JP2018028859A - 広告接触状況分析システムおよび広告接触状況分析方法 - Google Patents

広告接触状況分析システムおよび広告接触状況分析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 完全協力者のサンプルサイズが十分に得られない場合であっても、部分協力者の広告接触ログを有効に活用して、精度の高いリーチ推計(広告接触状況の分析)を行うことのできる広告接触状況分析システムを提供する。
【解決手段】 広告接触状況分析システム1は、完全協力者の広告接触ログ(完全接触ログ)を収集する完全接触ログ収集部10と、部分協力者の広告接触ログ(部分接触ログ)を収集する部分接触ログ収集部11と、部分接触ログが所定の制約条件を満たすか否かを判定する制約条件判定部12と、制約条件を満たすと判定された部分接触ログを用いて重み付け係数を算出する重み付け係数算出部13と、重み付け係数を用いて完全接触ログに重み付け処理を行う重み付け処理部14と、重み付け処理を行った完全接触ログに基づいて広告接触状況の推計を行う広告接触状況推計部15を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数種類のデバイスを用いて広告に接触した調査対象者から広告接触情報を収集して広告接触状況を分析する技術に関する。
従来から、消費者に対して商品やサービスの広告が様々な手法で提供されており、その広告効果を分析する技術も種々提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2012−88994号公報
従来、広告の媒体としては、新聞や雑誌、テレビやラジオなどが用いられてきたが、近年では、インターネットの普及を背景に、ウェブサイトやバナーを用いた広告も行われるようになってきた。また近年では、消費者の生活スタイルの変化にともなって、テレビで広告を閲覧する機会が減少している一方、パーソナルコンピュータやモバイル端末で広告を閲覧する機会が増加している。
このような状況下においても、広告の接触状況を適切に把握することが要求される。そこで、複数種類のデバイス(例えば、パーソナルコンピュータ、モバイル端末、テレビなど)を用いて広告に接触した調査対象者から広告接触情報(広告接触ログ)を収集する方法が考えられる。例えば、同一の調査対象者が用いる複数種類のデバイスを、その調査対象者に対応づけ(紐付け)しておき、同一の調査対象者からの広告接触情報を、ログ形式で正確に継続的に収集して、広告の接触状況を分析する手法が考えられる。その場合、複数種類のデバイスは、所定期間内に所定回数以上(すなわち、所定頻度以上)、利用されているデバイス(利用デバイス)と、利用デバイスのうち、広告接触情報を提供することに調査対象者が承諾した(広告接触ログを収集することが許可された)デバイス(協力デバイス)とに分類することができる。例えば、利用デバイスの識別は、調査対象者へのアンケート調査により行われる。また、協力デバイスの識別は、そのデバイス(利用デバイス)から広告接触ログが収集できたか否かにより行われる。
そして、広告の接触状況を正確に分析するためには、複数種類のうち全種類の協力デバイス(例えば、パーソナルコンピュータ、モバイル端末、テレビのすべて)を用いて広告に接触した調査対象者(完全協力者)の広告接触情報を用いるのが、最も理想的である。しかしながら、必ずしもすべての調査対象者に全種類の協力デバイスを用いてもらうことができるわけではない。したがって、全種類の協力デバイスを用いて広告に接触した調査対象者(完全協力者)は、複数種類のうち一部の種類の協力デバイスを用いて広告に接触した調査対象者(部分協力者)に比べると、十分なサンプルサイズを得ることが難しい。その結果、統計的な誤差が大きくなってしまい、精度の高いリーチ推計(広告接触状況の分析)を行うことが困難であるという問題がある。
一方、部分協力者の広告接触情報を用いることも考えられる。部分協力者は、完全協力者の数に比べれば、十分なサンプルサイズを得ることが容易である。しかしながら、部分協力者の広告接触情報を単に用いただけでは、正確な分析結果が得られないという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、完全協力者のサンプルサイズが十分に得られない場合であっても、部分協力者(完全協力者よりサンプルサイズが大きい)の広告接触情報を有効に活用して、精度の高いリーチ推計(広告接触状況の分析)を行うことのできる広告接触状況分析システムを提供することを目的とする。
