JP2018012443A - 自転車用変速制御装置、自転車用変速システム、及び自転車 - Google Patents

自転車用変速制御装置、自転車用変速システム、及び自転車 Download PDF

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Abstract

【課題】自転車における変速において、ペダルを踏み込むための負荷の変化を小さく抑えつつ、効率よくギア比をシフトアップ(あるいはシフトダウン)する。【解決手段】自転車用変速制御装置は、電動式フロント変速機及び電動式リア変速機を駆動してギア比を変更する時、現在の駆動チェンリングが最大歯数のチェンリングでないとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングの歯数より大きい歯数のチェンリングをシフトアップ後の駆動チェンリングとして設定し、設定した駆動チェンリングと前記複数枚のリアスプロケットのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より大きく、かつ、前記現在のギア比に最も近いギア比になる歯数のリアスプロケットをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定する、シフトアップスイッチを備える。【選択図】 図4

Description

本発明は、歯数が異なる複数枚のチェンリングのうちチェンが掛けられた駆動チェンリングと、歯数が異なる複数枚のリアスプロケットのうちチェンが掛けられた駆動スプロケットとの組み合わせを変更してチェンを掛け変えるように、フロント変速機及びリア変速機の動作を制御する自転車用変速制御装置、この自転車用変速制御装置を用いた自転車用変速システム及び自転車に関する。
自転車には、例えば、歯数が異なる複数枚のチェンリング(フロントチェンリング)のうちチェンが掛けられた駆動チェンリングと、歯数が異なる複数枚のリアスプロケットのうちチェンが掛けられた駆動スプロケットとの組み合わせを変更してチェンを掛け変えるように、フロント変速機及びリア変速機が設けられている。スポーツ用自転車には、例えば、2枚あるいは3枚のフロントギアに相当するチェンリングと、複数枚、例えば10枚あるいは11枚の後輪ギアに相当するリアスプロケットが設けられている。サイクリストは、フロント変速機及びリア変速機を操作することにより、具体的には、ペダルを踏むための負荷に応じて駆動チェンリングと駆動リアスプロケットの組み合わせを自在に調整する。
このような自転車では、駆動チェンリングと駆動リアスプロケットの組み合わせが多数あるため、サイクリストが小まめに上記組み合わせを設定することは煩雑である。
また、駆動スプロケットの歯数に対する駆動チェンリングの歯数の比率であるギア比を大きくするために、駆動チェンリングの歯数を大きくしようとする時、現在のギア比に近く、かつ現在のギア比より大きくなる駆動スプロケットを最適に設定するには、ペダルに加える負荷を感じながら駆動リアスプロケットを順次変更することにより、最適な歯数のリアスプロケットを探すため時間がかかるといった問題がある。同様に、ギア比を小さくするために、駆動チェンリングの歯数を小さくしようとする時においても、現在のギア比に近く、かつ現在のギア比より小さくなる駆動スプロケットを最適に設定するには、時間がかかるといった問題がある。
このような問題に対して、より簡素な制御を実現するために、複数のギアステージを有するフロント変速装置およびリア変速装置を制御する変速制御装置が知られている(特許文献1)。ギアステージとは、複数枚のフロントチェンリングあるいは複数枚のリアスプロケットのうちどのフロントチェンリングあるいはリアスプロケットにチャンが掛かっているかに関する状態をいう。
当該変速制御装置は、変速指示を入力する第1および第2変速操作部材と、ステージセンサと、信号制御部と、を備える。ステージセンサは、フロントおよびリア変速装置のギアステージを検出する。信号制御部は、フロントおよびリア変速装置を制御する。信号制御部は、検出されたギアステージが所定の条件に当てはまった状態において、第1および第2変速操作部材を介して所定の変速指示が入力された場合、フロントおよびリア変速装置をシフトアップまたはシフトダウンするように制御する。
特開2016−20124号公報
上記変速制御装置は、例えば、ギア比を大きくする(シフトアップする)ために変速操作部材を操作して、ギアステージが所定の条件に該当するとき、フロントの変速装置のギアステージを変更して大きな歯数の駆動チェンリングに変える一方、リアの変速装置のギアステージを変更して小さな歯数の駆動リアスプロケットに変える。このとき、サイクリストにとっては、現在のギア比より大きいが、可能な限り現在のギア比に近いことが、ペダルを踏み込むための負荷の変化を小さく抑えることができる点から好ましい。
また、場合によっては、サイクリストは、フロントの変速装置のギアステージを強制的に変更してシフトアップやシフトダウンすることもある。
上記変速制御装置は、このようなサイクリストの要望に必ずしも満足するものではない。
そこで、本発明は、ペダルを踏み込むための負荷の変化を小さく抑えつつ、サイクリストの要望に沿って、効率よくギア比をシフトアップあるいはシフトダウンすることができる自転車用変速制御装置、自転車用変速システム、及び自転車を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、歯数が異なる複数枚のチェンリングのうちチェンが掛けられた駆動チェンリングと、歯数が異なる複数枚のリアスプロケットのうちチェンが掛けられた駆動スプロケットとの組み合わせを変更して、前記チェンを掛け変えるように、フロント変速機及びリア変速機の動作を制御する自転車用変速制御装置である。
当該変速制御装置は、
前記駆動リアスプロケットの歯数に対する前記駆動チェンリングの歯数の比であるギア比を大きくさせるように前記チェンの掛け変えを行うための入力指示を受けるように構成されたシフトアップスイッチと、
前記ギア比を小さくさせるように前記チェンの掛け変えを行うための入力指示を受けるように構成されたシフトダウンスイッチと、
前記シフトアップスイッチあるいは前記シフトダウンスイッチが入力指示を受けることにより、前記複数枚のチェンリングのうち1つのチェンリングを駆動チェンリングとして設定し、前記複数枚のリアスプロケットのうちの1つのスプロケットを駆動リアスプロケットとして設定して、設定した駆動チェンリングと設定した駆動リアスプロケットにチェンを掛ける制御信号をフロント変速機及びリア変速機に送ることにより、前記ギア比の変更を制御する制御部と、を備える。
前記シフトアップスイッチは、第1シフトアップスイッチを含み、
前記第1シフトアップスイッチが入力指示を受けることにより、前記制御部は、
現在の駆動チェンリングが最大歯数のチェンリングでないとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングの歯数より大きい歯数のチェンリングをシフトアップ後の駆動チェンリングとして設定し、設定した駆動チェンリングと前記複数枚のリアスプロケットのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より大きく、かつ、前記現在のギア比に最も近いギア比になる歯数のリアスプロケットをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定し、
