JP2018021318A - Vehicle lock device - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両用ロック装置に関する。 The present invention relates to a vehicle locking device.
従来、車両の開口部に開閉可能に取り付けられた開閉体に対してロック及びアンロックが可能な車両用ロック装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。 2. Description of the Related Art Conventionally, there has been known a vehicle locking device that can lock and unlock an opening / closing body attached to an opening of a vehicle so as to be opened and closed (see, for example, Patent Document 1).
特許文献1に記載の車両用ロック装置(フードラッチ)は、ストライカが進入可能な係合溝が形成されて、ストライカの係合溝からの離脱が規制されるロック位置とストライカの係合溝からの離脱が可能なアンロック位置との間を回転可能なラッチと、ラッチのアンロック位置方向への回転を規制してラッチをロック位置に保持するロックレバー(ポール)と、ラッチとロックレバーとの係合が不意に解除されることを防止するための補強プレートと、を備えている。
The lock device for a vehicle (hood latch) described in
この種の車両用ロック装置において部品点数の削減及び軽量化を目的として、装置の動作に関与しない構成部品である補強プレートを廃止することが検討されている。しかし、補強プレートを廃止した場合には、ロックレバーあるいはラッチの変形を抑制するために部材の板厚を厚くして強度を確保する必要があり、これが装置の重量増加を招来してしまうという問題がある。 In order to reduce the number of parts and reduce the weight of this type of vehicle locking device, it has been studied to eliminate the reinforcing plate, which is a component not involved in the operation of the device. However, when the reinforcing plate is abolished, it is necessary to increase the thickness of the member in order to suppress the deformation of the lock lever or latch to ensure the strength, which causes an increase in the weight of the device. There is.
そこで、本発明では、重量の増加を抑制しつつ、部品点数の削減を図ることができる車両用ロック装置を提供することを目的とする。 Therefore, an object of the present invention is to provide a vehicle locking device that can reduce the number of parts while suppressing an increase in weight.
本発明は、上記課題を解決するため、板厚方向に貫通した貫通孔が形成されたベースプレートと、ストライカが進入する進入溝を有し、前記ベースプレートに回転可能に支持されて、前記ストライカの前記進入溝からの離脱が規制されたロック位置と、前記ストライカの前記進入溝からの離脱が可能なアンロック位置との間を変位するラッチと、前記ラッチと係合することにより前記ラッチを前記ロック位置に保持するロックレバーと、を備え、前記ロックレバーは、前記ラッチが配置されている前記ベースプレートの第1面とは反対側の第2面に配置されて回転軸を有する板状の基部と、前記基部から前記回転軸方向に延在して前記ベースプレートの前記貫通孔を貫通して前記ラッチを係止するラッチ係止部と、を有していることを特徴とする、車両用ロック装置を提供する。 In order to solve the above-mentioned problem, the present invention has a base plate in which a through-hole penetrating in the plate thickness direction is formed, and an entrance groove into which a striker enters, and is rotatably supported by the base plate. A latch that displaces between a lock position in which separation from the entry groove is restricted and an unlock position in which the striker can be removed from the entry groove, and the latch is locked by engaging with the latch. A lock lever that holds in position, and the lock lever is disposed on a second surface opposite to the first surface of the base plate on which the latch is disposed, and has a plate-like base portion having a rotation shaft; A latch locking portion extending from the base portion in the direction of the rotation axis and penetrating the through hole of the base plate to lock the latch. That, to provide a vehicle for the locking device.
本発明に係る車両用ロック装置によれば、重量の増加を抑制しつつ、部品点数の削減を図ることができる。 According to the vehicle locking device of the present invention, it is possible to reduce the number of parts while suppressing an increase in weight.
[実施の形態]
本実施の形態に係る車両用ロック装置について、図1乃至図7を参照して説明する。
[Embodiment]
A vehicle locking device according to the present embodiment will be described with reference to FIGS.
