JP2018032930A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】イーサネットによるデータ通信を行なう際に、保護制御装置から外部への一方向通信を可能とすることでセキュリティを向上させることが可能な通信システムを提供する。【解決手段】通信システムにおける保護制御装置は、リンクパルス生成装置により生成されたリンクパルス信号の入力を受け付けるリンクパルス入力部と、リンクパルス信号を出力するリンクパルス出力部と、リンクパルス入力部によりリンクパルス信号の入力が受け付けられ、かつリンクパルス出力部によりリンクパルス信号が出力された場合に、通信制御装置にデータを送信する第1のデータ送信部とを含む。通信制御装置は、端末装置と通信制御装置との通信を確立する通信確立部と、通信確立部により通信が確立された場合に、第1のデータ送信部から受信したデータを端末装置に送信する第2のデータ送信部とを含む。【選択図】図2

Description

本開示は、保護制御装置と端末装置との間でデータを通信するための通信システムに関する。
従来、変電所の無人化や運用保守業務の効率化を目的として、セキュリティを確保したエリア内においては、HUBやルータ等で構成されるネットワークに接続された端末装置を使用して遠隔で、変電所に設けられた保護継電器等のモニタリングが行われている。一般的に、保護継電装置と端末装置との間では、イーサネット(登録商標)により双方向通信が可能に構成されており、互いにデータの送受信を行なっている。
ここで、特許文献1(特開2007−104807号公報)は、ディジタル形保護継電器を開示している。このディジタル形保護継電器は、リンクを検出して可搬型操作手段が接続されたことを自動的に検出し、遠隔操作手段との接続を切るようにした自動LAN切替装置を使用している。具体的には、このディジタル保護継電器は、通信路としてイーサネットを用いる場合、ケーブルを介して可搬形操作手段が接続されたときにリンクパルスを検出することで、可搬形操作手段の接続状況を判断する。
特開2007−104807号公報
特許文献1に係るディジタル保護継電器では、可搬形操作手段とのリンクが確立した後、可搬形操作手段によってディジタル形保護継電器本体の設定および整定が実施可能とされている。そのため、ディジタル保護継電器と可搬形操作手段とは、物理的に双方向な通信が可能に構成されている。このように、ディジタル形保護継電器と外部装置(例えば、可搬形操作手段)とが双方向通信が可能に構成されている場合には、ディジタル保護継電器は、外部装置を介して不正なアクセス攻撃を受ける可能性がある。
本開示は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、ある局面における目的は、イーサネットによるデータ通信を行なう際に、保護制御装置から外部への一方向通信を可能とすることでセキュリティを向上させることが可能な通信システムを提供することである。
ある実施の形態に従うと、保護制御装置と端末装置との間でデータを通信するための通信システムが提供される。通信システムは、リンクパルス信号を生成するリンクパルス生成装置と、保護制御装置と、端末装置との間の通信を制御するための通信制御装置とを備える。保護制御装置は、リンクパルス生成装置により生成されたリンクパルス信号の入力を受け付けるリンクパルス入力部と、リンクパルス信号を出力するリンクパルス出力部と、リンクパルス入力部によりリンクパルス信号の入力が受け付けられ、かつリンクパルス出力部によりリンクパルス信号が出力された場合に、通信制御装置にデータを送信する第1のデータ送信部とを含む。通信制御装置は、端末装置と通信制御装置との通信を確立する通信確立部と、通信確立部により通信が確立された場合に、第1のデータ送信部から受信したデータを端末装置に送信する第2のデータ送信部とを含む。
本開示によると、イーサネットによるデータ通信を行なう際に、保護制御装置から外部への一方向通信を可能とすることでセキュリティを向上させることが可能となる。
