JP2018016549A - 栄養素吸収改善剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定的に供給でき、新規で効果を優れた栄養素吸収改善剤、又は、体重低下抑制剤、又は、血中カルシウム改善剤、又は、リコピン吸収改善剤、及びそれらを含有してなる飲食品組成物(健康志向の飲食品を含む、例えば、栄養補助食品、健康補助食品、栄養調整食品、保健機能食品、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品等や医薬品、医薬部外品等)を提供。【解決手段】柿果実由来のペクチンを有効成分とする栄養素吸収改善剤、又は、体重低下抑制剤、又は、血中カルシウム改善剤、又は、リコピン吸収改善剤、更にそれらを含有してなる飲食品組成物。柿果実ペクチンの分子量が、5000〜55000である栄養素吸収改善剤。【選択図】なし

Description

本発明は、主に栄養吸収機能が低下した高齢者において、栄養素の吸収機能を改善する薬剤及びこれを含有する加齢低栄養の改善用の飲食品組成物、加齢低栄養の予防用の飲食品組成物及び加齢低栄養の治療用の飲食品組成物に関するものである。
我が国において、65歳以上の高齢者の総人口に占める割合(高齢化率)は平成26年度10月の時点で26.0%(前年25.1%)と過去最高となった(非特許文献1)。この状況下において、日常生活に制限のない期間(健康寿命)は、減少傾向に有り、寝たきりの高齢者の絶対数の増加が社会問題となっている。疾病予防と健康増進、介護予防なと?によって、平均寿命と健康寿命の差を短縮することは、個人の生活の質を向上させると共に、社会保障負担の軽減も期待て?き、健康長寿の実現は重要な国家戦略の一つである。
高齢者の寝たきりの一つの原因として加齢による低栄養状態がある。低栄養状態による高齢者の虚弱誘導のメカニズムはフレイルティサイクルとよばれ、このサイクルの克服をする為の薬剤や食品が開発されてきた。このフレイルティサイクルは、低栄養をきっかけとし、サルコペニア(筋肉減少状態)が誘導され、筋力、活力、身体速度、活動度、引き続き、基礎代謝、エネルギー消費量も減少し、食欲及び摂食量の減少の結果、さらなる低栄養状態につながる「負のサイクル」である(非特許文献2)。
脂質や糖質などによるエネルギー付加やビタミンやミネラルなどの栄養補助によっても、このサイクルの克服への努力がなされているが、消化吸収機能や代謝機能の低下した高齢者にとって、対症的な対策に過ぎず、フレイルティサイクルの克服には至らない。
また、脂質や糖質などを過剰に摂取することは、高脂血症や糖尿病などの疾患を増悪する危険も有った(非特許文献3)。また、カルシウムなどのミネラルの過剰な摂取も、腎機能が低下した高齢者には不向きであった。
一方、柿由来のペクチン及びペクチンに由来する多糖類が、栄養素吸収改善作用を有していることは知られていなかった。
従来、ペクチンはジャム等の食品にとろみを付加する食品添加物として利用されてきた。近年は、更に、水溶性食物繊維としての機能が着目され、大腸内での物理化学的な作用や腸内細菌による発酵作用を促す整腸の目的でも利用されている。
加齢モデルマウスを用い、老化に関連する研究が行うことができる(非特許文献4)。この加齢モデルマウスSAMP8において、10ヶ月齢は半数生存時間であり、人間にすると約65〜70歳に相当する。
加齢モデルマウスSAMP8において、加齢に伴う体重低下が観察される。10ヶ月齢から12ヶ月齢で、通常のマウスにおいて体重の増加が認められるが、SAMP8では低下する(非特許文献5)。栄養素吸収機能の低下が、この体重低下の原因の一つであることが報告されている(非特許文献6)。
又、栄養素の吸収低下により血中のカルシウム濃度の低下が生じることも報告されている(非特許文献7)。
栄養素の吸収効率を調べる手法として、公知の方法を採用することができる。具体的には、リコピンを経口で摂取させ、一定時間後に血中のリコピン濃度を測定することで、栄養素の吸収効率を調べることができる(非特許文献8)。
リコピンはカロテン類に属し、栄養素の一つである。グルコースやアミノ酸などの栄養素は、小腸から吸収された後、体内で代謝を受け、吸収量と血中での検出量とでは大きな差がある。しかしながら、リコピンは、消化管では分解されず、直接、小腸から吸収され、体内でも代謝を受けにくい。よって、一定量のリコピンを経口摂取した後、血中のリコピン量を栄養素吸収効率として、評価することができる。
内閣府 平成27年度高齢社会白書 日本人の食事摂取基準(2015年版) 山本 和史、都築 毅、老齢時からの高脂肪食摂取は脂質吸収能低下を抑制する、2016年日本栄養食糧学会大会、講演要旨 佐藤浩、老化促進モデルマウス(SAM)について、長崎大学医学部原爆資料センター http://www−sdc.med.nagasaki−u.ac.jp/abcenter/sdr/1994/RR94−011.PDF 杉山 博、老化促進モデルマウス(SAM).医学のあゆみ.146(9):619−621,1988. Yamamoto K.Hatakeyama Y, Sakamoto Y, Tsuduki T. High−fat diet intake from senescence inhibits the attenuation of cell functions and the degeneration of villi with aging in the small intestine, and inhibits the attenuation of lipid absorption ability in SAMP8 mice.J Clin Biochem Nutr. 2015 Nov;57(3):204−11. 塩路伊沙子、池尾隆、老化促進モデルマウス(Senescence Accelerated Mouse, SAMP)における長期フッ素投与が骨代謝に及ぼす影響、歯科医学、2001、64(4):351−357. Diwadkar−Navsariwala V, Novotny JA, Gustin DM, Sosman JA, Rodvold KA, Crowell JA, Stacewicz−Sapuntzakis M, Bowen PE. A physiological pharmacokinetic model describing the disposition of lycopene in healthy men. J Lipid Res. 2003 Oct;44(10):1927−39.
従って、本発明は安定的に供給でき、新規で効果を優れた栄養素吸収改善剤、又は、体重低下抑制剤、又は、血中カルシウム改善剤、又は、リコピン吸収改善剤、及びそれらを含有してなる飲食品組成物(健康志向の飲食品を含む、例えば、栄養補助食品、健康補助食品、栄養調整食品、保健機能食品、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品等や医薬品、医薬部外品等)として提供することを課題とした。
本発明者らは、以上の知見より、栄養素吸収改善作用、体重低下抑制作用、血中カルシウム改善作用、リコピン吸収改善作用に優れた有用成分のスクリーニングを鋭意検討した。
その結果、本発明者らは各種成分より柿果実由来のペクチンが栄養素吸収改善作用、体重低下抑制作用、血中カルシウム改善作用、リコピン吸収改善作用が優れることを見い出した。そして、栄養素吸収改善剤、又は、体重低下抑制剤、又は、血中カルシウム改善剤、又は、リコピン吸収改善剤、更にそれらを含有してなる飲食品組成物(健康志向の飲食品を含む、例えば、栄養補助食品、健康補助食品、栄養調整食品、保健機能食品、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品等や医薬品、医薬部外品等)を提供することをもって、本発明を完成するに至った。
更に、本発明によれば、新規で有用な栄養素吸収改善剤、体重低下抑制剤、血中カルシウム改善剤、リコピン吸収改善剤、又はそれらを含有した各種飲食品組成物を提供することで、高齢者の加齢に対しての低栄養状態の各種疾患等の予防又は改善に有効である。
本発明の柿果実ペクチンを含有する飼料を用いて、老化マウスの体重低下を抑制する結果を示す図である。尚、比較対照として、柿果実ペクチンに変えて、デキストリンを含有する飼料、又、いちごペクチンを含有する飼料を同条件で調製し、試験に用いた。 本発明の柿果実ペクチンを含有する飼料を用いて、老化マウスの血中カルシウム濃度の低下を抑制する結果を示す図である。尚、比較対照として、柿果実ペクチンに変えて、デキストリンを含有する飼料、又、いちごペクチンを含有する飼料を同条件で調製し、試験に用いた。 本発明の柿果実ペクチンを含有する飼料を用いて、老化マウスのリコピンの吸収を改善する結果を示す図である。尚、比較対照として、柿果実ペクチンに変えて、デキストリンを含有する飼料、又、いちごペクチンを含有する飼料を同条件で調製し、試験に用いた。
本発明の柿果実からのペクチンは、カキノキ科(Ebenaceae)、カキノキ属(Diospyros)の植物:カキノキ(Diospyros kaki Thunberg)の果実、果皮を含む果実、果皮又は蔕を含む果実から得られるペクチンを用いる。
尚、好ましくは、柿果実ペクチンの分子量は5,000〜55,000の範囲を用いるのが好ましい。
柿果実からのペクチンを製造するには、公知の方法を採用することができる。具体的には、原料とする柿果実は、柿果実又は果皮を含む果実、果皮及び蔕を含む果実であっても良く、又、柿果実は成熟したものでも、又は、未成熟のものを用いても良い。更に、搾汁残渣であっても良い。又、これらは凍結や凍結乾燥されたものを用いることもできる。
尚、本発明の柿果実ペクチンの製造方法は、柿(果実)を100℃未満の温度の水で抽出する工程を備える。pH調整剤として、塩酸、硫酸、リン酸等の鉱酸類、クエン酸、シュウ酸、酒石酸、酢酸等の有機酸類、または、水酸化ナトリウムや水酸化カルシウム等のアルカリ金属や2価カチオンの水酸化物、アルカリ金属や2価カチオンの炭酸塩や炭酸水素塩、各種の多糖類分解酵素(アミラーゼ、タカアミラーゼ、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、ペクチナーゼ、ポリガラクツロナーゼ、デキストラナーゼ、プラナーゼ等)、又は、その他の酵素等を用いて行うことができる。又、ヘキサメタリン酸、フィチン酸、EDTA等のキレート機能を有する物質を添加することもできる。抽出後、混合物を遠心分離又はフィルタープレス等の方法で固液分離する。不溶性成分は固体として分離される一方、柿果実ペクチンは水溶性の画分に含まれる。
又、水洗及び懸濁に使用する水は、純水、水道水、井戸水、鉱泉水、鉱水、温泉水、湧水、淡水等の他、これらに各種処理を施したものが含まれる。水に施す処理としては、例えば、精製、加熱、殺菌、ろ過、イオン交換、浸透圧の調整、緩衝化等が含まれる。従って、本発明において抽出溶媒として使用可能な水には、精製水、加熱処理水、イオン交換水、生理食塩水、種々緩衝液等も含まれる。
柿果実に対する水の重量比率は1:1〜1:20の範囲内で任意に設定することができるが、特に1:5?1:10の重量比率が、ペクチンの抽出効率、後の乾燥処理の作業性において好ましい。
水による抽出温度は、10乃至55℃の範囲で任意に設定でき、特に25乃至55℃付近が柿果実ペクチンを高濃度に含む抽出物として得ることが好ましく、柿果実ペクチンを含む抽出物であれば良い。
このようにして得られた柿果実ペクチン、又は、柿果実ペクチンを含む抽出物は、活性炭、ケイ藻土等による成分吸着、種々の分離モード(イオン交換、親水性吸着、疎水性吸着、サイズ排除、配位子交換、アフィニティー等)を有するクロマトグラフィーを用いた分画、濾紙やメンブランフィルター、限外濾過膜等を用いた濾過、加圧又は減圧、加温または冷却、乾燥、pH調節、脱臭、脱色、長時間の静置保管等、これらを任意に選択し組み合わせた精製方法を行う。
本発明の栄養素吸収改善剤、又は、体重低下抑制剤、又は、血中カルシウム改善剤、又は、リコピン吸収改善剤は、用途に応じてこの過程で得られた加工柿果実の抽出液を利用することができるが、形状としては、必要に応じて、液状、固形状、粉末状、ペースト状、濃縮液状等いずれの形状でも良く、本発明を実施する上で最適な形状を任意に選択することができる。
