JP2018007158A - 表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム - Google Patents

表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数台の機器を一括して制御する際に、より適切な制御が可能となる表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】一括制御画面Sa1〜Sa3は、それぞれ「エアコン」、「照明装置」、「シャッター」のグループについての一括制御画面である。一括制御画面Sa1は、個別状態オブジェクトRa2と、一括制御オブジェクトBa1と、を含んでいる。個別状態オブジェクトRa2は、一括制御画面Sa1の対象となるグループに属する2台以上の機器の各々の状態を表すオブジェクトである。一括制御オブジェクトBa1は、一括制御画面Sa1の対象となるグループに属する2台以上の機器に対する一括制御を指示するためのオブジェクトである。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般に表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラムに関し、より詳細には、表示部に表示させる画面を生成する表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラムに関する。
従来、様々な制御システム、特に1以上の機器を制御する制御システムが提供されている。このような制御システムの一種として、特許文献1は、エネルギー機器制御システムを開示する。特許文献1のエネルギー機器制御システムは、エネルギー機器(機器)、ホームサーバ、及び端末を含む。このエネルギー機器制御システムでは、ユーザは、端末に表示されるリモコン操作画面を用いて、ホームサーバにより機器を制御することができる。
また、この特許文献1は、複数台のエアコンの運転状態や操作ボタンを表示する画面を開示する。この画面は、エアコン1台ごとの詳細操作画面を表示させるための詳細表示ボタンを備える。詳細表示ボタンがクリックされると、ポップアップ画面で詳細表示画面が表示され、個々のエアコンの運転状態を表示する。
特開2014−187476号公報
しかし、特許文献1のシステムでは、複数台の機器を一括して制御するための画面には、個々の機器の運転状態は表示されていない。そのため、ユーザは、複数台の機器を一括して制御する際に、個々の機器の状態に合わせた適切な制御をすることが困難である。
本発明は上記事由に鑑みてなされており、複数台の機器を一括して制御する際に、より適切な制御が可能となる表示制御システム、表示制御方法、及び表示制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る表示制御システムは、機器制御システムに指示を与える情報端末の表示部に表示させる画面を生成する画面生成部を備える。前記機器制御システムは、制御対象である複数台の機器のうち同一種別の2台以上の機器からなるグループを少なくとも1つ設定する。前記機器制御システムは、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器を一括して制御する一括制御と、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器を個別に制御する個別制御と、の2種類の制御を行うように構成されている。前記画面生成部は、一括制御オブジェクトと、個別状態オブジェクトとを含む一括制御画面を、前記グループごとに前記表示部に表示させるように構成されている。前記一括制御オブジェクトは、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器に対する前記一括制御を指示するためのオブジェクトである。前記個別状態オブジェクトは、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器の各々の状態を表すオブジェクトである。
本発明の一態様に係る表示制御方法は、機器制御システムに指示を与える情報端末の表示部に表示させる画面を生成する画面生成ステップを有する。前記機器制御システムは、制御対象である複数台の機器のうち同一種別の2台以上の機器からなるグループを少なくとも1つ設定する。前記機器制御システムは、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器を一括して制御する一括制御と、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器を個別に制御する個別制御と、の2種類の制御を行うように構成されている。前記画面生成ステップでは、コンピュータシステムにより、一括制御オブジェクトと、個別状態オブジェクトとを含む一括制御画面を、前記グループごとに前記表示部に表示させる。前記一括制御オブジェクトは、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器に対する前記一括制御を指示するためのオブジェクトである。前記個別状態オブジェクトは、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器の各々の状態を表すオブジェクトである。
本発明の一態様に係る表示制御プログラムは、コンピュータシステムを、機器制御システムに指示を与える情報端末の表示部に表示させる画面を生成する画面生成部として機能させるためのプログラムである。前記機器制御システムは、制御対象である複数台の機器のうち同一種別の2台以上の機器からなるグループを少なくとも1つ設定する。前記機器制御システムは、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器を一括して制御する一括制御と、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器を個別に制御する個別制御と、の2種類の制御を行うように構成されている。前記画面生成部は、一括制御オブジェクトと、個別状態オブジェクトとを含む一括制御画面を、前記グループごとに前記表示部に表示させるように構成されている。前記一括制御オブジェクトは、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器に対する前記一括制御を指示するためのオブジェクトである。前記個別状態オブジェクトは、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器の各々の状態を表すオブジェクトである。
本発明は、複数台の機器を一括して制御する際に、より適切な制御が可能となる、という利点がある。
図1は、本発明の実施形態1に係る表示制御システムにて情報端末の表示部に表示される第1操作画面の説明図である。 図2は、同上の表示制御システムの構成を示すブロック図である。 図3は、同上の表示制御システムを実現するコンピュータシステムの全体構成を示すシステム構成図である。 図4は、同上の表示制御システムにて情報端末の表示部に表示される第2操作画面の説明図である。 図5は、同上の表示制御システムにて情報端末の表示部に表示される第3操作画面の説明図である。 図6は、本発明の実施形態2に係る表示制御システムにて情報端末の表示部に表示される第1操作画面の説明図である。
(実施形態1)
(1)概要
本実施形態に係る表示制御システム10は、図2に示すように、情報端末1Aの表示部11に表示させる画面を生成するためのシステムである。ここでいう情報端末1Aは、機器(電気機器)を制御する機器制御システム20に、指示を与えるために用いられる情報端末である。ここでいう「画面」は、表示部11に映し出される像(画像等)である。
すなわち、機器制御システム20は、情報端末1Aをユーザインタフェースとし、情報端末1Aから与えられる指示に従って、制御対象である機器の制御を実行する。ここで、情報端末1Aの表示部11には、例えば図1に示すように、機器の制御に関連するユーザの操作を支援するための第1操作画面G10が表示される。この第1操作画面G10に従って、情報端末1Aに対してユーザが所望の操作を行うことにより、情報端末1Aから機器制御システム20に対して、所望の制御を実行させるための指示が出力される。
本実施形態に係る表示制御システム10は、例えば上記第1操作画面G10のような画面を生成して、情報端末1Aの表示部11に表示させるシステムである。これにより、情報端末1Aは、機器制御システム20のユーザインタフェースとして機能し、ユーザの操作を支援するための情報の表示、及びユーザの操作の受け付けを行う。
本実施形態に係る表示制御システム10及び機器制御システム20は、例えば、図3に示すようなコンピュータシステム100にて実現される。コンピュータシステム100は、情報端末1A,1B,1C、コントローラ2、及びサーバ装置3を備えている。これら情報端末1A,1B,1C、コントローラ2、及びサーバ装置3は、例えばインターネット等のネットワーク4を介して接続されている。図3の例では、情報端末1A,1B、及びコントローラ2は、ルータ5を介してネットワーク4に接続されている。ただし、ルータ5は、コンピュータシステム100に必須の構成ではない。機器制御システム20の制御対象である機器は、例えば住宅等の施設200に設置される電気機器である。本実施形態では、戸建住宅を施設200の一例として説明する。施設200は、集合住宅の各住戸等の戸建住宅以外の住宅、又は事務所、店舗等の非住宅であってもよい。
情報端末1A,1B,1Cは、施設200に対応付けて登録されている。具体的には、例えば、コントローラ2及びサーバ装置3は、施設200に対応付けて登録されている情報端末が、情報端末1A,1B,1Cであるという情報を記憶している。1つの施設200に対応付けて登録される情報端末は、1台であってもよいし、複数台であってもよい。図3の例では、施設200内で使用される専用モニタである情報端末1A、施設200内にあるスマートフォンである情報端末1B、及び施設200外にあるスマートフォンである情報端末1Cの3台が、情報端末として用いられる。以下、これら3台の情報端末1A,1B,1Cを特に区別しない場合、各々を「情報端末1」と呼ぶ。
本実施形態では、情報端末1のユーザは、施設200の使用者であると仮定して説明する。ここでいう「施設200の使用者」は、施設200を使用する人を意味し、施設200が住宅である本実施形態においては、施設200の住人である。施設200の住人が複数人である場合には、「施設200の使用者」は、複数の住人のうちの一人を指すこともあり、二人以上(全員も含む)を指すこともある。以下では「施設200の使用者」を単に「住人」ともいう。
サーバ装置3は、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、及び通信インタフェースを有するコンピュータを主構成とする。サーバ装置3は、ネットワーク4を介してコントローラ2から様々な情報を取得したり、ネットワーク4を介して情報端末1に様々なコンテンツを提供したりする。コンテンツは、例えば、施設200の電気エネルギーの使用状況に関する情報などを含む。
また、実際には、機器制御システム20は複数の施設200に導入され、複数の施設200には複数のコントローラ2がそれぞれ設置される。そして、これら複数のコントローラ2が、ネットワーク4を介してサーバ装置3に接続される。ただし、本実施形態では、説明を簡単にするために、1つの施設200に着目して説明する。
(2)詳細
(2.1)機器制御システム
まず、本実施形態に係る表示制御システム10と併せて用いられる機器制御システム20の構成について、図2及び図3を参照しながら説明する。本実施形態では、機器制御システム20としての機能は、コントローラ2によって実現される。
コントローラ2は、CPU、メモリ、及び通信インタフェースを有するコンピュータを主構成とする。コントローラ2は、施設200に設置されている。コントローラ2は、いわゆるHEMS(Home Energy Management System)コントローラであって、施設200に設置されているHEMS対応の機器と通信し、機器の動作状態の監視又は制御を行う。
すなわち、コントローラ2は、施設200に設置される機器(電気機器)との通信機能を有している。コントローラ2と機器との間の通信方式は、例えば、有線通信、又は、Wi−Fi(登録商標)及び免許を必要としない小電力無線(特定小電力無線)等の無線通信である。この種の小電力無線については、用途等に応じて使用する周波数帯域や空中線電力などの仕様が各国で規定されている。日本国においては、920MHz帯又は420MHz帯の電波を使用する小電力無線が規定されている。
コントローラ2と通信可能な機器は、機器制御システム20の制御対象である機器(以下、「制御対象機器」ともいう)の他、及びコントローラ2に計測情報を提供する計測機器を含んでいる。つまり、コントローラ2は、施設200に設置される制御対象機器を制御する機能を有している。さらに、コントローラ2は、計測機器から施設200に関する計測情報を取得する機能を有している。
制御対象機器は、コントローラ2からの制御コマンドに応じて動作するように構成されている。制御対象機器は、例えば、エアコン(エアーコンディショナ)41A,41B,41C、照明装置42A,42B,42C,42D、シャッター(電動シャッター)43A,43B,43C,43D、及び給湯機44等である。以下、3台のエアコン41A,41B,41Cを特に区別しない場合、各々を「エアコン41」と呼ぶ。同様に、4台の照明装置42A,42B,42C,42Dを特に区別しない場合、各々を「照明装置42」と呼び、4台のシャッター43A,43B,43C,43Dを特に区別しない場合、各々を「シャッター43」と呼ぶ。
エアコン41は、コントローラ2からの制御コマンドに応じて、運転又は停止する機能を有する。また、エアコン41は、コントローラ2からの制御コマンドに応じて、運転モードや、温度設定値、風量、風向き等を設定する機能を有する。照明装置42は、コントローラ2からの制御コマンドに応じて、点灯又は消灯する機能を有する。さらに、照明装置42は、コントローラ2からの制御コマンドに応じて、明るさを調整する「調光機能」を有する。シャッター43は、コントローラ2からの制御コマンドに応じて、開閉する機能を有する。さらに、シャッター43は、コントローラ2からの制御コマンドに応じて、開度レベルを、0%(全閉)〜100%(全開)の間で調節する機能を有する。また、ブラインド型のシャッター43であれば、シャッター43は、コントローラ2からの制御コマンドに応じて、ブラインドの角度を調節する機能を有してもよい。給湯機44は、コントローラ2からの制御コマンドに応じて、自動又は手動により、浴槽に湯を入れる「湯張り機能」を有する。さらに、貯湯式の給湯機44であれば、給湯機44は、コントローラ2からの制御コマンドに応じて、自動又は手動により、貯めてある湯の沸き上げを行う「沸き増し機能」を有する。
計測機器は、例えば、温度センサー、湿度センサー、及び環境センサー等であって、施設200に関する計測情報(温度、湿度、及び空気環境等)をコントローラ2に提供するように構成されている。計測機器は、設置場所における計測情報を、自発的に、又はコントローラ2からの要求に応じて、コントローラ2に出力するように構成されている。
また、コントローラ2においては、少なくとも、機器制御システム20の制御対象となる機器(制御対象機器)の情報が登録されている。具体的には、コントローラ2は、制御対象機器について、例えば、種別(エアコン、照明装置、シャッター、又は給湯機等)、個々の制御対象機器を識別するための識別子(アドレス等)、及び機器の名称等の情報を記憶している。機器の名称については、情報端末1等を用いてユーザが任意に設定でき、基本的には、例えば「リビング北東側・エアコン」のように、機器が設置されている場所(エリア)と機器の種別との両方を特定可能な名称が設定される。
ところで、機器制御システム20は、制御対象である複数台の機器(制御対象機器)を機器の種別(エアコン、照明装置、シャッター、又は給湯機等)によって、複数の制御単位に分類している。そして、機器制御システム20は、同一の制御単位に分類された2台以上の機器、つまり同一種別の2台以上の機器からなるグループを、少なくとも1つ設定する。これにより、同一種別の2台以上の機器があれば、これら2台以上の機器は「グループ」を構成する機器として扱われる。
