JP2018018034A - 走査型表示装置 - Google Patents

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中原 剛
Tsuyoshi Nakahara
剛 中原
吉範 志田
Yoshinori Shida
吉範 志田
俊 関谷
Shun Sekiya
俊 関谷
徹 村澤
Toru Murasawa
徹 村澤
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Abstract

【課題】組み立てをより容易に行うことができる走査型表示装置を提供する【解決手段】走査型表示装置1は、それぞれ赤色、緑色および青色のレーザー光を出射する3つの光源と、この光源から出射される各レーザー光を集光する集光レンズと、を備えた光源ブロック部10と、光源ブロック部10から出射された各レーザー光を偏光する第1偏光制御部30と、第1偏光制御部30から出射された各レーザー光を合成する光合成部40と、光合成部40により合成された合成レーザー光の特定の偏光成分を透過させる第2偏光制御部50と、第2偏光制御部50を透過した合成レーザー光をスクリーンへ走査する走査部70と、光源ブロック部10、第1偏光制御部30、第2偏光制御部50、走査部70、の少なくとも1つをモジュールとして完成した状態で組み込むベース筐体100と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、走査型表示装置に関する。
従来から、出射したレーザー光をスクリーン上に走査することでスクリーンに画像を表示するレーザー走査型表示装置が知られている。この種のレーザー走査型表示装置は、例えば特許文献1に記載されるように、画像を表示する透過スクリーンと、三原色のレーザー光を合波して1本の合成レーザー光を出射する合成レーザー光発生装置と、合成レーザー光を透過スクリーンに向けて走査するMEMSスキャナと、を備える。
特開2013−15738号公報
ところで、上記走査型表示装置においては、多数の構成物品間でレーザー光を取り扱うため、多数の構成物品を高い位置精度で組み立てる必要がある。しかし、高い位置精度で多数の構成物品を組み立てる場合には、その組み立て作業が煩雑となるおそれがある。
本発明は、上記実状を鑑みてなされたものであり、組み立てをより容易に行うことができる走査型表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の走査型表示装置は、
それぞれ赤色、緑色および青色のレーザー光を出射する3つの光源と、この光源から出射される前記各レーザー光を集光する集光レンズと、を備えた光源ブロック部と、
前記光源ブロック部から出射された前記各レーザー光を偏光する第1偏光制御部と、
前記第1偏光制御部から出射された前記各レーザー光を合成する光合成部と、
前記光合成部により合成された合成レーザー光の特定の偏光成分を透過させる第2偏光制御部と、
前記第2偏光制御部を透過した前記合成レーザー光をスクリーンへ走査する走査部と、
前記光源ブロック部、前記第1偏光制御部、前記第2偏光制御部、前記走査部、の少なくとも1つをモジュールとして完成した状態で組み込むベース筐体と、
を備える。
本発明によれば、組み立てをより容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置をについて説明するための図である。 本発明の実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の構成図である。 本発明の実施形態に係る走査型表示装置の動作について説明するための図である。 レーザー光の偏光を制御する調光方法について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る走査型表示装置の構成について説明するためのイメージ図である。 (a)、(b)は、光源ブロック部の構成を示す概略図である。 光源筐体の固定方法について説明するための図である。 (a)、(b)は、第1偏光制御部の構成を示す概略図である。 (a)、(b)は、第2偏光制御部の構成を示す概略図である。 第2偏光制御部の動作について説明するための図である。 (a)、(b)は、走査部の構成を示す概略図である。 光合成部を収納するベース筐体の収納部について説明するための図である。 (a)、(b)は、光合成部の収納に使用する板バネについて説明するための図である。 光合成部の収納に使用する板バネについて説明するための図である。 (a)、(b)は、光合成部の収納に使用する板バネについて説明するための図である。 ベース筐体の収容部に設ける「ニガシ」について説明するための図である。(a)は従来のニガシの位置を示す図である。(b)、(c)は改善したニガシの位置を示す図である。
以下、本発明に係る走査型表示装置をヘッドアップディスプレイ装置に適用した実施形態について説明する。ヘッドアップディスプレイ装置1000は、図1に示すように、車両2のダッシュボードに設置される。ヘッドアップディスプレイ装置1000は、車両情報を表示する表示光Lを生成し、生成した表示光Lをウインドシールド3に向けて出射する。この表示光Lは、ウインドシールド3で反射し、視認者(例えば、車両の運転者)4に到達する。これにより、視認者4は、ウインドシールド3の前方に形成された画像を表す虚像Vを視認可能となる。ヘッドアップディスプレイ装置1000は、車速、エンジン回転数、ナビゲーション情報等を車両情報として表示する。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
ヘッドアップディスプレイ装置1000は、図2に示すように、走査型表示装置1と、平面鏡61と、凹面鏡62と、筐体63と、透光部64と、透過スクリーン65と、を備える。
筐体63は、例えば、遮光性の材質により箱状に形成されている。筐体63内には、走査型表示装置1等のヘッドアップディスプレイ装置1000の各構成が収納される。筐体63には、表示光Lが通過する開口部63aが形成されている。透光部64は、アクリル等の透光性樹脂からなり、筐体63の開口部63aを塞ぐように設けられている。透光部64は、到達した外光が視認者4に向かって反射することを抑制するため、例えば湾曲形状に形成されている。