図1は、本実施の形態に係る車両用ロック装置の構成例を示す斜視図である。図2は、車両用ロック装置の構成例を示す正面図及び背面図である。本実施の形態では、車両用ロック装置が、車両のエンジンルームの開口部を開閉するフードをロックするフードロック装置である場合について説明するが、これに限定されるものではなく、例えばドア、トランク等の開閉体をロックするロック装置としても適用可能である。なお、図1及び図2では、ラッチがロック位置にあるときの車両用ロック装置を示し、図1においては説明の便宜上、ストライカの図示は省略している。 FIG. 1 is a perspective view showing a configuration example of a vehicle locking device according to the present embodiment. FIG. 2 is a front view and a rear view illustrating a configuration example of the vehicle locking device. In the present embodiment, the case where the vehicle locking device is a hood locking device that locks the hood that opens and closes the opening of the engine room of the vehicle will be described. However, the present invention is not limited to this. The present invention can also be applied as a locking device that locks an opening / closing body such as the above. 1 and 2 show the vehicle locking device when the latch is in the locked position, and the striker is not shown in FIG. 1 for convenience of explanation.
車両用ロック装置100は、車体に固定されるベースプレート1と、図略のフードに固定されたストライカ9を拘束し、あるいは開放するラッチ2と、ラッチ2にストライカ9を開放させる方向の弾性力を発生させるコイルばね4と、ラッチ2と係合して、ラッチ2のストライカ9を拘束した状態を保持するロックレバー3と、ロックレバー3がラッチ2と係合する方向の弾性力を発生させるトーションばね5と、備えている。ストライカ9は、丸棒材を略U字状に屈曲して形成され、その両端が車体側に溶接等によって固定されている。
The
ベースプレート1は、板状の平板部10と、平板部10の左右両端に設けられた第1及び第2のフランジ部11,12と、を有している。平板部10の中央部には、フードを閉じる際にストライカ9が進入可能な進入溝10aが形成されている。進入溝10aは、上端側が開口して板厚方向に沿って見た正面視がU字状である。
The
平板部10は、板厚方向における表裏一対の面として第1面10A及び第2面10Bを有し、第1面10Aにラッチ2が配置され、第2面10Bにロックレバー3が配置されている。また、平板部10には、板厚方向に貫通した貫通孔10bが形成されている。貫通孔10bの板厚方向に沿った見た形状は、略扇形状であり、ロックレバー3の回転軸O2を中心とした仮想円における径方向に沿って延在している。第1及び第2のフランジ部11,12には、板厚方向に貫通した挿通孔11a,12aが形成されている。ベースプレート1は、これらの挿通孔11a,12aに挿通された図略のボルトが車体側に設けられたねじ穴にねじ込まれることにより、車体に固定される。
The
また、ベースプレート1は、ロックレバー3を開操作するためのオープンケーブル(図略)を保持する保持溝13aが形成された保持部13を有している。このオープンケーブルは例えば運転席で操作されるフードオープナーに連結されている。
In addition, the
ラッチ2は、第1支持ピン61によって回転可能に支持された本体部20と、本体部20から板厚方向に突出して、コイルばね4の一端4aを係止する係止溝23aが形成された突出片23と、を一体に有している。ラッチ2は、第1支持ピン61の中心軸線を回転軸O1として有し、所定の角度範囲で回転可能である。
The latch 2 is formed with a
ラッチ2の本体部20には、外縁の一部が開口してストライカ9と係合する係合溝20aが形成されている。係合溝20aは、回転軸O1に沿った方向に視た正面視がU字状である。ラッチ2は、係合溝20aを挟んだ両側に第1及び第2端部21,22をそれぞれ有し、第1端部21がストライカ9の離脱を規制する規制部として形成され、第2端部22がベースプレート1の進入溝10aに進入したストライカ9を受け入れる受入部として形成されている。ラッチ2の第2端部が、本発明の「被係止部」に相当する。
An
ラッチ2における本体部20の第2端部22は、ベースプレート1の進入溝10aに進入するストライカ9を受ける受け面22aを有している。この受け面22aが、後述するロックレバー3のラッチ係止部31のラッチ係止孔310内に配置される。
The
ラッチ2は、ストライカ9の進入溝10aからの離脱が規制されたロック位置と、ストライカ9の進入溝10aからの離脱が可能なアンロック位置(後述する図6(c)参照)との間を変位する。図1及び図2に示すラッチ2のロック状態においては、ラッチ2は、コイルばね4の弾性力を受けると共に第2端部22の先端がロックレバー3と係合することにより、ロック位置に保持されている。
The latch 2 is located between a locked position where the striker 9 is prevented from being removed from the
ロックレバー3は、ラッチ2が配置されている第1面10Aとは反対側の第2面10Bに配置されて回転軸O2を有する板状の基部30と、ラッチ2を係止するラッチ係止部31と、を有している。ラッチ係止部31は、基部30から回転軸O2方向に延在し、ベースプレート1の貫通孔10bを貫通している。つまり、ラッチ係止部31は、貫通孔10bを介して第1面10A側に露呈して、第1面10Aに配置されたロック位置にあるラッチ2を係止している。ロックレバー3の詳細については後述する。
The lock lever 3 includes a plate-
コイルばね4は、その一端4aがラッチ2の突出片23に係止すると共に、他端4bがベースプレート1の下端側に設けられたバネ当接部14の切り欠き14aに係止して、ラッチ2がロック位置にあるときに引っ張られた状態で配置されている。つまり、ラッチ2は、ロック位置からアンロック位置(図2(a)における反時計回り方向)に回転する方向の弾性力を常時受けている。
One
次に、本実施の形態に係るロックレバー3の構成について図3乃至図5を参照して詳細に説明する。 Next, the configuration of the lock lever 3 according to the present embodiment will be described in detail with reference to FIGS. 3 to 5.
