JP2018055419A - 管理装置および管理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力供給の抑制のための制御対象を適切に選択することのできる管理装置および管理プログラムを提供する。
【解決手段】電力管理装置は、複数の発電装置による電力供給を管理する管理装置であって、電力供給の抑制を行う抑制期間を示す電力管理情報を取得する電力管理情報取得部と、前記発電装置の過去の発電の実績量を示す実績量情報、前記発電装置の設けられた施設の過去の環境に関する過去環境情報および電力管理情報取得部により取得された電力管理情報の示す抑制期間における施設の環境に関する環境予報情報を取得する取得部と、取得部により取得された実績量情報、過去環境情報および環境予報情報に基づいて、前記発電装置ごとに、抑制期間において抑制可能な電力量である抑制可能量を予測する予測部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、管理装置および管理プログラムに関する。
たとえば、九州電力株式会社、”出力制御ルール、出力制御見通し算定の考え方について”、[online]、平成27年2月17日、総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 新エネルギー小委員会 系統ワーキンググループ(第4回)配布資料、p.15、[平成28年6月22日検索]、インターネット〈URL:http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shoene_shinene/shin_ene/keitou_wg/pdf/004_03_00.pdf〉(非特許文献1)には、再生可能エネルギー発電事業者からの発電電力の出力制御方法が記載されている。
たとえば、一般電気事業者は、出力制御実施日の当日の日射量想定値に基づいて出力制御必要量を決定する。ここで、日射量想定値は、たとえば、出力制御実施日の前日の10時に気象会社から発表される。一般電気事業者は、たとえば、決定した出力制御必要量に基づいて出力制御指示を作成し、出力制御実施日の前日の夕方に当該出力制御指示を対象となる再生可能エネルギー発電事業者に通知する。
九州電力株式会社、"出力制御ルール、出力制御見通し算定の考え方について"、[online]、平成27年2月17日、総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会 新エネルギー小委員会 系統ワーキンググループ(第4回)配布資料、p.15、[平成28年6月22日検索]、インターネット〈URL:http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shoene_shinene/shin_ene/keitou_wg/pdf/004_03_00.pdf〉
ところで、同一の発電事業者に対して電力供給の抑制指令を行うことのできる回数または期間には上限が設けられていることが多く、たとえば、年間30日以内または360時間以内と定められている。このため、効果的な結果が得られる抑制指令を行い、限られた抑制指令の機会を有効活用することが望ましい。しかしながら、実際の出力量は天候などにより変動するため、効果的な結果を得ることのできる指令先を選択することは容易ではない。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、電力供給の抑制のための制御対象を適切に選択することのできる管理装置および管理プログラムを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる管理装置は、複数の発電装置による電力供給を管理する管理装置であって、前記電力供給の抑制を行う抑制期間を示す電力管理情報を取得する電力管理情報取得部と、前記発電装置の過去の発電の実績量を示す実績量情報、前記発電装置の設けられた施設の過去の環境に関する過去環境情報、および、前記電力管理情報取得部により取得された前記電力管理情報の示す前記抑制期間における前記施設の環境に関する環境予報情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記実績量情報、前記過去環境情報および前記環境予報情報に基づいて、前記発電装置ごとに、前記抑制期間において抑制可能な電力量である抑制可能量を予測する予測部と、前記取得部により取得された前記実績量情報の示す前記実績量および前記予測部により予測された前記抑制可能量に基づく、前記発電装置ごとの、前記抑制可能量以下であった実績または前記予測可能量以上であった実績に基づいて、複数の前記発電装置の中から前記抑制のための制御対象を選択する選択部とを備える。
(8)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる管理プログラムは、複数の発電装置による電力供給を管理する管理装置において用いられる管理プログラムであって、コンピュータを、前記電力供給の抑制を行う抑制期間を示す電力管理情報を取得する電力管理情報取得部と、前記発電装置の過去の発電の実績量を示す実績量情報、前記発電装置の設けられた施設の過去の環境に関する過去環境情報、および、前記電力管理情報取得部により取得された前記電力管理情報の示す前記抑制期間における前記施設の環境に関する環境予報情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記実績量情報、前記過去環境情報および前記環境予報情報に基づいて、前記発電装置ごとに、前記抑制期間において抑制可能な電力量である抑制可能量を予測する予測部と、前記取得部により取得された前記実績量情報の示す前記実績量および前記予測部により予測された前記抑制可能量に基づく、前記発電装置ごとの、前記抑制可能量以下であった実績または前記予測可能量以上であった実績に基づいて、複数の前記発電装置の中から前記抑制のための制御対象を選択する選択部、として機能させるためのプログラムである。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える管理装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする管理方法として実現することができる。また、本発明は、管理装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現したり、管理装置を含む管理システムとして実現したりすることができる。
