JP2018014645A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 横線状のノイズが発生している環境においても、精度よく位相差情報を検出することを可能にした撮像装置を提供すること。【解決手段】 検出手段は焦点検出信号のみから撮像光学系の合焦度の検出を行う第1のモードと、焦点検出信号及び撮像信号から撮像光学系の合焦度の検出を行う第2のモードとを含み、第2のモードに用いる焦点検出信号及び撮像信号は、撮像素子において同一行に配置された画素より取得手段によって取得されることを特徴とする。【選択図】 図8

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に位相差検出を行う撮像装置に関するものである。
撮像レンズの合焦状態を検出する方式の一つとして、各画素にマイクロレンズが形成された撮像素子を用いて瞳分割方式の焦点検出を行う装置が特許文献1に開示されている。当該装置においては、撮像素子を構成する各画素に複数の光電変換部を含み、各光電変換部がマイクロレンズを介して撮像レンズの瞳の異なる領域を通過した光束を受光するように構成されている。そして、当該撮像レンズの瞳の異なる領域を通過した光束を受光した光電変換部の出力信号に対して、位相差を算出するための相関演算を行い、その位相差からデフォーカス量を算出する。
一方で、撮像装置において画像信号を生成する過程において、画像信号の画質劣化の原因となるようなノイズが発生する。例えば、撮像レンズの光学素子を駆動するアクチュエータが駆動する際の磁気の影響などにより横縞状のノイズが撮像信号に重畳されることがある。また、特許文献2には、欠陥行が位相差検出用の画像に存在する場合に、当該欠陥行からの信号を用いずに相関演算を行う動作が示されている。
特開2008−52009号公報 特開2014−146023号公報
しかし、特許文献2で開示された従来技術では、欠陥行が発生した場合はその行における位相差情報を除外するため、当該行に対象となる被写体が含まれる場合においては精度よく検出することができなかった。また、アクチュエータ駆動や電源変動による外来ノイズに起因する横線状の撮像ノイズに関しては発生行が都度変化するため、除外する行を事前に検出することが困難であった。
そこで、本発明の目的は、横線状のノイズが発生している環境においても、精度よく位相差情報を検出することを可能にした撮像装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、撮像光学系を用いて被写体像を撮像する撮像装置であって、前記被写体像を撮像するための複数の画素が行列方向に配置された撮像素子と、前記撮像光学系の瞳領域全体より入射する光束に基づいた撮像信号と、前記撮像光学系の瞳領域を分割した一部の領域より入射する光束に基づいた焦点検出信号とを前記複数の画素から取得する取得手段と、前記撮像光学系の合焦度の検出を行う検出手段と、前記撮像信号に基づいて画像データを生成する生成手段と、を備え、前記検出手段は前記焦点検出信号のみから前記撮像光学系の合焦度の検出を行う第1のモードと、前記焦点検出信号及び前記撮像信号から前記撮像光学系の合焦度の検出を行う第2のモードとを含み、前記第2のモードに用いる焦点検出信号及び撮像信号は、前記撮像素子において同一行に配置された画素より前記取得手段によって取得されることを特徴とする。
本発明によれば、横線状のノイズが発生している環境においても、精度よく位相差情報を検出することを可能にした撮像装置を提供することができる。
本発明に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態における撮像素子の撮像画素の平面図と断面図である。 第1の実施形態における撮像素子の焦点検出画素の平面図と断面図である。 第1の実施形態における撮像素子の構成例を示す図である。 第1の実施形態における位相差方式の焦点検出方法の概念を模式的に説明する図である。 第1の実施形態における欠陥行と、A像とB像との出力の関係を模式的に示す図である。 第1の実施形態におけるフォーカス制御処理を示すフロー図である。 第1の実施形態におけるデフォーカス量の算出処理を示すフロー図である。 第1の実施形態における撮像素子で生成される撮像レンズの線像分布図である。 第2の実施形態におけるデフォーカス量の算出処理を示すフロー図である。 第2の実施形態における相関演算算出処理を示すフロー図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態の撮像装置は、例えば動画機能付き電子スチルカメラやカメラ機能付きの携帯電話などに応用可能である。
(第1の実施形態)
以下、図1から図9を参照して、本発明の第1の実施形態による横線状に発生するノイズが撮像信号に影響する場合における、位相差検出方式を用いた焦点検出を行う撮像装置100について説明する。
