JP2018013988A - 制御装置、制御方法および制御プログラム、ならびに、組込み機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 組込み機器の不揮発性メモリに格納されたデータのエラー情報の取得を効率化することができる。
【解決手段】 制御装置は、組込み機器の実行プログラムを含む第1データ群、及び、前記第1データ群以外のデータを含む第2データ群に分かれて不揮発性メモリに格納され、前記第1データ群のデータエラーの有無を示すエラー情報を、前記第2データ群より先に取得する取得部と、前記エラー情報に基づいて、前記組込み機器を起動する際に前記第1データ群のデータエラーを確認する確認部を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、制御装置等に関し、特に、組込み機器の不揮発性メモリのエラー検出に関する。
近年、産業機器又は家電製品を含む様々な装置に、ソフトウエアにより特定の機能を実現する組込み機器が用いられている。このような組込み機器は、特定の機能を実現するための各種プログラム、又は、各種データを格納するための不揮発性メモリとしてフラッシュROM(Read Only Memory)を用いている。フラッシュROMには、NAND型とNOR型があり、安価で大容量のメモリがつくれることからNAND型フラッシュROMが主流となっている。
一方、フラッシュROMの大容量化、高集積化に伴う製造プロセスの微細化によって書換え回数の低下、及び、データ保持時間の短縮が問題となっている。例えば、NAND型フラッシュROMでは、時間経過に伴いデータ保持用の酸化膜から電荷が漏れて格納されたデータのデータ化けが発生する。
また、酸化膜の劣化によりデータ保持期間が短くなることからフラッシュROMに格納されたデータの書換え回数が制限されている。特許文献1には、無駄なデータの書込みを回避してフラッシュROMの寿命を長くする技術が開示されている。
組込み機器において、不揮発性メモリに格納されたプログラム等にデータ化けが発生すると、起動時あるいは運用中に動作不良を起こし、組込み機器を含んだ装置にも深刻な影響を与えることになる。
エラー検出機能付きの不揮発性メモリを用いることで、データ化けの影響を低減させることができる。しかしながら、エラー検出機能付きの不揮発性メモリは、データを読出す際にエラーを検出するため、あまり利用されないデータは、エラーが検出されずに不揮発性メモリに格納されたままとなる。例えば、組込み機器の起動時ではエラーは検出されず、運用中のデータの読込みによって組込み機器の動作不良が発生する可能性がある。
特開平6−131886号公報
不揮発性メモリの全データのエラーを確認することで、常時使用されないデータのエラーも検出すること可能となるが、組込み機器の高機能化に伴って不揮発性メモリの容量も増加しており、全データのエラーを検出することは時間的な効率が低下することになる。
本発明の目的は、組込み機器の不揮発性メモリに格納されたデータのエラー情報の取得を効率化することができる制御装置等を提供することにある。
本発明の制御装置は、組込み機器の実行プログラムを含む第1データ群、及び、前記第1データ群以外のデータを含む第2データ群に分かれて不揮発性メモリに格納され、前記第1データ群のデータエラーの有無を示すエラー情報を、前記第2データ群より先に取得する取得部と、前記エラー情報に基づいて、前記組込み機器を起動する際に前記第1データ群のデータエラーを確認する確認部を備える。
本発明の組込み機器は、上記制御装置を備える。
本発明の制御方法は、組込み機器の実行プログラムを含む第1データ群、及び、前記第1データ群以外のデータを含む第2データ群に分かれて不揮発性メモリに格納され、前記第1データ群のデータエラーの有無を示すエラー情報を、前記第2データ群より先に取得し、前記エラー情報に基づいて、前記組込み機器を起動する際に前記第1データ群のデータエラーを確認する。
本発明の制御プログラムは、組込み機器の実行プログラムを含む第1データ群、及び、前記第1データ群以外のデータを含む第2データ群に分かれて不揮発性メモリに格納され、前記第1データ群のデータエラーの有無を示すエラー情報を、前記第2データ群より先に取得し、前記エラー情報に基づいて、前記組込み機器を起動する際に前記第1データ群のデータエラーを確認する、ことをコンピュータに実行させる。
本発明は、組込み機器の不揮発性メモリに格納されたデータのエラー情報の取得を効率化することができる。