本発明の広告接触状況分析システムは、複数種類のデバイスを用いて広告に接触した調査対象者から広告接触ログを収集して広告接触状況を分析する広告接触状況分析システムであって、各調査対象者が用いる複数種類のデバイスは、当該調査対象者に対応づけられており、前記複数種類のデバイスには、所定期間内に所定回数以上、利用されている利用デバイスと、前記利用デバイスのうち、前記広告接触ログを収集することが許可されている協力デバイスと、が含まれ、前記広告接触状況分析システムは、前記複数種類のうち全種類の協力デバイスを用いて広告に接触した調査対象者である完全協力者の広告接触ログを、完全接触ログとして収集する完全接触ログ収集部と、前記複数種類のうち一部の種類の協力デバイスを用いて広告に接触した調査対象者である部分協力者の広告接触ログを、部分接触ログとして収集する部分接触ログ収集部と、前記部分接触ログが所定の制約条件を満たすか否かを判定する制約条件判定部と、前記制約条件を満たすと判定された前記部分接触ログを用いて重み付け係数を算出する重み付け係数算出部と、前記重み付け係数を用いて前記完全接触ログに重み付け処理を行う重み付け処理部と、前記重み付け処理を行った前記完全接触ログに基づいて前記広告接触状況の推計を行う広告接触状況推計部と、を備え、前記重み付け処理を行った前記完全接触ログに基づいて推計した前記広告接触状況の推計値の統計的な誤差は、前記重み付け処理を行っていない前記完全接触ログに基づいて集計した前記広告接触状況の集計値の統計的な誤差より小さい。
この構成によれば、全種類の協力デバイスを利用して広告に接触した調査対象者(完全協力者)の広告接触ログ(完全接触ログ)を収集するとともに、一部の種類の協力デバイスを利用して広告に接触した調査対象者(部分協力者)の広告接触ログ(部分接触ログ)を収集する。そして、所定の制約条件を満たすと判定された部分接触ログを用いて重み付け係数を算出し、その重み付け係数を用いて完全接触ログに重み付け処理を行い、重み付け処理を行った完全接触ログに基づいて広告接触状況の推計を行う。この場合、重み付け処理を行った完全接触ログに基づいて推計した広告接触状況の推計値の統計的な誤差は、重み付け処理を行っていない完全接触ログに基づいて集計した広告接触状況の集計値の統計的な誤差より小さい。したがって、完全協力者のサンプルサイズが十分に得られない場合であっても、部分協力者(完全協力者よりサンプルサイズが大きい)の広告接触ログを有効に活用して、精度の高いリーチ推計(広告接触状況の分析)を行うことが可能になる。
また、本発明の広告接触状況分析システムでは、前記制約条件判定部は、前記部分接触ログが示す広告接触状況が、前記完全接触ログのうち当該部分接触ログの一部の種類のデバイスに対応する広告接触ログが示す広告接触状況と整合している場合に、前記制約条件を満たすと判定してもよい。
この構成によれば、部分接触ログが示す広告接触状況が、完全接触ログのうち当該部分接触ログの一部の種類のデバイスに対応する広告接触ログが示す広告接触状況と整合していると制約条件を満たすと判定される。このような制約条件を満たす部分接触ログを用いて重み付け係数を算出することにより、確からしい重み付け係数を算出することができ、信頼性の高いリーチ推計(広告接触状況の分析)を行うことが可能になる。
また、本発明の広告接触状況分析システムでは、前記重み付け係数算出部は、レイキング法を用いて前記重み付け係数を算出してもよい。
この構成によれば、レイキング法を用いることにより、確からしい重み付け係数の算出を具体的に実現することができる。
