JP2018039475A - 係留索の継ぎ足し方法、浮体構造物の係留方法および浮体式洋上風力発電施設の施工方法 - Google Patents

係留索の継ぎ足し方法、浮体構造物の係留方法および浮体式洋上風力発電施設の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2018039475A
JP2018039475A JP2016176856A JP2016176856A JP2018039475A JP 2018039475 A JP2018039475 A JP 2018039475A JP 2016176856 A JP2016176856 A JP 2016176856A JP 2016176856 A JP2016176856 A JP 2016176856A JP 2018039475 A JP2018039475 A JP 2018039475A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mooring
mooring line
chain
wind power
power generation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016176856A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6820698B2 (ja
Inventor
哲次 白枝
Tetsuji Shiroeda
哲次 白枝
哲郎 堀
Tetsuo Hori
哲郎 堀
後藤 真志
Shinji Goto
真志 後藤
雅臣 木村
Masaomi Kimura
雅臣 木村
勝公 清水
Shoko Shimizu
勝公 清水
康介 井元
Kosuke Imoto
康介 井元
大介 船木
Daisuke Funaki
大介 船木
琢也 増山
Takuya Masuyama
琢也 増山
弘一 藤原
Koichi Fujiwara
弘一 藤原
壮典 森本
Sosuke Morimoto
壮典 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Nippon Steel Engineering Co Ltd
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Nippon Steel and Sumikin Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp, Nippon Steel and Sumikin Engineering Co Ltd filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP2016176856A priority Critical patent/JP6820698B2/ja
Publication of JP2018039475A publication Critical patent/JP2018039475A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6820698B2 publication Critical patent/JP6820698B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/727Offshore wind turbines

Abstract

【課題】係留作業の効率化を図ることができる係留索の継ぎ足し方法、浮体構造物の係留方法および浮体式洋上風力発電施設の施工方法を提供する。
【解決手段】浮体構造物を水域に係留する際に用いられる係留索を継ぎ足す方法であって、積載可能な長さの第一係留索30Aを作業台船に積載して係留水域に運搬する工程と、作業台船から第一係留索30Aと第一係留索30Aの一端に連結されたアンカー32とを水中に降ろし、係留水域の水底Gに仮置きする工程と、水底Gに仮置きした第一係留索30Aの他端を水上に引き上げて、この他端と継ぎ足し用の第二係留索30Bの一端とを連結することで係留索を継ぎ足す工程とを有するようにする。
【選択図】図8

Description

本発明は、係留索の継ぎ足し方法、浮体構造物の係留方法および浮体式洋上風力発電施設の施工方法に関するものであり、特に、一端側が水底のアンカーに接続してあるチェーン等の係留索の他端側を水上に引き上げて別の係留索を継ぎ足す係留索の継ぎ足し方法、および、継ぎ足した係留索と浮体構造物とを繋ぐことにより、この浮体構造物を水域に係留する浮体構造物の係留方法、および、浮体構造物の上に風車を搭載した浮体式洋上風力発電施設の施工方法に関するものである。
従来、洋上に浮かぶ大型の浮体構造物を、チェーンを介して沖合の海域に係留する方法が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
一方、大型の浮体構造物を沖合の海域に係留する他の方法として、予めチェーンの一端が接続されているアンカーを海底に沈設しておき、チェーンの他端を海上に引き上げて浮体構造物に繋ぐことで、浮体構造物を係留する方法がある。この係留方法の具体的な手順について図22を参照しながら説明する。