本発明によれば、電力供給の抑制のための制御対象を適切に選択することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る電力管理システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る電力管理装置の構成を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る電力管理装置の情報処理部により作成される累積度数分布の例(その1)を示す図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る電力管理装置の情報処理部により作成される累積度数分布の例(その2)を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る電力管理装置の情報処理部により作成される累積度数分布の例(その3)を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る電力管理装置による動作手順を定めたフローチャートである。
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係る管理装置は、複数の発電装置による電力供給を管理する管理装置であって、前記電力供給の抑制を行う抑制期間を示す電力管理情報を取得する電力管理情報取得部と、前記発電装置の過去の発電の実績量を示す実績量情報、前記発電装置の設けられた施設の過去の環境に関する過去環境情報、および、前記電力管理情報取得部により取得された前記電力管理情報の示す前記抑制期間における前記施設の環境に関する環境予報情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記実績量情報、前記過去環境情報および前記環境予報情報に基づいて、前記発電装置ごとに、前記抑制期間において抑制可能な電力量である抑制可能量を予測する予測部と、前記取得部により取得された前記実績量情報の示す前記実績量および前記予測部により予測された前記抑制可能量に基づく、前記発電装置ごとの、前記抑制可能量以下であった実績または前記予測可能量以上であった実績に基づいて、複数の前記発電装置の中から前記抑制のための制御対象を選択する選択部とを備える。
このような構成により、今回の抑制期間において抑制を行う方が、今後の抑制期間において抑制を行うよりも効果的な結果が得られる可能性の高い発電装置を制御対象として選択することができる。このため、電力供給の抑制のための制御対象を適切に選択することができる。
(2)好ましくは、前記取得部は、さらに、前記施設における過去の電力消費量を示す消費量情報を取得し、前記予測部は、前記発電装置ごとに、前記取得部により取得された前記実績量情報、前記過去環境情報および前記消費量情報に基づいて、前記抑制期間における発電量および前記抑制期間における電力消費量を予測し、前記発電量の予測値と前記電力消費量の予測値との差を、前記発電装置の前記抑制可能量として算出する。
このような構成により、たとえば、施設において消費した電力の残りを売電する余剰売電の方式を採用している施設がある場合でも、当該施設に設けられた発電装置の抑制可能量を正確に予測することができる。
(3)好ましくは、前記取得部は、さらに、前記発電装置ごとに、前記抑制のための制御が行われた累積期間を示す累積期間情報を取得し、前記選択部は、前記取得部により取得された前記累積期間情報の示す前記累積期間の短い前記発電装置を前記制御対象として優先的に選択する。
このような構成により、同一の施設に電力供給の抑制の指令が集中してしまうことを防ぐことができる。
(4)好ましくは、前記電力管理情報には、前記抑制の目標量が含まれ、前記選択部は、1または複数の前記制御対象の前記抑制可能量の合計と、前記電力管理情報の示す前記目標量との差が小さくなるような前記発電装置を前記制御対象として優先的に選択する。
このような構成により、目標量に対する抑制可能量の過不足の小さい発電装置を制御対象として選択することができるため、効率的な抑制を行うことができる。
(5)好ましくは、前記選択部は、複数の前記発電装置を複数のグループに分け、前記グループごとに前記実績に基づく評価値を付与し、付与した前記評価値の高い前記グループを前記制御対象のグループとして選択する。
このような構成により、施設の存在するエリアなどの共通点を有する複数の発電装置を制御対象として選択することができる。
(6)好ましくは、前記選択部は、複数の前記発電装置を複数のグループに分け、各前記グループから前記制御対象を選択する。
このような構成により、たとえば、施設において発電された全電力を売電する全量売電を採用しているグループ、および余剰売電を採用しているグループの各々から制御対象を選択して、異なる売電方式を採用している施設に指令を分散させることができる。
(7)好ましくは、前記選択部は、前記抑制期間を複数の期間に分割し、分割した前記期間ごとに前記制御対象を選択する。
ここで、抑制期間が長期間である場合、当該抑制期間において施設の環境が大きく変化することがあるが、上記のような構成により、分割された期間ごとに適切な制御対象を選択することができる。
(8)本発明の実施の形態に係る管理プログラムは、複数の発電装置による電力供給を管理する管理装置において用いられる管理プログラムであって、コンピュータを、前記電力供給の抑制を行う抑制期間を示す電力管理情報を取得する電力管理情報取得部と、前記発電装置の過去の発電の実績量を示す実績量情報、前記発電装置の設けられた施設の過去の環境に関する過去環境情報、および、前記電力管理情報取得部により取得された前記電力管理情報の示す前記抑制期間における前記施設の環境に関する環境予報情報を取得する取得部と、前記取得部により取得された前記実績量情報、前記過去環境情報および前記環境予報情報に基づいて、前記発電装置ごとに、前記抑制期間において抑制可能な電力量である抑制可能量を予測する予測部と、前記取得部により取得された前記実績量情報の示す前記実績量および前記予測部により予測された前記抑制可能量に基づく、前記発電装置ごとの、前記抑制可能量以下であった実績または前記予測可能量以上であった実績に基づいて、複数の前記発電装置の中から前記抑制のための制御対象を選択する選択部、として機能させるためのプログラムである。
このような構成により、今回の抑制期間において抑制を行う方が、今後の抑制期間において抑制を行うよりも効果的な結果が得られる可能性の高い発電装置を制御対象として選択することができる。このため、電力供給の抑制のための制御対象を適切に選択することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<構成および基本動作>
[電力管理システム]
図1は、本発明の実施の形態に係る電力管理システムの構成を示す図である。
図1を参照して、電力管理システム301は、電力管理装置101と、記憶装置161と、系統側管理装置151と、発電制御装置202A,202B,202Cと、発電装置203A,203B,203Cとを備える。
以下、発電制御装置202A,202B,202Cの各々を、発電制御装置202とも称する。また、発電装置203A,203B,203Cの各々を、発電装置203とも称する。
