JP2018011513A - ネコ用運動構造体,ならびに,飼い猫の健康管理システム - Google Patents

ネコ用運動構造体,ならびに,飼い猫の健康管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】ネコの習性を利用し,室内飼い猫の運動不足の解消と健康増進しうる環境の構築を課題としながら,かつ,人間の生活空間にも調和しうるネコ用運動構造体等の開発を課題とする。【解決手段】ネコ用運動構造体1は,定型化された複数種の部材を組み合わせて作製される。当該ネコ用運動構造体1は,鉛直方向ならびに水平方向に展開・伸長するための骨組みとなる少なくとも1種類の中空状の部材であって,両端部に各部材と嵌合可能な接続部が設けられたフレーム部材2と,フレーム部材2に遊嵌ないし嵌合することにより,水平方向への伸長を可能にするための連結用部材3と,フレーム部材2ならびに連結用部材3において,嵌合箇所を安定化させるための連結嵌合補助部材4と,フレーム部材2に遊嵌することにより設置され,平面形状でネコの足場となるステップ部材5と,を含んでいる。【選択図】図20

Description

本発明は,ネコ用運動構造体,ならびに,飼い猫の健康管理システム等に関する。さらに詳しくいうと本発明は,複数種の定型化された部材を組み合わせ,一つの構造体として屋内に設置することが可能なネコ用運動構造体,ならびに,ネコの習性を利用して設計したシステムを用いることにより,ネコ用運動構造体上でのネコの運動を促し,運動不足の解消を図ることが可能な飼い猫の健康管理システム等に関する。
近年,居住環境やマナーの変化により,ネコを含めたペットの飼育環境が大きく変化している。
すなわち,従来,ペットを飼う人には一戸建ての人が多く,そのため,庭でペットを飼ったり,時には,屋外での放し飼いも当たり前のように行われていた。しかしながら,近年,放し飼いに対する社会的な認識が変化し,マンションでのペットの飼育なども広がってきた。これらの事情により,飼い主との散歩を除いて,ほぼ屋内で飼育されるペットが増加し,その結果,ペットが運動不足となり,ペットの肥満が問題となってきている。特にペット用に飼育されるネコについては,犬とは異なり,首輪を繋いで散歩を行わないので,その一生をほとんど屋内で過ごすことも少なくない。このように,体の構造上走り回ることができる犬とは異なり,ネコはその体の構造や習性から瞬発力と上下運動を要するので,室内における運動不足を解消して健康増進を図るには,飼い主が室内空間を工夫して適切な物理環境を意識的に用意することが必要となる。
ネコは,もともと,ライオンやチーターなどと同様にネコ科の動物であり,元来,肉食動物としての習性を備えている。
すなわち,ネコは,肉食動物として狩りをするための身体的特徴として,獲物を捕らえるための瞬発力に優れる一方,持久力はあまりないため,いったん,動くと,これを補うように十分に休むという習性を備えている。ネコは,通常,一日の時間を一定のサイクルで,起き,狩りモードに入り,十分に休息を取るリズムを繰り返している。加えて,ネコは,獲物もしくは獲物のように動く対象物に対して,身体が自然に反応して捕まえようとする性質を持っている。このため,ネコじゃらしのように動く対象物に対して,ネコは反応するのである。
室内で飼うネコの運動不足や肥満は,徐々に飼い主の間でも認識されるようになってきている。そして,ネコの運動不足の解消を目的としたキャットタワーないしネコタワーと称される製品(以下,これらをまとめて「先行技術」と略する)が販売されている(非特許文献1)。
オリジナルねこタワー専門店キャッツデポホームページ,[online],[平成28年5月30日検索],インターネット〈URL:http://www.cats-depot.com/〉
先行技術は,組み立て部材により直立のタワー型構造体として提供しうるものであり,これにより,室内においてネコが上方に飛び乗ることを可能にする場所を提供しうるものである。
しかるに,先行技術は,基本的には,床に広げ積み重ねるに過ぎず,この点において,構造上一点の重心を起点に鉛直方向もしくは水平方向いずれかへの限られた延伸幅のみを持った構造体に過ぎない。すなわち,ネコがその習性に基づいて動くとしても限定的な空間に過ぎず,また,人間の生活空間と交わる部分は基本的にデッドスペースになり利用できない点においても,人間の生活空間と交わるも邪魔にならない調和といった発想に基づくものではない。
また,前述の通り,ネコの習性から,健康増進を図るには,限られた室内空間においても瞬発力を発揮できる上下運動が物理的にできることが重要であり,その上,ネコがその習性によって能動的に運動を行えるように誘導する必要があるが,先行技術は,これらを満足するものでもない。
上記事情を背景として,本発明では,ネコの習性を利用し,室内飼い猫の運動不足の解消と健康増進しうる環境の構築を課題としながら,かつ,人間の生活空間にも調和しうるネコ用運動構造体等の開発を課題とする。
発明者は,鋭意研究の結果,定型化された複数の部材を組み合わせて作製される構造体に着想し,ネコ用運動構造体の発明を完成させたものである。
すなわち,本発明のネコ用運動構造体は,複数種の部材を可逆的に組み合わせて,独自の構造体とすることができ,また,鉛直方向および水平方向への複数点の重心を作り,自由に延伸可能とするものである。そして,これにより,本発明のネコ用運動構造体では,例えば,天井近辺の空間に吊り橋を架けることが可能となるために,人間の利用しえない生活空間を活用することができ,人間の生活空間に調和することが可能となる。
加えて発明者は,ネコの習性を利用して,前述の構造体内部に収納可能であり,または構造体の外部に設置し,ネコを構造体の各位置に誘導し能動的に運動を行わせる擬態仕掛け装置(部材)の発明を完成させた。
すなわち,本発明の擬態仕掛け装置は,ネコが反応する擬態仕掛けを備えるものであり,この擬態仕掛けが,ネコの習性を見越した動きをすることで,ネコが擬態仕掛けを,獲物や動く生き物とみなして,これに飛びつくことにより,瞬発力の発揮によるネコの運動を促すものである。また,後述するシステムとの連携により,この擬態仕掛け装置を飼い主が動かすことにより,ネコが飽きることなく,また,ネコの瞬発力の発揮と休息の時間を考慮しながら,ネコの自発的運動を促すことが可能となる。
さらに発明者は,ネコの運動量の測定を可能とするネコ運動管理システムに関する発明を完成させた。
すなわち,本発明のネコ運動管理システムは,ネコにウェアラブルセンサーユニットを装着させ,これにより,経時的に,ネコの三次元的な位置の確認,ならびに,加速度センサーによる瞬間的な移動を把握することで,ネコの運動量を算出するものである。そして,本発明のネコ運動管理システムは,この運動量に基づいて,前述の擬態仕掛け装置を動かし,ネコに適度な運動を促すことを可能とするものである。また,運動量の増減に関するデータを飼い主に知らせることにより,飼い主に注意喚起を可能とするものである。
