JP2018054561A - Gyrocompass survey method - Google Patents
Gyrocompass survey method Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018054561A JP2018054561A JP2016193998A JP2016193998A JP2018054561A JP 2018054561 A JP2018054561 A JP 2018054561A JP 2016193998 A JP2016193998 A JP 2016193998A JP 2016193998 A JP2016193998 A JP 2016193998A JP 2018054561 A JP2018054561 A JP 2018054561A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- point
- geoid
- gyrocompass
- observation
- gyro
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Navigation (AREA)
Abstract
Description
本発明は、ジャイロコンパス測量方法に関するものである。 The present invention relates to a gyrocompass surveying method.
ジャイロコンパスは、例えば特許文献1に記載のように、その指北性能を利用して測点から測量目標点までの方位角を求めるために使用されている。
The gyrocompass is used to obtain an azimuth angle from a survey point to a survey target point by utilizing its finger north performance as described in
しかし、ジャイロコンパスの指北方向を基準とする方位角は、その指北原理により、測点における鉛直線と天球との交点(天文天頂)を通過する天の子午線に対する角度であることから、準拠楕円体への化成を前提とし、測地子午線に対する角度を方位角とする測量による観測値と混在させると、観測精度の低下の原因となるという問題がある。 However, the azimuth angle based on the finger north direction of the gyrocompass is based on the finger north principle and is an angle with respect to the celestial meridian passing through the intersection of the vertical line and the celestial sphere at the station (astronomical zenith). Presuming formation into an ellipsoid, mixing with observations obtained by surveying with the angle to the geodesic meridian as an azimuth angle has the problem of reducing the observation accuracy.
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、観測精度の向上を図ることのできるジャイロコンパス測量方法の提供を目的とする。 The present invention has been made to solve the above drawbacks, and an object of the present invention is to provide a gyrocompass surveying method capable of improving the observation accuracy.
本発明によれば上記目的は、
ジャイロコンパス設置点1においてジャイロコンパスの指北方向を基準としてジャイロ目標点2を観測したジャイロ観測角(αo)を、ジャイロコンパス設置点1における鉛直線偏差の東西成分(η)に基づく補正値(αc)
αc = ηtanφg
但し η : (λa - λg)cosφg
λa : 天文経度
λg : 測地系経度
φg : 測地系緯度
により補正してジャイロコンパス設置点1とジャイロ目標点2間の方位角(α)とするジャイロコンパス測量方法を提供することにより達成される。
According to the present invention, the object is
The gyro observation angle (αo) obtained by observing the
α c = ηtanφ g
Where η: (λ a -λ g ) cosφ g
λ a : Astronomical longitude
λ g : Geodetic longitude
φ g : This is achieved by providing a gyro compass surveying method that corrects by the geodetic latitude and sets the azimuth angle (α) between the gyro
ジャイロコンパスの指北機能は、方位の目標がない森林域や地下空間においても発揮することができるものであるが、公共測量等における測量成果が準拠楕円体への化成を前提とするために、例えば、多角測量のように、観測点7間の水平角(β)と距離(s)を観測して新点8の水平位置を求めるような測量手法と混在させると、ジャイロコンパスによる指北方向のずれは誤差要因となる。
The gyrocompass function of the gyrocompass can be demonstrated in forest areas and underground spaces where there are no orientation targets, but because the survey results in public surveys etc. are premised on the formation of a compliant ellipsoid, For example, when a surveying method such as a polygonal survey is used to obtain the horizontal position of the
本発明は、ジャイロコンパスの指北方向を基準とした方位角(α)のずれは、ジャイロコンパス設置点1における鉛直方向が該ジャイロコンパス設置点1における測地子午線に対して東西方向にずれることに起因するものであることに着目し、ジャイロコンパスの指北方向を基準として求めたジャイロ観測角(αo)を鉛直線偏差に基づく補正値(αc)により補正した角度を方位角(α)として使用することにより、多角測量等との併用を可能にするものである。
In the present invention, the deviation of the azimuth angle (α) relative to the finger north direction of the gyrocompass is such that the vertical direction at the
補正量(αc)は、鉛直線偏差の東西成分(η)と測地系緯度(φg)から、
αc = ηtanφg (1)
として求めることができ、鉛直線偏差の東西成分(η)は、天文経度を(λa)、測地系経度を(λg)として、
η = (λa - λg)cosφg (2)
で与えられる。
The correction amount (α c ) is calculated from the east-west component (η) of the vertical line deviation and the geodetic latitude (φ g ).