走査型表示装置1はレーザー光(合成レーザー光C)を透過スクリーン65に走査することで透過スクリーン65に画像Dを表示する。透過スクリーン65からは画像Dを表す表示光Lが出射される。平面鏡61は、透過スクリーン65からの画像Dを表す表示光Lを凹面鏡62に向けて反射させる。凹面鏡62は、平面鏡61からの表示光Lをウインドシールド3に向けて反射する。この表示光Lは、筐体63の透光部64を透過したうえでウインドシールド3に到達する。これにより、結像される虚像Vは、透過スクリーン65に表示された画像Dよりも拡大される。
走査型表示装置1は、図3に示すように、光源ブロック部10と、第1偏光制御部30と、光合成部40と、第2偏光制御部50と、走査部70と、を備える。
光源ブロック部10は、集光レンズ12(赤色用集光レンズ12r、緑色用集光レンズ12g、青色用集光レンズ12b)と、レーザー光源15(赤色レーザー光源15r、緑色レーザー光源15g、青色レーザー光源15b)と、を備える。赤色レーザー光源15rは赤色レーザー光Rを出射し、緑色レーザー光源15gは緑色レーザー光Gを出射し、青色レーザー光源15bは青色レーザー光Bを出射する。赤色用集光レンズ12rは赤色レーザー光Rの光路上に位置し、緑色用集光レンズ12gは緑色レーザー光Gの光路上に位置し、青色レーザー光源15bは青色レーザー光Bの光路上に位置する。各集光レンズ12r,12g,12bは、各レーザー光源15r,15g,15bからのレーザー光R,G,Bが所望の位置で結像するように収差補正されたレンズであり、発散するレーザー光R,G,Bを収束光に変換する。
第1偏光制御部30は、第1偏光板31と液晶素子32を備える。第1偏光板31は、レーザー光R,G,Bのそれぞれの光路上に配置され、特定の偏光軸角度の光のみを透過させる。例えば、特定偏光軸以外の光を反射する反射型の偏光板、あるいは、特定偏光軸以外の光を吸収する吸収型の偏光板にて構成する。液晶素子32は、印加される電圧によって通過するレーザー光の偏光軸を回転させる制御を行う。この構成により、第1偏光制御部30は、レーザー光R、G、Bの波長ごとに偏光軸の角度を制御する。
図4を参照して、第1偏光制御部30による偏光軸の制御について具体的に説明する。図4(a)は、液晶素子32により偏光軸を制御しない場合を示す。第1偏光板31を透過した赤色のレーザー光Rは、液晶素子32を透過した後もその偏光軸は変化しない。第1偏光制御部30を透過したレーザー光Rの偏光軸の角度と、後述する第2偏光制御部50の第2偏光板52の偏光軸の角度とが90°異なる場合、レーザー光Rは、第2偏光制御部50を透過することができず反射される。
一方、液晶素子32によりレーザー光Rの偏光軸が90°偏光する制御を受けた場合を図3(b)に示す。第1偏光板31を透過したレーザー光Rは、液晶素子32を透過すると偏光軸が90°変化する。この制御により、第1偏光制御部30を透過したレーザー光Rの偏光軸の角度が、第2偏光制御部50の偏光軸の角度と同じになるので、レーザー光Rは、第2偏光制御部50を透過することができる。
第1偏光制御部30は、液晶素子32に印加する電圧を制御することにより、この偏光制御の程度を調整する。これにより、第2偏光制御部50を透過するレーザー光の強度調整を行う。
図3に戻って、光合成部40は、ダイクロックミラー41を備える。ダイクロックミラー41は、誘電体の多層膜等の薄膜を鏡面状に形成した鏡で構成される。ダイクロックミラー41は、レーザー光R、G、Bのそれぞれに対応する、ダイクロックミラー41a、ダイクロックミラー41b、ダイクロックミラー41cを備える。ダイクロックミラー41a、ダイクロックミラー41b、ダイクロックミラー41cは、ダイクロックミラー41で反射したレーザー光R、G、Bが同じ光軸に重なるように配置される。よって、ダイクロックミラー41は、3つのレーザー光R、G、Bを合成した合成レーザー光Cを第2偏光制御部50に向けて出射する。
第2偏光制御部50は、特定の偏光軸角度の光のみを透過させるものであり、上述のように、第1偏光制御部30とともに合成レーザー光Cの強度調整を行う。
走査部70は、MEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラー73と、折り返しミラー74とを備える。
折り返しミラー74は、光合成部40で合成され第2偏光制御部50を透過した合成レーザー光CをMEMSミラー73に反射する。MEMSミラー73は、透過スクリーン65上で合成レーザー光Cを走査する。これにより、透過スクリーン65に画像Dを結像する。
(走査型表示装置の構成)
本実施形態に係る走査型表示装置1の構成について、図5を参照しながら説明する。図5に示すように、走査型表示装置1は、上述した光源ブロック部10、第1偏光制御部30、光合成部40、第2偏光制御部50、走査部70に加え、ベース筐体100と、蓋部110と、気密保持部材130と、を備える。ベース筐体100は、第1偏光制御部30及び光源ブロック部10を収容する第1の収容部100aと、光合成部40を収容する第2の収容部100bと、第2偏光制御部50を収容する第3の収容部100cと、走査部70を保持する保持部100dと、を備える。ベース筐体100には、光源ブロック部10、第1偏光制御部30、光合成部40、第2偏光制御部50、走査部70が完成モジュールとして組み込まれる。蓋部110は、ベース筐体100に光源ブロック部10等が収容された状態でベース筐体100に組み付けられる。各部の構成について、順次詳細に説明する。
(光源ブロック部)
図6に示すように、光源ブロック部10は、上述した集光レンズ12(赤色用集光レンズ12r、緑色用集光レンズ12g、青色用集光レンズ12b)、レーザー光源15(赤色レーザー光源15r、緑色レーザー光源15g、青色レーザー光源15b)に加え、3つのレンズ筐体13と、1つの支持体14と、3つの光源筐体16と、3つの光源抑え板17とを備える。
各レンズ筐体13は円筒状に形成されている。レンズ筐体13には、レーザー光源15から遠い側の端部の外周面に貫通穴18が形成されている。貫通穴18は、レンズ筐体13の周方向に沿って配列される。また、レンズ筐体13には、その外周面に雄ネジ13aが形成されている。
各集光レンズ12r,12g,12bは各レンズ筐体13内に収容可能な円板状に形成されている。各レンズ筐体13は、その内部に各集光レンズ12r,12g,12bを保持した状態で、貫通穴18内にUV(Ultra Violet)接着剤を充填する。これにより、各集光レンズ12r,12g,12bが各レンズ筐体13内に保持される。
