JP2018033378A - Fertilization apparatus for agricultural vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、粒状の肥料を圃場に散布する肥料散布車や苗の植付作業と同時に粒状肥料を散布する苗移植機等農作業車の施肥装置に関する。 The present invention relates to a fertilizer application device for a farm vehicle such as a fertilizer sprayer for spraying granular fertilizer on a field and a seedling transplanter for spraying granular fertilizer simultaneously with seedling planting work.
従来、苗移植機等農作業車の施肥装置は、走行車体上に設ける肥料タンクに粒状肥料を溜めてこの肥料タンクの排出口に設ける繰出ロールで所定量の肥料を肥料散布装置に供給して植付苗の回りに散布するようにしている(例えば、特許文献1、2参照)。
Conventionally, fertilizers for farm vehicles such as seedling transplanters have a granular fertilizer stored in a fertilizer tank provided on a traveling vehicle body, and a predetermined amount of fertilizer is supplied to the fertilizer spreader by a feed roll provided at the discharge port of the fertilizer tank. It is made to spray around a seedling (for example, refer
農作業車の施肥装置で肥料散布作業を開始する場合には、肥料タンクに出来るだけ多くに肥料を溜めて作業途中での肥料補充をしなくてもすむようにするが、肥料タンクに溜まった肥料の全重量が排出口で直接繰出ロールにかかっているために、散布開始時には多くの肥料が繰出ロールに重く作用して繰出ロールの回転負荷が大きくて回転が変動することで繰出し量が少な過ぎたり多過ぎたりと変化して肥料不足や肥料過多になり、作物の生育に悪影響を与えることがある。 When starting fertilizer spraying with a fertilizer applicator for farm vehicles, it is necessary to store as much fertilizer as possible in the fertilizer tank so that it is not necessary to replenish the fertilizer during the work. Since the entire weight is directly applied to the feeding roll at the discharge port, a large amount of fertilizer acts heavily on the feeding roll at the start of spraying, and the rotation load of the feeding roll is large and the rotation fluctuates, so the feeding amount is too small. Too much fertilizer can change, resulting in a shortage of fertilizer and excessive fertilizer, which can adversely affect crop growth.
本発明は、肥料タンクに溜めた肥料を圃場に散布する農作業車の施肥装置において、肥料散布開始時に散布量が不安定になることを防ぐことを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to prevent an application amount from becoming unstable at the start of fertilizer application in a fertilizer application for a farm vehicle for applying fertilizer stored in a fertilizer tank to a field.
上記従来の課題は、次の技術手段により解決される。 The above conventional problem is solved by the following technical means.
請求項1に記載の発明は、農作業車に搭載する施肥装置(5)の肥料出口(202)に設ける定量繰出し装置(73)で圃場に肥料を散布する農作業車の施肥装置において、肥料を溜める肥料ホッパ(60)の内部に肥料出口(202)への肥料落下を遮る供給調整ガイド板(60b,60c)を設けたことを特徴とする農作業車の施肥装置とする。
Invention of
請求項2に記載の発明は、下り傾斜した供給調整ガイド板(60b,60c)を複数設け、各供給ガイド板(60b,60c)下端の肥料通過間隔を調整可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の農作業車の施肥装置とする。
The invention described in
請求項3に記載の発明は、供給調整ガイド板(60b)の最下端を、肥料ホッパ(60)の肥料出口(202)に向かう傾斜部(201)上にしたことを特徴とする請求項2に記載の農作業車の施肥装置とする。
Invention of
請求項4に記載の発明は、定量繰出し装置(73)が繰出ロール(73A,73B)で、供給調整ガイド板(60b)から肥料を受ける肥料ホッパ(60)の内側に傾斜する傾斜部(201)の下り傾斜方向と肥料出口(202)に設ける繰出ロール(73A,73B)の回転方向を一致させたことを特徴とする請求項3に記載の農作業車の施肥装置とする。
In the invention according to
請求項1に記載の発明によれば、肥料ホッパ60に溜める肥料が供給調整ガイド板60b,60cに受けられて、肥料出口202での肥料重量圧力が分散されるので、肥料出口202の定量繰出し装置73に過負荷が加わることなく滑らかな回転が維持され、散布開始時の散布量変動が防がれる。
According to the first aspect of the present invention, the fertilizer stored in the
請求項2に記載の発明によれば、請求項1の効果に加えて、肥料ホッパ60に供給した肥料は複数の下り傾斜した供給調整ガイド板60b,60cの下端を通って肥料出口202に流れるが、各供給ガイド板60b,60cの下端間隔を調整することで、種類の異なる肥料の定量繰出し装置73に流れる肥料量を調整出来て繰出し量が安定化する。
According to the invention of
請求項3に記載の発明によれば、請求項2の効果に加えて、供給調整ガイド板60bの最下端から流れる肥料が傾斜部201に受けられて定量繰出し装置73に供給されることで、供給調整ガイド板60b上の肥料の重量が直接定量繰出し装置73に加わらないので、繰出ロール73A,73Bの回転が安定して繰出し量が変動しない。
According to the invention described in
請求項4に記載の発明によれば、請求項3の効果に加えて、肥料ホッパ60の傾斜部201から繰出ロール73A,73Bに供給される肥料の流れが繰出ロール73A,73Bの回転を妨げず、軽快に回転して繰出し量が安定化する。
According to the invention of
以下、本発明の実施例として、施肥を行うことができる作業車である施肥装置付乗用型苗移植機を説明する。 Hereinafter, as an embodiment of the present invention, a riding seedling transplanter with a fertilizer application device which is a work vehicle capable of performing fertilization will be described.
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とするが、本発明の構成を限定するものでは無い。 In order to facilitate understanding of the following description, in the drawings, the front-rear direction is the X-axis direction, the left-right direction is the Y-axis direction, the up-down direction is the Z-axis direction, and arrows X, -X, Y, -Y, The directions or sides indicated by Z and -Z are the front, rear, right, left, upper, lower, or front, rear, right, left, upper, and lower sides, respectively. It is not what limits.
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。 In the figure, “•” in “○” means an arrow heading from the back of the page to the front, and “×” in “○” is the front of the page. It means an arrow pointing from the back to the back.
