JP2018023926A - ろ過装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジング内により大きなろ過面積を確保できるクロスフローろ過方式のろ過装置を提供する。【解決手段】複数の二重円筒型のろ過部2A〜2Cが、ハウジング1のろ過室10内において同心状に配置される。各ろ過部2A〜2Cは、供給室11及び排出室12に連通するろ過流路22を備えている。連通路3A〜3Cは、ろ過部2A〜2Cのそれぞれに対して少なくとも1つずつ設けられ、関係するろ過部2A〜2Cを貫通して、ろ過部2A〜2Cの外側の領域と内側の領域とに連通する。少なくとも1つのろ過流体排出口15が、各ろ過部2A〜2Cによってろ過された流体をろ過室10から排出するために設けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、クロスフローろ過方式のろ過装置に関する。
ろ過方式は、ろ過対象となる流体全部をフィルタに通してろ過する全量ろ過方式と、流体をフィルタの表面に沿って流すことによりろ過するクロスフローろ過方式とがある。
クロスフローろ過方式のろ過装置として、例えば特許文献1のように、円筒形状の外筒フィルタと、これの内側に配置された円筒形状の内筒フィルタとをハウジング内に備えたものがある。このろ過装置は、流体を、外筒フィルタと内筒フィルタとの間のろ過流路を通過させ、その通過の間に外筒フィルタまたは内筒フィルタによってろ過している。
そして、外筒フィルタまたは内筒フィルタによってろ過された流体は、ろ過流体としてハウジングから排出され、一方、これらのフィルタによってろ過されずにろ過流路を通過した流体は、濃縮流体としてハウジングから排出される。
特許文献1に開示の実施形態によれば、外筒フィルタ及び内筒フィルタは、それぞれハウジング内に1つだけしか配置されておらず、ハウジング内のスペースが十分に有効活用されているとは言えない。
実用新案登録第3199693号
そこで、本発明は、ハウジング内に大きなろ過面積を確保できるクロスフローろ過方式のろ過装置を提供する。
本発明は、クロスフローろ過方式のろ過装置であって、ろ過室と、前記ろ過室の一方側に設けられた供給室と、前記ろ過室の他方側に設けられた排出室と、を有するハウジングと、前記ろ過室内において同心状に配置された複数の二重円筒型のろ過部と、を備える。前記ろ過部は、それぞれ、円筒形状の外筒体と、前記外筒体の内側に配置された円筒形状の内筒体と、前記外筒体と前記内筒体との間に形成された、前記供給室及び前記排出室に連通するろ過流路とを備える。そして、前記外筒体または前記内筒体の少なくともいずれか一方がフィルタとして構成される。流体が、前記供給室から前記排出室に向けて前記ろ過流路を流れる際に前記フィルタによってろ過されるものである。さらに、ろ過装置は、前記ろ過部のそれぞれに対して少なくとも1つずつ設けられ、関係する前記ろ過部を貫通して、当該ろ過部の外側の領域及び内側の領域に連通する連通路と、前記各ろ過部によってろ過された前記流体を前記ろ過室から排出するために、前記ろ過室に設けられた少なくとも1つのろ過流体排出口と、を備える。
前記外筒体は、外筒フィルタとして構成され、前記内筒体は、内筒フィルタとして構成され、前記ろ過部は、それぞれ、前記外筒フィルタの端部と前記排出室との間に設けられた円筒形状の外筒接続体と、前記内筒フィルタの端部と前記排出室との間に設けられた円筒形状の内筒接続体と、を備えてもよい。前記連通路は、前記外筒接続体及び前記内筒接続体を貫通するように配置されたパイプからなる。そして、前記パイプは、前記供給室側を向く角部を有することが好ましい。
複数の前記連通路が、1つの前記ろ過部に対して当該ろ過部の円周方向に等角度間隔で配置されてもよい。
1つの前記ろ過部に対して設けられる前記連通路の数は、外側に配置された前記ろ過部ほど多い。
ろ過装置は、最内の前記ろ過部の前記供給室側の端部に設けられて、当該ろ過部の内側の領域と前記供給室とを仕切る最内の第1仕切体と、隣り合う前記ろ過部の前記供給室側の端部の間に設けられて、当該ろ過部間の領域と前記供給室とを仕切る中間の第1仕切体と、最外の前記ろ過部の前記供給室側の端部と前記ハウジングとの間に設けられて、当該ろ過部の外側及び前記ハウジング間の領域と前記供給室とを仕切る最外の第1仕切体と、を備えてもよい。
