JP2018045513A - 情報処理システム - Google Patents

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Atsushi Kurome
敦史 黒目
俊輔 川並
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俊輔 川並
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Abstract

【課題】不要な情報の取り扱いを抑制することができる情報処理システムを提供することである。
【解決手段】実施形態の情報処理システムは第1装置と第2装置とを持つ。第1装置は、認識部と第1通信部と第1制御部とを持つ。認識部は、観測部により観測された観測情報を解析し対象領域の状況を認識する。第1制御部は、対象領域の状況と複数の第2装置の識別情報とが互いに対応付けられた送信先情報を参照し、認識された対象領域の状況に基づいて、複数の第2装置の中から対象領域の状況に関する認識情報の送信先となる第2装置を選択し、第1通信部に選択した第2装置に対して認識情報を送信させる。第2装置は、第2通信部と第2制御部とを持つ。第2制御部は、第2通信部により受信された認識情報に対応する対象領域の状況を好転させる好転処理を第2装置の制御下で好転処理を実行することができる場合、好転処理を実行させる。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、情報処理システムに関する。
従来、画像を解析し、画像に含まれる物体を認識したり、その物体の状況を認識したりする装置が知られている。この装置は、画像の解析による認識結果を、予め指定された送信先に送信したり、複数の送信先にブロードキャストしたりする場合があった。受信側の装置は、送信側の装置により送信された認識結果に基づいて、所定の処理を実行する。これにより、送信側および受信側の装置を含むシステムにおける目的が達成される。
このようなシステムでは、所定の処理を実行しない受信側の装置にも情報が送信されることで、送信または受信する情報量が膨大となり回線を圧迫してしまったり、受信側の装置が不要な情報を取得することで、処理負荷が増大してしまったりする場合があった。
特開平9−307868号公報
本発明が解決しようとする課題は、不要な情報の取り扱いを抑制することができる情報処理システムを提供することである。
実施形態の情報処理システムは、第1装置と、第2装置とを持つ。第1装置は、認識部と、第1通信部と、第1制御部とを持つ。認識部は、対象領域の状況を観測する観測部により観測された観測情報を解析し、前記対象領域の状況を認識する。第1通信部は、情報を他装置に送信する。第1制御部は、対象領域の状況と複数の第2装置の識別情報とが互いに対応付けられた送信先情報を参照し、前記認識部により認識された前記対象領域の状況に基づいて、複数の第2装置の中から、前記対象領域の状況に関する認識情報の送信先となる第2装置を選択し、前記第1通信部に、前記選択した第2装置に対して前記認識情報を送信させる。第2装置は、第2通信部と、第2制御部とを持つ。第2通信部は、前記第1通信部から前記認識情報を受信する。第2制御部は、前記第2通信部により受信された認識情報に対応する対象領域の状況を好転させる好転処理を第2装置の制御下で実行することができるか否かを判定し、前記好転処理を実行することができる場合、前記好転処理を実行させる。
情報処理システム1の構成を示す図。 第1装置10および第2装置30の機能構成を示す図。 第1装置10により実行される処理の流れを示すフローチャート。 送信先情報24の一例を示す図。 情報処理システム1が適用されたショッピングセンターSCの模式図。 第2装置30により実行される処理の流れを示すフローチャート。 実行情報52の一例を示す図。
以下、実施形態の情報処理システムを、図面を参照して説明する。
図1は、情報処理システム1の構成を示す図である。情報処理システム1は、例えば、第1装置10−1から10−nと、第2装置30−1から30−kとを備える。第1装置10−1から10−nと、第2装置30−1から30−kとは、ネットワークNWを介して、互いに無線通信を行って情報を送信または受信する。ネットワークNWについては、特段の制限はなく、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)、セルラー通信網、インターネット等であってもよいし、上述したような固定網や、基地局を利用せずに、端末装置間を無線通信でリンクさせる自律分散型のネットワーク(アドホックネットワーク)であってもよい。
なお、以下、第1装置10−1から10−nを区別しない場合は、単に「第1装置10」と称し、第2装置30−1から30−kを区別しない場合は、単に「第2装置30」と称する。