図3は、ロックレバー3の構成例を示す平面図であり、(a)は左側面図であり、(b)は正面図であり、(c)は右側面図である。図4は、ラッチ2がロック位置にあるときのロックレバー3のラッチ係止部31をラッチ2側から見た拡大斜視図である。図5は、図3(a)に示すロックレバー3のラッチ係止部31の側面視をラッチ2の第2端部22と共に示した平面図である。なお、図4では、ラッチ2を二点鎖線で示している。
FIG. 3 is a plan view showing a configuration example of the lock lever 3, wherein (a) is a left side view, (b) is a front view, and (c) is a right side view. FIG. 4 is an enlarged perspective view of the
ロックレバー3は、前述した基部30及びラッチ係止部31と、基部30の上端側に配置されて基部30を回転可能の支持する支持部32と、トーションバネ5の一端5aと当接するバネ当接部33と、ベースプレート1の保持部13に保持されたオープンケーブルの先端が連結されるケーブル連結部34と、を一体に有している。
The lock lever 3 includes a
基部30は、第2支持ピン62によって回転可能に支持され、支持ピン62の中心軸線を回転軸O2として所定の角度範囲で回転可能である。支持部32には、第2支持ピン62が挿通される挿通孔32aが形成されている。バネ当接部33には、トーションバネ5の一端5aが係止する凹溝33aが形成されている。ケーブル連結部34には、オープンケーブルの端部を連結する連結孔34aが形成されている。トーションバネ5は、一端5aが凹溝33aに係止すると共に、他端5bがベースプレート1に設けられた突出板15に係止している。ロックレバー3は、トーションバネ5からラッチ2と係合する方向(図2(b)における反時計回り方向)の弾性力を常時受けている。
The
ラッチ係止部31は、基部30のベースプレート1と対向する端面30bとは反対側の端面30aから回転軸O2方向に延在して形成され、ロック位置にあるラッチ2を係止する。本実施の形態では、ラッチ係止部31が、所定の厚みを有する板状であり、板厚方向に貫通したラッチ係止孔310を有している。このラッチ係止孔310には、ロック位置にあるラッチ2の第2端部22の先端が配置される。
Latch engaging
ラッチ係止孔310は、ラッチ係止部31の板厚方向に沿って見た形状が略矩形状である。ラッチ係止孔310の内面は、下方を指向する上面310aと、上方を指向する下面310bと、回転軸O2方向に対向する第1及び第2の側面310c,310dと、で構成されている。第1の側面310cは、第2の側面310dよりもベースプレート1の第1面10Aから遠い位置に設けられている(図5参照)。
The
ラッチ2における第2端部22の板厚方向における端面のうち、ベースプレート1の第1面10Aと対向する端面22cとは反対側の端面22bがラッチ係止部31におけるラッチ係止孔310の第1の側面310cと対向している。つまり、第1の側面310cがラッチ2の被係止部としての第2端部22における第1面10Aを臨む端面22cとは反対側の端面22bと対向する対向面として形成されている。また、ラッチ係止部31におけるラッチ係止孔310の上面310aは、ロック位置にあるラッチ2における第2端部22の受け面22aと接触する接触面として形成されている。
Of the end surfaces in the plate thickness direction of the
ロックレバー3のラッチ係止孔310における第1の側面310cと第2の側面310dとの間の回転軸O2方向における長さは、少なくとも、ラッチ2における第2端部22の回転軸O2方向における板厚よりも大きい。本実施の形態では、図5に示すように、ラッチ2の端面22bとベースプレート1の第1面10Aとの間の回転軸O2に沿った方向の距離をL1とし、ロックレバー3のラッチ係止孔310の第1の側面310cとベースプレート1の第1面10Aとの間の回転軸O2に沿った方向の距離をL2とすると、距離L1は距離L2よりも大きい(L1>L2)。つまり、ラッチ2の第2端部22と、ラッチ係止孔310の第1及び第2の側面310c,310dとの間には、隙間が介在している。この寸法構成により、例えば車両の衝突時等にラッチ2に大きな力が作用してラッチ2の第2端部22がその板厚方向に変形しても、第2端部22がラッチ係止孔310の第1の側面310cに接触するので、ラッチ2とロックレバー3との係合が解除されることが防止されている。つまり、第1の側面310c(対向面)が、ロックレバー3及びラッチ2における係合の解除を規制する規制面として形成されている。
The length in the rotation axis O 2 direction between the
次に、図1乃至図5において説明した構成を有する車両用ロック装置100の動作について、図6を参照して説明する。
Next, the operation of the
