JP2018042941A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で役物が円滑な動作を行うことを保証しつつ、役物による演出効果を向上できる遊技機を提供すること。【解決手段】上側可動演出部材650において、上側可動ベース655には、第1可動位置と第2可動位置との間で可動する可動アーム662、663と、第2作動位置への作動により可動アーム662、663を第2可動位置に可動させ、第1作動位置への作動により可動アーム662、663を第1可動位置に可動させるギヤ664、665とが設けられ、上側スライドベース657には、上側スライドベース657が第2移動位置に移動するときにギヤ664のリブ664Aに係合して、ギヤ664、665を第2作動位置に移動させる可動スライダ658と、上側スライドベース657が第1移動位置に移動するときに、可動スライダ658と反対方向からリブ664Aに係合してギヤ664、665を第1作動位置に移動させるリブ666とが設けられる。【選択図】図23

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関する。

遊技球を用いて遊技を行う遊技機として、いわゆるパチンコ遊技機が知られている。このパチンコ遊技機としては、画像を表示する表示領域において、液晶表示部域内と液晶表示部域外との間で可動する役物を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。

この役物は、基端部を中心に回転移動可能なアームベースと、アームベース内にアームベースの基端部から先端部に向かう軸方向に沿って移動自在に設けられた第1アーム及び第2アームと、を備えている。この役物の可動態様としては、基端部を中心としたアームベースの回転と、第1アーム及び第2アームの移動とがある。これにより、役物による多彩な演出を実行できる。

特開2013−226196号公報

上述の特許文献1に記載の遊技機にあっては、アームベースを回転させるための構成に加えて、第1アーム及び第2アームを移動させるための構成が必要になり、役物の構成が複雑になる。このため、第1アーム及び第2アームを移動させるための構成によってアームベースの回転が阻害されるおそれがある上に、故障の原因に繋がるおそれもある。

本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、簡素な構成で役物が円滑な動作を行うことを保証しつつ、役物による演出効果を向上できる遊技機を提供することを目的とする。

上記目的を達成するために、本発明に係る遊技機は、待機位置と駆動位置との間で可動する役物(上側可動演出部材650)を有する遊技機(パチンコ遊技機1)であって、前記役物は、ベース本体(上側可動ベース655)と、前記ベース本体に対して第1移動位置と第2移動位置との間で移動可能な移動体(上側スライドベース657)と、前記ベース本体に設けられ、第1可動位置と第2可動位置との間で可動する可動部材(可動アーム662、663)と、前記ベース本体に設けられ、第1作動位置から第2作動位置に作動することにより前記可動部材を前記第1可動位置から第2可動位置に可動させ、前記第2作動位置から前記第1作動位置に移動することにより前記可動部材を前記第2可動位置から前記第1可動位置に可動させる作動部材(ギヤ664、665)と、前記移動体に設けられ、前記移動体が前記ベース本体に対して前記第1移動位置から第2移動位置に移動するときに前記作動部材に係合して、前記作動部材を前記第1作動位置から前記第2作動位置に移動させる第1係合部(可動スライダ658)と、前記移動体に設けられ、前記移動体が前記ベース本体に対して前記第2移動位置から前記第1移動位置に移動するときに、前記第1係合部と反対方向から前記作動部材に係合して前記作動部材を前記第2作動位置から前記第1作動位置に移動させる第2係合部(リブ666)と、を備える。

この構成により、本発明に係る遊技機は、ベース本体が移動体に対して第1移動位置と第2移動位置とに移動するときに、第1係合部と第2係合部が作動部材に係合することで可動部材を第1可動位置と第2可動位置との間で可動させるので、簡素な構成によって可動部材を円滑に動作させることができる。この結果、役物が円滑な動作を行うことを保証しつつ、役物による演出効果を向上できる。

また、本発明の遊技機において、前記作動部材は、ギヤ(664、665)から構成されており、前記可動部材は、前記ギヤに噛合するギヤ部(662A、663A)を有し、前記ギヤは、前記移動体の移動方向に対して前記第1係合部と前記第2係合部との間に設けられており、前記ギヤは、前記第1係合部及び前記第2係合部に係合可能なリブ(664A)を有するのが好ましい。

この構成により、本発明に係る遊技機は、第1係合部及び第2係合部をリブに係合させてギヤを回転させることにより、ギヤ部を介して可動部材を第1可動位置と第2可動位置との間で可動させることができる。これにより、役物をより効果的に簡素な構成とすることができる。

また、可動部材が第1可動位置及び第2可動位置に位置したときに、第1係合部及び第2係合部をリブに係合させることで、ギヤの回転を規制することができる。これにより、第1可動位置と第2可動位置とにおいて可動部材の姿勢を安定させることができ、可動部材の挙動が不安定となることを防止できる。

本発明によれば、簡素な構成で役物が円滑な動作を行うことを保証しつつ、役物による演出効果を向上できる。

本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における外観を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における外観を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における概観を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における遊技盤の概観を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における振分装置の構成部品を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における振分装置に係る振分ドラムの外観を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における振分装置に係る振分ドラムに第1カムロックを取付けた外観を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における振分装置の正面図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における振分装置の動作を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機におけるイルミアレイの概略構成を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機におけるイルミアレイの変形例を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における遊技球の流下経路を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における遊技球の流下経路を示す説明図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機におけるリヤ球通路ユニットの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における下側可動演出部材が待機位置に位置した状態の正面図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における下側可動演出部材を右前方から見た分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における下側可動演出部材を左後方から見た分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における下側可動演出部材が待機位置に位置した状態を示す後面図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における下側可動演出部材が駆動位置に位置した状態の後面図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における下側可動演出部材が遊技盤に対して駆動位置に移動した状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における上側可動演出部材の正面図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における上側可動演出部材を右前方から見た分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における上側可動演出部材を左後方から見た分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における可動スライダがギヤのリブを押圧する状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機におけるベースリブがギヤのリブを押圧する状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における上側可動演出部材が待機位置と駆動位置との間に位置した状態の正面図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における上側可動演出部材が駆動位置に位置した状態の正面図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における上側可動演出部材が駆動位置に位置した状態で可動アームが開いた状態の正面図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における上側可動演出部材が遊技盤に対して駆動位置に移動した状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における固定鍔部材と可動鍔部材の他の態様を示す正面図である。 図25に示した可動アームにおける第2係合部の第1の変形例を示す正面図であり、上側スライドベースが第1移動位置から第2移動位置に向かう状態を示している。 図25に示した可動アームにおける第2係合部の第1の変形例を示す正面図であり、上側スライドベースが第2移動位置に移動した状態を示す図である。 図25に示した可動アームにおける第2係合部の第2の変形例を示す正面図であり、上側スライドベースが第1移動位置から第2移動位置に向かう状態を示している。 図25に示した可動アームにおける第2係合部の第2の変形例を示す正面図であり、上側スライドベースが第2移動位置に移動した状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における右側可動演出部材が待機位置に移動した状態を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における右側可動演出部材を右前方から見た分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における右側可動演出部材を左後方から見た分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における右側可動演出部材が駆動位置に位置した状態を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における左側可動演出部材が待機位置に位置した状態を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における左側可動演出部材を右前方から見た分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における左側可動演出部材を左後方から見た分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における左側可動演出部材が駆動位置に位置した状態を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における右側可動演出部材及び左側可動演出部材が遊技盤に対して駆動位置に移動した状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の振分装置の第1の変形例における振分ドラムを右前方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の振分装置の第1の変形例における振分ドラムを左後方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の振分装置の第1の変形例における第1カムロックが取付けられた振分ドラムを左後方から見た斜視図である。 本発明の第1の実施の形態の振分装置の第1の変形例における振分ドラムの正面図である。 図47に示した振分ドラムを回転方向と逆方向に90°位相をずらした状態を示す正面図である。 本発明の第1の実施の形態の振分装置の第2の変形例における振分ドラムを左後方から見た分解斜視図である。 図49に示した振分ドラムの側面図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における制御回路を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における大当り乱数判定テーブルを示す図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における大当り図柄乱数判定テーブルを示す図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における変動パターン決定テーブルを示す図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における大当り種類決定テーブルを示す図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における演出テーブルを示す図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機における先読み予告演出の遷移図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機の他構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機の変形例において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のパチンコ遊技機の変形例において実行される制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行されるコマンド解析処理を示すフローチャートである。 図82に続くフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行されるポイント付与演出設定処理を示すフローチャートである。 図84に続くフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行される先読み予告演出設定処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行される先読み連続演出設定処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行されるアウト口入球演出処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行されるデモ中潜確報知演出設定処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行されるタッチセンサ演出処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行されるタッチセンサ状態制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行される大当り中演出制御処理を示すフローチャートである。 図92に続くフローチャートである。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において参照される第1の変動演出選択テーブルを示す概念図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において参照される第2の変動演出選択テーブルを示す概念図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において参照されるタッチ後アイテム選択テーブルを示す概念図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において参照されるタッチ前アイテム選択テーブルを示す概念図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において参照される先読み連続演出テーブルを示す概念図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において参照される潜伏確変報知テーブルを示す概念図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において参照される保留連報知演出選択テーブルを示す概念図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行される先読み予告演出設定処理の具体例を示す概念図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行される先読み連続演出設定処理の第1の具体例を示す概念図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行される先読み連続演出設定処理の第2の具体例を示す概念図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において参照される先読み連続演出テーブルの変形例を示す概念図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行される先読み連続演出設定処理の変形例の第1の具体例を示す概念図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行される先読み連続演出設定処理の変形例の第2の具体例を示す概念図である。 図106に続く概念図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行される先読みのキャンセルを説明するための第1の概念図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において実行される先読みのキャンセルを説明するための第2の概念図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において表示される獲得数表示演出の画像の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において表示される他穴入賞の演出の画像の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において表示される獲得数表示演出の画像と他穴入賞の演出の画像との表示例を示す図である。 本発明の第2の実施形態のパチンコ遊技機において表示されるオーバーフロー演出の画像の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態のパチンコ遊技機において実行されるタッチセンサ演出処理を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態のパチンコ遊技機において参照されるタッチ時保留隠蔽画像選択テーブルを示す概念図である。 本発明の第3の実施形態のパチンコ遊技機において参照される潜確報知演出選択テーブルを示す概念図である。 本発明の第4の実施形態のパチンコ遊技機において実行されるポイント付与演出設定処理を示すフローチャートである。 図117に続くフローチャートである。 本発明の第4の実施形態のパチンコ遊技機において実行されるタッチセンサ演出処理を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態のパチンコ遊技機において参照されるタッチ後アイテム選択テーブルを示す概念図である。 本発明の第4の実施形態のパチンコ遊技機において参照されるタッチ時保留隠蔽画像選択テーブルを示す概念図である。 本発明の第5の実施形態のパチンコ遊技機において実行されるRTC演出処理を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施形態のパチンコ遊技機において実行されるタッチセンサ演出処理を示すフローチャートである。

(第1の実施の形態)
[パチンコ遊技機1の構成]
パチンコ遊技機1の概観について図1乃至図4を用いて説明する。図1は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機1の概観を示す斜視図である。また、図2は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機1の概観を示す正面図である。また、図3は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機1の概観を示す分解斜視図である。また、図4は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機1の遊技盤40の正面図である。

パチンコ遊技機1は、図1から図3に示すように、ガラスドア10、発射装置20、ベースドア30、遊技盤40、木枠60、画像を表示する液晶表示装置50、払出ユニット70、基板ユニット80、及びスペーサ90等から構成されている。

ガラスドア10は、ベースドア30に対して開閉自在に軸着されている。また、このガラスドア10の中央には、開口11が形成されており、その開口11には、透過性を有する保護ガラス12が配設されている。この保護ガラス12は、ガラスドア10が閉鎖された状態で遊技盤40の前面に対面するように配設されている。

また、ガラスドア10には、開口11の下方に、皿ユニット13と、スピーカ14(図51参照)と、演出ボタン16と、が設けられている。皿ユニット13は、上皿131と、上皿131の下方に位置された下皿132とを一体化したユニット体である。上皿131及び下皿132には、遊技球の貸し出し、遊技球の払出し(賞球)を行うための払出口が形成されており、所定の払出条件が成立した場合には、遊技球が排出され、特に、上皿131には、後述する遊技領域41(図4参照)に発射させるための遊技球が貯留される。また、スピーカ14(図51参照)は、下皿132の内部に配設されている。また、演出ボタン16は、上皿131の上部に配設されている。

発射装置20は、ベースドア30の右下部に配設される。この発射装置20は、遊技者によって操作可能な発射ハンドル21と、皿ユニット13の右下部に適合するパネル体22と、を備えている。発射ハンドル21は、回動自在であり、パネル体22の表側に設けられる。パネル体22は、ベースドア30に、皿ユニット13及び発射装置20を配設したとき、皿ユニット13の右下部と一体化する。そして、遊技者によって発射ハンドル21が操作されることによりパチンコ遊技を進めることができる。

パネル体22の裏側には遊技球を発射するための発射ソレノイド(図示せず)が設けられている。さらに、発射ハンドル21の周縁部には、タッチセンサ(図示せず)が設けられている。発射ハンドル21の内部には、発射ハンドル21の回動量に応じて抵抗値を変化させ、発射ソレノイド(図示せず)に供給する電力を変化させる発射ボリュームが設けられている。

タッチセンサ(図示せず)が遊技者により触接されたときには、遊技者により発射ハンドル21が握持されたと検知される。発射ハンドル21が遊技者によって握持され、かつ、時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射ボリューム(図示せず)の抵抗値が変化し、この時の抵抗値に対応する電力が発射ソレノイド(図示せず)に供給される。その結果、上皿131に貯留された遊技球が遊技盤40の後述する遊技領域41に順次発射され、遊技が進められる。なお、発射停止ボタン(図示せず)が押下された場合には、発射ハンドル21を握持しかつ回動させた状態であっても遊技球の発射が停止される。

ベースドア30は、木枠60に対して開閉自在に軸着されている。ベースドア30には、保護ガラス12の後方に、スペーサ90を介して遊技盤40が配設されている。スペーサ90は、ベースドア30と遊技盤40との間に介装され、遊技盤40をベースドア30に取り付けるための部材である。また、スペーサ90には、後述するように各種役物等の遊技部材が取り付けられるようになっている。

図4に示すように、遊技盤40は、板形状の樹脂によって形成され、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂など各種の材質で形成されている。遊技盤40は、少なくとも一部が透光性又は導光性を有しており、透光性又は導光性を有する領域の後方は、前方から視認可能であり、透光性又は導光性を有していない領域の後方は、前方から視認困難である。なお、遊技盤40は、板形状の部分(後述する遊技領域41が形成された部分)を、例えば透光性又は導光性を有していない金属、木材等の材質で構成してもよい。この場合、遊技盤40の中央部に形成された開口が、透光性又は導光性を有する領域となる。

また、遊技盤40は、その前面側に、発射された遊技球が転動流下可能な遊技領域41と、遊技領域41の外側の右側下部に配置されたLEDユニット43と、を備えている。

遊技盤40には、遊技領域41を画定する円弧形状のガイドレール411が設けられ、この遊技領域41に複数の遊技釘412が打ちこまれている。また、遊技盤40には、遊技領域41において、中央台板413、第1始動口414a、第2始動口414b、普通電動役物415、球通過検出器416、大入賞口418、一般入賞口419a、419b、419c、419d、通常アウト口420a、第1特別アウト口420b、第2特別アウト口420c、第3特別アウト口420d、振分装置421、シャッタ装置422、流下経路板423、入賞容易機構424、タッチセンサ425、イルミアレイ426等の遊技部材が配設されている。

ガイドレール411は、外レール411aと、その外レール411aの内側に配設された内レール411bとから構成されている。

中央台板413は、樹脂材によって構成された枠形の部材であり、遊技盤40の中央部に形成された開口に配置される。中央台板413は、右レール部413aと、左レール部413bと、通過口413cと、ステージ413dと、右ガイド部413eと、を備えている。右レール部413a及び左レール部413bは、中央台板413の上部に形成され、遊技盤40の盤面に発射された遊技球をガイドする。遊技領域41の最上部位を越えた遊技球は、右レール部413aのガイドによって円弧状の軌道を描きながら、遊技領域41の右側領域に流下する。遊技領域41の最上部位を越えなかった遊技球は、左レール部413bのガイドによって遊技領域41の左側領域に移動する。ここで、液晶表示装置50(図3参照)の表示領域51は、遊技盤40を正面視した場合に、遊技盤40の後方において、中央台板413の枠内に配置される。

また、通過口413cは、中央台板413の左側の所定部位に形成された、遊技球が通過可能な部位である。ステージ413dは、中央台板413の下部に形成され、遊技盤40の開口側に延びている。中央台板413の左側から通過口413cを通過した遊技球は、遊技盤40のステージ413d上を転動し、ステージ413dから遊技盤40の盤面に流下する。右ガイド部413eは、中央台板413の右側に形成され、遊技球の両側部をガイドしながら下方に流下させる一対のガイド板によって形成される。右レール部413aを通過した遊技球は、右ガイド部413eによってガイドされながら遊技領域41における右側領域を流下する。

発射装置20(図1等参照)により発射された遊技球は、ガイドレール411に案内されて、遊技領域41の上部に移動し、遊技釘412や中央台板413等への衝突により、その進行方向を変えながら遊技領域41の下方に向かって流下する。遊技者は、例えば、中央台板413の左側に遊技球を打ち込み、遊技球を中央台板413の左側を流下させる系統(所謂、左打ち)と、発射装置20の発射ハンドル21(図1等参照)を右側に最大に回転させて、中央台板413の右側に遊技球を打ち込み、右レール部413a、右ガイド部413eを通って、遊技球を中央台板413の右側を流下する系統(所謂、右打ち)と、を選択してパチンコ遊技を進めることができる。なお、遊技盤40の遊技領域41に発射された遊技球は、通過口413c以外の箇所から中央台板413の内部に移動することはない。

第1始動口414aは、中央台板413の下方において、遊技領域41の中央より下方に配設されている。ここで、ステージ413dの中央には凹部が形成されており、この凹部の直下に第1始動口414aが配置されている。すなわち、ステージ413d中央の凹部に載った遊技球は、第1始動口414aに入球し易くなる。第1始動口414a内には、入賞領域が設けられている。この入賞領域には、第1始動口入賞球センサ116a(図51参照)が備えられている。

第2始動口414bは、右レール部413aの下流側端部の下方に配設されている。第2始動口414b内には、入賞領域が設けられている。この入賞領域には、第2始動口入賞球センサ116b(図51参照)が備えられている。本実施の形態においては、第1始動口414aへの入賞は左打ちによってのみ、第2始動口414bへの入賞は右打ちによってのみ可能になるように、遊技盤40に各種の遊技部材が配置されている。

普通電動役物415は、第2始動口414bの直上に設けられ、遊技盤40の板面に対して突出、引き込み可能な平板部材415aと、この平板部材415aを駆動させる普通電動役物ソレノイド111(図51参照)と、を備えている。平板部材415aは、右側に傾斜する斜面を有しており、普通電動役物415の平板部材415aが突出した状態の時に、平板部材415aに乗った遊技球は、右方向に移動し、平板部材415aが引き込んだ状態の時に平板部材415aを通過した遊技球は、第2始動口414bに入球し易くなる。

球通過検出器416は、遊技球が一球ずつ通過可能な通過ゲートと、この通過ゲート内に配設された球通過検出センサ115(図51参照)と、を備えている。球通過検出器416は、普通電動役物415の直上に配置され、球通過検出器416の通過ゲートは、右ガイド部413eの下流側端部に対向配置される。すなわち、遊技球を遊技領域41における右側領域に発射した遊技球は、右ガイド部413eと通過して、通過ゲートに向かって流下するため、球通過検出器416を通過し易くなる。

なお、普通電動役物415及び球通過検出器416は、1つのユニットとして構成されている。これにより、遊技盤40への取付け、取外しやメンテナンスにかかる作業が容易になる。

大入賞口418は、遊技領域41の右側の領域において、第2始動口414b及び一般入賞口419dよりも下方に配設されている。大入賞口418内には、入賞領域が設けられており、この入賞領域には、カウントセンサ113(図51参照)が備えられている。

一般入賞口419a、419b、419cは、遊技領域41の左側の領域に配設され、一般入賞口419dは、遊技領域41の右側の領域において、第2始動口414bの下方で大入賞口418よりも上方に配設されている。一般入賞口419a、419b、419cに入球した遊技球は共通の経路を通るようになり、この共通の経路の所定の部位に一般入賞球センサ114a(図51参照)が備えられている。また、一般入賞口419d内にも同様に一般入賞球センサ114b(図51参照)が備えられている。

通常アウト口420aは、遊技領域41の左側の領域における第1始動口414a及び一般入賞口419a、419b、419cの下方に配設されている。第1始動口414a及び一般入賞口419a、419b、419cのいずれにも入球しなかった遊技球は、通常アウト口420aから遊技盤40の裏側に送られ、回収装置によって回収される。このように、通常アウト口420aは、第2領域(遊技領域41の左側領域)を転動する遊技媒体において、遊技価値付与手段(払出装置71)による所定の遊技価値の付与の契機となる領域を通過しない遊技媒体を通過させ、遊技領域の外部に送り出す第2アウト口の一例である。

第1特別アウト口420b及び第2特別アウト口420cは、大入賞口418の両隣にそれぞれ配設されている。特に、第1特別アウト口420bは大入賞口418の左側に配設されており、この第1特別アウト口420b内に第1アウト球検出センサ117a(図51参照)が備えられている。第2特別アウト口420c内には第2アウト球検出センサ117b(図51参照)が備えられている。第3特別アウト口420dは、一般入賞口419dの隣に配設されている。

振分装置421は、第2始動口414bの下方で一般入賞口419dよりも上方に配設され、第2始動口414bに入球しなかった遊技球をそれぞれ左方向(第1経路423b側)又は右方向(第2経路423c側)に案内して、遊技球を振り分ける装置である。振分装置421の詳細については後述するが、例えば、4球連続して遊技球が振分装置421に移動した場合に、3球は右側に、1球は左側に振り分ける機能を備えている。

なお、普通電動役物415及び球通過検出器416を含む1つのユニットに振分装置421を含めてもよい。例えば、図79に示すように、普通電動役物415及び球通過検出器416をベース板430に固定してなるユニット体において、更に、ベース板430に振分装置421を着脱自在に固定してもよい。このように、振分装置421は、第1通過領域形成部材(球通過検出器416)及び第1変位部材(普通電動役物415)を有するユニット体に対して着脱自在であり、このユニット体に装着した状態で遊技盤40に設置される。これにより、遊技盤40への取付けにおける普通電動役物415、球通過検出器416及び振分装置421の位置決めや仮固定等の作業が容易になり、更なる作業の効率化を図ることができる。

シャッタ装置422は、振分装置421の下方に配設されており、遊技盤40の板面に対して突出、引き込み可能なシャッタ部材422aと、このシャッタ部材422aを駆動させる大入賞口ソレノイド112(図51参照)と、を備えている。シャッタ装置422において、シャッタ部材422aは、左側に下り傾斜する斜面を有しており、大入賞口ソレノイド112(図51参照)によってシャッタ部材422aが引き込むことにより、大入賞口418に入球しやすくなり、シャッタ部材422aが突出することにより、大入賞口418に入球し難くなる。

流下経路板423は、樹脂によって構成されており、板面に複数の突条を備えている。これらの突条によって右ガイド部413eの下流側端部から流下する遊技球の経路を規定するものである。流下経路板423は、遊技盤40の遊技領域41における右側下部に配設され、球通過検出器416、普通電動役物415、振分装置421、シャッタ装置422、一般入賞口419d、大入賞口418、第1特別アウト口420b、第2特別アウト口420c及び第3特別アウト口420dに対向する部位に、遊技球が通過可能な孔部が形成されている。球通過検出器416、普通電動役物415、振分装置421、シャッタ装置422は遊技盤40の裏側に固定され、球通過検出器416において遊技球が通過する通過ゲート、振分装置421の一部、突出状態の平板部材415a、突出状態のシャッタ部材422aが、流下経路板423に形成された孔部を介して遊技盤40の盤面上から突出する。