すなわち、図2に示すように、制御対象機器としてエアコン、照明装置、シャッター、及び給湯機の4つの種別がある場合、これら複数台の制御対象機器は、4つの制御単位U1,U2,U3,U4に分類される。ここでは、3台のエアコン41A,41B,41Cは、第1の制御単位U1に分類される。そのため、3台のエアコン41A,41B,41Cからなる「エアコン」というグループが設定される。4台の照明装置42A,42B,42C,42Dは、第2の制御単位U2に分類される。そのため、4台の照明装置42A,42B,42C,42Dからなる「照明装置」というグループが設定される。4台のシャッター43A,43B,43C,43Dは、第3の制御単位U3に分類される。そのため、4台のシャッター43A,43B,43C,43Dからなる「シャッター」というグループが設定される。一方、給湯機44は、第4の制御単位U4に分類される。この制御単位U4は、1台の機器(給湯機44)からなるので、給湯機44については、グループは設定されない。
上述したような制御対象の分類、及びグループの設定は、機器制御システム20(コントローラ2)が、接続された制御対象機器の種別に基づいて自動的に行う。設定されたグループは、コントローラ2に記憶される。具体的には、コントローラ2は、制御対象機器について、個々の種別、識別子及び名称等と共に、各制御対象機器が属するグループを識別するためのグループID、及びグループ名称を記憶する。グループ名称については、情報端末1等を用いてユーザが任意に設定でき、基本的には、例えば「エアコン」のように、機器の種別を特定可能な名称が設定される。ただし、制御対象の分類、及びグループの設定については、ユーザが情報端末1等を用いて手動で行ってもよい。
機器制御システム20は、上述のように設定されたグループに属する制御対象機器について、一括制御と、個別制御と、の2種類の制御を行うように構成されている。「一括制御」では、機器制御システム20は、同一のグループに属する2台以上の機器を一括して制御する。「個別制御」では、機器制御システム20は、同一のグループに属する2台以上の機器を個別に制御する。したがって、例えば、「エアコン」のグループに属するエアコン41A,41B,41Cについて、機器制御システム20は、「一括制御」として、エアコン41A,41B,41Cを一括して停止させる制御等が可能である。一方、機器制御システム20は、「個別制御」として、エアコン41A,41B,41Cのうちの1台だけを停止させたり、運転させたりする制御が可能である。
(2.2)表示制御システム
次に、本実施形態に係る表示制御システム10の構成について、図2及び図3を参照して説明する。本実施形態では、表示制御システム10としての機能は、情報端末1によって実現される。とくに、本実施形態では、情報端末1A,1B,1Cのうちの情報端末1Aによって、表示制御システム10としての機能が実現される場合を例に説明する。
情報端末1は、ユーザの操作を受け付ける機能、及びユーザに情報を提示(表示)する機能を有する端末である。情報端末1は、CPU、メモリ、及び通信インタフェースを有するコンピュータを主構成とする。情報端末1のコンピュータは、専用のアプリケーションソフトをインストールし、このアプリケーションソフトを起動することにより、表示制御システム10として機能する。
情報端末1は、図2に示すように、コンピュータからなる表示制御システム10の他に、少なくとも、表示部11及び入力部12を有している。
表示部11は、ユーザに情報を提示するための画面(画像等)を表示するように構成される。表示部11は、例えば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の画像表示装置により実現される。入力部12は、ユーザの操作を受け付ける機能を有している。表示部11及び入力部12は、コンピュータからなる表示制御システム10に接続されている。これにより、表示部11は、表示制御システム10から出力される映像信号に従って画面を表示でき、入力部12が受け付けた操作に対応する電気信号が、表示制御システム10に入力されることになる。
本実施形態では、情報端末1はタッチパネルディスプレイを搭載しており、タッチパネルディスプレイが表示部11及び入力部12として機能する。そのため、以下の説明では、表示部11に表示される画面上のアイコンに対する種々のタッチ操作を、「タップ」、「スワイプ」、「ドラッグ」などと表現する。ただし、入力部12は、タッチパネルディスプレイに限らず、例えばキーボードやポインティングデバイス、メカニカルなスイッチなどであってもよい。
情報端末1は、ルータ5を介して、又は介さずにネットワーク4に接続されることにより、コントローラ2及びサーバ装置3と通信可能に構成される。ここでは、情報端末1Aは、HEMS対応の専用モニタであって、ルータ5に対して例えばLAN(Local Area Network)ケーブルで接続されている。情報端末1Bは、施設200内にあるスマートフォンであるから、ルータ5との間で例えばWi−Fi(登録商標)に準拠した近距離無線通信を行う。情報端末1Cは、施設200外にあるスマートフォンであるから、通信事業者が提供する携帯電話網(キャリア網)を介して、ネットワーク4に接続される。携帯電話網には、例えば3G(第3世代)回線、LTE(Long Term Evolution)回線等がある。情報端末1Cは、公衆無線LANを介してネットワーク4に接続されてもよい。
情報端末1は、ルータ5を介さずに、コントローラ2と直接的に通信可能に構成されていてもよい。さらに、情報端末1Aの通信方式は、有線通信に限らず、例えば、Wi−Fi(登録商標)及び免許を必要としない小電力無線(特定小電力無線)等の無線通信であってもよい。
表示制御システム10は、図2に示すように、画面生成部101と、出力部102と、信号処理部103とを備えている。表示制御システム10は情報端末1にて実現されているので、情報端末1とコントローラ2との間の通信により、表示制御システム10と機器制御システム20との間では種々の情報を授受可能である。また、本実施形態の表示制御システム10は、表示部11を制御して表示部11に画面を表示させる機能だけでなく、入力部12からの電気信号を受けて動作するように構成されている。したがって、表示制御システム10は、入力部12に対するユーザの操作に応じて、表示部11に表示させる画面を変化させたり、機器制御システム20に対して機器の制御のための指示を出力したりすることが可能である。
画面生成部101は、情報端末1Aの表示部11に表示させる画面を生成する。画面生成部101は、一括制御画面及び個別制御画面を生成し、生成した一括制御画面及び個別制御画面を、表示部11に表示させるように構成されている。一括制御画面及び個別制御画面の詳細については、「(2.3)表示制御システムの動作」の欄で説明する。
出力部102は、画面生成部101で生成された画面を、映像信号として表示部11に出力する。
信号処理部103は、情報端末1とコントローラ2との間で送受信される信号の処理を行う。これにより、表示制御システム10と機器制御システム20との間では種々の情報の授受が可能になる。本実施形態では少なくとも、信号処理部103は、コントローラ2に設定されている、制御対象機器についての、個々の種別、識別子及び名称等、グループID、及びグループ名称等の情報をコントローラ2から取得する。また、信号処理部103は、入力部12に対するユーザの操作に応じて、機器制御システム20に対して機器の制御のための指示を出力する。
本実施形態では、表示制御システム10は、機器制御システム20とは別のシステムであることとして説明する。ただし、表示制御システム10は、機器制御システム20とは別のシステムに限らず、例えば、コントローラ2と共に機器制御システム20を構成するシステムであってもよい。つまり、表示制御システム10は、本実施形態のように機器制御システム20の構成要素に含まれなくてもよいし、機器制御システム20の一部として、機器制御システム20の構成要素に含まれてもよい。
(2.3)表示制御システムの動作