本発明は,以下の構成からなる。
本発明の第一の構成は,定型化された複数種の部材を組み合わせて作製されるネコ用運動構造体であって,
下記の部材を含むことを特徴とするネコ用運動構造体である:
[フレーム部材]当該構造体において鉛直方向ならびに水平方向に展開・伸長するための骨組みとなる少なくとも1種類の中空状の部材であって,両端部に各部材と嵌合可能な接続部が設けられた部材;
[連結用部材]前記フレーム部材に遊嵌ないし嵌合することにより,水平方向への伸長を可能にするための部材;
[連結嵌合補助部材]前記フレーム部材ならびに前記連結用部材において,嵌合箇所を安定化させるための部材;および
[ステップ部材]前記フレーム部材に遊嵌することにより設置され,平面形状でネコの足場となる部材。
本発明の第二の構成は,前記フレーム部材が,鉛直方向に伸長するための第一フレーム部材を含み,
前記第一フレーム部材は,一端部が雄型の四角形筒状に形成され,他端部が他の第一フレーム部材の前記一端部が挿入される雌型の四角形筒状に形成されていることを特徴とする第一の構成に記載のネコ用運動構造体である。
本発明の第三の構成は,前記第一フレーム部材の前記他端部の各辺部が,中央の低い山型に形成されていることを特徴とする第二の構成に記載のネコ用運動構造体である。
本発明の第四の構成は,前記第一フレーム部材の前記一端部に,前記連結嵌合補助部材を通す丸型の穴と,前記連結用部材を通す四角型の穴と,が空いており,前記第一フレーム部材の前記他端部に,前記連結嵌合補助部材を通す丸型の穴が空いていることを特徴とする第二又は第三の構成に記載のネコ用運動構造体である。
本発明の第五の構成は,前記第一フレーム部材の略中央部に,前記ステップ部材を遊嵌する四角型の穴が空いていることを特徴とする第二から第四の構成に記載のネコ用運動構造体である。
本発明の第六の構成は,前記フレーム部材が,鉛直方向に伸長するための第二フレーム部材を含み,
前記第二フレーム部材は,同径あるいは略同径の四角形筒状に形成され,他端部に前記第一フレーム部材の前記一端部が挿入されることを特徴とする第二から第五の構成に記載のネコ用運動構造体である。
本発明の第七の構成は,前記第二フレーム部材の上端にキャップ部材が冠着されることを特徴とする第六の構成に記載のネコ用運動構造体である。
本発明の第八の構成は,前記フレーム部材が,水平方向に伸長するための第三フレーム部材を含み,
前記第三フレーム部材は,同径あるいは略同径の四角形筒状に形成され,前記連結用部材に嵌合して用いられることを特徴とする第一から第七の構成に記載のネコ用運動構造体である。
本発明の第九の構成は,前記第三フレーム部材の端部に,前記連結嵌合補助部材を通す丸型の穴が空いていることを特徴とする第八の構成に記載のネコ用運動構造体である。
本発明の第十の構成は,前記連結用部材が,径の小さい四角形筒状部と,当該径の小さい四角形筒状部を挟むように設けられた径の大きい四角形筒状部と,からなり,
一方の前記径の大きい四角形筒状部は,前記径の小さい四角形筒状部に接着によって固定され,他方の前記径の大きい四角形筒状部は,前記径の小さい四角形筒状部に着脱可能に設けられていることを特徴とする第一から第九の構成に記載のネコ用運動構造体である。
本発明の第十一の構成は,前記連結用部材の前記径の小さい四角形筒状部に,前記連結嵌合補助部材を嵌合するための丸型の穴と,前記第一フレーム部材の前記他端部の辺部を嵌合するための直方形状のスリット穴と,が空いており,
前記連結用部材の2つの前記径の大きい四角形筒状部のいずれかもしくはその両方に,前記連結嵌合補助部材を嵌合するための丸型の穴が空いていることを特徴とする第十の構成に記載のネコ用運動構造体である。
本発明の第十二の構成は,前記ネコ用運動構造体における前記部材のいずれか又は複数が,紙管素材からなることを特徴とする第一から第十一の構成に記載のネコ用運動構造体である。
本発明の第十三の構成は,前記フレーム部材の中空内に装備され,少なくともその一端に,ネコが反応しうる擬態仕掛けが設けられた擬態仕掛け装置をさらに含むことを特徴とする第一から第十二の構成に記載のネコ用運動構造体である。
本発明の第十四の構成は,前記擬態仕掛けが,生き物もしくは生き物の一部を模した形状に形成されていることを特徴とする第十三の構成に記載のネコ用運動構造体である。
本発明の第十五の構成は,前記擬態仕掛け体が,電気機械器具により,前記フレーム部材の内部からの出し入れが可能な状態となっていることを特徴とする第十三又は第十四の構成に記載のネコ用構造体である。
本発明の第十六の構成は,第一から第十五の構成に記載のネコ用運動構造体とともに用いられるネコ装着用センサー機器であって,
ネコの移動位置ならびに移動時加速度を検出することを特徴とするネコ装着用センサー機器である。
本発明の第十七の構成は,加速度センサー,地磁気センサー,ジャイロセンサーのいずれか又は複数を備えることを特徴とする第十六の構成に記載のネコ装着用センサー機器である。
本発明の第十八の構成は,温度センサー,湿度センサー,気圧センサーのいずれか又は複数をさらに備えることを特徴とする第十七の構成に記載のネコ装着用センサー機器である。
本発明の第十九の構成は,第十六から第十八の構成に記載のネコ装着用センサー機器からネコの移動位置データならびに移動時加速度データを取り込むことにより,ネコの運動量を算出することを特徴とするプログラムである。
本発明により,ネコの習性を利用し,室内飼い猫の運動不足の解消と健康増進しうる環境の構築,ならびに,人間の生活空間にも調和しうるネコ用運動構造体等の提供が可能となった。
