JP2018009543A - Compressor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、圧縮機に関する。 The present invention relates to a compressor.
吸入配管および液インジェクション配管が密閉容器の上部に設けられた圧縮機が知られている(特許文献1(特開2015−086704号公報)参照)。 There is known a compressor in which a suction pipe and a liquid injection pipe are provided in an upper portion of a hermetic container (see Patent Document 1 (Japanese Patent Laid-Open No. 2015-086704)).
この種の圧縮機においては、密閉容器の上部のうち吸入配管および液インジェクション配管の間の部分の剛性の欠如が原因で、吸入配管および液インジェクション配管が互いに接近および離反を繰り返すように振動する場合がある。上述の課題は、密閉容器の上部に設けられる配管が吸入配管および液インジェクション配管の場合に限らず、例えば、吐出管および液インジェクション配管の場合にも生じ、密閉容器の上部に設けられる配管が二本の場合に限らず、三本以上の場合にも生じる。すなわち、配管の種類に関わらず、複数の配管が密閉容器の上部に設けられる場合に生じる。 In this type of compressor, when the suction pipe and the liquid injection pipe vibrate so as to repeatedly approach and separate from each other due to a lack of rigidity in the upper part of the sealed container between the suction pipe and the liquid injection pipe There is. The above-mentioned problem occurs not only when the pipe provided at the upper part of the sealed container is a suction pipe and a liquid injection pipe, but also, for example, when the pipe is provided at the upper part of the sealed container. It occurs not only in the case of books but also in the case of three or more. That is, it occurs when a plurality of pipes are provided in the upper part of the sealed container regardless of the type of pipe.
本発明の課題は、密閉容器の上部に設けられた複数の配管による、互いに接近および離反を繰り返す振動を抑制する圧縮機を提供することである。 The subject of this invention is providing the compressor which suppresses the vibration which repeats the approach and separation | separation mutually by the some piping provided in the upper part of the airtight container.
本発明の第1観点に係る圧縮機は、ケーシングと、複数の配管と、連結部材とを備える。ケーシングには、圧縮機構が収容されている。複数の配管は、ケーシングの上部を貫通して設けられている。連結部材は、複数の配管を連結して一体化する。 The compressor concerning the 1st viewpoint of the present invention is provided with a casing, a plurality of piping, and a connection member. A compression mechanism is accommodated in the casing. The plurality of pipes are provided through the upper part of the casing. The connecting member connects and integrates a plurality of pipes.
本発明の第1観点に係る圧縮機では、複数の配管が連結部材により連結され一体化されているので、ケーシングの上部のうち複数の配管の間の部分の剛性を補うことができる。結果として、複数の配管による、互いに接近および離反を繰り返す振動を抑制することができる。 In the compressor which concerns on the 1st viewpoint of this invention, since several piping is connected and integrated by the connection member, the rigidity of the part between several piping among the upper parts of a casing can be supplemented. As a result, it is possible to suppress vibrations that repeatedly approach and separate from each other due to a plurality of pipes.
本発明の第2観点に係る圧縮機においては、連結部材は、複数の配管に溶接されている。 In the compressor according to the second aspect of the present invention, the connecting member is welded to a plurality of pipes.
本発明の第2観点に係る圧縮機では、連結部材が複数の配管に溶接されているので、剛性をより高めることができる。 In the compressor which concerns on the 2nd viewpoint of this invention, since a connection member is welded to several piping, rigidity can be improved more.
本発明の第3観点に係る圧縮機においては、連結部材は、複数の配管に着脱自在に取り付けられる。 In the compressor according to the third aspect of the present invention, the connecting member is detachably attached to the plurality of pipes.
本発明の第3観点に係る圧縮機では、連結部材が複数の配管に着脱自在に取り付けられるので、簡易な構成で剛性を高めることができる。 In the compressor which concerns on the 3rd viewpoint of this invention, since a connection member is detachably attached to several piping, rigidity can be improved with a simple structure.