流下経路板423は、複数の突条によって形成された、受入経路423a、受入経路423aから分岐する第1経路423b及び第2経路423c、及び第2経路423cを通過した遊技球を受ける第3経路423dを備えている。

受入経路423aは、右ガイド部413eの下流側端部から流れ出た全ての遊技球が通過する経路であり、この経路内に、球通過検出器416、普通電動役物415及び第2始動口414bが配置される。球通過検出器416に入球しなかった遊技球、及び普通電動役物415の平板部材415aが突出することによって右方に流下させられた遊技球は、第1経路423bと第2経路423cとの分岐位置に移動する。なお、平板部材415aが引き込むことによって下方に流下した遊技球は、第2始動口414bを通過して遊技盤40の裏側に移動して、回収装置に回収される。

振分装置421は、第1経路423bと第2経路423cとの分岐位置に配設されており、振分装置421によって、左側の第1経路423bと右側の第2経路423cとに遊技球が振り分けられる。

第1経路423bは、遊技球を一般入賞口419d及び第3特別アウト口420d側に導く経路であり、第1経路423bを通過した遊技球は、一般入賞口419d及び第3特別アウト口420dのいずれかに入球する場合と、いずれにも入球しない場合とに分けられる。一般入賞口419d及び第3特別アウト口420dを通過した遊技球は、遊技盤40の裏側に移動して、回収装置に回収される。いずれにも入球しない遊技球は、第2経路423cに合流する。合流後の第2経路423cの下端部は、第3経路423dに連絡される。

第3経路423dは、左側に下がる緩やかな斜面を有しており、この斜面上には、複数の遊技球が同時に落下可能な大きさの略矩形の大落下口423eが形成されている。更に、大落下口423eの両隣に、遊技球が1個ずつ落下可能な大きさの小落下口423f、423gが形成されている。小落下口423fは斜面の下側に形成され、小落下口423gは斜面の上側に形成されている。

大落下口423eに落下した遊技球は大入賞口418に、小落下口423fに落下した遊技球は第1特別アウト口420bに、小落下口423gに落下した遊技球は第2特別アウト口420cに、それぞれ案内される。

流下経路板423におけるシャッタ装置422に対向する部位にはスリット状の孔部が形成されており、このスリット状の孔部は大落下口423eの開口上部に形成されている。シャッタ装置422のシャッタ部材422aはこの孔部に遊嵌され、大入賞口ソレノイド112(図51参照)によってスリット状の孔部から突出、引き込むように駆動される。シャッタ部材422aが突出した場合に、大落下口423eは閉鎖状態となり、第3経路423dの斜面とシャッタ部材422aの上面とが面一になる。このため、第3経路423dの斜面を転動する遊技球は、シャッタ部材422aの上面を通過して、第1特別アウト口420bへと移動する。シャッタ部材422aが引き込んだ場合には、大落下口423eは開放状態となり、大入賞口418への遊技球の入球が可能になる。シャッタ部材422aは、大落下口423e及び大入賞口418を開放する開放状態と大落下口423e及び大入賞口418を閉鎖する閉鎖状態とに移行可能な本発明の可変入賞手段を構成する。なお、大入賞口418は、内部に入賞領域を有するので、大入賞口418は、本発明の入賞領域を構成する。

なお、シャッタ装置422のシャッタ部材422aが突出した際に、例えば、シャッタ部材422aに大量の遊技球が載った場合など、シャッタ部材422aの上部からこぼれ落ちる遊技球が発生した場合、その遊技球は、第3経路423dの斜面の上部から小落下口423gを介して第2特別アウト口420cへと移動する。

このように、球通過検出器416は、遊技領域における所定領域に発射された遊技媒体が通過可能な第1通過領域を形成する第1通過領域形成部材として機能し、第2始動口414bは、第1通過領域を通過した遊技媒体が通過可能な第2通過領域として機能し、普通電動役物415は、第1通過領域形成部材とともにユニット化され、かつ、第2通過領域への遊技媒体の通過を容易にする第1位置、及び第2通過領域への遊技媒体の通過を困難にする第2位置のいずれかに変位可能な第1変位部材として機能し、一般入賞口419dが第1経路に振り分けられた遊技媒体が通過可能な第3通過領域として機能し、大入賞口418は、第2経路に振り分けられた遊技媒体が通過可能な第4通過領域として機能し、シャッタ装置422は、第2経路に振り分けられた遊技媒体が転動可能であり、かつ、第4通過領域への遊技媒体の通過を容易にする第3位置、及び第4通過領域への遊技媒体の通過を困難にする第4位置のいずれかに変位可能な第2変位部材の一例に相当し、第1特別アウト口420bは、第4通過領域を通過しない遊技媒体を通過させ、遊技領域の外部に送り出す第1アウト口として機能する。

図4において、入賞容易機構424は、流下経路板423における大落下口423e及びシャッタ部材422aの上部の遊技領域41において、等間隔に並べて形成された複数のリブ424aによって構成される。リブ424aは、細長い円柱を2分割した形状であり、入賞容易機構424を正面視した場合に、上下方向に延びている。このため、シャッタ部材422aが大落下口423eを閉じた状態において、シャッタ部材422aの斜面を通過する遊技球、すなわち、シャッタ部材422aに向かって転動する遊技球は、リブ424aに接触しながら流下する。これにより、遊技球の転動速度は、シャッタ部材422aによる斜面を通過する間に減速される。言い換えれば、シャッタ部材422aに載っている時間が長くなる。このように、入賞容易機構424は、第2変位部材(シャッタ部材422a)が第4位置(大落下口423eを閉じた状態)にある場合に第2変位部材の上部を通過する遊技媒体が、第2変位部材の第4位置から第3位置(大落下口423eを開いた状態)への変位の際に、第4通過領域(大入賞口418)側に移動することを容易にする入賞容易機構として機能する。

シャッタ部材422aの内部の大落下口423eには、等間隔に並べて形成された複数のリブ424bが設けられている。リブ424bは、リブ424aと同様に細長い円柱を2分割した形状を有し、リブ424bを正面視した場合に、上下方向に延びている。

リブ424bは、シャッタ部材422aの外部の遊技領域41からシャッタ部材422aの内部の大落下口423eに誘導された遊技球のうち、カウントセンサ113(図51参照)に検出されていない遊技球、換言すれば、大入賞口418に入賞していない大落下口423e内を通過する遊技球に接触してこの遊技球の転動速度を減速する。

シャッタ部材422aは、上下方向においてリブ424aとリブ424bとの間に設けられており、シャッタ部材422aが閉鎖状態にあるときに、リブ424aによってシャッタ部材422aの外部を転動する遊技球を減速可能であり、シャッタ部材422aが開放又は閉鎖状態(開放直後の閉鎖状態)にあるときに、リブ424bによって大落下口423e内を転動する遊技球を減速可能である。本実施の形態のリブ424aは、本発明の第1減速手段を構成し、リブ424bは、本発明の第2減速手段を構成する。

タッチセンサ425は、非接触式のタッチセンサからなり、遊技領域41の右側の領域における所定部位、例えば入賞容易機構424の上部に配置されている。タッチセンサ425は、遊技者がタッチセンサ425に向かって、保護ガラス12(図3参照)越しに手をかざすかあるいは保護ガラス12に触接した場合に検知信号を出力する。

イルミアレイ426は、詳細については後述するが、潜像が形成された透明な導光板426a(図10参照)と、導光板426aの側方に配置される光源426b(図10参照)とによって構成される。イルミアレイ426は、遊技領域41の右側の領域における所におけるタッチセンサ425の近傍に配設される。そして、光源426b(図10参照)を発光させることによって潜像が可視像化され、導光板426a(図10参照)にイルミネーション表示される。本実施の形態においては、タッチセンサ425が操作可能である旨の情報が表示される。

LEDユニット43には、特別図柄表示装置431、ラウンド数表示装置432、第1特別図柄保留表示装置433a、第2特別図柄保留表示装置433b、普通図柄表示装置434、普通図柄保留表示装置435が配設されている。

特別図柄表示装置431は、7セグメントLEDによって構成され、この7セグメントLEDにより示される特別図柄(識別図柄とも言う)を、所定の変動表示開始条件の成立後、7セグメントLEDの点灯・消灯の繰り返しにより変動表示し、停止表示する。具体的には、特別図柄表示装置431は、第1始動口414a又は第2始動口414bに遊技球が入賞し、この遊技球が第1始動口入賞球センサ116a(図51参照)又は第2始動口入賞球センサ116b(図51参照)により検出されると、特別図柄を変動表示し、所定時間経過後、特別図柄を所定の停止表示態様で停止表示する。

ラウンド数表示装置432は、7セグメントLEDによって構成され、後述する大当り遊技状態におけるラウンドゲームのラウンド数を表示する。

本実施の形態においては、ラウンド数表示装置432の側方に、16個の表示用ランプが配設されている。これらの表示用ランプは、第1特別図柄保留表示装置433a、第2特別図柄保留表示装置433b、普通図柄表示装置434、及び普通図柄保留表示装置435を構成するものである。

第1特別図柄保留表示装置433aは、4つの表示用ランプで構成され、第1始動口414aに入賞したことを契機とする、特別図柄表示装置431における変動表示の実行回数(所謂、「保留個数」、「特別図柄に関する保留個数」)を点灯、消灯又は点滅によって表示する。

第2特別図柄保留表示装置433bは、4つの表示用ランプで構成され、第2始動口414bに入賞したことを契機とする、特別図柄表示装置431における変動表示の実行回数(所謂、「保留個数」、「特別図柄に関する保留個数」)を点灯、消灯又は点滅によって表示する。具体的には、第1特別図柄保留表示装置433a及び第2特別図柄保留表示装置433bは、例えば、特別図柄表示装置431における変動表示の実行回数が1回分保留されている場合には1つの表示用ランプが点灯し、特別図柄表示装置431における変動表示の実行回数が2回分保留されている場合には2つの表示用ランプが点灯する。

普通図柄表示装置434は、2つの表示用ランプで構成されており、これら表示用ランプより示される普通図柄を、所定の変動表示開始条件の成立後、表示用ランプの点灯・消灯を交互に繰り返すにより変動表示し、停止表示する。具体的には、普通図柄表示装置434は、球通過検出器416を遊技球が通過し、この遊技球が球通過検出センサ115(図51参照)により検出されると、普通図柄を変動表示し、所定時間経過後、普通図柄を所定の停止表示態様で停止表示する。

普通図柄保留表示装置435は、4つの表示用ランプで構成され、球通過検出器416を遊技球が通過したことを契機とする、普通図柄表示装置434における変動表示の実行回数(所謂、「保留個数」、「普通図柄に関する保留個数」)を点灯、消灯又は点滅によって表示する。具体的には、普通図柄保留表示装置435は、例えば、普通図柄表示装置434における変動表示の実行回数が1回分保留されている場合には1つの表示用ランプが点灯し、普通図柄表示装置434における変動表示の実行回数が2回分保留されている場合には2つの表示用ランプが点灯する。

図3に戻って、液晶表示装置50は、表示手段の一例であり、遊技盤40の後方(背面側)に配設され、図4に示すように、その表示領域51が遊技盤40の中央より上方に配設されている。表示領域51には、演出用の識別図柄である導出図柄、演出画像、装飾用の装飾画像など、各種の画像が表示される。なお、本実施の形態において、表示手段の一例として、液晶表示装置50を記載したが、本発明はこれに限定されない。表示手段は、プラズマディスプレイや、リアプロジェクションディスプレイや、CRTディスプレイや、ランプ等であってもよい。

払出ユニット70は、後述する払出装置71(図51参照)を備え、図4に示す、第1始動口414a、第2始動口414b、一般入賞口419a〜419d、大入賞口418に遊技球が入賞したときに、それぞれの入賞口の種類に応じて予め設定されている数の遊技球を上皿131又は下皿132に払い出す。

基板ユニット80は、後述する主制御回路100(図51参照)、副制御回路200(図51参照)等が格納され、パチンコ遊技機1を制御する。

[振分装置421の構成]
図5は、振分装置421の構成部品を示す分解斜視図、図6は、振分装置421に係る振分ドラム501の外観を示す斜視図であり、図6(a)は、振分ドラム501を左側から視認した外観、図6(b)は、振分ドラム501を右側から視認した外観を示す。図7は、振分ドラム501に第1カムロック504を取付けた外観を示す斜視図、図8は、振分装置421の正面図であり、図8(a)は、第1カムロック504と第2カムロック505とが係合した状態、図8(b)は、第1カムロック504と第2カムロック505との係合が解除した状態を示す。図9は振分ドラム501の動作を示す説明図である。

振分装置421は、ベース500と、振分ドラム501と、振分軸502と、ブッシュ503と、第1カムロック504と、第2カムロック505と、バネ部材506と、意匠レンズ507と、シール508と、カバー左509と、カバー右510と、を備えている。

ベース500は、半円筒状に形成されたケース部500aと、半円形の平板状に形成されたケース部500aの両側面の縁部から、ケース部500aの外側に側面に対して直角方向に延びる延在部500b、500cと、を備えている。

ケース部500aは、振分ドラム501が収納可能な大きさに形成されている。延在部500bは、振分ドラム501の左側の側面から延在し、延在部500cは、振分ドラム501の右側の側面から延在する。延在部500b、500cには、遊技盤40に固定するためのねじが通される孔部が形成されている。また、延在部500bには、ケース部500aよりも小さい半円筒状に形成された小ケース部500d及び振分軸502の一方の端部が収納される軸受け部500eが形成されている。小ケース部500dは、ケース部500aに連通し、軸受け部500eは小ケース部500dに連通している。延在部500cには、振分軸502の他方の端部が収納される軸受け部500fが形成されている。軸受け部500fはケース部500aに連通している。ケース部500a、小ケース部500d、軸受け部500e及び軸受け部500fは、同一軸線上に配置されている。

振分ドラム501は、図6に示すように、振分軸502(図5参照)が挿入可能な中心孔501eを有する円柱形(鼓形)のドラム本体501aと、ドラム本体501aに形成され、ドラム本体501aの中心軸に沿って延びる4本の溝部501bと、ドラム本体501aの一方の端部から突出する突出部501cと、ドラム本体501aの他方の端部から突出する突出部501dと、を備えている。

4本の溝部501bは、ドラム本体501aに中心軸に対して90度に広がる壁面の間に形成されており、隣り合う溝部501bの間に羽根部501fが形成される。すなわち、振分ドラム501は、ドラム本体501aから径方向に延在する4枚の羽根部501fを備えており、4枚の羽根部501fは、ドラム本体501aの軸方向に向かって正面視した場合に十字型に延びている。羽根部501fにおけるドラム本体501aから延びる最大の長さは、遊技球の直径より小さく設定されている。

突出部501cは、ドラム本体501aの内側に向かって傾斜する円錐台形に形成されている。また、突出部501cには、4本の溝部501bの中の1本の溝部501bに連通する切り欠きが形成されている。

突出部501dは、ドラム本体501aの内側に向かって傾斜する円錐台形に形成されている。突出部501dは、4本の溝部501bの中の他の3本の溝部501bに連通する切り欠きが形成されている。なお、突出部501dの側面には、凹部501kが形成されており、この凹部501kに意匠レンズ507(図5参照)が装着される。

すなわち、振分ドラム501に形成された4本の溝部501bの中の1つの溝部501bは、右側が突出部501dによって閉鎖され、左側が開放されており、他の3組の溝部501bは、左側が突出部501cによって閉鎖され、右側が開放されている。以下の説明において、右側が突出部501dによって閉鎖され、左側が開放されている溝部501bを左受け部501g、左側が突出部501cによって閉鎖され、右側が開放されている3組の溝部501bを右受け部501hと称する。すなわち、左受け部501g及び右受け部501hは、隣り合う羽根部501f間に形成される。

図5に示すように、ブッシュ503は、円板体503aの中心に円筒体503bが形成されてなるフランジ体からなる。円板体503aの内径は、ドラム本体501aにおける突出部501c、501d(図6参照)の付け根部分までの内径よりも小さく設定されている。また、円筒体503bの外径は、円筒体503bが中心孔501e(図6参照)に嵌入可能な大きさであり、内径は、振分軸502が挿入可能な程度に振分軸502よりも若干大きく設定されている。そして、円筒体503bを、中心孔501eに嵌入することにより、ブッシュ503が振分ドラム501の右側に取付けられる。

第1カムロック504は、図5、図7に示すように、中心角が90°の扇形の欠落部504bを有する円板体504aと、円板体504aの中心に立設された円筒体504cと、円板体504aにおける円筒体504cが立設した面に対して反対側の面に形成されたギヤ部504eと、を備えている。

円板体504aの径は、振分ドラム501の左側側面の径よりも若干小さく設定されており、円筒体504cは、中心孔501e(図6参照)に嵌入可能な大きさであり、円筒体504cの内径は、振分軸502が挿入可能な程度に振分軸502よりも若干大きく設定されている。円筒体504cの内側に形成されている孔部504dは、円板体504aの中心を貫通しており、ギヤ部504eは、円板体504aの中心に形成されている孔部504dの周囲を囲むように形成されている。なお、円筒体504cの内径及び外径は、ブッシュ503の円筒体503bの内径及び外径と同じである。

第1カムロック504は、図7に示すように、振分ドラム501の左側から中心孔501eに円筒体504cを嵌入させ、振分ドラム501の左側面に円板体504aを、溝部501bと欠落部504bとが一致するように位置調整をした状態でねじ止めによって固定される。これにより、ギヤ部504eは、振分ドラム501の左側面の中央に配置される。

ギヤ部504eは、所定の半径方向に延びるラインから孔部504dを中心に45°毎に上り斜面と下り斜面が切り替わる波形形状の凹凸からなる。ここで、上り斜面と下り斜面との角度は鈍角であるため、ギヤ部504eにおける凹凸はなだらかに形成されている。

なお、ギヤ部504eは、45°毎に上り斜面と下り斜面が切り替わるため、ギヤ部504eの凸部が4カ所に形成され、これら4カ所の凸部は、振分ドラム501が90°回転する毎にそれぞれ後述する第2カムロック505のギヤ部505d(図5参照)の凹部分と係合する。

図5に示すように、第2カムロック505は、円柱体505aと、円柱体505aの中心軸上に形成された孔部505cと、円柱体505aの一端側の円周面から径方向に延びる一対の延在片505bと、円柱体505aの他端面に形成されたギヤ部505dと、を備えている。

一対の延在片505bは、それぞれ矩形の板状に形成され、付け根部分は円柱体505aの軸方向に沿っており、円柱体505aの中心軸に対して径方向でかつそれぞれ反対方向に延びている。ギヤ部505dは、第1カムロック504のギヤ部504eと同形であり、ギヤ部504eとギヤ部505dとは、互いに歯合させることが可能である。バネ部材506は、第2カムロック505の左側に配置され、第2カムロック505を第1カムロック504側に付勢するコイルばねである。

意匠レンズ507は、突出部501dの凹部501k(図6(b)参照)に装着される装飾部材である。シール508は、突出部501dの凹部501kの内部に配置される平板状の部材である。突出部501dの凹部501kには、シール508が挿入されてから意匠レンズ507が装着される。

カバー左509は、ベース500の延在部500bに固定され、カバー右510は、ベース500の延在部500cに固定される。カバー左509及びカバー右510は、振分軸502がベース500から外れないように保持するための部材である。なお、図8においては、カバー左509及びカバー右510の記載が省略されている。

また、振分装置421を構成する各部材において、振分軸502、バネ部材506及び図示しないねじを除く部材は、透過性を有する部材によって構成されている。

次に、図5及び図8を参照しながら、振分装置421の組立について説明する。まず、予め、振分ドラム501の凹部501kにシール508を挿入し、更に意匠レンズ507を装着しておく。次に、振分軸502に、ブッシュ503を通し、更に、振分ドラム501の中心孔501eに振分軸502を挿入して、中心孔501eにブッシュ503の円筒体503bを嵌入させることにより、振分ドラム501の右側にブッシュ503を装着する。

次に、振分ドラム501の右側から延びる振分軸502に第1カムロック504の円筒体504cを挿入して、中心孔501eに円筒体504cを嵌入させ、更にねじによって、振分ドラム501の右側に第1カムロック504を装着する。この状態において、振分軸502は、振分ドラム501の中心軸上に配設される。次に、第1カムロック504から延びる振分軸502に第2カムロック505を、ギヤ部504eとギヤ部505dとが互いに対向するように挿入し、更に、バネ部材506を挿入する。

このように、振分軸502に対して各部材を挿入した後、ベース500のケース部500aに振分ドラム501を収納し、小ケース部500dに第2カムロック505及びバネ部材506を収納し、軸受け部500eに振分軸502の左側の端部を収納し、軸受け部500fに振分軸502の右側の端部を収納する。この状態で、バネ部材506は若干圧縮されているため、第2カムロック505に対してバネ部材506からの付勢力が作用する。このため、第2カムロック505は、図8(a)に示すように、第1カムロック504側に付勢されてギヤ部504eとギヤ部505dとが互いに歯合した状態で維持される。

そして、カバー左509及びカバー右510を、ベース500の延在部500b、500cにそれぞれ固定する。この際、カバー左509と延在部500bとの間に細長い隙間が形成され、この隙間に、第2カムロック505の延在片505b、505bが配置される。このため、振分軸502を軸とする第2カムロック505の回転が規制され、振分軸502に沿った第2カムロック505のスライド移動は許容される。例えば、第2カムロック505を左方向にスライド移動させることにより、図8(b)に示すように、ギヤ部504eとギヤ部505dとの歯合状態を解除することが可能である。なお、図8(b)に示す状態から第2カムロック505の操作を解除した場合には、自動的にギヤ部504eとギヤ部505dとが歯合した状態に戻る。

以上のように構成された振分装置421は、遊技盤40の裏側に配置され、遊技盤40の右側領域の所定部位に形成された開口部に振分ドラム501を挿入した状態で、ベース500が遊技盤40に固定される。この時、振分軸502は、遊技盤40に沿って水平方向に向けて配置され、振分ドラム501に形成されている4枚の羽根部501fの中の1枚のみが遊技盤40の盤面に対して垂直方向に突出する。

次に、振分装置421の動作について説明する。図9(a)に示すように、突出部501dが右側上方に位置している場合に、左受け部501gが遊技球の受入可能な態様となる。この時、突出部501dの内部に収納されたシール508が意匠レンズ507によって拡大された状態で、遊技者に視認されるため、遊技者は、シール508を視認することが容易に可能になり、左受け部501gが受入可能な態様であるか否かを判別することが可能になる。

左受け部501gが遊技球の受入可能な状態で、上方から遊技球から流下すると、左受け部501gが遊技球を受入れ、遊技球の重さによって振分ドラム501が回転する。その際、遊技球は、突出部501dの斜面によって左寄りに移動する。また、振分ドラム501が回転することによって、第1カムロック504が回転する。このとき、ギヤ部504eの頂部がギヤ部505dの頂部に向かうことに従って、ギヤ部505dがバネ部材506(図5参照)の付勢に抗する方向にスライド移動する。そして、振分ドラム501の回転角度が45°を越えると、ギヤ部504eの頂部がギヤ部505dの頂部を越える。この時点で、第2カムロック505がバネ部材506の付勢によって第1カムロック504側に移動し、ギヤ部504eとギヤ部505dとが歯合する。この動作に連動して、振分ドラム501が回転し、図9(b)に示すように、振分ドラム501が90°回転した状態で一旦保持される。このとき、左受け部501gの遊技球は、振分ドラム501の左側に流下し、第1経路423b(図4参照)を通って、一般入賞口419d(図4参照)及び第3特別アウト口420d(図4参照)側に導かれる。また、突出部501dが右側下方に位置するとともに、右受け部501hが受入可能な態様となる。

更に、上方から遊技球が流下すると、右受け部501hが遊技球を受入れ、遊技球の重さによって振分ドラム501が回転する。その際、遊技球は、突出部501cの斜面によって右寄りに移動する。また、振分ドラム501が回転することによって、上述したように第1カムロック504及び第2カムロック505が動作し、図9(c)に示すように、振分ドラム501が90°回転した状態で一旦保持される。このとき、右受け部501hの遊技球は、振分ドラム501の右側に流下し、第2経路423c及び第3経路423d(図4参照)を通って、大落下口423e(図4参照)側に導かれる。また、突出部501dは遊技盤40の裏側に移動するとともに、2つ目の右受け部501hが受入可能な態様となる。

