JP2018032058A - 仮想マシン管理装置およびデプロイ可否判断方法 - Google Patents

仮想マシン管理装置およびデプロイ可否判断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】仮想マシンがすでに稼働している物理サーバに新たな仮想マシンを配置することができるか否かを事前に知る。【解決手段】CEM50は、デプロイ対象のVM40が測定サーバ20上で稼働するときのキャッシュ使用量を測定する。管理サーバ10は、CEM50が測定サーバ20へのランダムアクセス頻度を変化させることで、測定したキャッシュ使用量から、VM40のランダムアクセス頻度を算出する。また、管理サーバ10は、物理サーバA,B(30−1,30−2)の各々が備えるCEM51,52が、算出したランダムアクセス頻度で稼働したときのキャッシュ可用量を、CEM51,52の各々から収集する。また、管理サーバ10は、収集したキャッシュ可用量が、VM40の必要キャッシュ容量よりも大きい場合、VM40を物理サーバA,B(30−1,30−2)にデプロイ可能と判断する。【選択図】図1

Description

本発明は、汎用プラットフォーム上に配置する仮想マシン間のキャッシュ競合に対処する技術に関する。
サーバ仮想化技術の発展に伴い、物理サーバを統合し、汎用プラットフォーム上で複数の仮想マシン(VM:Virtual Machine)を動作させることが行われている。現在CPU(Central Processing Unit)で主流となっているマルチコア構成では、低次のキャッシュを複数のコアが共有するアーキテクチャを持つことが一般的である。
汎用プラットフォームのノード上で仮想マシンを単体で動かしたときには、図8(a)に示したように、その仮想マシン(図8(a)では、「VM1」)が共有キャッシュ(図8においては「3次キャッシュメモリ」)を占有した状態となる。これに対し、同じノード上で複数の仮想マシンが稼働している場合、図8(b)に示すように、自身の仮想マシン(「VM1」)以外の他の仮想マシン(「VM2」「VM3」「VM4」)によって共有キャッシュ(3次キャッシュメモリ)のデータが置き換えられ、キャッシュミスが相対的に増加する。ここで、キャッシュミスとは、命令処理に必要なデータがキャッシュメモリに存在せず、キャッシュメモリからデータを読み込むことができないことをいう。キャッシュミスを起こしたコアは、キャッシュメモリより数倍アクセス時間のかかるメインメモリまで参照にいかなければならず、その結果として性能低下を引き起こす。これを複数仮想マシン間のキャッシュ競合と呼ぶ。
複数の仮想マシンが物理サーバの同じキャッシュを使用すれば、仮想マシンの各々が使用するキャッシュの容量、つまりキャッシュ使用量は、単体の仮想マシンが利用する場合と比較して減少する。キャッシュ使用量が減少することは、キャッシュミス数の増加を招くため、アプリケーションによっては60%程度の性能低下が起こり得る(例えば、非特許文献1参照)。
非特許文献2には、最終レベルキャッシュのキャッシュ使用量(どの仮想マシンがどれだけのキャッシュ(空間)を使用しているか)をモニタリングするハードウェア機能(Cache Monitoring Technology)の技術について開示されている。
Intel's Cache Monitoring Technology: Use Models and Data [online]、[平成28年8月8日検索]、インターネット<URL:https://software.intel.com/en-us/blogs/2014/12/11/intels-cache-monitoring-technology-use-models-and-data> Benefits of Intel Cache Monitoring Technology in the Intel Xeon Processor E5 v3 Family [online]、[平成28年8月8日検索]、インターネット<URL:https://software.intel.com/en-us/blogs/2014/06/18/benefit-of-cache-monitoring>(Intelは登録商標。Xeonは登録商標。)