また、本実施形態の図1の例では、情報処理システム1の第1装置10は、複数であるものとして表したが、複数である必要はなく、1台でもよい。また、第1装置10および第2装置30は、人が携帯することができる端末装置であってもよいし、据え置き側の装置であってもよい。また、第1装置10および第2装置30は、移動体に設けられてもよい。
また、図示する例では、第1装置10、および第2装置30は、例えば、互いに離間して設けられるものとするが、これに限られず、1つのユニットとして同一箇所に設けられてもよい。また、複数の第1装置10、複数の第2装置30、または第1装置10と第2装置30との組み合わせが、1つのユニットとして同一箇所に設けられてもよい。
図2は、第1装置10および第2装置30の機能構成を示す図である。第1装置10は、例えば、観測部12と、認識部14と、第1制御部16と、第1通信部18と、第1記憶部20とを備える。認識部14と、第1制御部16とのうち一方または双方は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。また、これらの機能のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。第1記憶部20は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SDカード等の不揮発性の記憶媒体と、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶媒体とによって実現される。
観測部12は、観測対象である対象領域の状況を観測する。観測部12は、例えば、カメラである。カメラは、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を備える。カメラは、対象領域の周辺を所定周期で繰り返し撮像し、撮像した画像のデータを認識部14に出力する。撮像した画像のデータは、「観測情報」の一例である。
認識部14は、観測部により観測された観測情報を解析し、対象領域の状況を認識する。例えば、認識部14は、カメラにより撮像された(例えば時系列の)画像を解析し、少なくとも物体の形状を含む物体の特徴を認識する。また、認識部14は、認識した物体の形状と、第1記憶部20に記憶されたテンプレート情報(詳細は図3の説明において述べる。)に基づいて、物体の種類を識別する。また、認識部14は、カメラにより撮像された画像を解析し、例えば、物体の数、物体の大きさ、物体の位置情報、物体の姿勢等を特定する。例えば、認識部14は、物体の特徴とテンプレート情報とに基づいて、物体が人であるか、車であるか、飛行機であるかなどを識別し、識別した物体の大きさ等を認識する。例えば、認識部14は、物体が人物であると識別した場合であれば、人物の身長や、人物が子供または大人であるか、人物の姿勢等を特定する。認識部14により認識、識別、または特定された情報は、「対象領域の状況」の一例である。より具体的な認識部14の処理については後述する。
なお、第1装置10が移動体に設けられる場合、第1装置10は、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機を備え、認識部14は、GNSSによって移動体の位置情報および観測部12の観測方向に基づいて、対象領域の範囲を示す位置情報および物体の位置情報を取得する。
また、観測部12は、電波を対象領域に向けて放射し、対象領域に存在する対象物により反射された反射波を受信するレーダ装置であってもよい。レーダ装置は、所定の間隔で電波を放射する。レーダ装置は、電波を放射してから、反射波を受信するまでの時間や反射波の位相などに関する情報を取得し、取得した情報を認識部14に出力する。また、レーダ装置は、反射波を受信するまでの時間や反射波の位相などに関する情報に基づいて、レーダ装置から物体までの距離を導出してもよい。レーダ装置は、例えば、マイクロ波を放射するレーダである。また、レーダ装置は、ミリ波レーダや、レーザレーダ等の他の種類のレーダ装置であってもよい。また、レーダ装置は、フェーズドアレイレーダのように電子的に指向角を変更可能なものであってもよいし、機械的に水平方向に回転駆動されるものであってもよい。
観測部12がレーダ装置である場合、認識部14は、レーダ装置から取得した情報に基づいて、ISAR(逆合成開口レーダ)画像を生成し、生成したISAR画像に基づいて、対象領域の状況を認識する。
また、観測部12は、カメラおよびレーダ装置を含んでもよい。また、観測部12は、目標物までの距離と、目標物が存在する方向と、目標物を含む画像とを取得する機能を有するものであれがよく、カメラまたはレーダ装置に限定されるものではない。観測部12は、第1装置10と一体ではなく、別体であってもよい。この場合、第2装置30と、観測部12とは、互いに通信可能に接続される。