図1では、3つの発電制御装置202を代表的に示しているが、さらに多数または少数の発電制御装置202が設けられてもよい。また、発電制御装置202に対応して1つの発電装置203が設けられているが、複数の発電装置203が1つの発電制御装置202に対応して設けられてもよい。
電力管理システム301では、たとえば、電力供給が電力需要を上回る場合、または電力供給量が電力需要を上回るおそれがある場合において、電力供給を抑制する。
より詳細には、電力管理システム301における発電制御装置202および発電装置203は、たとえば、太陽光発電所および風力発電所等の発電施設に設けられ、発電事業者により運用される。なお、発電施設には、ビル、工場または一般家庭も含まれる。
発電装置203は、たとえば太陽光発電装置または風力発電装置であり、再生可能エネルギーから電気を生成する。
発電制御装置202は、発電施設ごとに1つ設けられてもよいし、発電施設ごとに複数設けられてもよい。発電制御装置202は、たとえば、PCS(Power Conditioning System)である。発電制御装置202は、発電施設において発電装置203を制御することにより、発電装置203の電力の出力量を抑制する。
系統側管理装置151は、電力系統側である電力会社または系統運用会社等の一般電気事業者によって運用され、電力供給の抑制内容に関する電力管理情報を電力管理装置101へ送信する。
ここで、電力管理情報には、たとえば、電力供給の抑制を行う期間(以下、抑制期間と称する。)の開始タイミングおよび抑制期間の長さ、ならびに電力供給の抑制の目標量および電力供給の抑制を行う対象エリア等が含まれる。
なお、電力管理情報には、抑制期間の長さの代わりに抑制期間の終了タイミングが含まれていてもよい。また、対象エリアは、たとえば、都道府県または市町村等の行政区画で定められるエリアであってもよいし、系統の送電網に基づくエリアであってもよい。
電力管理装置101は、たとえばアグリゲータ等の配信事業者によって運用され、1または複数の発電制御装置202と通信を行なうことにより、発電装置203からの電力供給を管理する。
具体的には、電力管理装置101は、たとえば、系統側管理装置151から電力管理情報を受信し、受信した電力管理情報に基づいて、抑制期間および当該抑制期間における発電装置203の制御内容を示す制御情報を作成する。そして、電力管理装置101は、作成した制御情報を発電制御装置202へ送信する。
発電制御装置202は、電力管理装置101から制御情報を受信すると、受信した制御情報の示す内容に従って発電装置203を制御する。
また、発電制御装置202は、発電装置203により発電された電力量を、たとえば1分ごとに計測する。また、発電制御装置202は、発電装置203の設けられた施設の温度、湿度、日射量および天候のうちの少なくとも1つを、たとえば1分ごとに計測する。なお、温度、湿度、日射量および天候の各々を「環境」とも称する。
発電制御装置202は、たとえば、同一のタイミングで計測した電力量の計測結果と環境の計測結果とを対応づけて、電力管理装置101へ送信する。
[課題の説明]
ところで、同一の発電事業者に対して電力供給の抑制の指令を行うことのできる回数または期間には上限が設けられていることが多く、たとえば、年間30日以内または360時間以内と定められている。このため、たとえば、上限の設けられている全ての発電事業者への指令回数が上限に達した場合、その後の指令は、上限の設けられていない発電事業者に集中してしまう。
そこで、効果的な結果が得られる抑制指令を行い、限られた抑制指令の機会を有効活用できるように、たとえば、抑制期間において抑制可能な電力量(以下、「抑制可能量」と称する。)を発電装置ごとに予測し、予測した抑制可能量の多い発電装置を有する発電事業者を優先的に指令先として選択することが考えられる。しかしながら、このような方法では、大規模な発電装置を有する発電事業者に指令が集中してしまう可能性がある。
また、たとえば、発電装置の定格の出力量(以下、「定格量」と称する。)に対する抑制可能量の比率を求め、当該比率の高い発電装置を有する発電事業者を優先的に指令先として選択することが考えられる。このような方法により、抑制可能量の多い発電装置を有する発電事業者を指令先として選択する場合と比較して、指令先を分散させることができる。
しかしながら、発電装置による実際の出力量は天候などにより変動するため、日常的に定格量が出力されているとは限らない。このため、たとえば、発電装置Aの比率が発電装置Bの比率より高い場合であっても、発電装置Aの普段の出力量によっては、今回の抑制期間に電力供給を抑制するよりも、今後の抑制期間に電力供給を抑制する方が効果的な結果が得られることがある。
具体的には、発電装置Aは、晴れの多いエリアに設けられ、普段の出力量が定格量の90%程度であるとする。そして、予測された抑制可能量が定格量の70%である場合、今回の抑制期間において電力供給を抑制するよりも、今後の抑制期間において電力供給を抑制する方が効果的な結果が得られる可能性が高い。
また、たとえば、発電装置Bは、雨の多いエリアに設けられ、普段の出力量が定格量の30%程度であるとする。そして、予測された抑制可能量が定格量の40%である場合、今回の抑制期間において電力供給を抑制する方が、今後の抑制期間において電力供給を抑制するよりも効果的な結果が得られる可能性が高い。
このように、定格量に対する抑制可能量の比率が高い発電装置を有する発電事業者を指令先として選択する方法であっても、選択された指令先が適切ではないことがある。
そこで、本発明の実施の形態に係る管理システム301は、以下のような構成により、電力供給の抑制のための制御対象を適切に選択する。
[電力管理装置]
図2は、本発明の実施の形態に係る電力管理装置の構成を示す図である。
電力管理装置101は、受信部(電力管理情報取得部)11と、予測部12と、情報取得部13と、評価値付与部14と、選択部15と、送信部16と、情報処理部(取得部)17とを含む。
情報処理部17は、たとえば、発電制御装置202から定期的に送信される、発電装置203による発電の電力量の計測結果および発電装置203の設けられた施設の環境の計測結果を受信し、受信したこれらの計測結果を記憶装置161に保存する。
これにより、記憶装置161には、過去の発電の電力量を示す計測結果および対応の過去の環境を示す計測結果が保存される。なお、記憶装置161に保存される過去の発電の電力量を「実績量」とも称し、実績量を示す情報を「実績量情報」とも称する。また、記憶装置161に保存されている過去の環境を示す情報を「過去環境情報」とも称する。
また、情報処理部17は、たとえば、発電装置203の定格量を示す定格量情報を、対応の発電制御装置202から受信し、受信した定格量情報を記憶装置161に保存する。
そして、情報処理部17は、たとえば、記憶装置161に保存されている実績量情報および定格量情報に基づいて、定格量に対する過去の実績量の比率に関する累積度数分布を、たとえば定期的に作成して更新する。
