JP2018026636A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡易な構造で、2周波に対応すること。
【解決手段】電子機器は、筐体と、アンテナ部材と、筐体に対してアンテナ部材を支持する支持部材と、アンテナ部材の長さ方向における支持部材の一端側に電気的に接続され、アンテナ部材と支持部材との間が電気的に接続される第1状態において、アンテナ部材及び支持部材により形成される長さ方向の長さに対応する第1周波数の電波に係る処理を行う第1無線回路部と、長さ方向における支持部材の他端側に電気的に接続され、アンテナ部材と支持部材との間が電気的に切断される第2状態において、支持部材の長さに対応する第2周波数の電波に係る処理を行う第2無線回路部とを含む。
【選択図】図1A

Description

本開示は、電子機器に関する。
導電性を有するアンテナ部材が、導電性のある円筒状の部材によって筐体に対して支持され、アンテナ部材が円筒状の部材に対して変位可能であるアンテナ構造が知られている。
特開2001-257516号公報 特開2004-228665号公報
しかしながら、上記のような従来技術では、比較的簡易な構造で、2周波に対応することが難しい。例えば、特許文献2に記載の従来技術では、周波数を分けるダイプレクサ等が必要となり、無線回路部の構成の簡易化が難しい。
そこで、1つの側面では、本発明は、比較的簡易な構造で、2周波に対応することを目的とする。
一局面によれば、筐体と、
導電性を有するアンテナ部材と、
前記筐体に対して前記アンテナ部材を支持し、導電性を有する支持部材と、
前記アンテナ部材の長さ方向における前記支持部材の一端側に電気的に接続され、前記アンテナ部材と前記支持部材との間が電気的に接続される第1状態において、前記アンテナ部材及び前記支持部材により形成される前記長さ方向の長さに対応する第1周波数の電波に係る処理を行う第1無線回路部と、
前記長さ方向における前記支持部材の他端側に電気的に接続され、前記アンテナ部材と前記支持部材との間が電気的に切断される第2状態において、前記支持部材の長さに対応する第2周波数の電波に係る処理を行う第2無線回路部とを含む、電子機器が提供される。
比較的簡易な構造で、2周波に対応することが可能となる。
実施例によるロッドアンテナの伸長状態を示す平面図である。 実施例によるロッドアンテナの格納状態を示す平面図である。 ロッドアンテナの伸縮機構及び絶縁部材の機能の説明図である。 ロッドアンテナの伸縮機構及び絶縁部材の機能の説明図である。 DTV回路を含むDTV放送受信部の一例を示すブロック図である。 Wi−Fi回路を含むWi−Fi通信部の一例を示すブロック図である。 図1Aに示す伸長状態におけるアンテナ動作原理の説明図である。 図1Bに示す収容状態におけるアンテナ動作原理の説明図である。 ロッドアンテナの伸長状態における地上波デジタル放送に係るアンテナ特性の説明図である。 ロッドアンテナの伸長状態におけるWi−Fiに係るアンテナ特性の説明図である。 ロッドアンテナの収容状態におけるWi−Fiに係るアンテナ特性の説明図である。 ロッドアンテナの伸長状態におけるDTV回路とWi−Fi回路との間のアイソレーションに関するシュミレーション結果を示す図である。 ロッドアンテナの伸長状態におけるDTV回路とWi−Fi回路との間のアイソレーションが良好となる理由の説明図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
図1A及び図1Bは、実施例による電子機器1を示す概略図であり、図1Aは、ロッドアンテナの伸長状態を示す平面図であり、図1Bは、ロッドアンテナの格納状態を示す平面図である。図1A及び図1Bでは、電子機器1の内部の構成要素について透視で点線により示される。以下では、図1A及び図1Bに示すようにY方向を定義し、Y1側を「上側」とし、Y2側を「下側」とする。尚、Y方向は、ロッドアンテナ20の長さ方向に対応する。また、以下では、説明上、図1A及び図1Bに示すようにX方向を定義する。
電子機器1は、無線通信機能を備える。尚、無線通信とは、電波による通信であり、例えば、電波を使用して行うすべての種類の記号、信号、文言、影像、音響又は情報の送信、発射又は受信をいう。従って、無線通信とは、テレビやラジオのような放送の受信や、衛星又はその類からの電波の受信、他の固定端末や他の移動端末との間の通信等を含む概念である。