なお、以下の図面を使用した説明において、理解を容易にするために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。 In addition, in the description using the following drawings, illustrations other than members necessary for the description are omitted as appropriate for easy understanding.
図1は本発明を用いた一実施例である乗用型苗移植機の側面図で、図2は本発明を用いた一実施例である乗用型苗移植機の平面図である。 FIG. 1 is a side view of a riding seedling transplanting machine as an embodiment using the present invention, and FIG. 2 is a plan view of the riding seedling transplanting machine as an embodiment using the present invention.
図1、図2において、この乗用型苗移植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着されている。
In FIG. 1 and FIG. 2, the
走行車体2は、駆動輪である左右一対の前輪10,10及び左右一対の後輪11,11を備えた四輪駆動車両であって、機体の前部にミッションケース12が配置され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファイナルケース13,13が設けられ、該左右前輪ファイナルケース13,13の操向方向を変更可能な各々の前輪支持部から外向きに突出する左右前輪車軸に左右前輪10,10が各々取り付けられている。
The
また、走行車体2の後側に昇降リンク装置3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、走行車体2の後部上側に施肥装置5の本体部分が設けられている。
Further, a
さらに、ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸(図示せず)を支点にして後輪ギヤケース18,18がローリング自在に支持され、その後輪ギヤケース18,18から外向きに突出する後輪車軸11aに後輪11,11が取り付けられている。
Further, the front end portion of the
エンジン20はメインフレーム15の上に搭載されており、該エンジン20の回転動力が、静油圧式無段変速装置(HST)23などを介してミッションケース12に伝達される。ミッションケース12に伝達された回転動力は、該ケース12内のトランスミッションにより変速された後、走行動力と外部取出動力に分離して取り出される。
The
そして、走行動力は、一部が前輪ファイナルケース13,13に伝達されて前輪10,10を駆動すると共に、残りが後輪ギヤケース18,18に伝達されて後輪11,11を駆動する。また、外部取出動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチ(図示せず)に伝達され、それから植付伝動軸によって苗植付部4へ伝動される。
A part of the traveling power is transmitted to the front wheel final cases 13 and 13 to drive the
エンジン20の上部に座席31が設置されている。座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカバー32があり、その上方に前輪10,10を操向操作するハンドル34が設けられている。フロントカバー32の下端左右両側は水平状のフロアステップ35になっている。フロアステップ35は多数の穴が設けられており(図2参照)、該ステップ35を歩く作業者の靴についた泥が圃場に落下するようになっている。フロアステップ35の後部は、後輪フェンダを兼ねるリヤステップ36となっている。
A
また、走行車体2の前部左右両側には、補給用の苗を載せておく予備苗載台38を設けても良い。昇降リンク装置3は平行リンク構成であって、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,41を備えている。これらリンク40,41,41は、その基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。
In addition, on the left and right sides of the front part of the
そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を中心として苗植付部4がローリング自在に連結されている。メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク40に一体形成したスイングアーム(図示せず)の先端部との間に昇降用油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダ46を油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
And the connecting shaft 44 rotatably supported by the
苗植付部4は4条植の構成で、フレームを兼ねる伝動ケース50、マット苗を載せて左右往復動し苗を一株分ずつ各条の苗取出口51a,・・・に供給するとともに横一列分の苗を全て苗取出口51a,・・・に供給すると苗送りベルト54,・・・により苗を下方に移送する苗載台51、苗取出口51a,・・・に供給された苗を圃場に植付ける苗植付装置52,・・・、次行程における機体進路を表土面に線引きする左右一対の線引きマーカ(図示せず)等を備えている。苗植付部4の下部には中央にセンターフロート55、その左右両側にサイドフロート56,56がそれぞれ設けられている。
The
これらフロート55,56,56を、圃場の泥面に接地させた状態で機体を進行させると、フロート55,56,56が泥面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52,・・・により苗が植付けられる。各フロート55,56,56は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するように回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセンターフロート55の前部の上下動がフロート傾斜角センサ(図示せず)により検出され、その検出結果に応じ前記昇降用油圧シリンダ46を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維持する。
When these floats 55, 56, 56 are grounded on the mud surface of the field, the aircraft moves forward, and the
苗植付部4には、整地装置の一例である、センターロータ27bと左右一対のサイドロータ27a,27aからなる整地ロータ27が取り付けられている。また、苗載台51は苗植付部4の全体を支持する左右方向と上下方向に幅一杯の矩形の支持枠体65の支持ローラ65a(図1)をレールとして左右方向にスライドする構成である。
The
施肥装置5は、貯留部の一例としての肥料ホッパ60に貯留されている粒状の肥料を繰出部61,・・・によって一定量ずつ繰り出し、その肥料を施肥ホース62,・・・でフロート55,56,56の左右両側に取り付けた施肥ガイド(図示せず),・・・まで導き、施肥ガイド,・・・の前側に設けた作溝体64(図1),・・・によって苗植付条の側部近傍に形成される施肥溝内に落とし込むようになっている。ブロア用電動モータ53で駆動するブロア67(図1)で発生させたエアが、左右方向に長いエアチャンバ68を経由して施肥ホース62,・・・に吹き込まれ、施肥ホース62,・・・内の肥料を風圧で強制的に搬送するようになっている。
The
施肥装置5の詳細は、後述する。
Details of the
図3は、整地ロータの支持構造の背面図で、図4は、整地ロータの駆動部の説明図である。 FIG. 3 is a rear view of the ground leveling rotor support structure, and FIG. 4 is an explanatory diagram of the drive unit of the leveling rotor.