本発明におけるプログラムの一例を説明するためのフローチャート 本発明における,プログラム等を用いた場合のイメージを示す図 本発明における,プログラム等を用いた場合の別のイメージを示す図 本発明のネコ用運動構造体の構成部材である第一フレーム部材を示す斜視図 本発明のネコ用運動構造体の構成部材である第二フレーム部材とキャップ部材を示す斜視図 本発明のネコ用運動構造体の構成部材である第三フレーム部材を示す斜視図 図4の(B)に示す第一フレーム部材の六面図 本発明のネコ用運動構造体の構成部材である連結用部材を示す斜視図 図8の(O),(P)に示す連結用部材において,一方の大径正方形筒状部を着脱した状態を示す斜視図 本発明のネコ用運動構造体の構成部材である連結嵌合補助部材を示す斜視図 本発明のネコ用運動構造体の構成部材であるステップ部材を示す斜視図 本発明のネコ用運動構造体の構成部材である別のステップ部材を示す斜視図 本発明のネコ用運動構造体の構成部材であるさらに別のステップ部材を示す斜視図 本発明のネコ用運動構造体の構成部材である第一フレーム部材と連結用部材を連結嵌合する前の状態を示す分解斜視図 本発明のネコ用運動構造体の構成部材である第一フレーム部材と連結用部材を連結嵌合した後の状態を示す斜視図 図13の(a)に示すステップ部材の下側部分を固定した様子を示す,斜め下方から見た斜視図 図13の(a)に示すステップ部材の下側部分を固定する様子を示す,斜め下方から見た一部分解斜視図 ステップ部材の下面に備えられた嵌合部位が,第三フレーム部材に嵌合されるとともに,連結嵌合補助部材によって安定化される様子を示す斜視図 第二フレーム部材の上端に,キャップ部材を冠着し,これにより,フレーム部材の空洞部分を塞いでいる様子を示す斜視図 本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の全体構成を示す斜視図 本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の全体構成を示す正面図 本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の全体構成を示す平面図 本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の全体構成を示す右側面図 本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の全体構成を示す左側面図 本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の構成モジュールである右壁モジュールを示す斜視図 本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の構成モジュールである左壁モジュールを示す斜視図 本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の構成モジュールである吊り橋モジュールを示す平面図 本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の構成モジュールである吊り橋モジュールを斜め上方から見た斜視図 本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の構成モジュールである吊り橋モジュールを斜め下方から見た斜視図 本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の構成モジュールである吊り橋モジュールを示す正面図 本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の構成モジュールである吊り橋モジュールを示す側面図 本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の構成モジュールであるタワーモジュールを示す斜視図 本発明のネコ用運動構造体の別の例を示した図 本発明のネコ用運動構造体の別の例を示した図
以下,好適な実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。ただし,下記の実施の形態は本発明を具現化した例に過ぎず,本発明はこれに限定されるものではない。
<<I.発明の要旨>>
<ネコ用運動構造体>
1.本発明のネコ用運動構造体は,定型化された複数種の部材を組み合わせて作製される構造体であって,下記の部材を含むことを特徴とするものである:
(1) フレーム部材
当該構造体において鉛直方向ならびに水平方向に展開・伸長するための骨組みとなる少なくとも1種類の中空状の部材であって,両端部に各部材と嵌合可能な接続部が設けられた部材;
(2) 連結用部材
前記フレーム部材に遊嵌ないし嵌合することにより,水平方向への伸長を可能にするための部材;
(3) 連結嵌合補助部材
前記フレーム部材ならびに前記連結用部材において,嵌合箇所を安定化させるための部材;
(4) ステップ部材
前記フレーム部材に遊嵌することにより設置され,平面形状でネコの足場となる部材。
2.これらの部材は,それぞれの機能を果たしうる限り,特に限定されるものではなく,種々の形状ないし素材のものを採用することができる。
3.ネコ用運動構造体における前記部材のいずれか又は複数については,紙管素材からなることが好ましい。
(1) この好ましい構成によれば,ネコが運動するのに十分な強度を得ることができるとともに,適度に軽く安全性に優れた構造体とすることが可能になるという効果が得られる。
(2) 加えて,嵌合した際に水を含ませるだけで嵌合部分が膨張し,さらなる構造の安定化(以下,「水接着」という)を図ることができつつ,部材としての分離は可能であるため,本発明のネコ用運動構造体の安定性ならびに取扱性を向上させることができるという効果が得られる。
(3) さらに,不要となった場合には紙類として資源回収もしくは可燃物として処理することができ,また,紙管素材がエコな素材でもあることから,本発明のネコ用運動構造体の取扱性を向上させ,環境にやさしい素材により構成できるという効果が得られる。
4.ネコ用運動構造体は,前記フレーム部材の中空内に装備され,少なくともその一端に,ネコが反応しうる擬態仕掛けが設けられた擬態仕掛け装置をさらに含むことが好ましい。
(1) この好ましい構成によれば,ネコが擬態仕掛けを獲物等とみなして飛びつくことで,ネコの運動をより適切に促すことが可能となるため,本発明のネコ用運動構造体の機能性を向上させることができるという効果が得られる。
(2) 擬態仕掛けは,ネコが獲物とみなしうる形状ないしは動きを備える限り,特に限定されるものではなく,種々の形状のものを採用することができる。
(3) 擬態仕掛けは,典型的には,生き物もしくは生き物の一部を模した形状に形成されていればよい。このような形状として,例えば,生き物としては,虫や小動物などが挙げられる。また,生き物の一部としては,しっぽに模したもの(細長く揺れる物体,ほうき状の物体)などが挙げられる。
5.擬態仕掛けは,電気機械器具により,前記フレーム部材の内部からの出し入れが可能な構成,または構造体の外部に設置し,ネコを構造体の各位置に誘導し能動的に運動を行わせる構成とすることが好ましい。
(1) この好ましい構成によれば,擬態仕掛けへ飛びつく動きを自動的に誘発することが可能となり,本発明のネコ用運動構造体の機能性を向上させることができるという効果が得られる。