支持体14は、ベース部14bと、ベース部14bの上部に固定される3つの支持部14aとを備える。各支持部14aは、各レンズ筐体13の外径よりも大きい内径を持つ円筒状に形成されている。各支持部14aの内周面には、上記レンズ筐体13の雄ネジ13aに螺合する雌ネジ14cが形成されている。レンズ筐体13の雄ネジ13aを支持部14aの雌ネジ14cに螺合していくことで、レンズ筐体13が各レーザー光源15r,15g,15b側に進んでいく。よって、レンズ筐体13を所望の位置まで螺合させることで、集光レンズ12とレーザー光源15との距離を調整することができる。これにより、レーザー光の焦点が光合成部40のダイクロックミラー41の鏡面に合う位置に調整することができる。また、レンズ筐体13を調整した位置で、レンズ筐体13の雄ネジ13aと支持部14aの雌ネジ14cとの間にUV接着剤を充填することでネジが緩まないように固定する。また、各支持部14aの外周部には、光源筐体16をネジ固定するためのネジ通穴14dが形成されている。
各光源抑え板17は、略菱形板状をなし、レーザー光R,G,Bの出射方向に延びる一対のピン21と、一対のピン21を結ぶ線と対角線上に位置する一対の取付穴部22と、を備える。取付穴部22は、レーザー光R,G,Bの出射方向から見て上下方向に長い長穴で構成される。
各レーザー光源15r,15g,15bは、円板状の基板部15aを備える。基板部15aの側周面には、一対の切り欠き部20が形成されている。切り欠き部20は、ピン21と嵌合するV溝、もしくはU溝等で形成する。切り欠き部20にピン21が嵌合することで、一対のピン21の間に各レーザー光源15r,15g,15bの基板部15aが保持される。よって、各レーザー光源15r,15g,15bが各レーザー光源15r,15g,15bに固定される。各レーザー光源15r,15g,15bには、図5に示すように、配線120が接続されている。
図6に示すように、各光源筐体16は略円環板状に形成され、その内部に各レーザー光源15r,15g,15bが収容される。各光源筐体16は、その外周側に形成される取り付け調整穴19及び固定穴16aを備える。各固定穴16aは、レーザー光の光軸方向において各光源抑え板17の取付穴部22に対向する位置に形成される。また、各固定穴16aは、長穴形状の取付穴部22の短手方向の幅と同一直径の円形をなす。固定穴16aの内周面にはネジが形成されている。光源抑え板17は、取付穴部22を介してネジ29で光源筐体16の固定穴16aに固定される。
各取り付け調整穴19は、レーザー光の光軸方向において支持体14のネジ通穴14dに対向する位置に形成される。また、各取り付け調整穴19は、レーザー光の光軸方向から見て、ネジ通穴14dを内包するように、ネジ通穴14dよりも大きい円形をなす。取り付け調整穴19及びネジ通穴14dには、図7に示すように、ボルト23が挿通される。このとき、ボルト23の図示しない軸部は、支持体14のネジ通穴14dに螺合する。また、その軸部と取り付け調整穴19の内周面との間には隙間が形成される。この隙間により、レーザー光源15の位置を調整することができる。よって、レーザー光源15の位置ずれに伴う透過スクリーン65に投影される画像Dの輝度やコントラストの品質低下を防ぐことができる。
この光源ブロック部10に使用する部材は、線膨張係数の小さい金属素材で形成する。例えば、アルミニュームやアルミニューム合金を用いる。また、この光源ブロック部10に使用する部材には、異なる線膨張係数の部材が介在しないようにする。環境温度の変化により、光源ブロック部10を構成する複数の部材の偏光軸がずれないようにするためである。
なお、光源ブロック部10をモジュールとして完成する際に、上記の調整を行うことが望ましい。集光レンズ12とレーザー光源15との距離は、レーザー光がスクリーン65で焦点があうように調整する。光源筐体16のネジ調整は、MEMSミラー73の所定位置にレーザー光の焦点が位置するように調整する。光源抑え板17を回転させることによるレーザー光源の偏光軸の調整は、後述する第1偏光制御部30に設けた第1偏光板31の透過方向に合わせて調整する。
(第1偏光制御部)
第1偏光制御部30は、上述した第1偏光板31及び液晶素子32に加え、図8に示すように、液晶ホルダA30a1と、液晶ホルダB30a2と、板バネ30cと、偏光板ケース部30bと、を備える。液晶素子32は、液晶ホルダA30a1と液晶ホルダB30a2挟まれて固定される。液晶ホルダA30a1は、長方形板状に形成され、レーザー光R、G、Bが通過する位置に円形の開口部30a11、四隅にネジ穴30a12が形成されている。液晶ホルダB30a2も、長方形板状に形成され、レーザー光R、G、Bが通過する位置に円形の開口部30a21、四隅にネジ穴30a22が形成されている。
第1偏光板31は、矩形枠形状の板バネ30cにより挟まれて偏光板ケース部30bに固定される。板バネ30cは、中央部に開口部30c1、その四隅にネジ穴30c2が形成されている。液晶ホルダA30a1、液晶ホルダB30a2、板バネ30cは、それぞれの四隅に形成されているネジ穴30a12、30a22、30c2を通して偏光板ケース部30bの四隅に設けられたネジ穴30b2に固定される。
(第2偏光制御部)
図9に示すように、第2偏光制御部50は、上述した第2偏光板51に加えて、ホルダ52と、抑え板バネ53と、支持体54とを備える。
支持体54は、三角柱状に形成されるホルダ支持部54aと、ホルダ支持部54aに連結される固定板部54bと、を備える。固定板部54bは、例えば図示しないネジにより第3の収容部100c(図5参照)の底面に固定されている。ホルダ支持部54aには、その斜面54a1に軸受け穴54cが形成されている。ホルダ支持部54aには、その互いに直交する2つの直交面54a2,54a3にそれぞれ開口部54d,54eが形成されている。各開口部54d,54eは、軸受け穴54cに連通している。また、ホルダ支持部54aの斜面54a1には、軸受け穴54cを挟むように位置する一対のネジ通穴54fが形成されている。
ホルダ52は、長方形板状に形成されていて、その中央に貫通した開口部52aが形成されている。開口部52aは、レーザー光の光軸方向から見て上下方向に長い楕円形状をなしている。ホルダ52の裏面(ホルダ52における支持体54の斜面54a1に対向する面)には、開口部52aを挟むように位置する一対の軸部52bが形成されている。軸部52bは、一対の略半円柱状をなし、レーザー光の光軸に対して対象となる位置に形成されている。軸部52bは、ホルダ支持部54aの軸受け穴54c内に収容可能に構成される。また、ホルダ52には、開口部52aを挟むように位置する一対のネジ貫通穴52cが形成されている。また、ホルダ52の四隅には、抑え板バネ53を固定する雌ネジ穴52dが形成されている。
抑え板バネ53は、長方形枠状に形成されていて、その中央に開口部53aが形成されている。抑え板バネ53には、開口部53aを挟むように位置する一対のネジ貫通穴53bが形成されている。また、抑え板バネ53の四隅には、ホルダ52と固定するネジ穴53cが形成されている。