図6(a)〜(c)は、車両用ロック装置100のロック時及びロック解除時における動作を説明するための説明図であり、(a)はロック状態を示し、(b)はロック解除時の状態を示し、(c)はロックが解除された状態を示している。なお、図6では、図2(a)と同様に、車両用ロック装置100をベースプレート1の第1面10Aから見た平面図を示している。また、ストライカ9は、二点鎖線で示している。
FIGS. 6A to 6C are explanatory views for explaining the operation of the
ロック状態では、図6(a)に示すように、ラッチ2は、コイルばね4によって反時計回り方向に回転する弾性力を加えられているが、ラッチ2の第2端部22をロックレバー3のラッチ係止部31が係止しているので、ロック位置に保持されている。つまり、ストライカ9のラッチ2における係合溝20aからの離脱が規制されている。
In the locked state, as shown in FIG. 6A, the latch 2 is applied with an elastic force that rotates counterclockwise by the
このロック状態のときに、図6(b)に示すように、例えば乗員が車室内に設けられたフードオープナーを操作すると、ロックレバー3のケーブル連結部34に連結されたオープンケーブルが引っ張られて、ロックレバー3がトーションバネ5の弾性力に抗して回転軸O2を中心としてラッチ2から離れる方向(図6における反時計回り方向)に回転する。これに伴って、ラッチ2の第2端部22とロックレバー3のラッチ係止部31との係合が解除される。
In this locked state, as shown in FIG. 6B, for example, when the occupant operates a hood opener provided in the passenger compartment, the open cable connected to the
そうすると、図6(c)に示すように、ラッチ2がコイルばね4の弾性力によって回転軸O1を中心としてロック位置からアンロック位置の方向(図6における反時計回り方向)へ回転し、ストライカ9がラッチ2の係合溝20aから離脱可能となり、車両用ロック装置100はロック解除状態となる。このとき、乗員がフードを開く操作を行うと、ストライカ9がラッチ2の係合溝20aから離脱してフードを開くことができる。
Then, as shown in FIG. 6 (c), the latch 2 is rotated from the locking position about an axis of rotation O 1 by the elastic force of the
一方、車両用ロック装置100をロックする場合には、乗員のフードの閉める操作によってストライカ9がベースプレート1の進入溝10aに進入して、ストライカ9がラッチ2の第2端部22における受け面22aを押圧する。これに伴って、ラッチ2がコイルばね4の弾性力に抗してアンロック位置からロック位置への方向(図6における時計回り方向)へ回転し、ラッチ2の第2端部22がロックレバー3のラッチ係止部31に係止する。これにより、ストライカ9がラッチ2の係合溝20aから離脱不能な状態となり、車両用ロック装置100がロック状態となる。
On the other hand, when locking the
次に、車両衝突時等において車両用ロック装置100がロック状態のときにラッチ2及びロックレバー3に作用する力について図6及び図7を参照して説明する。図7は、図2(a)に示す車両用ロック装置100を右側から見た右側面図である。なお、図7では、説明の便宜上、コイルばね4及びトーションバネ5の図示は省略している。
Next, the force that acts on the latch 2 and the lock lever 3 when the
図6(a)に示すようなラッチ2がロック位置にあるときに、例えば車両の衝突時において車両用ロック装置100がロック状態でフードが開方向に移動しようとすると、ストライカ9がベースプレート1の進入溝10aから離脱する方向に引き抜かれるので、ラッチ2が強制的にロック位置からアンロック位置の方向(図6における反時計回り方向)に回転する方向の力を受ける。
When the latch 2 as shown in FIG. 6 (a) is in the locked position, for example, when the
そうすると、ロックレバー3におけるラッチ係止孔310の上面310aがラッチ2の第2端部22の受け面22aから上方に押圧されるので、第2端部22の受け面22aとラッチ係止孔310の上面310aとの接点Qにおいて、ロックレバー3のラッチ係止部31に対して外力Fが作用する。ここで、外力Fは、ロックレバー3の支持部32がベースプレート1の第2面10Bと接する接点Pと接点Qとを結んだ直線に沿った方向成分の分力F2と、分力F2と直交する方向成分の分力F1とに分解することができる。つまり、ロックレバー3には、接点Pを支点とした分力F1による図7における時計回り方向の回転モーメントMが作用する。この回転モーメントMによって、ロックレバー3の基部30はベースプレート1の第2面10Bに近づく方向(矢印X方向)に押し付けられる。このように本実施の形態では、車両衝突時等において車両用ロック装置100のロック状態でストライカ9が引き抜かれる外力が作用しても、当該外力をベースプレート1で受けるように構成されている。これにより、ラッチ2及びロックレバー3の係合解除を防止できると共に、ストライカ9による引き抜き強度が向上されている。