図22(1)に示すように、まず、係留に必要な長さを有するチェーン1とアンカー2とを作業台船3上に積載して設置海域に運搬する。チェーン1とアンカー2は予め連結しておく。設置海域に到着したら、図22(2)に示すように、チェーンリフタ等でアンカー2を海中に降ろし、アンカー2とチェーン1を海底Gに仮置きする。図22(3)に示すように、チェーン1の端末はワイヤー4等を介して海面WLに浮かべた係留ブイ5に仮止めしておく。こうして、図22(4)に示すように、浮体構造物6の設置予定箇所の周囲に複数条のチェーン1を仮置きする。複数条のチェーン1は平面視で浮体構造物6を中心に略放射状に延びる態様で配置する。
続いて、図22(5)に示すように、港に停泊していた浮体構造物6を設置海域に曳航し、対向する一組のチェーン1の各端末をワイヤー4等を介して引き上げ、浮体構造物6に固定する。この固定作業を仮置きしてある各チェーン1について行うことで、浮体構造物6を設置海域にカテナリー係留する。
特許第5418939号公報
ところで、浮体構造物に働く設計外力や設置水深が大きい場合などには、チェーンの必要長さが長くなるとともに、大径化して重量が増すこととなる。例えば、水深100m程度の海域に設置する2MW級の洋上風力発電施設用浮体構造物の場合には、チェーン1条分の長さ830m程度、コモンリンクの径130mm程度、1mあたりの重量0.3t程度という巨大なチェーンが必要になる。このような巨大チェーンの場合、作業台船のデッキスペース面積の不足や積載能力の不足等により、チェーン1条分を作業台船に積載することが困難な場合がある。
このような問題に対処するため、作業台船に積載可能な長さ分のチェーンだけを積載して運搬し、その後、不足分のチェーンを継ぎ足すことで必要長さのチェーンを形成する方法が考えられる。この場合、工期の長期化等を避けるため、適切な時期にチェーンを継ぎ足すことが求められる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、係留作業の効率化を図ることができる係留索の継ぎ足し方法、浮体構造物の係留方法および浮体式洋上風力発電施設の施工方法を提供することを目的とする。
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法は、浮体構造物を水域に係留する際に用いられる係留索を継ぎ足す方法であって、積載可能な長さの第一係留索を作業台船に積載して係留水域に運搬する工程と、作業台船から第一係留索と第一係留索の一端に連結されたアンカーとを水中に降ろし、係留水域の水底に仮置きする工程と、水底に仮置きした第一係留索の他端を水上に引き上げて、この他端と継ぎ足し用の第二係留索の一端とを連結することで係留索を継ぎ足す工程とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る他の係留索の継ぎ足し方法は、上述した発明において、アンカーの把駐力試験または引張試験に伴う作業の際に、係留索を継ぎ足すことを特徴とする。
また、本発明に係る他の係留索の継ぎ足し方法は、上述した発明において、水底に仮置きした対向する一組の第一係留索のうち、一方の第一係留索の他端と継ぎ足し用の第二係留索の一端とを連結するとともに、この第二係留索の他端と別の第二係留索の一端とを連結し、一方の第一係留索に連結したアンカーについて把駐力試験または引張試験を行い、その後、前記別の第二係留索を取り外して、他方の第一係留索の他端と前記別の第二係留索の一端とを連結することを特徴とする。
また、本発明に係る浮体構造物の係留方法は、上述した係留索の継ぎ足し方法によって継ぎ足された係留索を介して浮体構造物を係留する方法であって、第一係留索の他端と継ぎ足し用の第二係留索の一端とを連結することで係留索を継ぎ足した後、第二係留索の他端を浮体構造物に連結することを特徴とする。
また、本発明に係る浮体式洋上風力発電施設の施工方法は、上述した浮体構造物の係留方法を用いて、浮体構造物の上に風車を搭載してなる浮体式洋上風力発電施設を設置水域に据え付け施工する方法であって、浮体式洋上風力発電施設を設置水域に曳航した後、係留索を介して浮体式洋上風力発電施設の浮体構造物を設置水域に係留することにより、浮体式洋上風力発電施設を据え付け施工することを特徴とする。
本発明に係る係留索の継ぎ足し方法によれば、浮体構造物を水域に係留する際に用いられる係留索を継ぎ足す方法であって、積載可能な長さの第一係留索を作業台船に積載して係留水域に運搬する工程と、作業台船から第一係留索と第一係留索の一端に連結されたアンカーとを水中に降ろし、係留水域の水底に仮置きする工程と、水底に仮置きした第一係留索の他端を水上に引き上げて、この他端と継ぎ足し用の第二係留索の一端とを連結することで係留索を継ぎ足す工程とを有するので、係留作業の効率化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の係留索の継ぎ足し方法によれば、アンカーの把駐力試験または引張試験に伴う作業の際に、係留索を継ぎ足すので、作業の重複が避けられ、係留作業の効率化を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る他の係留索の継ぎ足し方法によれば、水底に仮置きした対向する一組の第一係留索のうち、一方の第一係留索の他端と継ぎ足し用の第二係留索の一端とを連結するとともに、この第二係留索の他端と別の第二係留索の一端とを連結し、一方の第一係留索に連結したアンカーについて把駐力試験または引張試験を行い、その後、前記別の第二係留索を取り外して、他方の第一係留索の他端と前記別の第二係留索の一端とを連結するので、水底に仮置きした対向する一組の第一係留索の長さが足りなくて、作業台船上に同時に引き上げることが難しい場合でも把駐力試験または引張試験を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る浮体構造物の係留方法によれば、上述した係留索の継ぎ足し方法によって継ぎ足された係留索を介して浮体構造物を係留する方法であって、第一係留索の他端と継ぎ足し用の第二係留索の一端とを連結することで係留索を継ぎ足した後、第二係留索の他端を浮体構造物に連結するので、必要長さを有する係留索を介して浮体構造物を作業効率よく係留することができるという効果を奏する。