(2) この場合,擬態仕掛けについては,フレーム部材の内部に通された紐や一定の剛性を有する棒などの配線ならびに無線通信ユニットなどを通じて,電気機械器具による機械的制御により自動的に出し入れを行えばよい。かかる機械的制御については,飼い主の持っているスマートフォン端末などの電子機器から行ってもよいし,サーバーなどを設け,ここから無線通信を通じて行ってもよい。
<ネコ装着用センサー機器>
1.本発明においては,ネコの位置ならびに移動時加速度を検出することが可能なネコ装着用センサー機器を用いることが好ましい。
(1) この好ましい構成によれば,位置データならびに移動時加速度データを基にネコの運動量を算出するとともに,ネコの運動量を定量的に評価ないし可視化することが可能になるという効果が得られる。また,運動量に関するデータを飼い主に知らせることにより,飼い主に注意喚起もできる。
(2) ネコ装着用センサー機器は,典型的には,加速度センサー,地磁気センサー,ジャイロセンサーのいずれか又は複数を備える構成とすればよい。この構成によれば,ネコの移動距離ならびに瞬間的な移動速度(加速度)などの測定が可能となる。
(3) また,ネコ装着用センサー機器は,温度センサー,湿度センサー,気圧センサーなど,他のセンサーを備えることもできる。これらを備えることにより,運動量の評価とともに,生体パラメーターの変化に関する評価も合わせて行うことが可能となり,より適切なネコの運動管理を行うことができるという効果が得られる。
2.ネコ装着用センサー機器によって取得された各データについては,その保存および加工が可能である限り,特に限定されるものではなく,種々の構成のものを採用することができる。
(1) 典型的には,取得された各データについて,経時的にサーバーに送信しつつ保存し,このデータを,後述するプログラムによって加工等すればよい。
(2) 別の態様として,ネコ装着用センサー機器内に,保存用の記録領域ないしは記録媒体を備え,これに経時的にデータの保存を行う。そして,この保存されたデータを,無線的に,もしくは,記録媒体を取り出して,コンピューターやスマートフォン端末などの電子機器に取り込み,加工等を行えばよい。
<プログラム>
1.本発明においては,ネコ装着用センサー機器とともに,これから取得が可能なネコの移動位置ならびに移動時加速度により,ネコの運動量を算出することが可能なプログラムを備えることが好ましい。
この好ましい構成によれば,ネコの運動量の算出とともに,画面上での運動量の可視化が可能になるという効果が得られる。
2.このプログラムは,ネコの運動量の算出とその可視化が可能となる限り,特に限定されるものではなく,種々の工程によるプログラムを採用することができる。例えば,図1に示すプログラムを採用することができる。
(1) ネコ位置データ取込工程(S11)は,ネコ用運動構造体を含めた,ネコ位置データ(経度緯度情報や3軸の移動座標データなどネコの位置情報)を,分析等が可能な電子機器に取り込む工程である。ネコ位置データ取込工程は,ネコ位置データを取り込みうる限り,特に限定されるものではなく,種々の手法を用いて,ネコ位置データの取込みを行うことができる。典型的には,ネコ装着用センサー機器から発信される地磁気センサーないしジャイロセンサーからのデータを,無線的に送信もしくは記録媒体等を通じて取り込むことにより,これを行うことができる。
(2) ネコ加速度データ取込工程(S12)は,ネコの瞬間的な移動速度(加速度)に関するデータを,分析等が可能な電子機器に取り込む工程である。ネコ加速度データ取込工程は,ネコの瞬間的な移動速度(加速度)に関するデータを取り込みうる限り,特に限定されるものではなく,種々の手法を用いて,ネコ加速度データの取込みを行うことができる。典型的には,ネコ装着用センサー機器から発信される加速度センサーからのデータを,無線的に送信もしくは記録媒体等を通じて取り込むことにより,これを行うことができる。
(3) ネコ運動量算出工程(S13)は,ネコ位置データおよびネコ加速度データを基に,ネコの運動量を算出する工程である。ネコ運動量算出工程は,ネコ運動量を算出しうる限り,特に限定されるものではなく,種々の手法を用いて,ネコ運動量の算出を行うことができる。
このような手法としては,例えば,得られた経時的な位置変化を積分計算して,この面積量を基に運動量を算出したり,また,この経時的な位置変化に加速度データを乗じたうえで運動量を算出したりすることなどがある。
3.本発明における,プログラム等を用いた場合のイメージを,図2に示す。
(1) 図2の左側に,フレーム部材から出入りする擬態仕掛けにネコが飛びついている様子を示す。
(2) 擬態仕掛けは,ネコ用運動構造体のフレーム部材を通じて備えられたそれぞれのポートに対応して設置されている。
(3) 擬態仕掛けは,スマートフォン端末等を操作することにより,屋内に設置したサーバーなどを通じて出し入れを行うことができる。
(4) すなわち,飼い主は,ネコの反応を見ながら,スマートフォン端末等で擬態仕掛けの動きを操作して,ネコの運動を促すことができる。
(5) さらに,飼い主は,屋外にいても,カメラを通じてネコを見ながら,スマートフォン端末等で擬態仕掛けの動きを操作し,ネコの運動を促すこともできる。
4.また,本発明における,プログラム等を用いた場合の別イメージを,図3に示す。
図3における擬態仕掛けは,フレーム部材からの出し入れ,ならびに,左右への揺れ等の一連の動きが,サーバーを介さず,スマートフォン端末による直接の通信によって制御されている例である。
<<II.各部材>>
<フレーム部材>
1.フレーム部材は,本発明のネコ用運動構造体において鉛直方向ならびに水平方向に展開・伸長するための骨組みとなる部材であり,当該構造体の骨格としての役割を果たす部材である。
2.また,このフレーム部材は,中空状の部材からなり,その一端部を他のフレーム部材の他端部に嵌合等することにより,鉛直方向ならびに水平方向に展開・伸長することができる。
3.フレーム部材は,これらの役割を果たす限り,特に限定されるものではなく,種々の形状ないし構成のものを採用することができる。
4.フレーム部材2の例を,図4ならびに図5に示す。
(1) 図4に示す第一フレーム部材2aは,鉛直方向に伸長するための部材であり,その一端部が雄型の正方形筒状に形成されている(以下,「雄型正方形筒状端部」と略する)。また,図4に示す第一フレーム部材2aの他端部は,他の第一フレーム部材2aの雄型正方形筒状端部が挿入される雌型の正方形筒状に形成されている(以下,「雌型正方形筒状端部」と略する)。ここで,雌型正方形筒状端部の各辺部は,中央の低い山型に形成されている(以下,「山型辺部」と略する)。