第1の実施形態の制御装置、及び、組込み機器の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態の制御装置、及び、組込み機器のハードウエア構成を示すブロック図である。 第1の実施形態のフラッシュROMの格納領域の例を示す説明図である。 第1データ群と第2データ群をフラッシュROMに格納する書込み処理の例を示すフローチャートである。 第1の実施形態の制御装置の動作を示すフローチャートである。 図5のステップS11の取得処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態の制御装置、及び、組込み機器の構成を示すブロック図である。 第2の実施形態の制御装置の動作を示すフローチャートである。 第1データ群をフラッシュROMに書込む処理の動作を示すシーケンス図である。
(第1の実施形態)
第1の実施形態の制御装置、及び、組込み機器について、図面を用いて説明する。
図1は、第1の実施形態の制御装置、及び、組込み機器の構成を示すブロック図である。図1に示すように、組込み機器10は、制御装置11、不揮発性メモリ12を備える。
不揮発性メモリ12には、組込み機器10に用いるデータが、組込み機器10の実行プログラムを含む第1データ群、及び、第1データ群以外のデータを含む第2データ群に分けられて格納されている。
第1データ群は、組込み機器10の実行プログラムを含むデータである。実行プログラムは、組込み機器の特定の機能を実行する機能プログラムを含む。第1データ群には、実行プログラムの他、組込み機器10の制御に用いる各種データが含まれていてもよい。
また、実行プログラムは、組込み機器10の運用中にデータエラーの復旧が許容されないデータである。データエラーとは、例えば、不揮発性メモリ12のデータ化けで生じたデータ誤りである。運用中にデータエラーの復旧が許容されないデータは、例えば、医療機器等の組込み機器に用いる実行プログラムである。
第2データ群は、組込み機器10に用いるデータのうち、第1データ群以外のデータを含む。第2データ群は、例えば、組込み機器10の運用中にデータエラーの復旧が許容されるデータである。
制御装置11は、取得部111と、確認部112を備える。取得部111は、不揮発性メモリ12に格納された第1データ群のデータエラーの有無を示すエラー情報を、第2データ群より先に取得する。不揮発性メモリ12にデータエラーの検出機能が搭載されている場合、取得部111は、エラー情報を不揮発性メモリ12から取得してもよい。
確認部112は、エラー情報に基づいて、組込み機器10を起動する際に第1データ群のデータエラーを確認する。
図2は、第1の実施形態の制御装置、及び、組込み機器のハードウエア構成を示すブロック図である。図1に示す組込み機器10は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)101、フラッシュROM102、RAM(Random Access Memory)103、BIOS(Basic Input/Output System) ROM104、外部インターフェース105、通信インターフェース106を備える。
制御装置11、及び、組込み機器10の各構成要素は、これらの機能を実現するプログラムをCPU101が取得して実行することで実現される。各構成要素の機能を実現するプログラムは、例えば、フラッシュROM102、BIOS ROM104に格納されており、必要に応じてCPU101が読込む。
CPU101は、BIOS ROM104から読込んだ起動プログラムによって、組込み機器10の起動処理を行う。また、CPU101は、フラッシュROM102から読込んだ機能プログラムを実行し、組込み機器10を制御する。
フラッシュROM102は、組込み機器10の機能プログラム及び各種データを格納する。例えば、フラッシュROM102として、MLC(Multi Level Cell)タイプのフラッシュROMを用いることができる。なお、フラッシュROM102は、ECC(Error Correction Code)機能を搭載してもよい。
RAM103は、組込み機器10の主記憶装置(メインメモリ)である。例えば、RAM103として、DRAM(Dynamic Random Access Memory)を用いることができる。
BIOS ROM104は、組込み機器10の起動プログラムを格納する。起動プログラムは、ハードウエア初期化、及び、CPU101に機能プログラムを読込ませ、実行させる。BIOS ROM104として、例えば、SLC(Single Level Cell)タイプのフラッシュROMを用いることができる。
システムバス107は、CPU101と、外部インターフェース105、通信インターフェース106を接続する。なお、制御装置11、組込み機器10のハードウエア構成は上記の構成に限定されない。
