JP2018033166A - 移動通信ネットワークにおけるデバイスツーデバイス通信管理 - Google Patents

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Abstract

【課題】デバイスツーデバイス(D2D)通信を実施するUEが移動通信ネットワークのカバレッジのエリア内に配置されるときに、D2D通信を可能な限り移動通信ネットワークの制御下に置くように適合する方法を提供する。【解決手段】第1の無線トランシーバ局がサービスする第1の移動通信デバイスに対して、プローブ信号の送信を指令する。第1の無線トランシーバ局に、第1の移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号の第1の測定を実施させる。第1の無線トランシーバ局に、第1の移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号の第2の測定を受信させる。第2の測定内容が第2の移動通信デバイスにより指示される。第1の無線トランシーバ局は、第1の測定および第2の測定を比較する。第1の無線トランシーバ局は、比較結果に基づき、D2D通信のための、第2の移動通信デバイスに向けての第1の移動通信デバイスの通信の切り替えを指令する。【選択図】図4

Description

本発明は、通信システムに言及するものである。より詳細には、本発明は、ワイヤレスまたは移動電気通信ネットワークの分野に関係する。さらに詳細には、本発明は、移動通信デバイスの間の直接通信(デバイスツーデバイス通信、または、D2D通信)の管理に関係する。
一般的には移動(セルラー)電気通信ネットワークでは、移動通信デバイス(例えば、移動電話、スマートフォン、および、タブレット) − 一般的にはユーザ機器、または手短にUEと称される − の間の通信は、電気通信ネットワークを通過するものであり、ネットワークのそれぞれの「サービング」無線トランシーバまたは「サービング」セル(例えば、3GPPロングタームエボリューション(LTE)/LTEアドバンスト(LTE−A)システムにおける、同じまたは異なるeノードB − 発展型ノードB − の無線トランシーバ)に接続される2つのUEは、無線トランシーバとUEとの間でセットアップされ終結させられる物理通信チャネルによって互いと通信する。
本明細書で以後「セルラー通信」とも称される、そのような従来の「2ホップ」通信に対する代替方法として、最近では、比較的に短距離内に偶然存在するときに、それらの間で直接通信することもできるUEが利用可能になっている。
この直接無線通信は、よく「デバイスツーデバイス」またはD2D通信と称されるものであり、2つ(以上)のUEにより直接確立されるD2D通信リンクに基づく。D2D通信は、情報が、ネットワークを通過することなく、直接UE間でセットアップされ終結させられる物理通信チャネルによって交換されるという点で、従来のセルラー通信と異なる。
特に、D2D通信リンクは、UEにより、それぞれのサービング無線トランシーバから独立して(または原理的に、無線トランシーバとのUEの接続がなくとも)確立され得る。
直接通信するUE間のD2D通信リンクは、一般的には、セルラー通信で使用される通信周波数範囲で構成される周波数によって確立される。ネットワーク、すなわち、無線トランシーバは一般に、D2D通信に対する制御を有さず、何らかのそのようなD2D通信が、カバレッジのそれらの無線トランシーバの地理的エリア内のUE間で起こっているかどうかを認識していない。したがって無視できない干渉が、D2D通信を実施するUEに近接してセルラー通信を実施するUEにより、ならびに特に、UEがセルラー通信を、D2D通信リンクのために使用される、同じおよび/または近隣の周波数によって実施するときに経験され得るものであり、その逆に、D2D通信を実施するUEは、セルラー通信を同じまたは近隣の周波数によって実施する付近のUEに起因する干渉を経験し得る。
セルラー通信を実施するUE、および、D2D通信を実施するUEにより経験される相互干渉は、セルラー通信およびD2D通信の両方の全体的な悪化を引き起こす。
上記で述べられた問題を軽減するためのいくつかの方策が、当技術分野で提案されている。
例えば米国特許出願公開第2010/0009675号は、デバイスツーデバイス通信
をワイヤレスネットワークで確立するための装置、方法、および、コンピュータプログラムを開示する。方法は、起動メッセージを第1のデバイスから送出して、第2のデバイスとのデバイスツーデバイス通信を起動するステップと、デバイスツーデバイス通信に対する無線リソースをセットアップするための要求を指示するメッセージを受信するステップと、メッセージを第2のデバイスに送出するステップであって、メッセージが、デバイスツーデバイス通信に対するリソースをセットアップするための要求を含む、送出するステップと、リソースを使用して第2のデバイスとのデバイスツーデバイス通信を確立することに応答して、デバイスツーデバイス通信が確立されるという確認応答を送出するステップとを含む。
米国特許出願公開第2012/0258703号は、通信する移動デバイス間のセルラー接続の確立に先行する、デバイスツーデバイス(D2)潜在性の検出および評価のための解決策を開示する。発信する移動デバイスのセルラー無線アクセスネットワーク情報が、セルラーデータ通信のセッション起動シグナリングの受信されるセッション確立メッセージから取得される。発信する移動デバイスの取得されるセルラー無線アクセスネットワーク情報が、着信する移動デバイスの入手されるセルラー無線アクセスネットワーク情報と比較される。比較に基づいて、発信する移動デバイスと着信する移動デバイスとの間の近接性が、発信する移動デバイスと着信する移動デバイスとの間のローカル・セルラー・デバイスツーデバイス・データ通信を可能とするのに十分であるかどうかが検出される。
WO2011/047956は、デバイスツーデバイス接続確立を容易にするための方法、装置、および、システムを開示する。方法は、デバイスツーデバイス登録エリア識別情報の、そのデバイスツーデバイス登録エリア識別情報により識別されるデバイスツーデバイス登録エリアを形成する1つまたは複数のセルの各々での指示のブロードキャストを指図するステップを含み得る。方法は、ブロードキャスト指示に応答して第1の端末装置により発信されるデバイスツーデバイス登録要求の受信を指図するステップをさらに含み得る。第1の端末装置は、登録エリアの内部に配置され得る。方法は加えて、第1の端末装置を、デバイスツーデバイス登録要求に少なくとも部分的に基づいて登録するステップを含み得る。対応する装置およびシステムもまた提供される。
WO2012/114161は、ワイヤレスが可能にされる通信環境の内部のクライアントノードの近接性を決定するためのデバイスおよび方法を開示する。第1のクライアントノードは、複数のワイヤレスネットワークアクセスノードに関連付けられる識別情報データ、ならびに、クライアントノードおよび複数の第2のクライアントノードに関連付けられるフィンガープリントデータを含んでいるデータベースを備える。フィンガープリント情報が更新される際に、それは、第1のクライアントノードにより、一致する、または同様のフィンガープリント情報を有する第2のクライアントノードを識別するために処理される。かなうものが、存立可能なデバイスツーデバイス(D2D)通信範囲内にあると決定される。
WO2010/049801は、ワイヤレス通信システム内の複数のワイヤレス通信デバイス間の直接デバイスツーデバイス通信に対する通信リソースの割当てを動的に管理するための装置、システム、および、方法を開示する。1つの実施形態では装置は、デバイスツーデバイスグループを形成する複数のワイヤレス通信デバイスのマスタ通信デバイスを選択することと、それらのワイヤレス通信デバイス間の直接デバイスツーデバイス通信を容易にする、デバイスツーデバイスグループに対する通信リソースの割当てを提供することとを行うように構成される、通信リソースアロケータを含む。装置はさらには、通信リソースの割当てを含むメッセージを組み立てるように構成されるメッセージ生成器を含む。
WO2012/015698は、ワイドエリアネットワーク(WAN)でピアツーピア(P2P)通信をサポートするための技法を開示する。ある態様では、P2P通信に関与するP2Pデバイスと、WAN通信に関与するWANデバイスとの間の干渉コーディネーションが、ネットワーク制御されるアーキテクチャに基づいて実施され得る。ネットワーク制御されるアーキテクチャに対して、P2Pデバイスは、他のP2Pデバイスおよび/またはWANデバイスを検出し得るものであり、検出されるデバイスに対する(例えば、パス損失、干渉、その他に対する)測定内容をWAN(例えば、サービング基地局)に送出し得る。WANは、P2Pデバイスに対するリソース区分および/または関連付けを、測定内容に基づいて実施し得る。関連付けは、所与のP2Pデバイスに対するP2P通信またはWAN通信の選択を含み得る。リソース区分は、P2P通信に対するP2Pデバイスのグループへのリソースの割当てを含み得る。WANは、関連付けおよび/またはリソース区分の結果をP2Pデバイスに送出し得るものであり、それらのP2Pデバイスは、関連付けおよび/またはリソース区分結果によって通信し得る。
WO2011/036507は、デバイスツーデバイスリンクと2ホップセルラーリンクとの間で選択するための、コンピュータプログラム製品を含む、方法および装置を提供する。1つの態様では、方法が提供される。方法は、ユーザ機器でページング信号を監視するステップであって、ページング信号が、別のユーザ機器に割り当てられる(assigned)ランダムアクセスプリアンブルインデックスを含む、監視するステップを含み得る。ユーザ機器は、別のユーザ機器に割り当てられるランダムアクセスプリアンブルインデックスを使用することと、ランダムアクセスプリアンブルを含む信号を受信することとを行うように構成され得る。ユーザ機器は、受信される信号を測定して、受信される信号の品質を表す指示を生成し得る。専用プローブではなくその指示に基づいて、決定が、別のユーザ機器に対して直接第1の接続を確立すべきかどうかに関して行われ得る。関係付けられる装置、システム、方法、および、物品が、さらに説明される。
出願人は、上記で述べられた、知られている解決策は、D2D通信の満足のゆく管理を提供できないということを見出しており、その理由は、電気通信ネットワークは、それらのD2D通信の全体の実行を適正に監督すること、および、D2D通信の間に交換されるデータの量を制御することが可能でないからというものである。
したがって出願人は、D2D通信を実施するUEが移動通信ネットワークのカバレッジのエリア内に配置されるときに、D2D通信を可能な限り移動通信ネットワークの制御下に置くように適合されるシステムおよび方法を考案する問題に対処してきた。
本発明の実施形態によるD2D通信制御により、移動通信ネットワークは、D2D通信の状態のUEに対する送信リソース(送信電力、送信帯域幅、その他)を、セルラー通信の状態のUEに対する送信リソースとともに直接制御することが可能である。したがって移動通信ネットワークは、D2D通信とセルラー通信との間の干渉を低減するために、および、無線リソースの電力スペクトル効率(すなわち、所与の帯域幅によって特定の通信システムで送信され得るデータレート)を最適化するために、無線リソースを効率的に割当てることが可能である。
特に、本発明の1つの態様は、移動通信ネットワークを動作させる方法を提案する。移動通信ネットワークは、移動通信デバイスにサービスする複数の無線トランシーバ局を備え、移動通信ネットワークは、移動通信デバイス間の通信を管理する。方法は、以下のステップを含む。前記複数の無線トランシーバ局のうちの第1の無線トランシーバ局に、そ
の第1の無線トランシーバ局によりサービスされる第1の移動通信デバイスに対して、プローブ信号の送信を指令することを行わせるステップ。第1の無線トランシーバ局に、第2の移動通信デバイスに対して、第1の移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号を受信するために、第2の移動通信デバイスに有用なパラメータを提供することを行わせるステップ。第1の無線トランシーバ局に、第1の移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号の第1の測定を実施することを行わせるステップ。第1の無線トランシーバ局に、第1の移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号の第2の測定を受信することを行わせるステップであって、第2の測定内容が第2の移動通信デバイスにより実施される、行わせるステップ。第1の無線トランシーバ局に、第1の測定および第2の測定を比較することを行わせるステップ。第1の無線トランシーバ局に、直接デバイスツーデバイス通信への、第2の移動通信デバイスに向けての第1の移動通信デバイスの通信の切り替えを、前記比較することの結果に基づいて指令することを行わせるステップ。
本発明の好まれる特徴が、従属請求項に記載される。
本発明の1つの実施形態では、プローブ信号の第1の測定および第2の測定は、前記プローブ信号の強度の測定であり、第1の無線トランシーバ局は、第2の移動通信デバイスに向けての第1の移動通信デバイスのそのような直接デバイスツーデバイス通信が移動通信ネットワークの無線トランシーバ局を通過する通信と比較して第1の移動通信デバイスに対する送信電力の低減をもたらすということを前記比較することが明らかにする場合に、第2の移動通信デバイスに向けての第1の移動通信デバイスの通信の切り替えを指令する。
本発明の1つの実施形態では、方法は、以下のステップをさらに含む。第2の移動通信デバイスにサービスする前記複数の第2の無線トランシーバ局に、第2の移動通信デバイスに対して、プローブ信号の送信を指令することを行わせるステップ。第2の無線トランシーバ局に、第1の移動通信デバイスに対して、第2の移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号を受信するために、第1の移動通信デバイスに有用なパラメータを提供することを行わせるステップ。第2の無線トランシーバ局に、第2の移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号の第3の測定を実施することを行わせるステップ。第2の無線トランシーバ局に、第2の移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号の第4の測定を受信することを行わせるステップであって、第4の測定が第1の移動通信デバイスにより実施される、行わせるステップ。第2の無線トランシーバ局に、第3の測定および第4の測定を比較することを行わせるステップ。第2の無線トランシーバ局に、直接デバイスツーデバイス通信への、第1の移動通信デバイスに向けての第2の移動通信デバイスの通信の切り替えを、前記比較することの結果に基づいて指令することを行わせるステップ。
本発明の1つの実施形態では、プローブ信号の第3の測定および第4の測定は、前記プローブ信号の強度の測定であり、第2の無線トランシーバ局は、第1の移動通信デバイスに向けての第2の移動通信デバイスのそのような直接デバイスツーデバイス通信が移動通信ネットワークの無線トランシーバ局を通過する通信と比較して第2の移動通信デバイスに対する送信電力の低減をもたらすということを前記比較することが明らかにする場合に、第2の移動通信デバイスに向けての第2の移動通信デバイスの通信の切り替えを指令する。
本発明のさらなる実施形態では、第1の無線トランシーバ局に、その第1の無線トランシーバ局によりサービスされる第1の移動通信デバイスに対して、プローブ信号の送信を指令することを行わせるステップ、および、第2の移動通信デバイスにサービスする第2の無線トランシーバ局に、第2の移動通信デバイスに対して、プローブ信号の送信を指令することを行わせるステップは、第1および第2の無線トランシーバ局に、それぞれ、第
1および第2の移動通信デバイスに対して、前記プローブ信号を移動通信ネットワークのネットワーク物理ランダムアクセスチャネルによって送信するように指令することを行わせるステップを含み、好ましくは、プローブ信号は、移動通信ネットワーク要求信号へのアクセスの要求の信号であり、さらに好ましくは、プローブ信号は、PRACHによって送信される。
本発明の1つの実施形態では、第1の測定および第2の測定を前記比較することは、第1の測定に対する第2の測定の第1の比を第1のしきい値と比較するステップを含み、第3の測定および第4の測定を前記比較することは、第3の測定に対する第4の測定の第2の比を第1のしきい値と比較するステップを含む。前記第1の比が前記第1のしきい値を上回る場合に、第1の無線トランシーバ局に、直接デバイスツーデバイス通信への、第2の移動通信デバイスに向けての第1の移動通信デバイスの通信の切り替えを指令することを行わせるステップ、および、前記第2の比が前記第1のしきい値を上回る場合に、第2の無線トランシーバ局に、直接デバイスツーデバイス通信への、第1の移動通信デバイスに向けての第2の移動通信デバイスの通信の切り替えを指令することを行わせるステップ。
