JP2018055708A - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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【課題】ユーザの意図に沿った追加操作が実行されるように動作可能な情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供する。【解決手段】ユーザが表示面上を指し示す操作における操作位置の滞留時間が操作判定時間を経過したか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記滞留時間が前記操作判定時間を経過したと判定された場合に、前記操作に対応する処理を行う制御部と、を備え、前記判定部は、前記ユーザの動作形態を示す形態情報に基づいて、前記操作判定時間を設定する、情報処理装置。【選択図】図1

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関する。
近年、人の姿勢または動き(以下、ジェスチャとも称する。)を検出する技術の発展に伴い、ユーザのジェスチャに基づいて機器等を操作する技術が開発されている。特に、ユーザの操作する操作体によって位置を指定する操作(以下、ポインティング操作とも称する。)を認識し、認識されるポインティング操作に基づいて機器の動作を制御する技術が一般に知られている。
例えば、特許文献1では、学習された人体の三次元モデルデータに基づいてユーザの手のジェスチャを認識する情報処理装置に係る発明が開示されている。特許文献1の発明によれば、認識されるユーザの手のジェスチャに基づいてポインティング操作を検出し、検出されるポインティング操作により指定される位置を特定することが可能である。
特開2013−205983号公報
ここで、特許文献1で開示される発明では、ポインティング操作によって指定される位置(以下、ポインティング位置とも称する。)において追加操作、例えばタッチパネルの操作におけるタッチ操作後のリリース操作等に相当する操作を行うことが困難である。
そこで、本開示では、ユーザの意図に沿った追加操作が実行されるように動作可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提案する。
本開示によれば、ユーザが操作位置を指し示す操作において前記操作位置の滞留時間が操作判定時間を経過したか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記滞留時間が前記操作判定時間を経過したと判定された場合に、前記操作に対応する処理を行う制御部と、を備え、前記判定部は、前記ユーザの動作形態を示す形態情報に基づいて、前記操作判定時間を設定する、情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、ユーザが操作位置を指し示す操作において前記操作位置の滞留時間が操作判定時間を経過したか否かをプロセッサにより判定することと、前記滞留時間が前記操作判定時間を経過したと判定された場合に、前記操作に対応する処理を行うことと、前記ユーザの動作形態を示す形態情報に基づいて、前記操作判定時間を設定することと、を含む、情報処理方法が提供される。
また、本開示によれば、コンピュータを、ユーザが操作位置を指し示す操作において前記操作位置の滞留時間が操作判定時間を経過したか否かを判定する判定部と、前記判定部により前記滞留時間が前記操作判定時間を経過したと判定された場合に、前記操作に対応する処理を行う制御部と、を備え、前記判定部は、前記ユーザの動作形態を示す形態情報に基づいて、前記操作判定時間を設定する、情報処理装置として機能させるための、プログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、ユーザの意図に沿った追加操作が実行されるように動作可能な情報処理装置、情報処理方法およびプログラムが提供される。なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態に係る情報処理装置の概要を説明するための図である。 本開示の第1の実施形態に係る情報処理装置の概略的な機能構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る情報処理装置のポインティング位置の検出処理の流れについての例を示す図である。 本実施形態に係る情報処理装置の処理による、表示領域における表示変化の例を示す図である。 本実施形態に係る情報処理装置の処理における、操作オブジェクトの初期表示の例を示す図である。 本実施形態に係る情報処理装置の処理による、操作オブジェクトの表示変化の例を示す図である。 本実施形態における情報処理装置の処理を概念的に示すフローチャートである。 従来の情報処理装置の表示するメニュー操作を説明するための図である。 本実施形態の第2の変形例に係る情報処理装置の処理における、処理メニューの表示の例を示す図である。 本実施形態の第2の変形例に係る情報処理装置のスクロール処理による表示変化の例を示す図である。 従来の情報処理装置における、ユーザの手が表示領域に向かって開いている場合のポインティング位置の検出処理を説明するための図である。 本実施形態の第3の変形例に係る情報処理装置における、ユーザの手が表示領域に向かって開いている場合のポインティング位置の検出処理の例を説明するための図である。 本実施形態の第3の変形例に係る情報処理装置における、ユーザの手が表示領域に向かって開いている場合のポインティング位置の検出処理の他の例を説明するための図である。 本開示の第2の実施形態に係る情報処理装置の処理による操作判定時間の変化を説明するための図である。 本実施形態における情報処理装置の処理を概念的に示すフローチャートである。 本実施形態の第1の変形例に係る情報処理装置の処理における操作判定領域の設定の例を示す図である。 本実施形態の第2の変形例に係る情報処理装置の処理における操作判定領域の設定の他の例を示す図である。 本実施形態の第3の変形例に係る情報処理装置の処理におけるポインティング操作の形態の例を示す図である。 本実施形態の第3の変形例に係る情報処理装置の処理におけるポインティング操作の形態の他の例を示す図である。 本実施形態の第3の変形例に係る情報処理装置の処理におけるポインティング操作の形態の別の他の例を示す図である。 本実施形態の第5の変形例に係る情報処理装置が表示させる操作判定時間の設定用GUIの例を示す図である。 本開示の第3の実施形態に係る情報処理装置の処理による操作判定領域の変化を説明するための図である。 本実施形態における情報処理装置の処理を概念的に示すフローチャートである。 本実施形態の第1の変形例に係る情報処理装置の処理による、操作判定領域の変更に伴う処理オブジェクトの表示変化の例を示す図である。 本実施形態の第2の変形例に係る情報処理装置の操作判定領域が重複する場合の操作判定処理を説明するための図である。 本開示に係る情報処理装置のハードウェア構成を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の一実施形態に係る情報処理装置の概要
2.第1の実施形態(滞留の経過時間に応じて表示制御を行う例)
2−2.情報処理装置の構成
2−3.情報処理装置の処理
2−4.変形例
3.第2の実施形態(操作判定時間を変更する例)
3−2.情報処理装置の構成
3−3.情報処理装置の処理
3−4.変形例
4.第3の実施形態(操作判定領域を変更する例)
4−2.情報処理装置の構成
4−3.情報処理装置の処理
4−4.変形例
5.本開示の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成
6.むすび
<1.本開示の一実施形態に係る情報処理装置の概要>
まず、図1を参照して、本開示の一実施形態に係る情報処理装置の概要について説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る情報処理装置の概要を説明するための図である。
本開示の一実施形態に係る情報処理装置100は、操作検出機能および表示制御機能を有する。操作検出機能は、ユーザのジェスチャを認識し、当該ジェスチャに対応する操作を検出する機能である。特に、操作検出機能によって、表示オブジェクトの表示可能な領域(以下、表示領域または表示面とも称する。)におけるポインティング操作が検出される。また、表示制御機能は、操作に応じて、表示装置等に表示させる内容を制御する機能である。このため、情報処理装置100は、ユーザのジェスチャから検出されるポインティング操作に応じて、表示内容を変更させることが可能である。なお、情報処理装置100は、表示装置等を内蔵し得る。
例えば、情報処理装置100は、表示内容を投影する投影機能を有し、図1に示したように、表示領域1に表示内容を投影する。また、撮像装置200は、表示領域1に向かって操作等を行うユーザを撮像可能に配置され、撮像により得られる画像を情報処理装置100に提供する。情報処理装置100は、撮像装置200から提供される画像に基づいてユーザのジェスチャ、例えばユーザの腕および手の姿勢から認識されるジェスチャに対応する操作、例えばポインティング操作を検出する。そして、情報処理装置100は、検出されるポインティング操作に係るポインティング位置10に当該ポインティング位置10を示すカーソルを表示させ得る。
ここで、一般的に、操作を行うユーザが撮像装置200から遠く離れている場合、細かいジェスチャ、例えば手の押し込みまたは指折り等を特定することが難しい。そのため、ポインティング操作のみに基づいて操作の判定が行われることになるが、ポインティング操作では、ポインティング位置において追加操作、例えばタッチパネルの操作におけるタッチ操作後のリリース操作等に相当する操作を判定することが困難である。
そこで、本開示の一実施形態に係る情報処理装置100は、表示面から離れた位置において操作体により当該表示面が指し示される操作によって特定される操作位置、すなわちポインティング位置の滞留に基づいて操作の実行有無の判定を行い、操作の実行を行うと判定される場合、当該操作に対応するコマンドを発行する。
例えば、情報処理装置100は、図1に示したようなポインティング位置10の滞留を判定する。そして、ポインティング位置10の滞留開始から所定の時間が経過したと判定される場合、情報処理装置100は、ポインティング位置10の滞留位置に対応するコマンド、例えば表示オブジェクトの選択コマンドを発行する。
このように、本開示の一実施形態に係る情報処理装置100は、ポインティング位置の滞留に基づいて操作の実行有無の判定を行い、当該操作に対応するコマンドを発行する。このため、ポインティング位置の滞留によって追加操作が実現されることにより、ユーザの意図に沿った追加操作が情報処理装置100によって実行される。なお、図1においては情報処理装置100の一例として投影装置を示しているが、情報処理装置100は、ディスプレイまたはテレビジョン等の表示装置であってもよく、また表示装置と接続されるスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータまたはサーバ等の装置であってもよい。また、説明の便宜上、第1〜第3の実施形態に係る情報処理装置100の各々を、情報処理装置100−1、情報処理装置100−2のように、末尾に実施形態に対応する番号を付することにより区別する。
<2.第1の実施形態(滞留の経過時間に応じて表示制御を行う例)>
以上、本開示の一実施形態に係る情報処理装置100の概要について説明した。次に、本開示の第1の実施形態に係る情報処理装置100−1について説明する。情報処理装置100−1は、ポインティング位置の滞留の経過時間に応じて、ポインティング位置に係る表示オブジェクトの表示を変更させる。
<2−1.情報処理装置の構成>
まず、図2を参照して、本開示の第1の実施形態に係る情報処理装置100−1の構成について説明する。図2は、本開示の第1の実施形態に係る情報処理装置100−1の概略的な機能構成を示すブロック図である。
