JP2018048939A - 光ファイバ測定装置、光ファイバ測定方法 - Google Patents

光ファイバ測定装置、光ファイバ測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】測定用ダミーファイバの軸ズレが発生し、未測定の光ファイバが流出するのを防ぐことができる光ファイバ測定装置、光ファイバ測定方法を提供する。【解決手段】複数心の光ファイバ心線OF1〜OF12を並べたテープ心線の被測定用光ファイバOFの伝送特性を測定する測定器と、テープ心線の被測定用光ファイバの心数よりも少ない心数で構成され、測定器に接続されるとともに、被測定用光ファイバの光ファイバ心線に1心毎に突き合わされる測定用ダミーファイバとを備えた光ファイバ測定装置である。被測定用光ファイバのうち、測定対象となる光ファイバ心線群OF5〜OF8の少なくとも隣りに位置する光ファイバ心線OF4,OF9に対してロスを発生させるロス発生機構30を有した。【選択図】図4

Description

本発明は、光ファイバ測定装置、光ファイバ測定方法に関し、詳細には、複数心のテープ心線の被測定用光ファイバの伝送特性を測定する測定器と、テープ心線の被測定用光ファイバの心数よりも少ない心数で構成され、測定器に接続されるとともに、被測定用光ファイバに1心毎に突き合わされる測定用ダミーファイバとを備えた光ファイバ測定装置、光ファイバ測定方法に関する。
光通信で使用される光ケーブルには、多くの光ファイバが収納される。これら光ファイバの伝送特性は、例えばOTDR(Optical Time Domain Reflectmeter)測定器で測定される。OTDR測定器には測定用ダミーファイバが接続されており、測定用ダミーファイバの端部と被測定用光ファイバの端部とを突き合わせ、OTDR測定器が測定光パルスを被測定用光ファイバに向けて出力することにより、被測定用光ファイバの伝送ロスを検出する。
ここで、測定用ダミーファイバと被測定用光ファイバとの突き合わせ位置のずれ(測定用ダミーファイバの軸ズレともいう)が発生した場合、正しい伝送ロスを測定できない場合がある。そのため、例えば、特許文献1には、測定用ダミーファイバの軸ズレが発生した場合に、再測定要と判定する機能を有した光ファイバ測定装置の技術が開示されている。
特開2013−164398号公報
測定用ダミーファイバが1心の場合、同一ファイバを2回測定したことや、1回も測定しなかったことを検知することは、例えば測定用ダミーファイバと被測定用光ファイバとの接続ロスや被測定用光ファイバのロスを解析することにより可能である。しかしながら、近年、光ケーブルの多心化が進んでおり、短時間で測定するために、測定用ダミーファイバを複数本にして測定することがある。この場合、例えば3番心を測定する設定において誤って4番心を測定するような、測定用ダミーファイバの軸ズレが発生しても、測定用ダミーファイバは違う番手の被測定用光ファイバに突き合わされているため、作業者はこの軸ズレの発生を気づかずに測定してしまう場合がある。上記の例で言えば3番心は測定されないことになるが、この3番心がそのまま製品として流通しない工夫が望まれる。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、測定用ダミーファイバの軸ズレが発生し、未測定の光ファイバが流出するのを防ぐことができる光ファイバ測定装置、光ファイバ測定方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る光ファイバ測定装置は、複数心の光ファイバ心線を並べたテープ心線の被測定用光ファイバの伝送特性を測定する測定器と、前記テープ心線の被測定用光ファイバの心数よりも少ない心数で構成され、前記測定器に接続されるとともに、前記被測定用光ファイバの前記光ファイバ心線に1心毎に突き合わされる測定用ダミーファイバとを備えた光ファイバ測定装置であって、前記被測定用光ファイバのうち、測定対象となる光ファイバ心線群の少なくとも隣りに位置する光ファイバ心線に対してロスを発生させるロス発生機構を有した。
本発明の一態様に係る光ファイバ測定方法は、複数心の光ファイバ心線を並べたテープ心線の被測定用光ファイバの伝送特性を測定する測定器と、前記テープ心線の被測定用光ファイバの心数よりも少ない心数で構成され、前記測定器に接続されるとともに、前記被測定用光ファイバの前記光ファイバ心線に1心毎に突き合わされる測定用ダミーファイバとを用いた光ファイバ測定方法であって、前記被測定用光ファイバのうち、測定対象となる光ファイバ心線群の少なくとも隣りに位置する光ファイバ心線に対してロスを発生させるステップと、前記被測定用光ファイバの伝送特性を測定するステップとを含む。