本発明のさらなる実施形態での、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、移動通信ネットワークに、第1の移動通信デバイスおよび第2の移動通信デバイスの中の少なくとも1つに対して、データパケットを直接第2または第1の移動通信デバイスに、物理アップリンク共有チャネル、好ましくはPUSCHによって送出するように指令することを行わせるステップ。
本発明の1つの実施形態では、方法は、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、移動通信ネットワークの第1および第2の無線トランシーバ局に、それぞれ、第2および第1の移動通信デバイスから直接受信されるデータパケットに対して、それぞれ、第1および第2の移動通信デバイスから送出される成功/不成功受信メッセージの送出確認応答を受信することを行わせるステップと、移動通信ネットワークに、成功/不成功受信メッセージの確認応答を、それぞれ、第2の移動通信デバイスおよび第1の移動通信デバイスに転送することを行わせるステップとをさらに含む。
本発明によるさらなる実施形態では、成功/不成功受信メッセージの確認応答を前記受信することは、第1および第2の無線トランシーバ局に、成功/不成功受信メッセージの確認応答を、物理アップリンク制御チャネル、好ましくはPUCCHによって受信することを行わせるステップを含み、移動通信ネットワークに、成功/不成功受信メッセージの確認応答を転送することを行わせる前記ステップは、移動通信ネットワークに、成功/不成功受信メッセージの確認応答を、受信専用ダウンリンク物理チャネル、好ましくはPHICHによって送信することを行わせるステップを含む。
本発明の1つの実施形態では、方法は、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、第1の無線トランシーバ局に、第1のダウンリンク制御情報メッセージ、好ましくはDCIを、第1の移動通信デバイスに送出することと、第2の移動通信デバイスに転送することとを行わせるステップであって、第1のダウンリンク制御情報メッセージが、データパケットを物理アップリンク共有チャネルによって第2の移動通信デバイスに送出するために第1の移動通信デバイスに割当てられる(allocated)リソースの第1の指示を含む、行わせるステップと、第2の無線トランシーバ局に、第2のダウンリンク制御情報メッセージを、第2の移動通信デバイスに送出することと、第1の移動通信デバイスに転送することとを行わせるステップであって、第2のダウンリンク制御情報メッセージが、データパケットを物理アップリンク共有チャネルによって第1の移動通信デバイスに送出するために第2の移動通信デバイスに割当てられるリソースの第2の指示を含む、行わせ
るステップとをさらに含む。
本発明のさらなる実施形態では、第1のダウンリンク制御情報メッセージは、成功/不成功受信メッセージの確認応答および/または制御パケットを、物理アップリンク制御チャネルによって第1のトランシーバ局に送出するために第1の移動通信デバイスに割当てられるリソースの第1のさらなる指示をさらに含み、第2のダウンリンク制御情報メッセージは、成功/不成功受信メッセージの確認応答および/または制御パケットを、物理アップリンク制御チャネルによって第2のトランシーバ局に送出するために第2の移動通信デバイスに割当てられるリソースの第2のさらなる指示をさらに含む。
本発明の1つの実施形態では、方法は、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、移動通信ネットワークに、送信時間窓のあらかじめ決定された送信間隔を、第1および第2の移動通信デバイスに割当てられるリソースから、データアップリンク物理チャネルによる、および、物理アップリンク制御チャネルによる、それらの第1および第2の移動通信デバイスの送信のために除外することを行わせるステップをさらに含む。
本発明のさらなる実施形態では、方法は、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、移動通信ネットワークに、リソースを第1および/または第2の移動通信デバイスに、送信時間窓のあらかじめ決定された送信間隔で割当てることを行わせるステップであって、前記あらかじめ決定された送信間隔が、第1および/または第2の移動通信デバイスが、それぞれ、第1または第2のダウンリンク制御情報メッセージを受信した送信間隔の後に続く、行わせるステップをさらに含む。
本発明の1つの実施形態では、第1のダウンリンク制御情報メッセージは、第1の調整指示をさらに含み、第2のダウンリンク制御情報メッセージは、第2の調整指示をさらに含み、方法は、第1の移動通信デバイスに、前記第1の調整指示によって、データパケット、ならびに/または、成功/不成功受信メッセージの確認応答および制御パケットを送出するために使用される第1のアップリンク送信電力を調整することを行わせるステップと、第2の移動通信デバイスに、前記第2の調整指示によって、データパケット、ならびに/または、成功/不成功受信メッセージの確認応答および制御パケットを送出するために使用される、第2のアップリンク送信電力を調整することを行わせるステップとをさらに含む。
本発明のさらなる実施形態では、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、方法は、以下のステップをさらに含む。第2のトランシーバ局に、第2の移動通信デバイスに対して、第1の復調基準信号(demodulation reference signal)、好ましくはDMRSを第1の移動通信デバイスに、物理アップリンク共有チャネルによって送出するように指令することを行わせるステップ。第1の無線トランシーバ局に、第1の移動通信デバイスから第1の直接チャネル品質インジケータ(channel quality indicator)を受信することを行わせるステップであって、第1の直接チャネル品質インジケータが、第1の移動通信デバイスにより、受信される第1の復調基準信号に基づいて計算および送出される、行わせるステップ。第1のトランシーバ局に、第1の移動通信デバイスに対して、第2の復調基準信号を第2の移動通信デバイスに、物理アップリンク共有チャネルによって送出するように指令することを行わせるステップ。第2の無線トランシーバ局に、第2の移動通信デバイスから第2の直接チャネル品質インジケータを受信することを行わせるステップであって、第2の直接チャネル品質インジケータが、第2の移動通信デバイスにより、第2の復調基準信号に基づいて計算および送出される、行わせるステップ。
本発明の1つの実施形態では、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、方法は、以
下のステップをさらに含む。移動通信ネットワークに、第1の変調およびコーディングスキーム(modulation and coding scheme)、好ましくはMCSを、データパケットを物理アップリンクデータチャネルによって第1の移動通信デバイスから第2の移動通信デバイスに向けて送出するために、第1の直接チャネル品質インジケータに基づいて決定することを行わせるステップ。移動通信ネットワークに、前記第1の変調およびコーディングスキームを、第1の移動通信デバイスに、および、第2の移動通信デバイスに提供することを行わせるステップ。移動通信ネットワークに、第2の変調およびコーディングスキームを、データパケットを物理アップリンクデータチャネルによって第2の移動通信デバイスから第1の移動通信デバイスに向けて送出するために、第2の直接チャネル品質インジケータに基づいて決定することを行わせるステップ。移動通信ネットワークに、前記第2の変調およびコーディングスキームを、第2の移動通信デバイスに、および、第1の移動通信デバイスに提供することを行わせるステップ。
本発明のさらなる実施形態では、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、方法は、以下のステップをさらに含む。第1の無線トランシーバ局に、第1のダウンリンク基準信号、好ましくはCRSを第1の移動通信デバイスに、物理ダウンリンク制御チャネル、好ましくはPDCCHによって送出することを行わせるステップ。第1の無線トランシーバ局に、第1の移動通信デバイスに、第1の直接チャネル品質インジケータ、および、第1のセルラーチャネル品質インジケータを交互に、あらかじめ決定された周期によって送出するように指令することを行わせるステップであって、第1のセルラーチャネル品質インジケータが、第1の移動通信デバイスにより、第1のダウンリンク基準信号を基にして計算および送出される、行わせるステップ。第2の無線トランシーバ局に、第2のダウンリンク基準信号を第2の移動通信デバイスに、物理ダウンリンク制御チャネルによって送出することを行わせるステップ。第2の無線トランシーバ局に、第2の移動通信デバイスに対して、第2の直接チャネル品質インジケータ、および、第2のセルラーチャネル品質インジケータを交互に、あらかじめ決定された周期によって送出するように指令することを行わせるステップであって、第2のセルラーチャネル品質インジケータが、第2の移動通信デバイスにより、第2のダウンリンク基準信号を基にして計算および送出される、行わせるステップ。
本発明の1つの実施形態では、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、方法は、以下のステップをさらに含む。移動通信ネットワークに、第1の直接チャネル品質インジケータを、第1のセルラーチャネル品質インジケータと比較することを行わせるステップ。さらに、第1の直接チャネル品質インジケータが第1のセルラーチャネル品質インジケータより低いということを、前記比較することが明らかにする場合に、移動通信ネットワークに、第1の、および、第2の移動通信デバイスによる、それぞれの基準信号、好ましくはSRSまたはDMRSの送信をトリガすることを行わせるステップ、移動通信ネットワークに、送信される基準信号を測定することを行わせるステップ、第1の無線トランシーバ局に、移動通信ネットワークの無線トランシーバ局を通過する通信への、第2の移動通信デバイスに向けての第1の移動通信デバイスの通信の切り替えを、前記測定内容を基にして指令することを行わせるステップ、移動通信ネットワークに、第2の直接チャネル品質インジケータを、第2のセルラーチャネル品質インジケータと比較することを行わせるステップ。第1の直接チャネル品質インジケータが第1のセルラーチャネル品質インジケータより低いということを、前記比較することが明らかにする場合に、移動通信ネットワークに、第1の、および、第2の移動通信デバイスによる、それぞれの基準信号、好ましくはSRSまたはDMRSの送信をトリガすることを行わせるステップ、移動通信ネットワークに、送信される基準信号を測定することを行わせるステップ、ならびに、第2の無線トランシーバ局に、移動通信ネットワークの無線トランシーバ局を通過する通信への、第1の移動通信デバイスに向けての第2の移動通信デバイスの通信の切り替えを、前記測定内容を基にして指令することを行わせるステップ。
本発明のさらなる実施形態では、方法は、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、方法の前述のステップを周期的に反復するステップと、第1の無線トランシーバ局に、第2の移動通信デバイスに向けての第1の移動通信デバイスのそのような直接デバイスツーデバイス通信が移動通信ネットワークの無線トランシーバ局を通過する通信と比較して第1の移動通信デバイスに対するより高い送信電力を要するということを前記比較することが明らかにする場合に、移動通信ネットワークの無線トランシーバ局を通過する通信への、第2の移動通信デバイスに向けての第1の移動通信デバイスの通信の切り替えを指令することを行わせるステップとをさらに含む。
本発明の1つの実施形態では、方法は、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、方法の前述のステップを周期的に反復するステップと、第2の無線トランシーバ局に、第1の移動通信デバイスに向けての第2の移動通信デバイスのそのような直接デバイスツーデバイス通信が移動通信ネットワークの無線トランシーバ局を通過する通信より、第2の移動通信デバイスに対するより高い送信電力を要するということを前記比較することが明らかにする場合に、移動通信ネットワークの無線トランシーバ局を通過する通信への、第1の移動通信デバイスに向けての第2の移動通信デバイスの通信の切り替えを指令することを行わせるステップとをさらに含む。
本発明のさらなる実施形態では、第1の測定および第2の測定を前記比較することは、第1の測定に対する第2の測定の第1の比を、前記第1のしきい値より低い第2のしきい値と比較するステップを含み、第3の測定および第4の測定を前記比較することは、第3の測定に対する第4の測定の第2の比を第2のしきい値と比較するステップを含む。前記第1の比が前記第2のしきい値より低い場合に、第1の無線トランシーバ局に、移動通信ネットワークの無線トランシーバ局を通過する通信への、第2の移動通信デバイスに向けての第1の移動通信デバイスの通信の切り替えを指令することを行わせるステップ。前記第2の比が前記第2のしきい値より低い場合に、第2の無線トランシーバ局に、移動通信ネットワークの無線トランシーバ局を通過する通信への、第1の移動通信デバイスに向けての第2の移動通信デバイスの通信の切り替えを指令することを行わせるステップ。
本発明の別の態様は、移動通信ネットワークを動作させる方法を提案する。移動通信ネットワークは、移動通信デバイスにサービスする複数の無線トランシーバ局を備え、移動通信ネットワークは、移動通信デバイス間の通信を管理する。方法は、以下のステップを含む。前記複数の無線トランシーバ局に、第1の移動通信デバイスに対して、プローブ信号の送信を指令することを行わせるステップ。無線トランシーバ局に、第2の移動通信デバイスに対して、第1の移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号を受信するために、第2の移動通信デバイスに有用なパラメータを提供することを行わせるステップ。無線トランシーバ局に、第1の移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号の第1の測定を実施することを行わせるステップ。無線トランシーバ局に、第1の移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号の第2の測定を受信することを行わせるステップであって、第2の測定が第2の移動通信デバイスにより実施される、行わせるステップ。無線トランシーバ局に、第1の測定および第2の測定を比較することを行わせるステップ。無線トランシーバ局に、第2の移動通信デバイスに対して、プローブ信号の送信を指令することを行わせるステップ。無線トランシーバ局に、第1の移動通信デバイスに対して、第2の移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号を受信するために、第1の移動通信デバイスに有用なパラメータを提供することを行わせるステップ。無線トランシーバ局に、第2の移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号の第3の測定を実施することを行わせるステップ。無線トランシーバ局に、第2の移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号の第4の測定を受信することを行わせるステップであって、第4の測定が第1の移動通信デバイスにより実施される、行わせるステップ。無線トランシーバ局に、第3の測
定および第4の測定を比較することを行わせるステップ。最終的には、第1の測定を第2の測定と前記比較することの、および、第3の測定を第4の測定と前記比較することの結果に基づいて、方法は、以下のステップの1つを含む。無線トランシーバ局に、移動通信ネットワークの無線トランシーバ局を通過する通信から、直接デバイスツーデバイス通信への、またはその逆の、第2の移動通信デバイスに向けての第1の移動通信デバイスの通信、および、第1の移動通信デバイスに向けての第2の移動通信デバイスの通信の切り替えを指令することを行わせるステップ。無線トランシーバ局に、移動通信ネットワークの無線トランシーバ局を通過する通信から、直接デバイスツーデバイス通信への、またはその逆の、第2の移動通信デバイスに向けての第1の移動通信デバイスの通信の切り替え、または、第1の移動通信デバイスに向けての第2の移動通信デバイスの通信の切り替えを指令することを行わせるステップ。無線トランシーバ局に、移動通信ネットワークの無線トランシーバ局を通過する通信として、または、直接デバイスツーデバイス通信として、第2の移動通信デバイスに向けての第1の移動通信デバイスの通信、および、第1の移動通信デバイスに向けての第2の移動通信デバイスの通信を維持することを行わせるステップ。