新たな仮想マシンを、すでに仮想マシンが稼働している物理サーバ上に配置(デプロイ)する際、インフラ運用者は、この配置が、稼働中の仮想マシンとのキャッシュ競合を考慮して本当に可能か否かを事前に知りたい場合がある。非特許文献2は、新たな仮想マシンを配置した後の処理(モニタリング)を説明しているだけである。このような非特許文献2の技術では、新たな仮想マシンを配置することが本当にできるか否かを事前に知ることができない。
このような事情に鑑みて、本発明は、仮想マシンがすでに稼働している物理サーバに新たな仮想マシンを配置することができるか否かを事前に知ることを課題とする。
前記した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、統合された複数の物理サーバ上で稼働する複数の仮想マシンを管理する仮想マシン管理装置であって、デプロイ対象仮想マシンが前記仮想マシン管理装置上で稼働するときに使用するキャッシュ容量であるキャッシュ使用量を測定する管理側測定器と、前記管理側測定器が前記仮想マシン管理装置のメインメモリにランダムアクセスするときのランダムアクセス頻度を変化させることで、前記測定したキャッシュ使用量から、前記デプロイ対象仮想マシンのランダムアクセス頻度を算出する算出部と、前記物理サーバの各々が備える物理サーバ側測定器が、前記算出したランダムアクセス頻度で稼働したときに確保されるキャッシュ容量となるキャッシュ可用量を、前記物理サーバ側測定器の各々から収集する収集部と、前記収集したキャッシュ可用量が、前記デプロイ対象仮想マシンの稼働に必要なキャッシュ容量である必要キャッシュ容量よりも大きい場合、前記デプロイ対象仮想マシンを前記物理サーバにデプロイ可能と判断する判断部と、を備える、ことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、統合された複数の物理サーバ上で稼働する複数の仮想マシンを管理する仮想マシン管理装置におけるデプロイ可否判断方法であって、前記仮想マシン管理装置が、管理側測定器を用いて、デプロイ対象仮想マシンが前記仮想マシン管理装置上で稼働するときに使用するキャッシュ容量であるキャッシュ使用量を測定するステップと、前記管理側測定器が前記仮想マシン管理装置のメインメモリにランダムアクセスするときのランダムアクセス頻度を変化させることで、前記測定したキャッシュ使用量から、前記デプロイ対象仮想マシンのランダムアクセス頻度を算出するステップと、前記物理サーバの各々が備える物理サーバ側測定器が、前記算出したランダムアクセス頻度で稼働したときに確保されるキャッシュ容量となるキャッシュ可用量を、前記物理サーバ側測定器の各々から収集するステップと、前記収集したキャッシュ可用量が、前記デプロイ対象仮想マシンの稼働に必要なキャッシュ容量である必要キャッシュ容量よりも大きい場合、前記デプロイ対象仮想マシンを前記物理サーバにデプロイ可能と判断するステップと、を実行する、ことを特徴とする。
請求項1,4に記載の発明によれば、汎用プラットフォーム上で仮想マシンのデプロイを行う場合、キャッシュ容量という観点で、デプロイ先の物理サーバですでに稼働している仮想マシンに意図的に負荷をかけたときの影響を、デプロイ前に観測することができる。
したがって、仮想マシンがすでに稼働している物理サーバに新たな仮想マシンを配置することができるか否かを事前に知ることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の仮想マシン管理装置であって、前記物理サーバ側測定器の各々から収集したキャッシュ可用量は、前記物理サーバ側測定器が、前記算出したランダムアクセス頻度にまでランダムアクセス頻度を徐々に増大させて得られるキャッシュ容量である、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、デプロイ先の物理サーバですでに稼働している仮想マシンにかける影響を必要最小限に抑えることができ、新たな仮想マシンの配置の判断を円滑にすることができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の仮想マシン管理装置であって、前記算出したランダムアクセス頻度にまでランダムアクセス頻度を徐々に増大させるまでに、前記物理サーバ上で稼働する仮想マシンのキャッシュ使用量が、当該仮想マシンの稼働に必要なキャッシュ容量である必要キャッシュ容量を下回った場合、前記物理サーバ側測定器は測定を終了し、前記デプロイ対象仮想マシンを前記物理サーバにデプロイ不可とする判断結果を前記物理サーバ側測定器から受信する、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、デプロイ先の物理サーバにて、既に稼働している仮想マシンへの影響が大きすぎて、新たな仮想マシンのデプロイが不可であることを事前に判断することができる。