更に、次の遊技球が上方から振分装置421に流下すると、振分ドラム501が回転して3つ目の右受け部501hが受入可能な態様となり、次の遊技球が上方から振分装置421に流下すると、振分ドラム501が1回転して、図9(a)に示すように、左受け部501gが受入可能な態様となる。

このように、振分装置421は、第2始動口414bに入賞しなかった遊技球を、第1経路423b、第2経路423c、第2経路423c、第2経路423cの順で、4個のうちの1個は第1経路423bに振り分ける。また、左受け部501gが遊技球の受入可能な態様になる時に、突出部501dの内部に収納されたシール508が意匠レンズ507によって拡大された状態で、遊技者に視認可能になるため、遊技者は、シール508を視認することにより、左受け部501gが受入可能な態様であるか否かを判別することが可能になる。これにより、左受け部501gが受入可能な態様であると判別した場合には、1個の遊技球を右打ちすることにより、一般入賞口419dに入賞する可能性があり、仮に、一般入賞口419dに入賞すればわずかでも賞球を得ることができる。また、一般入賞口419dに入賞しなくても、振分ドラム501が回転させて右受け部501hを受入可能な状態にすることが可能になる。その結果、遊技者はパチンコ遊技機1による遊技を未練なく終了することが可能になる。

[イルミアレイ426の概略構成]
図10は、イルミアレイ426の概略構成を示す説明図であり、図10(a)は光源が発光していない状態、図10(b)は光源が発光した状態を示す。イルミアレイ426は、導光板426aと、LEDランプからなる光源426bと、を備えている。導光板426aには、板面に沿った光線を遊技者側に反射する反射面を有する突起が複数形成されており、これら複数の突起によって潜像426cが形成されている。光源426bは、導光板426aの側方に配置され、板面に沿った光線を発射する。光源426bが発光していない場合には、遊技者は、導光板426aを透明な板として認識するようになり、図10(a)に示す潜像426cを視認することができない状態にある。光源426bが発光している場合には、複数の突起が光を遊技者側に反射することにより、図10(b)に示すように潜像426cが可視像化されて遊技者が視認可能になる。

本実施の形態においては、タッチセンサ425の近傍にイルミアレイ426が配置されており、導光板426aには潜像426cとしてタッチセンサ425の操作を促す情報、例えば、図10に示すように、「Touch!!」という文字情報が形成されている。

光源426bは、詳細については後述するが、タッチセンサ425の操作が有効な期間に発光するように制御される。すなわち、潜像426cが可視像化されていることは、タッチセンサ425の操作が有効であることを遊技者に報知していることになる。

なお、図10に示すイルミアレイ426においては、導光板426aとタッチセンサ425とが重なっていないが、一部が重なっていてもよく、図11に示すように導光板426aとタッチセンサ425との全体が重なってもよい。また、互いに異なる表示態様の潜像426cを有する2つのイルミアレイ426を前後方向に並べて配置することにより、イルミアレイ426の表示を切替可能にしてもよい。例えば、タッチセンサ425の操作を操作する前に「Touch!!」という文字情報が表示されるが、タッチセンサ425が操作された後に発光させる光源426bを切り替えて、例えば、「Complete!!」という文字情報を表示させる等、別の表示態様にしてもよい。

なお、文字情報も、漢字、カタカナ、ひらがな等やこれらの組合せを表示させてもよい。また、文字情報に限らず、キャラクタ画像や、人物画像、建造物、乗り物等の画像を表示してもよく、これら画像に限定されるものでもない。

[パチンコ遊技機1における遊技]
次に、パチンコ遊技機1における遊技について説明する。本実施の形態における遊技状態には、シャッタ装置422が有するシャッタ部材422aの突出によって大落下口423eが閉鎖状態であり、大入賞口418に遊技球が受け入れ不可能な通常遊技状態と、シャッタ部材422aの引き込みによって大落下口423eが開放状態であり、大入賞口418に遊技球が受け入れ可能となって遊技者に所定の遊技価値を付与可能な特別遊技状態と、が含まれる。特別遊技状態には、小当り遊技状態と、小当り遊技状態より多くの遊技価値を付与可能な大当り遊技状態と、が含まれる。また、通常遊技状態には、遊技者に有利な遊技状態である第1遊技状態と、第1遊技状態よりも遊技者に不利な遊技状態である第2遊技状態と、が含まれる。本実施の形態において、第2遊技状態は、特別遊技状態に移行する確率が通常の遊技状態(所謂、非確変状態)であり、第1遊技状態は、第2遊技状態に比べ特別遊技状態に移行する確率が高い遊技状態(所謂、確変状態)である。

遊技者は、一般的に通常遊技状態から遊技を開始し、発射装置20により遊技球を遊技盤40の遊技領域41に打ち込む。この打ち込まれた遊技球が第1始動口414a又は第2始動口414bに入賞すると、特別図柄表示装置431の特別図柄及び液晶表示装置50に表示された演出用の識別図柄(導出図柄)が変動表示する。また、特別図柄の変動表示中に第1始動口414a又は第2始動口414bへ遊技球が入球した場合には、変動表示中の特別図柄が停止表示するまで、第1始動口414a又は第2始動口414bへの遊技球の入球に基づく特別図柄の変動表示の実行(開始)が保留される。その後、変動表示していた特別図柄が停止表示した場合には、保留されていた特別図柄の変動表示が開始される。

なお、特別図柄の変動表示の実行が保留される回数には上限が設定されており、本実施の形態においては、第1始動口414a、第2始動口414bへの入球による特別図柄の変動表示の保留数は、それぞれ4回を上限としている。したがって、最大8回の保留が可能になる。

また、その他の(所定の特別図柄の変動表示開始)条件としては、特別図柄が停止表示されているときに特別図柄の始動条件を満たすことである。つまり、所定の特別図柄の変動表示開始条件が成立する毎に特別図柄の変動表示が開始される。

そして、特別図柄表示装置431において停止表示された特別図柄が、特定の停止表示態様の場合には、通常遊技状態から特別遊技状態に移行する。この特定の停止表示態様のうち、大当り遊技状態に移行する停止表示態様が大当りであり、小当り遊技状態に移行する停止表示態様が小当りである。また、大当り又は小当り以外の特別図柄の停止表示態様はハズレ図柄であり、ハズレ図柄が停止表示された場合は、特別遊技状態に移行せずに、通常遊技状態が維持される。以上のように、特別図柄が変動表示された後、停止表示され、その結果によって遊技状態が移行又は維持されるゲームを「特別図柄ゲーム」という。

また、液晶表示装置50の表示領域51には、特別図柄表示装置431において表示される特別図柄と関連する演出画像が表示される。例えば、特別図柄表示装置431の変動表示中においては、特定の場合を除いて、液晶表示装置50の表示領域51において、識別図柄の一例である数字からなる導出図柄が変動表示される。また、特別図柄表示装置431が停止表示し特別図柄が表示されるとともに、液晶表示装置50の表示領域51でも導出図柄が停止表示される。

また、特別図柄表示装置431において、停止表示された特別図柄が特定の停止表示態様の場合には、当りであることを遊技者に把握させる演出画像が液晶表示装置50の表示領域51において表示される。具体的には、特別図柄表示装置431において特別図柄が、例えば、多くの出球が獲得可能な大当りに対応する特定の表示態様で停止表示された場合には、液晶表示装置50の表示領域51において表示される演出用の識別図柄の組合せが特定の表示態様(例えば、複数の図柄列のそれぞれに同一の図柄が全て揃った状態で停止表示される態様)となり、さらに、大当りを示す演出画像が液晶表示装置50の表示領域51において表示される。

そして、特別図柄表示装置431において特別図柄が特定の停止表示態様となって、遊技状態が特別遊技状態に移行された場合、シャッタ部材422aは、盤面から引き込むように駆動される。その結果、大落下口423eは、遊技球を受け入れやすい開放状態となり、大落下口423eが受け入れた遊技球は大入賞口418を通過する。

大入賞口418には、カウントセンサ113(図51参照)を有する領域(図示せず)があり、その領域に遊技球が所定個数(例えば10個)入賞するか、又は、所定時間(例えば、約30秒)が経過するまで大落下口423eが開放状態になるようにシャッタ部材422aが駆動される。そして、開放状態において大入賞口418への所定数の遊技球の入賞又は所定時間の経過のいずれかの条件が成立すると、シャッタ部材422aが駆動し、大落下口423eは、遊技球を受け入れ難い閉鎖状態となる。なお、本実施の形態において、特別遊技状態では、大落下口423eは、シャッタ部材422aの駆動により、閉鎖状態から開放状態への移行が15回繰り返されるが、これに限らず、遊技球を受け入れやすい開放状態を1回、2回等の任意の回数としてもよい。本実施の形態のカウントセンサ113は、本発明の検出手段を構成する。

また、特別図柄表示装置431における特定の停止表示態様が大当りであった場合、遊技状態は、特別遊技状態のうち大当り遊技状態に移行する。そして、大当り遊技状態では、大入賞口418が閉鎖状態から開放状態への移行が15回繰り返される遊技を1回のラウンドとし、このラウンドが繰り返されるラウンドゲームが行われる。このようなラウンドゲームは、"1"ラウンド、"2"ラウンド等のラウンド数として計数される。例えば、ラウンドゲームの1回目を第1ラウンド、2回目を第2ラウンドとも言う。なお、本実施の形態において、大当り遊技状態におけるラウンド数は、10ラウンド又は16ラウンドであるが、これに限らず、ラウンド数は任意の回数とすることができる。

また、特別図柄表示装置431における特定の停止表示態様が小当りであった場合、遊技状態は、特別遊技状態のうち小当り遊技状態に移行する。そして、小当り遊技状態では、大落下口423eが閉鎖状態から開放状態への移行が15回繰り返される遊技が1回のみ行われる。すなわち、小当り遊技状態は、大当り遊技状態のようにラウンドゲームは行われない。そして、大当り遊技状態が終了した場合には、通常遊技状態として、第1遊技状態又は第2遊技状態が制御される場合がある。また、小当り遊技状態が終了した場合には、小当り遊技状態に当選したときの遊技状態よりも有利な遊技状態とはならない。このため、小当り遊技状態に当選したことを契機としては通常遊技状態における遊技状態の移行はなく、例えば、小当り遊技状態に当選したときの遊技状態が第1遊技状態であるときは、小当り遊技状態終了後の遊技状態は第1遊技状態であり、小当り遊技状態に当選したときの遊技状態が第2遊技状態であるときは、小当り遊技状態終了後の遊技状態は第2遊技状態である。また、本実施の形態においては、大当り遊技状態終了後に、特別図柄の変動表示の時間が短くなる時短状態に移行する場合がある。このような特別遊技状態は、遊技者に所定の遊技価値を付与可能な特別遊技状態の一例である。

また、第1始動口414a、第2始動口414b、一般入賞口419a〜419d、大入賞口418に遊技球が入賞したときには、それぞれの入賞口の種類に応じて予め設定されている数の遊技球が、払出ユニット70により上皿131又は下皿132に払い出される。

また、遊技者により、遊技領域41に打ち込まれた遊技球が球通過検出器416を通過すると、普通図柄表示装置434の表示用ランプが変動表示する。また、普通図柄の変動表示中において球通過検出器416を遊技球が通過した場合には、普通図柄保留表示装置435による表示態様を切り換えて、変動表示中の普通図柄が停止表示されるまで、球通過検出器416への遊技球の通過に基づく普通図柄の変動表示の実行(開始)が保留される。その後、変動表示していた普通図柄が停止表示された場合には、保留されていた普通図柄の変動表示が開始される。そして、普通図柄表示装置434において停止表示された普通図柄が、当りを示す態様の場合には、第2始動口414bに設けられた普通電動役物415の平板部材415aが、所定時間だけ引き込んだ状態となる。以上のように、普通図柄が変動表示された後、停止表示され、その結果によって普通電動役物415(図4参照)の開放・閉鎖状態が異なってくるゲームを「普通図柄ゲーム」という。

[賞球数及び遊技球の流下経路]
上述したように、本実施の形態のパチンコ遊技機1によれば、第1始動口414a、第2始動口414b、大入賞口418、一般入賞口419a、419b、419c、419dのいずれかに入球した場合に、払出口から賞球が払い出される。

本実施の形態においては、第1始動口414aへの入賞による賞球は3個、第2始動口414bへの入賞による賞球は1個、一般入賞口419a、419b、419cへの入賞による賞球は10個、一般入賞口419dへの入賞よる賞球は3個、大入賞口418への入賞による賞球は15個に設定されている。

図12は、本実施の形態のパチンコ遊技機1における遊技球の流下経路を示す説明図である。本実施の形態のパチンコ遊技機1によれば、通常は、第1始動口414aに入球するように、遊技者は、発射ハンドル21(図1参照)を回動させて、遊技球を図中a1に示すように遊技領域41の左側領域に発射する(左打ちする)。しかし、大当り遊技状態においては、大入賞口418に向かって遊技球を発射させ、時短状態においては、球通過検出器416に向かって遊技球を発射させる必要がある。このため、大当り遊技状態及び時短状態においては、遊技者は、発射ハンドル21を大きく右に回動させて、遊技球を図中a2に示すように遊技領域41の右側領域に発射する(右打ちする)ことになる。

大当り遊技状態となって、遊技者が遊技球を遊技領域41の右側領域に発射すると、そのほとんどは、球通過検出器416を通過するが、普通電動役物415の平板部材415aが第2始動口414bを閉じた状態となっている場合が多いため、遊技球は振分装置421に向かって移動する。そして、振分装置421を通過した遊技球のうち4個に1個は、一般入賞口419dに入球する可能性がある。仮に、一般入賞口419dに入球した場合には、3個の賞球が獲得できるため、振分装置421を通過した分の3/4の遊技球が遊技者に戻ってくることになる。

また、一般入賞口419d又は第3特別アウト口420dに入球しなかった遊技球は、シャッタ部材422a側に向かう。ラウンドゲーム中は、シャッタ部材422aが引き込まれているため、図13に示すように、遊技球は大落下口423eに落下して大入賞口418に向かう。ラウンドゲームと次のラウンドゲームとのインターバル時間においては、シャッタ部材422aが突出しているため、遊技球はシャッタ部材422a上を通過して第1特別アウト口420bに入球し易くなる。ここで、遊技球はシャッタ部材422a上を通過する際に、入賞容易機構424のリブ424aに衝突することよってシャッタ部材422a上をゆっくり移動するようになる。このため、次のラウンドゲームが開始した時点でシャッタ部材422a上に載っている遊技球の数が、入賞容易機構424のリブ424aが無い場合よりも多くなる。したがって、本実施の形態のパチンコ遊技機1においては、第1特別アウト口420bに入球する遊技球の数が減るとともに、大入賞口418に入球する遊技球が増えることになる。

また、シャッタ部材422aが開放した状態においては、遊技球は、大落下口423eを通過する際にリブ424b(図4参照)に衝突することよって大落下口423eをゆっくり移動する。

このように、本実施の形態のパチンコ遊技機1は、シャッタ部材422aが閉鎖状態にあるときに、リブ424aによってシャッタ部材422aの外部を転動する遊技球を減速可能であり、シャッタ部材422aが開放又は閉鎖状態にあるときに、リブ424b(図4参照)によってシャッタ部材422aの内部の大落下口423eを転動する遊技球を減速可能である。

これにより、カウントセンサ113によって遊技球(シャッタ部材422aを閉鎖する条件が成立する所定個数目の遊技球:例えば10個目の遊技球)が検出される前に(大入賞口418に遊技球が入賞する前に)、大落下口423eにより多くの遊技球を入賞させることができる。このため、遊技球を多く払い出すことができ、遊技者により多くの利益を与えることができる。

ここで、本実施の形態のパチンコ遊技機1は、大入賞口、大落下口及びシャッタ部材(以下、これらを「アタッカ」と称する)を1つだけ有するが、アタッカを複数有し、所定のアタッカの大落下口にはリブ424bを設け、他のアタッカの大落下口にはリブ424bを設けない構成としてもよい。この場合において、リブ424bが設けられていない他のアタッカの大入賞口内残留球監視時間(大入賞口内残留球監視時間については後述する)よりも、リブが設けられている所定のアタッカの大入賞口内残留球監視時間を長くするのが好ましい。これによれば、所定のアタッカの大落下口内で減速された多くの遊技球をカウントセンサによって検出することができるため、遊技球を多く払い出すことができ、遊技者により多くの利益を与えることができる。

また、リブ424bを有する大落下口423eの内部にV入賞領域を設け、リブ424bよりも上流側でV入賞領域に遊技球が入賞するようにしてもよい。この場合、V入賞領域に入賞させるための遊技球は減速されずに速やかにV入賞領域に入賞させることができる一方で、より多くの遊技球を大入賞口418に入賞させることができる。

ここで、V入賞領域とは、例えば大当り遊技状態において、遊技球の入賞が成功すると、大当り遊技状態の終了後に、確変遊技状態等の遊技者にとって有利な遊技状態に移行する入賞領域である。一方、V入賞領域への遊技球の入賞が成功しない場合には、非確変遊技状態、又は非確変遊技状態かつ非時短遊技状態、又は非確変遊技状態かつ時短遊技状態である通常遊技状態に移行する。なお、非確変遊技状態かつ非時短遊技状態を通常遊技状態と呼称し、非確変遊技状態かつ時短遊技状態を時短遊技状態と呼称してもよい。なお、小当たりのときにV入賞領域に入賞した場合に、大当り遊技状態に移行するようにしてもよい。

なお、本実施の形態のパチンコ遊技機1によれば、大当り遊技状態において、第1特別アウト口420b及び第3特別アウト口420dに入球する遊技球が存在し、しかも、4個の遊技球の発射に対して一般入賞口419dに入球した場合の賞球が3個であるため、遊技者の持ち玉の増加数は、仮に、大当り遊技状態において、遊技領域41に発射した全ての遊技球が大入賞口418に入賞した場合における増加数、すなわち、大入賞口418への入賞による賞球の2400個(16R×15個賞球×10個入賞)から、発射した遊技球数160個(16R×10個)差し引いた2240個より少なくなる。

また、時短状態において、遊技者が遊技球を遊技領域41の右側領域に発射すると(右打ちする)、本実施の形態のパチンコ遊技機1によれば、発射した全て遊技球が球通過検出器416を通過する配置となっている。更に、普通図柄ゲームの当り確率が高いために、普通電動役物415の平板部材415aが頻繁に動作するようになり、第2始動口414bへの入球が多くなる。このため、特別図柄ゲームの進行が早くなる。また、第2始動口414bに入球した場合には、1個の賞球が獲得できるため、第2始動口414bに入球した分の遊技球が戻ってくることになる。また、大当り遊技状態と同様に、振分装置421を通過した遊技球のうち4個に1個は、一般入賞口419dに入球する。したがって、本実施の形態のパチンコ遊技機1においては、時短状態における持ち玉の消費を抑えることが可能になり、例えば、上皿131に遊技球が残っている間に時短状態における特別図柄ゲームを進行させること可能になる。また、本実施の形態のパチンコ遊技機1においては、右打ちした全て遊技球が球通過検出器416を通過するため、通常遊技状態のように右打ちする必要が無い時に右打ちした場合、1球目の遊技球から右打ちされていること検知することが可能になる。これにより、「左打ちに戻してください」と行った音声や画像による報知を速やかに行うことが可能になる。

なお、時短状態において、振分装置421が遊技球を一般入賞口419d側に振り分ける状態となっているか否かは、振分装置421のシール508(図5参照)の位置を確認することによって容易に判別できる。例えば、遊技者は、時短状態が終了した時点で遊技を終了するため、遊技球の発射を止めたとする。この時、シール508の位置を確認して、振分装置421が遊技球を一般入賞口419d側に振り分ける状態となっていると判別した場合、1個だけ右打ちすることにより、3個の賞球を獲得できるか否かの興趣を得ることが可能になる。これにより、同じパチンコ遊技機1で遊技を始めようとする次の遊技者に対して、有利な状態を残すことなく、遊技を終了することができる。

なお、3個の賞球が重要となる場合がある。例えば、持ち玉が2499個であり、欲しい景品が2500個で引き替えられる場合、あるいは持ち玉が1個の状態で所謂激アツリーチがかかり、大当りに備えて少しでも遊技球を確保しておきたい場合等において、シール508の位置を確認することによって容易に持ち玉を増やすことが可能になる。

また、小当り遊技状態においては、上述したように、振分装置421を通過した分の遊技球が遊技者に戻ってくる可能性があり、しかも、遊技球がシャッタ部材422a上をゆっくり移動するようになるため、大落下口423eの開放が瞬時であったとしても、1、2球であれば入球の可能性がある。このため、小当り遊技状態において右打ちすることにより、若干、持ち玉を増やすことができる可能性がある。このように、小当りであっても遊技者に興趣を持たせることが可能になる。

また、上述した本実施の形態のパチンコ遊技機1においては、本実施の形態のパチンコ遊技機1においては、右打ちした全て遊技球が球通過検出器416を通過し、更に、振分装置421よって一般入賞口419d側に振り分けられた遊技球は、全て一般入賞口419dに入球するものであるが、それに限るものはでない。例えば、右打ちした遊技球の流路に遊技釘412等を配置し、遊技球の一部が、球通過検出器416や一般入賞口419dからそれるようにしてもよい。

[リヤ球通路ユニットの構成]
図14に示すように、遊技盤40(図4参照)の裏面(後面)にはリヤ球通路ユニット600が設けられている。リヤ球通路ユニット600は、それぞれ入賞領域を構成する複数の球通路601、602を有する。

球通路601は、遊技盤40(図4参照)の上下方向に延びており、球通路601の上端は、第2始動口414bに連通している。これにより、第2始動口414bに入賞した遊技球は、球通路601の内部に排出される。

球通路602は、遊技盤40(図4参照)の左上方から右下方に向けて斜めに傾斜しており、球通路602の上端は、一般入賞口419dに連通している。これにより、一般入賞口419dに入賞した遊技球は、球通路602の内部に排出される。

球通路601と球通路602の下流には球通路603が設けられており、球通路603の上流側には球通路601と球通路602とを合流する合流部604が設けられている。球通路603は、合流部604から左斜め下方に向けて傾斜しており、球通路603の下流端603aは、遊技盤40(図4参照)の下端近傍に位置している。

合流部604の幅は、2つの遊技球が左右方向に並んで通過可能な幅、すなわち遊技球の直径の2倍以上の幅に形成されている。球通路601、602から排出される遊技球は、合流部604で合流して球通路603に排出され、球通路603に排出された遊技球は、球通路603の内部を流下して下流端603aから下方に排出される。

球通路601、602の下流端には仕切板605が設けられている。仕切板605は、球通路601、602を形成する共通の壁部から構成されており、球通路601、602の下流端から下方に延びている。

仕切板605の延びる方向と球通路601の延びる方向は、同一方向となっており、仕切板605の延びる方向に対して球通路602の延びる方向は、斜めに傾斜している。これにより、球通路602から合流部604に流下する遊技球は、仕切板605に衝突してその進行方向Aが球通路601から合流部604に流下する遊技球の進行方向Bと略同一の進行方向で、かつ進行方向A、Bが平行となるように仕切板605によって案内される。本実施の形態の仕切板605は、本発明の仕切部を構成する。

球通路602の途中には、一般入賞球センサ114bが設けられており、球通路602の内部を流下する遊技球は、一般入賞球センサ114b(図51参照)によって検出される。ここで、一般入賞球センサ114bは、一般入賞口419d(図4参照)に設けられている。また、一般入賞球センサ114a(図51参照)は、上述した通り、一般入賞口419a、419b、419cに入賞した遊技球が流下する共通の通路(図示省略)上に設けられている。

このように、本実施の形態のリヤ球通路ユニット600は、球通路602から合流部604に流下する遊技球の進行方向Aが、球通路601から合流部604を流下する遊技球の進行方向Bと略同一の進行方向に遊技球を案内する仕切板605を有する。