情報処理装置100−1は、図2に示したように、検出部102、判定部104、制御部106および投影部108を備える。なお、情報処理装置100−1は撮像装置200と通信を介して接続される。
検出部102は、ポインティング位置を検出する。具体的には、検出部102は、撮像装置200から提供される画像等に基づいて、操作位置として、表示面から離れた位置において操作体により当該表示面が指し示される操作によって特定される位置、すなわちポインティング位置を検出する。
より具体的には、検出部102は、操作体の空間的な位置もしくは姿勢またはこれらの両方を示す情報(以下、位置姿勢情報とも称する。)に基づいてポインティング位置を検出する。例えば、操作体には、ユーザの手または腕のほか、指し棒等の物体が含まれ、操作体の位置姿勢情報は、提供される画像等から取得される。そのため、ポインティング位置は、過去に検出されたポインティング位置によらず、検出のタイミング毎の操作体の位置姿勢情報に基づいてそれぞれ直接的に検出される。さらに、図3を参照して検出部102の処理について詳細に説明する。図3は、本実施形態に係る情報処理装置100−1のポインティング位置の検出処理の流れについての例を示す図である。
まず、検出部102は、撮像装置200に撮像要求を行い、撮像要求への応答として撮像装置200から提供される画像に基づいて深度情報を取得する。例えば、検出部102は、通信を介して、撮像装置200に撮像要求を行い、当該撮像要求を受けて撮像装置200が少なくとも2方向からユーザを撮像して得られた画像の各々を取得する。そして、検出部102は、取得される各画像について補正および縮小等の処理を行った後、各画像についてステレオマッチング等の方法を用いて、図3の上段の左図に示したような深度情報、例えばデプスマップ(距離画像とも称される。)を取得する。
次に、検出部102は、取得される深度情報から3次元空間の点群情報を取得する。例えば、検出部102は、取得されるデプスマップ等の深度情報をポイントクラウドのような3次元空間の点群情報に変換する。なお、図3の上段の右図は、取得される3次元空間の点群情報を示した図である。
次に、検出部102は、3次元空間の点群情報から点群抽出のための基準点を特定する。例えば、検出部102は、取得される3次元空間の点群情報の示す点群のうちの、図3の下段の左図に示したような、表示領域に向かって突端となる点Pを特定する。
次に、検出部102は、特定される基準点を中心に点群を抽出する。例えば、検出部102は、セグメンテーション処理等を用いて、点群情報の中から、図3の下段の左図に示したような、点Pを中心とした所定の距離Rの範囲内にある点群を抽出する。抽出された点群は、例えば図3の下段の中図に示した白色部分の点群G、すなわちユーザの腕の一部であり得る。
次に、検出部102は、抽出される点群に基づいてポインティング位置を特定する。例えば、検出部102は、抽出される点群Gについて主成分分析を行い、第1主成分のベクトルを算出する。そして、検出部102は、図3の下段の右図に示したような第1主成分のベクトルの方向Dと表示領域との交点をポインティング位置として特定する。
上述のようなポインティング位置の検出は、一般的な画像解析技術を用いた手法等によって行われ得る。また、ポインティング位置の検出は、これらの手法等に限定されず、例えばモーションセンサ等から得られる情報を用いた手法またはその他一般的なポインティング位置の検出手法が用いられ得る。
なお、ポインティング位置は、操作体の操作によって指し示される位置によって特定される位置であってもよい。例えば、ポインティング位置は、操作体の操作によって指し示される位置が複数推定される場合、その推定される各位置を含む円の中心等であり得る。また、ポインティング位置の検出は、所定の時間間隔で行われ得る。
ここで図2に戻ると、判定部104は、操作に係る判定処理を行う。具体的には、判定部104は、ポインティング位置の滞留開始を判定する。ここで、ポインティング位置の滞留とは、所定の時間ポインティング位置が所定の距離以上変化しないことを含む。例えば、判定部104は、所定の時間(以下、滞留開始判定時間とも称する。)、検出部102によって検出されるポインティング位置が所定の距離の範囲(以下、滞留開始判定範囲とも称する。)内で留まっているかを判定する。そして、滞留開始判定時間ポインティング位置が滞留開始判定範囲内に留まっていると判定される場合、判定部104は、ポインティング位置の滞留が開始されたと判定する。なお、滞留開始判定時間は、例えば0.5秒等であり得るが、これに限定されず、適した値が設定され得る。
また、判定部104は、操作判定領域におけるポインティング位置の滞留に基づいて操作の実行有無の判定(以下、操作実行判定とも称する。)を行う。
例えば、判定部104は、検出部102によって検出されるポインティング位置が操作判定領域と重なる範囲内にあるかを判定する。操作判定領域は、処理オブジェクトに対応付けられ、例えばアプリケーションの起動に係るGUI(Graphical User Interface)等の表示範囲と一致し得る。ポインティング位置が操作判定領域と重なる範囲内にあると判定される場合、判定部104は、上記の滞留開始判定処理を行う。なお、操作オブジェクトが未表示である場合、判定部104は、ポインティング位置が操作判定領域と重なる範囲内になくても滞留開始判定処理を行う。詳細については後述する。
そして、判定部104は、ポインティング位置の滞留が開始されたと判定されると、当該ポインティング位置が所定の時間(以下、操作判定時間とも称する。)、操作判定領域と重なる範囲内で留まっているかを判定する。そして、操作判定時間ポインティング位置が操作判定領域と重なる範囲内にあると判定される場合、判定部104は、当該操作判定領域に係る操作、例えば表示オブジェクトの選択等を実行すると判定する。なお、操作オブジェクトが未表示である場合、判定部104は、ポインティング位置の滞留開始が判定されても当該操作の実行有無の判定処理を行わない。詳細については後述する。また、操作判定時間は、滞留開始判定時間と同様に、例えば0.5秒等であり得るが、これに限定されず、適した値が設定され得る。
制御部106は、情報処理装置100の動作を制御する。具体的には、制御部106は、判定部104によって操作の実行を行うと判定される場合、当該操作に対応するコマンドを発行する。例えば、制御部106は、ポインティング位置が所定の位置、例えば操作判定領域において滞留し、判定部104によって操作の実行を行うと判定される場合、当該操作に対応付けられるコマンド、例えば表示オブジェクトの選択実行コマンドを発行する。なお、制御部106によって発行されるコマンドは、例えば情報処理装置100が別途備える処理実行部に提供され、当該処理実行部が提供されるコマンドに基づいて処理を実行する。
また、制御部106は、表示領域の表示を制御する。具体的には、制御部106は、判定部104による操作実行判定前におけるポインティング位置の滞留の経過時間に応じて、ポインティング位置に係る表示オブジェクトの表示を変更させる。さらに、図4を参照して、制御部106の処理について詳細に説明する。図4は、本実施形態に係る情報処理装置100−1の処理による、表示領域における表示変化の例を示す図である。
まず、制御部106は、投影部108に表示内容を投影させる。例えば、制御部106は、投影部108に、図4の上段の左図に示したような複数の操作判定領域40を含む表示を表示領域1に向けて投影させる。なお、操作判定領域40は、例えばアプリケーションの起動アイコン等の表示範囲と一致し得る。
次に、制御部106は、ポインティング位置の滞留開始が判定されると、当該ポインティング位置に操作オブジェクトを新規に表示させる。例えば、図4の上段の中図に示したように、ユーザが表示領域に向けてポインティング操作を行うと、判定部104はポインティング位置の滞留開始の判定を行う。ポインティング位置の滞留開始が判定されると、制御部106は、当該ポインティング位置にカーソル30を表示させる。さらに、制御部106は、操作オブジェクトが新規に表示された旨をユーザに示す表示を行わせる。操作オブジェクトの初期表示について、図5を参照して詳細に説明する。図5は、本実施形態に係る情報処理装置100−1の処理における、操作オブジェクトの初期表示の例を示す図である。
(操作オブジェクトの初期表示)
まず、制御部106は、ポインティング位置の滞留開始が判定されると、当該ポインティング位置に操作オブジェクトを表示させると共に、操作オブジェクトの表示位置に基づいた表示を行わせる。例えば、制御部106は、判定部104によってポインティング位置の滞留開始が判定されると、カーソル30を表示領域1に表示させると共に、カーソル30を中心とする初期発光円12を表示させる。
次に、制御部106は、操作オブジェクトの表示位置に基づいた表示を、操作オブジェクトの表示位置に向かって変化させる。例えば、制御部106は、初期発光円12の表示からの経過時間に応じて、初期発光円12の半径を減少させ、初期発光円12をカーソル30に近づける。
そして、制御部106は、操作オブジェクトの表示位置に基づいた表示を消去させる。例えば、制御部106は、初期発光円12がカーソル30と重なる位置まで近づけられると、初期発光円12を表示領域1から消去させる。
ここで図4に戻ると、次に、制御部106は、ポインティング位置が移動されると、操作オブジェクトをポインティング位置の移動に合わせて移動させる。例えば、図4の上段の右図に示したように、ユーザが指す位置を移動させると、検出部102によって検出されるポインティング位置が変化され、制御部106は、当該ポインティング位置の変化に応じてカーソル30の位置を変更させる。
次に、制御部106は、操作判定領域においてポインティング位置の滞留開始が判定されると、操作の実行有無が判定されるまでの間、ポインティング位置に係る表示オブジェクトの表示を滞留開始判定からの経過時間に応じて変更させる。例えば、判定部104によって操作判定領域におけるポインティング位置の滞留開始が判定されると、制御部106は、ポインティング位置を示す操作オブジェクトの表示を、操作の実行有無の判定までの残り時間を示すように変更させる。さらに、図6を参照して操作オブジェクトの表示変化について詳細に説明する。図6は、本実施形態に係る情報処理装置100−1の処理による、操作オブジェクトの表示変化の例を示す図である。
(操作オブジェクトの表示変化)
まず、制御部106は、ポインティング位置に基づいて操作オブジェクトを表示させる。例えば、制御部106は、操作オブジェクトとして、図6の左図に示したような、発光粒子14および発光円16で構成されるカーソル30を表示させる。
発光粒子14は、検出部102によってポインティング位置が検出される際のポインティング位置の候補として検出される複数の位置に表示され得る。なお、ポインティング位置は、当該複数の候補位置について所定のフィルタを用いたフィルタリングにより得られる位置であり得る。
発光円16は、発光粒子14を包含し、ポインティング位置を中心とする円であり得る。なお、発光円16は、発光粒子14の全てを包含しなくてもよい。また、発光円16は、発光粒子14が表示される所定の場合には、表示されなくてもよい。例えば、制御部106は、ポインティング位置が閾値以上の速さで移動される場合、発光粒子14をポインティング位置の移動に追従するように移動させ、発光円16の表示を停止する。そして、制御部106は、ポインティング位置の移動の速さが閾値未満になると、再び発光円16を表示させる。この場合、ポインティング位置の取得の際にフィルタリングが行われること等によって、ポインティング位置が移動される際に発光円16の表示位置と発光粒子14の表示位置とが離隔されることを抑制し、ユーザがポインティング位置を誤認することを防止することが可能となる。
なお、図6の各図に示したように、発光円16の内部、例えば中心から所定の距離の範囲内が発光粒子14よりも弱く発光されてもよい。この場合、発光粒子14が一塊である印象をユーザに与え、仮に発光円16が表示されないときであっても、ユーザにポインティング位置を認識させやすくすることが可能となる。