本発明の別の態様は、移動通信デバイス間の通信を管理するように適合される移動通信ネットワークであって、複数の無線トランシーバ局を備え、上記で説明された方法を実装するように適合される、移動通信ネットワークを提案する。
本発明の別の態様は、移動通信デバイスを動作させる方法を提案する。移動デバイスは、移動通信デバイスにサービスするための複数の無線トランシーバ局を備える移動通信ネットワークによって通信するように適合される。方法は、以下のステップを含む。移動通信デバイスに、移動通信デバイスにサービスしている前記複数のサービング無線トランシーバ局からの指令に応答して、プローブ信号を送信することを行わせるステップ。移動通信デバイスに、さらなる移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号を受信するために、移動通信デバイスに有用なパラメータを受信することを行わせるステップであって、パラメータがサービング無線トランシーバ局により提供される、行わせるステップ。移動通信デバイスに、さらなる移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号の強度の測定を実施することを行わせるステップ。移動通信デバイスに、サービング無線トランシーバ局に対して、さらなる移動通信デバイスにより送信されるプローブ信号の測定を提供することを行わせるステップ。移動通信デバイスに、さらなる移動通信デバイスに向けての、もしくは/および、さらなる移動通信デバイスからの通信を、直接デバイスツーデバイス通信に、サービング無線トランシーバ局からの指令に応答して切り替えることを行わせ、または、移動通信デバイスに、さらなる移動通信デバイスに向けての通信を、移動通信ネットワークの無線トランシーバ局を通過する通信に、無線トランシーバ局からの指令に応答して切り替えることを行わせるステップ。
本発明の1つの実施形態では、プローブ信号の測定は、前記プローブ信号の強度の測定である。
本発明の1つの実施形態では、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、方法は、移動通信デバイスに、データパケットを直接さらなる移動通信デバイスに、物理アップリンク共有チャネル、好ましくはPUSCHによって送出することを行わせるステップを含む。
本発明のさらなる実施形態では、方法は、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、移動通信デバイスに、さらなる移動通信デバイスから直接受信されるデータパケットに対する成功/不成功受信メッセージの確認応答を、移動通信ネットワークのサービング無線トランシーバ局に送出することを行わせるステップと、移動通信デバイスに、移動通信デ
バイスからさらなる移動通信デバイスに送出されるデータパケットに対する、移動通信ネットワークにより転送される成功/不成功受信メッセージの確認応答を受信することを行わせるステップとをさらに含む。
本発明の1つの実施形態では、成功/不成功受信メッセージの確認応答を前記送出することは、移動通信デバイスに、成功/不成功受信メッセージの確認応答を移動通信ネットワークに、物理アップリンク制御チャネル、好ましくはPUCCHによって送信することを行わせるステップを含み、移動通信デバイスに、成功/不成功受信メッセージの確認応答を受信することを行わせる前記ステップは、移動通信デバイスに、成功/不成功受信メッセージの確認応答を、受信専用ダウンリンク物理チャネル、好ましくはPHICHによって受信することを行わせるステップを含む。
本発明のさらなる実施形態では、成功/不成功受信メッセージの確認応答を前記送出することは、移動通信デバイスに、成功/不成功受信メッセージの確認応答をさらなる移動通信デバイスに、データアップリンク物理チャネル(PUSCH)によって送信することを行わせるステップをさらに含む。
本発明の1つの実施形態では、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、方法は、以下のステップをさらに含む。移動通信デバイスに、復調基準信号、好ましくはDMRSをさらなる移動通信デバイスから、物理アップリンク共有チャネルによって受信することを行わせるステップ。移動通信デバイスに、直接チャネル品質インジケータを、受信される復調基準信号に基づいて決定することを行わせるステップ。移動通信デバイスに、直接チャネル品質インジケータをサービング無線トランシーバ局に送出することを行わせるステップ。
本発明のさらなる実施形態では、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、方法は、以下のステップをさらに含む。移動通信デバイスに、サービング無線トランシーバ局からダウンリンク基準信号、好ましくはCRSを物理ダウンリンク制御チャネル、好ましくはPDCCHによって受信することを行わせるステップ。移動通信デバイスに、セルラーチャネル品質インジケータを、受信されるダウンリンク基準信号に基づいて決定することを行わせるステップ。移動通信デバイスに、サービング無線トランシーバ局に対して、直接チャネル品質インジケータおよびセルラーチャネル品質インジケータを交互に、あらかじめ決定された周期によって送出することを行わせるステップ。
本発明の別の態様は、少なくともさらなる移動通信デバイスとの直接デバイスツーデバイス通信を実施する能力がある移動通信デバイスを提案する。移動通信デバイスは、上記で説明された方法を実装するように適合される。
本発明の1つの実施形態では、移動通信デバイスは、第1の組み合わせ要素と、第2の組み合わせ要素とを有するアップリンク送信器を備える。それぞれ、第1の組み合わせ要素は、制御情報を第1の電力スケーリング因子と組み合わせるように適合させられ、第2の組み合わせ要素は、直接デバイスツーデバイス通信のデータ情報を、第2の電力スケーリング因子と組み合わせるように適合される。
本発明による解決策のこれらおよび他の特徴および利点は、添付される図面と連関して読まれることになる、単に非制限的な例として提供される、本発明の実施形態の以下の詳細な説明を読むことにより、より良好に理解されよう。
本発明の実施形態による、2つのUEが接続されるeノードBを備える移動通信ネットワークの部分の概略図である。 図1のシナリオに関わりのある、本発明の実施形態による発見手順の概略シーケンス線図である。 本発明の別の実施形態による、各々が、それに接続されるそれぞれのUEを伴う、2つの近辺にあるeノードBを備える、移動通信ネットワークのより大きな部分の概略図である。 図3のシナリオに関わりのある、本発明の実施形態による発見手順の概略シーケンス線図である。 eノードBのカバレッジのエリアの内部に両方が配置されるUE間の対称D2D通信を概略的に示す図である。 第1のeノードBのカバレッジエリアの内部に配置される第1のUEと、第1のeノードBの近辺にある第2のeノードBのカバレッジエリアの内部の第2のUEとの間の非対称D2D通信を概略的に示す図である。 LTEフレーム構造タイプ1による汎用フレームの概略表示の図である。 本発明の実施形態による、D2D通信を管理するように構成される、ダウンリンクフレームの、および、アップリンクフレームの概略表示の図である。 セルラー通信に関与し、5msの周期的報告レートによって構成されるときの、UEに対するCQI報告を示す図である。 本発明の実施形態による、D2D通信に関与し、2msの周期的報告レートによって構成されるときの、UEに対するCQI報告を示す図である。 ダウンリンクトランスポートチャネルへのダウンリンク論理チャネルのマッピング、および、ダウンリンク物理チャネルへのダウンリンクトランスポートチャネルのマッピングの線図である。 アップリンクトランスポートチャネルへのアップリンク論理チャネルのマッピング、および、アップリンク物理チャネルへのアップリンクトランスポートチャネルのマッピングの線図である。 本発明の実施形態による、アップリンクSC−FDMAベースバンド送信器の概略機能ブロック線図である。
以下の開示では、ロングタームエボリューション(LTE)/LTEアドバンスト(LTE−A)システムへの参照が行われるが、それでも、同じ概念が、他の移動通信システムにもまた適用され得る。
図面を参照すると、図1は、例えば発展型ノードBまたはeノードB105などの、無線アクセスネットワーク要素を備える、移動通信ネットワーク100、例えばLTE/LTE−A移動通信ネットワークの部分の概略図である。2つのUE110および115は、eノードB105のカバレッジの(すなわち、eノードB105によりサービスされる)地理的エリア107内に配置される。
eノードB105の構造は、それ自体は知られている。eノードBは、1つまたは複数の無線トランシーバ(典型的には3つであるが、図面には示されない)を備え、それらの無線トランシーバの各々は、eノードB105によりサービスされる地理的エリア107のそれぞれの部分(「セル」と称されもする)での、UE110および115とeノードB105との間の、物理通信チャネルによるデータ交換を、確立するように、および管理するように適合される。eノードB105はさらには、eノードB105の(例えば、3つの)無線トランシーバにより交換されるデータを管理するように適合されるベースバンドユニットを備える。同じeノードBにより制御される無線トランシーバは、図1に示されるように並置され得るものであり、またはそれらの無線トランシーバは、異なる位置に分散され、中央ユニットに、典型的には光ファイバ接続およびプロプライエタリ通信プロ
トコルによって接続され得る。以下では、用語「無線トランシーバ」、および、関連付けられる「セル」は、互換的とみなされることになる。
UE110および115はD2D能力がある、すなわちそれらは、UE110および115が、eノードB105と、UE110および115の各々の1つとの間でセットアップされ終結させられる物理(通信)チャネルによって互いと通信する、典型的な2ホップセルラー通信を実施する能力があるということに加えて、UE110および115が、UE110と115との間で直接セットアップされ終結させられる物理(通信)チャネルによって通信する、「デバイスツーデバイス」またはD2D通信を実施する能力があるということが想定される。
UE110および115は、移動通信ネットワーク100に接続され(すなわち、UE110および115は、「接続されるモード」である)、互いとのセルラー通信の状態にある(すなわち、UE110および115からの/へのデータは、eノードB105を通過する)ということが想定されるものとする。
本発明の実施形態による解決策では、移動通信ネットワーク100は、UE110と115との間の通信を、セルラー通信からD2D通信に、およびその逆に、D2D通信からセルラー通信に、UE110および115の無線パラメータの関数として切り替えるように適合される。
一般的には、本発明による移動通信ネットワーク100は、例えば1回、または、ことによると時折、例えば周期的に、セルラー通信に関与する2つのUE110または115の少なくとも一方が、直接他方のUE115または110と、D2D通信を実施することにより通信し得るという可能性をチェックする。そのようなチェックは、例えば、移動通信ネットワーク100により、以下では発見手順と称されもする近接性検出手順を実装することにより実施され得るものであり、例えば発見手順は、直接eノードB105で実装され得る。
UE110および115は、接続されるモードであるので、移動通信ネットワーク100は、UE110および115が、移動通信ネットワーク100のカバレッジのエリア内に、特に、2つのUEにサービスするeノードB105のカバレッジ107のエリア内にあるということを認識している。したがって移動通信ネットワーク100は、発見手順を自律的に開始し得る。
本発明の実施形態では、発見手順は、プローブ信号として、UE110および115の各々とeノードB105との間で交換される電力/通信管理情報を活用することにより実施される。例えば、LTE/LTE−A標準で規定されるようなPRACH(物理ランダムアクセスチャネル)上で送信されるプリアンブル信号 − 以下ではPRACHプリアンブルと称される − が有利には、プローブ信号として使用され得る。
3GPP LTE/LTE−A標準によれば、PRACHプリアンブルはリソース割り当てのために使用される。PUSCH(物理アップリンク共有チャネル)上でのUE110および115によるデータの送信は、eノードB105によりスケジューリングされなければならない。UE110または115のいずれも、eノードB105に接続し、通信するために、RACH手順を最初に実施しなければならず、その手順でUE110または115は、eノードB105にPRACHプリアンブルを送出し、応答でeノードB105は、(PDCCH − 物理ダウンリンク制御チャネルによって)それらのUEの通信に対するPUSCHの利用可能なリソースを割り当てる。
PRACHは、PUSCH割当て領域の内部で予約される、予約される時間/周波数スロットによって周期的に割当てられる。例えば、(FDD − 周波数分割複信(Frequency Division Duplexing)に対する)LTEフレーム構造タイプ1を参照すると、ただ1つのPRACHスロットが、各々のサブフレーム(すなわち、10msのフレームの内部の、TTI、時間送信間隔に対応する1msの長さの時間間隔)内で構成され得る。PRACHスロットの持続期間は、選択されるフォーマットに依存して、1、2、または、3msであり得る。PRACHスロットの周期は、予測されるPRACH負荷、すなわち、同じセルのもとにあるすべてのUEからのPRACHプリアンブルの送信の周波数に依存して、1msから20msまでにスケーリングされ得る)。周波数軸に沿ったPRACHスロットの帯域幅は、6つの(物理)リソースブロック(RB:Resource Block)に等しくセットされ、それは、互いから15kHz隔置される12x6=72個のサブキャリアに対応する。
本発明の実施形態による発見手順が、ここで、本発明による実施形態による発見手順の概略アクションシーケンス線図である図2を参照することにより説明されることになる。発見手順は、以下の段階またはステップを含む。
現在セルラー通信モードで通信しているUE110および115の第1のもの、例えばUE110(本明細書で以後「第1のUE110」と称される)にサービスするeノードB105のセルは、サービスされる第1のUE110に、PRACHプリアンブルの送信を指令する(発見手順の第1の段階205)。UE110および115の第2のもの −
この例ではUE115であり、以下では「第2のUE115」と称される − にサービスするeノードB105のセルは、サービスされるUE115に、PRACHプリアンブルの検出のために必要である通信パラメータをシグナリングする(発見手順の第2の段階210)。PRACHプリアンブルが、第1のUE110により送信される(発見手順の第3の段階215)。そのような通信パラメータの例は、プリアンブルシーケンスインデックス、および、PRACH時間/周波数スロットインデックスである。第2のUE115にサービスするセルは、第1のUE110にサービスする同じセル、または、eノードB105のセルの別のものであり得る。
第2のUE115、および、第1のUE110にサービスする無線トランシーバは両方が、無線伝搬チャネルによる送信の間に経験される信号減衰の推定を取得するような方途で、受信されるPRACHプリアンブルの品質を測定する(発見手順の第4および第5の段階220および225)。好ましくは、ただし制限的にではなく、受信されるPRACHプリアンブルの品質の測定は、受信される電力レベル(すなわち、第1のUE110により送信され、その第1のUE110のサービング無線トランシーバにより、および、第2のUE115により検知される、PRACHプリアンブルの電力の強さ)の見地で実行される。
一度測定内容が実施されたならば、第2のUE115は、そのような測定内容を、第1のUE110にサービスするセルに報告する(発見手順の第6の段階230)。
UE110および115がeノードB105の異なるセルによりサービスされる場合には、第2のUE115は、測定内容を、その第2のUE115のサービングセルに報告し、そのサービングセルが次いで、測定内容を、第1のUE110にサービスしているセルに転送する。
第1のUE110にサービスするセルは、(例えば、そのセルで実装される評価機能によって)そのセル自体により実施される測定内容を、第2のUE115により報告される測定内容と比較し(発見手順の第7の段階235)、比較に基づいて、D2D通信が、第
2のUE115に向けて第1のUE110に対して好都合にセットアップされ得るかどうかを決定し(後で詳細に説明されるような発見手順の第8の段階240)、D2D通信への切り替えること(または、セルラー通信の継続)が、UE110および115の両方に通知される(発見手順の第8の段階240)。