本発明の第4観点に係る圧縮機においては、複数の配管のそれぞれは、第1剛性部分と、第1剛性部分よりも高剛性の第2剛性部分とを有する。連結部材は、複数の配管の第2剛性部分同士を連結する。 In the compressor concerning the 4th viewpoint of the present invention, each of a plurality of piping has the 1st rigid part and the 2nd rigid part whose rigidity is higher than the 1st rigid part. The connecting member connects the second rigid portions of the plurality of pipes.
本発明の第4観点に係る圧縮機では、連結部材が複数の配管の第2剛性部分同士を連結するので、剛性をより高めることができる。 In the compressor which concerns on the 4th viewpoint of this invention, since a connection member connects the 2nd rigid part of several piping, rigidity can be improved more.
本発明の第5観点に係る圧縮機においては、複数の配管のそれぞれは、配管座を有する。連結部材は、複数の配管の配管座同士を連結する。 In the compressor according to the fifth aspect of the present invention, each of the plurality of pipes has a pipe seat. The connecting member connects the pipe seats of the plurality of pipes.
本発明の第5観点に係る圧縮機では、連結部材が複数の配管の配管座同士を連結する、すなわち、複数の配管のうちケーシングから露出している根元部分を連結する。したがって、先端部分を連結する場合に比べて、剛性をより高めることができる。 In the compressor which concerns on the 5th viewpoint of this invention, a connection member connects the piping seats of several piping, ie, connects the root part exposed from the casing among several piping. Therefore, the rigidity can be further increased compared to the case where the tip portions are connected.
本発明に係る圧縮機では、複数の配管による、互いに接近および離反を繰り返す振動を抑制することができる。 In the compressor according to the present invention, it is possible to suppress vibrations that repeatedly approach and separate from each other due to a plurality of pipes.
本発明の実施形態を以下に示す。なお、以下の実施形態は、具体例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。 Embodiments of the present invention are shown below. The following embodiments are merely specific examples and do not limit the invention according to the claims.
<第1実施形態>
図1は、圧縮機の一例としてのスクロール圧縮機10の縦断面図である。図2は、図1のスクロール圧縮機10の縦断面図の一部拡大図である。スクロール圧縮機10は、空気調和装置等の冷凍装置に用いられる。スクロール圧縮機10は、冷凍装置の冷媒回路を循環する冷媒ガスを圧縮する。
<First Embodiment>
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of a
(1)スクロール圧縮機の構成
スクロール圧縮機10は、互いに噛み合う渦巻状のラップを有する2つのスクロール部材を用いて冷媒を圧縮する。スクロール圧縮機10は、主として、ケーシング20と、圧縮機構40と、ハウジング47と、電動機50と、下部軸受部70と、クランク軸60と、吸入配管31と、吐出配管26、インジェクション配管32とを備える。
(1) Configuration of Scroll Compressor The