上記によれば、測定用ダミーファイバの軸ズレが発生し、未測定の光ファイバが流出するのを防ぐことができる。
本発明の一実施形態に係る光ファイバ測定装置の構成図である。 図1の測定補助装置の要部拡大図である。 図2のV溝ブロックを説明するための図である。 実施例1のロス発生機構によるロスの発生を説明するための図である。 実施例2のロス発生機構によるロスの発生を説明するための図である。 実施例3のロス発生機構によるロスの発生を説明するための図である。 実施例4のロス発生機構によるロスの発生を説明するための図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本発明の一態様に係る光ファイバ測定装置は、(1)複数心の光ファイバ心線を並べたテープ心線の被測定用光ファイバの伝送特性を測定する測定器と、前記テープ心線の被測定用光ファイバの心数よりも少ない心数で構成され、前記測定器に接続されるとともに、前記被測定用光ファイバの前記光ファイバ心線に1心毎に突き合わされる測定用ダミーファイバとを備えた光ファイバ測定装置であって、前記被測定用光ファイバのうち、測定対象となる光ファイバ心線群の少なくとも隣りに位置する光ファイバ心線に対してロスを発生させるロス発生機構を有する。測定用ダミーファイバが違う番手の光ファイバ心線を測定しても、測定器では、この違う番手の光ファイバ心線に対して発生させたロスを検出することができる。このように、測定用ダミーファイバの軸ズレの発生した場合にはロスが発生し、不良と判定されるため、未測定の光ファイバが流出するのを防ぐことができる。
(2)前記ロス発生機構が、前記測定対象となる光ファイバ心線群の少なくとも隣りに位置する前記光ファイバ心線を押さえつける押圧部である。押圧部による押さえつけによってファイバのロスは大きくなるので、測定用ダミーファイバの軸ズレの発生を認識できる。
(3)前記ロス発生機構が、前記測定対象となる光ファイバ心線群の少なくとも隣りに位置する前記光ファイバ心線を位置ズレさせる心ズレ付与部である。心ズレ付与部による位置ズレによって接続ロスが生じるため、測定用ダミーファイバの軸ズレの発生を認識できる。
本発明の一態様に係る光ファイバ測定方法は、(4)複数心の光ファイバ心線を並べたテープ心線の被測定用光ファイバの伝送特性を測定する測定器と、前記テープ心線の被測定用光ファイバの心数よりも少ない心数で構成され、前記測定器に接続されるとともに、前記被測定用光ファイバの前記光ファイバ心線に1心毎に突き合わされる測定用ダミーファイバとを用いた光ファイバ測定方法であって、前記被測定用光ファイバのうち、測定対象となる光ファイバ心線群の少なくとも隣りに位置する光ファイバ心線に対してロスを発生させるステップと、前記被測定用光ファイバの伝送特性を測定するステップとを含む。測定用ダミーファイバが違う番手の光ファイバ心線を測定しても、測定器では、この違う番手の光ファイバ心線に対して発生させたロスを検出することができる。このように、測定用ダミーファイバの軸ズレの発生した場合にはロスが発生し、不良と判定されるため、未測定の光ファイバが流出するのを防ぐことができる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明の実施形態に係る光ファイバ測定装置、光ファイバ測定方法の具体例を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る光ファイバ測定装置の構成図である。また、図2は、図1の測定補助装置の要部拡大図であり、図3は、図2のV溝ブロックを説明するための図である。
光ファイバ測定装置1は、例えば4台のOTDR測定器11を有している。各OTDR測定器11は、例えば12心の被測定用光ファイバ(以下、被測定ファイバと称する)OFの伝送特性を、例えば4心の測定用ダミーファイバ(入射ファイバともいう)DFを用いて測定する。なお、OTDR測定器11が本発明の測定器に相当する。
被測定ファイバOFは、例えば図2に示すような、12本の光ファイバ心線OF1〜OF12を平行に並べてテープ心線樹脂で一体化したテープ心線である。各光ファイバ心線OF1〜OF12は、いずれもコアとクラッドからなるガラスファイバを中心に有し、その外周が着色層を含む被覆層で覆われている。
測定用ダミーファイバDFは、被測定ファイバOFの心数よりも少ない心数で構成されている。測定用ダミーファイバDFは、例えば図2に示すような、4本のダミーファイバ心線DF1〜DF4を平行に並べてテープ心線樹脂で一体化したテープ心線である。各ダミーファイバ心線DF1〜DF4は、いずれもコアとクラッドからなるガラスファイバを中心に有し、その外周が着色層を含む被覆層で覆われている。