(2) 図4に示す第一フレーム部材2aは,雌型正方形筒状端部が,そのまま,径の小さい雄型正方形筒状端部に嵌合しつつ,もしくは,これと合わせて後述する連結用部材のスリット部分に山型辺部の中央部分が嵌合しつつ,使用されるものである(図14,図15を参照)。
(3) 図4に示す第一フレーム部材2aは,径の小さい雄型正方形筒状端部に丸型の穴2iと四角型の穴2jが空いており,径の大きい雌型正方形筒状端部に丸型の穴2gが空いている。径の小さい雄型正方形筒状端部は,他の第一フレーム部材2aの径の大きい雌型正方形筒状端部内に嵌合するものであり,構造体としては表に出てこない(隠れて見えない)部分である。一方,雌型正方形筒状端部を含む,径の大きい正方形筒状部は,構造体として表に出てくる部分である。以下,便宜のため,嵌合しても隠れない正方形筒状部を「凹型正方形筒状部」と略する。
(4) 丸型の穴2i,2gは,後述する円筒パイプ状の連結嵌合補助部材を通すことにより,嵌合箇所を安定化させるためのものである。また,雄型正方形筒状端部に形成される四角型の穴2jは,後述する連結用部材を通すことにより,鉛直方向から水平方向への伸長を可能にするためのものである。なお,図4の(B)のみにある,凹型正方形筒状部に形成された四角型の穴2hは,後述するステップ部材を遊嵌するためのものである。
(5) 図4の(A)から(C)に示す第一フレーム部材2aは,それぞれ,長さや空いている穴の数ないしは形状が微妙に異なるものであり,使用用途に応じて,使い分けられる。
(6) 図5の(D)から(F)に示す第二フレーム部材2bは,図4に示すものと異なり,一端部の径は小さくなっておらず,凹型正方形筒状部のみで形成されており,これ以上の鉛直方向への伸長を行わない場合に使用されるものである。なお,第二フレーム部材2bの他端部の各辺部は,図4に示す第一フレーム部材2aの場合と同様,中央の低い山型に形成されている(山型辺部)。
(7) これら第二フレーム部材2bは,図5の(G)に示すキャップ部材2dを冠着することにより,空洞部分を塞いで使用されるものである。
5.別のフレーム部材の例を,図6に示す。
(1) 図6に示す第三フレーム部材2cは,水平方向に伸長するための部材であり,両端部が同径あるいは略同径の正方形筒状に形成されている(以下,「正方形筒状端部」と略する)。
(2) これら第三フレーム部材2cは,正方形筒状端部を,後述する連結用部材に嵌合して用いられる。
(3) また,いずれの部材においても,正方形筒状端部に,後述する円筒パイプ状の連結嵌合補助部材を通すための丸型の穴2eが空いている。
(4) 図6の(H)から(M)に示す第三フレーム部材2cは,それぞれ,長さや空いている穴の数ないしは形状が微妙に異なるものであり,使用用途に応じて,使い分けられる。
6.ここで,図4の(B)に示す第一フレーム部材2aについて,図7をも参照しながら詳細に説明する。
(1) 図7は,図4の(B)に示す第一フレーム部材の六面図である。なお,背面図は,正面図と対称に表れるため省略する。
(2) 図4の(B)に示す第一フレーム部材2aは,雄型正方形筒状端部と,凹型正方形筒状部と,からなる。
(3) 凹型正方形筒状部の雌型正方形筒状端部の各辺部は,山型辺部2fとして形成され,その近傍10mmほどの箇所に,後述する円筒パイプ状の連結嵌合補助部材を嵌合するための丸型の穴2gが空いている。さらに,凹型正方形筒状部の中央部には,後述するステップ部材を遊嵌するための四角型の穴2hが空いている。
(4) 雄型正方形筒状端部には,後述する円筒パイプ状の連結嵌合補助部材を嵌合するための丸型の穴2iと,後述する連結用部材を嵌合するための四角型の穴2jが空いている。
<連結用部材>
1.連結用部材は,前記フレーム部材に遊嵌ないし嵌合することにより,水平方向への伸長を可能にするための部材である。
2.また,連結用部材は,中空状の部材からなり,その両端部もしくは一端部が第三フレーム部材に嵌合され,フレーム部材が水平方向に伸長可能な構成となっている。
3.連結用部材は,これらの役割を果たす限り,特に限定されるものではなく,種々の形状ないし構成のものを採用することができる。
4.連結用部材の例を,図8,図9に示す。
(1) 図8,図9に示す連結用部材3は,径の小さい正方形筒状部(以下,「小径正方形筒状部」と略する)が,径の大きい正方形筒状部(以下,「大径正方形筒状部」と略する)に挟まれた構成となっている。なお,一方の大径正方形筒状部は,小径正方形筒状部から外れる仕様となっており(着脱可能),もう一方の大径正方形筒状部は,小径正方形筒状部に接着によって固定された仕様となっている(図14を参照)。
(2) 連結用部材3の小径正方形筒状部には,後述する円筒パイプ状の連結嵌合補助部材を嵌合するための丸型の穴2kと,第一フレーム部材2aの雌型正方形筒状端部の山型辺部2fの中央部分を嵌合するための直方形状のスリット穴2lと,が空いている。そして,これにより,フレーム部材2,連結用部材3,連結嵌合補助部材を組み合わせてネコ用運動構造体を作製した際に,各部材が外れにくくなる(ロックされる)ため,当該ネコ用運動構造体のさらなる安定化を図ることが可能となる。
なお,小径正方形筒状部における丸型の穴2kは,前述の擬態仕掛けを操作する際に必要な配線を通すための経路としても機能するものである。
(3) また,2つの大径正方形筒状部のいずれかもしくはその両方に,後述する円筒パイプ状の連結嵌合補助部材を嵌合するための丸型の穴2mが空いている。
(4) 図8の(N)から(R)に示す連結用部材3は,それぞれ,長さや空いている穴の数ないしは形状が微妙に異なるものであり,使用用途に応じて,使い分けられる。
<連結嵌合補助部材>
1.連結嵌合補助部材は,前記フレーム部材ならびに前記連結用部材において,嵌合箇所を安定化させるための部材である。
2.連結嵌合補助部材は,基本的には,フレーム部材等に空けられた穴に,嵌合・固定されることにより,その機能を果たすものである。
3.連結嵌合補助部材は,かかる機能を果たす限り,特に限定されるものではなく,種々の形状ないし構成のものを採用することができる。
4.なお,連結嵌合補助部材は,嵌合箇所を安定化させるものであるが,必ずしもかかる用途に限定されるものではなく,その他の機能を持たせても構わない。例えば,図28等に示すように,吊り橋モジュール(吊り橋モジュール)を架ける際の紐通し等として用いるなどである。
5.連結嵌合補助部材の例を,図10に示す。
(1) 図10の(S)ないし(T)に示す連結嵌合補助部材4は,円筒パイプ状に形成されている。
(2) 図10の(S)に示す連結嵌合補助部材4aと(T)に示す連結嵌合補助部材4bは,それぞれ長さが異なるのみであり,(S)に示す連結嵌合補助部材4aの長さは約150mm,(T)に示す連結嵌合補助部材4bの長さは約75mmである。
<ステップ部材>
