JP2018054398A - 地絡電流検出器 - Google Patents

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Abstract

【課題】地絡の発生を監視する際の電池の電力を利用した動作を制限して、電池の消耗を少なくする。【解決手段】配電線に流れる異常電流を検出する検出部20と、地絡電流が発生したときに表示を変化させて報知する報知部21と、異常電流を監視して、異常電流が地絡電流であるときに報知部21に駆動信号を出力する監視部22と、報知部21を動作させるための電池25と、電池25から供給された電力を一時的に蓄え、蓄えた電力を報知部21に供給する給電部26とを備える。監視部22は、検出部20が検出した異常電流によって動作する。監視部22は、地絡電流が検出されると、駆動信号を出力し、給電部26は、駆動信号により電池25からの給電を停止させて、電池25に代わって報知部21に給電する。報知部21は、通常表示状態から異常表示状態に切り替え、異常表示状態を保持する。【選択図】図2

Description

本発明は、道路やトンネルに設置される、共通の配電線に接続された複数の照明灯における地絡電流を検出するための地絡電流検出器に関する。
高速道路上のインターチェンジやサービスエリア、ジャンクション等の照明灯やトンネル照明設備の照明灯の配電線は、一般的に三相4線となっており、配電線に複数の照明灯が系統単位で接続されている。例えば、1系統は、10〜30の照明灯が並列に接続されて構成される。このような照明灯において、絶縁劣化などによって地絡が発生すると、漏電リレーが作動して、遮断器が開となり、地絡が発生した系統の照明が消えてしまう。
そこで、作業者は、地絡箇所を特定して、その部分を切り離し、復旧作業を行う。ここで、地絡箇所の特定作業は次のような手順で行われる。電気室において、絶縁抵抗を確認する。遮断された系統の中間地点のジョイントボックスの蓋を開け、電気室側と先端側とに配電線を切り離し、両方の絶縁抵抗を測定する。悪い側の中間地点のジョイントボックスの蓋を開け、同様の作業を繰り返す。地絡箇所を特定したら、その部分の配電線を切り離し、これまで切り離した配電線を再結線し、復電する。
このように、復旧作業には、多大な労力と時間を要する。これの解決策として、特許文献1では、複数の負荷が間隔を置いて分岐接続された配電線の各分岐接続点の電源側または下流側に漏れ電流計測用カレントトランス(CT)を設け、この漏れ電流計測用CTにより検出された漏れ電流値を漏れ電流情報として無線送信する端末子局を備え、端末子局より送信された漏れ電流情報は、配電線に沿って移動する保守点検車に搭載された移動親局で受信し、受信した漏れ電流情報により、地絡区間を評定する。上記の方法によって、配電線の切り離しは不要になり、労力を軽減できる。
特開平11−41796号公報
上記の端末子局は、配電線から供給された電力で動作する。しかし、大電流の地絡が発生したとき、地絡継電器が動作すると、端末子局への電源供給が絶たれる。この場合、端末子局は無線通信を行えない。ところで、特定小電力無線用の通信機器では、電源として電池が使用されることがある。そこで、端末子局に電池を用いることにより、上記のような無線通信ができなくなるといった問題は解消される。
しかし、各端末子局は、移動親局からの要求に応じて漏れ電流情報を送信するので、照明灯に地絡が発生していなくても、端末子局は移動親局と通信を行う。このように、地絡の発生の有無にかかわらず、端末子局は動作して、電池の電力消費が増え、電池が早く消耗する。この場合、地絡が発生したときの情報を移動親局に送信できなくなるおそれがある。また、各端末子局から情報を親局に送信する場合、地絡以外の雷サージやノイズなどによって異常電流が発生すると、端末子局が動作して、親局に情報を送信することがある。このように、地絡以外による異常電流が発生するたびに端末子局が動作すると、電池の電力が不要に消費され、電池が消耗する。そのため、必要なときに端末子局が無線通信を行えない事態が起こると、地絡箇所の特定だけでなく、無線通信障害の原因の特定が必要になり、多大な労力を要することになる。
また、トンネル照明設備では、1系統に接続される照明灯が多数になる場合がある。トンネル内において、地絡箇所を特定して、復旧するには、車線規制、規制時間内での高所作業といった多くの問題がある。そのため、確実に地絡箇所を特定して、作業時間の短縮を図らなければならない。
本発明は、上記に鑑み、高速道路やトンネルの各照明灯に設置可能であって、地絡箇所を確実に特定できる低消費電力の地絡電流検出器の提供を目的とする。