これにより、合流部604において球通路601、602のそれぞれから流下する遊技球が互いに接触することを防止することができる。このため、球詰まりが発生することを防止することができ、遊技を円滑に継続できる。

特に、仕切板605は、球通路602から仕切板605に衝突した遊技球の進行方向Aと、球通路601から合流部604に流下する遊技球の進行方向Bとが平行となるようにそれぞれの遊技球を合流部604に案内するので、球通路601、602から流下する遊技球が互いに接触することをより効果的に防止できる。

また、合流部604において複数の球通路601、602から流下する遊技球が接触することを防止できるので、球通路602から合流部604に流下する遊技球が、球通路601から合流部604に流下する遊技球に衝突して球通路602に押し戻されてしまうことを防止できる。

これにより、球通路602の内部において、1つの遊技球が一般入賞球センサ114bによって2回以上検出されてしまうこと(いわゆる、チャタリング)を防止することができる。したがって、必要以上の遊技球の払出が防止され、パチンコ遊技機1の信頼性が悪化することを防止できる。

また、本実施の形態のリヤ球通路ユニット600によれば、仕切板605が、球通路601、602を形成する共通の壁部から構成されるので、球通路601、602に対して仕切板605を構成する専用の部材を追加することを不要にして、球通路601、602の構成を簡素化できる。

[下側可動演出部材610の構成と動作]
図4及び図20に示すように、本実施の形態のパチンコ遊技機1には、下側可動演出部材610が設けられている。下側可動演出部材610は、遊技盤40の後方において、表示領域51の下方に設けられている。なお、図4では、下側可動演出部材610がステージ413dの後方かつ下方に位置した状態(後述する待機位置に位置した状態)を示している。このため、図4に示すように、待機位置においては、下側可動演出部材610の一部又は全部が遊技者から視認されないように制御することができる。一方、図20では、下側可動演出部材610がステージ413dの後方かつ上方に位置した状態(後述する駆動位置に位置した状態)を示している。このため、図20に示すように、駆動位置においては、下側可動演出部材610の一部又は全部が遊技者から視認されるように制御することができる。

本実施の形態の下側可動演出部材610は、本発明の役物を構成する。なお、前後上下左右の方向が付されている図は、パチンコ遊技機1に対して前方に位置する遊技者を基準にした方向を表わしている。

図15に示すように、下側可動演出部材610は、下側固定ベース611を備えており、下側固定ベース611は、スペーサ90(図3参照)に固定されている。本実施の形態のスペーサ90(図3参照)は、本発明の支持部材を構成する。

図16に示すように、下側固定ベース611の前面(表面)にはモータ612が設けられている。モータ612の図示しないモータ軸には、ギヤ613(図17参照)が設けられている。図17に示すように、ギヤ613は、下側固定ベース611の後面に回転自在に支持されている。

図16に示すように、下側固定ベース611の前面にはギヤ614が回転自在に支持されている。図18に示すように、ギヤ614は、ギヤ613に噛合している。なお、図18においては、下側固定ベース611を仮想線で示している。

図16に示すように、ギヤ614には嵌合突起614Aが形成されており、嵌合突起614Aは、ギヤ614から前方に突出している。下側固定ベース611には、上下方向に延び、下側固定ベース611から前方に突出する縦長の突部611A、611Bと、スリット611cとが形成されている。スリット611cは、突部611Aと突部611Bとの間で、突部611Aに隣接する位置に設けられている。

突部611A、611Bにはスリット611a、611bが形成されており、突部611Aの側面にはラック歯611Gが形成されている。下側固定ベース611の前面側には下側可動ベース615と可動アーム618とが設けられている。本実施の形態の下側固定ベース611は、本発明の固定部材を構成し、可動アーム618は、本発明のアーム部材を構成する。

下側可動ベース615の下部にはスリット615Aが形成されており、スリット615Aは、左右方向に延びている。図17に示すように、下側可動ベース615の後面には中継ギヤ616A、616B及び円板部材617が回転自在に支持されている。

図17に示すように、中継ギヤ616Aは、下側可動ベース615の嵌合突起615cに回転自在に支持されている。また、中継ギヤ616Aは、中継ギヤ616Bに噛合している。

図18に示すように、円板部材617の前面には、中継ギヤ616Bに噛合するギヤ部617Aが形成されている。また、図17に示すように、円板部材617の後面には、円板部材617から後方に突出する突部617Bが形成されている。

図16に示すように、可動アーム618の一端部には、下側固定ベース611に形成された突起611Dが嵌る嵌合穴618aが形成されている。可動アーム618は、一端部に形成された嵌合穴618aを介して突起611Dに回転自在に支持されている。これにより、可動アーム618は、突起611Dを支点として揺動する。

図17に示すように、可動アーム618の他端部には嵌合突起618Aが設けられており、嵌合突起618Aは、下側可動ベース615のスリット615Aに摺動ブッシュ619Fを介して摺動自在に嵌合されている。

図16に示すように、可動アーム618の長手方向の中間部にはスリット618Bが形成されており、スリット618Bにはギヤ614の嵌合突起614Aが摺動自在に嵌合されている。

図17に示すように、下側可動ベース615の後面には下側可動ベース615から後方に突出する複数の嵌合突起615a〜615eが形成されており、嵌合突起615a〜615eは、摺動ブッシュ619A〜619Eを介して下側固定ベース611のスリット611a、611b、611cに摺動自在に嵌合されている。

これにより、図18及び図19に示すように、モータ612が駆動されると、ギヤ613がギヤ614を回転させ、ギヤ614の回転に伴って嵌合突起614Aが可動アーム618のスリット618Bに沿って移動し、可動アーム618が突起611Dを支点に上下方向に揺動する。

可動アーム618が上下方向に揺動すると、可動アーム618の嵌合突起618Aが下側可動ベース615のスリット615Aに沿って移動することにより、下側可動ベース615を上下方向に押圧する。

下側可動ベース615が上下方向に押圧されると、下側可動ベース615の嵌合突起615a〜615eが摺動ブッシュ619A〜619Eを介してスリット611a〜611cに沿って移動することにより、下側可動ベース615が下側固定ベース611に対して上下方向に移動する。

図15に示すように、可動アーム618の一端部と下側固定ベース611とはコイルスプリング620によって弾性的に連結されている。コイルスプリング620は、一端が可動アーム618の一端部に取り付けられるとともに、他端が下側固定ベース611に取り付けられている。コイルスプリング620は、可動アーム618が上方に揺動するように、すなわち下側可動ベース615を上方に押圧するように可動アーム618を付勢している。

図16に示すように、下側可動ベース615の前側には回転体621が設けられており、回転体621は、電飾基板622Aと、電飾基板622Aの前面側に設けられたインナーレンズ622Bとを有する。電飾基板622Aには図示しないLEDが設けられており、当該LEDが電飾基板622Aによって点灯制御されることでインナーレンズ622Bを通して発光する。

図17に示すように、回転体621には回転軸621Aが設けられており、回転軸621Aは、回転体621から後方に突出している。この回転軸621Aは、下側可動ベース615に形成された軸受部615D(図16参照)に回転自在に支持されている。回転軸621Aの後端(突出方向の先端)は、円板部材617に固定されており、回転体621は、円板部材617と一体で回転する。

下側可動演出部材610において、図18に示すように、下側可動ベース615が上下方向に移動すると、ラック歯611Gに噛合する中継ギヤ616Aが回転する。中継ギヤ616Aが回転すると、中継ギヤ616Aから中継ギヤ616Bを介してギヤ部617Aに動力が伝達され、円板部材617が回転する。このため、回転体621が円板部材617とともに回転する。これにより、下側可動ベース615が上下方向に移動するのに伴って回転体621が回転する演出が実施される。

図16に示すように、下側固定ベース611の前面には、湾曲溝611Eが形成されている。この湾曲溝611Eは、円板部材617(図17参照)が回転する際の突部617B(図18参照)の回転軌跡と一致する湾曲形状をなしている。これにより、図18に示すように、円板部材617が回転体621と一体で回転するときに、突部617Bが湾曲溝611Eに沿って案内され、円板部材617及び回転体621の回転が突部617Bによって阻害されることを防止できる。

ここで、本実施の形態の下側固定ベース611は、本発明の固定体を構成し、下側可動ベース615及び回転体621は、本発明の可動体を構成する。また、回転体621が下側固定ベース611に対して最も下方に位置した状態(図18に示す状態)が本発明の待機位置に相当し、回転体621が下側固定ベース611に対して最も上方に位置した状態(図19に示す状態)が本発明の駆動位置に相当する。

図16に示すように、下側固定ベース611の前面には、L字形状の係止片611Fが設けられており、下側可動ベース615には、前述した係止片611Fとは逆向きのL字形状の係止片615Bが形成されている。

図18に示すように、係止片611Fは、下側固定ベース611が最も下方に位置した待機位置において係止片615Bに係止することにより、下側可動ベース615を下側固定ベース611に係止し、待機位置において下側可動ベース615が前方に移動することを規制している。本実施の形態の係止片611Fは、本発明の第1係止部を構成し、係止片615Bは、本発明の第2係止部を構成する。さらに、係止片611F、係止片615Bは、本発明の係止手段を構成する。

図16に示すように、回転体621の前側にはベースカバー623が設けられており、ベースカバー623は、図示しないねじによって下側固定ベース611に固定されている。ベースカバー623は、パチンコ遊技機1の左右方向に延びており、回転体621が待機位置に位置した状態において、回転体621の前側に設けられ(図15参照)、回転体621が前方に変位した場合に回転体621に接触することで、回転体621が前方に移動することを規制している。

ベースカバー623には中継基板624が取付けられており、中継基板624は、フレキシブルケーブル625を介して回転体621の電飾基板622Aに接続されている。電飾基板622Aは、LED制御回路250(図51参照)から送信される制御信号に基づいて図示しないLEDを点灯制御する。

フレキシブルケーブル625は、ベースカバー623の前面に沿って配置されている。ベースカバー623の前面には抑え部材623Aが設けられており、フレキシブルケーブル625は、抑え部材623Aによってベースカバー623に支持され、かつ保護されている。本実施の形態のベースカバー623は、本発明のガイド部材を構成し、フレキシブルケーブル625は、本発明の配線を構成する。

下側固定ベース611の上部には上下方向に延びるリブ626が設けられており、リブ626は、上側の側面626Aと下側の側面626Bに円板部材617の突部617Bが接触するようになっている。本実施の形態のリブ626は、本発明の第1リブ及び第2リブを構成する。

具体的には、図18に示すように、下側可動ベース615が下方に移動するのに伴って回転体621が回転して待機位置に位置した状態において、突部617Bは、リブ626の下側の側面626Bに当接する。これにより、回転体621は、待機位置から駆動位置に移動する際の回転方向と反対方向(図18中、反時計回り方向)に回転(移動)することが規制される。

また、回転体621が待機位置で停止しているときには、モータ612を駆動することにより、回転体621が駆動位置から待機位置に向かって移動しないように回転体621を付勢する。すなわち、回転体621が待機位置で停止しているときには、モータ612を駆動することにより、モータ612を正回転させて回転体621を駆動位置から待機位置側と反対側の方向(図18中、反時計回り方向)に付勢する駆動力を付与する。ここで、回転体621は、少なくとも駆動位置から待機位置に向かって移動しないように付勢されていればよいので、回転体621は、駆動位置または駆動位置から待機位置側と反対側の方向にずれた位置となるように付勢されていればよい。

ここで、スリット618Bの左端部(突起611D側の端部)は、下方に屈曲した形状となっている(図19参照)。これにより、嵌合突起614Aがスリット618Bの左端部にあるとき(図18に示す状態にあるとき)に、嵌合突起614Aがスリット618B内を右方向に容易に移動してしまうことを防止できる。したがって、スリット618Bの左端部が屈曲していることで、回転体621を待機位置に安定して保持させることができる。

一方、図19に示すように、下側可動ベース615が上方に移動するのに伴って回転体621が回転して駆動位置に位置した状態において、突部617Bは、リブ626の上側の側面626Aに当接する。これにより、回転体621は、駆動位置から待機位置に移動する際の回転方向と反対方向(図19中、時計回り方向)に回転(移動)することが規制される。

さらに、回転体621が駆動位置で停止しているときには、モータ612を駆動することにより、少なくとも回転体621が駆動位置から待機位置に向かって移動しないように、回転体621を図19中、時計回り方向に付勢する駆動力を付与する。本実施の形態のモータ612は、本発明の駆動手段を構成する。

本実施の形態の突部617Bは、本発明の第1当接部を構成し、リブ626は、本発明の第2当接部を構成する。なお、本実施の形態の下側可動演出部材610は、待機位置と駆動位置とにおいて、1つのリブ626の上側の側面626Aと下側の側面626Bに突部617Bを当接させているが、2つのリブを設け、待機位置において一方のリブに突部617Bを当接させ、駆動位置において他方のリブに突部617Bを当接させてもよい。

図18に示すように、下側可動ベース615の左端には検出片615Cが形成されており、検出片615Cは、光学式のホームポジションセンサ627によって検出される。ホームポジションセンサ627は、下側固定ベース611の前面の下部に設けられており、下側固定ベース611が待機位置に位置したときに検出片615Cを検出する。

ホームポジションセンサ627は、検出片615Cを検出したときに主制御回路100(図51参照)に検出信号を出力する。主制御回路100は、ホームポジションセンサ627から入力した検出信号に基づいて下側可動ベース615及び回転体621が待機位置に位置したことを判断し、この待機位置を基準にして副制御回路200(図51参照)にモータ制御コマンドを送信する。

副制御回路200は、主制御回路100からモータ制御コマンドを受信すると、可動演出装置制御回路205(図51参照)にモータ制御信号を出力する。可動演出装置制御回路205は、モータ制御信号に基づいてモータ612を駆動し、下側可動ベース615及び回転体621を待機位置と駆動位置とに移動させるとともに、待機位置と駆動位置とにおいて回転体621を付勢する制御を行う。

次に、図18及び図19を参照して、下側可動演出部材610の動作について説明する。

図18に示すように、下側可動ベース615及び回転体621が待機位置に位置した状態では、下側固定ベース611の係止片611Fが下側可動ベース615の係止片615Bに係止することにより、下側可動ベース615が下側固定ベース611に係止され、下側可動ベース615が前方に移動することが規制されている。

下側可動ベース615及び回転体621が待機位置に位置した状態(図18に示す状態)で、モータ612を一方向に駆動すると、ギヤ613からギヤ614に動力が伝達される。

ギヤ614が回転すると、嵌合突起614Aが可動アーム618のスリット618Bに沿って移動することにより、可動アーム618が突起611Dを支点にして上方に揺動する。

これにより、可動アーム618の嵌合突起618Aが下側可動ベース615のスリット615Aに沿って摺動し、下側可動ベース615を上方に押圧する。また、可動アーム618が突起611Dを支点にして上方に揺動するときには、可動アーム618の一端部がコイルスプリング620によって下方に付勢される。これにより、コイルスプリング620の付勢力が、重量物である下側可動ベース615及び回転体621を上方に押圧するときのアシスト力となる。

下側可動ベース615が上方に押圧されると、下側可動ベース615の嵌合突起615a〜615eが摺動ブッシュ619A〜619Eを介してスリット611a〜611cに沿って上方に移動することにより、下側可動ベース615が下側固定ベース611に対して上方に移動する。

下側可動ベース615が上方に移動すると、ラック歯611Gに噛合している中継ギヤ616Aが回転し、中継ギヤ616Aから中継ギヤ616Bを介して円板部材617のギヤ部617Aに動力が伝達される。これにより、下側可動ベース615が上昇するのに伴って回転体621が円板部材617と一体で回転し、突部617Bが下側固定ベース611の湾曲溝611Eに沿って移動する。このため、回転体621が駆動位置まで円滑に回転する(図19、図20参照)。図20は、遊技盤40に対して下側可動演出部材610が駆動位置に移動した状態を示している。

図19に示すように、下側可動ベース615が上昇して回転体621が駆動位置まで移動すると、突部617Bがリブ626の上側の側面626Aに当接し、回転体621が駆動位置からさらに回転することが規制される。

また、回転体621が駆動位置で停止しているときに、モータ612を駆動して回転体621を駆動位置から待機位置に移動する際の回転方向と反対方向(図19中、時計回り方向)に付勢する。このときの付勢力は、下側可動ベース615及び回転体621を待機位置から駆動位置まで移動するときのモータ612の駆動力よりも小さくてよい。このように、駆動位置で回転体621を付勢することにより、回転体621が駆動位置でふらついてしまうことを防止することができ、回転体621の姿勢を安定させることができる。

次に、図19に示すように、下側可動ベース615及び回転体621が駆動位置に位置した状態からモータ612を他方向(下側可動ベース615及び回転体621を待機位置から駆動位置に移動させる場合の回転方向と逆方向)に駆動すると、ギヤ613からギヤ614に動力が伝達される。

ギヤ614が回転すると、嵌合突起614Aが可動アーム618のスリット618Bに沿って移動することにより、可動アーム618が突起611Dを支点にして下方に揺動する。

これにより、可動アーム618の嵌合突起618Aが下側可動ベース615のスリット615Aに沿って摺動し、下側可動ベース615を下方に押圧する。下側可動ベース615が下方に押圧されると、下側可動ベース615の嵌合突起615a〜615eが摺動ブッシュ619A〜619Eを介してスリット611a〜611cに沿って下方に移動することにより、下側可動ベース615が下側固定ベース611に対して下方に移動する。

下側可動ベース615が下方に移動すると、ラック歯611Gに噛合している中継ギヤ616Aが回転し、中継ギヤ616Aから中継ギヤ616Bを介して円板部材617のギヤ部617Aに動力が伝達される。これにより、下側可動ベース615が下降するの伴って回転体621が円板部材617と一体で回転し、突部617Bが下側固定ベース611の湾曲溝611Eに沿って移動する。このため、回転体621が待機位置まで円滑に回転する。

図18に示すように、下側可動ベース615が下降して回転体621が待機位置まで移動すると、突部617Bがリブ626の下側の側面626Bに当接し、回転体621が待機位置からさらに回転することが規制される。

また、回転体621が待機位置で停止しているときに、モータ612を駆動して回転体621を待機位置から駆動位置に移動する際の回転方向と反対方向(図18中、反時計回り方向)に付勢する。このときの付勢力は、下側可動ベース615及び回転体621を駆動位置から待機位置まで移動するときのモータ612の駆動力よりも小さくてよい。

以上のように、本実施の形態の下側可動演出部材610は、下側固定ベース611と、下側固定ベース611に対して可動する下側可動ベース615及び回転体621と、を備え、下側可動ベース615及び回転体621が待機位置と駆動位置との間で可動する構成を有する(図18及び図19参照)。

下側可動演出部材610は、下側固定ベース611に設けられた係止片611Fと、下側可動ベース615に設けられた係止片615Bと、を備え、待機位置において係止片611Fと係止片615Bとが互いに係止することにより下側可動ベース615及び回転体621の揺動を規制するように構成されている(図18参照)。

さらに、下側可動演出部材610は、回転体621に接続されるフレキシブルケーブル625をガイドするベースカバー623を備えており、ベースカバー623は、下側可動ベース615及び回転体621が待機位置に位置した状態において回転体621の前方に設けられ、下側可動ベース615及び回転体621が前方に移動することを規制している(図15参照)。

これにより、待機位置において下側可動ベース615及び回転体621が下側固定ベース611に対して前方に揺動することを防止でき、下側可動ベース615及び回転体621を安定して保持することができる。

さらに、下側可動ベース615及び回転体621が待機位置に位置した状態において、ベースカバー623によって下側可動ベース615及び回転体621が前方に移動することを規制することができるので、パチンコ遊技機1の搬送中等において下側可動演出部材610に過度の振動が加わった場合等に、下側可動ベース615及び回転体621が下側固定ベース611に対して前方に移動することを防止できる。

これにより、下側可動ベース615及び回転体621が待機位置に位置した状態において、係止片611Fと係止片615Bとの係止が解除されてしまうことがない。このため、係止片611Fと係止片615Bとの係止が解除されてしまうことによって下側可動演出部材610の動作に不具合が生ずることを防止できる。したがって、下側可動演出部材610の円滑な動作を行うことを保証しつつ、演出効果を向上できる。

これに加えて、ベースカバー623が、回転体621の電飾基板622Aに接続されるフレキシブルケーブル625をガイドするガイド部材から構成されるので(図16参照)、下側可動ベース615及び回転体621が前方に移動することを規制する専用の部材を不要にできる。このため、下側可動演出部材610の部品点数が増大することを防止して、下側可動演出部材610の製造コストが増大することを防止できる。

また、本実施の形態の下側可動演出部材610は、待機位置と駆動位置とに下側可動ベース615及び回転体621を可動させるモータ612を備え、下側可動ベース615は、駆動位置において下側固定ベース611に当接する突部617Bを有し、下側固定ベース611は、下側可動ベース615及び回転体621が駆動位置にあるときに突部617Bが当接するリブ626を有する(図18及び図19参照)。

さらに、モータ612は、下側可動ベース615及び回転体621が駆動位置に停止しているときに、少なくとも回転体621が駆動位置から待機位置に向かって移動しないように、回転体621を図19中、時計回り方向に付勢する駆動力を付与する。

これにより、下側可動ベース615及び回転体621が駆動位置で揺動することを防止でき、下側可動ベース615及び回転体621を駆動位置で安定して静止させることができる。この結果、下側可動演出部材610の円滑な動作を行うことを保証しつつ、下側可動演出部材610による演出効果を向上できる。

また、本発明の下側可動演出部材610は、下側可動ベース615に連結され、モータ612の駆動力を下側可動ベース615に伝達することにより下側可動ベース615及び回転体621を待機位置と駆動位置とに可動させる可動アーム618を有する(図18及び図19参照)。

これにより、下側可動ベース615及び回転体621が駆動位置(図19に示す位置)に位置したときに、モータ612から可動アーム618を介して下側可動ベース615及び回転体621に過度な荷重が加わった場合に、可動アーム618が撓んでリブ626から突部617Bに加わる荷重を吸収できる。これにより、下側可動ベース615及び回転体621及びモータ612に過度な荷重が加わることを防止できる。

さらに、下側可動ベース615及び回転体621が駆動位置(図19に示す位置)に位置したときに、下側可動ベース615と下側固定ベース611との間に設けられた駆動用のギヤ613、614、ギヤ部617A及び中継ギヤ616A、616Bのガタが発生した場合に、可動アーム618がガタ分だけ撓むことでガタを無くすことができる。

また、本実施の形態の下側可動演出部材610によれば、リブ626は、下側可動ベース615及び回転体621が駆動位置にあるときに突部617Bが当接する上側の側面626Aと、下側可動ベース615及び回転体621が待機位置にあるときに突部617Bが当接する下側の側面626Bと、を有し、下側可動ベース615及び回転体621が駆動位置に可動したときに、突部617Bが上側の側面626Aに当接し、下側可動ベース615及び回転体621が待機位置に可動したときに、突部617Bが下側の側面626Bに当接するのが好ましい(図18及び図19参照)。

これにより、駆動位置及び待機位置のいずれにおいても下側可動ベース615及び回転体621を安定して静止させることができる。

なお、本実施の形態の下側可動演出部材610において、リブ626及び突部617Bの少なくとも一方に、リブ626の及び突部617Bの他方に当接するゴム、軟質の樹脂等の弾性部材を設けてもよい。

このようにすれば、回転体621が駆動位置に位置したときに、モータ612から可動アーム618を介して回転体621及び下側可動ベース615に過度な荷重が加わった場合に、弾性部材が撓んで突部617Bからリブ626に加わる荷重を吸収できる。

これにより、モータ612、回転体621及び下側可動ベース615に過度な荷重が加わることを防止できる。また、弾性部材と可動アーム618の弾性変形を組み合わせることにより、突部617Bからリブ626に加わる荷重をより効果的に吸収できる。

なお、本実施の形態において、突部617Bは、回転体621が待機位置から駆動位置に移動したときに、約1回転半の回転を行うため、突部617Bの少なくとも一方の側面に弾性部材を設けるようにしてもよい。このような構造を用いれば、突部617Bの両側面に弾性部材を設ける場合よりも横幅が広くなることを防止できる。