1.ステップ部材は,前記第一フレーム部材に遊嵌することにより設置され,平面形状でネコの足場となる部材である。
2.なお,ステップ部材は,第一フレーム部材に遊嵌されるのではなく,紐によって連結して吊り下げることにより設置されるものであってもよい。かかる態様のステップ部材は,平面形状でネコの足場としての役割,もしくは,ネコ用空間において左右両端部から渡って歩くことが可能な吊り橋(吊り橋)としての役割を果たすものである。
3.ステップ部材は,ネコの足場となるステップ部位と,フレーム部材等による設置部位と,を備える限り,特に限定されるものではなく,種々の形状ないし構成のものを採用することができる。
4.ステップ部材の例を,図11に示す。
(1) 図11に示すステップ部材5は,中央に四角型の穴5aを有し,当該四角型の穴5aに第一フレーム部材2aが遊嵌するようにされている(図20を参照)。加えて,図11に示すステップ部材5は,その下面に嵌合部位5bを備え,当該嵌合部位5bは,後に詳述する図18のように,第三フレーム部材2cに嵌合するものである。図11に示すステップ部材5は,これら遊嵌と嵌合とにより,ネコ用運動構造体内に設置できるようにされている。
(2) 図11の(U)に示すステップ部材5は,円形のステップ部位5cの直径の両端に,一部四角い部分が突出している(突出部位5d)。そして,当該突出部位5dは,同じ径のステップ部位5cを有するステップ部材5の突出部位5dと連結され(図11の(U)に示すステップ部材5同士,もしくは,図11の(U)に示すステップ部材5と図11の(V)に示すステップ部材5など),ステップ部位5cの面積を広げていく役割を果たす(図20を参照)。
(3) 図11の(V)に示すステップ部材5も,図11の(U)に示すステップ部材5と同様であり,円形のステップ部位5cの直径の一端に,一部四角い部分が突出している(突出部位5d)。そして,当該突出部位5dは,同じ径のステップ部位5cを有するステップ部材5の突出部位5dと連結され,ステップ部位5cの面積を広げていく役割を果たす(図20を参照)。
(4) 図11の(W)に示すステップ部材5は,基本的には,それのみで足場として完結するものである(図20を参照)。
5.別のステップ部材の例を,図12に示す。
(1) 図12に示すステップ部材5は,長方形状のステップ部位5cの縁部に四角型の穴5aを備え,かつ,その下面に嵌合部位5bを備えるものであり,図11に示すステップ部材5と同様,遊嵌と嵌合とにより,ネコ用運動構造体内に設置できるようにされている(図20を参照)。
(2) 図12の(X)に示すステップ部材5と(Y)に示すステップ部材5とは,それぞれ左右対称の関係にあり,位置に応じて使い分けられる。
6.さらに別のステップ部材の例を,図13に示す。
(1) 図13の(a)に示すステップ部材5は,4箇所に四角型の穴5aを有し,当該4箇所の四角型の穴5aに第一フレーム部材2aがそれぞれ遊嵌することにより,ネコ用運動構造体内に設置できるようにされている(図16,図17,図32を参照)。図13の(a)に示すステップ部材5は,ステップ部材の中では最も広い面積を有し,ネコが座って立ち止まれる面積を備えるものであり,例えば,タワーモジュールの構築の際に用いられる(図32を参照)。
(2) 図13の(b)に示すステップ部材5には,四隅に紐通し用の穴5fが形成されている。当該ステップ部材5は,紐で吊り下げて設置されるものであり,吊り橋モジュール(吊り橋モジュール)を作製する際等に用いられる(図28等を参照)。
(3) 図13の(c),(d)に示すステップ部材5は,その下面に第三フレーム部材2cないしは連結用部材3に嵌合する嵌合部位5bを備えており,当該嵌合部位5bのみでネコ用運動構造体内に設置できるようにされている(図20を参照)。
<<III.連結ないし嵌合例>>
1.各部材を用いて連結ないし嵌合を行った際の例を,図14,図15をも参照しながら説明する。
2.図14に示すように,図4の(A)に示す第一フレーム部材2aが鉛直方向(上下方向)に連なっており,左右方向に図8の(O)に示す連結用部材3が,前後方向に図10の(T)に示す連結嵌合補助部材4bがそれぞれ配置されている。
(1) これについて,まず,左右方向に配置された連結用部材3の,右側の大径正方形筒状部に接着された小径正方形筒状部を,下の第一フレーム部材2aの雄型正方形筒状端部の四角型の穴2jに遊嵌する。
(2) 次いで,上の第一フレーム部材2aの雌型正方形筒状端部を,下の第一フレーム部材2aの雄型正方形筒状端部に嵌合しつつ,上の第一フレーム部材2aの山型辺部2fの中央部分を,連結用部材3の小径正方形筒状部に空けられたスリット穴2lに嵌合する。
(3) 次いで,左右方向に配置された連結用部材3の,外していた左側の大径正方形筒状部を,右側の大径正方形筒状部に接着された小径正方形筒状部に嵌めて安定化させ,最後に,円筒パイプ状の連結嵌合補助部材4bを,上下の第一フレーム部材2aの嵌合部分の丸型の穴2g,2iに通して,さらに安定化させる(以上,図15を参照)。
3.局所的な連結ないし嵌合例について,さらに図16,図17を参照しながら説明する。
4.図16,図17は,図13の(a)に示すステップ部材5の下側部分を固定する様子を示す図である。
(1) 図16,図17に示すように,ステップ部材5の4つの四角型の穴5a(図13の(a)を参照)には,それぞれ,第一フレーム部材2aが遊嵌されている。また,ステップ部材5の下側の,上下2本の第一フレーム部材2aの嵌合部分には,図8の(O)に示す連結用部材3がそれぞれ嵌合されている(図14,図15を参照)。
(2) そして,図16,図17の左右に位置する連結用部材3には,図6の(K)に示す第三フレーム部材2cの両端部がそれぞれ嵌合される。
(3) また,図16,図17の前後に位置する連結用部材3には,図6の(M)に示す第三フレーム部材2cがそれぞれ嵌合される。
(4) 以上により,図13の(a)に示すステップ部材5の設置が行われる。
5.局所的な連結ないし嵌合例について,さらに図18を参照しながら説明する。
6.図18は,ステップ部材5の下面に備えられた嵌合部位5bが,第三フレーム部材2cに嵌合されるとともに,図10の(S)に示す連結嵌合補助部材4aによって安定化される様子を示している。
(1) 図11ないし図12に示すステップ部材5の下部には,図18に示すような,四角形筒状の枠体からなり,連結嵌合補助部材4aを嵌合するための丸型の穴5eの空いた嵌合部位5bが,備えられている。
(2) 図18等に示すステップ部材5においては二対の嵌合部位5bが備えられているが,図13の(c)ないし(d)においては,一対の嵌合部位5bが備えられている。