次に、第1の実施形態における不揮発性メモリにおける第1データ群と第2データ群の格納例について説明する。以下は、不揮発性メモリとしてフラッシュROMを用いた例である。
図3は、第1の実施形態のフラッシュROMの格納領域の例を示す説明図である。フラッシュROM300のメモリ領域は、ブロックごとに分割され、各ブロックにはブロック番号が割り当てられている。第1データ群は、ブロック番号が小さい方のメモリ領域に配置され第1格納領域301が形成される。第2データ群は、ブロック番号が大きい方のメモリ領域に配置され第2格納領域303が形成される。フラッシュROM300のメモリ領域のうち、第1格納領域301、第2格納領域303以外は、未使用領域302となる。
次に、組込み機器10に用いるデータを不揮発性メモリ12にファイルシステムとして構築する例を説明する。以下は、CPU101が、外部インターフェース105を介して取得した第1データ群、第2データ群を、フラッシュROM300に格納する例である。
図4は、第1データ群と第2データ群をフラッシュROMに格納する書込み処理の例を示すフローチャートである。
まず、CPU101は、取得した第1データ群をフラッシュROM300に書込む(S201)。第1データ群は、フラッシュROM300のメモリ領域のうちブロック番号の小さいブロックから書込まれる。第1データ群が書込まれた領域は、第1格納領域301となる。第1データ群のデータが更に書込まれるときは、第1格納領域301のブロックに続く未使用領域302のブロック番号の小さいブロックから書込まれる。
次に、CPU101は、第1データ群の書込みが完了したか確認する(ステップS202)。第1データ群の書込みが完了していない場合(ステップS202のNo)、CPU101は、第1データ群の書込みを続ける。
第1データ群の書込みが完了した場合(ステップS202のYes)、CPU101は、第1データ群が書込まれた第1格納領域301を特定する(ステップS203)。例えば、図3に示すように、第1データ群が格納されたメモリ領域のブロック0からブロックIの範囲を特定する。図3に示すフラッシュROM300の例では、第1格納領域301は、ブロック0からブロックIまでの範囲となる。
なお、ブロック0は、フラッシュROM300におけるブロック番号の先頭である。CPU101は、第1格納領域301特定するブロック番号情報をBIOS ROM104に格納する。
次に、CPU101は、第2データ群をフラッシュROM300に書込む(S204)。第2データ群は、フラッシュROM300のメモリ領域のうちブロック番号の大きいブロックから書込まれる。書込まれたメモリ領域は、第2格納領域303となる。第2データ群が更に書込まれるときは、第2格納領域303のブロックに続く未使用領域302のブロック番号の大きいブロックから書込まれる。
次に、CPU101は、第2データ群の書込みが完了したか確認する(ステップS205)。第2データ群の書込みが完了していない場合(ステップS205のNo)、CPU101は、第2データ群の書込みを続ける。
第2データ群の書込みが完了した場合(ステップS205のYes)、CPU101は、フラッシュROM300に第1データ群、第2データ群を書込む処理を終了する。
図3に示すフラッシュROM300の例では、第2格納領域303は、ブロックJからブロックN−1までの範囲となる。なお、ブロックN−1は、フラッシュROM300における最終ブロックである。
次に、第1の実施形態の制御装置の動作について、図面を用いて説明する。図5は、第1の実施形態の制御装置の動作を示すフローチャートである。
まず、制御装置11の実行部(図示せず)は、組込み機器10の起動を開始する。具体的には、CPU101は、BIOS ROM104に格納された起動プログラムを読込み、組込み機器10の起動処理を実行する。
次に制御装置11の取得部111は、第1データ群のエラー情報を取得する(ステップS11)。ステップS11の取得処理の一例について図6を用いて説明する。図6はステップS11の取得処理を示すフローチャートである。
図6に示すように、取得部111は、不揮発性メモリ12の第1格納領域のブロック番号情報を取得する(ステップS111)。図3の例では、ブロック番号情報は、ブロック0からブロックIの範囲となる。
具体的には、CPU101は、フラッシュROM102に格納された第1データ群の第1格納領域を特定するブロック番号情報を取得する。ブロック番号情報は、例えば、図4のステップS203においてBIOS ROM104に書込まれたブロック番号情報である。