本発明の地絡電流検出器は、共通の配電線に接続された複数の照明灯に対してそれぞれ設けられ、配電線に流れる異常電流を検出する検出部と、地絡電流が発生したときに表示を変化させて報知する報知部と、異常電流を監視して、異常電流が地絡電流であるときに報知部に駆動信号を出力する監視部とを備えている。監視部は、異常電流が地絡電流であることを確認すると、駆動信号を出力し、報知部は、監視部からの駆動信号により表示を変化させて、変化後の状態を保持する。
照明灯あるいは照明灯間の配電線に異常電流が流れると、検出部が異常電流を検出する。監視部は、異常電流が地絡電流であるか否かを判断し、地絡電流であると判断すると、駆動信号を出力し、地絡電流でないと判断すると、駆動信号を出力しない。報知部は、駆動信号が入力されたときに、表示状態を変化させるように動作する。一旦変化した表示状態はそのまま保持され、地絡箇所を容易に特定できる。
報知部を動作させるための電池が設けられ、監視部は、検出部が検出した異常電流によって動作し、報知部は、通常表示状態と異常表示状態とに切り替え可能とされ、報知部は、電池の電力を利用して通常表示状態から異常表示状態に切り替え、異常表示状態を保持する。これにより、監視部を動作させるための電源が不要となる。電池は報知部を動作させるためにだけ使用することができる。また、変化後の表示状態が保持されるので、電池の電力を消費せずにすむ。
電池から供給された電力を一時的に蓄え、蓄えた電力を報知部に供給する給電部が設けられ、給電部は、監視部からの駆動信号により電池からの給電を停止させて、電池に代わって報知部に給電して動作させる。電池は給電部を充電するために使用されるが、給電部を通じて電池の電力が報知部に供給される。すなわち、報知部は電池からの電力を間接的に利用することになる。
報知部は、発光を変化させることにより報知し、報知部から発せられた光を照明灯の外部から視認可能にする確認部が設けられる。照明灯の外部から光の変化を確認することができ、地絡が発生した照明灯を容易に特定できる。
表示を変化させた報知部を一定時間後にリセットするリセット部が設けられる。報知部は、地絡電流の発生を報知するために表示を変化させるが、一定時間経過すると、報知部は自動的にリセットされる。手間をかけずに、報知部を元の表示に戻すことができる。
本発明によると、地絡の発生を監視する際の電池の電力を利用した動作を制限することにより、地絡が検出されたことを報知するためにだけ電池の電力を使用することができる。これにより、電池の消耗を低減でき、電池の長寿命化を図れる。しかも、複数の照明灯にそれぞれ地絡電流検出器を低コストで設置することが可能となり、地絡が発生した照明灯において報知し続けることにより、地絡箇所を確実に特定することができる。
本発明の第1実施形態の地絡電流検出器を備えた道路照明灯設備の概略構成図 第1実施形態の地絡電流検出器のブロック図 地絡電流検出器の電気回路図 (a)蓋を外した照明柱内を正面から見た図、(b)地絡電流検出器を備えた照明柱の断面図 遅延時間を設定していない場合の異常電流検出のタイムチャート 地絡が発生したときの異常電流検出のタイムチャート 雷サージによる異常電流検出時のタイムチャート 報知部を構成する表示器の動作特性と表示器を動作させるのに必要な給電部を構成するコンデンサの放電電流の関係を示す図 異常電流検出から報知までのタイムチャート 第2実施形態の地絡電流検出器の電気回路図 (a)外部から表示状態を視認可能な照明柱を正面から見た図、(b)外部から表示状態を視認可能な照明柱の断面図、(c)表示器に接続された光ファイバの他端が接続されたボルトの断面図 第3実施形態の地絡電流検出器を備えた道路照明灯設備の概略構成図 地絡電流検出器の電気回路図 第4実施形態の地絡電流検出器の電気回路図 (a)外部から表示状態を視認可能な照明柱を正面から見た図、(b)外部から表示状態を視認可能な照明柱の断面図 照明灯で地絡が発生したときの各地絡電流検出器の表示状態を示す図 照明灯間の配電線で地絡が発生したときの各地絡電流検出器の表示状態を示す図 (a)外部から表示状態を視認可能な照明柱を正面から見た図、(b)外部から表示状態を視認可能な照明柱の断面図
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の地絡電流検出器は、高速道路に設置された道路照明灯設備に使用され、複数の照明灯にそれぞれ設けられる。照明灯は、設置場所に応じて複数の系統に分けられる。1系統は複数個(N個)の照明灯によって構成され、電気室において系統毎に管理される。図1に示すように、電気室1に高圧トランス2が設けられ、高圧トランス2と照明灯3とが電源用の三相4線式の配電線4および調光用の配電線5によって接続される。電気室1内の配電線4には、サーキットブレーカ6、自動調光装置7のスイッチ8、地絡継電器9が介装される。
複数の照明灯3は、配電線4に対して並列に接続されている。照明灯3は、ランプ10と、安定器11と、接続端子12およびブレーカ13を収納したジョイントボックス14とから構成される。ランプ10は照明柱15の上部に取り付けられ、ジョイントボックス14は照明柱15内に装着される。