本発明の広告接触状況分析方法は、複数種類のデバイスを用いて広告に接触した調査対象者から広告接触ログを収集して広告接触状況を分析する広告接触状況分析方法であって、各調査対象者が用いる複数種類のデバイスは、当該調査対象者に対応づけられており、前記複数種類のデバイスには、所定期間内に所定回数以上、利用されている利用デバイスと、前記利用デバイスのうち、前記広告接触ログを収集することが許可されている協力デバイスと、が含まれ、前記広告接触状況分析方法は、前記複数種類のうち全種類の協力デバイスを用いて広告に接触した調査対象者である完全協力者の広告接触ログを、完全接触ログとして収集する完全接触ログ収集ステップと、前記複数種類のうち一部の種類の協力デバイスを用いて広告に接触した調査対象者である部分協力者の広告接触ログを、部分接触ログとして収集する部分接触ログ収集ステップと、前記部分接触ログが所定の制約条件を満たすか否かを判定する制約条件判定ステップと、前記制約条件を満たすと判定された前記部分接触ログを用いて重み付け係数を算出する重み付け係数算出ステップと、前記重み付け係数を用いて前記完全接触ログに重み付け処理を行う重み付け処理ステップと、前記重み付け処理を行った前記完全接触ログに基づいて前記広告接触状況の推計を行う広告接触状況推計ステップと、を含み、前記重み付け処理を行った前記完全接触ログに基づいて推計した前記広告接触状況の推計値の統計的な誤差は、前記重み付け処理を行っていない前記完全接触ログに基づいて集計した前記広告接触状況の集計値の統計的な誤差より小さい。
この方法によれば、全種類の協力デバイスを利用して広告に接触した調査対象者(完全協力者)の広告接触ログ(完全接触ログ)を収集するとともに、一部の種類の協力デバイスを利用して広告に接触した調査対象者(部分協力者)の広告接触ログ(部分接触ログ)を収集する。そして、所定の制約条件を満たすと判定された部分接触ログを用いて重み付け係数を算出し、その重み付け係数を用いて完全接触ログに重み付け処理を行い、重み付け処理を行った完全接触ログに基づいて広告接触状況の推計を行う。この場合、重み付け処理を行った完全接触ログに基づいて推計した広告接触状況の推計値の統計的な誤差は、重み付け処理を行っていない完全接触ログに基づいて集計した広告接触状況の集計値の統計的な誤差より小さい。したがって、完全協力者のサンプルサイズが十分に得られない場合であっても、部分協力者(完全協力者よりサンプルサイズが大きい)の広告接触ログを有効に活用して、精度の高いリーチ推計(広告接触状況の分析)を行うことが可能になる。
また、本発明の広告接触状況分析方法では、前記制約条件判定ステップで、前記部分接触ログが示す広告接触状況が、前記完全接触ログのうち当該部分接触ログの一部の種類のデバイスに対応する広告接触ログが示す広告接触状況と整合している場合に、前記制約条件を満たすと判定してもよい。
この方法によれば、部分接触ログが示す広告接触状況が、完全接触ログのうち当該部分接触ログの一部の種類のデバイスに対応する広告接触ログが示す広告接触状況と整合していると制約条件を満たすと判定される。このような制約条件を満たす部分接触ログを用いて重み付け係数を算出することにより、確からしい重み付け係数を算出することができ、信頼性の高いリーチ推計(広告接触状況の分析)を行うことが可能になる。
また、本発明の広告接触状況分析方法では、前記重み付け係数算出ステップで、レイキング法を用いて前記重み付け係数を算出してもよい。
この方法によれば、レイキング法を用いることにより、確からしい重み付け係数の算出を具体的に実現することができる。
本発明によれば、完全協力者のサンプルサイズが十分に得られない場合であっても、部分協力者(完全協力者よりサンプルサイズが大きい)の広告接触ログを有効に活用して、精度の高いリーチ推計(広告接触状況の分析)を行うことができる。
本発明の実施の形態における広告接触状況分析システムのブロック図である。 本発明の実施の形態における協力デバイスのサンプルサイズの一例を示す表である。 本発明の実施の形態における利用デバイスと協力デバイスのクロス表である。 本発明の実施の形態における広告接触状況分析システムの動作説明のためのフロー図である。
以下、本発明の実施の形態の広告接触状況分析システムについて、図面を用いて説明する。本実施の形態では、マルチデバイス利用者ベースのクロスリーチ推計に用いられる広告接触状況分析システムの場合を例示する。