(1−1)ケーシング
ケーシング20は、ケーシング20の内部および外部において圧力や温度が変化した場合に、変形および破損が起こりにくい剛性部材で成型されている。
(1-1) Casing The
ケーシング20は、円筒状の胴部ケーシング部21と、椀状の上壁部22と、椀状の底壁部23とから構成されている。上壁部22は、胴部ケーシング部21の上端部に気密状に溶接されている。底壁部23は、胴部ケーシング部21の下端部に気密状に溶接されている。
The
胴部ケーシング部21の円筒状の軸方向が鉛直方向に沿うように、ケーシング20は設置されている。
The
上壁部22の上面には、2つの座面が形成されている。2つの座面は、互いに離れて位置している。一方の座面は吸入配管31のための座面であり、他方の座面はインジェクション配管32のための座面である。吸入配管31のための座面には、吸入配管31を取り付けるための開口が形成されている。インジェクション配管32のための座面には、インジェクション配管32を取り付けるための開口が形成されている。
Two seating surfaces are formed on the upper surface of the
ケーシング20の内部には、圧縮機構40、ハウジング47、電動機50、下部軸受部70、およびクランク軸60等が収容されている。
The
ケーシング20の底部には、潤滑油が貯留される油溜まり空間が形成されている。潤滑油は、スクロール圧縮機10の運転中において、圧縮機構40等の摺動部の潤滑性を良好に保つために使用される。
An oil reservoir space in which lubricating oil is stored is formed at the bottom of the
(1−2)圧縮機構
圧縮機構40は、低温低圧の冷媒ガスを吸引および圧縮して、高温高圧の冷媒ガスである圧縮冷媒を吐出する。圧縮機構40は、主に、固定スクロール41と、可動スクロール44とから構成されている。固定スクロール41は、ケーシング20に対して固定されている。可動スクロール44は、固定スクロール41に対して公転運動する。
(1-2) Compression Mechanism The
固定スクロール41は、第1鏡板41aと、第1鏡板41aに直立して形成された渦巻状の第1ラップ41bとを有する。第1鏡板41aの中央部には、吐出孔41fが形成されている。第1鏡板41aの上面には、吐出孔41fと連通する凹部41eが形成されている。凹部41eは、第1鏡板41aの上面に凹設された空間である。固定スクロール41の上面には、凹部41eを塞ぐように蓋体33が固定されている。固定スクロール41および蓋体33は、ガスケットを介して密着してシールされている。蓋体33が凹部41eに覆い被せられることにより、マフラー空間Smが形成されている。後述の圧縮室Scで圧縮されたガス冷媒は、吐出孔41fからマフラー空間Smに吐出された後、固定スクロール41およびハウジング47に形成された冷媒通路を通過して、高圧空間Shへ流入する。
The
第1鏡板41aには、吸入孔41cが形成されている。吸入配管31と圧縮室Scは、吸入孔41cを介して連通する。吸入孔41cには、逆止弁82が設けられている。逆止弁82は、スクロール圧縮機10の停止時に、圧縮室Sc内の冷媒が吸入配管31へと逆流することを防止する。
A
第1鏡板41aには、インジェクション孔41dが形成されている。インジェクション配管32と圧縮途中の圧縮室Scとは、インジェクション孔41dを介して連通する。
The
可動スクロール44は、第2鏡板44aと、第2鏡板44aに直立して形成された渦巻状の第2ラップ44bと、ボス部46とを有する。ボス部46は、第2鏡板44aの下面から突出している。ボス部46は、円筒状に形成されている。ボス部46には、クランク軸60の偏心部61が挿入されている。ボス部46と偏心部61とは、連結されている。
The
可動スクロール44は、オルダム継手を介して、ハウジング47に支持されている。クランク軸60が回転すると、オルダム継手により、可動スクロール44は固定スクロール41に対して自転することなく公転し、圧縮室Sc内の冷媒が圧縮される。
The
固定スクロール41および可動スクロール44は、第1ラップ41bと第2ラップ44bが噛み合うことにより、圧縮室Scを形成する。圧縮室Scは、第1鏡板41a、第1ラップ41b、第2鏡板44a、および第2ラップ44bによって囲まれる空間である。圧縮室Scの容積は、可動スクロール44の公転運動によって、徐々に減少する。可動スクロール44の公転中に、固定スクロール41の第1鏡板41aおよび第1ラップ41bの下面は、可動スクロール44の第2鏡板44aおよび第2ラップ44bの上面と摺動する。
The fixed
(1−3)ハウジング
ハウジング47は、ケーシング20の胴部ケーシング部21に圧入されている。ハウジング47の上部には、固定スクロール41の外縁部43が固定されている。