そして、制御部106は、ポインティング位置の滞留開始が判定されると、操作オブジェクトの表示の変更を開始する。例えば、制御部106は、判定部104によって滞留開始が判定されると、図6の左中図に示したように、カーソル30の発光円16の外側に発光外円18を表示させる。
次に、制御部106は、滞留の経過時間に応じて操作オブジェクトの表示を、操作の実行有無の判定までの残り時間を示すように変更させる。例えば、制御部106は、図6の右中図および右図に示したように、滞留開始からの経過時間に応じて発光外円18の半径を減少させ、発光外円18を発光円16に近づけ得る。また、制御部106は、操作判定時間が経過するタイミングで発光円16と発光外円18が一致する速さで発光外円18が発光円16に近づくように表示を変更させる。なお、発光外円18は、操作判定時間が経過した際に消される。
さらに、制御部106は、図6の左中図〜右図に示したように、発光外円18の半径を減少させると共に、発光外円18の明るさを強くしてもよい。この場合、操作の実行が判定されるまでの残り時間の減少が強調されることにより、ユーザに操作を実行させるかの判断を促すことが可能となる。
ここで図4に戻ると、次に、制御部106は、操作の実行が判定される場合、操作判定領域に係る操作に対応するコマンドを発行する。例えば、制御部106は、判定部104によって操作の実行が判定されると、当該操作判定領域に表示されるアプリケーションの起動アイコンの選択実行コマンドを発行する。そして、当該コマンドに基づいて、例えば図4の下段の中図に示したように、当該操作判定領域に表示されるアプリケーションの起動アイコンの選択が実行される。
なお、制御部106は、ポインティング位置が検出されなくなると、操作オブジェクトの表示を消去させる。例えば、制御部106は、検出部102によってポインティング位置が検出されなくなってから所定の時間経過すると、カーソル30の表示を表示領域1から消去させる。
ここで図2に戻ると、投影部108は、制御部106の指示に基づいて表示内容を投影する。具体的には、投影部108は、制御部106によって生成される画像または映像等を投影方向に向けて投影する。例えば、投影部108は、CRT(Cathode Ray Tube)または液晶を用いたプロジェクタ等であり得る。なお、投影部108は、液晶または有機EL(Electroluminescence)を用いたディスプレイ等の表示部であってもよい。
また、撮像装置200は、情報処理装置100−1の要求に応じて撮像を行う。具体的には、撮像装置200は、検出部102から撮像要求を受けると、撮像要求に応じた撮像を行い、撮像により得られる画像を情報処理装置100−1に提供する。例えば、撮像装置200は、2以上の撮像部を有し、各撮像部において撮像を行う。なお、撮像装置200は複数設置されてもよく、各撮像装置200は情報処理装置100−1に接続され得る。また、撮像装置200の設置場所は、図1に示したような表示領域1の下方に限定されず、撮像装置200は、表示領域1に向かって操作を行うユーザを被写体として撮像可能な位置のいずれかに設置され得る。
<2−2.情報処理装置の処理>
次に、図7を参照して、本実施形態における情報処理装置100−1の処理について説明する。図7は、本実施形態における情報処理装置100−1の処理を概念的に示すフローチャートである。
まず、情報処理装置100−1は、ポインティング位置の滞留が開始されたかを判定する(ステップS302)。具体的には、検出部102によってポインティング位置が検出されると、判定部104は、当該ポインティング位置が検出されてから滞留開始判定時間の経過までの間、ポインティング位置が滞留開始判定範囲内に留まっているかを判定する。なお、操作オブジェクトが未表示であるため、判定部104は、ポインティング位置が操作判定領域になくとも滞留開始判定を行う。
ポインティング位置の滞留が開始されたと判定される場合、情報処理装置100−1は、操作オブジェクトの初期表示を行う(ステップS304)。具体的には、判定部104によってポインティング位置の滞留開始が判定されると、制御部106は、ポインティング位置に操作オブジェクトを表示させると共に、操作オブジェクトの表示位置に基づく初期表示処理を行う。
次に、情報処理装置100−1は、所定の時間ポインティング位置が未検出であるかを判定する(ステップS306)。具体的には、制御部106は、検出部102によってポインティング位置が検出されなくなってから所定の時間経過したかを判定する。
ポインティング位置が検出される場合、情報処理装置100−1は、操作判定領域においてポインティング位置の滞留が開始されたかを判定する(ステップS308)。具体的には、ポインティング位置が操作判定領域にある場合、ステップS302の滞留開始判定処理と実質的に同一の処理が行われる。
ポインティング位置の滞留が開始されたと判定される場合、情報処理装置100−1は、操作オブジェクトの表示を変更させる(ステップS310)。具体的には、制御部106は、所定の時間経過毎に、操作オブジェクトの表示を、操作判定時間の経過までの残り時間を示すように変更させる。
次に、情報処理装置100−1は、ポインティング位置の滞留が中止されたかを判定する(ステップS312)。具体的には、判定部104は、ポインティング位置が操作判定領域外へ移動されたかを判定する。
ポインティング位置の滞留が中止されていないと判定される場合、情報処理装置100−1は、操作判定時間が経過したかを判定する(ステップS314)。具体的には、ポインティング位置が操作判定領域外に移動されていないと判定される場合、判定部104は、滞留開始が判定されてから操作判定時間が経過したかを判定する。
操作判定時間が経過したと判定される場合、情報処理装置100−1は、操作判定領域に係る操作を実行する(ステップS316)。制御部106は、判定部104によって操作判定時間が経過したと判定される場合、操作判定領域に係る操作に対応するコマンドを発行する。そして、発行されるコマンドに基づいた処理、例えば操作判定領域に表示される表示オブジェクトの選択処理が実行される。
このように、本開示の第1の実施形態によれば、情報処理装置100−1は、表示面から離れた位置において操作体により当該表示面が指し示される操作によって特定されるポインティング位置の滞留に基づいて操作の実行有無の判定を行い、操作の実行を行うと判定される場合、当該操作に対応するコマンドを発行する。このため、表示面から離れた位置における操作体の操作に係るポインティング位置の滞留によって追加操作が実現されることにより、ユーザの意図に沿った追加操作を情報処理装置100によって実行され、ポインティング操作におけるユーザの利便性を向上させることが可能となる。
また、制御部106は、当該判定前における滞留の経過時間に応じて、ポインティング位置に係る表示オブジェクトの表示を変更させる。このため、表示オブジェクトの表示が滞留開始後に変化されていくことにより、ユーザに滞留状態であることを把握させ、ユーザの意図する結果となるように、滞留状態を維持またはキャンセル等の操作をユーザに促すことが可能となる。
また、上記の表示オブジェクトは、ポインティング位置を示す操作オブジェクトを含み、制御部106は、操作オブジェクトの表示を滞留の経過時間に応じて変更させる。このため、ユーザのポインティング操作に密接に関係する操作オブジェクトの表示が変化されることより、ユーザにポインティング位置が滞留状態であることを把握させ、意図に沿わない操作実行判定が行われることを抑制することが可能となる。
また、制御部106は、操作オブジェクトの表示を、上記の判定までの残り時間を示すように変更させる。このため、ポインティング位置の滞留解除操作についての猶予時間がユーザに示されることにより、ユーザに当該操作を促し、意図に沿わない操作実行判定が行われる可能性をさらに低下させることが可能となる。
<2−3.変形例>
以上、本開示の第1の実施形態について説明した。なお、本実施形態は、上述の例に限定されない。以下に、本実施形態の第1〜第3の変形例について説明する。
(第1の変形例)
本実施形態の第1の変形例として、情報処理装置100−1は、ポインティング位置の滞留中において、滞留の経過時間に応じて、実行する処理を示す処理オブジェクトの表示を変更してもよい。具体的には、制御部106は、ポインティング位置に基づいて特定される処理オブジェクトの表示を滞留の経過時間に応じて変更させる。
例えば、制御部106は、判定部104によってポインティング位置の滞留が開始されたと判定されると、ポインティング位置の滞留開始からの経過時間に応じて処理オブジェクト、例えばアプリケーションの起動アイコン等の表示を変更させる。例えば、処理オブジェクトの表示変更は、処理オブジェクトのサイズ、色彩、形状または模様の変更であり得る。
このように、本実施形態の第1の変形例によれば、制御部106は、ポインティング位置に基づいて特定される処理オブジェクトの表示を滞留の経過時間に応じて変更させる。このため、ポインティング位置の滞留により実行有無が判定される操作の対象となり得る処理オブジェクトの表示が変化されることにより、ポインティング位置の滞留を中止させるか否かについてユーザが判断を誤る可能性を低下させることが可能となる。
(第2の変形例)
本実施形態の第2の変形例として、情報処理装置100−1は、ポインティング位置の滞留に基づく操作実行判定を用いて、様々な表示制御を行ってもよい。具体的には、情報処理装置100−1は、当該判定処理を用いて、処理メニューの表示またはスクロールの操作等の処理を行う。
(処理メニューの表示)
情報処理装置100−1は、ポインティング位置の滞留に基づいて操作の実行が判定される場合、処理の優先度に基づいて構成される処理メニューを表示させてもよい。具体的には、制御部106は、処理オブジェクトで構成されるメニューを表示させ、優先度が他の処理よりも高い処理に係る処理オブジェクトを、他の処理オブジェクトよりも、優先して配置する。なお、本変形例では、操作判定領域と処理オブジェクトの表示範囲とが一致する場合について説明する。まず、図8Aを参照して、従来の情報処理装置の表示するメニューの課題について説明する。図8Aは、従来の情報処理装置の表示するメニュー操作を説明するための図である。
一般的に、ポインティング位置に基づいて表示される処理メニューは、ポインティング位置を中心として配置される複数の矩形の処理オブジェクトで構成される。例えば、図8Aに示したように、矩形の処理オブジェクトM1〜M4が、ポインティング位置を示すカーソル30を中心に上下左右に配置される。
ここで、処理メニューにおける処理オブジェクトの選択頻度は、処理オブジェクト毎に異なる場合がある。例えば、「決定」または「戻る」といった処理に係る処理オブジェクトは他の処理に比べて選択される回数が多い。しかし、各処理オブジェクトは、メニュー選択操作の起点であるポインティング位置から等距離かつ同じ広さで配置されることが一般的である。そのため、処理オブジェクトの選択に係る操作時間および誤選択の発生による手数は、選択頻度によらず各処理オブジェクトで差が無く、選択頻度の高い処理オブジェクトの選択操作について改善が求められていた。
そこで、本実施形態の第2の変形例に係る情報処理装置100−1は、優先度が他の処理よりも高い処理に係る処理オブジェクト(以下、第1の処理オブジェクトとも称する。)を、他の処理オブジェクト(以下、第2の処理オブジェクトとも称する。)よりも、優先して配置する。具体的には、制御部106は、第1の処理オブジェクトを、第2の処理オブジェクトよりも広くし、かつメニューの中心から近い位置に配置する。さらに、本変形例の処理について図8Bを参照して詳細に説明する。図8Bは、本実施形態の第2の変形例に係る情報処理装置100−1の処理における、処理メニューの表示の例を示す図である。
まず、制御部106は、ポインティング位置の滞留により操作の実行が判定されると、当該ポインティング位置を基準として、処理オブジェクトで構成される処理メニューを表示させる。例えば、制御部106は、判定部104によってポインティング位置の滞留により操作の実行が判定されると、処理メニューを構成する処理オブジェクトM1〜M5を、図8Bに示したように、当該ポインティング位置を示すカーソル30を中心とした同心円上の一部に表示させる。