現在の駆駆動チェンリングが最大歯数のチェンリングであるとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングを変更することなく、現在の駆動リアスプロケットの歯数より小さく、かつ、前記現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケットをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定する。
前記シフトアップスイッチは、第2シフトアップスイッチを含むことが好ましい。
前記第2シフトアップスイッチが入力指示を受けることにより、前記制御部は、
現在の駆動リアスプロケットが最小歯数のリアスプロケットでないとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動リアスプロケットの歯数より小さく、かつ、前記現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケットをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定し、
現在の駆動リアスプロケットが最小歯数のリアスプロケットであるとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングの歯数より大きい歯数のチェンリングをシフトアップ後の駆動チェンリングとして設定し、設定した駆動チェンリングと前記複数枚のリアスプロケットのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より大きく、かつ、前記現在のギア比に最も近いギア比となる歯数のリアスプロケットをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定する。
本発明の他の一態様も、歯数が異なる複数枚のチェンリングのうちチェンが掛けられた駆動チェンリングと、歯数が異なる複数枚のリアスプロケットのうちチェンが掛けられた駆動スプロケットとの組み合わせを変更して前記チェンを掛け変えるように、フロント変速機及びリア変速機の動作を制御する自転車用変速制御装置である。
当該変速制御装置は、
前記駆動リアスプロケットの歯数に対する前記駆動チェンリングの歯数の比であるギア比を大きくさせるように前記チェンの掛け変えを行うための入力指示を受けるように構成されたシフトアップスイッチと、
前記ギア比を小さくさせるように前記チェンの掛け変えを行うための入力指示を受けるように構成された複数のシフトダウンスイッチと、
前記シフトアップスイッチあるいは前記シフトダウンスイッチが入力指示を受けることにより、前記複数枚のチェンリングのうち1つのチェンリングを前記駆動チェンリングとして設定し、前記複数枚のリアスプロケットのうちの1つのスプロケットを前記駆動リアスプロケットとして設定して、設定した駆動チェンリングと設定した駆動リアスプロケットにチェンを掛ける制御信号をフロント変速機及びリア変速機に送ることにより、前記ギア比の変更を制御する制御部と、を備える。
前記シフトダウンスイッチは、第1シフトダウンスイッチを含み、
前記第1シフトダウンスイッチが入力指示を受けることにより、前記制御部は、
現在の駆動チェンリングが最小歯数のチェンリングでないとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングの歯数より小さい歯数のチェンリングをシフトダウン後の駆動チェンリングとして設定し、設定した駆動チェンリングと前記複数枚のリアスプロケットのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より小さく、かつ、前記現在のギア比に最も近いギア比になる歯数のリアスプロケットをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定し、
現在の駆動チェンリングが最小歯数のチェンリングであるとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングを変更することなく、現在の駆動リアスプロケットの歯数より大きく、かつ、現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケットをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定する。
前記シフトダウンスイッチは、第2シフトダウンスイッチを含むことが好ましい。
前記第2シフトダウンイッチが入力指示を受けることにより、前記制御部は、
現在の駆動リアスプロケットが最大歯数のリアスプロケットでないとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動リアスプロケットの歯数より大きく、かつ、現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケットをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定し、
現在の駆動リアスプロケットが最大歯数のリアスプロケットであるとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングの歯数より小さい歯数のチェンリングをシフトダウン後の駆動チェンリングとして設定し、設定した駆動チェンリングと前記複数枚のリアスプロケットのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より小さく、かつ、前記現在のギア比に最も近いギア比となる歯数のリアスプロケットをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定する。
前記シフトダウンスイッチは、第3シフトダウンスイッチを含み、
前記第3シフトダウンスイッチが入力指示を受けることにより、前記制御部は、
現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、予め定めた歯数のチェンリングを駆動チェンリングとして設定し、予め定めた歯数のリアスプロケットを駆動リアスプロケットとして設定して、現在のギア比を変更する、ことが好ましい。
前記予め定めた歯数のチェンリングと前記予め定めた歯数のリアスプロケットで定まるギア比は、1.2以上2.0以下である、ことが好ましい。
本発明のさらに他の一態様は、前記自転車用変速制御装置と、
前記自転車用変速制御装置に電気的に接続された電動式自転車用フロント変速機と、
前記自転車用変速制御装置に電気的に接続された電動式自転車用リア変速機と、を備える、ことを特徴とする自転車用変速システムである。
本発明のさらに他の一態様は、前記自転車用変速制御装置と、前記自転車用変速制御装置に電気的に接続された電動式自転車用フロント変速機及び前記自転車用変速制御装置に電気的に接続された電動式自転車用リア変速機を備えた自転車本体部と、を備える、ことを特徴とする自転車である。
上記態様の自転車用変速制御装置、自転車用変速システム、及び自転車によれば、ペダルを踏み込むための負荷の変化を小さく抑えつつ、サイクリストの要望に沿って、効率よくギア比をシフトアップあるいはシフトダウンすることができる。
本実施形態の自転車用変速制御装置を搭載した自転車の一例を示す図である。 本実施形態の自転車用変速制御装置の例を説明する図である。 本実施形態の変速制御装置の構成の例を示すブロック構成図である。 本実施形態の第1シフトアップスイッチのスイッチの動作によってギア比が変化する例を説明する図である。 本実施形態の第2シフトアップスイッチのスイッチの動作によってギア比が変化する例を説明する図である。 本実施形態の第1シフトダウンスイッチのスイッチの動作によってギア比が変化する例を説明する図である。 本実施形態の第2シフトダウンスイッチのスイッチの動作によってギア比が変化する例を説明する図である。 本実施形態の強制シフトスイッチのスイッチの動作によってギア比が変化する例を説明する図である。