配電線4,5が照明柱3内に引き込まれ、端子台に設けられた複数の接続端子12に接続される。電源用の配電線4は、3相の接続端子12にそれぞれ接続され、3相の接続端子12のうちR端子とN端子とが接続される。R端子とN端子との間に、ブレーカ13、安定器11、ランプ10が接続される。また、調光用の配電線5はS端子に接続され、S端子とN端子とが接続される。それぞれの照明灯3でも同様に結線されるが、照明灯3毎にR、S、Tの各端子が振り分けて結線される。
各照明灯3には、発生した地絡を検出するための地絡電流検出器16が設けられる。図2、3に示すように、地絡電流検出器16は、配電線4に流れる異常電流を検出する検出部20と、地絡電流が発生したときに異常を報知する報知部21と、異常電流を監視して、異常電流が地絡電流であるときに報知部21に駆動信号を出力する監視部22と、雷による異常電流の誤検出を防ぐために監視部22への異常電流検出値の入力を制限する制限部23とを備えている。
そして、地絡電流検出器16に、報知部21を動作させるための電源として電池25が設けられる。さらに、地絡電流検出器16は、電池25から供給された電力を一時的に蓄え、蓄えた電力を報知部21に供給する給電部26を備えている。給電部26は、電池25からの給電を停止させて、報知部21に給電する。報知部21は、給電部26からの電力により動作する。すなわち、報知部21は、電池25の電力を利用して動作する。
検出部20を除く各部は、ケース30内に収納され、検出部20はリード線によってケース30に接続されている。図4に示すように、地絡電流検出器16のケース30は、ジョイントボックス14内に設置される。照明柱15に開口31が形成され、開口31に蓋32がボルト33により開閉可能に設けられる。蓋32を開けると、ジョイントボックス14が現れる。
図1に示すように、地絡検出器16は、安定器11と接続端子16とを結ぶ配電線4において異常電流を検出する。検出部20は、カレントトランスとされ、カレントトランスは安定器11の上流側の配電線4をクランプする。地絡電流などの異常電流を検出したときの検出部20の出力電流は、整流回路により整流され、コンデンサ平滑回路により平滑化されて異常電流検出値に変換され、異常電流検出値が監視部22に入力する。
監視部22は、リセットICから構成され、検出部20が異常電流を検出したときに発生する起電力によって動作する。したがって、無電源で異常電流を監視することができる。監視部22は、発生した異常電流が地絡電流であるか地絡電流でないかを確認する。照明灯3における異常電流は、地絡電流以外に雷サージやノイズによっても発生する。そこで、監視部22は、入力された異常電流検出値を基準値に基づいて判別し、基準値を超える検出部20からの異常電流検出値の入力があったとき、駆動信号を出力する。すなわち、入力された異常電流検出値が基準値を超えるとき、監視部22は、地絡電流であると判断して、駆動信号を出力する。異常電流検出値が基準値以下のとき、監視部22は、地絡電流ではないと判断して、駆動信号を出力しない。
制限部23は、ツェナーダイオードから構成され、監視部22の前段に配される。制限部23は、雷サージ電圧を吸収して、監視部22のリセットICを保護するとともに、雷サージによる異常電流に対する誤検出を防ぐために、監視部22への異常電流検出値の入力を制限する。
ここで、地絡電流による異常電流検出値は、ノイズによる異常電流検出値よりも入力電圧が高く、入力時間が長い。また、雷サージによる異常電流検出値は、入力電圧は高いが、入力時間は短い。そこで、基準値として、入力電圧閾値と入力時間に対する遅延時間とが設定される。リセットICの基準電圧を設定することにより、入力電圧閾値が決まる。また、リセットICのコンデンサ接続端子(CT)にコンデンサC4を接続することにより、コンデンサC4の容量に応じて遅延時間が決まる。
照明灯3内の配電線4に流れた異常電流は、検出部20により検出される。検出部20からの出力電流が変換されて生成された異常電流検出値が監視部22に入力する。図5に示すように、異常電流検出値の入力電圧が閾値を超えている場合、通常のリセットICはリセット信号を出力する。しかし、図6に示すように、遅延時間T0が設定されているリセットIC、すなわち監視部22では、入力電圧が閾値を超えている異常電流検出値が入力しても、入力電圧の入力時間が遅延時間より短いとき、リセット信号(駆動信号)は出力されない。入力電圧の入力時間が遅延時間以上のとき、リセット信号(駆動信号)が出力される。したがって、監視部22は、ノイズによる異常電流と地絡電流とを正しく判別することができ、入力された異常電流検出値が基準値を超えるとき、駆動信号を出力する。