図1に示す撮像装置100は、光学鏡筒101、撮像素子102、駆動回路103、信号処理部104、圧縮伸長部105、位相差検出部106、制御部107を備える。さらに、発光部108、操作部109、表示部110、記録部111、欠陥画素情報記憶部112、温度検出部113を備える。
光学鏡筒101は、被写体からの光を撮像素子102に集光するためのレンズと、焦点調節を行うフォーカスレンズとフォーカス制御回路により構成されるフォーカス機構部1011を含む。さらに、光学結像の倍率を可変させるズームレンズとズーム制御回路により構成されるズーム機構部1012を含む。さらに、撮像素子102に入射される光量を調整する絞り機構部1013、シャッタ機構部1014などから構成されている。フォーカス機構部1011、ズーム機構部1012、絞り機構部1013、シャッタ機構部1014は制御部107からの制御信号に基づいて駆動される。なお、光学鏡筒101には光学的にブレを低減するためのブレ低減機構を設けてもよい。また、光学鏡筒101は不図示のマウント部を介して撮像装置100から着脱可能な構成(交換レンズ方式)としてもよい。
撮像素子102は、後述する撮像画素及び焦点検出画素からなる画素部、及び不図示のADコンバータ等を含む周辺回路により構成される。また、画素部は水平方向及び垂直方向にマトリクス状に配置され、順次走査して読み出すCMOS型イメージセンサなどが用いられる。また、光電変換部として光電変換膜等を用いるようにしてもよい。そして、撮像素子102は制御部107からの制御信号に応じて動作する駆動回路103により、露光や信号読み出しのタイミングや各種パラメータの設定等の撮像動作が実施される。そして、撮像素子102は、駆動回路103からの信号に基づいて撮像画素から撮像信号及び焦点検出画素から焦点検出信号を出力する。なお、駆動回路103は撮像素子102内に含まれるようにしてもよいし、撮像素子102と制御部107は直接通信を行うように構成してもよい。
信号処理部104は、制御部107の制御の下で、撮像素子102からの撮像信号及び焦点検出信号に対して、オフセット補正、ゲイン補正、色補正処理、輝度補正処理などの各種信号処理を施す。さらに、撮像素子102から入力される信号において、撮像信号を圧縮伸長部105に出力し、撮像信号及び焦点検出信号を位相差検出部106に出力する。なお、本実施形態において信号処理部104は、撮像素子102から入力される信号において、撮像信号と焦点検出信号を分離する分離部に相当する。また、信号処理部104には取得した撮像信号におけるノイズ量を算出する算出部を含む。算出部の詳細に関しては図8を用いて後述する。
圧縮伸長部105は、制御部107の制御の下で動作し、信号処理部104からの画像信号に対して、JPEG方式などの所定の静止画像データフォーマットで圧縮符号化処理を行う。また、制御部107から供給された静止画像の符号化データを伸長復号化処理する。さらに、MPEG方式などにより動画像の圧縮符号化/伸長復号化処理も実行可能なようにしてもよい。なお、圧縮符号化及び伸長方式は異なる方式を用いてもよい。例えば、H.265等を用いてもよい。
位相差検出部106は、信号処理部104から入力される撮像信号及び焦点検出信号に基づいて位相差信号を算出する。そして、位相差検出部106にて算出された位相差信号は制御部107へ送られ、位相差信号に基づいて撮像光学系の合焦状態を示すデフォーカス量を算出する。制御部107で算出されたデフォーカス量から合焦状態を得るために必要なフォーカスレンズの駆動量を算出し、フォーカス機構部1011へと制御信号を送る。フォーカス機構部1011は制御部107からの制御信号に従って、AF機構を駆動させ所望の位置にまでフォーカスレンズを移動させる。
制御部107は、例えば、CPU、ROM、RAMなどから構成されるマイクロコントローラであり、ROMなどに記憶されたプログラムを実行することにより、この撮像装置100の各部を統括的に制御する。また、当該ROMは、一例としてCPUにて処理された画像データ等を記録する不揮発性メモリあるいはメモリカード等の記録媒体である。CPUはこれに記憶されたプログラムに含まれる各種命令を実行する。なお、ROM及びRAMは、CPUが実行するプログラム格納領域、プログラム実行中のワーク領域、データの格納領域等として使用される。
発光部108は、信号処理部104での輝度補正処理等によって被写体の露出値が低いと判断された場合に、被写体に対して光を照射する装置であり、キセノン管を用いたストロボ装置やLED発光装置などに代表される。また、焦点検出動作の際に被写体に照射する補助光を含んでもよい。
操作部109は、例えばシャッタレリーズボタンなどの各種操作キーやレバー、ダイヤル、タッチパネルなどから構成され、ユーザによる入力操作に応じた制御信号を制御部107に出力する。
画像表示部110は、LCDなどの表示デバイスや、これに対するインタフェース回路などからなり、制御部107から供給された画像信号から表示デバイスに表示させるための画像信号を生成し、この信号を表示デバイスに供給して画像を表示させる。