以下、本発明の自転車用変速制御装置、自転車用変速システム、及び自転車を詳細に説明する。
図1は、本実施形態の自転車用変速制御装置20を搭載した自転車1の一例を示す図である。自転車1は、特に制限されず、ロードバイク、シクロクロスバイク、あるいはマウンテンバイク等のスポーツ用自転車のほかに、クロスバイクやシティーユースの自転車にも適用できる。
自転車1は、フレーム2、車輪3、ブレーキ4、フロント変速機5、リア変速機6、チェン7、複数のチェンリング8、ハンドルバー9、ペダル10、サドル11、及びブレーキレバー12を主に備える自転車本体部と、本実施形態の自転車用変速制御装置20と、を含む。
フロント変速機5及びリア変速機6は、アクチェータ(番号を付さず)と変速機本体部5a,6aとを備える電動式外装変速機である。アクチュエータは、自転車用変速制御装置20から送られる制御信号に応じて、変速機本体部5aのガイドプレートあるいは変速機本体部6aのガイドゲージを移動させることにより、駆動チェンリングあるいは駆動リアスプロケットを変更するように動作する。
後輪の車輪3には、歯数が異なる複数枚のリアスプロケット3aが設けられている。また、チェンリング8は、歯数が異なる複数枚のチェンリング8を含む。したがって、自転車用変速制御装置20は、歯数が異なる複数枚のチェンリング8のうちチェン7が掛けられた駆動チェンリングと、歯数が異なる複数枚のリアスプロケット3aのうちチェン7が掛けられた駆動スプロケットとの組み合わせを変更して、チェン7を掛け変えるように、フロント変速機5及びリア変速機6の動作を制御する。
図2は、自転車用変速制御装置(以降、変速制御装置という)20の例を説明する図である。図3は、変速制御装置20の構成の例を示すブロック構成図である。変速制御装置20は、シフトアップスイッチ22と、シフトダウンスイッチ24と、制御部26と、無線通信ユニット28と、を備える。
シフトアップスイッチ22は、サイクリストから入力指示を受ける部分で、駆動リアスプロケット3aの歯数に対する駆動チェンリングの歯数の比であるギア比を大きくさせるようにチェン7の掛け変えを行うための入力指示を受けるように構成されている。
シフトダウンスイッチ24は、サイクリストから入力指示を受ける部分で、上述のギア比を小さくさせるようにチェン7の掛け変えを行うための入力指示を受けるように構成されている。
変速制御装置20のシフトアップスイッチ22と、シフトダウンスイッチ24の一部とは、ブレーキレバー12に内蔵されており、サイクリストが操作部23,25を操作することにより、シフトアップスイッチ22と、シフトダウンスイッチ24のスイッチングが行われる。操作部23,25は、ブレーキレバーベース部12aに対して1つの軸回りに回動するように設けられたブレーキレバー12とは別の軸回りに回動可能に装着されている。サイクリストが、例えば指で操作部23,25を動かすことにより、シフトアップスイッチ22と、シフトダウンスイッチ24がスイッチングを行うように、操作部23,25が構成されている。
サドル11の側からハンドルバー9をみて、例えば、ハンドルバー9の右側ブレーキレバー12には操作部23及びシフトアップスイッチ22が設けられ、ハンドルバー9の左側ブレーキレバー12には操作部25及びシフトダウンスイッチ23が設けられている。
シフトアップスイッチ22は、より詳細には、第1シフトアップスイッチ22a及び第2シフトアップスイッチ22bを含む。これに対応して、操作部23は、第1シフトアップスイッチ22aのスイッチングを行う操作部23aと、第2シフトアップスイッチ22bのスイッチングを行う操作部23bと、を含む。一方、シフトダウンスイッチ24は、より詳細には、第1シフトダウンスイッチ24a及び第2シフトダウンスイッチ24bを含む。これに対応して、操作部25は、第1シフトダウンスイッチ24aのスイッチングを行う操作部25aと、第2シフトダウンスイッチ24bのスイッチングを行う操作部25bと、を含む。
なお、本実施形態では、第1シフトアップスイッチ22aと第2シフトアップスイッチ22bがハンドルバー9の右側部分に配置され、第1シフトダウンスイッチ24aと第2シフトダウンスイッチ24bがハンドルバー9の左側部分に配置されるが、第1シフトアップスイッチ22aと第1シフトダウンスイッチ24aがハンドルバー9の右側部分(あるいは左側部分)に配置され、第2シフトアップスイッチ22bと第2シフトダウンスイッチ24bがハンドルバー9の左側部分(あるいは左側部分)に配置されてもよく、その配置は制限されず、サイクリストの要望によって配置は随時変更されてもよい。
シフトダウンスイッチ24は、さらに、強制シフトスイッチ(第3シフトダウンスイッチ)24cを含むことが好ましい。この強制シフトスイッチ24cが操作部25cを介してサイクリストから入力指示を受けることにより、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、予め定めた歯数のチェンリング8を駆動チェンリングとして設定し、予め定めた歯数のリアスプロケット3aを駆動リアスプロケットとして設定して、現在のギア比を強制的に変更する。強制シフトスイッチ(第3シフトダウンスイッチ)24c及び操作部25cは、図2に示す例では、ブレーキレバーベース部12aに設けられるが、強制シフトスイッチ(第3シフトダウンスイッチ)24c及び操作部25cの位置は、特に制限されず、どこでもよい。また、強制シフトスイッチ24cの、ギア比を強制的に変更する機能は、第1シフトアップスイッチ22a、第1シフトダウンスイッチ24a、第2シフトアップスイッチ22b、及び第2シフトダウンスイッチ24bのうち少なくとも2つを同時に操作することで発揮する形態でもよい。この場合、強制シフトスイッチ24cは、第1シフトアップスイッチ22a、第1シフトダウンスイッチ24a、第2シフトアップスイッチ22b、及び第2シフトダウンスイッチ24bのうち、同時に操作するスイッチで構成される。
制御部26は、ハンドルバー9あるいはステムに取り付けられた、ケイデンス、走行速度、及び走行距離を計測し計測結果を表示するサイクルコンピュータ27に固定するように取り付けられている。なお、制御部26は、サイクルコンピュータ27に取り付けられなくてもよく、別体のコントロール装置としてハンドルバー9、ステム、サドル11の裏側等に設けられてもよい。
第1シフトアップスイッチ22aは、後述するように、第1シフトアップスイッチ22aがサイクリストから操作部23aを介して入力指示を受けることにより、現在チェン7が掛けられている駆動チェンリングの変更を、現在チェン7が掛けられている駆動リアスプロケットの変更に対して優先的に行うためのスイッチ機構である。第2シフトアップスイッチ22bは、後述するように、第2シフトアップスイッチ22bがサイクリストから操作部23bを介して入力指示を受けることにより、現在チェン7が掛けられている駆動リアスプロケットの変更を、現在チェン7が掛けられている駆動チェンリングの変更に対して優先的に行うためのスイッチ機構である。詳細な説明は後述する。
第1シフトダウンスイッチ24aは、後述するように、第1シフトダウンスイッチ24aがサイクリストから操作部25aを介して入力指示を受けることにより、現在チェン7が掛けられている駆動チェンリングの変更を、現在チェン7が掛けられている駆動リアスプロケットの変更に対して優先的に行うためのスイッチ機構である。第2シフトダウンスイッチ24bは、後述するように、第2シフトダウンスイッチ24bがサイクリストから操作部25bを介して入力指示を受けることにより、現在チェン7が掛けられている駆動リアスプロケットの変更を、現在チェン7が掛けられている駆動チェンリングの変更に対して優先的に行うためのスイッチ機構である。詳細な説明は後述する。