このため、新たな仮想マシンの配置の判断をより円滑にすることができる。
本発明によれば、仮想マシンがすでに稼働している物理サーバに新たな仮想マシンを配置することができるか否かを事前に知ることができる。
本実施形態のキャッシュ管理システムの全体構成図の例である。 (a)CEMの機能構成図の例であり、(b)がキャッシュ使用量を示すグラフの例である。 管理サーバの機能構成図の例である。 本実施形態のキャッシュ管理システムの全体シーケンスの例を示す図である。 デプロイ対象仮想マシンのランダムアクセス頻度測定の説明図(1)である。 デプロイ対象仮想マシンのランダムアクセス頻度測定の説明図(2)である。 仮想マシンのデプロイ可否判断の説明図である。 汎用プラットフォーム上で複数の仮想マシンを動作させた場合のキャッシュ競合を説明するための図であり、(a)は、単体の仮想マシンが動作した場合、(b)は、複数の仮想マシンが動作した場合である。
本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
≪全体構成≫
図1に示すように、本実施形態のキャッシュ管理システムは、管理サーバ10と、測定サーバ20と、複数の物理サーバA(30−1),B(30−2),・・・を備える。物理サーバA(30−1),B(30−2),・・・は、物理サーバ30と総称する場合がある。
管理サーバ10は、測定サーバ20および物理サーバ30から所定の情報を収集することで測定サーバ20および物理サーバ30を監視する。
測定サーバ20は、1または複数の仮想マシンが配置される測定用の物理サーバである。測定サーバ20には、新たにデプロイしようとするVM40(デプロイ対象仮想マシン)、および、後記するCEM50(管理側測定器)が配置されている。
物理サーバ30は、1または複数の仮想マシンが配置されるサービス提供用の物理サーバである。物理サーバA(30−1)には、VM41およびCEM51(物理サーバ側測定器)が配置されている。物理サーバB(30−2)には、VM42,43およびCEM52(物理サーバ側測定器)が配置されている。CEM51,52は、CEM50と同等の機能を有する。
管理サーバ10と測定サーバ20とは、本実施形態の仮想マシン管理装置を構成する。仮想マシン管理装置は、管理サーバ10および測定サーバ20の別体の装置を複数組み合わせて構成することができる。また、仮想マシン管理装置は、管理サーバ10の機能と測定サーバ20の機能を兼ね備えた1体の装置として構成することもできる。
≪CEM≫
図2(a)に示すように、例えばCEM50は、キャッシュ負荷装置部50aと、キャッシュ容量測定部50bと、入出力部50cと、必要キャッシュ記憶部50dと、測定終了判断部50eと、を有する。
キャッシュ負荷装置部50aは、CEM50自身が配置されている物理サーバのメインメモリに所定のランダムアクセス頻度(f[/s])でランダムアクセスする。ランダムアクセス頻度は可変であり、入出力部50cを介して管理サーバ10から設定することができる。
キャッシュ容量測定部50bは、CEM50自身が配置されている物理サーバ上で動作中のプロセスのキャッシュ使用量(s[MB])を測定する。動作中プロセスには、物理サーバに配置されている1または複数の仮想マシンおよびCEM50自身を含む。プロセスのキャッシュ使用量とは、当該プロセスが、配置先の物理サーバ上で動作するときに使用(占有)する(当該物理サーバの)キャッシュのキャッシュ容量である。測定されたキャッシュ使用量は、入出力部50cを介して管理サーバ10に通知される。