ロータ駆動部には、苗載台51の前記支持枠体65の両側辺部材65bに上端を回動自在に支持された梁部材106と該梁部材106の両端に固着した支持アーム107と該支持アーム107に回動自在に取り付けられたロータ支持フレーム108が設けられている。また、ロータ昇降用モータ63(図3)が梁部材106の軸方向延長線上に設けられている。ロータ支持フレーム108の下端には整地ロータ27の中央及び左右一対の駆動軸105a,105bが取り付けられている。また、該ロータ支持フレーム108の下端部近くは伝動ケース50に回動自在に取り付けられた連結部材111(図1)に連結している。
The rotor driving unit includes a
なお、畦クラッチレバー14の操作により、該畦クラッチレバー14のセンサ110aが作動すると、制御部100がロータ昇降用モータ63を駆動させ、支持アーム107を介してロータ支持フレーム108を上下動させる。また、図3に示すロータ昇降用モータ63に代えて支持アーム107に支持されたロータ高さ調節レバー109(図1)の操作により支持アーム107を前後方向に回動させてロータ支持フレーム108を上下動させても良い。
If the
苗植付部4を昇降自在にするリンク機構3をリンクベースフレーム42に装着するが、リンク機構3のリンクベースフレーム42への取付支点を後輪11の車軸11aよりも機体前側に配置した。これにより、苗植付部4を上昇させると苗植付部4が後退しつつ上昇する構成となるため、苗植付部4の昇降により整地伝動軸112a,112bの連結状態または非連結状態が切り替わるため、苗植付部4が所定高さ以下になると整地ロータ27が作動する構成とすることができるので、旋回の開始及び終了時、苗植付作業の開始及び終了時等に整地ロータ27の操作が不要となり、作業能率と操作性が従来より向上する。
The
図4に示すように、フロート55,56との配置位置の関係でセンターフロート55の前方にあるセンターロータ27bは、サイドフロート56の前方にあるサイドロータ27aより前方に配置されている。そのため、左側のサイドロータ27aの駆動軸105aへの動力は後輪ギヤケース18内のギヤ(図示せず)から整地伝動シャフト112等を介して伝達される。また、センターロータ27bの中央駆動軸105bには左側のサイドロータ27aの側部駆動軸105aの車体内側の端部から動力が伝達され、右側の側部駆動軸105aにはロータ伝動軸ケース113内の駆動チェーン(図示せず)を介して動力伝達される。
As shown in FIG. 4, the
また、センターロータ27bは、ロータ伝動軸ケース113を橋渡しする補強部材114を介して梁部材106に上端部が支持された一対のリンク部材116,117によりスプリング118を介して吊り下げられている。
The
図3に示すように、前記一対のリンク部材116,117は梁部材106に一端部が固着支持された第一リンク部材116と該第一リンク部材116の他端部に一端が回動自在に連結した第二リンク部材117からなり、該第二リンク部材117の他端部と両方のロータ伝動軸ケース113を橋渡しする補強部材114に支持された取付片114a(図4参照)との間に前記スプリング118が接続している。
As shown in FIG. 3, the pair of
ロータ昇降用モータ63の作動により、第一リンク部材116を上方へ回動する向きに梁部材106が回動し、該梁部材106の回動に伴って、ロータ支持フレーム108を介して第一リンク部材116と第二リンク部材117とスプリング118に吊り下げられたセンターロータ27bを上方に上げることができる。センターロータ27bを上方に移動させると、ロータ駆動軸105bを介して一対のサイドロータ27a,27aも同時に上方に移動する。
By the operation of the rotor lifting / lowering
本実施例では、標準位置で圃場面より40mmの高さにある整地ロータ27をロータ昇降用モータ63の回動で標準位置より最大15mm高くでき、またロータ昇降用モータ63の逆向きの回動で標準位置より最大15mm低くできるように設定している。
In the present embodiment, the leveling
図3に示すように、上記整地ロータ27をロータ昇降用モータ63で上下動ができる構成にしているので、整地ロータ27で畦際を整地しながら苗の植付を行う場合に、梁部材106の軸を回動可能にした整地ロータ27の作業状態から整地ロータ27の収納状態への切替えを苗植付部4の上昇に連動させてロータ昇降用モータ63で自動的に行う構成とすることができる。
As shown in FIG. 3, since the leveling
苗植付部4の上昇時に整地ロータ27bが昇降リンク装置3の下リンク41,41から逃げるように苗植付部4に対してスプリング118などを介して支持されているので、センターロータ27bが融通性をもって苗植付部4に支持される。
Since the leveling
図5は、実施例1の施肥装置の要部断面図である。 FIG. 5 is a cross-sectional view of a main part of the fertilizer application apparatus of Example 1.
以下、図5〜図10に示す施肥装置の各部の構成について説明する。 Hereinafter, the structure of each part of the fertilizer application apparatus shown in FIGS.
肥料ホッパ60は各条共用で、上部に開閉可能な蓋60aが取り付けられている。肥料ホッパ60の下部は施肥条数分に分岐して下方に行くに従って前後方向の内側に傾斜する傾斜部201で漏斗状になっており、その下部が繰出部61,・・・の上端に接続されている。
The
肥料ホッパ60の内部には前内壁200から肥料落下間隙を空けて後下方の傾斜部201上に向けて傾斜する第一供給調整ガイド板60bを設け、後内壁199から肥料落下間隙を空けて第一供給調整ガイド板60b上に向けて下り傾斜する第二供給調整ガイド板60cを設けている。
The
第一供給調整ガイド板60bと第二供給調整ガイド板60cの下り傾斜角度は、肥料が滑り落ちる安息角以上にすると良いが、走行車体2の振動で滑り易いので、安息角以下でも良い。
Although the downward inclination angle of the first supply adjustment guide plate 60b and the second supply
第一供給調整ガイド板60bは、肥料出口202を越えて後側傾斜部201上まで伸ばしていることで、後側傾斜部201を滑り落ちる肥料が下記繰出ロール73A,73Bの回転方向RAに流れて繰出ロール73A,73Bの回転を阻害しなくて肥料の所定量繰出しが良好になる。
The first supply adjustment guide plate 60b extends beyond the
また、第一供給調整ガイド板60bと第二供給調整ガイド板60cは、傾斜部201との間隙と第一供給調整ガイド板60bとの間隙を変更するために、それぞれ各肥料ホッパ60内で前後に移動可能或いは上下傾斜角を変更可能にすると、肥料の種類や湿り具合による排出調整が可能になる。なお、間隙が広過ぎて多くの肥料が肥料出口202に流れて詰る場合にも間隙を狭めるようにすると良い。
Further, the first supply adjustment guide plate 60b and the second supply
また、肥料ホッパ60が浅い場合には、第一供給調整ガイド板60bのみで良いが、肥料ホッパ60が深い場合には、第二供給調整ガイド板60c上に第一供給調整ガイド板60bと平行な第三供給調整ガイド板を設ける等供給調整ガイド板の数を増やすと良い。
Further, when the
また、第一供給調整ガイド板60bと第二供給調整ガイド板60cは、広い板でなく幅の狭い板を肥料の落下間隙を空けて並べる構成としても良く、その場合は傾斜させることなく水平にして機体の振動で板上から肥料が落下するようにしても良い。
In addition, the first supply adjustment guide plate 60b and the second supply
傾斜部201の下端には、肥料ホッパ60に収容された粉粒体が流出する流出口の一例としての肥料出口202が形成されている。傾斜部201の下端には、肥料出口202の縁に対応して、下方に屈曲する屈曲部203が形成されている。屈曲部203の下端には、第1の密閉部の一例としての内側シール204が支持されている。内側シール204は、伸縮可能な弾性体により構成されており、例えば、ゴムや発泡ウレタン等の従来公知のシール部材により構成可能である。
At the lower end of the
また、傾斜部201には、屈曲部203よりも前後方向の両側に、下方に延びる被支持部の一例としての支持脚206が形成されている。支持脚206の下端には、第2の密閉部の一例としての外側シール207が支持されている。外側シール207は、内側シール204と同様に弾性体により構成されている。外側シール207は、肥料ホッパ60が繰り出し部61に装着された状態で、繰り出し部61の上端に接触して、内部を外部に対して密閉する。
The
図6は、実施例1のホッパシャッタの下方部の斜視図である。 FIG. 6 is a perspective view of a lower portion of the hopper shutter according to the first embodiment.