また、ろ過装置は、最内の前記ろ過部の前記排出室側の端部に設けられて、当該ろ過部の内側の領域と前記排出室とを仕切る最内の第2仕切体と、隣り合う前記ろ過部の前記排出室側の端部の間に設けられて、当該ろ過部間の領域と前記排出室とを仕切る中間の第2仕切体と、最外の前記ろ過部の前記排出室側の端部と前記ハウジングとの間に設けられて、当該ろ過部の外側及び前記ハウジング間の領域と前記排出室とを仕切る最外の第2仕切体と、を備えてもよい。
本発明によれば、二重円筒型のろ過部がハウジングのろ過室内において同心状に複数設けられている。即ち、流体をろ過するためのろ過流路がハウジング内に同心状に複数設けられている。それによって、従来よりも大きなろ過面積をハウジング内に得ることができる。また、各ろ過部のろ過によって得られたろ過流体は連通路を通じて合流し、ろ過流体排出口を通じてろ過室からまとめて排出されるようになっている。
本発明の一実施例に係るろ過装置の概略構成を示す縦断面図であり、左半分は、図2BのP−P線断面に相当する連通路を含む部分の縦断面図であり、右半分は、図2BのQ−Q線断面に相当する連通路を含まない部分の縦断面図である。 図2Aは、ろ過室のフィルタ部分での概略横断面図であり、図2Bは、連通路及びろ過流体排出口を併せて示すろ過室の概略横断面図である。 図3Aは、図1の領域Tの拡大図であり、外筒フィルタ及び内筒フィルタの一例を示し、図3Bは、他の実施形態に係る外筒フィルタ及び内筒フィルタの一例を示す横断面図である。 図4A、図4Bは、さらに別の実施形態に係る外筒フィルタ及び内筒フィルタの一例を示す横断面図である。 図5Aは、連通路を構成するパイプの一例を示す断面図であり、図5Bは、連通路を構成するパイプの他例を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明に係るクロスフローろ過方式のろ過装置の一実施形態について説明する。
図1を参照して、ろ過装置は、ハウジング1を備えている。ハウジング1は、その長手方向が上下方向になるように不図示の支持台に支持されている。ハウジング1は、ろ過室10と、ろ過室10の上側に設けられた供給室11と、ろ過室10の下側に設けられた排出室12と、を備えている。
供給室11は、ハウジング1の上部に形成され、円筒形状である。供給室11には、供給口13が形成されている。供給路14が、供給口13において供給室11に接続されている。
ろ過室10は、ハウジング1の中部に形成され、円筒形状である。ろ過室10には、少なくとも1つのろ過流体排出口15が形成されている。実施形態では、図2の通り、複数(4つ)のろ過流体排出口15が、等角度間隔(90度間隔)で形成されている。ろ過流体排出路16が、各ろ過流体排出口15においてろ過室10に接続されている。
排出室12は、ハウジング1の下部に形成され、下向きに窄まる円錐筒形状の部分を有する。排出室12には、濃縮流体排出口17が形成されている。濃縮流体排出路18が、濃縮流体排出口17において排出室12に接続されている。
図1、図2Aを参照して、ろ過装置は、複数(実施形態では3つ)の二重円筒型のろ過部2A〜2Cをろ過室10内に備えている。これらのろ過部2A、2B、2Cは、ハウジング1の長手方向の中心線Cを中心に同心状に設けられる。ろ過部2A、2B、2Cは、それぞれ、供給室11と排出室12との間に渡って延在している。
ろ過部2A、2B、2Cは、それぞれ、円筒形状の外筒体と、その内側に配置された円筒形状の内筒体と、を備える二重円筒型であり、本実施形態では、外筒体及び内筒体の双方がフィルタとして構成されている。即ち、外筒体が、外筒フィルタ20として構成され、内筒体が、内筒フィルタ21として構成されている。そして、各ろ過部2A、2B、2Cにおいて、外筒フィルタ20と内筒フィルタ21との間に所定の隙間が設けられ、それにより、両フィルタ20、21間に、供給室11及び排出室12と連通するろ過流路22が形成される。
ここで、外筒フィルタ20は、その内周面が一次側面(未ろ過側面)となり、その外周面が二次側面(既ろ過側面)となるように構成されている。内筒フィルタ21は、その内周面が二次側面となり、その外周面が一次側面となるように構成されている。
図3Aは、図1の領域Tの拡大図を示す。図3Aの通り、本実施形態の外筒フィルタ20及び内筒フィルタ21は、それぞれ、所定のピッチで螺旋状に巻かれた断面が楔形状のワイヤ23、24を有するウェッジワイヤフィルタであり、ワイヤ23、24の隙間によってろ過用のスリットS20、S21が形成されている。