本発明の実施の形態の広告接触状況分析システムの構成を、図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の広告接触状況分析システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、広告接触状況分析システム1は、調査対象者のデバイス2とネットワーク3を介して接続されている。調査対象者は、複数種類のデバイス2を用いて広告に接触する。複数種類のデバイス2には、例えば、テレビ(TV)、パソコン(PC)、モバイル装置(MV)などが含まれる。この広告接触状況分析システム1は、複数種類のデバイス2を用いて広告に接触した調査対象者から広告接触ログを収集して広告接触状況を分析する機能を備えている。
調査対象者が用いる複数種類のデバイス2(TV、PC、MVなど)は、その調査対象者に対応づけられている。同一の調査対象者が用いる複数種類のデバイス2は、同一のIDをキーにしてそれぞれ紐づけられている。したがって、同一の調査対象者が複数種類のデバイス2を用いて広告に接触した場合には、そのことをシステム側で把握することができる。
複数種類のデバイス2には、所定期間内に所定回数以上(例えば月に1回以上)、利用されているデバイス2(利用デバイス)と、利用デバイスのうち、広告接触ログを収集することが許可されているデバイス2(協力デバイス)が含まれる。図2は、協力デバイスのサンプルサイズの一例を示す表であり、図3は、利用デバイスと協力デバイスのクロス表である。図3の例では、利用デバイスのすべてが協力デバイスである調査対象者(完全協力者)は2,940人であるのに対して、利用デバイスの一部が協力デバイスである調査対象者(部分協力者)は9,140人である。完全協力者は、複数種類のうち全種類の協力デバイスを用いて広告に接触した調査対象者であり、部分協力者は、複数種類のうち一部の種類の協力デバイスを用いて広告に接触した調査対象者であるともいえる。
図1に戻って、広告接触分析システムの構成の説明を続ける。図1に示すように、広告接触分析システムは、完全接触ログ収集部10、部分接触ログ収集部11、制約条件判定部12、重み付け係数算出部13、重み付け処理部14、広告接触状況推計部15を備えている。
完全接触ログ収集部10は、完全協力者の広告接触ログ(完全接触ログ)を収集する。部分接触ログ収集部11は、部分協力者の広告接触ログ(部分接触ログ)として収集する。制約条件判定部12は、部分接触ログが所定の制約条件を満たすか否かを判定する。重み付け係数算出部13は、制約条件判定部12で制約条件を満たすと判定された部分接触ログを用いて重み付け係数を算出する。重み付け処理部14は、重み付け係数算出部13で算出された重み付け係数を用いて完全接触ログに重み付け処理を行う。広告接触状況推計部15は、重み付け処理部14で重み付け処理を行った完全接触ログに基づいて広告接触状況(リーチ)の推計を行う。
制約条件判定部12は、例えば、部分接触ログが示す広告接触状況が、完全接触ログのうち当該部分接触ログの一部の種類のデバイスに対応する広告接触ログが示す広告接触状況と整合している場合に、制約条件を満たすと判定する。例えば、3スクリーン(PCとMVとTV)のリーチ推計の場合、以下の7つの制約条件(1)〜(7)をすべて満たすことが条件とされる。
(1)重み付け処理後の「TVのみ」のリーチの推計値が、3スクリーンの完全接触ログのうちの「TVのみ」のリーチの集計値と整合する。
(2)重み付け処理後の「PCのみ」のリーチの推計値が、3スクリーンの完全接触ログのうちの「PCのみ」のリーチの集計値と整合する。
(3)重み付け処理後の「MVのみ」のリーチの推計値が、3スクリーンの完全接触ログのうちの「MVのみ」のリーチの集計値と整合する。
(4)重み付け処理後の「TVとPC」のリーチの推計値が、3スクリーンの完全接触ログのうちの「TVとPC」のリーチの集計値と整合する。
(5)重み付け処理後の「MBとPC」のリーチの推計値が、3スクリーンの完全接触ログのうちの「MVとPC」のリーチの集計値と整合する。
(6)重み付け処理後の「MVとTV」のリーチの推計値が、3スクリーンの完全接触ログのうちの「MVとTV」のリーチの集計値と整合する。
(7)重み付け処理後の性・年代の構成比が、母集団の性・年代の構成比と整合する。