画像記録部111は、例えば、可搬型の半導体メモリや、光ディスク、HDD(Hard Disk Drive)、磁気テープなどとして実現され、圧縮伸長部105により符号化された画像データを制御部107から受け取って記憶する。また、制御部107からの制御信号を基に指定されたデータを読み出し、制御部107に出力する。
欠陥画素情報記憶部112は、撮像素子102内に構成される画素等の欠陥情報を記憶している。なお、欠陥情報には撮像画素及び焦点検出画素における欠陥位置及びその欠陥レベルが含まれる。また、欠陥の種類としては画素単位の欠陥のみならず行または列単位の欠陥も含まれる。
温度検出部113は、撮像装置100における撮像素子102や制御部107などのICの温度上昇を捉え、各制御への情報として制御部107へと検出結果を出力する。
また、撮像装置100は不図示の通信部を含み、各種制御コマンドをPC等の外部装置から受信する場合、また各種制御コマンドに対するレスポンスや、生成した画像データを外部装置へ送信する場合に使用される。さらに、撮像シーン(被写体の種類)、駆動モード、被写体検出などから得られる撮像情報に基づいて、光学鏡筒101へズームや絞りなどの撮像光学系の駆動情報を出力する。駆動情報には駆動させるアクチュエータ、駆動速度、駆動時間等が含まれる。加えて、駆動回路103へ駆動モードの切り換え指示や露光時間などの撮像素子102の駆動情報を出力する。
図2、図3は、本実施形態の撮像素子102に用いられる画像生成用の撮像画素と位相差検出用の焦点検出画素の構造を説明する図である。本実施形態においては、2×2の4画素の内、対角2画素にG(緑色)の分光感度を有する画素を配置している。さらに、他の2画素にR(赤色)とB(青色)の分光感度を有する画素を各1個配置した、ベイヤー配列を採用している。そして、ベイヤー配列の間に、後述する構造の焦点検出画素が所定の規則にて分散配置される。
図2に撮像画素の配置と構造を示す。図2(a)は2×2の撮像画素の平面図である。周知のごとく、ベイヤー配列では対角方向にG画素が、他の2画素にRとBの画素が配置される。そしてこの2行×2列の構造が繰り返し配置される。図2(a)の断面AAを図2(b)に示す。MLは各画素の最前面に配置されたオンチップマイクロレンズ、CFRはR(赤色)のカラーフィルタ、CFGはG(緑色)のカラーフィルタである。PDは撮像素子102の光電変換部を模式的に示したものであり、CLは撮像素子102内の各種信号を伝達する信号線を形成するための配線層である。TLは撮像光学系を模式的に示したものである。EPは撮像光学系TLの射出瞳である。EPからPDまでの実線はFPからPDに入射する光束を示している。
ここで、撮像画素のオンチップマイクロレンズMLと光電変換部PDは、撮像光学系MLを通過した光束を可能な限り有効に取り込むように構成されている。換言すると、撮像光学系TLの射出瞳EPと光電変換部PDは、マイクロレンズMLにより共役関係にあり、かつ光電変換部の有効面積は大面積に設計される。また、図2(b)ではR画素の入射光束について説明したが、G画素及びB画素も同一の構造となっている。従って、撮像用のRGB各画素に対応した射出瞳EPは瞳領域全体で大径となり、被写体からの光束を効率よく取り込んで画像信号のS/Nを向上させている。
図3は、撮像レンズの水平方向(横方向)に瞳領域の分割を行なうための焦点検出画素の配置と構造を示す。図3(a)は、焦点検出画素の周辺を表わしており、R画素とB画素の一部を焦点検出画素とした配置である。焦点検出画素は図3(a)においてSHA及びSHBで示した画素がそれに相当する。
図3(a)の断面AAを図3(b)に示す。マイクロレンズMLと、光電変換部PDは図2(b)に示した撮像画素と同一構造である。撮像素子102において、射出瞳EPの分割を行なうため、配線層CLの開口部はマイクロレンズMLの中心線に対して一方向に偏倚している。さらに、焦点検出画素の開口部は撮像画素の開口部よりも偏倚方向である水平方向において狭くなっている。具体的には、画素SHAおよび、その開口部OPHAは右側に偏倚しているため、撮像レンズTLの左側の射出瞳EPHAを通過した光束を受光する。同様に、画素SHBの開口部OPHBは左側に偏倚しているため、撮像レンズTLの右側の射出瞳EPHBを通過した光束を受光する。
ここで、画素SHAを水平方向に規則的に配列し、これらの画素群で取得した被写体像をA像とする。また、画素SHBも水平方向に規則的に配列し、これらの画素群で取得した被写体像をB像とする。このA像とB像の相対位置である位相差を検出することで、被写体像のピントのズレ量(デフォーカス量)が検出できる。
また、図3は水平方向に開口部が偏倚した例を示したが、垂直方向(縦方向)のピントのズレ量を検出したい場合には、SHAおよび、その開口部OPHAを上側に、SHBおよび、その開口部OPHBを下側に偏倚させて構成すればよい。その場合、OPHAおよびOPHBの開口形状は、90度回転させることはいうまでもない。また、本実施形態では焦点検出画素をR画素とB画素に設けたが、G画素に設けるようにしてもよい。