図3Aのウェッジワイヤフィルタに代えて、両フィルタ20、21は、それぞれ、図3Bの横断面図の通り、セラミック粒子の焼結体からなり、多孔質(ポーラス)構造を有するセラミックフィルタでもよい。
ろ過部2A、2B、2Cは、それぞれ、外筒フィルタ20の下端部と排出室12との間に設けられた円筒形状の外筒接続体25と、内筒フィルタ21の下端部と排出室12との間に設けられた円筒形状の内筒接続体26と、を備えている(ろ過部2B、2Cに対しての両接続体25、26の符号は、図1では省略される)。ろ過流路22の下部分は、外筒接続体25と内筒接続体26とによってこれらの間に形成されている。こうして、ろ過流路22が、供給室11と排出室12との間に渡って延在している。
なお、各ろ過部2A、2B、2Cにおいて、両接続体25、26の上端部は、受容部として構成されており、両フィルタ20、21の下端部を受容し支持している。
さらに、図1、図2Bの通り、ろ過装置は、各ろ過部2A、2B、2Cのそれぞれに対して、少なくとも1つずつ設けられ、関係するろ過部2A、2B、2Cの外側の領域及び内側の領域に連通する連通路3A、3B、3Cを備えている。各連通路3A、3B、3Cは、関係するろ過部2A、2B、2Cを貫通するように設けられており、ろ過流路22と連通しないようになっている。
実施形態では、各連通路3A、3B、3Cは、関連するろ過部2A、2B、2Cの外筒接続体25と内筒接続体26とを貫通するように配置された短いパイプによって構成されている。図2Bの通り、ろ過部2Aに対して4つの連通路3Aが、ろ過部2Bに対して8つの連通路3B、ろ過部2Cに対しては16つの連通路3Cが設けられている。即ち、1つのろ過部に対して設けられる連通路の数は、外側のろ過部ほど多くなっている。また、図2Bの通り、1つのろ過部に対して設けられる複数の連通路は、そのろ過部の円周方向に等角度間隔で配置されている。
ろ過装置は、供給室11が各ろ過流路22と連通するように供給室11とろ過室10とを仕切る複数の第1仕切体40、41、42を備えている。最内の第1仕切体40は、円板形状を有しており、最も内側のろ過部2Aの供給室11側の端部に設けられ、当該ろ過部2Aの内側の領域と供給室11とを仕切る。
中間の第1仕切体41は、それぞれ、円環形状を有しており、隣り合うろ過部2A、2B;2B、2Cの供給室11側の端部の間に設けられ、これらのろ過部2A、2B;2B、2Cの間の領域と供給室11とを仕切る。
最外の第1仕切体42は、円環形状を有しており、最も外側のろ過部2Cの供給室11側の端部とハウジング1の内周面との間に設けられて、当該ろ過部2Cの外側及びハウジング1の内周面間の領域と、供給室11とを仕切る。なお、この第1仕切体42は、実施形態では、ろ過部2Cの上端面に位置する上側部42Aと、ろ過部2Cの上端の外周面に位置し、ハウジング1の内周面に取り付けられた外側部42Bとからなる。
ろ過装置は、排出室12が各ろ過流路22と連通するように排出室12とろ過室10とを仕切る複数の第2仕切体50、51、52を備えている。最内の第2仕切体50は、円板形状を有しており、最も内側のろ過部2Aの排出室12側の端部に設けられ、当該ろ過部2Aの内側の領域と排出室12とを仕切る。
中間の第2仕切体51は、それぞれ、円環形状を有しており、隣り合うろ過部2A、2B;2B、2Cの排出室12側の端部の間に設けられ、これらのろ過部2A、2B;2B、2Cの間の領域と排出室12とを仕切る。
最外の第2仕切体52は、円環形状を有しており、最も外側のろ過部2Cの端部とハウジング1の内周面との間に設けられ、当該ろ過部2Cの外側及びハウジング1の内周面間の領域と、排出室12とを仕切る。
押圧体6が、供給室11内に配置されている。押圧体6は、平面視で十字形状を有する。押圧体6は、各第1仕切体40、41、42に当接している。回転軸60が、ハウジングの中心線C上において、ハウジング1の上面を貫通してハウジング1の内外にのびている。また、回転軸60は、シール性を損なうことなくその軸周りに回転可能にハウジング1に受容されている。押圧体6は、回転軸60の一端に取り付けられている。ハンドル61が、回転軸60の他端に取り付けられている。そして、回転軸60がハンドル61の操作によって回転すると、押圧体6が回転軸60に沿って移動するように構成されている。
第1Oリング62が両フィルタ20、21と第1仕切体40、41、42との間に設けられている。第2Oリング63が、両フィルタ20、21と両接続体25、26との間に設けられている。