重み付け係数算出部13は、レイキング法を用いて重み付け係数を算出する。推定方法は、IPF(Iterative Proportional Fitting)を用いる。この場合、7つの層化変数に対してIPFを適用する。例えば、第1の層化変数の周辺分布に合わせるウェイト調整を行い、出来上がったウェイトを用いて第2の層化変数の周辺分布に合わせるウェイト調整を行い・・・、出来上がったウェイトを用いて第7の層化変数の周辺分布に合わせるウェイト調整を行い、出来上がったウェイトを用いて再び第1の周辺分布に合わせるウェイト調整を行う。以降、周辺分布に一致するまでイタレーションを繰り返す。
以上のように構成された広告接触状況分析システム1について、図4のフロー図を参照して処理の流れを説明する。この場合、「3スクリーン」、「PCとTV」、「MVとTV」に対して、それぞれ別々に処理が行われるが、以下では、「3スクリーン」に対して処理が行われる場合について説明する。
本実施の形態の広告接触状況分析システム1を用いて「3スクリーン」のリーチの推計を行う場合には、3スクリーンの完全協力者の広告接触ログ(完全接触ログ)を収集するとともに(S1)、3スクリーンの部分協力者の広告接触ログ(部分接触ログ)を収集する(S2)。そして、3スクリーンの部分接触ログが所定の制約条件(例えば、上記の(1)〜(7)の制約条件)を満たすか否かを判定し(S3)、制約条件を満たすと判定された場合には、その部分接触ログを用いて重み付け係数をレイキング法により算出する(S4)。このようにして算出された重み付け係数を用いて完全接触ログに重み付け処理を行い(S5)、重み付け処理を行った完全接触ログに基づいて広告接触状況(リーチ)の推計を行う(S6)。
このような本実施の形態の広告接触状況分析システム1によれば、全種類の協力デバイスを利用して広告に接触した調査対象者(完全協力者)の広告接触ログ(完全接触ログ)を収集するとともに、一部の種類の協力デバイスを利用して広告に接触した調査対象者(部分協力者)の広告接触ログ(部分接触ログ)を収集する。そして、所定の制約条件を満たすと判定された部分接触ログを用いて重み付け係数を算出し、その重み付け係数を用いて完全接触ログに重み付け処理を行い、重み付け処理を行った完全接触ログに基づいて広告接触状況の推計を行う。この場合、重み付け処理を行った完全接触ログに基づいて推計した広告接触状況の推計値の統計的な誤差は、重み付け処理を行っていない完全接触ログに基づいて集計した広告接触状況の集計値の統計的な誤差より小さい。したがって、完全協力者のサンプルサイズが十分に得られない場合であっても、部分協力者(完全協力者よりサンプルサイズが大きい)の広告接触ログを有効に活用して、精度の高いリーチ推計(広告接触状況の分析)を行うことが可能になる。
本実施の形態では、部分接触ログが示す広告接触状況が、完全接触ログのうち当該部分接触ログの一部の種類のデバイス2に対応する広告接触ログが示す広告接触状況と整合していると制約条件を満たすと判定される。このような制約条件を満たす部分接触ログを用いて重み付け係数を算出することにより、確からしい重み付け係数を算出することができ、信頼性の高いリーチ推計(広告接触状況の分析)を行うことが可能になる。この場合、レイキング法を用いることにより、確からしい重み付け係数の算出を具体的に実現することができる。
以上、本発明の実施の形態を例示により説明したが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において目的に応じて変更・変形することが可能である。
以上のように、本発明にかかる広告接触状況分析システムは、完全協力者のサンプルサイズが十分に得られない場合であっても、部分協力者(完全協力者よりサンプルサイズが大きい)の広告接触情報を有効に活用して、精度の高いリーチ推計(広告接触状況の分析)を行うことができるという効果を有し、マルチデバイス利用者ベースのクロスリーチ推計に適用され、有用である。
1 広告接触状況分析システム
2 デバイス
3 ネットワーク
10 完全接触ログ収集部
11 部分接触ログ収集部
12 制約条件判定部
13 重み付け係数算出部
14 重み付け処理部
15 広告接触状況推計部

Claims (6)

  1. 複数種類のデバイスを用いて広告に接触した調査対象者から広告接触ログを収集して広告接触状況を分析する広告接触状況分析システムであって、
    各調査対象者が用いる複数種類のデバイスは、当該調査対象者に対応づけられており、