また、本実施の形態の下側可動演出部材610によれば、回転体621を待機位置から駆動位置に移動させたときに回転体621を駆動位置(正規の停止位置)よりも僅かに進んだ位置まで回転させるようモータ612を駆動することにより回転体621を駆動位置(正規の停止位置)から押し込むように付勢する制御を実施する。これにより、回転体621が駆動位置でふらついてしまうことを防止することができ、回転体621の姿勢を安定させることができる。このため、下側可動演出部材610による演出効果を高めることができる。

ここで、可動演出装置制御回路205は、回転体621を待機位置から駆動位置に移動させる際に、回転体621が待機位置から駆動位置に移動するまでのモータ612のパルス数に数パルスの駆動パルスを加えてモータ612を駆動することにより、回転体621を駆動位置から押し込むように付勢する制御を実施すればよい。また、回転体621が駆動位置にあることを検出するセンサがある場合には、当該センサによって検出された時点でモータ612の駆動を停止するのではなく、当該センサによって検出された後、所定時間をおいてモータ612の駆動を停止することで、回転体621を駆動位置(正規の停止位置)から押し込むように付勢する制御を実施してもよい。

また、リブ626及び突部617Bのいずれか一方に永久磁石を設け、リブ626及び突部617Bのいずれか他方にアーマチャを設けた構成としてもよい。この場合、回転体621が駆動位置及び待機位置のいずれにある場合にも、永久磁石の磁力によってリブ626と突部617Bとを引き付けておくことができる。これにより、駆動位置及び待機位置のいずれにおいても下側可動ベース615及び回転体621を安定して静止させることができる。

[上側可動演出部材650の構成と動作]
図4に示すように、本実施の形態のパチンコ遊技機1には、上側可動演出部材650が設けられている。上側可動演出部材650は、遊技盤40の後方において、表示領域51の上方に設けられている。なお、図4では、上側可動演出部材650が中央台板413の後方に位置した状態(後述する待機位置に位置した状態)を示している。このため、図4に示すように、上側可動演出部材650は、待機位置では遊技者からはその全体が視認されないようになっている。本実施の形態の上側可動演出部材650は、本発明の役物を構成する。

図21に示すように、上側可動演出部材650は、長剣を模した形状に形成されており、上側固定ベース651を備えている。上側固定ベース651は、遊技盤40の後方においてスペーサ90(図3参照)に固定されている。

図22に示すように、上側固定ベース651の前面にはモータ652が取付けられている。モータ652の図示しないモータ軸にはギヤ653(図23参照)が取付けられており、ギヤ653は、上側固定ベース651の後面に回転自在に支持されている。

上側固定ベース651の後面にはギヤ654が回転自在に支持されており、ギヤ654は、ギヤ653に噛み合っている(図23参照)。ギヤ654の前面には嵌合突起654Aが設けられており、嵌合突起654Aは、ギヤ654から前方に突出している。

上側固定ベース651の上部にはスリット651Aが形成されており、スリット651Aは、左上方から右下方に向かって湾曲している。上側固定ベース651の前面には揺動軸651Bが形成されており、揺動軸651Bは、上側固定ベース651から前方に突出している。

上側固定ベース651の前面側には上側可動ベース655が設けられている。上側可動ベース655の左下部にはボス部655A(図23参照)が形成されており、揺動軸651Bは、ボス部655Aに回動自在に嵌合されている。これにより、上側可動ベース655は、揺動軸651Bを支点にして上側固定ベース651に対して上下方向に揺動する。

本実施の形態の上側可動演出部材650は、上側可動ベース655の揺動軸651Bが本発明の基端部を構成する。また、図21に示すように、上方において上側可動ベース655が水平方向に延びた状態が上側可動演出部材650の待機位置であり、図27に示すように、下方において上側可動ベース655が斜めに傾斜した状態が上側可動演出部材650の駆動位置である。

図23に示すように、上側可動ベース655の後面の左上部には嵌合突起655Dが形成されており、嵌合突起655Dは、揺動ブッシュ656Aを介してスリット651Aに摺動自在に嵌合されている。

上側可動ベース655の左下部にはスリット655Bが形成されており、スリット655Bは、上側可動ベース655の長手方向(左右方向)に延びている。スリット655Bには摺動ブッシュ656Bを介してギヤ654の嵌合突起654A(図22参照)が摺動自在に嵌合されている。

上側可動ベース655の左上部にはスリット655Cが形成されており、スリット655Cは、上側可動ベース655の長手方向においてスリット655Bよりも長く延びている。

図22に示すように、本実施の形態の上側可動ベース655は、ギヤ654が回転すると、ギヤ654の嵌合突起654Aが上側可動ベース655のスリット655B(図23参照)に沿って移動することにより、嵌合突起655D(図23参照)がスリット651Aに沿って移動する。これにより、上側可動ベース655がスリット651Aの湾曲形状に沿い、揺動軸651Bを支点に上下方向に揺動する。

上側可動ベース655の前面には上側スライドベース657が設けられており、上側スライドベース657は、刀身を模した形状に形成され、刀身を模した装飾が施されている。

上側スライドベース657の左上部には嵌合突起657Aが設けられており、嵌合突起657Aは、上側スライドベース657から後方に突出している。嵌合突起657Aは、摺動ブッシュ656Cを介して上側可動ベース655のスリット655Cに摺動自在に嵌合されている。

上側可動ベース655には、上下方向に離隔する一対のスリット655E、655Fが形成されており、スリット655E、655Fは、何れも上側可動べ一ス655の長手方向に沿って延びている。スリット655Eと655Fとは、上側可動べ一ス655の長手方向において互いにずれて形成されており、スリット655Eは、上側可動ベース655の長手方向の中心寄りに、スリット655Fは、上側可動ベース655の長手方向の端部寄りに形成されている。

図23に示すように、上側スライドベース657の後面には嵌合突起657Bが設けられている。嵌合突起657Bは、上側スライドベース657から後方に突出し、摺動ブッシュ656Dを介してスリット655Eに摺動自在に嵌合されている。

上側スライドベース657の後面には一対の嵌合突起657Cが設けられている。嵌合突起657Cは、上側スライドベース657から後方に突出し、一対の摺動ブッシュ656E(図22参照)を介してスリット655Fに摺動自在に嵌合されている。

上側スライドベース657の後面には可動スライダ658が設けられており、可動スライダ658の前面側には前述した一対の摺動ブッシュ656E(図22参照)が取り付けられている。したがって、可動スライダ658は、一対の摺動ブッシュ656E(図22参照)と一体でスリット655F内を摺動する。

上側スライドベース657は、嵌合突起657A、657B、657Cがそれぞれスリット655C、655E、655Fに嵌合されることで、上側可動ベース655と一体化されており、上側可動ベース655が上下方向に揺動するときに上側可動ベース655と一体で揺動する。

図22に示すように、上側スライドベース657の後面にはラック659が設けられており、ラック659は、上側スライドベース657に固定され、上側可動ベース655と一体化されている。

上側可動ベース655には上側可動ベース655の長手方向に沿って延びるガイド溝655Gが形成されており、ガイド溝655Gにはラック659に形成されたガイド突起659aが摺動自在に嵌合されている。

ラック659の下部にはラック歯659Aが形成されており、ラック歯659Aにはギヤ660が噛合している。ギヤ660は、上側スライドベース657の前面に回転自在に支持されている。ギヤ660は、上側スライドベース657の後面に設けられたモータ661(図23参照)の図示しない回転軸に取付けられている。

モータ661(図23参照)が駆動されると、ギヤ660からラック歯659Aに動力が伝達され、ラック659が上側スライドベース657と一体で上側可動ベース655に対して上側可動ベース655の長手方向に移動する。

このとき、ラック659は、ガイド突起659aが上側可動ベース655のガイド溝655Gに沿って移動することにより、ギヤ660とラック歯659Aとが安定して噛合しながら移動する。

さらに、図23に示すように、嵌合突起657A、657B、657Cがそれぞれスリット655C、655E、655Fに沿って上側可動ベース655の長手方向に移動する。これにより、上側可動ベース655と上側スライドベース657とが上下方向にずれることなく、上側可動ベース655に対して上側スライドベース657が円滑に移動する。本実施の形態の上側可動ベース655は、本発明のベース本体を構成し、上側スライドベース657は、本発明の移動体を構成する。上側可動ベース655は、本発明の第1移動部材を構成し、上側スライドベース657は、本発明の第2移動部材を構成する。

上側スライドベース657は、上側可動ベース655に対してパチンコ遊技機1の前後方向に重なる面積が最も大きい第1移動位置(例えば、図26、図27に示す位置)と、上側可動ベース655に対してパチンコ遊技機1の前後方向に重なる面積が最も小さい第2移動位置(例えば、図28に示す位置)とに移動する。

図23に示すように、上側可動ベース655の後面には、羽根の形を模した一対の可動アーム662、663が設けられている。上側可動ベース655の後面には複数の突起655H、655I、655J、655Kが形成されており、可動アーム662、663の基端部は、それぞれ突起655H、655Iに回動自在に嵌合されている。これにより、可動アーム662、663は、突起655H、655Iを支点にして先端部が近接、離隔する方向に移動する。

図24に示すように、可動アーム662、663の基端部にはギヤ部662A、663Aが形成されており、ギヤ部662A、663Aにはギヤ664、665が噛合している。

図23に示すように、ギヤ664、665は、突起655J、655Kに回転自在に支持されており、ギヤ664、665が回転すると、可動アーム662、663が突起655H、655Iを支点にして揺動する。

図24に示すように、ギヤ664にはリブ664Aが形成されており、リブ664Aは、ギヤ664の半径方向外方に突出している。

リブ664Aには可動スライダ658が当接可能となっている。具体的には、図22に示すように、モータ661(図23参照)の動力がギヤ660を介してラック歯659Aに伝達されると、上側スライドベース657がラック659と一体で第1移動位置から第2移動位置に向かって上側可動ベース655の長手方向の一方側(例えば、上側可動ベース655に対して突き出す方向)に移動する。

このとき、可動スライダ658も第1移動位置から第2移動位置に向かって上側可動ベース655(図23参照)の長手方向の一方側に移動する。可動スライダ658は、上側スライドベース657(図23参照)の長手方向において、後述する第1作動位置(図24に示す回転位置)に位置するギヤ664のリブ664Aに対向している。可動スライダ658は、上側スライドベース657(図23参照)が第1移動位置から第2移動位置に移動するときに、リブ664Aを押圧してギヤ664を回転させる。

これにより、ギヤ664に噛合するギヤ665もギヤ664とともに回転し、ギヤ664、665がギヤ部662A、663Aを介して可動アーム662、663を最も近接する第1可動位置(可動アーム662、663が閉じた位置)から最も離隔する第2可動位置(可動アーム662、663が開いた位置)に可動する。すなわち、可動アーム662、663は、閉じた状態から開いた状態に可動する。

ギヤ664、665は、第1作動位置(図24に示す回転位置)から第2作動位置(可動アーム662、663が開いた状態となるときの回転位置)に回転(移動)することにより、可動アーム662、663を第1可動位置から第2可動位置に移動させる。また、ギヤ664、665は、第2作動位置から第1作動位置に回転することにより、可動アーム662、663を第2可動位置から第1可動位置に移動させる。

可動スライダ658は、上側スライドベース657(図23参照)が上側可動ベース655(図23参照)に対して第1移動位置から第2移動位置に移動するときに、ギヤ664、665を第1作動位置から第2作動位置に回転させる。本実施の形態のギヤ664、665は、本発明の作動部材を構成し、可動スライダ658は、本発明の第1係合部を構成する。

図23に示すように、可動アーム663と上側可動ベース655とはコイルスプリング667によって弾性的に連結されており、コイルスプリング667は、可動アーム663を可動アーム662に近接する方向に付勢している。

これにより、上側スライドベース657が上側可動ベース655に対して第2移動位置から第1移動位置に移動し、可動スライダ658がリブ664A(図24参照)を押圧する方向と反対方向に移動したとき、コイルスプリング667の付勢力によって可動アーム662、663が第2可動位置から第1可動位置に可動される。

可動アーム662、663が第2可動位置から第1可動位置に可動されるのに伴ってギヤ664、665が第2作動位置から第1作動位置に回転する。

図22に示すように、上側スライドベース657の右端にはL字形状のベースリブ666が設けられている。ベースリブ666は、上側可動ベース655及び上側スライドベース657の長手方向に対して、第1作動位置に位置するギヤ664のリブ664Aに対向している(図25参照)。ここで、上側可動ベース655及び上側スライドベース657の長手方向は、上側可動ベース655及び上側スライドベース657のスライド方向(移動方向)と同一方向である。

ギヤ664、665は、上側可動ベース655及び上側スライドベース657の長手方向に対して可動スライダ658(図25参照)とベースリブ666との間に設けられている。

図25に示すように、ベースリブ666は、上側スライドベース657(図22参照)が上側可動ベース655(図22参照)に対して第2移動位置から第1移動位置に移動するときに、可動スライダ658と反対方向からリブ664Aに係合し、ギヤ664、665を第2作動位置から第1作動位置に回転させる。本実施の形態のベースリブ666は、本発明の第2係合部を構成する。

ギヤ664、665が第1作動位置に回転した状態(図25に示す状態)において、ベースリブ666は、リブ664Aを可動スライダ658に向かって押圧することにより、ギヤ664、665が回転することを規制する。なお、ベースリブ666を設けない構成であってもよい。この場合、コイルスプリング667の付勢力のみによってギヤ664、665が回転することを規制する。

図23に示すように、上側可動演出部材650は、一対のガイドレール668、669を備えている。ガイドレール668、669は、遊技盤40(図3参照)の後方で、かつ液晶表示装置50(図3参照)の前方に位置するようにスペーサ90(図3参照)の右側に設けられている。ガイドレール668、669は、上側可動演出部材650及び上側スライドベース657が上下方向に揺動するときの軌跡に沿った湾曲形状に形成されており、パチンコ遊技機1(図3参照)の前後方向に離隔している。

上側可動ベース655の右端部にはガイド片670が設けられており、ガイド片670は、パチンコ遊技機1の前後方向においてガイドレール668、669の間に設けられている。ガイド片670は、ガイドレール668、669と接触する部分から上側可動演出部材650に向かって傾斜する三角形状の補強部670a、670b(図22参照)を有する。

これにより、図21、図26及び図27に示すように、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が揺動軸651B(図22参照)を支点にして待機位置(図21に示す位置)と駆動位置(図27に示す位置)とに移動するときに、ガイドレール668、669(図23参照)に沿って上下方向に揺動する。本実施の形態のガイドレール668、669は、本発明のガイド部材を構成し、ガイド片670は、本発明の被ガイド部を構成する。

図22に示すように、前側に位置するガイドレール668に対して後側に位置するガイドレール669は、下方に延びており、ガイドレール669の下端にはストッパ669Aが設けられている。ガイド片670は、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が駆動位置に位置したときにストッパ669Aに当接し、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が駆動位置よりも下方に移動することが規制される。

パチンコ遊技機1の前後方向おいて、前側に位置するガイドレール668は、上側スライドベース657よりも後方に設置されている。これにより、上側スライドベース657が上側可動ベース655に対して第1移動位置から第2移動位置に突き出すように移動するときに、上側スライドベース657がガイドレール668に接触することを防止でき、上側スライドベース657を円滑、かつ、確実に第1移動位置と第2移動位置に移動させることができる。

図23に示すように、上側スライドベース657の前部には固定鍔部材672及び可動鍔部材673が設けられている。固定鍔部材672は、上側スライドベース657の左端部の前面に固定されており、可動鍔部材673は、パチンコ遊技機1の前後方向において固定鍔部材672と上側スライドベース657との間に設けられている。

可動鍔部材673の後面には嵌合突起673A〜673Cが設けられており、嵌合突起673A〜673Cは、可動鍔部材673から後方に突出している。上側スライドベース657の左端部には上下方向に延びる一対のスリット657E、657Fが形成されており、スリット657E、657Fには摺動ブッシュ656F、656G、656Hを介して嵌合突起673A〜673Cが摺動自在に嵌合されている。

これにより、可動鍔部材673は、嵌合突起673A〜673Cがスリット657E、657Fに沿って摺動することで、上側スライドベース657及び固定鍔部材672に対して上下方向に移動する。本実施の形態の上側スライドベース657及び固定鍔部材672は、本発明の第1可動部材を構成し、可動鍔部材673は、本発明の第2可動部材を構成する。上側スライドベース657、固定鍔部材672及び可動鍔部材673は、本発明の可動手段を構成する。

上側スライドベース657と可動鍔部材673は、コイルスプリング674によって弾性的に連結されており、コイルスプリング674は、可動鍔部材673を上側スライドベース657に対して上方に付勢している。本実施の形態のコイルスプリング674は、本発明の付勢部材を構成する。

可動鍔部材673の上方には当て壁部材675が設けられており、当て壁部材675は、スペーサ90に設けられている。

上側可動ベース655及び上側スライドベース657は、駆動位置から上方の待機位置に移動したときには、駆動位置と比べて当て壁部材675に近接している。

一方、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が待機位置から下方の駆動位置に移動したときには、待機位置と比べて当て壁部材675から離隔している。

可動鍔部材673は、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が駆動位置から待機位置に向かって当て壁部材675に近接するように移動したときに、当て壁部材675に接触することによりコイルスプリング674の付勢力に抗して上側可動ベース655及び固定鍔部材672に対して可動して第1位置(図21に示す位置)に移動する。

また、可動鍔部材673は、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が待機位置から駆動位置に向かって当て壁部材675から離隔するように移動したときに、コイルスプリング674に付勢されることにより上側可動ベース655及び固定鍔部材672に対して可動して第2位置(図27に示す位置)に移動する。

上側固定ベース651と上側スライドベース657とはコイルスプリング671によって弾性的に連結されており、コイルスプリング671は、上側スライドベース657が上側固定ベース651に対して上方に移動するように付勢している。これにより、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が待機位置に付勢される。また、コイルスプリング671は、上側可動ベース655及び上側スライドベース657を駆動位置から待機位置に移動(上方に移動)させる際のモータ652の駆動力をアシストする。

次に、上側可動演出部材650の動作について説明する。

図21に示すように、上側可動演出部材650が待機位置に位置した状態において、モータ652が一方向に駆動されると、ギヤ653(図22参照)からギヤ654(図22参照)に動力が伝達される。図23に示すように、ギヤ654が回転すると、嵌合突起654A(図22参照)が摺動ブッシュ656Bを介して上側可動ベース655のスリット655Bに沿って摺動することにより、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が揺動軸651B(図22参照)を支点にして下方に揺動する。

このとき、上側可動ベース655の嵌合突起655Dが、摺動ブッシュ656Aを介しスリット651Aに沿って摺動することにより、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が待機位置から駆動位置に向かって上方から下方に移動する。

図26に示すように、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が待機位置から駆動位置に向かって上方から下方に移動するときには、ガイド片670がガイドレール668、669に案内される。

図27に示すように、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が待機位置から駆動位置に向かって当て壁部材675から離隔するように移動したときには、可動鍔部材673がコイルスプリング674(図23参照)に付勢されることにより上側可動ベース655及び固定鍔部材672に対して可動する。

具体的には、図26に示すように、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が待機位置から駆動位置に揺動する途中においては、可動鍔部材673は、その上端が当て壁部材675に接触した状態を維持する。これにより、下方に揺動する上側可動ベース655及び上側スライドベース657に対して可動鍔部材673が飛び出すような演出が行われる。

その後、図27に示すように、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が駆動位置に向かってさらに下方に揺動し、駆動位置に達すると、可動鍔部材673がコイルスプリング674に付勢されて上側可動ベース655及び固定鍔部材672に対して可動した状態に維持される。

このときには、可動鍔部材673の上端が当て壁部材675に接触しないので、可動鍔部材673が上側可動ベース655及び固定鍔部材672に対して最大に飛び出し、刀身の柄に鍔が出現したような演出が行われる。

図27に示すように、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が駆動位置に移動した状態では、上側スライドベース657の嵌合突起655D(図23参照)が摺動ブッシュ656A(図23参照)を介してスリット651A(図23参照)の下端に接触するとともに、ガイドレール669(図23参照)の下端のストッパ669A(図23参照)にガイド片670が当接する。これにより、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が駆動位置よりも下方に移動することが規制される。

駆動位置において、モータ661(図23参照)を一方向に駆動すると、ギヤ660(図22参照)が回転してラック659(図22参照)を駆動することにより、ラック659と一体の上側スライドベース657が第1移動位置(例えば、図26、図27に示す位置)から第2移動位置(例えば、図28に示す位置)に向かって移動する。上側スライドベース657が第1移動位置から第2移動位置に向かって移動する場合には、上側固定ベース651と上側スライドベース657とは、全体的に長手方向に伸びる。さらに、上側スライドベース657が第1移動位置から第2移動位置に向かって移動する場合には、上側スライドベース657の端部は、ガイドレール668、669を超えて突出する。

図23に示すように、上側スライドベース657が第1移動位置から第2移動位置に移動するときには、上側スライドベース657の嵌合突起657B、657Cが上側可動ベース655のスリット655E、655Fに沿って移動する。

このとき、嵌合突起657Cと一体で移動する可動スライダ658がギヤ664のリブ664A(図24参照)に向かって移動し、リブ664Aを可動スライダ658側から押圧する。これにより、ギヤ664が第1作動位置から回転する。

ギヤ664が第1作動位置から回転すると、ギヤ664に噛合するギヤ665がギヤ664とともに回転し、ギヤ664、665がギヤ部662A、663Bを介して可動アーム662と可動アーム663とを互いに最も近接する第1可動位置(図24に示す位置)から最も離隔する第2可動位置(図28に示す位置)に可動する。すなわち、図28に示すように、可動アーム662、663は、閉じた状態から開いた状態になる。

このようにして、上側可動演出部材650は、図21及び図27に示すように待機位置から駆動位置に移動する。なお、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が待機位置から最も下方に揺動して可動アーム662、663が開いた状態を上側可動演出部材650の駆動位置としてもよい。

一方、図28に示すように、上側可動演出部材650が駆動位置に位置した状態において、モータ661(図23参照)を他方向に駆動すると、ギヤ660が回転してラック659を駆動することにより、ラック659と一体の上側スライドベース657が第2移動位置から上側固定ベース651に対して第1移動位置(例えば、図26、図27に示す位置)に向かって移動する。上側スライドベース657が第2移動位置(例えば、図28に示す位置)から上側固定ベース651に対して第1移動位置に向かって移動する場合には、上側固定ベース651と上側スライドベース657とは、全体的に長手方向に縮む。

上側スライドベース657が第2移動位置から第1移動位置に移動するときには、図23に示すように、上側スライドベース657の嵌合突起657B、657Cが上側可動ベース655のスリット655E、655Fに沿って移動する。

このとき、図25に示すように、上側スライドベース657(図23参照)の右端に設けられたベースリブ666がギヤ664のリブ664Aに向かって移動するとともに、可動スライダ658がリブ664Aから離れる方向に移動する。

可動スライダ658がリブ664Aから離れる方向に移動すると、コイルスプリング667の付勢力によって可動アーム662、663が互いに離隔する第2可動位置から互いに近接する第1可動位置に可動される。すなわち、第1可動アーム662、663が開いた状態から閉じた状態に可動する。

可動アーム662、663が第2可動位置から第1可動位置に可動されるのに伴ってギヤ664、665が第2作動位置から第1作動位置に回転する。

図27に示すように、上側スライドベース657が第2移動位置から第1移動位置に移動すると、図25に示すように、ベースリブ666がギヤ664のリブ664Aを押圧することにより、ギヤ664、665が第2作動位置から第1移動位置に移動する。

図25に示すように、上側スライドベース657が第1移動位置に移動すると、ギヤ664、665が第1作動位置に回転した状態において、ベースリブ666がリブ664Aを可動スライダ658に向かって押圧し、ギヤ664、665が回転することを規制する。

次いで、図27に示すように、上側スライドベース657が第1移動位置に位置した状態において、モータ652が他方向に駆動されると、ギヤ653(図23参照)からギヤ654(図23参照)に動力が伝達される。