(1-3) Housing The
ハウジング47の中央上部には、凹部47aが形成されている。凹部47aの内側には、可動スクロール44のボス部46が収容されている。
A
凹部47aの下部には、凹部47aよりも小径の上部軸受部47bが形成されている。クランク軸60の主軸62は、上部軸受部47bを貫くように挿入されている。上部軸受部47bは、主軸62を回転自在に軸支する。
An
(1−4)電動機
電動機50は、圧縮機構40を駆動する。電動機50は、略環状のステータ51と、ロータ52とを有する。ステータ51は、ケーシング20の胴部ケーシング部21の内壁面に固定されている。ロータ52は、ステータ51の内側に僅かな隙間(エアギャップ通路)を空けて回転自在に収容されている。
(1-4) Electric Motor The
ロータ52は、クランク軸60を介して可動スクロール44と連結されている。ロータ52が回転することにより、可動スクロール44は、固定スクロール41に対して公転する。
The
(1−5)下部軸受部
下部軸受部70は、クランク軸60の主軸62を回転自在に支持する。下部軸受部70は、電動機50の下方に配置されている。下部軸受部70は、胴部ケーシング部21に固定されている。
(1-5) Lower Bearing Part The
(1−6)クランク軸
クランク軸60は、電動機50の駆動力を可動スクロール44に伝達する。クランク軸60は、ケーシング20の胴部ケーシング部21の軸心に沿って上下方向に延びるように配置されている。クランク軸60は、ロータ52と可動スクロール44を連結する。
(1-6) Crankshaft The
クランク軸60は、胴部ケーシング部21の軸心と中心軸が一致する主軸62と、胴部ケーシング部21の軸心に対して偏心した偏心部61とを有する。偏心部61は、主軸62の上端に配置され、可動スクロール44のボス部46に連結される。主軸62は、ハウジング47の上部軸受部47b及び下部軸受部70により、回転自在に支持されている。主軸62は、上部軸受部47bと下部軸受部70との間で、電動機50のロータ52と連結されている。
The
(1−7)吸入配管
吸入配管31は、低圧のガス冷媒を圧縮機構40の圧縮室Scに供給する。吸入配管31は、上壁部22に形成された、吸入配管31のための座面に配置されている。吸入配管31の一部は、吸入配管31のための座面に形成された開口を貫通している。吸入配管31は、第1剛性部分と、第1剛性部分よりも高剛性の第2剛性部分とを有する。また、吸入配管31は、吸入座31a、吸入接続管31b、吸入連絡管31c、および吸入管31dを含んで構成されている。
(1-7) Suction Pipe The
第2剛性部分としての吸入座31aは、全体として、両端が開口した略円筒状の継手である。吸入座31aは、上壁部22の上面からクランク軸60の軸方向に沿って上方に延びる。吸入座31aの内壁面には、段差部31eが形成されている。吸入座31aの材料として、鉄系の材料を用いることができる。
The
第1剛性部分としての吸入接続管31bは、円筒状の管である。吸入接続管31bは、吸入座31aの中空部に挿入されている。吸入接続管31bの下端は、吸入座31aの段差部31eに接触にしている。吸入接続管31bは、段差部31eで固定されている。吸入接続管31bの材料として、銅系の材料を用いることができる。
The
第2剛性部分としての吸入連絡管31cは、円筒状の管である。吸入連絡管31cは、吸入接続管31bの中空部に挿入されている。吸入連絡管31cの材料として、銅系の材料がメッキされた鉄系の材料を用いることができる。吸入連絡管31cは、吸入接続管31bに固定されている。固定方法として、ロウ付けを挙げることができる。
The
第1剛性部分としての吸入管31dは、吸入連絡管31cの中空部に挿入されている。吸入管31dの材料として、銅系の材料を用いることができる。吸入管31dは、吸入連絡管31cに固定されている。固定方法として、ロウ付けを挙げることができる。
The
(1−8)吐出配管
吐出配管26は、高圧空間Shからケーシング20の外部へ、圧縮冷媒を吐出するための管である。吐出配管26は、ケーシング20の胴部ケーシング部21に気密状に嵌入される。
(1-8) Discharge Piping The discharge piping 26 is a tube for discharging the compressed refrigerant from the high-pressure space Sh to the outside of the
(1−9)インジェクション配管
インジェクション配管32は、冷媒回路を流れるガス冷媒や液冷媒を、圧縮機構40の圧縮室Scに導入するための配管である。インジェクション配管32は、上壁部22に形成された、インジェクション配管32のための座面に配置されている。インジェクション配管32の一部は、インジェクション配管のための座面に形成された開口を貫通している。インジェクション配管32は、第1剛性部分と、第1剛性部分よりも高剛性の第2剛性部分とを有する。インジェクション配管32は、インジェクション座32a、インジェクション接続管32b、およびインジェクション管32cを含んで構成されている。