α c = ηtanφ g (1)
The east-west component of the vertical line deviation (η) is astronomical longitude (λ a ) and geodetic system longitude (λ g ),
η = (λ a -λ g ) cosφ g (2)
Given in.
また、上記目的を達成するための本発明の他の態様として、
前記ジャイロコンパス設置点1のジオイド(G)に対する対応点の周囲に設定した複数のジオイド推計点3のジオイド高から該対応点を含む局所ジオイド面4を推計し、
該局所ジオイド面4への垂線(P)と準拠楕円体の法線(Ne)とのなす角の東西成分を前記ジャイロコンパス設置点1における補正値(αc)とするジャイロコンパス測量方法を構成することができる。
As another aspect of the present invention for achieving the above object,
The
A gyrocompass surveying method is used in which the east-west component of the angle formed by the perpendicular (P) to the
式(2)により明らかなように、補正値(αc)の算出に必要な鉛直線偏差の東西成分(η)の導出には、天文観測を要する天文経度(λa)の観測が必要となって難易度が高くなるために、本発明において、より簡便な補正値(αc)の算出方法が提供される。 As can be seen from equation (2), the astronomical longitude (λ a ) that requires astronomical observation is required to derive the east-west component (η) of the vertical deviation necessary for calculating the correction value (α c ). Since the difficulty level becomes high, a simpler method for calculating the correction value (α c ) is provided in the present invention.
すなわち、ジャイロコンパスによる指北方向のずれに影響を与える鉛直線偏差は、ジャイロコンパス設置点1である地表における鉛直線偏差、すなわち、天文鉛直線偏差(Da)を使用するのが望ましいが、上述したように困難な観測を要するのに対し、ジオイド(G)に関しては、正確な情報が比較的容易に入手することが可能であるために、補正値(αc)として、ジオイド(G)における鉛直偏差の東西成分を使用する。
That is, it is desirable to use the vertical line deviation that affects the deviation in the finger north direction by the gyrocompass, that is, the vertical line deviation on the ground surface that is the
しかし、ジオイド(G)に対する鉛直線偏差(Dg)は直接提供されていないために、直接的に、あるいは比較的簡単な観測により取得可能なジオイド高を利用して局所ジオイド面4を推計する。ジオイド高は、準拠楕円体(E)からジオイド(G)までの高さを示すために、ジオイド高が取得された複数のジオイド推計点3から推計された局所ジオイド面4はジャイロコンパス設置点1へのジオイド(G)上の対応点における傾きを示しており、局所ジオイド面4に立てた垂線(P)の準拠楕円体(E)の法線(Ne)とのなす角がジオイド鉛直線偏差(Dg)に相当し、補正値(αc)はその東西成分として算出することができる。
However, since the vertical deviation (D g ) for the geoid (G) is not directly provided, the
ジオイド推計点3は、適宜設定することができるが、
前記ジャイロコンパス設置点1の周囲適宜範囲に配置したジオイドモデルによるジオイド高の取得可能点をジオイド推計点3とすることができる。
A geoid height acquirable point by a geoid model arranged in an appropriate range around the
また、局所ジオイド面4の推計は、絶対値として求めたジオイド高を使用する以外に、相対値、すなわちジオイド高差を使用することができる。
Moreover, the estimation of the
この場合、ジャイロコンパス測量方法は、
前記ジャイロコンパス設置点1近傍に配置した観測起点5と、該観測起点5の周囲に配置された複数のジオイド観測点6をGNSS観測して観測起点5に対する各ジオイド観測点6の楕円体高差を求めるとともに、
前記観測起点5を始点とする水準測量により観測起点5に対する各ジオイド観測点6の標高差を求めた後、
各ジオイド観測点6における楕円体高差と標高差との差分をとって各ジオイド観測点6に対応するジオイド推計点3を決定するように構成することができる。
In this case, the gyrocompass survey method is
GNSS observation of the
After obtaining the elevation difference of each geoid observation point 6 with respect to the
The
本発明によれば、水準測量を、水準点を基準として行う必要がなくなるために、測量作業を効率化することが可能になる。 According to the present invention, it is not necessary to perform leveling with reference to the level, so that the surveying work can be made more efficient.
