている処理要求が障害監視装置300のエラー処理要求保持部320(エラーキュー)に送られる(S604)。一方、死活監視装置500は、個別サービス提供装置200に障害が発生したことにより、この個別サービス提供装置200の監視に失敗する(S605)。
エラー処理要求保持部320に処理要求が保持されると、障害監視装置300は、この処理要求を読み出し(S606)、障害記録データを生成して(S607)、生成した障害記録データを障害記録DB400に格納する(S608)。そして、障害監視装置300は、読み出した処理要求を実行できる代替サービスが存在しないため、エラー処理を行って、この処理要求に関する動作を終了する(S609)。一方、死活監視装置500は、個別サービス提供装置200(OCR−X)の死活監視に失敗し、同装置が動作していないことが分かったため、この装置を自動復旧させる(S610)。
図7は、第2の場面における動作を示すシーケンス図である。図7に示す例において、個別サービス提供装置200は、図6に示した「OCR−X」の他に、異なる処理エンジンにて光学的文字認識処理のサービスを提供する装置があり、「OCR−Y」と記載されている。この「OCR−Y」の個別サービス提供装置200は、「OCR−X」の個別サービス提供装置200に対する代替サービスとなり得る。
図7に示す第2の場面において、障害監視装置300が障害記録データを障害記録DB400に格納するまでの動作(S701〜S708)は、図6に示した動作(S601〜S608)と同様である。図7に示す第2の場面においては、代替サービスとして処理要求を実行できる個別サービス提供装置200(OCR−Y)が存在するので、障害監視装置300は、処理要求を個別サービス提供装置200(OCR−Y)へ送る(S709)。個別サービス提供装置200(OCR−Y)の要求保持部220(OCR−Yキュー)に処理要求が保持されると、個別サービス提供装置200のサービス実行部230が要求保持部220から処理要求を読み出し、サービスにおける処理を実行する(S711)。一方、死活監視装置500は、個別サービス提供装置200(OCR−X)の死活監視に失敗し、同装置が動作していないことが分かったため、この装置を自動復旧させる(S710)。
図8は、第3の場面における動作を示すシーケンス図である。図8に示す例において、個別サービス提供装置200は「OCR−X」と記載されており、この個別サービス提供装置200が備える要求保持部220は「OCR−Xキュー」と記載されている。図8に示す第3の場面において、まず、クライアント端末600から統合サービス提供装置100へ処理要求が送られる(S801)。統合サービス提供装置100は、受け付けた処理要求における処理対象のコンテンツの識別情報を計算し(S802)、得られた識別情報をキーとして障害記録DB400に照会する(S803)。ここでは、該当する障害記録データが存在したため、この処理要求に対する処理を個別サービス提供装置200(OCR−X)に実行させることができない。また、この処理要求を実行できる代替サービスが存在しないため、クライアント端末600に対し、処理要求に対するサービスを提供できないことを示すエラー通知を返送し、動作を終了する(S804)。
図9は、第4の場面における動作を示すシーケンス図である。図9に示す例において、個別サービス提供装置200は、図8に示した「OCR−X」の他に、異なる処理エンジンにて光学的文字認識処理のサービスを提供する装置があり、「OCR−Y」と記載されている。この「OCR−Y」の個別サービス提供装置200は、「OCR−X」の個別サービス提供装置200に対する代替サービスとなり得る。
図9に示す第4の場面において、障害記録DB400に照会するまでの動作(S901〜S903)は、図8に示した動作(S801〜S803)と同様である。図9に示す第4の場面においては、代替サービスとして処理要求を実行できる個別サービス提供装置200(OCR−Y)が存在するので、統合サービス提供装置100は、処理要求を個別サービス提供装置200(OCR−Y)へ送る(S904)。個別サービス提供装置200(OCR−Y)の要求保持部220(OCR−Yキュー)に処理要求が保持されると、個別サービス提供装置200のサービス実行部230が要求保持部220から処理要求を読み出し、サービスにおける処理を実行する(S905)。
以上のように、本実施形態によれば、図8、図9に示す第3、第4の場面のように、個別サービス提供装置200にサービスにおける処理を実行させると障害が発生する可能性のある処理要求に関しては、個別サービス提供装置200に処理を実行させない。これにより、個別サービス提供装置200における障害の発生を未然に回避し、情報処理システム10によるサービス全体に障害の影響が生じることを抑制する。
以上の動作例では、図6、図7に示す第1、第2の場面のように、ある個別サービス提供装置200において障害が発生した場合、直ちに処理要求を障害監視装置300に送り、障害記録データを生成する障害対応処理を行った。これに対し、予め定めた回数は同じ個別サービス提供装置200で処理の実行を試み、毎回同じ障害が発生する場合に、本実施形態による障害対応処理を行ってもよい。また、障害が発生した個別サービス提供装置200と同じ方式(例えば同じ処理エンジン)でサービスにおける処理を実行する個別サービス提供装置200が複数存在する場合は、まず同じ方式で処理を実行する異なる個別サービス提供装置200に処理を実行させ、それでも同じ障害が発生する場合に、異なる方式でサービスにおける処理を実行する個別サービス提供装置200に処理をさせるように制御してもよい。このような制御を行ったとき、同じ個別サービス提供装置200や同じ方式で処理を実行する個別サービス提供装置200で障害が発生せずに処理を実行できた場合、最初に発生した障害は、処理要求に係るコンテンツに起因する障害ではないと判断できる。この場合は、次に同様の処理要求を同じ個別サービス提供装置200で処理しても、障害が発生する可能性は低いので、障害記録データを生成する必要はない。
また、処理要求によっては、異なる複数のサービスを利用し、かつその複数のサービスが互いに依存しない場合がある。例えば、文字が書かれた画像データに対して、光学的文字認識処理と画像変換処理とを行う場合であって、いずれも元の画像データに対して処理を行う場合を考える。この場合、光学的文字認識処理を行う個別サービス提供装置200において処理要求に係るコンテンツに起因する障害が発生したとしても、画像変換処理を行う個別サービス提供装置200では正常に処理を実行し得る。そこで、統合サービス提供装置100は、次に光学的文字認識処理および画像変換処理の処理要求を受け付け、その処理要求と光学的文字認識処理を行う個別サービス提供装置200との組が障害記録データに該当する場合、光学的文字認識処理を行う個別サービス提供装置200には処理を実行させず(スキップ)、画像変換処理を行う個別サービス提供装置200にのみ処理を実行させるようにしてもよい。このようにすれば、少なくとも提供可能なサービスに関しては処理を実行し、サービスを提供することができ、サービス全体への影響を抑制することができる。
<統合サービス提供装置、個別サービス提供装置および障害監視装置のハードウェア構成例>
図10は、統合サービス提供装置100、個別サービス提供装置200、障害監視装置300等を実現するコンピュータ(情報処理装置)のハードウェア構成例を示す図である。図10に示すように、統合サービス提供装置100は、制御手段および演算手段であるCPU(Central Processing Unit)11と、RAM12およびROM13と、外部記憶装置14と、ネットワーク・インターフェイス15とを備える。
CPU11は、ROM13に格納されているプログラムを実行することにより、各装置の制御および演算処理の機能を実現する。具体的には、統合サービス提供装置100においては、サービス依頼制御部130、サービス実行部150およびエラー処理実行部160の機能を実現する。また、個別サービス提供装置200においては、サービス実行部230およびエラー処理実行部240の機能を実現する。また、障害監視装置300においては、障害記録データ生成部330、サービス依頼制御部340およびエラー処理実行部350の機能を実現する。
RAM12は、CPU11による制御や演算処理において作業メモリとして用いられる。また、統合サービス提供装置100の要求保持部120および応答保持部140、個別サービス提供装置200の要求保持部220、障害監視装置300のエラー処理要求保持部320等として機能する。ROM13は、CPU11が実行するプログラムや制御において用いられる各種のデータを格納している。外部記憶装置14は、例えば磁気ディスク装置や、データの読み書きが可能で不揮発性の半導体メモリで実現され、RAM12に展開されてCPU11により実行されるプログラムや、CPU11による演算処理の結果を格納する。ネットワーク・インターフェイス15は、プログラムを実行するCPU11に制御されて、各装置における送受信部110、210、310として機能する。なお、図10に示す構成例は、統合サービス提供装置100、個別サービス提供装置200、障害監視装置300等をコンピュータで実現するハードウェア構成の一例に過ぎない。これらの装置の具体的構成は、本実施形態の機能を実現し得るものであれば、図10に示す構成例に限定されない。