無線通信ユニット28は、携帯端末機器等の外部通信ユニット30と無線通信を行って必要な情報を受信する部分である。必要な情報は、自転車1に組まれている複数のリアスプロケット3aの歯数および複数のチェンリング8の歯数の情報を含む。また、必要な情報は、強制シフトスイッチ(第3シフトダウンスイッチ)24cによってシフトダウンするシフトダウン先のチェンリング8の歯数及びリアスプロケット3aの歯数の情報を含む。
制御部26は、マイコン(マイクロプロセサ)26aと不揮発メモリ26bを備える。
制御部26は、無線通信ユニット28が受信した情報の入力を受けると、制御部26の不揮発メモリ26bに送られるとともに、マイコン26aは、歯数の情報を用いて、ギア比(駆動スプロケットの歯数に対する駆動チェンリングの歯数の比率)を算出する。算出したギア比は、不揮発メモリ26bに記憶される。
マイコン26aは、現在の駆動チェンリングの歯数及び駆動リアスプロケットの歯数あるいはギア比の情報を常時取得しており、第1シフトアップスイッチ22a、第2シフトアップスイッチ22b、第1シフトダウンスイッチ24a、第2シフトダウンスイッチ24b、及び強制シフトスイッチ24cのスイッチの動作によって、組み込まれた制御シークエンスによって、現在の駆動チェンリングの歯数及び駆動リアスプロケットの歯数から、シフトアップあるいはシフトダウン後の駆動チェンリングの歯数及び駆動リアスプロケットの歯数を設定するとともに、フロント変速機5及びリア変速機6のアクチュエータの駆動量を定めた制御信号をフロント変速機5及びリア変速機6に送る。
図4は、第1シフトアップスイッチ22aのスイッチの動作によってギア比が変化する例を説明する図である。
図4に示す例では、10枚のリアスプロケット3aと2枚のチェンリング8の組み合わせである。リアスプロケット3aの歯数は、11(11t)、12(12t)、13(13t)、14(14t)、15(15t)、17(17t)、19(19t)、21(21t)、23(23t)、及び25(25t)である。チェンリング8の歯数は、39(39t)及び52(52t)である。この場合、ギア比は、駆動チェンリングの歯数が歯数39tである場合、1.56〜3.55の範囲にある。一方、駆動チェンリングの歯数が歯数52tである場合、ギア比は、2.08〜4.73の範囲にある。
第1シフトアップスイッチ22aがサイクリストから入力指示を受けることにより、制御部26は、現在の駆動チェンリングが最大歯数52tのチェンリング8でないとき(すなわち、駆動チェンリングの歯数が39tであるとき)、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングの歯数より大きい歯数のチェンリング8をシフトアップ後の駆動チェンリングとして設定する。さらに、制御部26は、設定した駆動チェンリングと複数枚のリアスプロケット3aのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より大きく、かつ、現在のギア比に最も近いギア比になる歯数のリアスプロケット3aをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定する。
また、制御部26は、現在の駆駆動チェンリングが最大歯数52tのチェンリング8であるとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングを変更することなく、現在の駆動リアスプロケットの歯数より小さく、かつ、現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケット3aをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定する。
このような設定を行う制御シーケンスが、制御部26に設けられている。
図4に示す例では、駆動チェンリングの歯数が39tである場合、制御部26は、現在の駆動チェンリング8の歯数より大きい歯数52tのチェンリング8をシフトアップ後の駆動チェンリングとする。このとき、制御部26は、歯数52tの駆動チェンリングと10枚のリアスプロケット3aのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より大きく、かつ、現在のギア比に最も近いギア比になる歯数のリアスプロケット3aをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定する。例えば、現在の駆動リアスプロケットの歯数が25tである場合、現在のギア比は1.56であるので、歯数52tの駆動チェンリングにおいてギア比1,56より大きくギア比1.56に最も近いギア比である2.08をシフトアップ後のギア比にするように歯数25tのリアスプロケットをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定する。現在の駆動リアスプロケットの歯数が15tである場合、現在のギア比は2.60であるので、歯数52tの駆動チェンリングにおいてギア比2.60より大きくギア比2.60に最も近いギア比である2.74をシフトアップ後のギア比にするように歯数19tのリアスプロケットをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定する。また、現在の駆動リアスプロケットが歯数12tのリアスプロケット3aである場合、現在のギア比は3.25であるので、歯数52tの駆動チェンリングにおいてギア比3.25より大きくギア比3.25に最も近いギア比である3.47をシフトアップ後のギア比にするように歯数15tのリアスプロケット3aをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定する。図4では、このようなシフトアップの例が黒矢印で示されている。
また、制御部26は、現在の駆動チェンリングの歯数が52tである場合、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、歯数52tの駆動チェンリングを変更することなく、現在の駆動リアスプロケットの歯数より小さく、かつ、現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケット3aをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定する。図4では、このようなシフトアップの例が白抜き矢印で示されている。
このように、第1シフトアップスイッチ22aは、シフトアップするとき、現在チェン7が掛けられている駆動チェンリングの変更を駆動スプロケットの変更に対して優先的に行うためのスイッチ機構である。
図5は、第2シフトアップスイッチ22bのスイッチの動作によってギア比が変化する例を説明する図である。図5に示す例のリアスプロケット3a及びチェンリング8も、図4に示す例と同様に、歯数11t〜25tの10枚のリアスプロケット及び歯数39tと歯数52tの2枚のチェンリングである。