通信システムの構成例を示す図である。 通信システムの動作例を説明するためのシーケンス図である。 保護制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 通信制御装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 保護制御装置および通信制御装置の機能構成の一例を示す模式図である。 保護制御装置、通信制御装置および端末装置の処理手順の一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。
<システム構成>
図1は、通信システムの構成例を示す図である。図1を参照して、本実施の形態に従う通信システム1は、保護制御装置10A〜10Cと端末装置60との間でイーサネット(登録商標)によるデータ通信を行なう通信システムである。具体的には、通信システム1は、変電所2と、制御所8とを含む。変電所2は、保護制御装置10A〜10Cおよびリンクパルス生成装置20が設けられた装置設置室4と、HUB30、通信制御装置40および伝送装置50Aが設けられた通信室6とを含む。制御所8は、伝送装置50Bおよび端末装置60を含む。本実施の形態に従う通信システム1に含まれる各装置は、イーサネットによる通信路を用いて通信を行なうように構成される。
変電所2および制御所8は、ネットワーク65を介して互いに接続される。ネットワーク65は、たとえば、広域ネットワークの一例であるWAN(Wide Area Network)/VLAN(Virtual Local Area Network)である。制御所8は、複数の変電所を統括する上位側の拠点である。なお、図1では一つの変電所のみを例示しているが、複数の変電所が設けられ、それらの各々がネットワーク65を介して制御所8に接続される構成であってもよい。
装置設置室4には、保護制御装置10A〜10Cおよびリンクパルス生成装置20が設けられている。以下の説明では、保護制御装置10A〜10Cが保護継電器(リレー)である場合について説明する。ただし、保護制御装置10A〜10Cは、電力系統に設けられた各種の制御機器(制御対象)を監視するための監視制御装置である場合であってもよい。また、保護制御装置10A〜10Cの各々に共通の構成や機能を説明する際には、それらを「保護制御装置10」とも総称する。図1では、保護制御装置の個数が3つである場合を例示しているが、1つまたは2つであってもよいし4つ以上であってもよい。
保護制御装置10は、通信室6に設けられたネットワーク機器であるHUB30に接続されている。HUB30は、スイッチングハブであるとする。本実施の形態では、保護制御装置10とHUB30とは、保護制御装置10からHUB30への一方向にのみ通信可能に構成されている。具体的には、保護制御装置10からHUB30への通信路のみが物理的(ハードウェア的)に存在し、HUB30から保護制御装置10への通信路は、物理的に存在しないように構成されている。
例えば、保護制御装置10とHUB30とがLANケーブルで接続される場合、当該LANケーブル内において、保護制御装置10からHUB30への送信用の信号線については切断せずに、HUB30から保護制御装置10への受信用の信号線のみを切断する。これにより、保護制御装置10からHUB30への通信路のみが物理的に存在することになる。この場合、保護制御装置10の信号の受信用の接続端子には、リンクパルス生成装置20から出力されるリンクパルス信号を受信するための信号線が接続されてもよい。なお、専用の装置等を用いることなく、保護制御装置10からHUB30への物理的な一方向通信を実現可能な構成であれば上記以外の構成であってもよい。
リンクパルス生成装置20は、予め規定された周期のリンクパルス信号を生成し、当該生成したリンクパルス信号を保護制御装置10に対して出力(送信)する。保護制御装置10は、当該リンクパルス信号の入力を受け付ける(を受信する)。ここで、リンクパルス生成装置20を設けた理由について説明する。
まず、従来のように、保護制御装置10とHUB30とが物理的に双方向通信可能に構成されている場合には、各装置は予め規定された周期のリンクパルス信号を互いに送受信して相手と通信可能であるか否かを判断できる。具体的には、保護制御装置10とHUB30の各々は、自装置がリンクパルス信号を送信し、かつリンクパルス信号を受信している場合に、相手側との通信が可能である(リンクが確立している)と判断する。