図22に示すように、ギヤ654が回転すると、嵌合突起654Aが摺動ブッシュ656B(図23参照)を介して上側可動ベース655のスリット655B(図23参照)に沿って摺動することにより、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が揺動軸651Bを支点にして上方に揺動する。

このとき、上側可動ベース655の嵌合突起655D(図23参照)が、摺動ブッシュ656Aを介してスリット651Aに沿って摺動することにより、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が安定して揺動される。

図27に示すように、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が駆動位置から待機位置に向かって下方から上方に移動するときには、ガイド片670がガイドレール668、669に案内される。

図26に示すように、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が駆動位置から待機位置に向かって当て壁部材675に近接するように、待機位置から駆動位置に移動する途中で、可動鍔部材673の上端が当て壁部材675に接触する。

このとき、図21に示すように、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が待機位置に向かってさらに上方に移動すると、可動鍔部材673の上端が当て壁部材675に接触して可動鍔部材673が上方に移動することが規制される。

これにより、可動鍔部材673がコイルスプリング674(図23参照)の付勢力に抗して上側可動ベース655及び固定鍔部材672に対して可動する。これにより、可動鍔部材673が上側可動ベース655及び固定鍔部材672に収容されるような演出が行われる。

図21に示すように、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が待機位置に移動すると、モータ652の駆動を停止する。このようにして上側可動演出部材650は、駆動位置から待機位置に移動する。図29は、遊技盤40に対して上側可動演出部材650が駆動位置に移動した状態を示している。

このように、本実施の形態のパチンコ遊技機1は、図22に示すように、遊技盤40(図3参照)が取付けられたスペーサ90(図3参照)と、遊技盤40の後方に取付けられ、所定の演出表示を行う液晶表示装置50(図3参照)と、スペーサ90に取付けられた揺動軸651Bを中心に待機位置と駆動位置との間で可動する上側可動演出部材650と、液晶表示装置50の前方に位置するようにスペーサ90に設けられたガイドレール668、669と、を備え、上側可動演出部材650が、揺動軸651Bを支点に待機位置と駆動位置との間で可動する際にガイドレール668、669に案内されるガイド片670を有する。

これにより、上側可動演出部材650の軌道を安定させることができる。このため、上側可動演出部材650による演出を正確に行うことができる。また、例えば、上側可動演出部材650が待機位置と駆動位置との間で可動する際に、遊技盤40の前後方向に揺動することを防止できるので、上側可動演出部材650が遊技盤40や液晶表示装置50に接触することを防止して、上側可動演出部材650、遊技盤40及び液晶表示装置50を保護することができる。

これに加えて、上側可動演出部材650が前後方向に揺動することを防止することで、上側可動演出部材650と遊技盤40との間のスペースと、上側可動演出部材650と液晶表示装置50との間のスペースを小さくできる。このため、パチンコ遊技機1の前後方向の寸法を短くでき、パチンコ遊技機1の省スペース化を図ることができる。

また、ガイド片670は、ガイドレール668、669と接触する部分から上側可動演出部材650に向かって傾斜する三角形状の補強部670a、670b(図22参照)を有するので、ガイド片670の剛性を向上することができる。したがって、上側可動演出部材650をガイドレール668、669に沿って円滑、かつ安定して移動させることができる。

また、本実施の形態のパチンコ遊技機1は、上側可動演出部材650が、上側可動ベース655と、上側可動ベース655の長手方向に沿って移動可能な上側スライドベース657とを有し、上側スライドベース657が、第1移動位置から第2移動位置に移動したとき、上側スライドベース657の端部がガイドレール668、669を超えて突出可能である。

これにより、上側スライドベース657の移動がガイドレール668、669によって規制されることを防止することができ、上側可動演出部材650による演出をより効果的に行うことができる。

また、本実施の形態のパチンコ遊技機1は、図22に示すように、上側可動演出部材650が、当て壁部材675に近接する待機位置と当て壁部材675から離隔する駆動位置との間で揺動軸651Bを中心に可動する上側スライドベース657及び固定鍔部材672と、上側スライドベース657及び固定鍔部材672に対して可動する可動鍔部材673と、上側スライドベース657と可動鍔部材673とを弾性的に連結するコイルスプリング674(図23参照)と、を有する。

さらに、可動鍔部材673は、上側スライドベース657及び固定鍔部材672が当て壁部材675に近接するように移動したときに、当て壁部材675に接触することによりコイルスプリング674の付勢力に抗して上側スライドベース657及び固定鍔部材672に対して可動して第1位置(図21に示す位置)に移動し、上側スライドベース657及び固定鍔部材672が当て壁部材675から離隔するように移動したときに、コイルスプリング674に付勢されることにより上側スライドベース657及び固定鍔部材672に対して可動して第2位置(図27に示す位置)に移動する。

これにより、簡素な構成によって上側可動演出部材650を円滑に動作させつつ、演出効果を向上できる。特に、上側可動演出部材650は、上側スライドベース657及び固定鍔部材672、可動鍔部材673及びコイルスプリング674から構成され、これに当て壁部材675を関連付けることで、上側スライドベース657及び固定鍔部材672の移動に伴って可動鍔部材673を上側スライドベース657及び固定鍔部材672に対して可動できるので、上側可動演出部材650の構成をより効果的に簡素化できる。

また、本実施の形態の上側可動演出部材650は、図22に示すように、上側可動ベース655と、上側可動ベース655に対して第1移動位置と第2移動位置との間で移動可能な上側スライドベース657と、上側可動ベース655に設けられ、第1可動位置と第2可動位置との間で可動可動アーム662、663と、上側スライドベース657に設けられ、第1作動位置から第2作動位置に作動することにより可動アーム662、663を第1可動位置から第2可動位置に可動させ、第2作動位置から第1作動位置に移動することにより可動アーム662、663を第2可動位置から第1可動位置に可動させるギヤ664、665を有する。

さらに、上側可動演出部材650は、上側スライドベース657に設けられ、上側スライドベース657が上側可動ベース655に対して第1移動位置から第2移動位置に移動するときにギヤ664のリブ664Aに係合して、ギヤ664、665を第1作動位置から第2作動位置に移動させる可動スライダ658(図24参照)と、上側スライドベース657に設けられ、上側スライドベース657が上側可動ベース655に対して第2移動位置から第1移動位置に移動するときに、可動スライダ658と反対方向からギヤ664のリブ664Aに係合してギヤ664、665を第2作動位置から第1作動位置に移動させるベースリブ666(図25参照)と、を備える。

これにより、簡素な構成によって可動アーム662、663を円滑に動作させることができる。この結果、上側可動演出部材650が円滑な動作を行うことを保証しつつ、演出効果を向上できる。

また、本実施の形態の上側可動演出部材650は、ギヤ664、665が、上側スライドベース657のスライド方向(移動方向)に対して可動スライダ658とベースリブ666との間に設けられており、ギヤ664が、可動スライダ658及びベースリブ666に係合可能なリブ664Aを有する。

これにより、可動スライダ658及びベースリブ666をリブ664Aに係合させてギヤ664、665を回転させることにより、ギヤ部662A、663Aを介して可動アーム662、663を第1可動位置と第2可動位置との間で可動させることができる。これにより、上側可動演出部材650をより効果的に簡素な構成とすることができる。

また、図24及び図25に示すように、可動アーム662、663が第1可動位置及び第2可動位置に位置したときに、可動スライダ658及びベースリブ666をリブ664Aに係合させることで、ギヤ664、665の回転を規制することができる。これにより、第1可動位置と第2可動位置とにおいて可動アーム662、663の姿勢を安定させることができ、可動アーム662、663の挙動が不安定となることを防止できる。

なお、本実施の形態の上側可動演出部材650では、固定鍔部材672に対して可動鍔部材673のみが可動する構成であるが、固定鍔部材672も可動する構成としてもよい。具体的には、図30に示すように、可動鍔部材673は、固定板690に可動可能に設けられており、固定板690は、上側スライドベース657(図23参照)に固定されている。

固定体690には可動鍔部材691が可動可能に設けられている。可動鍔部材673にはラック歯673aが形成されるラック673Dが設けられており、可動鍔部材691にはラック歯691aが形成されるラック691Aが設けられている。

ラック歯673aは、ギヤ692を介してラック歯691aに噛合している。固定板690と可動鍔部材673とは、コイルスプリング674によって弾性的に連結されており、コイルスプリング674は、可動鍔部材673を固定体690、すなわち上側スライドベース657に対して上方に付勢している。

このように構成すれば、上側可動ベース655及び上側スライドベース657が駆動位置と待機位置とに揺動するのに伴って、可動鍔部材673のラック673Dからギヤ692を介して可動鍔部材691のラック691Aに動力を伝達し、可動鍔部材673の動きに連動させて可動鍔部材691を固定板690に対して可動させることができる。

これにより、可動鍔部材673、691が固定板690に引っ込む位置と固定板690から突出する位置とに移動可能となる。

また、本実施の形態では、ギヤ664、665が第1作動位置に回転した状態(図25に示す状態)においてギヤ664、665の回転を規制する構成としてベースリブ666を用いたが、このベースリブ666に代えて、図31及び図32に示すようなコイルスプリングを利用してもよい。図31、図32は、上側可動ベース655及び上側スライドベース657の概略図である。

図31、図32に示すように、上側可動ベース655の右端にはコイルスプリング680の一端部を支持する支持部材680Aが固定されており、コイルスプリング680の他端部には可動スライダ658と反対方向からギヤ664のリブ664Aに当接可能な当接片680Bが設けられている。

このような構成の場合、図32に示すように、上側スライドベース657が上側可動ベース655に対して第1位置(図31に示す位置)から第2位置(図32に示す位置)に移動し、可動スライダ658がギヤ664のリブ664Aを押圧したときに、ギヤ664の回転に伴ってコイルスプリング680が圧縮される。

一方、図31に示すように、上側スライドベース657が上側可動ベース655に対して第2位置(図32に示す位置)から第1位置(図31に示す位置)に移動し、可動スライダ658がギヤ664のリブ664Aから離れるときには、コイルスプリング680が伸長することにより、当接片680Bが可動スライダ658と反対方向からリブ664Aを押圧する。

このように構成した場合であっても、可動アーム662、663が第1可動位置及び第2可動位置に位置したときに、可動スライダ658及びコイルスプリング680をリブ664Aに係合させることで、ギヤ664、665の回転を規制することができる。これにより、第1可動位置と第2可動位置とにおいて可動アーム662、663の姿勢を安定させることができ、可動アーム662、663の挙動が不安定となることを防止できる。

さらに、上述したベースリブ666やコイルスプリング680に代えて、図33及び図34に示すようなリンク機構を利用してもよい。図33、図34は、上側可動ベース655及び上側スライドベース657の概略図である。

図33、図34に示すように、上側可動ベース655には、ラック659が延在する方向と同方向に延在するラック681が設けられており、ラック681は、上側可動ベース655に対して移動可能に構成されている。

上側スライドベース657にはギヤ682が設けられており、ギヤ682は、ラック681のラック歯681aに噛合している。上側可動ベース655にはギヤ683が回転自在に設けられており、ギヤ683にはL字形状のリブ683Aが設けられている。リブ683Aは、可動スライダ658と反対方向からギヤ664のリブ664Aを押圧可能となっている。

ギヤ683は、上側スライドベース657が上側可動ベース655に対して第1位置(図33に示す位置)と第2位置(図34に示す位置)とに移動するときに、ラック681のラック歯681aに噛合可能な状態と噛合不能な状態とに切換えられる。

このように構成された上側可動演出部材650は、上側スライドベース657が上側可動ベース655に対して第1位置(図33に示す位置)から第2位置(図34に示す位置)に移動すると、ギヤ682の回転によってラック681が左方に移動する。

図34に示すように、ラック681が左方に移動すると、ギヤ683とラック歯681aとの噛み合いが解除される(噛合不能な状態となる)。また、可動スライダ658がギヤ664のリブ664Aを押圧することで、ギヤ664が回転する。このとき、リブ664Aがリブ683Aを押圧するが、リブ683Aにはリブ664Aの押圧力に対向する力が作用しないので、ギヤ683Aが回転してギヤ664の回転を許容する。

一方、図33に示すように、上側スライドベース657が上側可動ベース655に対して第2位置(図34に示す位置)から第1位置(図33に示す位置)に移動し、可動スライダ658がギヤ664のリブ664Aから離れるときには、ギヤ682の回転によってラック681が右方に移動する。

ラック681が右方に移動すると、ギヤ683がラック歯681aに噛合して回転し、リブ683Aが可動スライダ658と反対方向からリブ664Aを押圧する。これにより、ギヤ664が回転する。

このように構成した場合であっても、可動アーム662、663が第1可動位置及び第2可動位置に位置したときに、可動スライダ658及びリブ683Aをリブ664Aに係合させることで、ギヤ664、665の回転を規制することができる。これにより、第1可動位置と第2可動位置とにおいて可動アーム662、663の姿勢を安定させることができ、可動アーム662、663の挙動が不安定となることを防止できる。なお、ギヤ682は、上側スライドベース657の移動に伴って駆動されるが、図示しないモータによって駆動されてもよい。

[右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770の構成と動作]
図4及び図43に示すように、本実施の形態のパチンコ遊技機1には、右側可動演出部材750、左側可動演出部材770が設けられている。右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770は、遊技盤40の後方において、表示領域51の右側及び左側に設けられている。なお、図4では、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770が中央台板413の後方に位置した状態(後述する待機位置に位置した状態)を示している。このため、図4に示すように、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770は、待機位置では遊技者からはその全体が視認されないようになっている。本実施の形態の右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770は、本発明の変位手段を構成する。

まず、右側可動演出部材750について説明する。

図35に示すように、右側可動演出部材750には右側翼部材751が設けられており、右側翼部材751には翼を模した装飾が施されている。右側翼部材751は、前面にインナーレンズ751Aが設けられており、インナーレンズ751Aの後方に位置するように電飾基板751B(図37参照)が内蔵されている。電飾基板751B(図37参照)には図示しないLEDが設けられており、電飾基板751B(図37参照)は、LEDを点灯制御してインナーレンズ751Aを通して発光する。

図36に示すように、右側翼部材751の後方には右側翼ガイド部材752が設けられており、右側翼ガイド部材752には上下方向に離隔する、くの字形状の一対のガイド溝752A、752Bが形成されている。

右側翼部材751の後部には上下方向に離隔する一対の嵌合突起751C、751Dが形成されており、嵌合突起751C、751Dは、摺動ブッシュ753A、753Bを介してガイド溝752A、752Bに摺動自在に嵌合されている。

図37に示すように、右側翼ガイド部材752の後部には上下方向に離隔する一対の突起752C、752Dが形成されており、突起752C、752Dにはそれぞれ可動アーム754、755の下端部が回転自在に支持されている。

可動アーム754、755には縦長のスリット754A、755Aが形成されており、スリット754A、755Aには摺動ブッシュ753A、753Bが摺動自在に嵌合されている。

これにより、可動アーム754、755は、突起752C、752Dを支点に上下方向に揺動する。可動アーム754、755が突起752C、752Dを支点に上下方向に揺動すると、摺動ブッシュ753A、753Bがガイド溝752A、752Bに沿って移動することにより、右側翼部材751がガイド溝752A、752Bに沿ってくの字を描くように上下左右方向(斜め方向を含む)に移動する。

可動アーム754、755にはギヤ部754B、755Bが形成されており、ギヤ部754B、755Bは、ラック756に形成されたラック歯756A、756B(図36参照)に噛合している。

図36に示すように、右側翼ガイド部材752の後方には右側翼固定ベース757が設けられており、右側翼固定ベース757の前面には上下方向に離隔する一対の突起757A、757Bが形成されている。

ラック756には、上下方向に縦長の一対のスリット756C、756Dが上下方向に離隔して形成されている。スリット756C、756Dには、突起757A、757Bが摺動自在に嵌合されている。これにより、ラック756は、右側翼固定ベース757に対して上下方向に移動可能とされる。

ラック756の上部にはスリット756Eが形成されており、スリット756Eは、左右方向に延在している。

右側翼固定ベース757の前面にはモータ758が取付けられており、モータ758の図示しない回転軸にはギヤ759が取付けられている。ギヤ759は、右側翼固定ベース757の後面に回転自在に支持されている。ギヤ759は、右側翼固定ベース757の後部に回転自在に支持されたギヤ760に噛合している。これらギヤ759、760は、ギヤカバー763によって覆われている。

ギヤ760には嵌合突起760Aが形成されており、嵌合突起760Aは、スリット756Eに摺動自在に嵌合されている。右側翼固定ベース757には図示しない半円状のスリットが形成されており、ギヤ760が回転すると、嵌合突起760Aは、半円状のスリットに沿って案内される。嵌合突起760Aが半円状のスリットに沿って案内されると、嵌合突起760Aがスリット756Eに沿って移動しながらラック756を下方に押圧する。

右側翼固定ベース757とラック756とはコイルスプリング762によって連結されており、コイルスプリング762は、ラック756を上方に付勢している。

右側翼部材751の右方にはガイド突起761が形成されており、ガイド突起761は、右側翼部材751の前面よりも前方に突出している。ガイド突起761は、右側可動演出部材750が待機位置(図35に示す位置)と駆動位置(図38に示す位置)とに移動するとき、遊技盤40(図4参照)の後方を視認困難な遊技盤40の領域において遊技盤40の後面に当接している。これにより、ガイド突起761は、遊技者から視認困難となる。本実施の形態のガイド突起761は、本発明の当接部を構成する。

本実施の形態の右側可動演出部材750は、モータ758が回転すると、ギヤ759がギヤ760を回転させる。ギヤ760が回転すると、嵌合突起760Aが半円状のスリットに沿って案内されるとともに、嵌合突起760Aがラック756のスリット756Eに沿って移動する。

これにより、ラック756が上下方向に移動する。ラック756が上下方向に移動すると、ラック756のラック歯756A、756Bに噛合する可動アーム754、755のギヤ部754B、755Bが回転する。このため、図37に示すように、可動アーム754、755が突起752C、752Dを支点に上下方向に揺動する。

このため、摺動ブッシュ753A、753Bがガイド溝752A、752Bに沿って移動し、右側翼部材751の嵌合突起751C、751Dがガイド溝752A、752Bに沿って上下左右方向に移動する。この結果、右側翼部材751は、遊技盤40(図4参照)の後方に待機した待機位置(図35に示す位置)と、待機位置から左斜め下方に位置する駆動位置(図38に示す位置)とに移動する。

また、右側翼部材751が駆動位置(図38に示す位置)から右斜め上方の待機位置(図35に示す位置)に移動するときには、ラック756がコイルスプリング762によって上方に引っ張られる。これにより、重量物である右側翼部材751を、コイルスプリング762によって自重方向と反対方向に引き上げることができ、モータ758(図36参照)の駆動をコイルスプリング762によってアシストすることができる。

また、右側翼部材751が待機位置と駆動位置とに移動するときに、ガイド突起761は、遊技盤40(図4参照)の後方を視認困難な遊技盤40の領域において遊技盤40の後面に当接する。これにより、右側翼部材751がパチンコ遊技機1の前後方向に振れることなく、右側翼部材751を待機位置と駆動位置とに移動させることができる。

次に、左側可動演出部材770について説明する。

図39に示すように、左側可動演出部材770には左側翼部材771が設けられており、左側翼部材771には翼を模した装飾が施されている。左側翼部材771は、前面にインナーレンズ771Aが設けられており、インナーレンズ771Aの後方に位置するように電飾基板771B(図41参照)が内蔵されている。電飾基板771B(図41参照)には図示しないLEDが設けられており、電飾基板771B(図41参照)は、LEDを点灯制御してインナーレンズ771Aを通して発光する。

図40に示すように、左側翼部材771の後方には左側翼ガイド部材772が設けられており、左側翼ガイド部材772には上下方向に離隔する、くの字形状の一対のガイド溝772A、772Bが形成されている。

図41に示すように、左側翼部材771の後部には上下方向に離隔する一対の嵌合突起771C、771Dが形成されており、嵌合突起771C、771Dは、摺動ブッシュ773A、773B(図40参照)を介してガイド溝772A、772Bに摺動自在に嵌合されている。

左側翼ガイド部材772の後部には上下方向に離隔する一対の突起772C、772Dが形成されており、突起772C、772Dにはそれぞれ可動アーム774、775の上端部が回転自在に支持されている。

可動アーム774、775には縦長のスリット774A、775Aが形成されており、スリット774A、775Aには摺動ブッシュ773A、773Bが摺動自在に嵌合されている。

これにより、可動アーム774、775は、突起772C、772Dを支点に上下方向に揺動する。可動アーム774、775が突起772C、772Dを支点に上下方向に揺動すると、摺動ブッシュ773A、773Bがガイド溝772A、772Bに沿って移動することにより、左側翼部材771がガイド溝772A、772Bに沿ってくの字を描くように上下左右方向(斜め方向を含む)に移動する。

可動アーム774、775にはギヤ部774B、775Bが形成されており、ギヤ部774B、775Bは、ラック776に形成されたラック歯776A、776Bに噛合している。

図40に示すように、左側翼ガイド部材772の後方には左側翼固定ベース777が設けられており、左側翼固定ベース777の前面には上下方向に離隔する一対の突起777A、777Bが形成されている。

ラック776には、上下方向に縦長の一対のスリット776C、776Dが上下方向に離隔して形成されている。スリット776C、776Dには、突起777A、777Bが摺動自在に嵌合されている。これにより、ラック776は、左側翼固定ベース777に対して上下方向に移動可能とされる。

ラック776の上部にはスリット776Eが形成されており、スリット776Eは、左右方向に延在している。

図41に示すように、左側翼固定ベース777の後部にはモータ778が取付けられており、モータ778の図示しない回転軸にはギヤ779が取付けられている。図40に示すように、ギヤ779は、左側翼固定ベース777の前面に回転自在に支持されている。ギヤ779は、左側翼固定ベース777の前面に回転自在に支持されたギヤ780に噛合している。これらギヤ779、780は、ギヤカバー783によって覆われている。

図40に示すように、ギヤ780には嵌合突起780Aが形成されており、嵌合突起780Aは、スリット776Eに摺動自在に嵌合されている。ギヤ780が回転すると、嵌合突起780Aがスリット776Eに沿って移動しながらラック776を上方に押圧する。

左側翼固定ベース777とラック776とはコイルスプリング782によって連結されており、コイルスプリング782は、ラック776を上方に付勢している。

左側翼部材771の左方にはガイド突起781が形成されており、ガイド突起781は、左側翼部材771の前面よりも前方に突出している。ガイド突起781は、左側可動演出部材770が待機位置(図39に示す位置)と駆動位置(図42に示す位置)とに移動するとき、遊技盤40(図4参照)の後方を視認困難な遊技盤40の領域において遊技盤40の後面に当接している。これにより、ガイド突起781は、遊技者から視認困難となる。本実施の形態のガイド突起781は、本発明の当接部を構成する。

本実施の形態の左側可動演出部材770は、モータ778(図41参照)が回転すると、ギヤ779がギヤ780を回転させる。ギヤ780が回転すると、嵌合突起780Aがラック776のスリット776Eに沿って移動する。

これにより、ラック776が上下方向に移動する。ラック776が上下方向に移動すると、ラック776のラック歯776A、776Bに噛合する可動アーム774、775のギヤ部774B、775Bが回転する。このため、図41に示すように、可動アーム774、775が嵌合突起772C、772Dを支点に上下方向に揺動する。

このため、図40に示すように、摺動ブッシュ773A、773Bがガイド溝772A、772Bに沿って移動し、左側翼部材771の嵌合突起771C、771D(図41参照)がガイド溝772A、772B(図41参照)に沿って上下左右方向に移動する。この結果、左側翼部材771は、遊技盤40(図4参照)の後方に待機した待機位置(図39に示す位置)と、待機位置から右斜め上方に移動した駆動位置(図42に示す位置)とに移動する。