なお、本実施形態では、測定作業の高効率化を図るための一例として、多心のテープ心線を一括測定可能な光ファイバ測定装置について説明する。また、被測定ファイバOFや測定用ダミーファイバDFの心数は一つの例示であり、測定用ダミーファイバDFを例えば単心で構成してもよい。
測定用ダミーファイバDFの一端側がOTDR測定器11に接続され、測定用ダミーファイバDFの他端側は被測定ファイバOFに対向して配置される。
多心を一括測定する場合、被測定ファイバOFの伝送特性を効率よく測定するために、光ファイバ測定装置1は、測定補助装置(Multiple Alignment System、以下、MASと称する)を有する。
OTDR測定器11やMAS12の動作は、制御装置13からの信号に基づいて制御される。制御装置13は、例えば複数個のCPU等からなり、例えばROMに格納されている各種のプログラムやデータをRAMにロードし、このロードしたRAM内のプログラムを実行する。これにより、MAS12を作動するとともに、OTDR測定器11で被測定ファイバOFの伝送特性を測定し、被測定ファイバOFの良否を判定できる。
詳しくは、制御装置13には、伝送特性を測定するためのソフトウェアがインストールされており、制御装置13がOTDR測定器11に制御信号15を送信すると、OTDR測定器11は測定光パルスを被測定ファイバOFに出力する。OTDR測定器11は、被測定ファイバOFの光パワーなどを測定することにより、被測定ファイバOFの損失分布やロス値、欠陥位置等を求めることができる。制御装置13は、OTDR測定器11の測定データ16を受信し、その測定データ16を解析して被測定ファイバOFの良否を判定する。
また、制御装置13がMAS12に制御信号17を送信すると、図2で説明するMAS12の可動ヘッド20が作動し、測定用ダミーファイバDFのダミーファイバ心線DF1〜DF4が、被測定ファイバOFの光ファイバ心線OF1〜OF12のうち今回の測定される4本の光ファイバ心線に接続部Pで突き合わされる。
図2に示すように、MAS12は可動ヘッド20やステージ24を備えている。可動ヘッド20はダミーホルダ21やガイドレール22を有し、ガイドレール22は、被測定ファイバOFの光ファイバ心線OF1〜OF12の配置方向(図示の幅方向)に沿って延びている。ダミーホルダ21は、測定用ダミーファイバDFを保持することができ、また、ガイドレール22に対してスライド自在に支持されている。このため、ダミーホルダ21は、図1で説明した制御装置13からの信号に基づいてガイドレール22に沿って図示の幅方向に移動できる。
また、ダミーホルダ21は、ガイドレール22に対して直交する方向(図示の長手方向)にも移動可能に構成されており、制御装置13からの信号に基づいてダミーファイバDFを被測定ファイバOFに近づける、あるいは被測定ファイバOFから遠ざけることができる。
ステージ24は、ガイドレール22に対向して設置され、被測定テープホルダ23を搭載している。被測定テープホルダ23は被測定ファイバOFを保持することができる。また、ステージ24の前方には、V溝ブロック14が設置されている。
V溝ブロック14は、図3に示すように、例えば12本のV溝V1〜V12を有している。V溝V1〜V12は、いずれも同じ形状であり、図示の長手方向に沿って延び、図示の幅方向に沿って略等間隔に形成されている。また、V溝V1〜V12は略同じ高さに設けられている。
ここで、12心の被測定ファイバOFの伝送特性が、光ファイバ心線OF1〜OF4、光ファイバ心線OF5〜OF8、光ファイバ心線OF9〜OF12の順に測定される場合を想定する。また、今回の測定対象が、中央に位置した光ファイバ心線OF5〜OF8である場合を想定すると、図2で説明したダミーホルダ21は、まずV溝ブロック14から後退し、測定用ダミーファイバDFのダミーファイバ心線DF1〜DF4をV溝V1〜V4から抜く。次に、ダミーホルダ21はV溝V1〜V4の前からV溝V5〜V8の前にスライドする。
続いて、ダミーホルダ21がV溝ブロック14に向けて前進すると、図3に示すように、ダミーファイバ心線DF1がV溝V5〜V8に入る。これにより、ダミーファイバ心線DF1の端部が、V溝V5で被測定ファイバOFの光ファイバ心線OF5の端部に、ダミーファイバ心線DF2の端部が、V溝V6で光ファイバ心線OF6の端部に、ダミーファイバ心線DF3の端部が、V溝V7で光ファイバ心線OF7の端部に、ダミーファイバ心線DF4の端部が、V溝V8で光ファイバ心線OF8の端部にそれぞれ突き合わされる。
図4は、実施例1のロス発生機構によるロスの発生を説明するための図である。なお、図4では、ロス発生機構を明確に示すために、図3で説明したV溝ブロック14やダミーファイバ心線DFの図示を省略している。