電子機器1は、例えば携帯型であるが、固定型であってもよい。携帯型の電子機器1は、携帯電話、PDA(personal digital assistant)、タブレットのような携帯型情報端末、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤ等であってもよい。
電子機器1は、筐体11と、ロッドアンテナ20と、支持部材(ホルダ)40と、DTV(digital television)回路60(第1無線回路部の一例)と、Wi−Fi(Wireless Fidelity)回路70(第2無線回路部の一例)と、絶縁部材90とを含む。
筐体11は、電子機器1の内部構成要素を収容する。筐体11は、複数の筐体部の組み合わせにより形成されてよい。筐体11は、例えば樹脂により形成される。電子機器1の内部構成要素は、支持部材40や基板80を含む。
ロッドアンテナ20は、導電性を有し、例えば金属により形成される。ロッドアンテナ20は、伸縮を可能とする伸縮機構を備え、アンテナ部材の一例である。具体的には、ロッドアンテナ20は、図1Aに示す伸長状態にあるとき、長さが最大値lc(第1長さの一例)となり、図1Bに示す収納状態にあるとき、長さが最小値ld(第2長さの一例)となる。ロッドアンテナ20が備える伸縮機構は、任意であるが、一例は、図2A及び図2Bを参照して後述する。ロッドアンテナ20のアンテナ機能の詳細は、後述する。
支持部材40は、筐体11に対してロッドアンテナ20を支持する。支持部材40は、例えば筐体11に対して固定される。支持部材40は、筐体11に直接固定されてもよいし、筐体11に他の部材を介して固定されてもよい。支持部材40は、図1Aに示すように、筐体11の上側且つX方向の一方側の角部付近に設けられてよい。支持部材40は、導電性を有し、例えば金属により形成される。支持部材40は、後述のようにアンテナ構造の一部を形成する。支持部材40のアンテナ機能の詳細は、後述する。
実施例では、一例として、支持部材40は、円筒状の形態である。以下では、径方向は、支持部材40の円筒状を基準とし、例えば「内径側」とは、径方向で支持部材40の円筒状の中心軸に近い側である。支持部材40は、円筒状の形態の内径側をロッドアンテナ20が通る態様で、ロッドアンテナ20を支持する。また、支持部材40の外周面には、X方向に延在する電極部42及び44が形成される。電極部42及び44は、支持部材40と一体に形成されてよい。
DTV回路60は、図1A及び図1Bに示すように、Y方向で支持部材40の下端側に電気的に接続される。DTV回路60は、DTVに係る受信信号を処理する回路であり、地上波デジタル放送用の周波数(470〜720MHz)(第1周波数の一例)の電波に係る処理を行う無線回路である。DTV回路60は、基板80上に形成される。基板80上におけるDTV回路60の端部(給電部)は、支持部材40の下端側の電極部44に、例えば金属製のバネ等を介して、電気的に接続される。
Wi−Fi回路70は、図1A及び図1Bに示すように、Y方向で支持部材40の上端側に電気的に接続される。Wi−Fi回路70は、Wi−Fiに係る送信信号及び受信信号を処理する回路であり、Wi−Fi用の周波数(例えば2.4GHzや5GHz)(第2周波数の一例)の電波に係る処理を行う無線回路である。Wi−Fi回路70は、基板80上に形成される。基板80上におけるWi−Fi回路70の端部(給電部)は、支持部材40の上端側の電極部42に、例えば金属製のバネ等を介して、電気的に接続される。尚、図1A及び図1Bでは、Wi−Fi回路70及びDTV回路60は、共通の基板80上に形成されるが、別々の基板に形成されてもよい。
絶縁部材90は、電気的に絶縁性があり、例えば樹脂などで形成される。絶縁部材90は、ロッドアンテナ20に設けられる。絶縁部材90は、ロッドアンテナ20と支持部材40との間が電気的に接続される第1状態と、ロッドアンテナ20と支持部材40との間が電気的に切断される第2状態とを切り替える。絶縁部材90による第1状態と第2状態の間の切り替えは、ロッドアンテナ20の伸縮動作に機械的に連動する。具体的には、図1Bに示す収納状態にあるときに、絶縁部材90は、支持部材40とロッドアンテナ20との間に位置することで(図2B参照)、支持部材40とロッドアンテナ20との間を電気的に絶縁する(即ち第2状態を形成する)。他方、図1Aに示す伸長状態にあるときに、絶縁部材90は、支持部材40とロッドアンテナ20との間に位置することがなく(図2A参照)、支持部材40とロッドアンテナ20との間が電気的に接続された状態(即ち第1状態)を形成する。