また、雷サージ電流のインパルス電流波形として、誘導雷では8/20μs、直撃雷では10/350μsとされている。図7に示すように、検出部20がこのような雷サージによる異常電流を検出すると、異常電流検出値の入力電圧が制限されて、監視部22に入力される。入力電圧は制限部23のツェナー電圧によって決まる定電圧に制限される。入力電圧が基準電圧を超えていても、入力電圧の入力時間は遅延時間より短くなる。ところで、冬季雷では、雷サージ電流のインパルス電流波形が10/1000μsになることがある。このような雷サージの場合、波尾長が長くなるので、入力電圧の入力時間も長くなる。そこで、ツェナー電圧が基準電圧よりも1〜1.5V程度大きい値に設定されると、入力電圧が低くなるので、遅延時間に達する前に入力電圧が入力電圧閾値よりも低くなる。これにより、異常電流検出値は基準値を超えず、雷サージによる異常電流が地絡電流であると誤検出されることを防ぐことができる。
報知部21は、監視部22からの駆動信号により表示状態を変化させて報知し、変化後の表示状態を保持する。報知部21は、表示状態が変化する表示器40と、駆動信号によって表示器40を動作させる報知スイッチ41とから構成される。表示器40として、マグサイン(登録商標)、すなわち瞬時パルス電流によって永久磁石のディスクを反転させて表示する磁気反転表示器40が用いられる。表示器40は、通常表示状態と異常表示状態とに切り替え可能とされ、通常表示状態のときのディスクの色が異常表示状態のときのディスクの色とは異なる。図2に示すように、ジョイントボックス14に、表示器40の表示状態を確認するための窓42が形成されている。照明柱15の蓋32を開けると、窓42を通じて表示状態を外部から視認できる。
表示器40は、ディスクを反転させるためのセットコイル43とリセットコイル44とを有する。セットコイル43に電流が流れると、異常表示状態になり、リセットコイル44に電流が流れると、通常表示状態になる。なお、一旦表示状態が変わると、電流が切れてもその表示状態が保持される。
電池25と表示器40と報知スイッチ41が直列に接続され、電源回路が形成される。報知スイッチ41は、N型MOSFETとされ、通常時はオフしており、電源回路が開放されている。駆動信号をトリガにして、報知スイッチ41はオンし、電源回路を閉じて導通する。
セットコイル43とリセットコイル44が並列に接続され、セットコイル43に第1スイッチ45および報知スイッチ41が接続され、リセットコイル44に第2スイッチ46が接続される。第1、第2スイッチ45、46は、異常表示状態から通常表示状態に切り替えるためのリセットスイッチ47に連動してオンオフする。通常、リセットスイッチ47はオフしており、第1スイッチ45はオン、第2スイッチ46はオフになっている。リセットスイッチ47がオンされると、第1スイッチ45がオフ、第2スイッチ46がオンしてリセットコイル44に通電される。
報知スイッチ41がオンすると、セットコイル43に電流が流れ、表示器40は通常表示状態から異常表示状態に変わる。報知スイッチ41がオフのとき、電源回路は開放されているが、リセットスイッチ47がオンされると、電池25から給電され、リセットコイル44に電流が流れ、表示器40は異常表示状態から通常表示状態に変わる。
給電部26は、電池25からの電力を貯えるコンデンサ50と、電池25からの給電とコンデンサ50からの給電を切り替える切替スイッチ51とから構成される。電池25とコンデンサ50とは表示器40に対して並列に接続される。切替スイッチ51は、P型MOSFETとされ、電池25と表示器40との間であって、電池25とコンデンサ50との間に接続される。切替スイッチ51は、通常時はオンしており、駆動信号をトリガにして、切替スイッチ51はオフする。切替スイッチ51がオンのとき、電池25の電力がコンデンサ50に供給され、コンデンサ50が充電される。切替スイッチ51がオフのとき、電池25から表示器40への電力の供給が遮断され、コンデンサ50からの給電に切り替わる。コンデンサ50からの電力が表示器40に供給される。
コンデンサ50からの給電により、表示器40は動作する。表示器40の動作特性を図8に示す。この特性の曲線よりも上側の領域が動作領域である。コンデンサ50から給電されたときの電流値が動作領域にあれば、表示器40は動作する。コンデンサ50の放電電流値は、電池25の電圧と静電容量に比例する。静電容量は、製品のばらつきと温度による変化、経年変化により小さくなる。これらを考慮した最も小さい電流値が図中のA’となる。そこで、放電電流値Aが最小電流値A’を超えるように、コンデンサ50の静電容量が選定される。これにより、コンデンサ50からの電力供給によって表示器40を安定して動作させることができる。