図4は本実施形態における撮像素子102の画素配列の一部(縦(Y方向)8行と横(X方向)8列の範囲)を、撮像光学系側から観察した状態を示している。本実施形態の撮像素子102は被写体像を撮像するための複数の画素が行列方向に配置されている。さらに、カラーフィルタはベイヤー配列が適用され、偶数行の画素には、左から順にG(緑色)とB(青色)のカラーフィルタが交互に設けられる。また、奇偶数行の画素には、左から順にR(赤色)とG(緑色)のカラーフィルタが交互に設けられる。円411はオンチップマイクロレンズを表わす。オンチップマイクロレンズ411の内側に配置された複数の矩形はそれぞれ開口部を考慮した場合の光電変換部に相当する領域である。特に、オンチップマイクロレンズ411の内側で、中心に対して偏倚して配置されている矩形の光電変換部は、焦点検出画素を示している。ここでは、焦点検出画素に対しては、G(緑色)のカラーフィルタが配置されている。本実施形態において、以下の説明において左方向に偏倚している光電変換部411aをA画素とし、右方向に偏倚している光電変換部411bをB画素とする。本実施形態においては、A画素とB画素は別の行に配置されている。また、本実施形態では、各画素の光電変換部は面積、X方向の位置が異なり、1つの画素に対して、1つの光電変換信号を読み出す構成となっている。
ここで、位相差検出方式で焦点検出を行なう場合の焦点検出信号について説明する。本実施形態においては、図3のマイクロレンズMLと、配線層CLで、撮像光学系の射出光束を瞳分割する。そして、同一行上に配置された所定範囲内の複数のA画素411aの出力をつなぎ合わせて編成したものをA像、同じくB画素411bの出力をつなぎ合わせて編成したものをB像とする。図4の通り、A像、B像の出力信号は、各々2画素ピッチの緑のカラーフィルタが設けられた画素から得ることができる。また、A画素411aと同一行に配置された撮像画素の光電変換部411cをGA画素とし、その出力をつなぎあわせて編成したものをGA像とする。同じくB画素411bと同一行に配置された撮像画素の光電変換部411cをGB画素とし、その出力をつなぎあわせて編成したものをGB像とする。
続いて、図5を参照して、複数の撮像素子102のA画素及びB画素のそれぞれから得られる焦点検出信号について説明する。図5は、複数のA画素及びB画素から得られる焦点検出信号を水平方向に並べて生成したA像とB像の模式図である。図5(a)は合焦状態から大きく外れている場合(非合焦状態)、図5(b)は合焦状態に近い状態(略合焦状態)をそれぞれ示している。図5(a)、(b)において、縦軸は信号出力を示し、横軸は位置(画素水平位置)を示している。
図5(a)に示されるように合焦状態から外れている場合(非合焦状態の場合)、A画素とB画素から得られる像信号波形は互いに一致せず、大きくずれた状態となる。非合焦状態から合焦状態に近づくと、図5(b)に示されるようにA画素とB画素の互いの像信号波形のズレは小さくなる。このように、A画素とB画素から得られる各像信号波形のズレ(像ズレ量)からピントのズレ量(デフォーカス量)を検出することにより、焦点調節を行うことができる。なお、図5には所定行のA像とB像を示したが、複数行のA像とB像の信号を加算してデフォーカス量を検出してもよいし、複数の行から算出した像ズレ量を加算してデフォーカス量を検出してもよい。なお、本実施形態において、各信号のズレ量は撮像光学系の合焦度に相当する。
また、図5においてはA像とB像の像ズレ量からデフォーカス量を検出する例を示したが、A像とGA像又はB像とGB像の像ズレ量から検出してもよい。本実施形態では、後述する横線状ノイズが発生する環境下においては、前述のA像とB像による相関演算から、A像とGA像の相対的な像ズレ量(位相差)か、B像とGB像の相対的な像ズレ量を相関演算により検出する。このようにすることで、所定領域のピントのズレ量、すなわちデフォーカス量を検出することもできる。
本実施形態に置いてはA像もしくはB像を出力する以外の画素である411cから撮像信号を得ることができ、画像を生成することができる。画像を生成する際には、焦点検出画素411a(A画素)、411b(B画素)の部分に相当する撮像用信号は、焦点検出信号にゲインを乗算して生成するか、その周囲の画素の出力を用いて補正処理を行う。
ここで、本実施形態において複数の光電変換部411aを第1の画素群と、複数の光電変換部411bを第2の画素群と称することが有る。また、複数の光電変換部411aに対して図4においてX方向に交互に配列された複数の光電変換部411cを第3の画素群と称することが有る。さらに、複数の光電変換部411bに対して図4中でX方向に交互に配列された複数の光電変換部411cを第4の画素群と称することが有る。また、第1の画素群から得られる出力信号を第1の出力信号(A像)と呼び、第2の画素群から得られる出力信号を第2の出力信号(B像)と呼ぶ。また、第3の画素群、もしくは、第4の画素群から得られる出力信号を第3の出力信号(GA像またはGB像)と称することが有る。