抑え板バネ53は、そのネジ穴53c、ホルダ52のネジ貫通穴52cおよび支持体54のネジ通穴54fに挿通されるネジ(図示略)により、ホルダ52および支持体54に固定される。また、抑え板バネ53は、そのネジ穴53cおよびホルダ52の雌ネジ穴52dに挿通されるネジ(図示略)により、ホルダ52に固定される。第2偏光板51は、ホルダ52の開口部52aを覆うようにホルダ52に収容される。第2偏光板51は、このホルダ52に収容された状態で、抑え板バネ53に挟まれて固定される。ホルダ52は、ホルダ52に設けた軸部52bと支持体54に設けた軸受け穴54cとを嵌合させて、支持体54に組み込まれる。
第2偏光制御部50は、ベース筐体100の第3の収容部100c内に収容される。そして、ベース筐体100には、この第3の収容部100cと光合成部40を収容する第2の収容部100b(図5参照)とを連通する連通穴100c1が形成されている。支持体54の開口部54dは、連通穴100c1に対向して位置する。また、ベース筐体100には、この第3の収容部100cと折り返しミラー80を収容する第4の収容部100e(図12参照)とを連通する連通穴100c2が形成されている。抑え板バネ53の開口部53aは、連通穴100c2に対向して位置する。第3の収容部100cの底面のうち支持体54の開口部54eに対向する部分には減光部59が形成されている。減光部59は、黒色の素材、もしくは吸収型偏光版を用いて構成する。減光部59は、壁面も黒色の素材を用いることが望ましい。なお、ホルダ52側に軸受け穴を設け、支持体54側に軸部を設けてもよい。
次に、第2偏光制御部50の組み立て方法について説明する。まず、第2偏光板51をホルダ52に収容した状態で、ネジ穴53c,雌ネジ穴52dに挿通されるネジ(図示略)により、ホルダ52に抑え板バネ53を固定する。ここで、軸部52bと軸受け穴54cは、合成レーザー光Cの光軸を中心として回転可能である。したがって、ホルダ52は、抑え板バネ53および第2偏光板51が一体となった状態で、この軸部52bを回転軸として、軸受け穴54c内を回転することができる。この構成により、第2偏光板51の偏光軸をレーザー光の光軸を中心として回転させて調整する。
ホルダ52を回転させて偏光軸の調整が完了した角度で、抑え板バネ53および第2偏光板51が固定されるホルダ52は、ネジ貫通穴53b、52cを通ってネジ穴54fに螺合するネジ(図示略)により、支持体54に固定される。ネジ貫通穴52cは、ホルダ52の回転方向に対して遊びを設けた形状とする。これにより、調整後の角度でホルダ52を支持体54に固定することができる。これにより、ホルダ52及び支持体54の構造公差による偏光軸のずれを調整し、第1偏光板31の透過軸と第2偏光板51の透過軸との角度誤差を調整し、スクリーンに表示した画像のコントラストの低下を防ぐことができる。
次に、図10を参照して、第2偏光制御部50の動作について説明する。合成レーザー光Cは、連通穴100c1を通過して第2偏光制御部50に入射する。その合成レーザー光Cは、第2偏光制御部50を通過した後、連通穴100c2を通って折り返しミラー80、ひいては走査部70に向かう。より詳しくは、第2偏光制御部50を通過する際、合成レーザー光Cは、抑え板バネ53の開口部53a、ホルダ52の開口部52a、第2偏光板51、支持体54に設けた開口部54dを通過する。第2偏光板51は、第2偏光板51の偏光軸と同じ偏光軸の合成レーザー光Cのみを通過させ、異なる偏光軸の光を反射する。反射した反射光(迷光)Mは、減光部59の方向に反射される。これにより、減光部59側に反射された光が、再び第2偏光板51側に再反射して画像のコントラスト等の劣化要因となることを防止する。
(走査部)
次に走査部70について説明する。走査部70は、図示しないネジを通じて、図5に示すベース筐体100の保持部100dに固定される。
走査部70は、図11に示すように、ウインドカバー71、ウインド72、スペーサ77、折り返しミラー74、アパーチャー75、ウインドホルダー76、MEMSミラー73、を備える。
ウインド72は、樹脂又はガラス等の透明部材により形成されるとともに、略長方形板状に形成されている。ウインド72には、その長手方向の両端に位置する貫通穴72aが形成されている。スペーサ77は、所定の厚さを持つ枠状に形成され、その中央に開口部77aが形成されている。スペーサ77には、その長手方向の両端に位置する貫通穴77bが形成されている。ウインドカバー71は、略長方形枠状に形成され、その中央にウインド72を通過した合成レーザー光Cを出射する開口部71aが形成されている。ウインドカバー71には、4つの角部にそれぞれ設けられるネジ貫通穴71bが形成されている。
ウインドホルダー76は、長方形枠状に形成されている。ウインドホルダー76は、その中央下部に合成レーザー光Cを折り返しミラー74に向けて照射するための開口部76dが形成され、その中央上部に折り返しミラー74を反射した合成レーザー光CをMEMSミラー73に照射するための開口部76dが形成されている。折り返しミラー74は、開口部76dに対向する位置であって、かつ合成レーザー光CをMEMSミラー73に反射させる位置に板バネ78により保持される。また、MEMSミラー73は、ウインドホルダー76の裏側であって、開口部76dと対向する位置にネジ(図示略)により保持される。アパーチャー75は、ウインドホルダー76の裏側であって、MEMSミラー73の下方にネジ(図示略)により保持される。アパーチャー75は、凸板形状をなし、その上部に開口部76dと対向して位置する開口部75aを備える。第2偏光制御部50から出射された合成レーザー光は、アパーチャー75の開口部75aを通過する。第2偏光制御部50から走査部70へは、第2偏光板51で反射した反射光(迷光)も入射する。アパーチャー75は、この走査部70に到達する反射光(迷光)を低減する機能を有する。これにより、迷光の発生が抑制され、MEMSミラー73に入射する光束が、目的とする画像光を形成する光束だけに限定されるため、コントラストが向上し、表示性能を向上することができる。
さらに、ウインドホルダー76は、そのウインドカバー71側に露出する表面に位置する一対の支持ピン76aと、ウインドホルダー76の表面の4つの角部にそれぞれ設けられるネジ穴76bが形成されている。各支持ピン76aは、スペーサ77の貫通穴77bとウインド72の貫通穴72aに挿通される。これにより、ウインドホルダー76の表側にスペーサ77を介してウインド72が位置決めされる。この状態で、ウインドカバー71がウインドホルダー76の表側に被される。そして、図示しないネジを、ウインドカバー71のネジ貫通穴71bとウインドホルダー76のネジ穴76bに挿通することで、ウインドカバー71はウインドホルダー76に保持される。