さらに、処理メニューを構成する処理オブジェクトは、処理の優先度に基づいた位置に表示される。例えば、制御部106は、第1の処理オブジェクトであるM1およびM2をポインティング位置にあるカーソル30から距離R1の位置に表示させ、第2の処理オブジェクトであるM3〜M5を距離R1よりもカーソル30から遠い距離R2またはR3の位置に表示させる。
また、処理オブジェクトは、処理の優先度に基づいた広さで表示される。例えば、制御部106は、第1の処理オブジェクトであるM1およびM2の広さを、第2のオブジェクトであるM3〜M5よりも広い表示範囲で表示させる。
また、処理メニューを構成する処理オブジェクトの選択は、滞留に基づく操作実行判定による実行に限定されず、操作オブジェクトと処理オブジェクトとの接触、操作オブジェクトによる処理オブジェクトの通過、または処理オブジェクト内の操作オブジェクトの移動距離等に基づいて実行され得る。
このように、制御部106は、処理オブジェクトで構成されるメニューを表示する。そして、制御部106は、優先度が他の処理よりも高い処理に係る処理オブジェクトの第1の操作判定領域を、他の処理オブジェクトの第2の操作判定領域よりも、優先して配置する。このため、優先度の高い処理に係る処理オブジェクトが選択されやすくされることにより、当該メニューの操作性を向上させることが可能となる。
また、制御部106は、上記の第1の操作判定領域を、上記の第2の操作判定領域よりもメニューの中心から近い位置に配置し、かつ第1の操作判定領域を第2の操作判定領域よりも広くする。このため、優先度の高い処理に係る処理オブジェクトまでのポインティング位置の移動距離が他の処理オブジェクトよりも短縮され、またユーザが処理オブジェクトの選択操作を他の処理オブジェクトと誤る可能性が低下され、操作性をさらに向上させることが可能となる。
なお、制御部106は、第1の操作判定領域を、第2の操作判定領域よりも広くする、または第2の操作判定領域よりもメニューの中心から近い位置に配置するかのうちのいずれか一方のみを実行してもよい。
(スクロールの操作)
また、情報処理装置100−1は、ポインティング位置の滞留に基づく操作の実行の判定を利用して、表示領域の表示をスクロールさせてもよい。具体的には、制御部106は、スクロールに係る操作判定領域においてポインティング位置の滞留に基づく操作の実行が判定されると、ポインティング位置の変化に応じて表示領域の表示をスクロールさせる。さらに、図9を参照して本変形例のスクロール処理について詳細に説明する。図9は、本実施形態の第2の変形例に係る情報処理装置100−1のスクロール処理による表示変化の例を示す図である。
まず、制御部106は、スクロール操作に係る表示オブジェクトを表示領域に表示させる。例えば、制御部106は、表示領域1に図9の上段の左図に示したようなノブ50および本体52からなるスクロールバーを表示させる。なお、スクロールバーの初期表示は、表示領域の他の表示と比べて不鮮明、例えば薄くまたは暗く表示され得る。
次に、制御部106は、ポインティング位置がスクロール操作に係る表示オブジェクトから所定の距離の範囲内に移動されると、スクロール操作に係る表示オブジェクトの表示を変更させる。例えば、制御部106は、ポインティング位置を示すカーソル30がスクロールバーから所定の距離の範囲内に移動されると、図9の上段の中図および上段の右図に示したように、スクロールバーの表示を鮮明な表示、例えば濃いまたは明るい表示に変更させる。
次に、制御部106は、スクロール操作に係る操作オブジェクトと重なる位置においてポインティング位置の滞留に基づく操作の実行が判定されると、スクロール操作に係る操作オブジェクトの状態を移動可能な状態に遷移させる。例えば、制御部106は、カーソル30とノブ50とが重なる位置で操作の実行が判定されると、ノブ50の状態を移動可能な状態に遷移させる。
次に、制御部106は、スクロール操作に係る操作オブジェクトの移動に応じて、表示領域の表示をスクロールさせる。例えば、制御部106は、ノブ50の状態が移動可能な状態に遷移された後、カーソル30が本体52に沿って移動される場合、図9の下段の左図および下段の中図に示したように、当該カーソル30の移動に応じてノブ50を移動させる。そして、制御部106は、ノブ50の移動に応じて表示領域に表示されるコンテンツC1〜C6の表示をC5〜C10の表示にスクロールさせる。なお、ノブ50は本体52の中心に初期表示され、制御部106は、初期表示位置からノブ50が離隔されるほどスクロールを速くしてもよい。
そして、制御部106は、ポインティング位置がスクロール操作に係る表示オブジェクトから所定の距離の範囲外に移動されると、スクロール操作に係る表示オブジェクトの表示を元に戻す。例えば、制御部106は、図9の下段の右図に示したように、カーソル30がスクロールバーから所定の距離の範囲外に移動されると、スクロールバーの表示を元の表示に戻す。
このように、制御部106は、スクロールに係る操作判定領域においてポインティング位置の滞留に基づく操作の実行が判定されると、ポインティング位置の変化に応じて表示領域の表示をスクロールさせる。このため、ポインティング操作によるスクロールの操作が可能とされることにより、利便性を向上させることが可能となる。
(第3の変形例)
本実施形態の第3の変形例として、情報処理装置100−1は、ポインティング操作を行うユーザの手が表示領域に向かって開いている場合、ユーザが意図するポインティング位置を検出するように検出処理を行ってもよい。まず、図10を参照して従来の情報処理装置における、ユーザの手が表示領域に向かって開いている場合のポインティング位置の検出の課題について説明する。図10は、従来の情報処理装置における、ユーザの手が表示領域に向かって開いている場合のポインティング位置の検出処理を説明するための図である。なお、第1の実施形態におけるポインティング位置の検出処理と実質的に同一である処理については説明を省略する。
まず、従来の情報処理装置は、手を表示領域に向かって開いているユーザが被写体である画像に基づいて深度情報を取得し、取得される深度情報から3次元空間の点群情報を取得する。例えば、図10の上段の図に示したような3次元空間の点群情報が取得される。
次に、従来の情報処理装置は、3次元空間の点群情報から点群抽出のための基準点を特定する。例えば、図10の下段の左図に示したような、表示領域に向かって突端となる点Pが特定される。
次に、従来の情報処理装置は、特定される基準点を中心に点群を抽出する。例えば、点群情報の中から、図10の下段の左図に示したような、点Pを中心とした所定の距離Rの範囲内にある点群G1を抽出する。抽出された点群G1は、例えば図10の下段の中図に示した白色部分の点群であり得る。
次に、従来の情報処理装置は、抽出される点群に基づいてポインティング位置を特定する。例えば、抽出される点群G1に基づいて、図10の下段の右図に示したような方向D1が算出され、算出される方向D1と表示領域との交点をポインティング位置として特定する。
ここで、算出される方向D1は、手のひらが形成する面と平行な方向であり、ユーザが意図する方向と異なる場合がある。そのため、ユーザの意図に沿ったポインティング位置が検出されず、操作性が損なわれる場合があった。そこで、本実施形態の第3の変形例では、ユーザが意図するポインティング位置を検出するための手法を2つ提案する。
(手のひらの垂線方向を検出)
第1の手法として、情報処理装置100−1は、ユーザの手のひらの垂線方向を検出し、検出される方向に基づいてポインティング位置を検出する。具体的には、検出部102は、ユーザの手のひらが表示領域に向かって開いている場合、手のひらによって形成される面についての垂線の方向であってで、当該垂線の表示領域に向かう方向を、操作体の操作によって指し示される方向(以下、ポインティング方向とも称する。)として検出する。そして、検出部102は、当該ポインティング方向に基づいてポインティング位置を検出する。さらに、図11を参照して第1の手法の処理について詳細に説明する。図11は、本実施形態の第3の変形例に係る情報処理装置100−1における、ユーザの手が表示領域に向かって開いている場合のポインティング位置の検出処理の例を説明するための図である。なお、第1の実施形態における処理と実質的に同一である処理については説明を省略する。
まず、検出部102は、手を表示領域に向かって開いているユーザが被写体である画像に基づいて深度情報を取得し、取得される深度情報から3次元空間の点群情報を取得する。例えば、図11の左図に示したような3次元空間の点群情報が取得される。
次に、検出部102は、取得される点群情報の示す点群の中から、ユーザの手のひらにあたる点群を抽出する。例えば、検出部102は、深度情報の取得に用いられる画像の解析等によりユーザの手のひらを検出する。そして、検出部102は、取得される点群情報の示す点群の中から、図11の中図に示したような、検出される手のひらの位置に相当する点群を抽出する。
次に、検出部102は、抽出された点群により形成される面に垂直な方向を特定し、特定される方向に基づいてポインティング位置を特定する。例えば、検出部102は、抽出された点群により形成される面(以下、手のひらに係る面とも称する。)を特定し、図11の右図に示したような、特定される面に垂直に交差する方向で、かつ表示領域1に向かう方向D2を検出する。そして、検出部102は、方向D2と表示領域との交点をポインティング位置として特定する。なお、手のひらに係る面と方向D2との交点は、様々な点が採用され得る。例えば、当該交点は、手のひらに係る面の中心点であり得る。
このように、本実施形態の第3の変形例における第1の手法によれば、検出部102は、ユーザの手のひらが表示領域に向かって開いている場合、手のひらによって形成される面についての垂線の方向であって、当該垂線の表示領域に向かう方向をポインティング方向として検出する。このため、ポインティング操作に係るユーザの手のひらが開いた状態で検出されるポインティング位置がユーザの意図に沿った位置に近づけられ、操作性の低下を抑制することが可能となる。
(腕の方向を検出)
第2の手法として、情報処理装置100−1は、ユーザの腕の方向を検出し、検出される方向に基づいてポインティング位置を検出する。具体的には、検出部102は、ユーザのポインティング操作に係るユーザの腕を抽出し、抽出されるユーザの腕が示す方向で、かつ表示領域に向かう方向をポインティング方向として検出する。そして、検出部102は、当該ポインティング方向に基づいてポインティング位置を検出する。さらに、図12を参照して第2の手法の処理について詳細に説明する。図12は、本実施形態の第3の変形例に係る情報処理装置100−1における、ユーザの手が表示領域に向かって開いている場合のポインティング位置の検出処理の他の例を説明するための図である。なお、第1の実施形態における処理と実質的に同一である処理については説明を省略する。
まず、検出部102は、手を表示領域に向かって開いているユーザが被写体である画像に基づいて深度情報を取得し、取得される深度情報から3次元空間の点群情報を取得する。例えば、図12の上段の左図に示したような3次元空間の点群情報が取得される。
次に、検出部102は、3次元空間の点群情報から点群抽出のための基準点を特定し、特定される基準点を中心に点群を抽出する。例えば、検出部102は、取得される点群情報の中から、図12の上段の中図に示したような点Pを基準点として特定し、特定される点Pを中心とした所定の距離Rの範囲内にある点群G1を抽出する。抽出された点群G1は、例えば図12の上段の右図に示した白色部分の点群、すなわちユーザの手および腕の一部であり得る。
次に、検出部102は、抽出される点群から表示領域に近い一部の点群を省く。例えば、検出部102は、抽出される点群から、表示領域に向かう方向の突端となる点から所定の距離の範囲内にある点群を省く。なお、当該処理によって得られる点群は、図12の下段の中図に示したような点群G2であり得る。また、所定の距離は、例えば10cm等であり得る。
