JP2018032310A - 画像形成装置、画像形成システム、画像形成装置の制御方法、および、プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、画像形成装置の制御方法、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成システムにおいて、画像形成装置間のゲストOSの移動を適切なタイミングで実行すること。【解決手段】状態1では、ゲストOS100Xは、MFP100Bにおいて実行される。ゲストOS100Xの一例は、認証サーバー機能を実現するためのOSである。MFP100Bは、当該MFP100Bにおいて、HDD16Bに退避させたデータのサイズが予め定められた基準値を超え、さらに、当該MFP100Bの画像形成部の画像形成動作が予測され得る条件が成立すると、画像形成システム1内の他のMFP(すなわち、MFP100AまたはMFP100C)にゲストOS100Xを移動させる。【選択図】図1

Description

本開示は、画像形成装置、画像形成システム、画像形成装置の制御方法、および、プログラムに関し、特に、画像形成手段を制御するためのホストOS(オペレーティングシステム)とサーバープログラムを実行するためのゲストOSとを実行するように構成された制御手段を備える画像形成装置、そのような画像形成装置を2台以上含む画像形成システム、そのような画像形成装置の制御方法、および、そのような画像形成装置のコンピューターによって実行されるプログラムに関する。
従来、MFP(Multi-Functional Peripheral)等の画像形成装置において、画像形成手段を制御するためのホストOS(オペレーティングシステム)だけでなく、サーバープログラムを実行するためのゲストOSを実行することが提案されている。また、そのような画像形成装置を複数台含む画像形成システムについても提案されている。
一方、サーバー装置を複数含むネットワークについて、種々検討がなされている。たとえば、特開2009−223517号公報(特許文献1)は、サーバー装置間でのゲストOSの移動に関する技術を開示している。当該技術では、ゲストOSが稼動するサーバー装置の負荷が所定値以上(たとえば、CPU(Central Processing Unit))使用率が90%以上、メモリ使用率が90%以上、等)となった場合に、ゲストOSが他のサーバーへと移動される。
特開2007−323499号公報(特許文献2)は、複数のシステムの間での負荷分散を開示している。各システムは、1台または複数台のサーバー装置を含む。あるシステムの負荷(たとえば、CPU使用率、メモリ使用率、ディスク使用率)が所定値を超えた場合に、当該システムの処理の一部が他のシステムで実行される。
特開2009−223517号公報 特開2007−323499号公報
ゲストOSの移動のような負荷の分散は、CPUの使用率の上昇等の事象が実際に生じた後にしか実行されない。このことから、負荷分散によって負荷を軽減されるべき装置やシステムでは、負荷分散が開始される時点では、既に負荷が高くなっている。特に、当該装置やシステムがサーバーとして機能している場合、負荷が高くなっていることによって、サーバー機能の移動自体に時間を要し、これにより、クライアントにおける処理の遅延等の二次的な影響も生じてしまう。
本開示は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、画像形成システムにおいて、画像形成装置間でのゲストOSの移動を適切なタイミングで実行することである。
本開示のある局面に従うと、画像形成手段と、画像形成手段を制御するためのホストOS(オペレーティングシステム)、および、サーバープログラムを実行するためのゲストOSを実行するように構成された制御手段と、ネットワークを介して他の画像形成装置と通信するように構成された通信手段と、補助記憶装置とを備えた画像形成装置が提供される。制御手段は、画像形成手段によって出力するデータを補助記憶装置に退避させ、補助記憶装置に退避させたデータのサイズが予め定められた基準値を超え、かつ、画像形成手段による補助記憶装置に退避させたデータの画像形成動作が予測され得る条件が満たされたことに応じて、ゲストOSを他の画像形成装置へ移動させるように構成されている。
好ましくは、画像形成手段による画像形成動作が予測され得る条件は、画像形成装置の状態に関する条件であり、制御手段は、画像形成装置の状態について、条件が満たされたか否かを判断するように構成されている。
好ましくは、画像形成装置の状態は、画像形成装置を構成する部材の位置の変更に従って変更され、制御手段は、部材の位置の変更を検出することにより、条件が満たされたか否かを判断するように構成されている。
好ましくは、部材は、消耗品を収納するドアであり、制御手段は、消耗品が消耗している場合であってドアが開閉されたことを検出した場合に、条件が満たされたと判断するように構成されている。
好ましくは、部材は、画像形成手段によって搬送される用紙のジャムを解消するために開閉されるドアであり、制御手段は、ドアが開閉されたことを検出した場合に、条件が満たされたと判断するように構成されている。画像形成装置の状態に関する条件は、画像形成手段による画像形成のモードに関する条件を含む。
好ましくは、制御手段は、ユーザーのログインを条件として画像を形成するモードに利用されるデータが補助記憶装置に格納され、かつ、当該ユーザーがログインした場合に、条件が満たされたと判断するように構成されている。
好ましくは、制御手段は、モードが小冊子印刷であって当該モードにおいて所定枚数以上の原稿の画像が読み込まれた場合に、条件が満たされていると判断するように構成されている。