図3は、本発明の実施の形態に係る電力管理装置の情報処理部により作成される累積度数分布の例(その1)を示す図である。
図3を参照して、具体的には、情報処理部17は、発電装置203Aによる過去の発電の80%が定格量の60%以下の出力であったこと、および、発電装置203Aによる過去の発電の50%が定格量の50%以下の出力であったことを示す、累積度数分布Daを作成する。
再び図2を参照して、情報処理部17は、発電装置203ごとの累積度数分布を作成し、作成した累積度数分布を記憶装置161に保存する。
受信部11は、たとえば、系統側管理装置151から電力管理情報を受信し、受信した電力管理情報を予測部12および選択部15へ出力する。
予測部12は、受信部11から電力管理情報を受けると、当該電力管理情報の示す抑制期間を確認する。そして、予測部12は、たとえば、発電装置203の設けられた各施設の当該抑制期間における環境を示す環境予報情報の取得を、情報取得部13に指示する。
情報取得部13は、予測部12からの指示に従い、たとえば、インターネット上のウェブサイトから、施設ごとの環境予報情報を取得する。そして、情報取得部13は、取得した環境予報情報を、予測部12へ出力する。
予測部12は、情報取得部13から施設ごとの環境予報情報を取得すると、たとえば施設ごとに、当該環境予報情報の示す環境、および、記憶装置161に保存されている過去環境情報の示す環境を確認し、当該抑制期間における環境と一致または類似する過去の環境を検出する。
そして、予測部12は、たとえば、検出した過去の環境と対応づけられた実績量を、当該抑制期間における発電装置203の発電量の予測値として取得する。予測部12は、このような方法により、発電装置203ごとに、抑制期間における発電量の予測値を取得する。
そして、予測部12は、各発電装置203の発電量の予測値を、抑制期間における抑制可能量として評価値付与部14へ通知する。
評価値付与部14は、予測部12から各発電装置203の抑制可能量の通知を受けると、発電装置203ごとに、記憶装置161に保存されている累積度数分布および当該抑制可能量に基づいて、当該抑制可能量以下であった実績または当該予測可能量以上であった実績に関する評価値を付与する。
たとえば、評価値付与部14は、過去の発電が抑制可能量以下の出力であった度数に関する評価値を各発電装置203に付与する。評価値付与部14による評価値の付与の詳細については、後述する。
そして、評価値付与部14は、各発電装置203に付与した評価値を選択部15に通知する。
選択部15は、受信部11から受けた電力管理情報、および評価値付与部14から受けた各発電装置203の評価値に基づいて、複数の発電装置203の中から電力供給の抑制のための制御対象を選択する。このとき、選択部15は、選択した発電装置203の抑制可能量の合計が電力管理情報の示す目標量を満たすように、制御対象を選択する。
具体的には、電力管理情報の示す目標量が700kWであり、発電装置203C、発電装置203A、発電装置203Bの順で評価値が高いとする。また、発電装置203Cの抑制可能量が300kWであり、発電装置203Aの抑制可能量が500kWであり、発電装置203Bの抑制可能量が400kWであるとする。
この場合、評価値が最も高い発電装置203Cの抑制可能量と、評価値が2番目に高い抑制可能量との合計が800kWであり、電力管理情報の示す目標量700kWを満たすため、選択部15は、発電装置203Cおよび発電装置203Aを制御対象として選択する。
そして、選択部15は、選択結果および電力管理情報を送信部16へ出力する。
送信部16は、選択部15から選択結果および電力管理情報を受けると、当該選択結果の示す制御対象ごとに、抑制期間における制御内容を示す制御情報を作成する。そして、送信部16は、作成した制御対象ごとの制御情報を対応の発電制御装置202へ送信する。なお、送信部16は、制御対象ごとの制御情報を発電制御装置202へ送信するとともに、当該制御情報を記憶装置161に保存してもよい。
[評価値の付与および制御対象の選択]
(a)例1
再び図3を参照して、たとえば、発電装置203Aの定格量が1000kWであり、ある抑制期間における発電装置203Aの抑制可能量が500kWであるとする。すなわち、当該抑制期間における発電装置203Aの抑制可能量は、定格量の50%であるとする。
この場合、評価値付与部14は、記憶装置161に保存されている発電装置203Aの累積度数分布Daを参照して、過去の発電の50%が定格量の50%以下の出力であったことを確認する。そして、評価値付与部14は、たとえば、発電装置203Aに評価値「50」を付与する。
なお、評価値付与部14は、過去の発電が抑制可能量以下の出力であった度数の割合を評価値としているが、抑制可能量以下であった実績に関する評価値であればよく、度数の割合の代わりに、たとえば、度数そのものを評価値としてもよい。また、評価値付与部14は、抑制可能量以下であった実績に関する評価値の代わりに、抑制可能量以上であった実績に関する評価値を付与してもよい。
図4は、本発明の実施の形態に係る電力管理装置の情報処理部により作成される累積度数分布の例(その2)を示す図である。
図4を参照して、発電装置203Bの定格量が1000kWであり、当該抑制期間における発電装置203Bの抑制可能量が400kWであるとする。すなわち、当該抑制期間における発電装置203Bの抑制可能量は、定格量の40%であるとする。
この場合、評価値付与部14は、記憶装置161に保存されている発電装置203Bの累積度数分布Dbを参照して、過去の発電の40%が定格量の40%以下の出力であったことを確認する。そして、評価値付与部14は、たとえば、発電装置203Bに評価値「40」を付与する。
図5は、本発明の実施の形態に係る電力管理装置の情報処理部により作成される累積度数分布の例(その3)を示す図である。
図5を参照して、発電装置203Cの定格量が1000kWであり、当該抑制期間における発電装置203Cの抑制可能量が300kWであるとする。すなわち、当該抑制期間における発電装置203Cの抑制可能量は、定格量の30%であるとする。
この場合、評価値付与部14は、記憶装置161に保存されている発電装置203Cの累積度数分布Dcを参照して、過去の発電の60%が定格量の30%以下の出力であったことを確認する。そして、評価値付与部14は、たとえば、発電装置203Cに評価値「60」を付与する。
このように、評価値付与部14は、過去の実績量が抑制可能量以下であった度数に基づく評価値を各発電装置203に付与する。なお、このような評価値を「抑制量評価値」とも称する。
そして、選択部15は、たとえば、評価値付与部14により付与された抑制量評価値の高い発電装置203C、発電装置203A、発電装置203Bの順に、制御対象として優先的に選択する。
(b)例2
選択部15は、たとえば、抑制量評価値の高い発電装置203であって、過去に電力供給の抑制のための制御が行われた累積期間の短い発電装置203を制御対象として優先的に選択してもよい。