また、左側翼部材771が待機位置(図39に示す位置)から右斜め上方の駆動位置(図42に示す位置)に移動するときには、ラック776がコイルスプリング782によって上方に引っ張られる。これにより、重量物である左側翼部材771を、コイルスプリング782によって自重方向と反対方向に引き上げることができ、モータ778(図41参照)の駆動をコイルスプリング782によってアシストすることができる。

また、左側翼部材771が待機位置と駆動位置とに移動するときに、ガイド突起781は、遊技盤40(図4参照)の後方を視認困難な遊技盤40の領域におい遊技盤40の後面に当接する。これにより、左側翼部材771がパチンコ遊技機1の前後方向に振れることなく、左側翼部材771を待機位置と駆動位置とに移動させることができる。

図43は、遊技盤40を前方から見たときに、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770が待機位置から駆動位置に移動した状態を示す図である。右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770は、待機位置から駆動位置に移動する際には互いに近接するように移動する。

さらに、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770が待機位置から駆動位置に移動する際には、右側可動演出部材750は左方に移動した後に下方に移動するよう動き、左側可動演出部材770は右方に移動した後に上方に移動するように動くようになっている。このため、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770が待機位置から駆動位置に移動するときは、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770があたかも回転しているかのような動き(液晶表示装置50の前方で、右側可動演出部材750と左側可動演出部材770とが一つの演出部材のように視認され、当該一つの演出部材が反時計回りに回転しているかのような動き)に見せることができ、演出効果を高めることができる。

このように、本実施の形態の右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770は、遊技盤40(図4参照)の後面に当接するガイド突起761、781を有し、ガイド突起761、781は、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770が待機位置と駆動位置とに移動するとき、遊技盤40の後方を視認困難な遊技盤40の領域において遊技盤40の後面に当接するように右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770に設けられている。

これにより、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770が待機位置と駆動位置とに移動するとき、ガイド突起761、781が遊技盤40(図4参照)の後面に当接することで、ガイド突起761、781を、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770の移動時のガイドとして利用することができ、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770を安定して動作させることができる。この結果、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770の円滑な動作を行うことを保証しつつ、演出効果を向上できる。

また、ガイド突起761、781を遊技盤40(図4参照)の後面に接触させることで、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770の前面に形成された装飾等が遊技盤40に接触することを防止できる。このため、翼を模した装飾が施されている右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770の前面を遊技盤40から保護できる。

さらに、遊技盤40(図4参照)の後方を視認困難な領域において、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770のガイド突起761、781を遊技盤40の後面に当接させているので、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770のガイド突起761、781が遊技者から容易に視認されることがない。このため、遊技盤40の装飾性を維持することができる。

図20に示すように、右ガイド部413eの前側には小型可動演出部材790(図4に仮想線で示す)が設けられている。小型可動演出部材790は、図示しない電磁ソレノイドによって駆動されることにより、左斜め上方と右斜め下方との間で往復移動するようになっている。小型可動演出部材790は、電磁ソレノイドに限らず、例えばモータや歯車等からなる各種アクチュエータによって駆動される構成であってもよい。

[振分装置の変形例]
以下、振分装置421の変形例について説明する。図44〜図48は、振分装置421の第1の変形例を示す図である。図49及び図50は、振分装置421の第2の変形例を示す図である。

以下に説明する第1の変形例及び第2の変形例に係る振分装置800において、振分ドラム801以外の構成は、図5に示す振分装置421と同一の構成である。したがって、図44〜図50において、振分ドラム801の構成を具体的に説明し、振分ドラム801以外の構成については説明を省略する。なお、振分装置421の第1の変形例と第2の変形例とは、振分ドラム801の構成が異なる。

[第1の変形例の振分ドラム]
図44に示すように、第1の変形例に係る振分ドラム801は、振分軸502(図5参照)が挿入可能な中心孔801eを有する円柱形(鼓形)のドラム本体802と、ドラム本体802に形成され、ドラム本体802の中心軸方向に沿って延び、かつドラム本体802の円周方向に分割して形成される4本の溝部802A〜802Dと、ドラム本体802の一方の端部(左端)から径方向に突出する突出部803と、ドラム本体802の他方の端部(右端)から径方向に突出する突出部804と、を備えている。

4本の溝部802A〜802Dは、ドラム本体802に中心軸に対して90度に広がる壁面の間に形成されており、隣り合う溝部802A〜802Dの間に羽根部805が形成される。

羽根部805は、ドラム本体802から径方向外方に延在しており、ドラム本体802の中心軸方向に向かって正面視した場合に十字型に延びている。羽根部805は、溝部802A〜802Dをドラム本体802の円周方向に仕切る仕切壁を構成している。

突出部803は、ドラム本体802の軸線方向に傾斜する円錐台形に形成されている(図47参照)。また、図45に示すように、突出部803には4本の溝部802A〜802Dの中の1本の溝部802Dに連通する切り欠き803Aが形成されている。

突出部804は、ドラム本体802の軸線方向に傾斜する円錐台形に形成されている(図48参照)。図44に示すように、突出部804は、4本の溝部802A〜802Dの中の3本の溝部802A〜802Cに連通する切り欠き804Aが形成されている。なお、突出部804の側面には、凹部806が形成されており、凹部806には意匠レンズ507(図5参照)が装着されている。

図45に示すように、4本の溝部802A〜802Dの中の1本の溝部802Dは、右側が突出部804によって閉鎖され、左側が開放されており、他の3組の溝部802A〜802Cは、左側が突出部803によって閉鎖され、右側が開放されている。なお、突出部803、804の開放部分は、それぞれ切り欠き803A、804Aが形成された部分である。

図46に示すように、振分ドラム801の軸線方向の一端部には第1カムロック504が取付けられている。この第1カムロック504は、図7に示した第1カムロック504と同一の構成であるため、説明を省略する。ここで、振分ドラム801は、本発明の回転部材を構成し、溝部802A〜802Dは、本発明の受入れ部を構成する。

図46に示すように、溝部802A〜802Dにはそれぞれ載置面部802aが設けられている。載置面部802aは、振分ドラム801の円周方向における羽根部805の一方の面から構成されており、載置面部802aにはそれぞれの溝部802A〜802Dに受け入れられる遊技球が一時的に載置される。なお、「遊技球が一時的に載置される」とは、溝部802A〜802Dに受け入れられた遊技球が自重により振分ドラム801を回転させて落下するまでに、載置面部802a上に遊技球が留まっている(接触している)状態をいう。

振分ドラム801は、回転中心軸がパチンコ遊技機1の左右方向と同方向に延びており、回転時において載置面部802aが上方から見えるように載置面部802aが流下経路板423(図4参照)から前方に突出している。

換言すれば、載置面部802aと反対側の羽根部805の面は、流下経路板423(図4参照)の後方に隠れており、上方からは見えない。したがって、遊技領域41(図4参照)において流下経路板423(図4参照)を流下する遊技球は、溝部802A〜802Dにおいて、常に載置面部802aに載置され、振分ドラム801は、一方向のみに回転する。

図44に示すように、3本の溝部802A〜802Cの一部を構成する突出部803は、載置面部802aに対して振分ドラム801の軸線方向一方側に設けられており、遊技球の振り分け方向を決定する壁面部803Bを有する。すなわち、壁面部803Bは、振分ドラム801の軸線方向に対して切り欠き804Aと対向している。

図47に示すように、壁面部803Bは、載置面部802aからドラム本体802の径方向外方に傾斜して延びる第1傾斜面803eと、第1傾斜面803eから載置面部802aと直交してドラム本体802の径方向外方に延びる第2傾斜面803fとから形成されている。

載置面部802aに対する第1傾斜面803eの傾斜角度θ1(例えば、120°)は、載置面部802aに対する第2傾斜面803fの傾斜角度θ2(例えば、90°)よりも大きく形成されている。第2傾斜面803fは、垂直面から構成されている。

第2傾斜面803fは、第1傾斜面803eから載置面部802aに載置される遊技球807の中心点807aよりも上方まで延伸されている。換言すれば、ドラム本体802の径方向における第2傾斜面803fの外端803uは、載置面部802aに載置される遊技球807の中心点807aよりも上方に位置している。

図45に示すように、1本の溝部802Dの一部を構成する突出部804は、載置面部802aに対して振分ドラム801の軸線方向他方に設けられており、遊技球の振り分け方向を決定する壁面部804Bを有する。すなわち、壁面部804Bは、振分ドラム801の軸線方向に対して切り欠き803Aと対向している。

図48に示すように、壁面部804Bは、載置面部802aからドラム本体802の径方向外方に傾斜して延びる第1傾斜面804eと、第1傾斜面804eから載置面部802aと直交してドラム本体802の径方向外方に延びる第2傾斜面804fとから形成されている。

載置面部802aに対する第1傾斜面804eの傾斜角度θ1(例えば、120°)は、載置面部802aに対する第2傾斜面804fの傾斜角度θ2(例えば、90°)よりも大きく形成されている。第2傾斜面804fは、垂直面から構成されている。

第2傾斜面804fは、第1傾斜面804eから載置面部802aに載置される遊技球807の中心点807aよりも上方まで延伸されている。換言すれば、ドラム本体802の径方向における第2傾斜面804fの外端804uは、載置面部802aに載置される遊技球807の中心点807aよりも上方に位置している。

振分装置800において、例えば、図47に示すように、溝部802Cが上方に向いているときには、溝部802Cが遊技球の受入可能な態様となる。溝部802Cが遊技球の受入可能な状態で、上方から遊技球から流下すると、溝部802Cが遊技球を受入れ、遊技球が載置面部802aに載置される。これにより、遊技球の自重によって振分ドラム801が回転しながら溝部802Cが下方に向いていく。

この際、遊技球は、第1傾斜面803eの斜面によって右寄りに移動し、第1傾斜面803eに沿って右側に振り分けられる。これにより、振分ドラム801によって振り分けられた遊技球は、第2経路423c(図4参照)側に案内される。

振分ドラム801は、4本の溝部802A〜802Dのうちの3本の溝部802A〜802Cが右方に切り欠き804Aを有するので遊技球は、3/4の確率で第2経路423c(図4参照)側に振り分けられる。

一方、例えば、図48に示すように、溝部802Dが上方に向いているときには、溝部802Dが遊技球の受入可能な態様となる。溝部802Dが遊技球の受入可能な状態で、上方から遊技球から流下すると、溝部802Dが遊技球を受入れ、遊技球が載置面部802aに載置される。このとき、遊技球の自重によって振分ドラム801が回転しながら溝部802Dが下方に向いていく。

この際、遊技球は、第1傾斜面804eの斜面によって左寄りに移動し、第1傾斜面804eに沿って左側に振り分けられる。これにより、振分ドラム801によって振り分けられた遊技球は、第1経路423b(図4参照)側に案内される。

振分ドラム801は、4本の溝部802A〜802Dのうちの1本の溝部802Dのみが左方に切り欠き803Aを有するので遊技球は、1/4の確率で第1経路423b(図4参照)側に振り分けられる。

以上のように、第1の変形例の振分装置800は、遊技領域41(図4参照)を流下する遊技球を受け入れる複数の溝部802A〜802Dが円周方向に形成された振分ドラム801を有し、溝部802A〜802Dに受け入れられた(載置された)遊技球を振り分けるようになっている。

図47及び図48に示すように、溝部802A〜802Dは、振分ドラム801の径方向外方に延び、遊技球が載置される載置面部802aと、載置面部802aに対して振分ドラム801の軸方向の両側に設けられ、遊技球の振り分け方向を決定する壁面部803B、804Bと、を有し、壁面部803B、804Bには、載置面部802aに接続された第1傾斜面803e、804eと、第1傾斜面803e、804eに接続された第2傾斜面803f、804fとが形成されており、載置面部802aに対する第1傾斜面803e、804eの傾斜角度θ1が、載置面部802aに対する第2傾斜面803f、804fの傾斜角度θ2よりも大きく構成されている。

これにより、第1傾斜面803e、804eの傾斜角度より第2傾斜面803f、804fの傾斜角度を急峻にできる。これにより、例えば、遊技球の流下速度が速い場合等に溝部802A〜802Dに受け入れられた遊技球が壁面部803B、804Bに沿って駆け上がる等、意図しない方向に遊技球が転動することを防止できる。

このため、振分ドラム801と流下経路板423(図4参照)との間に遊技球が噛み込まれてしまうことを防止でき、振分ドラム801の回転不良が発生することを防止できる。この結果、遊技球を確実に振り分けることができ、パチンコ遊技機1の信頼性を向上できる。

また、第1の変形例の振分装置800によれば、第2傾斜面803f、804fが、第1傾斜面803e、804eから、載置面部802aに載置される遊技球807の中心点807aよりも上方まで延伸されている。

これにより、載置面部802aに載置された遊技球807の重心を、第2傾斜面803f、804fの上端より下方にすることができ、載置面部802aに載置された遊技球807が壁面部803B、804Bに沿って駆け上がることをより効果的に防止できる。また、遊技球の自重により振分ドラム801が回転した場合には、遊技球を、下方に向いた溝部802A〜802Dの第1傾斜面803e、804eの傾斜面に沿って案内される方向に確実に排出できる。

なお、本実施の形態の振分ドラム801では、第2傾斜面803f、804fの外端803u、804uのそれぞれと突出部803、804のそれぞれとを接続する斜面が外側(載置面部802aに載置された遊技球807から離隔する方向)に傾斜しているため、外端803u、804uが突出部803、804から内側(載置面部802aに載置された遊技球807側)に向けて突出したような形状をなしている。これにより遊技球が外端803u、804uにあたるとその遊技球が振り分け方向に誘導されるようになっている。

これに対し、外端803u、804uのそれぞれと突出部803、804のそれぞれとを接続する斜面を内側(載置面部802aに載置された遊技球807側)に傾斜させることにより第1傾斜面803e、804e及び第2傾斜面803f、804fが凹部を形成するような構成としてもよい。この場合、第2傾斜面803f、804fが遊技球を振り分け方向に誘導させることができる。この場合であっても、載置面部802aに対する第1傾斜面の傾斜角度θ1が、載置面部802aに対する第2傾斜面の傾斜角度θ2よりも大きい。

[第2の変形例の振分ドラム]
図49に示すように、第2の変形例の振分ドラム801は、第1カムロック504(図図7参照)の構成が本実施の形態と異なり、また羽根部の構成が第1の変形例の振分ドラムと異なる。

すなわち、図7に示すように、本実施の形態の第1カムロック504は、ギヤ部504eの凸部が4箇所(凹部分も4箇所)に形成されているが、第2の変形例の振分ドラム801におけるギヤ部810Aは、図49に示すように、8箇所の凸部810aと凹部801bとを有する。この場合、第2カムロック811のギヤ部もギヤ部810Aに噛み合う8カ所の凸部811a及び凹部811bを有する。

このような構成によれば、凸部810aと凹部810bとに連続する斜面の傾斜角度を、本実施の形態におけるギヤ部504eの凸部と凹部とに連続する斜面の傾斜角度よりも大きくできる。すなわち、第2の変形例の振分ドラム801においては、凹部810bの最下部と凸部810aの頂点とを結ぶ斜面の傾斜角度を、本実施の形態におけるギヤ部504eの凹部の最下部と凸部の頂点とを結ぶ斜面の傾斜角度よりも大きくできる。

したがって、第2の変形例のギヤ部810Aにおける凹凸は、本実施の形態におけるギヤ部504eの凹凸よりも急峻にすることができる。これにより、振分ドラム801の回転時において凸部810aが第2カムロック811の凹部811bから斜面を経て凸部811aに移動するまでの振分ドラム810の回転角度を、4カ所に凸部が形成された振分ドラム801の回転角度よりも小さくできる。

このため、振分ドラム801の回転時において、ばね部材506(図5参照)によって付勢される第2カムロック811の押圧力によって、ギヤ部810Aの凸部810aが第2カムロック811の斜面の途中で停止した状態となって、振分ドラム801が回転方向でロックしてしまうことを確実に防止できる。

また、図50に示すように、第2の変形例の振分ドラム801における羽根部812は、第1の変形例の振分ドラム801における羽根部805(図44参照)よりも、周方向の厚みが薄い構成を有している。

具体的には、羽根部812は、その先端側が径方向外方に向かうにしたがい、徐々に薄くなり、先端部が最も薄い形状をしている。したがって、羽根部812の頂面812aの周方向の幅が、第1の変形例における羽根部805(図44参照)の頂面の周方向の幅よりも小さい。よって、羽根部812の頂面812aは、第1の変形例における羽根部805(図44参照)と比較して、遊技球と接触する面積が小さくなる。

このような構成によれば、流下する遊技球を溝部802A〜802Dに受け入れる際に、遊技球が羽根部812の頂面812aに載置されたままの状態になることを防止して、振分ドラム801と流下経路板423(図4参照)との間に遊技球が噛み込まれてしまうことを防止できる。このため、振分ドラム801の回転不良が発生することを防止して遊技球をより確実に振り分けることができ、パチンコ遊技機1の信頼性をより効果的に向上できる。

[遊技機の電気的構成]
本実施の形態におけるパチンコ遊技機1の制御回路を示すブロック図を図51に示す。図51に示すように、パチンコ遊技機1は、主に、遊技の制御を行う主制御回路100と、遊技の進行に応じた演出の制御を行う副制御回路200とから構成される。

主制御回路100は、メインCPU101、メインROM102(読み出し専用メモリ)、メインRAM103(読み書き可能メモリ)を備えている。

メインCPU101には、メインROM102、メインRAM103等が接続されており、このメインROM102に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。

メインROM102には、メインCPU101によりパチンコ遊技機1の動作を制御するためのプログラム、例えば、図52〜図61に示す処理をメインCPU101に実行させるためのプログラムや、各種のテーブル等が記憶されている。

メインRAM103は、メインCPU101の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する機能を有する。なお、本実施の形態においては、メインCPU101の一時記憶領域としてメインRAM103を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。

また、この主制御回路100は、所定の周波数のクロックパルスを生成するリセット用クロックパルス発生回路104、電源投入時においてリセット信号を生成する初期リセット回路105、後述する副制御回路200に対してコマンドを供給するためのシリアル通信用IC106を備えている。また、これらのリセット用クロックパルス発生回路104、初期リセット回路105、シリアル通信用IC106は、メインCPU101に接続されている。

リセット用クロックパルス発生回路104は、後述するシステムタイマ割込処理を実行するために、所定の周期(例えば2ミリ秒)毎にクロックパルスを発生する。

初期リセット回路105は、コンデンサと、ウォッチドッグタイマと、を備え、コンデンサに印加された電圧が一定の値に達すると、メインCPU101に対してリセット信号を送信する。また、初期リセット回路105は、メインCPU101から所定の制御信号を受信することによって、コンデンサに印加した電圧を解放するために放電する。

シリアル通信用IC106は、メインCPU101と副制御回路200と払出・発射制御回路300と接続され、副制御基板用バッファと、払出・発射制御回路用バッファと、を備える。

また、主制御回路100には、各種の装置が接続されている。例えば、主制御回路100からの信号に応じる各種の装置としては、特別図柄ゲームにおける特別図柄の可変表示を行う特別図柄表示装置431、ラウンドゲームにおけるラウンド数を表示するラウンド数表示装置432、特別図柄ゲームにおける特別図柄の可変表示の保留個数を表示する第1特別図柄保留表示装置433a及び第2特別図柄保留表示装置433b、普通図柄ゲームにおける識別図柄としての普通図柄の可変表示を行う普通図柄表示装置434、普通図柄ゲームにおける普通図柄の可変表示の保留個数を表示する普通図柄保留表示装置435、平板部材415aを突出させた状態又は引き込んだ状態とする普通電動役物ソレノイド111、シャッタ部材422aを駆動させ、大落下口423e(大入賞口418)を開放状態又は閉鎖状態とする大入賞口ソレノイド112等が接続されている。また、ホール係員を呼び出す機能や当り回数を表示するといった機能を有する図示しない呼出装置や、ホール全体のパチンコ遊技機を管理するホールコンピュータにデータ送信するために用いる外部端子板が接続されている。

また、主制御回路100には、各種のセンサが接続されている。例えば、主制御回路100には、大入賞口418に遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路100に供給するカウントセンサ113、一般入賞口419a、419b、419cに遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路100に供給する一般入賞球センサ114a、一般入賞口419dに遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路100に供給する一般入賞球センサ114b、球通過検出器416に遊技球が入球した場合に、所定の検知信号を主制御回路100に供給する球通過検出センサ115、第1始動口414aに遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路100に供給する第1始動口入賞球センサ116a、第2始動口414bに遊技球が入賞した場合に、所定の検知信号を主制御回路100に供給する第2始動口入賞球センサ116b、第1特別アウト口420b、第2特別アウト口420cに遊技球が入球した場合に、所定の検知信号を主制御回路100に供給する第1アウト球検出センサ117a、第2アウト球検出センサ117b、電断時等におけるバックアップデータを遊技場の管理者の操作に応じてクリアするバックアップクリアスイッチ118等が接続されている。なお、本実施の形態において、入賞とは、上記各センサが設けられた領域を遊技球が通過することを言う。

また、主制御回路100には、払出・発射制御回路300が接続されている。この払出・発射制御回路300には、遊技球の払出を行う払出装置71、遊技球の発射を行う発射装置20、カードユニット400が接続されている。カードユニット400は、遊技者の操作によって、カードユニット400に遊技球の貸し出しを要求する信号を出力する貸し出し用操作部401との間で送受信可能である。

払出・発射制御回路300は、主制御回路100から供給される賞球制御コマンド、カードユニット400から供給される貸し球制御信号を受け取り、払出装置71に対して所定の信号を送信することにより、払出装置71に遊技球を払い出させる。また、払出・発射制御回路300は、発射ハンドル21が遊技者によって握持され、かつ、時計回り方向へ回動操作されたときには、その回動角度に応じて発射ソレノイドに電力を供給し、遊技球を発射させる制御を行う。

さらには、主制御回路100には、副制御回路200が接続されている。この副制御回路200は、主制御回路100から供給される各種のコマンドに応じて、液晶表示装置50における表示制御、スピーカ14から発生させる音声に関する制御、装飾ランプ等を含むランプの制御等を行う。

なお、本実施の形態においては、主制御回路100から副制御回路200に対してコマンドを供給するとともに、副制御回路200から主制御回路100に対して信号を供給できないように構成したが、これに限らず、副制御回路200から主制御回路100に対して信号を送信できるように構成してもよい。

副制御回路200は、サブCPU201、プログラムROM202、ワークRAM203、RTC204、下側可動演出部材610、上側可動演出部材650、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770を駆動する可動演出装置制御回路205、液晶表示装置50における表示制御を行うための表示制御回路210、スピーカ14から発生させる音声に関する制御を行う音声制御回路220、装飾ランプ等を含むランプ15の制御を行うランプ制御回路230、演出ボタン16から遊技者の操作に基づく操作信号を受信する第1操作手段制御回路240a、タッチセンサ425から遊技者の操作に基づく操作信号を受信する第2操作手段制御回路240b、イルミアレイ426の光源426bの発光制御を行うLED制御回路250から構成されている。副制御回路200は、主制御回路100からの指令に応じて遊技の進行に応じた演出を実行する。

サブCPU201は、プログラムROM202に記憶されたプログラムに従って、各種の処理を実行する機能を有する。特に、サブCPU201は、主制御回路100から供給される各種のコマンドに従って、副制御回路200の制御を行う。

プログラムROM202には、サブCPU201によりパチンコ遊技機1の遊技演出を制御するためのプログラムや各種のテーブルが記憶されている。

なお、本実施の形態においては、プログラム、テーブル等を記憶する記憶手段として、メインROM102、プログラムROM202を用いるように構成したが、これに限らず、制御手段を備えたコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体であれば別態様であってもよく、例えば、ハードディスク装置、CD−ROM及びDVD−ROM、ROMカートリッジ等の記憶媒体に記録されていてもよい。また、これらのプログラムは、予め記録されているものでなくとも、電源投入後にこれらのプログラムをダウンロードし、ワークRAM203等に記録されるものでもよい。さらにまた、プログラムの各々が別々の記憶媒体に記録されていてもよい。

ワークRAM203は、サブCPU201の一時記憶領域として種々のフラグや変数の値を記憶する。なお、本実施の形態においては、サブCPU201の一時記憶領域としてワークRAM203を用いているが、これに限らず、読み書き可能な記憶媒体であればよい。RTC204は、現在の時間を計時する。