(1-9) Injection Pipe The
第2剛性部分としてのインジェクション座32aは、両端が開口した円筒状の継手である。インジェクション座32aは、上壁部22の上面からクランク軸60の軸方向に沿って上方に延びる。インジェクション座32aの材料として、鉄系の材料を用いることができる。
The
第1剛性部分としてのインジェクション接続管32bは、円筒状の管である。インジェクション接続管32bは、インジェクション座32aの中空部に挿入され、固定されている。インジェクション接続管32bの材料として、銅系の材料を用いることができる。
The
第1剛性部分としてのインジェクション管32cは、インジェクション接続管32bの中空部に挿入されている。インジェクション管32cの材料として、銅系の材料を用いることができる。インジェクション管32cは、インジェクション接続管32bに固定されている。固定方法として、ロウ付けを挙げることができる。
The
(1−10)連結部材
連結部材39は、吸入配管31とインジェクション配管32を連結する。本実施形態においては、連結部材39は、吸入座31aとインジェクション座32aを連結する。すなわち、連結部材39は、吸入配管31とインジェクション配管32の第2剛性部分同士を連結する。連結部材39は、吸入配管31およびインジェクション配管32を一体化している。本実施形態においては、連結部材39が吸入配管31およびインジェクション配管32に溶接されている。すなわち、連結部材39と吸入配管31およびインジェクション配管32とは、別部材である。本実施形態においては、連結部材39は、鉄系の材料からなる。
(1-10) Connecting member The connecting
(2)スクロール圧縮機の動作
最初に、電動機50が駆動することによって、ロータ52が回転する。これにより、ロータ52に固定されているクランク軸60が軸回転する。クランク軸60の軸回転運動は、上部軸受部47bを介して可動スクロール44に伝達される。クランク軸60の上端部の軸心はクランク軸60の軸回転運動の軸心に対して偏心し、可動スクロール44はオルダム継手によって自転が防止される。したがって、可動スクロール44は、自転することなく、固定スクロール41に対して公転運動する。
(2) Operation of Scroll Compressor First, the
圧縮前の低温低圧の冷媒は、吸入配管31から圧縮機構40の圧縮室Scに吸引される。可動スクロール44の公転運動により、圧縮室Scはその体積を徐々に減少させながら固定スクロール41の外周部から中心部に向かって移動する。その結果、圧縮室Scの冷媒は圧縮されて圧縮冷媒となる。圧縮冷媒は、吐出孔41fからマフラー空間Smへ吐出された後、冷媒通路を通過して、高圧空間Shに供給される。そして、高圧空間Shから吐出配管26に流入して、スクロール圧縮機10の外部に吐出される。
The low-temperature and low-pressure refrigerant before compression is sucked from the
(3)スクロール圧縮機の特徴
本実施形態のスクロール圧縮機10では、吸入配管31とインジェクション配管32とが連結部材39により連結され一体化されている。したがって、上壁部22のうち吸入配管31とインジェクション配管32の間の部分の剛性を補うことができる。結果として、吸入配管31とインジェクション配管32による、互いに接近および離反を繰り返す振動を抑制することができる。
(3) Features of the scroll compressor In the
本実施形態のスクロール圧縮機10では、連結部材39は、吸入配管31とインジェクション配管32に溶接されている。したがって、例えば、連結部材39が着脱自在に連結される場合に比べて、剛性をより高めることができる。
In the
本実施形態のスクロール圧縮機10では、連結部材39は、吸入配管31とインジェクション配管32の第2剛性部分同士を連結する。したがって、第1剛性部分同士を連結する場合に比べて、剛性をより高めることができる。
In the
本実施形態のスクロール圧縮機10では、連結部材39は、吸入座31aとインジェクション座32aを連結する。すなわち、吸入座31aおよびインジェクション座32aのうちケーシング20から露出している根元部分を連結する。したがって、先端部分を連結する場合に比べて、剛性をより高めることができる。
In the
<変形例>
本発明の実施形態に適用可能な変形例を説明する。
<Modification>
A modification applicable to the embodiment of the present invention will be described.