乾燥する場合は、柿果実ペクチン、又は、柿果実ペクチンを含む抽出物をそのまま、または必要に応じて賦形剤等を使用し、凍結乾燥またはスプレードライ等の通常行われる乾燥処理を行えばよい。特にスプレードライは凍結乾燥よりも生産性が高く低コストであるという利点を有する。こうして得られた乾燥物は、必要に応じてシフター等にかけることによって適切な粒径の乾燥粉末とすることができる。粒径は50乃至100メッシュパス、好ましくは60メッシュパス程度であると使用性がよい。
本発明の栄養素吸収改善剤、又は、体重低下抑制剤、又は、血中カルシウム改善剤、又は、リコピン吸収改善剤、又は、飲食品組成物(健康志向の飲食品を含む、例えば、栄養補助食品、健康補助食品、栄養調整食品、保健機能食品、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品等や医薬品、医薬部外品等)として用いることができる。
例えば、飲食品組成物としては、そのまま又は種々の栄養補給、滋養強壮、疲労回復、体質改善等を加えて、飲食品中に含有せしめて、栄養補助食品、健康補助食品、栄養調整食品、保健機能食品、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品、サプリメント、食品素材として食される。例えば、上述した適当な助剤を添加した後、慣用の手段を用いて、食用に適した形態、例えば、顆粒状、粒状、錠剤、カプセル、ペースト等に成形して食用に供しても良く、又、種々の食品、例えば、かまぼこ、ちくわ等の加工水産ねり製品、ソーセージ、ハム等の畜産製品、洋菓子類、和菓子類、生めん、中華めん、ゆでめん、ソバ等のめん類、ソース、醤油、タレ、砂糖、ハチミツ、粉末あめ、水あめ等の調味料、カレー粉、からし粉、コショウ粉等の香辛料、ジャム、マーマレード、チョコレートスプレッド、漬物、そう菜、ふりかけ、又は各種野菜・果実の缶詰・瓶詰等の加工野菜・果実類、チーズ、バター、ヨーグルト等の乳製品、みそ汁、スープ、果実ジュース、野菜ジュース、乳清飲料、清涼飲料、酒類等の飲料、流動食等の一般嗜好性飲食品に添加して使用することができ、又、ペットフード、動植物用飼料等にも使用することができる。
医薬品としては、経口投与又は非経口投与のいずれも採用することができる。投与に際しては、有効成分を経口投与、直腸内投与、注射等の投与方法に適した固体又は液体の医薬用無毒性担体と混合して、慣用の医薬製剤の形態で投与することができる。このような製剤としては、例えば、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等の固形剤、溶液剤、懸濁剤、乳剤等の液剤、凍結乾燥製剤等が挙げられ、これらの製剤は製剤上の常套手段により調製することができる。上記の医薬用無毒性担体としては、例えば、グルコース、乳糖、ショ糖、澱粉、マンニトール、デキストリン、脂肪酸グリセリド、ポリエチレングルコール、ヒドロキシエチルデンプン、エチレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アミノ酸、ゼラチン、アルブミン、水、生理食塩水等が挙げられる。又、必要に応じて、安定化剤、湿潤剤、乳化剤、結合剤、張化剤等の慣用の添加剤を適宜添加して、使用することができる。
本発明の栄養素吸収改善剤、又は、体重低下抑制剤、又は、血中カルシウム改善剤、又は、リコピン吸収改善剤の処方量としては、効果が確認できる範囲であれば特に制限はないが、例えば、内服する用途である場合では固形分換算して5mg乃至3g/日の範囲の配合が適当である。
又、飲食品組成物においては、栄養補給、疲労回復、強壮、細胞賦活(細胞老化防止)等の健身等の効果をはじめ、味覚の改善、色調や芳香、光沢の付与、安定化、増粘等の目的で使用することができる。さらに、この他にも、これまでに知られている核原料素材の様々な薬剤的効果を期待し、これらを組合わせることによって、本発明の目的とする効果の増進を図ったり、多機能的な効果を期待した製品とすることも可能である。
尚、本発明の栄養素吸収改善剤、又は、体重低下抑制剤、又は、血中カルシウム改善剤、又は、リコピン吸収改善剤、又は、飲食品組成物(健康志向の飲食品を含む、例えば、栄養補助食品、健康補助食品、栄養調整食品、保健機能食品、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品等や医薬品、医薬部外品等)には、前記の必須成分に加え必要に応じ、本発明の効果を損なわない範囲内で、下記に例示する成分や添加剤を任意に選択・併用して各種製剤を製造することができ、製剤中における含有量は、特に限定されないが、通常0.0001〜50%の濃度範囲が好ましい。
油性基剤としては、セタノール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ホホバアルコール、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2−オクチルドデカノール、ダイマージオール等の高級アルコール類;ベンジルアルコール等のアラルキルアルコール及び誘導体;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、12−ヒドロキシステアリン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、エルカ酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、イソヘキサデカン酸、アンテイソヘンイコサン酸、長鎖分岐脂肪酸、ダイマー酸、水素添加ダイマー酸等の高級脂肪酸類及びそのアルミニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、ナトリウム塩、カリウム塩等の金属石けん類、及びエタノールアミン塩等のアミン塩、及びアミド等の含窒素誘導体類;流動パラフィン(ミネラルオイル)、重質流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、α−オレフィンオリゴマー、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、ポリブテン、スクワラン、オリーブ由来スクワラン、スクワレン、ワセリン、固型パラフィン等の炭化素類;キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、木ろう、みつろう、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー等のワックス類;ヤシ油、パーム油、パーム核油、サフラワー油、オリーブ油、ヒマシ油、アボカド油、ゴマ油、茶油、月見草油、小麦胚芽油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、ククイナッツ油、ローズヒップ油、メドウフォーム油、パーシック油、ティートリー油、ハッカ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ヒマワリ油、小麦胚芽油、アマニ油、綿実油、大豆油、落花生油、コメヌカ油、カカオ脂、シア脂、水素添加ヤシ油、水素添加ヒマシ油、ホホバ油、水素添加ホホバ油等の植物油脂類;牛脂、乳脂、馬脂、卵黄油、ミンク油、タートル油等の動物性油脂類;鯨ロウ、ラノリン、オレンジラッフィー油等の動物性ロウ類;液状ラノリン、還元ラノリン、吸着精製ラノリン、酢酸ラノリン、酢酸液状ラノリン、ヒドロキシラノリン、ポリオキシエチレンラノリン、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、ラノリンアルコール、酢酸ラノリンアルコール、酢酸(セチル・ラノリル)エステル等のラノリン類;レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴミエリン等のスフィンゴリン脂質、ホスファチジン酸、リゾレシチン等のリン脂質類;水素添加大豆リン脂質、部分水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、部分水素添加卵黄リン脂質等のリン脂質誘導体類;コレステロール、ジヒドロコレステロール、ラノステロール、ジヒドロラノステロール、フィトステロール、コール酸等のステロール類;サポゲニン類;サポニン類;酢酸コレステリル、ノナン酸コレステリル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、N−ラウロイルサルコシンイソプロピル等のアシルサルコシンアルキルエステル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、硬質ラノリン脂肪酸コレステリル、長鎖分岐脂肪酸コレステリル、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸コレステリル等のステロールエステル類;リン脂質・コレステロール複合体、リン脂質・フィトステロール複合体等の脂質複合体;ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸ヘキシルデシル、イソステアリン酸オクチルドデシル、パリミチン酸セチル、パルミチン酸オクチルドデシル、オクタン酸セチル、オクタン酸ヘキシルデシル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸オクチル、イソノナン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソデシル、ネオペンタン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソステアリル、ネオデカン酸オクチルドデシル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、リシノレイン酸オクチルドデシル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、エルカ酸オクチルドデシル、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、オレイン酸エチル、アボカド油脂肪酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、クエン酸トリエチル等のモノアルコールカルボン酸エステル類;乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、モノイソステアリン酸水添ヒマシ油等のオキシ酸エステル類;トリオクタン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル、水添ロジントリグリセリド(水素添加エステルガム)、ロジントリグリセリド(エステルガム)、ベヘン酸エイコサン二酸グリセリル、(テトラデカン二酸/エイコサン二酸)グリセリル、(テトラデカン二酸/エイコサン二酸)ポリグリセリル−10、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、ジネオペンタン酸3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ジネオペンタン酸2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール、ジオレイン酸プロピレングリコール、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、水素添加ロジンペンタエリスリチル、トリエチルヘキサン酸ジトリメチロールプロパン、(イソステアリン酸/セバシン酸)ジトリメチロールプロパン、トリエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ポリグリセリル、ノナイソステアリン酸ポリグリセリル−10、デカ(エルカ酸/イソステアリン酸/リシノレイン酸)ポリグリセリル−8、(ヘキシルデカン酸/セバシン酸)ジグリセリルオリゴエステル、ジステアリン酸グリコール(ジステアリン酸エチレングリコール)等の多価アルコール脂肪酸エステル類;ダイマージリノール酸ジイソプロピル、ダイマージリノール酸ジイソステアリル、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(フィトステリル/ベヘニル/イソステアリル)、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物、ダイマージリノール酸硬化ヒマシ油、ヒドロキシアルキルダイマージリノレイルエーテル等のダイマー酸若しくはダイマージオールの誘導体;ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(コカミドMEA)、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(コカミドDEA)、ラウリン酸モノエタノールアミド(ラウラミドMEA)、ラウリン酸ジエタノールアミド(ラウラミドDEA)、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド(ラウラミドMIPA)、パルミチン酸モノエタノールアミド(パルタミドMEA)、パルミチン酸ジエタノールアミド(パルタミドDEA)、ヤシ油脂肪酸メチルエタノールアミド(コカミドメチルMEA)等の脂肪酸アルカノールアミド類;ジメチコン(ジメチルポリシロキサン)、高重合ジメチコン(高重合ジメチルポリシロキサン)、シクロメチコン(環状ジメチルシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン)、フェニルトリメチコン、ジフェニルジメチコン、フェニルジメチコン、ステアロキシプロピルジメチルアミン、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー、ジメチコノール、ジメチコノールクロスポリマー、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、アミノプロピルジメチコン及びアモジメチコン等のアミノ変性シリコーン、カチオン変性シリコーン、ジメチコンコポリオール等のポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン、糖変性シリコーン、カルボン酸変性シリコーン、リン酸変性シリコーン、硫酸変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルキルエーテル変性シリコーン、アミノ酸変性シリコーン、ペプチド変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、カチオン変性及びポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性及びポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性及びポリエーテル変性シリコーン、ポリシロキサン・オキシアルキレン共重合体等のシリコーン類;パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類が、好ましいものとして挙げられる。
保湿剤・感触向上剤としては、水(水としては、常水、精製水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、電解アルカリイオン水、電解酸性イオン水、イオン水、クラスター水を含む)、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、1,3−プロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ヘキシレングリコール、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール・プロピレングリコール共重合体等のポリオール類及びその重合体;ジエチレングリコールモノエチルエーテル(エトキシジグリコール)、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル等のグリコールアルキルエーテル類;ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、マンニトール、マルチトール等の糖アルコール類;グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノース、トレオース、キシロース、アラビノース、フコース、リボース、デオキシリボース、マルトース、トレハロース、ラクトース、ラフィノース、グルコン酸、グルクロン酸、β−グルカン、キチン、キトサン、ヘパリン及び誘導体、アラビノガラクタン、デキストリン、デキストラン、グリコーゲン、エチルグルコシド、メタクリル酸グルコシルエチル重合物若しくは共重合物等の糖類及びその誘導体類;ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム;コンドロイチン硫酸ナトリウム;ムコイチン硫酸、カロニン硫酸、ケラト硫酸、デルマタン硫酸;シロキクラゲ抽出物、シロキクラゲ多糖体、;フコイダン;チューベロース多糖体等の天然由来多糖体;クエン酸、酒石酸、乳酸等の有機酸及びその塩;尿素;2−ピロリドン−5−カルボン酸及びそのナトリウム等の塩;ベタイン(トリメチルグリシン)、プロリン、ヒドロキシプロリン、アルギニン、リジン、セリン、グリシン、アラニン、フェニルアラニン、チロシン、β−アラニン、スレオニン、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、シスチン、メチオニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、トリプトファン、ヒスチジン、タウリン等のアミノ酸類及びその塩;コラーゲン、魚由来コラーゲン、アテロコラーゲン、ゼラチン、エラスチン、コラーゲン分解ペプチド、加水分解コラーゲン、塩化ヒドロキシプロピルアンモニウム加水分解コラーゲン、エラスチン分解ペプチド、ケラチン分解ペプチド、加水分解ケラチン、コンキオリン分解ペプチド、加水分解コンキオリン、シルク蛋白分解ペプチド、加水分解シルク、ラウロイル加水分解シルクナトリウム、大豆蛋白分解ペプチド、小麦蛋白分解ペプチド、加水分解小麦蛋白、カゼイン分解ペプチド、アシル化ペプチド等の蛋白ペプチド類及びその誘導体;パルミトイルオリゴペプチド、パルミトイルペンタペプチド、パルミトイルテトラペプチド等のアシル化ペプチド類;シリル化ペプチド類;乳酸菌培養液、酵母抽出液、卵殻膜タンパク、牛顎下腺ムチン、ヒポタウリン、ゴマリグナン配糖体、グルタチオン、アルブミン、乳清;塩化コリン、ホスホリルコリン;胎盤抽出液、エアラスチン、コラーゲン、アロエ抽出物、ハマメリス水、ヘチマ水、カモミラエキス、カンゾウエキス、コンフリーエキス、シルクエキス、イザヨイバラエキス、セイヨウノコギリソウエキス、ユーカリエキス、メリロートエキス等の動物・植物抽出成分、天然型セラミド(タイプ1、2、3、4、5、6)、ヒドロキシセラミド、疑似セラミド、スフィンゴ糖脂質、セラミド及び糖セラミド含有エキス等のセラミド類が好ましいものとして挙げられる。
界面活性剤としては、陰イオン性界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、高分子界面活性剤等が好ましいものとして挙げられる。界面活性剤のHLBには特に制限はなく、1程度の低いものから20程度の高いものまで使用でき、HLBが低いものと高いものを組み合わせることも好ましい。界面活性剤として好ましいものを例示すると、陰イオン性界面活性剤では、ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム等の脂肪酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫酸エステル塩;ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキル硫酸塩;ココイルメチルタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンカリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸メチルアラニンナトリウム等のアシルN−メチルアミノ酸塩;ココイルグルタミン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム、パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、ココイルアラニントリエタノールアミン等のアシルアミノ酸塩;ラウレス酢酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム等のコハク酸エステル塩;脂肪酸アルカノールアミドエーテルカルボン酸塩;アシル乳酸塩;ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩;脂肪酸アルカノールアミド硫酸塩;硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の脂肪酸グリセリド硫酸塩;アルキルベンゼンポリオキシエチレン硫酸塩;α−オレフィンスルホン酸ナトリウム等のオレフィンスルホン酸塩;スルホコハク酸ラウリル2ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム等のアルキルスルホコハク酸塩;スルホコハク酸ラウレス2ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のアルキルエーテルスルホコハク酸塩;テトラデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、テトラデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩;アルキルナフタレンスルホン酸塩;アルカンスルホン酸塩;α−スルホ脂肪酸メチルエステル塩;アシルイセチオン酸塩;アルキルグリシジルエーテルスルホン酸塩;アルキルスルホ酢酸塩;ラウレスリン酸ナトリウム、ジラウレスリン酸ナトリウム、トリラウレスリン酸ナトリウム、モノオレスリン酸ナトリウム等のアルキルエーテルリン酸エステル塩;ラウリルリン酸カリウム等のアルキルリン酸エステル塩;カゼインナトリウム;アルキルアリールエーテルリン酸塩;脂肪酸アミドエーテルリン酸塩;ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジン酸等のリン脂質類;カルボン酸変性シリコーン、リン酸変性シリコーン、硫酸変性シリコーン等のシリコーン系陰イオン性界面活性剤等;非イオン界面活性剤では、ラウレス(ポリオキシエチレンラウリルエーテル)類、セテス(ポリオキシエチレンセチルエーテル)類、ステアレス(ポリオキシエチレンステアリルエーテル)類、ベヘネス類(ポリオキシエチレンベヘニルエーテル)、イソステアレス(ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル)類、オクチルドデセス(ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル)類等の種々のポリオキシエチレン付加数のポリオキシエチレンアルキルエーテル類;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油トリイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸等のヒマシ油及び硬化ヒマシ油誘導体;ポリオキシエチレンフィトステロール;ポリオキシエチレンコレステロール;ポリオキシエチレンコレスタノール;ポリオキシエチレンラノリン;ポリオキシエチレン還元ラノリン;ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン2−デシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンモノブチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン水添ラノリン、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリセリンエーテル等のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリコール;PPG−9ジグリセリル等の