第1の実施形態では、GA像やGB像は、A像、B像とそれぞれ同一行に水平方向に交互に配置されているが、GA像、GB像を得るための画素の配置は、これに限らない。例えば、A像やB像の画素に対して、GA像やGB像の画素は、図4のY方向に隣接して配置してもよい。また、GA像やGB像の信号は、画素の出力の平均値を用いてもよい。例えば、GA像の信号は、A像の出力を得る画素に隣接する4画素の出力の平均値としてもよい。
図6は、撮像素子102に横線状ノイズが発生した時における合焦状態でのA像による第1の出力波形とB像による第2の出力波形を模したものである。この例では第1の出力波形を出力する行のみに横線状ノイズが突発的に発生した場合を指し示している。A画素とB画素は異なる行に配置されているため。第1の出力波形を出力する行と第2の出力波形を出力する行とを比較して一律なオフセット成分が乗っている状態となっている。それにより、第1の信号と第2の信号とで相関演算による像ズレ量を検出しようとしても信号差が0にならないため、正確な像ズレ量が検知できない。
次に、撮像装置100における焦点調節動作について説明する。図7は、制御部107に格納されたフォーカス制御を示すフローチャートである。なお、本フローチャートは、撮像素子102による位相差検出方式でAFを行う電子ファインダ若しくは動画撮像時の焦点調節動作となっている。つまり、電子ファインダのための表示や動画記録を行いつつ、焦点調節動作が並行して行われている。また、本フローチャートの処理は制御部107が各構成要素を制御しながら実行する。
まず、ステップS701において、制御部107は、操作部109などの操作により焦点検出開始ボタンがONされたかを検知する。そして、ONされた場合にはステップS702へ進む。ここでは、焦点検出開始ボタンによる判別をしているが、電子ファインダ表示や動画記録に移行したことをトリガーに、焦点検出を開始してもよい。
ステップS702において、制御部107は、光学鏡筒101における各種レンズ設定情報を取得する。なお、光学鏡筒101が交換レンズであった場合は、光学鏡筒101との通信においてレンズ設定情報を取得する。そして、ステップS703に処理を進める。
ステップS703において、制御部107は、逐次読み出されている画像データから位相差検出部106により焦点検出のための位相差信号を生成する。本実施形態では、位相差信号として所定の2行のA像、B像、GA像、GB像の信号が生成される。そして、ステップS704に処理を進める。
ステップS704では、制御部107は、位相差検出部106を制御し、相関演算を行う。相関演算を行うことで焦点検出信号の像ズレ量を算出し、制御部107にてデフォーカス量に換算する。像ズレ量の算出の詳細に関しては後ほど詳述する。そして、ステップS705に処理を進める。
ステップS705において、制御部107は、ステップS704で算出した焦点検出結果に基づき、フォーカス機構部1011に含まれるフォーカスレンズの駆動量を算出する。そして、ステップS706に進める。なお、フォーカスレンズの駆動量はF値、焦点距離、撮像装置100の姿勢等に基づいた、フォーカスレンズ駆動量と被写体位置(焦点検出結果)とのテーブルを事前にメモリ回路等に記憶しておく。そして、ステップS704に算出した焦点検出結果に基づいてテーブルを参照することでフォーカスレンズ駆動量を算出することができる。なお、メモリ回路の容量の節約のためテーブルは離散的な値を持つため、中間位置のフォーカスレンズ駆動量は複数の値から線形補間等を用いて算出する。
ステップS706において、制御部107は、ステップS705にて算出したフォーカスレンズ駆動量をフォーカス機構部1011に送り、フォーカスレンズを駆動する。そして、光学鏡筒101の焦点調節を行い、本処理を終了する。なお、ステップS704で、焦点検出不能であると判定されている場合には、ステップS705、ステップS706でレンズ駆動量の算出やレンズ駆動は行わず、焦点調節動作を終了したり、事前に決められた位置にレンズ駆動を行ったりするようにしてもよい。
なお、焦点調節動作の方法は、図7に示した方法に限らない。繰り返し連続的に焦点調節を行う場合や、焦点調節を終えた後、被写体状況の変化を検出して、再度焦点調節動作を再開する場合など、様々な方法が考えられる。
次に図7のステップS704で位相差検出部106および制御部107により行うデフォーカス量の算出フローについて、図8に示すフローチャートを用いて更に説明する。本フローチャートの処理に関しても制御部107が実行する。
まずステップS7041において、制御部107は、画像に横線状ノイズが発生しているか又は、撮像装置100の撮像条件が横線状ノイズの発生する条件と一致しているかを判定する。
ここで、画像に横線状ノイズが発生しているかは、信号処理部104における取得した撮像信号におけるノイズ量を算出する算出部を用いて検出可能である。より詳細には、撮像素子102には映像信号の基準レベルを決めるためのオプティカルブラック画素(OB画素)を各行に備えている。OB画素は入射光を遮光する遮光部を備えており、入射光量に依存せずに基準信号を出力する。信号処理部104に含まれるノイズ量を算出する算出部は各行のOB画素の出力信号を取得し、各行の変動量を算出する。算出した変動量は横線状ノイズの量に相当し、この変動量と所定の閾値とを比較することによって横線状ノイズが発生を検出することが可能となる。