ウインド72を設けることにより、走査部70内を気密状態にすることができる。また、ウインド72にフッ素を含む表面張力の高い素材や、二酸化ケイ素、酸化チタンなどの無機材料などの防汚コートを施すことにより、ウインド72に汚れが付着することを防止できる。これにより、表示特性の劣化を防止することができる。
(板バネ)
次に、光合成部40のダイクロックミラー41の実装に使用する板バネ90の構造について説明する。図12は、光合成部40のダイクロックミラー41を組み込むベース筐体100に設けた第2の収容部100bの部分拡大図である。第2の収容部100bは、ベース筐体100の長手方向に傾斜しつつ、互いに平行をなすように配列された長方形板状の3つの穴から構成される。ダイクロックミラー41(正確には、ダイクロックミラー41a〜41cの何れか一つ、以下同様)は、接着剤を使用しないで、ベース筐体100に設けられた第2の収納部100b(正確には、上記3つの穴の何れか、以下同様)にはめ込むように収納される。接着剤の代わりに図13(a)に示すような板バネ90を使用して収納することにより、収納後にダイクロックミラー41の反射角がずれないようにする。なお、この板バネ90は、図12に示す折り返しミラー80を第4の収容部100eに収納する際にも使用することができる。
図13(a)は、板バネ90の構造を示す斜視図である。図13(b)は、ダイクロックミラー41を板バネ90で押しつけてベース筐体100の第2の収納部100bに保持した断面図である。図13(b)に示すように、第2の収納部100bには、第2の収納部100bの壁面から離間して設けられる板状の被保持部材100b1が設けられている。
板バネ90は、図13(a)に示すように、上下の一対の第1の辺93と、左右の一対の第2の辺94とが連結されることで矩形の枠状に形成される。一対の第2の辺94のそれぞれは、その中央部を屈曲させた折り曲げ部91を備える。また、一対の第1の辺93のうち上側の辺には、ベース筐体100に板バネ90を固定する保持部92を備える。保持部92は左右に離れた2カ所に設ける。もしくは左右に離れた保持部92がつながった形状とする。図13(b)に示すように、保持部92は、一対の第1の辺93のうち上側の辺との間にベース筐体100の被保持部材100b1を挟み込む。これにより、板バネ90は、保持部92により、第2の収納部100bに固定される。ダイクロックミラー41は、折り曲げ部91によりベース筐体100(被保持部材100b1に対面する第2の収納部100bの壁面)に押しつけられて固定される。ダイクロックミラー41は、板バネ90の折り曲げ部91によって2点で固定される。折り曲げ部91は左右にあるので、ダイクロックミラー41に加えられる左右のモーメントはほとんどなく、ダイクロックミラー41の反射角がずれることはない。
板バネ90は、その中央部にレーザー光を通す5mm角以上の開口部95を設ける。ダイクロックミラー41の面は、レーザー光の進行方向に対して約45°の角度となるように配置される。そして、レーザー光は、この開口部95を通過してダイクロックミラー41に至る。レーザー光が板バネ90の中央付近を通過するように板バネ90は配置される。板バネ90における一対の第2の辺94の中央付近を屈曲させることにより、板バネ90でレーザー光を遮ることがないようにしている。また、ダイクロックミラー41の抑え位置を上下方向に対して中央位置とすることにより、上下方向の回転モーメントを最小とすることができ、ダイクロックミラー41の反射角のずれを防止できる。
また、板バネ90に設けた保持部92をベース筐体100の第2の収納部100bにはめ込むように実装することにより、組み込み作業が容易になるとともに、組み込んだ位置の誤差を低減できる。
なお、ダイクロックミラー41を第2の収納部100bに収納した状態で、ダイクロックミラー41の上辺が第2の収納部100bから出ないように、第2の収納部100bの壁面高さ(第2の収納部100bの深さ)を設定する。
板バネ90の他の実施形態である板バネ90bは図14に示すように、一対の第2の辺94のそれぞれの辺に2個の折り曲げ部91を備える。この板バネ90bは、一対の第2の辺94の長さを約1/3に分割する位置に折り曲げ部91を設けている。
この板バネ90bは、ダイクロックミラー41を4点で抑えることにより、ダイクロックミラー41に加えられる上下方向及び左右方向のモーメントを減少させ、ダイクロックミラー41の反射角ずれを防止している。また、上下方向及び左右方向のモーメントが無くなるので、ダイクロックミラー41を抑える圧力を少なくしてもダイクロックミラーの位置ずれを生じない。また、4点で抑えることにより、一点あたりに加えられる圧力を低減できる。これらにより、ダイクロックミラー41の変形を防止でき、反射角のずれを低減することができる。なお、図14に示す板バネ90bでは、各第2の辺94の2個の折り曲げ部91の間に位置する山部96がレーザー光の進路を妨げない高さにする必要がある。
板バネ90の他の実施形態について図15を参照して説明する。図15(a)に示す板バネ90cは、一対の第2の辺94の中央部に山部96がある。この板バネ90cは、一対の第1の辺93でダイクロックミラー41を面的に抑える。そして、図15(b)に示すように、折り曲げ部91で第2の収納部100bの壁を抑えることにより、ダイクロックミラー41を固定する。
板バネ90cを用いることにより、ダイクロックミラー41と板バネ90cとが面接触する構造となり、ダイクロックミラー41に加わる負荷を集中負荷から分散負荷とすることができる。これにより、ダイクロックミラー41が変形することを防止できる。
ところで、図12に示すように、ベース筐体100に第2の収納部100bを作成する場合、切削加工上生じる円弧形状の隅Rを回避するためのニガシを、第2の収納部100bに設ける必要がある。第1の収納部100a、第3の収納部100c等の場合も同じである。従来は、このニガシを第2の収納部100bの壁面コーナー部に形成していた。ダイクロックミラー41を接着剤で固定する場合には問題にはならなかったが、板バネ90を用いてダイクロックミラー41を固定する場合には、このニガシの位置について考慮する必要がある。つまり、図16(a)に矢印で示したように、ニガシの位置が、板バネ90が押し付けられているダイクロックミラー41の裏面(板バネによる抑え圧力が加わる箇所)に存在すると、抑え圧力が加わる部分を支える壁が無いので、ダイクロックミラー41の左右端に応力集中が発生する。そのため、ダイクロックミラー41が変形して、反射光の歪みや偏光軸のずれが生じる要因となる。