図2A及び図2Bは、ロッドアンテナ20の伸縮機構及び絶縁部材90の機能の説明図であり、図2Aは、ロッドアンテナ20の伸長状態を示す断面図であり、図2Bは、ロッドアンテナ20の格納状態を示す断面図である。
ロッドアンテナ20は、円筒状の支持部材40の中心軸上に延在する。ロッドアンテナ20は、径の異なる複数のロッド部材21〜24と、第1ストッパ部材25と、第2ストッパ部材28とを含む。ロッド部材21〜24、第1ストッパ部材25、及び第2ストッパ部材28は、互いに電気的に接続されている。ロッド部材24の上端には、絶縁部材90が同心状に設けられる。尚、図2A及び図2Bでは、ロッド部材21〜24の数は4つであるが、ロッド部材の数は任意である。
ロッド部材21は、例えば中実であり、外径は、中空のロッド部材22の内径よりわずかに小さい。ロッド部材22は、ロッド部材21の外周面上を摺動する態様で、ロッド部材21に対してY方向に変位できる。尚、ロッド部材21とロッド部材22との間には、抜け防止用のストッパ部(符号付与せず)が形成される共に、径方向に弾性力を生じるバネ(図示せず)が設けられてもよい。ロッド部材23は、中空であり、内径は、ロッド部材22の外径よりも僅かに大きい。ロッド部材23は、ロッド部材22の外周面上を摺動する態様で、ロッド部材22に対してY方向に変位できる。尚、同様に、ロッド部材23とロッド部材22との間には、抜け防止用のストッパ部(符号付与せず)が形成される共に、径方向に弾性力を生じるバネ(図示せず)が設けられてもよい。また、ロッド部材24は、中空であり、内径は、ロッド部材23の外径よりも僅かに大きい。ロッド部材24は、ロッド部材23の外周面上を摺動する態様で、ロッド部材23に対してY方向に変位できる。尚、同様に、ロッド部材24とロッド部材23との間には、抜け防止用のストッパ部(符号付与せず)が形成される共に、径方向に弾性力を生じるバネ(図示せず)が設けられてもよい。かかる構造によれば、径の異なる複数のロッド部材21〜24は、径方向で隣接するロッド部材に対して摺動しながらY方向に変位することで、図1Aに示す伸長状態と図1Bに示す収納状態との間で伸縮が可能である。また、ロッド部材24は、外径が支持部材40の内径よりも僅かに小さい。例えば、ロッド部材24は、第2ストッパ部材28と同じ外径を有する。従って、ロッド部材24は、支持部材40の内径側でY方向に変位できる。
第1ストッパ部材25は、ロッド部材22の下端部を回転可能に支持する。第1ストッパ部材25は、中空であり、外径は、中空の第2ストッパ部材28の内径よりわずかに小さい。第1ストッパ部材25は、第2ストッパ部材28の内周面上を摺動する態様で、第2ストッパ部材28に対してY方向に変位できる。第1ストッパ部材25と第2ストッパ部材28との間には、抜け防止用のストッパ部(符号付与せず)が形成される共に、径方向に弾性力を生じるバネ(図示せず)が設けられてもよい。
第2ストッパ部材28は、後述のストッパ部281が設けられる部位を除いて、支持部材40の内径よりも僅かに小さい外径を有する。第2ストッパ部材28は、支持部材40の内径側でY方向に変位できる。第2ストッパ部材28の下端部には、支持部材40の内径よりも径方向外側に突出するストッパ部281が形成される。第2ストッパ部材28は、ストッパ部281が支持部材40にY方向に当接することで(図2A参照)、支持部材40からのY1方向への抜けが防止される。また、第2ストッパ部材28は、ロッド部材24の外径と同じ外径を有し、ロッド部材24が下方に変位するとき、ロッド部材24の下端面にY方向で当接する(図2B参照)。ロッド部材24は、第2ストッパ部材28に下端が当接すると、第2ストッパ部材28と一体となって下方に変位できる。但し、このような下方への変位は、絶縁部材90が支持部材40にY方向に当接したときに係止される(図2B参照)。即ち、絶縁部材90は、上端部92の外径が支持部材40の内径よりも僅かに大きく、従って、絶縁部材90の上端部92が支持部材40にY方向に当接したときが、ロッドアンテナ20の下方への変位の終端となる。