さらに、本発明の他の態様として、
ジャイロコンパス設置点1においてジャイロコンパスの指北方向を基準としてジャイロ目標点2を観測したジャイロ観測角(αo)を前記補正値(αc)により補正して方位角(α)を求めるとともに、
前記ジャイロコンパス設置点1、およびジャイロ目標点2を含む観測点7間の水平角(β)と距離(s)を観測して新点8の水平位置を求めるジャイロコンパス測量方法を構成することができる。
Furthermore, as another aspect of the present invention,
The gyro observation angle (αo) obtained by observing the
Constructing a gyrocompass surveying method for obtaining the horizontal position of the
本発明によれば、方位の目標がない森林域や地下空間においても正確な方位角(α)を付与することができる。 According to the present invention, an accurate azimuth angle (α) can be given even in a forest area or an underground space where there is no azimuth target.
本発明によれば、ジャイロコンパスを使用した測量の精度を高めることができる。 According to the present invention, the accuracy of surveying using a gyrocompass can be increased.
図1(a)および(b)、図2にジャイロコンパスとトータルステーション、あるいはセオドライトを組み合わせたジャイロコンパス測量機により、該ジャイロコンパス測量機を設置したジャイロコンパス設置点1からジャイロ目標点2を視準した状態を示す。
1 (a), (b), and FIG. 2 are used to collimate the
図1(a)において、測地子午線を実線で、天の子午線を鎖線で示す。測地子午線は、ジャイロコンパス設置点1を準拠楕円体(E)の法線(Ne)方向に延長させた際の天球9との交点、すなわち測地天頂(Zg)と地球の自転軸を含む面と天球9との交線であり、図1(a)において矢印により真北(準拠楕円体(E)の北:Ng)方向が示される。
In FIG. 1A, the geodesic meridian is indicated by a solid line, and the celestial meridian is indicated by a chain line. The geodesic meridian is the intersection with the celestial sphere 9 when the
これに対し、天の子午線は、ジャイロコンパス設置点1における鉛直線(図1(b)におけるLv)と天球9との交点、すなわち天文天頂(Za)と地球の自転軸を含む面と天球9との交線であり、図1(a)において矢印により真北(天の北:Na)方向が示される。
In contrast, the top of the meridian, a plane including the intersection between the celestial 9 (L v in FIG. 1 (b)) a vertical line in the
ここで、ジャイロコンパス設置点1における鉛直線(Lv)と準拠楕円体(E)の法線(Ne)方向とが東西方向にずれている場合、天頂は各々異なった子午線上に位置することとなり、各々の天頂を同一点上に配置して示す図1(a)のように、天の子午線に対するジャイロ目標点2との角度(天文方位角:αa)と、測地子午線に対するジャイロ目標点2との角度(測地方位角:α)とが相違することとなる。
Here, when the vertical line (L v ) at the
一方、ジャイロコンパスは周知のように、水平回転するジャイロスコープに地球の自転を利用した外部トルクを与えることによって発生するジャイロ効果により指北作用をもたせる装置であり、ジャイロの物理的な軸であるジャイロコンパス設置点1の鉛直線(Lv)から、その軸と地球の自転軸を含む平面の方向(天の北:Na)を求めているものと考えられる。すなわち、ジャイロコンパスの指北方向を基準として測量目標点を視準した際の方位角(ジャイロ観測角:αo)は、図1(a)における天文方位角(αa)を示すものと考えられ、準拠楕円体(E)への投影を前提とするトータルステーションを使用する基準点測量等の測量結果と混在させた場合、測量精度の低下の原因となる。
On the other hand, as is well known, the gyrocompass is a device that gives a finger north action by a gyro effect generated by applying an external torque utilizing the rotation of the earth to a horizontally rotating gyroscope, and is a physical axis of the gyro. From the vertical line (L v ) of the
以上のジャイロコンパス設置点1における準拠楕円体(E)に対する法線(Ne)と、鉛直線(Lv)とのズレは、鉛直線偏差として知られており、鉛直線偏差が水平角に及ぼす影響(Δη)は、ラプラス条件式によって以下のように求められる。
The deviation between the normal (Ne) to the reference ellipsoid (E) and the vertical line (Lv) at the
Δη =αa - α
= η・tanφg + (ξ・sinαg - η・cosαg)/tan z (3)
但し、ηは鉛直線偏差の東西成分で、天文経度をλa、測地経度をλg、測地緯度をφgとして、
η = (λa - λg)cosφg、
ξ:鉛直線偏差の南北成分、
z:天文天頂の天頂距離である。
Δη = α a -α
= Η · tanφ g + (ξ · sinα g -η · cosα g ) / tan z (3)
Where η is the east-west component of the vertical line deviation, with astronomical longitude λ a , geodetic longitude λ g , and geodetic latitude φ g
η = (Λ a -λ g ) cosφ g ,
ξ: North-South component of vertical deviation,
z: The zenith distance of the astronomical zenith.