次に、検出部102は、抽出される点群に基づいてポインティング位置を特定する。例えば、検出部102は、抽出される点群G2について主成分分析を行い、第1主成分のベクトルを算出する。そして、検出部102は、図12の下段の右図に示したような第1主成分のベクトルの方向D3と表示領域との交点をポインティング位置として特定する。
このように、本実施形態の第3の変形例における第2の手法によれば、検出部102は、ユーザのポインティング操作に係るユーザの腕を抽出し、抽出されるユーザの腕が示す方向で、かつ表示領域に向かう方向をポインティング方向として検出する。このため、手のひらの状態によらずユーザの意図に沿ったポインティング方向が検出され得ることにより、手のひらの形状による操作性の変化を抑制することが可能となる。
<3.第2の実施形態(操作判定時間を変更する例)>
以上、本開示の第1の実施形態に係る情報処理装置100−1について説明した。次に、本開示の第2の実施形態に係る情報処理装置100−2について説明する。情報処理装置100−2は、操作判定領域におけるポインティング位置に基づいて操作判定時間を変更する。
<3−1.情報処理装置の構成>
情報処理装置100−2の機能構成は第1の実施形態に係る機能構成と実質的に同一であるが、判定部104の機能が一部異なる。なお、第1の実施形態の機能と実質的に同一である機能については説明を省略する。
判定部104は、操作判定領域におけるポインティング位置に基づいて、ポインティング位置の滞留の開始から操作の実行有無の判定までの時間、すなわち操作判定時間を制御する。具体的には、判定部104は、ポインティング位置と操作判定領域に係る処理オブジェクトとの位置関係に基づいて操作判定時間を制御する。さらに、図13を参照して判定部104の処理について詳細に説明する。図13は、本実施形態に係る情報処理装置100−2の処理による操作判定時間の変化を説明するための図である。
まず、制御部106は、表示領域に操作オブジェクトおよび処理オブジェクトを表示させる。例えば、制御部106は、表示領域1に、図13の左図に示したような、カーソル30およびアイコン20A〜20Cを表示させる。なお、アイコン20A〜20Cの操作判定領域は、それぞれ40A〜40Cであり得る。
そして、判定部104は、ポインティング位置の滞留開始が判定されると、ポインティング位置と処理オブジェクトとの重なりの有無を判定する。例えば、判定部104は、図13の中図に示した操作判定領域40A内にカーソル30が留められると、当該カーソル30の示すポインティング位置の滞留が開始されたと判定する。そして、判定部104は、カーソル30と操作判定領域40Aに表示されるアイコン20Aとの重なりの有無を判定する。
ポインティング位置が処理オブジェクトと重なると判定される場合、判定部104は、操作判定時間を第1の時間に設定する。例えば、判定部104は、カーソル30がアイコン20Aと重なると判定される場合、操作判定時間を第1の時間、例えば0.5秒に設定し得る。
その後、ポインティング位置が操作判定領域上であって処理オブジェクトと重ならない位置に移動されると、判定部104は、操作判定時間を第2の時間に変更する。例えば、カーソル30が操作判定領域40A上にあってアイコン20Aと重ならない位置に移動されると、判定部104は、操作判定時間を第1の時間よりも長い第2の時間に変更する。例えば、判定部104は、操作判定時間を0.5秒から1.0秒に変更し得る。
<3−2.情報処理装置の処理>
次に、図14を参照して、本実施形態における情報処理装置100−2の処理について説明する。図14は、本実施形態における情報処理装置100−2の処理を概念的に示すフローチャートである。なお、第1の実施形態の処理と実質的に同一である処理については説明を省略する。
まず、情報処理装置100−2は、所定の時間ポインティング位置が未検出であるかを判定し(ステップS402)、ポインティング位置が検出される場合、操作判定領域においてポインティング位置の滞留が開始されたかを判定する(ステップS404)。そして、ポインティング位置の滞留が開始されたと判定される場合、操作オブジェクトの表示を変更する(ステップS406)。
次に、情報処理装置100−2は、ポインティング位置が処理オブジェクト上に移動されたかを判定する(ステップS408)。具体的には、判定部104は、ポインティング位置と処理オブジェクトとの重なりの有無を判定し、過去のポインティング位置の処理オブジェクトとの重なりの有無と比較する。なお、ポインティング位置が変化した場合にのみ、当該ステップの処理が行われてもよい。
ポインティング位置が処理オブジェクト上に移動されたと判定される場合、情報処理装置100−2は、操作判定時間を第1の時間に設定する(ステップS410)。具体的には、判定部104は、ポインティング位置が処理オブジェクトと重なる位置に移動されたと判定される場合、操作判定時間を第1の時間に設定する。なお、初期値が第1の時間である場合、判定部104は当該ステップの処理を行わなくてもよい。
また、ポインティング位置が処理オブジェクト上に変化されていないと判定される場合、情報処理装置100−2は、ポインティング位置が処理オブジェクト外に移動されたかを判定する(ステップS412)。具体的には、ポインティング位置が処理オブジェクトと重なる位置に変化されていないと判定される場合、判定部104は、ポインティング位置が操作判定領域と重なる位置であって処理オブジェクトと重ならない位置に移動されたかを判定する。
ポインティング位置が処理オブジェクト外に移動されたと判定される場合、情報処理装置100−2は、操作判定時間を第2の時間に設定する(ステップS414)。具体的には、判定部104は、ポインティング位置が処理オブジェクトと重ならない位置に移動されたと判定される場合、操作判定時間を第2の時間に設定する。なお、初期値が第2の時間である場合、判定部104は当該ステップの処理を行わなくてもよい。
次に、情報処理装置100−2は、ポインティング位置の滞留が中止されたかを判定し(ステップS416)、ポインティング位置の滞留が中止されていないと判定される場合、操作判定時間が経過したかを判定する(ステップS418)。操作判定時間が経過したと判定される場合、情報処理装置100−2は、操作判定領域に係る操作をする(ステップS420)。
このように、本開示の第2の実施形態によれば、情報処理装置100−2は、処理オブジェクトに対応付けられる操作判定領域におけるポインティング位置に基づいて、ポインティング位置の滞留開始から操作の実行有無の判定までの操作判定時間を制御する。このため、ポインティング操作の状況に応じて操作判定時間が変更され得ることにより、ユーザの意図に沿う操作結果が得られ易くし、操作性を向上させることが可能となる。
また、判定部104は、ポインティング位置と操作判定領域に係る処理オブジェクトとの位置関係に基づいて操作判定時間を制御する。このため、当該位置関係から推定されるユーザの意図を反映した操作判定時間が設定されることにより、操作性をさらに向上させることが可能となる。
なお、上記では、判定部104は、ポインティング位置と処理オブジェクトとの重なりの有無に応じて操作判定時間を変更する例を説明したが、判定部104は、ポインティング位置と処理オブジェクトとの距離に応じて操作判定時間を変更してもよい。例えば、判定部104は、ポインティング位置の滞留開始が判定された後、所定の時間間隔でポインティング位置と処理オブジェクトとの距離を算出し、算出される距離が長くなると操作判定時間を長くなるように設定し得る。この場合、操作判定時間の設定が細かく変更されることにより、操作判定時間の変更による違和感をユーザに与えにくくすることが可能となる。
<3−3.変形例>
以上、本開示の第2の実施形態について説明した。なお、本実施形態は、上述の例に限定されない。以下に、本実施形態の第1〜第5の変形例について説明する。
(第1の変形例)
本実施形態の第1の変形例として、情報処理装置100−2は、操作判定時間の設定において、複数の操作判定領域が重なる領域を他の領域と区別してもよい。具体的には、判定部104は、複数の操作判定領域が重なる領域とポインティング位置との重なりの有無に応じて操作判定時間を制御する。さらに、図15を参照して本変形例の処理について詳細に説明する。図15は、本実施形態の第1の変形例に係る情報処理装置100−2の処理における操作判定領域の設定の例を示す図である。
まず、複数の操作判定領域が他の操作判定領域と重複するように設定される。例えば、図15に示したように、アイコン20A〜20Cに係る操作判定領域40A〜40Cは、他の操作判定領域と重複するように配置され得る。
そして、判定部104は、ポインティング位置の滞留開始が判定された後、所定の時間間隔で、ポインティング位置が操作判定領域の重複領域に移動されたかを判定する。例えば、判定部104は、操作判定領域40Aにおけるカーソル30の示すポインティング位置の滞留開始が判定された後、所定の時間間隔で、操作判定領域40Aおよび40Bが重複する領域ならびに操作判定領域40Aおよび40Cが重複する領域にカーソル30の位置が移動されたかを判定する。
ポインティング位置が操作判定領域の重複領域に移動されたと判定される場合、判定部104は、操作判定時間を変更する。例えば、カーソル30が操作判定領域40Aおよび40Cの重複する領域に移動された際に、判定部104は、ポインティング位置が操作判定領域40Aのみに位置する場合より操作判定時間を長くする。例えば、判定部104は、操作判定時間を1.0秒から1.2秒に変更し得る。
このように、本実施形態の第1の変形例によれば、判定部104は、複数の操作判定領域が重なる領域とポインティング位置との重なりの有無に応じて操作判定時間を制御する。このため、操作判定中の操作の実行をユーザが望まない可能性が操作判定領域の他の位置よりも高い位置において、当該他の位置の場合よりも長い操作判定時間が設定され得ることにより、操作性の低下を抑制することが可能となる。
(第2の変形例)
本実施形態の第2の変形として、情報処理装置100−2は、操作判定時間の設定において、表示領域外の操作判定領域を他の領域と区別してもよい。具体的には、判定部104は、表示領域外における操作判定領域とポインティング位置との重なりの有無に応じて操作判定時間を制御する。さらに、図16を参照して本変形例の処理について詳細に説明する。図16は、本実施形態の第2の変形例に係る情報処理装置100−2の処理における操作判定領域の設定の他の例を示す図である。
まず、操作判定領域は表示領域内外にわたって設定される。例えば、図16に示したように、操作判定領域40A〜40Cの各々は、表示領域1の内部および外部にわたって設定され得る。なお、操作判定領域は表示領域外にのみ設定されてもよい。
そして、判定部104は、ポインティング位置の滞留開始が判定された後、所定の時間間隔で、ポインティング位置が表示領域外の操作判定領域に移動されたかを判定する。例えば、判定部104は、操作判定領域40Aにおけるカーソル30の示すポインティング位置10の滞留開始が判定された後、所定の時間間隔で、表示領域1外の操作判定領域40Aにポインティング位置10が移動されたかを判定する。
ポインティング位置が表示領域外の操作判定領域に移動されたと判定される場合、判定部104は、操作判定時間を変更する。例えば、判定部104は、図16に示したように表示領域1外の操作判定領域40Aにポインティング位置10が移動されたと判定される場合、ポインティング位置10が表示領域1内の操作判定領域40Aに位置する場合より操作判定時間を短くする。例えば、判定部104は、操作判定時間を1.0秒から0.8秒に変更し得る。
このように、本実施形態の第2の変形例によれば、判定部104は、表示領域外における操作判定領域とポインティング位置との重なりの有無に応じて操作判定時間を制御する。このため、表示領域内よりもポインティング位置のある領域の判別について正確性が高くなり得る表示領域外の操作判定領域が利用されることにより操作実行判定の正確性を向上され、操作性を向上させることが可能となる。
(第3の変形例)