押圧体6がハンドル61の操作によって第1仕切体40、41、42へ押圧されると、両フィルタ20、21の両端面の両Oリング62、63が圧縮され、それによって、十分なシール性が得られるようになっている。
ろ過装置は、供給路14を通じて供給室11に流体を供給するための供給手段を備えている。ろ過装置が、例えばスラリーのような、固体及び液体からなる固液混合物をろ過対称の流体とし、これを濃縮する濃縮装置として利用される場合、供給手段は、供給路14の上流に設けられ、流体を供給室11へ圧入するためのポンプからなる。また、ろ過装置が、固体及び気体からなる固気混合物をろ過対称の流体とする集塵装置として利用される場合、供給手段は、ろ過流体排出路16の下流に設けられ、ハウジング1内に負圧を発生させる吸引ブロアーからなる。
次に、ろ過装置の動作について説明する。
固体と、気体又は液体とを含むろ過前の流体が、原流体として、供給手段により供給路14及び供給口13を通じて供給室11に導入される。それから、原流体は、ろ過室10のろ過流路22のいずれかに流れ込む。
原流体がろ過流路22を供給室11から排出室12に向けて流れる際に、原流体の一部が外筒フィルタ20または内筒フィルタ21を通過することによってろ過される。それによって、ろ過された流体、即ち、ろ過流体が、最内のろ過部2Aの内側の領域、隣り合うろ過部2A、2B;2B、2Cの間の領域、及び、最外のろ過部2Cの外側の領域のいずれかに流れ出る。
それから、ろ過流体は、複数のろ過流体排出口15及びろ過流体排出路16のうちいずれかを通じてろ過室10から排出される。このときに、最内のろ過部2Aの内側の領域、及び、隣り合うろ過部2A、2B;2B、2Cの間の領域にあるろ過流体は、連通路3A、3B、3Cを通ってろ過流体排出口15まで移動する。
一方、上記のように原流体の一部がろ過されることによって、ろ過流路22内の流体の固体成分が濃縮される。濃縮された流体は、濃縮流体として、各ろ過流路22から排出室12へ排出され、それから、濃縮流体排出口17及び濃縮流体排出路18を通じて排出室12から排出される。
このように、ろ過装置は、クロスフローろ過方式で流体をろ過する。それによって、スラリーのような固体及び液体からなる固液混合物をろ過して濃縮することができ、また、固体(埃塵)及び気体からなる固気混合物をろ過して固体を集塵することができる。
以上の本発明に係るろ過装置によれば、複数の二重円筒型のろ過部2A、2B、2Cが同心状に配置されることで、原流体をろ過する複数のろ過流路22が同心状に形成される。それによって、ハウジング1内の限られたスペースに、より大きなろ過面積を確保することができ、ろ過効率が従来よりも大きく向上する。さらに、連通路3A、3B、3Cが設けられることにより、各ろ過部2A、2B、2Cのろ過によって得られたろ過流体を合流させてろ過流体排出口15を通じてろ過室10からまとめて排出できる。
以上、本発明に係るろ過装置の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
実施形態では、3つの二重円筒型のろ過部2A、2B、2Cが設けられていたが、2つのろ過部が設けられてもよいし、4以上のろ過部が設けられてもよい。
なお、上記実施形態では、ハウジング1、ろ過部2A、2B、2Cは、その長手方向が上下方向になるように配置されていたが、これらは、その長手方向が水平方向になるように配置されてもよい。
また、外筒フィルタ20及び内筒フィルタ21は、ウェッジワイヤフィルタやセラミッフィルタでなく、他のフィルタでもよい。
上記実施形態では、ろ過部2A、2B、2Cを構成する外筒体及び内筒体の双方がフィルタ20、21として構成されていたが、少なくともいずれか一方がフィルタとして構成されていればよい。例えば、図4Aの通り、各ろ過部2A、2B、2Cにおいて、外筒体が、フィルタとして構成されていない単なる外筒パイプ20’として構成され、内筒体が、内筒フィルタ21として構成されてもよい。同様にして、図4Bの通り、各ろ過部2A、2B、2Cにおいて、外筒体が、外筒フィルタ20として構成され、内筒体が、フィルタとして構成されていない単なる内筒パイプ21’として構成されてもよい。図4A、図4Bの実施形態によれば、図1〜図3の実施形態に比べて、ろ過面積が減少するものの、コストダウンを図ることができる。