そこで、図16(b)に示すように、ダイクロックミラー41が押し付けられている矢印で示す位置を避けて第2の収納部100bのニガシ102を配置する。これにより、板バネ90で押し付けられているダイクロックミラー41の裏面は剛体(ベース筐体100)となり、ダイクロックミラー41の左右端に生じる応力集中を軽減することができる。
他の実施形態として、図16(c)に示すように、第2の収納部100bのニガシ102をダイクロックミラー41が押し付けられている矢印で示す位置より外側に配置しても、ダイクロックミラー41の左右端に生じる応力集中を軽減することができる。
図5に戻って、本実施形態に係る走査型表示装置1は、組立と調整が完了してモジュールとして完成した、光源ブロック部10、第1偏光制御部30、光合成部40、第2偏光制御部50、走査部70をベース筐体100に設けた第1の収納部100a、第2の収納部100b、第3の収納部100c、保持部100dに組み込むことにより製造される。そして、各モジュールを組み込み後に、蓋部110で覆う。
信号線、給電線等の配線120は、蓋部110に下方に開口する凹状に設けられた配線引き出し部111から装置外部に引き出す。配線120を引き出した後に、配線引き出し部111を気密保持部材130で覆う。これにより、走査型表示装置1の内部を気密状態に保つことができる。気密保持部材130としては、ゴム製のグロメット、気密性の高い防水コネクタ、ハーメチクシール等の弾性部材を使用することができる。
以上に説明したように、本実施形態に係る走査型表示装置1は、予めモジュールとして組み立てた状態の光源ブロック部10、第1偏光制御部30、光合成部40、第2偏光制御部50、走査部70を、ベース筐体100に設けた収納部に組み込んで製造する。フォーカス調整や偏光軸の調整は、各モジュールの組み立て工程において行われる。これにより、装置の組み立てが容易となり、複数の部品の偏光軸がずれないように調整する調整工数を低減できる。
また、本実施形態に係る走査型表示装置1は、第2偏光制御部50と走査部70のMEMSミラー73との間にアパーチャー75を備える。これにより、第1偏光制御部30から出射された反射光(迷光)や第2偏光制御部50から出射された反射光(迷光)がMEMSミラー73に入射することを防止し、スクリーンに投影される画像の品質を向上することができる。
また、本実施形態に係る走査型表示装置1は、走査部70にウインド72を設け、蓋部110の配線引き出し部111を気密保持部材130で塞ぐ。これにより、走査型表示装置1内を気密状態に保つことができ、走査型表示装置1内にゴミなどの表示に有害となる異物が入り込むことを防止することができる。
また、本実施形態に係る走査型表示装置1の光源ブロック部10は、集光レンズ12をレンズ筐体13にはめ込み、レンズ筐体13を支持体14に螺合する。また、レーザー光源15を光源筐体16に光源抑え板17で固定し、光源筐体16を取り付け調整穴19で支持体14に固定する。このように、複数の光学系部材の組み込みに接着剤を使用していないので、環境温度の変化による接着剤の熱膨張により、ビームがずれることを低減できる。
また、光源ブロック部10に使用する部材は、線膨張係数の小さい金属素材で形成し、それぞれの部材間に線膨張率が異なる部材が介在しないようにしている。これにより、環境温度の変化により、光源ブロック部10を構成する複数の部材によって発生するビームのずれることを低減することができる。
また、本実施形態に係る走査型表示装置1の光源ブロック部10は、レンズ筐体13を支持体14に螺合する。この螺合の深さを調整することにより、集光レンズ12のフォーカス調整をすることができる。
また、本実施形態に係る走査型表示装置1の光源ブロック部10の支持体14には、レーザー光に沿って延びるネジ通穴14d(支持体ネジ穴)が形成され、光源筐体16には、レーザー光に沿って延び、ネジ通穴14d(支持体ネジ穴)に連通する取り付け調整穴19(第1光源筐体ネジ穴)が形成され、取り付け調整穴19(第1光源筐体ネジ穴)に挿通され、ネジ通穴14d(支持体ネジ穴)に螺合するボルト23(第1ネジ)を備える。また、取り付け調整穴19(第1光源筐体ネジ穴)は、ボルト23(第1ネジ)が挿通された状態で支持体14に対して光源筐体16が移動できるように穴径がネジ通穴14d(支持体ネジ穴)よりも大きく形成されている。この取り付け調整穴19の口径に余裕を持たせることにより、レーザー光源15の偏光軸の調整をすることができる。
また、本実施形態に係る走査型表示装置1の光源ブロック部10の光源抑え板17には、光源に設けた切り欠き部20に嵌合するピン21と、レーザー光に沿って延びる取付穴部22(光源抑え板ネジ穴)とが形成されている。また、光源筐体16には、レーザー光に沿って延び、取付穴部22(光源抑え板ネジ穴)に連通する固定穴16a(第2光源筐体ネジ穴)が形成され、取付穴部22(光源抑え板ネジ穴)に挿通され、固定穴16a(第2光源筐体ネジ穴)に螺合するネジ29(第2ネジ)を備える。そして、取付穴部22(光源抑え板ネジ穴)は、ネジ29(第2ネジ)が挿通された状態で支持体14に対して光源抑え板17が移動できるように穴径が固定穴16a(第2光源筐体ネジ穴)よりも大きく形成されている。これにより、光源抑え板17を回転させてレーザー光源15の偏光軸を調整した後の角度で、レーザー光源15を光源筐体16に固定することができる。
また、本実施形態に係る走査型表示装置1の第2偏光制御部50の、ホルダ52、もしくは支持体54は、いずれか一方に光軸を中心とする軸部52bを有し、他方に光軸を中心に回転可能に軸部を収容する軸受け穴54cを備える。これにより、ホルダ52を光軸を中心として左右方向に回転させて、第2偏光板51の偏光軸を調整することができる。
また、本実施形態に係る走査型表示装置1の第2偏光制御部50のホルダ52には、支持体54(第2偏光板支持体)には、合成レーザー光に沿って延びるネジ通穴54f(支持体ネジ穴)が形成されている。また、ホルダ52には、合成レーザー光に沿って延び、ネジ通穴54f(支持体ネジ穴)に連通するネジ貫通穴52c(ホルダネジ穴)が形成されている。 ネジ貫通穴52c(ホルダネジ穴)は、ネジがネジ通穴54f(支持体ネジ穴)およびネジ通穴54f(支持体ネジ穴)に挿通された状態で、支持体54(第2偏光板支持体)に対してホルダ52が移動できるように、穴径がネジ通穴54f(支持体ネジ穴)穴よりも大きく形成されている。これにより、ホルダ52を回転させて偏光軸を調整した後の角度で、ホルダ52を支持体54に固定することができる。