本実施形態の第3の変形例として、情報処理装置100−2は、操作判定領域におけるポインティング位置以外の情報に基づいて、操作判定時間を制御してもよい。具体的には、判定部104は、ポインティング位置の精度を変化させる精度要因情報に基づいて操作判定時間を制御する。より具体的には、判定部104は、ユーザの態様を示す情報(以下、ユーザ態様情報とも称する。)に基づいて操作判定時間を制御する。さらに、図17を参照して本変形例の処理について詳細に説明する。図17は、本実施形態の第3の変形例に係る情報処理装置100−2の処理におけるポインティング操作の形態の例を示す図である。
(ユーザの態様に基づく操作判定時間の制御)
まず、判定部104は、ポインティング位置の滞留開始が判定されると、ユーザ態様情報を取得する。例えば、ユーザ態様情報は、位置を指し示すユーザの動きの形態を示す情報(以下、ジェスチャ形態情報とも称する。)を含み、判定部104は、検出部102にジェスチャ形態情報を要求する。当該要求を受けると、検出部102は、ポインティング位置の検出の際に用いられた画像等に基づいてジェスチャ形態を検出する。そして、検出部102は、検出されたジェスチャ形態を示す情報を判定部104に提供する。なお、ジェスチャ形態は、予めパターン化されてもよく、例えば図17A〜図17Cに示したような3パターンに分類されてもよい。
次に、判定部104は、取得されるユーザ態様情報に基づいて操作判定時間を設定する。例えば、判定部104は、取得されるジェスチャ形態情報の示すジェスチャ形態が所定のジェスチャ形態パターンのいずれに相当するかを判定する。例えば、判定部104は、ジェスチャ形態情報の示すジェスチャパターンが図17A〜図17Cに示したようなジェスチャ形態パターンのいずれに相当するかを判定する。そして、判定部104は、判定されるジェスチャ形態パターンに対応付けられる操作判定時間を設定する。なお、ジェスチャ形態パターンに対応付けられる情報は標準的な操作判定時間に係る係数であってもよい。
なお、ジェスチャ形態パターンに対応付けられる操作判定時間は、ユーザの手の身体からの距離およびユーザの腕の伸び具合等に基づいて決定され得る。例えば、図17Aに示したジェスチャ形態は、図17Bおよび図17Cのジェスチャ形態に比べて、ユーザの手の身体からの距離が長く、かつユーザの腕が延ばされている。そのため、図17Aに示したジェスチャ形態のパターンは、ポインティング位置の精度が高いジェスチャ形態に係るパターンであるとして、他のジェスチャ形態パターンよりも長い操作判定時間が対応付けられる。そして、図17B、図17Cに示したジェスチャ形態パターンの順に、ポインティング位置の精度が低くなるとして、対応付けられる操作判定時間が長くなる。
また、他のジェスチャ形態パターンと比べて対応付けられる操作判定時間が長いジェスチャ形態パターンに相当するジェスチャ形態が検出される場合、制御部106は、ユーザにジェスチャ形態を改善させるための表示制御を行ってもよい。例えば、制御部106は、検出部102によって図17Bまたは図17Cに示したようなジェスチャ形態パターンに相当するジェスチャ形態が検出されると、表示領域にポインティング位置の精度が低い状態である旨を表示させる。この場合、ユーザのジェスチャ形態が改善されることによりポインティング位置の精度が向上され、操作性を向上させることが可能となる。
なお、ユーザ態様情報は、ユーザの位置を示す情報(以下、ユーザ位置情報とも称する。)であってもよい。具体的には、判定部104は、ユーザ位置情報の示す位置に応じて操作判定時間を制御する。例えば、ユーザの位置が表示領域または撮像装置200から離れるほどポインティング位置の精度が低下し得る。そのため、判定部104は、ユーザ位置情報の示す位置が表示領域または撮像装置200からの距離が長いほど操作判定時間を長くし得る。また、例えば、判定部104は、ユーザの位置が所定の位置である場合に、ユーザの位置が他の位置である場合と異なる操作判定時間を設定してもよい。
また、ユーザ態様情報は、ユーザの視線を示す情報(以下、ユーザ視線情報とも称する。)であってもよい。具体的には、判定部104は、ユーザ視線情報の示す視線とポインティング方向との類似度に応じて操作判定時間を制御する。例えば、ユーザの視線とポインティング方向とが類似する場合にはポインティング位置の精度が高くなり得る。そのため、判定部104は、ユーザの視線情報の示す視線と検出部102によって検出されるポインティング方向とが類似するかを判定し、両方向が類似する場合、操作判定時間を短くし得る。
このように、判定部104は、ユーザの態様を示す情報に基づいて操作判定時間を制御する。このため、ポインティング位置の精度との密接に関係する、ポインティング操作を行う主体の態様に基づいて操作判定時間が制御されることにより、操作実行判定の正確性が高められ、操作性を向上させることが可能となる。
また、ユーザの態様を示す情報は、位置を指し示すユーザの動作の形態を示す情報を含み、判定部106は、当該位置を指し示すユーザの動作の形態に応じて操作判定時間を制御する。このため、ポインティング位置の検出精度にさらに影響を与え得るユーザのジェスチャ形態に基づいて操作判定時間が制御されることにより、操作実行判定の正確性をさらに高めることが可能となる。
(ユーザの特性に基づく操作判定時間の制御)
また、判定部104は、ユーザの特性を示す情報(以下、ユーザ特性情報とも称する。)に基づいて操作判定時間を制御してもよい。具体的には、ユーザ特性情報は、ユーザの年齢、性別または身体的特徴等を示す情報であり得る。例えば、児童、女性または痩身のユーザ等の腕は細い傾向にあり、ユーザの腕が細いとポインティング位置の精度が低下し得る。そのため、判定部104は、ユーザ特性情報の示す年齢等が所定の条件を満たすかを判定し、所定の条件が満たされると判定される場合、操作判定時間を変更する。
この場合、判定部104は、ユーザの特性を示す情報に基づいて操作判定時間を制御する。このため、ユーザ態様情報が取得困難な場合であってもユーザ毎に操作判定時間が調整され得ることにより、操作性を向上させることが可能となる。
(操作履歴に基づく操作判定時間の制御)
また、判定部104は、ユーザの操作履歴情報に基づいて操作判定時間を制御してもよい。具体的には、判定部104は、ユーザの操作履歴情報から特定される操作、操作を行ったユーザ、ユーザの特性、ユーザの姿勢またはユーザの服装等に基づいて操作判定時間を制御する。例えば、判定部104は、ユーザの操作履歴情報から特定される操作、例えば操作頻度または習熟度が他の操作よりも高い操作が行われる場合、他の操作の場合よりも短い操作判定時間を設定する。また、判定部104は、ユーザの操作履歴情報から特定されるユーザ、例えばポインティング位置の精度が他のユーザよりも低いユーザによって操作が行われる場合、他のユーザの場合よりも長い操作判定時間を設定する。また、判定部104は、ユーザの操作履歴情報から特定される服装、例えばポインティング位置の精度が低くなる服の色彩または模様等の服装をしたユーザによって操作が行われる場合、他の服装のユーザの場合よりも長い操作判定時間を設定する。
この場合、判定部104は、ユーザの操作履歴情報に基づいて操作判定時間を制御する。このため、ポインティング位置の精度が低い操作等が識別され、識別される操作等ごとに操作判定時間が設定されることにより、操作実行判定の正確性が高められ、操作性を向上させることが可能となる。
(外部環境に基づく操作判定時間の制御)
また、判定部104は、情報処理装置100−2の外部環境を示す情報(以下、外部環境情報とも称する。)に基づいて操作判定時間を制御してもよい。具体的には、外部環境情報は、外光の照度または光源数等の外光の状態を示す情報であり得る。例えば、外光の照度または光源数が増加すると、ポインティング位置の精度が低下し得る。そのため、判定部104は、外部環境情報の示す外光の照度等が閾値以上であるかを判定し、外部環境情報の示す値が閾値以上であると判定される場合、閾値未満である場合よりも長い操作判定時間を設定する。また、例えば、外光の照度等が変化し、安定しない場合も、ポインティング位置の精度が低下し得る。そのため、判定部104は、外部環境情報の示す外光の照度等の変化値または変化率が閾値以上で変化する場合、閾値未満で変化する場合よりも長い操作判定時間を設定する。
この場合、判定部104は、情報処理装置100−2の外部環境を示す情報に基づいて操作判定時間を制御する。このため、ユーザの関与し得ない外部環境の変化により意図に沿わない操作実行判定が行われることを抑制することが可能となる。
このように、本実施形態の第3の変形例によれば、判定部104は、ポインティング位置の精度を変化させる精度要因情報に基づいて操作判定時間を制御する。このため、ポインティング位置の精度に合わせて操作判定時間が制御されることにより、ユーザの意図に沿わない操作実行判定の発生が抑制され、操作性を向上させることが可能となる。
なお、ユーザ態様情報、ユーザ特性情報および外部環境情報から特定される操作判定時間は、機械学習により最適化されてもよい。また、当該機械学習においては、上記の情報の要素同士が組み合わされたパラメータセットが生成され、パラメータセットに基づいて操作判定時間が特定されてもよい。例えば、判定部104は、パラメータセットが条件を満たす場合に、当該パラメータセットに基づいて特定される操作判定時間を設定する。パラメータセットは、例えば、操作ユーザおよびユーザの位置の組、またはジェスチャ形態およびユーザの年齢の組等の様々な要素の組合せであり得る。
また、ユーザ態様情報、ユーザ特性情報および外部環境情報は、検出部102等によって生成されてもよく、情報処理装置100−2の外部装置から通信を介して取得されてもよい。
(第4の変形例)
本実施形態の第4の変形例として、情報処理装置100−2は、ユーザ数に基づいて操作判定時間を制御してもよい。具体的には、判定部104は、複数のユーザに係るポインティング位置が検出される場合、操作判定時間を長くしてもよい。例えば、検出部102は、複数のポインティング位置が検出されると、ポインティング操作を行うユーザの検出を行う。そして、複数のユーザが検出される場合、判定部104は、操作判定時間を長くする。
さらに、各ポインティング位置における処理オブジェクト間の距離が所定の距離の範囲内である場合に、判定部104は、操作判定時間を長くしてもよい。例えば、2以上のポインティング位置が異なるアイコン上に滞留される場合、判定部104は、当該アイコン間の距離を算出する。そして、判定部104は、算出距離が所定の値の範囲内である場合、判定部104は操作判定時間を長くする。
このように、本実施形態の第4の変形例によれば、判定部104は、複数のユーザに係るポインティング位置が検出される場合、操作判定時間を長くする。このため、ポインティング位置が錯綜し得る可能性がある状態において操作判定時間が長くされることにより、ユーザの意図に沿わない操作実行判定が行われる可能性を低下させることが可能となる。
また、判定部104は、複数のユーザに係るポインティング位置の各々における処理オブジェクト間の距離が所定の距離の範囲内である場合、操作判定時間を長くする。このため、ポインティング位置が複数検出される状況のうちの特定の状況においてのみ操作判定時間の長期化されることにより、ユーザの意図に沿わない操作実行判定の発生を抑制しながら、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
(第5の変形例)
本実施形態の第5の変形例として、情報処理装置100−2は、ユーザによって設定される設定情報に基づいて操作判定時間を設定してもよい。具体的には、判定部104は、ユーザによって予め設定される操作判定時間の設定情報を記憶部等から取得し、取得される設定情報に基づいて操作判定時間を設定する。さらに、図18を参照して本変形例の処理について詳細に説明する。図18は、本実施形態の第5の変形例に係る情報処理装置100−2が表示させる操作判定時間の設定用GUIの例を示す図である。
まず、制御部106は、操作判定時間の設定に係る操作が行われると、表示領域に操作判定時間の設定用GUIを表示させる。例えば、制御部106は、図18に示したようなGUI3を表示させる。操作判定時間は、当該GUI3の操作バーの位置に応じて設定される。なお、設定される値は記憶部等に操作判定時間の設定情報として記憶される。また、設定される値は操作判定時間であってもよく、操作判定時間の初期値からの差分値であってもよい。