取得部111は、取得したブロック番号情報に基づいて、不揮発性メモリ12の第1格納領域に格納された第1データ群を読込む(ステップS102)。具体的には、CPU101は、フラッシュROM102の第1格納領域のブロックに格納された第1データ群を読込む。
次に、取得部111は、第1データ群のエラー情報を取得する(ステップS113)。例えば、不揮発性メモリ12にエラー検出訂正機能が搭載されている場合、第1格納領域の第1データ群の読込みによって、エラー検出訂正機能によって第1データ群のデータエラーの有無を示すエラー訂正結果が不揮発性メモリ12に保持される。取得部111は、エラー情報としてエラー訂正結果を取得することにより、第1データ群のデータエラーに関する情報を得る。具体的には、フラッシュROM102がECC機能を搭載する場合、CPU101は、フラッシュROM102のECC訂正状態レジスタ(図示せず)からECC訂正結果を取得する。
次に、制御装置11の確認部112は、エラー情報に基づいて、組込み機器を起動する際に第1データ群のデータエラーを確認する(ステップS12)。具体的には、CPU101は、ECC訂正結果に基づいて、第1データ群にデータエラーの有無を確認する。ここで、ECC訂正結果には、データエラーの有無を示す情報として、検出されたデータエラーが訂正できることを示す情報と、検出されたデータエラーが訂正できないことを示す情報が含まれる。データエラーが訂正できる場合、CPU101は、データエラーが無いと判断する。一方、データエラーが訂正できない場合は、CPU101は、データエラーが有ると判断する。
次に、第1データ群のエラー確認が完了していない場合(ステップS13のNo)確認部112は、ステップS11の処理に移る。一方、第1データ群のエラー確認が完了すると(ステップS13のYes)、確認部112は、エラー確認の処理を終了する。具体的には、CPU101は、フラッシュROM102の第1格納領域に相当するブロックのデータの読込みの完了、第1データ群のエラー確認の完了によってエラー確認処理を終了する。
なお、確認部112が、第1データ群にデータエラーが有ると判断した場合、制御装置11の実行部(図示せず)は、組込み機器10の起動処理を中止する。
第1の実施形態の制御装置によれば、組込み機器の不揮発性メモリに格納されたデータエラーのエラー情報の取得を効率化することができる。組込み機器の実行プログラムを含む第1データ群、及び、第1データ群以外のデータを含む第2データ群に分かれて不揮発性メモリに格納され、取得部が、第1データ群のデータエラーを表すエラー情報を、第2データ群より先に取得する。さらに、確認部が、エラー情報に基づいて、組込み機器を起動する際に第1データ群のデータエラーを確認する。不揮発性メモリに格納されたデータのうち、エラーの検出対象を組込み機器の運用に必要なデータとすることで、格納された全てのデータのエラーを検出するよりもエラーの検出時間を短縮することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の制御装置、及び、組込み機器について、図面を用いて説明する。第2の実施形態の制御装置は、不揮発性メモリに搭載されたエラー検出訂正機能によってエラー訂正できなかったデータを復旧する復旧部を備える点で第1の実施形態と相違する。第2の実施形態の制御装置、及び、組込み機器の説明に関し、第1の実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図7は、第2の実施形態の制御装置、及び、組込み機器の構成を示すブロック図である。図7に示すように、組込み機器20は、制御装置21、不揮発性メモリ22を備える。
不揮発性メモリ22には、第1の実施形態の例と同様、組込み機器20に用いるデータが、組込み機器20の実行プログラムを含む第1データ群、及び、第1データ群以外のデータを含む第2データ群に分けられて格納されている。第1データ群、第2データ群の内容は、第1の実施形態と同様である。
不揮発性メモリ22は、エラー検出訂正部121を備える。エラー検出訂正部121は、第1の実施形態の説明で例示したデータのエラーを検出し、検出したエラーを訂正できる機能を有する。
制御装置21は、取得部111と、確認部112、復旧部113を備える。取得部111は、第1データ群のデータエラーの有無を示すエラー情報を、第2データ群より先に取得する。エラー情報は、不揮発性メモリ22に格納された第1データ群のデータエラーの有無を示す情報である。
確認部112は、エラー情報に基づいて、組込み機器20を起動する際に第1データ群のデータエラーを確認する。
復旧部113は、不揮発性メモリ22のエラー検出訂正部121が検出したデータエラーのうち、エラー訂正できなかったデータを復旧する。