しかし、本実施の形態では、上記のように、HUB30から保護制御装置10への通信路が物理的に存在しない。そのため、保護制御装置10は、HUB30にリンクパルス信号を送信することはできるが、HUB30からリンクパルス信号を受信することはできない。そこで、本実施の形態では、保護制御装置10は、HUB30の代わりにリンクパルス生成装置20により生成されたリンクパルス信号を受信する。これにより、保護制御装置10は、自装置がリンクパルス信号を送受信していると認識するため、HUB30との通信が可能であると判断する。すなわち、保護制御装置10は、HUB30にデータを送信することができる。
また、保護制御装置10からHUB30への通信路は物理的に存在しているため、HUB30は、保護制御装置10からリンクパルス信号を受信できる。一方、HUB30から保護制御装置10への通信路は物理的に存在しない。そのため、HUB30がリンクパルス信号の送信動作を実行しても保護制御装置10には当該リンクパルス信号は到達しないが、HUB30としてはリンクパルス信号を送信していると認識する。したがって、HUB30は、結果的にリンクパルス信号を送受信していると認識するため、保護制御装置10との通信が可能であると判断する。すなわち、HUB30は、保護制御装置10からデータを受信することができる。
なお、保護制御装置10とHUB30との通信速度が異なる場合には、自動認識(オートネゴシエーション)機能を使用する必要があるが、本実施の形態では、HUB30の通信速度情報などをリンクパルス信号に付与して、保護制御装置10に伝送することができない。そのため、予めリンクパルス生成装置20が送信するリンクパルス信号にHUB30の通信速度情報を組み込んでおき、当該リンクパルス信号を保護制御装置10へ伝送する。あるいは、保護制御装置10およびHUB30の両方に予め通信速度情報などを固定的に設定しておいてもよい。
また、HUB30は、通信制御装置40と双方向通信が可能に構成されている。HUB30は、保護制御装置10から受信したデータを通信制御装置40に送信する。
通信制御装置40は、伝送装置50Aを介して、ネットワーク65に接続されている。例えば、通信制御装置40は、PC(Personal Computer)等により実現される。また、制御所8に設けられた端末装置60は、伝送装置50Bを介して、ネットワーク65に接続されている。これにより、通信制御装置40は、端末装置60と双方向通信が可能に構成されている。伝送装置50A,50Bは、ネットワーク65に情報を伝送するルータ装置等である。また、伝送装置50A,50Bは、宛先ネットワーク(ネットワーク65)のIPアドレスと、データ転送先(すなわち、相手側の伝送装置)のIPアドレス等が含まれるルーティングテーブルを有している。そのため、伝送装置50Aおよび伝送装置50Bとは、互いに情報を送受信できる。
<システムの動作例>
図2は、通信システムの動作例を説明するためのシーケンス図である。図2を参照して、リンクパルス生成装置20は、保護制御装置10に対してリンクパルス信号を出力する(シーケンスSQ10)。保護制御装置10は、リンクパルス信号の入力を受け付ける。
続いて、保護制御装置10は、リンクパルス信号をHUB30に対して出力する(シーケンスSQ12)。このとき、保護制御装置10は、リンクパルス信号を出力し、かつリンクパルス信号の入力を受け付けていると認識するため、HUB30と通信可能であると判断する(シーケンスSQ14)。
一方、HUB30は、リンクパルス信号を保護制御装置10に対して出力する(シーケンスSQ16)。HUB30から保護制御装置10への物理的な通信路は存在しないため、このリンクパルス信号は保護制御装置10には到達しないが、HUB30としてはリンクパルス信号を出力していると認識する。そのため、HUB30は、リンクパルス信号を出力し、かつリンクパルス信号の入力を受け付けていると認識し、保護制御装置10と通信可能であると判断する(シーケンスSQ18)。これにより、保護制御装置10からHUB30への通信が確立する。
次に、保護制御装置10は、端末装置60に送信するためのデータDをHUB30に送信する(シーケンスSQ20)。本実施の形態のように保護制御装置10が保護継電器である場合には、データDは、電力系統の系統電気量、保護制御装置10の異常情報等を含む。なお、保護制御装置10が監視制御装置である場合には、データDは、電力系統に設けられた開閉器(遮断器等)の入切情報、電力系統に設けられた制御対象機器の動作情報および異常情報等を含む。