また、本発明に係る浮体式洋上風力発電施設の施工方法によれば、上述した浮体構造物の係留方法を用いて、浮体構造物の上に風車を搭載してなる浮体式洋上風力発電施設を設置水域に据え付け施工する方法であって、浮体式洋上風力発電施設を設置水域に曳航した後、係留索を介して浮体式洋上風力発電施設の浮体構造物を設置水域に係留することにより、浮体式洋上風力発電施設を据え付け施工するので、浮体式洋上風力発電施設を作業効率よく据え付け施工することができるという効果を奏する。
図1は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法、浮体構造物の係留方法および浮体式洋上風力発電施設の施工方法の実施の形態に適用する洋上風力発電船を示す概略斜視図である。 図2は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法、浮体構造物の係留方法および浮体式洋上風力発電施設の施工方法による係留・据え付けイメージ図である。 図3は、起重機船の概略側面図である。 図4は、起重機船の概略上面図である。 図5は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の説明図であり、(1)は第一係留索と第二係留索の連結方法、(2)は第二係留索どうしの連結方法を示す図である。 図6は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS1を示す図である。 図7は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS2を示す図である。 図8は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS3を示す図である。 図9は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS4を示す図である。 図10は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS5を示す図である。 図11は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS6を示す図である。 図12は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS7を示す図である。 図13は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS8を示す図である。 図14は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS9を示す図である。 図15は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS10を示す図である。 図16は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS11を示す図である。 図17は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS12を示す図である。 図18は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS13を示す図である。 図19は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS14を示す図である。 図20は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS15を示す図である。 図21は、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の実施の形態のステップS16を示す図である。 図22は、従来の浮体構造物の係留方法の一例を示した概略工程図である。
以下に、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法、浮体構造物の係留方法および浮体式洋上風力発電施設の施工方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
[浮体構造物]
まず、本発明の実施の形態に適用する浮体構造物の基本構成について説明する。
図1は、本発明の実施の形態に適用する浮体構造物の一例を示したものである。この図に示すように、浮体構造物10は風車Bを搭載した洋上風力発電船12からなり、沖合の洋上にて風力発電を行う浮体式洋上風力発電施設100として機能する。
洋上風力発電船12の船体は、平面視で正三角形の頂点と中心に配置した4つの柱状浮体14A〜14Dを相互に連結してなるセミサブ型(半潜水型)の浮体構造物である。中心に位置する柱状浮体14Dの上にはタワーTが立設してあり、その上端部には風車Bが搭載してある。
4つの柱状浮体14A〜14Dは、それぞれ上下方向の軸心を有する円柱状体からなり、上部間を連結する連結部材16Aと、上部と下部間を連結する斜材からなる連結部材16Bと、下部間を連結する連結部材16Cで相互に連結される。