そして、判定部104は、記憶部等に記憶される操作判定時間の設定情報に基づいて操作判定時間を設定する。なお、当該操作判定時間は、上述した操作判定時間の変更処理における初期値であり得る。
このように、本実施形態の第5の変形例によれば、判定部104は、ユーザにより設定される設定情報に基づいて操作判定時間を設定する。このため、操作判定時間についてユーザの意図が直接的に反映されることにより、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
<4.第3の実施形態(操作判定領域を変更する例)>
以上、本開示の第2の実施形態に係る情報処理装置100−2について説明した。次に、本開示の第3の実施形態に係る情報処理装置100−3について説明する。情報処理装置100−3は、ポインティング位置の滞留開始に基づいて操作判定領域を制御する。
<4−1.情報処理装置の構成>
情報処理装置100−3の機能構成は第1および第2の実施形態に係る機能構成と実質的に同一であるが、判定部104の機能が一部異なる。なお、第1および第2の実施形態の機能と実質的に同一である機能については説明を省略する。
判定部104は、ポインティング位置に基づいて操作判定領域を制御する。具体的には、判定部104は、操作判定領域におけるポインティング位置の滞留が開始された際に、操作判定領域を変更する。さらに、図19を参照して判定部104の処理について詳細に説明する。図19は、本実施形態に係る情報処理装置100−3の処理による操作判定領域の変化を説明するための図である。なお、図19以降の図面においては、説明の明確化のため、操作判定領域は斜線によって示される。
まず、処理オブジェクトに係る設定情報等に基づいて操作判定領域の初期設定が行われる。例えば、アイコン20A〜20Cの各々に係る操作判定領域は、アイコン20A〜20Cの各々の表示範囲、すなわち図19の左図に示したような斜線部分であり得る。
そして、判定部104は、操作判定領域におけるポインティング位置の滞留が開始されると、当該操作判定領域を変更する。例えば、判定部104は、図19の右図に示したようなアイコン20Aと重なる位置においてカーソル30の示すポインティング位置の滞留が開始されたと判定された際に、判定部104は、操作判定領域をアイコンの表示範囲から当該表示範囲を含む領域40Aに広げる。
<4−2.情報処理装置の処理>
次に、図20を参照して、本実施形態における情報処理装置100−3の処理について説明する。図20は、本実施形態における情報処理装置100−3の処理を概念的に示すフローチャートである。なお、第1および第2の実施形態の処理と実質的に同一である処理については説明を省略する。
まず、情報処理装置100−3は、所定の時間ポインティング位置が未検出であるかを判定し(ステップS502)、ポインティング位置が検出される場合、操作判定領域においてポインティング位置の滞留が開始されたかを判定する(ステップS504)。
ポインティング位置の滞留が開始されたと判定される場合、情報処理装置100−3は、操作判定領域を変更する(ステップS506)。具体的には、判定部104は、操作判定領域におけるポインティング位置の滞留が開始されたと判定される、操作判定領域を元の操作判定領域よりも広げる。
次に、情報処理装置100−3は、操作オブジェクトの表示を変更させる(ステップS508)。そして、情報処理装置100−3は、ポインティング位置の滞留が中止されたかを判定し(ステップS510)、ポインティング位置の滞留が中止されていないと判定される場合、操作判定時間が経過したかを判定する(ステップS512)。操作判定時間が経過したと判定される場合、情報処理装置100−3は、操作判定領域に係る操作をする(ステップS514)。
このように、本開示の第3の実施形態によれば、情報処理装置100−3は、操作判定領域におけるポインティング位置の滞留が開始された際に操作判定領域を変更する。このため、ポインティング位置の滞留開始から操作判定までの間にポインティング位置が手振れ等に起因して意図せず移動される場合であっても操作判定処理が継続され得ることにより、操作性を向上させることが可能となる。
<4−3.変形例>
以上、本開示の第3の実施形態について説明した。なお、本実施形態は、上述の例に限定されない。以下に、本実施形態の第1、第2の変形例について説明する。
(第1の変形例)
本実施形態の第1の変形例として、情報処理装置100−3は、操作判定領域の変更に基づいて、操作判定領域に係る処理オブジェクトの表示を変更させてもよい。具体的には、判定部104は、操作判定領域の変更に基づいて、操作判定領域に係る処理オブジェクトの表示を強調させる。さらに、図21を参照して本変形例の処理について詳細に説明する。図21は、本実施形態の第1の変形例に係る情報処理装置100−3の処理による、操作判定領域の変更に伴う処理オブジェクトの表示変化の例を示す図である。
まず、判定部104は、操作判定領域におけるポインティング位置の滞留が開始されたと判定される場合、操作判定領域を変更する。例えば、アイコン20Aに係る操作判定領域は、図21の左図に示したようなアイコン20Aの表示範囲に設定され得る。そして、アイコン20Aにおいてカーソル30の示すポインティング位置の滞留が開始されたと判定される場合、判定部104は、図21の中図に示したように、操作判定領域を領域40Aに変更する。
そして、制御部106は、操作判定領域が変更される場合、当該操作判定領域に係る処理オブジェクトの表示を変更させる。例えば、制御部106は、判定部104によってアイコン20Aに係る操作判定領域が変更されると、図21の右図に示したように、アイコン20Aの表示を大きくさせる。なお、制御部106は、アイコン20Aの形状、模様または色彩等を変更させてもよい。また、制御部106は、アイコン20Aを時間の経過と共に変更させてもよい。
このように、本実施形態の第1の変形例によれば、制御部106は、判定部104による操作判定領域の変更に基づいて、操作判定領域に係る処理オブジェクトの表示を変更させる。このため、操作判定領域の変更に係る処理オブジェクトがユーザに強調されることにより、ユーザは、操作判定領域が変更されたことに気づき、意図しない操作実行判定が行われることを回避することが可能となる。
(第2の変形例)
本実施形態の第2の変形例として、情報処理装置100−3は、複数の操作判定領域が重なる場合、滞留が開始された操作判定領域を優先させてもよい。具体的には、判定部104は、複数の操作判定領域の重なる領域とポインティング位置とが重なる場合、ポインティング位置の滞留が開始された操作判定領域における操作判定処理を継続する。さらに、図22を参照して本変形例の処理について詳細に説明する。図22は、本実施形態の第2の変形例に係る情報処理装置100−3の操作判定領域が重複する場合の操作判定処理を説明するための図である。
まず、複数の操作判定領域が他の操作判定領域と重複するように設定される。例えば、図22の左図に示したように、アイコン20A〜20Cに係る操作判定領域40A〜40Cは、他の操作判定領域と重複するように配置され得る。
そして、判定部104は、操作判定領域におけるポインティング位置の滞留が開始されたと判定される場合、当該判定領域における操作判定処理を開始する。例えば、図22の中図に示したような操作判定領域40Aにおけるカーソル30の示すポインティング位置の滞留が開始されたと判定される場合、判定部104は、操作判定領域40Aにおける操作判定処理を開始する。
次に、ポインティング位置が他の操作判定領域と重なる位置に移動される場合、判定部104は、実行中の操作判定処理を継続する。例えば、図22の右図に示したように、カーソル30が操作判定領域40Aと40Cとが重なる位置に移動される場合、判定部104は、実行中の操作判定領域40Aに係る操作判定処理を継続する。なお、判定部104は、操作判定領域40Aと重ならない位置にカーソル30が移動されると、当該操作判定処理を中止する。
このように、本実施形態の第2の変形例によれば、判定部104は、複数の操作判定領域の重なる領域とポインティング位置とが重なる場合、ポインティング位置の滞留が開始された操作判定領域における操作判定処理を継続する。このため、操作判定領域に係る処理オブジェクトの表示が近接する場合であっても、ユーザの意図に沿わない操作実行判定が行われる可能性を低下させることが可能となる。
<5.本開示の一実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成>
以上、本発明の実施形態を説明した。上述した情報処理装置100の処理は、ソフトウェアと、以下に説明する情報処理装置100のハードウェアとの協働により実現される。
図23は、本開示に係る情報処理装置100のハードウェア構成を示した説明図である。図23に示したように、情報処理装置100は、CPU(Central Processing Unit)132と、ROM(Read Only Memory)134と、RAM(Random Access Memory)136と、ブリッジ138と、バス140と、インターフェース142と、入力装置144と、出力装置146と、ストレージ装置148と、ドライブ150と、接続ポート152と、通信装置154とを備える。
CPU132は、演算処理部および制御部として機能し、各種プログラムと協働して情報処理装置100内の検出部102、判定部104および制御部106の動作を実現する。また、CPU132は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM134は、CPU132が使用するプログラムまたは演算パラメータ等を記憶する。RAM136は、CPU132の実行にいて使用するプログラムまたは実行において適宜変化するパラメータ等を一時記憶する。ROM134およびRAM136により、情報処理装置100内の記憶部の一部を実現する。CPU132、ROM134およびRAM136は、CPUバスなどから構成される内部バスにより相互に接続されている。
入力装置144は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロホン、スイッチおよびレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段、ならびにユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU132に出力する入力制御回路などから構成されている。情報処理装置100のユーザは、入力装置144を操作することにより、情報処理装置100に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置146は、例えば、情報処理装置100の投影部108の一例として、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED(Organic Light Emitting Diode)装置、ランプなどの装置への出力を行う。さらに、出力装置146は、スピーカおよびヘッドフォンなどの音声出力を行ってもよい。
ストレージ装置148は、データ格納用の装置である。ストレージ装置148は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置および記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置等を含んでもよい。ストレージ装置148は、CPU132が実行するプログラムや各種データを格納する。
ドライブ150は、記憶媒体用リーダライタであり、情報処理装置100に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ150は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記憶媒体に記憶されている情報を読み出して、RAM134に出力する。また、ドライブ150は、リムーバブル記憶媒体に情報を書込むこともできる。