好ましくは、通信手段は、複数の他の画像形成装置と通信可能であり、制御手段は、条件が満たされたことに応じて、複数の他の画像形成装置のそれぞれについて、高負荷状態が予測される時間の長さである高負荷時間を算出し、高負荷時間が最も短い他の画像形成装置にゲストOSを移動させるように構成されている。
好ましくは、制御手段は、条件が満たされたことに応じて、補助記憶装置に退避されたデータの量に基づいて、補助記憶装置に退避させたデータの画像形成動作によって制御手段が高負荷状態になることが予測される時間の長さを算出し、算出された時間の長さが、全ての複数の他の画像形成装置の高負荷時間よりも短い場合には、ゲストOSの移動を回避するように構成されている。
好ましくは、制御手段は、ゲストOSの種類に基づいて基準値を設定するように構成されている。
好ましくは、ゲストOSの移動は、仮想マシンのレジスターおよびメモリーのデータの転送ならびに補助記憶装置に退避された仮想メモリーデータの転送を含む。
本開示の他の局面に従うと、第1および第2の画像形成装置を含む画像形成システムが提供される。画像形成システムは、第1の画像形成装置は、画像形成手段と、画像形成手段を制御するためのホストOS(オペレーティングシステム)、および、サーバープログラムを実行するためのゲストOSを実行するように構成された制御手段と、ネットワークを介して第2の画像形成装置と通信するように構成された通信手段と、補助記憶装置とを含む。制御手段は、画像形成手段によって出力するデータを補助記憶装置に退避するように構成されており、補助記憶装置に退避させたデータのサイズが予め定められた基準値を超え、かつ、画像形成手段による補助記憶装置に退避させたデータの画像形成動作が予測され得る条件が満たされたことに応じて、ゲストOSを第2の画像形成装置へ移動させるように構成されている。
本開示のさらに他の局面に従うと、画像形成手段および補助記憶装置を備えた画像形成装置を制御する方法が提供される。制御方法は、画像形成手段によって出力するデータを補助記憶装置に退避するステップと、補助記憶装置に退避させたデータのサイズが予め定められた基準値を超え、かつ、画像形成手段による補助記憶装置に退避させたデータの画像形成動作の開始が予測され得る条件が満たされたことに応じて、ゲストOSを他の画像形成装置へ移動させるステップとを備える。
画像形成手段および補助記憶装置を備えた画像形成装置のコンピューターによって実行されるプログラムが提供される。プログラムは、コンピューターに、画像形成手段によって出力するデータを補助記憶装置に退避するステップと、補助記憶装置に退避させたデータのサイズが予め定められた基準値を超え、かつ、画像形成手段による補助記憶装置に退避させたデータの画像形成動作の開始が予測され得る条件が満たされたことに応じて、ゲストOSを他の画像形成装置へ移動させるステップとを実行させる。
本開示によれば、画像形成装置の制御手段は、補助記憶装置に退避させたデータのサイズが予め定められた値を超え、かつ、画像形成手段による画像形成動作が予測され得る条件が満たされたことに応じて、ホストOSを他の画像形成装置へ移動させる。これにより、制御手段は、ホストOSの実行に差支えない状態では極力ホストOSを実行しつつ、画像形成動作の実行による高負荷が発生する前に他の画像形成装置へホストOSを移動させる。
画像形成システムの構成の一例を示す図である。 MFPの外観の具体例を示す図である。 MFPのハードウェア構成の具体例を示す図である。 MFPにおける画像データ入出力処理を説明するための図である。 MFPのソフトウェア構成を示す図である。 MFPBの画像形成部の画像形成動作が予測され得る条件を設定するための情報(条件リスト)の一例である。 ゲストOSを実行しているCPU10が、当該ゲストOSの移動のために実行する処理のフローチャートである。 条件リストの他の例を示す図である。 図8の条件リストを利用するゲストOSの移動の処理のフローチャートである。 ゲストOSの始動時にCPU10が実行する処理の一例のフローチャートである。 基準値設定用テーブルの一例を示す図である。 図7の処理の変形例の処理の一例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、画像形成システムの実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
[1.システムの概要]
図1は、画像形成システムの構成の一例を示す図である。図1には、画像形成システム1の3つの状態(状態1〜状態3)が示されている。本開示の画像形成システム1は、3台のMFP100A,100B,100Cを含む。MFP100A〜100Cのそれぞれは、画像形成装置の一例である。
MFP100A〜100Cのそれぞれには、コピー動作等を実行する画像形成部を制御するためのホストOS101A〜100Cのそれぞれがインストールされており、補助記憶装置の一例であるHDD(ハードディスクドライブ)16A〜16Cが備えられている。
MFP100A〜100Cのいずれかは、ゲストOS100Xを実行する。ゲストOS100Xは、画像形成システム1において、MFP100A〜100Cの間で移動する。図1の状態1では、ゲストOS100Xは、MFP100Bにおいて実行される。ゲストOS100Xの一例は、認証サーバー機能を実現するためのOSである。
状態1では、ユーザーUは、MFP100Aに対してログインのための操作を実行する。これに応じて、MFP100Aは、MFP100BにユーザーUの認証を要求する。MFP100Bは、MFP100Aに、当該要求に対して応答を送信する。MFP100Bは、ユーザーUのユーザー情報をユーザーDBにおいて照合する。照合が成功すれば、ユーザーUは、MFP100Aを使用できる。