したがって、上記ラプラス条件式により与えられる鉛直線偏差の差(Δη)を補正値(αc)としてジャイロ観測角(αo)を補正することによりジャイロコンパスによる計測値を従来測量に誤差なく組み込むことができる。 Therefore, the gyro compass measurement value can be incorporated into the conventional survey without error by correcting the gyro observation angle (α o ) using the difference (Δη) of the vertical line deviation given by the Laplace conditional expression as the correction value (α c ). Can do.
また、式(3)における天頂距離(z)は、ジャイロコンパス設置点1からジャイロ目標点2を視準した時の高度角をhとすると、
z= 90° - h
で与えられ、標高差が小さな場合は、h≒0となってz≒90°となることから、式(3)の右辺第2項は0に近似できる。
Further, the zenith distance (z) in the equation (3) is expressed as follows: h is the altitude angle when the
z = 90 ° -h
When the altitude difference is small, h≈0 and z≈90 °, so the second term on the right side of Equation (3) can be approximated to zero.
式(3)の右辺第2項は、図1(b)において、ジャイロ目標点2から測地天頂(Zg)までの天頂距離(Z)とジャイロ目標点2から天文天頂(Za)までの天頂距離(z)の変化、すなわち、標高差の変化が方位角(α)と天文方位角(αa)との差異に影響を与えることにより示される。
The second term on the right side of Equation (3) is the zenith distance (Z) from the
以上から、本実施の形態においては、演算を簡単にするために、補正値(αc)として、
αc = η・tanφg
が採用される。
From the above, in the present embodiment, in order to simplify the calculation, as the correction value (α c ),
α c = η · tanφ g
Is adopted.
さらに、ジャイロコンパスを地表10に設置する場合、設置位置における鉛直線(Lv)は、地表10における鉛直線偏差の影響、すなわち天文鉛直線偏差(Da)の影響を受けるために、上式における鉛直線偏差は天文鉛直線偏差(Da)が使用される。
Further, when the gyrocompass is installed on the
一方、図2に示すように、地表10における鉛直線偏差、すなわち天文鉛直線偏差(Da)と、ジオイド(G)における鉛直線偏差、すなわちジオイド鉛直線偏差(Dg)とは厳密な意味で相違するが、ラプラスの式
ηa = (λa - λg)cosφg (2)
に示すように、天文鉛直線偏差(Da)の東西成分ηaを求めるためには、天文観測により天文経度λaを観測する必要がある。
On the other hand, as shown in FIG. 2, the vertical line deviation on the earth's
In order to obtain the east-west component η a of the astronomical vertical line deviation (D a ), it is necessary to observe the astronomical longitude λ a by astronomical observation.