上記実施形態では、連通路3A、3B、3Cを構成する各パイプは、図5Aの断面図の通り、円筒形状であったが、これに代えて、図5Bの断面図の通り、多角筒形状であり、供給室11側を向く(実施形態では上向き)の角部30を有するものであってもよい。この角部30によって、ろ過流路22を流れる流体の流下抵抗が、図5Aに比べて低減される。
1 ハウジング
10 ろ過室
11 供給室
12 排出室
15 ろ過流体排出口
2A、2B、2C ろ過部
20 外筒フィルタ(外筒体の一例)
20’外筒パイプ(外筒体の一例)
21 内筒フィルタ(内筒体の一例)
21’内筒パイプ(内筒体の一例)
22 ろ過流路
25 外筒接続体
26 内筒接続体
3A、3B、3C 連通路
30 パイプの角部
40 最内の第1仕切体
41 中間の第1仕切体
42 最外の第1仕切体
50 最内の第2仕切体
51 中間の第2仕切体
52 最外の第2仕切体

Claims (6)

  1. クロスフローろ過方式のろ過装置であって、
    ろ過室と、前記ろ過室の一方側に設けられた供給室と、前記ろ過室の他方側に設けられた排出室と、を有するハウジングと、
    前記ろ過室内において同心状に配置された複数の二重円筒型のろ過部と、を備え、前記ろ過部は、それぞれ、円筒形状の外筒体と、前記外筒体の内側に配置された円筒形状の内筒体とを備え、前記外筒体と前記内筒体との間に形成された、前記供給室及び前記排出室に連通するろ過流路とを備え、前記外筒体または前記内筒体の少なくともいずれか一方がフィルタとして構成されており、流体が、前記供給室から前記排出室に向けて前記ろ過流路を流れる際に前記フィルタによってろ過されるものであり、さらに、
    前記ろ過部のそれぞれに対して少なくとも1つずつ設けられ、関係する前記ろ過部を貫通して、当該ろ過部の外側の領域及び内側の領域に連通する連通路と、
    前記各ろ過部によってろ過された前記流体を前記ろ過室から排出するために、前記ろ過室に設けられた少なくとも1つのろ過流体排出口と、を備える、
    ことを特徴とするろ過装置。
  2. 前記外筒体は、外筒フィルタとして構成され、
    前記内筒体は、内筒フィルタとして構成され、
    前記ろ過部は、それぞれ、
    前記外筒フィルタの端部と前記排出室との間に設けられた円筒形状の外筒接続体と、
    前記内筒フィルタの端部と前記排出室との間に設けられた円筒形状の内筒接続体と、を備え、
    前記連通路は、前記外筒接続体及び前記内筒接続体を貫通するように配置されたパイプからなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のろ過装置。
  3. 前記パイプは、前記供給室側を向く角部を有する、ことを特徴とする請求項2に記載のろ過装置。
  4. 複数の前記連通路が、1つの前記ろ過部に対して当該ろ過部の円周方向に等角度間隔で配置されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のろ過装置。
  5. 1つの前記ろ過部に対して設けられる前記連通路の数は、外側に配置された前記ろ過部ほど多い、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のろ過装置。
  6. 最内の前記ろ過部の前記供給室側の端部に設けられて、当該ろ過部の内側の領域と前記供給室とを仕切る最内の第1仕切体と、
    隣り合う前記ろ過部の前記供給室側の端部の間に設けられて、当該ろ過部間の領域と前記供給室とを仕切る中間の第1仕切体と、
    最外の前記ろ過部の前記供給室側の端部と前記ハウジングとの間に設けられて、当該ろ過部の外側及び前記ハウジング間の領域と前記供給室とを仕切る最外の第1仕切体と、
    最内の前記ろ過部の前記排出室側の端部に設けられて、当該ろ過部の内側の領域と前記排出室とを仕切る最内の第2仕切体と、
    隣り合う前記ろ過部の前記排出室側の端部の間に設けられて、当該ろ過部間の領域と前記排出室とを仕切る中間の第2仕切体と、
    最外の前記ろ過部の前記排出室側の端部と前記ハウジングとの間に設けられて、当該ろ過部の外側及び前記ハウジング間の領域と前記排出室とを仕切る最外の第2仕切体と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のろ過装置。
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