MFP100Bは、当該MFP100Bにおいて、HDD16Bに退避させたデータのサイズが予め定められた基準値を超え、さらに、当該MFP100Bの画像形成部の画像形成動作が予測され得る条件が成立すると、画像形成システム1内の他のMFP(すなわち、MFP100AまたはMFP100C)にゲストOS100Xを移動させる。当該条件の一例は、ユーザーが給紙トレイを開けたことである。当該給紙トレイが閉じられると、画像形成部による画像形成動作が開始される可能性が高い。すなわち、上記条件が成立することは、一例では、MFP100BがHDD16Bに退避されているデータの画像形成動作を開始する一歩手前の状態にあることを意味すると言える。
図1の状態2は、ゲストOS100XのMFP100BからMFP100Cへの移動を示す。画像形成システム1では、MFP100A,100B,100Cにおいて、種々の情報が共有される。共有される情報は、どのMFPがゲストOS100Xを実行しているかを特定する情報を含む。共有される情報は、ユーザーDB(データベース)を含む。MFP100A,100B,100Cは、ユーザーDB等の情報を同期処理によって逐次共有する。これにより、ユーザーDBにおけるユーザーの追加および削除は、MFP100A,100B,100Cの間で、逐次的に共有される。
MFP100A,100B,100Cの間では、さらに、どのMFP100がゲストOS100Xを実行しているかを示す情報も共有される。図1の状態3として示されるように、ゲストOS100XがMFP100Cへと移動すると、MFP100Aは、ユーザーUからのログイン操作に応じて、MFP100Cに対してユーザーの認証を要求する。これに応じて、MFP100Cは、MFP100Aに対して、当該要求に対する応答を送信する。
[2.ハードウェア構成]
以下、MFP100A、MFP100B、および、MFP100Cにおいて共通する部分の説明においては、MFP100A、MFP100B、および、MFP100Cを「MFP100」として記述する。
図2は、MFP100の外観の具体例を示す図である。図2に示されるように、MFP100は、操作パネル15を含む。MFP100は、さらに、プリンター、ファクシミリ送受信機、または、コピー機の機能を実現するための要素(後述するプリンター14等)を備え、さらに、当該要素に供給される用紙を収容するための1つまたは2つ以上の用紙トレイを含む。
図3は、MFP100のハードウェア構成の具体例を示す図である。図3に示されるように、MFP100は、全体を制御するための演算装置の一例であるCPU(Central Processing Unit)10を含む。
MFP100は、さらに、CPU10で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)11、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM(Random Access Memory)12、図示しない原稿台に載置された原稿を光学的に読み取って画像データを得るためのスキャナー13と、画像データを印刷用紙上に固定するためのプリンター14と、情報を表示したり当該MFP100に対する操作入力を受け付けたりするためのタッチパネルを含んだ操作パネル15と、画像データなどを保存するためのHD(ハードディスク)を含むHDD16と、ネットワークを介した通信の制御するためのネットワークコントローラー17とを含む。ネットワークコントローラー17は、たとえばネットワークインターフェースカード(NIC)によって実現される。
CPU10によって実行されるプログラムは、ROM11に格納されている以外に、ネットワーク上の記憶装置に格納されている場合もあり得、また、ネットワーク上からダウンロードされてHDD16にインストールされる場合もあり得、さらに、MFP100に対して着脱可能な記録媒体に格納されている場合もあり得る。
プリンター14は、画像形成部の一例である。
さらに、プリンター14は、複数の用紙トレイのそれぞれを開閉するためのドアについて、当該ドアが開けられたことを検出するためのセンサーを含む。上記ドアは、画像形成装置を構成する部材の一例である。用紙は、画像形成装置の画像形成動作に利用される消耗品の一例である。各センサーは、上記部材(ドア)の位置の変更を検出することができ、それぞれの検出出力をCPU10へ出力する。これにより、CPU10は、各ドアが開けられたことを検出する。
また、プリンター14は、用紙の搬送経路を開閉するための単数または複数のドアのそれぞれについて、当該ドアが開けられたことを検出するためのセンサーを含む。上記の単数または複数のドアは、画像形成装置を構成する部材の他の例である。各センサーは、上記部材(ドア)の位置の変更を検出することができ、それぞれの検出出力をCPU10へ出力する。これにより、CPU10は、各ドアが開けられたことを検出する。上記の単数または複数のドアは、画像形成装置におけるジャムを解消するために開閉されるためのドアの一例である。
また、プリンター14は、トナーを収納するためのスペースを開閉するためのドアについて、当該ドアが開けられたことを検出するためのセンサーを含む。上記ドアは、画像形成装置を構成する部材のさらに他の例である。トナーは、画像形成装置の画像形成動作に利用される消耗品のさらに他の例である。各センサーは、上記部材(ドア)の位置の変更を検出することができ、それぞれの検出出力をCPU10へ出力する。これにより、CPU10は、各ドアが開けられたことを検出する。
[3.画像データの入出力処理]