次に、本実施形態に係る表示制御システム10の動作について、図1、図4及び図5を参照して説明する。
図1、図4及び図5は、情報端末1Aの表示部11に表示される画面の具体例を示している。図1に示す第1操作画面G10、図4に示す第2操作画面G20、及び図5に示す第3操作画面G30は、いずれも機器制御システム20での機器の制御に関連するユーザの操作を支援するための画面である。表示制御システム10によって表示部11に表示される画面は、階層化されており、上位側の第1操作画面G10から、第2操作画面G20、第3操作画面G30の順に、遷移可能である。ここでは、2016年7月27日10時の時点での、表示制御システム10の動作を例示する。
図1、図4及び図5において、領域及びボタンを示す一点鎖線及び参照符号は説明のために表記しているに過ぎず、実際には、これらの一点鎖線及び参照符号は情報端末1Aの表示部11に表示されない。また、図1、図4及び図5の例では、表示部11の表示エリアが横長である情報端末1Aに表示される画面を想定している。そのため、第1操作画面G10、第2操作画面G20及び第3操作画面G30は、いずれも表示部11の表示エリアの長手方向を横とするように、横向きに表示されている。つまり、第1操作画面G10、第2操作画面G20及び第3操作画面G30は、いずれも横長の画面である。ただし、この例に限らず、第1操作画面G10、第2操作画面G20及び第3操作画面G30の各々は、縦長の画面であってもよい。
情報端末1Aは、基本的な動作として、アプリケーションソフトを起動したときに表示部11に表示されるホーム画面上で、機器制御モードを選択する操作がなされると、表示部11に第1操作画面G10を表示する(表示ステップ)。また、情報端末1Aは、各画面上でのボタン等のオブジェクトの操作(タップ、スワイプ、ドラッグ等)が入力部12で検出されることをもって、ボタン等のオブジェクトが操作されたことと判断する。なお、操作可能なオブジェクトについては、符号の先頭を「B」にしている。
(2.3.1)第1操作画面
図1に示す第1操作画面G10は、3つの一括制御画面Sa1〜Sa3、及び個別制御画面Sb1を含んでいる。一括制御画面Sa1〜Sa3、及び個別制御画面Sb1は、第1操作画面G10の中央において、縦方向に2つ、横方向に2つ並ぶように配置されている。図1の例では、一括制御画面Sa1の右方に個別制御画面Sb1、一括制御画面Sa1の下方に一括制御画面Sa2、個別制御画面Sb1の下方に一括制御画面Sa3が位置する。さらに、第1操作画面G10は、一括制御画面Sa1〜Sa3、及び個別制御画面Sb1の周囲に配置された、表題オブジェクトR11、及びボタンB11〜B15を含んでいる。
表題オブジェクトR11は、第1操作画面G10の表題を表す領域であって、機器制御のアイコン(リモートコントローラのアイコン)と、「機器・センサー」という文字列とを含んでいる。ボタンB11は、メニュー画面(ホーム画面)に遷移するためのボタンであって、「メニュー」という文字列を含んでいる。ボタンB12は、1つ前の画面に遷移するためのボタンであって、「戻る」という文字列を含んでいる。ボタンB13は、第1操作画面G10を縦方向(上下方向)にスクロールするためのスクロールバーである。ボタンB14,B15は、機器の種別ごとの制御と、シーン制御とを切り替えるためのタブであって、ボタンB14は「機器ごと」という文字列を含み、ボタンB15は「家全体」という文字列を含む。ここでは、詳しい説明は省略するが、シーン制御は、例えばユーザの生活行動等の状況(例えば、起床、就寝、外出等)に応じて、機器制御システム20に、1以上の機器を制御させるためのモードである。第1操作画面G10は、ボタンB14が選択された状態の画面であって、機器の種別ごとの制御が選択されているときに表示される画面である。
一括制御画面Sa1〜Sa3は、それぞれ「エアコン」、「照明装置」、「シャッター」のグループについての一括制御画面である。つまり、図1の例では、3つのグループについての一括制御画面が、第1操作画面G10として、表示部11に一覧表示されている。以下では、一括制御画面Sa1〜Sa3のうち、「エアコン」のグループについての一括制御画面Sa1の構成を先に説明し、一括制御画面Sa2,Sa3において一括制御画面Sa1と同様の構成の説明は省略する。
一括制御画面Sa1は、種別オブジェクトRa1と、個別状態オブジェクトRa2と、共通状態オブジェクトRa3と、一括制御オブジェクトBa1と、遷移オブジェクトBa2と、を含んでいる。
種別オブジェクトRa1は、一括制御画面Sa1の対象となるグループを構成する機器の種別(ここでは「エアコン」)を表すオブジェクトである。種別オブジェクトRa1は、機器の種別を表すアイコン、及び文字列(ここでは「エアコン」)を含んでいる。
個別状態オブジェクトRa2は、一括制御画面Sa1の対象となるグループに属する機器(ここでは、エアコン41A,41B,41C)の各々の状態を表すオブジェクトである。ここでいう機器の状態は、例えば運転又は停止、更には運転モードや、温度設定値、風量、風向き等、機器制御システム20で管理している機器の動作の状態である。図1の一括制御画面Sa1においては、個別状態オブジェクトRa2は、「停止中:3」、「運転中:0」という文字列からなる。つまり、この個別状態オブジェクトRa2は、「エアコン」のグループに属する3台のエアコン41A,41B,41Cがいずれも停止中であることを表している。個別状態オブジェクトRa2の内容は、グループに属する2台以上の機器の各々の状態に応じて随時変化する。例えば、エアコン41Aが停止中で、エアコン41B,41Cが運転中であれば、個別状態オブジェクトRa2は、「停止中:2」、「運転中:1」となる。
共通状態オブジェクトRa3は、一括制御画面Sa1の対象となるグループに属する全ての機器(ここでは、エアコン41A,41B,41C)に共通する状態を表すオブジェクトである。図1の一括制御画面Sa1においては、共通状態オブジェクトRa3は、「停止中」という文字列からなる。つまり、この個別状態オブジェクトRa2は、「エアコン」のグループに属する全てのエアコン41A,41B,41Cが停止中であることを表している。共通状態オブジェクトRa3は、グループに属する全ての機器において共通する状態が有る場合にのみ表示され、共通する状態が無い場合には表示されない。つまり、エアコン41Aが停止中で、エアコン41B,41Cが運転中であれば、共通状態オブジェクトRa3は表示されない。さらに、本実施形態では、種別オブジェクトRa1中のアイコンが、共通状態オブジェクトRa3に連動しており、全てのエアコン41A,41B,41Cが停止中であれば、種別オブジェクトRa1中のアイコンは非アクティブになる。
一括制御オブジェクトBa1は、一括制御画面Sa1の対象となるグループに属する機器(ここでは、エアコン41A,41B,41C)に対する一括制御を指示するためのオブジェクトである。ここでいう一括制御は、「(2.1)機器制御システム」の欄で説明したように、同一のグループに属する2台以上の機器を一括して制御することを意味する。図1の一括制御画面Sa1においては、一括制御オブジェクトBa1は、「一括停止」という文字列を含むボタンの画像からなる。つまり、この一括制御オブジェクトBa1は、「エアコン」のグループに属する3台のエアコン41A,41B,41Cを一括して停止させる、一括制御を指示するためのオブジェクトである。
ただし、図1の例では、全てのエアコン41A,41B,41Cが停止中であるので、「一括停止」という一括制御は行えない。よって、図1の一括制御画面Sa1においては、一括制御オブジェクトBa1は非アクティブであって、ユーザの操作を受け付けない状態にある。一括制御オブジェクトBa1等について、アクティブな状態と非アクティブな状態とをユーザが視覚的に識別できるように、アクティブな状態と非アクティブな状態とで色や明るさ等の表示態様が異なることが好ましい。
エアコン41A,41B,41Cのうちの1台でも運転中である状態では、一括制御オブジェクトBa1はアクティブになる。そのため、一括制御オブジェクトBa1がタップされると、表示制御システム10から機器制御システム20にエアコン41A,41B,41Cを一括して停止させるための指示が出力される。これにより、機器制御システム20は、運転中のエアコン41を停止させ、制御後のエアコン41の状態を表す情報を、表示制御システム10に送信する。表示制御システム10は、機器制御システム20から受信した情報に基づいて、一括制御画面Sa1を更新する。