図5、図6において、前記肥料ホッパ60の下部には、肥料ホッパ60を左右方向に貫通する回転軸208が回転可能に支持されている。回転軸208には、肥料出口202を開閉するホッパシャッタ209が支持されている。ホッパシャッタ209は、左右一対の扇形状のアーム部211を有する。アーム部211は、扇の中心部分が、傾斜部201の左右の外側において、回転軸208に回転可能に支持されている。アーム部211同士の下端は、左右方向に延びるシャッタ本体212により接続されている。実施例1のシャッタ本体212は、回転軸208を中心とする部分円筒状の板により構成されている。
5 and 6, a
また、アーム部211には、シャッタ開閉用の操作部の一例としてのシャッタ開閉ロッド213の一端部が連結されている。したがって、シャッタ開閉ロッド213を前後方向に移動させることで、ホッパシャッタ209が回転軸208を中心として、実線で示す開放位置と、二点鎖線で示す閉塞位置との間で移動し、肥料出口202が開閉される。なお、実施例1では、シャッタ開閉ロッド213は、ホッパシャッタ209の1つずつに設定されている。
The
したがって、ホッパシャッタ209を設けたことにより、施肥作業時以外に肥料が繰り出し部61に移動することを防止できる。よって、施肥作業の開始時に設定量よりも多い肥料が施肥されることが防止され、肥料の無駄や肥料過多による生育不良が防止される。
Therefore, by providing the
また、ホッパシャッタ209の下面の形状を肥料出口202の形状と同様の形状としたことにより、ホッパシャッタ209を閉じた際に、ホッパシャッタ209と肥料出口202(の縁)との間に隙間が生じることを防止できる。よって、走行時の振動等により隙間を通じて肥料等が漏れ出すことを抑制でき、漏れだした肥料等が繰出部61に溜まることが防止され、設定量通りの施肥を行うことができる。
Further, since the shape of the lower surface of the
さらに、実施例1のホッパシャッタ209は、開放位置に移動した状態では、内側シール204と外側シール207との間に保持されるため、ホッパシャッタ209は、肥料出口202を塞がない位置に退避させることができる。よって、肥料等がホッパシャッタ209の上面に載って供給されなくなることが防止され、安定的に肥料を供給できる。
Further, since the
また、開放位置において、ホッパシャッタ209が外側シール207の内側に保持されており、ホッパシャッタ209が外部に露出することが防止されている。したがって、肥料ホッパ60からこぼれた肥料や作業時に跳ねる泥等がホッパシャッタ209に付着することが防止される。
Further, in the open position, the
さらに、ホッパシャッタ209が閉塞位置に移動した状態では、内側シール204の間に保持されるため、内側シール204の弾性変形により微小な隙間も埋められ、隙間の発生がさらに抑制される。よって、漏れだした肥料等が繰出部61に溜まることが防止され、設定量通りの施肥を行うことができる。
Further, when the
また、実施例1のホッパシャッタ209には、それぞれにシャッタ開閉ロッド213が設けられており、条毎に肥料の供給を切り替えることができる。したがって、様々な作業環境に適応でき、作業の適応性が向上する。
Further, the
なお、実施例1では、回転軸208にアーム部211を回転可能に支持して、各アーム部211にシャッタ開閉ロッド213を設けることで、条毎にホッパシャッタ209を開閉させる構成としたが、これに限定されない。例えば、連結部材の一例としての回転軸208に全てのアーム部211を固定支持して、回転軸208を肥料ホッパ60に回転可能に支持し、1つのアーム部211にシャッタ開閉ロッド213を設けることで、1つのシャッタ開閉ロッド213を操作することで、全てのホッパシャッタ209を同時に開閉させる構成とすることも可能である。なお、シャッタ開閉ロッド213は、アーム部211に支持する構成に限定されず、回転軸208等、任意の位置に支持することが可能である。
In the first embodiment, the
また、例えば、1つの回転軸208に2つのホッパシャッタ209が固定され且つ1つのシャッタ開閉ロッド213を設けた構成を3組設置することで、1つのシャッタ開閉ロッド213を操作することで、2つのホッパシャッタ209を同時に開閉する構成とすることも可能である。
Further, for example, by installing three sets of configurations in which two
このように、1つのシャッタ開閉ロッド213を操作することで、複数のホッパシャッタ209を開閉する構成を採用した場合、個別に行う場合に比べて、肥料等の供給を切り替える際に時間がかからず、作業能率が向上すると共に、余分に消費される肥料を減少させることができる。
In this way, when a configuration in which a plurality of
また、施肥の必要のない区間ではホッパシャッタ209を閉じ、施肥の必要な区間のみホッパシャッタ209を開くことが容易になるため、余分な肥料の消費が抑えられると共に、肥料過多による作物の生育不良や品質の低下が防止される。
Moreover, since it becomes easy to close the
図7は、実施例1の施肥装置の一部断面を示す側面図で、肥料ホッパ60は、左右方向に長い施肥フレーム70に支持された左右2箇所の回動アーム71に取り付けられていて、この回動アーム71の下端部を支点に後方に回動させて繰出部61,・・・から分離させられるようになっている。
FIG. 7 is a side view showing a partial cross section of the fertilizer application device of Example 1. The