第2シフトアップスイッチがサイクリストから入力指示を受けることにより、制御部26は、現在の駆動リアスプロケットが最小歯数のリアスプロケット3aでないとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、駆動チェンリングの変更をすることなく、現在の駆動リアスプロケットの歯数より小さく、かつ、現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケットをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定する。さらに、制御部26は、現在の駆動リアスプロケットの歯数が最小歯数の11tであるとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングの歯数より大きい歯数のチェンリング8をシフトアップ後の駆動チェンリングとして設定し、設定した駆動チェンリングと複数枚のリアスプロケット3aのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より大きく、かつ、現在のギア比に最も近いギア比となる歯数のリアスプロケット3aをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定する。このような設定を行う制御シーケンスが、制御部26に設けられている。
図5に示す例では、現在の駆動リアスプロケットが最小歯数の11tのリアスプロケット3aでないとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、駆動チェンリングを変更することなく、現在の駆動リアスプロケットの歯数より小さく、かつ、現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケットをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして図5に示す黒矢印のように設定する。例えば、現在の歯数の組み合わせが、歯数39tの駆動チェンリングと歯数17tの駆動リアスプロケットの組み合わせである場合、現在の駆動リアスプロケットの歯数17tより小さく、歯数17tに最も近い歯数15tのリアスプロケットを駆動リアスプロケットとして設定する。現在の歯数の組み合わせが、歯数52tの駆動チェンリングと歯数17tの駆動リアスプロケットの組み合わせである場合も、現在の駆動リアスプロケットの歯数17tより小さく、歯数17tに最も近い歯数15tのリアスプロケットを駆動リアスプロケットとして設定する。
さらに、制御部26は、現在の駆動チェンリングが歯数39tのチェンリング8であり、駆動リアスプロケットが最小歯数11tのリアスプロケット3aであるとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、歯数39tの現在の駆動チェンリングより歯数の大きい歯数52tのチェンリング8をシフトアップ後の駆動チェンリングとして設定し、設定した歯数52tの駆動チェンリングと10枚のリアスプロケット3aのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より大きく、かつ、現在のギア比に最も近いギア比となる歯数のリアスプロケット3aをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定する。図5に示す例では、駆動チェンリングを歯数39tから歯数52tに変更し、さらに、現在のギア比は3.55であるので、このギア比3.55より大きく、3.55に近いギア比である3.71をシフトアップ後のギア比にするように歯数14tのリアスプロケットを駆動リアスプロケットとして設定する。図5では、このようなシフトアップの例が白抜き矢印で示されている。
このように、第2シフトアップスイッチ22bは、シフトアップするとき、現在チェン7が掛けられている駆動リアスプロケットの変更を駆動チェンリングの変更に対して優先的に行うためのスイッチ機構である。
図6は、第1シフトダウンスイッチ24aのスイッチの動作によってギア比が変化する例を説明する図である。図6に示す例のリアスプロケット3a及びチェンリング8も、図4に示す例と同様に、歯数11t〜25tの10枚のリアスプロケット及び歯数39tと歯数52tの2枚のチェンリングである。
第1シフトダウンスイッチ24aがサイクリストから入力指示を受けることにより、制御部26は、現在の駆動チェンリングの歯数が最小歯数39tでないとき(すなわち、現在の駆動チェンリングの歯数が最小歯数52tであるとき)、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングの歯数より小さい歯数のチェンリングをシフトダウン後の駆動チェンリングとして設定し、設定した駆動チェンリングと複数枚のリアスプロケットのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より小さく、かつ、現在のギア比に最も近いギア比になる歯数のリアスプロケットをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定する。
さらに、制御部26は、現在の駆動チェンリングが最小歯数39tのチェンリングであるとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の歯数39tの駆動チェンリングを変更することなく、現在の駆動リアスプロケットの歯数より大きく、かつ、現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケットをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定する。このような設定を行う制御シーケンスが、制御部26に設けられている。
具体的には、駆動チェンリングの歯数が52tである場合、制御部26は、現在の駆動チェンリングの歯数より小さい歯数39tのチェンリング8を駆動チェンリングとする。このとき、制御部26は、歯数39tの駆動チェンリングと複数枚のリアスプロケット3aのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より小さく、かつ、現在のギア比に最も近いギア比になる歯数のリアスプロケット3aをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定する。例えば、現在の駆動チェンリングの歯数が52tであり、駆動リアスプロケットの歯数が25tである場合、現在のギア比は2.08であるので、歯数が39tの駆動チェンリングにおいてギア比2.08より小さくギア比2.08に最も近いギア比である2.05をシフトダウン後のギア比にするように歯数19tのリアスプロケットをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定する。駆動リアスプロケットが歯数19tのスプロケット3aである場合、現在のギア比は2.74であるので、歯数39tの駆動チェンリングにおいてギア比2.74より大きくギア比2.74に最も近いギア比である2.60をシフトダウン後のギア比にするように歯数15tのリアスプロケット3aをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定する。また、駆動リアスプロケットの歯数が13tである場合、現在のギア比は4.00であるので、歯数39tの駆動チェンリングにおいてギア比4.00より小さくギア比4.00に最も近いギア比である3.55をシフトダウン後のギア比にするように歯数11tのリアスプロケットをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定する。図4では、このようなシフトアップの例が白抜き矢印で示されている。