次に、第2の実施形態の制御装置の動作について、図面を用いて説明する。図8は、第2の実施形態の制御装置の動作を示すフローチャートである。ステップS11、ステップS12、ステップS13は、第1の実施形態の制御装置の動作と同じため、詳細な説明を省略する。
復旧部113は、不揮発性メモリ22のエラー検出訂正部121が検出したデータエラーのうち、エラー検出訂正部121がエラー訂正できなかったデータを復旧する(ステップS14)。エラー訂正できなかったデータの復旧処理は、例えば、ネットワークを経由して外部ストレージデバイスから、あるいは、外部メディアからエラー訂正できなかったデータに対する正常データを取得し、新たに不揮発性メモリ22に書込む処理である。
なお、制御装置11の実行部(図示せず)は、復旧部113によるデータの復旧後、組込み機器10の起動処理を再び開始させる。
第2の実施形態の制御装置によれば、組込み機器の起動の際にエラー訂正できないデータを確認し、復旧することで、組込み機器の運用中に発生する影響を低下させることができる。
(変形例)
第1の実施形態のフラッシュROM300の例では、メモリ格納領域のブロック番号の小さい方に第1データ群を集中させて格納し、ブロック番号の大きい方に第2データ群を集中させて格納する例を示したが、これに限られるものではない。
以下の変形例では、第1データ群がフラッシュROM102に分散して格納された場合でも第1データ群の格納領域の特定が容易となる。
具体的には、図4のステップS201において、CPU101は、第1データ群をフラッシュROM102に書込む際に、書込み先ブロック番号をその都度、他の不揮発性メモリであるBIOS ROM104に書込む。BIOS ROM104には、第1データ群に関するブロック番号の情報が集まり、これを第1データ群のブロック番号情報とすることでフラッシュROM102における第1データ群の格納領域が特定可能となる。
図9は、第1データ群をフラッシュROMに書込む処理の動作を示すシーケンス図である。
CPU101は、ファイルシステムに対して、第1データ群の書込みを要求する(ステップS401)。書込み要求を受けたファイルシステムは、管理するデータ長ごとに第1データ群を分割して分割データを生成する。そしてファイルシステムは、フラッシュROM102に分割データを書込むための格納領域を決定する。
なお、第1データ群を分割した分割データを書込むための格納領域は、ブロック番号は連続していなくてもよい。
次に、ファイルシステムは、フラッシュROMデバイスドライバに対して、フラッシュROM102に生成した分割データの書込みを要求する(ステップS402)。
フラッシュROMデバイスドライバは、フラッシュROM102に各分割データを書込む。なお、フラッシュROMへの書込みは、フラッシュROMのブロック長単位に書込み先ブロック番号を指定して書込まれる。
フラッシュROM102からの書込み完了の応答(ステップS404)後、フラッシュROMデバイスドライバは、分割データを書込んだフラッシュROM102のブロック番号をBIOS ROM104に書込む。
フラッシュROMデバイスドライバは、BIOS ROMデバイスドライバにブロック番号の書込み要求を送る(ステップS405)。
BIOS ROMデバイスドライバは、フラッシュROMデバイスドライバからの要求を受け、フラッシュROM102のブロック番号をBIOS ROM104に対して書込む(ステップS406)。
BIOS ROMからの書込み完了の応答(ステップS407)後、BIOS ROMデバイスドライバは、フラッシュROMデバイスドライバに書込み完了の応答を行う(ステップS408)。
さらに、フラッシュROMデバイスドライバは、ファイルシステムに書込み完了の応答を行い(ステップS409)、ファイルシステムは、CPUに書込み完了の応答を行う(ステップS410)。
第1の実施形態では、不揮発性メモリの例として、フラッシュROMを用いて説明したが、これに限られない。例えば、EEPROMを含む他の不揮発性メモリを適用することができる。
第1の実施形態では、不揮発性メモリ12にエラー検出訂正部を有する例を用いて説明したが、エラー訂正機能のないエラー検出部を用いた不揮発性メモリでもよい。エラー検出訂正部の代わりにエラー検出部を用いる場合、制御装置11の取得部111は、データ検出したエラーの訂正可否を示す情報の代わりに、検出したエラーの有無を示す情報を取得する。
制御装置の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、制御装置は、各構成要素にそれぞれ別個のCPUとプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、制御装置が備える複数の構成要素が、一つのCPUとプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