    前記複数種類のデバイスには、
    所定期間内に所定回数以上、利用されている利用デバイスと、
    前記利用デバイスのうち、前記広告接触ログを収集することが許可されている協力デバイスと、
    が含まれ、
    前記広告接触状況分析システムは、
    前記複数種類のうち全種類の協力デバイスを用いて広告に接触した調査対象者である完全協力者の広告接触ログを、完全接触ログとして収集する完全接触ログ収集部と、
    前記複数種類のうち一部の種類の協力デバイスを用いて広告に接触した調査対象者である部分協力者の広告接触ログを、部分接触ログとして収集する部分接触ログ収集部と、
    前記部分接触ログが所定の制約条件を満たすか否かを判定する制約条件判定部と、
    前記制約条件を満たすと判定された前記部分接触ログを用いて重み付け係数を算出する重み付け係数算出部と、
    前記重み付け係数を用いて前記完全接触ログに重み付け処理を行う重み付け処理部と、
    前記重み付け処理を行った前記完全接触ログに基づいて前記広告接触状況の推計を行う広告接触状況推計部と、
    を備え、
    前記重み付け処理を行った前記完全接触ログに基づいて推計した前記広告接触状況の推計値の統計的な誤差は、前記重み付け処理を行っていない前記完全接触ログに基づいて集計した前記広告接触状況の集計値の統計的な誤差より小さいことを特徴とする広告接触状況分析システム。
  2. 前記制約条件判定部は、
    前記部分接触ログが示す広告接触状況が、前記完全接触ログのうち当該部分接触ログの一部の種類のデバイスに対応する広告接触ログが示す広告接触状況と整合している場合に、前記制約条件を満たすと判定する、請求項1に記載の広告接触状況分析システム。
  3. 前記重み付け係数算出部は、レイキング法を用いて前記重み付け係数を算出する、請求項1または請求項2に記載の広告接触状況分析システム。
  4. 複数種類のデバイスを用いて広告に接触した調査対象者から広告接触ログを収集して広告接触状況を分析する広告接触状況分析方法であって、
    各調査対象者が用いる複数種類のデバイスは、当該調査対象者に対応づけられており、
    前記複数種類のデバイスには、
    所定期間内に所定回数以上、利用されている利用デバイスと、
    前記利用デバイスのうち、前記広告接触ログを収集することが許可されている協力デバイスと、
    が含まれ、
    前記広告接触状況分析方法は、
    前記複数種類のうち全種類の協力デバイスを用いて広告に接触した調査対象者である完全協力者の広告接触ログを、完全接触ログとして収集する完全接触ログ収集ステップと、
    前記複数種類のうち一部の種類の協力デバイスを用いて広告に接触した調査対象者である部分協力者の広告接触ログを、部分接触ログとして収集する部分接触ログ収集ステップと、
    前記部分接触ログが所定の制約条件を満たすか否かを判定する制約条件判定ステップと、
    前記制約条件を満たすと判定された前記部分接触ログを用いて重み付け係数を算出する重み付け係数算出ステップと、
    前記重み付け係数を用いて前記完全接触ログに重み付け処理を行う重み付け処理ステップと、
    前記重み付け処理を行った前記完全接触ログに基づいて前記広告接触状況の推計を行う広告接触状況推計ステップと、
    を含み、
    前記重み付け処理を行った前記完全接触ログに基づいて推計した前記広告接触状況の推計値の統計的な誤差は、前記重み付け処理を行っていない前記完全接触ログに基づいて集計した前記広告接触状況の集計値の統計的な誤差より小さいことを特徴とする広告接触状況分析方法。
  5. 前記制約条件判定ステップでは、
    前記部分接触ログが示す広告接触状況が、前記完全接触ログのうち当該部分接触ログの一部の種類のデバイスに対応する広告接触ログが示す広告接触状況と整合している場合に、前記制約条件を満たすと判定する、請求項4に記載の広告接触状況分析方法。
  6. 前記重み付け係数算出ステップでは、レイキング法を用いて前記重み付け係数を算出する、請求項4または請求項5に記載の広告接触状況分析方法。
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