本実施形態の光ファイバ測定装置は、例えば板状の押圧部31を有したロス発生機構30を備えている。図3で説明した例のように今回の測定対象が光ファイバ心線OF5〜OF8である場合、押圧部31は、今回の測定対象以外の光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12を押圧している。
より具体的には、図4に示すように、板状の押圧部31を傾斜するように立たせ、押圧部31の角部分で光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12を下方に押さえつけている。
このように、押圧部31の角部分で光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12の長手方向の一箇所を押さえつけて局所的な曲げ力を与えれば、これら光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12にはファイバのロス(マクロベンドロス)が発生する。そして、図1に示したOTDR測定器11が、今回の測定対象である光ファイバ心線OF5〜OF8ではなく、光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12に発生したマクロベンドロスを検出した場合、作業者は測定用ダミーファイバDFの軸ズレの発生を容易に気づくことができ、未測定の光ファイバが流出するのを防ぐことができる。
なお、図4の例では、今回の測定対象となる光ファイバ心線OF5〜OF8以外の総ての光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12を押圧する例を挙げて説明した。しかし、通常は2本以上位置ズレすることは無いので、本発明は、今回の測定対象となる光ファイバ心線OF5〜OF8の光ファイバ群の少なくとも隣りに位置する光ファイバ心線OF4,OF9を押圧するだけでも足りる。
より詳しく軸ズレした場合について説明すると、今回の測定対象が光ファイバ心線OF5〜OF8である場合に、測定用ダミーファイバDFのダミーファイバ心線DF1〜DF4が、今回の測定対象以外の光ファイバ心線OF6〜OF8を含む、光ファイバ心線OF6〜OF9にそれぞれ突き合わされることがある。この原因には、図2で説明したダミーホルダ21のスライド位置のずれや、ダミーファイバ心線の撓み等が考えられる。
この場合、ダミーファイバ心線DF4に接続されたOTDR測定器11では、光ファイバ心線OF8とは違う番手の光ファイバ心線OF9の伝送特性を測定することになるが、その場合、この光ファイバ心線OF9に発生させたロスを検出することになる。よって、作業者は、今回の測定には測定用ダミーファイバDFの軸ズレが発生していることを容易に気づくことができる。この例で言えば光ファイバ心線OF5は測定されないことになるものの、この軸ズレを気づいた場合には今回の測定をやり直せば、この光ファイバ心線OF5がそのまま製品として流出するのを防ぐことができる。
図5は、実施例2のロス発生機構によるロスの発生を説明するための図である。なお、図5でも図3で説明したV溝ブロック14やダミーファイバ心線DFの図示を省略する。
本実施形態のロス発生機構30は、実施例1と同様に、板状の押圧部31を有しているが、板状の押圧部31を横に寝かせ、この押圧部31の平面部分で今回の測定対象以外の光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12を下方に押さえつけている。
このように、押圧部31の平面部分で光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12の複数箇所を押さえつけ、各光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12に広範囲に亘る曲げ力(側圧ともいう)を与えれば、これら光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12にはファイバのロス(マイクロベンドロス)が発生する。よって、図1に示したOTDR測定器11が、光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12に発生させたマイクロベンドロスを検出すれば、作業者は測定用ダミーファイバDFの軸ズレの発生を容易に気づくことができる。
図6は、実施例3のロス発生機構によるロスの発生を説明するための図である。なお、図6でもロス発生機構を明確に示すために、図3で説明したV溝ブロック14やダミーファイバ心線DFの図示を省略している。