有利には、発見手順の上記で説明された段階は、次いで、UE110および115の役割を交換して繰り返される。したがって第2のUE115は、そのサービングセルにより、PRACHプリアンブルを送信するように命令され(発見手順の第9の段階245)、一方で、第1のUE110にサービスするセルは、その第1のUE110に通信パラメータをシグナリングする(発見手順の第10の段階250)。この方途では、第2のUE115により送信されるPRACHプリアンブル(発見手順の第11の段階255)が、第1のUE110により識別され得るものであり、第2のUE115により送信されるPRACHプリアンブルの受信される電力レベルが、第2のUE115にサービスするセルに加えて、第1のUE110により測定され得る(発見手順の第12および第13の段階260および265)。同様に上記で説明されたように、第1のUE110は、測定内容を、第2のUE115にサービスするセルに提供し(発見手順の第14の段階270)、そのセルは、そのセル自体により行われる、および、第1のUE110により報告される測定内容を比較し(発見手順の第15の段階275)、比較に基づいて、D2D通信が、第1のUE110に向けて第2のUE115に対して好都合にセットアップされ得るかどうかを判定し、D2D通信への切り替えること(または、セルラー通信の継続)が、UE110および115の両方に通知される(発見手順の第16の段階280)。
本発明の例示的な実施形態による発見手順により、eノードB105は、D2D通信へと、第1のUE110から第2のUE115に向けての起動もしくは進行するセルラー通信、および/または、第2のUE115から第1のUE110に向けての起動もしくは進行するセルラー通信を、互いから独立して切り替えることが可能である。
有利にはeノードB105は、対称D2D通信または非対称D2D通信(または単一UE D2D通信)を、セルラー通信リンクと比較されての(以下で説明されるような)D2D通信リンクを確立することでの好都合なことに基づいて確立することを可能とするように構成され得る。用語、対称D2D通信は、UE110および115の両方が、互いとのD2D通信の状態にあるということを意味する。その代わりに用語、非対称D2D通信は、eノードB105が、UE110または115の一方のみに対して、セルラー通信からD2D通信への切り替えることを可能にし、一方でeノードB105は、それぞれ、他方のUE115または110に対してセルラー通信を維持するということを意味する。例えば、発見手順によって、第1のUE110から第2のUE115に向けてのD2D通信のみが、対応するセルラー通信より好都合であると決定される(一方で第2のUE115に対しては、セルラー通信はD2D通信より好都合なままである)ならば、第1のUE110から第2のUE115に向けてのセルラー通信はD2D通信に切り替えられ、一方で、第2のUE115から第1のUE110に向けてのセルラー通信は維持される。
PRACH、特にPRACHプリアンブルを発見手順で使用することにおいての利点は、発見手順に関与するUE110および115は、eノードB105(のそれぞれのサービングセル)から、便法としてD2D通信のために使用されることになる、PUSCHに対するタイミングアドバンス(TA)情報を入手することが可能であるということである。知られているように、eノードB105は、UE110および115の送信タイミングを、それらのUEから受信されるPRACHプリアンブルに基づいて推定し得るものであり、eノードBは次いで、推定されるTAをUE110または115に、タイミングアドバンス指令からなるランダムアクセス応答内で送信し、したがって、その推定されるTAを基にして、UE110または115は、そのUEの送信タイミングを調整し得る。
セルラー通信からD2D通信に切り替えるUE110または/および115は、有利には、それらのUEに、それぞれのサービング無線トランシーバによりシグナリングされるTAを維持する。
好ましくは、高速フェージングの影響(すなわち、送信器と受信器との間で起こる散乱の影響に依存する信号減衰)を平均化するために、発見手順は、2回以上、例えば数回、異なる時間/周波数PRACHスロットにわたって繰り返され得るものであり、関係付けられる測定が、好都合に平均化され得る。例えば、異なるPRACHスロットで測定される、受信されるPRACHプリアンブルの電力レベルの単純な線形平均が、伝搬チャネルの時間−周波数変動を平滑化するために使用され得る。より複雑な平均化機能が、有利には、測定内容が収集される異なる時点を考慮に入れるために適用され得る。
測定内容の精度をさらに高め、干渉の影響を制限するために、PRACHプリアンブルの生成のために使用される、決まった数のZadoff−Chuシーケンスが、発見手順のためにのみ予約および使用され得る。Zadoff−Chuシーケンスは、複素数値の数学的シーケンスであり、それらのシーケンスは、無線信号に適用されるときに、一定振幅の電磁信号を生み出し、そのことにより、シーケンスのサイクリックシフトされるバージョンが信号に課せられることによって、受信器(例えば、eノードB105ならびにUE110および115)での互いとのゼロ相互相関が結果として生じるものであり、LTE/LTE−A標準では、Zadoff−Chuシーケンスは、異なるUEにより送信されるPRACHプリアンブルの間の、信号相互相関および相反性干渉を低減するために使用される。
受信される電力レベル(無線トランシーバにより測定される電力レベル、および、UEにより無線トランシーバに報告される電力レベルの測定)に基づいて、eノードB105は、D2Dおよびセルラー通信リンクのパス損失(すなわち、送信器と受信器との間の距離に主に依存する、伝搬の間の信号電力の損失)間の比を推定し得る。受信される電力レベルは、(線形単位、例えばワットでの)以下の数式により表現され得る。
Figure 2018033166
ただし
Figure 2018033166
は、それぞれ、第2のUE115および第1のUE110により送信される信号の、それ
ぞれ、第1のUE110での、および、第2のUE115での受信される電力レベルである。
Figure 2018033166
は、それぞれのサービングセルで受信されるような、第1のUE110および第2のUE115により送信される信号の電力レベルである。
Figure 2018033166
は、第1のUE110と第2のUE115との間の物理伝搬チャネルにより引き起こされる減衰である。
Figure 2018033166
は、それぞれ、第1のUE110とそのサービングセルとの間の、および、第2のUE115とそのサービングセルとの間の、物理伝搬チャネルにより引き起こされる減衰である。
本発明の実施形態では、発見手順でのより良好な精度を実現するために、減衰
Figure 2018033166
は好ましくは、シャドウイング(送信器と受信器との間の障害物の存在に依存する減衰)および高速フェージング(上記ですでに述べられた)などの、パス損失とともに生起する、物理伝搬チャネルに関連付けられるすべての有害な伝搬影響を含む。
好ましくは、eノードB105は、セルラー通信からD2D通信に切り替えることを、そのD2D通信が、対応するセルラー通信より十分に小さな量の送信電力を使用しながら、情報の交換が同じレートで実施され得るならば行うように構成される。要されるUE110または115送信電力の低減(すなわち、セルラー通信の代わりにD2D通信を実施することにより取得される送信電力節約)は、関係付けられる減衰の比により定量化され得る。例えば、セルラー通信からD2D通信に切り替えることにより取得される、それぞれ、第1のUE110の、および、第2のUE115の、予測される送信電力節約PS
およびPSが、後に続くように表現され得る。
Figure 2018033166
有利には、eノードB105が、セルラー通信からD2D通信に、および、ことによると、D2D通信からセルラー通信に戻るように切り替えるべきかどうかを判別することを可能とするために、電力節約しきい値THD2Dが規定され得る。問題になっている例での送信電力節約PSおよびPSなどの、算出される送信電力節約は、各々のものが電力しきい値THD2Dと比較される。送信電力節約が電力節約しきい値THD2Dを上回るときは、セルラー通信に対しての通信するために必要とされる電力の見地での節約が予測されるので、D2D通信が好まれる。逆に、電力節約が電力節約しきい値THD2Dより低いときは、セルラー通信に対してのD2Dで通信するために必要とされる電力の見地での充分な節約が存在しないことになるので、セルラー通信が好まれる。上記のことが、後に続くように数学的に要約され得る。
Figure 2018033166
好ましくは電力節約しきい値は、受信器の機能パラメータ(例えば、UE110および115の、ならびに、それぞれのサービングセルの雑音指数)間の差、および/または、測定の不確定性(例えば、その影響は、規格化/補正因子を規定することにより低減され得る)を考慮に入れるように規定される。
本発明の実施形態によれば、発見手順はさらには、ここで図3への参照を行うことにより説明されることになるような、UEが、異なるeノードBに接続される場合に実施され得るものであり、その図3は、各々が、カバレッジの対応する地理的エリア107および307の内部のUE110または115のそれぞれのものを伴う、2つの近辺にあるeノードB、例えば、eノードB105(以下では、第1のeノードB105と称される)、および、第1のeノードB105の近辺にある第2のeノードB305を備える、移動通信ネットワーク100の部分の概略図である。
問題になっている例では、第1のUE110は、第1のeノードB105の無線トランシーバによりサービスされ、一方で第2のUE115は、ここでは第2のeノードB305の無線トランシーバによりサービスされる。eノードB105および305は、第2のeノードB305のカバレッジの地理的エリア307が、第1のeノードB105のカバレッジの地理的エリア107の近辺にあるので、互いの近辺にあると規定される。そのようなシナリオでは発見手順は、eノードB105と305との間の、協調させられるアクション、および、情報交換を要する。好ましくは、eノードB105および305は相互
に、それらのeノードB間の直接通信リンクによって情報を交換するものであり、例えばLTE/LTE−Aでは、eノードB105および305は、eノードB105および305を相互接続するX2インターフェイス320によって、互いに、情報を交換し得る。
eノードB105と305との間の発見手順は、図4がその発見手順の、本発明による実施形態の概略シーケンス線図であるが、後に続くことにおいて、両方が第1のeノードB105によりサービスされるUE110および115に対する発見手順とは異なる。
発見手順は、第1のeノードB105で起動されるということが、(発見手順は、第2のeノードB305でも起動され得るが)想定されるものとする。第1のUE110にサービスするセルは、PRACHプリアンブルの送信を、現在は第2のUE115とのセルラー通信の状態にある第1のUE110に指令する(発見手順の第1の段階405)。同じ時間に第1のeノードB105は、X2インターフェイス320によって、第2のeノードB305に、第1のUE110により送信されるPRACHプリアンブルの検出のために必要な通信パラメータを送信する(上記で説明されたように、発見手順の第2の段階410)。第2のeノードB305で、第2のUE115にサービスするセルは、第1のeノードB105から受信される通信パラメータを第2のUE115にシグナリングし(発見手順の第3の段階415)、その第2のUE115は次いで、第1のUE110により送信されるPRACHプリアンブルを受信および識別することが可能である(発見手順の第4の段階420)。
第2のUE115および第1のeノードB105は、受信されるPRACHプリアンブルの品質を測定する(同様に上記で説明されたように、発見手順の第5および第6の段階425および430)。次いで第2のUE115は、その測定内容を、第2のeノードB305のその第2のUE115のサービングセルに報告し(発見手順の第7の段階435)、その第2のeノードB305は、そのような測定内容を第1のeノードB105に、X2インターフェイス320によって送信する(発見手順の第8の段階440)。
第1のeノードB105は、第2のUE115により報告される測定内容を、第1のUE110にサービスするセルにより直接実施される測定内容と比較し(発見手順の第9の段階445)、第1のUE110から第2のUE115に向けてのD2D通信が、セルラー通信の代わりに好都合にセットアップされ得るかどうかを決定し、D2D通信への切り替えること(または、セルラー通信の継続)が、UE110および115の両方に通知されるものであり、その通知は、第1のeノードB105により第2のeノードB305に、X2インターフェイス320によって送出され、次いで、第2のUE115に、第2のeノードB305により送信されるような通信によるものである(発見手順の第10の段階450)。
先の場合のように、今説明された段階は、D2D通信が、第2のUE115から第1のUE110に向けてのセルラー通信の代わりに好都合にセットアップされ得るかどうかを決定するために、eノードB105および305の、ならびに、UE110および115の役割を逆にして繰り返される(図4で図式化される発見手順の段階455〜497)。
本発明の実施形態による発見手順により、eノードB105および305は、次式のように算出される送信電力節約PS’およびPS’を算出し得る。
Figure 2018033166
ただし
Figure 2018033166
は、第1のUE110により送信されるPRACHプリアンブルの、第1のUE110にサービスする(第1のeノードB105の)セルでの受信される電力レベルであり、
Figure 2018033166
は、第2のUE115により送信される信号の、第2のUE115にサービスする(第2のeノードB305の)セルでの受信される電力レベルである。算出される送信電力節約PS’およびPS’は、eノードB105と305との間で交換され、eノードB105および305の各々のものにより独立して、電力節約しきい値THD2Dと比較されることが、それらのeノードBに接続される対応するUE110または115に対して、他方のUE115または110に向けて、セルラー通信からD2D通信に切り替えることが有利であるかどうかを独立して決定するために行われ得るものであり、すなわち、次式となる。
Figure 2018033166
本発明による実施形態では、一度少なくとも1つのD2D通信が(上記で説明された発見手順の後で)UE110と115との間で確立されたならば、各々のD2D通信は、移動通信ネットワーク100の制御のもとで実施される。
上記では参照は、UE110および115により送信されるプローブ信号の電力レベルの分析に対してのみ行われるが、セルラー通信からD2D通信への、およびその逆の、D2D通信からセルラー通信への切り替えることを決定するために、UE110および115の他の無線パラメータをチェックするように移動通信ネットワーク100を設計するこ
とを妨げるものはないということが留意されるべきである。例えば、本発明の実施形態による移動通信ネットワーク100は、無線トランシーバ局で経験される干渉レベルを、送信されるプローブ信号に基づいて評価し、より低い干渉が予測されるならば、セルラー通信からD2D通信への、およびその逆の、切り替えることを判断し得る。
移動通信ネットワーク100によるD2D通信制御が、ここで、図5および6を参照することにより説明されることになる。図5は、第1のeノードB105のカバレッジ107のエリアの内部に両方が配置されるUE110と115との間の対称D2D通信を概略的に示す。図6は、第1のeノードB105のカバレッジエリア107の内部に配置されるUE110と、第2のeノードB305のカバレッジエリア307の内部のUE115との間の非対称D2D通信を代わりに示す。
好ましくは、D2D通信は、移動通信ネットワーク100により、D2D通信の制御およびデータ「プレーン」を別々のパスに分けることにより制御される(すなわち、制御およびデータ情報、または、パケットは、区別して別々に管理される)。
特に、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、物理ブロードキャストチャネル(PBCH:Physical Broadcast CHannel)、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH:Physical Control Format Indicator CHannel)、および、物理ハイブリッド−ARQインジケータチャネル(Physical Hybrid−ARQ Indicator CHannel)(PHICH)により、ダウンリンクで(すなわち、eノードB105および/または305から、UE110および/または115に向けて)、ならびに、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)により、アップリンクで(すなわち、UE110および/または115から、eノードB105および/または305に向けて)搬送される制御情報は、D2D通信がUE110と115との間で進行しているときでさえ、考慮されるUE110および115と、対応するeノードB105および/または305との間で交換され続ける。したがって移動通信ネットワーク100は、対称D2D通信および非対称D2D通信の両方の信号送信のために使用される電力レベルを管理する能力があり、移動通信ネットワーク100はさらには、そのような対称および非対称D2D通信の間に交換されるデータの量もまた確認する能力がある。