以下では、観測部12は、カメラであるものとして説明する。
第1制御部16は、対象領域の状況と第2装置30の識別情報とが互いに対応付けられた送信先情報24(詳細は図4で後述)を参照し、認識部14により認識された対象領域の状況に基づいて、複数の第2装置30の中から、対象領域の状況に関する認識情報の送信先となる第2装置30を選択し、第1通信部18に、選択した第2装置30に対して認識情報を送信させる。認識情報とは、対象領域の状況を示す情報(認識部14により認識等された情報)のうち、第2装置30の処理で必要とされる情報であって、例えば、物体の種類を示す情報や、物体の数、物体の大きさ、物体の位置情報等である。また、認識情報には、上記情報に加え、更に観測部12により観測された観測情報(例えばカメラにより撮像された画像)が含まれてもよい。
第1通信部18は、第1制御部16の指示に従って、認識情報を第2装置30に送信する。第1記憶部20には、例えば、テンプレート情報22と、送信先情報24とが格納されている。
第2装置30は、例えば、第2通信部32と、第2制御部34と、実行部36と、インターフェース部40と、第2記憶部50とを備える。なお、インターフェース部40は、第2装置30と一体ではなく、別体であってもよい。この場合、第2装置30と、インターフェース部とは、互いに通信可能に接続される。第2制御部34と、実行部36とのうち一方または双方は、CPU等のプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。第2記憶部50は、例えば、ROM等の不揮発性の記憶媒体と、RAM等の揮発性の記憶媒体とによって実現される。
第2通信部32は、第1装置10の第1通信部18から送信された認識情報を受信する。第2通信部32は、第2制御部34の指示に従って情報を第1通信部18に送信する。
第2制御部34は、第2通信部32により受信された認識情報に対応する対象領域の状況を好転させる好転処理を第2装置30の制御下で実行することができるか否かを判定し、好転処理を実行することができる場合、好転処理を実行させる。第2制御部34は、好転処理を実行することができない場合、第2通信部32に、第1装置10に対して好転処理を実行させることができないことを示す情報を送信させる。
実行部36は、好転処理を実行する。本実施形態における「好転処理の実行」とは、実行部36が、インターフェース部40の表示部42に、その第2装置30を携帯(利用)する人物、またはその第2装置30を扱う(利用する)人物に対して実行させる処理の内容を示す情報を表示させることである。
インターフェース部40は、例えば、表示部42と、入力部44とを備える。表示部42は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)等の表示装置である。また、入力部44は、利用者の操作を受け付けるキーボードやマウス、音声を受け付けるマイク等の入力デバイス等を備える。第2装置30が、タブレット端末装置である場合、インターフェース部40は、表示部42と入力部44とが一体となったタッチパネルであってもよい。
第2記憶部50は、例えば、実行情報52を備える。実行情報52の詳細な内容については後述する。
図3は、第1装置10により実行される処理の流れを示すフローチャートである。まず、認識部14が、観測部12から時系列の画像を取得し(ステップS100)、取得した画像と、テンプレート情報22とに基づいて、取得した画像を解析して、対象領域の状況を認識する(ステップS102)。テンプレート情報22とは、複数種類の対象物、対象物の属性、およびその種類の対象物の姿勢ごとに対応した特徴箇所(例えばエッジなどの特徴点)の分布を示す情報である。対象物とは、人物や、動物、車、飛行機、船等である。対象物の属性とは、対象物が属するグループである。例えば、対象物が人物である場合、属性とは、乳児や、幼児、少年(少女)、大人等である。例えば、対象物が人物である場合、姿勢とは、人物が立っている姿勢や、座っている姿勢、屈んでいる姿勢、寝そべっている姿勢等である。
例えば、認識部14は、取得した画像に対してSobelフィルタ処理などで取得したエッジの分布と、テンプレート情報22に含まれるエッジの分布との類似度を導出し、類似度が所定以上の場合、取得した画像に含まれる対象物は、テンプレート情報22に対応する対象物であると判定すると共に、対象物の種類や、属性、姿勢等を認識する。また、認識部14は、時系列の画像から取得した対象物の位置の変化に基づいて、対象物の移動方向、移動速度を導出してもよい。
例えば、認識部14は、時系列の画像の解析結果と、テンプレート情報22とに基づいて、所定時間の間、幼児が一人で歩き回っている場合は、その幼児は迷子であると認識し、所定時間の間、大人が横たわっている場合は、その大人は要注視対象者であると認識する。