図4は、MFP100における画像データ入出力処理を説明するための図である。図4には、MFP100のファイルメモリー120が示される。ファイルメモリー120は、たとえば、RAM12(図3参照)において論理的に設定される。
CPU10(図3参照)は、コピーのとき、スキャンされた原稿のデータを、入力画像としてファイルメモリー120に格納する。そして、CPU10は、ファイルメモリー120に格納されたデータを、印刷のための出力画像として出力する。
画像の出力の際に用紙切れおよび/またはジャムが発生することによって、MFP100の出力停止状態が発生したことを想定する。このような場合、CPU10は、ファイルメモリー120に格納された入力画像をHDD16(図3参照)に退避させることにより、ファイルメモリー120を解放する。これにより、次の原稿のデータが、入力画像としてファイルメモリー120に格納され得る。こうすることで、用紙切れやジャムが解消する前に、原稿の読み取り動作だけは完了し得る。読み取りが完了したデータが、用紙切れおよび/またはジャムが発生していないトレイを用いて出力できる場合には、当該データの印刷ジョブが、用紙切れやジャムの発生のために中断しているジョブに先行して実行され得る。
HDD16に退避されたデータの印刷は、停止要因(用紙切れおよび/またはジャム)が解除され次第実行される。HDD16に大量のデータが退避されている場合、停止要因の解除によりCPU10が当該大量のデータを処理することになる。したがって、CPU10の負荷が高くなる状態が想定される。
本実施の形態では、ゲストOSが実行されているMFP100において、HDD16に大量のデータが退避され、さらに、上記停止要因の解除の前段階を示す条件(給紙トレイが開けられた)が満たされると、CPU10は、他のMFP100へとゲストOSを移動させる。これにより、CPU10は、当該CPU10の負荷が高くなる前に、他のMFP100へとゲストOSを移動させることができる。
[4.ソフトウェア構成]
図5は、MFP100のソフトウェア構成を示す図である。図5では、図3に示されたハードウェア要素(CPU10、スキャナー13、プリンター14、HDD16、等)が、ハードウェア110として示されている。ホストOS101、MFP制御プログラム102、仮想マシンプログラム103、および、ゲストOS100Xは、CPU10によって実行される。
図5に示されるように、MFP100では、ホストOS101上に、MFP100を制御するためのプログラム(MFP制御プログラム102)と、仮想マシンとして動作するためのプログラム(仮想マシンプログラム103)とが動作する。
MFP100は、仮想マシンプログラム103上でゲストOS100Xが動作し、さらにゲストOSに各種のサーバープログラムがインストールされることによって、サーバーとして動作する。
[5.条件リスト]
図6は、MFP100Bの画像形成部の画像形成動作が予測され得る条件を設定するための情報(条件リスト)の一例である。図6では、MFP100の各状態に出力開始予測動作が関連付けられている。たとえば、「用紙切れ:トレイ1」は、「トレイ1」として特定される用紙トレイにおいて用紙切れが発生している状態を示す。「トレイ1オープン」は、「トレイ1」として特定される用紙トレイを開閉するためのドアがオープンするという動作を示す。すなわち、状態「用紙切れ:トレイ1」が発生しているときに、「トレイ1」のドアがオープンされるという動作が発生すると、CPU10は、上記条件が満たされたと判断する。
たとえば、「用紙切れ:トレイ2」は、「トレイ2」として特定される用紙トレイにおいて用紙切れが発生している状態を示す。「トレイ2オープン」は、「トレイ2」として特定される用紙トレイを開閉するためのドアがオープンするという動作を示す。すなわち、状態「用紙切れ:トレイ2」が発生しているときに、「トレイ2」のドアがオープンされるという動作が発生すると、CPU10は、上記条件が満たされたと判断する。
たとえば、「ジャム発生:No.1」は、プリンター14の用紙搬送経路においてNo.1のドアに対応する部分でジャムが発生している状態を示す。「前ドアオープン」は、上記No.1のドアがオープンするという動作を示す。すなわち、状態「ジャム発生:No.1」が発生しているときに、上記No.1のドアがオープンされるという動作が発生すると、CPU10は、上記条件が満たされたと判断する。
たとえば、「トナー切れ」は、プリンター14においてトナーが切れた状態を示す。「トナードアオープン」は、トナーを収容するスペースを開閉するためのドア(トナードア)がオープンするという動作を示す。すなわち、状態「トナー切れ」が発生しているときに、トナードアがオープンされるという動作が発生すると、CPU10は、上記条件が満たされたと判断する。
たとえば、「認証&プリント保持:ユーザーA」は、ユーザーAについてのメニュー「認証&プリント」のためのデータがHDD16に退避している状態を示す。「ユーザーAログイン開始」は、画像形成システム1上のいずれかのMFP100(MFP100A、MFP100B、または、MFP100C)が、上記ユーザーAからログインの要求を受け付けたという動作を示す。すなわち、状態「認証&プリント保持:ユーザーA」が発生しているときに、いずれかのMFP100においてユーザーAのログインの要求が受け付けられると、CPU10は、上記条件が満たされたと判断する。
メニュー「認証&プリント」は、原稿のデータをユーザーと関連付けてMFP100に登録した後、上記データが関連付けられたユーザーが当該MFP100にログインしたことを条件として上記データの画像をプリントする、メニューである。当該メニューは、ユーザーのログインを条件として画像を形成するモードの一例である。