柱状浮体14A〜14Cの外側には、上から順にチェーンストッパー20、ガイドシーブ22、チェーンガイド24がそれぞれ2つずつ設けられており、柱状浮体14A〜14Cの下部にはガイドとしてのフェアリーダー26が2つずつ設けられている。チェーンストッパー20、ガイドシーブ22、チェーンガイド24、フェアリーダー26にはメッセンジャーロープ28が挿通配置される。
なお、この洋上風力発電船12は、例えば2MW級の洋上風力発電に適用可能であり、その概略寸法は例えば船体の直径60m程度、船体の高さ30m程度、風車Bの最高点までの高さ90m程度のものとして構成することができる。係留水深が120m程度の場合の係留用のチェーンとしては、1条分の長さ830m程度、コモンリンクの径130mm程度、1mあたりの重量0.3t程度という巨大なチェーンが必要になる。
図2は、浮体構造物10としての洋上風力発電船12の係留状態図である。洋上風力発電船12は、後述する本発明に係る係留索の継ぎ足し方法によって形成したチェーン30およびアンカー32を介して、設置海域にカテナリー係留されることになる。
[係留索の継ぎ足し方法]
次に、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法について説明する。
本発明に係る係留索の継ぎ足し方法は、上述した浮体構造物10としての洋上風力発電船12を設置海域(水域)に係留する際に用いるチェーン30(係留索)を、係留前に継ぎ足す方法である。本発明は、積載可能な長さのチェーン(第一係留索)を作業台船に積載して係留水域に運搬する工程と、作業台船からチェーンとこのチェーンの一端に連結されたアンカーとを海中に降ろし、係留水域の海底(水底)に仮置きする工程と、海底に仮置きしたチェーンの他端を海面上(水上)に引き上げて、この他端と継ぎ足し用のチェーン(第二係留索)の一端とを連結することでチェーンを継ぎ足す工程とを有する。
ところで、図2に示すように、チェーン30を介して浮体構造物10を沖合の海域に係留する場合には、係留系が所定の張力条件を満足するかについての事前試験(アンカー32の把駐力試験または引張試験)を現地で行うことが求められる。本実施の形態に係る係留索の継ぎ足し方法では、この試験に伴う作業の際にチェーンを継ぎ足して、必要長さのチェーン30を形成する。このように試験の機会を利用することで、作業の重複が避けられ、係留作業の効率化を図ることができる。なお、本発明による係留索の継ぎ足しタイミングは、試験に伴う作業の際に限るものではなく、例えばアンカー32を牽引して海底Gに掻き込ませる作業の際にチェーンを継ぎ足してもよい。
図3および図4は、上記の試験において使用する起重機船の概略図である。図の右側が船首側、図の左側が船尾ハウス側となる。これらの図に示すように、起重機船34上には、クレーン36、プーラーユニット38(油圧式ジャッキ)、チェーンシューター40A、40B、チェーンストッパー42A〜42C、ウインチ44A〜44F、シーブ46が艤装してある。プーラーユニット38は、600t程度の力でチェーンを牽引することが可能である。
図5(1)は、チェーン(第一係留索)とチェーン(第二係留索)とを連結する場合の説明図、図5(2)は、チェーン(第二係留索)どうしを連結する場合の説明図である。図5(1)に示すように、長さL1のチェーン30A(第一係留索)に、長さL2のチェーン30B(第二係留索)を継ぎ足す場合には、対向する端末のエンドリンク50A、50Bどうしを図示しないナット付シャックルを介して連結すればよい。なお、チェーン30Bは、本設チェーン54(長さL21)とワーキングチェーン56(長さL22)とで構成し、各チェーンはケンターシャックル52で連結することができる。各チェーンの長さは、例えばチェーン1条分の必要長さLが830m程度の場合には、L1=660m、L2=170m(L21=100m、L22=70m)として構成することができる。
また、後述するステップS4における一時繰り出し時には、チェーン30Bどうしを連結しておく必要があるが、この場合には、図5(2)に示すように、チェーン30Bどうしをシャックル58で連結すればよい。
次に、引張試験(把駐力試験)に伴う作業を利用した本発明に係る係留索の継ぎ足し方法の具体的手順について図6〜図21の工程図(ステップS1〜S16)を参照しながら説明する。なお、図6〜図21の各図において(1)は平面図、(2)は側断面図、(3)は起重機船の部分拡大平面図である。図の右側が引張試験における牽引側、左側が反牽引側である。
まず、図6のステップS1に示すように、予め海底Gに長さL1のチェーン30A(第一係留索)およびアンカー32が仮置きされた所定水深(例えば約120m)の係留水域に、起重機船34を配置する。ここで、起重機船34は、その中心位置を表す鉛直軸Z1が、浮体構造物10の係留予定箇所の中心位置を表す鉛直軸Zと一致するように配置する。また、チェーン30Aは、図示しない作業台船に積載して運搬されたものであり、1条分の長さL1は係留に必要な長さに満たない。また、本実施の形態では、チェーン30Aおよびアンカー32は鉛直軸Zに関して左右対称の位置に間隔を空けて略直線状に配置され、これにより一組の係留系を構成している。
次に、チェーン30Aの端部に予め接続してあるワイヤー60に起重機船34を係留する。この場合、牽引側(右側)のワイヤー60を、起重機船34のチェーンシューター40A、プラーユニット38、シーブ46を介してウインチ44Fに係合する。また、反牽引側(左側)のワイヤー60を起重機船34のウインチ44Cに係合する。