また、テンプレート情報22には、対象領域の状況を特定するための情報が含まれてもよい。対象領域の状況を特定するための情報とは、例えば対象領域に人がたくさん集まっている状況に対応する特徴箇所の分布を示す情報や、車両が連なり渋滞が生じている状況に対応する特徴箇所の分布を示す情報である。この場合、認識部14は、上述した処理と同等の処理を実行することにより、対象領域の状況を特定する。
次に、第1制御部16は、認識情報と、送信先情報24とを照合し(ステップS104)、認識情報の送信先を1以上選択することができたか否かを判定する(ステップS106)。図4は、送信先情報24の一例を示す図である。送信先情報24は、第2装置30の識別情報に対して、その第2装置30が管轄する領域を示す管轄情報と、その第2装置30が実行することができる好転処理に関する情報とが対応付けられた情報の一覧である。図示する例において、好転処理に関する情報とは、例えば、要注視対象者を監視する処理の実行を示す情報、迷子を保護する処理の実行を示す情報、および車両の混雑に対処する処理の実行を示す情報である。
なお、異なる第1装置10の第1記憶部20に記憶される送信先情報24のそれぞれは、同一であってもよいし、異なっていてもよいし、一部が重複していてもよい。
認識情報の送信先を1以上選択することができた場合、第1制御部16が、選択した送信先の第2装置30に対して認識情報を送信する(ステップS108)。認識情報の送信先を1以上選択することができなかった場合、本フローチャートの処理は終了する。認識情報の送信先を選択することができなかった場合とは、例えば、第1制御部16が、認識部14により認識された対象領域の状況と、送信先情報24とを照合した結果、認識部14により認識された対象領域の状況を好転させることができるような好転処理を示す情報が送信先情報24に含まれていない場合である。
次に、第1制御部16は、認識情報を送信してから所定時間以内に、送信先の第2装置30から、好転処理を実行可能である旨の応答を受信したか否かを判定する(ステップS110)。認識情報を送信してから所定時間以内に、送信先の第2装置30から、好転処理を実行可能である旨の応答を受信した場合、第1制御部16は、好転処理が完了したことを認識し(ステップS112)、本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
認識情報を送信してから所定時間以内に、送信先の第2装置30から、好転処理を実行可能である旨の応答を受信していない場合、第1制御部16は、ステップS104の処理に戻る。或いは、認識情報を送信してから所定時間以内に、送信先の第2装置30から、好転処理を実行不可能である旨の応答を受信した場合、第1制御部16は、ステップS104の処理に戻る。これらの場合、第1制御部16は、認識部14により認識された対象領域の状況に基づいて選択可能な第2装置30のうち、好転処理を実行することができないことを示す情報を送信した送信元の第2装置30以外の第2装置30を選択し直して、第1通信部18に、選択し直した第2装置30に対して認識情報を送信させる。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
なお、第1制御部16が、2つ以上の第2装置30を選択し、ステップS108で2つ以上の第2装置30に認識情報を送信した後に、選択した第2装置30のいずれかの第2装置30から、好転処理が実行可能であること旨の応答を受信した場合、好転処理が実行可能であること旨の応答を送信した第2装置30とは異なり、且つ選択した第2装置30に好転処理の実行は必要でない旨の情報を送信してもよい。これにより、複数の第2装置30が、重複して同じ処理を実行することが抑制される。
図5は、情報処理システム1が適用されたショッピングセンターSCの模式図である。例えば、ショッピングセンターSCにおいて、領域が仮想的に4分割され、左上は領域AR1、右上は領域AR2、左下は領域AR3、右下は領域AR4と定義される。なお、領域AR1およびAR2は、ショッピングセンターSCの店内であり、領域AR3およびAR4は、ショッピングセンターSCの駐車場である。
領域AR1からAR4には、この順で、その領域をそれぞれ対象領域とする第1装置10−1から10−4が設けられている。また、ショッピングセンターの警備員H1は、第2装置30−1を携帯し、ショッピングセンターの警備員H2は、第2装置30−2を携帯している。また、ショッピングセンターの案内係H3が定位置としている付近には、案内係H3が利用する第2装置30−3が設けられている。