HUB30は、データDを保護制御装置10から受信して、通信制御装置40に転送する(シーケンスSQ22)。通信制御装置40は、HUB30から受信したデータDを一時的に内部メモリに格納する(シーケンスSQ24)。なお、データDは、保護制御装置10から定期的に、あるいはイベント発生時(事故時等)に、HUB30を介して、通信制御装置40に送信される。
ここで、保護制御装置10から通信制御装置40までのデータDの送信は、ブロードキャスト通信により行われる。これは、保護制御装置10からHUB30への一方向にのみしかデータ送信できず、HUB30からはデータを受信できないことを考慮したものである。具体的には、ブロードキャスト通信では、同一ネットワーク上の全ての装置にデータを送信するため、ユニキャスト通信のようにARP(Address Resolution Protocol)応答により相手側のMACアドレスを受信する必要がない。
次に、通信制御装置40は、伝送装置50AのIPアドレスを含むARP要求を行なう(シーケンスSQ26)。伝送装置50Aは、ARP要求に対して、自身のMACアドレスを含むARP応答を通信制御装置40に送信する(シーケンスSQ28)。これにより、通信制御装置40は、伝送装置50AのMACアドレスを取得して伝送装置50Aとの通信を確立する(シーケンスSQ30)。続いて、通信制御装置40は、一時的に格納していたデータDを伝送装置50Aに送信する(シーケンスSQ32)。
伝送装置50Aは、ルーティングテーブルを参照して、ネットワーク65を介して、データDを伝送装置50Bに送信する(シーケンスSQ34)。ここで、端末装置60は、伝送装置50BのIPアドレスを含むARP要求を行ない(シーケンスSQ36)、伝送装置50Bは、当該ARP要求に対して、自身のMACアドレスを含むARP応答を端末装置60に送信する(シーケンスSQ38)。これにより、端末装置60は、伝送装置50BのMACアドレスを取得して伝送装置50Bとの通信を確立しているものとする。そのため、伝送装置50Bは、ネットワーク65を介して伝送装置50Aから受信したデータDを端末装置60に転送する(シーケンスSQ40)。
なお、通信制御装置40と端末装置60との間では双方向通信が可能に構成されている。そのため、通信制御装置40から端末装置60までは、ユニキャスト通信によりデータDが送信される。このことから、通信制御装置40は、保護制御装置10と端末装置60との間の通信を制御するための中継装置として機能する。具体的には、通信制御装置40は、ブロードキャスト通信により保護制御装置10から受信したデータDを、ユニキャスト通信により端末装置60に送信する。
<ハードウェア構成>
(保護制御装置)
図3は、保護制御装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図3を参照して、保護制御装置10は、補助変成器50と、AD(Analog to Digital)変換部55と、演算処理部70とを含む。
補助変成器50は、計器用変流器および計器用変圧器等からの系統電気量を取り込み、より小さな電気量に変換して出力する。
AD変換部55は、補助変成器50から出力される系統電気量(アナログ量)を取り込んでディジタルデータに変換する。具体的には、AD変換部55は、アナログフィルタと、サンプルホールド回路と、マルチプレクサと、AD変換器とを含む。
アナログフィルタは、補助変成器50から出力される電流および電圧の波形信号から高周波のノイズ成分を除去する。サンプルホールド回路は、アナログフィルタから出力される電流および電圧の波形信号を予め定められたサンプリング周期でサンプリングする。マルチプレクサは、演算処理部70から入力されるタイミング信号に基づいて、サンプルホールド回路から入力される波形信号を時系列で順次切り替えてAD変換器に入力する。AD変換器は、マルチプレクサから入力される波形信号をアナログデータからディジタルデータに変換する。AD変換器は、ディジタル変換した波形信号(ディジタルデータ)を演算処理部70へ出力する。
演算処理部70は、CPU(Central Processing Unit)72と、ROM73と、RAM74と、DI(ディジタル入力)回路75と、DO(ディジタル出力)回路76と、入力インターフェイス(I/F)77とを含む。これらは、バス71で結合されている。