また、本実施形態に係る走査型表示装置1の第2偏光制御部50は、第2偏光板51で反射された反射光(迷光)が第2偏光板側に再反射することを防止する減光部59を備える。これにより、第2偏光板51で反射された反射光(迷光)が走査部70側に出射されることを防止でき、スクリーンに投影される画像の品質を向上することができる。
また、本実施形態に係る走査型表示装置1の光合成部40では、ダイクロックミラー41をベース筐体100に固定する際に、接着剤を使用せずに板バネ90を使用する。接着剤を使用しないので、環境温度の変化により接着剤が熱膨張してダイクロックミラー41の反射角がずれることはない。また、ベース筐体にはめ込むようにして実装することができるので、精度良く容易に組み立てることができる。
自動車で使用する装置は、例えば、−40℃から85℃のように幅広い環境温度でも動作することが望まれる。接着剤で多くの部品を固定する組み立て方では、接着剤の熱膨張により部品の位置ずれにより発生するビームずれ、あるいはダイクロックミラー41の反射角がずれる可能性が高く、スクリーンに表示される画像の品質低下を招く恐れがある。本実施形態に係る走査型表示装置1は、上述したように、複数の光学系部材の組み込みに接着剤を使用していないので、環境温度の変化による接着剤の熱膨張により、部品の位置ずれにより発生するビームずれ、あるいはダイクロックミラー41の反射角がずれることを低減できる。
なお、上記の説明では、光源ブロック部10、第1偏光制御部30、光合成部40、第2偏光制御部50、走査部70をモジュールとして完成した後に、ベース筐体100に組み込む説明をした。しかし、全てをモジュールとして完成した後に組み込むように限定する必要は無い。部品点数が多いモジュール、多くの調整工数を要するモジュールを優先してモジュール化すれば良い。例えば、光源ブロック部10のみをモジュール化しても良い。また、光源ブロック部10と第1偏光制御部30と走査部70をモジュール化して組み込んでも良い。また、光源ブロック部10と第2偏光制御部50と走査部70をモジュール化して組み込んでも良い。
また、上記の説明では、光源ブロック部10、第1偏光制御部30、光合成部40、第2偏光制御部50、走査部70のそれぞれをモジュールの単位とする説明をしたが、モジュールの分割方法はこれに限定する必要は無い。例えば、第1偏光制御部30と光合成部40とを1つのモジュールとしても良い。また、第2偏光制御部50と走査部70とを1つのモジュールとしても良い。このようにモジュールの分割方法は様々である。
また、上記の説明では、光源ブロック部10に使用する部材を線膨張係数の小さい金属素材で形成する説明をしたが、光源ブロック部10以外についても線膨張係数の小さい金属素材で形成することが望ましい。また、走査型表示装置1内の全ての部材の線膨張率も同じであることが望ましい。
また、上記では、走査部70の中にアパーチャー75を配置する説明をした。しかし、アパーチャー75の配置位置は、第2偏光制御部50から出射される反射光(迷光)がMEMSミラー73に入るのを防止するという目的を達成可能な位置であればよい。例えば、第2偏光制御部50側にアパーチャー75を配置しても良い。
また、上記の板バネ90の説明では、板バネ90の中央部に設けるレーザー光を通す開口部95を5mm角以上の矩形として説明した。しかし、開口部95は、矩形に限定する必要は無く、5mm角以上の空間を有する円形や楕円でも良い。
また、図11を用いた板バネ90cの説明では、一対の第2の辺94を縦方向とする板バネ90cの使用方法を説明したが、板バネ90cを90°回転して使用しても良い。この使用形態の場合、レーザー光の進路を考慮して山部96の高さを決める必要が無い。
1…走査型表示装置
2…車両
3…ウインドシールド
4…視認者
10…光源ブロック部
12r…集光レンズ(赤色)
12g…集光レンズ(緑色)
12b…集光レンズ(青色)
13…レンズ筐体
13a…雄ネジ
14…支持体
14a…支持部
14b…ベース部
14c…雌ネジ
14d…ネジ通穴
15a…基板部
15r…レーザー光源(赤色)
15g…レーザー光源(緑色)
15b…レーザー光源(青色)
16…光源筐体
16a…固定穴
17…光源抑え板
18…貫通穴
19…取り付け調整穴
20…切り欠き部
21…ピン
22…取付穴部
23…ボルト
29…ネジ
30…第1偏光制御部
30a…液晶ケース部
30a1…液晶ホルダA
30a11…開口部
30a12…ネジ穴
30a2…液晶ホルダB
30a21…開口部
30a22…ネジ穴
30b…偏光板ケース部
30b1…開口部
30b2…ネジ穴
30c…板バネ
30c1…開口部
30c2…ネジ穴
31…第1偏光板
32…液晶素子
40…光合成部
41a,41b,41c…ダイクロックミラー
50…第2偏光制御部
51…第2偏光板
52…ホルダ
52a…開口部
52b…軸部
52c…ネジ貫通穴
52d…雌ネジ穴
53…抑え板バネ
53a…開口部
53b…ネジ貫通穴
53c…ネジ穴
54…支持体
54a…ホルダ支持部
54a1…ホルダ支持部54aの斜面
54a2、54a3…直交する2つの直交面
54b…固定板部
54c…軸受け穴
54d…直交面54a2の開口部
54e…直交面54a3の開口部
54f…ネジ通穴
59…減光部
61…平面鏡
62…凹面鏡
63…筐体
63a…開口部
64…透光部
65…透過スクリーン
70…走査部
71…ウインドカバー
71a…開口部
71b…ネジ貫通穴
72…ウインド
72a…貫通穴
73…MEMSミラー
74…折り返しミラー
75…アパーチャー
75a…開口部
76…ウインドホルダー
76a…支持ピン
76b…ネジ穴
76d…開口部
77…スペーサ
77a…開口部
77b…貫通穴
78…板バネ
80…折り返しミラー
90、90b、90c…板バネ
91…折り曲げ部
92…保持部
93…一対の第1の辺
94…一対の第2の辺
95…開口部
96…山部
100…ベース筐体
100a…第1の収容部
100b…第2の収容部
100b1…被保持部材
100c…第3の収容部
100c1…連通穴
100c2…連通穴
100d…保持部
100e…第4の収容部
102…ニガシ
110…蓋部
111…配線引き出し部
120…配線
130…気密保持部材
1000…ヘッドアップディスプレイ装置
C…合成レーザー光(レーザー光)
D…画像
L…表示光
M…反射光
V…虚像

Claims (14)

