JP2018027426A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段と遊技者が操作可能な操作部とを備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、前記操作部を表す第1の操作部画像を表示する演出であり、
前記第2の表示演出は、所定の画像を表示し、前記所定の画像を複数の態様のうちの一つの態様で表示する演出であり、
前記第3の表示演出は、前記所定の画像を表示し、前記所定の画像が前記複数の態様のうちの第1の態様となったときに、所定の表示をおこなう演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれているときに、前記第2の表示演出がおこなわれ、前記第2の表示演出では前記所定の画像が前記第1の表示演出の前記第1の操作部画像内に表示され、前記第2の表示演出の後に、前記第3の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、所定のポイントが付与される演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出において、前記第4の表示演出は、前記第2の表示演出がおこなわれているときにおこなわれ、前記第4の表示演出において前記所定のポイントが付与された場合には、前記第2の表示演出において前記所定の画像を前記第1の態様とは異なる第2の態様から第3の態様とする表示がおこなわれる、
ことを特徴とする適用例1に記載の遊技機。
前記第3の表示演出でおこなわれる前記所定の表示は、前記第1の操作部画像と隣接しておこなわれる場合がある表示である、
ことを特徴とする適用例1または適用例2に記載の遊技機。
前記第3の表示演出でおこなわれる前記所定の表示は、タイマ表示である、
ことを特徴とする適用例1から適用例3までのいずれか一項に記載の遊技機。
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第5の表示演出をおこなう場合があり、
前記組み合わせ演出は、前記第5の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出において、前記第3の表示演出の後に、前記第5の表示演出がおこなわれ、
前記第5の表示演出は、前記タイマ表示のタイマ値が所定値となったときに、前記操作部を表す操作部画像であって遊技者に前記操作部の操作を促す第2の操作部画像が表示される演出である、
ことを特徴とする適用例4に記載の遊技機。
前記所定の画像は、メータを表すメータ画像であり、
前記第3の表示演出において、前記所定の画像が前記複数の態様のうちの第1の態様となったときとは、前記メータ画像のメータ値が最大値となったときである、
ことを特徴とする適用例1から適用例5までのいずれか一項に記載の遊技機。
1.遊技機の構造
図1は、本発明の一実施形態としての遊技機1の正面図である。以下では、遊技機1の左右方向を、遊技機1に対面する遊技者から見た左右方向に一致させて説明する。また、遊技機1の前方向は、遊技機1から遊技者に向かう方向として説明し、遊技機1の後方向は、遊技者から遊技機1に向かう方向として説明する。
図3、図4に基づいて、遊技機1の電気的構成について説明する。図3は、遊技機1の主制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。図4は、遊技機1のサブ制御基板側の電気的な構成を示すブロック図である。遊技機1は、主制御基板80(図3)と、サブ制御基板90(図4)と、画像制御基板100(図4)と、ランプ制御基板107(図4)と、音声制御基板106(図4)と、払出制御基板110(図3)と、を備えている。主制御基板80は、大当たり抽選や遊技状態の移行などの遊技利益に関する制御をおこなう遊技制御基板であり、メイン制御部を構成する。サブ制御基板90は、遊技の進行に伴って実行する演出に関する制御をおこなう演出制御基板であり、画像制御基板100、ランプ制御基板107、音声制御基板106とともにサブ制御部を構成する。なお、サブ制御部は、少なくともサブ制御基板90を備えていれば構成可能である。
図5、図6に基づいて、遊技機1のデータ構成について説明する。図5(A)は、メインROM83に記憶されているテーブルを説明するための図である。図5(B)は、メインRAM84に設けられている記憶領域を説明するための図である。図6(A)は、サブROM93に記憶されているテーブルを説明するための図である。図6(B)は、サブRAM94に設けられている記憶領域を説明するための図である。
遊技機1では、大当たり抽選(特別図柄抽選)の結果としての「大当たり」と「ハズレ」がある。「大当たり」の場合には、特別図柄表示器41に「大当たり図柄」が停止表示される。「ハズレ」のときには、特別図柄表示器41に「ハズレ図柄」が停止表示される。大当たりに当選すると、停止表示された特別図柄の種類(大当たりの種類)に応じた開放パターンにて、大入賞口(第1大入賞口30および第2大入賞口35)を開放させる「大当たり遊技」が実行される。大当たり遊技は、特別遊技の一例である。大当たり遊技は、複数回のラウンド遊技(単位開放遊技)と、初回のラウンド遊技が開始される前のオープニング(OP)と、最終回のラウンド遊技が終了した後のエンディング(ED)とを含んでいる。各ラウンド遊技は、オープニングの終了、または、前のラウンド遊技の終了によって開始し、次のラウンド遊技の開始によって終了する。ラウンド遊技間の大入賞口の閉鎖の時間(インターバル時間)は、その閉鎖前の開放ラウンド遊技に含まれる。
遊技機1の遊技状態について説明する。遊技制御用マイコン81は、特別図柄表示器41に表示する特別図柄および普通図柄表示器42に表示する普通図柄に対して、それぞれ、「確率変動制御」と「変動時間短縮制御」とを実行可能である。ここでは、遊技制御用マイコン81が特別図柄表示器41の特別図柄に対して確率変動制御している状態を「高確率状態」と呼び、確率変動制御していない状態を単に「通常確率状態(非高確率状態、低確率状態)」と呼ぶ。遊技制御用マイコン81は、特別図柄の確率変動制御として、大当たりと判定される大当たり乱数値の数が通常確率状態よりも高確率状態の方が多い大当たり判定テーブル(図8(A))を用いた大当たり判定をおこなうことにより、高確率状態を実現する。従って、高確率状態は、通常確率状態よりも大当たりの確率が高くなる。つまり、遊技制御用マイコン81が特別図柄表示器41の特別図柄に対して確率変動制御を実行している場合には、確率変動制御を実行していない場合と比べて、特別図柄表示器41による特別図柄の可変表示の表示結果(停止図柄)が大当たり図柄となる確率が高くなる。
図15〜図34に基づいて主制御基板80(図3)に設けられた遊技制御用マイコン81の動作について説明する。遊技制御用マイコン81の動作説明にて登場するカウンタ、フラグ、ステータス、バッファ等はメインRAM84に設けられている。遊技制御用マイコン81は、当否判定手段(図23)、当否事前判定手段(図18、図19)に該当する。
図15は、主制御メイン処理のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、遊技機1の電源がオンされると、メインROM83から主制御メイン処理を実行するためのプログラムを読み出す。主制御メイン処理では、遊技制御用マイコン81は、まず、初期設定をおこなう(ステップS001)。初期設定では、例えば、メインCPU82の設定、各種のフラグ、ステータスおよびカウンタなどのリセット等をおこなう。フラグの初期値は「0」つまり「OFF」であり、ステータスの初期値は「1」であり、カウンタの初期値は「0」である。なお、初期設定は、電源投入後に一度だけ実行され、それ以降は実行されない。
図16は、メイン側タイマ割り込み処理(図15:ステップS005)のフローチャートである。メイン側タイマ割り込み処理では、遊技制御用マイコン81は、まず、乱数更新処理をおこなう(ステップS101)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、図7(A)で示した種々の乱数カウンタ値を更新する。この乱数更新処理は、上述した主制御メイン処理(図15)でおこなう普通図柄・特別図柄主要乱数更新処理と同じである。すなわち、各種乱数カウンタ値の更新処理は、メイン側タイマ割り込み処理の実行期間と、それ以外の期間(メイン側タイマ割り込み処理の終了後、次のメイン側タイマ割り込み処理が開始されるまでの期間)との両方でおこなわれる。
図17は、始動口センサ検出処理(図16:ステップS103)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、ゲート28に遊技球が通過したか否かの判定をおこなう(ステップS201)。この判定は、ゲートセンサ28aによって遊技球が検出されたか否かによっておこなわれる。ゲート28に遊技球が通過していない場合(ステップS201:NO)、処理はステップS205にスキップする。ゲート28に遊技球が通過した場合(ステップS201:YES)、遊技制御用マイコン81は、普通図柄保留球数が「4(上限値)」であるか否かの判定をおこなう(ステップS202)。普通図柄保留球数とは、普図保留の数であり、より具体的には、メインRAM84に設けられた普図保留の数をカウントするカウンタの値である。普通図柄保留球数が「4」であれば(ステップS202:YES)、処理はステップS205にスキップする。普通図柄保留球数が「3」以下の場合(ステップS202:NO)、普通図柄保留球数に「1」を加算した後(ステップS203)、普通図柄乱数取得処理をおこなう(ステップS204)。ここでは、遊技制御用マイコン81は、普通図柄乱数カウンタの値(図7:ラベル−TRND−Hの値)を取得し、取得した乱数値をメインRAM84の普図保留記憶領域86の第1〜第4記憶領域うち、現在の普通図柄保留球数に応じた記憶領域に格納する。
図18は、特図2事前判定処理(図17:ステップS209)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、確変フラグがONであるか否かの判定をおこなう(ステップS301)。確変フラグがOFFの場合(ステップS301:NO)、本処理を終える。すなわち、確変フラグがOFFの場合には、事前判定はおこなわれない。一方、確変フラグがONの場合、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定テーブルT1(図8)のうちの高確率状態用テーブルを参照して大当たり事前判定をおこなう(ステップS302)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、特図2関係乱数取得処理(図17:ステップS208)によって事前判定用バッファに一時的に記憶されている判定値としての大当たり乱数値を取得する。次に、遊技制御用マイコン81は、参照する大当たり判定テーブルT1(図8)と大当たり乱数値とを用いて大当たりか否かの事前判定をおこなう。ここでは、高確率状態(確変フラグがON)であるため、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定テーブルT1のうち、高確率状態用のテーブル(大当たり判定値が「0」〜「649」)を参照して大当たりか否かを事前判定する。すなわち、大当たり乱数値が「0」〜「649」のとき「大当たり」と事前判定し、それ以外の値のとき「ハズレ」と事前判定する。なお、本実施形態では、後述する大当たり判定処理(図23)で用いられる大当たり判定テーブルT1を用いて事前判定をおこなっているが、他の実施形態として、大当たり判定テーブルT1とは異なる事前判定用の大当たり判定テーブルを用いて事前判定をおこなってもよい。
図19は、特図1事前判定処理(図17:ステップS214)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、確変フラグがONであるか否かの判定をおこなう(ステップS401)。上述の特図2事前判定処理とは反対に、確変フラグがONの場合(ステップS401:YES)、本処理を終える。すなわち、確変フラグがONの場合には、事前判定はおこなわれない。一方、確変フラグがOFFの場合(ステップS401:NO)、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定テーブルT1(図8)のうちの通常確率状態用のテーブルを参照して大当たり事前判定をおこなう(ステップS402)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、特図1関係乱数取得処理(図17:ステップS213)によって事前判定用バッファに一時的に記憶されている判定値としての大当たり乱数値を取得する。次に、ここでは、通常確率状態(確変フラグがOFF)であるため、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定テーブルT1のうち、通常確率状態用のテーブル(大当たり判定値が「0」〜「164」)に基づいて大当たりか否かを事前判定する。すなわち、大当たり乱数値が「0」〜「164」のとき「大当たり」と事前判定し、それ以外の値のとき「ハズレ」と事前判定する。なお、大当たり事前判定は、大当たり判定テーブルT1とは異なる事前判定用の大当たり判定テーブルを用いてもよい。以降、ステップS404〜S408の処理は、上述の特図2事前判定処理(図18)のステップS304〜S308と同様であるため説明を省略する。
図20は、普通動作処理(図16:ステップS104)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、電チュー22が作動中か否かの判定をおこなう(ステップS501)。電チュー22が作動中の場合(ステップS501:YES)、処理はステップS520に移行する。電チュー22が作動中ではない場合(ステップS501:NO)、遊技制御用マイコン81は、普通図柄の変動中か否かの判定をおこなう(ステップS502)。普通図柄の変動中の場合(ステップS502:YES)、処理はステップS508にスキップする。普通図柄の変動中ではない場合(ステップS502:NO)、遊技制御用マイコン81は、普通図柄の保留球数が「0」か否かの判定をおこなう(ステップS503)。保留球数が「0」の場合(ステップS503:YES)、本処理を終了する。保留球数が1以上ある場合(ステップS503:NO)、普通図柄保留球数を1ディクリメントする(ステップS504)。従って、普通図柄の保留球数が「0」の状態でゲート28を遊技球が通過した場合、始動口センサ検出処理(図17)のステップS203において、一旦、普通図柄の保留球数が「1」になり、その後、本ステップS504において保留が消化され即座に普通図柄の保留球数が「0」になる。これは、特別図柄の保留球数についても同様である。すなわち、始動口センサ検出処理(図17)のステップS207およびステップS212において、一旦、特別図柄の保留数が「1」になり、その後、後述の特別図柄待機処理(図22)におけるステップS1404およびステップS1410において保留が消化され特別図柄の保留球数が「0」になる。次に、遊技制御用マイコン81は、普通図柄当たり判定テーブルT3(図8(C))を参照して当たり判定をおこなう(ステップS505)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、普図保留記憶領域86の第1記憶領域(普図保留の1個目に対応)に記憶されている判定値としての普通図柄乱数値(当たり乱数値)を読み出す。そして、普通図柄乱数値と、遊技状態(時短状態か否か)と、普通図柄当たり判定テーブルT3とを用いて当たりか否かを判定する。例えば、非時短状態において、普通図柄乱数値が「0」〜「2」の場合には、「当たり」と判定され、普通図柄乱数値がそれ以外の場合には、「ハズレ」と判定される(図8(C)参照)。
図21は、特別動作処理(図16:ステップS105)のフローチャートである。ここでは、特別図柄表示器41および大入賞装置(第1大入賞装置31および第2大入賞装置36)に関する処理を4つの段階に分け、各段階をそれぞれ「特別動作ステータス」の「1」、「2」、「3」、「4」と呼ぶ。遊技制御用マイコン81は、「特別動作ステータス」が「1」のとき(ステップS1301:YES)、特別図柄待機処理をおこなう(ステップS1302)。特別図柄待機処理では、大当たり判定や変動パターン選択等が実行される。「特別動作ステータス」が「2」のときには(ステップS1301:NO、ステップS1303:YES)、特別図柄変動中処理をおこなう(ステップS1304)。特別図柄変動中処理では、変動時間経過後に変動停止コマンドの出力等が実行される。「特別動作ステータス」が「3」のときには(ステップS1301、S1303:NO、ステップS1305:YES)、特別図柄確定処理をおこなう(ステップS1306)。特別図柄確定処理では、大当たり時にオープニングコマンドの出力等が実行される。「特別動作ステータス」が「4」のときには(ステップS1301、S1303、S1305:NO)、特別電動役物処理をおこなう(ステップS1308)。特別電動役物処理では、大当たり遊技が実行される。上記の各処理の詳細については後述する。なお、特別動作ステータスは、初期設定では「1」である。
図22は、特別図柄待機処理(図21:ステップS1302)のフローチャートである。特別図柄待機処理では、遊技制御用マイコン81は、まず、特図2保留球数が「0」であるか否かの判定をおこなう(ステップS1401)。特図2保留球数が「0」である場合(ステップS1401:YES)、すなわち、第2特図保留記憶領域85bに、第2始動口21への入賞に起因して取得した乱数値群の記憶がない場合には、処理はステップS1407に移行する。特図2保留球数が「1」以上である場合(ステップS1401:NO)、遊技制御用マイコン81は、大当たり判定処理(ステップS1402)、および、変動パターン選択処理(ステップS1403)を実行する。これらの処理の詳細については後述する。変動パターン選択処理の後、特図2保留球数を1つディクリメントする(ステップS1404)。次に、遊技制御用マイコン81は、第2特図保留記憶領域85bの第1〜第4記憶領域に格納されている保留情報(各種乱数値)の格納場所を現在の位置から読み出される側に1つシフトするとともに、第2特図保留記憶領域85bにおいて読み出される側から最も遠い場所に格納されている保留情報をクリアする(ステップS1405)。例えば、第1〜第3記憶領域に保留情報が格納されている場合には、第3記憶領域に格納されている保留情報をクリアし、第1〜第4記憶領域に保留情報が格納されている場合には、第4記憶領域に格納されている保留情報をクリアする。上記ステップによって、第2特図保留が保留された順に消化される。この場合、画像表示装置7の表示画面7aでは、第2特図保留記憶領域85bの第1記憶領域に対応する保留画像9B(4つの保留画像9Bのうち、一番左端の保留画像9B)が保留消化画像表示領域側にシフトし、保留消化画像9Cとして表示される。また、第2特図保留記憶領域85bの第2〜第4記憶領域に対応する保留画像9B(4つの保留画像9Bのうち、左から2、3、4番目の保留画像9B)がそれぞれ左側に1つシフトする(図1)。これにより、遊技者は、第2特図保留が1つ消化されたことを認識することができる。次に、遊技制御用マイコン81は、特図2変動開始処理をおこなう(ステップS1406)。特図2変動開始処理では、変動開始コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域84aにセットし、第2特別図柄の変動表示を開始させるとともに、変動時間タイマのセットをおこなう。変動時間タイマには、変動パターン選択処理で選択された変動パターンに応じて決定される変動時間がセットされる。また、遊技制御用マイコン81は、特別動作ステータスを「2」にセットする。なお、特図2変動開始処理でセットされる変動開始コマンド(特図2変動開始コマンド)には、大当たり判定処理(ステップS1402)でセットされた特図停止図柄データに関する情報や変動パターン選択処理(ステップS1403)でセットされた変動パターンに関する情報(変動時間に関する情報を含む)が含まれている。
図23は、大当たり判定処理(図22:ステップS1402、S1408)のフローチャートである。特図2の大当たり判定処理(ステップS1402)と特図1の大当たり判定処理(ステップS1408)は処理の流れが同様であるため、まとめて説明する。大当たり判定処理では、まず、遊技制御用マイコン81は、確変フラグがONであるか否かの判定をおこなう(ステップS1501)。確変フラグがONの場合(ステップS1501:YES)、大当たり判定テーブルT1(図8)のうちの高確率状態用テーブルを参照して大当たり判定をおこなう(ステップS1502)。具体的には、遊技制御用マイコン81は、まず、判定値としての大当たり乱数値の読み出しをおこなう。例えば、特図2の大当たり判定処理では、第2特図保留記憶領域85bの第1記憶領域(第2特図保留の1個目に対応)に記憶されている大当たり乱数値を読み出す。特図1の大当たり判定処理では、第1特図保留記憶領域85aの第1記憶領域(第1特図保留の1個目に対応)に記憶されている大当たり乱数値を読み出す。次に、遊技制御用マイコン81は、参照する大当たり判定テーブルT1と大当たり乱数値とを用いて大当たりか否かを判定する。ここでは、高確率状態(確変フラグがON)であるため、大当たり判定テーブルT1のうち、高確率状態用のテーブル(大当たり判定値が「0」〜「649」)に基づいて大当たりか否かを判定する。
図24および図25は、変動パターン選択処理(図22:ステップS1403、S1409)のフローチャートである。特図2の変動パターン選択処理(ステップS1403)と特図1の変動パターン選択処理(ステップS1409)は処理の流れが同様であるため、まとめて説明する。変動パターン選択処理では、まず、遊技制御用マイコン81は、遊技状態が時短状態であるか否かの判定をおこなう(ステップS1600)。時短状態であるか否かの判定は、時短フラグがONか否かによっておこなわれる。時短状態である場合(ステップS1600:YES)、処理はステップS1612に移行する。時短状態でない場合(ステップS1600:NO)、遊技制御用マイコン81は、大当たりフラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS1602)。大当たりフラグがOFFの場合(ステップS1602:NO)、処理はステップS1607に移行する。大当たりフラグがONの場合(ステップS1602:YES)、遊技制御用マイコン81は、大当たりが特図2か否かの判定をおこなう(ステップS1603)。大当たりが特図2の場合(ステップS1603:YES)、大当たり種別が必ずV通過予定大当たりとなるため、処理はステップS1605にスキップする。大当たりが特図1の場合(ステップS1603:NO)、遊技制御用マイコン81は、大当たり種別がV通過予定大当たりか否かの判定をおこなう(ステップS1604)、大当たり種別の判定は、メインRAM84にセットされている特図停止図柄データに基づいておこなわれる。
図26は、特別図柄変動中処理(図21:ステップS1304)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、特別図柄の変動時間が経過して終了したか否かの判定をおこなう(ステップS1701)。特別図柄の変動時間とは、上述の変動パターン選択処理(図24、図25)で選択された変動パターンに応じて決定される変動時間である。変動時間が終了していない場合(ステップS1701:NO)、本処理を終える。すなわち、特別図柄待機処理(図22)のステップS1406またはS1412において開始された特別図柄の変動表示が継続される。一方、変動時間が終了している場合(ステップS1701:YES)、変動停止コマンドをセットし(ステップS1702)、特別動作ステータスを「3」にセットする(ステップS1703)。また、遊技制御用マイコン81は、変動停止にともなうその他の処理をおこなう(ステップS1704)。例えば、遊技制御用マイコン81は、特別図柄の変動表示を、セットされている特図停止図柄データに応じた図柄で停止させる処理等をおこなう。その後、遊技制御用マイコン81は、本処理を終える。
図27は、特別図柄確定処理(図21:ステップS1306)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、遊技状態管理処理をおこなう(ステップS1801)。遊技状態管理処理とは、ST回数や時短回数を管理するための処理であり内容について後述する。遊技状態管理処理の後、大当たりフラグがONであるか否かの判定をおこなう(ステップS1802)。大当たりフラグがOFFである場合(ステップS1802:NO)、遊技制御用マイコン81は、特別動作ステータスを「1」にセットして(ステップS1808)、本処理を終了する。これにより、大当たり遊技は開始されず、再度、特別図柄待機処理(図22)に移行し、次の保留に対する大当たり判定等が実行される。
図28は、遊技状態管理処理(図27:ステップS1801)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、確変フラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2001)。確変フラグがOFFの場合(ステップS2001:NO)、処理はステップS2005にスキップする。確変フラグがONの場合(ステップS2001:YES)、確変カウンタの値を1ディクリメントする(ステップS2002)。確変カウンタとは、高確率状態中に実行した特別図柄の変動回数をカウントするものである。ここでは、高確率状態への移行時に確変カウンタに「160」がセットされる。遊技制御用マイコン81は、確変カウンタを1ディクリメントした結果、カウンタの値が「0」になったか否かの判定をおこなう(ステップS2003)。確変カウンタの値が「0」ではない場合(ステップS2003:NO)、処理はステップS2005にスキップする。確変カウンタの値が「0」の場合(ステップS2003:YES)、確変フラグをOFFに切り替える(ステップS2004)。
図29は、遊技状態リセット処理(図27:ステップS1804)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、確変フラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2101)。確変フラグがOFFの場合(ステップS2101:NO)、処理はステップS2103にスキップする。確変フラグがONの場合(ステップS2101:YES)、確変フラグをOFFに切り替える(ステップS2102)。ステップS2103において、遊技制御用マイコン81は、時短フラグがONか否かの判定をおこなう。時短フラグがOFFの場合(ステップS2103:NO)、本処理を終える。時短フラグがONの場合(ステップS2103:YES)、時短フラグをOFFに切り替える(ステップS2104)。つまり、大当たり遊技の実行中は、非高確率状態かつ非時短状態となる。遊技機1では、非時短状態時は常に低ベース状態となるため、大当たり遊技の実行中は低ベース状態となる。
図30は、特別電動役物処理(図21:ステップS1308)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、大当たり終了フラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2200)。「大当たり終了フラグ」とは、実行中の大当たり遊技において、開放パターンに基づく大入賞装置(第1大入賞装置31および第2大入賞装置36)の開放がすべて終了したことを示すフラグである。大当たり終了フラグがONの場合(ステップS2200:YES)、処理はステップS2230に移行する。大当たり終了フラグがOFFの場合(ステップS2200:NO)、V開閉部材71を作動させるためのV開閉部材動作処理をおこなう(ステップS2201)。本実施形態のV開閉部材71は、第1大入賞口30に所定個数の遊技球が入賞した時に作動するように構成されており、V開閉部材動作処理では、V開閉部材開放パターンT9に応じて所定番目の遊技球の入賞時にV開閉部材71を所定期間開放させる。V開閉部材動作処理の詳細については後述する。V開閉部材動作処理の後、遊技制御用マイコン81は、大入賞口(第1大入賞口30および第2大入賞口35)が開放中か否かの判定をおこなう(ステップS2202)。開放中の場合(ステップS2202:YES)、処理はステップS2210に移行する。
図31は、V開閉部材動作処理(図30:ステップS2201)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、現在のラウンド遊技(当該ラウンド)がV開閉部材71の開放ラウンドであるか否かの判定をおこなう(ステップS2501)。ここでは、第2ラウンド,第4ラウンド,第6ラウンド,第8ラウンド,第10ラウンド,第12ラウンドがV開閉部材71の開放ラウンドに該当する。遊技制御用マイコン81は、ラウンドカウンタの値が「15」,「13」,「11」,「9」,「7」,「5」のとき、開放ラウンドであると判定することができる。V開閉部材71の開放ラウンドではない場合(ステップS2501:NO)、本処理を終える。当該ラウンドにおいてV開閉部材71を作動させる必要がないためである。
図32は、遊技状態設定処理(図30:ステップS2234)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、VフラグがONか否かの判定をおこなう(ステップS2301)。VフラグがOFFの場合(ステップS2301:NO)、時短フラグをONにし(ステップS2302)、時短カウンタに「100」をセットする(ステップS2303)。これにより、今回の大当たり遊技後の遊技状態が「非高確率状態」かつ「時短状態」かつ「高ベース状態」(すなわち、低確高ベース)になる。この低確高ベース状態は、特別図柄の可変表示が100回おこなわれること、または、次の大当たりに当選すること、のいずれかの条件の成立によって終了する。
図33は、V領域センサ検出処理(図16:ステップS106)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、V領域センサ39aによる遊技球の検知があったか否かの判定をおこなう(ステップS2601)。V領域センサ39aによる遊技球の検知がない場合には(ステップS2601:NO)、本処理を終える。一方、検知がある場合には(ステップS2601:YES)、遊技制御用マイコン81は、V有効期間中か否かの判定をおこなう(ステップS2602)。V有効期間は、V開閉部材動作処理(図31)のV有効期間設定処理(ステップS2504,S2523)によって設定される期間である。V有効期間は、第2ラウンド,第4ラウンド,第6ラウンド,第8ラウンド,第10ラウンド,第12ラウンド中のV開閉部材71の開放時や閉鎖後の数秒間(球ハケ期間)に設定される。V有効期間中ではない場合には(ステップS2602:NO)、本処理を終える。一方、V有効期間中である場合(ステップS2602:YES)、遊技制御用マイコン81は、VフラグをONするとともに(ステップS2603)、V通過コマンドをセットして(ステップS2604)、本処理を終える。
図34は、保留球数処理(図16:ステップS107)のフローチャートである。遊技制御用マイコン81は、まず、メインRAM84に記憶されている特図1保留球数、特図2保留球数、および、普通図柄保留球数の読み出しをおこなう(ステップS2701)。次に、遊技制御用マイコン81は、保留球数コマンドをメインRAM84のコマンドセット領域(出力バッファ)84aにセットする(ステップS2702)。保留球数コマンドは、保留球数をサブ制御基板90に通知するためのコマンドであり、特図1保留球数、特図2保留球数、および、普通図柄保留球数に関する情報を含んでいる。保留球数コマンドのセット後、遊技制御用マイコン81は、本処理を終了する。
図35〜図45に基づいてサブ制御基板90(図4)に設けられた演出制御用マイコン91の動作について説明する。演出制御用マイコン91の動作説明にて登場するカウンタ、フラグ、ステータス、バッファ等はサブRAM94に設けられている。
図35は、サブ制御メイン処理を示すフローチャートである。演出制御用マイコン91は、遊技機1の電源がオンされると、サブROM93からサブ制御メイン処理を実行するためのプログラムを読み出す。サブ制御メイン処理では、演出制御用マイコン91は、まず、CPU初期化処理をおこなう(ステップS4000)。CPU初期化処理では、例えば、サブCPU92の設定、各種のフラグ、ステータスおよびカウンタなどのリセット等をおこなう。フラグの初期値は「0」つまり「OFF」であり、ステータスの初期値は「1」であり、カウンタの初期値は「0」である。なお、CPU初期化処理は、電源投入後に一度だけ実行され、それ以降は実行されない。
図36は、サブ側タイマ割り込み処理(図35:ステップS4035)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、受信コマンド解析処理をおこなう(ステップS4300)。受信コマンド解析処理の詳細については後述する。受信コマンド解析処理の後、演出制御用マイコン91は、変動演出中処理をおこなう(ステップS4305)。変動演出中処理は、変動演出中に特定のタイミングで変動終了前コマンドをセットして、表示画面7aに特定の表示演出を実行させるための処理であり、詳細については後述する。変動演出中処理の後、演出制御用マイコン91は、スイッチ処理をおこなう(ステップS4310)。スイッチ処理では、演出制御用マイコン91は、演出ボタン検出スイッチ63aからの検知信号に基づいて出力されたスイッチデータ(エッジデータおよびレベルデータ)に基づいて、表示画面7aの表示内容の設定等をおこなう。スイッチ処理の後、演出制御用マイコン91は、コマンド送信処理をおこなう(ステップS4315)。コマンド送信処理では、演出制御用マイコン91は、受信コマンド解析処理等でサブRAM94の演出コマンドセット領域94b(出力バッファ)にセットした各種コマンドを画像制御基板100、音声制御基板106、ランプ制御基板107、中継基板108に送信する。各種コマンドを受信した画像制御基板100は、画像表示装置7を用いて、受信したコマンドに応じた表示演出を実行する。また、各種コマンドを受信した音声制御基板106は、受信したコマンドに応じて、スピーカ67から音声を出力する音声演出を実行する。各種コマンドを受信したランプ制御基板107は、受信したコマンドに応じて盤ランプ5や枠ランプ66の発光制御を行うランプ演出を実行する。コマンド送信処理の後、演出制御用マイコン91は、その他の処理をおこない(ステップS4320)、本処理を終える。その他の処理では、例えば、乱数更新処理等がおこなわれる。
図37は、受信コマンド解析処理(図36:ステップS4300)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、主制御基板80から事前判定コマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS4415)。受信している場合(ステップS4415:YES)、先読み演出決定処理をおこなう(ステップS4420)。「先読み演出決定処理」は、先読み演出を実行するか否か、および実行する場合の先読み演出パターンを決定する処理である。先読み演出決定処理の詳細については後述する。一方、受信していない場合(ステップS4415:NO)、上述の先読み演出決定処理をスキップする。先読み演出とは、特図保留記憶領域85に新たに記憶された保留情報に大当たりが含まれている可能性が高いことを示唆する演出であり、変動演出中に実行される。
図38は、先読み演出決定処理(図37:ステップS4420)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、事前判定情報書換処理をおこなう(ステップS4601)。具体的には、演出制御用マイコン91は、主制御基板80から受信した事前判定コマンドに含まれる、大当たり事前判定結果(大当たり判定情報)、大当たり種別事前判定結果(大当たり種別情報)、および、変動パターン事前判定結果(変動パターン情報)を事前判定情報記憶領域94cに記憶させる。
図41は、変動演出開始処理(図37:ステップS4460)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、まず、変動開始コマンドの解析をおこなう(ステップS5000)。ここでは、演出制御用マイコン91は、変動開始コマンドに含まれる特図停止図柄データに関する情報、および、変動パターンに関する情報をサブRAM94にセットする。セットされた情報には、現在の遊技状態を示す遊技状態情報や、特図1または特図2の当たり判定処理の判定結果としての図柄を示す図柄情報等が含まれている。ここで取得された遊技状態情報や図柄情報は、演出制御用マイコン91によって適宜参照され得る。
図44は、変動演出中処理(図36:ステップS4305)のフローチャートである。演出制御用マイコン91は、変動演出中か否かの判定をおこなう(ステップS4701)。変動演出中か否かは、例えば、変動演出タイマがゼロになっているか否かによって判定することができる。変動演出中ではない場合(ステップSS4701:NO)、本処理を終了する。一方、変動演出中の場合(ステップSS4701:YES)、演出制御用マイコン91は、変動終了前コマンドをサブRAM94の演出コマンドセット領域94bにセットするタイミングか否かの判定をおこなう(ステップS4702)。変動終了前コマンドは、演出制御用マイコン91が画像制御基板100などに対して、変動演出中の特定のタイミングであることを知らせるコマンドであり、画像制御基板100は、変動終了前コマンドを受信すると、変動終了前コマンドに含まれる情報にしたがって演出内容の切り替えや、特定の画像の表示等をおこなう。
図45に基づいて画像制御基板100(図4)に設けられた画像制御用マイコン101の動作について説明する。画像制御用マイコン101の動作説明にて登場するバッファ等はRAM104に設けられている。図45は、表示制御処理のフローチャートである。画像制御用マイコン101は、遊技機1の電源がオンされると、ROM103からプログラムを読み出し、CPU初期化処理の後、表示制御処理が繰り返し実行される。表示制御処理では、まず、画像制御用マイコン101は、サブ制御基板90から変動演出開始コマンドを受信したか否かの判定をおこなう(ステップS5001)。受信している場合(ステップS5001:YES)、画像制御用マイコン101は、変動演出表示を開始させる(ステップS5002)。具体的には、画像制御用マイコン101は、受信した変動演出開始コマンドを解析し、変動演出開始コマンドにおいて指示された所定の変動演出画像をROM103から読み出して、画像表示装置7の表示画面7aに表示させる。一方、受信していない場合(ステップS5001:NO)、上述の処理をスキップする。
図46は、可動役物(盤可動体15)による動作について説明するための図である。
演出制御用マイコン91は、遊技演出(表示演出)中や電源投入時の初期動作等において、盤可動体15を可動制御する。盤可動体15は、図1に示す位置にある状態がホームポジションである。一方、盤可動体15は、図46に示す位置にある状態が展開ポジションである。演出制御用マイコン91は、盤可動体15をホームポジションから展開ポジションまでの間で可動制御可能となっている。盤可動体15は、基本的にホームポジションの位置にあり、表示演出(遊技演出)に応じて適宜、演出制御用マイコン91によって展開ポジションに可動制御される。盤可動体15は、展開ポジションに可動制御された場合には、画像表示装置7の表示画面7a上(表示画面7aの手前側)に配置され、言い換えれば、遊技者から見て、表示画面7aの所定領域と重なる位置に配置される。従って、この場合、盤可動体15は、遊技者から見て、表示画面7aの所定領域を遮る状態となる。また、盤可動体15は、中央部に星状の孔部15aを備えている。従って、盤可動体15が展開ポジションにある場合には、孔部15aから表示画面7aの一部の領域が見える状態となる。また、盤可動体15は、ホームポジションにある場合には、表示画面7aとは重ならない位置となる。
以下に、本実施形態の各演出例(表示演出例、役物可動演出例)を説明する。また、その演出例に対する効果例、変形例、および、態様例も合わせて説明する。
これから説明する演出は、上述したように、遊技制御用マイコン81から送信される種々の情報(大当たり判定情報、大当たり種別情報、変動パターン情報、事前判定情報など)に基づき、演出制御用マイコン91(画像制御用マイコン101)によって実現される演出である。なお、以下の表示演出例は、画像表示装置7の表示画面7aで実行される。また、表示演出例において特に必要がない場合には、保留表示(保留アイコン)については省略している。
図47は、タイマフリーズ演出Aを説明するための図である。
まず、タイマフリーズ演出Aでは、図47(A)に示すように、タイマ表示演出が実行される。このタイマ表示演出では、タイマ画像I1Aが表示される。タイマ画像I1Aは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示される。図47(A)に示すタイマ画像I1Aでは、タイマ初期値としての「100秒」が示されている。なお、タイマ表示演出では、味方キャラクタCRAも表示されている。以下に示す表示演出では、特に必要がないときは、味方キャラクタCRAの説明は省略する。また、図47(A)の右上には、装飾図柄8L,8Rが同じ図柄であり、装飾図柄8Cが変動中であることが示されており、すなわち、リーチ状態であることが示されている。以下に、このようなリーチ状態であることが示されている場合において、特に必要がないときは、その説明は省略する。
次に、図47(C)に示すように、タイマ停止演出で停止したタイマ値を装飾図柄の図柄配列に反映させて、それを大当たり図柄配列として報知する大当たり報知演出が実行される。
図48は、タイマフリーズ演出Bを説明するための図である。
まず、タイマフリーズ演出Bでは、図48(A)に示すように、タイマ表示演出が実行される。このタイマ表示演出では、タイマ画像I1Aとボタン画像I1Bが表示される。ボタン画像I1Bは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。タイマ画像I1Aは、図47(A)のタイマ画像I1Aと同様であり、タイマ値がカウントダウン方式で表示され、タイマの初期値としての「100秒」が示されている。
図49は、タイマフリーズ演出Cを説明するための図である。
まず、タイマフリーズ演出Cでは、図49(A)に示すように、タイマ表示演出が実行される。このタイマ表示演出では、タイマ画像I1Dとボタン画像I1Bが表示される。ボタン画像I1Bは、図48(A)と同様に、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。タイマ画像I1Dは、タイマ値がカウントアップ方式で表示され、タイマの初期値として、「0秒」がセットされている。
以下に、タイマフリーズ演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図47〜図49に示すように、タイマ表示(タイマ画像の表示)が実行され、タイマ表示のタイマ値を所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示が実行され、停止したタイマ値を用いて大当たりを報知する表示が実行される。この構成によれば、遊技者に意外性を感じさせることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図48、図49に示すように、タイマ表示が実行されているときにボタン画像I1Cが表示され、遊技者が演出ボタン63の操作をしたことに応じてタイマ表示のタイマ値を所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示が実行され、停止したタイマ値を用いて大当たりを報知する表示が実行される。この構成によれば、遊技者に意外性を感じさせると共に、遊技に参加した実感を付与でき、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図48、図49に示すように、タイマ停止演出でタイマ表示のタイマ値を所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示がなされる場合において、タイマ値が当該所定値(77.7秒)よりも前の値(80秒または75秒)となったときに、演出ボタン63の有効操作期間を開始し、当該有効操作期間内に演出ボタン63の操作があると、タイマ値を所定値(77.7秒)で停止させるようにしている。この構成によれば、遊技者に意外性を感じさせることができると共に、遊技者が演出ボタン63の操作タイミングを逸することを抑制することができ、遊技への参加率を向上させることができ、その結果、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図47〜図49に示すように、タイマ停止演出でタイマ表示のタイマ値を所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示がなされた後、大当たり報知演出において、装飾図柄の図柄配列を、タイマ停止演出で停止されたタイマ値(77.7秒)と同じとすることにより、大当たりを報知するようにしている。この構成によれば、遊技者に意外性を感じさせることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図47〜図49に示すように、タイマ停止演出でタイマ表示のタイマ値をゾロ目となる所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示がなされた後、大当たり報知演出において、装飾図柄の図柄配列を、タイマ停止演出で停止されたゾロ目となるタイマ値(77.7秒)と同じとすることにより、大当たりを報知するようにしている。この構成によれば、遊技者に分かりやすく大当たりしたことを報知することができ、遊技者は大当たりを素早く認識することができる。その結果、興趣を向上させることができる。
以下に、タイマフリーズ演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図48、図49に示すように、タイマ表示が実行されているときにボタン画像I1Cが表示され、ボタン画像I1Cの表示によって遊技者が演出ボタン63の操作をしたことに応じてタイマ表示のタイマ値を所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示が実行され、停止したタイマ値を用いて大当たりを報知する表示が実行されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ボタン画像I1Cの表示をおこない遊技者が演出ボタン63の操作をしなかった場合であっても、タイマ表示のタイマ値を所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示が実行され、停止したタイマ値を用いて大当たりを報知する表示を実行するようにしてもよい。
[変形例2]
上記実施形態の遊技機1では、図47〜図49に示すように、タイマ停止演出でタイマ表示のタイマ値を所定値(77.7秒)で停止(制止)させる表示がなされた後、大当たり報知演出において、装飾図柄の図柄配列を、タイマ停止演出で停止されたタイマ値(77.7秒)と同じとすることにより、大当たりを報知するようにしているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、タイマ停止演出において停止されたタイマ表示のタイマ値(77.7秒)をそのまま用いて、大当たりを報知するようにしてもよい。
[変形例3]
上記実施形態の遊技機1では、図47〜図49に示すように、タイマ停止演出において停止するタイマ値は、77.7となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、11.1、111、33.3など、他のゾロ目であってもよい。また、タイマ停止演出において停止するタイマ値は、ゾロ目に限らず、135などの所定の値でもよい。
[変形例4]
上記実施形態の遊技機1では、演出ボタン63の有効操作期間は、有効操作期間のスタート秒数から後述のタイマ停止演出で停止するタイマ値を引いた秒数としてもよい。例えば、演出ボタン63の有効操作期間が80秒からスタートし、タイマ停止演出で停止するタイマ値が77.7秒であるときには、2.3秒を有効操作期間としてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、タイマフリーズ演出において、1つのタイマ画像を表示しているが、本発明は、これに限られるものではなく、2つ以上のタイマ画像を同時に表示するようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様I1−1]
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、或る表示であり、
第1の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
第2の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
第3の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
前記第1の態様の前記或る表示は、タイマ画像を用いてタイマ値をカウントする表示を含む態様の表示であり、
前記第2の態様の前記或る表示は、タイマ画像のタイマ値を第1の所定値で制止させる表示を含む態様の表示であり、
前記第3の態様の前記或る表示は、タイマ画像のタイマ値を用いて大当たりを示唆する表示を含む態様の表示であり、
前記或る表示は、前記第1の態様で表示された後に前記第2の態様で表示され、その後、前記第3の態様で表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技機。
遊技者の操作を受け付けて、遊技者の操作により所定の演出を実行可能な操作部を備え、
第4の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
前記第4の態様の前記或る表示は、遊技者に前記操作部の操作を促す操作部画像の表示を含む態様の表示であり、
前記或る表示は、前記第1の態様で表示されているときに前記第4の態様で表示され、前記第4の態様における前記操作部画像の表示により遊技者が前記操作部の操作をしたことに応じて前記第2の態様で表示され、前記第2の態様で表示された後、前記第3の態様で表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする態様I1−1に記載の遊技機。
前記或る表示において前記第2の態様の表示がなされる場合には、前記タイマ値が前記第1の所定値よりも前の第2の所定値となったときに、前記操作部の操作有効期間を開始し、前記操作有効期間内に前記操作部の操作があると、前記タイマ値を前記第1の所定値で制止させる、
ことを特徴とする態様I1−2に記載の遊技機。
前記第3の態様は、装飾図柄を用いて大当たりを示唆する表示であり、
前記或る表示において前記第2の態様の表示がなされた後、前記第3の態様の表示がなされる場合には、前記装飾図柄の図柄配列を、前記第2の態様において制止された前記第1の所定値と同じとすることにより、大当たりを示唆する、
ことを特徴とする態様I1−1から態様I1−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
前記第2の態様において制止された前記第1の所定値と同じ前記装飾図柄の図柄配列は、ゾロ目である、
ことを特徴とする態様I4−1に記載の遊技機。
図50は、チャンスアップメータ演出Aを説明するための図である。
チャンスアップメータ演出Aでは、まず、図50(A)に示すように、チャンスアップメータ画像I2Aと、タイマ画像I2Bとが表示される。チャンスアップメータ画像I2Aは、メータ画像I2AAと、カーソル画像I2A1と、チャンスアップ済示唆画像I2A2と、チャンスアップ予定示唆画像I2A3とを含んでいる。メータ画像I2AAは、開始位置から終了位置までをカーソル画像I2A1によって形成されるメータ領域(図ではクロスハッチングで表される)が動くメータであり、カーソル画像I2A1が開始位置から終了位置までを動くことでチャンスアップメータ演出の期間を表している。チャンスアップ予定示唆画像I2A3は、メータ画像I2AA上に配置される。カーソル画像I2A1が動いてカーソル画像I2A1が、チャンスアップ予定示唆画像I2A3と重なったとき(一致したとき)にチャンスアップ演出が実行される場合がある。チャンスアップ演出が実行された場合には、チャンスアップ予定示唆画像I2A3は、チャンスアップ済示唆画像I2A2に変更される。チャンスアップ済示唆画像I2A2は、メータ画像I2AA上に配置され、そのタイミングでチャンスアップ演出が実行済みであることを示唆している。
図50(B)に示すように、タイミング一致表示演出では、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像I2Bにおけるタイマ値が0秒になるタイミングとが一致することを表す演出がおこなわれる。なお、タイミング一致表示演出は、これに限られず、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像I2Bにおけるタイマ値が予め定められた値(例えば、7.77秒)になるタイミングとが一致することを表す演出であってもよい。
図51は、チャンスアップメータ演出Bを説明するための図である。
チャンスアップメータ演出Bでは、まず、図51(A)に示すように、チャンスアップメータ画像I2Aと、タイマ画像I2Bと、ボタン画像I2Eとが表示される。チャンスアップメータ画像I2Aとタイマ画像I2Bとは、図50(A)と同様であるので、説明は省略する。ボタン画像I2Eは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。
図51(B)に示すように、タイミング一致表示演出では、図50(B)と同様に、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像I2Bにおけるタイマ値が0秒になるタイミングとが一致することを表す演出がおこなわれる。
図52は、チャンスアップメータ演出Cを説明するための図である。
チャンスアップメータ演出Cでは、まず、図52(A)に示すように、チャンスアップメータ画像I2Aと、タイマ画像I2Gと、ボタン画像I2Eとが表示される。チャンスアップメータ画像I2Aとボタン画像I2Eとは、図51(A)と同様であるので、説明は省略する。タイマ画像I2Gは、チャンスアップメータ画像I2Aの表示中に表示される。例えば、タイマ画像I2Gは、チャンスアップメータ演出開始時、または、チャンスアップ済示唆画像I2A2が表示されてからの所定タイミングで表示される。タイマ画像I2Gは、タイマ値がカウントアップ方式で表示され、タイマの初期値として、0秒がセットされている。
図52(B)に示すように、タイミング一致表示演出では、タイマ画像I2Gのタイマ値が所定値(例えば、15秒)となると、ボタン画像I2Hが表示される。ボタン画像I2Hは、遊技者に演出ボタン63の操作を促すための画像であり、言い換えれば、演出ボタン63が有効操作期間中であることを示す画像である。具体的には、ボタン画像I2Hは、画像中に「PUSH」と表され、ボタン画像I2Eの色を濃くした状態、および/または、ボタン画像I2Eが点灯しているかのような状態を表した画像である。また、ボタン画像I2Hに隣接して、遊技者に演出ボタン63の操作を促すために、「押せ!!」の文字も表されている。
そして、タイミング一致表示演出では、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像I2Gのタイマ値が所定値となり、ボタン画像I2Hが表示されたタイミングとが一致することを表している。
以下に、チャンスアップメータ演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図50〜図52に示すように、チャンスアップメータ画像I2Aの表示中(チャンスアップメータ演出)に、タイマ表示(タイマ画像の表示)が実行される構成になっている。この構成によれば、種類の異なる2つの時間を取り扱う表示が成されるので、遊技者は、時間経過と共に期待感を持つことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図50〜図52に示すように、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像におけるタイマ値が所定値になるタイミングとに基づいて、高期待度チャンスアップ演出または低期待度チャンスアップ演出が実行される場合がある。この構成によれば、種類の異なる2つの時間を取り扱う表示に基づいて、高期待度チャンスアップ演出が実行され得るので、遊技者は、これらの表示の進行により大きな期待感を持つことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図50〜図52に示すように、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像におけるタイマ値が所定値になるタイミングとが一致した場合に、高期待度チャンスアップ演出が実行される場合がある。この構成によれば、種類の異なる2つの時間を取り扱う表示が同期したときに、高期待度チャンスアップ演出が実行され得るので、遊技者は、これらの表示の進行により大きな期待感を持つことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図50〜図52に示すように、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像におけるタイマ値が所定値になるタイミングとが一致しなかった場合に、低期待度チャンスアップ演出が実行される場合がある。この構成によれば、種類の異なる2つの時間を取り扱う表示が同期しなかったときには、低期待度チャンスアップ演出が実行され得るので、遊技者は、これらの表示の進行により大きな期待感を持つことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図51〜図52に示すように、タイミング一致表示演出、または、タイミング不一致表示演出において、タイマ画像I2Gのタイマ値が所定値となると、遊技者に演出ボタン63の押下を促進させるボタン画像I2Hを表示させるようにしている。この構成によれば、遊技者に遊技に参加した実感を付与でき、興趣を向上させることができる。
以下に、チャンスアップメータ演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図50〜図52に示すように、チャンスアップメータ表示とタイマ表示が実行されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、チャンスアップメータ表示とその他の時間の経過を表す表示とが実行されてもよい。ここで、その他の時間の経過を表す表示とは、例えば、時間を表すメータやインジケータでもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図50〜図52に示すように、タイミング一致表示演出で、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像におけるタイマ値が所定値になるタイミングとが一致した場合に、高期待度チャンスアップ演出が実行されるように構成されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、タイミングの一致した場合に、擬似連演出、リーチの種類を表す演出、スーパーリーチ演出に発展することを示唆する予告など種々の演出が実行されてもよい。この場合、タイミング不一致表示演出後の演出は、これらの演出とは異なる演出が実行されるようにしてもよい。この場合も、タイミングの一致した場合に実行される演出は、タイミングの一致しなかった場合に実行される演出よりも大当たりい期待度が高い演出が選択される。
上記実施形態の遊技機1では、図50〜図52に示すように、タイミング不一致表示演出で、チャンスアップメータ画像I2Aにおいてカーソル画像I2A1がチャンスアップ予定示唆画像I2A3に到達するタイミングと、タイマ画像におけるタイマ値が所定値になるタイミングとが一致しなかった場合に、低期待度チャンスアップ演出が実行されるように構成されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、タイミングが一致しなかった場合に、擬似連演出、リーチの種類を表す演出、スーパーリーチ演出に発展することを示唆する予告など種々の演出が実行されてもよい。この場合、タイミング一致表示演出後の演出は、これらの演出とは異なる演出が実行されるようにしてもよい。この場合も、タイミングの一致しなかった場合に実行される演出は、タイミングの一致した場合に実行される演出よりも大当たりい期待度が低い演出が選択される。
上記実施形態の遊技機1では、チャンスアップメータ演出において、1つのタイマ画像を表示しているが、本発明は、これに限られるものではなく、2つ以上のタイマ画像を同時に表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、チャンスアップ演出として、高期待度チャンスアップ画像I2Cや低期待度チャンスアップ画像I2Dを用いて、チャンスアップを示唆するようにしているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、チャンスアップとして、大当たり期待度を具体的に表示したり(「期待度50%!」など)、色で大当たり期待度を示唆する表示をしたり、音声で大当たり期待度を示唆したり、所定のキャラクタで大当たり期待度を示唆する表示をしたりしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様I2−1]
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第1の期間表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第2の期間表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第1の演出表示であり、
前記第1の期間表示は、リーチ演出表示が行われている期間のうちの或る期間において表示される場合がある表示であり、
前記第1の期間表示は、カーソル表示を含む表示であり、
前記カーソル表示が開始位置から特定位置を経て終了位置まで移動することによって、前記或る期間の開始から終了までを表しており、
前記第1の期間表示は、前記特定位置を報知する特定位置表示を含む表示であり、
前記カーソル表示が前記開始位置から前記特定位置まで移動することによって、前記或る期間のうちの開始から第1のタイミングまでを表しており、
前記第1のタイミングとは、前記リーチ演出表示の表示中において、前記第1の演出表示の表示が開始される可能性があるタイミングのことであり、
前記第1の期間表示中に前記第2の期間表示を実行する場合がある、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I2−2]
前記複数種類の表示のうちの一つは、前記第1の演出表示とは異なる第2の演出表示であり、
前記第2の期間表示は、タイマ表示であり、
前記第1の期間表示中に前記第2の期間表示を実行する場合に、前記第1のタイミングと、前記タイマ表示が所定値となった第2のタイミングとに基づいて、前記第2の演出表示を実行する場合がある、
ことを特徴とする態様I2−1に記載の遊技機。
[態様I2−3]
前記第1の期間表示中に前記第2の期間表示を実行する場合に、前記第1のタイミングと、前記タイマ表示が所定値となった第2のタイミングとが一致した場合において、前記第1のタイミングで前記第2の演出表示を実行する場合がある、
ことを特徴とする態様I2−2に記載の遊技機。
[態様I2−4]
前記第1の期間表示中に前記第2の期間表示を実行する場合に、前記第1のタイミングと、前記タイマ表示が所定値となった第2のタイミングとが一致しなかった場合に、前記第1のタイミングで前記第1の演出表示を実行する場合がある、
ことを特徴とする態様I2−2または態様I2−3に記載の遊技機。
[態様I2−5]
前記第1の演出表示は、第1のチャンスアップ演出を含む表示であり、
前記第2の演出表示は、前記第1のチャンスアップ演出よりも大当たり期待度が高い第2のチャンスアップ演出を含む表示である、
ことを特徴とする態様I2−2から態様I2−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様I2−6]
前記第2の演出表示は、前記第1の演出表示よりも大当たり期待度が高い演出である、
ことを特徴とする態様2から態様5までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様7]
前記複数種類の表示のうちの一つは、遊技者が操作部の操作を促進するための操作部画像の表示であり、
前記タイマ表示を実行している場合に、前記操作部画像の表示が実行される、
ことを特徴とする態様I2−1から態様I2−6までのいずれか一項に記載の遊技機。
図53は、保留タイマ演出Aを説明するための図である。
保留タイマ演出Aでは、まず、図53(A)に示すように、保留アイコンI3と、タイマ画像I3Cとが表示される。保留アイコンI3は、保留を表す第1保留アイコンI3B(最大8つ)と、当該保留を表す第2保留アイコンI3Aとから構成される。なお、説明を簡単にするため、図では、第1保留アイコンI3Bのうち、特図1の保留に対応する第1保留アイコン(最大4つ)のみが示されている。従って、図での第1保留アイコンI3Bは、保留画像9Aに該当する。以下、保留タイマ演出では、同様に示す。
図54は、保留タイマ演出Bを説明するための図である。
保留タイマ演出Bでは、まず、図54(A)に示すように、保留アイコンI3(第1保留アイコンI3Bと第2保留アイコンI3A)と、タイマ画像I3Cと、ボタン画像I3Dとが表示される。保留アイコンI3およびタイマ画像I3Cについては、図53(A)と同様であるので説明は省略する。
ボタン画像I3Dは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。
図55は、保留タイマ演出Cを説明するための図である。
保留タイマ演出Cでは、まず、図55(A)に示すように、保留アイコンI3(第1保留アイコンI3Bと第2保留アイコンI3A)と、タイマ画像I3Cと、ボタン画像I3Dとが表示される。この場合、タイマ画像I3Cは、第2保留アイコンI3Aに対応づけられるように隣接して表示される。保留アイコンI3、タイマ画像I3C、および、ボタン画像I3Dについての機能は、図54(A)と同様であるので説明は省略する。なお、この保留タイマ演出では、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが示されている。
以下に、保留タイマ演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図53〜図55に示すように、タイマ画像I3Cと保留アイコンI3とが対応付けられて表示され、タイマ画像I3Cのタイマ値に基づいて、所定の演出(保留変化表示演出、保留期待度示唆演出、または、擬似連演出)が実行される。この構成によれば、保留に対する遊技者の興味を引きつけることができ、その結果、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図53〜図55に示すように、タイマ画像I3Cと保留アイコンI3とが対応付けられて表示され、タイマ画像I3Cのタイマ値に基づき、タイマ画像I3Cに対応付けられた保留アイコンI3に対して所定の演出(保留変化表示演出、保留期待度示唆演出、または、擬似連演出)が実行される。この構成によれば、特定の保留に対して遊技者の興味をより引きつけることができ、その結果、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図53〜図55に示すように、タイマ画像I3Cと保留アイコンI3とが隣接して表示される。この構成によれば、遊技者がタイマ画像I3Cと保留アイコンI3との対応関係を迅速に認識することができ、特定の保留に対して遊技者の興味を増大することができる。その結果、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図53〜図54に示すように、タイマ画像I3Cと保留アイコンI3とが対応付けられて表示され、タイマ画像I3Cのタイマ値に基づき、タイマ画像I3Cに対応付けられた保留アイコンI3に対して、大当たり期待度を示唆する演出(保留変化表示演出、または、保留期待度示唆演出)が実行される。この構成によれば、タイマ画像I3Cに対応づけられた保留アイコンI3に対して大当たり期待度を示唆する演出が実行されるので、遊技者の興味をより深いものにすることができ、その結果、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図53に示すように、タイマ画像I3Cと保留アイコンI3とが対応付けられて表示され、タイマ画像I3Cのタイマ値に基づき、タイマ画像I3Cに対応付けられた保留アイコンI3に対して、保留変化表示演出が実行される。この構成によれば、タイマ画像I3Cに対応づけられた保留アイコンI3の態様が変化するので、遊技者の興味をより深いものにすることができ、その結果、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図53〜図55に示すように、タイマ画像I3Cと保留アイコンI3とが対応付けられて表示され、タイマ画像I3Cのタイマ値が所定値(0秒)となった場合に、タイマ画像I3Cに対応付けられた保留アイコンI3に対して、所定の演出(保留変化表示演出、保留期待度示唆演出、または、擬似連演出)が実行される。この構成によれば、タイマ画像I3Cのタイマ値が所定値となるまでの間、タイマ画像I3Cに対応づけられた保留アイコンI3に対して遊技者の興味を引きつけることができ、その結果、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図54〜図55に示すように、タイマ画像I3Cが所定値(0秒)となった場合に、演出ボタン63の操作を遊技者に促すボタン画像I3Eを表示し、遊技者による演出ボタン63の操作があったときに、所定の演出(保留期待度示唆演出、または、擬似連演出)が実行される。この構成によれば、遊技者が演出ボタン63の操作タイミングを逸することを抑制することができ、遊技への参加率を向上させることができ、その結果、興趣を向上させることができる。
以下に、保留タイマ演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図53〜図55に示すように、タイマ画像I3Cは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像I3Cは、タイマ値がカウントアップしていくカウントアップ方式で表示されてもよい。この場合、予め決められた値になると、上述したタイムアウト表示演出が実行され得る。
上記実施形態の遊技機1では、図55に示すように、タイマ画像I3Cが第2保留アイコンI3Aに対応付けて表示され、タイマ値が所定値(0秒)になると、擬似連演出が実行されるが、本発明はこれに限られるものではなく、他の演出、例えば、図53(C)のような保留変化表示演出、図54(C)のような保留期待度示唆演出、または、チャンスアップ演出が実行されてもよい。
また、図53または図54に示すように、タイマ画像I3Cが第1保留アイコンI3Bに対応付けて表示され、タイマ値が所定値(0秒)になると、保留変化表示演出や保留期待度示唆演出が実行されるが、本発明はこれに限られるものではなく、他の演出、例えば、擬似連演出やチャンスアップ演出などが実行される構成でもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図53〜図55に示すように、タイマ画像I3Cが保留アイコンI3に対応付けて表示され、タイマ値が0秒になると、所定の演出(保留変化表示演出、保留期待度示唆演出、または、擬似連演出)が実行されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像I3Cが保留アイコンI3に対応付けて表示され、タイマ値が所定値(例えば7.77秒)となると、所定の演出が実行される構成でもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図53〜図55に示す保留タイマ演出A〜Cにおいて、1つのタイマ画像を表示しているが、本発明は、これに限られるものではなく、2つ以上のタイマ画像を同時に表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図53〜図54に示す保留タイマ演出A,Bは、複数変動にまたがって実行される演出としているが、本発明はこれに限られるものではなく、当該変動のみで実行される演出としてもよい。また、図55に示す保留タイマ演出Cは、当該変動で実行される演出としているが、本発明はこれに限られるものではなく、複数変動にまたがって実行される演出としてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様I3−1]
表示手段を備える遊技機であって、
前記表示手段は、複数の保留アイコンを表示可能な手段であり、
前記保留アイコンは、保留を表すアイコンと、当該保留を表すアイコンとを含み、
前記保留アイコンの表示数で保留数を報知可能なように構成されており、
前記表示手段は、複数の演出を表示可能な手段であり、
前記複数の演出のうちの一つの演出として、第1の演出をおこなう場合があり、
前記複数の演出のうちの一つの演出として、第2の演出をおこなう場合があり、
前記第1の演出は、タイマ表示を行う演出であり、
前記第1の演出と前記第2の演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、前記組み合わせ演出では、前記第1の演出の前記タイマ表示と前記保留アイコンとが対応付けられて表示され、前記第1の演出のタイマ表示に基づいて前記第2の演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I3−2]
前記組み合わせ演出では、前記第1の演出の前記タイマ表示と前記保留アイコンとが対応付けられて表示され、前記タイマ表示に基づき、前記タイマ表示に対応付けられた前記保留アイコンに対して前記第2の演出がおこなわれる、
ことを特徴とする態様I3−1に記載の遊技機。
[態様I3−3]
前記組み合わせ演出では、前記第1の演出の前記タイマ表示と前記保留アイコンとが隣接して表示される。
ことを特徴とする態様I3−1または態様I3−2に記載の遊技機
[態様I3−4]
前記第2の演出は、大当たり期待度示唆表示を行う演出である、
ことを特徴とする態様1から態様3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様I3−5]
前記大当たり期待度示唆表示は、前記保留アイコンの態様を変化させる場合がある表示である、
ことを特徴とする態様I3−4に記載の遊技機。
[態様I3−6]
前記組み合わせ演出において、前記第1の演出の前記タイマ表示が所定値となった場合に、前記第2の演出が行われる、
ことを特徴とする態様I3−1から態様I3−5までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様I3−7]
遊技者が操作可能な操作部を備え、
前記組み合わせ演出において、前記第1の演出の前記タイマ表示が所定値となった場合に、前記操作部の操作を遊技者に促す操作部画像を表示し、遊技者による前記操作部の操作があったときに、前記第2の演出が行われる、
ことを特徴とする態様I3−1から態様I3−6までのいずれか一項に記載の遊技機。
図56は、タイマ出玉獲得演出Aを説明するための図である。
タイマ出玉獲得演出Aでは、まず、図56(A)に示すように、大当たり報知演出が実行される。この大当たり報知演出では、装飾図柄8L,8C,8Rを用いた大当たり図柄配列が示される。図56(A)では、大当たり図柄配列は、7図柄のゾロ目揃いとなっている。
図57は、タイマ出玉獲得演出Bを説明するための図である。
タイマ出玉獲得演出Bでは、まず、図57(A)に示すように、大当たり報知演出が実行される。この大当たり報知演出では、図56(A)と同様に、装飾図柄8L,8C,8Rを用いた大当たり図柄配列が示される。
図58は、タイマ出玉獲得演出Cを説明するための図である。
タイマ出玉獲得演出Cでは、まず、図58(A)に示すように、大当たり報知演出が実行される。この大当たり報知演出では、図56(A)と同様に、装飾図柄を用いた大当たり図柄配列が示される。
図58(B)に示すように、タイマ表示演出(タイマ初期値大)では、タイマ初期値が比較的大きい「15秒」のタイマ画像I4Dが表示される。
次に、図58(F)に示すように、ボタン押下促進表示演出が実行される。このボタン押下促進表示演出では、図57(C)と同様に、タイマ画像I4Aのタイマ値が「0秒」となると共に、ボタン画像I4Cが表示される。
以下に、タイマ出玉獲得演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図56〜図58に示すように、タイマ画像I4A,I4Cが表示され、払出予定出玉数示唆画像I4B,I4Eが表示される。この構成によれば、払出予定出玉数示唆表示が実行される前に、タイマ表示が行われるので、遊技者の払出予定出玉数に対する興味を向上させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図56〜図58に示すように、タイマ画像I4A,I4Cが表示され、タイマ値が0秒になってから、払出予定出玉数示唆画像I4B,I4Eが表示される。この構成によれば、タイマ値が0秒になると払出予定出玉数表示が行われるので、遊技者の払出予定出玉数に対する興味をより向上させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図57〜図58に示すように、タイマ画像I4A,I4Cが表示され、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像I4Cが表示され、その後、遊技者により演出ボタン63の押下がなされたことに応じて、払出予定出玉数示唆画像I4B,I4Eが表示される。この構成によれば、遊技者に遊技に参加した実感を付与でき、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図58に示すように、タイマ出玉獲得演出Cにおいて、タイマ表示演出が実行される場合に、タイマ初期値が比較的大きいタイマ画像I4Dが表示された場合には、タイマ初期値が比較的小さいタイマ画像I4Aが表示された場合と比較して、払出予定出玉表示演出で払出予定出玉数示唆画像で示される払出予定の出玉数を表す値が大きい。この構成によれば、払出予定出玉数示唆画像の表示が成される前のタイマ表示に対して遊技者の興味を向上させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、タイマ出玉獲得演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図57〜図58に示すように、ボタン押下促進表示演出において、ボタン画像I4Cは、タイマ画像I4A,I4Dのタイマ値が0秒になってから表示される構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ボタン画像I4Cは、タイマ画像I4A,I4Dのタイマ値が0秒になる前の所定値(例えば、2秒)になった場合に、表示される構成としてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図56〜図58に示すタイマ出玉獲得演出は、特別図柄の変動表示の開始時、装飾図柄の変動演出中、または、リーチ演出(スーパーリーチ演出)中などに実行され得る構成としたが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、タイマ出玉獲得演出のうちのタイマ表示演出、ボタン押下促進演出、および、払出予定出玉表示演出は、大当たり遊技中に実行される構成としてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図56〜図58に示すタイマ出玉獲得演出において、1つのタイマ画像を表示しているが、本発明は、これに限られるものではなく、2つ以上のタイマ画像を同時に表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図56〜図58に示すように、タイマ画像I4A,I4Dは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像I4A,I4Dは、タイマ値がカウントアップしていくカウントアップ方式で表示されてもよい。この場合、予め決められた値になると、上述したタイムアウト表示演出が実行され得る。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様I4−1]
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、或る表示であり、
前記或る表示は、大当たり抽選に当選した場合に行われる表示であり、
第1の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
第2の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
前記第1の態様は、タイマ表示を含む態様であり、
前記第2の態様は、大当たりに基づく大当たり遊技中に払い出し予定の遊技媒体数を示唆する払出予定数示唆表示を含む態様であり、
前記或る表示は、前記第1の態様で表示された後、前記第2の態様で表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様I4−2]
前記或る表示は、前記第1の態様において前記タイマ表示のタイマ値が第1の所定値となった後に、前記第2の態様で表示される、
ことを特徴とする態様I4−1に記載の遊技機。
[態様I4−3]
遊技者の操作を受け付けて、遊技者の操作により所定の演出を実行可能な操作部を備え、
第3の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
前記第3の態様は、遊技者に前記操作部の操作を促す操作部画像の表示を含む態様であり、
前記或る表示は、前記第1の態様で表示され、前記第1の態様で表示されているときに前記第3の態様で表示され、その後、遊技者により前記操作部の操作がなされたことに応じて、前記第2の態様で表示される場合がある、
ことを特徴とする態様I4−1または態様I4−2に記載の遊技機。
[態様I4−4]
前記或る表示は、前記第1の態様で表示され、前記第1の態様における前記タイマ値が第2の所定値となる前に前記第3の態様で表示され、その後、遊技者により前記操作部の操作がなされたことに応じて、前記第2の態様で表示される場合がある、
ことを特徴とする態様I4−3に記載の遊技機。
[態様I4−5]
前記第1の態様において、前記タイマ値の初期値が第1の値と、前記第1の値よりも大きい第2の値の場合があり、
前記或る表示で前記第1の態様で表示された後、前記第2の態様で表示される場合において、前記第1の態様における前記タイマ値の前記初期値が前記第2の値の場合には、前記第1の態様における前記タイマ値の前記初期値が前記第1の値の場合と比較して、前記第2の態様における前記払出予定数示唆表示で示される払い出し予定の遊技媒体数を表す値が大きい、
ことを特徴とする態様I4−1から態様I4−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[ハズレ演出]
図59は、ハズレ演出と大当たり演出とを説明するための図である。
ハズレ演出では、まず、図59(A)に示すように、リーチ演出が実行される。リーチ演出は、装飾図柄8L,8Rが同じ図柄となったリーチ状態中に行われる演出である。リーチ演出には、大当たり期待度が比較的低い通常リーチ演出や大当たり期待度が比較的高いスーパーリーチ演出が含まれる。スーパーリーチ演出は、通常リーチ演出から発展して実行される場合がある演出である。なお、このリーチ演出では、「6」図柄でリーチ状態となっている。
また、「7」図柄を3つ用いて大当たりした場合(すなわち、大当たり図柄配列「777」)には、大当たり遊技後の遊技状態が確変状態となることが確定する。従って、大当たり図柄配列「777」の場合には、遊技者は、この図柄配列から大当たり遊技後の遊技状態が確変状態となると判断することができる。このような装飾図柄を確変確定図柄とも呼ぶ。本実施形態では、確変確定図柄は、奇数図柄が該当する。これに限られず、例えば、「3」、「7」図柄のみを確変確定図柄としてもよい。
大当たり演出では、まず、図59(D)に示すように、図59(A)と同様に、リーチ演出が実行される。なお、このリーチ演出は、比較的大当たり期待度が高いリーチ演出と、比較的大当たり期待度が低いリーチ演出とを含む。大当たり演出では、比較的大当たり期待度が低いリーチ演出よりも、比較的大当たり期待度が高いリーチ演出の方が、出現率が高くなっている。
図60は、復活演出Aを説明するための図である。
復活演出Aでは、まず、図60(A)に示すように、図59(A)と同様にリーチ演出が実行される。なお、このリーチ演出は、比較的大当たり期待度が高いリーチ演出と、比較的大当たり期待度が低いリーチ演出とを含む。復活演出Aでは、比較的大当たり期待度が低いリーチ演出よりも、比較的大当たり期待度が高いリーチ演出の方が、出現率が高くなっている。
次に、図60(C)に示すように、図59(C)と同様に、ハズレ報知演出が実行される。
次に、図60(E)に示すように、確変確定図柄を用いた大当たり報知演出が実行される。
図61は、復活演出Bを説明するための図である。
復活演出Bにおいて、図61(A)のリーチ演出、図61(B)のカットイン演出、図61(C)のハズレ報知演出は、それぞれ図60(A)のリーチ演出、図60(B)のカットイン演出、図60(C)のハズレ報知演出と同様であるので、説明を省略する。
次に、図61(E)に示すように、図60(E)と同様に、確変確定図柄を用いた大当たり報知演出が実行される。
以下に、復活演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図59〜図61に示すように、ハズレ演出が実行される場合と、大当たり演出が実行される場合と、復活演出が実行される場合とがある。この構成によれば、ハズレ報知演出が実行された場合であっても、復活演出の可能性があるので、遊技者に希望を与えることができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図60〜図61に示すように、復活演出A,Bにおいて、リーチ演出では、確変不確定図柄を用いてリーチ状態が示され、ハズレ報知演出後の大当たり報知演出では、確変確定図柄を用いて大当たり図柄配列が示される。この構成によれば、復活演出の場合には、確変状態への移行が確定するので、復活演出が実現された場合には、遊技者に大きな歓喜を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図60〜図61に示すように、復活演出でリーチ演出が実行される場合において、比較的大当たり期待度が低いリーチ演出よりも、比較的大当たり期待度が高いリーチ演出の方が、出現率が高くなっている。この構成によれば、比較的大当たり期待度が高いリーチ演出が出現した場合には、復活演出である可能性が高まるので、遊技者は、ドキドキしてリーチ演出後の演出の推移を見守ることとなる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図60〜図61に示すように、復活演出でカットイン演出(チャンスアップ演出)が実行される場合において、カットイン画像H1Aを用いた比較的大当たり期待度が低いカットイン演出よりも、カットイン画像H1Bを用いた比較的大当たり期待度が高いカットイン演出の方が、出現率が高くなっている。この構成によれば、比較的大当たり期待度が高いカットイン画像H1Bが出現した場合には、復活演出である可能性が高まるので、遊技者は、ドキドキしてカットイン演出後の演出の推移を見守ることとなる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図60に示すように、復活演出Aにおいて、大当たり報知演出は、ハズレ報知演出が実行され、役物可動演出が実行された後に実行される。この構成によれば、ハズレ報知演出が実行された場合であっても役物可動演出が実行されれば大当たり報知演出へと移行する場合があることから、遊技者は、ハズレ報知演出時に役物可動演出の実現を強く希望することとなる。従って、遊技者は、役物可動演出が実現されれば強い歓喜に包まれる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図60に示すように、復活演出Aにおいて、ハズレ報知演出後に役物可動演出が実行され、盤可動体15が表示画面7aの手前側であって、遊技者から見て表示画面7aと重なる位置に配置される。この構成によれば、役物可動演出によって、ハズレ報知演出が解消されたことを遊技者に分かり易く認識させることができ、遊技者に喜びを付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、復活演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図59に示すように、ハズレ演出では、比較的大当たり期待度が高いリーチ演出よりも、比較的大当たり期待度が低いリーチ演出の方が、出現率が高くなっているが、本発明はこれに限られるものではなく、比較的大当たり期待度が高いリーチ演出の方が、比較的大当たり期待度が低いリーチ演出よりも、出現率が高くなっていてもいい。また、ハズレ演出では、カットイン画像H1Bを用いた比較的大当たり期待度が高いカットイン演出よりも、カットイン画像H1Aを用いた比較的大当たり期待度が低いカットイン演出の方が、出現率が高くなっているが、本発明はこれに限られるものではなく、カットイン画像H1Bを用いた比較的大当たり期待度が高いカットイン演出の方が、カットイン画像H1Aを用いた比較的大当たり期待度が低いカットイン演出よりも、出現率が高くなっていてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図59に示すように、大当たり演出では、比較的大当たり期待度が低いリーチ演出よりも、比較的大当たり期待度が高いリーチ演出の方が、出現率が高くなっているが、本発明はこれに限られるものではなく、比較的大当たり期待度が低いリーチ演出の方が、比較的大当たり期待度が高いリーチ演出よりも、出現率が高くなっていてもよい。また、大当たり演出では、カットイン画像H1Aを用いた比較的大当たり期待度が低いカットイン演出よりも、カットイン画像H1Bを用いた比較的大当たり期待度が高いカットイン演出の方が、出現率が高くなっているが、本発明はこれに限られるものではなく、カットイン画像H1Aを用いた比較的大当たり期待度が低いカットイン演出の方が、カットイン画像H1Bを用いた比較的大当たり期待度が高いカットイン演出よりも、出現率が高くなっていてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図60〜図61に示すように、復活演出では、比較的大当たり期待度が低いリーチ演出よりも、比較的大当たり期待度が高いリーチ演出の方が、出現率が高くなっているが、本発明はこれに限られるものではなく、比較的大当たり期待度が低いリーチ演出の方が、比較的大当たり期待度が高いリーチ演出よりも、出現率が高くなっていてもよい。また、復活演出では、カットイン画像H1Aを用いた比較的大当たり期待度が低いカットイン演出よりも、カットイン画像H1Bを用いた比較的大当たり期待度が高いカットイン演出の方が、出現率が高くなっているが、本発明はこれに限られるものではなく、カットイン画像H1Aを用いた比較的大当たり期待度が低いカットイン演出の方が、カットイン画像H1Bを用いた比較的大当たり期待度が高いカットイン演出よりも、出現率が高くなっていてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図60〜図61に示すように、復活演出では、リーチ演出にて確変不確定図柄を用いてリーチ状態を形成後、ハズレ報知演出を経て、大当たり報知演出が実行される場合には、確変確定図柄を用いて大当たり図柄配列が示される構成であるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、リーチ演出にて確変確定図柄を用いてリーチ状態を形成後、ハズレ報知演出を経て、大当たり報知演出が実行される場合には、再度確変確定図柄を用いて大当たり図柄配列が示される構成でもよいし、リーチ演出にて確変不確定図柄を用いてリーチ状態を形成後、ハズレ報知演出を経て、大当たり報知演出が実行される場合には、再度確変不確定図柄を用いて大当たり図柄配列が示される構成でもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図59〜図61に示すように、チャンスアップ演出としてカットイン演出が実行されているが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、チャンスアップ演出として、所定領域(味方キャラクタCRAなど)の色が変化する演出、所定のレアキャラクタが出現する演出、または、所定の演出(ゲームなど)を成功させる演出が実行されてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様H1−1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
複数の表示演出のうちの一つは、或る演出であり、
第1の態様で前記或る演出が実行される場合があり、
第2の態様で前記或る演出が実行される場合があり、
第3の態様で前記或る演出が実行される場合があり、
第4の態様で前記或る演出が実行される場合があり、
前記第1の態様は、リーチ演出を含む態様であり、
前記第2の態様は、チャンスアップ演出を含む態様であり、
前記第3の態様は、ハズレ図柄配列を表示するハズレ演出を含む態様であり、
前記第4の態様は、大当たり図柄配列を表示する当たり演出を含む態様であり、
前記或る演出は、第1のパターンと第2のパターンと第3のパターンとを含む複数のパターンのうちの一つのパターンでおこなわれる場合がある演出であり、
前記或る演出は、前記第1のパターンとして、前記第1の態様で演出が実行された後に前記第2の態様で演出が実行され、前記第2の態様で演出が実行された後に前記第3の態様で演出が実行される場合がある演出であり、
前記或る演出は、前記第2のパターンとして、前記第1の態様で演出が実行された後に前記第2の態様で演出が実行され、前記第2の態様で演出が実行された後に前記第4の態様で演出が実行される場合がある演出であり、
前記或る演出は、前記第3のパターンとして、前記第1の態様で演出が実行された後に前記第2の態様で演出が実行され、前記第2の態様で演出が実行された後に前記第3の態様で演出が実行され、前記第3の態様で演出が実行された後に前記第4の態様の演出が実行される場合がある演出である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様H1−2]
前記第1の態様の前記リーチ演出では、遊技者に有利な遊技状態への移行の有無を示唆しない第1の図柄を用いてリーチ状態が示され、前記第4の態様で表示される前記大当たり図柄配列は、遊技者に有利な遊技状態への移行を示唆する第2の図柄を用いて示される、
ことを特徴とする態様H1−1に記載の遊技機。
[態様H1−3]
前記第1の態様の前記リーチ演出は、第1のリーチ演出が実行される場合があり、
前記第1の態様の前記リーチ演出は、前記第1のリーチ演出よりも大当たり期待度が高い第2のリーチ演出が実行される場合があり、
前記或る演出が前記第3のパターンでおこなわれる場合において、前記第1の態様で演出が実行される場合には、前記第1のリーチ演出よりも前記第2のリーチ演出の方が多く実行される、
ことを特徴とする態様H1−1または態様H1−2に記載の遊技機。
[態様H1−4]
前記第2の態様の前記チャンスアップ演出は、第1のチャンスアップ演出が実行される場合があり、
前記第2の態様の前記チャンスアップ演出は、前記第1のチャンスアップ演出よりも大当たり期待度が高い第2のチャンスアップ演出が実行される場合があり、
前記或る演出が前記第3のパターンでおこなわれる場合において、前記第2の態様で演出が実行される場合には、前記第1のチャンスアップ演出よりも前記第2のチャンスアップ演出の方が多く実行される、
ことを特徴とする態様H1−1から態様H1−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様H1−5]
可動式役物を備え、
前記或る演出が前記第3のパターンでおこなわれる場合において、前記第4の態様の前記当たり演出は、前記第3の態様で演出が実行され、前記可動式役物が所定位置に移動した後に実行される、
ことを特徴とする態様H1−1から態様H1−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様H1−6]
前記所定位置は、前記表示手段より手前側であり、遊技者からみて前記表示手段と重なる位置である、
ことを特徴とする態様H1−5に記載の遊技機。
図62は、リザルト演出Aを説明するための図である。
リザルト演出Aでは、まず、大当たり遊技が始まると、図62(A)に示すように確変移行挑戦演出が実行される。この確変移行挑戦演出は、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが表示され、味方キャラクタCRAと敵キャラクタCRBとが戦って、大当たり遊技後の遊技状態が時短付き確変状態に移行することへの挑戦を示す演出である。なお、時短付き確変状態とは、時短状態であり、かつ、確変状態である状態である。
図63は、リザルト演出Bを説明するための図である。
リザルト演出Bでは、まず、大当たり遊技が始まると、図63(A)に示すように、図62(A)と同様な確変移行挑戦演出が実行される。
図64は、リザルト演出Cを説明するための図である。
リザルト演出Cでは、まず、大当たり遊技が始まると、図64(A)に示すように、図62(A)と同様な確変移行挑戦演出が実行される。
次に、図64(C)に示すように、図62(C)と同様な確変移行失敗演出2が実行される。
次に、図64(D)に示すように、図62(D)と同様なリザルト画面表示演出が実行される。
次に、図64(F)に示すように、確変移行示唆演出が実行される。この確変移行示唆演出では、確変移行示唆画像H2Cが表示される。確変移行示唆画像H2Cは、大当たり遊技後の遊技状態が確変状態に移行することを示唆する演出であり、「まだまだ続くぞ!」という文字で表されている。リザルト画面表示演出が実行され、大当たり遊技が終了した場合には、遊技状態が時短付き確変状態に移行する。
(1)継続回数示唆画像H2Aにおける継続回数の文字の色が、第1の色(例えば、青)と第2の色(例えば、赤)との場合がある。この場合、継続回数示唆画像H2Aにおける継続回数の文字の色が、第2の色の場合の方が、第1の色の場合よりも、役物可動演出および確変移行示唆演出への発展期待度(確変状態への移行期待度)が高くなるように設定される。言い換えれば、継続回数示唆画像H2Aにおける継続回数の文字の色が、第2の色の場合の方が、第1の色の場合よりも、リザルト演出Cが選択されている可能性が高くなるように設定される。
(2)獲得玉数示唆画像H2Bにおける獲得玉数の文字の色が、第1の色(例えば、青)と第2の色(例えば、赤)との場合がある。この場合、獲得玉数の文字の色が第2の色の場合の方が、第1の色の場合よりも、役物可動演出および確変移行示唆演出への発展期待度(確変状態への移行期待度)が高くなるように設定される。言い換えれば、獲得玉数示唆画像H2Bにおける獲得玉数の文字の色が、第2の色の場合の方が、第1の色の場合よりも、リザルト演出Cが選択されている可能性が高くなるように設定される。
(3)リザルト画面(表示画面7a)の背景色の模様が、第1の模様(例えば、縞々模様)と、第2の模様(虎柄模様)との場合がある。この場合、リザルト画面(表示画面7a)の背景色の模様が、第2の模様の場合の方が、第1の模様の場合よりも、役物可動演出および確変移行示唆演出への発展期待度(確変状態への移行期待度)が高くなるように設定される。言い換えれば、リザルト画面(表示画面7a)の背景色の模様が、第2の模様の場合の方が、第1の模様の場合よりも、リザルト演出Cが選択されている可能性が高くなるように設定される。
(4)リザルト画面(表示画面7a)において、第1のキャラクタ(例えば、敵キャラクタ)が登場する場合と、第2のキャラクタ(例えば、味方キャラクタ)が登場する場合とがある。この場合、リザルト画面(表示画面7a)において、第2のキャラクタが登場する場合の方が、第1のキャラクタが登場する場合よりも、役物可動演出および確変移行示唆演出への発展期待度(確変状態への移行期待度)が高くなるように設定される。言い換えれば、リザルト画面(表示画面7a)において、第2のキャラクタが登場する場合の方が、第1のキャラクタが登場する場合よりも、リザルト演出Cが選択されている可能性が高くなるように設定される。
なお、上記チャンスアップ表示では、継続回数示唆画像H2Aの継続回数の色、獲得玉数示唆画像H2Bの獲得出玉の色、リザルト画面の背景色の色、および、リザルト画面における登場するキャラクタの種類において、第1のチャンスアップ表示と第2のチャンスアップ表示とが示されているが、これに限られず、これらのチャンスアップ表示に加えて複数のチャンスアップ表示が実行されてもよい。
以下に、リザルト演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図62に示すリザルト演出Aのように、確変移行失敗演出が実行され、リザルト画面表示演出が実行されて大当たり遊技が終了するパターン(以下では、確変移行失敗演出パターンとも呼ぶ)と、図64に示すリザルト演出Cのように、確変移行失敗演出が実行され、リザルト画面表示演出が実行され、その後、確変移行示唆演出が実行されて大当たり遊技が終了するパターン(以下では、確変移行復活演出パターンとも呼ぶ)とを有している。この構成によれば、確変移行復活演出パターンを体験した遊技者は、確変移行失敗演出が実行された場合であっても、大当たり遊技の最後まで確変移行示唆演出の出現に期待することができるので、遊技者に大当たり遊技の最後までドキドキ感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図62〜図64に示すように、リザルト演出A〜Cにおいて、リザルト画面表示演出では、時短状態中に連続した大当たりの回数である継続回数が表示される。この構成によれば、継続回数の表示により、リザルト画面に遊技者の注意を引きつけることができ、リザルト演出Cのごとく、リザルト画面表示演出の後に、役物可動演出、および、確変移行示唆演出が実行されたときに、遊技者に大きなサプライズ感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図62〜図64に示すように、リザルト演出A〜Cにおいて、リザルト画面表示演出では、当該大当たり遊技で払い出された玉数である獲得玉数が表示される。この構成によれば、獲得玉数の表示により、リザルト画面に遊技者の注意を引きつけることができ、リザルト演出Cのごとく、リザルト画面表示演出の後に、役物可動演出、および、確変移行示唆演出が実行されたときに、遊技者に大きなサプライズ感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1のリザルト演出A,Cにおけるリザルト画面表示演出では、継続回数示唆画像H2Aの色、獲得玉数示唆画像H2Bの色、リザルト画面の背景色、および、リザルト画面に登場するキャラクタにおいて、第1のチャンスアップ表示と、第1のチャンスアップ表示よりも、役物可動演出および確変移行示唆演出に発展する期待度が高い(すなわち、時短付き確変状態への移行期待度が高い)第2のチャンスアップ表示とのうちの一つのチャンスアップ表示が実行され得る構成となっている。この構成によれば、リザルト演出において、確変移行失敗演出が実行された場合であっても、遊技者に対してリザルト画面表示演出に注目させることができ、リザルト画面表示演出において、第2のチャンスアップ表示が実行された場合には、遊技者に大きな期待感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1のリザルト演出A,Cにおけるリザルト画面表示演出では、継続回数示唆画像H2Aまたは獲得玉数示唆画像H2Bにおける文字の色が、第1の色と第2の色との場合があり、文字の色が、第2の色の場合の方が、第1の色の場合よりも、役物可動演出および確変移行示唆演出への発展期待度(確変状態への移行期待度)が高くなるように設定される。言い換えれば、文字の色が、第2の色の場合の方が、第1の色の場合よりも、リザルト演出Cが選択されている可能性が高くなるように設定される。この構成によれば、リザルト演出において、確変移行失敗演出が実行された場合であっても、遊技者に対してリザルト画面表示演出におけるリザルト画面に表示された文字の色に注目させることができ、リザルト画面の継続回数示唆画像H2Aまたは獲得玉数示唆画像H2Bにおける文字の色が、第2の色である場合には、遊技者に大きな期待感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、リザルト演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図62〜図64に示すように、リザルト演出A〜Cにおいて、大当たり遊技後の遊技状態が時短付き確変状態に移行するか否かの演出が実行され、リザルト演出Aでは、リザルト画面表示演出後に、時短付き非確変状態に移行し、リザルト演出B,Cでは、リザルト画面表示演出後に、時短付き確変状態に移行する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、リザルト演出A〜Cにおいて、大当たり遊技後の遊技状態が時短付き確変状態に移行するのか、時短無し非確変状態に移行するのか否かの演出が実行され、リザルト演出Aでは、リザルト画面表示演出後に、時短無し非確変状態に移行し、リザルト演出B,Cでは、リザルト画面表示演出後に、時短付き確変状態に移行する構成としてもよい。
また、遊技機1は、いわゆる、VST機であるが、本発明は、これに限られるものではなく、1種2種混合機としてもよい。この場合、リザルト演出A〜Cにおいて、大当たり遊技後の遊技状態が時短状態に移行するのか、非時短状態に移行するのか否かの演出が実行され、リザルト演出Aでは、リザルト画面表示演出後に、非時短状態に移行し、リザルト演出B,Cでは、リザルト画面表示演出後に、時短状態に移行する構成としてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図63に示すように、リザルト演出Bにおいて、リザルト画面表示演出で、チャンスアップ表示が実行されていないが、本発明は、これに限られるものではなく、リザルト演出Bのリザルト画面表示演出で、チャンスアップ表示が実行されてもよい。この場合、リザルト画面表示演出時には確変状態への移行が既に確変移行成功演出で報知されているので、チャンスアップ表示は、所定の期待度を示唆してもよく、例えば、保留内に大当たりがあるか否かを表す期待度(保留内連チャンの期待度)を示唆してもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図62,図64に示すように、リザルト演出A,Cにおいて、リザルト画面表示演出で、チャンスアップ表示が実行される構成となっているが、本発明は、これに限られるものではなく、リザルト演出A,Cにおいて、リザルト画面表示演出よりも前の演出でチャンスアップ表示が実行される構成としてもよい。例えば、リザルト演出A,Cにおいて、確変移行挑戦演出、確変移行失敗演出、または、確変移行成功演出のいずれかでチャンスアップ表示が実行される構成としてもよい。
[変形例4]
上記実施形態の遊技機1では、図63に示すように、リザルト演出Bにおいて、確変移行成功演出で役物可動演出が実行される構成としてもよい。この構成によれば、リザルト演出Cにおいても役物可動演出が実行されていることから、役物可動演出が確変状態に移行するこを遊技者に印象付けることができ、遊技者は役物可動演出に対して大きなわくわく感を抱き得る。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様H2−1]
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の表示のうちの一つの表示は、大当たり遊技中における或る表示であり、
第1の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
第2の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
第3の態様で前記或る表示が表示される場合があり、
前記第1の態様は、前記大当たり遊技が終了することを示唆するリザルト表示を含む態様であり、
前記第2の態様は、大当たり遊技後の遊技状態が遊技者にとって比較的不利な第1の遊技状態であることを示唆する表示を含む態様であり、
前記第3の態様は、大当たり遊技後の遊技状態が遊技者にとって比較的有利な第2の遊技状態であることを示唆する表示を含む態様であり、
前記或る表示は、第1のパターンと第2のパターンとを含む複数のパターンのうちの一つのパターンでおこなわれる表示であり、
前記或る表示は、前記第1のパターンとして、前記第2の態様で表示された後に前記第1の態様で表示される場合がある表示であり、
前記或る表示は、前記第2のパターンとして、前記第2の態様で表示された後に前記第1の態様で表示され、さらに、前記第3の態様で表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様H2−2]
前記リザルト表示は、所定の期間中に当選した大当たりの回数を表す表示を含む、
ことを特徴とする態様H2−1に記載の遊技機。
[態様H2−3]
前記リザルト表示は、大当たり出玉情報を表す表示を含む、
ことを特徴とする態様H2−1または態様H2−2に記載の遊技機。
[態様H2−4]
前記リザルト表示は、第1のチャンスアップ表示と、前記第1のチャンスアップ表示よりも前記第2の遊技状態への移行期待度が高い第2のチャンスアップ表示とを含む複数のチャンスアップ表示のうちの一つのチャンスアップ表示を含む場合がある表示である、
ことを特徴とする態様H2−1から態様H2−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様H2−5]
前記第1のチャンスアップ表示と前記第2のチャンスアップとは、色が異なることによりチャンスアップを示唆している、
ことを特徴とする態様H2−4に記載の遊技機。
図65は、複数指標演出Aを説明するための図である。
複数指標演出Aでは、まず、図65(A)に示すように、第1パネル表示演出が実行される。この第1パネル表示演出では、表示画面7aに第1パネルPN1が示される。第1パネルPN1には、大当たり期待度を示す指標として、味方キャラクタCRAと、水晶画像G1Aと、期待度示唆画像G1Bと、スーパーリーチ予告画像G1Cとが表示される。
図66は、複数指標演出Bを説明するための図である。
複数指標演出Bでは、まず、図66(A)に示すように、第1パネル表示演出が実行される。この第1パネル表示演出では、表示画面7aに第1パネルPN1が示される。第1パネルPN1には、大当たり期待度を示す指標として、味方キャラクタCRAと、水晶画像G1Aと、期待度示唆画像G1Bと、スーパーリーチ予告画像G1Cとが表示される。これら指標の状態別の大当たり期待度については、複数指標演出Aと同様であるので、説明を省略する。
以下に、複数指標演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図65〜図66に示すように、複数指標演出A,Bにおいて、各パネル表示演出で、大当たり期待度を示唆する指標として、味方キャラクタCRA、水晶画像G1A、期待度示唆画像G1B、スーパーリーチ予告画像G1Cが表示される。各パネルPN1〜PN3において、これら各指標がそれぞれ大当たり期待度が異なるように示される。例えば、複数指標演出Aにおける第1パネルPN1では、味方キャラクタCRAの状態の中では2番目に高い大当たり期待度が示唆された状態Bの味方キャラクタCRAが表示され、第2パネルPN2では、味方キャラクタCRAの状態の中では1番目に高い大当たり期待度が示唆された状態Cの味方キャラクタCRAが表示され、かつ、複数指標演出Aにおける第1パネルPN1では、水晶画像G1Aの色の中では1番目に高い大当たり期待度が示唆された赤色の水晶画像G1Aが表示され、第2パネルPN2では、水晶画像G1Aの色の中では3番目に高い大当たり期待度が示唆された青色の水晶画像G1Aが表示される。パネル選択演出において、第1パネルPN1〜第3パネルPN3のうちの一つのパネルが選択される。この構成によれば、大当たり期待度を示唆する複数の指標が表示され、各パネルPN1〜PN3において、これら指標が、それぞれ大当たり期待度が異なるように示されるので、遊技者は、各指標の期待度を一喜一憂して楽しむことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図66に示すように、複数指標演出Bにおいて、各パネル表示演出で、大当たり期待度を示唆する指標として、味方キャラクタCRA、水晶画像G1A、期待度示唆画像G1B、スーパーリーチ予告画像G1Cが表示される。第3パネルPN3の各指標は、第2パネルPN2の対応する各指標よりもそれぞれ大当たり期待度が高い示唆が実行され、第2パネルPN2の各指標は、第1パネルPN1の対応する各指標よりもそれぞれ大当たり期待度が高い示唆が実行される。例えば、複数指標演出Bにおける第3パネルPN3では、味方キャラクタCRAの状態の中では1番目に高い大当たり期待度が示唆された状態Cの味方キャラクタCRAが表示され、かつ、水晶画像G1Aの色の中では1番目に高い大当たり期待度が示唆された赤色の水晶画像G1Aが表示され、第2パネルPN2では、味方キャラクタCRAの状態の中では2番目に高い大当たり期待度が示唆された状態Bの味方キャラクタCRAが表示され、かつ、水晶画像G1Aの色の中では2番目に高い大当たり期待度が示唆された緑色の水晶画像G1Aが表示される。この構成によれば、パネル選択演出において、遊技者は、選択希望のパネルを容易に順位付けすることができ(遊技者は第3パネルPN3を1番目に望み、第2パネルPN2を2番目に望み、第1パネルPN1を3番目に望み得る)、パネル選択演出をどきどきしながら楽しむことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図65〜図66に示すように、複数指標演出A,Bにおいて、パネル選択演出後には、パネル選択演出で選択されたパネルに表示されるスーパーリーチ予告画像G1Cが表すスーパーリーチ演出が実行される構成である。この構成によれば、パネル選択演出で選択されたパネルに表示されるスーパーリーチ予告画像G1Cが表すスーパーリーチ演出が、スーパーリーチ予告画像G1Cの中で大当たり期待度が1番高いスーパーリーチ演出Cであった場合には、当該スーパーリーチ演出Cが実行されるので、遊技者の期待を裏切ることなく、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図65〜図66に示すように、複数指標演出A,Bにおいて、パネル選択演出は、リーチ演出に含まれ、パネル選択演出後の演出は、スーパーリーチ演出に含まれ得る。この構成によれば、パネル選択演出と、パネル選択演出後の演出とに一環性(または、ストーリー性)を持たせることが可能であり、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、複数指標演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図65〜図66に示すように、複数指標演出A,Bにおいて、パネル選択演出では、第1パネルPN1〜第3パネルPN3が表示された状態で、いずれかのパネルを選択するようにしているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、パネル選択演出では、表示画面7aにおいて、第1パネルPN1〜第3パネルPN3を横または縦にスクロールさせ、その後、一つのパネルを停止表示させることで、パネルの選択を行うようにしてもよい。
また、パネル選択演出では、表示画面7aにおいて、第1パネルPN1〜第3パネルPN3を順番に表示させ、その後、一つのパネルを停止表示させることで、パネルの選択を行うようにしてもよい。この場合、特に、一つのパネルが表示されている間には、他のパネルが表示されないようにしてもよい。例えば、第1パネルPN1が表示されている場合には、第2パネルPN2および第3パネルPN3が表示されないようにしてもよい。この構成によれば、一つ一つのパネルをしっかりと遊技者が確認することができ、遊技者は、所望のパネルで止まるか否かを楽しむことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図65〜図66に示すように、複数指標演出A,Bにおいて、パネル選択演出後には、パネル選択演出で選択されたパネルに対応するスーパーリーチ予告画像G1Cにおいて表されるスーパーリーチ演出が実行される構成である。例えば、複数指標演出Aにおいて、パネル選択演出で第1パネルPN1が選択された場合には、パネル選択演出の後、第1パネルPN1におけるスーパーリーチ予告画像G1Cにおいて表されるスーパーリーチ演出であるスーパーリーチ演出Bが実行される。しかしながら、本発明は、これに限られるものではない。例えば、パネル選択演出後には、パネル選択演出で選択されたパネルに対応するスーパーリーチ予告画像G1Cにおいて表されるスーパーリーチ演出とは異なる他のスーパーリーチ演出(例えば、他のパネルにおけるスーパーリーチ予告画像G1Cにおいて表されるスーパーリーチ演出)が実行される構成でもよい。また、パネル選択演出後には、スーパーリーチ演出とは関係のない演出(例えば、擬似連演出、複数変動で行われ得る先読み連続演出)が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図66に示すように、複数指標演出Bにおいて、各パネル表示演出で、大当たり期待度を示唆する指標として、味方キャラクタCRA、水晶画像G1A、期待度示唆画像G1B、スーパーリーチ予告画像G1Cが表示され、第3パネルPN3の各指標は、第2パネルPN2の対応する各指標よりもそれぞれ大当たり期待度が高い示唆が実行され、第2パネルPN2の各指標は、第1パネルPN1の対応する各指標よりもそれぞれ大当たり期待度が高い示唆が実行される構成であるが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、第3パネルPN3の4つある各指標のうち、1つの指標は、第2パネルPN2の対応する指標よりも大当たり期待度が低い示唆が実行されてもよいし、第2パネルPN3の4つある各指標のうち、1つの指標は、第1パネルPN1の対応する指標よりも大当たり期待度が低い示唆が実行されてもよい。また、第3パネルPN3の4つある各指標のうち、半分の2つの指標は、第2パネルPN2の対応する指標よりも大当たり期待度が低い示唆が実行されてもよいし、第2パネルPN3の4つある各指標のうち、半分の2つの指標は、第1パネルPN1の対応する指標よりも大当たり期待度が低い示唆が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図65〜図66に示すように、複数指標演出A,Bにおいて、複数指標演出は、上述または後述されるタイマを用いた演出、および/または、メータを用いた演出で、タイマ値、および/または、メータ値が所定値(例えば、0、または、最大(MAX))となった場合に、実行されてもよい。また、パネル選択演出後に、このようなタイマやメータを用いた演出が実行されてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様G1−1]
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第1の態様で表示される場合があり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第2の態様で表示される場合があり、
前記第1の態様の表示は、第1の指標を表す表示と第2の指標を表す表示とを含み、
前記第2の態様の表示は、第1の指標を表す表示と第2の指標を表す表示とを含み、
前記第1の指標は、第1の形式で大当たり期待度を表す指標であり、
前記第2の指標は、前記第1の形式とは異なる第2の形式で大当たり期待度を表す指標であり、
前記第1の態様の前記第1の指標は、前記第2の態様の前記第1の指標とは大当たり期待度が異なるように表され、かつ、前記第1の態様の前記第2の指標は、前記第2の態様の前記第2の指標とは大当たり期待度が異なるように表され、
前記第1の態様の表示と、前記第2の態様の表示とを含む複数の態様の表示から一つの態様の表示を選択する演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G1−2]
前記第1の態様の前記第1の指標は、前記第2の態様の前記第1の指標よりも大当たり期待度が高く表され、かつ、前記第1の態様の前記第2の指標は、前記第2の態様の前記第2の指標よりも大当たり期待度が高く表される、
ことを特徴とする態様G1−1に記載の遊技機。
[態様G1−3]
前記第1の態様の表示と、前記第2の態様の表示とを含む複数の態様の表示から一つの態様の表示を選択する場合において、前記第1の態様の表示がなされている場合には、前記第2の態様の表示がなされない場合があり、前記第2の態様の表示がなされている場合には、前記第1の態様の表示がなされない場合がある、
ことを特徴とする態様G1−1または態様G1−2記載の遊技機。
[態様G1−4]
前記第1の態様の表示と、前記第2の態様の表示とを含む複数の態様の表示から一つの態様の表示を選択する演出において、前記第1の態様の表示が選択された場合には、第1の演出がおこなわれ、
前記第1の態様の表示と、前記第2の態様の表示とを含む複数の態様の表示から一つの態様の表示を選択する演出において、前記第2の態様の表示が選択された場合には、第2の演出がおこなわれ、
前記第1の演出が実行された場合は、前記第2の演出が実行された場合と比較して大当たり期待度が高い、
ことを特徴とする態様G1−1から態様G1−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様G1−5]
前記第1の態様の表示と、前記第2の態様の表示とを含む複数の態様の表示から一つの態様の表示を選択する演出は、リーチ演出に含まれ、
前記第1の演出は、スーパーリーチ演出に含まれ、
前記第2の演出は、スーパーリーチ演出に含まる、
ことを特徴とする態様G1−4に記載の遊技機。
図67は、保留トリガ演出Aを説明するための図である。
保留トリガ演出Aでは、まず、図67(A)に示すように、保留表示演出が実行される。この保留表示演出では、味方キャラクタCRAと保留アイコンG2とが表示される。保留アイコンG2は、表示画面7aの下方の保留表示エリアG21に表示され、保留を表す第1保留アイコンG2B(最大8つ)と、当該保留を表す第2保留アイコンG2Aとから構成される。なお、説明を簡単にするため、第1保留アイコンG2Bのうち、図では、特図1の保留に対応する第1保留アイコン(最大4つ)のみが示されている。従って、図での第1保留アイコンG2Bは、保留画像9Aに該当する。以下、保留トリガ演出では、同様に示す。第1保留アイコンG2Bの態様は、円形状で示されている。
情報表示演出の後、情報画像G2C2に基づいてスーパーリーチ演出Aが実行される。
図68は、保留トリガ演出Bを説明するための図である。
保留トリガ演出Bでは、まず、図68(A)に示すように、保留表示演出が実行される。この保留表示演出では、味方キャラクタCRAと保留アイコンG2と情報表示エリアG2D1とが表示される。保留アイコンG2は、図67(A)と同様に表示される。情報表示エリアG2D1は、保留アイコンG2(第2保留アイコンG2A)から保留シフト方向とは異なる方向に位置し、保留表示エリアG21よりも右上方の位置に設けられる。
情報表示演出の後、情報画像G2D2に基づいてスーパーリーチ演出Aが実行される。
図69は、保留トリガ演出Cを説明するための図である。
保留トリガ演出Cでは、まず、図69(A)に示すように、保留表示演出が実行される。この保留表示演出では、味方キャラクタCRAと保留アイコンG2と情報表示エリアG2F1とが表示される。保留アイコンG2は、図67(A)と同様に表示される。情報表示エリアG2F1は、保留アイコンG2(第2保留アイコンG2A)から保留シフト方向とは異なる方向に位置し、保留表示エリアG21よりも右上方の位置に設けられる。
情報表示演出の後、情報画像G2F2に基づいてスーパーリーチ演出Aが実行される。
以下に、保留トリガ演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図67〜図69に示すように、保留トリガ演出A〜Cにおいて、当該保留変化演出で、第2保留アイコンG2Aの態様が円形から星形に変化する演出が実行され、情報表示演出で、第2保留アイコンG2Aの態様が変化したことに基づいて、情報画像G2C2,G2D2,G2F2が情報表示エリアG2C1,G2D1,G2F1に表示される。この構成によれば、第2保留アイコンG2Aの態様の変化を契機に情報画像が表示されるので、情報画像に示される情報の価値を高めることができ、遊技者に大当たりへの期待感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図68に示すように、保留トリガ演出Bにおいて、情報表示演出で、情報表示エリアG2D1に情報画像G2D2が表示される場合には、星形媒体画像G2Eを第2保留アイコンG2Aから情報表示エリアG2D1に到達させる媒体移動演出が実行される。この構成によれば、第2保留アイコンG2Aと情報表示エリアG2D1とが星形媒体画像G2Eによって対応付けられるので、情報表示エリアG2D1に表示された情報画像に示される情報が当該変動において実行される演出に関連することを遊技者に分かりやすく伝達することができ、遊技者は、情報画像に示される情報の内容を十分に認識することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図69に示すように、保留トリガ演出Cにおいて、媒体譲渡演出で、、第2保留アイコンG2Aから味方キャラクタCRAにメール媒体画像G2Gを渡す演出が実行され、媒体お届け演出で、味方キャラクタCRAが媒体譲渡演出で受け取ったメール媒体画像G2Gを情報表示エリアG2F1に届ける演出が実行されることにより、メール媒体画像G2Gを第2保留アイコンG2Aから情報表示エリアG2F1に到達させる構成としている。この構成によれば、第2保留アイコンG2Aと情報表示エリアG2D1とが味方キャラクタCRAとメール媒体画像G2Gとによって対応付けられ、情報表示エリアG2D1に表示された情報画像に示される情報が当該変動において実行される演出に関連することを遊技者に分かりやすく伝達することができ、遊技者は、情報画像に示される情報の内容を十分に認識することができると共に、味方キャラクタCRAがメール媒体画像G2Gを伝搬するというコミカルな演出により、遊技者を楽しませることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図67〜図69に示すように、保留トリガ演出A〜Cにおいて、情報表示演出で、情報表示エリアG2C1,G2D1,G2F1は、保留アイコンG2(第2保留アイコンG2A)から保留シフト方向とは異なる方向に位置する保留表示エリアG21に設けられる。この構成によれば、表示画面7aにおいて、保留シフト演出および情報表示演出が実行されることで、色々な方向への動きで演出を魅せることができるので、遊技者を楽しませることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図67〜図69に示すように、保留トリガ演出A〜Cにおいて、情報表示エリアG2C1,G2D1,G2F1と、保留表示エリアG21とは互いに重ならない異なるエリアである。この構成によれば、表示画面7aにおいて、保留シフト演出が実行される領域と、情報表示演出が実行される領域とが異なり、色々な場所で演出を魅せることができるので、遊技者を楽しませることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図67〜図69に示すように、保留トリガ演出A〜Cにおいて、情報表示演出で情報表示エリアG2C1,G2D1,G2F1に情報画像G2C2,G2D2,G2F2が表示され、その後、当該情報画像が示唆する情報(スーパーリーチ演出Aに発展することの予告)に基づいて、スーパーリーチ演出Aが実行される。この構成によれば、情報表示エリアG2C1,G2D1,G2F1に表示される情報画像G2C2,G2D2,G2F2に示される情報に、遊技者が大いに興味を持ち得る。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、保留トリガ演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図67〜図69に示すように、保留トリガ演出A〜Cにおいて、当該保留変化演出で、第2保留アイコンG2Aの態様が円形から星形に変化する演出が実行され、情報表示演出で、第2保留アイコンG2Aの態様が変化したことに基づいて、情報画像G2C2,G2D2,G2F2が情報表示エリアG2C1,G2D1,G2F1に表示されるが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、第1保留アイコンG2Bのいずれかの保留アイコンの態様が変化したことに基づいて、情報画像G2C2,G2D2,G2F2が情報表示エリアG2C1,G2D1,G2F1に表示される構成としてもよい。この場合、情報表示エリアG2C1,G2D1,G2F1に表示される情報は、変化した保留アイコンに対応する情報(例えば、装飾図柄の変動演出等に関する情報)とすることができる。例えば、第1保留アイコンG2Bのうち、或る保留アイコンの態様が変化した場合には、当該或る保留アイコンの態様が変化したことに基づいて、当該或る保留アイコンに対応する装飾図柄の変動演出が大当たりを報知する演出であることを示唆する情報画像(「次回予告:大当たり!!」など)が情報表示エリアG2C1,G2D1,G2F1に表示される構成としてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図68に示すように、保留トリガ演出Bにおいて、第2保留アイコンG2Aの態様が円形から星形に変化する演出が実行され、媒体移動演出で、第2保留アイコンG2Aから情報表示エリアG2D1に移動する媒体として、星形媒体画像G2Eが用いられているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、媒体移動演出で、移動する媒体として、球状の媒体を表す球状媒体画像、線状の媒体を表す線状媒体画像、矢印状の媒体を表す矢印状媒体画像、スピード線状の媒体を表すスピード線状媒体画像、または、吹き出し状の媒体を表す吹き出し状媒体画像が用いられてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図67〜図69に示すように、保留トリガ演出A〜Cにおいて、情報表示エリアG2C1,G2D1,G2F1と、保留表示エリアG21とは、互いに重ならない異なるエリアであったが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、情報表示エリアG2C1,G2D1,G2F1は、保留表示エリアG21に設けられてもいいし、保留表示エリアG21は、保留表示エリアG21内に設けられてもいい。
上記実施形態の遊技機1では、図67〜図69に示すように、保留トリガ演出A〜Cにおいて、当該保留変化演出で、第2保留アイコンG2Aの態様が円形から星形に変化する演出が実行され、情報表示演出で、第2保留アイコンG2Aの態様が変化したことに基づいて、情報画像G2C2,G2D2,G2F2が情報表示エリアG2C1,G2D1,G2F1に表示されるが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、当該保留変化演出で、第2保留アイコンG2Aの態様が円形から星形に変化する演出が実行され、情報表示演出で、第2保留アイコンG2Aの態様が変化したことに基づいて、上述や後述のようなタイマ画像やボタン画像が情報表示エリアG2C1,G2D1,G2F1に表示される構成としてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図67〜図69に示すように、保留トリガ演出A〜Cにおいて、当該保留変化演出で、第2保留アイコンG2Aの態様が変化する構成であるが、この場合に、変化後の態様によって、大当たり期待度を示唆するようにしてもよい。例えば、当該保留変化演出で、第2保留アイコンG2Aの態様が第1の態様に変化した場合には、第2保留アイコンG2Aの態様が第2の態様に変化した場合と比較して、大当たり期待度が高くなるように設定してもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図67〜図69に示すように、保留トリガ演出A〜Cにおいて、当該保留変化演出で、第2保留アイコンG2Aの態様を変化させる場合には、形を変化させるようにしているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、第2保留アイコンG2Aの態様を変化させる場合において、アイコンの色を変化させるようにしてもよいし、アイコンの模様を変化させるようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様G2−1]
複数の演出を実行可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記表示手段は、複数の保留アイコンを表示可能な手段であり、
前記保留アイコンは、保留を表すアイコンと、当該保留を表すアイコンとを含み、
前記保留アイコンの表示数で保留数を報知するように構成されており、
前記保留アイコンは、複数の態様で表示可能なアイコンであり、
前記複数の演出のうちの一つの演出として、第1の演出をおこなう場合があり、
前記複数の演出のうちの一つの演出として、第2の演出をおこなう場合があり、
前記第1の演出は、前記保留アイコンの態様を第1の態様から第2の態様に変化させる場合がある演出であり、
前記第2の演出は、前記第1の演出の後に行われ、前記保留アイコンが前記第1の態様から前記第2の態様に変化したことに基づいて、変化した保留アイコンから第1の方向に位置する第1のエリアに所定情報が表示される演出である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G2−2]
前記第2の演出において、前記変化した保留アイコンから前記第1の方向に位置する前記第1のエリアに所定情報が表示される場合には、所定の媒体を当該保留アイコンから前記第1のエリアに到達させる媒体表示が実行される、
ことを特徴とする態様G2−1に記載の遊技機。
[態様G2−3]
前記第2の演出において、前記媒体表示は、前記変化した保留アイコンから所定のキャラクタに前記所定の媒体を渡す表示が実行され、前記所定のキャラクタが受け取った前記所定の媒体を前記第1のエリアに届ける表示が実行されることにより実現される、
ことを特徴とする態様G2−2に記載の遊技機。
[態様G2−4]
前記複数の演出のうちの一つの演出として、第3の演出をおこなう場合があり、
前記第3の演出は、前記保留アイコンを、前記表示数で保留数を報知するために第2の方向にシフトさせる演出であり、
前記第1の方向は、前記第2の方向とは異なる方向である、
ことを特徴とする態様G2−1から態様G2−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様G2−5]
前記保留アイコンは、第2のエリアに表示され、
前記第1のエリアは、前記第2のエリアとは異なるエリアである、
ことを特徴とする態様G2−1から態様G2−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様G2−6]
前記複数の演出のうちの一つの演出として、第4の演出をおこなう場合があり、、
前記第4の演出は、前記第2の演出の後に行われ、前記第1のエリアに表示された前記所定情報に基づいて、所定の演出が実行される、
ことを特徴とする態様G2−1から態様G2−5までのいずれか一項に記載の遊技機。
図70は、重畳成功演出Aを説明するための図である。
重畳成功演出Aでは、まず、図70(A)に示すように、画像出現演出が実行される。この画像出現演出では、リング画像G3Aとトライアングル画像G3Bとが表示される。リング画像G3Aとトライアングル画像G3Bとは、互いに異なる形状である。リング画像G3Aは、表示画面7aの左上方に配置され、トライアングル画像G3Bは、表示画面7aの右下方に配置される。図70(A)では、目的位置GCが示されている。この目的位置GCは、画像出現演出の開始時において、リング画像G3Aとトライアングル画像G3Bとが表示されたときのこれらの間の中間地点である。なお、図では、目的位置GCは、「点」で示されているが、表示しないようにしてもよい。
図71は、重畳成功演出Bを説明するための図である。
重畳成功演出Bでは、まず、図71(A)に示すように、画像出現演出が実行される。この画像出現演出では、エンブレム画像G3Eとトライアングル画像G3Fとが表示される。エンブレム画像G3Eは、リング部とトライアングル部とから構成される。トライアングル画像G3Fは、エンブレム画像G3Eの一部(トライアングル部)と同形状である。エンブレム画像G3Eは、表示画面7aの左上方に配置され、トライアングル画像G3Fは、表示画面7aの右下方に配置される。図71(A)では、目的位置GCが示されている。この目的位置GCは、画像出現演出の開始時において、エンブレム画像G3Eとトライアングル画像G3Fとが表示されたときのこれらの間の中間地点である。
図72は、重畳成功演出Cを説明するための図である。
重畳成功演出Cでは、まず、図72(A)に示すように、画像出現演出が実行される。この画像出現演出では、エンブレム画像G3Hとエンブレム画像G3Iとが表示される。エンブレム画像G3Hとエンブレム画像G3Iとは、それぞれ、リング部とトライアングル部とから構成され、同形状である。エンブレム画像G3Hは、表示画面7aの左上方に配置され、エンブレム画像G3Iは、表示画面7aの右下方に配置される。図72(A)では、目的位置GCが示されている。この目的位置GCは、画像出現演出の開始時において、エンブレム画像G3Hとエンブレム画像G3Iとが表示されたときのこれらの間の中間地点である。
図73は、重畳失敗演出を説明するための図である。
重畳失敗演出では、まず、図73(A)に示すように、図72(A)と同様に画像出現演出が実行される。
次に、図73(B)に示すように、図72(B)と同様に画像移動演出が実行される。
画像スルー演出が実行された場合、すなわち、画像の重畳に失敗した場合には、チャンスアップ演出を実行せず、次の所定の演出に移行する。
以下に、重畳演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図70〜図72に示すように、重畳成功演出A〜Cにおいて、互いに異なる位置に出現した比較的透過性が高い2つの画像が、目的位置GCに向けて移動し、互いに目的位置GCに到達することで、重畳して、比較的透過性が低い一つの重畳画像が形成され、重畳画像が形成されたことに基づいてチャンスアップ演出が実行される。
例えば、重畳成功演出Aでは、画像出現演出で、表示画面7aの左上方に配置される、比較的透過性が高いリング画像G3Aと、表示画面7aの右下方に配置される、比較的透過性が高いトライアングル画像G3Bとが表示される。画像移動演出で、リング画像G3Aが目的位置GCに向けて移動すると共に、トライアングル画像G3Bが目的位置GCに向けて移動し、画像重畳演出で、リング画像G3Aおよびトライアングル画像G3Bが目的位置GCに到達することで、重畳して、比較的透過性が低い一つのエンブレム画像G3C(重畳画像)が形成される。エンブレム画像G3Cが形成されたことに基づいて、チャンスアップ演出が実行される。
この構成によれば、比較的透過性が高い2つの画像が重畳することで比較的透過性が低い画像が形成されるので、遊技者は、画像を認識し易くなると共に、驚きを感じることができる。また、2つの画像の重畳が成功することによって、チャンスアップ演出が実行されるので、遊技者に、チャンスアップ演出で大当たり期待度が高い示唆が出現することへの期待感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図71に示すように、重畳成功演出Bにおいて、エンブレム画像G3Eと、エンブレム画像G3Eの一部(トライアングル部)と同形状であるトライアングル画像G3Fとが重畳され、比較的透過性が低いエンブレム画像G3Gが形成される。この構成によれば、一部分が同形状な2つの画像が重畳され、比較的透過性が低い画像が形成されので、遊技者に対して、2つの画像の同形状な部分の動きに注目させることができ、重畳演出を興趣ある演出に昇華することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図72に示すように、重畳成功演出Cにおいて、互いに同形状なエンブレム画像G3Hとエンブレム画像G3Iとが重畳され、比較的透過性が低いエンブレム画像G3Jが形成される。この構成によれば、互いに同形状な2つの画像が重畳され、比較的透過性が低い画像が形成されので、遊技者に対して、2つの画像の全体の動きに注目させることができ、重畳演出を興趣ある演出に昇華することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図71〜図72に示すように、重畳成功演出B,Cにおいて、エンブレム画像G3E,G3Hと、トライアングル画像G3Fまたはエンブレム画像G3Iとが重畳されて、エンブレム画像G3E,G3Hと同形状な重畳画像G3G,G3Jが形成される。この構成によれば、遊技者に対して、エンブレム画像G3E,G3Hの動きに注目させることができ、重畳演出を興趣ある演出に昇華することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図70〜図72に示すように、重畳成功演出A〜Cにおいて、画像出現演出で、重畳させる2つの画像が表示され、画像移動演出で、重畳させる2つの画像の間に位置する目的位置GCに向けて、2つの画像が移動することで、目的位置GCにおいて2つの画像が重畳され、目的位置GCで重畳画像が形成される。この構成によれば、遊技者に対して、目的位置GCを中心として、2つの画像の動きに注目させることができ、重畳演出を興趣ある演出に昇華することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
[効果6]
上記実施形態の遊技機1では、図70〜図72に示すように、重畳成功演出A〜Cにおいて、2つの画像の重畳が成功したことに基づいて、チャンスアップ演出が実行される。この構成によれば、遊技者に、チャンスアップ演出で大当たり期待度が高い示唆が出現することへの期待感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図73に示すように、重畳失敗演出において、画像スルー演出では、エンブレム画像G3Hとエンブレム画像G3Iとが目的位置GC上で一旦重畳された後、エンブレム画像G3Hとエンブレム画像G3Iとが引き離されて、重畳画像が生成されず、チャンスアップ演出も実行されない構成である。この構成によれば、重畳失敗演出で重畳の失敗によりチャンスアップ演出が実行されない体験をした遊技者は、重畳成功演出でチャンスアップ演出が実行された場合に、チャンスアップ演出に大きな期待感を持つことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、重畳演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図71に示すように、重畳成功演出Bにおいて、エンブレム画像G3Eのトライアングル部と、トライアングル画像G3Fとは、重畳画像であるエンブレム画像G3Gよりも比較的透過性が高い構成とする一方、エンブレム画像G3Eのリング部は、比較的透過性が低く、例えば、重畳画像であるエンブレム画像G3Gのリング部と同程度としてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図70〜図73に示すように、重畳成功演出A〜C、重畳失敗演出において、目的位置GCは、画像出現演出の開始時において出現した2つの画像間の中間地点としているが、本発明は、これに限られるものではなく、目的位置GCがランダムに設定されるようにしてもよいし、味方キャラクタCRAなど所定の位置に対する相対的位置を目的位置GCとしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図70〜図72に示すように、重畳成功演出A〜Cにおいて、画像重畳演出で、2つの画像の重畳され重畳画像が形成されると、すなわち、2つの画像の重畳が成功すると、チャンスアップ演出が実行される構成としているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、チャンスアップ演出に代えて、所定のポイントが付与されるポイント付与演出、擬似連演出、リーチ演出の発展先の示唆を行う発展先示唆演出、または、所定のキャラクタの出現を示唆するキャラクタ出現示唆演出などが実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図70〜図73に示すように、重畳成功演出A〜Cで、2つの画像の重畳が成功すると、チャンスアップ演出が実行され、重畳失敗演出で、2つの画像の重畳が失敗すると、チャンスアップ演出が実行されない構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、重畳成功演出A〜Cで、2つの画像の重畳が成功すると、高期待度チャンスアップ演出が実行され、2つの画像の重畳が失敗すると、低期待度チャンスアップ演出が実行される構成としてもよい。高期待度チャンスアップ演出は、低期待度チャンスアップ演出と比較して、大当たり期待度が高いチャンスアップ演出である。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様G3−1]
複数の演出を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数の演出のうちの一つの演出として、第1の演出をおこなう場合があり、、
前記複数の演出のうちの一つの演出として、第2の演出をおこなう場合があり、、
前記複数の演出のうちの一つの演出として、第3の演出をおこなう場合があり、、
前記第1の演出は、第1の位置に第1の画像を表示し、前記第1の位置とは異なる第2の位置に第2の画像を表示する演出であり、
前記第2の演出は、前記第1の演出の後におこなわれ、前記第1の画像と前記第2の画像とを重畳させて、前記第1の画像、および、前記第2の画像よりも透過性が低い第3の画像が生成される演出であり、
前記第2の演出で前記第3の画像が生成されたことに基づいて、前記第3の演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様G3−2]
前記第1の画像と前記第2の画像とは少なくとも一部が同形状である、
ことを特徴とする態様G3−1に記載の遊技機。
[態様G3−3]
前記第1の画像と前記第2の画像とは同形状である、
ことを特徴とする態様G3−1または態様G3−2に記載の遊技機。
[態様G3−4]
前記第1の画像と前記第3の画像とは同形状である、
ことを特徴とする態様G3−1から態様G3−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様G3−5]
前記第2の演出では、前記第1の位置と前記第2の位置との間の第3の位置に前記第1の画像と前記第2の画像とがそれぞれ移動することで、前記第3の位置において前記第1の画像と前記第2の画像とが重畳され、前記第3の位置で前記第3の画像が生成される、
ことを特徴とする態様G3−1から態様G3−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様G3−6]
前記第3の演出は、チャンスアップ演出、所定のポイントが付与されるポイント付与演出、擬似連演出、リーチ演出の発展先の示唆を行う演出、または、所定のキャラクタの出現を示唆する演出、のうちのいずれかである、
ことを特徴とする態様G3−1から態様G3−5までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様G3−7]
前記複数の演出のうちの一つの演出として、第4の演出をおこなう場合があり、、
前記第4の演出は、前記第1の演出の後におこなわれ、前記第1の画像と前記第2の画像とを重畳させた後、前記第1の画像と前記第2の画像とを引き離して、前記第3の画像が生成されない演出であり、
前記第4の演出後には、前記第3の演出を行わない、
ことを特徴とする態様G3−1から態様G3−6までのいずれか一項に記載の遊技機。
図74は、大当たり図柄表示演出Aを説明するための図である。
大当たり図柄表示演出Aでは、まず、図74(A)に示すように、リーチ演出が実行される。このリーチ演出は、装飾図柄8L,8Rが同じ図柄となったリーチ状態中に行われる演出である。リーチ演出には、大当たり期待度が比較的低い通常リーチ演出や大当たり期待度が比較的高いスーパーリーチ演出が含まれる。スーパーリーチ演出は、通常リーチ演出から発展して実行される場合がある演出である。なお、このリーチ演出では、「7」図柄でリーチ状態となっている。
その後、大当たり遊技演出が実行される。
図75は、大当たり図柄表示演出Bを説明するための図である。
大当たり図柄表示演出Bでは、まず、図75(A)に示すように、図74(A)と同様にリーチ演出が実行される。
次に、図75(B)に示すように、図74(B)と同様に大当たり通常報知演出が実行される。
次に、図75(C)に示すように、図74(C)と同様に右斜め方向視表示演出が実行される。
次に、図75(D)に示すように、図74(D)と同様に左斜め方向視演出が実行される。
その後、大当たり遊技演出が実行される。
図76は、大当たり図柄表示演出Cを説明するための図である。
大当たり図柄表示演出Cでは、まず、図76(A)に示すように、図74(A)と同様にリーチ演出が実行される。
次に、図76(B)に示すように、図74(B)と同様に大当たり通常報知演出が実行される。
次に、図76(C)に示すように、図74(C)と同様に右斜め方向視表示演出が実行される。
次に、図76(D)に示すように、図74(D)と同様に左斜め方向視演出が実行される。
その後、大当たり遊技演出が実行される。
図77は、大当たり図柄表示演出Dを説明するための図である。
大当たり図柄表示演出Dでは、まず、図77(A)に示すように、図74(A)と同様にリーチ演出が実行される。
次に、図77(B)に示すように、図74(B)と同様に大当たり通常報知演出が実行される。
その後、大当たり遊技演出が実行される。
以下に、大当たり図柄表示演出の効果例を示す
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図74〜図77に示すように、大当たり図柄表示演出A〜Dにおいて、大当たり通常報知演出後、右斜め方向視表示演出が実行され、左斜め方向視表示演出が実行される。この構成によれば、大当たり通常報知後に、異なる方向から見たように、順に大当たり図柄配列(図柄面F1)が表示されるので、大当たりを強調し、これにより遊技者に祝福の意を示すことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図74〜図77に示すように、大当たり図柄表示演出A〜Dにおいて、大当たり通常報知演出後、右斜め方向視表示演出が実行され、左斜め方向視表示演出が実行され、正面視表示演出が実行される。この構成によれば、異なる3つの方向から見たように、順に大当たり図柄配列(図柄面F1)が表示されるので、大当たりをより強調し、これにより遊技者に祝福の意を示すことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図74〜図77に示すように、大当たり図柄表示演出A〜Dにおいて、大当たり図柄表示演出A〜Dにおいて、大当たり通常報知演出後、まず、右斜め方向視表示演出が実行され、次に、左斜め方向視表示演出が実行され、最後に、正面視表示演出が実行される。この構成によれば、右斜め方向視表示演出および左斜め方向視表示演出が実行されることにより、異なる2つの方向から見たように順に大当たり図柄配列(図柄面F1)が表示されて、大当たりを強調し、最後に、正面視表示演出が実行されることにより、大当たりをさらに強調し、これにより遊技者に祝福の意を示すことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図75に示すように、大当たり図柄表示演出Bにおいて、大当たり通常報知演出後、右斜め方向視表示演出が実行され、左斜め方向視表示演出が実行され、正面視図柄拡大表示演出が実行される。この構成によれば、右斜め方向視表示演出、左斜め方向視表示演出が実行されることにより、異なる2つの方向から見たように大当たり図柄配列(図柄面F1)が表示されて、大当たりを強調すると共に、正面視図柄拡大表示演出が実行されて、さらに、大当たりを強調することができ、これにより遊技者に祝福の意を示すことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図75に示すように、大当たり図柄表示演出Bにおいて、大当たり通常報知演出後、まず、右斜め方向視表示演出が実行され、次に、左斜め方向視表示演出が実行され、次に、正面視図柄拡大表示演出が実行される。この構成によれば、右斜め方向視表示演出、左斜め方向視表示演出が実行されることにより、異なる2つの方向から見たように順に大当たり図柄配列(図柄面F1)が表示されて、大当たりを強調することができ、その後、大当たり図柄配列の図柄面F1の方向視の変更ではない正面視図柄拡大表示演出が実行されるので、大当たりをより強調することができ、これにより遊技者に祝福の意を示すことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図76に示すように、大当たり図柄表示演出Cにおいて、大当たり通常報知演出後、右斜め方向視表示演出が実行され、左斜め方向視表示演出が実行され、正面視図柄縮小表示演出が実行される。この構成によれば、右斜め方向視表示演出、左斜め方向視表示演出が実行されることにより、異なる2つの方向から見たように大当たり図柄配列(図柄面F1)が表示されて、大当たりを強調すると共に、正面視図柄縮小表示演出が実行されて、さらに、大当たりを強調することができ、これにより遊技者に祝福の意を示すことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図76に示すように、大当たり図柄表示演出Cにおいて、大当たり通常報知演出後、まず、右斜め方向視表示演出が実行され、次に、左斜め方向視表示演出が実行され、次に、正面視図柄縮小表示演出が実行される。この構成によれば、右斜め方向視表示演出、左斜め方向視表示演出が実行されることにより、異なる2つの方向から見たように順に大当たり図柄配列(図柄面F1)が表示されて、大当たりを強調することができ、その後、大当たり図柄配列の図柄面F1の方向視の変更ではない正面視図柄縮小表示演出が実行されるので、大当たりをより強調することができ、これにより遊技者に祝福の意を示すことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図77に示すように、大当たり図柄表示演出Dにおいて、右斜め方向視表示演出または左斜め方向視表示演出が実行される。この右斜め方向視表示演出では、右斜め方向視で(図柄配列の図柄面F1を右斜め方向から見たように)大当たり図柄配列が表示されると共に、大当たり図柄配列を形成する装飾図柄8L,8C,8Rが隣接し、隣接する装飾図柄が重なっているように表示される。また、または左斜め方向視表示では、左斜め方向視で(図柄配列の図柄面F1を左斜め方向から見たように)大当たり図柄配列が表示されると共に、大当たり図柄配列を形成する装飾図柄8L,8C,8Rが隣接し、隣接する装飾図柄が重なっているように表示される。この構成によれば、大当たり図柄配列を重厚に見せることができ、これにより遊技者を祝福の意を示すことができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、大当たり図柄表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図74〜図77に示すように、大当たり図柄表示演出A〜Dにおいて、右斜め方向視表示演出、左斜め方向視表示演出、正面視図柄拡大表示演出、正面視図柄縮小表示演出、または、正面視表示演出が実行されるが、これらの表示演出の報知順番は、大当たり図柄表示演出A〜Dの表示順に限定されず、種々の表示順で実行可能である。例えば、大当たり図柄表示演出Aにおいて、まず、正面視表示演出が実行され、次に、左斜め方向視表示演出が実行され、次に、右斜め方向視表示演出が実行されてもよい。また、大当たり図柄表示演出Bにおいて、まず、正面視図柄拡大示演出が実行され、次に、左斜め方向視表示演出が実行され、次に、右斜め方向視表示演出が実行され、正面視表示演出が実行されてもよい。さらに、大当たり図柄表示演出Cにおいて、まず、左斜め方向視表示演出が実行され、次に、正面視図柄縮小示演出が実行され、次に、右斜め方向視表示演出が実行され、正面視表示演出が実行されてもよい。また、大当たり図柄表示演出Dにおいて、まず、左斜め方向視表示演出が実行され、次に、右斜め方向視表示演出が実行され、正面視表示演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図74〜図77に示すように、大当たり図柄表示演出A〜Dにおいて、右斜め方向視表示演出、左斜め方向視表示演出、正面視図柄拡大表示演出、正面視図柄縮小表示演出、または、正面視表示演出が実行されるが本発明は、これに限られるものではない。例えば、大当たり図柄表示演出において、大当たり図柄配列の図柄面F1を上方斜め方向から見たように表示される上方斜め方向視表示演出が実行されてもよいし、大当たり図柄配列の図柄面F1を下方斜め方向から見たように表示される下方斜め方向視表示演出が実行されてもよい。また、大当たり図柄表示演出において、大当たり図柄配列の図柄面F1を裏返し、図柄面F1の裏側の図柄面が表示される大当たり図柄裏返し演出が実行されてもよいし、大当たり図柄配列を構成する装飾図柄をくるくる回転させて表示させる図柄回転表示演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図74〜図77に示すように、大当たり図柄表示演出A〜Dにおいて、大当たり図柄配列を用いる大当たり報知時に、右斜め方向視表示演出、左斜め方向視表示演出、正面視図柄拡大表示演出、正面視図柄縮小表示演出、または、正面視表示演出が実行されるが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、これらの演出を、装飾図柄を仮停止させる演出、例えば、擬似連演出、リーチ演出などに適用してもよい。この場合、装飾図柄を仮停止させた場合における図柄配列を用いて、右斜め方向視表示演出、左斜め方向視表示演出、正面視図柄拡大表示演出、正面視図柄縮小表示演出、または、正面視表示演出が実行され得る。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様F1−1]
複数の演出を表示可能な表示手段を備える遊技機であって、
前記複数の演出のうちの一つの演出として、第1の演出をおこなう場合があり、
前記複数の演出のうちの一つの演出として、第2の演出をおこなう場合があり、
前記第1の演出は、リーチ演出であり、
前記第2の演出は、前記第1の演出の後に行われ、大当たりを表す大当たり図柄配列を表示する演出であり、
前記第2の演出は、第1の態様で演出をおこなう場合があり、
前記第2の演出は、第2の態様で演出をおこなう場合があり、
前記第1の態様の演出は、前記大当たり図柄配列の図柄面を第1の方向から見たように表示する演出であり、
前記第2の態様の演出は、前記大当たり図柄配列の図柄面を前記第1の方向とは異なる第2の方向から見たように表示する演出であり、
前記第2の演出は、前記第1の態様の演出と前記第2の態様の演出とを含む演出がおこなわれる場合がある演出である、
ことを特徴とする遊技機。
[態様F1−2]
前記第2の演出は、第3の態様で演出をおこなう場合があり、
前記第3の態様の演出は、前記大当たり図柄配列の図柄面を正面から見たように表示する演出であり、
前記第2の演出は、前記第1の態様の演出と前記第2の態様の演出と前記第3の態様の演出とを含む演出がおこなわれる場合がある演出である、
ことを特徴とする態様F1−1に記載の遊技機。
[態様F1−3]
前記第2の演出は、前記第1の態様の演出がおこなわれ、次に前記第2の態様の演出がおこなわれ、次に前記第3の態様の演出がおこなわれる、
ことを特徴とする態様F1−2に記載の遊技機。
[態様F1−4]
前記第2の演出は、第4の態様で演出をおこなう場合があり、
前記第4の態様の演出は、前記大当たり図柄配列を拡大する表示をおこなう演出であり、
前記第2の演出は、前記第1の態様の演出と、前記第2の態様の演出と、前記第4の態様の演出とを含む演出がおこなわれる場合がある演出である、
ことを特徴とする態様F1−1から態様F1−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様F1−5]
前記第2の演出は、前記第1の態様の演出が実行おこなわれ、次に前記第2の態様の演出がおこなわれ、次に前記第4の態様の演出がおこなわれる、
ことを特徴とする態様F1−4に記載の遊技機。
[態様F1−6]
前記第2の演出は、第5の態様で演出をおこなう場合があり、
前記第5の態様の演出は、前記大当たり図柄配列を縮小する表示をおこなう演出であり、
前記第2の演出は、前記第1の態様の演出と、前記第2の態様の演出と、前記第5の態様の演出とがおこなわれる場合がある演出である、
ことを特徴とする態様F1−1からF1−態様5までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様F1−7]
前記第2の演出は、前記第1の態様の演出が実行おこなわれ、次に前記第2の態様の演出がおこなわれ、次に前記第5の態様の演出がおこなわれる、
ことを特徴とする態様F1−6に記載の遊技機。
[態様F1−8]
前記大当たり図柄配列は、複数の装飾図柄によって構成され、
前記第1の態様の演出は、前記大当たり図柄配列の図柄面を第1の方向から見たように表示する演出であり、かつ、前記大当たり図柄配列を構成する前記装飾図柄が重なっているように表示される、
ことを特徴とする態様F1−1から態様F1−7までのいずれか一項に記載の遊技機。
図78は、役物図柄表示演出を説明するための図である。
役物図柄表示演出では、まず、図78(A)に示すように、リーチ演出が実行される。このリーチ演出は、装飾図柄8L,8Rが同じ図柄となったリーチ状態中に行われる演出である。リーチ演出には、大当たり期待度が比較的低い通常リーチ演出や大当たり期待度が比較的高いスーパーリーチ演出が含まれる。スーパーリーチ演出は、通常リーチ演出から発展して実行される場合がある演出である。なお、このリーチ演出では、「7」図柄でリーチ状態となっている。
図79は、役物図柄表示演出を説明するための図である。
役物図柄表示演出では、まず、図79(A)に示すように、図78(A)と同様なリーチ演出が実行される。
以下に、役物図柄表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図78〜図79に示すように、役物図柄表示演出A,Bにおいて、リーチ演出が実行され、盤可動体15,15Aがホームポジションから展開ポジションに可動制御され、表示画面7a上(表示画面7aの一部を隠す位置)に配置され、その状態で、表示画面7a上に装飾図柄8L,8C,8Rを用いた大当たり図柄配列が示される。この場合、表示画面7aにおいて、遊技者から見て盤可動体15,15Aと重ならない領域に表示される大当たり図柄配列の一部も見える状態である。具体的には、盤可動体15の孔部15a,15b,15cからは、表示画面7aに表示された大当たり図柄配列の一部(例えば、中装飾図柄8Cの一部)が見える状態である。また、表示画面7aにおいて、遊技者から見て盤可動体15,15Aの外側に対応する領域に表示される大当たり図柄配列の一部も見える状態である。この構成によれば、遊技者は、盤可動体が展開ポジションに位置する状態、言い換えれば、役物可動演出中であっても、大当たり図柄配列の一部から大当たり図柄配列の全体を想像することができ、大当たりをいち早く認知した喜びを感じることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図78〜図79に示すように、役物図柄表示演出A,Bにおいて、大当たり図柄配列を表示画面7a上に表示した状態で、盤可動体15,15Aが展開ポジションからホームポジションに可動制御される。この構成によれば、表示画面7a上の大当たり図柄配列を遊技者ははっきりと認識し、大当たりを確信することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図78〜図79に示すように、役物図柄表示演出A,Bにおいて、盤可動体15,15Aは、ホームポジションにある場合には、表示画面7aとは重ならない位置となっている。この構成によれば、盤可動体15,15Aが展開ポジションに移動した場合には、表示画面7a上の表示が突然隠れることになり得るので、遊技者にサプライズ感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図79に示すように、役物図柄表示演出Bにおいて、リーチ演出が実行され、孔部15bと孔部15cとを有する盤可動体15Aがホームポジションから展開ポジションに可動制御され、表示画面7a上(表示画面7aの一部を隠す位置)に配置され、その状態で、表示画面7a上に装飾図柄8L,8C,8Rを用いた大当たり図柄配列が示される。この場合、表示画面7aにおいて、盤可動体15Aの孔部15bおよび孔部15cからは、表示画面7aに表示された大当たり図柄配列の一部(例えば、中装飾図柄8Cの一部)が見える状態である。この構成によれば、遊技者は、盤可動体が展開ポジションに位置する状態、言い換えれば、役物可動演出中であっても、連続しない2つの領域から見える大当たり図柄配列の一部から大当たり図柄配列の全体を素早く想像することができるので、大当たりを認知した喜びを感じることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図78〜図79に示すように、役物図柄表示演出A,Bにおいて、大当たり図柄配列は、複数種類の装飾図柄で形成される。具体的には、大当たり図柄配列が、3図柄および7図柄の場合には、赤色の装飾図柄で形成され、大当たり図柄配列が、1図柄および5図柄の場合には、緑色の装飾図柄で形成され、大当たり図柄配列が、偶数図柄(2,4,6,8図柄)の場合には、青色の装飾図柄で形成される。この構成によれば、盤可動体15,15Aがホームポジションから展開ポジションに可動制御され、表示画面7a上(表示画面7aの一部を隠す位置)に配置され、その状態で、表示画面7a上に装飾図柄8L,8C,8Rを用いた大当たり図柄配列が示された場合において、盤可動体15,15Aの孔部から見える色によって、装飾図柄の種類を素早く認知することができ、装飾図柄の種類から大当たり遊技後の遊技状態を連想することが可能となる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、役物図柄表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図78〜図79に示すように、役物図柄表示演出A,Bにおいて、大当たり図柄配列は、図柄によって色が異なることで、複数種類の装飾図柄が形成されている。具体的には、大当たり図柄配列が、3図柄および7図柄の場合には、赤色の装飾図柄で形成され、大当たり図柄配列が、1図柄および5図柄の場合には、緑色の装飾図柄で形成され、大当たり図柄配列が、偶数図柄(2,4,6,8図柄)の場合には、青色の装飾図柄で形成される。本発明は、これに限られるものではなく、大当たり図柄配列が、3図柄および7図柄の場合には、赤色の装飾図柄で形成され、大当たり図柄配列が、1図柄および5図柄の場合には、緑色の装飾図柄で形成され、大当たり図柄配列が、偶数図柄(2,4,6,8図柄)の場合には、青色の装飾図柄で形成される。しかしながら、本発明はこれに限られるものではない。
例えば、大当たり図柄配列は、図柄によって「柄」が異なることで、複数種類の装飾図柄が形成されてもよい。例えば、大当たり図柄配列が、3図柄および7図柄の場合には、虎柄の装飾図柄で形成され、大当たり図柄配列が、1図柄および5図柄の場合には、豹柄の装飾図柄で形成され、大当たり図柄配列が、偶数図柄(2,4,6,8図柄)の場合には、ゼブラ柄の装飾図柄で形成される。
また、大当たり図柄配列は、図柄によって付与されるキャラクタの種類で、複数種類の装飾図柄が形成されてもよい。例えば、大当たり図柄配列が、3図柄および7図柄の場合には、虎のキャラクタが付与された装飾図柄で形成され、大当たり図柄配列が、1図柄および5図柄の場合には、豹のキャラクタが付与された装飾図柄で形成され、大当たり図柄配列が、偶数図柄(2,4,6,8図柄)の場合には、キャラクタが付与されない装飾図柄で形成される。
上記実施形態の遊技機1では、図78〜図79に示すように、役物図柄表示演出A,Bにおいて、盤可動体15,15Aは、ホームポジションにある場合には、表示画面7aとは重ならない位置となっているが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、盤可動体15,15Aは、ホームポジションにある場合に、表示画面7aの一部の領域と重なっていてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図78〜図79に示すように、役物図柄表示演出A,Bにおいて、大当たり図柄表示演出Bで、大当たり図柄配列が表示された状態で、盤可動体15,15Aを展開ポジションからホームポジションに戻す制御が実行されているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、盤可動体15,15Aを展開ポジションからホームポジションに戻す制御は、大当たり図柄配列の表示が消えてから実行してもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図78〜図79に示すように、役物図柄表示演出A,Bにおいて、盤可動体15,15Aが役物可動演出で展開ポジションに可動制御された場合に、表示画面7aにおいて遊技者から見て盤可動体15と重ならない領域に表示される大当たり図柄配列の一部が見える状態となっているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、盤可動体15,15Aの外周部が表示画面7aの外周部の外側まで覆い、孔部15a、15b,15cからのみ、表示画面7aが見える構成としてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様F2−1]
可動式役物と表示手段とを備える遊技機であって、
前記可動式役物は、複数の役物演出を実行可能であり、
前記複数の役物演出のうちの一つの演出として、第1の役物演出をおこなう場合があり、
前記第1の役物演出は、前記可動式役物の状態を第1の状態から第2の状態にさせる役物演出であり、
前記第1の状態は、前記可動式役物が第1の位置にある状態であり、
前記第2の状態は、前記可動式役物が前記第1の位置とは異なる位置であって前記表示手段よりも前方に位置する第2の位置にある状態であり、かつ、遊技者から見て前記可動式役物が前記表示手段の第1の領域と重ならない位置にある状態であり、
前記表示手段は、複数の表示演出を実行可能であり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、リーチ演出であり、
前記第2の表示演出は、前記第1の表示演出後におこなわれ、前記表示手段において前記第1の領域を含む領域に大当たりを表す大当たり図柄配列を表示する演出であり、
前記表示演出と前記役物演出を組み合わせた組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれ、前記第1の役物演出がおこなわれ、前記第1の役物演出がおこなわれる場合に前記第2の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様F2−2]
前記複数の役物演出のうちの一つの演出として、第2の役物演出をおこなう場合があり、
前記第2の役物演出は、前記第1の役物演出後におこなわれ、前記可動式役物の状態を前記第2の状態から前記第1の状態にさせる場合がある役物演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第2の表示演出中に前記第2の役物演出がおこなわれる、
ことを特徴とする態様F2−1に記載の遊技機。
[態様F2−3]
前記第1の状態は、遊技者から見て前記可動式役物が前記表示手段に重ならない状態を含む、
ことを特徴とする態様F2−1または態様F2−2に記載の遊技機。
[態様F2−4]
前記表示手段は、前記第1の領域とは異なる領域であって前記第1の領域と連続しない第2の領域を有しており、
前記第2の状態は、遊技者から見て前記可動式役物が前記表示手段の前記第1の領域に加え前記第2の領域とも重ならない状態であり、
前記第2の表示演出は、前記表示手段において前記第1の領域と前記第2の領域とを含む領域に大当たりを表す大当たり図柄配列を表示する演出である、
ことを特徴とする態様F2−1から態様F2−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様F2−5]
前記第2の表示演出は、前記表示手段において前記大当たり図柄配列を表示する場合に、複数の態様の大当たり図柄配列を表示可能であり、
前記複数の態様の大当たり図柄配列の一つの態様は、第1の態様の大当たり図柄配列であり、
前記複数の態様の大当たり図柄配列の一つの態様は、前記第1の態様とは異なる第2の態様の大当たり図柄配列である、
ことを特徴とする態様F2−1から態様F2−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様F2−6]
前記第1の態様の大当たり図柄配列と、前記第2の態様の大当たり図柄配列とは、色が異なる、
ことを特徴とする態様F2−5に記載の遊技機。
図80は、ボタン画像内メータ演出Aを説明するための図である。
ボタン画像内メータ演出Aでは、まず、図80(A)に示すように、ボタンメータ表示演出が実行される。このボタンメータ表示演出では、ボタン画像E1Aとメータ画像E1Bとが表示される。ボタン画像E1Aは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。メータ画像E1Bは、メータ領域(図ではクロスハッチングで表される)が動くメータであり、メータ領域が動くことでメータ値を表している。また、メータ画像E1Bは、ボタン画像E1A内に横向きに配置される。
図81は、ボタン画像内メータ演出Bを説明するための図である。
ボタン画像内メータ演出Bでは、まず、図81(A)に示すように、図80(A)と同様に、ボタンメータ表示演出が実行される。
次に、図81(B)に示すように、図80(B)と同様にポイント付与演出が実行される。
以下に、ボタン画像内メータ演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図80〜図81に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bでは、ボタン画像E1Aが表示されているときに、メータ画像E1Bが表示される。このメータ画像E1Bはボタン画像E1A内に配置される。そして、メータ画像E1Bの表示後に、メータ画像E1Bのメータ値が最大(MAX)になったときに、所定の演出(チャンスアップ演出など)が実行される。この構成によれば、メータ画像E1Bはボタン画像E1A内に配置されているので、遊技者は、メータ表示と関連して演出ボタン63を用いたボタン演出を連想し得る。従って、メータ表示に関連して実際にボタン演出が行われた場合には、遊技者にボタン演出に関して大きな期待感を付与することができ、メータ表示に関連してボタン演出ではなく他の演出が行われた場合には、遊技者にサプライズ感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図80〜図81に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bでは、ポイント付与演出が、ボタン画像E1A内にメータ画像E1Bが配置されているときに実行され、ポイント付与演出において、ポイント獲得画像E1Cが表示され、所定のポイントが付与された場合には、メータ画像E1Bにおいて付与されたポイント分メータ領域が拡大され、メータ値が上昇した表示が実行される。この構成によれば、ポイント付与によりボタン画像内に配置されたメータ画像のメータ値が上昇するので、ポイント獲得によるメータ値の上昇を強調することができる。また、ポイント付与によりボタン画像内に配置されたメータ画像のメータ値が上昇し、所定値(最大値)に到達し、演出ボタン63を用いたボタン演出へ発展した場合には、遊技者に大当たりへの大きな期待間を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図80〜図81に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bにおいて、チャンスアップ画像E1Dまたはタイマ画像E1Eは、メータ画像E1Bが配置されたボタン画像E1Aと隣接して表示される。この構成によれば、遊技者に、演出ボタン63を用いたボタン演出発展への期待感、さらには、ボタン演出に発展した場合における大当たりへの期待感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図81に示すように、ボタン画像内メータ演出Bにおいて、タイマ表示演出で、メータ値が最大(MAX)になった場合に、タイマ画像E1Eが表示される。この構成によれば、タイマ画像E1Eのタイマ値が所定値になった場合には、遊技者に演出ボタン63を用いたボタン演出発展への期待感、さらには、ボタン演出に発展した場合における大当たりへの期待感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図81に示すように、ボタン画像内メータ演出Bにおいて、ボタン押下演出で、タイマ画像E1Eのタイマ値が「0秒」となったときに、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像E1Fが表示される。この構成によれば、遊技者に演出ボタン63を用いたボタン演出発展へのより強い期待感、さらには、ボタン演出に発展した場合における大当たりへのより強い期待感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図80〜図81に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bにおいて、チャンスアップ演出やタイマ表示演出は、メータ画像E1Bのメータ値が最大(MAX)のときに実行される。この構成によれば、チャンスアップ演出やタイマ表示演出が、メータ画像E1Bのメータ値が最大(MAX)より手前の所定値のときに実行される場合と比較して、チャンスアップ演出やタイマ表示演出に発展した場合の大当たりへの期待感を大きくすることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、ボタン画像内メータ演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図80〜図81に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bにおいて、チャンスアップ画像E1Dまたはタイマ画像E1Eは、メータ画像E1Bが配置されたボタン画像E1Aと隣接して表示されているが、本発明は、これに限られるものではなく、チャンスアップ画像E1Dまたはタイマ画像E1Eは、ボタン画像E1A内に配置されてもよいし、メータ画像E1Bから所定の距離離れた位置に表示されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図80〜図81に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bにおいて、メータ画像E1Bのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ボタンメータ表示演出時において、メータ画像E1Bのメータ値が所定値(例えば、最大値)となっており、ポイント付与演出によるポイントの付与によってメータ領域が減少しメータ値が降下する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値(例えば、0)となると、図80(C)に示すチャンスアップ演出や図81(C)に示すタイマ表示演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図80〜図81に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bにおいて、メータ画像E1Bのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ポイント付与演出によるポイントの付与の代わりに、所定の動作が実行されたことによってメータ領域が拡大しメータ値が上昇する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値となると、図80(C)に示すチャンスアップ演出や図81(C)に示すタイマ表示演出が実行される。なお、「所定の動作が実行されたこと」とは、例えば、擬似連出が実行されたこと、保留アイコンが変化したこと(保留変化表示がおこなわれたこと)、所定のチャンスアップ演出が実行されたこと、所定のチャレンジ(ゲーム)に成功したことなどが含まれる。
上記実施形態の遊技機1では、図80〜図81に示すように、ボタン画像内メータ演出A,Bにおいて、チャンスアップ演出やタイマ表示演出は、メータ画像E1Bのメータ値が最大値(MAX)のときに実行される構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、チャンスアップ演出やタイマ表示演出は、メータ画像E1Bのメータ値が最大値(MAX)のときでなく、最大値よりも小さい所定値となった場合に実行される構成としてもよい。所定値として、例えば、メータ値の半分の値であったり、1/4の値であってもよい。この場合、当該所定値が遊技者に分かるように、メータ画像E1Bのメータ領域に所定の印(目盛り)をつけるようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図80に示すように、ボタン画像内メータ演出Aにおいて、チャンスアップ演出でチャンスアップ画像E1Dが表示された後に、ボタン画像E1Aのメータ値を初期値(0)に戻すようにしてもよい。その後に、ポイント付与演出が実行されて、メータ値を上昇させる演出が実行されてもよい。
また、上記実施形態の遊技機1では、図81に示すように、ボタン画像内メータ演出Bにおいて、ボタン押下演出では、メータ画像E1Bが表示されない構成となっているが、本発明は、これに限られるものではなく、メータ画像E1Bが表示されてもよい。この場合、メータ画像E1Bは、ボタン画像E1F内に配置されてもよい。その後に、ポイント付与演出が実行されて、メータ値を上昇させる演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、ボタン画像内メータ演出A,Bは、1回の変動演出中に実行されているが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、ボタン画像内メータ演出A,Bは、複数の変動演出にまたがって実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図81に示すように、ボタン画像内メータ演出Bにおいて、タイマ画像E1Eは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像E1Eは、タイマ値がカウントアップしていくカウントアップ方式で表示されてもよい。この場合、予め決められた値になると、上述したボタン押下演出が実行され得る。
上記実施形態の遊技機1では、図81に示すように、ボタン画像内メータ演出Bにおいて、1つのタイマ画像を表示しているが、本発明は、これに限られるものではなく、2つ以上のタイマ画像を同時に表示するようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様E1−1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段と遊技者が操作可能な操作部とを備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、前記操作部を表す第1の操作部画像を表示する演出であり、
前記第2の表示演出は、所定のメータを表示し、前記メータを複数の態様のうちの一つの態様で表示する演出であり、
前記第3の表示演出は、前記メータを表示し、前記メータが前記複数の態様のうちの第1の態様となったときに、所定の表示をおこなう演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれているときに、前記第2の表示演出がおこなわれ、前記第2の表示演出では前記メータが前記第1の表示演出の前記第1の操作部画像内に表示され、前記第2の表示演出の後に、前記第3の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E1−2]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、所定のポイントが付与される演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出において、前記第4の表示演出は、前記第2の表示演出がおこなわれているときにおこなわれ、前記第4の表示演出において前記所定のポイントが付与された場合には、前記第2の表示演出において前記メータを前記第1の態様とは異なる第2の態様から第3の態様とする表示がおこなわれる、
ことを特徴とする態様E1−1に記載の遊技機。
[態様E1−3]
前記第3の表示演出でおこなわれる前記所定の表示は、前記第1の操作部画像と隣接しておこなわれる場合がある表示である、
ことを特徴とする態様E1−1または態様E1−2に記載の遊技機。
[態様E1−4]
前記第3の表示演出でおこなわれる前記所定の表示は、タイマ表示である、
ことを特徴とする態様E1−1から態様E1−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E1−5]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第5の表示演出をおこなう場合があり、
前記組み合わせ演出は、前記第5の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出において、前記第3の表示演出の後に、前記第5の表示演出がおこなわれ、
前記第5の表示演出は、前記タイマ表示のタイマ値が所定値となったときに、前記操作部を表す操作部画像であって遊技者に前記操作部の操作を促す第2の操作部画像が表示される演出である、
ことを特徴とする態様E1−4に記載の遊技機。
[態様E1−6]
前記第3の表示演出において、前記メータが前記複数の態様のうちの第1の態様となったときとは、前記メータの値が最大値となったときである、
ことを特徴とする態様E1−1から態様E1−5までのいずれか一項に記載の遊技機。
図82は、ボタン画像内表示演出Aを説明するための図である。
ボタン画像内メータ演出Aでは、まず、図82(A)に示すように、ボタンメータ表示演出が実行される。このボタンメータ表示演出では、ボタン画像E2Aとメータ画像E2Bとが表示される。ボタン画像E2Aは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。メータ画像E2Bは、メータ領域(図ではクロスハッチングで表される)が動くメータであり、メータ領域が動くことでメータ値を表している。また、メータ画像E2Bは、ボタン画像E2Aの下に隣接して横向きに配置される。
図83は、ボタン画像内表示演出Bを説明するための図である。
ボタン画像内表示演出Bでは、まず、図83(A)に示すように、図82(A)と同様に、ボタンメータ表示演出が実行される。
次に、図83(B)に示すように、図82(B)と同様にポイント付与演出が実行される。
以下に、ボタン画像内表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図82〜図83に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bでは、ボタン画像E2Aが表示されているときに、メータ画像E2Bが表示され、メータ画像E2Bの表示後に、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)になったときに、ボタン画像E2Aが表示された領域において、チャンスアップ画像E2Dまたはメータ値示唆画像E2Eが表示される。この構成によれば、チャンスアップ画像E2Dまたはメータ値示唆画像E2Eを見た遊技者は、演出ボタン63を用いたボタン演出の実行を連想し得る。従って、実際にボタン演出が行われた場合には、遊技者にボタン演出に関して大当たりへの大きな期待感を付与することができる。また、ボタン画像E2Aが表示された領域において所定の演出が実行されるので、所定の演出にサプライズ感を創出することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図82〜図83に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bでは、ポイント付与演出が、メータ画像E1Bが表示されているときに実行され、ポイント付与演出において、ポイント獲得画像E2Cが表示され、所定のポイントが付与された場合には、メータ画像E2Bにおいて付与されたポイント分メータ領域が拡大され、メータ値が上昇した表示が実行される。この構成によれば、ポイント付与によりメータ画像のメータ値が上昇するので、遊技者は、ポイント獲得によるメータ値の上昇を認識することができる。従って、メータ値の変化によってチャンスアップ画像E2Dまたはメータ値示唆画像E2Eの表示がされ得るので、遊技者にわくわく感を付与することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図83に示すように、ボタン画像内表示演出Bにおいて、メータMAX報知演出で、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)であることを示唆するメータ値示唆画像E2Eが、ボタン画像E2Aが表示された領域において表示される。この構成によれば、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)となったことにより、演出ボタン63を用いたボタン演出が実行されることをボタン押下演出よりも前に遊技者に連想させることができる。従って、実際にボタン演出(ボタン押下演出を含む)が実行された場合に、遊技者にボタン演出に関して大当たりへの期待感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図83に示すように、ボタン画像内表示演出Bにおいて、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)になったときに、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像E2Fが表示され、ボタン画像E2Fが表示された領域においてメータ値示唆画像E2Eが表示される。この構成によれば、ボタン画像E2Fが表示された領域におけるメータ値示唆画像E2Eの表示により、演出ボタン63押下により発展する所定の演出における大当たりへの期待感を遊技者に付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図82〜図83に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bにおいて、チャンスアップ画像E2Dやメータ値示唆画像E2Eの表示は、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)のときに実行される。この構成によれば、チャンスアップ画像E2Dやメータ値示唆画像E2Eの表示が、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)より手前の所定値のときに実行される場合と比較して、チャンスアップ画像E2Dやメータ値示唆画像E2Eが表示された場合の大当たりへの期待感を大きくすることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、ボタン画像内表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図82〜図83に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bにおいて、メータ画像E2Bは、ボタン画像E2Aの下に隣接して配置されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、メータ画像E2Bは、ボタン画像E2A内に表示されてもよい。この構成により、遊技者は、メータ表示と関連して演出ボタン63を用いたボタン演出を連想し得る。従って、メータ表示に関連して実際にボタン演出が行われた場合には、遊技者にボタン演出に関して大きな期待感を付与することができ、メータ表示に関連してボタン演出ではなく他の演出が行われた場合には、遊技者にサプライズ感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。また、メータ画像E2Bは、ボタン画像E2Aに対して、所定の方向に、所定距離離して配置されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図82〜図83に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bにおいて、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)となると、ボタン画像E2Aが表示された領域(ボタン画像E2A内)に、チャンスアップ画像E2Dまたはメータ値示唆画像E2Eが表示される構成となっているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、メータ画像E2Bのメータ値が最大(MAX)となると、ボタン画像E2Aが表示された領域(ボタン画像E2A内)に、擬似連演出を示唆する画像、リーチ予告を示唆する画像、大当たり期待度を示唆する画像など種々の画像、タイマ画像が表示されてもいいし、ボタン画像E2Aが表示された領域(ボタン画像E2A内)において、所定のキャラクタが動く演出など種々の演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図83に示すように、ボタン画像内表示演出Bにおいて、ボタン押下演出では、ボタン画像E2Fが表示された領域(ボタン画像E2F内)にメータ値示唆画像E2Eが表示されているが、本発明はこれに限られるものではない。ボタン押下演出にいおいて、例えば、ボタン画像E2Fが表示された領域(ボタン画像E2F内)に、チャンスアップ画像E2D、擬似連演出を示唆する画像、リーチ予告を示唆する画像、大当たり期待度を示唆する画像など種々の画像が表示されてもいいし、ボタン画像E2Aが表示された領域(ボタン画像E2A内)において、所定のキャラクタが動く演出など種々の演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図82〜図83に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bにおいて、メータ画像E2Bのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ボタンメータ表示演出時において、メータ画像E2Bのメータ値が所定値(例えば、最大値)となっており、ポイント付与演出によるポイントの付与によってメータ領域が減少しメータ値が降下する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値(例えば、0)となると、図82(C)に示すチャンスアップ演出や図83(C)に示すメータMAX報知演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図82〜図83に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bにおいて、メータ画像E2Bのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ポイント付与演出によるポイントの付与の代わりに、所定の動作が実行されたことによってメータ領域が拡大しメータ値が上昇する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値となると、図82(C)に示すチャンスアップ演出や図83(C)に示すメータMAX報知演出が実行される。なお、「所定の動作が実行されたこと」とは、例えば、擬似連出が実行されたこと、保留アイコンが変化したこと(保留変化表示がおこなわれたこと)、所定のチャンスアップ演出が実行されたこと、所定のチャレンジ(ゲーム)に成功したことなどが含まれる。
上記実施形態の遊技機1では、図82〜図83に示すように、ボタン画像内表示演出A,Bにおいて、チャンスアップ演出やメータMAX報知演出は、メータ画像E2Bのメータ値が最大値(MAX)のときに実行される構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、チャンスアップ演出やメータMAX報知演出は、メータ画像E2Bのメータ値が最大値(MAX)のときでなく、最大値よりも小さい所定値となった場合に実行される構成としてもよい。所定値として、例えば、メータ値の半分の値であったり、1/4の値であってもよい。この場合、当該所定値が遊技者に分かるように、メータ画像E2Bのメータ領域に所定の印(目盛り)をつけるようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図82に示すように、ボタン画像内表示演出Aにおいて、チャンスアップ演出でチャンスアップ画像E2Dが表示された後に、メータ画像E2Bのメータ値を初期値(0)に戻すようにしてもよい。その後に、ポイント付与演出が実行されて、メータ値を上昇させる演出が実行されてもよい。
また、上記実施形態の遊技機1では、図83に示すように、ボタン画像内表示演出Bにおいて、ボタン押下演出でメータ画像E2Bが表示された後に、ボタン画像E2Aのメータ値を初期値(0)に戻すようにしてもよい。その後に、ポイント付与演出が実行されて、メータ値を上昇させる演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、ボタン画像内表示演出A,Bは、1回の変動演出中に実行されているが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、ボタン画像内表示演出A,Bは、複数の変動演出にまたがって実行されてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様E2−1]
複数種類の表示演出を実行可能な表示手段と遊技者が操作可能な操作部とを備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、前記操作部を表す第1の操作部画像を表示する演出であり、
前記第2の表示演出は、所定のメータを表示し、前記メータを複数の態様のうちの一つの態様で表示する演出であり、
前記第3の表示演出は、前記メータを表示し、前記メータが前記複数の態様のうちの第1の態様となったときに、所定の表示をおこなう演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第2の表示演出がおこなわれた後、前記第3の表示演出がおこなわれ、前記第1の表示演出は、前記第3の表示演出がおこなわれているときにおこなわれており、前記第3の表示演出では、前記メータが前記第1の態様となったときに、前記第1の操作部画像が表示された領域において前記所定の表示がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E2−2]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、所定のポイントが付与される演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出において、前記第4の表示演出は、前記第2の表示演出がおこなわれているときにおこなわれ、前記第4の表示演出において前記所定のポイントが付与された場合には、前記第2の表示演出の前記メータを前記第1の態様とは異なる第2の態様から第3の態様とする表示がおこなわれる、
ことを特徴とする態様E2−1に記載の遊技機。
[態様E2−3]
前記第3の表示演出でおこなわれる前記所定の表示は、前記メータが前記第1の態様となったことを示唆する表示である、
ことを特徴とする態様E2−1または態様E2−2に記載の遊技機。
[態様E2−4]
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出は、前記第2の表示演出がおこなわれているときにおこなわれており、前記第2の表示演出の前記メータが前記第1の表示演出の前記第1の操作部画像内に表示される、
ことを特徴とする態様E2−1から態様E2−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E2−5]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第5の表示演出をおこなう場合があり、
前記第5の表示演出は、前記操作部を表す操作部画像であって遊技者に前記操作部の操作を促す第2の操作部画像を表示する演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第5の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出において、前記第5の表示演出は、前記第3の表示演出で前記メータが前記複数の態様のうちの第1の態様となったときにおこなわれ、その後、前記第2の操作部画像が表示された領域において前記所定の表示がおこなわれる、
ことを特徴とする態様E2−1から態様E2−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E2−6]
前記第3の表示演出において、前記メータが前記複数の態様のうちの第1の態様となったときとは、前記メータの値が最大値となったときである、
ことを特徴とする態様E2−1から態様E2−5までのいずれか一項に記載の遊技機。
図84は、複数変動演出Aを説明するための図である。
複数変動演出Aでは、まず、図84(A)に示すように、当該変動メータ表示演出が実行される。この当該変動メータ表示演出では、保留アイコンE3と、メータ画像E3Cとが表示される。保留アイコンE3は、保留を表す第1保留アイコンE3B(最大8つ)と、当該保留を表す第2保留アイコンE3Aとから構成される。なお、説明を簡単にするため、第1保留アイコンE3Bのうち、図では、特図1の保留に対応する第1保留アイコン(最大4つ)のみが示されている。すなわち、図では、第1保留アイコンE3Bは、保留画像9Aに該当する。以下、複数変動演出では、同様に示す。
図85は、複数変動演出Bを説明するための図である。
複数変動演出Bでは、図85(A)〜図85(E)に示すように、当該変動メータ表示演出、当該変動ポイント付与演出、次変動ポイント付与演出、ボタン押下演出、および、チャンスアップ演出が実行される。これらの各演出は、基本的に、図84(A)〜図84(E)に示す当該変動メータ表示演出、当該変動ポイント付与演出、次変動ポイント付与演出、ボタン押下演出、および、チャンスアップ演出とそれぞれ基本的に同様であるが、複数変動演出Bでは、当該変動メータ表示演出、当該変動ポイント付与演出、および、次変動ポイント付与演出において、ボタン画像E3Gが表示される点で異なっている。このボタン画像E3Gは、表示画面7aの略中央に配置され、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。
図86は、複数変動演出Cを説明するための図である。
複数変動演出Cは、図86(A)に示すように、当該変動メータ表示演出が実行される。この当該変動メータ表示演出では、図84(A)と同様な保留アイコンE3と、図85(A)と同様なボタン画像E3Gと、メータ画像E3Hとが表示される。メータ画像E3Hは、メータ領域(図ではクロスハッチングで表される)が動くメータであり、メータ領域が動くことでメータ値を表しており、ボタン画像E3Gが表示された領域(ボタン画像E3G内)に配置される。
以下に、複数変動演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図84〜図86に示すように、複数変動演出
A〜Cにおいて、連続する複数の変動演出にまたがってポイント付与演出が実行され、すなわち、複数の変動演出にまたがって所定のポイントを獲得していき、獲得したポイントの累積値(累積ポイント)を表すメータ画像E3C,E3Hが表示される。メータ画像のメータ値(累積ポイント)が最大(MAX)となると、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像E3Eが表示されるボタン押下演出が実行される。遊技者による演出ボタン63の操作に応じて、チャンスアップ演出,タイマ表示演出などが実行される。この構成によれば、1回の変動演出において累積ポイントが最大(MAX)にならない場合であっても、次の変動演出にポイントが引き継がれるので、遊技者は、複数の変動演出にまたがって、ポイントを獲得する演出を楽しむことができる。また、複数の変動演出にまたがって獲得した累積ポイントが最大(MAX)になった場合に、ボタン押下演出が実行されるので、ボタン押下演出を際立たせることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図85〜図86に示すように、複数変動演出B,Cにおいて、連続する複数の変動演出にまたがってポイント付与演出が実行され、すなわち、複数の変動演出にまたがって所定のポイントを獲得していき、獲得したポイントの累積値(累積ポイント)を表すメータ画像E3C,E3Hが表示される。メータ画像E3C,E3Hが表示されているときに、ボタン画像E3Gの表示が実行される。この構成によれば、ポイントの累積によって、演出ボタン63を用いたボタン演出の実行が予感され得るので、遊技者にわくわく感を付与することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図86に示すように、複数変動演出Cにおいて、獲得したポイントの累積値(累積ポイント)を表すメータ画像E3Hが、ボタン画像E3Gが表示された領域(ボタン画像E3G内)に配置される。この構成によれば、遊技者は、メータ表示と関連して演出ボタン63を用いたボタン演出を連想し得る。従って、メータ表示に関連して実際にボタン演出が行われた場合には、遊技者にボタン演出に関して大きな期待感を付与することができ、メータ表示に関連してボタン演出ではなく他の演出が行われた場合には、遊技者にサプライズ感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図84〜図85に示すように、複数変動演出A,Bにおいて、ボタン押下演出後、大当たり期待度を示唆する演出であるチャンスアップ演出が実行される。この構成によれば、複数の変動演出にまたがって累積されたポイントに基づいて、大当たり期待度を示唆するチャンスアップ演出が実行されるので、チャンスアップ演出で大当たり期待度が高い示唆がでることへの期待感を高めることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図86に示すように、複数変動演出Cにおいて、ボタン押下演出後、タイマ表示演出が実行される。この構成によれば、複数の変動演出にまたがって累積されたポイントに基づいて、タイマ表示演出が実行されるので、タイマ画像E3Iのタイマ値が0秒となったときに大当たり期待度が高い演出が実行されることへの期待感を高めることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図84〜図86に示すように、複数変動演出A〜Cにおいて、チャンスアップ演出またはタイマ表示演出は、メータ画像E3C,E3Hのメータ値が最大(MAX)のときに実行される。この構成によれば、チャンスアップ演出またはタイマ表示演出が、メータ画像E3C,E3Hのメータ値が最大(MAX)よりも手前の所定値のときに実行される場合と比較して、チャンスアップ演出やタイマ表示演出に発展した場合の大当たりへの期待感を大きくすることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、複数変動演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図84〜図86に示すように、複数変動演出A〜Cにおいて、先読み演出(複数変動にまたがる連続演出)の一環として、当該ポイント付与演出または次変動ポイント付与演出におけるポイント付与が実行される構成(先読み演出の一環として、複数の変動演出にまたがってポイントを獲得する構成)としてもよい。この構成によれば、ポイントを獲得するたびに、大当たりへの期待感を大きくすることができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図84〜図86に示すように、複数変動演出A〜Cにおいて、累積ポイントをメータ画像E3C,E3Hのメータ値で表しているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、累積ポイントをメータ値ではなく、数字で表すようにしてもよい。また、累積ポイントを累積ポイントが最大(MAX)になるまでの残りポイントを数字で表すことで示唆するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図84〜図86に示すように、複数変動演出A〜Cにおいて、チャンスアップ演出やタイマ表示演出が行われる場合にボタン画像が表示され、チャンスアップ演出やタイマ表示演出がボタン画像内で実行されてもよい。また、ポイント獲得画像E3Dがボタン画像内で表示されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図84〜図86に示すように、複数変動演出A〜Cにおいて、メータ画像E3C,E3Hのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、当該変動メータ表示演出時において、メータ画像E3C,E3Hのメータ値が所定値(例えば、最大値)となっており、ポイント付与演出によるポイントの付与によってメータ領域が減少しメータ値が降下する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値(例えば、0)となると、図84(C)に示すチャンスアップ演出や図86(C)に示すタイマ表示演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図84〜図86に示すように、複数変動演出A〜Cにおいて、メータ画像E3C,E3Hのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ポイント付与演出によるポイントの付与の代わりに、所定の動作が実行されたことによってメータ領域が拡大しメータ値が上昇する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値となると、図84(C)に示すチャンスアップ演出や図86(C)に示すタイマ表示演出が実行される。なお、「所定の動作が実行されたこと」とは、例えば、擬似連出が実行されたこと、保留アイコンが変化したこと(保留変化表示がおこなわれたこと)、所定のチャンスアップ演出が実行されたこと、所定のチャレンジ(ゲーム)に成功したことなどが含まれる。
上記実施形態の遊技機1では、図84〜図86に示すように、複数変動演出A〜Cにおいて、チャンスアップ演出やタイマ表示演出は、メータ画像E3C,E3Hのメータ値が最大値(MAX)のときに実行される構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、チャンスアップ演出やタイマ表示演出は、メータ画像E3C,E3Hのメータ値が最大値(MAX)のときでなく、最大値よりも小さい所定値となった場合に実行される構成としてもよい。所定値として、例えば、メータ値の半分の値であったり、1/4の値であってもよい。この場合、当該所定値が遊技者に分かるように、メータ画像E1Bのメータ領域に所定の印(目盛り)をつけるようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図86に示すように、複数変動演出Cにおいて、タイマ画像E3Iは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像E3Iは、タイマ値がカウントアップしていくカウントアップ方式で表示されてもよい。この場合、予め決められた値になると、上述したボタン押下演出が実行され得る。また、タイマ画像E3Iを複数表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、複数変動演出A〜Cは、連続する複数の変動演出中に実行されているが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、複数変動演出A〜Cは、1回の変動演出に実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、複数変動演出A〜Cにおいて、ボタン押下演出の後、チャンスアップ演出またはタイマ表示演出が実行されているが、本発明はこれに限られるものではなく、ボタン押下演出の後、他の演出が実行されてもよい。他の演出としては、擬似連演出、リーチ演出、スーパーリーチ演出、チャンスアップ演出(大当たり期待度示唆演出)、大当たり予告演出、リーチ発展先予告演出、保留変化予告、または、先読み開始予告など種々の演出が実行され得る構成でもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様E3−1]
図柄を変動表示開始させた後、停止させる図柄変動表示をおこなうことが可能な図柄表示手段と、
複数種類の表示演出を実行可能な演出表示手段と、
遊技者が操作可能な操作部と、
を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、連続する複数回の前記図柄変動表示にまたがって所定のポイントを獲得していき、獲得した累積ポイントを示唆するポイント示唆表示をおこなう演出であり、
前記第2の表示演出は、前記操作部を表す操作部画像であって遊技者に前記操作部の操作を促す第1の操作部画像を表示する演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれ、前記第1の表示演出における前記累積ポイントが所定値となると、前記第2の表示演出がおこなわれ、遊技者による前記操作部の操作に応じて、所定の演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E3−2]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第3の表示演出は、前記操作部を表す第2の操作部画像を表示する演出であり、
前記組み合わせ演出は、第3の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれているときに前記第3の表示演出がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様E3−1に記載の遊技機。
[態様E3−3]
前記組み合わせ演出において、前記第1の表示演出における前記ポイント示唆表示は、前記第3の表示演出における前記第2の操作部画像が表示された領域においておこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様E3−2に記載の遊技機。
[態様E3−4]
前記所定の演出は、大当たり期待度を示唆する表示を含む演出である、
ことを特徴とする態様E3−1から態様E3−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E3−5]
前記所定の演出は、タイマ表示を含む演出である、
ことを特徴とする態様E3−1から態様E3−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E3−6]
先読み演出を実行可能な先読み演出実行手段を備え、
前記第1の表示演出において、前記先読み演出として連続する複数回の前記図柄変動表示にまたがって所定のポイントを獲得する、
ことを特徴とする態様E3−1から態様E3−5までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E3−7]
前記組み合わせ演出において、前記第2の表示演出がおこなわれる場合は、前記累積ポイントが最大値となったときである、
ことを特徴とする態様E3−1から態様E3−6までのいずれか一項に記載の遊技機。
図87は、操作チャージ演出A(成功)を説明するための図である。
まず、操作チャージ演出A(成功)では、図87(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出では、変動中の装飾図柄が左上に表示される。また、画面下部には、保留画像9A,9Bおよび保留消化画像9Cが表示されている。保留画像9A,9Bおよび保留消化画像9Cについては以下の演出でも同様に表示される。
次に図87(C)に示すように、剣停止演出が実行される。剣停止演出では、剣移動演出で下方へ移動する剣画像KGが停止する。
次に図87(D)に示すように、チャージ演出(初期)が実行される。チャージ演出(初期)では、剣画像KGの領域R1の描画色が青色から赤色に変化させられる。そして、領域R2→R3→R4→R5という具合に所定順序で描画色が青色から赤色に変化させられる。
次に図87(F)に示すように、ボタン押下指示演出が実行される。ボタン押下指示演出では、剣部材64の剣ボタン65の押下を指示する画像が表示される。具体的には、ボタン画像BGの押下を指示する矢印画像YGとともに「押せ!」というテキスト画像TGが表示される。
図88は、操作チャージ演出A(失敗)を説明するための図である。
まず、操作チャージ演出A(失敗)では、図88(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出では、変動中の装飾図柄が左上に表示される。また、画面下部には、保留画像9A,9Bおよび保留消化画像9Cが表示されている。保留画像9A,9Bおよび保留消化画像9Cについては以下の演出でも同様に表示される。
次に図88(C)に示すように、剣停止演出が実行される。剣停止演出では、剣移動演出で下方へ移動する剣画像KGが停止する。
次に図88(D)に示すように、チャージ演出(初期)が実行される。チャージ演出(初期)では、剣画像KGの領域R1の描画色が青色から赤色に変化させられる。次に、領域R2の描画色が青色から赤色に変化させられる。
なお、図88(A)〜図88(D)の変動開始演出、剣移動演出、剣停止演出、および、チャージ演出(初期)は、図87に示した操作チャージ演出(成功)と同様の演出となっている。
次に図88(F)に示すように、変動継続演出が実行される。変動継続演出では、剣画像KGの表示がなくなり、図88(A)に示した変動開始演出と同様の演出となる。つまり、領域R3が青色から赤色になった段階でチャージ演出が中断されて変動開始演出と同様の演出が行われるのである。
図89は、操作チャージ演出Bを説明するための図である。
まず、操作チャージ演出Bでは、図89(A)に示すように、変動開始演出が実行される。この変動開始演出では、変動中の装飾図柄が左上に表示される。また、画面下部には、保留画像9A,9Bおよび保留消化画像9Cが表示されている。保留画像9A,9Bおよび保留消化画像9Cについては以下の演出でも同様に表示される。
以下に、本実施形態における効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図87〜図89に示したように、剣画像KGが複数の領域に区切られており、これら領域の描画色は所定順序で青色から赤色に変化させられ、すべての領域の描画色が赤色に変化させられると、ボタン押下指示演出が実行される。この構成によれば、描画色の変化が遊技者の期待につながり、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図89(B)および図89(D)に示したように、チャージ予告演出として、チャージ予告画像を表示する。このチャージ予告画像の表示を契機に、図89(C)および図89(E)に示したように、チャージ演出を実行する。つまり、複数の領域S1〜S5を所定順序で青色から赤色に変化させる。この構成によれば、チャージ予告画像の表示で遊技者に期待感を抱かせることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図89(B)に示したようにチャージ予告画像JG1が表示されると、図89(C)に示したように、チャージ演出では、1つの領域S1の描画色が青色から赤色に変化させられる。一方、図89(D)に示したようにチャージ予告画像JG2が表示されると、図89(E)に示したように、2以上の領域S2〜S5の描画色が青色から赤色に変化させられる。この構成によれば、チャージ予告画像の種類によって遊技者の期待度を異ならせることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図87および図88に示したように、剣画像KGは、隣接する複数の領域R1〜R6に区切られている。この構成によれば、チャージ演出が分かりやすいものとなり、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図87(E)に示したように領域R1〜R6のすべての描画色が赤色になると、図87(F)に示したように、ボタン押下指示演出が実行される。一方、図88(E)に示したように領域R1〜R3の描画色が赤色になっても領域R4〜R6が青色である場合、ボタン押下指示演出は実行されない。この構成によれば、チャージ演出が成功するか否かに期待が高まり、興趣を向上させることができる。
以下に、本実施形態における変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図87に示したように、剣画像KGのすべての領域R1〜R6の描画色が赤色になると、ボタン押下指示演出が実行される。また、図89に示したように、ボタン画像BB1のすべての領域B1〜B5の描画色が赤色になると、ボタン押下指示演出が実行される。しかしながら、本発明は、これに限られるものではない。例えば、一部の領域の描画色が赤色になった場合にボタン押下指示演出が実行されるようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図87および図88に示したように剣画像KGの柄の部分を複数の領域S1〜S6に区切っていたが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、剣画像KGの全体を複数の領域に区切ってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、領域の描画色を青色から赤色に変化させるものとしたが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、領域の色が背景の色と同様の色となるような例えばワイヤーフレーム状の表示を行い、そのワイヤーフレーム状の画像の領域の描画色が変化する(色が塗られる)ようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様E4−1]
遊技者が操作可能な操作手段と、
前記操作手段の画像を表示可能な表示手段と、を備えた遊技機であって、
前記操作手段の画像は、複数の領域を有しており、
当該複数の領域の描画色を所定順序で第1の描画色から第2の描画色へ変化させることで、前記操作手段の操作可能状態への移行期待度を示唆することが可能な
ことを特徴とする遊技機。
[態様E4−2]
変動中の所定タイミングにおいて特定画像を表示可能であり、
当該特定画像の表示を契機に、前記複数の領域の描画色を所定順序で第1の描画色から第2の描画色へ変化させる
ことを特徴とする遊技機。
[態様E4−3]
前記特定画像のうち第1の特定画像が表示されると、前記複数の領域のうち一の領域の描画色を変化させ、前記特定画像のうち第2の特定画像が表示されると、前記複数の領域のうち二以上の領域の描画色を変化させる
ことを特徴とする遊技機。
[態様E4−4]
前記操作手段の画像は、隣接する複数の領域に区切られている
ことを特徴とする遊技機。
[態様E4−5]
前記複数の領域の描画色がすべて前記第2の描画色になると前記操作手段が操作可能状態になり、前記複数の領域の描画色に前記第2の描画色でない領域があると前記操作手段が操作可能状態にならない
ことを特徴とする遊技機。
図90は、擬似連ポイント演出Aを説明するための図である。
擬似連ポイント演出Aでは、まず、図90(A)に示すように、擬似連演出が実行される。この擬似連演出では、擬似連示唆画像E5Aと、メータ画像E5Bとが表示される。擬似連示唆画像E5Aは、擬似連演出を連想させる画像であり、詳しくは、擬似連演出が2回目であることを示唆する「擬似×2」が示されている。また、装飾図柄8L,8Rが7図柄で仮停止され、装飾図柄8Cが擬似連演出を示唆するロゴ図柄で仮停止されている。すなわち、装飾図柄に8L,8C,8Rは、「7、ロゴ図柄、7」の態様で仮停止されている。メータ画像E5Bは、メータ領域(図ではクロスハッチングで表される)が動くメータであり、メータ領域が動くことでメータ値を表している。また、メータ画像E5Bは、表示画面7aの右端において縦向きに配置される。擬似連演出は、ポイント付与演出の後、再度、実行され得る。
図91は、擬似連ポイント演出Bを説明するための図である。
擬似連ポイント演出Bは、図91(A)に示すように、擬似連演出が実行される。この擬似連演出では、図90(A)と同様な擬似連示唆画像E5Aと、ボタン画像E5Gと、メータ画像E5Fとが表示される。ボタン画像E5Gは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。メータ画像E5Fは、メータ領域(図ではクロスハッチングで表される)が動くメータであり、メータ領域が動くことでメータ値を表している。また、メータ画像E5Fは、ボタン画像E5Gが表示された領域(ボタン画像E5G内)に横向きに配置される。また、装飾図柄8L,8C,8Rは、図90(A)と同様に、7図柄で仮停止され、装飾図柄8Cが擬似連演出を示唆するロゴ図柄で仮停止されている。すなわち、装飾図柄に8L,8C,8Rは、「7、ロゴ図柄、7」の態様で仮停止されている。擬似連演出は、ポイント付与演出の後、再度、実行され得る。
以下に、擬似連ポイント演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図90〜図91に示すように、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、擬似連演出が実行され、ポイント付与演出で付与されたポイントの累積値(累積ポイント)をメータ画像E5B,E5Fのメータ値を用いて表し、メータ値が最大(MAX)となったことに応じてボタン画像E5Dが表示され、遊技者によって演出ボタン63が押下された場合に、チャンスアップ演出やタイマ表示演出が実行される。この構成によれば、擬似連演出の実現に応じてポイントが累積されいき、累積ポイントが最大(MAX)になると、チャンスアップ演出やタイマ表示演出などの演出が実行され得るので、擬似連演出をより興趣あるものにすることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図91に示すように、擬似連ポイント演出Bにおいて、擬似連演出中やポイント付与演出中などにメータ画像E5Fが表示される構成となっている。この構成によれば、擬似連演出中やポイント付与演出中に、演出ボタン63を用いたボタン演出の実行が予感され得るので、遊技者にわくわく感を付与することができ、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図91に示すように、擬似連ポイント演出ABにおいて、累積ポイントを示唆するメータ画像E5Fが、ボタン画像E5Gが表示された領域(ボタン画像E5G内)に配置される。この構成によれば、遊技者は、メータ表示と関連して演出ボタン63を用いたボタン演出を連想し得る。従って、メータ表示に関連して実際にボタン演出が行われた場合には、遊技者にボタン演出に関して大きな期待感を付与することができ、メータ表示に関連してボタン演出ではなく他の演出が行われた場合には、遊技者にサプライズ感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図90に示すように、擬似連ポイント演出Aにおいて、ボタン押下演出後、大当たり期待度を示唆する演出であるチャンスアップ演出が実行される。この構成によれば、擬似連演出により付与されたポイントに基づいて、大当たり期待度を示唆するチャンスアップ演出が実行されるので、チャンスアップ演出で大当たり期待度が高い示唆がでることへの期待感を高めることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図91に示すように、擬似連ポイント演出Bにおいて、ボタン押下演出後、タイマ表示演出が実行される。この構成によれば、擬似連演出により付与されたポイントに基づいて、タイマ表示演出が実行されるので、タイマ画像E5Hのタイマ値が0秒となったときに大当たり期待度が高い演出が実行されることへの期待感を高めることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図90〜図91に示すように、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、チャンスアップ演出またはタイマ表示演出は、メータ画像E5B,E5Gのメータ値が最大(MAX)のときに実行される。この構成によれば、チャンスアップ演出またはタイマ表示演出が、メータ画像E5B,E5Gのメータ値が最大(MAX)よりも手前の所定値のときに実行される場合と比較して、チャンスアップ演出やタイマ表示演出に発展した場合の大当たりへの期待感を大きくすることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、擬似連ポイント演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図90〜図91に示すように、疑似連演出A,Bにおいて、メータ画像E5B,E5Fのメータ値が最大(MAX)になった場合に、ボタン押下演出が実行され、遊技者に演出ボタン63が押下されたことに応じて、チャンスアップ演出やタイマ表示演出が実行される構成となっているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、メータ画像E5B,E5Fのメータ値が最大(MAX)になった場合に、遊技者による演出ボタン63の押下がなくても、チャンスアップ演出やタイマ表示演出が実行されてもよい。また、メータ画像E5B,E5Fのメータ値が最大(MAX)になった場合に、ボタン押下演出が実行されず(ボタン画像E5Dが表示されず)に、チャンスアップ演出やタイマ表示演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図90〜図91に示すように、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、累積ポイントをメータ画像E5B,E5Fのメータ値で表しているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、累積ポイントをメータ値ではなく、数字で表すようにしてもよい。また、累積ポイントを累積ポイントが最大(MAX)になるまでの残りポイントを数字で表すことで示唆するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図90〜図91に示すように、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、チャンスアップ演出やタイマ表示演出が行われる場合にボタン画像が表示され、チャンスアップ演出やタイマ表示演出がボタン画像内で実行されてもよい。また、ポイント獲得画像E5Cがボタン画像内で表示されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図90〜図91に示すように、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、メータ画像E5B,E5Fのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、擬似連演出時において、メータ画像E5B,E5Fのメータ値が所定値(例えば、最大値)となっており、ポイント付与演出によるポイントの付与によってメータ領域が減少しメータ値が降下する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値(例えば、0)となると、図90(C)に示すチャンスアップ演出や図91(C)に示すタイマ表示演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図90〜図91に示すように、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、メータ画像E5B,E5Fのメータ値は、ポイントの付与によって上昇する構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ポイント付与演出によるポイントの付与の代わりに、所定の動作が実行されたことによってメータ領域が拡大しメータ値が上昇する構成としてもよい。この場合、メータ値が所定値となると、図90(C)に示すチャンスアップ演出や図91(C)に示すタイマ表示演出が実行される。なお、「所定の動作が実行されたこと」とは、例えば、擬似連出が実行されたこと、保留アイコンが変化したこと(保留変化表示がおこなわれたこと)、所定のチャンスアップ演出が実行されたこと、所定のチャレンジ(ゲーム)に成功したことなどが含まれる。
上記実施形態の遊技機1では、図90〜図91に示すように、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、チャンスアップ演出やタイマ表示演出は、メータ画像E5B,E5Fのメータ値が最大値(MAX)のときに実行される構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、チャンスアップ演出やタイマ表示演出は、メータ画像E5B,E5Fのメータ値が最大値(MAX)のときでなく、最大値よりも小さい所定値となった場合に実行される構成としてもよい。所定値として、例えば、メータ値の半分の値であったり、1/4の値であってもよい。この場合、当該所定値が遊技者に分かるように、メータ画像E1Bのメータ領域に所定の印(目盛り)をつけるようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図91に示すように、擬似連ポイント演出Bにおいて、タイマ画像E5Hは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像E5Hは、タイマ値がカウントアップしていくカウントアップ方式で表示されてもよい。この場合、予め決められた値になると、上述したボタン押下演出が実行され得る。また、タイマ画像E5Hを複数表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、擬似連ポイント演出A,Bは、1回の変動演出中に実行されているが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、擬似連ポイント演出A,Bは、連続する複数の変動演出中に実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、擬似連ポイント演出A,Bにおいて、ボタン押下演出の後、チャンスアップ演出またはタイマ表示演出が実行されているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、ボタン押下演出の後、再度、擬似連演出が実行されてもよい。また、ボタン押下演出の後、ボタン押下演出の後、他の演出が実行されてもよい。他の演出としては、リーチ演出、スーパーリーチ演出、チャンスアップ演出(大当たり期待度示唆演出)、大当たり予告演出、リーチ発展先予告演出、保留変化予告、または、先読み開始予告など種々の演出が実行され得る構成でもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様E5−1]
複数種類の表示演出を実行可能な演出表示手段と、
遊技者が操作可能な操作部と、
を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、擬似連演出であり、
前記第2の表示演出は、或るポイントが付与され、付与されたポイントの累積ポイントを示唆するポイント示唆表示をおこなう演出であり、
前記第3の表示演出は、前記操作部を表す操作部画像であって遊技者に前記操作部の操作を促す第1の操作部画像を表示する演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれ、前記第2の表示演出において、前記第1の表示演出がおこなわれたことに応じて前記或るポイントが付与されて前記ポイント示唆表示がおこなわれ、その後、前記累積ポイントが所定値となったことに応じて前記第3の表示演出がおこなわれ、遊技者によって前記操作部の操作があった場合に、所定の演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様E5−2]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、前記操作部を表す第2の操作部画像を表示する演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれているとき、または、前記第2の表示演出がおこなわれているときに前記第4の表示演出がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様E5−1に記載の遊技機。
[態様E5−3]
前記組み合わせ演出において、前記第2の表示演出における前記ポイント示唆表示は、前記第4の表示演出における前記第2の操作部画像が表示された領域においておこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様E5−2に記載の遊技機。
[態様E5−4]
前記所定の演出は、大当たり期待度を示唆する表示を含む演出である、
ことを特徴とする態様E5−1から態様E5−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E5−5]
前記所定の演出は、タイマ表示を含む演出である、
ことを特徴とする態様E5−1から態様E5−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様E5−6]
前記組み合わせ演出において、前記第3の表示演出がおこなわれる場合は、前記累積ポイントが最大値となったときである、
ことを特徴とする態様E5−1から態様E5−5までのいずれか一項に記載の遊技機。
図92は、獲得球数表示演出を説明するための図である。獲得球数表示演出では、まず、図92(A)の入賞画像表示が実行される。この入賞画像表示は、例えば、V開閉部材71の開放パターン(図14(B))で「ロング開放」となるV開閉部材71の開放ラウンドにおいて、第1大入賞口30に入賞した2球目以降の遊技球の少なくとも一部がV領域39を通過したときに実行される。ここでは、遊技球がV領域39を通過したことを示唆するV入賞画像WPが表示される。V入賞画像WPは、後に高確時短状態となることを示唆する画像であるため、後に遊技者にとって有利な遊技状態になることを示唆する画像といえる。なお、図92(A)では、V入賞画像WPが表示された状態で、キャラクタ画像CRA1が表示される。
以下に、獲得球数表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図92(C)に示すように、複数の右打ち画像RD1、RD2が表示された状態で、現在獲得球数AANが表示される。この構成によれば、遊技者に対して、大当たり遊技において既に獲得した球数を知ることによる高揚感と、右打ち表示によってさらに獲得できる期待感をあわせて付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図92(D)に示すように、ラウンド遊技中に現在獲得球数AANに隣接して、予定累積獲得球数表示TPNが表示される。この構成によれば、遊技者に対して、現在獲得球数が予定累積獲得球数に近づく高揚感を付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図92(B)に示すように、ラウンド遊技の開始時に今回獲得可能球数表示CGNが表示される。この構成によれば、遊技者に対して、今回ラウンドにおいて獲得できる球数を知ることによる高揚感を付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図92(B)に示す今回獲得可能球数表示CGNが表示される前に、図92(A)に示すV入賞画像WPが表示される。この構成によれば、遊技者にとって有利な状態になることを示唆することで遊技者に期待感を付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図92(B)に示すように、今回獲得可能球数表示CGNともに、複数の右打ち画像RD1、RD2が表示される。この構成によれば、今回ラウンドにおいて獲得できる球数を知ることによる高揚感と、右打ち表示によってそれが右打ちによって実現されるという期待感をあわせて付与することができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、獲得球数表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、図92(A)に示すように、後に遊技者にとって有利な遊技状態になることを示唆する画像として、V入賞画像を例示した演出を示した。しかし、遊技機1は、V入賞画像の代わりに、後に遊技者にとって有利な遊技状態になることを示唆するV入賞画像以外の画像を用いて同様の演出をおこなってもよい。後に遊技者にとって有利な遊技状態になることを示唆するV入賞画像以外の画像とは、例えば、大当たり遊技か開始されることを示唆する画像や小当たり遊技が開始されることを示唆する画像などである。
上記実施形態では、図92(B)、(C)に示すように、右打ち画像は、二つ表示されている。しかし、遊技機1は、右打ち画像を3つ以上表示してもよい。また、遊技機1は、互いの大きさが異なる複数の右打ち画像を表示してもよい。また、遊技機1は、図92(D)において、複数の右打ち画像RD1、RD2を表示してもよい。
獲得球数表示演出は、大当たり遊技以外の特別遊技で実行されてもよい。例えば、小当たり遊技中に実行されてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様D1−1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、遊技球を所定の方向に発射することを示唆する第1の画像であり、
当たり遊技中に複数の前記第1の画像が表示された状態で、当該当たり遊技において既に獲得している球数を表す現在獲得球数が表示される第1の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D1−2]
態様D1−1に記載の遊技機であって、
ラウンド遊技中に前記現在獲得球数の表示に隣接して、今回のラウンド終了時点で獲得する予定の球数を表す予定累積獲得球数を表示させる第2の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D1−3]
態様D1−1または態様D1−2に記載の遊技機であって、
ラウンド遊技の開始時に、今回のラウンドにおいて獲得可能な球数を表す今回獲得可能球数が表示される第3の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D1−4]
態様D1−3に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、後に遊技者にとって有利な遊技状態になることを示唆する第2の画像であり、
前記第3の演出が実行される前に、前記表示手段に前記第2の画像が表示される第4の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D1−5]
態様D1−3または態様D1−4に記載の遊技機であって、
前記第3の演出において、前記今回獲得可能球数の表示とともに、前記第1の画像が表示される
ことを特徴とする遊技機。
図93は、払出表示演出Aを説明するための図である。
払出表示演出Aでは、まず、図93(A)に示すように、払出予定表示演出が実行される。この払出予定表示演出は、大当たり(以下、当該大当たりとも呼ぶ)を報知後、当該大当たりに基づく大当たり遊技(以下、当該大当たり遊技とも呼ぶ)の開始前、または、当該大当たり遊技中に実行され、払出予定出玉数示唆画像D2Aが表示される。払出予定出玉数示唆画像D2Aは、当該大当たり遊技で払い出される予定の玉数(以下では、当該払出予定玉数とも呼ぶ)を示唆する画像である。図93(A)の払出予定出玉数示唆画像D2Aでは、800玉が払出予定であることが示されている。
図94は、払出表示演出Bを説明するための図である。
払出表示演出Bでは、まず、図94(A)に示すように、図93と同様に払出予定表示演出が実行される。
以下に、払出表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図93〜図94に示すように、払出表示演出A,Bにおいて、払出予定表示演出で、払出予定出玉数示唆画像D2Aが表示され、累積払出予定表示演出で、累積払出予定玉数示唆画像D2Bが表示される。この構成によれば、遊技者は、当該大当たり遊技における払出予定玉数に加えて、連チャン中の累積払出予定玉数を把握することができるので、遊技者の遊技意欲を向上させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図93〜図94に示すように、払出表示演出A,Bにおいて、累積払出追加表示演出で、累積払出予定玉数の表示がおこなわれているときに、累積払出玉数の表示がおこなわれる。この構成によれば、累積払出予定玉数に到達するまで遊技者の遊技意欲を向上させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図94に示すように、払出表示演出Bにおいて、累積払出予定表示演出または累積払出追加表示演出で、累積払出予定玉数の表示がおこなわれているときに、当該払出玉数の表示がおこなわれる。この構成によれば、遊技者は、当該払出玉数を認識でき、累積払出予定玉数に到達するまで遊技者の遊技意欲を向上させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図94に示すように、払出表示演出Cにおいて、累積払出予定玉数の表示がおこなわれているときに、連チャン回数の示唆がおこなわれる。この構成によれば、累積払出予定玉数と連チャン回数の関係から、1回の大当たり遊技における平均の払出玉数(平均払出玉数)を連想できるので、平均払出玉数が多い場合には、遊技者は幸福感を感じることができ、平均払出玉数が少ない場合には、連チャンを延ばすために遊技者の遊技意欲を向上させることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、払出表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図93〜図94に示すように、払出表示演出A,Bでは、累積払出追加表示演出が実行されているが、本発明はこれに限られるものではなく、累積払出追加表示演出が実行されない場合もあってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図93〜図94に示すように、払出表示演出A,Bでは、累積払出予定玉数を示す表示が実行されているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、当該大当たりの後の遊技状態が確変遊技状態でない場合には、累積払出予定玉数を表す表示が実行されないようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図93〜図94に示すように、払出表示演出A,Bは、払出予定表示演出、累積払出予定表示演出、累積払出追加表示演出の順に実行されているが、本発明はこれに限られるものではなく、これらの順番は変更してもよい。例えば、払出予定表示演出、累積払出追加表示演出、累積払出予定表示演出の順でもよいし、累積払出予定表示演出、払出予定表示演出、累積払出追加表示演出の順でもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図93〜図94に示すように、払出表示演出A,Bにおいて、連チャン中の大当たりに基づいて、累積払出予定玉数が決定されているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、累積払出予定玉数を、その日の朝から連続した大当たりのうち、当該大当たりよりも前に当選した大当たりに基づく大当たり遊技中に払い出された玉数(当日累積払出玉数)に、当該払出予定玉数を加えた玉数(当日累積払出予定玉数)としてもよい。この場合、当日累積払出玉数も表示してもよい。
また、累積払出予定玉数を、あるタイミングから連続した大当たりのうち、当該大当たりよりも前に当選した大当たりに基づく大当たり遊技中に払い出された玉数(所定タイミング累積払出玉数)に、当該払出予定玉数を加えた玉数(所定タイミング累積払出予定玉数)としてもよい。この場合、所定タイミング累積払出玉数も表示してもよい。なお、遊技機1は、「あるタイミング」を遊技者が決定できる機能を有していてもよい。これにより遊技者は「あるタイミング」を任意に設定することが可能となる。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様D2−1]
複数の表示演出を実行可能な演出表示手段と、
抽選により大当たりか否かを判定する判定手段と、
大当たりの場合に、遊技者に遊技媒体を払い出しする大当たり遊技を実行可能な大当たり遊技実行手段と、
を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、第1の大当たりに基づく第1の大当たり遊技で払い出し予定の遊技媒体数である払出予定数を表す払出予定表示をおこなう演出であり、
前記第1の大当たりは、第1の遊技状態よりも遊技者にとって有利な第2の遊技状態のときの大当たりであり、
前記第2の表示演出は、前記第1の大当たり遊技中におこなわれ、第2の大当たりに基づく第2の大当たり遊技中に払い出された遊技媒体数に、前記第1の大当たり遊技での前記払出予定数を加えた累積払出予定数を表す累積払出予定表示をおこなう演出であり、
前記第2の大当たりは、前記第2の遊技状態中における、前記第1の大当たりを含む連続した大当たりのうち、前記第1の大当たりよりも前に当選した大当たりのことであり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出と前記第2の表示演出とがおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。
[態様D2−2]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第3の表示演出は、前記第1の大当たり遊技中におこなわれ、前記第2の大当たり遊技中に払い出された遊技媒体数に、前記第1の大当たり遊技中に既に払い出された遊技媒体数を加えた累積払出数を表す累積払出表示をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第3の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出では、前記第2の表示演出がおこなわれているときに、前記第3の表示演出がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様D2−1に記載の遊技機。
[態様D2−3]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、前記第1の大当たり遊技中におこなわれ、前記第1の大当たり遊技中に既に払い出された遊技媒体数を表す当該大当たり払出表示をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出では、前記第2の表示演出がおこなわれているときに、前記第4の表示演出がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様D2−1または態様D2−2に記載の遊技機。
[態様D2−4]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第5の表示演出をおこなう場合があり、
前記第5の表示演出は、前記第1の大当たり遊技中におこなわれ、前記連続した大当たりの回数を表す連続大当たり回数表示をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第5の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第2の表示演出がおこなわれているときに、前記第5の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする態様D2−1から態様D2−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様D2−5]
前記第1の大当たりが、前記第1の大当たり遊技後の遊技状態が前記第2の遊技状態よりも不利な第3の遊技状態となる大当たりである場合には、前記組み合わせ演出は、実行されない、
ことを特徴とする態様D2−1から態様D2−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
図95は、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出Aを説明するための図である。入賞画像・キャラクタ画像重畳演出Aでは、まず、図95(A)の入賞画像表示が実行される。この入賞画像表示は、例えば、V開閉部材71の開放パターン(図14(B))で「ロング開放」となるV開閉部材71の開放ラウンドにおいて、第1大入賞口30に入賞した2球目以降の遊技球の少なくとも一部がV領域39を通過したときに実行される。ここでは、遊技球がV領域39を通過したことを示唆するV入賞画像WPが表示される。V入賞画像WPは、後に高確時短状態となることを示唆する画像であるため、後に遊技者にとって有利な遊技状態になることを示唆する画像といえる。図95(A)では、V入賞画像WPが表示された状態で、キャラクタ画像AN1および右打ち画像RD1が表示される。第1キャラクタ画像AN1は、表示画面7aの右端から現れ、左方向に移動する。右打ち画像RD1はV入賞画像WPの一部と重なるように表示される。
図96は、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出Bを説明するための図である。
入賞画像・キャラクタ画像重畳演出Bは、図95の重畳演出Aと比較して、V入賞画像WPの形状が変化する点が異なる。重畳演出BのV入賞画像WPは、ローマ字の「V」の立体形状を表す図形が横回転している状態を表すように形状が変化する。まず、図96(A)では、V入賞画像WPが表示された状態で、キャラクタ画像AN1および右打ち画像RD1が表示される。第1キャラクタ画像AN1は、表示画面7aの右端から現れ、左方向に移動する。右打ち画像RD1はV入賞画像WPの一部と重なるように表示される。
図97は、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出Cを説明するための図である。
入賞画像・キャラクタ画像重畳演出Cは、図96の重畳演出Bと比較して、キャラクタ画像AN1の表示方法が異なる。重畳演出Cのキャラクタ画像AN1は、表示画面7aを左右に移動してV入賞画像WPと交差するのではなく、V入賞画像WPの形状の変化にあわせて形状が変化する。具体的には、重畳演出Cのキャラクタ画像AN1は、V入賞画像WPの立体形状の一方の面上に配置され、V入賞画像WPの立体形状が横回転したときに、共に横回転しているような状態を表すように形状が変化する。まず、図97(A)に示すように、V入賞画像WPにキャラクタ画像AN1が重なった状態の画像が表示される。具体的には、V入賞画像WPの前面の一部分にキャラクタ画像AN1が位置している状態を示す画像が表示される。第1キャラクタ画像AN1が重なった状態であってもV入賞画像WPの一部は表示される。右打ち画像RD1はV入賞画像WPの一部と重なるように表示される。
以下に、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図95(B)〜(D)、図96(B)〜(D)、図97(A)(B)に示すように、V入賞画像WPの少なくとも一部にキャラクタ画像が重なった状態の画像が表示される。また、図95(A)(E)(F)、図96(A)(E)(F)、図97(C)〜(F)に示すように、キャラクタ画像が重なっていない状態のV入賞画像WPが表示される。この構成によれば、V入賞画像WPの表示に遊技者の注意を向けさせることができるため、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図95(B)〜(D)、図96(B)〜(D)、図97(A)(B)に示すように、V入賞画像WPの一部にキャラクタ画像が重なった状態の画像が表示されているときであっても、V入賞画像WPの他の一部は表示される。この構成によれば、V入賞画像WPの一部にキャラクタ画像が重なった状態であっても、遊技者にV入賞画像WPの一部を見せることができるため、遊技者にV入賞したことを確信させることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図95、図96(A)(B)(D)〜(F)、図97(A)(B)(D)〜(F)に示すように、V入賞画像WPの一部に右打ち画像が重なった状態の画像が表示される。この構成によれば、右打ち画像の奥にV入賞画像WPが位置しているように見えるため、表示に奥行き感を演出することができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図96、図97に示すように、V入賞画像WPは、ローマ字の「V」の立体形状の図形が回転している状態を表すように形状が変化する。この構成によれば、右打ち画像の奥にV入賞画像WPが位置しているように見えるため、表示に奥行き感を演出することができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図96〜図97に示すように、V入賞画像WPに対して、キャラクタ画像が重なった状態や、キャラクタ画像が重なっていない状態の演出が実行される。この構成によれば、V入賞画像WPの表示に遊技者の注意を向けさせることができるため、興趣の向上を図ることができる。
以下に、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、図95〜図97に示すように、V入賞画像WPがキャラクタ画像によって覆われた状態であってもV入賞画像WPの一部分が視覚可能となっている。しかし、V入賞画像WPの全体がキャラクタ画像によって覆われて、V入賞画像WPが視覚不可となってもよい。
図95〜図97に示した、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出A〜Cの表示内容は適宜組み合わせて表示されてもよい。また、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出A〜Cは、図95〜図97に示した演出内容の一部を備えていなくてもよいし、他の演出内容が加わっていてもよい。また、入賞画像・キャラクタ画像重畳演出A〜Cは、操作部画像や装飾図柄、保留アイコンの位置や移動方向に関して、図95〜図97に限定されず任意の位置や移動方向であってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様D3−1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、後に遊技者にとって有利な遊技状態になることを示唆する第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第2の画像であり、
前記第1の画像の少なくとも一部に前記第2の画像が重なった状態の画像が表示される第1の表示と、前記第2の画像が重なっていない状態の前記第1の画像が表示される第2の表示と、を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D3−2]
態様D3−1に記載の遊技機であって、
前記第1の表示において、前記第1の画像の一部分は、前記第2の画像が重ならず表示されている
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D3−3]
態様D3−1または態様D3−2に記載の遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、右打ちを示唆する第3の画像であり、
前記第1の表示において、前記第1の画像の一部に前記第3の画像が重なった状態の画像が表示される
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D3−4]
態様D3−3に記載の遊技機であって、
前記第1の画像は、立体形状の図形が回転をしている状態を表すように形状が変化する
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様D3−5]
態様D3−3または態様D3−4に記載の遊技機であって、
前記第1の画像は、V入賞画像である
ことを特徴とする遊技機。
図98は、タイマ画像移動演出Aを説明するための図である。タイマ画像移動演出Aでは、まず、図98(A)のボタン画像表示が実行される。このボタン画像表示は、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、演出ボタン63(図1)の外観を表した第1ボタン画像BI1が表示画面7aの中央付近に表示される。また、第1ボタン画像BI1の上方には、壁画像HAが表示される。壁画像HAは第1ボタン画像BI1と一部が重なっており、所定のタイミングで左方向にスライド移動する。
図99は、タイマ画像移動演出Bを説明するための図である。タイマ画像移動演出Bでは、まず、図99(A)のボタン画像表示が実行される。このボタン画像表示は、図98(A)と同様に、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、演出ボタン63(図1)の外観を表した第1ボタン画像BI1が表示画面7aの中央付近に表示される。また、第1ボタン画像BI1の下方には、ステージ画像STが表示され、ステージ画像ST上に第1ボタン画像BI1が配置された画像構成となっている。ステージ画像STと第1ボタン画像BI1は、所定のタイミングで、ボタンとステージの立体画像が横回転するように画像が変形する。以後、この画像の変形を横回転演出とも呼ぶ。
図100は、タイマ画像移動演出Cを説明するための図である。タイマ画像移動演出Cでは、まず、図100(A)のボタン画像表示が実行される。このボタン画像表示は、図98(A)と同様に、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、演出ボタン63(図1)の外観を表した第1ボタン画像BI1が表示画面7aの中央付近に表示される。
以下に、タイマ画像移動演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図98〜図100に示すように、表示画面7aに第1ボタン画像BI1が表示された状態で、第1タイマ画像TN1が表示される第1の演出と、第1の演出の後、第1タイマ画像TN1が表示画面7a上の他の位置に表示され、第1タイマ画像TN1が表示されていた位置に第2タイマ画像TN2が表示される第2の演出と、を実行可能に構成されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図98(B)、図99(B)、図100(B)に示すように、第1タイマ画像表示時の第1タイマ画像TN1は、第1ボタン画像BI1に隣接している。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図98(D)、図99(D)、図100(D)に示すように、第2タイマ画像表示時の第1タイマ画像TN1は、第2タイマ画像TN2と隣接している。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図98(D)、図99(D)、図100(D)に示すように、第2タイマ画像表示時の第1タイマ画像TN1は、第1ボタン画像BI1に隣接している。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図98(C)、図99(C)、図100(C)に示すように、第2タイマ画像TN2が第1の位置に表示される前に、第1ボタン画像BI1の発光演出がおこなわれる。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図98〜図100に示すように、第1ボタン画像BI1は、遊技機1の操作部(ここでは、演出ボタン63)の外観を表した形状を有している。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、タイマ画像移動演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、図98〜図100に示すように、演出ボタン63の外観を表した第1ボタン画像BI1と、2つのタイマ画像TN1、TN2による演出を実行可能に構成されている。しかし、遊技機1は、第1ボタン画像BI1の代わりに、演出ボタン63とは異なる操作部の外観の形状を有する画像を用いて同様の演出を実行してもよい。また、遊技機1は、第1ボタン画像BI1の代わりに、操作部の外観以外の形状を有する特定の画像を用いて同様の演出を実行してもよい。特定の画像とは、キャラクタ画像等の任意の文字、図形、記号等を含む画像である。言い換えれば、第1ボタン画像BI1は、ボタン画像以外の任意の画像であってもよい。この構成によっても、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
図98〜図100のタイマ画像TNのタイマはカウントダウン方式であるが、カウントアップ方式であってもよい。また、タイマ画像TNは、ボタン画像BBと隣接していなくてもよい。
図98〜図100に示した、タイマ画像移動演出A〜Cの表示内容は適宜組み合わせて表示されてもよい。また、タイマ画像移動演出A〜Cは、図98〜図100に示した演出内容の一部を備えていなくてもよいし、他の演出内容が加わっていてもよい。また、タイマ画像移動演出A〜Cは、操作部画像や装飾図柄、保留アイコンの位置や移動方向に関して、図98〜図100に限定されず任意の位置や移動方向であってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様C1−1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第1のタイマ画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第2のタイマ画像であり、
前記表示手段に前記第1の画像が表示された状態で、前記第1のタイマ画像が第1の位置に表示される第1の演出と、前記第1の演出の後、前記第1のタイマ画像が第2の位置に表示され、前記第2のタイマ画像が前記第1の位置に表示される第2の演出と、を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C1−2]
態様C1−1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出において、前記第1の位置の前記第1のタイマ画像は、前記第1の画像に隣接している
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C1−3]
態様C1−1または態様C1−2に記載の遊技機であって、
前記第2の演出において、前記第2の位置の前記第1のタイマ画像は、前記第1の画像に隣接している
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C1−4]
態様C1−1から態様C1−3までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の演出において、前記第2の位置の前記第1のタイマ画像は、前記第1の位置の前記第2のタイマ画像に隣接している。
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C1−5]
態様C1−1から態様C1−4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記第2の演出において、前記第2のタイマ画像が前記第1の位置に表示される前に、前記第1の画像を用いた所定の演出がおこなわれる
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C1−6]
態様C1−1から態様C1−5までのいずれか一項に記載の遊技機はさらに、
操作者が操作可能な操作手段を備えており、
前記第1の画像は、前記操作手段の外観を表す画像である
ことを特徴とする遊技機。
図101は、タイマ画像傾斜表示演出Aを説明するための図である。タイマ画像傾斜表示演出Aでは、まず、図101(A)の第1タイマ画像表示が実行される。この第1タイマ画像表示は、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、演出ボタン63(図1)の外観を表した第1ボタン画像BI1が表示画面7aの中央下方付近に表示される。また、表示画面7aの右下には、第1タイマ画像TN1が表示されるとともに、表示画面7aの全体にわたって扇形状の領域画像SCが表示される。領域画像SCは、表示画面7aの他の部分と色が異なっている。第1タイマ画像TN1は、領域画像SC上の右下の所定の位置(第1の位置)に表示されている。第1タイマ画像TN1のタイマはタイマカウントダウン方式である。
図102は、タイマ画像傾斜表示演出Bを説明するための図である。タイマ画像傾斜表示演出Bでは、まず、図102(A)の第1タイマ画像表示が実行される。この第1タイマ画像表示は、図101(A)と同様に、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、演出ボタン63(図1)の外観を表した第1ボタン画像BI1が表示画面7aの中央下方付近に表示される。また、表示画面7aの中央付近の所定の位置(第1の位置)には、第1タイマ画像TN1が表示される。第1タイマ画像TN1は、第1ボタン画像BI1の上方に位置している。第1タイマ画像TN1のタイマはカウントダウン方式である。
図103は、タイマ画像傾斜表示演出Cを説明するための図である。タイマ画像傾斜表示演出Cでは、まず、図103(A)の第1タイマ画像表示が実行される。この第1タイマ画像表示は、図101(A)と同様に、例えば、装飾図柄のリーチ演出中に実行される。ここでは、演出ボタン63(図1)の外観を表した第1ボタン画像BI1が表示画面7aの中央下方付近に表示される。また、第1ボタン画像BI1の右側に隣接する位置(第1の位置)には、第1タイマ画像TN1が表示される。第1タイマ画像TN1のタイマはカウントダウン方式である。
以下に、タイマ画像傾斜表示演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図101(B)、図102(B)、図103(B)に示すように、表示画面7aに第1ボタン画像BI1が表示された状態で、第1タイマ画像TN1が第1ボタン画像BI1に対して所定の角度傾いて表示される第1の演出を実行可能に構成されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図103に示すように、第1の演出において、第1タイマ画像TN1は、第1ボタン画像BI1に隣接している。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図101(B)、図102(B)、図103(B)に示す第1の演出の後、図101(C)、図102(C)、図103(C)に示すように、第1の演出時とは異なる角度で傾いた第1タイマ画像TN1が表示される第2の演出を実行可能に構成されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図101〜図103に示すように、第1ボタン画像BI1は、遊技機1の操作部(ここでは、演出ボタン63)の外観を表した形状を有している。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図102(D)(E)、図103(D)(E)に示すように、第1タイマ画像TN1に表示されているカウントダウン値が所定値になったときに、第1タイマ画像TN1の大きさが変化する第3の演出を実行可能に構成されている。この構成によれば、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
以下に、タイマ画像傾斜表示演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態では、図101〜図103に示すように、演出ボタン63の外観を表した第1ボタン画像BI1と、2つのタイマ画像TN1、TN2による演出を実行可能に構成されている。しかし、遊技機1は、第1ボタン画像BI1の代わりに、演出ボタン63とは異なる操作部の外観の形状を有する画像を用いて同様の演出を実行してもよい。また、遊技機1は、第1ボタン画像BI1の代わりに、操作部の外観以外の形状を有する特定の画像を用いて同様の演出を実行してもよい。特定の画像とは、キャラクタ画像等の任意の文字、図形、記号等を含む画像である。言い換えれば、第1ボタン画像BI1は、ボタン画像以外の任意の画像であってもよい。この構成によっても、遊技者に斬新な演出を印象づけることができ、興趣の向上を図ることができる。
図101〜図103のタイマ画像TNのタイマはカウントダウン方式であるが、カウントアップ方式であってもよい。また、図101〜図103のタイマ画像TNは、ボタン画像BI1に隣接していてもよいし隣接していなくてもよい。また、図101〜図103の第1タイマ画像TN1と第2タイマ画像TN2は、互いに隣接していてもよいし、隣接してしていなくてもよい。
図101〜図103に示した、タイマ画像傾斜表示演出A〜Cの表示内容は適宜組み合わせて表示されてもよい。また、タイマ画像傾斜表示演出A〜Cは、図101〜図103に示した演出内容の一部を備えていなくてもよいし、他の演出内容が加わっていてもよい。また、タイマ画像傾斜表示演出A〜Cは、操作部画像や装飾図柄、保留アイコンの位置や移動方向に関して、図101〜図103に限定されず任意の位置や移動方向であってもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様C2−1]
複数種類の画像を表示可能な表示手段を備えた遊技機であって、
前記複数種類の画像のうちの一つは、第1の画像であり、
前記複数種類の画像のうちの一つは、タイマ画像であり、
前記表示手段に前記第1の画像が表示された状態で、前記タイマ画像が前記第1の画像に対して所定の角度傾いて表示される第1の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C2−2]
態様C2−1に記載の遊技機であって、
前記第1の演出において、前記タイマ画像は、前記第1の画像に隣接している
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C2−3]
態様C2−1または態様C2−2に記載の遊技機であって、
前記第1の演出の後、前記第1の演出時とは異なる角度で傾いた前記タイマ画像が表示される第2の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C2−4]
態様C2−1から態様C2−3までのいずれか一項に記載の遊技機はさらに、
操作者が操作可能な操作手段を備えており、
前記第1の画像は、前記操作手段の外観を表す画像である
ことを特徴とする遊技機。
◇[態様C2−5]
態様C2−1から態様C2−4までのいずれか一項に記載の遊技機であって、
前記タイマ画像に表示されているカウントダウン値が所定値になったときに前記タイマ画像の大きさが変化する第3の演出を実行可能な
ことを特徴とする遊技機。
図104は、タイマボタン演出Aを説明するための図である。
タイマボタン演出Aでは、まず、図104(A)に示すように、第1ボタン表示演出が実行される。この第1ボタン表示演出では、ボタン画像C3Aが表示される。ボタン画像C3Aは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。
図105は、タイマボタン演出Bを説明するための図である。
タイマボタン演出Bでは、まず、図105(A)に示すように、図104(A)と同様に第1ボタン表示演出が実行される。
以下に、タイマボタン演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図104〜図105に示すように、タイマボタン演出A,Bにおいて、ボタン画像C3Aが表示されるているときに、タイマ画像が表示され、タイマ画像の表示後、タイマ画像のタイマ値が所定値(0秒)となったことに応じて、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像C3Cが表示される。この構成によれば、遊技者はボタン画像の変化をタイマ表示から認識することができ、演出ボタン63の押下タイミングを逃すことを抑制することができる。従って、遊技者の遊技演出への参加率を向上させることができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、タイマボタン演出A,Bは、1回の変動演出中に実行される。この構成によれば、タイマ値が1回の変動演出中に初期値(50秒または30秒)から所定値(0秒)まで移行するので、遊技者はボタン画像の変化をタイマ表示から過誤なく認識することができ、演出ボタン63の押下タイミングを逃すことを抑制することができる。従って、遊技者の遊技演出への参加率を向上させることができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図105に示すように、タイマボタン演出Bにおいて、ボタン画像C3Aが表示されるているときに、タイマ画像C3Dが表示され、タイマ画像C3Dの表示後、タイマ画像C3Dのタイマ値が所定値(0秒)となったことに応じて、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像C3Cが表示され、遊技者が演出ボタン63を押下したことに応じて、タイマ画像C3Dとボタン画像C3Aが再び表示される再タイマ表示演出が実行される。この構成によれば、遊技者はボタン画像の変化をタイマ表示から認識することができ、演出ボタン63の押下タイミングを逃すことを抑制することができると共に、演出ボタン63の押下後に再度タイマ表示が実行されるので、遊技者にサプライズを付与することができる。従って、遊技者の遊技演出への参加率を向上させつつ、遊技者の遊技意欲の向上を図ることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図105に示すように、タイマボタン演出Bにおいて、タイマ画像C3Dは、ボタン画像C3A内に表示される。この構成によれば、タイマ表示により演出ボタン63に関連する演出(ボタン押下演出など)を遊技者に強く予感させることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、タイマボタン演出A,Bにおいて、タイマ画像C3B,C3Dのタイマ初期値として、第1のパターンで表示する場合と、第2のパターンで表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能する。この構成によれば、タイマ初期値でチャンスアップ演出を創出することができるので、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、タイマボタン演出A,Bにおいて、タイマ画像C3B,C3Dのタイマ初期値として、第1のパターンで表示する場合と、第2のパターンで表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能し、第1のパターンが設定された場合よりも、第2のパターンが設定された場合の方が、大当たり期待度が高い構成となっている。この構成によれば、タイマ初期値でチャンスアップ演出を創出することができると共に、遊技者はタイマ初期値として第2のパターンの出現を心待ちにすることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、タイマボタン演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図104〜図105に示すように、タイマボタン演出A,Bにおいて、第2ボタン演出で、ボタン画像C3Cが表示され、遊技者によって演出ボタン63が押下されると、当該押下に応じて、役物可動演出や再タイマ表示演出が実行されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、第2ボタン演出で、ボタン画像C3Cが表示されたにも拘わらず、遊技者によって演出ボタン63が押下されなかった場合であっても、役物可動演出や再タイマ表示演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、タイマボタン演出A,Bは、1回の変動演出中に実行されているが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、タイマボタン演出A,Bは、複数の変動演出にまたがって実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図104〜図105に示すタイマボタン演出において、1つのタイマ画像を表示しているが、本発明は、これに限られるものではなく、2つ以上のタイマ画像を同時に表示するようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図104〜図105に示すように、タイマ画像C3B,C3Dは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像C3B,C3Dは、タイマ値がカウントアップしていくカウントアップ方式で表示されてもよい。この場合、予め決められた値になると、上述したタイムアウト表示演出が実行され得る。
上記実施形態の遊技機1では、タイマボタン演出A,Bにおいて、タイマ画像C3B,C3Dのタイマ初期値として、第1のパターンで表示する場合と、第2のパターンで表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能し、第1のパターンが設定された場合よりも、第2のパターンが設定された場合の方が、大当たり期待度が高い構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、タイマボタン演出A,Bにおいて、タイマ画像C3B,C3Dのタイマ初期値が表示される場合に、当該タイマ画像を第1の色(例えば、青)で表示する場合と、第2の色(例えば、金色)で表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能し、第1の色が設定された場合よりも、第2の色が設定された場合の方が、大当たり期待度が高い構成とするようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図104〜図105に示すように、タイマボタン演出A,Bにおいて、第2ボタン演出で、ボタン画像C3Cが表示され、遊技者によって演出ボタン63が押下されると、当該押下に応じて、役物可動演出や再タイマ表示演出が実行されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、第2ボタン演出で、ボタン画像C3Cが表示され、遊技者によって演出ボタン63が押下されると、当該押下に応じて、擬似連演出、大当たり予告演出、リーチ発展先予告演出、大当たり期待度示唆演出、保留変化予告、または、先読み開始予告などの演出が実行されてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様C3−1]
複数の表示演出を実行可能な演出表示手段と、
遊技者が操作可能な操作部と、
を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、前記操作部を表す第1の操作部画像を表示する演出であり、
前記第2の表示演出は、第1のタイマ表示をおこなう演出であり、
前記第3の表示演出は、前記操作部を表す操作部画像であって遊技者に前記操作部の操作を促す第2の操作部画像を表示する演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれているときに前記第2の表示演出がおこなわれ、前記第2の表示演出における前記第1のタイマ表示のタイマ値が所定値となったことに応じて前記第3の表示演出がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C3−2]
図柄の変動表示を開始させた後、停止させる図柄変動表示をおこなうことが可能な図柄表示手段を備え、
前記組み合わせ演出は、1回の前記図柄変動表示中におこなわれる場合がある、
ことを特徴する態様C3−1に記載の遊技機。
[態様C3−3]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、第2のタイマ表示をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出では、前記第3の表示演出がおこなわれ、遊技者により前記操作部の操作がなされた場合に、前記第4の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする態様C3−1または態様C3−2に記載の遊技機。
[態様C3−4]
前記組み合わせ演出において、前記第2の表示演出における前記第1のタイマ表示は、前記第1の操作部画像が表示された領域に表示される場合がある、
ことを特徴とする態様C3−1から態様C3−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様C3−5]
前記第2の表示演出における前記第1のタイマ表示は、第1の態様のタイマ表示と、第2の態様のタイマ表示とを含む複数の態様のタイマ表示のうちの一つの態様のタイマ表示がおこなわれ、
前記第2の表示演出において、前記第1のタイマ表示が前記第1の態様のタイマ表示であるときには、第1のチャンスアップ表示として機能し、
前記第2の表示演出において、前記第1のタイマ表示が前記第2の態様のタイマ表示であるときには、第1のチャンスアップ表示よりも大当たり期待度が高い第2のチャンスアップ表示として機能する、
ことを特徴とする態様C3−1から態様C3−4までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様C3−6]
前記第1のタイマ表示の前記第1の態様のタイマ表示は、タイマ値の初期値が第1の長さであり、
前記第1のタイマ表示の前記第2の態様のタイマ表示は、タイマ値の初期値が前記第1の長さよりも長い第2の長さである、
ことを特徴とする態様C3−5に記載の遊技機。
図106は、タイマ擬似連演出Aを説明するための図である。
タイマ擬似連演出Aでは、まず、図106(A)に示すように、タイマ表示演出が実行される。このタイマ表示演出では、タイマ画像C4Aが表示される。タイマ画像C4Aは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示される。図106(A)に示すタイマ画像C4Aでは、タイマ初期値としての「15秒」が示されている。
擬似連演出後は、所定の演出が実行される。所定の演出としては、リーチ演出、スーパーリーチ演出、チャンスアップ演出(大当たり期待度示唆演出)、大当たり予告演出、リーチ発展先予告演出、保留変化予告、または、先読み開始予告など種々の演出が実行され得る。
なお、擬似連演出とは、変動変出の開始時やリーチ演出中等において実行される演出であり、例えば、装飾図柄を変動開始させ仮停止させる演出を繰り返す演出、装飾図柄の所定の図柄配列の少なくとも一部を仮停止させる演出を繰り返す演出、予め決められたロゴを仮停止させる演出を繰り返す演出、または、「×2」、「×3」、「擬似」など擬似連を連想させる表示と共に、装飾図柄の変動演出を実行させる演出を含む。
図107は、タイマ擬似連演出Bを説明するための図である。
タイマ擬似連演出Bでは、まず、図107(A)に示すように、タイマボタン表示演出Aが実行される。このタイマボタン表示演出Aでは、タイマ画像C4Aと、ボタン画像C4Dとが表示される。ボタン画像C4Dは、演出ボタン63を示唆する画像であり、これから演出ボタン63を用いた演出が実行され得ることを予感している。タイマ画像C4Aは、図106(A)のタイマ画像C4Aと同様であり、タイマ値がカウントダウン方式で表示され、タイマの初期値としての「15秒」が示されている。
次に、図107(C)に示すように、図106(C)と同様に擬似連演出Aが実行される。
次に、図107(F)に示すように、擬似連演出Bが実行される。擬似連演出Bでは、擬似連示唆画像C4Eが表示される。擬似連示唆画像C4Eは、擬似連演出を連想させる画像であり、詳しくは、擬似連演出が3回目であることを示唆する「擬似×3」が示されている。また、装飾図柄8L,8Rが7図柄で仮停止され、装飾図柄8Cが擬似連演出を示唆するロゴ図柄で仮停止されている。すなわち、装飾図柄に8L,8C,8Rは、「7、ロゴ図柄、7」の態様で仮停止されている。
擬似連演出B後は、所定の演出が実行される。所定の演出としては、リーチ演出、スーパーリーチ演出、チャンスアップ演出(大当たり期待度示唆演出)、大当たり予告演出、リーチ発展先予告演出、保留変化予告、または、先読み開始予告など種々の演出が実行され得る。
以下に、タイマ擬似連演出の効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図106〜図107に示すように、タイマ擬似連演出A,Bにおいて、タイマ画像C4Aが表示され、タイマ画像C4Aのタイマ値が所定値(0秒)となったことに応じて、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像C4Bが表示され、遊技者が演出ボタン63の押下をおこなったことに応じて擬似連演出が実行される。この構成によれば、単に擬似連演出が実行されるよりも、サプライズ感を創出することができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図107に示すように、タイマ擬似連演出Bにおいて、これから演出ボタン63を用いたボタン演出が行われることを示唆するボタン画像C4Dとタイマ画像C4Aが表示され、タイマ画像C4Aのタイマ値が所定値(0秒)となったことに応じて、遊技者に演出ボタン63の押下を促すボタン画像C4Bが表示され、遊技者が演出ボタン63の押下をおこなったことに応じて擬似連演出が実行される。この構成によれば、ボタン画像C4Dが表示されることにより、擬似連演出の実行が予感され、遊技の進行にどきどき感を付与することができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、タイマ擬似連演出A,Bは、1回の変動演出中に実行される。この構成によれば、タイマ値が1回の変動演出中に初期値から所定値(0秒)まで移行するので、遊技者はボタン画像の変化をタイマ表示から過誤なく認識することができ、演出ボタン63の押下タイミングを逃すことを抑制することができる。従って、遊技者の遊技演出への参加率を向上させることができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図107に示すように、タイマ擬似連演出Bにおいて、擬似連演出Aの実行後、再度、タイマボタン表示演出が実行される(図107(D)参照)。この構成によれば、遊技者にサプライズを付与することができると共に、再び擬似連演出が実現されることへの期待感を付与することができ、その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、タイマ擬似連演出A,Bにおいて、タイマ画像C4Aのタイマ初期値として、第1のパターンで表示する場合と、第2のパターンで表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能する。この構成によれば、タイマ初期値でチャンスアップ演出を創出することができるので、遊技の興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、タイマ擬似連演出A,Bにおいて、タイマ画像C4Aのタイマ初期値として、第1のパターンで表示する場合と、第2のパターンで表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能し、第1のパターンが設定された場合よりも、第2のパターンが設定された場合の方が、タイマ擬似連演出Bとなる確率、すなわち、擬似連演出の後、再度、擬似連演出(図107(F)参照)が行われる確率が高い構成となっている。この構成によれば、タイマ初期値でチャンスアップ演出を創出することができると共に、遊技者はタイマ初期値として第2のパターンの出現を心待ちにすることができる。その結果、遊技の興趣を向上させることができる。
以下に、タイマ擬似連演出の変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図106〜図107に示すように、タイマ擬似連演出A,Bにおいて、ボタン押下演出で、ボタン画像C4Bが表示され、遊技者によって演出ボタン63が押下されると、当該押下に応じて、擬似連演出が実行されているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、ボタン押下演出で、ボタン画像C4Bが表示されたにも拘わらず、遊技者によって演出ボタン63が押下されなかった場合であっても、擬似連演出が実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、タイマ擬似連演出A,Bは、1回の変動演出中に実行されているが、本発明は、これに限られるものではなく、例えば、タイマ擬似連演出A,Bは、複数の変動演出にまたがって実行されてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図106〜図107に示すように、タイマ画像C4Aは、タイマ値がカウントダウンしていくカウントダウン方式で表示されるが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、タイマ画像C4Aは、タイマ値がカウントアップしていくカウントアップ方式で表示されてもよい。この場合、予め決められた値になると、上述したタイムアウト表示演出が実行され得る。
上記実施形態の遊技機1では、タイマ擬似連演出A,Bにおいて、タイマ画像C4Aのタイマ初期値として、第1のパターンで表示する場合と、第2のパターンで表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能し、第1のパターンが設定された場合よりも、第2のパターンが設定された場合の方が、タイマ擬似連演出Bとなる確率、すなわち、擬似連演出の後、再度、擬似連演出(図107(F)参照)が行われる確率が高い構成となっているが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、タイマ擬似連演出A,Bにおいて、タイマ画像C4Aのタイマ初期値が表示される場合に、当該タイマ画像を第1の色(例えば、青)で表示する場合と、第2の色(例えば、金色)で表示する場合とがあり、これらがそれぞれチャンスアップ演出(チャンスアップ表示)として機能し、第1の色が設定された場合よりも、第2の色が設定された場合の方が、タイマ擬似連演出Bとなる確率、すなわち、擬似連演出の後、再度、擬似連演出(図107(F)参照)が行われる確率が高い構成とするようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図106〜図107に示すタイマ擬似連演出A,Bにおいて、1つのタイマ画像を表示しているが、本発明は、これに限られるものではなく、2つ以上のタイマ画像を同時に表示するようにしてもよい。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
◇[態様C4−1]
複数種類の表示演出を実行可能な演出表示手段と、
遊技者が操作可能な操作部と、
を備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、第1のタイマ表示をおこなう演出であり、
前記第2の表示演出は、前記操作部を表す操作部画像であって遊技者に前記操作部の操作を促す第1の操作部画像を表示する演出であり、
前記第3の表示演出は、擬似連演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれ、前記第1の表示演出における前記第1のタイマ表示のタイマ値が所定値となったことに応じて前記第2の表示演出がおこなわれ、遊技者が前記操作部の操作をおこなったことに応じて前記第3の表示演出がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする遊技機。
[態様C4−2]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、前記操作部を表す第2の操作部画像を表示する演出であり、
前記組み合わせ演出は、第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれるときに、前記第4の表示がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様C4−1に記載の遊技機。
[態様C4−3]
図柄の変動表示を開始させた後、停止させる図柄変動表示をおこなうことが可能な図柄表示手段を備え、
前記組み合わせ演出は、1回の前記図柄変動表示中におこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様C4−1または態様C4−2に記載の遊技機。
[態様C4−4]
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第5の表示演出をおこなう場合があり、
前記第5の表示演出は、第2のタイマ表示をおこなう演出であり、
前記組み合わせ演出は、第5の表示演出を含む場合がある演出であり、
前記組み合わせ演出では、前記第3の表示演出がおこなわれた後に、前記第5の表示演出がおこなわれる場合がある、
ことを特徴とする態様C4−1から態様C4−3までのいずれか一項に記載の遊技機。
[態様C4−5]
前記第1の表示演出における前記第1のタイマ表示は、第1の態様のタイマ表示と、第2の態様のタイマ表示とを含む複数の態様のタイマ表示のうちの一つの態様のタイマ表示がおこなわれ、
前記第1の表示演出において、前記第1のタイマ表示が前記第1の態様のタイマ表示であるときには、第1のチャンスアップ表示として機能し、
前記第1の表示演出において、前記第1のタイマ表示が前記第2の態様のタイマ表示であるときには、前記組み合わせ演出において前記第3の表示演出がおこなわれた後に前記第5の表示演出がおこなわれる期待度が第1のチャンスアップ表示よりも高い第2のチャンスアップ表示として機能する、
ことを特徴とする態様C4−4に記載の遊技機。
[態様C4−6]
前記第1のタイマ表示の前記第1の態様のタイマ表示は、タイマ値の初期値が第1の長さであり、
前記タイマ表示の前記第2の態様のタイマ表示は、タイマ値の初期値が前記第1の長さよりも長い第2の長さである、
ことを特徴とする態様C4−5に記載の遊技機。
図108は、保留チェンジ演出Aを説明するための図である。保留チェンジ演出Aは、先読み演出の一つとして実行される。つまり、上述した先読み演出パターンA,Bの一態様として実行される。保留チェンジ演出Aには、先読み演出パターンに基づく2つの態様がある。
図109は、保留チェンジ演出Bを説明するための図である。保留チェンジ演出Bは、先読み演出の一つとして実行される。つまり、上述した先読み演出パターンA,Bの一態様として実行される。
次に図109(F)に示すように、図109(C)と同様にチェンジ移動演出(1)が実行され、チェンジ画像CG1が、保留画像HGWから変化した保留画像HGBへ吸い込まれるような演出が行われる。
次に図109(G)に示すように、保留変化演出(2)が行われる。保留変化演出(2)では、青色の保留画像HGBがさらに赤色の保留画像HGRに変化する。
図110は、保留チェンジ演出Cを説明するための図である。保留チェンジ演出Cは、先読み演出の一つとして実行される。つまり、上述した先読み演出パターンA,Bの一態様として実行される。
以下に、本実施形態における効果例を示す。
[効果1]
上記実施形態の遊技機1では、図108〜図110に示したように、チェンジ表示演出として、「Change」と記された楕円形のチェンジ画像が表示される。このチェンジ画像に対応させて保留画像HGWが変化させられる。この構成によれば、チェンジ画像によって保留画像の変化を期待させることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図108(B)に示すように青色のチェンジ画像CG1が表示されると、図108(C)および図108(D)に示すように、白色の保留画像HGWが青色の保留画像HGBに変化させられる。また、図108(E)に示すように赤色のチェンジ画像CG2が表示されると、図108(F)および図108(G)に示すように、白色の保留画像HGWが赤色の保留画像HGRに変化させられる。この構成によれば、表示されるチェンジ画像CG1,CG2によって保留画像HGB,HGRへの変化を期待させることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図109(B)に示すように青色のチェンジ画像CG1が表示されると、図109(C)および図109(D)に示すように、白色の保留画像HGWが青色の保留画像HGBに変化させられる。さらに、図109(E)に示すように青色のチェンジ画像CG1が再度表示されると、図109(F)および図109(G)に示すように、青色の保留画像HGBが赤色の保留画像HGRに変化させられる。この構成によれば、チェンジ画像CG1の再度の表示によって保留画像HGRへの変化を期待させることができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図108(C),(F)、図109(C),(F)、図110(E)に示したように、チェンジ移動演出が行われる。チェンジ移動演出では、チェンジ移動演出では、チェンジ画像が保留画像9Aのうちの一つである保留画像へ吸い込まれるような演出が行われて、保留画像が変化させられる。この構成によれば、保留画像の変化を演出することができ、興趣を向上させることができる。
上記実施形態の遊技機1では、図110(B)に示すように、ボタン押下促進演出が実行され、演出ボタン63の連打を遊技者に促す。そして、遊技者が演出ボタン63を連打することにより、図110(C)および図110(D)に示したように、チェンジ画像CG1,CG2が表示される。この構成によれば、演出ボタン63の操作でチェンジ画像CG1,CG2が表示されるため、興趣を向上させることができる。
以下に、本実施形態における変形例を示す。
[変形例1]
上記実施形態の遊技機1では、図108〜図110に示したように、チェンジ表示演出として、「Change」と記された楕円形のチェンジ画像が表示される。このチェンジ画像に対応させて保留画像HGWが変化させられる。ここでは青色のチェンジ画像CG1と赤色のチェンジ画像CG2を例に挙げたが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、チェンジ画像の種類は3種類以上あってもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図108(B)に示すように青色のチェンジ画像CG1が表示されると青色の保留画像HGBに変化し、図108(E)に示すように赤色のチェンジ画像CG2が表示されると赤色の保留画像HGRに変化する。つまり、チェンジ画像と変化後の保留画像とが一対一に対応している。これに対し、2種類以上のチェンジ画像が一の保留画像に対応していてもよいし、一のチェンジ画像が2種類以上の保留画像に対応していてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図110(B)に示すように、ボタン押下促進演出が実行され、演出ボタン63の連打を遊技者に促す。そして、遊技者が演出ボタン63を連打することにより、図110(C)および図110(D)に示したように、チェンジ画像CG1,CG2が表示される。これに対し、演出ボタン63を操作せずとも、図110(C)および図110(D)に示したチェンジ表示演出を行うようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図110(B)に示すように、ボタン押下促進演出が実行され、演出ボタン63の連打を遊技者に促す。そして、遊技者が演出ボタン63を連打することにより、図110(C)および図110(D)に示したように、チェンジ画像CG1,CG2が表示される。これに対し、演出ボタン63を操作しない場合には、図110(C)および図110(D)に示したチェンジ表示演出を行わずに、図110(B)に続けて図110(F)に示したような保留変化演出を行うようにしてもよい。
上記実施形態の遊技機1では、図110(B)に示すように、ボタン押下促進演出が実行され、演出ボタン63の連打を遊技者に促す。そして、遊技者が演出ボタン63を連打することにより、図110(C)および図110(D)に示したように、チェンジ画像CG1,CG2が表示される。これに対する別の態様として、演出ボタン63を連打したときに、図110(D)に示すようなチェンジ表示演出(2)には移行しないような演出としてもよい。この場合、図108(C)および図108(D)に示したのと同様に、チェンジ移動演出(1)、保留変化演出(1)を実行するようにすることが考えられる。
本実施形態の遊技機では、以下の態様を実現可能である。
[態様C5−1]
保留数を保留画像の表示数によって報知可能な表示手段と、
複数の演出を実行可能な演出手段と、を備えた遊技機であって、
前記演出手段は、前記保留画像の変化を予告する複数の変化予告画像を表示可能となっており、
前記複数の変化予告画像に対応させて前記保留画像を変化させる
ことを特徴とする遊技機。
前記保留画像のうちの一つに対し、第1の変化予告画像が表示されると当該保留画像を第1の保留画像に変化させ、第2の変化予告画像が表示されると当該保留画像を第2の保留画像に変化させる
ことを特徴する遊技機。
前記前記保留画像のうちの一つに対し、第1の変化予告画像が表示されると当該保留画像を第1の保留画像に変化させ、再度第1の変化予告画像が表示されると当該保留画像を第2の保留画像に変化させる
ことを特徴とする遊技機。
表示された前記変化予告画像が前記保留画像のうちの一つに作用し、その後、当該保留画像を変化させる
ことを特徴とする遊技機。
遊技者が操作可能な操作手段をさらに備え、
前記複数の変化予告画像は、前記操作手段の操作の後に表示される
ことを特徴とする遊技機。
上記実施形態の遊技機1は、パチンコ遊技機を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。例えば、パチンコ遊技機に代えて、スロットマシン等の回胴式遊技機、アレンジボール遊技機、または、雀球遊技機に本発明を適用するようにしてもよい。遊技機1をスロットマシンとする場合には、遊技媒体を遊技球から遊技メダルに変更すればよい。
3…遊技領域
7…画像表示装置
9A…第1保留アイコン
9B…第1保留アイコン
9C…第2保留アイコン
15…盤可動体
20…第1始動口(第1入球口)
21…第2始動口(第2入球口)
81…遊技制御用マイコン
91…演出制御用マイコン
101…画像制御用マイコン
Claims (6)
- 複数種類の表示演出を実行可能な表示手段と遊技者が操作可能な操作部とを備える遊技機であって、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第1の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第2の表示演出をおこなう場合があり、
前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第3の表示演出をおこなう場合があり、
前記第1の表示演出は、前記操作部を表す第1の操作部画像を表示する演出であり、
前記第2の表示演出は、所定の画像を表示し、前記所定の画像を複数の態様のうちの一つの態様で表示する演出であり、
前記第3の表示演出は、前記所定の画像を表示し、前記所定の画像が前記複数の態様のうちの第1の態様となったときに、所定の表示をおこなう演出であり、
前記第1の表示演出と前記第2の表示演出と前記第3の表示演出とを含む組み合わせ演出がおこなわれる場合があり、前記組み合わせ演出では、前記第1の表示演出がおこなわれているときに、前記第2の表示演出がおこなわれ、前記第2の表示演出では前記所定の画像が前記第1の表示演出の前記第1の操作部画像内に表示され、前記第2の表示演出の後に、前記第3の表示演出がおこなわれる、
ことを特徴とする遊技機。 - 前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第4の表示演出をおこなう場合があり、
前記第4の表示演出は、所定のポイントが付与される演出であり、
前記組み合わせ演出は、前記第4の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出において、前記第4の表示演出は、前記第2の表示演出がおこなわれているときにおこなわれ、前記第4の表示演出において前記所定のポイントが付与された場合には、前記第2の表示演出において前記所定の画像を前記第1の態様とは異なる第2の態様から第3の態様とする表示がおこなわれる、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記第3の表示演出でおこなわれる前記所定の表示は、前記第1の操作部画像と隣接しておこなわれる場合がある表示である、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。 - 前記第3の表示演出でおこなわれる前記所定の表示は、タイマ表示である、
ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の遊技機。 - 前記複数の表示演出のうちの一つの演出として、第5の表示演出をおこなう場合があり、
前記組み合わせ演出は、前記第5の表示演出を含む場合がある演出であり、
当該組み合わせ演出において、前記第3の表示演出の後に、前記第5の表示演出がおこなわれ、
前記第5の表示演出は、前記タイマ表示のタイマ値が所定値となったときに、前記操作部を表す操作部画像であって遊技者に前記操作部の操作を促す第2の操作部画像が表示される演出である、
ことを特徴とする請求項4に記載の遊技機。 - 前記所定の画像は、メータを表すメータ画像であり、
前記第3の表示演出において、前記所定の画像が前記複数の態様のうちの第1の態様となったときとは、前記メータ画像のメータ値が最大値となったときである、
ことを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の遊技機。
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Citations (1)
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Cited By (2)
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CN111686440A (zh) * | 2019-06-12 | 2020-09-22 | 株式会社万代 | 游戏装置和记录介质 |
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