遷移オブジェクトBa2は、個別制御画面に遷移するためのオブジェクトである。遷移オブジェクトBa2は、「個別」という文字列を含むボタンの画像からなる。遷移オブジェクトBa2がタップされると、第1操作画面G10から第2操作画面G20(図4参照)に遷移する。第2操作画面G20は、一括制御画面Sa1の対象となるグループに属する機器(ここでは、エアコン41A,41B,41C)の個別制御のための個別制御画面Sb11〜Sb13(図4参照)を含んでいる。
また、一括制御画面Sa2においては、種別オブジェクトRa1は「照明装置」を表すアイコン、及び「照明」という文字列を含んでいる。さらに、一括制御画面Sa2の個別状態オブジェクトRa2は、「消灯中:1」、「点灯中:3」という文字列からなる。つまり、この個別状態オブジェクトRa2は、「照明装置」のグループに属する4台の照明装置42A,42B,42C,42Dのうち、1台が消灯中で、3台が点灯中であることを表している。さらに、一括制御画面Sa2の一括制御オブジェクトBa1は、「一括消灯」という文字列を含むボタンの画像からなる。つまり、この一括制御オブジェクトBa1は、4台の照明装置42A,42B,42C,42Dを一括して消灯させる、一括制御を指示するためのオブジェクトである。さらに、一括制御画面Sa2は、シーン制御用の画面に遷移するためのシーン制御オブジェクトBa3を含んでいる。シーン制御オブジェクトBa3は、「シーン」という文字列を含むボタンの画像からなる。
また、一括制御画面Sa3においては、種別オブジェクトRa1は「シャッター」を表すアイコン、及び「シャッター」という文字列を含んでいる。さらに、一括制御画面Sa3の個別状態オブジェクトRa2は、「開:1」、「閉:3」という文字列からなる。つまり、この個別状態オブジェクトRa2は、「シャッター」のグループに属する4台のシャッター43A,43B,43C,43Dのうち、1台が開いており、3台が閉じていることを表している。さらに、一括制御画面Sa3の一括制御オブジェクトBa1は、複数(ここでは3つ)のボタンBa11,Ba12,Ba13からなる。「一括閉」という文字列を含むボタンBa11は、4台のシャッター43A,43B,43C,43Dを一括して閉じる、一括制御を指示するためのオブジェクトである。「一括停」という文字列を含むボタンBa12は、4台のシャッター43A,43B,43C,43Dの動作を一括して停止させる、一括制御を指示するためのオブジェクトである。「一括開」という文字列を含むボタンBa13は、4台のシャッター43A,43B,43C,43Dを一括して開ける、一括制御を指示するためのオブジェクトである。
上述したように、本実施形態では、一括制御オブジェクトBa1の表示態様は一律ではなく、グループに属する機器の種別によって一括制御オブジェクトBa1の表示態様が変更されている。つまり、一括制御オブジェクトBa1は、エアコン41であれば「一括停止」、照明装置42であれば「一括消灯」、シャッター43であれば「一括閉」、「一括停」、「一括開」という文字列を含む。
個別制御画面Sb1は、給湯機44についての個別制御画面である。つまり、給湯機44については、機器制御システム20にてグループが設定されていないため、第1操作画面G10において、一括制御画面ではなく個別制御用の個別制御画面Sb1が表示される。
個別制御画面Sb1は、種別オブジェクトRb1と、センサー情報オブジェクトRb2と、状態オブジェクトRb3と、個別制御オブジェクトBb1,Bb2と、関連情報オブジェクトBb6と、を含んでいる。
種別オブジェクトRb1は、個別制御画面Sb1の対象となる機器の種別(ここでは「給湯機」)を表すオブジェクトである。種別オブジェクトRb1は、機器の種別を表すアイコン、及び文字列(ここでは「給湯機」)を含んでいる。
センサー情報オブジェクトRb2は、機器(ここでは、給湯機44)に内蔵された、又は関連付けられたセンサーの計測情報を表すオブジェクトである。ここでいう計測情報は、例えば貯湯式の給湯機44の残湯量等である。図1の個別制御画面Sb1においては、センサー情報オブジェクトRb2は、「40%」という文字列からなる。つまり、このセンサー情報オブジェクトRb2は、給湯機44の残湯量が満水状態の40%であることを表している。
状態オブジェクトRb3は、個別制御画面Sb1の対象となる機器(ここでは、給湯機44)の状態を表すオブジェクトである。図1の個別制御画面Sb1においては、状態オブジェクトRb3は、「運転中」、「停止中」という文字列からなる。「運転中」、「停止中」の文字列は、それぞれ個別制御オブジェクトBb1、個別制御オブジェクトBb2に対応する。個別制御オブジェクトBb1は、「沸き増し停止」という文字列を含むボタンの画像からなり、個別制御オブジェクトBb2は、「ふろ自動」という文字列を含むボタンの画像からなる。つまり、状態オブジェクトRb3は、給湯機44の沸き増し機能が運転中(動作中)であって、湯張り機能が停止中であることを表している。
個別制御オブジェクトBb1,Bb2は、個別制御画面Sb1の対象となる機器(ここでは、給湯機44)に対する個別制御を指示するためのオブジェクトである。ここでいう個別制御は、「(2.1)機器制御システム」の欄で説明したように、機器を個別に制御することを意味する。個別制御オブジェクトBb1は、給湯機44の沸き増し機能を停止させる、個別制御を指示するためのオブジェクトである。個別制御オブジェクトBb2は、給湯機44の湯張り機能を開始させる、個別制御を指示するためのオブジェクトである。
そのため、個別制御オブジェクトBb1がタップされると、表示制御システム10から機器制御システム20に給湯機44の沸き増し機能を停止させるための指示が出力される。これにより、機器制御システム20は、給湯機44の沸き増し機能を停止させ、制御後の給湯機44の状態を表す情報を、表示制御システム10に送信する。表示制御システム10は、機器制御システム20から受信した情報に基づいて、個別制御画面Sb1を更新する。同様に、個別制御オブジェクトBb2がタップされると、表示制御システム10から機器制御システム20に給湯機44の湯張り機能を開始させるための指示が出力される。
関連情報オブジェクトBb6は、個別制御画面Sb1の対象となる機器(ここでは、給湯機44)に関連する情報を表示する、関連情報画面に遷移するためのオブジェクトである。図1の個別制御画面Sb1においては、関連情報オブジェクトBb6は、「湯の使用量」という文字列を含むボタンの画像からなる。関連情報オブジェクトBb6がタップされると、第1操作画面G10から、例えば、湯の使用量を表す画面に遷移する。
なお、図1では、3つの一括制御画面Sa1〜Sa3、及び個別制御画面Sb1を一覧表示しているが、第1操作画面G10は、更に多くの一括制御画面及び個別制御画面を含んでいてもよい。この場合、ユーザがボタンB13(スクロールバー)を操作して第1操作画面G10を縦方向にスクロールすることで、残りの一括制御画面及び個別制御画面を表示部11に表示させることができる。
(2.3.2)第2操作画面
図4に示す第2操作画面G20は、第1操作画面G10(図1参照)にて一括制御画面Sa1の遷移オブジェクトBa2がタップされたときに、表示部11に表示される画面である。第2操作画面G20は、第1操作画面G10の一括制御画面Sa1から遷移した個別制御画面Sb11〜Sb13を含んでいる。つまり、個別制御画面Sb11〜Sb13は、一括制御画面Sa1の対象となるグループに属する機器(ここでは、エアコン41A,41B,41C)の個別制御のための画面である。図4の例では、個別制御画面Sb11の右方に個別制御画面Sb12、個別制御画面Sb11の下方に個別制御画面Sb13が配置される。さらに、第2操作画面G20は、個別制御画面Sb11〜Sb13の周囲に配置された、表題オブジェクトR21、及びボタンB21〜B23を含んでいる。