接続ポート152は、例えば、情報処理装置100の外部の情報処理装置または周辺機器と接続するためのバスである。また、接続ポート152は、USB(Universal Serial Bus)であってもよい。
通信装置154は、例えば、ネットワークに接続するための通信デバイスで構成された通信インターフェースである。また、通信装置154は、赤外線通信対応装置であっても、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置であっても、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置であっても、有線による通信を行うワイヤー通信装置であってもよい。
<6.むすび>
以上、本開示の第1の実施形態によれば、表示オブジェクトの表示が滞留開始後に変化されていくことにより、ユーザに滞留状態であることを把握させ、ユーザの意図する結果となるように、滞留状態を維持またはキャンセル等の操作をユーザに促すことが可能となる。また、本開示の第2の実施形態によれば、ポインティング操作の状況に応じて操作判定時間が変更され得ることにより、ユーザの意図に沿う操作結果が得られ易くし、操作性を向上させることが可能となる。また、本開示の第3の実施形態によれば、ポインティング位置の滞留開始から操作判定までの間にポインティング位置が手振れ等に起因して意図せず移動される場合であっても操作判定処理が継続され得ることにより、操作性を向上させることが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、判定部104は、操作判定領域におけるポインティング位置の滞留開始から操作判定時間の経過後に操作実行判定を行うとしたが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、判定部104は、ポインティング位置が操作判定領域に接触してから操作判定時間の経過後に操作実行判定を行ってもよい。この場合、操作実行判定までの時間が短縮されることにより、素早く操作を行いたいユーザ等のニーズに応えることが可能となる。
また、上記の実施形態では、ポインティング位置を示す操作オブジェクトが表示領域に表示される例を説明したが、操作オブジェクトの表示は操作体の種類に応じて異なってもよい。例えば、制御部106は、ユーザの手が閉じている場合と手が開いている場合とで異なる操作オブジェクトを表示させ得る。また、制御部106は、ポインティング操作が操作機器、例えばレーザポインタ等で行われる場合に操作オブジェクトの表示を変更してもよい。この場合、操作体の種別がユーザに示されることにより、ユーザは自身の意図に沿った操作状態であるかを把握することができ、利便性を向上させることが可能となる。
また、制御部106は、ユーザが複数いる場合、ユーザ毎に異なる操作オブジェクトを表示させてもよい。この場合、複数ユーザの各々が自身の操作と他人の操作を区別することができ、利便性を向上させることが可能となる。
また、上記の実施形態では、判定部104は、1つのポインティング位置の滞留に基づいて操作実行判定を行う例を説明したが、判定部104は、2以上のポインティング位置の滞留に基づいて操作実行判定を行ってもよい。具体的には、判定部104は、ユーザの一方の手および他方の手の各々に係るポインティング位置の滞留開始が判定される場合、そのポインティング位置の組合せに応じた操作の実行有無の判定を行う。例えば、ユーザは、一方の手によってメニューを表示させ、他方の手でメニューの選択を行う。この場合、ポインティング操作によって実行可能な操作が増加されることにより、利便性を向上させることが可能となる。
また、上記の実施形態では、ポインティング操作のみが行われる例を説明したが、ポインティング操作と他のインターフェースを介して認識される操作とが組み合わせられてもよい。例えば、ポインティング操作と目線による操作または音声による操作等とが組合せられてもよい。この場合、ポインティング操作の複雑さを増大させることなく操作パターンが増加されることにより、操作性と利便性とを両立させることが可能となる。
また、上記の実施形態では、表示領域が矩形である例を説明したが、表示領域はその他の多角形、円形または楕円形等の様々な形状であってもよい。
また、上記の実施形態では、情報処理装置100は、投影部108を備える装置である例を説明したが、情報処理装置100は、別体の投影装置と接続される情報処理装置であってもよい。例えば、情報処理装置100は、検出部102、判定部104および制御部106を備えるサーバであってもよく、撮像装置200および別体の投影装置に対して遠隔地に設置されてもよい。
また、上記の実施形態では、ポインティング位置は、検出のタイミング毎の操作体の位置姿勢情報に基づいてそれぞれ直接的に検出される例を説明したが、ポインティング位置は、操作体の位置姿勢情報の変化に基づいて間接的に検出されてもよい。例えば、検出部102は、ポインティング位置が未検出である場合、上記の実施形態に係る処理によってポインティング位置を検出する。次いで、ポインティング位置が過去に検出されている場合、検出部102は、操作体の位置姿勢情報の変化および変化量を検出する。そして、操作体の位置姿勢情報が変化したと判定される場合、検出部102は、位置姿勢情報の変化量に基づいて、ポインティング位置を検出する。例えば、検出部102は、加速度センサまたは角速度センサ(ジャイロセンサ)等から操作体の位置姿勢情報を取得し、過去の位置姿勢情報からの変化を検出する。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
ユーザが操作位置を指し示す操作において前記操作位置の滞留時間が操作判定時間を経過したか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記滞留時間が前記操作判定時間を経過したと判定された場合に、前記操作に対応する処理を行う制御部と、
を備え、
前記判定部は、前記ユーザの動作形態を示す形態情報に基づいて、前記操作判定時間を設定する、情報処理装置。
(2)
前記制御部は、前記滞留時間が前記操作判定時間を経過する前に、前記滞留時間の増加に応じて前記操作位置に係る表示オブジェクトの表示を変更する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記形態情報は、前記ユーザの腕の伸び具合を示す、前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記判定部は、前記形態情報により示される前記ユーザの動作形態での前記操作の精度に基づいて前記操作判定時間を設定する、前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(5)
前記判定部は、前記形態情報により示される前記ユーザの動作形態での前記操作の精度が高いほど、前記操作判定時間を短い時間に設定する、前記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記制御部は、前記形態情報に基づき前記操作の精度を前記ユーザに知らせるための表示制御を行う、前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(7)
前記制御部は、さらに前記操作位置とユーザの視線との関係に基づいて前記操作判定時間を設定する、前記(1)〜(6)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(8)
前記制御部は、さらに前記ユーザによる操作履歴情報に基づいて前記操作判定時間を設定する、前記(1)〜(7)のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(9)
ユーザが操作位置を指し示す操作において前記操作位置の滞留時間が操作判定時間を経過したか否かをプロセッサにより判定することと、
前記滞留時間が前記操作判定時間を経過したと判定された場合に、前記操作に対応する処理を行うことと、
前記ユーザの動作形態を示す形態情報に基づいて、前記操作判定時間を設定することと、
を含む、情報処理方法。
(10)
コンピュータを、
ユーザが操作位置を指し示す操作において前記操作位置の滞留時間が操作判定時間を経過したか否かを判定する判定部と、
前記判定部により前記滞留時間が前記操作判定時間を経過したと判定された場合に、前記操作に対応する処理を行う制御部と、
を備え、
前記判定部は、前記ユーザの動作形態を示す形態情報に基づいて、前記操作判定時間を設定する、情報処理装置として機能させるための、プログラム。
1 表示領域
10 ポインティング位置
20 アイコン
30 カーソル
100 情報処理装置
102 検出部
104 判定部
106 制御部
108 投影部
200 撮像装置

Claims (10)

  1. ユーザが操作位置を指し示す操作において前記操作位置の滞留時間が操作判定時間を経過したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記滞留時間が前記操作判定時間を経過したと判定された場合に、前記操作に対応する処理を行う制御部と、
    を備え、
    前記判定部は、前記ユーザの動作形態を示す形態情報に基づいて、前記操作判定時間を設定する、情報処理装置。
  2. 前記制御部は、前記滞留時間が前記操作判定時間を経過する前に、前記滞留時間の増加に応じて前記操作位置に係る表示オブジェクトの表示を変更する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記形態情報は、前記ユーザの腕の伸び具合を示す、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記判定部は、前記形態情報により示される前記ユーザの動作形態での前記操作の精度に基づいて前記操作判定時間を設定する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記判定部は、前記形態情報により示される前記ユーザの動作形態での前記操作の精度が高いほど、前記操作判定時間を短い時間に設定する、請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記形態情報に基づき前記操作の精度を前記ユーザに知らせるための表示制御を行う、請求項1〜5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記制御部は、さらに前記操作位置とユーザの視線との関係に基づいて前記操作判定時間を設定する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、さらに前記ユーザによる操作履歴情報に基づいて前記操作判定時間を設定する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. ユーザが操作位置を指し示す操作において前記操作位置の滞留時間が操作判定時間を経過したか否かをプロセッサにより判定することと、
    前記滞留時間が前記操作判定時間を経過したと判定された場合に、前記操作に対応する処理を行うことと、
    前記ユーザの動作形態を示す形態情報に基づいて、前記操作判定時間を設定することと、
    を含む、情報処理方法。
  10. コンピュータを、
    ユーザが操作位置を指し示す操作において前記操作位置の滞留時間が操作判定時間を経過したか否かを判定する判定部と、
    前記判定部により前記滞留時間が前記操作判定時間を経過したと判定された場合に、前記操作に対応する処理を行う制御部と、
    を備え、
    前記判定部は、前記ユーザの動作形態を示す形態情報に基づいて、前記操作判定時間を設定する、情報処理装置として機能させるための、プログラム。
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