また、制御部26は、現在の駆動チェンリングの歯数が39tである場合、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、歯数が39tの駆動チェンリングを変更することなく、現在の駆動リアスプロケットの歯数より大きく、かつ、現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケット3aをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定する。図6では、このようなシフトアップの例が黒矢印で示されている。
このように、第1シフトダウンスイッチ24aは、シフトダウンするとき、現在チェン7が掛けられている駆動チェンリングの変更を駆動リアスプロケットの変更に対して優先的に行うためのスイッチ機構である。
図7は、第2シフトダウンスイッチ24bのスイッチの動作によってギア比が変化する例を説明する図である。図7に示す例のリアスプロケット3a及びチェンリング8も、図4に示す例と同様に、歯数11t〜25tの10枚のリアスプロケット及び歯数39tと歯数52tの2枚のチェンリングである。
第2シフトダウンスイッチがサイクリストから入力指示を受けることにより、制御部26は、現在の駆動リアスプロケットが最大歯数のリアスプロケット3aでないとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングの変更をすることなく、現在の駆動リアスプロケットの歯数より大きく、かつ、現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケットをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定する。さらに、制御部26は、現在の駆動リアスプロケットが最大歯数のリアスプロケット3aであるとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングの歯数より小さい歯数のチェンリング8をシフトアップ後の駆動チェンリングとして設定する。さらに、制御部26は、設定した駆動チェンリングと複数枚のリアスプロケット3aのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より小さく、かつ、現在のギア比に最も近いギア比となる歯数のリアスプロケット3aをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定する。このような設定を行う制御シーケンスが、制御部26に設けられている。
図7に示す例では、現在の駆動リアスプロケットの歯数が最大歯数25tでないとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、駆動チェンリングの変更をすることなく、現在の駆動リアスプロケットの歯数より大きく、かつ、現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケットをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして図7に示す黒矢印のように設定する。例えば、現在の組み合わせが、歯数39tの駆動チェンリングと歯数17tの駆動リアスプロケットの組み合わせの場合、歯数17tより大きく、歯数17tに最も近い歯数19tのリアスプロケットを駆動リアスプロケットとして設定する。現在の組み合わせが、歯数52tの駆動チェンリングと歯数17tの駆動リアスプロケットの組み合わせである場合も、歯数17tより大きく、歯数17tに最も近い歯数19tのリアスプロケットを駆動リアスプロケットとして設定する。このようなシフトダウンの例が、図7では黒矢印で示されている。
さらに、制御部26は、現在の駆動チェンリングの歯数が52tであり、現在の駆動リアスプロケットの歯数が25tであるとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングである歯数52tのチェンリング8より歯数の小さい歯数39tのチェンリング8をシフトダウン後の駆動チェンリングとして設定し、設定した歯数39tの駆動チェンリングと複数枚のリアスプロケット3aのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より小さく、かつ、現在のギア比に最も近いギア比となる歯数のリアスプロケット3aをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定する。例えば、現在の駆動リアスプロケットの歯数が最大歯数25tであり、現在の駆動チェンリングの歯数が歯数52tである場合、駆動チェンリングを歯数52tから歯数39tに変更し、さらに、現在のギア比は2.08であるので、このギア比2.08より小さく、ギア比2.08に近いギア比2.05をシフトダウン後のギア比にするように歯数19tのリアスプロケットを駆動リアスプロケットとして設定する。このようなシフトダウンの例が、図7では白抜き矢印で示されている。
このように、第2シフトダウンスイッチ24bは、シフトダウンするとき、現在チェン7が掛けられている駆動リアスプロケットの変更を駆動チェンリングの変更に対して優先的に行うためのスイッチ機構である。
図4〜図7に示す例では、歯数39tと歯数52tの2枚のチェンリングを用いて説明したため、駆動チェンリングの歯数を大きくする(あるいは小さくする)場合、歯数52tのチェンリング(あるいは歯数39tのチェンリング)を変更後の駆動チェンリングとした。歯数が異なる3枚以上のチェンリングを用いる場合、ギア比のシフトアップをするとき、小さい歯数のチェンリングを駆動チェンリングとした状態から、より大きな歯数のチェンリングを駆動チェンリングに変更してもよく、また、最大歯数のチェンリングを駆動チェンリングに変更してもよい。しかし、効率のよいギア比のシフトアップシフトダウンをするには、現在の駆動チェンリングの歯数よりも大きく、現在の駆動チェンリングの歯数に最も近い歯数のチェンリングを駆動チェンリングにすることが好ましい。また、ギア比をシフトダウンするとき、大きい歯数のチェンリングを駆動チェンリングとした状態から、より小さな歯数のチェンリングを駆動チェンリングに変更してもよく、また、最小歯数のチェンリングを駆動チェンリングに変更してもよい。しかし、効率のよいギア比のシフトダウンをするには、現在の駆動チェンリングの歯数よりも小さく、現在の駆動チェンリングの歯数に最も近い歯数のチェンリングを駆動チェンリングにすることが好ましい。
図8は、強制シフトスイッチ24cのスイッチの動作によってギア比が変化する例を説明する図である。図8に示す例のリアスプロケット3a及びチェンリング8も、図4に示す例と同様に、歯数11t〜25tの10枚のリアスプロケット及び歯数39tと歯数52tの2枚のチェンリングである。
強制シフトスイッチ24cが操作部25cを介してサイクリストから入力指示を受けることにより、図8に示すように、現在の駆動チェンリング及び駆動リアスプロケットの歯数の組み合わせがいかなる場合であっても、予め定めたチェンリング8及びリアスプロケット3aをそれぞれ駆動チェンリング及び駆動リアスプロケットとして設定する。図8に示す例では、予め定めたチェンリング8及びリアスプロケット3aは、歯数39tのチェンリング8及び歯数25tのリアスプロケット3aである。この場合、予め定めたチェンリング8及びリアスプロケット3aにおけるギア比は1.2以上2.0以下であることが好ましい。これにより、サイクリストは負荷の軽い状態で速度0から自転車1を漕ぎ出すことができる。したがって、強制シフトスイッチ24cは、自転車1を停止する直前にサイクリストから入力指示を受けることが好ましい。強制シフトスイッチ24cにより変更する駆動リアスプロケットの歯数及び駆動チェンリングの歯数の情報は、上述したように、外部通信ユニット30で設定され、無線通信ユニット28を通して入力される。