また、制御装置の各構成要素の一部又は全部は、その他の汎用または専用の回路、プロセッサ等やこれらの組み合わせによって実現される。これらは、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。また、制御装置は、FPGA(Field−Programmable Gate Array)のようなプログラマブルロジックデバイスを用いてもよい。
さらに、制御装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組み合わせによって実現されてもよい。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
10、20 組込み機器
11、21 制御装置
12、22 不揮発性メモリ
111 取得部
112 確認部
113 復旧部
101 CPU
102 フラッシュROM
103 RAM
104 BIOS ROM
105 外部インターフェース
106 通信インターフェース
107 バス
300 フラッシュROM
301 第1格納領域
302 未使用領域
303 第2格納領域

Claims (10)

  1. 組込み機器の実行プログラムを含む第1データ群、及び、前記第1データ群以外のデータを含む第2データ群に分かれて不揮発性メモリに格納され、
    前記第1データ群のデータエラーの有無を示すエラー情報を、前記第2データ群より先に取得する取得部と、
    前記エラー情報に基づいて、前記組込み機器を起動する際に前記第1データ群のデータエラーを確認する確認部を備える、
    制御装置。
  2. 前記第1データ群は、前記組込み機器の運用中におけるデータエラーの復旧が許容されないデータである、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記不揮発性メモリは、前記第1データ群を格納する第1格納領域と、前記第2データ群を格納する第2格納領域を有し、
    前記取得部は、前記第2格納領域より先に前記第1格納領域に格納された前記第1データ群のエラー情報を取得する、
    請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. 前記取得部は、前記第1データ群を格納した前記不揮発性メモリのブロックを示すブロック番号情報を用いて前記第1格納領域の範囲を特定する、
    請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記第1データ群を格納した前記不揮発性メモリのブロックを示すブロック番号情報が、他の不揮発性メモリに保持され、
    前記取得部は、前記他の不揮発性メモリに保持された前記ブロック番号情報を用いて前記不揮発性メモリに格納された前記第1データ群を特定する、
    請求項1又は2に記載の制御装置。
  6. 前記不揮発性メモリは、前記第1データ群のデータエラーを検出して訂正するエラー検出訂正部を有し、
    前記エラー検出訂正部が訂正できないデータエラーの有無を示すエラー情報を取得する、
    請求項1から5のいずれか1つに記載の制御装置。
  7. 前記訂正できないデータエラーを復旧する復旧部を、更に備える、
    請求項6に記載の制御装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1つに記載の制御装置を含む組込み機器。
  9. 組込み機器の実行プログラムを含む第1データ群、及び、前記第1データ群以外のデータを含む第2データ群に分かれて不揮発性メモリに格納され、
    前記第1データ群のデータエラーの有無を示すエラー情報を、前記第2データ群より先に取得し、
    前記エラー情報に基づいて、前記組込み機器を起動する際に前記第1データ群のデータエラーを確認する、
    制御方法。
  10. 組込み機器の実行プログラムを含む第1データ群、及び、前記第1データ群以外のデータを含む第2データ群に分かれて不揮発性メモリに格納され、
    前記第1データ群のデータエラーの有無を示すエラー情報を、前記第2データ群より先に取得し、
    前記エラー情報に基づいて、前記組込み機器を起動する際に前記第1データ群のデータエラーを確認する、
    ことをコンピュータに実行させる制御プログラム。
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