監視部22は常時、照明灯3の配電線4の異常電流を監視している。図9に示すように、検出部20が異常電流を検出すると、異常電流検出値が監視部22に入力する。監視部22は、異常電流検出値を基準値に基づいてチェックする。例えば、異常電流検出値の入力電圧が入力電圧閾値を超えていても、入力時間が遅延時間、例えば200msを超えていないとき、監視部22は、異常電流ではないと判断して、駆動信号を出力しない。このとき、報知スイッチ41はオフであり、切替スイッチ51はオンのままである。電池25からコンデンサ50に電流が流れ、コンデンサ50は常に充電される。一方、電池25から表示器40には電流が流れず、表示器40は、通常表示状態である。
照明灯3の配電線4に地絡が発生すると、検出部20は地絡電流を検出し、監視部22は、入力された異常電流検出値に基づいて地絡電流か否かを判断する。異常電流検出値の入力電圧が入力電圧閾値を超えるとともに、入力時間が遅延時間を超えていると、監視部22は、地絡電流であると判断して、駆動信号を出力する。報知スイッチ41がオンすると同時に切替スイッチ51がオフする。駆動信号は入力時間に応じた時間だけ出力される。すなわち、入力時間から遅延時間を差し引いた時間だけ駆動信号が出力される。電池25からの電力は表示器40に供給されず、コンデンサ50に貯えられた電荷が放電され、放電電流がセットコイル43に流れる。表示器40のディスクが反転し、通常表示状態から異常表示状態に変わる。
駆動信号が出力されなくなると、報知スイッチ41がオフすると同時に切替スイッチ51がオンする。電池25からコンデンサ50に電流が流れ、コンデンサ50が充電される。表示器40には給電されないので、異常表示状態が保持される。作業者は、各照明灯3の蓋32を開けて、ジョイントボックス14の窓42から表示器40の表示状態を確認する。このように、地絡発生時に表示器40の表示状態が変化すると、その異常表示状態が保持されるので、異常を報知し続けることが可能となり、地絡が発生した照明灯3を確実に特定することができる。リセットスイッチ47がオンされると、表示器40の表示は、異常表示状態から通常表示状態に戻る。
そして、報知部21は表示状態を切り替えるときに電力を消費するが、表示中は電力を消費しないので、電池25の消耗を抑えることができる。これにより、電池25の長寿命化を図ることができ、電池交換の労力を軽減できる。したがって、報知部21を動作させるためだけに電池25を使用すればよく、低消費電力の地絡電流検出器16を実現できる。しかも、ケース30に電池25を内蔵することにより、地絡電流検出器16をコンパクトに構成することができ、それぞれの照明灯3に地絡電流検出器16を容易に設置できる。
(第2実施形態)
第2実施形態の地絡電流検出器16を図10に示す。報知部21は、発光を変化させることにより報知する。報知部21の表示器40がLEDとされ、報知部21は、表示器40を動作させるための報知スイッチ41と、表示器40を点灯させるための駆動部60を備えている。表示器40に電池25からの電力を供給する給電部26は、電源回路を開閉して、表示器40への電池25の電力の供給と停止を切り替える。報知スイッチ41は、電源回路を閉じるように給電部26を動作させる。監視部22からの駆動信号により報知スイッチ41が動作して、報知部21に電池25からの電力が供給される。表示器40は、消灯している通常表示状態から点滅する異常表示状態に発光を変化させて、表示後の状態を保持しながら報知する。なお、その他の構成は、第1実施形態のものと同じである。図中、61は電池電圧の残量をチェックする電池残量確認部である。
報知スイッチ41は、N型MOSFETとされ、給電部26に接続されている。報知スイッチ41は、通常時はオフしており、このとき電源回路が遮断される。駆動信号をトリガにして、報知スイッチ41がオンすると、給電部26が動作する。表示器40に電池25からの電力が供給され、表示器40は動作可能となる。
駆動部60は、抵抗R6、コンデンサC8、NPNトランジスタQ1、PNPトランジスタQ2から形成された発振回路とされる。給電部26が動作して、電源回路が閉じられると、駆動部60に通電され、駆動部60は動作を開始する。駆動部60がオン信号を出力すると、表示器40に電流が流れ、表示器40が点灯する。駆動部60がオン信号を出力していないとき、表示器40には電流が流れず、表示器40は消灯する。駆動部が決まったタイミングでオン信号を出力することにより、表示器40は所定のタイミングで点滅する。これにより、表示器40は、消灯した通常表示状態と点滅する異常表示状態とに切り替わる。点滅のタイミングは、コンデンサC8の静電容量、抵抗R6の抵抗値、NPNトランジスタQ1のベース電圧によって決まる。例えば、点滅のタイミングは、0.01秒オン、0.64秒オフとされる。
給電部26は、電池25からの電力の供給と停止とを切り替える切替スイッチ62を備えている。切替スイッチ62は、電源回路において電池25と表示器40との間に接続される。切替スイッチ62として、ラッチリレーが用いられる。切替スイッチ62が動作状態にあるとき、電源回路が閉じられ、電池25から表示器40に電力が供給される。切替スイッチ62が休止状態にあるとき、電源回路が開き、電池25から表示器40への電力の供給が停止される。通常時、切替スイッチ62は休止状態に保持されている。