絶縁部材90は、中実の円柱状の部材又は中空の円筒状の部材であり、上端部92と、本体部94とを含む。本体部94の外径は、支持部材40の内径よりも僅かに小さい。従って、本体部94は、支持部材40の内径側でY方向に変位できる。本体部94の下端は、ロッド部材24の上端に、嵌合等により結合される。本体部94のY方向の長さは、支持部材40のY方向の長さよりも僅かに長い。従って、ロッドアンテナ20の格納状態においては、図2Bに示すように、支持部材40の内径側には、ロッドアンテナ20が存在せず、支持部材40とロッドアンテナ20との間が電気的に絶縁される。
図2A及び図2Bに示すロッドアンテナ20の伸縮機構及び絶縁部材90によれば、図2Aに示すように、ロッドアンテナ20の伸長状態においては、ロッドアンテナ20は、第2ストッパ部材28が支持部材40に接触する。これにより、ロッドアンテナ20が支持部材40に電気的に接続された第1状態を形成できる。
また、図2A及び図2Bに示すロッドアンテナ20の伸縮機構及び絶縁部材90によれば、図2Bに示すように、ロッドアンテナ20の収容状態においては、ロッドアンテナ20は、絶縁部材90に起因して支持部材40に接触することはない。これにより、ロッドアンテナ20が支持部材40から電気的に切断された第2状態を形成できる。
図3は、DTV回路60を含むDTV放送受信部600の一例を示すブロック図である。DTV放送受信部600は、電子機器1において実現される。
DTV放送受信部600は、DTV回路60と、DTV放送受信アンテナ602とを含む。
DTV回路60は、地上波デジタル放送用の周波数(例えば470MHz等)の電波に係る受信信号を処理し、地上波デジタル放送の受信を実現する回路である。DTV回路60は、整合回路61と、SAW(Surface Acoustic Wave)フィルタ62と、LNA(Low Noise Amplifier)63と、フィルタ64と、RF(Radio Frequency)・IC(Integrated Circuit)65とを含む。DTV回路60の各要素の機能は、広く知られており、詳細な説明を省略する。
DTV放送受信アンテナ602は、地上波デジタル放送用の周波数(470〜720MHz)の電波を受信する。DTV放送受信アンテナ602は、地上波デジタル放送用の周波数で共振が生じるように形成される。実施例では、DTV放送受信アンテナ602は、図1Aに示す伸長状態にあるロッドアンテナ20及び支持部材40の組み合わせにより実現される。地上波デジタル放送用の周波数(例えば470MHz等)に対応する波長をλaとすると、図1Aに示す伸長状態のロッドアンテナ20及び支持部材40により形成されるY方向の長さla(=lc+lb)は、λa/8≦la≦3λa/8の関係を満たす。例えば、DTV放送受信部600におけるロッドアンテナ20や、支持部材40、給電点等を含む電気長は、約λa/4になるように調整される。これにより、図1Aに示す伸長状態においては、DTV回路60は、ロッドアンテナ20及び支持部材40をモノポールアンテナとして、地上波デジタル放送用の周波数の電波を受信できる。従って、図1Aに示す伸長状態においては、ユーザは、地上波デジタル放送を電子機器1上で視聴できる。
図4は、Wi−Fi回路70を含むWi−Fi通信部700の一例を示すブロック図である。Wi−Fi通信部700は、電子機器1において実現される。
Wi−Fi通信部700は、Wi−Fi回路70と、Wi−Fi用アンテナ702とを含む。
Wi−Fi回路70は、Wi−Fi用の周波数(例えば5GHz)の電波に係る送受信信号を処理し、Wi−Fiによる無線通信を実現する回路である。Wi−Fi回路70は、整合回路71と、カップラ73と、SAWフィルタ74と、RF・IC75とを含む。Wi−Fi回路70の各要素の機能は、広く知られており、詳細な説明を省略する。尚、カップラ73は、送信(TX)動作のフィードバック用にRF・IC75に接続されている。
Wi−Fi用アンテナ702は、Wi−Fi用の周波数の電波を送受信する。Wi−Fi用アンテナ702は、Wi−Fi用の周波数で共振が生じるように形成される。実施例では、Wi−Fi用アンテナ702は、図1Aに示す伸長状態及び図1Bに示す収容状態のいずれにおいても、支持部材40により実現される。Wi−Fi用の周波数(例えば5GHz)に対応する波長をλbとすると、支持部材40のY方向の長さlbは、λb/8≦lb≦3λb/8の関係を満たす。例えば、Wi−Fi通信部700における支持部材40や給電点等を含む電気長は、約λb/4になるように調整される。これにより、図1Aに示す伸長状態及び図1Bに示す収容状態のいずれにおいても、Wi−Fi回路70は、支持部材40をモノポールアンテナとして、Wi−Fi用の周波数の電波を送受信できる。従って、図1Aに示す伸長状態及び図1Bに示す収容状態のいずれにおいても、ユーザは、電子機器1でWi−Fiによる無線通信を実現できる。