回動アーム71は外側から1条目の繰出部と2条目の繰出部との間に配置されている(左右対称位置に2つ設けられている)。
The
肥料ホッパ60の左右両端には、左右外方に突出する突起部221が形成されている。また、肥料ホッパ60を支持する施肥フレーム70の上端部には、突起部221に対応して、左右一対の着脱支持部の一例としての抜け止めプレート222が支持されている。抜け止めプレート222には、L字状の溝部の一例としての抜け止め溝223が形成されている。抜け止め溝223は、上端から上下方向に延びる第1の穴部223aと、第1の穴部223aから前方に延びる第2の穴部223bとを有する。各穴部223a、223bは、突起部221の直径よりも大きく、突起部221が通過可能な幅を有する。
At both left and right ends of the
したがって、肥料ホッパ60が回動アーム71の下端を中心として回転した場合に、突起部221がL字状の抜け止め溝223に沿って通過可能に構成されている。
Therefore, when the
また、施肥フレーム70の後端部には、抑制部材の一例としてのロック錠224が形成されている。ロック錠224は、施肥フレーム70から上方に延びるロックアーム226を有する。ロックアーム226の下端は、施肥フレーム70に回転可能に支持されており、ロックアーム226の上端は、肥料ホッパ60の前側の外側面に接触可能に構成されている。ロックアーム226の下端には、図示しないネジリバネが装着されており、ロックアーム226は、ネジリバネにより後方に付勢されている。
A lock lock 224 as an example of a restraining member is formed at the rear end of the
したがって、肥料ホッパ60が繰り出し部61に装着されると、ロックアーム226が肥料ホッパ60の外側面に接触して、肥料ホッパ60を前方に押す。よって、肥料ホッパ60に支持された突起部221が、第2の穴部223bの奥に向かう方向に押された状態で保持される。よって、肥料ホッパ60が繰り出し部61から離脱、脱落する方向(上方)に回転移動することが抑制される。したがって、肥料ホッパ60を繰り出し部61に固定することができ、作業中に肥料ホッパ60が揺れたり、回動して外れたりすることが防止され、施肥量が増減したり、肥料等がこぼれ出すことが防止される。
Therefore, when the
また、ロックアーム226を作業者が手で操作して、肥料ホッパ60との接触を解除、すなわち、ロックを解除した後に、抜け止め溝223に沿って移動させると肥料ホッパ60を繰出部61から外すことができる構成となっている。このとき、ロックを解除しただけでは、突起部221が抜け止め溝223の第2の穴部223bに嵌った状態であるため、肥料ホッパ60が前後に移動しようとしても、第2の穴部223bの範囲内でしか移動できない。したがって、肥料ホッパ60が前後に自由に移動することが抑制されており、肥料がこぼれ出すことが防止される。また、肥料ホッパ60を繰出部61から外す際に、ロックを解除して、抜け止め溝223に沿って移動させれば良く、工具等が必要ないため、肥料ホッパ60の着脱が容易になり、作業能率やメンテナンス性も向上する。
Further, when the operator manually operates the
図5に示すように、繰出部61には、所定量の肥料を下方に繰り出す定量繰出し装置73である2個の繰出ロール73A,73Bを内蔵している。これらの繰出ロール73A,73Bは、外周部に溝状の凹部74,・・・が形成された回転体で、左右方向に設けた共通の繰出軸75の角軸部75a(図示例は四角軸)にそれぞれ一体回転するように嵌合している。
As shown in FIG. 5, the
繰出ロール73A,73Bが図8の矢印方向に回転することにより、肥料ホッパ60から落下供給される肥料が凹部74に収容されて下方に繰り出される。両繰出ロール73A,73Bにより繰り出された肥料は、下端の繰出口61aから吐出される。
When the feeding rolls 73A and 73B rotate in the direction of the arrow in FIG. 8, the fertilizer dropped and supplied from the
図示例の繰出ロール73A,73Bの凹部74の数は6個であり、両者の凹部74の位相が異ならせてある。このため、両繰出ロール73A,73Bの凹部が交互に肥料を繰り出すこととなり、繰出口61aから吐出される肥料の量が時間的に均等化されている。いずれかの繰出ロール73A又は73Bを繰出軸75から外して位相を適当に変更して付け直すことにより、両繰出ロール73A,73Bの凹部の位相を等しくすることもできる。
The number of the
これで、圃場に点状に肥料を散布する場合に適用可能となる。 This makes it possible to apply fertilizer to the field in the form of dots.
また、繰出部61の内部には、凹部74が下方に移動する側(前側)の繰出ロール73の外周面に摺接するブラシ76が着脱自在に設けられている。このブラシ76によって繰出ロール73A,73Bの凹部74に肥料が摺り切り状態で収容され、繰出ロール73A,73Bによる肥料繰出量が一定に保たれる。
In addition, a brush 76 slidably in contact with the outer peripheral surface of the feeding
図8は、実施例1の繰出部材のクラッチ機構の一部断面を示す側面図である。 FIG. 8 is a side view showing a partial cross section of the clutch mechanism of the feeding member of the first embodiment.