Then, since the
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明した本実施の形態によれば、以下の作用及び効果を得ることができる。
(Operation and effect of the embodiment)
According to the present embodiment described above, the following operations and effects can be obtained.
(1)ロックレバー3が、基部30から回転軸O2方向に延在して形成され、ロック位置にあるラッチ2を係止するラッチ係止部31を有し、ラッチ係止部31がラッチ係止孔310の上面310aでラッチ2と接触することで、ラッチ2のアンロック位置方向の回転を規制している。これにより、例えば、ロックレバー3の板厚の厚みを大きくすることなくロックレバー3のラッチ2の第2端部22と噛み合う噛合面積(接触面積)を十分に確保できるので、ラッチ2とロックレバー3との係合が不意に解除されることを防止でき、特許文献1に記載されたロック装置が備える補強プレートが不要となる。すなわち、重量の増加を抑制しつつ、部品点数の削減及びコスト削減を図ることができる。
(1) The lock lever 3 is formed to extend from the base 30 in the direction of the rotation axis O 2 , and has a
(2)ラッチ2は、ロックレバー3のラッチ係止部31に係止される被係止部として第2端部22を有し、ロックレバー3のラッチ係止部31がラッチ2の第2端部22よりもベースプレート1の第1面10Aから回転軸O2方向に遠い位置まで延在している。これにより、ロックレバー3のラッチ係止部31とラッチ2の第2端部22との接触面積が十分に確保されるので、例えば、車両の衝突時に大きな力が作用してラッチ2の第2端部22がベースプレート1の第1面10Aから離間する方向に曲がってしまう板めくれを生じてラッチ2とロックレバー3との係合が不意に解除されてしまうことを防止することができる。
(2) The latch 2 has a
(3)ロックレバー3のラッチ係止部31は、ラッチ2の第2端部22における第1面10Aを臨む端面22cとは反対側の端面22bと対向する対向面として第1の側面310cを有し、第1の側面310cがロックレバー3及びラッチ2における係合の解除を規制する規制面として形成されている。これにより、例えば、ラッチ2に大きな力が作用して上述した板めくれが生じても、ラッチ2の第2端部22の端面22bがロックレバー3におけるラッチ係止部31の第1の側面310cに接触するので、ラッチ2とロックレバー3との係合解除を確実に防止することができる。
(3) The
(4)ロックレバー3が、ベースプレート1のラッチ2が配置された第1面10Aとは反対側の第2面10Bに配置されると共に、ロックレバー3のラッチ係止部31がベースプレート1の貫通孔10bを介して第1面10A側に延在しているので、ラッチ2とロックレバー3とのベースプレート1におけるレイアウト性を向上することができる。つまり、ラッチ2とロックレバー3とがベースプレート1の同一面上に配置されている場合には、ラッチ2とロックレバー3とを噛み合わせるために、ラッチ2の回転軌跡内にロックレバー3を配置する必要性があったが、本実施の形態によれば、ロックレバー3のラッチ係止部31のみをラッチ2の回転軌跡内に配置すれば基部30の回転軸O2の配置に制約がない。このように、レイアウトの自由度を高めることが可能である。
(4) The lock lever 3 is arranged on the
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。 As mentioned above, although this invention was demonstrated based on embodiment, embodiment described above does not limit the invention which concerns on a claim. In addition, it should be noted that not all the combinations of features described in the embodiments are essential to the means for solving the problems of the invention. Further, the present invention can be appropriately modified and implemented without departing from the spirit of the present invention.
1…ベースプレート 10A…第1面
10B…第2面 10b…貫通孔
2…ラッチ 22…第2端部(被係止部)
3…ロックレバー 30…基部