  1. それぞれ赤色、緑色および青色のレーザー光を出射する3つの光源と、この光源から出射される前記各レーザー光を集光する集光レンズと、を備えた光源ブロック部と、
    前記光源ブロック部から出射された前記各レーザー光を偏光する第1偏光制御部と、
    前記第1偏光制御部から出射された前記各レーザー光を合成する光合成部と、
    前記光合成部により合成された合成レーザー光の特定の偏光成分を透過させる第2偏光制御部と、
    前記第2偏光制御部を透過した前記合成レーザー光をスクリーンへ走査する走査部と、
    前記光源ブロック部、前記第1偏光制御部、前記第2偏光制御部、前記走査部、の少なくとも1つをモジュールとして完成した状態で組み込むベース筐体と、
    を備えることを特徴とする走査型表示装置。
  2. 前記走査部は、外気が前記走査型表示装置の外部から流入することを防止し、前記合成レーザー光を通過させるウインドを備え、
    前記合成レーザー光を該ウインドを経て前記スクリーン側へ出射する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の走査型表示装置。
  3. 前記走査部は、前記第2偏光制御部を透過する余剰光を排除するアパーチャーを備え、
    該アパーチャーは前記走査部における前記第2偏光制御部に近接する位置に設けられる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の走査型表示装置。
  4. 前記ベース筺体上を覆う蓋体を備え、
    前記蓋体は、
    前記ベース筺体から電気配線を引き出すための配線引き出し部と、
    該配線引き出し部に位置し、前記電気配線に当接する弾性部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の走査型表示装置。
  5. 前記光源ブロック部は、
    前記集光レンズが取り付けられるレンズ筐体と、
    前記光源が取り付けられる光源筐体と、
    前記レンズ筐体と前記光源筐体との間に位置し、前記レンズ筐体および前記光源筐体を支持する支持体と、
    前記光源の後部に位置し、前記光源を前記光源筐体に保持する光源抑え板と、
    を備えることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の走査型表示装置。
  6. 前記光源ブロックを構成する前記レンズ筐体と、前記光源筐体と、前記支持体と、前記光源抑え板は、金属で形成され、且つ、それぞれの部材間には線膨張係数の異なる部材が介在しない、
    ことを特徴とする請求項5に記載の走査型表示装置。
  7. 前記レンズ筐体と前記支持体に、前記集光レンズと前記光源との距離を調整する取り付け調整部を設け、
    前記取り付け調整部は、前記レンズ筐体を前記支持体に螺合するネジ嵌合構造を有し、
    前記取り付け調整部は、前記ネジ嵌合構造を通じて前記レンズ筐体と前記支持体を相対的に回転させて前記集光レンズと前記光源との距離を調整する、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の走査型表示装置。
  8. 前記支持体には、前記レーザー光に沿って延びる支持体ネジ穴が形成され、
    前記光源筐体には、前記レーザー光に沿って延び、前記支持体ネジ穴に連通する第1光源筐体ネジ穴が形成され、
    前記第1光源筐体ネジ穴に挿通され、前記支持体ネジ穴に螺合する第1ネジを備え、
    前記第1光源筐体ネジ穴は、前記第1ネジが挿通された状態で前記支持体に対して前記光源筐体が移動できるように穴径が前記支持体ネジ穴よりも大きく形成されている、
    ことを特徴とする請求項5から7の何れか1項に記載の走査型表示装置。
  9. 前記光源抑え板には、前記光源に設けた切り欠き部に嵌合するピンと、前記レーザー光に沿って延びる光源抑え板ネジ穴とが形成され、
    前記光源筐体には、前記レーザー光に沿って延び、前記光源抑え板ネジ穴に連通する第2光源筐体ネジ穴が形成され、
    前記光源抑え板ネジ穴に挿通され、前記第2光源筐体ネジ穴に螺合する第2ネジを備え、
    前記光源抑え板ネジ穴は、前記第2ネジが挿通された状態で前記支持体に対して前記光源抑え板が移動できるように穴径が前記第2光源筐体ネジ穴よりも大きく形成されている、
    ことを特徴とする請求項5から7の何れか1項に記載の走査型表示装置。
  10. 前記第2偏光制御部は、第2偏光板と、該第2偏光板が収納されるホルダと、該ホルダに収納された前記第2偏光板を前記ホルダに抑えて保持する抑え板バネと、前記ホルダを支持する第2偏光板支持体とで構成され、
    前記ホルダ、もしくは前記第2偏光板支持体は、いずれか一方に前記合成レーザー光の光軸を中心とする軸部を有し、他方に前記光軸を中心に回転可能に前記軸部を収容する軸受部を備えた、
    ことを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の走査型表示装置。
  11. 前記第2偏光制御部は、前記ホルダと、前記抑え板バネと、前記第2偏光板支持体とに、前記光合成部から出射された前記合成レーザー光、および該合成レーザー光が前記第2偏光板で反射された反射光が通過する開口部を設けた、
    ことを特徴とする請求項10に記載の走査型表示装置。
  12. 前記第2偏光板支持体には、前記合成レーザー光に沿って延びる第2偏光板支持体ネジ穴が形成され、
    前記ホルダには、
    前記合成レーザー光に沿って延び、前記第2偏光板支持体ネジ穴に連通するホルダネジ穴が形成され、
    前記ホルダネジ穴は、ネジが前記第2偏光板支持体ネジ穴および前記ホルダネジ穴に挿通された状態で前記第2偏光板支持体に対して前記ホルダが移動できるように穴径が前記第2偏光板支持体ネジ穴よりも大きく形成されている、
    ことを特徴とする請求項11に記載の走査型表示装置。
  13. 前記ベース筐体は、前記合成レーザー光が前記第2偏光板で反射され、前記ホルダと前記第2偏光板支持体の開口部とを通過した反射光を吸収する減光部を設けた、
    ことを特徴とする請求項11に記載の走査型表示装置。
  14. 前記ベース筺体は、前記光合成部を収納する収納部を備え、
    前記光合成部は、前記合成レーザー光を反射して合成する鏡を備え、
    前記鏡は、板バネで、前記収納部の壁面に弾性的に押し付けられて固定される、
    ことを特徴とする請求項1から13の何れか1項に記載の走査型表示装置。
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