実施例1の繰出部61では、各繰出軸75の軸方向の端部に、駆動が伝達される繰出ギヤ231が支持されている。
In the feeding
また、繰出部61には、繰出軸75に並行して、左右方向に延びる伝達軸232が配置されている。前記伝達軸232には、図示しないギヤ列を介して、エンジン20から駆動が伝達されている。
Further, a
伝達軸232には、各繰出ギヤ231に対応して、クラッチ部材の一例としてのクラッチギヤ233が支持されている。クラッチギヤ233は、伝達軸232と一体的に回転可能、且つ、伝達軸232の軸方向に移動可能に支持されている。
A
クラッチギヤ233は、円筒状のクラッチ本体部233aを有する。クラッチ本体部233aの繰出ギヤ231側には、繰出ギヤ231に噛み合い可能なギヤ部233bが形成されている。また、クラッチ本体部233aには、軸方向に対してギヤ部233bの反対側にクラッチ本体部233aよりも大径の円板状のフランジ部233cが形成されている。
The
また、伝達軸232には、各クラッチギヤ233のフランジ部233cに対向して円板状のクリップ234が固定支持されている。クリップ234とフランジ部233cとの間には、弾性部材の一例としてのコイルバネ236が装着されている。したがって、クラッチギヤ233は、コイルバネ236により、繰出ギヤ231に噛み合う方向に押されている。
Further, a disc-shaped
前記クラッチギヤ233のクラッチ本体部233aには、クラッチ入切部材の一例としてのクラッチ入切アーム237の一端部が回転可能に連結されている。クラッチ入切アーム237は、繰り出し部61に回転軸237aを中心として回転可能に支持されている。
One end of a clutch on / off
クラッチ入切アーム237の他端部は、連結部材の一例としての連動アーム238に連結されている。実施例1では、クラッチ入切アーム237の他端は、連動アーム238に形成された左右方向に延びる長孔238aに連結されており、左右方向に遊びを有する。
The other end of the clutch on / off
また、実施例1の連動アーム238は、隣接する2つのクラッチ入切アーム237の他端部が連結されている。
Further, the
前記クラッチ入切アーム237および連動アーム238により、実施例1のクラッチリンク機構240が構成されている。また、連動アーム238の左右方向の端部には、クラッチ操作部材の一例としてのワイヤ状のクラッチハーネス239の一端が連結されている。
The clutch on / off
したがって、クラッチハーネス239を作業者が引っ張ると、クラッチリンク機構240を介して、クラッチギヤ233が一点鎖線で示す伝達位置から、実線で示す非伝達位置に移動する。したがって、クラッチギヤ233が繰出ギヤ231から離脱する。よって、繰出ギヤ231に伝達軸232の駆動が伝達されなくなり、繰出ロール73A,73Bが回転しない。
Therefore, when the operator pulls the
また、クラッチハーネス239を作業者が離すと、コイルバネ236に押されて、クラッチギヤ233が実線で示す非伝達位置から一点鎖線で示す伝達位置に移動する。したがって、クラッチギヤ233が繰出ギヤ231に噛み合う。よって、繰出ギヤ231に伝達軸232の駆動が伝達され、繰出ロール73A,73Bが回転する。
When the operator releases the
したがって、実施例1では、1つのクラッチハーネス239の操作で、複数の繰出ロール73A,73Bの回転駆動力を一斉に入切することができるので、操作性が向上すると共に、不要な肥料の供給が防止され、肥料の消費量が抑えられる。また、クラッチギヤ233に個別にクラッチハーネス239を設ける場合に比べて、連動アーム238が共通化されており、部品点数を減らすことができる。
Therefore, in Example 1, since the rotational driving force of the plurality of feeding rolls 73A and 73B can be turned on and off simultaneously by operating one
なお、実施例1では、1つの連動アーム238に2つのクラッチギヤ233を連動させる構成を例示したが、これに限定されず3つ以上のクラッチギヤ233を連動させる構成とすることも可能である。
In the first embodiment, the configuration in which two
図9は実施例1の施肥装置の背面図であり、図9Aは肥料回収管部分を省略した背面図、図9Bは伝動関係を省略した背面図である。図10は実施例1の施肥装置の平面図である。 9 is a rear view of the fertilizer application apparatus of Example 1, FIG. 9A is a rear view in which the fertilizer recovery pipe portion is omitted, and FIG. 9B is a rear view in which the transmission relationship is omitted. FIG. 10 is a plan view of the fertilizer application apparatus according to the first embodiment.
図5、図9において、繰出部61の繰出口61aには、前後方向に連通する接続管80が接続されている。そして、この接続管80の後端部に施肥ホース62が接続されている。施肥ホース62の外周螺旋溝に施肥フレーム70の下端部が係合しているので、施肥ホース62が接続管80から抜けにくい。一方、各条の接続管80の前端部はエアチャンバ68の背面部に挿入連結されている。
5 and 9, a connecting
図9において、エアチャンバ68の左端部はエア切替管81を介してブロア67に接続されており、該ブロア67からのエアがエアチャンバ68を経由し接続管80から施肥ホース62(図1)に吹き込まれるようになっている。
9, the left end portion of the
図9、図10に示すようにブロア67に分岐風路であるエア切替管81を装着し、該エア切替管81の一側にエアチャンバ(通風路)68を設け、エア切替管81の他側に、繰出部61から放出された粒状体を下方に案内すると共に、粒状体の排出口に泥土や水が進入することを防止するエアを送る肥料回収管(排出風路)85を設け、エア切替管81の分岐部に、エアの行き先を変更するエア切替シャッタ(切替弁)86を配置し、該エア切替シャッタ86は、繰出部61の入切を操作すると連動して切り替わる構成としている。
エア切替シャッタ86はエアチャンバ68と肥料回収管85の間の前後中央部にあるので、両者へのエア供給が安定している。肥料回収管85の右端部は肥料回収口87になっている。
As shown in FIGS. 9 and 10, an
Since the
作業状態に合わせてエア切替管81が操作され、エアがエアチャンバ68と肥料回収管85のいずれか一方の風路に供給される構成としたことにより、繰出部61に付着した夾雑物の除去に必要な風量を確保することができるので、繰出部61が繰り出す粒状体の量が一定に保たれるため、作物の生育が安定する。
By adopting a configuration in which the
また、粒状体の排出口への泥土や水の進入を防止するために必要な風量を確保することができるので、粒状体の排出口に付着した泥土や水に粒状体が貼り付き、肥料の供給量や種子の播種量が減少することが防止される。 In addition, since it is possible to secure the air volume necessary to prevent mud and water from entering the granular material outlet, the granular material sticks to the mud and water adhering to the granular material outlet, and the fertilizer It is possible to prevent the supply amount and seed sowing amount from decreasing.