入出力部50cは、管理サーバ10とのインターフェイスとして機能する。入出力部50cは、キャッシュ負荷装置部50aによるランダムアクセスのランダムアクセス頻度を変化させて得られる、キャッシュ容量測定部50bが測定したキャッシュ使用量の推移を出力する(図2(b)参照)。
必要キャッシュ記憶部50dは、CEM50と配置先の物理サーバが同じである仮想マシンが正常にまたは遅延なく稼働するのに必要となるキャッシュ容量を必要キャッシュ容量として記憶する。必要キャッシュ容量は、インフラ運用者が登録する。必要キャッシュ記憶部50dは、仮想マシンごとに必要キャッシュ容量を記憶する。
測定終了判断部50eは、各仮想マシンのキャッシュ使用量から、CEM50による測定(後記)の終了および続行を判断する。
≪管理サーバ≫
図3に示すように、管理サーバ10は、制御部11と、通信部12と、記憶部13を備えている。
通信部12は、通信接続される、測定サーバ20および物理サーバ30と所定の情報の入出力を行う。また、通信部12は、通信回線を介して情報の送受信を行う不図示の通信インターフェイスと、キーボード等の入力手段やモニタ等の出力手段(いずれも不図示)との間で入出力を行う入出力インターフェイスとから構成される。
記憶部13は、ハードディスクやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)等の記憶手段からなり、必要キャッシュ容量情報13aおよび測定サーバ情報13bなどを記憶する。
必要キャッシュ容量情報13aは、仮想マシンの必要キャッシュ容量を示す情報であり、仮想マシンごとにインフラ運用者が登録する。登録対象の仮想マシンには、物理サーバ30に配置されているVM41〜43、および、測定サーバ20上に配置されているVM40が含まれる。
測定サーバ情報13bは、測定サーバ20のキャッシュ使用度を示す情報であり、測定サーバ20から収集される。測定サーバ20のキャッシュ使用度は、測定サーバ20のメインメモリへのランダムアクセスのランダムアクセス頻度に応じて、測定サーバ20のキャッシュが、どの程度使用されているかを示す値である。キャッシュ使用度は、ランダムアクセス頻度と、測定サーバ20上で動作するプロセスのキャッシュ使用量とのグラフとして示すことができる。
制御部11は、管理サーバ10全体の制御を司り、必要キャッシュ容量登録部11aと、ランダムアクセス頻度算出部11b(算出部)と、キャッシュ可用量収集部11c(収集部)と、デプロイ可否判断部11d(判断部)とを備える。また、この制御部11は、例えば、記憶部13に格納されたプログラムを不図示のCPUがRAMに展開し実行することで実現される。
必要キャッシュ容量登録部11aは、インフラ運用者が登録した、仮想マシン(デプロイ対象仮想マシン(VM40)を含む)ごとの必要キャッシュ容量を記憶部13に保存する。保存された必要キャッシュ容量は、必要キャッシュ容量情報13aを構成する。
ランダムアクセス頻度算出部11bは、キャッシュ容量測定部50bが測定した、プロセスのキャッシュ使用量から、当該プロセスのランダムアクセス頻度を算出する。ランダムアクセス頻度算出部11bは、例えば、測定サーバ20のキャッシュ使用度を利用して、ランダムアクセス頻度を算出することができる(後記)。
キャッシュ可用量収集部11cは、各CEM51,52が測定したキャッシュ可用量を各CEM51,52から収集する。キャッシュ可用量は、各CEM51,52がそれぞれ、物理サーバA(30−1),B(30−2)上で稼働するときに確保されるキャッシュ容量である。
デプロイ可否判断部11dは、収集されたキャッシュ可用量と、デプロイ対象仮想マシン(VM40)の必要キャッシュ容量とを比較し、当該仮想マシンが物理サーバ30の各々にデプロイ可能か否かを判断する。
なお、測定サーバ20は、管理サーバ10と同様に、制御部と、通信部と、記憶部とを備える。
また、各物理サーバ30は、管理サーバ10と同様に、制御部と、通信部と、記憶部とを備える。
≪処理≫
次に、本実施形態のキャッシュ管理システムが実行する処理について説明する。
図4に示すように、管理サーバ10は、各物理サーバA,B(30−1,30−2)上で稼働するVM41〜43の必要キャッシュ容量(sserver)を物理サーバA,B(30−1,30−2)のCEM51,52にそれぞれ通知する(ステップS1)。必要キャッシュ容量(sserver)は、必要キャッシュ容量情報13aから読み出した情報である。