これに対し、ジオイド(G)、とりわけ準拠楕円体(E)からの高さを示すジオイド高に関しては標高の基準ともなることから正確な情報が提供されており、ジオイド鉛直線偏差(Dg)は、天文鉛直線偏差(Da)に比して比較的容易に算出することが可能であるために、補正値(αc)の算出基準にジオイド鉛直線偏差(Dg)を使用する。 On the other hand, the geoid (G), in particular the geoid height indicating the height from the reference ellipsoid (E), is provided with accurate information because it serves as a reference for altitude, and the geoid vertical line deviation (D g ). Can be calculated relatively easily as compared to the astronomical vertical line deviation (D a ), and therefore the geoid vertical line deviation (D g ) is used as a calculation standard for the correction value (α c ).
図3はジオイド鉛直線偏差(Dg)を算出する方法を示すもので、図中4は局所ジオイド面、1gはジャイロコンパス設置点1のジオイド(G)上の点、1eはジャイロコンパス設置点1の準拠楕円体(E)への化成点を示す。
FIG. 3 shows a method of calculating the geoid vertical line deviation (D g ). In the figure, 4 is a local geoid surface, 1 g is a point on the geoid (G) of the
局所ジオイド面4は、準拠楕円体(E)に対する不規則な凹凸を有しているジオイド(G)を平面で近似したもので、平面近似による誤差の発生を最小にし、かつ、平面を定義可能な複数のジオイド高既知点が確保可能な面積に設定される。
The
局所ジオイド面4の傾きは、ジャイロコンパス設置点1のジオイド対応点(1g)を中心とした適宜範囲に準拠楕円体(E)からの距離を示すジオイド高が知られたジオイド推計点3を設定し、該ジオイド推計点3から平面を推計することにより得ることができる。
The inclination of the
ジオイド推計点3は平面を定義するに必要な3点以上配置する必要があるが、4点以上を設定する場合には、例えば、最小二乗法により局所ジオイド面4が推計される。
The geoid estimation points 3 need to be arranged at three or more points necessary for defining a plane. When four or more points are set, for example, the
以上のようにして推計された局所ジオイド面4に対する垂線(P)は、例えば、隣接二辺のベクトル(図3におけるベクトルVaVb、ベクトルVaVc)の外積により求めることができ、この垂線ベクトルと図3において準拠楕円体(E)の法線(Ne)方向に一致するZ軸に対する角度がジオイド鉛直線偏差(Dg)に相当する。
The perpendicular (P) to the
したがって、ジオイド鉛直線偏差(Dg)の東西方向成分(ηg)は、図3における東西方向軸(Y軸)との角度を演算することにより求めることができ、補正値(αc)は、上述したように、
αc = ηgtanφg
により求めることができる。
Therefore, the east-west direction component (η g ) of the geoid vertical line deviation (D g ) can be obtained by calculating the angle with the east-west direction axis (Y axis) in FIG. 3, and the correction value (α c ) is As mentioned above,
α c = η g tanφ g
It can ask for.
図4に局所ジオイド面4を推計する方法の実施の形態を示す。局所ジオイド面4の推計に際し、まず、ジャイロコンパス設置点1のジオイド(G)への対応点(1g)を中心としてジオイド高が既知なジオイド推計点3を設定する。上述したように、領域の広さは、平面近似による誤差の発生を最小にし、かつ、ジオイド推計点3を取得可能なことを考慮して行われ、本例においては、250(m)メッシュのジオイドモデルが公に公表されており、容易に入手可能なことを考慮し、各点がジャイロコンパス設置点1を中心とし、一辺1(km)程度の正方形領域に設定され、ジオイド推計点3は正方形領域の四隅、および各辺の中心に位置するように9点が設定される。
FIG. 4 shows an embodiment of a method for estimating the
以上のようにして得られたジオイド推計点3のデータは、南北位置、東西位置、およびジオイド高を各々示すX,Y,Z座標値で与えられ、9点に対して最小二乗法を適用することにより局所ジオイド面4が得られる。
The data of the
図5に局所ジオイド面4を推計する他の実施の形態を示す。本実施の形態において、まず、ジャイロコンパス設置点1の近傍に観測起点5を設定し、この観測起点5から所定範囲(本例においては1km)内に3点以上のジオイド観測点6を設ける。なお、図5において地表のジオイド観測点6、および観測起点5は準拠楕円体(E)への化成位置に図示されている。
FIG. 5 shows another embodiment for estimating the
本例においては、東西南北方向に4点のジオイド観測点6が設けられる。この後、上記観測起点5と各ジオイド観測点6に対するGNSS観測を行うことにより各点の位置情報を求め、さらに、各ジオイド観測点6の水準測量を行うことにより標高値を求める。水準測量は、精度等を考慮して2級水準測量あるいは3級水準測量等を選択的に用いるのが望ましい。
In this example, four geoid observation points 6 are provided in the east, west, south, and north directions. Thereafter, position information of each point is obtained by performing GNSS observation on the
周知のように、GNSS測量により得られる計測値は、準拠楕円体(E)に化成した平面位置情報と、準拠楕円体(E)からの高さを示す楕円体高であり、水準測量により得られる標高値はジオイド(G)からの高さが既知の水準点に対する相対的な高さであるために、標高値と楕円体高との差からジオイド高を求めることができる。 As is well known, the measurement value obtained by the GNSS survey is the plane position information formed into the reference ellipsoid (E) and the ellipsoidal height indicating the height from the reference ellipsoid (E), and is obtained by the level measurement. Since the height from the geoid (G) is a relative height with respect to a known level point, the elevation value can be obtained from the difference between the elevation value and the ellipsoidal height.