また、直接画像から算出しなくとも、発生を予測することも可能である。横線状ノイズは撮像素子102周辺の磁気の変化によっても発生する。本実施形態の撮像装置100においては、光学鏡筒101内のフォーカス機構部1011、ズーム機構部1012、絞り機構部1013などに内在しているアクチュエータが動作することによって発生する磁気の影響により横線状ノイズが発生する。そのため、事前にどのアクチュエータが動作した場合に横線状ノイズが発生するかを調べておき、横線状ノイズが発生する撮像装置100の撮像条件としてメモリ回路等に記憶しておく。そして、アクチュエータ制御状態が横線状ノイズの発生する制御状態と一致するかを判定することで横線状ノイズが発生するかを予測・検出することが可能となる。
さらに、横線状ノイズは撮像素子102の製造時ばらつき等により、欠陥画素が連続する場合や行回路の異常等により欠陥行が発生する場合もある。そして、高温環境下においては横線状ノイズ出力が顕著に出やすくなる。そのため、本実施形態で述べる撮像装置100では、焦点検出画素を含む行が欠陥行であるか否かをあらかじめ工場などで遮光画像等を撮像してチェックを実施する。そして、欠陥行の欠陥位置(配置アドレス)と欠陥レベルを欠陥画素情報記憶部112に欠陥情報として記録する。そして、デフォーカス量算出処理時に温度検出部113により検出した温度と、欠陥画素情報記憶部112に記録した欠陥情報から横線状ノイズが発生する撮像条件等と一致するかを判定する。これにより横線状ノイズが発生するかを予測・検出することが可能となる。なお、各検出に用いる撮像信号には信号処理部104に含まれる増幅部において、実際にはゲインが乗算されるため、横線状ノイズの量も増加する。この増幅量も考慮して横線状ノイズの発生を判定することが望ましい。
そして、ステップS7041で横線状ノイズが発生していないと判定された場合は、ステップS7042へと処理を進め、発生していると判定された場合はステップS7043へと処理を進める。
ステップS7042において、制御部107は、位相差検出部106を制御し相関演算モードAとして第1の出力信号であるA像と第2の出力信号であるB像とで相関演算により像ズレ量を算出する。そして、ステップS7044に処理を進める。
ステップS7043において、制御部107は、位相差検出部106を制御し、ステップS7042での相関演算方法とは異なる後述の相関演算モードBにて相関演算により像ズレ量を算出するように切換える。
ここで、図9を用いて相関演算モードBについての具体的な説明をする。図9は撮像素子102で生成される光学鏡筒101の撮像光学系TLにおける線像分布図である。図中実線は撮像光学系TLの全瞳領域EPを受光可能な第3(GA画素)、もしくは第4(GB画素)の画素群で生成される線像を示す。また、図中点線は撮像光学系TLの一部の瞳領域EPHAを受光可能な第1(A画素)の画素群で生成される線像を示している。
第3、第4の画素で生成される線像は略対称であるが、第1もしくは第2の画素群で生成される線像は非対称となる。そのため、第3、第4の画素で生成される線像の重心と、第1の画素群で生成される線像の重心とがずれており、その重心のズレ量は撮像レンズのデフォーカス量に略比例する。その結果、第1の画素から得られる被写体像の重心と第3、第4の画素から得られる被写体像の重心との差を位相差検出部106で求めることが可能となる。これにより、所定の像面における像ズレ量を算出することができるため、その像ズレ量を元に制御部107にて合焦状態が検出される。
このとき、同一行の像信号となる第1と第3の画素、もしくは第2と第4の画素から相関演算を実施することになるため、横線状ノイズが発生しても同一行同士の信号に重畳されるオフセット成分は同じとなることから相関演算に誤差は生じない。
本実施形態においては、相関演算モードBに遷移した場合は、A画素を含む行もしくはB画素を含む行のどちらかの行のみを相関演算対象行に選択する。これはフレームレートとして演算量に掛かる時間が増えることを避けるためであり、横線状ノイズが発生する行が既知となっている場合、その発生行の種別SHAが含まれる行かSHBが含まれる行のどちらかを演算非対象とする。
図8のフローチャートの説明に戻る。ステップS7044において、制御部107は、位相差検出部106から入力された相関演算量からデフォーカス量を算出し、デフォーカス量算出処理を終了する。
以上のような本実施形態では、横線状ノイズが発生する条件下になった場合でも同一行の撮像画素と焦点検出画素とで相関演算をすることにより相関演算量を増やすこと無く焦点検出することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(第2の実施形態)
以下、図10、図11を参照して、本発明の第2の実施形態による、横線状に発生するノイズが撮像信号に影響する場合においての、位相差検出方式について第1の実施形態とは異なる相関演算方法を用いた撮像装置100について説明する。