具体的には、「(a)例1」において説明したように、発電装置203A、発電装置203Bおよび発電装置203Cの抑制量評価値が、それぞれ「50」、「40」および「60」であるとする。
また、情報処理部17は、たとえば、各発電制御装置202から、対応の発電装置203の制御が行われた年間の累積期間を示す累積期間情報を定期的に受信し、受信した累積期間情報を記憶装置161に保存する。情報処理部17は、たとえば、新たな累積期間情報を受信すると、記憶装置161に保存されている累積期間情報を更新する。
なお、上述のとおり、送信部16は、制御対象ごとの制御情報を発電制御装置202へ送信するとともに、当該制御情報を記憶装置161に保存してもよい。この場合、情報処理部17は、各発電制御装置202から累積期間情報を受信する代わりに、たとえば、記憶装置161に保存されている制御対象ごとの制御情報に基づいて、各発電装置203の累積期間を示す累積期間情報を作成して記憶装置161に保存してもよい。
ここでは、記憶装置161に保存されている累積期間情報の示す発電装置203A、発電装置203B、発電装置203Cの累積期間は、それぞれTa、TbおよびTcであるとする。
この場合、評価値付与部14は、たとえば、記憶装置161に保存されている累積期間情報を取得し、取得した累積期間情報の示す累積期間の長さに応じて異なる値の重みを決定する。たとえば、評価値付与部14は、累積期間Ta,Tb,Tcに対応する重みとして、それぞれ、重みWa,Wb,Wcを決定する。なお、重みは、累積期間が短いほど大きい値であるとする。
そして、評価値付与部14は、たとえば、発電装置203Aの抑制量評価値に重みを乗じた値「50×Wa」を、発電装置203Aの評価値とする。また、選択部15は、たとえば、発電装置203Bの抑制量評価値に重みを乗じた値「40×Wb」を、発電装置203Bの評価値とする。また、選択部15は、たとえば、発電装置203Cの抑制量評価値に重みを乗じた値「60×Wc」を、発電装置203Cの評価値とする。
そして、選択部15は、たとえば、評価値付与部14により付与された評価値の高い発電装置203を、制御対象として優先的に選択する。
(c)例3
選択部15は、たとえば、1または複数の制御対象の抑制可能量の合計と目標量との差が小さくなるような発電装置203を制御対象として優先的に選択してもよい。
具体的には、電力管理装置101の管理対象として、発電装置203A、発電装置203Bおよび発電装置203Cに加えて、さらに、発電装置203Dがあるとする。
また、発電装置203Dの定格量が10000kWであり、ある抑制期間における抑制可能量が4000kWであるとする。すなわち、当該抑制期間における発電装置203Dの抑制可能量は、定格量の40%であるとする。
また、たとえば、記憶装置161に発電装置203Dの累積度数分布Ddが保存されており、累積度数分布Ddは、過去の発電の55%が定格量の40%以下の出力であったことを示しているとする。
この場合、評価値付与部14は、たとえば、発電装置203Dに抑制量評価値「55」を付与する。
また、発電装置203A、発電装置203Bおよび発電装置203Cの抑制可能量は、それぞれ500kW、400kWおよび300kWであり、評価値付与部14は、たとえば、「(a)例1」において説明したように、発電装置203A、発電装置203Bおよび発電装置203Cに、それぞれ抑制量評価値「50」、「40」および「60」を付与したとする。
そして、選択部15は、たとえば、まず、制御対象の候補である各発電装置203を、評価値付与部14により付与された抑制量評価値の高い順、すなわち発電装置203C、発電装置203D、発電装置203A、発電装置203Bの順にソートする。
なお、選択部15は、抑制量評価値の代わりに、「(b)例2」において説明したように、累積期間の長さに応じて異なる重みづけをした評価値を各発電装置203に付与し、付与した評価値の高い順に制御対象の候補として発電装置203をソートしてもよい。
そして、選択部15は、たとえば、ソートした抑制評価値の高い発電装置203から順に抑制可能量と目標量とを比較して、制御対象として選択するか否かの判断を行う。
具体的には、選択部15は、まず、抑制量評価値が最も高い発電装置203Cの抑制可能量と目標量との差が所定値X1未満であるか否かを確認する。
ここでは、電力管理情報の示す目標量は700kWであり、所定値X1は1000kWであるとする。
この場合、選択部15は、発電装置203Cの抑制可能量と目標量との差が1000kW未満であるため、発電装置203Cを制御対象として選択する。
次に、選択部15は、たとえば、制御対象として選択した発電装置203Cの抑制可能量と、抑制評価値が2番目に高い発電装置203Dの抑制可能量との合計を算出し、算出した合計と目標量との差が所定値X1未満であるか否かを確認する。
すなわち、選択部15は、発電装置203Cの抑制可能量300kWと、発電装置203Dの抑制可能量4000kWとの合計は4300kWであり、目標量との差が所定値X1以上であることを確認する。この場合、選択部15は、発電装置203Dを制御対象の候補から除外する。
次に、選択部15は、たとえば、制御対象として選択した発電装置203Cの抑制可能量と、抑制評価値が3番目に高い発電装置203Aの抑制可能量との合計を算出し、算出した合計と目標量との差が所定値X1未満であるか否かを確認する。
すなわち、選択部15は、発電装置203Cの抑制可能量300kWと、発電装置203Aの抑制可能量500kWとの合計は800kWであり、目標量との差が所定値X1未満であることを確認する。この場合、選択部15は、発電装置203Aを制御対象として選択する。
そして、選択部15は、制御対象として選択した発電装置203Cおよび発電装置203Aの抑制可能量の合計が目標量700kWを超えるため、発電装置203Bについては制御対象として選択するか否かの判断を行わず、選択結果および電力管理情報を送信部16へ出力する。
なお、選択部15は、上述のように、複数の発電装置203の抑制可能量の合計と目標量とを比較する代わりに、たとえば、各発電装置203の抑制可能量と目標量とを比較し、目標量と抑制可能量との差の小さい発電装置203を制御対象として優先的に選択してもよい。
具体的には、選択部15は、ソートした発電装置203の中に、目標量と抑制可能量との差が所定値X2以上である発電装置203が存在する場合、当該発電装置203を制御対象の候補から除外する。
たとえば、目標量が700kWであり、所定値X2が500kWであるとする。この場合、選択部15は、抑制可能量が1200kW以上である発電装置203または抑制可能量が200kW未満の発電装置203が存在するとき、当該発電装置203を制御対象の候補から除外する。
ここでは、選択部15は、抑制可能量が4000kWである発電装置203Dを制御対象の候補から除外し、残りの発電装置203A,203B,203Cの中から、たとえば抑制量評価値の高い順に1または複数の制御対象を選択する。
<動作>