(1)変形例A
以上の説明では、連結部材39は、ケーシング20外に配置されていたが、ケーシング20内に配置されてもよい。
(1) Modification A
In the above description, the connecting
図3は、スクロール圧縮機10の他の例の縦断面図の一部拡大図である。図3において、図2に示すスクロール圧縮機10と共通する構成要素には、必要に応じて、図2に示すスクロール圧縮機10で用いられた参照符号と同じ参照符号が用いられている。
FIG. 3 is a partially enlarged view of a longitudinal sectional view of another example of the
図3のスクロール圧縮機10では、吸入座31aは、上壁部22を貫通している。すなわち、吸入座31aの下端は、ケーシング20内に位置している。同様に、インジェクション座32aは、上壁部22を貫通している。すなわち、インジェクション座32aの下端は、ケーシング20内に位置している。図3のスクロール圧縮機10では、連結部材39は、ケーシング20内において、吸入座31aとインジェクション座32aを連結している。この場合にも、上壁部22のうち吸入配管31とインジェクション配管32の間の部分の剛性を補うことができるので、吸入配管31とインジェクション配管32による、互いに接近および離反を繰り返す振動を抑制することができる。
In the
(2)変形例B
以上の説明では、連結部材39と吸入座31aおよびインジェクション座32aとは、別部材であったが、連結部材39と吸入座31aおよびインジェクション座32aは、一体的に形成されてもよい。すなわち、吸入座31aとインジェクション座32aが一体的に形成されてもよい。
(2) Modification B
In the above description, the connecting
(3)変形例C
以上の説明では、連結部材39は、吸入座31aとインジェクション座32aを連結したが、他の部分同士を連結してもよい。また、以上の説明では、連結部材39と吸入配管31およびインジェクション配管32との連結方法は、溶接であったが、他の連結方法が用いられてもよい。連結方法として、ロウ付けが用いられてもよい。また、連結部材39は、吸入配管31およびインジェクション配管32に着脱自在に取り付けられてもよい。
(3) Modification C
In the above description, the connecting
図4は、スクロール圧縮機10の他の例の縦断面図の一部拡大図である。図4において、図2に示すスクロール圧縮機10と共通する構成要素には、必要に応じて、図2に示すスクロール圧縮機10で用いられた参照符号と同じ参照符号が用いられている。
FIG. 4 is a partially enlarged view of a vertical sectional view of another example of the
図4のスクロール圧縮機10では、連結部材39は、吸入管31dとインジェクション管32cを連結している。すなわち、連結部材39は、吸入配管31とインジェクション配管32の第1剛性部分同士を連結している。ここでは、連結部材39は、吸入管31dとインジェクション管32cに着脱自在に取り付けられる。したがって、連結部材39の取り付けに手間を掛けることなく、簡易な構成で剛性を高めることができる。
In the
(4)変形例D
以上の説明では、連結部材39は鉄系の材料からなったが、上述の振動を抑制することができれば、連結部材39は他の材料からなってもよい。例えば、連結部材39が吸入配管31およびインジェクション配管32に着脱自在に取り付けられる構成であれば、連結部材39は樹脂材料からなってもよい。
(4) Modification D
In the above description, the connecting
(5)変形例E
以上の説明では、連結部材39は吸入配管31とインジェクション配管32を連結したが、連結対象となる配管の種類はこれらに限られない。例えば、上壁部22に吸入配管31と吐出配管26が配置されている構成であれば、連結部材39は吸入配管31と吐出配管26を連結してもよい。また、連結部材39は二本の配管を連結したが、連結対象となる配管の本数はこれに限られない。例えば、吸入配管31、吐出配管26、およびインジェクション配管32の三本の配管が上壁部22に配置されている構成であれば、連結部材39は吸入配管31、吐出配管26、およびインジェクション配管32を連結してもよい。また、連結部材39は三本の配管を纏めて一体化するのではなく、三本のうちの二本ずつを個別に連結してもよい。例えば、吸入配管31と吐出配管26を連結し、吸入配管31とインジェクション配管32を連結してもよい。このとき、吐出配管26とインジェクション配管32を連結しなくてもよい。以上のように、連結部材39は、配管の種類に関わらず、上壁部22に配置された複数の配管を連結すればよい。
(5) Modification E
In the above description, the connecting
(6)変形例F
以上の説明では、連結部材39は吸入配管31とインジェクション配管32を連結したが、連結対象となる部材は、これらに限られない。連結部材39は、さらに別の部材に連結されてもよい。
(6) Modification F
In the above description, the connecting
図5は、スクロール圧縮機10の他の例の縦断面図の一部拡大図である。図5において、図2に示すスクロール圧縮機10と共通する構成要素には、必要に応じて、図2に示すスクロール圧縮機10で用いられた参照符号と同じ参照符号が用いられている。