次に、管理サーバ10は、デプロイ対象仮想マシンのキャッシュ使用量を測定するように、測定サーバ20のCEM50に要求する(ステップS2)。
なお、この要求を受信した測定サーバ20は、図5に示す手順(ステップA1〜A3)を予め準備実行する。ステップA1〜A3は、図4の処理の開始前に実行してもよいし、ステップS2の要求があった後に行ってもよい。
まず、測定サーバ20上のCEM50を所定のランダムアクセス頻度(f)で常時稼働させる(ステップA1)。
測定サーバ20上のCEM53(CEM50と同等の機能を有する)は、CEM50がfで稼働している状況下で、測定サーバ20のキャッシュ使用度(CU)を測定する(ステップA2)。測定サーバ20のキャッシュ使用度(CU)は、測定サーバ20上にCEM50,53を稼働させた状態で、キャッシュ負荷装置部50aがランダムアクセス頻度を変化させつつ、キャッシュ容量測定部50bが測定したキャッシュ使用量(s)の推移を示すグラフとして表わすことができる。
また、測定サーバ20上のCEM53は、測定したキャッシュ使用度(CU)を管理サーバ10に通知する(ステップA2)。
管理サーバ10は、CEM53から通知されたキャッシュ使用度(CU)を、測定サーバ情報13bに保存する(ステップA3)。
図4に戻って、測定サーバ20のCEM50は、キャッシュ容量測定部50bによって、デプロイ対象仮想マシンとしてのVM40のキャッシュ使用量(sVM)を測定する(ステップS3)。また、測定サーバ20のCEM50は、測定したキャッシュ使用量(sVM)を管理サーバ10に通知する(ステップS4)。
次に、管理サーバ10は、デプロイ対象仮想マシンのランダムアクセス頻度(fVM)を算出する(ステップS5)。
ステップS3〜S5による測定は、図6に示す手順(ステップB1〜B3)に従って実行される。なお、図6に示すように、測定サーバ20上に、デプロイ対象仮想マシンとしての対象VM(VM40)を配置する。また、CEM53は、測定サーバ20から削除する。
で稼働中のCEM50は、キャッシュ容量測定部50bによって、CEM50自身のキャッシュ使用量を除くように演算処理をして、対象VM、つまりVM40のキャッシュ使用量(sVM)を測定し、管理サーバ10に通知する(ステップB1)。
管理サーバ10は、測定サーバ情報13bに保存しているキャッシュ使用度(CU)を読み取る(ステップB2)。
管理サーバ10は、ランダムアクセス頻度算出部11bによって、読み取ったキャッシュ使用度(CU)を用いて、CEM50から通知されたキャッシュ使用量(sVM)に対応するランダムアクセス頻度(f)を、対象VMのランダムアクセス頻度(fVM)として算出する(ステップB3)。
図4に戻って、管理サーバ10は、算出した、デプロイ対象仮想マシン、つまり対象VMのランダムアクセス頻度(fVM)を、物理サーバA,B(30−1,30−2)のCEM51,52にそれぞれ通知するとともに、ランダムアクセス頻度(fVM)に基づくキャッシュ可用量の測定を要求する(ステップS6)。
物理サーバA,B(30−1,30−2)のCEM51,52はそれぞれ、ランダムアクセス頻度(fVM)に基づくキャッシュ可用量(sCEM)を測定する(ステップS7)。このキャッシュ可用量(sCEM)の測定方法は後記する。なお、キャッシュ可用量(sCEM)が測定不可になる場合もあり、その場合、測定不可の結果を出力する。
物理サーバA,B(30−1,30−2)のCEM51,52はそれぞれ、測定したキャッシュ可用量(sCEM)(または測定不能の結果)を管理サーバ10に通知する(ステップS8)。管理サーバ10は、通知されたキャッシュ可用量(sCEM)を用いてデプロイ対象仮想マシンのデプロイ可否を判断する(ステップS9)。
ステップS7〜S9による処理は、図7に示す手順(ステップC1〜C4)に従って実行される。まず、物理サーバA,B(30−1,30−2)のCEM51,52はそれぞれ、物理サーバA,B(30−1,30−2)で稼働するVM41〜43のキャッシュ使用量をモニタリングしている。