本実施形態のロス発生機構30は心ズレ付与部32を有している。心ズレ付与部32は、例えば櫛型に形成され、櫛歯部分を下方に向けてV溝ブロックの上方に配置される。そして、心ズレ付与部32は、今回の測定対象以外の光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12を下方、つまり、V溝の底に向けて押し下げている。なお、図6では、4本の櫛歯部分を一体化した例を示しているが、一体化せずに別々に構成してもよい。
このように、光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12を押し下げて測定用ダミーファイバDFとの位置ズレを生じさせれば、これら光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12には接続ロスが発生する。よって、図1に示したOTDR測定器11が、光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12と測定用ダミーファイバDFとの間に生じた接続ロスを検出した場合、作業者は測定用ダミーファイバDFの軸ズレの発生を容易に気づくことができる。
図7は、実施例4のロス発生機構によるロスの発生を説明するための図である。なお、図7でも図3で説明したV溝ブロック14やダミーファイバ心線DFの図示を省略する。
本実施形態のロス発生機構30は、実施例3と同様に、櫛型の心ズレ付与部32を有しているが、心ズレ付与部32は、櫛歯部分を上方に向けてV溝ブロックの下方に配置される。V溝ブロックには、例えば、櫛歯部分を挿入可能な貫通孔(図示省略)が形成されており、心ズレ付与部32は、今回の測定対象以外の光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12を上方、つまり、V溝の開口に向けて押し上げている。
このように、光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12を押し上げて測定用ダミーファイバDFとの位置ズレを生じさせれば、これら光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12には接続ロスが発生する。よって、図1に示したOTDR測定器11が、光ファイバ心線OF1〜OF4、OF9〜OF12と測定用ダミーファイバDFとの間に生じた接続ロスを検出した場合、作業者は測定用ダミーファイバDFの軸ズレの発生を容易に気づくことができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…光ファイバ測定装置、11…OTDR測定器、12…測定補助装置、13…制御装置、14…V溝ブロック、15,17…制御信号、16…測定データ、20…可動ヘッド、21…ダミーホルダ、22…ガイドレール、23…被測定テープホルダ、24…ステージ、30…ロス発生機構、31…押圧部、32…心ズレ付与部、OF…被測定用光ファイバ、OF1〜OF12…光ファイバ心線、DF…測定用ダミーファイバ、DF1〜DF4…ダミーファイバ心線、P…接続部、V1〜V12…V溝。

Claims (4)

  1. 複数心の光ファイバ心線を並べたテープ心線の被測定用光ファイバの伝送特性を測定する測定器と、前記テープ心線の被測定用光ファイバの心数よりも少ない心数で構成され、前記測定器に接続されるとともに、前記被測定用光ファイバの前記光ファイバ心線に1心毎に突き合わされる測定用ダミーファイバとを備えた光ファイバ測定装置であって、
    前記被測定用光ファイバのうち、測定対象となる光ファイバ心線群の少なくとも隣りに位置する光ファイバ心線に対してロスを発生させるロス発生機構を有した、光ファイバ測定装置。
  2. 前記ロス発生機構が、前記測定対象となる光ファイバ心線群の少なくとも隣りに位置する前記光ファイバ心線を押さえつける押圧部である、請求項1に記載の光ファイバ測定装置。
  3. 前記ロス発生機構が、前記測定対象となる光ファイバ心線群の少なくとも隣りに位置する前記光ファイバ心線を位置ズレさせる心ズレ付与部である、請求項1に記載の光ファイバ測定装置。
  4. 複数心の光ファイバ心線を並べたテープ心線の被測定用光ファイバの伝送特性を測定する測定器と、前記テープ心線の被測定用光ファイバの心数よりも少ない心数で構成され、前記測定器に接続されるとともに、前記被測定用光ファイバの前記光ファイバ心線に1心毎に突き合わされる測定用ダミーファイバとを用いた光ファイバ測定方法であって、
    前記被測定用光ファイバのうち、測定対象となる光ファイバ心線群の少なくとも隣りに位置する光ファイバ心線に対してロスを発生させるステップと、前記被測定用光ファイバの伝送特性を測定するステップとを含む、光ファイバ測定方法。
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