この場合、ジオイド高は、標高既知点を基準とした標高値とGNSS観測による楕円体高との差により算出するジオイド(G)測量の手法を使用することも可能であるが、本例においては、観測起点5を起点として適宜の測量経路に沿ってトータルステーション等による水準測量を行うことにより求められる標高差が使用される。
In this case, the geoid height can be calculated using the difference between the elevation value based on the known elevation point and the ellipsoidal height from the GNSS observation, but in this example, An elevation difference obtained by performing leveling by a total station or the like along an appropriate surveying path starting from the
トータルステーション等による高度角の観察は、機器設置点、すなわち、測量経路上に設定したジオイド観測点におけるジオイド(G)に平行な水平面に対する角度として与えられ、このようにして観測された観測起点5に対する各ジオイド観測点6の標高差は、ジオイド高が連続的に変化し、不連続点が存在しないかぎり、ジオイド(G)からジオイド観測点6までの高さの差に相当する。
The observation of the altitude angle by the total station or the like is given as an angle with respect to the horizontal plane parallel to the geoid (G) at the equipment installation point, that is, the geoid observation point set on the surveying path, and with respect to the
したがって、各ジオイド観測点6におけるGNSS観測による楕円体高の観測起点5に対する差である楕円体高差と標高差との差が準拠楕円体(E)からジオイド(G)までの高さの差、すなわち、ジオイド高差を示すこととなり、これらに基づいて局所ジオイド面4を推計することができる。
Therefore, the difference between the ellipsoidal height difference and the altitude difference, which is the difference of the ellipsoidal height from the GNSS observation at each geoid observation point 6 with respect to the
図6以下に単路線の測量に使用した本発明の実施の形態を示し、図6は始点と終点が既知点である結合単路線による測量を、図7は始点のみが既知点である開放型単路線による測量を各々示す。 FIG. 6 and subsequent figures show an embodiment of the present invention used for surveying a single line, FIG. 6 shows a survey using a combined single line whose start point and end point are known points, and FIG. 7 is an open type whose only start point is a known point. Each survey by single line is shown.