(ポリ)グリセリンポリオキシプロピレングリコール;ステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、パルミチン酸グリセリル、ミリスチン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸グリセリル、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリン脂肪酸部分エステル類;ステアリン酸ポリグリセリル−2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジステアリン酸ポリグリセリル−6、同10、トリステアリン酸ポリグリセリル−2、デカステアリン酸ポリグリセリル−10、イソステアリン酸ポリグリセリル−2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジイソステアリン酸ポリグリセリル−2(ジイソステアリン酸ジグリセリル)、同3、同10、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、テトライソステアリン酸ポリグリセリル−2、デカイソステアリン酸ポリグリセリル−10、オレイン酸ポリグリセリル−2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジオレイン酸ポリグリセリル−6、トリオレイン酸ポリグリセリル−2、デカオレイン酸ポリグリセリル−10等のポリグリセリン脂肪酸エステル;モノステアリン酸エチレングリコール等のエチレングリコールモノ脂肪酸エステル;モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル;ペンタエリスリトール部分脂肪酸エステル;ソルビトール部分脂肪酸エステル;マルチトール部分脂肪酸エステル;マルチトールエーテル;ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;ショ糖脂肪酸エステル、メチルグルコシド脂肪酸エステル、ウンデシレン酸トレハロース等の糖誘導体部分エステル;カプリリルグルコシド等のアルキルグルコシド;アルキルポリグリコシド;ラノリンアルコール;還元ラノリン;ポリオキシエチレンジステアレート、ポリチレングリコールジイソステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンジオレエート等のポリオキシエチレン脂肪酸モノ及びジエステル;ポリオキシエチレン・プロピレングリコール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレングリセリンモノステアレート、ポリオキシエチレングリセリンモノイソステアレート、ポリオキシエチレングリセリントリイソステアレート等のポリオキシエチレンモノオレエート等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンテトラオレエート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビトールモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールペンタオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールモノステアレート等のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンメチルグルコシド脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビトールミツロウ等のポリオキシエチレン動植物油脂類;イソステアリルグリセリルエーテル、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等のアルキルグリセリルエーテル類;多価アルコールアルキルエーテル;ポリオキシエチレンアルキルアミン;テトラポリオキシエチレン・テトラポリオキシプロピレン−エチレンジアミン縮合物類;サポニン、ソホロリピッド等の天然系界面活性剤;ポリオキシエチレン脂肪酸アミド;ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(コカミドMEA)、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(コカミドDEA)、ラウリン酸モノエタノールアミド(ラウラミドMEA)、ラウリン酸ジエタノールアミド(ラウラミドDEA)、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド(ラウラミドMIPA)、パルミチン酸モノエタノールアミド(パルタミドMEA)、パルミチン酸ジエタノールアミド(パルタミドDEA)、ヤシ油脂肪酸メチルエタノールアミド(コカミドメチルMEA)等の脂肪酸アルカノールアミド類;ラウラミンオキシド、コカミンオキシド、ステアラミンオキシド、ベヘナミンオキシド等のアルキルジメチルアミンオキシド;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;ポリオキシエチレンアルキルメルカプタン;ジメチコンコポリオール等のポリエーテル変性シリコーン、ポリシロキサン・オキシアルキレン共重合体、ポリグリセリン変性シリコーン、糖変性シリコーン等のシリコーン系非イオン性界面活性剤等;陽イオン性界面活性剤では、ベヘントリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、セトリモニウムクロリド、ラウリルトリモニウムクロリド等のアルキルトリメチルアンモニウムクロリド;ステアリルトリモニウムブロミド等のアルキルトリメチルアンモニウムブロミド;ジステアリルジモニウムクロリド、ジココジモニウムクロリド等のジアルキルジメチルアンモニウムクロリド;ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン等の脂肪酸アミドアミン及びその塩;ステアロキシプロピルジメチルアミン等のアルキルエーテルアミン及びその塩または四級塩;エチル硫酸長鎖分岐脂肪酸(12〜31)アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等の脂肪酸アミド型四級アンモニウム塩;ポリオキシエチレンアルキルアミン及びその塩または四級塩;アルキルアミン塩;脂肪酸アミドグアニジウム塩;アルキルエーテルアミンモニウム塩;アルキルトリアルキレングリコールアンモニウム塩;ベンザルコニウム塩;ベンゼトニウム塩;塩化セチルピリジニウム等のピリジニウム塩;イミダゾリニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミノプロピルジメチコン及びアモジメチコン等のアミノ変性シリコーン、カチオン変性シリコーン、カチオン変性及びポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性及びポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン系陽イオン性界面活性剤等;両性界面活性剤では、ラウリルベタイン(ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン)等のN−アルキル−N,N−ジメチルアミノ酸ベタイン;コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン等の脂肪酸アミドアルキル−N,N−ジメチルアミノ酸ベタイン;ココアンホ酢酸ナトリウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウム等のイミダゾリン型ベタイン;アルキルジメチルタウリン等のアルキルスルホベタイン;アルキルジメチルアミノエタノール硫酸エステル等の硫酸型ベタイン;アルキルジメチルアミノエタノールリン酸エステル等のリン酸型ベタイン;ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、スフィンゴミエリン等のスフィンゴリ

ン脂質、リゾレシチン、水素添加大豆リン脂質、部分水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、部分水素添加卵黄リン脂質、水酸化レシチン等のリン脂質類;シリコーン系両性界面活性剤等;高分子界面活性剤では、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、デンプン誘導体、トラガントガム、アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体、2−メタクロイルオキシエチルホスホリルコリン・ステアリルメタクリレート共重合体;シリコーン系各種界面活性剤が好ましいものとして挙げられる。
高分子・増粘剤・ゲル化剤としては、グアーガム、ローカストビーンガム、クィーンスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、タラガム、タマリンド、ファーセレラン、カラヤガム、トロロアオイ、キャラガム、トラガントガム、アルギン酸及びナトリウム塩等の塩、マンナン;コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ等のデンプン;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸及びその塩、ザンサンガム、プルラン、ジェランガム、キチン、キトサン、寒天、カッソウエキス、コンドロイチン硫酸塩、カゼイン、コラーゲン、ゼラチン、アルブミン;メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びそのナトリウム等の塩、メチルヒドロキシプロピルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース及びその誘導体;可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン、メチルデンプン等のデンプン系高分子、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンアルミニウム等のデンプン誘導体;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等アルギン酸誘導体;ポリビニルピドリドン(PVP)、ポリビニルアルコール(PVA)、ビニルピドリドン・ビニルアルコール共重合体、ポリビニルメチルエーテル;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合体;(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)コポリマー等の両性メタクリル酸エステル共重合体;(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP;ポリ酢酸ビニル部分けん化物、マレイン酸共重合体;ビニルピロリドン・メタクリル酸ジアルキルアミノアルキル共重合体;アクリル樹脂アルカノールアミン;ポリエステル、水分散性ポリエステル;ポリアクリルアミド;ポリアクリル酸エチル等のポリアクリル酸エステル共重合体、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸及びそのナトリウム塩等の塩、アクリル酸・メタアクリル酸エステル共重合体;アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体;ポリクオタニウム−10等のカチオン化セルロース、ポリクオタニウム−7等のジアリルジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、ポリクオタニウム−22等のアクリル酸・ジアリルジメチルアンモニウムクロリド共重合体、ポリクオタニウム−39等のアクリル酸・ジアリルジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、アクリル酸・カチオン化メタアクリル酸エステル共重合体、アクリル酸・カチオン化メタアクリル酸アミド共重合体、ポリクオタニウム−47等のアクリル酸・アクリル酸メチル・塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム共重合体、塩化メタクリル酸コリンエステル重合体;カチオン化オリゴ糖、カチオン化デキストラン、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド等のカチオン化多糖類;ポリエチレンイミン;カチオンポリマー;ポリクオタニウム−51等の2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンの重合体及びメタクリル酸ブチル共重合体等との共重合体;アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス、合成ラテックス等の高分子エマルジョン;ニトロセルロース;ポリウレタン類及び各種共重合体;各種シリコーン類;アクリル−シリコーングラフト共重合体等のシリコーン系各種共重合体;各種フッ素系高分子;12−ヒドロキシステアリン酸及びその塩;パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン等のデキストリン脂肪酸エステル;無水ケイ酸、煙霧状シリカ(超微粒子無水ケイ酸)、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸ナトリウムマグネシウム、金属石鹸、ジアルキルリン酸金属塩、ベントナイト、ヘクトライト、有機変性粘土鉱物、ショ糖脂肪酸エステル、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステルが好ましいものとして挙げられる。