[6.処理の流れ]
図7は、ゲストOS100Xを実行しているCPU10が、ゲストOS100Xの移動のために実行する処理のフローチャートである。図7の処理は、たとえばホストOS101の一部として実行されてもよいし、ゲストOSの一部として実行されてもよい。
図7に示されるように、ステップS100で、CPU10は、MFP100の状態変化を検出したか否かを判定する。状態変化の有無の検出は、たとえば、定期的にMFP100の状態を監視することによって、または、ユーザー操作やネットワークなど外部からのアクションの有無を検出することによって、実現される。CPU10は、MFP100の状態の変化を検出するまで、ステップS100に制御を留める。CPU10は、MFP100の状態の変化を検出すると、ステップS110へ制御を進める。
ステップS110で、CPU10は、条件リスト(図6参照)を参照することにより、出力開始予測条件を設定する。より具体的には、CPU10は、ステップS110で、ステップS110で検出された変化後の状態に対して条件リストにおいて関連付けられた「出力開始予測動作」を、出力開始予測条件として設定する。たとえば、ステップS100で検出された変化後の状態が「用紙切れ:トレイ1」である場合、CPU10は、ステップS110で、「トレイ1オープン」を出力開始予測条件として設定する。その後、制御はステップS120へ進む。
ステップS120で、CPU10は、HDD16に退避されている画像データのサイズが基準値を超えているか否かを判断する。HDD16への画像データの退避は、たとえば、図4を参照して説明された態様で実現される。基準値は、たとえば、予め定められ、HDD16に格納される。CPU10は、当該データのサイズが基準値以下であると判断すると、ステップS100へ制御を戻す。CPU10は、当該データのサイズが基準値を超えていると判断すると、ステップS130へ制御を進める。
ステップS130で、CPU10は、出力開始予測条件が成立したか否かを判断する。CPU10は、ステップS110で出力開始予測条件として設定された出力開始予測動作が発生すれば、出力開始予測条件が成立したと判断する。CPU10は、当該動作が発生していなければ、出力開始予測条件が成立していないと判断する。CPU10は、出力開始予測条件が成立していないと判断するとステップS120へ制御を戻し、出力開始予測条件が成立したと判断するとステップS140へ制御を進める。
ステップS140で、CPU10は、画像形成システム1内の他のMFP100のそれぞれについて「高負荷時間」を算出する。高負荷時間は、たとえば、各MFP100における、HDD16に退避されたデータ量を処理するのに予測される時間である。CPU10は、たとえば、他のMFP100のそれぞれからHDD16に退避されたデータの量(サイズ)を取得し、当該データの量と単位時間当たりのデータ処理量についての設定値とに基づいて、各MFP100の「高負荷時間」を算出する。すなわち、一例では、「高負荷時間」は、各MFP100がそれぞれのHDD16に退避されているデータを処理するのに必要とすることが予測される時間である。
CPU10は、他のMFP100のそれぞれに、それぞれのMFP100の「高負荷時間」の算出を要求することによって、各MFP100から「高負荷時間」を取得してもよい。
CPU10は、画像形成システム1内の他のMFP100のうち最も「高負荷時間」が短いものを特定し、特定されたMFP100をゲストOS100Xの移動先として選択する。その後、制御はステップS150へ進む。
ステップS150で、CPU10は、ステップS140で選択されたMFP100へのゲストOS100Xの移動を実行する。より具体的には、CPU10は、ゲストOS100Xの動作状態データを保持し、当該動作状態データを、移動先のMFP100に転送する。その後、図7の処理は終了する。動作状態データは、仮想マシンのレジスターおよびメモリーのデータ、ならびに、HDD16に退避された仮想メモリーデータを含む。
画像形成システム1では、ステップS150として説明されたような動作状態データのデータ転送の完了後、転送先のMFP100において仮想マシンへの動作状態データの読み込みが完了されると、当該転送先のMFP100においてゲストOS100Xが再稼動される。
図7の処理において、ステップS140の制御により、他の画像形成装置のそれぞれについて、高負荷状態が予測される時間の長さである高負荷時間が算出される。さらに、ステップS150の制御により、他に画像形成装置のうち高負荷時間が最も短いものへとゲストOS100Xが移動される。
図7の処理では、ステップS150でゲストOS100Xが移動される。ゲストOS100Xの移動は、上記動作状態データの転送を含む。動作状態データは、一時的にHDD16に保持された後で転送されてもよい。なお、画像形成システム1におけるゲストOS100Xの移動態様は、上記のように説明された態様に限定されず、公知のゲストOSの移動方法に置換されてもよい。
[7.処理のまとめ]
以上説明された図7の処理では、CPU10の負荷が所定値を超える状況が予測され、当該状況の発生に対して前もってゲストOS100Xが移動される。
すなわち、MFP100は、たとえば用紙切れやジャム発生により画像形成動作が停止されている状況下で、スキャナー13による原稿の読み取りを実施される場合がある。このような場合、読み取られた画像のデータは、HDD16に蓄積(退避)される。用紙補給および/またはジャムの解消により画像形成動作の停止状態が解除されると、HDD16にたまっていた画像が一気にHDD16から復帰し、これにより、HDD16へのアクセスが集中する。HDD16に大量の画像データが蓄積されている場合、長時間、HDD16へのアクセスが続く。これにより、CPU10の負荷が所定値を超える状況が予測される。