図7のステップS2に示すように、牽引側のワイヤー60を介してチェーン30Aの端部を引き上げ、プーラーユニット38にてチェーン30Aの端部を保持する。
図8のステップS3に示すように、牽引側のチェーン30Aの端部を引き上げ後、起重機船34のチェーンストッパー42Aにてチェーン30Aの端部を保持し、この端部のエンドリンク50Aに継ぎ足し用のチェーン30B(第二係留索)のエンドリンク50Bを図示しないナット付シャックルを介して連結する。この連結方法は、上記の図5(1)を用いて説明したとおりである。なお、チェーン30Bの他端側はウインチ44Eおよびプラーユニット38に係合しておく。このようにすることで、チェーン30Aにチェーン30Bが継ぎ足される。この継ぎ足しによって形成されたチェーンの全長Lは、チェーン30Aの長さL1とチェーン30Bの長さL2の合計に等しく、係留に必要な長さとなっている。例えばL=830m程度の場合には、L1=660m、L2=170mとすることができる。
図9のステップS4に示すように、チェーン30Aとチェーン30Bからなる継ぎ足したチェーンを繰り出す一方、ウインチ44Fにて反牽引側のワイヤー60を介して左側の係留チェーン30Aを引き上げる。
図10のステップS5に示すように、反牽引側の係留チェーン30Aの端部をチェーンストッパー42Cに固定する。一方、チェーン30Bの端部に、長さが同じL2のチェーン30C(第二係留索)を一時的に連結する。このチェーン30Cは、牽引側の引張試験終了後、チェーン30Bとの連結を解除して反牽引側のチェーン30Aに継ぎ足されるものである。
この場合、チェーンストッパー42Aにてチェーン30Bの端部を保持し、この端部のエンドリンクにチェーン30Cのエンドリンクを図示しないシャックルを介して連結する。この連結方法は、上記の図5(2)を用いて説明したとおりである。なお、チェーン30Cの他端側はウインチ44Eおよびプラーユニット38に係合しておく。このようにすることで、チェーン30Bにチェーン30Cが継ぎ足される。この継ぎ足しによって形成されたチェーンの全長Lは、チェーン30Aの長さL1とチェーン30Bの長さL2とチェーン30Cの長さL2の合計に等しく、係留に必要な長さを上回っている。
図11のステップS6に示すように、反牽引側のチェーン30Aを固定した状態で、プラーユニット38で牽引側のチェーン30Aを巻き上げ、所定の牽引力にて牽引して引張試験を行う。この場合、例えばアンカー位置の最大設計張力が500tの場合には牽引力を500tとして所定時間(例えば15分間)保持し、力の抜けやアンカーの動きの有無等を確認するとともに、荷重データ等を取得する。その後、牽引力を徐々に低下して引張試験を完了する。
図12のステップS7に示すように、プラーユニット38で牽引側のチェーン30A、30B、30Cを繰り出し、反牽引側のチェーン30Aを海底Gに着底させる。
図13のステップS8に示すように、反牽引側のチェーン30Aを繰り出して海底にGに着底させると同時に、牽引側のチェーン30A、30B、30Cを巻き上げる。
図14のステップS9に示すように、反牽引側のワイヤー60をウインチ44C側にシフトし、牽引側のチェーン30A、30B、30Cを所定長(例えば約50m)巻き上げる。
図15のステップS10に示すように、曳船62にて起重機船34を保持しながら、牽引側のチェーン30Aを折り返して敷設する。なお、チェーン30Bの端部に連結していたチェーン30Cは連結を解除して外しておき、代わりにワイヤー60を接続しておく。
図16のステップS11に示すように、曳船62にて起重機船34を保持しながら、牽引側のチェーン30Aを海底Gに着底させる。
図17のステップS12に示すように、牽引側および反牽引側のワイヤー60を互いにシフトして起重機船34の反転準備を行う。
図18のステップS13に示すように、起重機船34の向きを180度反転する。
図19のステップS14に示すように、ウインチ44Fにて反牽引側のワイヤー60を介してチェーン30Aを巻き上げる。
図20のステップS15に示すように、反牽引側のチェーン30Aの端部を引き上げ後、チェーンストッパー42Aにてチェーン30Aの端部を保持し、この端部のエンドリンク50Aに継ぎ足し用のチェーン30C(第二係留索)のエンドリンク50Cを図示しないナット付シャックルを介して連結する。この連結方法は、上記のステップS3と同様である。チェーン30Cは、上記のステップS5等において一時的に使用していたものを再利用する。なお、チェーン30Cの他端側はウインチ44Eおよびプラーユニット38に係合しておく。このようにすることで、反牽引側のチェーン30Aにチェーン30Cが継ぎ足される。この継ぎ足しによって形成されたチェーンの全長Lは、チェーン30Aの長さL1とチェーン30Cの長さL2の合計に等しく、係留に必要な長さとなっている。例えばL=830m程度の場合には、L1=660m、L2=170mとすることができる。
図21のステップS16に示すように、反牽引側のチェーン30Aとチェーン30Cからなる継ぎ足したチェーンを繰り出す。
以上のステップS1〜S16の手順により、引張試験が終了した段階で、係留に必要な長さを有するチェーンを、左右一組として海底Gに仮置きすることができる。これにより、係留の準備が整うため、従来技術と同様にして、港に停泊していた浮体構造物10を当該海域に曳航し、対向する一組のチェーン30A、30B、チェーン30A、30Cの各端末をワイヤー等を介して引き上げ、浮体構造物10に固定してカテナリー係留すればよい。
このように、本発明ではチェーンを継ぎ足す作業を、把駐力試験または引張試験に伴う作業の機会を利用することで、作業の重複が避けられ、係留作業の効率化を図ることができる。特に、係留に必要なチェーンが巨大すぎて作業台船に積載できない場合や、必要な積載能力を有する作業台船を準備できないような場合には、本発明の適用が有効である。