以上説明したように、本実施形態の自転車用変速制御装置20は、駆動チェンリングを駆動リアスプロケットに対して優先的にシフトアップする第1シフトアップスイッチ22aを有するので、ペダルを踏み込むための負荷の変化を小さく抑えつつ、効率よくギア比をシフトアップすることができる。特に、駆動リアスプロケットの歯数が小さく駆動チェンリングが小さいほど駆動チェンリングと駆動リアスプロケットのチェンラインのずれは大きくなるので、リア変速機6による変速レスポンス及びチェンの伝達効率は低下し易く、異音も発生し易い。このため、駆動リアスプロケットの歯数が小さく駆動チェンリングが小さい組み合わせを避けることが好ましい。第1シフトアップスイッチ22aは、変更後のギア比が現在のギア比に近く、駆動リアスプロケットの歯数が小さく駆動チェンリングが小さい組み合わせを避けるようにシフトアップすることができる点で優れている。
同様に、自転車用変速制御装置20は、駆動チェンリングを駆動リアスプロケットに対して優先的にシフトダウンする第1シフトダウンスイッチ24aを有するので、ペダルを踏み込むための負荷の変化を小さく抑えつつ、効率よくギア比をシフトダウンすることができる。駆動リアスプロケットの歯数が大きく駆動チェンリングが大きいほど駆動チェンリングと駆動リアスプロケットのチェンラインのずれは大きくなるので、変速レスポンス及びチェンの伝達効率は低下し易く、異音も発生し易い。このため、駆動リアスプロケットの歯数が大きく駆動チェンリングが大きい組み合わせを避けることが好ましい。第1シフトダウンスイッチ24aは、変更後のギア比が現在のギア比に近く、駆動リアスプロケットの歯数が大きく駆動チェンリングが大きい組み合わせを避けるようにシフトダウンすることができる点で優れている。
また、自転車用変速制御装置20は、第2シフトアップスイッチ22b、第2シフトダウンスイッチ24bを有し、駆動リアスプロケットを優先的にシフトアップ、駆動シフトダウンするので、第1シフトアップスイッチ22a及び第1シフトダウンスイッチ24aと組み合わせることにより、サイクリストの要望に対応した効率よいギア比の調整をすることができる。
さらに、自転車用変速制御装置20は、第1シフトアップスイッチ22a、第1シフトダウンスイッチ24aと、第2シフトアップスイッチ22b、第2シフトダウンスイッチ24bと、を有するので、以下のように、上述した特許文献1(特開2016−20124号公報)の変速制御装置に比べて、シフト(シフトアップあるいはシフトダウン)の際に優れた操作性を発揮する。すなわち、特許文献1に記載する変速制御装置では、駆動チェンリングと駆動リアスプロケットのシフトを同時に行うことがあるので、このシフトが完了するまでに時間がかかり、このシフト期間中、サイクリストはペダルに大きな踏み込み負荷をかけることができない。このためシフトダウンが連続して繰り返されるような長い登り坂では、このような駆動チェンリングと駆動リアスプロケットのシフトを同時に行うシフトが行われることは望ましくない。一方、本実施形態では、例えば、駆動チェンリングが最小の歯数のチェンリングでない状態のとき、登り坂の勾配が増大する直前に、予め、第1シフトダウンスイッチ24aで、駆動チェンリングを駆動リアスプロケットに対して優先的にシフトダウンし、その後、さらに第2シフトダウンスイッチ24bで、駆動リアスプロケットを駆動チェンリングに対して優先的にシフトダウンすることができる。登坂中の駆動リアスプロケットのシフトダウンは、シフトが完了するまでの時間は比較的短いので、サイクリストは短時間のうちにペダルに大きな踏み込み負荷を加えることを開始することができる。
このように2種類のシフトアップとシフトダウンをサイクリストが選択することができるので、ペダルに大きな踏み込み負荷をかける局面でシフトが完了するまでに時間がかかる、チェンリングとリアスプロケットの両方のシフトを同時に行うことを意図的に避けることができる点から、本実施形態の自転車用変速制御装置20は、特許文献1の変速制御装置に比べて、サイクリストにとって優れた操作性を有する。
本実施形態は、上述の自転車変速制御装置20と、自転車用変速制御装置20に電気的に接続された電動式自転車用フロント変速機5と、自転車用変速制御装置20に電気的に接続された電動式自転車用リア変速機6と、を備える自転車用変速システムを提供することができる。
また、本実施形態は、上述した自転車用変速制御装置20と、自転車用変速制御装置20に電気的に接続された電動式自転車用フロント変速機5及び自転車用変速制御装置20に電気的に接続された電動式自転車用リア変速機6を備えた自転車本体部と、を備える自転車を提供することができる。
以上、本発明の自転車用変速制御装置、自転車用変速システム、及び自転車について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。
1 自転車
2 フレーム
3 車輪
3a リアスプロケット
4 ブレーキ
5 フロント変速機
5a 変速機本体部
6 リア変速機
6a 変速機本体部
7 チェン
8 チェンリング
9 ハンドルバー
10 ペダル
11 サドル
12 ブレーキレバー
12a ブレーキレバーベース部
20 自転車用変速制御装置
22 シフトアップスイッチ
22a 第1シフトアップスイッチ
22b 第2シフトアップスイッチ
23,25,23a,23b,25a,25b 操作部
24 シフトダウンスイッチ
24a 第1シフトダウンスイッチ
24b 第2シフトダウンスイッチ
24c 強制シフトスイッチ
26 制御部
27 サイクルコンピュータ
28 無線通信ユニット
30 外部通信ユニット

Claims (8)

  1. 歯数が異なる複数枚のチェンリングのうちチェンが掛けられた駆動チェンリングと、歯数が異なる複数枚のリアスプロケットのうちチェンが掛けられた駆動スプロケットとの組み合わせを変更して、前記チェンを掛け変えるように、フロント変速機及びリア変速機の動作を制御する自転車用変速制御装置であって、
    前記駆動リアスプロケットの歯数に対する前記駆動チェンリングの歯数の比であるギア比を大きくさせるように前記チェンの掛け変えを行うための入力指示を受けるように構成されたシフトアップスイッチと、
    前記ギア比を小さくさせるように前記チェンの掛け変えを行うための入力指示を受けるように構成されたシフトダウンスイッチと、
    前記シフトアップスイッチあるいは前記シフトダウンスイッチが入力指示を受けることにより、前記複数枚のチェンリングのうち1つのチェンリングを駆動チェンリングとして設定し、前記複数枚のリアスプロケットのうちの1つのスプロケットを駆動リアスプロケットとして設定して、設定した駆動チェンリングと設定した駆動リアスプロケットにチェンを掛ける制御信号をフロント変速機及びリア変速機に送ることにより、前記ギア比の変更を制御する制御部と、を備え、
    前記シフトアップスイッチは、第1シフトアップスイッチを含み、
    前記第1シフトアップスイッチが入力指示を受けることにより、前記制御部は、
    現在の駆動チェンリングが最大歯数のチェンリングでないとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングの歯数より大きい歯数のチェンリングをシフトアップ後の駆動チェンリングとして設定し、設定した駆動チェンリングと前記複数枚のリアスプロケットのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より大きく、かつ、前記現在のギア比に最も近いギア比になる歯数のリアスプロケットをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定し、