CEM51,52はそれぞれ、キャッシュ負荷装置部50aによって、CEM51,52のランダムアクセス頻度を0〜fVMまで徐々に増大させる(ステップC1)。すると、図7中のグラフ100A,100Bに示すように、CEM51,52(100A,100B中では単に「CEM」と表記)のキャッシュ使用量は増大する一方、物理サーバA,B(30−1,30−2)で稼働するVM41〜43(100A,100B中では単に「VM」と表記))のキャッシュ使用量は減少する。
CEM51,52のランダムアクセス頻度をfVMに増大させるまでに、VM41〜43のいずれかのキャッシュ使用量が、自身の仮想マシンの必要キャッシュ容量(sserver)を下回ったとき、キャッシュ可用量(sCEM)の測定を中断して終了する(図7中のグラフ100A参照)。この場合、デプロイ対象仮想マシンのデプロイは不可と判断する。
VM41〜43のいずれかのキャッシュ使用量が、自身の仮想マシンの必要キャッシュ容量(sserver)を下回ることなく、CEM51,52のランダムアクセス頻度がfVMに到達した場合、fVMにおいてCEM51,52が確保しているキャッシュ使用量をキャッシュ可用量(sCEM)として測定を終了する(図7中のグラフ100B参照)。CEM51,52は、測定が成功したときのキャッシュ可用量(sCEM)を取得する(ステップC2)。
CEM51,52は、キャッシュ可用量(sCEM)の測定結果(デプロイ不可結果含む)および取得したキャッシュ可用量(sCEM)を管理サーバ10に通知する(ステップC3)。
管理サーバ10は、デプロイ可否判断部11dによって、CEM51,52から取得したキャッシュ可用量(sCEM)と、デプロイ対象仮想マシンの必要キャッシュ容量(sdeploy)(必要キャッシュ容量登録部11aによって登録済み)とを比較する。デプロイ可否判断部11dは、キャッシュ可用量(sCEM)が必要キャッシュ容量(sdeploy)よりも大きければ、デプロイ対象仮想マシンを該当の物理サーバA,B(30−1,30−2)にデプロイすることが可能であると判断し、そうでなければデプロイ不可と判断する。
以上で、キャッシュ管理システムが実行する処理の説明を終える。
≪まとめ≫
本実施形態によれば、汎用プラットフォーム上で仮想マシンのデプロイを行う場合、キャッシュ容量という観点で、デプロイ先の物理サーバですでに稼働している仮想マシンに意図的に負荷をかけたときの影響を、デプロイ前に観測することができる。
したがって、仮想マシンがすでに稼働している物理サーバに新たな仮想マシンを配置することができるか否かを事前に知ることができる。
また、デプロイ先の物理サーバですでに稼働している仮想マシンにかける影響を必要最小限に抑えることができ、新たな仮想マシンの配置の判断を円滑にすることができる。
また、デプロイ先の物理サーバにて、既に稼働している仮想マシンへの影響が大きすぎて、新たな仮想マシンのデプロイが不可であることを事前に判断することができる。このため、新たな仮想マシンの配置の判断をより円滑にすることができる。
≪変形例≫
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(c)のようなものがある。
(a):本実施形態では、管理サーバ10がデプロイ対象仮想マシンのランダムアクセス頻度(fVM)を算出した(図4のステップS5)。しかし、測定サーバ20がこの算出を行うようにしてもよい。
(b):本発明は、サーバ環境がヘテロなサーバ環境であっても新たな仮想マシンのデプロイ可否を判断することができる。つまり、キャッシュ容量やCPUアーキテクチャが各物理サーバ30間で異なるサーバ環境であっても本発明を適用することができ、各物理サーバ30の性能に依らない。
(c):本発明では、新たな仮想マシンが利用しようとするキャッシュが、最高次(最終レベル)キャッシュ(図8では、3次キャッシュメモリ)に限られず、より低次(1次、2次など)のキャッシュであっても、新たな仮想マシンのデプロイ可否を判断することができる。
(d):管理サーバ10は、新たな仮想マシンがデプロイ不可であると判断した場合には、インフラ運用者に所定態様のアラート通知を行うようにしてもよい。
また、本実施形態で説明した種々の技術を適宜組み合わせた技術を実現することもできる。
また、本実施形態で説明したソフトウェアをハードウェアとして実現することもでき、ハードウェアをソフトウェアとして実現することもできる。