CPU10は、ゲストOS100Xの認証サーバーとして機能している場合、上記の画像データの復帰に加えて、認証リクエストに応じたHDD16上のDB(データベース)の検索、および、ユーザー情報の照合を実行する。このとき、ホストOS101がHDD16を占有することによって、ゲストOS100XがHDD16にアクセスできない。したがって、認証リクエストに対するリプライが遅くなってしまう。その結果、認証リクエストを出力したユーザーを待たせてしまい、画像形成システム1の利便性が低下してしまう。
画像形成システム1では、出力開始予測条件が成立した場合、ゲストOS100Xが移動される。これにより、CPU10の負荷が所定値を超える状況の発生に対して前もってゲストOS100Xが移動される。
ゲストOS100Xの停止時間を短くする必要がある。この点、MFP100における画像形成動作の停止状態では、出力動作が実施されないため、ホストOS101によるHDD16へのアクセスが低減する(入力画像のHDD16への退避は発生し得るが、一時的なものであり、長時間のHDD16へのアクセスを要しない)。これによって、ゲストOS100XのHDD16の使用がホストOS101によって邪魔されることがない。これにより、ゲストOS100Xのパフォーマンスが向上する。すなわち、MFP100における画像形成動作の停止状態は、ゲストOS100Xのサービス提供としては好ましい状態である。このため、停止状態が解除されるまでは、CPU10は、最大限、ゲストOS100Xを動作することが望ましい。
本開示の画像形成システム1では、MFP100の画像形成動作の停止状態において、HDD16に退避された画像データのサイズが基準値を超え、かつ、出力開始予測条件の成立を条件として、ゲストOS100Xを移動する。これにより、移動実行時のゲストOS100Xの停止時間を短くするとともに、ゲストOS100Xによるリソースの使用が最適化される。したがって、ゲストOS100Xによるサービスを向上させることができる。
さらに、画像形成システム1において、CPU10は、認証&プリントの動作モードにおいて読み込まれた画像データがHDD16に退避され、退避されたデータのサイズが基準値を超え(ステップS120でYES)、さらに、認証&プリントのデータに関連付けられているユーザーのログイン要求が検出された場合(ステップS130でYES)、ゲストOS100Xを他のMFP100に移動させることがあり得る。
図8は、条件リストの他の例を示す図である。図8に示された条件リストは、動作モードと出力開始予測動作とを関連付ける。動作モードの一例は、「小冊子印刷」である。動作モード「小冊子印刷」は、複数ページの画像を小冊子として印刷するためのモードであり、たとえば、用紙片面につき2ページを割り当てて両面印刷するためのモードである。出力開始予測動作の一例は、「所定枚数読み込み」である。「所定枚数」は、予め定められた原稿の枚数であり、たとえば「10枚」である。図9は、図8の条件リストを利用するゲストOSの移動の処理のフローチャートである。
図9の処理は、図7の処理のステップS100の代わりに、ステップS101の制御を含む。ステップS101で、CPU10は、MFP100の動作モードが条件リストに登録されている「動作モード」のいずれかであるか否かを判断する。CPU10は、MFP100の動作モードが条件リストに登録されている「動作モード」のいずれかであると判断すると、ステップS110へ制御を進める。CPU10は、MFP100の動作モードが条件リストに登録されている「動作モード」のいずれにでもない場合には、制御をステップS101に留める。
ステップS110で、CPU10は、条件リストにおいてMFP100の動作モードと関連付けられている「出力開始予測動作」を出力開始予測条件として設定する。その後、制御はステップS120へ進む。CPU10は、ステップS120以降の制御を図7を参照して説明されたのと同様に実行する。
図8および図9を参照して説明された例において、たとえば、MFP100が「小冊子印刷」モードで動作し、HDD16に退避されたデータの量が上記基準値を超え、さらに、小冊子印刷モードにおいて読み込まれた原稿の枚数が条件リストに登録されている「所定枚数」に到達した場合には、CPU10は、ゲストOSを他のMFP100へと移動させる。図8および図9を参照して説明された例によれば、ゲストOS100Xは、MFP100において小冊子印刷モードによる出力動作の開始前に、移動される。これにより、ゲストOSの移動に要する時間が短縮され得る。
[8.ゲストOSの種類に従った基準値の設定]
画像形成システム1において、図7のステップS120等において利用される「基準値」は、予め定められていてもよいし、ゲストOSの種類に従った値に設定されてもよい。図10は、ゲストOSの始動時にCPU10が実行する処理の一例のフローチャートである。
図10を参照して、ステップS10で、CPU10は、ゲストOSの種類を特定した後、基準値設定用テーブルから当該ゲストOSの種類に対応する基準値を読み出す。基準値設定用テーブルについて説明する。図11は、基準値設定用テーブルの一例を示す図である。基準値設定用テーブルは、たとえばHDD16に格納される。
図11に示された例では、基準値設定用テーブルは、2種類のゲストOS(サーバープログラム)の種類のそれぞれについて、許容時間および基準値を関連付ける。
ゲストOSの種類の一例は、「認証」である。他の例は、「ファイル共有」である。