また、上記の実施の形態によれば、牽引側のチェーン30Aに対してチェーン30B、30Cを連結し、牽引側のアンカー32について把駐力試験または引張試験を行い、その後、チェーン30Cを取り外して、反牽引側のチェーン30Aとチェーン30Cとを連結するので、海底Gに仮置きした対向する一組のチェーン30Aの長さが足りなくて、起重機船34上に同時に引き上げることが難しい場合でも把駐力試験または引張試験を行うことができる。
[浮体構造物の係留方法]
次に、本発明に係る浮体構造物の係留方法について説明する。
本発明に係る浮体構造物の係留方法は、上記の図1に例示した浮体構造物10としての洋上風力発電船12を、図2に示すように、上記の本発明に係る係留索の継ぎ足し方法により継ぎ足したチェーン30によって、沖合などの所定の設置海域に係留する方法である。
まず、上記の本発明に係る係留索の継ぎ足し方法により、係留に必要な長さのチェーンを形成し、係留予定箇所の周囲の海底Gに仮置きする。上記の図1に例示した浮体構造物10の場合には、6条のチェーンを仮置きする。次に、従来技術と同様にして、港に停泊していた浮体構造物10を当該海域に曳航し、仮置きしていたチェーンの端末をワイヤー等を介して引き上げ、浮体構造物10に固定してカテナリー係留する。
ここで、図2および図1に示すように、図示しない起重機船等によりメッセンジャーロープ28を引き上げることで、仮置きしていたチェーン30を浮体構造物10のフェアリーダー26等に導き入れ、チェーンストッパー20に係止する。この作業を6条のチェーンおよび各柱状浮体14A〜Cについて行い、最終的に図2に示すように、全6つのチェーンストッパー20にチェーン30を係止する。この方法によれば、作業台船で積載・運搬できないような巨大チェーンであっても、浮体構造物を作業効率よく係留することができる。
[浮体式洋上風力発電施設の施工方法]
次に、本発明に係る浮体式洋上風力発電施設の施工方法について説明する。
この施工方法は、上述した浮体構造物の係留方法を用いて、図1および図2に示すように、浮体構造物10の上に風車Bを搭載してなる洋上風力発電船12により構成した浮体式洋上風力発電施設100を、設置水域に据え付け施工する方法である。
この方法の具体的な手順としては、まず、上述した本発明の係留索の継ぎ足し方法によりチェーンを継ぎ足しておき、海底Gに仮置きしておく。続いて、洋上風力発電船12を設置水域に曳航する。次に、上述した本発明の浮体構造物の係留方法を用いて、図2に示すように、チェーンを介して洋上風力発電船12を設置水域に係留し、浮体式洋上風力発電施設100を設置水域に据え付け施工する。この方法によれば、作業台船で積載・運搬できないような巨大チェーンであっても、浮体式洋上風力発電施設100を作業効率よく据え付け施工することができる。
以上説明したように、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法によれば、浮体構造物を水域に係留する際に用いられる係留索を継ぎ足す方法であって、積載可能な長さの第一係留索を作業台船に積載して係留水域に運搬する工程と、作業台船から第一係留索と第一係留索の一端に連結されたアンカーとを水中に降ろし、係留水域の水底に仮置きする工程と、水底に仮置きした第一係留索の他端を水上に引き上げて、この他端と継ぎ足し用の第二係留索の一端とを連結することで係留索を継ぎ足す工程とを有するので、係留作業の効率化を図ることができる。
また、本発明に係る他の係留索の継ぎ足し方法によれば、アンカーの把駐力試験または引張試験に伴う作業の際に、係留索を継ぎ足すので、作業の重複が避けられ、係留作業の効率化を図ることができる。
また、本発明に係る他の係留索の継ぎ足し方法によれば、水底に仮置きした対向する一組の第一係留索のうち、一方の第一係留索の他端と継ぎ足し用の第二係留索の一端とを連結するとともに、この第二係留索の他端と別の第二係留索の一端とを連結し、一方の第一係留索に連結したアンカーについて把駐力試験または引張試験を行い、その後、前記別の第二係留索を取り外して、他方の第一係留索の他端と前記別の第二係留索の一端とを連結するので、水底に仮置きした対向する一組の第一係留索の長さが足りなくて、作業台船上に同時に引き上げることが難しい場合でも把駐力試験または引張試験を行うことができる。
また、本発明に係る浮体構造物の係留方法によれば、上述した係留索の継ぎ足し方法によって継ぎ足された係留索を介して浮体構造物を係留する方法であって、第一係留索の他端と継ぎ足し用の第二係留索の一端とを連結することで係留索を継ぎ足した後、第二係留索の他端を浮体構造物に連結するので、必要長さを有する係留索を介して浮体構造物を作業効率よく係留することができる。
また、本発明に係る浮体式洋上風力発電施設の施工方法によれば、上述した浮体構造物の係留方法を用いて、浮体構造物の上に風車を搭載してなる浮体式洋上風力発電施設を設置水域に据え付け施工する方法であって、浮体式洋上風力発電施設を設置水域に曳航した後、係留索を介して浮体式洋上風力発電施設の浮体構造物を設置水域に係留することにより、浮体式洋上風力発電施設を据え付け施工するので、浮体式洋上風力発電施設を作業効率よく据え付け施工することができる。
以上のように、本発明に係る係留索の継ぎ足し方法、浮体構造物の係留方法および浮体式洋上風力発電施設の施工方法は、一端側が水底のアンカーに接続してあるチェーン等の係留索の他端側を水上に引き上げて別の係留索を継ぎ足すのに有用であり、特に、作業台船のデッキスペース面積の不足や積載能力の不足等により、チェーン1条分を作業台船に積載することが困難な場合に、係留作業の効率化を図るのに適している。