31…ラッチ係止部 100…車両用ロック装置
210a…上面 310…係止孔
310c…第1の側面(対向面)
DESCRIPTION OF
DESCRIPTION OF SYMBOLS 3 ...
Claims (3)
ストライカが進入する進入溝を有し、前記ベースプレートに回転可能に支持されて、前記ストライカの前記進入溝からの離脱が規制されたロック位置と、前記ストライカの前記進入溝からの離脱が可能なアンロック位置との間を変位するラッチと、
前記ラッチと係合することにより前記ラッチを前記ロック位置に保持するロックレバーと、を備え、
前記ロックレバーは、前記ラッチが配置されている前記ベースプレートの第1面とは反対側の第2面に配置されて回転軸を有する板状の基部と、前記基部から前記回転軸方向に延在して前記ベースプレートの前記貫通孔を貫通して前記ラッチを係止するラッチ係止部と、を有していることを特徴とする、
車両用ロック装置。 A base plate in which a through-hole penetrating in the thickness direction is formed;
A locking position in which a striker enters an entrance groove, and is rotatably supported by the base plate, and the striker is prevented from being separated from the entry groove; A latch that is displaced between the locked position
A lock lever that engages the latch to hold the latch in the locked position;
The lock lever is disposed on a second surface opposite to the first surface of the base plate on which the latch is disposed, and has a plate-like base portion having a rotation shaft, and extends from the base portion in the rotation shaft direction. And a latch locking portion that locks the latch through the through hole of the base plate,
Vehicle locking device.
前記ロックレバーの前記ラッチ係止部が、前記ラッチの前記被係止部よりも前記第1面から前記回転軸方向に遠い位置まで延在していることを特徴とする、
請求項1に記載の車両用ロック装置。 The latch has a locked portion that is locked to the latch locking portion,
The latch locking portion of the lock lever extends from the first surface to a position farther in the rotation axis direction than the locked portion of the latch,
The vehicle locking device according to claim 1.
前記対向面が、前記ロックレバー及び前記ラッチにおける係合の解除を規制する規制面として形成されていることを特徴とする、
請求項1又は2に記載の車両用ロック装置。 The latch locking portion of the lock lever has a facing surface facing a surface opposite to the surface facing the first surface of the locked portion of the latch,
The opposed surface is formed as a regulating surface that regulates release of engagement in the lock lever and the latch,
The vehicle locking device according to claim 1 or 2.
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020100447A1 (en) | 2018-11-13 | 2020-05-22 | Necプラットフォームズ株式会社 | Heat dissipation structure |
JP2021130909A (en) * | 2020-02-18 | 2021-09-09 | 豊田鉄工株式会社 | Hood lock apparatus |
-
2016
- 2016-08-01 JP JP2016151503A patent/JP2018021318A/en active Pending
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