その他、ハードウェア、ソフトウェア、処理手順などについて、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
10 管理サーバ(仮想マシン管理装置を構成)
11a 必要キャッシュ容量登録部
11b ランダムアクセス頻度算出部(算出部)
11c キャッシュ可用量収集部(収集部)
11d デプロイ可否判断部(判断部)
13a 必要キャッシュ容量情報
13b 測定サーバ情報
20 測定サーバ(仮想マシン管理装置を構成)
30 物理サーバ
40 VM(デプロイ対象仮想マシン)
41〜43 VM
50 CEM(管理側測定器)
51,52 CEM(物理サーバ側測定器)
50a キャッシュ負荷装置部
50b キャッシュ容量測定部
50c 入出力部
50d 必要キャッシュ記憶部
50e 測定終了判断部

Claims (4)

  1. 統合された複数の物理サーバ上で稼働する複数の仮想マシンを管理する仮想マシン管理装置であって、
    デプロイ対象仮想マシンが前記仮想マシン管理装置上で稼働するときに使用するキャッシュ容量であるキャッシュ使用量を測定する管理側測定器と、
    前記管理側測定器が前記仮想マシン管理装置のメインメモリにランダムアクセスするときのランダムアクセス頻度を変化させることで、前記測定したキャッシュ使用量から、前記デプロイ対象仮想マシンのランダムアクセス頻度を算出する算出部と、
    前記物理サーバの各々が備える物理サーバ側測定器が、前記算出したランダムアクセス頻度で稼働したときに確保されるキャッシュ容量となるキャッシュ可用量を、前記物理サーバ側測定器の各々から収集する収集部と、
    前記収集したキャッシュ可用量が、前記デプロイ対象仮想マシンの稼働に必要なキャッシュ容量である必要キャッシュ容量よりも大きい場合、前記デプロイ対象仮想マシンを前記物理サーバにデプロイ可能と判断する判断部と、を備える、
    ことを特徴とする仮想マシン管理装置。
  2. 前記物理サーバ側測定器の各々から収集したキャッシュ可用量は、
    前記物理サーバ側測定器が、前記算出したランダムアクセス頻度にまでランダムアクセス頻度を徐々に増大させて得られるキャッシュ容量である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の仮想マシン管理装置。
  3. 前記算出したランダムアクセス頻度にまでランダムアクセス頻度を徐々に増大させるまでに、前記物理サーバ上で稼働する仮想マシンのキャッシュ使用量が、当該仮想マシンの稼働に必要なキャッシュ容量である必要キャッシュ容量を下回った場合、前記物理サーバ側測定器は測定を終了し、前記デプロイ対象仮想マシンを前記物理サーバにデプロイ不可とする判断結果を前記物理サーバ側測定器から受信する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の仮想マシン管理装置。
  4. 統合された複数の物理サーバ上で稼働する複数の仮想マシンを管理する仮想マシン管理装置におけるデプロイ可否判断方法であって、
    前記仮想マシン管理装置が、
    管理側測定器を用いて、デプロイ対象仮想マシンが前記仮想マシン管理装置上で稼働するときに使用するキャッシュ容量であるキャッシュ使用量を測定するステップと、
    前記管理側測定器が前記仮想マシン管理装置のメインメモリにランダムアクセスするときのランダムアクセス頻度を変化させることで、前記測定したキャッシュ使用量から、前記デプロイ対象仮想マシンのランダムアクセス頻度を算出するステップと、
    前記物理サーバの各々が備える物理サーバ側測定器が、前記算出したランダムアクセス頻度で稼働したときに確保されるキャッシュ容量となるキャッシュ可用量を、前記物理サーバ側測定器の各々から収集するステップと、
    前記収集したキャッシュ可用量が、前記デプロイ対象仮想マシンの稼働に必要なキャッシュ容量である必要キャッシュ容量よりも大きい場合、前記デプロイ対象仮想マシンを前記物理サーバにデプロイ可能と判断するステップと、を実行する、
    ことを特徴とするデプロイ可否判断方法。
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