次に、本発明の実施の形態に係る電力管理装置101の動作について説明する。
電力管理システム301における各装置は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下のフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、外部からインストールすることができる。これら複数の装置のプログラムは、それぞれ、記録媒体に格納された状態で流通する。
図6は、本発明の実施の形態に係る電力管理装置による動作手順を定めたフローチャートである。
ここでは、発電装置203ごとの実績量情報、過去環境情報および累積度数分布が記憶装置161に保存されているとする。
図6を参照して、まず、電力管理装置101は、系統側管理装置151から電力管理情報を受信する(ステップS11)。
次に、電力管理装置101は、取得した電力管理情報の示す抑制期間を確認し、発電装置203の設けられた各施設の当該抑制期間における環境を示す環境予報情報を、たとえばインターネット上のウェブサイトから取得する(ステップS12)。
次に、電力管理装置101は、取得した環境予報情報、記憶装置161に保存されている実績量情報、および記憶装置161に保存されている過去環境情報に基づいて、発電装置203ごとに、当該抑制期間における抑制可能量を予測する(ステップS13)。
次に、電力管理装置101は、予測した抑制可能量、および記憶装置161に保存されている累積度数分布に基づいて、過去の発電が抑制可能量以下の出力であった度数に関する評価値を、各発電装置203に付与する(ステップS14)。
次に、電力管理装置101は、付与した各発電装置203の評価値および電力管理情報の示す目標量に基づいて、制御対象とする発電装置203を選択する(ステップS15)。
次に、電力管理装置101は、選択した制御対象ごとに制御情報を作成し、作成した制御情報を、対応の発電制御装置202へ送信する(ステップS16)。
[変形例1]
電力管理装置101は、発電装置203の設けられた施設における電力消費量を考慮して、抑制可能量を予測する構成であってもよい。
ここで、施設において発電された全電力を売買する全量売電の方式が採用されている場合、抑制期間における発電量の予測値がそのまま抑制可能量となる。
これに対して、施設において発電された電力量から当該施設における電力消費量を差し引いた残りを売電する余剰売電の方式が採用されている場合、電力管理装置101は、たとえば、抑制期間における発電量および当該抑制期間における電力消費量を予測し、発電量の予測値から電力消費量の予測値を差し引いた値を抑制可能量として算出する。
より詳細には、発電制御装置202は、発電装置203により発電された電力量および発電装置203の設けられた施設の環境に加えて、さらに、当該施設における電力消費量を計測する。そして、発電制御装置202は、たとえば、同一のタイミングで計測した電力量の計測結果、環境の計測結果および電力消費量の計測結果を対応づけて、電力管理装置101へ送信する。
電力管理装置101は、系統側管理装置151から電力管理情報を受信すると、受信した当該電力管理情報の示す抑制期間を確認し、たとえば、発電装置203の設けられた施設の当該抑制期間における環境を示す環境予報情報を取得する。
そして、電力管理装置101は、施設ごとの環境予報情報を取得すると、たとえば施設ごとに、当該環境予報情報の示す環境、および、記憶装置161に保存されている過去環境情報の示す環境を確認し、当該抑制期間における環境と一致または類似する過去の環境を検出する。
そして、予測部12は、たとえば、検出した過去の環境と対応づけられた実績量を、当該抑制期間における発電装置203の発電量の予測値として取得する。また、予測部12は、たとえば、検出した過去の環境と対応づけられた電力消費量を、当該抑制期間における電力消費量の予測値として取得する。
そして、予測部12は、発電装置203ごとに、発電量の予測値から電力消費量の予測値を差し引いた値を、当該抑制期間における抑制可能量として算出する。
[変形例2]
電力管理装置101は、複数の発電装置203を複数のグループに分け、グループごとの評価値を付与し、グループ単位で制御対象を選択する構成であってもよい。
具体的には、電力管理装置101は、複数の発電装置203を、たとえば施設の存在するエリア別にグループA、グループBおよびグループCに分類する。そして、電力管理装置101は、たとえば、グループAの含まれる各発電装置203の評価値の合計をグループAの評価値とし、グループBの含まれる各発電装置203の評価値の合計をグループBの評価値とし、グループCの含まれる各発電装置203の評価値の合計をグループCの評価値とする。
そして、電力管理装置101は、このようにして各グループの評価値を付与すると、たとえば、評価値の高いグループを制御対象のグループとして選択する。そして、電力管理装置101は、選択したグループに含まれる発電装置201の一部または全部を、制御対象として選択する。
[変形例3]
電力管理装置101は、複数の発電装置203を複数のグループに分け、各グループから制御対象を選択する構成であってもよい。
具体的には、電力管理装置101は、複数の発電装置203を、全量売電の方式が採用されている全量売電グループと、余剰売電の方式が採用されている余剰売電グループとに分類する。
そして、電力管理装置101は、たとえば、電力管理情報の示す目標量の8割が全量売電グループの発電装置203により抑制され、当該目標量の2割が余剰売電グループの発電装置203により抑制されるように、各グループから評価値の高い発電装置203を制御対象として選択する。
[変形例4]
電力管理装置101は、たとえば、電力管理情報の示す抑制期間を複数の期間に分割し、分割した期間ごとに制御対象を選択する構成であってもよい。
具体的には、電力管理装置101は、2時間の抑制期間を30分ごとの4つの期間に分割する。そして、電力管理装置101は、分割した期間ごとに、評価値の高い発電装置203を制御対象として優先的に選択する。
なお、電力管理装置101は、「変形例1」、「変形例2」、「変形例3」および「変形例4」においてそれぞれ説明した制御対象の選択方法を組み合わせてもよい。たとえば、電力管理装置101は、複数の発電装置203を複数のグループに分け、さらに、抑制期間を複数の期間に分割し、分割した期間ごとに異なるグループから制御対象を選択してもよい。
また、たとえば、電力管理装置101は、複数の発電装置203を、全量売電の方式が採用されている「グループ1」と、余剰売電の方式が採用されている「グループ2」とに分類し、さらに、各グループに含まれる複数の発電装置203を、施設の存在するエリア別にグループ分けしてもよい。
具体的には、電力管理装置101は、「グループ1」に含まれる複数の発電装置203を、施設の存在するエリア別にグループ1A、グループ1Bおよびグループ1Cに分類する。また、電力管理装置101は、「グループ2」に含まれる複数の発電装置203を、施設の存在するエリア別にグループ2A、グループ2Bおよびグループ2Cに分類する。