1 チェーン
2 アンカー
3 作業台船
4 ワイヤー
5 係留ブイ
6,10 浮体構造物
12 洋上風力発電船
14A〜14D 柱状浮体
16A〜16C 連結部材
20 チェーンストッパー
22 ガイドシーブ
24 チェーンガイド
26 フェアリーダー
28 メッセンジャーロープ
30 チェーン(係留索)
30A チェーン(第一係留索)
30B チェーン(第二係留索)
30C チェーン(別の第二係留索)
32 アンカー
34 起重機船
36 クレーン
38 プーラーユニット
40A,40B チェーンシューター
42A〜42C チェーンストッパー
44A〜44F ウインチ
46 シーブ
50A,50B エンドリンク
52 ケンターシャックル
54 本設チェーン
56 ワーキングチェーン
58 シャックル
60 ワイヤー
62 曳船
100 浮体式洋上風力発電施設
B 風車
T タワー
Z,Z1 鉛直軸
G 海底(水底)
WL 海面

Claims (5)

  1. 浮体構造物を水域に係留する際に用いられる係留索を継ぎ足す方法であって、
    積載可能な長さの第一係留索を作業台船に積載して係留水域に運搬する工程と、
    作業台船から第一係留索と第一係留索の一端に連結されたアンカーとを水中に降ろし、係留水域の水底に仮置きする工程と、
    水底に仮置きした第一係留索の他端を水上に引き上げて、この他端と継ぎ足し用の第二係留索の一端とを連結することで係留索を継ぎ足す工程と
    を有することを特徴とする係留索の継ぎ足し方法。
  2. アンカーの把駐力試験または引張試験に伴う作業の際に、係留索を継ぎ足すことを特徴とする請求項1に記載の係留索の継ぎ足し方法。
  3. 水底に仮置きした対向する一組の第一係留索のうち、一方の第一係留索の他端と継ぎ足し用の第二係留索の一端とを連結するとともに、この第二係留索の他端と別の第二係留索の一端とを連結し、一方の第一係留索に連結したアンカーについて把駐力試験または引張試験を行い、その後、前記別の第二係留索を取り外して、他方の第一係留索の他端と前記別の第二係留索の一端とを連結することを特徴とする請求項1または2に記載の係留索の継ぎ足し方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の係留索の継ぎ足し方法によって継ぎ足された係留索を介して浮体構造物を係留する方法であって、
    第一係留索の他端と継ぎ足し用の第二係留索の一端とを連結することで係留索を継ぎ足した後、第二係留索の他端を浮体構造物に連結することを特徴とする浮体構造物の係留方法。
  5. 請求項4に記載の浮体構造物の係留方法を用いて、浮体構造物の上に風車を搭載してなる浮体式洋上風力発電施設を設置水域に据え付け施工する方法であって、
    浮体式洋上風力発電施設を設置水域に曳航した後、係留索を介して浮体式洋上風力発電施設の浮体構造物を設置水域に係留することにより、浮体式洋上風力発電施設を据え付け施工することを特徴とする浮体式洋上風力発電施設の施工方法。
JP2016176856A 2016-09-09 2016-09-09 係留索の継ぎ足し方法、浮体構造物の係留方法および浮体式洋上風力発電施設の施工方法 Active JP6820698B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016176856A JP6820698B2 (ja) 2016-09-09 2016-09-09 係留索の継ぎ足し方法、浮体構造物の係留方法および浮体式洋上風力発電施設の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016176856A JP6820698B2 (ja) 2016-09-09 2016-09-09 係留索の継ぎ足し方法、浮体構造物の係留方法および浮体式洋上風力発電施設の施工方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018039475A true JP2018039475A (ja) 2018-03-15
JP6820698B2 JP6820698B2 (ja) 2021-01-27

Family

ID=61625008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016176856A Active JP6820698B2 (ja) 2016-09-09 2016-09-09 係留索の継ぎ足し方法、浮体構造物の係留方法および浮体式洋上風力発電施設の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6820698B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020040646A1 (en) * 2018-08-24 2020-02-27 Kongsberg Maritime CM AS Mooring tensioning arrangement and a method for longitudinal cross tension of a mooring system
CN112606965A (zh) * 2021-01-06 2021-04-06 上海交通大学 一种能源淡水自给的新型浮式海洋平台及其方法