溶剤・噴射剤類としては、エタノール、2−プロパノール(イソプロピルアルコール)、ブタノール、イソブチルアルコール等の低級アルコール類;プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、イソペンチルジオール等のグリコール類;ジエチレングリコールモノエチルエーテル(エトキシジグリコール)、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類;エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のグリコールエーテルエステル類;コハク酸ジエトキシエチル、エチレングリコールジサクシネート等のグリコールエステル類;ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、炭酸プロピレン、炭酸ジアルキル、アセトン、酢酸エチル、N−メチルピロリドン;トルエン;フルオロカーボン、次世代フロン;LPG、ジメチルエーテル、炭酸ガス等の噴射剤が好ましいものとして挙げられる。
酸化防止剤としては、α−リポ酸、α−リポ酸の塩、及びα−リポ酸の誘導体;トコフェロール(ビタミンE)、トコトリエノール、酢酸トコフェロール等のトコフェロール誘導体;BHT、BHA;没食子酸プロピル等の没食子酸誘導体;ビタミンC(アスコルビン酸)および/またはその誘導体;エリソルビン酸及びその誘導体;亜硫酸ナトリウム等の亜硫酸塩;亜硫酸水素ナトリウム等の亜硫酸水素塩;チオ硫酸ナトリウム等のチオ硫酸塩;メタ亜硫酸水素塩;チオタウリン、ヒポタウリン;チオグリセロール、チオ尿素、チオグリコール酸、システイン塩酸塩が好ましいものとして挙げられる。還元剤としては、チオグリコール酸、システイン、システアミン等が好ましいものとして挙げられる。酸化剤としては、過酸化水素水、過硫酸アンモニウム、臭素酸ナトリウム、過炭酸等が好ましいものとして挙げられる。
防腐剤・抗菌剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のヒドロキシ安息香酸及びその塩若しくはそのエステル;サリチル酸;安息香酸ナトリウム;フェノキシエタノール;1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール等の1,2−ジオール;メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン等のイソチアゾリンオン誘導体;イミダゾリニウムウレア;デヒドロ酢酸及びその塩;フェノール類;トリクロサン等のハロゲン化ビスフェノール類、酸アミド類、四級アンモニウム塩類;トリクロロカルバニド、ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ソルビン酸、クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、ハロカルバン、ヘキサクロロフェン、ヒノキチオール;フェノール、イソプロピルフェノール、クレゾール、チモール、パラクロロフェノール、フェニルフェノール、フェニルフェノールナトリウム等のその他フェノール類;フェニルエチルアルコール、感光素類、抗菌性ゼオライト、銀イオンが好ましいものとして挙げられる。
キレート剤としては、EDTA、EDTA2Na、EDTA3Na、EDTA4Na等のエデト酸塩(エチレンジアミン四酢酸塩);HEDTA3Na等のヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸塩;ペンテト酸塩(ジエチレントリアミン五酢酸塩);フィチン酸;エチドロン酸等のホスホン酸及びそのナトリウム塩等の塩類;シュウ酸ナトリウム;ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸等のポリアミノ酸類;ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸;クエン酸ナトリウム、クエン酸、アラニン、ジヒドロキシエチルグリシン、グルコン酸、アスコルビン酸、コハク酸、酒石酸が好ましいものとして挙げられる。
pH調整剤・酸・アルカリとしては、クエン酸、クエン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、グリコール酸、コハク酸、酢酸、酢酸ナトリウム、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、リン酸、塩酸、硫酸、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3ープロパンジオール、2−アミノ−2−ヒドロキシメチル−1,3ープロパンジオール、アルギニン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水、炭酸グアニジン、炭酸アンモニウムが好ましいものとして挙げられる。
粉体類としては、マイカ、タルク、カオリン、セリサイト、モンモリロナイト、カオリナイト、雲母、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、ベントナイト、スメクタイト、粘土、泥、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、炭酸カルシウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、カーボンブラック、酸化チタン、微粒子及び超微粒子酸化チタン、酸化亜鉛、微粒子及び超微粒子酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、煙霧状シリカ(超微粒子無水ケイ酸)、雲母チタン、魚鱗箔、窒化ホウ素、ホトクロミック顔料、合成フッ素金雲母、微粒子複合粉体、金、アルミニウム等の各種の大きさ・形状の無機粉体、及び、これらをハイドロジェンシリコーン、環状ハイドロジェンシリコーン等のシリコーン若しくはその他のシラン若しくはチタンカップリング剤等の各種表面処理剤で処理を行って疎水化若しくは親水化した粉体等の無機粉体;デンプン、セルロース、ナイロンパウダー、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル末、ポリスチレン末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ポリエステル末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末等、ウレタン粉末、シリコーン粉末、テフロン(登録商標)粉末等の各種の大きさ・形状の有機系粉体及び表面処理粉体、有機無機複合粉体が好ましいものとして挙げられる。無機塩類としては、食塩、並塩、岩塩、海塩、天然塩等の塩化ナトリウム含有塩類;塩化カリウム、塩化アルミニウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、にがり、塩化亜鉛、塩化アンモニウム;硫酸ナトリウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウム・カリウム(ミョウバン)、硫酸アルミニウム・アンモニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅;リン酸1Na・2Na・3Na等のリン酸ナトリウム類、リン酸カリウム類、リン酸カルシウム類、リン酸マグネシウム類が好ましいものとして挙げられる。
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステル、N,N−ジプロポキシパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N−ジエトキシパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N−ジメチルパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N−ジメチルパラアミノ安息香酸ブチルエステル、N,N−ジメチルパラアミノ安息香酸エチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤;ホモメンチル−N−アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸及びそのナトリウム塩、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;オクチルシンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メトキシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナメート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、2−エチルヘキシルp−メトキシシンナメート(パラメトキシケイヒ酸オクチル)、2−エトキシエチル−p−メトキシシンナメート(シノキサート)、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニルシンナメート、2−エチルヘキシルα−シアノ−β−フェニルシンナメート(オクトクリン)、グリセリルモノ−2−エチルヘキサノイル−ジパラメトキシシンナメート、フェルラ酸及びその誘導体等の桂皮酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン(オキシベンゾン−3)、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸塩、4−フェニルベンゾフェノン、2−エチルヘキシル−4’−フェニル−ベンゾフェノン−2−カルボキシレート、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン、4−ヒドロキシ−3−カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;3−(4’−メチルベンジリデン)−d,l−カンファー、3−ベンジリデン−d,l−カンファー;2−フェニル−5−メチルベンゾキサゾール;2,2’−ヒドロキシ−5−メチルフェニルベンゾトリアゾール;2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール;2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;5−(3,3−ジメチル−2−ノルボルニリデン)−3−ペンタン−2−オン;4−t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン等のジベンゾイルメタン誘導体;オクチルトリアゾン;ウロカニン酸及びウロカニン酸エチル等のウロカニン酸誘導体;2−(2'−ヒドロキシ−5'−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、1−(3,4−ジメトキシフェニル)−4,4−ジメチル−1,3−ペンタンジオン、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル等のヒダントイン誘導体、フェニルベンズイミダソゾールスルホン酸、テレフタリリデンジカンフルスルホン酸、ドロメトリゾールトリシロキサン、アントラニル酸メチル、ルチン及びその誘導体、オリザノール及びその誘導体が好ましいものとして挙げられる。