そして、電力管理装置101は、たとえば、「グループ1」および「グループ2」から、それぞれ、評価値の高いグループを制御対象のグループとして選択してもよい。
具体的には、電力管理装置101は、「グループ1」に含まれる「グループ1A」、ならびに「グループ2」に含まれる「グループ2B」および「グループ2C」を、制御対象のグループとして選択する。
[変形例5]
系統側管理装置151は、電力管理装置101を経由せずに発電制御装置202と直接通信を行い、発電施設における電力供給を直接管理してもよい。この場合、系統側管理装置151は、たとえば、図2に示す電力管理装置101と同様の構成を含み、複数の発電装置203の中から制御対象を選択することができる。なお、この場合、系統側管理装置151は、図2に示す受信部11の代わりに、たとえば、電力管理情報を作成する作成部(電力管理情報取得部)を含む。
具体的には、系統側管理装置151は、上述した電力管理装置101と同様に、たとえば、発電装置203ごとの実績量情報、発電装置203の設けられた施設の過去環境情報、および抑制期間における施設の環境予報情報を取得する。
そして、系統側管理装置151は、取得した実績量情報、過去環境情報および環境予報情報に基づいて、発電装置203ごとに抑制期間における抑制可能量を予測する。
そして、系統側管理装置151は、予測した抑制可能量および実績量情報の示す過去の実績量に基づいて、たとえば、各発電装置203に抑制量評価値を付与する。
そして、系統側管理装置151は、たとえば、抑制量評価値の高い発電装置203を制御対象として優先的に選択する。そして、系統側管理装置151は、選択した制御対象ごとに制御情報を作成し、作成した制御情報を、各制御対象に対応の発電制御装置202へ送信する。
なお、系統側管理装置151は、「変形例1」、「変形例2」、「変形例3」および「変形例4」においてそれぞれ説明した制御対象の選択方法を用いて、制御対象を選択してもよい。
ところで、同一の発電事業者に対して電力供給の抑制指令を行うことのできる回数または期間には上限が設けられていることが多く、たとえば、年間30日以内または360時間以内と定められている。このため、効果的な結果が得られる抑制指令を行い、限られた抑制指令の機会を有効活用することが望ましい。しかしながら、実際の出力量は天候などにより変動するため、効果的な結果を得ることのできる指令先を選択することは容易ではない。
これに対して、本発明の実施の形態に係る電力管理装置101では、受信部11は、電力供給の抑制を行う抑制期間を示す電力管理情報を受信する。また、情報処理部17は、発電装置203の過去の発電の実績量を示す実績量情報および発電装置203の設けられた施設の過去の環境に関する過去環境情報を取得する。また、情報取得部13は、受信部11により受信された電力管理情報の示す抑制期間における施設の環境に関する環境予報情報を取得する。また、予測部12は、情報処理部17により取得された実績量情報および過去環境情報、ならびに、情報取得部13により取得された環境予報情報に基づいて、発電装置203ごとに、当該抑制期間において抑制可能な電力量である抑制可能量を予測する。また、選択部15は、情報処理部17により取得された実績量情報の示す実績量および予測部12により予測された抑制可能量に基づく、発電装置203ごとの、抑制可能量以下であった実績または予測可能量以上であった実績に基づいて、複数の発電装置203の中から電力供給の抑制のための制御対象を選択する。
このような構成により、今回の抑制期間において抑制を行う方が、今後の抑制期間において抑制を行うよりも効果的な結果が得られる可能性の高い発電装置203を制御対象として選択することができる。このため、電力供給の抑制のための制御対象を適切に選択することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力管理装置101では、情報処理部17は、さらに、施設における過去の電力消費量を示す消費量情報を取得する。また、予測部12は、発電装置203ごとに、情報処理部17により取得された実績量情報、過去環境情報および消費量情報に基づいて、抑制期間における発電量および抑制期間における電力消費量を予測し、発電量の予測値と電力消費量の予測値との差を、発電装置203の抑制可能量として算出する。
このような構成により、たとえば、施設において消費した電力の残りを売電する余剰売電の方式を採用している施設がある場合でも、当該施設に設けられた発電装置203の抑制可能量を正確に予測することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力管理装置101では、情報処理部17は、さらに、発電装置203ごとに、電力供給の抑制のための制御が行われた累積期間を示す累積期間情報を取得する。また、選択部15は、情報処理部17により取得された累積期間情報の示す累積期間の短い発電装置203を制御対象として優先的に選択する。
このような構成により、同一の施設に電力供給の抑制の指令が集中してしまうことを防ぐことができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力管理装置101では、受信部11により受信される電力管理情報には、電力供給の抑制の目標量が含まれる。また、選択部15は、1または複数の制御対象の抑制可能量の合計と、電力管理情報の示す前記目標量との差が小さくなるような発電装置を制御対象として優先的に選択する。
このような構成により、目標量に対する抑制可能量の過不足の小さい発電装置203を制御対象として選択することができるため、効率的な抑制を行うことができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力管理装置101では、選択部15は、複数の発電装置203を複数のグループに分け、グループごとに実績に基づく評価値を付与し、付与した評価値の高いグループを制御対象のグループとして選択する。
このような構成により、施設の存在するエリアなどの共通点を有する複数の発電装置203を制御対象として選択することができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力管理装置101では、選択部15は、複数の発電装置203を複数のグループに分け、各グループから制御対象を選択する。
このような構成により、たとえば、施設において発電された全電力を売電する全量売電を採用しているグループ、および余剰売電を採用しているグループの各々から制御対象を選択して、異なる売電方式を採用している施設に指令を分散させることができる。
また、本発明の実施の形態に係る電力管理装置101では、選択部15は、抑制期間を複数の期間に分割し、分割した期間ごとに制御対象を選択する。
ここで、抑制期間が長期間である場合、当該抑制期間において施設の環境が大きく変化することがあるが、上記のような構成により、分割された期間ごとに適切な制御対象を選択することができる。