図5は、図1Aに示す伸長状態におけるアンテナ動作原理の説明図であり、図6は、図1Bに示す収容状態におけるアンテナ動作原理の説明図である。図5には、地上波デジタル放送用の周波数に対応するモノポールアンテナの範囲がW1で模式的に示されている。また、図5には、Wi−Fi用の周波数に対応するモノポールアンテナの範囲がW2で模式的に示されている。
ロッドアンテナ20の伸長状態では、図5に模式的に示すように、ロッドアンテナ20及び支持部材40は、地上波デジタル放送用のモノポールアンテナとして機能できる。また、ロッドアンテナ20の伸長状態では、図5に模式的に示すように、支持部材40は、Wi−Fi用のモノポールアンテナとして機能できる。尚、Wi−Fi回路70からの送信電力は、支持部材40を介してロッドアンテナ20にも供給されうるが、ロッドアンテナ20及び支持部材40により形成される導体部においては、Wi−Fi用の周波数との関係で共振が生じない。このようにして、ロッドアンテナ20の伸長状態では、地上波デジタル放送用の周波数とWi−Fi用の周波数の2周波であって、互いに有意に異なる2周波に同時に対応できる。
ロッドアンテナ20の収容状態では、図6に模式的に示すように、支持部材40は、Wi−Fi用のモノポールアンテナとして機能できる。ロッドアンテナ20の収容状態では、上述のように、ロッドアンテナ20と支持部材40は、絶縁部材90により電気的に絶縁される。従って、支持部材40は、ロッドアンテナ20の伸長状態と同様に、Wi−Fi用のモノポールアンテナとして機能できる。尚、支持部材40には、DTV回路60が電気的に接続されているが、支持部材40により形成される導体部においては、地上波デジタル放送用の周波数との関係では共振が生じない。即ち、支持部材40により形成される導体部においては、Wi−Fi用の周波数との関係でしか共振が生じない。このようにして、ロッドアンテナ20の収容状態では、Wi−Fi用の周波数の1周波に対応できる。
尚、ロッドアンテナ20の収容状態では、ロッドアンテナ20のY方向の長さldは、支持部材40のY方向の長さlbよりも有意に(例えば2倍以上)長い。ここで、収容状態におけるロッドアンテナ20のY方向の長さldを長さlbと同程度にできるのであれば、絶縁部材90を省略できる。しかしながら、収容状態におけるロッドアンテナ20のY方向の長さldを長さlbと同程度にすることは、ロッドアンテナ20のロッド部材数の増加及びそれに伴いロッドアンテナ20の径の大型化を招くため、実質的に困難である。換言すると、本実施例によれば、収容状態におけるロッドアンテナ20のY方向の長さldを長さlbを同程度にできないほど大きな差のある2周波に対応できる。
ところで、近年、通信システムの増加や対応周波数の増加、及び無線通信端末のような電子機器1の小型化に伴い、アンテナの小型化及び共用化の必要性が高くなってきている。特に、筐体内に伸縮可能な地上波デジタル放送用のロッドアンテナを装備した電子機器1については、ロッドアンテナの収納のために比較的大きなスペースを確保する必要があるため、他のアンテナ用の実装スペースを確保することが非常に困難であった。
特に、無線通信端末では、セルラー帯として、700MHz、800MHz、1.5GHz、1.7GHz、2GHz、2.6GHzが搭載されており、更に対応周波数が増加する予定がある。一方、セルラー帯域以外にも、GPS(1.5GHz)やWi-Fi(2.4GHz、5GHz)は、MIMO(Multi-Input Multi-Output)用として2系統必要となりえる。更には、FeliCa(登録商標)アンテナや、TransferJet(登録商標)用アンテナなど様々な無線通信システムに対応したアンテナを搭載する必要が生じうる。これらの全てのアンテナを個別に設計してしまうと、無線通信端末の筐体内部に入りきらないため、これらのアンテナの一部を共用化することが有用となる。この点、同一または周波数が近しい無線通信システム間は比較的容易に共用化ができる(例えば、セルラーサブアンテナの1.5GHz帯とGPSや、Wi-FiとBluetooth(登録商標)など)が、有意に異なる周波数間では共用化が困難であった。例えば、地上波デジタル放送用のロッドアンテナ20は、他の無線通信システムと周波数が大きく異なるため、共用化が大きな課題となっていた。