繰出部61の入切に合わせてエア切替管85が作動する構成としたことにより、風路が必要な方向に送られるため、上記の効果が一層向上する。
By adopting a configuration in which the
エアチャンバ68は、接続管80が取り付けられたゴム管68aと、中間部分の樹脂管68bとを交互に繋ぎ合わせて構成されている。この構成とすると、エアチャンバ68を簡単に分解、組み立てできるので、繰出部61を一体的に取り外してのメンテナンスが容易である。ゴム管68aの長さを一対の繰出部の間隔よりも長くしておくと、樹脂管68bからゴム管68aを抜きやすい。
The
また、図5に示すように、繰出部ケース78の背面部には、肥料ホッパ60内の肥料を取り出すための肥料排出口83が形成されている。この肥料排出口83には、上端側を支点にして開閉自在な排出シャッタ84が取り付けられている。各繰出部の肥料排出口83は、繰出部61の後方に設けた左右方向に長い肥料回収管85に接続されている。肥料回収管85の左端部は、前記エア切替管81を介してブロア67に接続されている。
Further, as shown in FIG. 5, a
図9に示すように、肥料回収口87に肥料袋88を装着できるようにしておくと、雨の日等において回収した肥料が吸湿するおそれがなくなる。また回収肥料を地面において受けることも無くなるので、肥料が汚れない。
As shown in FIG. 9, if a
肥料回収口87の近傍には、肥料回収レバー90が回動自在に設けられている。肥料回収レバー90は、操作に応じて、図示しない連動機構を介して、排出シャッタ84やエア切替シャッタ86を開閉可能に構成されている。なお、肥料回収レバー90の構成は、従来公知であり、例えば、特開2013−22002号公報等に記載されているため、図示及び詳細な説明は省略する。
In the vicinity of the
また、実施例1では、エア切替管81には、エアチャンバ68と肥料回収管85との分岐部分よりもブロア67側に、上方に分岐するホッパ送風管241の一端が接続されている。ホッパ送風管241の他端は、肥料ホッパ60に接続されている。前記ホッパ送風管241の中間部には、開閉弁242が配置されている。したがって、開閉弁242が開の状態では、ホッパ送風管241を介して、ブロア67から肥料ホッパ60に搬送風が送り込まれる。なお、開閉弁242を間欠的に開閉することで、肥料ホッパ60内に搬送風を間欠的に送り込むことも可能である。
In the first embodiment, the
したがって、肥料ホッパ60内にホッパ送風管241を経由してブロア67からの搬送風が送り込まれることにより、肥料ホッパ60内の肥料を空気の流れで撹拌すると共に、乾燥させることができる。こうして、肥料が自重や肥料ホッパ60内の湿気によって塊になり、詰まることが防止されるため、肥料の供給や排出が滞ることが防止され、肥料不足の発生が防止されると共に、肥料の排出作業時間が長くなることが防止される。
Therefore, when the conveying wind from the
また、肥料の排出後に、肥料ホッパ60に送風することで、肥料ホッパ60の内部と肥料回収管85やエアチャンバ68に溜まった肥料を排出して清掃することも可能である。
Further, after the fertilizer is discharged, it is possible to discharge the fertilizer accumulated in the
また、肥料ホッパ60に接続したホッパ送風管241の中間部に設けた開閉弁242によってホッパ送風管241を開閉させ、肥料ホッパ60内に搬送風が入らないタイミングを生じさせることにより肥料が浮き上がり、繰出部61や肥料排出口(開口部)83に移動しなくなることを防止することができるので、肥料の供給や排出が滞ることが防止され、肥料不足の発生が防止されると共に、肥料の排出作業時間が長くなることが防止される。
Further, the fertilizer is lifted by opening and closing the
ホッパ送風管242は、エア切替管81から分岐させて構成したことにより、ホッパ送風管242の配置構成が複雑化することを防止できるので、施肥装置5(肥料ホッパ60、繰出部61、ブロア67、エアチャンバ68、肥料回収管85、ホッパ送風管241などから構成される)の構成が簡潔になる。
Since the
また、ホッパ送風管241に開閉弁242を設けたことにより、肥料の供給作業、または肥料の排出作業をしながら肥料ホッパ60内に搬送風を送り込むことができるので、肥料の撹拌や乾燥を別工程として行う必要が無く、作業能率が従来技術より向上する。
Further, since the opening /
肥料ホッパ60内に、内部の湿度を検出するセンサ(図示せず)と開閉弁242を制御するモータや制御回路等を設け、所定値以上の湿度(例:70%)を検知すると前記開閉弁242を開き、湿度センサが前記所定値未満の湿度を検知すると、開閉弁242を閉じる制御を行っても良い。なお、開閉弁242の開閉のハンチングを防ぐために開閉弁242を開く時の所定湿度と閉じる時の所定湿度を別々に設定してもよい。
In the
こうして、肥料ホッパ60内の湿度に合わせて開閉弁242が開閉する構成としたことにより、湿度が高いときにだけ肥料ホッパ60内に搬送風が入り込んで内部の湿気を追い出し、肥料の乾燥を行うことができるので、肥料の詰まりが防止され、作業能率が従来以上に向上すると共に、いろいろな流路に詰まった肥料の除去作業が不要となる。
Thus, by adopting a configuration in which the on-off
また、湿度が下がると開閉弁242が閉じられて搬送風が移動しなくなることにより、肥料ホッパ60の排出口83への搬送又は肥料ホッパ60から肥料の圃場への搬送に十分な風量を供給することができるので、肥料不足が防止されて作物の生育が良好になると共に、肥料の排出作業に要する時間が短縮される。
Further, when the humidity is lowered, the on-off
また、肥料ホッパ60内部の湿度が所定値以上であるとき、開閉弁242を間欠的に開くことにより、肥料ホッパ60内に過度の搬送風が入り込むことを防止できるので、肥料が舞い上がって繰出部61や排出口83から離れることが防止され、肥料の供給や排出が確実且つ能率的に行われる。
Further, when the humidity inside the
また、搬送風が間欠的にホッパ送風管241に移動することにより、湿度が所定値よりも高い間中、肥料を圃場に搬送するエアチャンバ68と余った肥料を圃場に捨てることも可能な肥料回収管85への送風を確実に行うことで、肥料搬送力が弱くなって、肥料の搬送能率が低下することが防止される。
Further, the fertilizer that can move the fertilizer to the field and the
肥料ホッパ60の外側に、外気の湿度を検知する湿度センサ(図示せず)を設け、内部の湿度と外部の湿度とを比較し、2つの湿度の差が設定値よりも大きくなると、開閉弁242を作動(間欠的に開閉)させる制御とすることも可能である。例えば、外気は低湿でも肥料ホッパ60内部が高湿であるときは当然乾燥が必要であり、逆に肥料ホッパ60内は低湿でも外気が高湿であるときは、肥料補充時に湿気が進入することを考慮し、肥料を普段より乾燥気味にする必要がある。