美白剤としては、アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩及びアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩等のアスコルビン酸リン酸エステル塩、アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル等のアスコルビン酸脂肪酸エステル、アスコルビン酸エチルエーテル等のアスコルビン酸アルキルエーテル、アスコルビン酸−2−グルコシド等のアスコルビン酸グルコシドおよびその脂肪酸エステル類、アスコルビン酸硫酸エステル、リン酸トコフェリルアスコルビル等のアスコルビン酸誘導体;コウジ酸、エラグ酸、トラネキサム酸及びその誘導体、フェルラ酸及びその誘導体、プラセンタエキス、グルタチオン、オリザノール、ブチルレゾルシノール、油溶性カモミラエキス、油溶性カンゾウエキス、西河柳エキス、ユキノシタエキス等植物エキスが好ましいものとして挙げられる。
ビタミン類及びその誘導体類としては、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のビタミンA類;チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、ピリドキシンジパルミテート、フラビンアデニンジヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミド・ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類等のビタミンB群類;アスコルビン酸及びそのナトリウム等の塩等のビタミンC類;ビタミンD;α、β、γ、δ−トコフェロール等のビタミンE類;パントテン酸、ビオチン等のその他ビタミン類;アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩及びアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩等のアスコルビン酸リン酸エステル塩、アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル・ステアリン酸アスコルビル・パルミチン酸アスコルビル・ジパルミチン酸アスコルビル等のアスコルビン酸脂肪酸エステル、アスコルビン酸エチルエーテル等のアスコルビン酸アルキルエーテル、アスコルビン酸−2−グルコシド等のアスコルビン酸グルコシド及びその脂肪酸エステル、リン酸トコフェリルアスコルビル等のアスコルビン酸誘導体;ニコチン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、リノール酸トコフェロール、フェルラ酸トコフェロール、トコフェロールリン酸エステル等のトコフェロール誘導体等のビタミン誘導体、トコトリエノール、その他各種ビタミン誘導体類が好ましいものとして挙げられる。
消炎剤・抗炎症剤としては、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、グアイアズレン、アラントイン、インドメタシン、酸化亜鉛、酢酸ヒドロコーチゾン、プレドニゾン、塩酸ジフェドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン;桃葉エキス、蓬葉エキス等の植物エキスが好ましいものとして挙げられる。
育毛用薬剤・血行促進剤・刺激剤としては、センブリエキス、トウガラシチンキ、ショウキョウチンキ、ショウキョウエキス、カンタリスチンキ等の植物エキス・チンキ類;カプサイシン、ノニル酸ワレニルアミド、ジンゲロン、イクタモール、タンニン酸、ボルネオール、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール、セファランチン、ビタミンE及びニコチン酸トコフェロール・酢酸トコフェロール等の誘導体、γ−オリザノール、ニコチン酸及びニコチン酸アミド・ニコチン酸ベンジルエステル・イノシトールヘキサニコチネート、ニコチンアルコール等の誘導体、アラントイン、感光素301、感光素401、塩化カプロニウム、ペンタデカン酸モノグリセリド、フラバノノール誘導体、スチグマステロール又はスチグマスタノール及びその配糖体、ミノキシジルが好ましいものとして挙げられる。
ホルモン類としては、エストラジオール、エストロン、エチニルエストラジオール、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾン等が好ましいものとして挙げられる。
抗しわ剤、抗老化剤、ひきしめ剤、冷感剤、温感剤、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤等のその他の薬効剤としては、レチノール類、レチノイン酸類、レチノイン酸トコフェリル;乳酸、グリコール酸、グルコン酸、フルーツ酸、サリチル酸及びその配糖体・エステル化物等の誘導体、ヒドロキシカプリン酸、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸、長鎖α−ヒドロキシ脂肪酸コレステリル等のα−又はβ−ヒドロキシ酸類及びその誘導体類;γ−アミノ酪酸、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸;カルニチン;カルノシン;クレアチン;セラミド類、スフィンゴシン類;カフェイン、キサンチン等及びその誘導体;コエンザイムQ10、カロチン、リコピン、アスタキサンチン、ルテイン等の抗酸化・活性酸素消去剤;カテキン類;ケルセチン等のフラボン類;イソフラボン類;没食子酸及びエステル糖誘導体;タンニン、セサミン、プロトアントシアニジン、クロロゲン酸、リンゴポリフェノール等のポリフェノール類;ルチン及び配糖体等の誘導体;ヘスペリジン及び配糖体等の誘導体;リグナン配糖体;グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン等のカンゾウエキス関連物質;ラクトフェリン;ショウガオール、ジンゲロール;メントール、カンファー、セドロール等の香料物質及びその誘導体;カプサイシン、バニリン等及び誘導体;ジエチルトルアミド等の昆虫忌避剤;生理活性物質とシクロデキストリン類との複合体が好ましいものとして挙げられる。
植物・動物・微生物エキス類としては、アイリスエキス、アシタバエキス、アスナロエキス、アスパラガスエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アーモンドエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、インチコウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、ウワウルシエキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、エンメイソウエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オタネニンジンエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オノニスエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、カキ葉エキス、カキョクエキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カッコンエキス、カモミラエキス、油溶性カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、カラスムギエキス、カルカデエキス、カンゾウエキス、油溶性カンゾウエキス、キウイエキス、キオウエキス、キクラゲエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、キリ葉エキス、グアノシン、グアバエキス、クジンエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、クリエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、黒米エキス、黒砂糖抽出物、黒酢、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、ゲンノショウコエキス、紅茶エキス、酵母エキス、コウボクエキス、コーヒーエキス、ゴボウエキス、コメエキス、コメ発酵エキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サフランエキス、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンシャエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、ジャトバエキス、シャクヤクエキス、ショウキュウエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、白キクラゲエキス、スギナエキス、ステビアエキス、ステビア発酵物、西河柳エキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ソウハクヒエキス、ダイオウエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、タンポポエキス、地衣類エキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、ティートリー油、甜茶エキス、トウガラシエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、バーチエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ヒノキエキス、ビフィズス菌エキス、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、ブドウ種子エキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マイカイカエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モズクエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ユリエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、緑茶エキス、卵殻膜エキス、リンゴエキス、ルイボス茶エキス、レイシエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンギョウエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス、ワレモコウエキス等のエキスが好ましいものとして挙げられる。