この点、本実施例によれば、地上波デジタル放送用のロッドアンテナ20の構造を、Wi−Fi用アンテナとして機能させることができる。即ち、共用化の難しい地上波デジタル放送用のロッドアンテナ20に対して、Wi−Fiとの共用化を実現できる。これにより、Wi−Fi用アンテナをロッドアンテナ20から独立した位置に設ける場合に比べて、筐体11内部のアンテナ実装スペースを有効に活用できる。尚、本実施例では、他の無線通信システムの一例として、Wi−Fiが用いられているが、GPSなどのWi−Fi以外の無線通信システムが実現されてもよい。
また、本実施例によれば、上述のように、DTV回路60とWi−Fi回路70がそれぞれの給電部を有するので、DTV回路60とWi−Fi回路70とが共通の給電部を有する場合に必要となる要素(ダイプレクサ等)を不要とすることができる。また、DTV回路60とWi−Fi回路70とが共通の給電部を有する構成では、有意に異なる周波数を扱う共通の整合回路を設ける必要があり、かかる整合回路を成立させることが困難となる。これに対して、本実施例によれば、個別の整合回路61及び整合回路71を設けることができる。
次に、実施例によるアンテナ特性のシュミレーション結果について説明する。
図7は、ロッドアンテナ20の伸長状態における地上波デジタル放送に係るアンテナ特性の説明図である。図7には、横軸に周波数を取り、縦軸に電圧定在波比(VSWR:Voltage Standing Wave Ratio)を取り、周波数に応じた電圧定在波比の特性が示される。図7に示すように、電圧定在波比は、地上波デジタル放送用の周波数帯、例えばA点(470MHz)及びB点(720MHz)において十分低く、良好なアンテナ特性が確認できる。
図8は、ロッドアンテナ20の伸長状態におけるWi−Fiに係るアンテナ特性の説明図である。図8には、横軸に周波数を取り、縦軸に電圧定在波比を取り、周波数に応じた電圧定在波比の特性が示される。図8に示すように、電圧定在波比は、Wi−Fi用の周波数、例えばC点(2.4GHz)において十分低く、良好なアンテナ特性が確認できる。
図9は、ロッドアンテナ20の収容状態におけるWi−Fiに係るアンテナ特性の説明図である。図9には、横軸に周波数を取り、縦軸に電圧定在波比を取り、周波数に応じた電圧定在波比の特性が示される。図9に示すように、ロッドアンテナ20の収容状態においても、電圧定在波比は、Wi−Fi用の周波数、例えばC点(2.4GHz)において十分低く、良好なアンテナ特性が確認できる。
図10及び図11は、ロッドアンテナ20の伸長状態におけるDTV回路60とWi−Fi回路70との間のアイソレーションの説明図である。図10には、横軸に周波数を取り、縦軸に減衰量を取り、周波数に応じた減衰量の特性が示される。尚、減衰量は、Wi−Fi回路70の送信電力がDTV回路60に入り込む際の減衰量であり、ここでは、Wi−Fi回路70の送信電力に対する、DTV回路60に入り込む電力の電力比(dB)で示す。尚、該電力比が低いほど、減衰が大きく、アイソレーションが良好であることを意味する。図11は、Wi−Fi回路70の送信電力の減衰態様を模式的に示す図である。図11には、Wi−Fi回路70の送信電力の流れが矢印R1,R2,R4で模式的に示されると共に、同送信電力の放射R3が模式的に示される。矢印R1,R2,R4は、太さが電力の大きさを模式的に表し(太い方が電力が大きい)、点線は微小な電力であることを表す。
ところで、ロッドアンテナ20の伸長状態においては、上述のように、支持部材40にはDTV回路60及びWi−Fi回路70が共に電気的に接続されるので、DTV回路60とWi−Fi回路70との間のアイソレーションが問題となり得る。尚、ロッドアンテナ20の伸長状態において、DTV回路60は、受信のみであるが、Wi−Fi回路70は、送信を行うため、Wi−Fi回路70からの送信信号に係るアイソレーションが問題となり得る。