CPU72は、予めROM73に格納されたプログラムを読み出して実行することによって、保護制御装置10の動作を制御する。なお、ROM73には、CPU72によって用いられる各種情報が格納されている。CPU72は、たとえば、マイクロプロセッサである。なお、当該ハードウェアは、CPU以外のFPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびその他の演算機能を有する回路などであってもよい。
CPU72は、バス71を介して、AD変換部55からディジタルデータを取り込む。CPU72は、ROM73に格納されているプログラムに従って、取り込んだディジタルデータを用いて制御演算を実行する。CPU72は、制御演算結果に基づいて、DO回路76を介して、制御指令を出力する。また、CPU72は、DI回路75を介して、その制御指令に対する応答を受け取る。入力インターフェイス77は、典型的には、各種ボタン等であり、系統運用者からの各種設定操作を受け付ける。
(通信制御装置)
図4は、通信制御装置40のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図4を参照して、通信制御装置40は、典型的には、各種処理を実行するためのCPU80と、メモリ81と、入力装置82と、ディスプレイ83と、通信インターフェイス(I/F)84とを含む。
CPU80は、メモリ81に記憶されたプログラムを読み出して実行することで、通信制御装置40の各部の動作を制御する。メモリ81は、RAM、ROM、ハードディスクなどによって実現され、CPU80によって実行されるプログラム、データなどを格納する。
入力装置82は、通信制御装置40に対する操作入力を受け付ける。入力装置82は、たとえば、キーボード、ボタン、マウスなどによって実現される。また、入力装置82は、タッチパネルとして実現されていてもよい。ディスプレイ83は、CPU80からの指示に基づいて各種情報を表示する。通信インターフェイス84は、伝送装置50Aなどに接続され、通信制御装置40と伝送装置50Aとの間で各種データを送受信する。
なお、端末装置60のハードウェア構成は、例えば、上述した通信制御装置40と同様である。
<機能構成>
図5は、保護制御装置10および通信制御装置40の機能構成の一例を示す模式図である。図5を参照して、保護制御装置10は、リンクパルス入力部202と、リンクパルス出力部204と、データ送信部206とを含む。これらの各機能は、例えば、CPU72がROM73に格納されたプログラムを実行することによって実現される。なお、これらの機能の一部または全部はハードウェアで実現されるように構成されていてもよい。
通信制御装置40は、データ受信部302と、通信確立部306と、データ送信部308とを含む。これらの各機能は、例えば、CPU80がメモリ81に格納されたプログラムを実行することによって実現される。なお、これらの機能の一部または全部はハードウェアで実現されるように構成されていてもよい。また、通信制御装置40は、メモリ81により実現されるデータ格納部304をさらに含む。
保護制御装置10のリンクパルス入力部202は、リンクパルス生成装置20により生成されたリンクパルス信号の入力を受け付ける。リンクパルス入力部202は、リンクパルス信号の入力を受け付けた旨をデータ送信部206に通知する(入力通知を行なう)。
リンクパルス出力部204は、HUB30に対してリンクパルス信号を出力する。リンクパルス入力部202は、リンクパルス信号の出力を実行した旨をデータ送信部206に通知する(出力通知を行なう)。
データ送信部206は、リンクパルス入力部202によりリンクパルス信号の入力が受け付けられ、かつリンクパルス出力部204によりリンクパルス信号が出力された場合に、HUB30を介して、通信制御装置40にデータDを送信する。すなわち、データ送信部206は、入力通知および出力通知を受けた場合に、HUB30を介して、通信制御装置40にデータDを送信する。より具体的には、データ送信部206は、ブロードキャスト通信によりデータDを通信制御装置40に送信する。
通信制御装置40のデータ受信部302は、HUB30を介してデータDを受信する。データ受信部302は、データDをデータ格納部304に格納する。