(3) これらの嵌合部位5bを,第三フレーム部材2cの丸型の穴2eに揃える形で当該第三フレーム部材2cに嵌合し,さらに丸型の穴5e,2eに連結嵌合補助部材4aを通すことにより,ステップ部材5の設置を行うとともに,その安定化を図ることができる。
(4) なお,図18では,嵌合部位5bによる第三フレーム部材2cへの嵌合のみによってステップ部材5の設置が行われているが,図11ないし図12に示すステップ部材5は,縦に伸びる第一フレーム部材2aへの遊嵌と合わせて設置が行われる(不図示)。
7.局所的な連結ないし嵌合例について,さらに図19を参照しながら説明する。
8.図19は,第二フレーム部材2bの上端に,キャップ部材2dを冠着し,これにより,フレーム部材の空洞部分を塞いでいる様子を示している。
<<IV.実施の形態>>
<ネコ用運動構造体の全体構成>
まず,本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の全体構成について,図20から図24を参照しながら説明する。
図20は,本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の全体構成を示す斜視図,図21は,当該ネコ用運動構造体の全体構成を示す正面図,図22は,当該ネコ用運動構造体の全体構成を示す平面図,図23は,当該ネコ用運動構造体の全体構成を示す右側面図,図24は,当該ネコ用運動構造体の全体構成を示す左側面図である。
図20から図24に示すように,本実施の形態のネコ用運動構造体1は,定型化された複数種の部材を組み合わせて作製されるネコ用運動構造体である。
すなわち,本実施の形態のネコ用運動構造体(以下,「構造体」と略する)1は,定型化されたフレーム部材2,連結用部材3,連結嵌合補助部材4およびステップ部材5などの,組み合わせて用いられる複数種の部材を含んでいる。
フレーム部材2は,当該構造体1において鉛直方向ならびに水平方向に展開・伸長するための骨組みとなる少なくとも1種類の中空状の部材であって,両端部に各部材と嵌合可能な接続部が設けられた部材である。
フレーム部材2は,鉛直方向に伸長するための第一および第二フレーム部材2a,2bを含んでいる(それぞれ図4,図5およびそれらの説明を参照,また,図7,図14,図15,図19およびそれらの説明を参照)。
フレーム部材2は,また,水平方向に伸長するための第三フレーム部材2cを含んでいる(図6およびその説明を参照)。
連結用部材3は,第一および第二フレーム部材2a,2bに遊嵌ないし嵌合することにより,水平方向への伸長を可能にするための部材である(図8,図9,図14,図15およびそれらの説明を参照)。
連結嵌合補助部材4は,フレーム部材2ならびに連結用部材3において,嵌合箇所を安定化させるための部材である(図10,図14,図15およびそれらの説明を参照)。
ステップ部材5は,第一フレーム部材2aへの遊嵌と,第三フレーム部材2cへの嵌合と,により設置され,平面形状でネコの足場となる部材である(図11,図12,図13,図16,図17およびそれらの説明を参照)。
また,ステップ部材5は,第三フレーム部材2cへの嵌合のみによって設置される場合もある(図18およびその説明を参照)。
本実施の形態のネコ用運動構造体1は,右壁モジュール6と,左壁モジュール7と,右壁モジュール6と左壁モジュール7との間に架けられる吊り橋モジュール8と,右壁モジュール6に接続されるタワーモジュール9と,により構成されている。このように各部位をモジュール化することにより,ネコ用運動構造体1の作製が容易となる。
<モジュール>
以下,各モジュールについて,図25から図32をも参照しながら説明する。
図25は,本発明の一実施の形態におけるネコ用運動構造体の構成モジュールである右壁モジュールを示す斜視図,図26は,当該ネコ用運動構造体の構成モジュールである左壁モジュールを示す斜視図,図27は,当該ネコ用運動構造体の構成モジュールである吊り橋モジュールを示す平面図,図28は,当該吊り橋モジュールを斜め上方から見た斜視図,図29は,当該吊り橋モジュールを斜め下方から見た斜視図,図30は,当該吊り橋モジュールを示す正面図,図31は,当該吊り橋モジュールを示す側面図,図32は,当該ネコ用運動構造体の構成モジュールであるタワーモジュールを示す斜視図である。
(右壁モジュール)
図20から図23および図25に示すように,右壁モジュール6は,正面視で右側に位置しており,図4から図6に示す第一,第二および第三フレーム部材2a,2b,2cなどのフレーム部材2と,図8,図9に示す連結用部材3と,図10に示す連結嵌合補助部材4と,図11から図13に示すステップ部材5と,を適宜組み合わせて組み立てられている。各部材の組み立ては,例えば,図14,図15,図8,図19に示すようにして行われる。
(左壁モジュール)
図20から図22および図24,図26に示すように,左壁モジュール7は,正面視で左側に位置しており,右壁モジュール6と同様に,図4から図6に示す第一,第二および第三フレーム部材2a,2b,2cなどのフレーム部材2と,図8,図9に示す連結用部材3と,図10に示す連結嵌合補助部材4と,図11から図13に示すステップ部材5と,を適宜組み合わせて組み立てられている。各部材の組み立ては,例えば,図14,図15,図8,図19に示すようにして行われる。
(吊り橋モジュール)
図20から図24および図27から図31に示すように,吊り橋モジュール8は,正面視で上側に位置しており,図6の(J)に示す複数の第三フレーム部材2cを嵌合連結して形成された支持部と,第三フレーム部材2cの嵌合部分の丸型の穴2eに嵌合される,図10の(S)に示す円筒パイプ状の連結嵌合補助部材4と,紐10によって連結された,図13の(b)に示す複数のステップ部材5からなる吊り橋部と,を備えている。そして,吊り橋部は,支持部の連結嵌合補助部材4に通された紐10を介して吊るされている。
吊り橋モジュール8は,右壁モジュール6と左壁モジュール7との間に架けられる。より具体的には,支持部の両端は,図8,図9に示す連結用部材3を介して,右壁モジュール6と左壁モジュール7の最上部の第一および第二フレーム部材2a,2bに嵌合固定される。
(タワーモジュール)
図20から図24および図32に示すように,タワーモジュール9は,正面視で右壁モジュール6の背面側に位置しており,図4,図6に示す第一および第三フレーム部材2a,2cなどのフレーム部材2と,図8,図9に示す連結用部材3と,図10に示す連結嵌合補助部材4と,図13(a)に示すステップ部材5と,を適宜組み合わせて組み立てられている。各部材の組み立ては,例えば,図14から図17に示すようにして行われる。
なお,このタワーモジュール9は,第三フレーム部材2cと連結用部材3を介して右壁モジュール6に接続される(図23を参照)。