鎮痒剤としては、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、カンファー、サブスタンス−P阻害剤等を例示することができる。角質剥離・溶解剤としては、サリチル酸、イオウ、レゾルシン、硫化セレン、ピリドキシン等を例示することができる。制汗剤としては、クロルヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、酸化亜鉛、パラフェノールスルホン酸亜鉛等を例示することができる。清涼剤としては、メントール、サリチル酸メチル等を例示することができる。収れん剤としては、クエン酸、酒石酸、乳酸、硫酸アルミニウム・カリウム、タンニン酸等を例示することができる。酵素類としては、スーパーオキサイドディスムターゼ、カタラーゼ、塩化リゾチーム、リパーゼ、パパイン、パンクレアチン、プロテアーゼ等を例示することができる。核酸類としては、リボ核酸及びその塩、デオキシリボ核酸及びその塩、アデノシン三リン酸二ナトリウムが好ましいものとして挙げられる。
香料としては、アセチルセドレン、アミルシンナムアルデヒド、アリルアミルグリコレート、β−イオノン、イソイースーパー、イソブチルキノリン、イリス油、イロン、インドール、イランイラン油、ウンデカナール、ウンデセナール、γ−ウンデカラクトン、エストラゴール、オイゲノール、オークモス、オポポナックスレジノイド、オレンジ油、オイゲノール、オーランチオール、ガラクソリッド、カルバクロール、L−カルボン、カンファー、キャノン、キャロットシード油、クローブ油、ケイヒ酸メチル、ゲラニオール、ゲラニルニトリル、酢酸イソボルニル、酢酸ゲラニル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、酢酸スチラリル、酢酸セドリル、酢酸テレピネル、酢酸p-t-ブチルシクロヘキシル、酢酸ベチベリル、酢酸ベンジル、酢酸リナリル、サリチル酸イソペンチル、サリチル酸ベンジル、サンダルウッド油、サンタロール、シクラメンアルデヒド、シクロペンタデカノリド、ジヒドロジャスモン酸メチル、ジヒドロミルセノール、ジャスミンアブソリュート、ジャスミンラクトン、cis-ジャスモン、シトラール、シトロネノール、シトロネラール、シナモンバーク油、1,8-シネオール、シンナムアルデヒド、スチラックスレジノイド、セダーウッド油、セドレン、セドロール、セロリシード油、タイム油、ダマスコン、ダマセノン、チモール、チュベローズアブソリュート、デカナール、デカラクトン、テルピネオール、γ−テルピネン、トリプラール、ネロール、ノナナール、2,6-ノナジエノール、ノナラクトン、パチョリアルコール、バニラアブソリュート、バニリン、バジル油、パチョリ油、ヒドロキシシトロネラール、α−ピネン、ピペリトン、フェネチルアルコール、フェニルアセトアルデヒド、プチグレン油、ヘキシルシンナムアルデヒド、cis-3-ヘキセノール、ペルーバルサム、ベチバー油、ベチベロール、ペパーミント油、ペパー油、ヘリオトロピン、ベルガモット油、ベンジルベンゾエート、ボルネオール、ミルレジノイド、ムスクケトン、メチルノニルアセトアルデヒド、γ−メチルヨノン、メントール、L−メントール、L−メントン、ユーカリ油、β−ヨノン、ライム油、ラベンダー油、D−リモネン、リナロール、リラール、リリアール、レモン油、ローズアブソリュート、ローズオキシド、ローズ油、ローズマリー油、各種精油等の合成香料及び天然香料並びに各種調合香料が好ましいものとして挙げられる。
色素・着色剤・染料・顔料としては、褐色201号、黒色401号、紫色201号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色202号、青色203号、青色204号、青色205号、青色403号、青色404号、緑色201号、緑色202号、緑色204号、緑色205号、緑色3号、緑色401号、緑色402号、赤色102号、赤色104−1号、赤色105−1号、赤色106号、赤色2号、赤色201号、赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色207号、赤色208号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色218号、赤色219号、赤色220号、赤色221号、赤色223号、赤色225号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230−1号、赤色230−2号、赤色231号、赤色232号、赤色3号、赤色401号、赤色404号、赤色405号、赤色501号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色505号、赤色506号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、橙色206号、橙色207号、橙色401号、橙色402号、橙色403号、黄色201号、黄色202−1号、黄色202−2号、黄色203号、黄色204号、黄色205号、黄色4号、黄色401号、黄色402号、黄色403−1号、黄色404号、黄色405号、黄色406号、黄色407号、黄色5号等の法定色素;Acid Red 14等のその他酸性染料;Arianor Sienna Brown、Arianor Madder Red、ArianorSteel Blue、Arianor Straw Yellow等の塩基染料;HC Yellow 2、HC Yellow 5、HC Red 3、4-hydoxypropylamino-3-nitrophenol、N,N'-bis(2-hydroxyethyl)-2-nitro-p-
phenylenediamine、HC Blue 2、Basic Blue 26等のニトロ染料;分散染料;二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料;酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ−酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、金等の金属粉末顔料;表面処理無機及び金属粉末顔料;赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、青色404号、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料;表面処理有機顔料;アスタキサンチン、アリザリン等のアントラキノン類、アントシアニジン、β−カロチン、カテナール、カプサンチン、カルコン、カルサミン、クエルセチン、クロシン、クロロフィル、クルクミン、コチニール、シコニン等のナフトキノン類、ビキシン、フラボン類、ベタシアニジン、ヘナ、ヘモグロビン、リコピン、リボフラビン、ルチン等の天然色素・染料;p−フェニレンジアミン、トルエン−2,5−ジアミン、o−,m−,若しくはp−アミノフェノール、m−フェニレンジアミン、5−アミノ−2−メチルフェノール、レゾルシン、1−ナフトール、2,6−ジアミノピリジン等及びその塩等の酸化染料中間体及びカップラー;インドリン等の自動酸化型染料;ジヒドロキシアセトンが好ましいものとして挙げられる。
これらの他、化粧品原料基準、化粧品種別配合成分規格、日本化粧品工業連合会成分表示名称リスト、INCI辞書(The International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)、医薬部外品原料規格、日本薬局方、医薬品添加物規格、食品添加物公定書等に記載されている成分、及び、国際特許分類IPCがA61K7及びA61K8の分類に属する日本国及び諸外国特許公報及び特許公開公報(公表公報・再公表を含む)に記載されている成分等、公知の化粧料成分、医薬品成分、食品成分等を、公知の組み合わせ及び配合比・配合量で含有させることが可能である。
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらになんら制約されるものではない。
(製造例1)ペクチンの調製(1)
岐阜県産の富有柿の果実(生)を粉砕したものを試料とし、6N塩酸を加えてpH2.8に調整した。次いで、液温を90℃まで上げ、その温度で90分間加熱抽出を行って抽出液を得た。この抽出液を遠心分離にかけ、不溶物の除去を行い、減圧濃縮を行って濃縮液を得た。この濃縮液に対し1.5倍量のエタノールを添加し、生成した沈殿物を遠心分離によって回収した。その後沈殿物は50%エタノールで洗浄し、凍結乾燥を行い粉末状のペクチンを得た。高分子のペクチンを低分子化するために、得られた粉末状のペクチンを蒸留水にけん濁し、40℃になるまで加熱し、ペクチナーゼ等の酵素活性を有する酵素剤を加え、40℃で120分間酵素反応を行った。反応終了後遠心分離によって不溶物を除去し、凍結乾燥によってペクチンを調製した。市販のペクチナーゼとしては、スクラーゼ(三共(株)社製)、ペクチナーゼG、ペクチナーゼPL、ニューラーゼF、ペクチナーゼPL、ペクチナーゼG(以上天野エンザイム(株)社製)等を例示することができるが、特に限定されるものではない。
(製造例2)ペクチンの調整(2)
岐阜県産の富有柿の果実(生)を粉砕し、6N塩酸を加えてpHを2.8に調整した。次いで、液温を90℃まで上げ、その温度で90分間加熱し、抽出液を得た。この抽出液を遠心分離にかけ、不溶物の除去を行った。その抽出液の上清を中性pHに調整後、2倍量の95%エタノールを加え、沈殿物を回収し、60℃熱風乾燥し、柿果実ペクチンの凍結乾燥粉末を得た。
(試験1)分子量の測定
「測定方法及び測定結果」
本発明の製造例1で得られた柿果実ペクチン、又は、本発明の製造例2で得られた柿果実ペクチンを精製水に溶解して、得られた柿果実ペクチン水溶液をゲルろ過クロマトグラフィー(HPLC)に供し、分子量を測定した。
尚、測定結果は、本発明の製造例1で得られた柿果実ペクチンの分子量範囲は、5,000〜55,000の分子量の範囲であった。又、本発明の製造例2で得られた柿果実ペクチンの分子量範囲は、10,000〜300,000の分子量の範囲であった。
(試験2)体重低下抑制作用
老化促進マウスSAMP8を用い、体重低下抑制作用を評価した。
「試験方法及び評価方法」
老化促進マウスSAMP8のオス(日本エスエルシー株式会社製)を用いて飼育し、8ヶ月齢より、本発明の製造例1の柿果実ペクチンを含有するマウス・ラット・ハムスター用飼料(製品名:MF、オリエンタル酵母工業(株)製)を自由摂取させた。尚、比較対照として、柿果実ペクチンに変えて、デキストリンを含有する飼料、又、いちごペクチンを含有する飼料を同条件にて、自由摂取させ、10ヶ月齢と12ヶ月齢における体重を測定し、結果を図1に示した。
「試料」
本試験の試料は、本発明の製造例1で得られた柿果実ペクチン(固型分濃度5w/w%)をマウス・ラット・ハムスター用飼料に添加して試験に供した。尚、比較対照として、デキストリン(固型分濃度5w/w%)(パインデックス、松谷化学工業(株)製)、又、いちごペクチン(分子量を5,000〜55,000に調整したもの)(固型分濃度5w/w%)をマウス・ラット・ハムスター用飼料に含有させた飼料とし、同条件で試験に用いた。
(試験結果)
図1に示すように、比較対照として、デキストリンを含有する飼料を摂取した老化促進マウスにおいては、10ヶ月齢時の体重が約35g、12ヶ月齢時では約30gであった。12ヶ月齢と10ヶ月齢で比較すると、12ヶ月齢においては10ヶ月齢より約5gも低下し、体重が著しく低下することが確認できた。
又、比較対照として、いちごペクチンを含有する飼料を摂取した老化促進マウスにおいても、10ヶ月齢時の体重が約34g、12ヶ月齢時では約30gであった。12ヶ月齢と10ヶ月齢で比較すると、12ヶ月齢で約4gも低下しており、いちごペクチンを含有する飼料であっても、体重が著しく低下することが確認できた。
それに対して、本発明の柿果実ペクチンを含有した飼料を摂取した老化促進マウスにおいては、10ヶ月齢時の体重は約36g、12ヶ月齢時では約35gであった。12ヶ月齢と10ヶ月齢で比較すると、12ヶ月齢では約1gしか低下しておらず、柿果実ペクチンを含有した飼料では、ほとんど体重の変化がないことが確認できた。
従って、本発明の柿果実ペクチンは、体重低下抑制作用を有することが確認でき、体重低下抑制剤として有用である。
又、上記の体重の低下を抑制する結果より、本発明の柿果実ペクチンは体内における栄養素を十分吸収できたものと推測でき、栄養素吸収改善剤としても有用である。
更に、本試験は老化促進マウスSAMP8を用いて行った結果であり、その老化促進マウスSAMP8は、人間にすると約65〜70歳に相当するものであることから、高齢者の加齢に対する体重低下抑制剤、又、高齢者の加齢に対する栄養素吸収改善剤としても有用である。