FIG. 5 is a partially enlarged view of a longitudinal sectional view of another example of the
図5のスクロール圧縮機10では、図3のスクロール圧縮機10と同様に、吸入座31aの下端およびインジェクション座32aの下端は、ケーシング20内に位置している。図5のスクロール圧縮機10では、連結部材39は、ケーシング20内において、吸入座31aとインジェクション座32aを連結し、かつ、上壁部22に形成された把持部30を連結している。換言すると、連結部材39は、吸入配管31とインジェクション配管32を連結する機能に加えて、把持部30の機能を担ってもよい。
In the
(7)変形例G
以上の説明では、吸入配管31およびインジェクション配管32のそれぞれは、第1剛性部分と第2剛性部分を有したが、第1剛性部分よりも低剛性の第3剛性部分をさらに有してもよい。この場合に、連結部材39は、吸入配管31とインジェクション配管32の第3剛性部分同士を連結してもよい。このとき、連結部材39は、吸入管31dとインジェクション管32cに着脱自在に取り付けられてもよい。
(7) Modification G
In the above description, each of the
以上のように、本発明は実施形態を用いて説明されたが、本発明の技術的範囲は上記の実施形態に記載の範囲に限定されない。多様な変更または改良を上記の実施形態に加えることが可能であることは、当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。 As mentioned above, although this invention was demonstrated using embodiment, the technical scope of this invention is not limited to the range as described in said embodiment. It will be apparent to those skilled in the art that various modifications or improvements can be made to the above embodiments. It is apparent from the scope of the claims that the embodiments added with such changes or improvements can be included in the technical scope of the present invention.
10 スクロール圧縮機
20 ケーシング
31 吸入配管
31a 吸入座
32 インジェクション配管
32a インジェクション座
39 連結部材
40 圧縮機構
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記ケーシングの上部を貫通して設けられた複数の配管(31、32)と、
前記複数の配管を連結して一体化する連結部材(39)と、
を備える圧縮機(10)。 A casing (20) containing a compression mechanism (40);
A plurality of pipes (31, 32) provided through the upper part of the casing;
A connecting member (39) for connecting and integrating the plurality of pipes;
A compressor (10) comprising:
請求項1に記載の圧縮機。 The connecting member is welded to the plurality of pipes,
The compressor according to claim 1.
請求項1に記載の圧縮機。 The connecting member is detachably attached to the plurality of pipes.
The compressor according to claim 1.
前記連結部材は、前記複数の配管の前記第2剛性部分同士を連結する、
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の圧縮機。 Each of the plurality of pipes has a first rigid portion and a second rigid portion that is higher in rigidity than the first rigid portion,
The connecting member connects the second rigid portions of the plurality of pipes;
The compressor according to any one of claims 1 to 3.
前記連結部材は、前記複数の配管の前記配管座同士を連結する、
請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の圧縮機。 Each of the plurality of pipes has a pipe seat (31a, 32a),
The connecting member connects the pipe seats of the plurality of pipes;
The compressor according to any one of claims 1 to 4.
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