切替スイッチ62は、動作状態にするためのセットコイル63と、動作状態から休止状態に復帰させるためのリセットコイル64を有し、報知スイッチ41がセットコイル63に接続される。また、切替スイッチ62を動作状態にするセットスイッチ65と切替スイッチ62を休止状態にするリセットスイッチ66が設けられる。セットスイッチ65が操作されると、セットコイル63に通電され、リセットスイッチ66が操作されると、リセットコイル64に通電される。
照明灯3の配電線4に地絡が発生すると、このときの異常電流を検出した検出部20の出力電流が4倍電圧整流回路によって整流され、平滑回路により平滑化されて異常電流検出値に変換され、異常電流検出値が監視部22に入力する。監視部22は、入力された異常電流検出値に基づいて地絡電流か否かを判断する。監視部22は、地絡電流であると判断すると、駆動信号を出力する。報知スイッチ41がオンして、セットコイル63に通電され、切替スイッチ62は動作状態に切り替わり、駆動部60に電池25からの電力が供給される。報知スイッチ41がオフしても、切替スイッチ62は動作状態を保持する。
駆動部60に通電されると、コンデンサC8が充電され、所定の充電電圧を超えると、各トランジスタQ1,Q2が順にオンして、オン信号が出力される。表示器40に通電され、表示器40が点灯する。このとき、コンデンサC8には電流が流れなくなるので、コンデンサC8が放電すると、各トランジスタQ1,Q2がオフする。オン信号が出力されなくなると、表示器40は消灯する。再びコンデンサC8が充電されて、所定のタイミングでオン信号が出力されることにより、表示器40は所定のタイミングで点灯する。これが繰り返されることにより、表示器40は点滅して、異常表示状態になる。この間、電池25の電力は消費されるが、表示器40の点灯している時間は非常に短いので、電池25の消耗は抑えられる。これにより、表示器40は異常表示状態を長期間にわたって保持することができ、異常を報知し続けることが可能となり、地絡が発生した照明灯3を確実に特定することができる。
ここで、表示器40の表示状態を容易に確認できるように、報知部21から発せられた光を照明灯3の外部から視認可能にする確認部70が設けられる。図11に示すように、確認部70は、報知部21から発せられた光を照明灯3の外部に導いて、表示状態を視認可能にする。照明柱3の蓋32を固定するためのボルトを孔あきボルト71にして、ボルト71と表示器40とが光ファイバ72によってつながれる。光ファイバ72の一端が表示器40に接続され、光ファイバ72は、ジョイントボックス14の内部から外に引き出され、ボルト71の貫通孔73に通される。光ファイバ72の他端にハトメ74が取り付けられ、光ファイバ72の他端がボルト71の貫通孔73に挿入され、ビニルキャップ75が被せられる。ボルト71を回しても光ファイバ72は捩れることがなく、蓋32を開閉できる。ボルト71の貫通孔73に、透光性のあるキャップ76が差し込まれ、水が照明柱3内に入らないようになっている。
表示器40の光は、ボルト71の貫通孔73に差し込まれた光ファイバ72の他端に達し、ボルト71の貫通孔73から光が発せられる。これにより、照明柱3の外部から表示器40が点滅していることを確認することができる。したがって、蓋32を開ける必要がなく、地絡が発生した照明灯3の特定時間を短縮できる。
(第3実施形態)
第3実施形態の地絡電流検出器16を図12、13に示す。この地絡電流検出器16では、第1、第2の検出部20a,20bと、それぞれの検出部20a,20bに対応する2つの監視部22、制限部23、給電部26および報知部21を備えている。
2つの検出部20a,20bにはカレントトランスが用いられ、第1の検出部20aは、照明灯3で発生する地絡電流を検出し、第2の検出部20bは、隣り合う照明灯3を接続する配電線4で発生する地絡を検出する。第1の検出部20aのカレントトランスは、ジョイントボックス14よりも下流側の配電線4、すなわちブレーカ13と安定器11との間の配電線4をクランプする。第2の検出部20bのカレントトランスは、ジョイントボックス14と下流側の照明灯3、すなわち電気室1から遠い側の照明灯3とを接続する配電線4をクランプする。なお、第2の検出部20bは、照明柱15内に配置される。
報知部21の表示器40には、磁気反転表示器が用いられ、各検出部20a,20bに対応して、表示器40がそれぞれ設けられる。各報知部21を動作させるための電源回路がそれぞれ形成される。各電源回路は、1つの電池25を共用し、電池25に対して並列に接続される。2つの検出部20a,20bを除く各部は、ケース30内に収納され、各検出部20a,20bはリード線によってケース30に接続されている。その他の地絡電流検出器16の構成は、第1実施形態のものと同じである。なお、図12中、80は電気室1内の配電線4での地絡電流を検出する地絡電流検出器である。