(試験3)血中カルシウム改善作用
老化促進マウスSAMP8を用い、血中カルシウム改善作用を評価した。
「試験方法及び評価方法」
老化促進マウスSAMP8のオス(日本エスエルシー株式会社製)を用いて飼育し、8ヶ月齢より、本発明の製造例1の柿果実ペクチンを含有するマウス・ラット・ハムスター用飼料(製品名:MF、オリエンタル酵母工業(株)製)を自由摂取させた。尚、比較対照として、柿果実ペクチンに変えて、デキストリンを含有する飼料、又、いちごペクチンを含有する飼料を同条件にて、自由摂取させ、10ヶ月齢と12ヶ月齢において、尾静脈から血液を採取し、血中カルシウム濃度を測定した。結果を図2に示した。
「試料」
本試験の試料は、本発明の製造例1で得られた柿果実ペクチン(固型分濃度5w/w%)をマウス・ラット・ハムスター用飼料に添加して試験に供した。尚、比較対照として、デキストリン(固型分濃度5w/w%)(パインデックス、松谷化学工業(株)製)、又、いちごペクチン(分子量を5,000〜55,000に調整したもの)(固型分濃度5w/w%)をマウス・ラット・ハムスター用飼料に含有させた飼料とし、同条件で試験に用いた。
(試験結果)
図2に示すように、比較対照として、デキストリンを含有する飼料を摂取した老化促進マウスにおいては、10ヶ月齢時の血中カルシウム濃度の数値は約7.6mg/dL、12ヶ月齢時で約7.0mg/dLであった。12ヶ月齢と10ヶ月齢を比較すると、12ヶ月齢においては10ヶ月齢より約0.6mg/dLのカルシウム濃度低下が確認できた。
又、比較対照として、いちごペクチンを含有する飼料を摂取した老化促進マウスにおいても、10ヶ月齢時の血中カルシウム濃度の数値は約7.6mg/dLで、12ヶ月齢時で約7.1mg/dLであった。12ヶ月齢と10ヶ月齢を比較すると、12ヶ月齢で約0.5mg/dLも低下しており、血中カルシウム濃度低下が確認できた。
それに対して、本発明の柿果実ペクチンを含有した飼料を摂取した老化促進マウスにおいては、10ヶ月齢時の血中カルシウム濃度の数値は約8.1mg/dL、12ヶ月齢時では約8.2mg/dLであった。12ヶ月齢と10ヶ月齢で比較すると、12ヶ月齢で約0.1mg/dLの血中カルシウム濃度の上昇が確認できた。
従って、本発明の柿果実ペクチンは、血中カルシウム濃度改善作用を有することが確認でき、血中カルシウム濃度改善剤として有用である。
更に、上記の血中カルシウムを上昇する結果より、本発明の柿果実ペクチンは体内における栄養素を十分吸収できたものと推測でき、栄養素吸収改善剤としても有用である。
又、本試験は老化促進マウスSAMP8を用いて行った結果であり、その老化促進マウスSAMP8は人間にすると約65〜70歳に相当するものであることから、高齢者の加齢に対する血中カルシウム改善剤、又、高齢者の加齢に対する栄養素吸収改善剤としても有用である。
(試験4)リコピン吸収改善作用
老化促進マウスSAMP8を用い、リコピン吸収改善作用を評価した。
「試験方法及び評価方法」
老化促進マウスSAMP8のオス(日本エスエルシー株式会社製)を用いて飼育し、8ヶ月齢より、本発明の製造例1の柿果実ペクチンを含有するマウス・ラット・ハムスター用飼料(製品名:MF、オリエンタル酵母工業(株)製)を自由摂取させた。尚、比較対照として、柿果実ペクチンに変えて、デキストリンを含有する飼料、又、いちごペクチンを含有する飼料を同条件にて、自由摂取させ、10ヶ月齢と12ヶ月齢において、尾静脈から血液を採取し、血中のリコピン濃度を測定した。結果を図3に示した。
「試料」
本試験の試料は、本発明の製造例1で得られた柿果実ペクチン(固型分濃度5w/w%)をマウス・ラット・ハムスター用飼料に添加して試験に供した。尚、比較対照として、デキストリン(固型分濃度5w/w%)(パインデックス、松谷化学工業(株)製)、又、いちごペクチン(分子量を5,000〜55,000に調整したもの)(固型分濃度5w/w%)をマウス・ラット・ハムスター用飼料に含有させた飼料とし、同条件で試験に用いた。
(試験結果)
図3に示すように、比較対照として、デキストリンを含有する飼料を摂取した老化促進マウスにおいては、10ヶ月齢時の血中のリコピン濃度は約6.8mg/dL、12ヶ月齢時では約6.2mg/dLであった。12ヶ月齢と10ヶ月齢で比較すると、12ヶ月齢においては10ヶ月齢より約0.6mg/dLも低下し、血中のリコピン濃度低下が確認できた。
又、比較対照として、いちごペクチンを含有する飼料を摂取した老化促進マウスにおいても、10ヶ月齢時の血中のリコピン濃度は約6.7mg/dL、12ヶ月齢時では約6.2mg/dLであった。12ヶ月齢と10ヶ月齢で比較すると、12ヶ月齢で約0.5mg/dLも血中のリコピン濃度が低下していることが確認できた。
それに対して、本発明の柿果実ペクチンを含有する飼料を摂取した老化促進マウスにおいては、10ヶ月齢時の血中のリコピン濃度は約7.2mg/dL、12ヶ月齢時では約7.5mg/dLであった。12ヶ月齢と10ヶ月齢で比較すると、12ヶ月齢では血中のリコピン濃度が約0.3mg/dLも上昇していることが確認できた。
従って、本発明の柿果実ペクチンは、リコピン吸収改善作用を有することが確認でき、リコピン吸収改善剤として有用である。
更に、上記のリコピンの吸収を改善する結果より、本発明の柿果実ペクチンは体内における栄養素を十分吸収できたものと推測でき、栄養素吸収改善剤としても有用である。
又、本試験は老化促進マウスSAMP8を用いて行った結果であり、その老化促進マウスSAMP8は人間にすると約65〜70歳に相当するものであることから、高齢者の加齢に対するリコピン吸収改善剤、又、高齢者の加齢に対する栄養素吸収改善剤としても有用である。
(試験5)急性毒性試験
製造例1〜2で柿果実ペクチン(固型分濃度が約5w/w%になるように精製水にて調整)を試験前、4時間絶食させたddy系マウス(雄性及び雌性、1群5匹、5週齢)に5,000mg/kg量経口投与し、毒性症状の発現、程度等を経時的に観察した。その結果、全てのマウスにおいて14日間、何等異常を認めず、解剖の結果も異常がなかった。よって、LD50は5,000mg/kg以上であり、安全であると判断された。
(処方例)栄養素吸収改善剤、体重低下抑制剤、血中カルシウム濃度改善剤、リコピン吸収改善剤、飲食品組成物の製造
上記の評価結果に従い、以下にその処方例を示すが、各処方例は各製品の製造における常法により製造したもので良く、配合量のみを示した。又、本発明はこれらに限定されるわけではない。
(処方例1)栄養素吸収改善剤(飲用) 質量%
本発明の製造例1の柿果実ペクチン 3.0
クエン酸 1.0
果糖ブドウ糖液糖 70.0
香料 適量
精製水 100とする残余
(処方例2)体重減少抑制剤(飲用) 質量%
本発明の製造例2の柿果実ペクチン 3.0
還元麦芽糖水あめ 38.0
微結晶セルロース 59.0
香料 適量
(処方例3)血中カルシウム濃度改善剤(内服) 質量%
本発明の柿果実ペクチン 2.0
乳糖 30.0
コーンスターチ 58.0
結晶セルロース 7.0
ポリビニールピロリドン 3.0
(処方例4)リコピン吸収改善剤(飲用) 質量%
本発明の柿果実ペクチン 2.0
セルロース 98.0
香料 適量
(処方例5)サプリメント 質量%
本発明の柿果実ペクチン 10.0
ヘスペリジン 80.0
澱粉 10.0
香料 適量
(処方例6)グミ 質量%
還元水飴 40.0
グラニュー糖 20.0
ブドウ糖 18.0
本発明の柿果実ペクチン 2.0
水 10.0
ゼラチン 9.0
クエン酸 0.9
色素 0.1
香料 適量
(処方例7)チューインガム 質量%
ガムベース 20.0
砂糖 15.0
イソマルトース 20.0
パラチノース 10.0
キシリトール 10.0
コーンシロップ 13.0
本発明の柿果実ペクチン 2.0
水飴 10.0
香料 適量
(処方例8)飲料 質量%
果糖ブドウ糖液糖 40.0
グレープフルーツ果汁 40.0
本発明の柿果実ペクチン 2.0
イヨカン果汁 2.0
アスコルビン酸ナトリウム 1.0
香料 適量
精製水 100とする残余
(処方例9)野菜ジュース飲料 質量%
市販の野菜ジュース 99.0
本発明の柿果実ペクチン 1.0
(処方例10)錠剤 質量%
コーンスターチ 30.0
カルボキシメチルセルロースカルシウム 20.0
微結晶セルロース 38.0
本発明の柿果実ペクチン 2.0
ポリビニルピロリドン 6.0
タルク 3.0
アスコルビン酸ナトリウム 1.0
香料 適量
(処方例11)菓子 質量%
粉糖 88.0
乳糖 2.0
クエン酸 2.0
ゼラチン1%水溶液 4.0
本発明の柿果実ペクチン(粉末) 1.0
アスコルビン酸ナトリウム 2.0
ショ糖脂肪酸エステル 1.0
香料 適量
本発明は、柿果実由来のペクチンが栄養素吸収改善作用、体重低下抑制作用、血中カルシウム改善作用、リコピン吸収改善作用が優れることを見い出し、そして、栄養素吸収改善剤、又は、体重低下抑制剤、又は、血中カルシウム改善剤、又は、リコピン吸収改善剤、更にそれらを含有してなる飲食品組成物(健康志向の飲食品を含む、例えば、栄養補助食品、健康補助食品、栄養調整食品、保健機能食品、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品等や医薬品、医薬部外品等)を提供することができ、更に、高齢者の加齢に対しての低栄養状態の各種疾患等の予防又は改善に有効である。

Claims (24)

  1. 柿果実ペクチンを含有することを特徴とする、栄養素吸収改善剤。
  2. 柿果実ペクチンの分子量が5,000〜55,000であることを特徴とする、請求項1に記載の栄養素吸収改善剤。
  3. 請求項1又は2に記載の栄養素吸収改善剤を含有する飲食品組成物。
  4. 柿果実ペクチンを含有することを特徴とする、高齢者の加齢に対する栄養素吸収改善剤。
  5. 柿果実ペクチンの分子量が5,000〜55,000であることを特徴とする、請求項4に記載の高齢者の加齢に対する栄養素吸収改善剤。
  6. 請求項4又は5に記載の高齢者の加齢に対する栄養素吸収改善剤を含有する飲食品組成物。
  7. 柿果実ペクチンを含有することを特徴とする、体重低下抑制剤。
  8. 柿果実ペクチンの分子量が5,000〜55,000であることを特徴とする、請求項7に記載の体重低下抑制剤。
  9. 請求項7又は8に記載の体重低下抑制剤を含有する飲食品組成物。
  10. 柿果実ペクチンを含有することを特徴とする、高齢者の加齢に対する体重低下抑制剤。
  11. 柿果実ペクチンの分子量が5,000〜55,000であることを特徴とする、請求項10に記載の高齢者の加齢に対する体重低下抑制剤。
  12. 請求項10又は11に記載の高齢者の加齢に対する体重低下抑制剤を含有する飲食品組成物。
  13. 柿果実ペクチンを含有することを特徴とする、血中カルシウム改善剤。
  14. 柿果実ペクチンの分子量が5,000〜55,000であることを特徴とする、請求項13に記載の血中カルシウム改善剤。
  15. 請求項13又は14に記載の血中カルシウム改善剤を含有する飲食品組成物。
  16. 柿果実ペクチンを含有することを特徴とする、高齢者の加齢に対する血中カルシウム改善剤。
  17. 柿果実ペクチンの分子量が5,000〜55,000であることを特徴とする、請求項16に記載の高齢者の加齢に対する血中カルシウム改善剤。
  18. 請求項16又は17に記載の高齢者の加齢に対する血中カルシウム改善剤を含有する飲食品組成物。
  19. 柿果実ペクチンを含有することを特徴とする、リコピン吸収改善剤。
  20. 柿果実ペクチンの分子量が5,000〜55,000であることを特徴とする、請求項19に記載のリコピン吸収改善剤。
  21. 請求項19又は20に記載のリコピン吸収改善剤を含有する飲食品組成物。
  22. 柿果実ペクチンを含有することを特徴とする、高齢者の加齢に対するリコピン吸収改善剤。
  23. 柿果実ペクチンの分子量が5,000〜55,000であることを特徴とする、請求項22に記載の高齢者の加齢に対するリコピン吸収改善剤。
  24. 請求項22又は23に記載のリコピン吸収改善剤を含有する飲食品組成物。
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