なお、本発明の実施の形態に係る管理装置の機能の一部または全部が、クラウドコンピューティングによって提供されてもよい。すなわち、本発明の実施の形態に係る管理装置が、複数のクラウドサーバ等によって構成されてもよい。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
複数の発電装置による電力供給を管理する管理装置であって、
前記電力供給の抑制を行う抑制期間を示す電力管理情報を取得する電力管理情報取得部と、
前記発電装置の過去の発電の実績量を示す実績量情報、前記発電装置の設けられた施設の過去の環境に関する過去環境情報、および、前記電力管理情報取得部により取得された前記電力管理情報の示す前記抑制期間における前記施設の環境に関する環境予報情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得された前記実績量情報、前記過去環境情報および前記環境予報情報に基づいて、前記発電装置ごとに、前記抑制期間において抑制可能な電力量である抑制可能量を予測する予測部と、
前記取得部により取得された前記実績量情報の示す前記実績量および前記予測部により予測された前記抑制可能量に基づく、前記発電装置ごとの前記抑制可能量以下であった実績または前記予測可能量以上であった実績に基づいて、複数の前記発電装置の中から前記抑制のための制御対象を選択する選択部とを備え、
前記管理装置は、配信事業者によって運用される電力管理装置または一般電気事業者によって運用される系統側管理装置であり、
前記管理装置は、さらに、
前記実績量および前記抑制可能量に基づいて、前記発電装置ごとに、過去の発電が前記抑制可能量以下の出力であった度数に基づく評価値を付与する評価値付与部を備え、
前記選択部は、前記評価値付与部により付与された各前記発電装置の前記評価値の高い発電装置を前記制御対象として優先的に選択する、管理装置。
11 受信部(電力管理情報取得部)
12 予測部
13 情報取得部
14 評価値付与部
15 選択部
16 送信部
17 情報処理部(取得部)
101 電力管理装置
151 系統側管理装置
161 記憶装置
202,202A,202B,202C 発電制御装置
202,202A,202B,202C,202D 発電装置
301 電力管理システム

Claims (8)

  1. 複数の発電装置による電力供給を管理する管理装置であって、
    前記電力供給の抑制を行う抑制期間を示す電力管理情報を取得する電力管理情報取得部と、
    前記発電装置の過去の発電の実績量を示す実績量情報、前記発電装置の設けられた施設の過去の環境に関する過去環境情報、および、前記電力管理情報取得部により取得された前記電力管理情報の示す前記抑制期間における前記施設の環境に関する環境予報情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記実績量情報、前記過去環境情報および前記環境予報情報に基づいて、前記発電装置ごとに、前記抑制期間において抑制可能な電力量である抑制可能量を予測する予測部と、
    前記取得部により取得された前記実績量情報の示す前記実績量および前記予測部により予測された前記抑制可能量に基づく、前記発電装置ごとの、前記抑制可能量以下であった実績または前記予測可能量以上であった実績に基づいて、複数の前記発電装置の中から前記抑制のための制御対象を選択する選択部とを備える、管理装置。
  2. 前記取得部は、さらに、前記施設における過去の電力消費量を示す消費量情報を取得し、
    前記予測部は、前記発電装置ごとに、前記取得部により取得された前記実績量情報、前記過去環境情報および前記消費量情報に基づいて、前記抑制期間における発電量および前記抑制期間における電力消費量を予測し、前記発電量の予測値と前記電力消費量の予測値との差を、前記発電装置の前記抑制可能量として算出する、請求項1に記載の管理装置。
  3. 前記取得部は、さらに、前記発電装置ごとに、前記抑制のための制御が行われた累積期間を示す累積期間情報を取得し、
    前記選択部は、前記取得部により取得された前記累積期間情報の示す前記累積期間の短い前記発電装置を前記制御対象として優先的に選択する、請求項1または請求項2に記載の管理装置。
  4. 前記電力管理情報には、前記抑制の目標量が含まれ、
    前記選択部は、1または複数の前記制御対象の前記抑制可能量の合計と、前記電力管理情報の示す前記目標量との差が小さくなるような前記発電装置を前記制御対象として優先的に選択する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の管理装置。
  5. 前記選択部は、複数の前記発電装置を複数のグループに分け、前記グループごとに前記実績に基づく評価値を付与し、付与した前記評価値の高い前記グループを前記制御対象のグループとして選択する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の管理装置。
  6. 前記選択部は、複数の前記発電装置を複数のグループに分け、各前記グループから前記制御対象を選択する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の管理装置。
  7. 前記選択部は、前記抑制期間を複数の期間に分割し、分割した前記期間ごとに前記制御対象を選択する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の管理装置。
  8. 複数の発電装置による電力供給を管理する管理装置において用いられる管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記電力供給の抑制を行う抑制期間を示す電力管理情報を取得する電力管理情報取得部と、
    前記発電装置の過去の発電の実績量を示す実績量情報、前記発電装置の設けられた施設の過去の環境に関する過去環境情報、および、前記電力管理情報取得部により取得された前記電力管理情報の示す前記抑制期間における前記施設の環境に関する環境予報情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得された前記実績量情報、前記過去環境情報および前記環境予報情報に基づいて、前記発電装置ごとに、前記抑制期間において抑制可能な電力量である抑制可能量を予測する予測部と、
    前記取得部により取得された前記実績量情報の示す前記実績量および前記予測部により予測された前記抑制可能量に基づく、前記発電装置ごとの、前記抑制可能量以下であった実績または前記予測可能量以上であった実績に基づいて、複数の前記発電装置の中から前記抑制のための制御対象を選択する選択部、
    として機能させるための、管理プログラム。
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