通信確立部306は、通信制御装置40と端末装置60との通信を確立する。具体的には、通信確立部306は、ARP要求を伝送装置50Aに送信し、ARP応答を伝送装置50Aから受信することにより、通信制御装置40と伝送装置50Aとの通信を確立する。また、伝送装置50Aと伝送装置50Bとは、ルーティングテーブルを有しているため、互いに双方向通信可能に構成されている。そのため、通信制御装置40と伝送装置50Aとの通信が確立されることにより、通信制御装置40は、端末装置60と通信可能となる。なお、通信確立部306は、その他の公知の方法を用いて通信制御装置40と端末装置60との通信を確立するように構成されていてもよい。
データ送信部308は、通信確立部306により通信制御装置40と端末装置60との通信が確立された場合に、データ送信部206から送信されたデータDを端末装置60に送信する。具体的には、データ送信部308は、ユニキャスト通信によりデータ格納部304に格納されているデータDを端末装置60に送信する。なお、データ送信部308は、データDを端末装置60に送信した後、データ格納部304に格納されている当該送信したデータDを削除してもよい。
<処理手順>
図6は、保護制御装置10、通信制御装置40および端末装置60の処理手順の一例を示す図である。典型的には、図6に示す保護制御装置10の各ステップはCPU72により実行され、通信制御装置40の各ステップはCPU80により実行され、端末装置60の各ステップは端末装置60のCPUにより実行される。
図6を参照して、保護制御装置10は、リンクパルス信号をHUB30に出力する(ステップS10)。保護制御装置10は、リンクパルス生成装置20からリンクパルス信号の入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS12)。当該入力を受け付けていない場合には(ステップS12においてNO)、保護制御装置10はステップS10からの処理を繰り返す。当該入力を受け付けている場合には(ステップS12においてYES)、保護制御装置10は、ブロードキャスト通信によりデータDを通信制御装置40に送信する(ステップS14)。
通信制御装置40は、保護制御装置10からのデータDを受信して(ステップS16)、メモリ81にデータDを一時的に格納する(ステップS18)。続いて、通信制御装置40は、端末装置60との通信を確立するための処理を実行する(ステップS20)。通信制御装置40は、通信が確立されると、ユニキャスト通信にてデータDを端末装置60に送信する(ステップS22)。通信制御装置40は、データDを端末装置60に送信した後、当該データDをメモリ81から削除してもよい。そして、端末装置60は、通信制御装置40からデータDを受信する(ステップS24)。
<利点>
本実施の形態によると、保護制御装置から外部(例えば、HUB)への物理的な一方向通信が実現されるため、保護制御装置に対するセキュリティが向上する。また、この一方向通信は物理的に構築されているため、ソフトウェア的に一方向通信を構築する構成と比較して、不正アクセス等によりこの一方向通信が無効にされる等の懸念もない。また、物理的な一方向通信を実現するために、データダイオード装置等の専用装置も不要であるため、当該装置を使用する場合と比較してシステム全体の低コスト化を図ることもできる。
<その他の実施の形態>
(1)上述した実施の形態では、保護制御装置10およびリンクパルス生成装置20は別体の装置である構成について説明したが、当該構成に限られない。保護制御装置10およびリンクパルス生成装置20は一体型の装置として構成されていてもよい。
(2)上述した実施の形態では、リンクパルス生成装置20の個数が1つである構成について説明したが、当該構成に限られない。例えば、リンクパルス生成装置は、保護制御装置毎に設けられていてもよい。
(3)上述した実施の形態では、通信制御装置と端末装置との間の通信がユニキャスト通信で行われる構成について説明したが、当該構成に限られない。例えば、通信制御装置と端末装置との間の通信は、マルチキャスト通信で行われてもよい。この場合、通信制御装置および端末装置では、公知の手法にてマルチキャスト通信のための通信確立処理が行われる。