表題オブジェクトR21は、第2操作画面G20の表題を表す領域であって、機器制御のアイコン(リモートコントローラのアイコン)と、「エアコン」という文字列とを含んでいる。さらに、第2操作画面G20が第1操作画面G10の下位層であることを表すように、表題オブジェクトR21には、「機器・センサー>エアコン」という文字列が含まれている。ボタンB21〜B23は、それぞれ第1操作画面G10のボタンB11〜B13と同様の機能を有する。
個別制御画面Sb11〜Sb13は、それぞれエアコン41A,41B,41Cについての個別制御画面である。つまり、図4の例では、「エアコン」のグループに属する2台以上の機器についての個別制御画面が、第2操作画面G20として、表示部11に一覧表示されている。
以下では、個別制御画面Sb11〜Sb13のうち、エアコン41Aについての個別制御画面Sb11の構成を先に説明し、個別制御画面Sb12,Sb13において個別制御画面Sb11と同様の構成の説明は省略する。また、個別制御画面Sb11の各々の構成は、基本的には、「(2.3.1)第1操作画面」の欄で説明した個別制御画面Sb1と同様であるから、以下では、個別制御画面Sb11において個別制御画面Sb1と同様の構成の説明は省略する。
個別制御画面Sb11は、個別制御画面Sb1の個別制御オブジェクトBb1,Bb2及び関連情報オブジェクトBb6に代えて、個別制御オブジェクトBb3、及び詳細制御オブジェクトBb4,Bb5を含んでいる。
個別制御画面Sb11の種別オブジェクトRb1は、「エアコン」を表すアイコン、及び「リビング北東側・エアコン」という機器(エアコン41A)の名称を表す文字列を含んでいる。さらに、個別制御画面Sb11のセンサー情報オブジェクトRb2は、「屋外:30℃」、「室内:28℃/湿度60%」という文字列からなる。つまり、このセンサー情報オブジェクトRb2は、エアコン41Aに内蔵された、又は関連付けられたセンサーで計測された屋外、室内の温湿度を表している。
さらに、個別制御画面Sb11の状態オブジェクトRb3は、「運転中」、「冷房28℃」、「17:00」という文字列からなる。「運転中」、「冷房28℃」、「17:00」の文字列は、それぞれ個別制御オブジェクトBb3、詳細制御オブジェクトBb4、詳細制御オブジェクトBb5に対応する。個別制御オブジェクトBb3は、「停止」という文字列を含むボタンの画像からなる。詳細制御オブジェクトBb4は、「詳細操作」という文字列を含むボタンの画像からなり、詳細制御オブジェクトBb5は、「タイマー」という文字列を含むボタンの画像からなる。つまり、状態オブジェクトRb3は、エアコン41Aが運転中であって、運転モードが「冷房」で温度設定値が「28℃」、タイマー時刻が「17:00」に設定されていることを表している。
個別制御画面Sb11の個別制御オブジェクトBb3は、エアコン41Aを停止させる、個別制御を指示するためのオブジェクトである。詳細制御オブジェクトBb4,Bb5は、一括制御で制御される内容よりも詳細な詳細制御を指示するためのオブジェクトである。具体的には、詳細制御オブジェクトBb4は、詳細制御画面に遷移するためのオブジェクトである。詳細制御オブジェクトBb4がタップされると、第2操作画面G20から第3操作画面G30(図5参照)に遷移する。第3操作画面G30は、個別制御画面Sb11の対象となる機器(ここでは、エアコン41A)の詳細制御のための詳細制御画面である。詳細制御オブジェクトBb5は、詳細制御として、オンタイマー又はオフタイマーを設定するためのオブジェクトである。詳細制御オブジェクトBb5がタップされると、タイマーの設定/解除、及びタイマー時刻の変更等を行うタイマー設定画面に遷移する。
また、個別制御画面Sb12においては、種別オブジェクトRb1は、「エアコン」を表すアイコン、及び「寝室・エアコン」という機器(エアコン41B)の名称を表す文字列を含んでいる。
また、個別制御画面Sb13においては、種別オブジェクトRb1は、「エアコン」を表すアイコン、及び「リビング南側・エアコン」という機器(エアコン41C)の名称を表す文字列を含んでいる。この例では、エアコン41Cについてタイマー時刻が設定されていない場合を想定しており、個別制御画面Sb13の状態オブジェクトRb3にはタイマー時刻の表記がない。さらに、エアコン41Cが停止中である場合を想定しており、個別制御画面Sb13の状態オブジェクトRb3には、個別制御オブジェクトBb3に対応して「停止中」の文字列が表示される。種別オブジェクトRb1中のアイコンは、状態オブジェクトRb3に連動しており、エアコン41Cが停止中であれば、種別オブジェクトRb1中のアイコンは非アクティブになる。また、個別制御画面Sb13の個別制御オブジェクトBb3は、「運転」という文字列を含むボタンの画像からなる。
(2.3.3)第3操作画面
図5に示す第3操作画面G30は、第2操作画面G20(図4参照)にて個別制御画面Sb11の詳細制御オブジェクトBb4がタップされたときに、表示部11に表示される画面である。第3操作画面G30は、第2操作画面G20の個別制御画面Sb11から遷移した詳細制御画面である。つまり、第3操作画面G30は、個別制御画面Sb11の対象となるエアコン41Aについて、詳細制御の設定及び指示を行うための画面である。図5の例では、第3操作画面G30は、表題オブジェクトR31、状態オブジェクトR32、詳細項目オブジェクトR33、センサー情報オブジェクトR34、及びボタンB31〜B37を含んでいる。
表題オブジェクトR31は、第3操作画面G30の表題を表す領域であって、機器制御のアイコン(リモートコントローラのアイコン)と、「詳細操作[寝室・エアコン]」という文字列とを含んでいる。さらに、第3操作画面G30が第2操作画面G20の下位層であることを表すように、表題オブジェクトR31には、「機器・センサー>エアコン>詳細操作[寝室・エアコン]」という文字列が含まれている。ボタンB31,B32は、それぞれ第1操作画面G10のボタンB11,B12と同様の機能を有する。
状態オブジェクトR32は、詳細制御の対象となる機器(ここでは、エアコン41A)の状態を表すオブジェクトである。図5の第3操作画面G30においては、状態オブジェクトR32は、「エアコン」を表すアイコン、及び「運転中」という文字列からなる。つまり、状態オブジェクトR32は、エアコン41Aが運転中であることを表している。なお、状態オブジェクトR32中のアイコンは、個別制御画面Sb11の種別オブジェクトRb1中のアイコンと同様に、エアコン41Aの状態に連動して表示態様が変化し、エアコン41Aが停止中であれば非アクティブになる。
詳細項目オブジェクトR33は、エアコン41Aの詳細制御に関する設定項目を、現在の設定状態と共に表すオブジェクトである。ここでは、詳細項目オブジェクトR33は、運転モード、温度設定値、風量、及び風向きの4つの設定項目を含んでいる。図5の例では、詳細項目オブジェクトR33は、運転モードが「自動」であることを表し、温度設定値が「28℃」であることを表し、風量が4段階中の3段階目であることを表している。
ボタンB33〜B36は、エアコン41Aの詳細制御に関する設定項目を変更するためのオブジェクトである。ボタンB33〜B36は、詳細項目オブジェクトR33における4つの設定項目に一対一に対応している。ボタンB33〜B36の各々は、「変更」の文字列を含むボタンの画像からなる。例えば、ボタンB33がタップされると、表示制御システム10は、運転モードを選択するための画面を表示する。ボタンB34がタップされると、表示制御システム10は、温度設定値を選択するための画面を表示する。ボタンB35がタップされると、表示制御システム10は、風量を選択するための画面を表示する。ボタンB36がタップされると、表示制御システム10は、風向きを選択するための画面を表示する。各画面において、設定項目が変更されると、表示部11には、再度、第3操作画面G30が表示される。この場合、第3操作画面G30の詳細項目オブジェクトR33には、変更前及び変更後の両方の内容が表示される。図5の例では、温度設定値について、変更前の「28℃」と、変更後の「26℃」とが表示されている。
ボタンB37は、機器制御システム20に詳細制御を実行させるためのボタンである。ボタンB37は、機器制御のアイコン(リモートコントローラのアイコン)と、「設定送信」という文字列とを含むボタンの画像からなる。つまり、ボタンB37がタップされることにより、表示制御システム10から機器制御システム20に詳細項目オブジェクトR33の内容が送信され、機器制御システム20にて詳細制御が実行される。