本発明の第2の実施形態に係る撮像装置100は、その構成が上記第1の実施形態に係る撮像装置100と同じであり、第1の実施形態と同様の部分ついては、同一の符号を用いてその説明を省略する。以下に、第1の実施形態と異なる点のみを説明する。
図10は第2の実施形態におけるデフォーカス量の算出フローについて説明する図である。
基本的な算出フローは第1の実施形態における図8のフローチャートと同じであるが、ステップS7041で横線状ノイズが発生する制御状態である場合に、ステップS7046へと遷移して後述の相関演算モードCにて相関演算を行い、像ズレ量を算出する。
ここで、図11を用いて、相関演算モードCについての具体的な説明をする。図11は相関演算モードCにおける位相差検出部106が行う処理に関するフローチャートである。なお、位相差検出部106の制御は制御部107が行う。
ステップS7046aにおいて、位相差検出部106は、第1の算出手段として所定行(m行目)において生成したA像とGA像の相関演算を行う。相関演算に用いる相関量COR1(k)は、例えば下記の式(1)で算出することができる。
Figure 2018014645
式(1)で用いる変数kは、相関演算時のシフト量で、−kmax以上kmax以下の
整数である。位相差検出部106は各シフト量kについての相関量COR1(k)を求めた後、A像とGA像の相関が最も高くなるシフト量k、すなわち、相関量COR1が最小となるシフト量kの値を求める。なお、相関量COR1(k)の算出時におけるシフト量kは整数とするが、相関量COR1(k)が最小となるシフト量kを求める場合には、デフォーカス量の精度を向上させるため、適宜補間処理を行いサブピクセル単位の値(実数値)を求める。
本実施形態では、相関量COR1の差分値の符号が変化するシフト量dkを、相関量C
OR1(k)が最小となるシフト量kとして算出する。
まず、位相差検出部106は、相関量の差分値DCOR1を以下の式(2)に従って算出する。
DCOR1(k)=COR1(k)−COR1(k−1) ...(2)
そして、位相差検出部106は、相関量の差分値DCOR1を用いて、差分値の符号が変化するシフト量dk1を求める。差分値の符号が変化する直前のkの値をk1、符号が変化したkの値をk2(k2=k1+1)とすると、位相差検出部106はシフト量dk1を、以下の式(3)に従って算出する。
dk1=k1+|DCOR1(k1)|/|DCOR1(k1)−DCOR1(k2)| ...(3)
以上のようにして第1の算出手段としての位相差検出部106は、A像とGA像の相関量が最大となるシフト量dk1をサブピクセル単位で算出し、ステップS7046aの処理を終える。なお、2つの1次元像信号の位相差を算出する方法は、ここで説明したものに限らず、公知の任意の方法を用いることができる。そして、ステップS7046bに処理を進める。
ステップS7046bにおいて、位相差検出部106は、第2の算出手段としてm+1行目から生成したB像とGB像について、ステップS7046aと同様の方法で、相関が最大となるシフト量dk2を算出する。そして、結果をリターンして図10におけるステップS7047へと遷移する。
図10の説明に戻る。ステップS7047において、制御部107は位相差検出部106を制御し、2種のシフト量dk1、dk2の和dk_sumを算出する。
ここで、2種のシフト量の和dk_sumを求めだすのは、GA像とGB像は共通の射出瞳EPとなるため、GA像を生成する光束とGB像を生成する光束は射出面上での重心位置は等しい。従って、出力から得られるA像とGA像の位相差と、B像とGB像の位相差の和は、A像とB像の位相差と概ね等しくなるからである。
そのため、位相差検出部106はシフト量の和dk_sumを求めた後に、制御部107にてデフォーカス量を求めるため、例えばここでは図示しない不揮発性メモリに記憶された敏感度を乗じることで、シフト量の和dk_sumをデフォーカス量に換算する。デフォーカス量の算出を終えると、デフォーカス量算出処理を終了する。
本実施形態では、被写体光学像上で、A像と概ね同じ位置をサンプリングできるGA像を生成し、A像とGA像の位相差を算出し、さらに同様にB像とGB像の位相差を算出する。そして、これら2つの位相差算出結果を合計することでA像とB像の位相差をするため第1の実施形態の実施形態に比較し演算量が増えるが、高精度にデフォーカス量を算出することができる。
また、同一行に配置されるA像とGA像の位相差と、B像とGB像の位相差を求めだすことから位相差検出結果に含まれる横線状ノイズの影響を低減しながらも、高精度な位相差検出を行うことができる。