以上,図20等のネコ用運動構造体1を例に挙げ説明を行ってきたが,当然のことながら,本発明のネコ用運動構造体は,ネコ用運動構造体1の形状に限定されるものではない。すなわち,本発明のネコ用運動構造体は,各部材の組み合わせにより,様々な形状のネコ用運動構造体とすることができ,このような例として,図33ないし図34に示すようなネコ用運動構造体が挙げられる。
1 ネコ用運動構造体
2 フレーム部材
2a 第一フレーム部材
2b 第二フレーム部材
2c 第三フレーム部材
3 連結用部材
4 連結嵌合補助部材
5 ステップ部材
6 右壁モジュール
7 左壁モジュール
8 吊り橋モジュール
9 タワーモジュール

Claims (19)

  1. 定型化された複数種の部材を組み合わせて作製されるネコ用運動構造体であって,
    下記の部材を含むことを特徴とするネコ用運動構造体:
    [フレーム部材]当該構造体において鉛直方向ならびに水平方向に展開・伸長するための骨組みとなる少なくとも1種類の中空状の部材であって,両端部に各部材と嵌合可能な接続部が設けられた部材;
    [連結用部材]前記フレーム部材に遊嵌ないし嵌合することにより,水平方向への伸長を可能にするための部材;
    [連結嵌合補助部材]前記フレーム部材ならびに前記連結用部材において,嵌合箇所を安定化させるための部材;および
    [ステップ部材]前記フレーム部材に遊嵌することにより設置され,平面形状でネコの足場となる部材。
  2. 前記フレーム部材が,鉛直方向に伸長するための第一フレーム部材を含み,
    前記第一フレーム部材は,一端部が雄型の四角形筒状に形成され,他端部が他の第一フレーム部材の前記一端部が挿入される雌型の四角形筒状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のネコ用運動構造体。
  3. 前記第一フレーム部材の前記他端部の各辺部が,中央の低い山型に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のネコ用運動構造体。
  4. 前記第一フレーム部材の前記一端部に,前記連結嵌合補助部材を通す丸型の穴と,前記連結用部材を通す四角型の穴と,が空いており,前記第一フレーム部材の前記他端部に,前記連結嵌合補助部材を通す丸型の穴が空いていることを特徴とする請求項2又は3に記載のネコ用運動構造体。
  5. 前記第一フレーム部材の略中央部に,前記ステップ部材を遊嵌する四角型の穴が空いていることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のネコ用運動構造体。
  6. 前記フレーム部材が,鉛直方向に伸長するための第二フレーム部材を含み,
    前記第二フレーム部材は,同径あるいは略同径の四角形筒状に形成され,他端部に前記第一フレーム部材の前記一端部が挿入されることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載のネコ用運動構造体。
  7. 前記第二フレーム部材の上端にキャップ部材が冠着されることを特徴とする請求項6に記載のネコ用運動構造体。
  8. 前記フレーム部材が,水平方向に伸長するための第三フレーム部材を含み,
    前記第三フレーム部材は,同径あるいは略同径の四角形筒状に形成され,前記連結用部材に嵌合して用いられることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載のネコ用運動構造体。
  9. 前記第三フレーム部材の端部に,前記連結嵌合補助部材を通す丸型の穴が空いていることを特徴とする請求項8に記載のネコ用運動構造体。
  10. 前記連結用部材が,径の小さい四角形筒状部と,当該径の小さい四角形筒状部を挟むように設けられた径の大きい四角形筒状部と,からなり,
    一方の前記径の大きい四角形筒状部は,前記径の小さい四角形筒状部に接着によって固定され,他方の前記径の大きい四角形筒状部は,前記径の小さい四角形筒状部に着脱可能に設けられていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のネコ用運動構造体。
  11. 前記連結用部材の前記径の小さい四角形筒状部に,前記連結嵌合補助部材を嵌合するための丸型の穴と,前記第一フレーム部材の前記他端部の辺部を嵌合するための直方形状のスリット穴と,が空いており,
    前記連結用部材の2つの前記径の大きい四角形筒状部のいずれかもしくはその両方に,前記連結嵌合補助部材を嵌合するための丸型の穴が空いていることを特徴とする請求項10に記載のネコ用運動構造体。
  12. 前記ネコ用運動構造体における前記部材のいずれか又は複数が,紙管素材からなることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のネコ用運動構造体。
  13. 前記フレーム部材の中空内に装備され,少なくともその一端に,ネコが反応しうる擬態仕掛けが設けられた擬態仕掛け装置をさらに含むことを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載のネコ用運動構造体。
  14. 前記擬態仕掛けが,生き物もしくは生き物の一部を模した形状に形成されていることを特徴とする請求項13に記載のネコ用運動構造体。
  15. 前記擬態仕掛けが,電気機械器具により,前記フレーム部材の内部からの出し入れが可能な状態,または構造体の外部に設置し,ネコを構造体の各位置に誘導し能動的に運動を行わせることができる状態となっていることを特徴とする請求項13又は14に記載のネコ用構造体。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載のネコ用運動構造体とともに用いられるネコ装着用センサー機器であって,
    ネコの移動位置ならびに移動時加速度を検出することを特徴とするネコ装着用センサー機器。
  17. 加速度センサー,地磁気センサー,ジャイロセンサーのいずれか又は複数を備えることを特徴とする請求項16に記載のネコ装着用センサー機器。
  18. 温度センサー,湿度センサー,気圧センサーのいずれか又は複数をさらに備えることを特徴とする請求項17に記載のネコ装着用センサー機器。
  19. 請求項16から18のいずれか1項に記載のネコ装着用センサー機器からネコの移動位置データならびに移動時加速度データを取り込むことにより,ネコの運動量を算出することを特徴とするプログラム。
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