    現在の駆駆動チェンリングが最大歯数のチェンリングであるとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングを変更することなく、現在の駆動リアスプロケットの歯数より小さく、かつ、前記現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケットをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定する、ことを特徴とする自転車用変速制御装置。
  2. 前記シフトアップスイッチは、第2シフトアップスイッチを含み、
    前記第2シフトアップスイッチが入力指示を受けることにより、前記制御部は、
    現在の駆動リアスプロケットが最小歯数のリアスプロケットでないとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動リアスプロケットの歯数より小さく、かつ、前記現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケットをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定し、
    現在の駆動リアスプロケットが最小歯数のリアスプロケットであるとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングの歯数より大きい歯数のチェンリングをシフトアップ後の駆動チェンリングとして設定し、設定した駆動チェンリングと前記複数枚のリアスプロケットのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より大きく、かつ、前記現在のギア比に最も近いギア比となる歯数のリアスプロケットをシフトアップ後の駆動リアスプロケットとして設定する、請求項1に記載の自転車用変速制御装置。
  3. 歯数が異なる複数枚のチェンリングのうちチェンが掛けられた駆動チェンリングと、歯数が異なる複数枚のリアスプロケットのうちチェンが掛けられた駆動スプロケットとの組み合わせを変更して前記チェンを掛け変えるように、フロント変速機及びリア変速機の動作を制御する自転車用変速制御装置であって、
    前記駆動リアスプロケットの歯数に対する前記駆動チェンリングの歯数の比であるギア比を大きくさせるように前記チェンの掛け変えを行うための入力指示を受けるように構成されたシフトアップスイッチと、
    前記ギア比を小さくさせるように前記チェンの掛け変えを行うための入力指示を受けるように構成された複数のシフトダウンスイッチと、
    前記シフトアップスイッチあるいは前記シフトダウンスイッチが入力指示を受けることにより、前記複数枚のチェンリングのうち1つのチェンリングを前記駆動チェンリングとして設定し、前記複数枚のリアスプロケットのうちの1つのスプロケットを前記駆動リアスプロケットとして設定して、設定した駆動チェンリングと設定した駆動リアスプロケットにチェンを掛ける制御信号をフロント変速機及びリア変速機に送ることにより、前記ギア比の変更を制御する制御部と、を備え、
    前記シフトダウンスイッチは、第1シフトダウンスイッチを含み、
    前記第1シフトダウンスイッチが入力指示を受けることにより、前記制御部は、
    現在の駆動チェンリングが最小歯数のチェンリングでないとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングの歯数より小さい歯数のチェンリングをシフトダウン後の駆動チェンリングとして設定し、設定した駆動チェンリングと前記複数枚のリアスプロケットのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より小さく、かつ、前記現在のギア比に最も近いギア比になる歯数のリアスプロケットをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定し、
    現在の駆動チェンリングが最小歯数のチェンリングであるとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングを変更することなく、現在の駆動リアスプロケットの歯数より大きく、かつ、現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケットをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定する、ことを特徴とする自転車用変速制御装置。
  4. 前記シフトダウンスイッチは、第2シフトダウンスイッチを含み、
    前記第2シフトダウンイッチが入力指示を受けることにより、前記制御部は、
    現在の駆動リアスプロケットが最大歯数のリアスプロケットでないとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動リアスプロケットの歯数より大きく、かつ、現在の駆動リアスプロケットの歯数に最も近い歯数のリアスプロケットをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定し、
    現在の駆動リアスプロケットが最大歯数のリアスプロケットであるとき、現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、現在の駆動チェンリングの歯数より小さい歯数のチェンリングをシフトダウン後の駆動チェンリングとして設定し、設定した駆動チェンリングと前記複数枚のリアスプロケットのそれぞれとを組み合わせた総組み合わせの中で、現在のギア比より小さく、かつ、前記現在のギア比に最も近いギア比となる歯数のリアスプロケットをシフトダウン後の駆動リアスプロケットとして設定する、請求項3に記載の自転車用変速制御装置。
  5. 前記シフトダウンスイッチは、第3シフトダウンスイッチを含み、
    前記第3シフトダウンスイッチが入力指示を受けることにより、前記制御部は、
    現在の駆動チェンリングと現在の駆動スプロケットとの組み合わせに係らず、予め定めた歯数のチェンリングを駆動チェンリングとして設定し、予め定めた歯数のリアスプロケットを駆動リアスプロケットとして設定して、現在のギア比を変更する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の自転車用変速装置。
  6. 前記予め定めた歯数のチェンリングと前記予め定めた歯数のリアスプロケットで定まるギア比は、1.2以上2.0以下である、請求項5に記載の自転車用変速制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の自転車用変速制御装置と、
    前記自転車用変速制御装置に電気的に接続された電動式自転車用フロント変速機と、
    前記自転車用変速制御装置に電気的に接続された電動式自転車用リア変速機と、を備える、ことを特徴とする自転車用変速システム。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の自転車用変速制御装置と、
    前記自転車用変速制御装置に電気的に接続された電動式自転車用フロント変速機及び前記自転車用変速制御装置に電気的に接続された電動式自転車用リア変速機を備えた自転車本体部と、を備える、ことを特徴とする自転車。
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