知られているように、PUCCHに対してLTE/LTE−A標準で規定される典型的な電力制御手順(セルラー通信およびD2D通信の両方の制御プレーン)は、PUSCHの電力制御手順(セルラー通信およびD2D通信の両方のデータプレーン)から独立したものである。有利には、PUCCHによって送信するためにUE110および115により使用される送信電力レベルは、送信される信号が、サービングeノードB105および/または305により正しく受信されるように調整され得るものであり、一方で、PUSCHによって送信するためにUE110および115により使用される電力レベルは、データをD2D通信によって、それぞれ他方のUE115または110(以下では、コンパニオンUE115または110と称されもする)に向けて送信するときに、調整(例えば、低減)され得る。
知られているように、PDCCHはダウンリンク制御情報(DCI)を搬送し、そのDCIは、(アップリンク無線リソースおよびダウンリンク無線リソースの両方に対する)スケジューリング割り当て、および、UE復調のために必要である他の制御情報を含む。例えば、LTEリリース10標準に対するサポートされるDCIフォーマットが、以下の表1に列挙される。
Figure 2018033166
本発明の実施形態では、以下のフォーマットが、UE110と115との間のD2D通信の制御のために再使用され得る。
DCIフォーマット0が、データパケットをコンパニオンUEに、D2D通信リンクによって送信する、UE110および/または115へのリソースの割当てのために使用され得る。同じDCIフォーマット0が、受信する(コンパニオン)UE115および110に、復調されなければならないPUCCH内のリソースブロックを通知するために使用され得る。好ましくは単一のDCIメッセージが、UE110および115の両方に同時に、典型的なDCIメッセージに対する軽度の修正を伴って送信され得るものであり、そのような軽度の修正は、単一のDCIメッセージと一体で運搬されなければならない追加的な情報に関係付けられているものである。そのような追加的な情報の例は、D2D通信での各々のUE110および115の役割(すなわち、送信器または受信器)の指示、ならびに、メッセージが向けられる対象の2つ(以上)のUE110および115の識別データである。DCIフォーマット3および3Aは、代わりに、PUCCHおよび/またはPUSCHに対して、電力制御ビットを搬送するために使用され得る(すなわち、UE110および115に、それぞれの送信する電力を調整するように命令するために使用され得る)。
本発明の好まれる実施形態では、UE110または115の少なくとも1つがD2D通信の状態で送信しているとき、送信されるデータは、コンパニオンUE115または110と、TDD(時間分割複信)プロトコルによって交換され、UE110または115は、データパケットを送信するために、アップリンク周波数帯域(すなわち、アップリンク無線リソースに対する周波数のセット)上のPUSCHを使用する。
UE110および/または115がただ1つの受信器チェーンによって装備される場合には、PBCH、および、同期チャネルP−SCH、S−SCH(プライマリおよびセカンダリ同期チャネル)の継続的な監視を可能とするために、UE110および/または115がD2D通信に関与するとき、スケジューラ(例えば、使用アップリンクおよび/またはダウンリンク無線リソースをスケジューリングするためにeノードB105で実装される)は、UE110および115を、P−SCHおよびS−SCHを搬送するために予約される、サブフレーム0および5でスケジューリングすることを回避すべきである。同様に、サブフレーム4および9は、ページングメッセージの送信のために使用され得るものであり、したがってスケジューラは、UE110および115をD2D通信に対してスケジューリングすることを回避すべきである。必然的に、FDD複信の場合には、サブフレーム1、2、3、6、7、および、8が、図7Aで図示されるように、D2D通信のために使用され得るということになり、その図7Aは、LTEフレーム構造タイプ1による汎用フレーム705の概略表示である。
単一の受信器チェーンによって装備されるUE110および/または115は、ダウンリンク周波数帯域上のPDCCH、PHICH、および/または、PCFICHを、ならびに同じ時間に、アップリンク周波数帯域上の(コンパニオンUEにより送信される)データを、同時に受信することは可能でないので、これらの2つの動作の重なりを回避することが必要である。この目的で、ダウンリンクフレーム710の、および、アップリンクフレーム715の概略表示である図7Bで察知され得るように、D2D通信に関与するUE110または115は、PDCCH、PHICH、および、PCFICHを、サブフレーム0、4、5、および、9で、ならびに、そのようなUE110または115が送信器として働くようにスケジューリングされるサブフレームでのみ監視する。加えて、スケジューラにより、D2D通信に関与する2つ(以上)のUE110および115に、PDCCH DCIフォーマット0を使用して提供されるスケジューリンググラントは、D2D通信に対して利用可能なアップリンクフレーム715の次のサブフレームを参照し得る(すなわち、そのスケジューリンググラントは、そのサブフレームに適用される)。換言すれば、ダウンリンクフレーム710のサブフレームNで受信されるアップリンクスケジューリンググラントは、D2Dデータ送信(および受信)を、後に続くサブフレームN+kでトリガすることになる(ただしk≧1は、UE110および115の受信/送信処理時間を考慮に入れてセットされ、図7Bの例では、kは1に等しい)。
コンパニオンUE115または110が、D2D通信の状態のUE110または115により送信されるデータパケットを、PUSCHによって受信することを可能とするために、UE110および115に対するアップリンクスケジューリンググラントは、eノードB105または305により、さらにはコンパニオンUE115または110に送信されなければならない。
逆に、UE110および115が、より複雑な受信器構造(例えば、二重受信器アーキテクチャ)を有するならば、または、高度なフィルタリング配置構成を伴うUE110および115の場合には、D2D通信は、コンパニオンUEおよびサービングeノードBへの/からのデータ/制御情報の同時送信/受信によって実施され得る。高度なフィルタリング配置構成を伴うUE110および115の場合には、eノードB105および/または305スケジューリングに関する若干の制約が、依然として要される場合がある(例えば、高度なフィルタリング配置構成を伴うUE110および115に、同じ送信時間間隔
− TTI − で割当てられるリソースブロックは、自己干渉問題が通信を不可能にしないように、周波数ドメインで十分に分離されるべきである)。
本発明の実施形態ではPUCCHは、eノードBに、UE110および115により生
成されるチャネル状態情報(CSI:Channel State Information)をフィードバックするために使用される。CSIは、チャネル品質インジケータ(CQI)、プリコーディング行列インデックス(PMI)、および、ランクインジケータ(RI)を含む。加えてPUCCHはさらには、受信される/受信されないデータパケットに対する成功/不成功受信の確認応答(それぞれ、ACK/NACK)(例えば、各々のデータパケットに対するACK/NACK)を、搬送するために、および、スケジューリング要求(SR)を搬送するために使用される。LTEリリース8で規定されるような主なPUCCHフォーマットが、以下の表に列挙される。
Figure 2018033166
本発明の実施形態によれば、上記で列挙されたPUCCHフォーマットは便法として、D2D通信を実装するために、搬送される情報の意味の制限された変化のみを伴って再使用される。特に、D2D通信の場合のACK/NACKは、UE110または115で、PUSCHチャネル上で受信されるパケットに応答して生成され、D2DコンパニオンUE110または115により送信される。これは、ACK/NACK情報が、PDSCH上で受信されるパケットに応答して生成される、セルラー通信の事例とは異なる。ACK/NACKは、受信するUE115または110によりそれぞれのサービングセルにPUCCH上で送信され、次いで、PHICH上で、送信するUE110または115に、(知られている)ハイブリッド−ARQ(H−ARQ)手順によって転送される。
本発明の代替的実施形態では、移動通信ネットワーク100内のレイテンシを低減するために、ACK/NACKは、UE110および115で、ならびに、eノードB105のサービングセルでの両方で同時に受信される。この方途ではUE110および115は、NACKに関連付けられる受信されないパケットの再送信を用意することが可能であり、一方で移動通信ネットワーク100は、次のスケジューリンググラントを用意すること、および、(以下で説明されるように)関連付けられる送信電力レベルを制御することが可能である。
本発明の実施形態によれば、CQIは便法として、D2D通信のために、LTE/LTE−A標準に対するわずかな異なる実装のみを伴って再使用される。D2D通信に関与するUE110および115は、2つの異なるCQI値を推定および報告すべきである。これらの2つのCQI値は、以下では「セルラーCQI」および「D2D CQI」と指し示される。
セルラーCQIは、典型的にはセルラー通信モードでのUE110および115により推定されるCQIと同一である。セルラーCQI値は、UE110および115により、それらのUEのサービングセルに対して経験されるPDSCHの品質に関係付けられる。
セルラーCQIは、リリース8で規定される共通基準信号(Common Reference Signal)(CRS)、または、リリース10で規定されるチャネル状態情報−基準信号(CSI−RS)を使用することにより推定され得るものであり、それらの信号は両方とも、UE110および115にサービスするセルにより送信される。セルラーCQIは、例えば、PDCCHチャネルの送信のために使用される制御チャネル要素(CCE)の数の計算などでの、移動通信ネットワーク100により実行される手順との融和性のために必要である。
加えて、サービングセルでセルラーCQIが利用可能であることによって、(以下で説明されるように)D2D通信リンクが突然さらに悪くなる場合に、セルラー通信の高速再開が確かなものになる。セルラーCQIはさらには、UE110および/または115が、移動通信ネットワーク100とのセルラー通信リンク、ならびに、コンパニオンUE115および/または110とのD2D通信リンクの両方を確立したときに必要とされる。
D2D CQI値は、UE110および/または115により、D2D通信に関与するコンパニオンUE115および/または110に対して経験されるPUSCHの品質に関係付けられる。D2D CQIは、UE110または115で、PUSCH上の、コンパニオンUE115または110により送信される復調基準信号(DMRS)によって推定され得る。D2D CQIの目的は、eノードB105および/または305が、D2D通信リンクに関する容量を最大化する、最も適切な変調およびコーディングスキーム(MCS)を選択することを可能とすることである。eノードB105および/または305のサービング無線トランシーバは、D2D CQIを、サービスされるUE110および/または115から受信し、アップリンクスケジューリンググラントをPDCCH上で、対応するコンパニオンUE115および/または110に送信するものであり、アップリンクスケジューリンググラントは、リソースブロック(RB)およびMCSの適切な数を割当てる。
例えば、eノードB105のセルが、物理リソースの割当てを実施する移動通信ネットワーク100内のエンティティであるということを考慮することにより、D2D通信に割当てられるRBは、D2D通信を実施しているUE110および115に独占的に割当てられるということが可能であり、または、空間再使用距離が、干渉を回避するために十分であるならば、さらにはセルラー通信のために再使用されるということが可能である。D2D通信に割当てられるRBを、さらにはセルラー通信のために再使用する可能性は、eノードBにより、UE110および115のD2D通信に起因するアップリンク干渉を測定することにより推定され得る。いずれの場合にも、UE110および115により引き起こされる干渉は、eノードBにより、例えば、スケジューリンググラントによって割り当てられるRBおよびMCSを活かすことにより制御され得る。
セルラーおよびD2D通信に対するCQI報告スキーム(すなわち、CQIメッセージの周期的送信)の例が、それぞれ図8Aおよび8Bで図示される。図8Aは、セルラー通信に関与し、5msの周期的報告レートによって構成されるときの、UE110および115に対する、PUCCHチャネル上のCQI報告を示す。図8Bは、D2D通信に関与し、2msの周期的報告レートによって構成されるときの、UE110および115に対する、やはりPUCCHチャネル上のCQI報告を示す。
D2D通信では、セルラーCQIおよびD2D CQI報告は、単純に、時間的に多重化され、交互になるPUCCHスロットで搬送され得る。これは、(図8Bに示されるように)CQI報告周波数を、D2D通信に関与するUE110および115に対して2倍にすることにより容易に実装され得る。セルラーCQIの報告レートは、セルラー通信のCQI報告周波数と比較して、ほとんど変化させられないことになるということが留意さ
れるべきである。例えば、異なる報告レートをセルラーCQIおよびD2D CQIに対して規定すること、または、セルラーCQI、および、セルラーCQIとD2D CQIとの間の差を(同じまたは異なるPUCCHメッセージで)送出することによる差分送信を使用することなどの、他の構成が、言うまでもなく可能である。
本発明の好まれる実施形態では、スケジューリング要求(SR)が、D2D通信の状態のUE110および115から移動通信ネットワーク100に、PUCCHチャネルによって、そのようなUEが、対応するスケジューリンググラントを移動通信ネットワーク100により提供されるように送出される。
一度D2D通信がUE110と115との間で確立されると、移動通信ネットワーク100は、時折、例えば周期的に、D2D通信がセルラー通信に対して依然として好都合であるかどうかをチェックし得る。
本発明の実施形態では、D2D通信への切り替えることの後、eノードB105は、繰り返し(例えば、周期的またはランダムに)、接続されるUE110および115の、送信電力節約PSおよび/もしくはPS、または、PS’および/もしくはPS’を(上記で説明された発見手順を反復することにより)監視することを、電力節約PSおよび/もしくはPS、または、PS’および/もしくはPS’が、電力節約しきい値THD2Dより上である(または、少なくともそのしきい値に等しい)ままであるかどうか(すなわち、D2D通信が電力の見地で好都合であるということ)を確認するために行う。電力節約PSおよび/もしくはPS、または、PS’および/もしくはPS’結果が、電力節約しきい値THD2Dより低下するならば、対応するD2D通信は終結させられ、セルラー通信により置換される。
有利には、(第1の)電力節約しきい値THD2Dより低い第2の電力節約しきい値THcellが規定され得る。送信電力節約PSおよび/もしくはPS、または、PS’および/もしくはPS’が、第2の電力節約しきい値THcellより下に降下するとき、eノードB105は、対応するD2D通信を終了し、セルラー通信に戻って再開するものであり、すなわち、
PS1,2またはPS’1,2≦THcell<THD2D セルラー通信に復帰する (11)
である。
第2の電力節約しきい値THcellは、第1の電力節約しきい値THD2Dより好適に低く選択されるものであり、そのことは、第1の電力節約しきい値THD2Dの近隣で変動する送信電力節約PSおよび/またはPSにより引き起こされる、D2D通信からセルラー通信への、およびその逆の、セルラー通信からD2D通信への頻繁な切り替えることを防止するヒステリシスを創出するためのものである。
加えて、または、代替方法として、サウンディング参照信号(サウンディング基準信号;Sounding Reference Signal)(SRS)および/または復調基準信号(DMRS)と連関する、D2D CQIおよびセルラーCQIがさらには、移動通信ネットワーク100により、D2D通信がセルラー通信に好都合に切り替えられなければならないか否かを判断するために使用され得る。
SRSおよび/またはDMRSは、アップリンクでのチャネル品質を推定するために使用され得る。D2D CQIとセルラーCQIとの間の比較に基づいて、例えば、D2D