図6(a)において、既知点は三角形で示されており、既知点である路線の終始端をジャイロコンパス設置点1とし、隣接するジャイロ目標点2と真北方向との角度をジャイロコンパスの指北方向を基準とするジャイロ観測角(αo)として求め、この後、ジャイロ観測角(αo)を補正値(αc)により補正して方位角(α)を得る。
In FIG. 6 (a), the known point is indicated by a triangle, the starting point of the known line is the
さらに、上記ジャイロコンパス設置点1、およびジャイロ目標点2を観測点7としてトータルステーションを使用して観測点7間の距離(s)、および夾角(β)を計測し、その後、誤差評価、および誤差分配操作を経て図中白丸で示される新点8の水平位置が得られる。
Further, the distance (s) between the observation points 7 and the depression angle (β) are measured using the total station with the
また、図6(a)において、ジャイロコンパスを既知点に設置する場合を示したが、図6(b)に示すように、中間の観測点7に配置することもできる。
6A shows the case where the gyrocompass is installed at a known point, it can also be arranged at an
さらに、図7に示すように、開放型単路線の場合には、図7(a)に示すように、既知点のみをジャイロコンパス設置点1とする以外に、図7(b)に示すように、路線の終点、あるいは図7(c)に示すように、中間の観測点7に配置することもできる。
Further, as shown in FIG. 7, in the case of an open type single line, as shown in FIG. 7A, as shown in FIG. In addition, it can be arranged at the end point of the route or at an
1 ジャイロコンパス設置点
2 ジャイロ目標点
3 ジオイド推計点
4 局所ジオイド面
5 観測起点
6 ジオイド観測点
7 観測点
8 新点
α 方位角
αo ジャイロ観測角
αc 補正値
G ジオイド
Ne 法線
β 水平角
s 距離
P 垂線
Da 天文鉛直線偏差
Dg ジオイド鉛直線偏差
E 準拠楕円体
1
Claims (5)
αc = ηtanφg
但し η : (λa - λg)cosφg
λa : 天文経度
λg : 測地系経度
φg : 測地系緯度
により補正してジャイロコンパス設置点とジャイロ目標点間の方位角とするジャイロコンパス測量方法。 A correction value based on the east-west component of the vertical line deviation at the gyrocompass installation point, which is the gyro observation angle observed at the gyrocompass point at the gyrocompass installation point as a reference, based on the finger north direction of the gyrocompass α c = ηtanφ g
Where η: (λ a -λ g ) cosφ g
λ a : Astronomical longitude
λ g : Geodetic longitude
φ g : Gyrocompass surveying method that corrects by geodetic latitude and sets the azimuth between the gyrocompass installation point and the gyro target point.
該局所ジオイド面への垂線と準拠楕円体の法線とのなす角の東西成分を前記ジャイロコンパス設置点における補正値とする請求項1記載のジャイロコンパス測量方法。 Estimating the local geoid surface including the corresponding point from the geoid height of a plurality of geoid estimation points set around the corresponding point for the geoid of the gyrocompass installation point,
The gyrocompass surveying method according to claim 1, wherein an east-west component of an angle formed by a perpendicular to the local geoid surface and a normal line of a reference ellipsoid is used as a correction value at the gyrocompass installation point.
前記観測起点を始点とする水準測量により観測起点に対する各ジオイド観測点の標高差を求めた後、
各ジオイド観測点における楕円体高差と標高差との差分をとって各ジオイド観測点に対応するジオイド推計点を決定する請求項2記載のジャイロコンパス測量方法。 GNSS observation of the observation starting point arranged in the vicinity of the gyrocompass installation point and a plurality of geoid observation points arranged around the observation starting point to obtain an ellipsoidal height difference of each geoid observation point with respect to the observation starting point,
After obtaining the elevation difference of each geoid observation point relative to the observation start point by leveling starting from the observation start point,
The gyrocompass survey method according to claim 2, wherein a geoid estimation point corresponding to each geoid observation point is determined by taking a difference between an ellipsoidal height difference and an elevation difference at each geoid observation point.