センサー情報オブジェクトR34は、「現在のお部屋回りの状況」という文字列と共に、施設200の外部及び内部を表す画像中に、機器(ここでは、エアコン41A)に内蔵された、又は関連付けられたセンサーの計測情報を表示する。図5の例では、センサー情報オブジェクトR34は、「室外温度:XX℃」、「室内温度:XX℃」、「室内湿度:XX%」という文字列にて計測情報を表示している。
(3)表示制御システム以外の具現化手段
上述した本実施形態に係る表示制御システム10と同等の機能は、システムという手段に限らず、下記の各手段によっても具現化することができる。下記の各手段によって本実施形態に係る表示制御システム10が具現化される場合でも、上述した種々の構成、及び後述する変形例を適宜組み合わせて適用可能である。
(3.1)表示制御方法
本実施形態に係る表示制御方法は、機器制御システム20に指示を与える情報端末1の表示部11に表示させる画面を生成する画面生成ステップを有する。機器制御システム20は、制御対象である複数台の機器のうち同一種別の2台以上の機器からなるグループを少なくとも1つ設定する。機器制御システム20は、同一のグループに属する2台以上の機器を一括して制御する一括制御と、同一のグループに属する2台以上の機器を個別に制御する個別制御と、の2種類の制御を行うように構成されている。画面生成ステップでは、コンピュータシステム100により、一括制御オブジェクトBa1と、個別状態オブジェクトRa2とを含む一括制御画面Sa1〜Sa3を、グループごとに表示部11に表示させる。一括制御オブジェクトBa1は、同一のグループに属する2台以上の機器に対する一括制御を指示するためのオブジェクトである。個別状態オブジェクトRa2は、同一のグループに属する2台以上の機器の各々の状態を表すオブジェクトである。
このような表示制御方法は、例えばコンピュータシステム100の1つ又は複数のコンピュータにおいて、CPUがプログラムを実行することによって実現される。
(3.2)表示制御プログラム
本実施形態に係る表示制御プログラムは、コンピュータシステム100を、機器制御システム20に指示を与える情報端末1の表示部11に表示させる画面を生成する画面生成部101として機能させるためのプログラムである。機器制御システム20は、制御対象である複数台の機器のうち同一種別の2台以上の機器からなるグループを少なくとも1つ設定する。機器制御システム20は、同一のグループに属する2台以上の機器を一括して制御する一括制御と、同一のグループに属する2台以上の機器を個別に制御する個別制御と、の2種類の制御を行うように構成されている。画面生成部101は、一括制御オブジェクトBa1と、個別状態オブジェクトRa2とを含む一括制御画面Sa1〜Sa3を、グループごとに表示部11に表示させるように構成されている。一括制御オブジェクトBa1は、同一のグループに属する2台以上の機器に対する一括制御を指示するためのオブジェクトである。個別状態オブジェクトRa2は、同一のグループに属する2台以上の機器の各々の状態を表すオブジェクトである。
このような表示制御プログラムは、例えばコンピュータ100の1つ又は複数のコンピュータにて実行される。表示制御プログラムは、インターネットなどの電気通信回線を通じて、又はメモリカードなどの記録媒体に記録されて提供されてもよいし、コンピュータのメモリに予め記録されていてもよい。
(4)利点
以上説明したように、本実施形態の表示制御システム10は、機器制御システム20に指示を与える情報端末1の表示部11に表示させる画面を生成する画面生成部101を備える。機器制御システム20は、制御対象である複数台の機器のうち同一種別の2台以上の機器からなるグループを少なくとも1つ設定する。機器制御システム20は、同一のグループに属する2台以上の機器を一括して制御する一括制御と、同一のグループに属する2台以上の機器を個別に制御する個別制御と、の2種類の制御を行うように構成されている。画面生成部101は、一括制御オブジェクトBa1と、個別状態オブジェクトRa2とを含む一括制御画面Sa1〜Sa3を、グループごとに表示部11に表示させるように構成されている。一括制御オブジェクトBa1は、同一のグループに属する2台以上の機器に対する一括制御を指示するためのオブジェクトである。個別状態オブジェクトRa2は、同一のグループに属する2台以上の機器の各々の状態を表すオブジェクトである。
この構成によれば、一括制御画面Sa1〜Sa3は、一括制御オブジェクトBa1と個別状態オブジェクトRa2とを含むので、ユーザは、一括制御画面Sa1〜Sa3において、複数台の機器を一括して制御する際に個々の機器の状態を確認できる。例えば、同一のグループに属する2台以上の機器のうち1台だけが停止中である場合に、ユーザは、一括制御オブジェクトBa1にて同一のグループに属する2台以上の機器を全て運転させれば、停止中の1台の機器を運転させることができる。このように、同一のグループに属する2台以上の機器の個々の状態が分かれば、例えば、同一のグループに属する2台以上の機器の状態が運転又は停止のいずれかに偏っている等、同一のグループに属する2台以上の機器の現状を詳細に把握できる。したがって、ユーザは、複数台の機器を一括して制御する際に、同一のグループに属する2台以上の機器の現状を考慮して、個々の機器の状態に合わせた制御が可能になる。その結果、複数台の機器を一括して制御する際に、より適切な制御が可能となる、という利点がある。「(3)表示制御システム以外の具現化手段」の欄で説明した表示制御方法、及び表示制御プログラムにおいても、同様の利点がある。
本実施形態のように、画面生成部101は、同一のグループに属する2台以上の機器の各々に対する個別制御を指示するための個別制御オブジェクトBb3を含む個別制御画面Sb11〜Sb13を、表示部11に表示させるように構成されていることが好ましい。この場合、一括制御画面Sa1〜Sa3には、個別制御画面Sb11〜Sb13に遷移するための遷移オブジェクトBa2が含まれていることが好ましい。この構成によれば、一括制御画面Sa1〜Sa3から個別制御画面Sb11〜Sb13への遷移が容易であり、ユーザは、複数台の機器を一括して制御する際において、必要に応じて個別制御を指示することができる。ただし、この構成は表示制御システム10に必須の構成ではなく、一括制御画面Sa1〜Sa3から遷移オブジェクトBa2が省略されてもよい。
また、この場合、本実施形態のように、個別制御画面Sb11〜Sb13には、一括制御で制御される内容よりも詳細な詳細制御を指示するための詳細制御オブジェクトBb4,Bb5が含まれていることが好ましい。この構成によれば、個別制御画面Sb11〜Sb13に遷移することで、一括制御には含まれない詳細な制御についても可能になり、より一層適切な制御が可能となる。ただし、この構成は表示制御システム10に必須の構成ではなく、個別制御画面Sb11〜Sb13から詳細制御オブジェクトBb4,Bb5が省略されてもよい。
また、本実施形態のように、グループは複数設定されており、画面生成部101は、複数のグループのうち少なくとも2つ以上のグループについての一括制御画面Sa1〜Sa3を、表示部11に一覧表示させるように構成されていることが好ましい。この構成によれば、ユーザは、わざわざ表示部11に表示されている画面を切り替えることなく、2つ以上のグループについて、複数台の機器を一括して制御することができる。ただし、この構成は表示制御システム10に必須の構成ではなく、表示部11には1つのグループについての一括制御画面が表示されてもよい。
また、本実施形態のように、画面生成部101は、グループに属する2台以上の機器の種別によって、一括制御オブジェクトBa1の表示態様を変更するように構成されていることが好ましい。この構成によれば、例えば、エアコン41であれば「一括停止」、照明装置42であれば「一括消灯」、シャッター43であれば「一括閉」、「一括停」、「一括開」というように、一括制御オブジェクトBa1の表示態様を機器の種別に合わせることができる。ただし、この構成は表示制御システム10に必須の構成ではなく、一括制御オブジェクトBa1の表示態様は、例えば、全ての機器の種別について「一括運転」又は「一括停止」のように、一律であってもよい。