CQI≦セルラーCQIであるならば、移動通信ネットワーク100は、SRS送信をトリガし得るものであり、ならびに/または、UE110および115の両方のDMRS
送信を測定することを開始し得る。SRSおよび/またはDMRS送信の測定内容に基づいて、移動通信ネットワーク100は、D2D通信をセルラー通信に切り替えることを決定し得る。実際には、D2D通信と比較されることになるセルラー通信の品質をより良好に推定するために、セルラーCQI(eノードBからの、および、1つのUEに向けてのダウンリンクチャネル品質を推定するために必要とされる)に加えて、DMRSおよび/またはSRSに基づく測定内容が、第2のUEとeノードBとの間のアップリンクのアップリンクチャネル品質を推定する一助となる。SRS/DMRS測定内容に基づいてeノードBは、SINR(信号対干渉プラス雑音比)、および次いで、アップリンクでの利用可能な容量を推定し得るものであり、セルラーCQIと連関して、それらはD2D CQIと比較され得る。
例えば、発見手順の反復は、D2D通信を維持すべきか、それとも、セルラー通信に戻るように切り替えるべきかを判定するために、比較的低い頻度で(例えば、例えば10フレームごとなどの、数百ミリ秒の程度で)周期的に実施され得るものであり、その理由は、それが専用PRACHプリアンブル送信を要するからというものであり、一方で、D2D CQI、セルラーCQI、SRS、および、DMRSに基づく判定は、より頻繁に(例えば、例えば毎フレームなどの、ミリ秒の程度で)実施され得るものであり、その理由は、D2D CQI、セルラーCQI、SRS、および、DMRSはすでに、eノードB110および/または115に、D2Dおよびセルラー通信の間に報告されるからというものである。
移動通信ネットワーク100が、D2D通信の状態のUE110および115により生成される干渉を制御することを可能とするさらなる要素は、PDCCH上でDCIフォーマット3および3Aによって閉ループ電力制御手順に対して送信される電力制御ビットである。電力制御ビットは、D2D通信の状態のUE110および/または115により送信される信号の電力レベルを制限するために使用され得る。例えば、PUSCH上で送信される信号に対する電力制御ビットは、以下のメトリックまたは測定の1つまたは複数の適した関数として導出され得る。
− どれだけ多くの送信電力が、UEが使用するために、現在の送信により使用されている電力に加えて残されているかを指示する、UE送信電力ヘッドルーム(PHR:Power HeadRoom)
− D2D CQI
− 後に続くように、受信されるACKおよびNACKのパーセンテージに関して推定されるブロックエラーレート(BLER:BLock Error Rate)
Figure 2018033166
一般的には、eノードB105のサービング無線トランシーバにより、電力制御ビットの算出のために使用される関数であって、それらの電力制御ビットが次いで、PDCCH上で、D2D通信に関与するUE110および115に送出される関数は、後に続くように表現され得る。
CLPCbit=f[PHR,CQID2D,BLERest] (13)
ただしCLPCbitは、PDCCH上で、D2D通信の状態の送信するUE110および/または115に送出される電力制御ビットであり、PHRは、UE110および/または115により報告される電力ヘッドルームであり、BLERestは、PUCCH上で受信されるACK/NACKフローに対する、サービング無線トランシーバにより推定
されるBLERであり、CQID2Dは、PUCCH上で、受信する(コンパニオン)UE115および/または110により報告されるD2D CQIである。
本発明の実施形態では、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)シグナリングに対する制御フローおよびデータフローの分離が、さらには提供される。専用RRCメッセージが、シグナリング無線ベアラ(SRB)を介して伝送され、それらのベアラは、パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)および無線リンク制御(RLC)レイヤによって論理チャネルにマッピングされ、それらのチャネルは、RRC接続確立の間の共通制御チャネル(CCCH:Common Control Channel)、または、UE110および115がすでにRRC接続された状態であるときの専用制御チャネル(DCCH:Dedicated Control
Channel)のいずれかを含む。CCCHおよびDCCHは両方とも、物理レイヤレベルでPDSCHにマッピングされる。システム情報およびページングメッセージは直接、論理チャネルに、すなわち、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH:Broadcast Control Channel)に、および、ページング制御チャネル(PCCH:Paging Control Channel)にそれぞれマッピングされる。図9Aで図式化されるように、PCCHはPDSCHにマッピングされ、一方でBCCHは、PBCH(マスタ情報ブロック、MIBに対して)またはPDSCH(システム情報ブロック、SIBに対して)のいずれかにマッピングされる。
単一の受信器チェーンによって装備されるUE110および115の場合には、UE110および115での(サービング基地局により送信される)ダウンリンクRRCシグナリングの受信は、サブフレーム0、4、5、および、9で、または、D2D通信の状態のUE110および115が送信器として働くサブフレームで、何らの修正もなく達成され得るということが留意されるべきである。一般的には、RRCシグナリングの送信に対する期間は、D2D通信に関与するものを含む、移動通信ネットワーク100のカバレッジの全体のエリアの内部のすべてのUEが、そのような情報を受信することを可能とするように、移動通信ネットワーク100によりセットされ得る。
アップリンクでは、図9Bで察知され得るように、CCCHおよびDCCHは両方とも、PUSCHにマッピングされる。この場合には、D2D通信に対する低い電力でのデータ送信、および、同じ物理チャネル(すなわち、PUSCH)上でのより高い電力での制御情報送信の問題が存し得る。この問題は、異なる方途で解決され得る。
例えば、アップリンク制御情報は、3GPP TS36.212V8.8.0(2009−12、セクション5.2.4)で指定されるように、PUSCH上で、UL−SCHデータなしで送信される。代替方法として、異なる電力スケーリング因子が、データおよび制御情報に適用され得る。データおよび制御情報が、異なるSC−FDMAサブキャリアにマッピングされるということを考慮すると、データおよび制御情報送信は別々に復調され得るものであり、すなわち、データはコンパニオンUE115および/または110により復調され、制御情報はサービング無線トランシーバにより復調される。この代替的解決策は、UE110および115のアップリンクSC−FDMAベースバンド送信器に対する若干の軽度の変化を要する。
本発明の実施形態による、例示的なアップリンクSC−FDMAベースバンド送信器1005の概略機能ブロック線図が、図10で図示される。アップリンクSC−FDMAベースバンド送信器1005は、多重化部分1010と、2つの組み合わせ要素1015および1020とを備え、それらの組み合わせ要素は、それぞれ、電力スケーリング因子γcellularおよびγD2Dを、制御情報と(例えば、CCCH/DCCH上で)、および、D2D通信データ情報と(例えば、専用トラフィックチャネル − DTCH上
で)導入する(例えば、それらの情報と乗算する)ものである。換言すれば、電力スケーリング因子γcellularおよびγD2Dは、それぞれ、サービング無線トランシーバに送信されることになる制御/データ情報(すなわち、RCCシグナリング)、ならびに、(制御/データパケットとしての)コンパニオンUE115および/または110へのD2D通信データをスケーリングするために使用される。それぞれの電力因子と組み合わされる制御/データ情報は、それぞれの変調要素1025および1030により、変調される複素シンボルのシーケンスを形成するために変調され、それらのシンボルは次いで、多重化要素1035により多重化される。次いで、多重化および変調される複素シンボルが、多重化部分1010から離散フーリエ変換(DFT)プリコーダ1040に伝送される。離散フーリエ変換(DFT)プリコーダ1040は、多重化および変調される複素シンボルを処理して、対応するDFTシンボルを取得する。次いで、サブキャリアマッピング要素1045が、DFTシンボルを受信し、1つ(または複数)のサブキャリアにマッピングして、周波数ドメインでの複素シンボルのセットを取得する。周波数ドメインでの複素シンボルは次いで、逆FFT(IFFT)要素1050によって受信され、時間ドメインシンボルに変換される。その後でCP挿入要素1055が、時間ドメインシンボルを受信し、サイクリックプレフィックス(CP)をそれらのシンボルに追加する。
さらなる代替方法として、データおよび制御パケットは、同じTTI内の異なるサブフレーム上で、または、異なるRB内で送信され得る。
上記で説明された本発明の実施形態では、2つの異なる電力制御アルゴリズムが、並列で、それぞれ、データパケットおよび制御パケットに対して動作する。データパケットに関係付けられる電力制御は、サービング無線トランシーバにより、PHR、ACK/NACK、および、D2D CQI(式13を確認されたい)のような、報告される測定を使用して管理される。PUSCH上で無線トランシーバに向けて送信される制御パケットの電力制御は、PUSCHおよびPUCCHで使用される保護の異なるレベルを考慮に入れるために、適したオフセットを伴ってPUCCHに対して使用される電力制御に基づくものであり得る。
UE110および115により移動通信ネットワーク100に送信される別の信号は、バッファステータス報告(BSR:Buffer Status Report)である。BSRは、無線トランシーバ内のスケジューラに対して、スケジューラによりUE110および115に送出されるスケジューリンググラントを適正に構成するために必要とされる。例えばBSRは、UE110および115により、図10で図式化されるSC−FDMA送信器により実装されるデータ/制御多重化スキームを使用して、DCCH上で送信され、PUSCHにマッピングされ得る。
本発明の実施形態では、グループD2D通信、すなわち、2つだけよりも多いUEの間のD2D通信がサポートされ得る。
グループD2D通信をサポートするために、以下の修正が、上記で説明された手順に対して適用される。
(3つ以上の)UEのグループが、接続されるモードであり、互いとのグループセルラー通信の状態にあるということが想定されるものとする。UEグループのUEであって、PRACHプリアンブルを送信するように(そのUEのサービング無線トランシーバにより)指令されるUEの通信パラメータが、次いで、移動通信ネットワークにより、UEグループのすべての他のUEに伝達される。好ましくは、(発見手順の上記で説明された段階でのように)セルラー通信リンクをD2D通信リンクに切り替えるべきかどうかを判断するためにネットワークにより判定されることになる、上述で説明された判断基準が、U
EグループのUEの各々の対に対してチェックされ、対称または非対称D2D通信が、UEグループのUEの各々の対の間で、何がUEの他の対に対して行われるかに無関係に活動化され得る。UEグループのUEの決まった対の間で確立される各々のD2D通信リンクに対する電力節約が、次いで、ネットワークにより、先に論考されたように、対応するD2D通信リンクが悪変する場合に、セルラー通信リンクに戻るように切り替えるために監視される。
グループD2D通信では、UEグループのUEが、UEグループのすべての他のUEとD2D通信リンクを確立することが可能であるとは限らない、すなわち、決まったUEは、(そのような決まったUEのコンパニオンUEとなる)UEグループのUEのサブセットのみとD2D通信リンクを確立することが可能であるということが起こり得る。この場合には、本発明の実施形態では移動通信ネットワーク100は、UEグループの送信するUEにより送信されるデータパケットを受信し、次いで、そのようなデータパケットをダウンリンクで、送信するUEがD2D通信リンクを確立していない、UEグループのすべてのUEに向けてミラーリングする。本発明による代替的実施形態では、送信するUEがD2D通信リンクを確立している、UEグループの1つまたは複数のUEは、送信するUEがD2D通信リンクを確立していない、UEグループの残りのUEに対して中継器として働くものであり、ただし、そのような中継器UEが、そのような残りのUEとD2D通信リンクを確立しているということを条件とする。本発明のこの代替的実施形態は、D2D通信とセルラー通信との間のより低い干渉レベルを伴う、移動通信ネットワーク100に対する、より良好な電力節約を実現する。
グループD2D通信に関与する各々のUEに送信されるスケジューリンググラントがさらには、このUEに直接接続される、UEグループの他のUEに伝達される。
送信するUEとのD2D通信の状態の(コンパニオン)UEのサブセットにより報告されるACK/NACKに基づいて、送信するUEのサービングeノードBは、少なくとも1つのコンパニオンUEが、送信されるデータパケットを受信していないならば、データパケットの再送信を、送信するUEに要求することになる。レイテンシを低減するために、送信するUEは、コンパニオンUEのACK/NACK信号を受信および復号することと、コンパニオンUEの少なくとも1つが、送信されるデータパケットを受信していないならば、送信されるデータパケットを直接再送信することとを行うように構成され得る。その他の方法では、(遅延の観点からは、より効率的でない)本発明の別の実施形態では、送信するUEのサービングeノードBは、コンパニオンUEから受信されるいかなるNACKも、送信するUEにミラーリングすることになる。
UEグループの各々のUEは、D2D CQIを、そのUEがD2D通信リンクを確立している各々のUEに対して、すなわち、そのUEのコンパニオンUEの各々に送信する。送信するUEのサービングeノードBは、送信するUEとのD2D通信の状態のコンパニオンUEにより送出されるすべてのD2D CQIを受信し、最も低い値を有するD2D CQIを使用して、送信するUEのスケジューリンググラントで構成されることになるMCSを導出する。他のより無難でないMCS選択判断基準が考慮される場合がある。
閉ループ電力制御では、電力制御指令は、1つの送信するUEとのD2D通信の状態にある、UEグループのコンパニオンUEにより報告されるすべてのD2D CQIの関数である。
本発明により、移動通信ネットワーク100は、UE間のD2D通信リンクの、セットアップすることおよび経過の両方を、そのネットワークの制御のもとにある状態にしておくことが可能である。このことによって有利には、ネットワークが、D2D通信により従
来のセルラー通信上で引き起こされる干渉を制御することが可能となる。その上、正規のセルラー通信は、バックアップとして利用可能なままであり、UE間のD2D通信リンクが悪変する場合のサービス継続性を確かなものにする。さらなる利点は、課金機能が、移動通信ネットワーク100によりD2D通信に対して容易に実装され得るということであり、その理由は、D2D通信で交換されるデータパケットの分量が、移動通信ネットワーク100により継続的に規定および監視されるからというものである。
本発明による解決策の配備は、制限された影響をLTE/LTE−A標準に及ぼすものであり、その理由は、上述で詳細に説明されたように、LTE/LTE−Aシステムに対してすでに規定されたチャネルおよび手順の、広範囲で効率的な再使用が提案されるからというものである。
さらに本発明の実施形態は、例えば警察力により執行される合法的な傍受を、さらにはD2D通信に対して容易に実施することを可能とするものであり、その理由は、D2D通信が移動通信ネットワーク100により制御されるからというものである。
それでも本発明の実施形態により、スペクトル効率の増強(すなわち、ダウンリンクリソースの節約に、アップリンクリソースの増大される空間再使用に、および、D2D通信に専用の無線リソースの動的割当てに由来する)を実現することが可能である。

Claims (33)

  1. 移動通信ネットワーク(100)を動作させる方法であって、該移動通信ネットワーク(100)は、移動通信デバイス(110、115)にサービスする複数の無線トランシーバ局を含み、前記移動通信ネットワーク(100)は、移動通信デバイス(110、115)間の通信を管理し、前記方法は、
    a)前記複数の無線トランシーバ局のうちの第1の無線トランシーバ局が、前記第1の無線トランシーバ局によりサービスされる第1の移動通信デバイス(110)に対して、プローブ信号の送信を指令する(205;405)ステップと、
    b)前記第1の無線トランシーバ局が、第2の移動通信デバイス(115)に対して、前記第1の移動通信デバイス(110)により送信される前記プローブ信号を受信するために、前記第2の移動通信デバイス(115)に有用なパラメータを提供する(210;410、415)ステップと、