表示制御回路210は、液晶表示装置50の表示制御を行う回路であり、画像データプロセッサ(以下、VDPと称する。)、各種の画像データを生成するためのデータが記憶されている画像データROM、画像データをバッファするフレームバッファ、画像データを画像信号として変換するD/Aコンバータ等から構成されている。

表示制御回路210は、サブCPU201から供給されるデータに応じて、液晶表示装置50に画像を表示させるための種々の処理を行うことができる装置である。表示制御回路210は、サブCPU201から供給される画像表示命令に応じて、識別図柄を示す識別図柄画像データ、背景画像データ、演出用画像データ等、各種の画像データ等、液晶表示装置50に表示させるための画像データを一時的にフレームバッファに格納する。

そして、表示制御回路210は、所定のタイミングで、フレームバッファに格納された画像データをD/Aコンバータに供給する。このD/Aコンバータは、画像データを画像信号として変換し、所定のタイミングでこの画像信号を液晶表示装置50に供給することにより、液晶表示装置50に画像が表示される。つまり、表示制御回路210は、液晶表示装置50に遊技に関する画像を表示させる制御を行うこととなる。

また、音声制御回路220は、音声に関する制御を行う音源IC、各種の音声データを記憶する音声データROM、音声信号を増幅するための増幅器(以下、AMPと称する。)等から構成されている。

この音源ICは、スピーカ14から発生させる音声の制御を行う。音源ICは、サブCPU201から供給される音声発生命令に応じて、音声データROMに記憶されている複数の音声データから1つの音声データを選択する。また、音源ICは、選択された音声データを音声データROMから読み出し、音声データを所定の音声信号に変換し、その音声信号をAMPに供給する。AMPは、音声信号を増幅させ、スピーカ14から音声を発生させる。

ランプ制御回路230は、ランプ制御信号を供給するためのドライブ回路、複数種類のランプ装飾パターンが記憶されている装飾データROM等から構成されている。

第1操作手段制御回路240aは、演出ボタン16から受信した操作信号をサブCPU201に送信する。サブCPU201は、操作信号に応じた演出を行うためのデータを、表示制御回路210等に供給する。

第2操作手段制御回路240bは、タッチセンサ425から受信した操作信号をサブCPU201に送信する。サブCPU201は、操作信号に応じた演出を行うためのデータを、表示制御回路210等に供給する。

可動演出装置制御回路205には、下側可動演出部材610を駆動するモータ612、上側可動演出部材650を駆動するモータ652、モータ661、右側可動演出部材750を駆動するモータ758、左側可動演出部材770を駆動するモータ778及び小型可動演出部材790を駆動する図示しない電磁ソレノイド等を備えた可動演出装置205Aが接続されている。

可動演出制御回路205は、大当り遊技状態や通常遊技状態等において、可動演出装置205Aを駆動することにより、下側可動演出部材610、上側可動演出部材650、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770を待機位置と駆動位置とに移動させる演出及び小型可動演出部材790を斜め上下方向に往復移動させる演出等を実行する。

LED制御回路250は、下側可動演出部材610に設けられたLED、上側可動演出部材に設けられたLED、右側可動演出部材750及び左側可動演出部材770に設けられたLED、演出ボタン16に設けられたLEDからなるLED群18と、イルミアレイ426の光源426bとに電流を供給するためのドライブ回路、複数種類のイルミネーション表示、LED群18の表示を実行させるための発光パターンが記憶されているデータROM等から構成されている。

次に、本実施の形態の主制御回路100及び副制御回路200が実行する処理について説明する。まず、主制御回路100のメインCPU101が実行する処理について説明する。メインCPU101は、電源投入に応じて、メインROM102からプログラムを読み込み、主制御メイン処理を実行する。また、メインCPU101は、主制御メイン処理を実行している状態であっても、主制御メイン処理を中断させ、システムタイマ割込処理を実行する場合がある。メインCPU101は、所定の周期(例えば2ミリ秒)毎にクロックパルスを発生させ、これに応じて、システムタイマ割込処理を実行する。

[システムタイマ割込処理]
図52、図53及び図54を用いて、メインCPU101のシステムタイマ割込処理を説明する。図52に示すように、ステップS10において、各レジスタを退避する処理を行う。この処理において、メインCPU101は、レジスタを退避させる処理を行う。この処理が終了した場合、ステップS11に処理を移す。

ステップS11において、乱数更新処理を行う。この処理において、メインCPU101は、乱数を更新する処理を行う。例えば、メインCPU101は、大当り判定用乱数カウンタ、大当り図柄乱数カウンタ、普通図柄判定用乱数カウンタ、演出条件判定用乱数カウンタ、先読み予告決定用乱数カウンタなどの乱数を更新する。なお、大当り判定用乱数カウンタ、大当り図柄乱数カウンタは、カウンタ値の更新タイミングが不定であると、公正さに欠けるものとなってしまうため、これを担保するために2msec毎の決まったタイミングで更新を行うようにしている。この処理が終了した場合、ステップS12に処理を移す。

ステップS12において、スイッチ入力検出処理を行う。この処理において、メインCPU101は、スイッチに入力があったか否か判定する処理を行う。例えば、メインCPU101は、大入賞口418(図4参照)に設けられたカウントセンサ113(図51参照)や、一般入賞口419a、419b、419c(図4参照)に設けられた一般入賞球センサ114a(図51参照)や、一般入賞口419d(図4参照)に設けられた一般入賞球センサ114b(図51参照)や、球通過検出器416(図4参照)に設けられた球通過検出センサ115(図51参照)や、第1始動口414a、第2始動口414b(図4参照)に設けられた第1始動口入賞球センサ116a、第2始動口入賞球センサ116b(図51参照)や、第1特別アウト口420b、第2特別アウト口420c(図4参照)に設けられた第1アウト球検出センサ117a、第2アウト球検出センサ117bからの検知信号を受信することによって、各スイッチが遊技球を検知したか判定する。メインCPU101は、検知したと判定した場合、検知に応じて、大入賞口賞球カウンタや、一般入賞口賞球カウンタや、始動口賞球カウンタなどを更新する。スイッチ入力処理の詳細については後述する。この処理が終了した場合、ステップS13に処理を移す。

ステップS13において、タイマ更新処理を行う。この処理において、メインCPU101は、主制御回路100と副制御回路200との同期をとるための待ち時間タイマ、大当りが発生した際に開放する大入賞口418(図4参照)の開放時間を計測するための大入賞口開放時間タイマなど、各種のタイマを更新する処理を実行する。この処理が終了した場合には、ステップS14に処理を移行する。

ステップS14において、コマンド出力処理を行う。この処理において、メインCPU101は、各種のコマンドを副制御回路200に供給する。これらの各種のコマンドとしては、例えば、液晶表示装置50に導出表示されるデモ表示コマンド、後述する導出図柄指定コマンド、後述する変動パターン指定コマンド、後述する大当り種類コマンド、後述する大当り開始コマンド、後述する小当り開始コマンド、後述する始動口入賞コマンド、アウト球コマンド等が含まれる。なお、この処理において、メインCPU101は、各種のコマンドの他に、後述する確変状態変動回数カウンタの値を示すデータ、後述する時短状態変動回数カウンタの値を示すデータを副制御回路200に供給する。また、メインCPU101は、大落下口423e(大入賞口418)のシャッタ部材422aを駆動する大入賞口ソレノイド112(図51参照)、普通電動役物415の平板部材415aの開閉を行う普通電動役物ソレノイド111(図51参照)を駆動するためのソレノイド電源を供給する。また、後述する始動口入賞検出処理(図54参照)にて、液晶表示装置50の表示領域51(図4参照)に演出表示される演出用の識別図柄(導出図柄)の変動パターンが決定された場合には、メインCPU101は、当該決定結果を示す変動パターン指定コマンドを生成して副制御回路200に供給する。また、後述する始動口入賞検出処理(図54参照)にて、先読み予告を実行すると決定した場合には、メインCPU101は、当該決定結果を示す先読み予告決定コマンドを生成して副制御回路200に供給する。この処理が終了した場合には、ステップS15に処理を移す。

ステップS15において、遊技情報出力処理を行う。この処理において、メインCPU101は、主制御回路100、副制御回路200、払出・発射制御回路300等で処理される、遊技に関わる情報である遊技情報を、副制御回路200、払出・発射制御回路300、外部機器(例えばホールコンピュータや呼出装置)へ出力する。この処理が終了した場合、ステップS16に処理を移す。

ステップS16において、各レジスタを復帰する処理を行う。この処理において、メインCPU101は、割込処理前のアドレスに各レジスタを復帰させる処理を行う。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。

[スイッチ入力検出処理]
図52のステップS12において実行されるサブルーチン(スイッチ入力検出処理)について図53を用いて説明する。ステップS20において、始動口入賞検出処理を行う。この処理において、メインCPU101は、第1始動口414a、第2始動口414b(図4参照)に設けられた第1始動口入賞球センサ116a、第2始動口入賞球センサ116b(図51参照)からの検知信号を受信していた場合、大当り判定用乱数値及び大当り図柄乱数値を取得し、4個を上限とし特別図柄に関する保留個数を1個加算し、払出情報をメインRAM103の所定領域にセットする。始動口入賞検出処理の詳細については後述する。この処理が終了した場合、ステップS21に処理を移す。

ステップS21において、一般入賞口通過検出処理を行う。この処理において、メインCPU101は、一般入賞口419a、419b、419c(図4参照)に設けられた一般入賞球センサ114a(図51参照)、一般入賞口419d(図4参照)に設けられた一般入賞球センサ114b(図51参照)からの検知信号を受信していた場合、一般入賞口419a、419b、419c、419dの入賞に対応した払出情報をメインRAM103の所定領域にセットする。この処理が終了した場合、ステップS22に処理を移す。

ステップS22において、大入賞口通過検出処理を行う。この処理において、メインCPU101は、大入賞口418(図4参照)に設けられたカウントセンサ113(図51参照)からの検知信号を受信していた場合、大入賞口418の入賞に対応した払出情報をメインRAM103の所定領域にセットする。この処理が終了した場合、ステップS23に処理を移す。メインRAM103の所定領域にセットされた第1始動口414a、第2始動口414b、一般入賞口419a、419b、419c、419d、大入賞口418の入賞に対応した払出情報は、賞球制御コマンドとして主制御回路100から払出・発射制御回路300に供給される。払出・発射制御回路300は、供給される賞球制御コマンドに基づいて払出装置71に遊技球を払い出させる。このように、払出装置71が、第3通過領域及び前記第4通過領域のいずれかを遊技媒体が通過したことに基づいて、所定の遊技価値を付与可能な遊技価値付与手段として機能する。

ステップS23において、球通過検出器通過検出処理を行う。この処理において、メインCPU101は、球通過検出器416(図4参照)に設けられた球通過検出センサ115(図51参照)からの検知信号を受信していた場合、普通図柄に関する抽選結果(乱数値)を取得し、4個を上限とし、メインRAM103に記憶されている普通図柄保留記憶数カウンタ(保留個数)に"1"加算する。この処理が終了した場合には、ステップS24に処理を移す。

ステップS24において、第1アウト口通過検出処理を行う。この処理において、メインCPU101は、第1特別アウト口420b(図4参照)に設けられた第1アウト球検出センサ117a(図51参照)からの検知信号を受信した場合、第1アウト球コマンドをメインRAM103に記憶し、第2特別アウト口420c(図4参照)に設けられた第2アウト球検出センサ117b(図51参照)からの検知信号を受信した場合、第2アウト球コマンドをメインRAM103に記憶する処理を行う。

[始動口入賞検出処理]
図53のステップS20において実行されるサブルーチン(始動口入賞検出処理)について図54を用いて説明する。ステップS30において、第1始動口入賞球センサで検出されたか否かを判定する処理を行う。この処理において、メインCPU101は、第1始動口入賞球センサ116aから検知信号を受信したか否かを判定する。第1始動口入賞球センサ116aから検知信号を受信していた場合には、ステップS31に処理を移し、第1始動口入賞球センサ116aから検知信号を受信していない場合には、ステップS39に処理を移す。

ステップS31において、払出情報セット処理を行う。この処理において、メインCPU101は、第1始動口414a(図4参照)の入賞に対応した払出情報をメインRAM103の所定領域にセットする。この処理が終了した場合、ステップS32に処理を移す。

ステップS32において、第1始動口入賞の保留個数が"4"より小さいか否かを判定する処理を行う。この処理において、メインCPU101は、第1始動口414a(図4参照)の入賞に基づく保留個数が"4"より小さいか否かを判定し、保留個数が"4"より小さい場合には、ステップS33に処理を移し、保留個数が"4"以上の場合には、ステップS39に処理を移す。

ステップS33において、第1始動口入賞の保留個数に"1"加算する処理を行う。この処理において、メインCPU101は、メインRAM103に記憶されている第1始動口414a(図4参照)の入賞に基づく保留個数の値に"1"加算する処理を行う。この処理が終了した場合、ステップS34に処理を移す。

ステップS34において、乱数取得・記憶処理を行う。この処理において、メインCPU101は、大当り判定用乱数カウンタから特別図柄ゲームの大当り判定用乱数値を抽出(所謂、特別図柄抽選)し、さらに、大当り図柄乱数カウンタから大当り図柄乱数値を抽出する。そして、メインCPU101は、抽出した大当り判定用乱数値及び大当り図柄乱数値を、メインRAM103における、第1始動口414a(図4参照)の入賞に基づく乱数値を記憶する第1特別図柄始動記憶領域に記憶する処理を行う。本実施の形態においては、第1特別図柄始動記憶領域は、第1特別図柄始動記憶領域(0)〜第1特別図柄始動記憶領域(4)まであって、第1特別図柄始動記憶領域(0)に記憶された当り判定用乱数に基づく判定結果が、特別図柄によって導出表示され、特別図柄の変動中に第1始動口414a(図4参照)に入賞したことによって取得した各種の乱数値は、第1特別図柄始動記憶領域(1)〜第1特別図柄始動記憶領域(4)に順に記憶される。この処理が終了した場合、ステップS35に処理を移す。

ステップS35において、特別図柄決定処理を行う。この処理において、メインCPU101は、ステップS34で抽出した大当り判定用乱数値及び大当り図柄乱数値に基づき、大当り乱数判定テーブル(図73参照)と大当り図柄乱数判定テーブル(図74参照)を参照して、特別図柄表示装置431に停止表示させる特別図柄を決定し、その特別図柄を示すデータをメインRAM103の所定領域に記憶する。本実施の形態において、特別図柄には、大当りに当選したことを示す大当り図柄と、小当りに当選したことを示す小当り図柄と、大当り又は小当りのいずれにも当選しなかったことを示すハズレ図柄と、が含まれる。

[大当り乱数判定テーブル]
ここで、大当り乱数判定テーブルについて、図73を用いて説明する。本実施の形態において、大当り乱数判定テーブルは、図73(a)に示す、第1始動口414a(図4参照)の入賞に基づく乱数値が抽出された場合に参照される大当り乱数判定テーブル(第1始動口)と、図73(b)に示す、第2始動口414b(図4参照)の入賞に基づく乱数値が抽出された場合に参照される大当り乱数判定テーブル(第2始動口)と、がメインROM102に記憶されている。大当り乱数判定テーブルは、遊技状態が確変状態か非確変状態かを示す確変フラグ毎に、所定の幅が設定された大当り判定用乱数値に、判定値データが対応付けられている。ここで、大当り判定用乱数値は、65536(0〜65535)であり、第1始動口414a又は第2始動口414bへの入賞を契機とした抽選の結果である大当りか否かを判定する乱数値を表し、具体的には、特別図柄の抽選結果を示す乱数値である。また、確変フラグは、メインRAM103に記憶され、大当り遊技状態終了後の遊技状態として、確変状態が選択されるか否かを表すフラグであり、その値が"0"の場合には確変状態でないこと(非確変状態)を示し、その値が"1"の場合には確変状態であることを示す。このように、確変状態か否かは、主制御回路100によってフラグ管理されており、確変状態か否かによって、大当り確率が変動する。また、図73に示す選択率は、該当する判定値データが選択される確率を表す。

具体的には、図73(a)に示す大当り乱数判定テーブル(第1始動口)は、確変フラグ"0"(非確変状態)の場合、大当り判定用乱数値"777−943"(幅167)に大当り判定値データが対応付けられ、大当り判定用乱数値"1−300"(幅300)に小当り判定値データが対応付けられ、これら以外の乱数値にハズレ判定値データが対応付けられている。また、大当り乱数判定テーブル(第1始動口)は、確変フラグ"1"(確変状態)の場合、大当り判定用乱数値"777−1277"(幅500)に大当り判定値データが対応付けられ、大当り判定用乱数値"1−300"(幅300)に小当り判定値データが対応付けられ、これら以外の乱数値にハズレ判定値データが対応付けられている。このように、本実施の形態では、非確変状態で、第1始動口414aに入賞した場合、大当りとなる確率(以下、大当り確率とも言う)は1/392であり、小当りとなる確率(以下、小当り確率とも言う)は1/218である。一方、確変状態で、第1始動口414aに入賞した場合、大当り確率は1/131であり、小当り確率は1/218である。

また、図73(b)に示す大当り乱数判定テーブル(第2始動口)は、確変フラグ"0"(非確変状態)の場合、大当り判定用乱数値"777−943"(幅167)に大当り判定値データが対応付けられ、これ以外の乱数値にハズレ判定値データが対応付けられている。また、大当り乱数判定テーブル(第2始動口)は、確変フラグ"1"(確変状態)の場合、大当り判定用乱数値"777−1277"(幅500)に大当り判定値データが対応付けられ、これ以外の乱数値にハズレ判定値データが対応付けられている。このように、本実施の形態では、非確変状態で、第2始動口414bに入賞した場合、大当りとなる確率(以下、大当り確率とも言う)は1/392であり、小当りに当選することはない。一方、確変状態で、第1始動口414aに入賞した場合、大当り確率は1/131であり、小当りに当選することはない。

[大当り図柄乱数判定テーブル]
次に、大当り図柄乱数判定テーブルについて、図74を用いて説明する。本実施の形態において、大当り図柄乱数判定テーブルは、図74(a)に示す、第1始動口414a(図4参照)の入賞に基づく乱数値が抽出された場合に参照される大当り図柄乱数判定テーブル(第1始動口)と、図74(b)に示す、第2始動口414b(図4参照)の入賞に基づく乱数値が抽出された場合に参照される大当り図柄乱数判定テーブル(第2始動口)と、がメインROM102に記憶されている。大当り図柄乱数判定テーブルは、所定の幅が設定された大当り図柄乱数値に、図柄指定コマンドが対応付けられている。ここで、大当り図柄乱数値は、抽選の結果が大当りであった場合の大当り図柄を決定する乱数値を表す。また、図柄指定コマンドは、大当り図柄乱数値に応じた大当り図柄指定コマンドを表す。

具体的には、図74(a)に示す大当り図柄乱数判定テーブル(第1始動口)は、大当り図柄乱数値"0〜19"に図柄指定コマンド"z0"が対応付けられ、大当り図柄乱数値"20〜39"に図柄指定コマンド"z1"が対応付けられ、大当り図柄乱数値"40〜59"に図柄指定コマンド"z2"が対応付けられ、大当り図柄乱数値"60〜79"に図柄指定コマンド"z3"が対応付けられ、大当り図柄乱数値"80〜99"に図柄指定コマンド"z4"が対応付けられている。このように、本実施の形態では、第1始動口414aに入賞して大当りに当選した場合、図柄指定コマンド"z0"〜"z4"が等しく20/100の確率で選択される。

また、図74(b)に示す大当り図柄乱数判定テーブル(第2始動口)は、大当り図柄乱数値"0〜19"に図柄指定コマンド"z0"が対応付けられ、大当り図柄乱数値"20〜99"に図柄指定コマンド"z4"が対応付けられている。このように、本実施の形態では、第2始動口414bに入賞して大当りに当選した場合、図柄指定コマンド"z0"が20/100で選択され、図柄指定コマンド"z4"が80/100で選択される。すなわち、第2始動口414bに入賞して大当りに当選した場合、第1始動口414aに入賞して大当りに当選した場合に比べ、図柄指定コマンド"z4"が選択される確率が高い。

図54に戻って、ステップS35において、詳細には、メインCPU101は、図73(a)に示す大当り乱数判定テーブル(第1始動口)及び図74(a)に示す大当り図柄乱数判定テーブル(第1始動口)を参照し、ステップS34で抽出した大当り判定用乱数値に基づき、特別図柄表示装置431に停止表示させる特別図柄に対応付けられた図柄指定コマンドを決定する。具体的には、メインCPU101は、抽出した大当り判定用乱数値が、大当り乱数判定テーブル(第1始動口)において、大当り判定値データに対応付けられていた場合には、ステップS34で抽出した大当り図柄乱数値に基づき、大当り図柄乱数判定テーブル(第1始動口)を参照し、図柄指定コマンド"z0"〜"z4"のいずれかを選択する。また、メインCPU101は、抽出した大当り判定用乱数値が、大当り乱数判定テーブル(第1始動口)において、小当り判定値データに対応付けられていた場合には、図柄指定コマンド"z11"(図75参照)を選択する。また、メインCPU101は、抽出した大当り判定用乱数値が、大当り乱数判定テーブル(第1始動口)において、ハズレ判定値データに対応付けられていた場合には、図柄指定コマンド"z5"(図75参照)を選択する。この処理が終了した場合には、ステップS36に処理を移す。

ステップS36において、大当り判断処理を行う。この処理において、メインCPU101は、図73(a)に示す大当り乱数判定テーブル(第1始動口)を参照し、ステップS34で抽出した大当り判定用乱数値が、大当り判定値データに対応付けられているかを判断する。この処理が終了した場合には、ステップS37に処理を移す。

ステップS37において、変動パターン決定処理を行う。この処理において、メインCPU101は、変動パターン乱数値を抽出し、この変動パターン乱数値と、ステップS35で決定した特別図柄と、ステップS36の大当り判断処理の結果に基づいて、特別図柄変動パターンを決定するための変動パターン決定テーブル(図75参照)を参照して、変動パターンを決定し、メインRAM103の所定領域に記憶する。メインCPU101は、このような変動パターンを示すデータに基づいて、特別図柄表示装置431における特別図柄の変動表示態様を決定する。

[変動パターン決定テーブル]
ここで、変動パターン決定テーブルについて、図75を用いて説明する。変動パターン決定テーブルは、メインROM102に記憶され、複数種類の変動パターンに、図柄指定コマンド("z0"、"z1"、"z2"、"z3"、"z4"、"z5"、"z11")と当選種別("ハズレ"、"小当り"、"大当り")とが対応づけられている。また、変動パターン決定テーブルは、各変動パターンに、特別図柄の変動時間を示すデータが対応づけられている。

なお、変動時間とは、1の変動における変動表示の終了条件として使用される場合を含み、1の変動における演出の実行時間として使用される場合がある情報であり、1の変動パターンに対して1の変動時間が対応づけられている場合、1の変動パターンに対して複数の変動時間が対応付けられている場合、複数の変動パターンに対して1の変動時間が対応付けられている場合、及び、複数の変動パターンに対して複数の変動時間が対応付けられている場合など、様々な情報の対応関係が考慮されるが、一方で1の変動に対して1の変動パターンが対応している場合、及び、1の変動に対して複数の変動パターンが対応している場合など、変動と、変動パターンと、変動時間との関係については、各記憶パターンの組み合わせによって構成されることが考えられる。

図54に戻って、ステップS37において、メインCPU101は、決定した変動パターンを示すデータを、特別図柄表示装置431に供給する。特別図柄表示装置431は、この変動パターンを示すデータに基づき、特別図柄を、変動パターン決定テーブル(図75参照)に規定された変動時間で変動表示し、図柄指定コマンドに対応付けられた態様で停止表示する。また、変動パターンを示すデータは、主制御回路100のメインCPU101から副制御回路200のサブCPU201に、第1始動口入賞に基づく変動パターン指定コマンドとして供給される。副制御回路200のサブCPU201は、