この点、本実施例によれば、Wi−Fi回路70は、基板80上でDTV回路60と電気的に接続されているのではなく、支持部材40を介してDTV回路60と電気的に接続されている。従って、図11に模式的に示すように、Wi−Fi回路70の送信電力は、支持部材40においてほとんどが外部に放射される。従って、DTV回路60に入り込む電力(矢印R4参照)は、支持部材40での放射に起因して微小となる(即ち、支持部材40での減衰量が大きく微小となる)。従って、本実施例によれば、ロッドアンテナ20の伸長状態におけるDTV回路60とWi−Fi回路70との間のアイソレーションについても良好となる。具体的には、図10に示すように、減衰量は、地上波デジタル放送用の周波数帯、例えばA点(470MHz)及びB点(720MHz)において十分低く(例えば−15dB以下であり)、良好なアイソレーションが確認できる。従って、本実施例では、DTV回路60のフィルタ機能を無くすことや、又は減衰量が低い比較的安価なフィルタを用いることがが可能となり得る。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、支持部材40に対しては2つの無線回路部(DTV回路60及びWi−Fi回路70)が電気的に接続されているが、これに限られない。例えば、支持部材40に対しては3つ以上の無線回路部が電気的に接続されることで、3周波以上に対応することとしてもよい。例えば、支持部材40の全長を長くし、GPS用の無線回路部(受信回路部)を支持部材40の上端に電気的に接続し、支持部材40の下端から上方に長さlbの位置に、Wi−Fi回路70を電気的に接続してもよい。この場合、支持部材40の下端にDTV回路60を電気的に接続することで、3周波に対応できる。
また、上述した実施例では、電極部42及び電極部44は、支持部材40の上下方向の端部に設けられるが、それぞれ、上端側及び下端側に設けられる限り、支持部材40の上端部や下端部よりも僅かに中央側に設けられてもよい。
なお、以上の実施例に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
筐体と、
導電性を有するアンテナ部材と、
前記筐体に対して前記アンテナ部材を支持し、導電性を有する支持部材と、
前記アンテナ部材の長さ方向における前記支持部材の一端側に電気的に接続され、前記アンテナ部材と前記支持部材との間が電気的に接続される第1状態において、前記アンテナ部材及び前記支持部材により形成される前記長さ方向の長さに対応する第1周波数の電波に係る処理を行う第1無線回路部と、
前記長さ方向における前記支持部材の他端側に電気的に接続され、前記アンテナ部材と前記支持部材との間が電気的に切断される第2状態において、前記支持部材の長さに対応する第2周波数の電波に係る処理を行う第2無線回路部とを含む、電子機器。
(付記2)
前記アンテナ部材に設けられ、電気的に絶縁性のある絶縁部材を更に含み、
前記絶縁部材は、前記第1状態と前記第2状態の間を切り替える、付記1に記載の電子機器。
(付記3)
前記絶縁部材は、前記第2状態において、前記支持部材と前記アンテナ部材との間に位置することで、前記アンテナ部材と前記支持部材との間を電気的に切断する、付記2に記載の電子機器。
(付記4)
前記アンテナ部材は、長さが可変なロッドアンテナであり、
前記第1状態は、前記アンテナ部材が第1長さであるときに形成され、
前記第2状態は、前記アンテナ部材が、前記第1長さよりも短い第2長さであるときに形成される、付記1〜3のうちのいずれか1項に記載の電子機器。
(付記5)
前記第2長さは、前記長さ方向における前記支持部材の長さよりも長い、付記4に記載の電子機器。
(付記6)
前記アンテナ部材は、前記筐体内に収容される収容状態と前記筐体外に伸長する伸長状態との間で伸縮可能なロッドアンテナであり、
前記第1状態は、前記アンテナ部材が伸長状態であるときに形成され、
前記第2状態は、前記アンテナ部材が収容状態であるときに形成される、付記1〜3のうちのいずれか1項に記載の電子機器。
(付記7)
前記絶縁部材は、前記長さ方向における前記アンテナ部材の端部であって、前記第1状態において前記支持部材から遠い側の端部に設けられる、付記2又は3に記載の電子機器。
(付記8)
前記支持部材は、円筒状の形態であり、
前記絶縁部材は、前記支持部材に対して同心状で且つ前記支持部材の内径よりも小さい外径を有する円筒状の形態であり、
前記アンテナ部材は、前記支持部材に対して同心状で且つ前記絶縁部材の内径よりも小さい外径を有する、付記7に記載の電子機器。
(付記9)