照明灯3で地絡が発生した場合、第1の検出部20aが地絡電流を検出して、報知部21が動作する。この場合、第1の検出部20aに接続された表示器40の表示が通常表示状態から異常表示状態に変わる。第2の検出部20bに接続された表示器40では、表示は変化しない。照明灯3間の配電線4で地絡が発生した場合、第2の検出部20bが地絡電流を検出して、報知部21が動作する。この場合、第2の検出部20bに接続された表示器40の表示が通常表示状態から異常表示状態に変わる。第1の検出部20aに接続された表示器40では、表示は変化しない。これにより、地絡が発生した箇所を切り分けることができ、復旧作業に要する時間を短縮できる。
(第4実施形態)
第4実施形態の地絡電流検出器16を図14に示す。この地絡電流検出器16では、2つの検出部20a,20bと、それぞれの検出部20a,20bに対応する2つの監視部22、制限部23および給電部26を備えている。そして、2つの検出部20a,20bに対して、1つの報知部21が設けられる。その他の構成は、第2実施形態のものと同じである。
図15に示すように、地絡電流検出器16は、照明灯3の開口31を取り囲むように形成されたリブ81に磁石によって取り付けられる。この地絡電流検出器16の近くに確認部70が設けられる。リブ81に蓋32がボルト71により開閉可能に取り付けられる。上側のボルト71が孔あきボルトとされ、地絡電流検出器16からの光ファイバ72がこのボルト71につながれ、ボルト71の貫通孔73を通じて発光の有無を視認できる。なお、確認部70の構造は、図11(c)に示したものと同じである。これにより、照明灯3の外部から表示器40の状態を確認することができる。
各検出部20a,20bは、照明柱15内に配され、第1の検出部20aのカレントトランスは、ジョイントボックス14と上方にあるランプ10とを接続する配電線4をクランプする。第2の検出部20bのカレントトランスは、ジョイントボックス14から下流側の照明灯3に向けて配線された配電線4をクランプする。
報知部21は、LEDからなる表示器40と、2つの報知スイッチ41および1つの駆動部60とを備えている。2つの検出部20a,20bに対応して報知スイッチ41がそれぞれ設けられ、各報知スイッチ41のオンにより各給電部26がそれぞれ動作して、駆動部60に電池25からの電力が供給される。駆動部60は、マルチバイブレータIC82および遅延回路83を用いた点滅回路84と、表示器40を動作させる、すなわちLEDを点灯させるための駆動スイッチ85を有している。この遅延回路83は、マルチバイブレータIC82へのトリガ入力を遅らせて、マルチバイブレータIC82を発振させるためのものである。そして、マルチバイブレータIC82における第1の検出部20aに接続されたCRの時定数と第2の検出部20bに接続されたCRの時定数とが異なっているので、マルチバイブレータIC82の発振周期が異なる。そのため、各検出部20a,20bの検出時の表示器40の点滅の周期が異なる。例えば、第1の検出部20aの検出時には、遅い点滅とされ、第2の検出部20bの検出時には、速い点滅とされる。
照明灯3で地絡が発生した場合、第1の検出部20aが地絡電流を検出する。そして、監視部22が駆動信号を出力すると、報知スイッチ41がオンして、切替スイッチ62が動作状態に切り替わり、駆動部60に電池25からの電力が供給される。駆動部60では、遅延回路83によって制御されたトリガ信号が定期的にマルチバイブレータIC82に入力され、所定の周期でオン信号が出力される。オン信号に応じて駆動スイッチ85がオンすると、表示器40に通電され、表示器40が所定の周期で点滅する。
ここで、地絡が発生した照明灯3に設けられた第2の検出部20bは地絡電流を検出しない。しかし、この照明灯3よりも上流側の配電線4に、地絡に伴う異常電流が流れる。この照明灯3の上流側にある照明灯3に設けられた地絡電流検出器16の第2の検出部20bは地絡に伴う異常電流を検出する。したがって、図16に示すように、地絡が発生した照明灯3よりも上流側の照明灯3に設けられた地絡電流検出器16において、表示器40が点滅する。ただし、点滅の周期は、地絡が発生した照明灯3の地絡電流検出器16における点滅の周期とは異なる。これにより、地絡が照明灯3内で発生したことを容易に識別できる。
照明灯3間の配電線4で地絡が発生した場合、地絡箇所の上流側にある地絡電流検出器16の第2の検出部20bが地絡電流を検出する。この場合も同様にして、表示器40が所定の周期で点滅する。なお、第1の検出部20aは地絡電流を検出しない。また、地絡箇所の下流側にある地絡電流検出器16は地絡電流を検出しない。したがって、図17に示すように、配電線4の地絡箇所よりも上流側の照明灯3に設けられた地絡電流検出器16において、表示器40が点滅する。これにより、配電線4で発生した地絡箇所を容易に特定できる。