(4)上述した実施の形態において、保護制御装置10の個数が1つの場合には、保護制御装置10は、HUB30を介さずに通信制御装置40に直接接続されていてもよい。この場合、保護制御装置10と通信制御装置40とは、保護制御装置10から通信制御装置40への一方向にのみ通信可能に構成されている。保護制御装置10は、リンクパルス生成装置20からリンクパルス信号の入力を受け付け、通信制御装置40にリンクパルス信号を出力する。通信制御装置40は、保護制御装置10からのリンクパルス信号の入力を受け付け、保護制御装置10にリンクパルス信号を出力する(ただし、保護制御装置10には到達しない)。これにより、保護制御装置10から通信制御装置40への一方向通信が確立される。
(5)上述した実施の形態においては、通信制御装置40はHUB30を介して受信したデータDを一時的に内部メモリに格納する構成について説明したが、当該構成に限られない。例えば、通信制御装置40は、HUB30を介して受信したデータDを内部メモリに格納することなく伝送装置50Aにそのまま送信する構成であってもよい。
(6)上述の実施の形態として例示した構成は、本発明の構成の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能である。また、上述した実施の形態において、その他の実施の形態で説明した処理、構成を適宜採用して実施する場合であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 通信システム、2 変電所、4 装置設置室、6 通信室、8 制御所、10 保護制御装置、20 リンクパルス生成装置、40 通信制御装置、50 補助変成器、50A,50B 伝送装置、55 変換部、60 端末装置、65 ネットワーク、70 演算処理部、71 バス、72,80 CPU、73 ROM、74 RAM、75 DI回路、76 DO回路、77 入力インターフェイス、81 メモリ、82 入力装置、83 ディスプレイ、84 通信インターフェイス、202 リンクパルス入力部、204 リンクパルス出力部、206,308 データ送信部、302 データ受信部、304 データ格納部、306 通信確立部。

Claims (5)

  1. 保護制御装置と端末装置との間でデータを通信するための通信システムであって、
    リンクパルス信号を生成するリンクパルス生成装置と、
    前記保護制御装置と、前記端末装置との間の通信を制御するための通信制御装置とを備え、
    前記保護制御装置は、
    前記リンクパルス生成装置により生成されたリンクパルス信号の入力を受け付けるリンクパルス入力部と、
    リンクパルス信号を出力するリンクパルス出力部と、
    前記リンクパルス入力部によりリンクパルス信号の入力が受け付けられ、かつ前記リンクパルス出力部によりリンクパルス信号が出力された場合に、前記通信制御装置にデータを送信する第1のデータ送信部とを含み、
    前記通信制御装置は、
    前記端末装置と前記通信制御装置との通信を確立する通信確立部と、
    前記通信確立部により前記通信が確立された場合に、前記第1のデータ送信部から受信したデータを前記端末装置に送信する第2のデータ送信部とを含む、通信システム。
  2. 前記第1のデータ送信部は、ブロードキャスト通信によりデータを前記通信制御装置に送信する、請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記第2のデータ送信部は、ユニキャスト通信によりデータを前記端末装置に送信する、請求項1または請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記通信制御装置は、前記第1のデータ送信部から受信したデータを格納するデータ格納部をさらに備え、
    前記第2のデータ送信部は、前記データ格納部に格納されているデータを前記端末装置に送信した後、当該送信されたデータを前記データ格納部から削除する、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の通信システム。
  5. 前記保護制御装置は、保護継電器であり、
    前記データは、電力系統の電気量情報を含む、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の通信システム。
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