なお、本実施形態では、A像とGA像の相関量を用いて得られる位相差dk1(第1の位相差)と、B像とGB像の相関量を用いて得られる位相差dk2(第2の位相差)とを算出し、位相差dk1とdk2の和をデフォーカス量に変換した。しかし、デフォーカス量の算出方法は、これに限らない。例えば、同じシフト量kに対応するA像とGA像の相関量(第1の相関量)とB像とGB像の相関量(第2の相関量)の和を算出し、2つの相関量の和が最小となるシフト量dkからデフォーカス量を算出してもよい。この場合、A像とB像から検出される位相差は少なくなってしまうが、相関量の差分を大きくすることができるため、シフト量の検出精度が向上する。
また、シフト量からデフォーカス量を算出する際に、位相差dk1とdk2の和に対して、敏感度を乗じた。しかし、予め位相差dk1用と位相差dk2用の各々の敏感度を記憶しておき、個々の位相差に敏感度を乗じた後に合計してデフォーカス量を算出してもよい。敏感度の記憶に必要な容量は増えるが、より精度のよい焦点検出を行うことが可能となる。
なお、第1の実施形態及び第2の実施形態において画素部に遮光部を持つ焦点検出画素に関して説明したが、これに限られるものではない。一つの画素に複数の光電変換部を有することで、瞳領域を分割する方式の焦点検出画素においても同様の効果を得ることができる。
101 光学鏡筒
1011 フォーカス機構部
1012 ズーム機構部
1013 絞り機構部
1014 シャッタ機構部
102 撮像素子
103 駆動回路
104 信号処理部
105 圧縮伸長部
106 位相差検出部
107 制御部
108 発光部
109 操作部
110 画像表示部
111 画像記録部
112 欠陥画素情報記憶部
113 温度検出部

Claims (8)

  1. 撮像光学系を用いて被写体像を撮像する撮像装置であって、
    前記被写体像を撮像するための複数の画素が行列方向に配置された撮像素子と、
    前記撮像光学系の瞳領域全体より入射する光束に基づいた撮像信号と、前記撮像光学系の瞳領域を分割した一部の領域より入射する光束に基づいた焦点検出信号とを前記複数の画素から取得する取得手段と、
    前記撮像光学系の合焦度の検出を行う検出手段と、
    前記撮像信号に基づいて画像データを生成する生成手段と、
    を備え、
    前記検出手段は前記焦点検出信号のみから前記撮像光学系の合焦度の検出を行う第1のモードと、前記焦点検出信号及び前記撮像信号から前記撮像光学系の合焦度の検出を行う第2のモードとを含み、
    前記第2のモードに用いる焦点検出信号及び撮像信号は、前記撮像素子において同一行に配置された画素より前記取得手段によって取得されることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像素子は前記撮像光学系の瞳領域を分割した一部の領域より入射する光束に基づいた第1の焦点検出信号を出力する第1の画素群と、前記第1の画素群とは異なる領域より入射する光束に基づいた第2の焦点検出信号を出力する第2の画素群と、前記撮像信号を出力する第3の画素群とを含むことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子において、前記第1の画素群と前記第2の画素群に含まれる画素は異なる行に配置され、前記第1の画素群及び前記第2の画素群が配置された行には前記第3の画素群に含まれる画素が配置されることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記検出手段は前記第2のモードにおいて焦点検出信号として前記第1の焦点検出信号及び前記第2の焦点検出信号のいずれか一方のみを用いることを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
  5. 前記検出手段は前記第2のモードにおいて焦点検出信号として前記第1の焦点検出信号と前記撮像信号とによる検出結果と、前記第2の焦点検出信号と前記撮像信号とによる検出結果とを用いて合焦度の検出を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像素子における欠陥位置及び欠陥レベルに関する欠陥情報を記憶する記憶手段と、
    前記撮像素子の温度を検出するための温度検出手段とを更に備え、
    前記検出手段は前記記憶手段に記憶された欠陥情報と前記温度検出手段により検出された温度に基づいて、前記撮像光学系の合焦度を検出するためのモードを切換えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像光学系に含まれる光学素子を駆動するための駆動手段を更に備え、
    前記検出手段は駆動手段が駆動しているか否かに基づいて、前記撮像光学系の合焦度を検出するためのモードを切換えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記生成手段は前記撮像信号を増幅する増幅手段を含み、
    前記検出手段は前記増幅手段の増幅量に基づいて、前記撮像光学系の合焦度を検出するためのモードを切換えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置。
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