許容時間とは、たとえば、クライアントへのリプライに要するのに許容される時間である。図11の例では、ゲストOSが認証サーバー用のOSである場合、許容時間は10秒である。ゲストOSがファイル共有サーバー用のOSである場合、許容時間は20秒である。すなわち、図11の例は、ゲストOSを実行するMFP100が、認証サーバーとして機能する場合には、ファイル共有サーバーとして機能する場合よりも、速くリプライすることが要求されることを示している。
基準値は、許容時間に基づいて設定される。たとえば、基準値は、HDD16の予め定められたデータ転送速度の設定値(図11の例では、100MB/s)で上記許容時間内に転送され得るデータの量である。許容時間が10秒間に設定されている場合、基準値は、100MB/sの転送速度で10秒間に転送され得るデータ量「1000MB」である。データ転送速度の設定値は、MFP100ごとに変更され得る。たとえば、A4原稿1ページあたりのデータサイズは20MB程度であるため、認証サーバーについての基準値(1,000MB)は、50ページ分のデータが退避された状態を示す。
基準値設定用テーブルは、ゲストOSの種類と基準値とを関連付ける情報の一例である。これらを関連付ける情報の形式は、図11に示されたテーブル形式に限定されない。
図10に戻って、ステップS10でゲストOSの種類に対応する基準値を読み出した後、CPU10は、ステップS20へ制御を進める。
ステップS20で、CPU10は、ステップS10で読み出した基準値を、図7等の処理に利用される基準値として設定する。その後、図10の処理は終了する。
以上、図10および図11を参照して説明された処理によれば、図7等の処理に利用される基準値が、ゲストOSの種類に従って設定される。これにより、MFP100のゲストOSとしての機能に応じたタイミングでのリプライを確保しつつ、適切なタイミングで、ゲストOSが移動され得る。ゲストOSを実行するMFP100がファイル共有サーバーとして機能する場合、認証サーバーとして機能する場合よりほど短時間で処理(リプライ)が完了しなくともユーザーの利便性が損なわれないと考えられる。このため、図11に示される例では、認証サーバーについての許容時間が10秒と設定されているのに対し、ファイル共有サーバーについての許容時間は20秒と設定されている。
ゲストOSを実行しているCPU10は、特定の状況では、HDD16に退避されているデータが基準値を超え、予め定められた条件が成立した場合であっても、他のMFP100にゲストOSを移動させない場合もあり得る。図12は、図7の処理の変形例の処理の一例を示すフローチャートである。
図12の処理は、図7の処理と比較して、さらにステップS142の制御を含む。
図12を参照して、CPU10は、ステップS140で、画像形成システム1内の他のMFP100のそれぞれについて「高負荷時間」を算出(取得)した後、ステップS142へ制御を進める。
ステップS142で、CPU10は、当該CPU10が搭載されているMFP100の高負荷時間と、他のMFP100のそれぞれの「高負荷時間」とを比較することにより、ゲストOS100Xの移動が可能であるか否かを判断する。より具体的には、CPU10は、他のMFP100の「高負荷時間」のうち少なくとも1つが当該CPU10が搭載されているMFP100の「高負荷時間」より短い場合には、ゲストOS100Xの移動が可能であると判断して、ステップS120へ制御を戻す。CPU10は、すべての他のMFP100の「高負荷時間」が当該CPU10が搭載されているMFP100の「高負荷時間」以上である場合には、ゲストOS100Xの移動ができないと判断して、ステップS150へ制御を進める。
図12の処理によれば、ゲストOS100Xが実行されているMFP100においてCPU10の負荷が高くなる事態の発生が予測される場合であっても、画像形成システム1内の他のMFP100において同様の事態の発生が予測される場合には、ゲストOS100Xの移動は回避される。
今回開示された各実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、実施の形態および各変形例において説明された発明は、可能な限り、単独でも、組合わせても、実施することが意図される。
10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 スキャナー、14 プリンター、15 操作パネル、17 ネットワークコントローラー、100 MFP、100X ゲストOS、101,101A〜101C ホストOS、102 制御プログラム、103 仮想マシンプログラム、110 ハードウェア、120 ファイルメモリー。

Claims (15)

  1. 画像形成手段と、
    前記画像形成手段を制御するためのホストOS(オペレーティングシステム)、および、サーバープログラムを実行するためのゲストOSを実行するように構成された制御手段と、
    ネットワークを介して他の画像形成装置と通信するように構成された通信手段と、
    補助記憶装置とを備え、
    前記制御手段は、
    前記画像形成手段によって出力するデータを前記補助記憶装置に退避させ、
    前記補助記憶装置に退避させたデータのサイズが予め定められた基準値を超え、かつ、前記画像形成手段による前記補助記憶装置に退避させたデータの画像形成動作が予測され得る条件が満たされたことに応じて、前記ゲストOSを他の画像形成装置へ移動させるように構成されている、画像形成装置。
  2. 前記画像形成手段による画像形成動作が予測され得る条件は、画像形成装置の状態に関する条件であり、
    前記制御手段は、前記画像形成装置の状態について、前記条件が満たされたか否かを判断するように構成されている、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置の状態は、前記画像形成装置を構成する部材の位置の変更に従って変更され、