    c)前記第1の無線トランシーバ局が、前記第1の移動通信デバイス(110)により送信される前記プローブ信号の第1の測定を行う(220;425)ステップと、
    d)前記第1の無線トランシーバ局が、前記第1の移動通信デバイス(110)により送信される前記プローブ信号の第2の測定により得られたものを受信する(230;435、440)ステップであって、前記第2の測定は前記第2の移動通信デバイス(115)により行われる、ステップと、
    e)前記第1の無線トランシーバ局が、前記第1の測定により得られたものと前記第2の測定により得られたものとを比較する(235;445)ステップと、
    f)前記第1の無線トランシーバ局が、前記第2の移動通信デバイス(115)に向けての前記第1の移動通信デバイス(110)の通信の、直接デバイスツーデバイス通信への切り替えを、前記比較するステップの結果に基づいて指令するステップと
    を含む、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記プローブ信号の前記第1の測定および前記第2の測定は、前記プローブ信号の強度の測定であり、前記第1の無線トランシーバ局は、前記第2の移動通信デバイス(115)に向けての前記第1の移動通信デバイス(110)の通信の切り替えを、前記第2の移動通信デバイス(115)に向けての前記第1の移動通信デバイス(110)の前記直接デバイスツーデバイス通信が、前記移動通信ネットワーク(100)の前記無線トランシーバ局を通過する通信と比べて前記第1の移動通信デバイス(110)に対する送信電力の低減をもたらすと、前記比較することが明らかにする場合に、指令する、方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法であって、
    g)前記第2の移動通信デバイス(115)にサービスする、前記複数の無線トランシーバ局のうちの第2の無線トランシーバ局が、前記第2の移動通信デバイス(115)に対して、前記プローブ信号の前記送信を指令する(245;455)ステップと、
    h)前記第2の無線トランシーバ局が、前記第1の移動通信デバイス(110)に対して、前記第2の移動通信デバイス(115)により送信される前記プローブ信号を受信するために、前記第1の移動通信デバイス(110)に有用なパラメータを提供する(250;460、465)ステップと、
    i)前記第2の無線トランシーバ局が、前記第2の移動通信デバイス(115)により送信される前記プローブ信号の第3の測定を行う(265;475)ステップと、
    l)前記第2の無線トランシーバ局が、前記第2の移動通信デバイス(115)により送信される前記プローブ信号の第4の測定により得られたものを受信する(270;485、490)ステップであって、前記第4の測定は前記第1の移動通信デバイス(110)により行われる、ステップと、
    m)前記第2の無線トランシーバ局が、前記第3の測定により得られたものと前記第4
    の測定により得られたものとを比較する(275;495)ステップと、
    n)前記第2の無線トランシーバ局が、前記第1の移動通信デバイス(110)に向けての前記第2の移動通信デバイス(115)の通信の直接デバイスツーデバイス通信への切り替えを、前記比較することの結果に基づいて指令するステップと
    をさらに含む方法。
  4. 請求項3に記載の方法であって、前記プローブ信号の前記第3の測定および前記第4の測定は、前記プローブ信号の強度の測定であり、前記第2の無線トランシーバ局は、前記第1の移動通信デバイス(110)に向けての前記第2の移動通信デバイス(115)の通信の切り替えを、前記第1の移動通信デバイス(110)に向けての前記第2の移動通信デバイス(115)の前記直接デバイスツーデバイス通信が、前記移動通信ネットワーク(100)の前記無線トランシーバ局を通過する通信と比べて前記第2の移動通信デバイス(115)に対する送信電力の低減をもたらすと、前記比較することが明らかにする場合に、指令する、方法。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の方法であって、
    第1の無線トランシーバ局が、前記第1の無線トランシーバ局によりサービスされる前記第1の移動通信デバイス(110)に対して、プローブ信号の前記送信を指令する(205;405)ステップ、および、前記第2の移動通信デバイス(115)にサービスする前記第2の無線トランシーバ局が、前記第2の移動通信デバイス(115)に対して、前記プローブ信号の前記送信を指令する(245;455)ステップは、
    前記第1の無線トランシーバ局および第2の無線トランシーバ局が、それぞれ、前記第1の移動通信デバイスおよび第2の移動通信デバイスに対して、前記プローブ信号を前記移動通信ネットワーク(100)のネットワーク物理ランダムアクセスチャネルによって送信するように指令するステップを含み、好ましくは前記プローブ信号は、前記移動通信ネットワーク(100)の要求信号へのアクセスの要求の信号であり、さらに好ましくは前記プローブ信号は、PRACHによって送信される、
    方法。
  6. 請求項2から5のいずれか一項に記載の方法であって、
    前記第1の測定により得られたものと前記第2の測定により得られたものとを比較する(235;445)前記ステップは、前記第1の測定により得られたものに対する前記第2の測定により得られたものの第1の比を第1のしきい値と比較するステップを含み、前記第3の測定により得られたものと前記第4の測定により得られたものとを比較する(275;495)前記ステップは、前記第3の測定により得られたものに対する前記第4の測定により得られたものの第2の比を前記第1のしきい値と比較するステップを含み、
    前記第1の比が前記第1のしきい値を上回る場合に、前記第1の無線トランシーバ局は、前記第2の移動通信デバイス(115)に向けての前記第1の移動通信デバイス(110)の通信の前記直接デバイスツーデバイス通信への前記切り替えを指令し、
    前記第2の比が前記第1のしきい値を上回る場合に、前記第2の無線トランシーバ局は、前記第1の移動通信デバイス(110)に向けての前記第2の移動通信デバイス(115)の通信の直接デバイスツーデバイス通信への前記切り替えを指令する、
    方法。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の方法であって、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、
    前記移動通信ネットワーク(100)が、前記第1の移動通信デバイス(110)と前記第2の移動通信デバイス(115)との少なくとも1つに対して、データパケットを、直接、前記第2の移動通信デバイスまたは第1の移動通信デバイス(115、110)に、物理アップリンク共有チャネル、好ましくはPUSCHによって送出するように指令す
    るステップ
    を含む方法。
  8. 請求項7に記載の方法であって、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、
    前記移動通信ネットワーク(100)の前記第1の無線トランシーバ局および前記第2の無線トランシーバ局が、それぞれ前記第2の移動通信デバイスおよび前記第1の移動通信デバイス(115、110)から直接受信されるデータパケットに対して、それぞれ、前記第1の移動通信デバイスおよび前記第2の移動通信デバイス(110、115)から送出される成功/不成功受信メッセージの確認応答を受信するステップと、
    前記移動通信ネットワーク(100)が、成功/不成功受信メッセージの前記確認応答を、それぞれ、前記第2の移動通信デバイスおよび前記第1の移動通信デバイス(115、110)に転送するステップと
    をさらに含む方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、
    成功/不成功受信メッセージの確認応答を受信する前記ステップは、前記第1の無線トランシーバ局および前記第2の無線トランシーバ局が、成功/不成功受信メッセージの前記確認応答を、物理アップリンク制御チャネル、好ましくはPUCCHによって受信するステップを含み、
    前記移動通信ネットワーク(100)が、成功/不成功受信メッセージの前記確認応答を転送する前記ステップは、前記移動通信ネットワーク(100)が、成功/不成功受信メッセージの前記確認応答を、受信専用ダウンリンク物理チャネル、好ましくはPHICHによって送信するステップを含む、
    方法。
  10. 請求項7から9のいずれか一項に記載の方法であって、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、
    前記第1の無線トランシーバ局が、第1のダウンリンク制御情報メッセージ、好ましくはDCIを、前記第1の移動通信デバイス(110)に送出し、前記第2の移動通信デバイス(115)に転送するステップであって、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージは、データパケットを前記物理アップリンク共有チャネルによって前記第2の移動通信デバイス(115)に送出するために前記第1の移動通信デバイス(110)に割当てられるリソースの第1の指示を含む、ステップと、
    前記第2の無線トランシーバ局が、第2のダウンリンク制御情報メッセージを、前記第2の移動通信デバイス(115)に送出し、前記第1の移動通信デバイス(110)に転送するステップであって、前記第2のダウンリンク制御情報メッセージは、データパケットを前記物理アップリンク共有チャネルによって前記第1の移動通信デバイス(110)に送出するために前記第2の移動通信デバイス(115)に割当てられるリソースの第2の指示を含む、ステップと
    をさらに含む、方法。
  11. 請求項10に記載の方法であって、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージは、成功/不成功受信メッセージの確認応答と、制御パケットとの一方または双方を、前記物理アップリンク制御チャネルによって前記第1のトランシーバ局に送出するために、前記第1の移動通信デバイス(110)に割当てられるリソースの第1のさらなる指示をさらに含み、
    前記第2のダウンリンク制御情報メッセージは、成功/不成功受信メッセージの確認応答と、制御パケットとの一方または双方を、前記物理アップリンク制御チャネルによって前記第2のトランシーバ局に送出するために、前記第2の移動通信デバイス(115)に割当てられるリソースの第2のさらなる指示をさらに含む、
    方法。
  12. 請求項10または11に記載の方法であって、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、前記移動通信ネットワーク(100)が、送信時間窓のあらかじめ決定された送信間隔を、前記第1の移動通信デバイスおよび第2の移動通信デバイス(110、115)に割当てられる前記リソースから、前記データアップリンク物理チャネルによる前記送信、および、前記物理アップリンク制御チャネルによる前記送信のために除外するステップをさらに含む、方法。
  13. 請求項10から12のいずれか一項に記載の方法であって、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、前記移動通信ネットワーク(100)が、リソースを前記第1の移動通信デバイスおよび前記第2の移動通信デバイスの一方または双方(110、115)に、送信時間窓のあらかじめ決定された送信間隔で割当てるステップであって、前記あらかじめ決定された送信間隔は、前記第1の移動通信デバイスおよび前記第2の移動通信デバイスの一方または双方(110、115)が、それぞれ、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージまたは前記第2のダウンリンク制御情報メッセージを受信した送信間隔の後に続く、ステップをさらに含む方法。
  14. 請求項10から13のいずれか一項に記載の方法であって、前記第1のダウンリンク制御情報メッセージは、第1の調整指示をさらに含み、前記第2のダウンリンク制御情報メッセージは、第2の調整指示をさらに含み、
    前記方法は、
    前記第1の移動通信デバイス(110)が、前記第1の調整指示によって、前記データパケットと、成功/不成功受信メッセージの前記確認応答および前記制御パケットとの一方または双方を送出するために使用される第1のアップリンク送信電力を調整するステップと、
    前記第2の移動通信デバイス(110)が、前記第2の調整指示によって、前記データパケットと、成功/不成功受信メッセージの前記確認応答および前記制御パケットとの一方または双方を送出するために使用される第2のアップリンク送信電力を調整するステップと
    をさらに含む、方法。
  15. 請求項3から14のいずれか一項に記載の方法であって、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、
    前記第2のトランシーバ局が、前記第2の移動通信デバイス(115)に対して、第1の復調基準信号、好ましくはDMRSを前記第1の移動通信デバイス(110)に、前記物理アップリンク共有チャネルによって送出するように指令するステップと、
    前記第1の無線トランシーバ局が、前記第1の移動通信デバイス(110)から第1の直接チャネル品質インジケータを受信するステップであって、前記第1の直接チャネル品質インジケータは、前記第1の移動通信デバイス(110)により、受信される前記第1の復調基準信号に基づいて計算され送出される、ステップと、
    前記第1のトランシーバ局が、前記第1の移動通信デバイス(110)に対して、第2の復調基準信号を前記第2の移動通信デバイス(115)に、前記物理アップリンク共有チャネルによって送出するように指令するステップと、
    前記第2の無線トランシーバ局が、前記第2の移動通信デバイス(115)から第2の直接チャネル品質インジケータを受信するステップであって、前記第2の直接チャネル品質インジケータは、前記第2の移動通信デバイス(115)により、前記第2の復調基準信号に基づいて計算され送出される、ステップと
    をさらに含む方法。
  16. 請求項15に記載の方法であって、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、
    前記移動通信ネットワーク(100)が、第1の変調およびコーディングスキーム、好ましくはMCSを、データパケットを前記物理アップリンクデータチャネルによって前記第1の移動通信デバイス(110)から前記第2の移動通信デバイス(115)に向けて送出するために、前記第1の直接チャネル品質インジケータに基づいて決定するステップと、
    前記移動通信ネットワーク(100)が、前記第1の変調およびコーディングスキームを、前記第1の移動通信デバイス(110)および前記第2の移動通信デバイス(115)に提供するステップと、
    前記移動通信ネットワーク(100)が、第2の変調およびコーディングスキームを、データパケットを前記物理アップリンクデータチャネルによって前記第2の移動通信デバイス(115)から前記第1の移動通信デバイス(110)に向けて送出するために、前記第2の直接チャネル品質インジケータに基づいて決定するステップと、
    前記移動通信ネットワーク(100)が、前記第2の変調およびコーディングスキームを、前記第2の移動通信デバイス(115)に、および、前記第1の移動通信デバイス(110)に提供するステップと
    をさらに含む方法。
  17. 請求項15または16に記載の方法であって、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、
    前記第1の無線トランシーバ局が、第1のダウンリンク基準信号、好ましくはCRSを前記第1の移動通信デバイス(110)に、物理ダウンリンク制御チャネル、好ましくはPDCCHによって送出するステップと、
    前記第1の無線トランシーバ局が、前記第1の直接チャネル品質インジケータと第1のセルラーチャネル品質インジケータとを、交互に、あらかじめ決定された周期によって送出するように前記第1の移動通信デバイス(110)に指令するステップであって、前記第1のセルラーチャネル品質インジケータは、前記第1の移動通信デバイス(110)により、前記第1のダウンリンク基準信号に基づき計算され送出される、ステップと、
    前記第2の無線トランシーバ局が、第2のダウンリンク基準信号を前記第2の移動通信デバイス(115)に、前記物理ダウンリンク制御チャネルによって送出するステップと、
    前記第2の無線トランシーバ局が、前記第2の移動通信デバイス(115)に対して、前記第2の直接チャネル品質インジケータと第2のセルラーチャネル品質インジケータとを、交互に、前記あらかじめ決定された周期によって送出するように指令するステップであって、前記第2のセルラーチャネル品質インジケータは、前記第2の移動通信デバイス(115)により、前記第2のダウンリンク基準信号に基づき計算され送出される、ステップと