10…情報処理システム、20…ネットワーク、100…統合サービス提供装置、110…送受信部、120…要求保持部、130…サービス依頼制御部、140…応答保持部、150…サービス実行部、160…エラー処理実行部、200…個別サービス提供装置、210…送受信部、220…要求保持部、230…サービス実行部、240…エラー処理実行部、300…障害監視装置、310…送受信部、320…エラー処理要求保持部、330…障害記録データ生成部、340…サービス依頼制御部、350…エラー処理実行部、400…障害記録データベース(DB)、500…死活監視装置、600…クライアント端末

Claims (7)

  1. 処理要求に応じた処理を実行してサービスを提供する1または複数の個別サービス提供装置と、
    処理要求に応じて前記個別サービス提供装置によるサービスを統合して提供する統合サービス提供装置と、
    障害が発生した前記個別サービス提供装置および当該個別サービス提供装置に障害を発生させた処理要求に関する情報を対応付けた障害記録を格納したデータベースと、を備え、
    前記統合サービス提供装置は、受け付けた処理要求に応じたサービスを提供する前記個別サービス提供装置と当該処理要求との組が前記データベースに格納された障害記録に該当する場合、当該処理要求を当該個別サービス提供装置に処理させないことを特徴とする、情報処理システム。
  2. 前記個別サービス提供装置として、同種のサービスを提供する複数の個別サービス提供装置を備え、
    前記統合サービス提供装置は、受け付けた処理要求に応じたサービスを提供する前記個別サービス提供装置と当該処理要求との組が前記データベースに格納された障害記録に該当する場合、当該処理要求を当該個別サービス提供装置と同種のサービスを提供する他の個別サービス提供装置に処理させることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記個別サービス提供装置として、相異なる方式で同種のサービスを提供する複数の個別サービス提供装置を備え、
    前記統合サービス提供装置は、受け付けた処理要求に応じたサービスを提供する前記個別サービス提供装置と当該処理要求との組が前記データベースに格納された障害記録に該当する場合、当該処理要求を当該個別サービス提供装置とは異なる方式で同種のサービスを提供する他の個別サービス提供装置に処理させることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記統合サービス提供装置は、受け付けた処理要求が複数の前記個別サービス提供装置による処理を要求するものであり、当該処理要求に応じたサービスの一つを提供する前記個別サービス提供装置と当該処理要求との組が前記データベースに格納された障害記録に該当する場合、当該個別サービス提供装置による処理を実行させずに、他の個別サービス提供装置による処理を実行させることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報処理システム。
  5. 前記個別サービス提供装置において障害が発生した場合に、障害が発生した当該個別サービス提供装置および当該個別サービス提供装置に障害を発生させた処理要求に関する情報を対応付けて障害記録を生成し、前記データベースに格納する障害監視装置をさらに備えることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報処理システム。
  6. ネットワークを介して外部装置と送受信を行う送受信部と、
    前記送受信部により受信した処理要求に関し、当該処理要求に応じた処理を実行してサービスを提供する個別サービス提供装置に処理を実行させるサービス依頼制御部と、を備え、
    前記サービス依頼制御部は、前記処理要求に応じたサービスを提供する前記個別サービス提供装置と当該処理要求との組を、障害が発生した前記個別サービス提供装置および当該個別サービス提供装置に障害を発生させた処理要求に関する情報を対応付けた障害記録を格納したデータベースに照会し、該当する障害記録がある場合に、当該処理要求を当該個別サービス提供装置に処理させないことを特徴とする、情報処理装置。
  7. コンピュータを、
    ネットワークを介して外部装置と送受信を行う送受信手段と、
    前記送受信手段により受信した処理要求に関し、当該処理要求に応じた処理を実行してサービスを提供する個別サービス提供装置に処理を実行させるサービス依頼制御手段として機能させ、
    前記サービス依頼制御手段の機能として、前記処理要求に応じたサービスを提供する前記個別サービス提供装置と当該処理要求との組を、障害が発生した前記個別サービス提供装置および当該個別サービス提供装置に障害を発生させた処理要求に関する情報を対応付けた障害記録を格納したデータベースに照会し、該当する障害記録がある場合に、当該処理要求を当該個別サービス提供装置に処理させないように制御することを特徴とする、プログラム。
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