    前記制御手段は、前記部材の位置の変更を検出することにより、前記条件が満たされたか否かを判断するように構成されている、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記部材は、消耗品を収納するドアであり、
    前記制御手段は、前記消耗品が消耗している場合であって前記ドアが開閉されたことを検出した場合に、前記条件が満たされたと判断するように構成されている、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記部材は、画像形成手段によって搬送される用紙のジャムを解消するために開閉されるドアであり、
    前記制御手段は、前記ドアが開閉されたことを検出した場合に、前記条件が満たされたと判断するように構成されている、請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成装置の状態に関する条件は、前記画像形成手段による画像形成のモードに関する条件を含む、請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、ユーザーのログインを条件として画像を形成するモードに利用されるデータが前記補助記憶装置に格納され、かつ、当該ユーザーがログインした場合に、前記条件が満たされたと判断するように構成されている、請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、前記モードが小冊子印刷であって当該モードにおいて所定枚数以上の原稿の画像が読み込まれた場合に、前記条件が満たされていると判断するように構成されている、請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 前記通信手段は、複数の他の画像形成装置と通信可能であり、
    前記制御手段は、前記条件が満たされたことに応じて、
    前記複数の他の画像形成装置のそれぞれについて、高負荷状態が予測される時間の長さである高負荷時間を算出し、
    前記高負荷時間が最も短い前記他の画像形成装置に前記ゲストOSを移動させるように構成されている、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、前記条件が満たされたことに応じて、
    前記補助記憶装置に退避されたデータの量に基づいて、前記補助記憶装置に退避させたデータの画像形成動作によって前記制御手段が高負荷状態になることが予測される時間の長さを算出し、
    算出された前記時間の長さが、全ての前記複数の他の画像形成装置の前記高負荷時間よりも短い場合には、前記ゲストOSの移動を回避するように構成されている、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記ゲストOSの種類に基づいて前記基準値を設定するように構成されている、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記ゲストOSの前記移動は、仮想マシンのレジスターおよびメモリーのデータの転送ならびに前記補助記憶装置に退避された仮想メモリーデータの転送を含む、請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 第1および第2の画像形成装置を含む画像形成システムであって、
    前記第1の画像形成装置は、
    画像形成手段と、
    前記画像形成手段を制御するためのホストOS(オペレーティングシステム)、および、サーバープログラムを実行するためのゲストOSを実行するように構成された制御手段と、
    ネットワークを介して前記第2の画像形成装置と通信するように構成された通信手段と、
    補助記憶装置とを含み、
    前記制御手段は、
    前記画像形成手段によって出力するデータを前記補助記憶装置に退避するように構成されており、
    前記補助記憶装置に退避させたデータのサイズが予め定められた基準値を超え、かつ、前記画像形成手段による前記補助記憶装置に退避させたデータの画像形成動作が予測され得る条件が満たされたことに応じて、前記ゲストOSを前記第2の画像形成装置へ移動させるように構成されている、画像形成システム。
  14. 画像形成手段および補助記憶装置を備えた画像形成装置を制御する方法であって、
    前記画像形成手段によって出力するデータを前記補助記憶装置に退避するステップと、
    前記補助記憶装置に退避させたデータのサイズが予め定められた基準値を超え、かつ、前記画像形成手段による前記補助記憶装置に退避させたデータの画像形成動作の開始が予測され得る条件が満たされたことに応じて、前記ゲストOSを他の画像形成装置へ移動させるステップとを備える、画像形成装置の制御方法。
  15. 画像形成手段および補助記憶装置を備えた画像形成装置のコンピューターによって実行されるプログラムであって、
    前記プログラムは、前記コンピューターに、
    前記画像形成手段によって出力するデータを前記補助記憶装置に退避するステップと、
    前記補助記憶装置に退避させたデータのサイズが予め定められた基準値を超え、かつ、前記画像形成手段による前記補助記憶装置に退避させたデータの画像形成動作の開始が予測され得る条件が満たされたことに応じて、前記ゲストOSを他の画像形成装置へ移動させるステップとを実行させる、プログラム。
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