また、地絡電流検出器16は、表示を変化させた報知部21を一定時間後にリセットするリセット部86を備えている。リセット部86は、タイマICを用いたものであって、設定された時間が経過すると、2つの検出部20a,20bに接続された切替スイッチ62毎に設けられたそれぞれのリセットスイッチ87にリセット信号を出力する。
報知スイッチ41がオンして、給電部26が動作し、駆動部60に通電されるとき、リセット部86にも通電される。これをトリガにして、リセット部86におけるタイマがスタートする。設定された時間、例えば8時間経過すると、リセット部86は、リセット信号を出力する。リセット信号により、リセットスイッチ87がオンして、リセットコイル64に通電され、切替スイッチ62が休止状態になる。駆動部60への通電が途切れ、表示器40が消灯する。このように、点灯している表示器40は自動的に消灯され、電池25の消費を抑えることができるとともに、多数の地絡電流検出器16をリセットする手間が省ける。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。例えば、制限部23にバリスタを用いてもよい。また、電池25を太陽電池にして、二次電池を設けてもよい。二次電池は、太陽電池によって充電され、地絡が検出されたときに二次電池から表示器40に給電する。
第1実施形態の地絡電流検出器16において、電池25からの電力を直接報知部21に供給するようにして、通常時には電池25からの電力の供給を遮断し、地絡が検出されたときに電池25から電力を供給するようにしてもよい。
第2、4実施形態の地絡電流検出器16において、地絡が検出されたとき、LEDからなる表示器40を点滅させる代わりに点灯するだけでもよい。あるいは発光の色を変化させてもよい。また、確認部70として、照明柱15の蓋32を透光性を有する材質の蓋にして、表示器40から発せられた光が透過するようにしてもよい。
各実施形態の地絡電流検出器16をトンネル照明設備の照明灯3に設けてもよい。図18に示すように、トンネル90の両側の側壁に照明灯3が設置され、側壁に取り付けられたラック91に配電線4が配される。地絡電流検出器16は、照明灯3毎に設けられ、ラック91に設置される。この地絡電流検出器16では、ケース14に確認窓92が形成され、確認窓92を通して外部から表示器40の状態を視認できる。なお、トンネル90内で地絡が発生したとき、地絡の検出から復旧作業まで時間がかかる場合がある。そのため、表示器40には、表示中に電力を消費しない磁気反転表示器が適している。
3 照明灯
4 配電線
14 ジョイントボックス
15 照明柱
16 地絡電流検出器
20 検出部
21 報知部
22 監視部
23 制限部
25 電池
26 給電部
40 表示器
41 報知スイッチ
50 コンデンサ
51 切替スイッチ
60 駆動部
62 切替スイッチ
70 確認部
84 点滅部
86 リセット部

Claims (5)

  1. 共通の配電線に接続された複数の照明灯に対してそれぞれ設けられる地絡電流検出器であって、配電線に流れる異常電流を検出する検出部と、地絡電流が発生したときに表示を変化させて報知する報知部と、異常電流を監視して、異常電流が地絡電流であるときに報知部に駆動信号を出力する監視部とを備え、監視部は、異常電流が地絡電流であることを確認すると、駆動信号を出力し、報知部は、監視部からの駆動信号により表示を変化させて、変化後の状態を保持することを特徴とする地絡電流検出器。
  2. 報知部を動作させるための電池が設けられ、監視部は、検出部が検出した異常電流によって動作し、報知部は、通常表示状態と異常表示状態とに切り替え可能とされ、報知部は、電池の電力を利用して通常表示状態から異常表示状態に切り替え、異常表示状態を保持することを特徴とする請求項1記載の地絡電流検出器。
  3. 電池から供給された電力を一時的に蓄え、蓄えた電力を報知部に供給する給電部が設けられ、給電部は、監視部からの駆動信号により電池からの給電を停止させて、電池に代わって報知部に給電して動作させることを特徴とする請求項2記載の地絡電流検出器。
  4. 報知部は、発光を変化させることにより報知し、報知部から発せられた光を照明灯の外部から視認可能にする確認部が設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の地絡電流検出器。
  5. 表示を変化させた報知部を一定時間後にリセットするリセット部が設けられたことを特徴とする請求項1または2記載の地絡電流検出器。
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