A humidity sensor (not shown) for detecting the humidity of the outside air is provided outside the
こうして肥料ホッパ60の内外の湿度を検知し、その差が大きいときに開閉弁242を作動させてホッパ送風管241から搬送風が肥料ホッパ60内に入り込む構成としたことにより、肥料を圃場に供給するエアチャンバ68と余った肥料を捨てることも可能な肥料回収管85への搬送風の供給量が低下することを一層防止できるので、搬送風が弱く肥料の搬送能率が低下することが防止される。
In this way, the humidity inside and outside the
さらに、実施例1の施肥装置5では、肥料ホッパ60の下方に配置された繰出部61やブロア67等が、覆い部材の一例としての覆いカバー251(点線で示す)により覆われている。実施例1の覆いカバー251は、袋状の部材により構成されているが、容器状の構成等、任意に変更可能である。覆いカバー251に囲まれた内部の空間により、熱風室252が構成されている。なお、施肥ホース62やクラッチハーネス239等は、覆いカバー251を貫通して外部に導出されている。
Furthermore, in the
熱風室252の右端には、吸気口253が形成され、左端には排気口254が形成されている。
An intake port 253 is formed at the right end of the
吸気口253には、エンジン20(図1)から延びる排気ダクト256から分岐した分岐ダクト257が接続されている。分岐ダクト257には、分岐ダクトへの熱風の流入を制御するバルブ258と、熱風を熱風室252内に吸引するファン259とが配置されている。なお、バルブ258には、図示しないモータが接続されており、施肥作業中は開の状態となり、施肥作業が終了すると閉の状態となるが、手動で開閉する構成を採用することも可能である。
A branch duct 257 branched from an
したがって、実施例1の施肥装置5では、熱風室252には、バルブ258が開の状態になると、ファン259により、熱風が内部に導入される。したがって、熱風室252内は、外部に対して圧力が高い状態となるため、作業中の肥料の粉や水分が熱風室内に進入することを阻止できる。よって、ブロア67や繰出ロール73A,73B等において、錆や、埃等による部品の作動不良や劣化を防止でき、耐久性を向上させることができる。また、熱風室252には、エンジン20における排熱を利用した熱風が導入されており、施肥装置5内の乾燥性を従来よりも向上させることができると共に、ブロア67が熱風を吸引して、供給することで、肥料を乾燥させることも可能である。また、熱風室252には、エンジン20からの排熱を、ファン259で強制的に吸い込んでおり、排熱を促進し、エンジン20の冷却性を向上させることもできる。さらに、熱風室252には、エンジン20の排熱を利用しており、別個に熱源を設ける場合に比べて、省エネルギー化されている。
Therefore, in the
図5において、繰出部ケース78は、側面視で前下がりに傾斜した分割面F−Fで、下側の固定部分78aと上側の離脱部分78bとに分割されている。繰出ロール73A,73B及び排出シャッタ84(肥料排出口83)は固定部分78aに設けられている。一方、ブラシ76は離脱部分78bに設けられている。肥料ホッパ60が接続される上部開口部及び繰出口61aは分割されていないので、両者の気密性が良好に保たれる。
In FIG. 5, the feeding
肥料ホッパ60を最も後方に回動させると、側面視で前記離脱部分78bを離脱させる方向に投影した区域外に肥料ホッパ60が位置するようになっている。このため、離脱部分78bを無理なく離脱させられる。また、分割面F−Fの延長先はエアチャンバ68の上端よりも下側に位置するとともに、側面視で離脱部分78bを離脱させる方向に投影した区域外にエアチャンバ68が位置している。このため、離脱部分78bを取り外した状態で、走行車体2上から繰出ロール73A,73Bのメンテナンスを行いやすい。
When the
なお、図示しないが、 繰出ロール73A,73Bの下に繰出ロール73A,73Bの凹部74に噛み合うロールまたは掃除用ブラシを設け、凹部74を掃除することもできる。
In addition, although not shown in figure, the roll or cleaning brush which meshes with the recessed
5 施肥装置
60 肥料ホッパ
60b 第一供給調整ガイド板
60c 第二給調整ガイド板
61 繰出部
73 定量繰出し装置
73A,73B 繰出ロール
201 傾斜部
202 肥料出口
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記肥料を溜める肥料ホッパ(60)の内部に前記肥料出口(202)への肥料落下を遮る供給調整ガイド板(60b,60c)を設けたことを特徴とする農作業車の施肥装置。 In a fertilizer application for an agricultural vehicle that disperses fertilizer on a field with a fixed amount feeding device (73) provided at a fertilizer outlet (202) of the fertilizer application device (5) mounted on the agricultural vehicle,
A fertilizer applying device for agricultural vehicles, characterized in that a supply adjustment guide plate (60b, 60c) is provided inside the fertilizer hopper (60) for storing the fertilizer to block the fall of the fertilizer to the fertilizer outlet (202).
The fixed amount feeding device (73) is a feeding roll (73A, 73B), and a downward slope of the inclined portion (201) inclined to the inside of the fertilizer hopper (60) that receives the fertilizer from the supply adjustment guide plate (60b). The fertilizer application device for agricultural vehicles according to claim 3, wherein the direction and the rotation direction of the feeding rolls (73A, 73B) provided at the fertilizer outlet (202) are matched.
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