WO2023147759A1 (zh) * 2022-02-07 2023-08-10 中国华能集团清洁能源技术研究院有限公司 浮式平台系泊系统和安装方法、海上风电系统和安装方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020040646A1 (en) * 2018-08-24 2020-02-27 Kongsberg Maritime CM AS Mooring tensioning arrangement and a method for longitudinal cross tension of a mooring system
US11661151B2 (en) 2018-08-24 2023-05-30 Kongsberg Maritime CM AS Mooring tensioning arrangement and a method for longitudinal cross tension of a mooring system
CN112606965A (zh) * 2021-01-06 2021-04-06 上海交通大学 一种能源淡水自给的新型浮式海洋平台及其方法
WO2023147759A1 (zh) * 2022-02-07 2023-08-10 中国华能集团清洁能源技术研究院有限公司 浮式平台系泊系统和安装方法、海上风电系统和安装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6820698B2 (ja) 2021-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7044685B2 (en) Method of installation of a tension leg platform
US9340261B2 (en) Anchor line tensioning method
CN102079363B (zh) 基于小型船只的锚泊式海洋观测研究浮标布放系统及方法
CN107600326B (zh) 一种用于深海浮标的可释放式重力锚系统
CN101850831A (zh) 一种大型远洋海工平台生活区总段吊装方法
CN103738477A (zh) 系泊锚腿上锚缆的更换方法
JP2562235B2 (ja) 所定の係留場所に浮きプラットホームを係留する方法と、係留線の何れかの部分を持ち上げて回収する方法
JP2018039475A (ja) 係留索の継ぎ足し方法、浮体構造物の係留方法および浮体式洋上風力発電施設の施工方法
CN103883273A (zh) 利用饱和潜水支持船上的双吊机安装立管的方法
CN110626466B (zh) 一种用于深海浮标的可释放式重力锚系统
CN201834178U (zh) 基于小型船只的锚泊式浮标布放装置
CN114340993A (zh) 用于安装基于张力腿平台的浮动物体的方法
CN113879487B (zh) 非自浮沉管出驳方法
JP6820697B2 (ja) 浮体構造物の係留方法および浮体式洋上風力発電施設の施工方法
CN104627326A (zh) 一种格型钢板桩大圆筒副格整打专用起重、振沉船
NO20170862A1 (en) A mooring system
JP2008037143A (ja) 把駐力試験方法及び装置
Dymarski et al. Technology concept of TLP platform towing and installation in waters with depth of 60 m
CN107794957B (zh) 超大直径单桩基础水平静载装置及试验方法
CN112027005B (zh) 一种多功能海洋工程装置的海上安装办法
CN108547278B (zh) 基于导管架吊装船舶的海床处理方法
NL2031010B1 (en) A method and system of installing a floating foundation, assembly of floating foundation and ballasting frame, and ballasting frame
Li et al. Installation of STP mooring system and FPSO hookup in south china Sea
CN117259864A (zh) 一种百米水深双层立管两段式拆除方法
WO2021230749A1 (en) Method for lifting an object, assembly for lifting an object and a guiding structure for use in an assembly for lifting objects

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7426

Effective date: 20161207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20161207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190625

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200616

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6820698

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250