    をさらに含む方法。
  18. 請求項17に記載の方法であって、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、
    前記移動通信ネットワーク(100)が、前記第1の直接チャネル品質インジケータを、前記第1のセルラーチャネル品質インジケータと比較するステップと、
    前記第1の直接チャネル品質インジケータが前記第1のセルラーチャネル品質インジケータより低いと、前記比較することが明らかにする場合に、
    前記移動通信ネットワーク(100)が、前記第1の移動通信デバイスおよび前記第2の移動通信デバイス(110、115)による、それぞれの基準信号、好ましくはSRSまたはDMRSの送信をトリガするステップと、
    前記移動通信ネットワーク(100)が、送信される前記基準信号を測定するステップと、
    前記第1の無線トランシーバ局が、前記第2の移動通信デバイス(115)に向けて
    の前記第1の移動通信デバイス(110)の通信の、前記移動通信ネットワーク(100)の前記無線トランシーバ局を通過する通信への切り替えを、前記測定の内容に基づき指令するステップと、
    前記移動通信ネットワーク(100)が、前記第2の直接チャネル品質インジケータを、前記第2のセルラーチャネル品質インジケータと比較するステップと、
    前記第1の直接チャネル品質インジケータが前記第1のセルラーチャネル品質インジケータより低いと、前記比較することが明らかにする場合に、
    前記移動通信ネットワーク(100)が、前記第1の移動通信デバイスおよび前記第2の移動通信デバイス(110、115)による、それぞれの基準信号、好ましくはSRSまたはDMRSの前記送信をトリガするステップと、
    前記移動通信ネットワーク(100)が、送信される前記基準信号を測定するステップと、
    前記第2の無線トランシーバ局が、前記第1の移動通信デバイス(110)に向けての前記第2の移動通信デバイス(115)の通信の、前記移動通信ネットワーク(100)の前記無線トランシーバ局を通過する通信への切り替えを、前記測定の内容に基づき指令するステップと
    をさらに含む方法。
  19. 請求項1から18のいずれか一項に記載の方法であって、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、請求項1のステップa)からe)を周期的に反復するステップと、前記第2の移動通信デバイス(115)に向けての前記第1の移動通信デバイス(110)の通信の、前記移動通信ネットワーク(100)の前記無線トランシーバ局を通過する通信への切り替えを、前記第2の移動通信デバイス(115)に向けての前記第1の移動通信デバイス(110)の前記直接デバイスツーデバイス通信が、前記移動通信ネットワーク(100)の前記無線トランシーバ局を通過する通信に比べて、前記第1の移動通信デバイス(110)に対するより高い送信電力を要すると前記比較することが明らかにする場合に、前記第1の無線トランシーバ局が指令するステップとをさらに含む方法。
  20. 請求項3から19のいずれか一項に記載の方法であって、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、請求項2のステップg)からm)を周期的に反復するステップと、
    前記第1の移動通信デバイス(110)に向けての前記第2の移動通信デバイス(115)の通信の、前記移動通信ネットワーク(100)の前記無線トランシーバ局を通過する通信への切り替えを、前記第1の移動通信デバイス(110)に向けての前記第2の移動通信デバイス(115)の前記直接デバイスツーデバイス通信が、前記移動通信ネットワーク(100)の前記無線トランシーバ局を通過する通信より、前記第2の移動通信デバイス(115)に対するより高い送信電力を要すると、前記比較することが明らかにする場合に、前記第2の無線トランシーバ局が指令するステップと
    をさらに含む、方法。
  21. 請求項19または20に記載の方法であって、前記第1の測定により得られたものと前記第2の測定により得られたものとを比較する(235;445)前記ステップは、前記第1の測定により得られたものに対する前記第2の測定により得られたものの第1の比を、前記第1のしきい値より低い第2のしきい値と比較するステップを含み、前記第3の測定により得られたものと前記第4の測定により得られたものとを比較する(275;495)前記ステップは、前記第3の測定により得られたものに対する前記第4の測定により得られたものの第2の比を前記第2のしきい値と比較するステップを含み、
    前記第1の比が前記第2のしきい値より低い場合に、前記第1の無線トランシーバ局は、前記第2の移動通信デバイス(115)に向けての前記第1の移動通信デバイス(110)の通信の、前記移動通信ネットワーク(100)の前記無線トランシーバ局を通過する通信への前記切り替えを指令し、
    前記第2の比が前記第2のしきい値より低い場合に、前記第2の無線トランシーバ局は、前記第1の移動通信デバイス(110)に向けての前記第2の移動通信デバイス(115)の通信の、前記移動通信ネットワーク(100)の前記無線トランシーバ局を通過する通信への前記切り替えを指令する、
    方法。
  22. 移動通信デバイス(110、115)にサービスする複数の無線トランシーバ局を含む移動通信ネットワーク(100)を動作させる方法であって、前記移動通信ネットワーク(100)は、移動通信デバイス(110、115)間の通信を管理し、前記方法は、
    a)前記複数の無線トランシーバ局のうちの無線トランシーバ局が、第1の移動通信デバイス(110)に対して、プローブ信号の送信を指令する(205;405)ステップと、
    b)前記無線トランシーバ局が、第2の移動通信デバイス(115)に対して、前記第1の移動通信デバイス(110)により送信される前記プローブ信号を受信するために、前記第2の移動通信デバイス(115)に有用なパラメータを提供する(210;410、415)ステップと、
    c)前記無線トランシーバ局が、前記第1の移動通信デバイス(110)により送信される前記プローブ信号の第1の測定を行う(220;425)ステップと、
    d)前記無線トランシーバ局が、前記第1の移動通信デバイス(110)により送信される前記プローブ信号の第2の測定により得られたものを受信する(230;435、440)ステップであって、前記第2の測定は前記第2の移動通信デバイス(115)により行われる、ステップと、
    e)前記無線トランシーバ局が、前記第1の測定により得られたものと前記第2の測定により得られたものとを比較する(235;445)ステップと、
    f)前記無線トランシーバ局が、前記第2の移動通信デバイス(115)に対して、前記プローブ信号の前記送信を指令する(245;455)ステップと、
    g)前記無線トランシーバ局が、前記第1の移動通信デバイス(110)に対して、前記第2の移動通信デバイス(115)により送信される前記プローブ信号を受信するために、前記第1の移動通信デバイス(110)に有用なパラメータを提供する(250;460、465)ステップと、
    h)前記無線トランシーバ局が、前記第2の移動通信デバイス(115)により送信される前記プローブ信号の第3の測定を行う(265;475)ステップと、
    i)前記無線トランシーバ局が、前記第2の移動通信デバイス(115)により送信される前記プローブ信号の第4の測定により得られたものを受信する(270;485、490)ステップであって、前記第4の測定は前記第1の移動通信デバイス(110)により行われる、ステップと、
    l)前記無線トランシーバ局が、前記第3の測定により得られたものと前記第4の測定により得られたものとを比較する(275;495)ステップと、
    m)前記第1の測定により得られたものを前記第2の測定により得られたものと比較する前記ステップの結果、および、前記第3の測定により得られたものを前記第4の測定により得られたものと比較する前記ステップの結果に基づいて、
    前記無線トランシーバ局が、前記第2の移動通信デバイス(115)に向けての前記第1の移動通信デバイス(110)の通信、および、前記第1の移動通信デバイス(110)に向けての前記第2の移動通信デバイス(115)の通信の、前記移動通信ネットワーク(100)の前記無線トランシーバ局を通過する通信から、直接デバイスツーデバイス通信への切り替え、もしくは、その逆の切り替えを指令するか、または、
    前記無線トランシーバ局が、前記第2の移動通信デバイス(115)に向けての前記第1の移動通信デバイス(110)の通信、もしくは、前記第1の移動通信デバイス(110)に向けての前記第2の移動通信デバイス(115)の通信の、前記移動通信ネットワーク(100)の前記無線トランシーバ局を通過する通信から、前記直接デバイスツーデ
    バイス通信への切り替え、もしくは、その逆の切り替えを指令するか、または、
    前記無線トランシーバ局が、前記第2の移動通信デバイス(115)に向けての前記第1の移動通信デバイス(110)の通信、および、前記第1の移動通信デバイス(110)に向けての前記第2の移動通信デバイス(115)の通信を、前記移動通信ネットワーク(100)の前記無線トランシーバ局を通過する通信として、もしくは、前記直接デバイスツーデバイス通信として維持する
    ステップと
    を含む、方法。
  23. 移動通信デバイス(110、115)間の通信を管理するように構成された移動通信ネットワーク(100)であって、複数の無線トランシーバ局を含み、請求項1から22のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成された移動通信ネットワーク(100)。
  24. 移動通信ネットワーク(100)によって通信するように構成された移動通信デバイス(110、115)を動作させる方法であって、前記移動通信ネットワーク(100)は、移動通信デバイス(110、115)にサービスするための複数の無線トランシーバ局を含み、前記方法は、
    a)前記移動通信デバイス(110、115)が、前記移動通信デバイス(110、115)にサービスしている、前記複数の無線トランシーバ局のうちのサービング無線トランシーバ局からの指令に応答して、プローブ信号を送信する(205;405)ステップと、
    b)前記移動通信デバイス(110、115)が、さらなる移動通信デバイス(115、110)により送信されるプローブ信号を受信するために、前記移動通信デバイス(110、115)に有用なパラメータを受信するステップであって、前記パラメータは前記サービング無線トランシーバ局により提供される、ステップと、
    c)前記移動通信デバイス(110、115)が、前記さらなる移動通信デバイス(115、110)により送信されるプローブ信号の測定を行う(225;430)ステップと、
    d)前記移動通信デバイス(110、115)が、前記サービング無線トランシーバ局に対して、前記さらなる移動通信デバイス(115、110)により送信される前記プローブ信号の前記測定により得られたものを提供する(230;435、440)ステップと、
    e)前記移動通信デバイス(110、115)が、前記さらなる移動通信デバイス(115、110)に向けての通信、および、前記さらなる移動通信デバイスからの通信のうちの一方または双方を、直接デバイスツーデバイス通信に、前記サービング無線トランシーバ局からの指令に応答して切り替えるか、または、
    f)前記移動通信デバイス(110、115)が、前記さらなる移動通信デバイス(115、110)に向けての通信を、前記移動通信ネットワーク(100)の前記無線トランシーバ局を通過する通信に、前記無線トランシーバ局からの指令に応答して切り替えるステップと
    を含む、方法。
  25. 請求項24に記載の方法であって、前記プローブ信号の前記測定は、前記プローブ信号の強度の測定である、方法。
  26. 請求項24または25に記載の方法であって、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、
    前記移動通信デバイス(110、115)が、データパケットを、直接前記さらなる移動通信デバイス(115、110)に、物理アップリンク共有チャネル、好ましくはPU
    SCHによって送出するステップ
    を含む、方法。
  27. 請求項26に記載の方法であって、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、
    前記移動通信デバイス(110、115)が、前記さらなる移動通信デバイス(115、110)から直接受信されるデータパケットに対する成功/不成功受信メッセージの確認応答を、前記移動通信ネットワーク(100)の前記サービング無線トランシーバ局に送出するステップと、
    前記移動通信デバイス(115、110)が、前記移動通信デバイス(110、115)から前記さらなる移動通信デバイス(115、110)に送出されるデータパケットに対する、前記移動通信ネットワーク(100)により転送される成功/不成功受信メッセージの前記確認応答を受信するステップと
    をさらに含む方法。
  28. 請求項27に記載の方法であって、
    成功/不成功受信メッセージの確認応答を送出する前記ステップは、前記移動通信デバイス(110、115)が、成功/不成功受信メッセージの前記確認応答を、前記移動通信ネットワーク(100)に、物理アップリンク制御チャネル、好ましくはPUCCHによって送信するステップを含み、
    前記移動通信デバイス(110、115)が、成功/不成功受信メッセージの前記確認応答を受信する前記ステップは、前記移動通信デバイス(110、115)が、成功/不成功受信メッセージの前記確認応答を、受信専用ダウンリンク物理チャネル、好ましくはPHICHによって受信するステップを含む、
    方法。
  29. 請求項26から28のいずれか一項に記載の方法であって、成功/不成功受信メッセージの確認応答を送出する前記ステップは、前記移動通信デバイス(110、115)が、成功/不成功受信メッセージの前記確認応答を、前記さらなる移動通信デバイス(115、110)に、データアップリンク物理チャネル(PUSCH)によって送信するステップをさらに含む、方法。
  30. 請求項26から29のいずれか一項に記載の方法であって、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、
    前記移動通信デバイス(110、115)が、復調基準信号、好ましくはDMRSを、前記さらなる移動通信デバイス(115、110)から、前記物理アップリンク共有チャネルによって受信するステップと、
    前記移動通信デバイス(110、115)が、直接チャネル品質インジケータを、受信される前記復調基準信号に基づいて決定するステップと、
    前記移動通信デバイス(110、115)が、前記直接チャネル品質インジケータを前記サービング無線トランシーバ局に送出するステップと
    をさらに含む方法。
  31. 請求項30に記載の方法であって、前記直接デバイスツーデバイス通信の間に、
    前記移動通信デバイス(110、115)が、前記サービング無線トランシーバ局から、ダウンリンク基準信号、好ましくはCRSを、物理ダウンリンク制御チャネル、好ましくはPDCCHによって受信するステップと、
    前記移動通信デバイス(110、115)が、セルラーチャネル品質インジケータを、受信される前記ダウンリンク基準信号に基づいて決定するステップと、
    前記移動通信デバイス(110、115)が、前記サービング無線トランシーバ局に対して、前記直接チャネル品質インジケータおよび前記セルラーチャネル品質インジケータ
    を、交互に、あらかじめ決定された周期によって送出するステップと
    をさらに含む方法。
  32. 移動通信デバイス(110、115)であって、少なくともさらなる移動通信デバイス(115、110)との直接デバイスツーデバイス通信を行う能力があり、請求項24から31のいずれか一項に記載の方法を実施するように構成された移動通信デバイス(110、115)。
  33. 請求項32に記載の移動通信デバイス(110、115)であって、第1の組み合わせ要素(1015)と第2の組み合わせ要素(1020)とを有するアップリンク送信器(1005)を含み、前記第1の組み合わせ要素(1015)は、制御情報を第1の電力スケーリング因子と組み合わせ、前記第2の組み合わせ要素(1020)は、前記直接デバイスツーデバイス通信のデータ情報を第2の電力スケーリング因子と組み合わせるようにそれぞれ構成された、移動通信デバイス(110、115)。
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