例えば、第1装置10−4の認識部14は、観測部12により撮像された画像を解析し、テンプレート情報22を参照して、対象領域の状況として、ショッピングセンターSCの駐車場において車両Cによって混雑が生じていると認識したものとする。この場合、第1装置10−4の第1制御部16が、送信先情報24を参照して、駐車場に対応する領域AR4を管轄し、且つ車両Cの混雑に対処する処理を実行することができる第2装置30−2を選択する(図4参照)。そして、第1制御部16が、選択した第2装置30−2に認識情報を送信し、認識情報を送信してから所定時間以内に、送信先の第2装置30から、好転処理を実行可能である旨の応答を受信した場合、好転処理が完了したことを認識する。
上述したように、第1装置10は、送信先情報24を参照し、認識部14により認識された対象領域の状況に基づいて、複数の第2装置30のうちから、認識情報の送信先となる第2装置を選択し、第1通信部18に、選択した第2装置30に対して認識情報を送信させることにより、送信または受信する情報量を低減させて、不要な情報の取り扱いを抑制することができる。
図6は、第2装置30により実行される処理の流れを示すフローチャートである。まず、第2装置30の第2制御部34が、第1装置10から認識情報を受信するまで待機する(ステップS200)。第1装置10から認識情報を受信した場合、第2制御部34は、受信した認識情報と実行情報52とを比較して、好転処理を実行することができるか否かを判定する(ステップS202)。
図7は、実行情報52の一例を示す図である。実行情報52は、第2装置30(または第2装置30の利用者)が実行することができる好転処理の内容と、好転処理を実行することができる管轄領域とが互いに対応付けられた情報である。実行情報52には、管轄領域と好転処理との対応関係ごとに、好転処理が実行可能であることを示す実行可能フラグ、または好転処理が実行不可能であることを示す実行不可能フラグが、第2制御部34により設定されている。なお、異なる第2装置30の第2記憶部50に記憶される実行情報52の好転処理の内容、または管轄領域は、第2装置30ごとに、同一であってもよいし、異なっていてもよいし、一部が重複してしてもよい。すなわち、情報処理システム1における複数の第2装置30は、好転処理として互いに異なる処理を実行可能な二以上の第2装置30を含む。
実行情報52において、第2装置30が実行することができる好転処理、または好転処理を実行することができる管轄領域は、そのときの第2装置30の動作状況によって刻々と変化するため、認識情報を受信したときより前に第1記憶部20に格納された送信先情報24の内容とは異なる場合がある。例えば、第2装置30の表示部42には、既に別の情報が表示されており、実行部36が、好転処理に関する情報を表示部42に表示させること(好転処理の実行)が制限される場合、実行情報52と、第1装置10が有する送信先情報24との内容が異なることとなる。この場合、第2制御部34は、好転処理を実行することができないと判定し、実行できない好転処理に対して、実行不可能フラグを設定する。
また、実行可能フラグ、および実行不可能フラグは、入力部44に対する入力操作によって設定されてもよい。例えば、第2装置30を利用する利用者が、休憩を取得するためにすべての好転処理のレコードに対して、実行不可能フラグを設定することを指示する情報を入力部44に対して入力操作した場合、第2制御部34は、好転処理に対して実行不可能フラグを設定する。
第2制御部34は、実行可能フラグが設定されている場合、実行可能フラグが設定されている好転処理を、実行可能フラグが設定されている管轄領域において、実行できると判定する。第2制御部34は、実行不可能フラグが設定されている場合、実行可能フラグが設定されている好転処理を、実行可能フラグが設定されている管轄領域において、実行できないと判定する。
好転処理を実行することができない場合、第2制御部34は、第2通信部32に、送信元の第1装置10に対して好転処理が実行できない旨を送信させる(ステップS204)。好転処理を実行することができる場合、第2制御部34は、第2通信部32に、送信元の第1装置10に対して好転処理が実行できる旨を送信させる(ステップS206)。そして、第2制御部34は、実行部36に好転処理を実行させる(ステップS208)。
上述した図5の例では、実行部36は、好転処理の実行として、車両の混雑に対処する処理の実行を指示する情報を表示部42に表示させる。この場合、第2制御部34は、図7に示した、すべての好転処理に対応するレコード対し実行不可能フラグを設定する。これにより、第2装置30−2の警備員H2は、管轄領域AR4において、車両の交通を整理して渋滞を解消するように行動する。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