前記ジャイロコンパス設置点、およびジャイロ目標点を含む観測点間の水平角と距離を観測して新点の水平位置を求める請求項1から4のいずれかに記載のジャイロコンパス測量方法。 The gyro observation angle obtained by observing the gyro target point with respect to the finger north direction of the gyro compass at the gyro compass installation point is corrected by the correction value to obtain the azimuth angle,
The gyrocompass survey method according to any one of claims 1 to 4, wherein a horizontal position of a new point is obtained by observing a horizontal angle and a distance between observation points including the gyrocompass installation point and a gyro target point.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016193998A JP6767024B2 (en) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | Gyro compass survey method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016193998A JP6767024B2 (en) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | Gyro compass survey method |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018054561A true JP2018054561A (en) | 2018-04-05 |
JP6767024B2 JP6767024B2 (en) | 2020-10-14 |
Family
ID=61836469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016193998A Active JP6767024B2 (en) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | Gyro compass survey method |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6767024B2 (en) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111220180A (en) * | 2020-03-04 | 2020-06-02 | 杜志刚 | Directional precision testing method for gyroscopic total station |
CN111578968A (en) * | 2020-06-17 | 2020-08-25 | 中国人民解放军63660部队 | Novel plumb line deviation correction method |
CN113251995A (en) * | 2021-05-18 | 2021-08-13 | 中国科学院云南天文台 | Method for obtaining all-weather astronomical longitude and latitude indirect measurement value |
CN113819882A (en) * | 2021-09-09 | 2021-12-21 | 江苏海洋大学 | Method for calculating gravity potential difference between cross-sea elevation points |
-
2016
- 2016-09-30 JP JP2016193998A patent/JP6767024B2/en active Active
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111220180A (en) * | 2020-03-04 | 2020-06-02 | 杜志刚 | Directional precision testing method for gyroscopic total station |
CN111220180B (en) * | 2020-03-04 | 2023-03-24 | 杜志刚 | Directional precision testing method for gyroscopic total station |
CN111578968A (en) * | 2020-06-17 | 2020-08-25 | 中国人民解放军63660部队 | Novel plumb line deviation correction method |
CN113251995A (en) * | 2021-05-18 | 2021-08-13 | 中国科学院云南天文台 | Method for obtaining all-weather astronomical longitude and latitude indirect measurement value |
CN113251995B (en) * | 2021-05-18 | 2023-03-21 | 中国科学院云南天文台 | Method for obtaining all-weather astronomical longitude and latitude indirect measurement value |
CN113819882A (en) * | 2021-09-09 | 2021-12-21 | 江苏海洋大学 | Method for calculating gravity potential difference between cross-sea elevation points |
CN113819882B (en) * | 2021-09-09 | 2023-06-16 | 江苏海洋大学 | Method for calculating gravity potential difference between cross-sea elevation points |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6767024B2 (en) | 2020-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6767024B2 (en) | Gyro compass survey method | |
Yao et al. | Transverse Navigation under the Ellipsoidal Earth Model and its Performance in both Polar and Non-polar areas | |
CN103900565B (en) | A kind of inertial navigation system attitude acquisition method based on differential GPS | |
CN104034354B (en) | Alignment process for IMU (Inertial Measurement Unit) position and azimuth determining system | |
JP6910511B2 (en) | Laser measurement method, laser measurement sign, and coordinate calculation program | |
CN105203103B (en) | The method for real-time measurement of the relatively geographical position relation of ground spacecraft | |
CN105865490B (en) | A kind of inertially stabilized platform fixed pedestal multiposition is from method of sight | |
CN106643726B (en) | Unified inertial navigation resolving method | |
RU2654964C1 (en) | Method for determining of adjustment corrections in the strap down inertial navigation system | |
Soler et al. | On deflection of the vertical components and their transformations | |
Weintrit et al. | Computational algorithms implemented in marine navigation electronic systems | |
Rao et al. | Calibration of laser inertial navigator with dual-axis rotation | |
Ma et al. | One-step solution to local tie vector determination at co-located GNSS/VLBI sites | |
Takács et al. | Implementation of Local Reference Systems without Length Distortion in GIS Software. | |
Chiriac | Study of deflection of the vertical determination methods and the influence on the traditional terrestrial three-dimensional geodetic measurements | |
Iacob et al. | Study of the Inclinometer Calibration Method using Geodetic Measurements | |
RU2280840C2 (en) | Method of calibration of gyros | |
Ayer et al. | Grid, Geodetic and Astronomical Azimuth Conversions in Ghana | |
RU2555515C1 (en) | Adjustment method of strapdown inertial positioning system | |
RU145937U1 (en) | DEVICE OF AUTONOMOUS CORRECTION OF THE COURSE ANGLE OF THE AIRCRAFT | |
Asante et al. | Comparison between the azimuths of astronomical and geodetic coordinates in Ghana | |
RU2497076C1 (en) | Method to determine astronomic azimuth and latitude by unknown stars | |
Patias et al. | Robust pose estimation through visual/GNSS mixing | |
Kadaj | Empirical methods of reducing the observations in geodetic networks | |
Lapaine | Modelling the world |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20160930 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190918 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200804 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200902 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200911 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6767024 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |