JP2018026638A - 通信制御サーバ、通信制御方法、中継装置、及び中継方法 - Google Patents

通信制御サーバ、通信制御方法、中継装置、及び中継方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動可能な中継装置を介して緊急通報を行う場合であっても、正確に、端末装置の位置情報を緊急機関に通知すること。
【解決手段】端末装置とマクロセル基地局との間の通信を中継する中継装置の通信を制御する通信制御サーバであって、複数の異なるタイミングで、中継装置にて観測される1以上のマクロセル基地局の位置情報を含む基地局情報を取得する取得部と、基地局情報に基づいて中継装置の通信を制御する通信制御部と、を備え、通信制御部は、第1タイミングで取得部が取得した第1基地局情報と第2タイミングで取得部が取得した第2基地局情報とが異なる場合に中継装置と端末装置との間の通信を停止させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信制御サーバ、通信制御方法、中継装置、及び中継方法に関する。
従来、建物内における、端末装置とマクロセル基地局との間の通信品質を確保するため、端末装置とマクロセル基地局との間に中継装置を介在させることが知られている。
これに関して、特許文献1及び2には、基地局と無線端末との間の通信を中継する中継装置であって、移動可能に構成されている中継装置を備える無線通信システムが開示されている。
特開2014−30186号公報 特開2014−132757号公報
ところで、端末装置が緊急機関(例えば、警察や消防)に対して緊急通報を行う場合、端末装置は、現に中継装置に在圏しているマクロセル基地局を介して、端末装置の位置情報を含む緊急通報を行う。
上記のように移動可能に構成された中継装置を備える無線通信システムにおいては、中継装置の設置位置は開局前に予め通信事業者が定め、その住所情報に紐付いたトラッキングエリアコード(TAC)、チャージングエリア(CA)およびエマージェンシー・サービス・ルーティング・ディジット(ESRD)等の情報が中継装置に付与される。中継装置がこれらの情報を端末装置に報知情報として通知することで、端末装置は自身のおおまかな位置を検知することができる。しかしながら、中継装置が移動し、他のトラッキングエリア(TA)内に属することになると、通信事業者が把握しているTA内に中継装置が存在しないことになり、中継装置の設置位置を把握できないので、当該中継装置と通信する端末装置の位置も把握できなくなる。
このように、コアネットワークにおいては、中継装置が当初のTA内に引き続き存在しているものと管理されているので、他のTAに属する中継装置と通信する端末装置から緊急通報があったとしても、緊急車両の向かう先には、中継装置は存在しない。このように、緊急機関は、緊急通報を行った無線端末の位置を正確に把握できず、緊急機関の初動対応に遅れが生じるという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、移動可能な中継装置を介して緊急通報を行う場合であっても、正確に、端末装置の位置情報を緊急機関に通知することを目的の一つとする。
本発明の一側面に係る通信制御サーバは、端末装置とマクロセル基地局との間の通信を中継する中継装置の通信を制御する通信制御サーバであって、複数の異なるタイミングで、中継装置にて観測される1以上のマクロセル基地局の位置情報を含む基地局情報を取得する取得部と、基地局情報に基づいて中継装置の通信を制御する通信制御部と、を備え、通信制御部は、第1タイミングで取得部が取得した第1基地局情報と第2タイミングで取得部が取得した第2基地局情報とが異なる場合に中継装置と端末装置との間の通信を停止させる。
上記通信制御サーバにおいて、通信制御部は、中継装置と端末装置との間の通信が停止している場合であって、第1基地局情報と第2基地局情報とが共通するときに、中継装置と端末装置との間の通信を再開させてもよい。
上記通信制御サーバにおいて、第1タイミングは、中継装置の起動時であり、第1基地局情報は、起動時における中継装置の設置位置に予め対応づけられているマクロセル基地局の基地局情報であってもよい。
上記通信制御サーバにおいて、取得部は、定期的に基地局情報を取得し、第1基地局情報は前回取得された基地局情報であり、第2基地局情報は今回取得された基地局情報であってもよい。
本発明の一側面に係る通信制御方法は、端末装置とマクロセル基地局との間の通信を中継する中継装置の通信を制御する通信制御方法であって、複数の異なるタイミングで、中継装置にて観測される1以上のマクロセル基地局の位置情報を含む基地局情報を取得するステップと、基地局情報に基づいて中継装置の通信を制御するステップと、を含み、制御するステップは、第1タイミングで取得された第1基地局情報と第2タイミングで取得された第2基地局情報とが異なる場合に中継装置と端末装置との間の通信を停止させる。
本発明の一側面に係る中継装置は、端末装置とマクロセル基地局との間の通信を中継する中継装置であって、複数の異なるタイミングで、観測される1以上のマクロセル基地局の位置情報を含む基地局情報を取得し、取得した基地局情報を在圏している端末装置に通知する。
本発明の一側面に係る中継方法は、端末装置とマクロセル基地局との間の通信を中継する中継方法であって、複数の異なるタイミングで、観測される1以上のマクロセル基地局の位置情報を含む基地局情報を取得するステップと、取得した基地局情報を在圏している端末装置に通知するステップと、を含む。
本発明によれば、移動可能な中継装置を介して緊急通報を行う場合であっても、正確に、端末装置の位置情報を緊急機関に通知することができる。
本発明の実施形態に係る移動体通信システムの模式図。 本発明の実施形態に係るフェムト・コアネットワーク(Femto Core Network)の構成図。 本発明の第1実施形態に係る通信制御処理の手順を説明するシーケンス図。 本発明の第2実施形態に係る通信制御処理の手順を説明するシーケンス図。
以下、図面を参照して、本発明に係る一つの実施形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、一連の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付して表している。
〔移動体通信システムの構成〕
図1は、本発明の実施形態に係るフェムトセル基地局(中継装置)を含む移動体通信システムの構成図である。本実施形態に係る移動体通信システム100は、例示的に3GPPにより規格されているLTE方式の移動体通信システムであり、無線ネットワーク(Radio Network)と、コアネットワーク(Core Network)と、を備える。無線ネットワークの構成、及び、コアネットワークの構成について、以下において順に説明する。
(無線ネットワークの構成)
図1に示すように、移動体通信システム100は、無線ネットワークに係る構成として、端末装置10、中継装置20、及びドナー基地局(マクロセル基地局)30を備える。なお、無線ネットワークは、LTE方式では、E−UTRAN(volved niversal errestrial adio ccess etwork)と呼ばれている。
端末装置10は、例えばスマートフォン、携帯電話等の移動携帯通信端末であり、UE(ser quipment)とも呼ばれる。図1には、中継装置20が形成するセル(通信可能範囲)に在圏し、中継装置20に接続している端末装置10aと、ドナー基地局30が形成するセルに在圏し、ドナー基地局30に接続している端末装置10bとが示されている。以下、端末装置10aと端末装置10bとを総称するときには端末装置10と表記する。
中継装置20は、移動可能であり、ReNB(epeater type eNode)とも呼ばれ、無線ネットワークにおける一つのノードを構成する。
中継装置20は、アクセス・ノード(Access Node)22とリレー・ノード(Relay Node)24とを含んで構成される。
アクセス・ノード22は、フェムト基地局とも呼ばれ、端末装置10aとの無線通信を確立し、端末装置10aに対しパケット通信サービス(例えば音声パケット通信サービス、マルチメディアサービス等)を提供する。アクセス・ノード22と端末装置10aとの間の無線通信を、アクセスリンク(AC:Access Link)とも呼ぶ。アクセス・ノード22が形成するセルは、そのセルサイズがドナー基地局30よりも小規模であり、半径数メートルから数十メートルの通信エリアを構築する。
アクセス・ノード22は、リレー・ノード24を介してドナー基地局30との間で無線通信を確立する。リレー・ノード24は、CPE(Customer Premises Equipment)とも呼ばれる。リレー・ノード24とドナー基地局30との間の無線通信を、バックホール(BH:Backhaul)とも呼ぶ。
なお、アクセス・ノード22とリレー・ノード24とは、別個のノードとして構成されていてもよい。別個に構成した場合、リレー・ノード24が本発明に係る中継装置としての役割を担うこととなる。
ドナー基地局30は、Donor eNB(Donor eNode)とも呼ばれ、リレー・ノード24を介してアクセス・ノード22との間で無線通信を確立する。ドナー基地局30は、半径数百メートルから十数キロメートルの通信エリアを構築する。以下、ドナー基地局30bとドナー基地局30cとを総称するときにはドナー基地局30と表記する。
(コアネットワークの構成)
図1に示すように、移動体通信システム100は、コアネットワークに係る構成として、第1コアネットワークEPC(volved acket ore)40、フェムト・コアネットワーク(Femto Core Network)50(通信制御サーバ)、及び第2コアネットワークEPC60を備える。なお、本実施形態では、第1コアネットワークEPC40と第2コアネットワークEPC60とを備えるものとして説明するが、コアネットワークEPCは一つで構成してもよい。
第1コアネットワークEPC40は、例えば、ドナー基地局30に接続し、ドナー基地局30を介して個々の端末装置10の移動管理、認証、パケット通信データ経路の設定処理を管理する機能、及び無線ネットワークにおける品質管理を実施する機能を有する。
フェムト・コアネットワーク50は、中継装置20に関する各種の管理を行うネットワークである。フェムト・コアネットワーク50は、例えば、フェムトOAM(Femto perations dministration aintenace)52に接続され、中継装置20の運用、管理、保守を行う機能を有する。
第2コアネットワークEPC60は、例えば、移動通信サービスを提供するために呼の接続を制御することやサービスを制御する機能、インターネット70等の外部のネットワークから無線ネットワーク内の契約加入者、又は無線ネットワーク内にローミング中の加入者に対する呼を受ける交換局としての機能、第2コアネットワークEPC60内で個々の端末装置10の移動管理、認証、パケット通信データ経路の設定処理を管理する機能、及び品質管理等の通信ポリシー制御や課金規約に基づく制御を実行する機能を有する。
ここで、コアネットワークは、中継装置20の設置位置を、例えば以下の方法で管理する。コアネットワークは、中継装置20が、例えばドナー基地局30bが形成するセル、及び、ドナー基地局30cが形成するセルから構成されるトラッキングエリアTA(racking rea)(第1TA)に在圏する場合は、当該第1TAに在圏するものとして、中継装置20の設置位置を登録し、管理する。他方、中継装置20が移動することによって、第1TAを出て、例えばドナー基地局30cが形成するセル、及び、ドナー基地局30dが形成するセルから構成される第2TAに新たに在圏することになった場合は、第2TAに在圏するものとして、中継装置20の設置位置を登録(更新)し、管理する。なお、TAは、複数のドナー基地局が形成する各セルが重複する範囲に対応するエリアであってもよいし、複数のドナー基地局が形成する各セルそれぞれの範囲に対応するエリアであってもよいし、単一のドナー基地局が形成するセルに対応するエリアであってもよい。
図2は、本発明の実施形態に係るフェムト・コアネットワーク50の構成図である。図2に示すように、フェムト・コアネットワーク50は、例示的に、中継装置20と端末装置10aとの間の通信を制御するための情報処理を行う情報処理部501と、後述する情報取得部505が取得した基地局情報を記録する基地局情報記録部503と、を備える。情報処理部501は、機能的に、情報取得部505(取得部)と、通信制御部507と、を備える。
情報取得部505は、複数の異なるタイミングで中継装置20にて観測される1以上のドナー基地局30の位置情報を含む基地局情報を取得する。例えば、基地局情報は、ドナー基地局30の位置情報である、TAC(racking rea ode)、CA(harging rea)、ESRD(mergency ervice outing igits)等と、ドナー基地局30の識別情報であるECGI(−UTRAN ell lobal D)と、を含む情報であってもよい。ここで、TACは、移動体通信システムにおけるTAを識別する情報であり、1つのTAに対して固有のTACが割当てられる。CAは、移動体通信システムにおいて通信事業者間で共通の単位料金区域であり、所定のエリア(例えば東京、仙台等)ごとに設定されている。ESRDは、移動体通信システムにおいて緊急機関への通報用に使用される番号であり、発信元の基地局、セル等を識別可能な番号である。
通信制御部507は、1以上のドナー基地局30の位置情報を含む基地局情報に基づいて中継装置20の通信を制御する。例えば、通信制御部507は、第1タイミングで情報取得部505が取得した、1以上のドナー基地局30の位置情報を含む第1基地局情報と、第2タイミングで情報取得部505が取得した、1以上のドナー基地局30の位置情報を含む第2基地局情報と、が異なる場合に、中継装置20が第1基地局情報に基づくTAから移動したと判断し、中継装置20と端末装置10aとの間の通信を停止させる。
〔通信制御処理〕
<第1実施形態>
図3は、本発明の第1実施形態に係る、中継装置20と端末装置10との間の通信を制御する通信制御処理の手順を説明するシーケンス図である。
第1実施形態に係る通信制御処理の概要は以下のとおりである。中継装置20は、選択可能な周波数帯域すべてを使って周辺のドナー基地局の識別情報(ECGI)や位置情報を取得してリスト化して、フェムト・コアネットワーク50に対して送信する。そして、フェムト・コアネットワーク50は、リストに記録されたドナー基地局の識別情報が異なったら、中継装置20が移動したと判断し、中継装置20の通信を制御する。以下で、第1実施形態に係る通信制御処理の詳細を説明する。
当該通信制御処理フローにおいて、前提として、移動体通信システムのユーザは、例えば、ネットワークの所定のサイトから、本発明の実施形態に係る通信制御処理アプリケーションソフトウェアをダウンロードし、フェムト・コアネットワーク50に実行可能なように保存しておく。そして、ユーザにより通信制御処理アプリケーションソフトウェアの実行が指示されると、通信制御処理アプリケーションソフトウェアに基づくプログラム動作が開始する。なお、中継装置20においても、移動体通信システムの要素として適切に作動するように事前にアプリケーションソフトウェアを実行する。
また、当該通信制御処理フローにおいては、前提として、図1に示す端末装置10aは、中継装置20と通信し、例えば中継装置20に観測されるドナー基地局30b又はドナー基地局30cを介して、外部ネットワークと通信する。
(ステップS1)
中継装置20は、中継装置20に観測されるドナー基地局30b及びドナー基地局30cの識別情報と位置情報とを取得する。
(ステップS3)
中継装置20は、取得した、ドナー基地局30b及びドナー基地局30cの識別情報と位置情報とに基づいて、中継装置20の周囲に配置されているドナー基地局の一覧を示すドナー基地局リスト(第1基地局情報)を生成する。
(ステップS5)
図2に示す、フェムト・コアネットワーク50の情報取得部505は、第1タイミングで、ドナー基地局リストを取得する。
なお、第1タイミングは、中継装置20の起動時を含む。この場合、第1基地局情報は、中継装置20の起動時における中継装置20の設置位置に予め対応づけられているドナー基地局の基地局情報を含む。
(ステップS7)
その後、所定の位置に移動した中継装置20は、中継装置20にて観測されるドナー基地局30c及びドナー基地局30dの識別情報と位置情報とを取得する。ここで、中継装置20が移動したことにより、ドナー基地局30bが中継装置20にて観測されなくなったため、ステップS3において取得できた、ドナー基地局30bの位置情報を取得することはできない。
(ステップS9)
中継装置20は、取得した、ドナー基地局30c及びドナー基地局30dの位置情報に基づいて、中継装置20の周辺に配置されているドナー基地局の一覧を示すドナー基地局リスト(第2基地局情報)を生成する。
(ステップS11)
情報取得部505は、第2タイミングで、ドナー基地局リストを取得する。
(ステップS13)
通信制御部507は、第1タイミングで情報取得部505が取得した、ドナー基地局30cリスト(第1基地局情報)と、第2タイミングで情報取得部505が取得した、ドナー基地局30bリスト(第2基地局情報)と、は異なるので、中継装置20と端末装置10aとの間の通信を停止させる。例えば、通信制御部507は、ドナー基地局30b及びドナー基地局30cを含むドナー基地局リストと、ドナー基地局30c及びドナー基地局30dを含むドナー基地局リストと、が異なるので、中継装置20が移動したと判断し、中継装置20に対して、中継装置20と端末装置10aとの間の通信を停止させるための制御信号を送信する。
(ステップS15)
中継装置20は、フェムト・コアネットワーク50から制御信号を受信すると、端末装置10aとの間の通信を停止する。
他方、中継装置20が移動したとしても、通信制御部507が、情報取得部505が取得する第1基地局情報と第2基地局情報とが共通すると判断する場合は、中継装置20と端末装置10aとの間の通信は継続する。
なお、上記では図3を用いて、中継装置20と端末装置10aとの間の通信を停止する通信制御処理を説明したが、フェムト・コアネットワーク50は、中継装置20と端末装置10aとの間の通信を再開することもできる。つまり、図2に示す通信制御部507は、中継装置20と端末装置10aとの間の通信が停止している場合であって、第1基地局情報と第2基地局情報とが共通するときに、中継装置20と端末装置10aとの間の通信を再開させる。この場合、通信制御部507は、中継装置20に対して、中継装置20と端末装置10aとの間の通信を再開させるための制御信号を送信する。
また、情報取得部505は、定期的に第1基地局情報及び第2基地局情報を取得してもよい。この場合、第1基地局情報は前回取得された基地局情報であり、第2基地局情報は今回取得された基地局情報であってもよい。
<第2実施形態>
第2実施形態においては、中継装置20(中継装置)において、中継装置20と端末装置10との間の通信を制御する点で、フェムト・コアネットワーク50(通信制御サーバ)において、中継装置20と端末装置10との間の通信を制御する第1実施形態とは異なる。換言すると、第2実施形態においては、無線ネットワークのみにおいて通信制御処理が行われるのに対して、第1実施形態においては、無線ネットワーク及びコアネットワークの両ネットワークにおいて通信制御処理が行われる。
図4は、本発明の第2実施形態に係る、中継装置20と端末装置10との間の通信を制御する通信制御処理の手順を説明するシーケンス図である。
当該通信制御処理フローにおいて、前提として、移動体通信システムのユーザは、例えば、ネットワークの所定のサイトから、本発明の実施形態に係る通信制御処理アプリケーションソフトウェアをダウンロードし、中継装置20に実行可能なように保存しておく。そして、ユーザにより通信制御処理アプリケーションソフトウェアの実行が指示されると、通信制御処理アプリケーションソフトウェアに基づくプログラム動作が開始する。
また、当該通信制御処理フローにおいては、前提として、端末装置10aは、中継装置20と通信し、中継装置20にて観測されるドナー基地局30b又はドナー基地局30cを介して、外部ネットワークと通信する。なお、中継装置20は、通信を開始する際に、中継装置20にて観測されるドナー基地局30b及びドナー基地局30cの識別情報と位置情報とを含む基地局情報を予め取得している。
(ステップS21)
中継装置20は、中継装置20にて観測されるドナー基地局30b及びドナー基地局30cの識別情報と位置情報とを含む基地局情報を取得する。ここで、基地局情報を、中継装置20の周辺に配置されているドナー基地局の一覧を示すドナー基地局リストとして、リスト化してもよい。
(ステップS23)
中継装置20は、ステップS21で取得した、中継装置20にて観測されるドナー基地局30b及びドナー基地局30cの基地局情報と、通信を開始する際に、予め取得していた、中継装置20にて観測されたドナー基地局30b及びドナー基地局30cの基地局情報と、を比較する。ここで、両基地局情報は、共通するので、中継装置20は、両基地局情報は相違しないと判定する。
(ステップS25)
その後、所定の位置に移動した中継装置20は、中継装置20にて観測されるドナー基地局30c及びドナー基地局30dの識別情報と位置情報とを取得する。ここで、中継装置20が移動したことにより、ドナー基地局30bが中継装置20にて観測されなくなったため、ステップS21において取得できた、ドナー基地局30bの識別情報と位置情報とを取得することができない。
(ステップS27)
中継装置20は、ステップS25で取得した、中継装置20にて観測されたドナー基地局30c及びドナー基地局30dの基地局情報と、ステップS21で取得した、中継装置20にて観測されたドナー基地局30b及びドナー基地局30cの基地局情報と、を比較する。ここで、両基地局情報は、異なるので、中継装置20は、中継装置20が移動したと判断する。
(ステップS29)
中継装置20は、両基地局情報が異なる場合に、ステップS25で取得した、中継装置20にて観測されたドナー基地局30c及びドナー基地局30dの基地局情報を、端末装置10aに通知する。
〔効果〕
以上説明したように、本発明の第1実施形態によれば、通信制御部507は、第1タイミングで情報取得部505が取得した第1基地局情報と第2タイミングで情報取得部505が取得した第2基地局情報とが異なる場合に中継装置20と端末装置10との間の通信を停止させる。よって、移動可能な中継装置20を介して緊急通報を行う場合であっても、正確に、端末装置10の位置情報を緊急機関に通知することができる。
本発明の第2実施形態によれば、中継装置20は、複数の異なるタイミングで観測される1以上のドナー基地局30の位置情報を含む基地局情報を取得し、取得した基地局情報を在圏している端末装置10に通知する。よって、移動可能な中継装置20を介して緊急通報を行う場合であっても、正確に、端末装置10の位置情報を緊急機関に通知することができる。
〔その他の実施の形態〕
上記のように本発明を実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす記述及び図面はこの発明を限定するものであると理解するべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかになるはずである。
上記実施形態では、LTE規格の移動体通信システムを例示して説明したが、これに限定されず、他の通信規格や将来的に制定される通信規格に対しても本発明を適用可能である。
また、本発明の実施形態に係るフェムト・コアネットワーク50が備える基地局情報記録部503、情報取得部505、及び通信制御部507の少なくとも一つの構成は、第1コアネットワークEPC40、又は、第2コアネットワークEPC60が備えていてもよい。
10…端末装置
20…中継装置
22…アクセス・ノード
24…リレー・ノード
30…ドナー基地局(マクロセル基地局)
40…第1コアネットワークEPC
50…フェムト・コアネットワーク
60…第2コアネットワークEPC
100…移動体通信システム
501…情報処理部
503…基地局情報記録部
505…情報取得部
507…通信制御部

Claims (8)

  1. 端末装置とマクロセル基地局との間の通信を中継する中継装置の通信を制御する通信制御サーバであって、
    複数の異なるタイミングで、前記中継装置にて観測される1以上のマクロセル基地局の位置情報を含む基地局情報を取得する取得部と、
    前記基地局情報に基づいて前記中継装置の通信を制御する通信制御部と、
    を備え、
    前記通信制御部は、第1タイミングで前記取得部が取得した第1基地局情報と第2タイミングで前記取得部が取得した第2基地局情報とが異なる場合に前記中継装置と前記端末装置との間の通信を停止させる、
    通信制御サーバ。
  2. 前記通信制御部は、前記中継装置と前記端末装置との間の通信が停止している場合であって、前記第1基地局情報と前記第2基地局情報とが共通するときに、前記中継装置と前記端末装置との間の通信を再開させる、
    請求項1に記載の通信制御サーバ。
  3. 前記第1タイミングは、前記中継装置の起動時であり、
    前記第1基地局情報は、前記起動時における前記中継装置の設置位置に予め対応づけられているマクロセル基地局の基地局情報である、
    請求項1又は2に記載の通信制御サーバ。
  4. 前記取得部は、定期的に前記基地局情報を取得し、
    前記第1基地局情報は前回取得された基地局情報であり、前記第2基地局情報は今回取得された基地局情報である、
    請求項1又は2に記載の通信制御サーバ。
  5. 端末装置とマクロセル基地局との間の通信を中継する中継装置の通信を制御する通信制御方法であって、
    複数の異なるタイミングで、前記中継装置にて観測される1以上のマクロセル基地局の位置情報を含む基地局情報を取得するステップと、
    前記基地局情報に基づいて前記中継装置の通信を制御するステップと、
    を含み、
    前記制御するステップは、第1タイミングで取得された第1基地局情報と第2タイミングで取得された第2基地局情報とが異なる場合に前記中継装置と前記端末装置との間の通信を停止させる、
    通信制御方法。
  6. 端末装置とマクロセル基地局との間の通信を中継する中継装置であって、
    複数の異なるタイミングで、観測される1以上のマクロセル基地局の位置情報を含む基地局情報を取得し、
    取得した前記基地局情報を在圏している前記端末装置に通知する、
    中継装置。
  7. 前回取得した第1基地局情報と今回取得した第2基地局情報とが異なる場合に、在圏している前記端末装置に前記第2基地局情報を通知する、
    請求項6に記載の中継装置。
  8. 端末装置とマクロセル基地局との間の通信を中継する中継方法であって、
    複数の異なるタイミングで、観測される1以上のマクロセル基地局の位置情報を含む基地局情報を取得するステップと、
    取得した前記基地局情報を在圏している前記端末装置に通知するステップと、
    を含む、
    中継方法。
JP2016155921A 2016-08-08 2016-08-08 通信制御サーバ、通信制御方法、中継装置、及び中継方法 Active JP6396378B2 (ja)

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