なお、実行部36は、表示部42に好転処理の実行を指示する情報と共に、利用者に実行するか否かを問い合わせる問い合わせ情報を表示させてもよい。これに応じて、利用者により好転処理の実行を行うことを示す実行情報が入力部44に対して入力操作された場合、実行情報を第1装置10に送信してもよい。この場合、図3で説明したステップS110の「好転処理を実行可能である旨の応答」を、「実行情報」と読み替えてもよい。
また、利用者により好転処理が実行され、好転処理が完了した場合、利用者は、好転処理が完了したことを示す情報を入力部44に対して入力してもよい。この場合、第2制御部34は、図7に示した、すべての好転処理に対応するレコードに設定されたフラグを、実行不可能フラグから実行可能フラグに修正する。
また、第2制御部34は、実行不可能フラグを設定する際に実行不可能フラグが実行可能フラグに修正されると推定される時間を対応付けて設定してもよい。例えば、実行部36またはインターフェース部40が所定の処理を実行中であり、好転処理を実行できない場合、実行中の処理が完了するまでの時間を実行不可能フラグに対応付けて設定する。この場合、ステップS202の処理で、第2制御部34は、好転処理を実行するまでの時間が所定時間以内であれば、ステップS206に進む、好転処理を実行するまでの時間が所定時間以内でなければ、ステップS210の処理に進んでもよい。
上述したように、第2装置30の第2制御部が、第2通信部32により受信された認識情報に対応する対象領域の状況を好転させる好転処理を実行部36が実行することができるか否かを判定し、好転処理を実行することができる場合、実行部36に好転処理を実行させる。また、第2制御部34は、好転処理を実行することができない場合、第2装置の第2通信部32に、第1装置10に対して好転処理を実行することができないことを示す情報を送信させる。第1装置10の第1制御部16は、第1通信部18により、好転処理を実行することができないことを示す情報が受信された場合、認識部14により認識された対象領域の状況に基づいて選択可能な第2装置30のうち、好転処理を実行することができないことを示す情報を送信した送信元の第2装置30以外の第2装置30を選択し直して、第1通信部18に、選択し直した第2装置30に対して認識情報を送信させる。
このように、情報処理システム1は、所定の処理が実行することができる第2装置30を選択して、認識情報を送信することで、情報処理システム1における目的を達成する。これにより、送信または受信する情報量を抑制すると共に、第2装置30が不要な情報を取得することで、処理負荷が増大することを抑制できる。この結果、情報処理システム1は、不要な情報の取り扱いを抑制することができる。
なお、本実施形態では、情報処理システム1がショッピングセンターの管理において適用されるものとして説明したが、これに限られずに、防衛に関する分野や、施設のセキュリティに関する分野、農業に関する分野等に同等の処理を適用してもよい。防衛に関する分野に適用する場合、注意を必要とする物体の種類を認識し、物体の種類に応じた処理を行う。農業に関する分野に適用する場合、注意を必要とする物体(鳥獣や害虫など)の種類、或いは水枯れなどを認識し、これらに応じた処理を行う。例えば、情報処理システム1の第2装置30の実行部36が、制御の対象とする装置や、機能等は、適用する分野に応じて適宜変更される。また、第1装置10が有するテンプレート情報22や、送信先情報24、および第2装置30が有する実行情報52も同様に、認識対象や、好転処理の内容に応じて、適宜変更される。
例えば、情報処理システムを施設のセキュリティに関する分野に適用する場合について考える。この場合、施設には、互いに離間して、第1装置10−1から10―nおよび第2装置30−1から30−nが設けられる。第2装置30−1および30−2は、それぞれインターフェース部40に代えて、例えば、光を照射する照射部を備え、実行部36は、照射部に、人物に対して光を照射させる。第2装置30−3は、インターフェース部40に代えて、例えば、音声を出力する音声出力部を備え、実行部36は、音声出力部に、動物に対して音声を出力させる。
例えば、第1装置10は、施設に近づく、または進入しようとする人物を認識した場合、送信先情報24に基づいて、選択した第2装置30−1に、認識した人物に関する認識情報を送信する。この場合、第2装置30−1が、好転処理を実行することができない場合、好転処理ができないことを示す情報を第1装置10に送信する。そして、第1装置10は、好転処理ができないことを示す情報を取得した場合、送信先情報24に基づいて、前回、選択した第2装置30−1とは異なる第2装置30−2に、認識した人物に関する認識情報を送信する。この場合、第2装置30−2が、好転処理を実行することができる場合、好転処理として、照射部に、人物に対して光を照射させる。
例えば、第1装置10は、施設に近づく、または進入しようとする動物を認識した場合、送信先情報24に基づいて、選択した第2装置30−3に、認識した動物に関する認識情報を送信する。この場合、第2装置30−3が、好転処理を実行することができる場合、好転処理として、音声出力部に、動物に対して動物が施設に近づかないような音声を出力させる。