前記長さ方向における前記アンテナ部材の端部であって、前記第1状態において前記支持部材から遠い側の端部を第1端部とした場合、前記第1無線回路部が電気的に接続される前記支持部材の前記一端側は、前記第1状態における前記アンテナ部材の前記第1端部に対して遠い側である、付記1〜8のうちのいずれか1項に記載の電子機器。
(付記10)
前記第2周波数は、前記第1周波数よりも高い、付記1〜9のうちのいずれか1項に記載の電子機器。
(付記11)
前記第1無線回路部及び前記第2無線回路部は、基板上に形成される、付記1〜10のうちのいずれか1項に記載の電子機器。
(付記12)
前記第1無線回路部は、地上波テレビ放送用であり、前記第2無線回路部は、Wi−Fi用である、付記1〜11のうちのいずれか1項に記載の電子機器。
(付記13)
前記第2無線回路部は、前記第1状態においても、前記第2周波数の電波に係る処理を行う、付記1〜12のうちのいずれか1項に記載の電子機器。
(付記14)
導電性を有し、長さが可変であるアンテナ部材と、
前記アンテナ部材を支持し、導電性を有し、給電部が少なくとも2か所設けられる支持部材と、
前記アンテナ部材に設けられる絶縁部材とを含み、
前記絶縁部材は、前記アンテナ部材が第1長さであるときに、前記アンテナ部材と前記支持部材とを電気的に接続し、前記アンテナ部材が前記第1長さよりも短い第2長さであるときに、前記アンテナ部材と前記支持部材との間を電気的に切断する、アンテナ構造。
1 電子機器
11 筐体
20 ロッドアンテナ
21 ロッド部材
22 ロッド部材
23 ロッド部材
24 ロッド部材
25 第1ストッパ部材
28 第2ストッパ部材
40 支持部材
42 電極部
44 電極部
60 DTV回路
61 整合回路
70 Wi−Fi回路
71 整合回路
80 基板
90 絶縁部材

Claims (7)

  1. 筐体と、
    導電性を有するアンテナ部材と、
    前記筐体に対して前記アンテナ部材を支持し、導電性を有する支持部材と、
    前記アンテナ部材の長さ方向における前記支持部材の一端側に電気的に接続され、前記アンテナ部材と前記支持部材との間が電気的に接続される第1状態において、前記アンテナ部材及び前記支持部材により形成される前記長さ方向の長さに対応する第1周波数の電波に係る処理を行う第1無線回路部と、
    前記長さ方向における前記支持部材の他端側に電気的に接続され、前記アンテナ部材と前記支持部材との間が電気的に切断される第2状態において、前記支持部材の長さに対応する第2周波数の電波に係る処理を行う第2無線回路部とを含む、電子機器。
  2. 前記アンテナ部材に設けられ、電気的に絶縁性のある絶縁部材を更に含み、
    前記絶縁部材は、前記第1状態と前記第2状態の間を切り替える、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記アンテナ部材は、長さが可変なロッドアンテナであり、
    前記第1状態は、前記アンテナ部材が第1長さであるときに形成され、
    前記第2状態は、前記アンテナ部材が、前記第1長さよりも短い第2長さであるときに形成される、請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記第2長さは、前記長さ方向における前記支持部材の長さよりも長い、請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記長さ方向における前記アンテナ部材の端部であって、前記第1状態において前記支持部材から遠い側の端部を第1端部とした場合、前記第1無線回路部が電気的に接続される前記支持部材の前記一端側は、前記第1状態における前記アンテナ部材の前記第1端部に対して遠い側である、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の電子機器。
  6. 前記第2周波数は、前記第1周波数よりも高い、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の電子機器。
  7. 前記第2無線回路部は、前記第1状態においても、前記第2周波数の電波に係る処理を行う、請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の電子機器。
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