このように、様々な分野において、情報処理システム1は、認識した対象領域の状況に基づいて、好転処理を実行させる第2装置30を適切に選択し、選択した第2装置30に、不要な情報の取り扱いを抑制しつつ、好転処理を実行させることを実現させることができる。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、対象領域の状況を観測する観測部12により観測された観測情報を解析し、前記対象領域の状況を認識する認識部14と、情報を他装置に送信する第1通信部18と、対象領域の状況と複数の第2装置30の識別情報とが互いに対応付けられた送信先情報24を参照し、前記認識部14により認識された前記対象領域の状況に基づいて、複数の第2装置30の中から、前記対象領域の状況に関する認識情報の送信先となる第2装置30を選択し、前記第1通信部18に、前記選択した第2装置30に対して前記認識情報を送信させる第1制御部16と、を有する第1装置10と、前記第1通信部18から前記認識情報を受信する第2通信部32と、前記第2通信部32により受信された認識情報に対応する対象領域の状況を好転させる好転処理を第2装置30の制御下で実行することができるか否かを判定し、前記好転処理を実行することができる場合、前記好転処理を実行させる第2制御部34と、を有する複数の第2装置30と、を持つことにより、不要な情報の取り扱いを抑制することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10−1〜10−n…第1装置、12…観測部、14…認識部、16…第1制御部、18…第1通信部、20…第1記憶部、22…テンプレート情報、24…送信先情報、30−1〜30−k…第2装置、32…第2通信部、34…第2制御部、36…実行部、40…インターフェース部、42…表示部、44…入力部、50…第2記憶部、52…実行情報

Claims (6)

  1. 対象領域の状況を観測する観測部により観測された観測情報を解析し、前記対象領域の状況を認識する認識部と、
    情報を他装置に送信する第1通信部と、
    対象領域の状況と複数の第2装置の識別情報とが互いに対応付けられた送信先情報を参照し、前記認識部により認識された前記対象領域の状況に基づいて、複数の第2装置の中から、前記対象領域の状況に関する認識情報の送信先となる第2装置を選択し、前記第1通信部に、前記選択した第2装置に対して前記認識情報を送信させる第1制御部と、
    を有する第1装置と、
    前記第1通信部から前記認識情報を受信する第2通信部と、
    前記第2通信部により受信された認識情報に対応する対象領域の状況を好転させる好転処理を第2装置の制御下で実行することができるか否かを判定し、前記好転処理を実行することができる場合、前記好転処理を実行させる第2制御部と、
    を有する複数の第2装置と、
    を備えた情報処理システム。
  2. 前記第2制御部は、前記好転処理を実行することができない場合、前記第2通信部に、前記第1装置に対して前記好転処理を実行することができないことを示す情報を送信させる、
    請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記第1制御部は、前記第1通信部により、前記好転処理を実行することができないことを示す情報が受信された場合、前記認識部により認識された前記対象領域の状況に基づいて選択可能な第2装置のうち、前記好転処理を実行することができないことを示す情報を送信した送信元の第2装置以外の第2装置を選択し直して、前記第1通信部に、前記選択し直した第2装置に対して前記認識情報を送信させる、
    請求項2記載の情報処理システム。
  4. 前記認識部は、前記対象領域の状況に基づいて、前記対象領域に含まれる物体を認識し、
    前記認識情報は、前記認識部により認識された物体の種類を示す情報を含み、
    前記第2制御部は、前記第2通信部により受信された認識情報により示される物体の種類に基づいて、前記対応する対象領域の状況を好転させる好転処理を実行することができるか否かを判定する、
    請求項1から3のうちいずれか1項記載の情報処理システム。
  5. 複数の第2装置のそれぞれは、互いに離間して設けられる、
    請求項1から4のうちいずれか1項記載の情報処理システム。
  6. 複数の第2装置は、前記好転処理として互いに異なる処理を実行可能な二以上の第2装置を含む、
    請求項1から5のうちいずれか1項記載の情報処理システム。
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