(5)変形例
実施形態1で説明した構成は、本発明の一例に過ぎず、本発明は実施形態1に限定されず、実施形態1以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、実施形態1の変形例を列挙する。
情報端末1は、専用モニタ及びスマートフォンに限らず、タブレット端末等の携帯情報端末、パーソナルコンピュータ、又はスマートテレビ等のネットワーク4に接続可能な情報端末であってもよい。さらに、実施形態1では、画面生成部101で生成された第1操作画面G10等の画面が情報端末1Aに表示される場合について例示したが、画面生成部101で生成された第1操作画面G10等の画面は、他の情報端末1B,1Cに表示されてもよい。
また、表示制御システム10は、実施形態1では情報端末1にて実現されているが、この構成に限らず、例えば、情報端末1とコントローラ2とサーバ装置3とのうちの2つ以上の装置に分散して設けられてもよい。また、表示制御システム10は、情報端末1ではなく、コントローラ2又はサーバ装置3に設けられてもよい。この場合、情報端末1が単なるブラウザであっても、コントローラ2又はサーバ装置3にて第1操作画面G10等が生成される。さらに、表示制御システム10は、コントローラ2及びサーバ装置3のそれぞれに設けられてもよい。この場合、第1操作画面G10等の配信先(情報端末1A,1B,1Cのいずれか)によって、コントローラ2とサーバ装置3とのいずれが第1操作画面G10等を生成するか、決まってもよい。一例として、第1操作画面G10等の配信先が情報端末1A又は1Bであれば、コントローラ2が第1操作画面G10等を生成し、第1操作画面G10等の配信先が情報端末1Cであれば、サーバ装置3が第1操作画面G10等を生成する。
さらにまた、コンピュータシステム100が、情報端末1、コントローラ2、及びサーバ装置3を備えることは必須ではない。コンピュータシステム100は、例えば、情報端末1とコントローラ2とサーバ装置3とのうちの少なくとも1つの装置によって構成されてもよい。表示制御システム10の少なくとも一部の機能は、例えば、クラウド(クラウドコンピューティング)によって実現されてもよい。
また、画面生成部101で生成される第1操作画面G10等の画面の画面構成及び内容は、実施形態1で例示した画面構成及び内容に限らず、適宜変更が可能である。例えば、個別状態オブジェクトRa2は、アイコンやキャラクタを用いたアニメーション等で表されてもよい。
また、機器制御システム20の制御対象となる機器は、エアコン41、照明装置42、シャッター43及び給湯機44に限らず、例えば、空気清浄機、サッシ及び換気扇等を含んでいてもよい。
(実施形態2)
本実施形態に係る表示制御システム10では、1台の機器のみからなる制御単位については、画面生成部101は、自動的に、一括制御画面に代えて個別制御画面を表示部11に表示させる点で実施形態1に係る表示制御システム10と相違する。以下、実施形態1と同様の構成については、実施形態1と共通の符号を付して適宜説明を省略する。
すなわち、機器制御システム20の制御対象である複数台の機器のうち、複数台の機器を種別ごとに複数の制御単位に分類したときに1台の機器からなる制御単位については、グループを成さないため、一括制御の対象にはならない。そこで、本実施形態では、画面生成部101は、機器制御システム20の制御対象である複数台の機器について、同一種別に分類される機器の台数によって、一括制御画面か個別制御画面かを自動的に選択して表示部11に表示させる。
例えば、施設200に設置されているエアコン41が1台のエアコン41Aのみである場合、エアコン41が分類される制御単位U1は、1台の機器(エアコン41A)からなるため、エアコン41については、グループは設定されない。その一方で、施設200に設置されている照明装置42が複数台であれば、照明装置42が分類される制御単位U2は、4台の機器(照明装置42)からなるため、照明装置42については、グループが設定される。この場合、画面生成部101は、エアコン41については、一括制御画面Sa1(図1参照)に代えて、個別制御画面Sb11(図6参照)を表示部11に表示させ、照明装置42については一括制御画面Sa2(図6参照)を表示部11に表示させる。
すなわち、施設200に設置されているエアコン41が1台のエアコン41Aのみである場合、図6に示すように、第1操作画面G40には、一括制御画面Sa1(図1参照)に代えて個別制御画面Sb11が含まれることになる。図6に示す第1操作画面G40は、図1に示す第1操作画面G10の一括制御画面Sa1が、図4に示す第2操作画面G20の個別制御画面Sb11に置き換えられただけであるから、ここでは第1操作画面G40について詳細な説明は省略する。この例において、後に、エアコン41の増設などにより、施設200に複数台のエアコン41が導入された場合には、機器制御システム20にてエアコン41についてグループが設定されるので、個別制御画面Sb11が一括制御画面Sa1に置き換えられる。
以上説明したように、画面生成部101は、特定の制御単位については、一括制御画面Sa1に代えて、個別制御画面Sb11を表示部11に表示させるように構成されていることが好ましい。ここでいう「特定の制御単位」は、機器制御システム20の制御対象である複数台の機器のうち、複数台の機器を種別ごとに複数の制御単位に分類したときに1台の機器からなる制御単位である。この構成によれば、グループが設定されていない機器については、自動的に、一括制御画面Sa1に代えて、個別制御画面Sb11が表示されることになる。したがって、一括制御画面Sa1から個別制御画面Sb11に遷移するためのユーザの操作が不要になり、ユーザの操作がより簡単になる。
また、実施形態2で説明した構成は、表示制御システムに限らず、表示制御方法及び表示制御プログラムにも適用可能である。さらに、実施形態2で説明した構成は、実施形態1で説明した構成(変形例)と適宜組み合わせて適用可能である。
1,1A,1B,1C 情報端末
10 表示制御システム
11 表示部
20 機器制御システム
41,41A,41B,41C エアコン(機器)
42,42A,42B,42C,42D 照明装置(機器)
43,43A,43B,43C,43D シャッター(機器)
44 給湯機(機器)
100 コンピュータシステム
101 画面生成部
Ba1 一括制御オブジェクト
Ba2 遷移オブジェクト
Bb1,Bb2,Bb3 個別制御オブジェクト
Bb4,Bb5 詳細制御オブジェクト
Ra2 個別状態オブジェクト
Sa1,Sa2,Sa3 一括制御画面
Sb1,Sb11,Sb12,Sb13 個別制御画面
U1,U2,U3,U4 制御単位

Claims (8)

  1. 機器制御システムに指示を与える情報端末の表示部に表示させる画面を生成する画面生成部を備え、
    前記機器制御システムは、制御対象である複数台の機器のうち同一種別の2台以上の機器からなるグループを少なくとも1つ設定し、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器を一括して制御する一括制御と、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器を個別に制御する個別制御と、の2種類の制御を行うように構成されており、
    前記画面生成部は、
    同一の前記グループに属する前記2台以上の機器に対する前記一括制御を指示するための一括制御オブジェクトと、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器の各々の状態を表す個別状態オブジェクトとを含む一括制御画面を、前記グループごとに前記表示部に表示させるように構成されている、
    表示制御システム。
  2. 前記画面生成部は、
    同一の前記グループに属する前記2台以上の機器の各々に対する前記個別制御を指示するための個別制御オブジェクトを含む個別制御画面を、前記表示部に表示させるように構成されており、
    前記一括制御画面には、前記個別制御画面に遷移するための遷移オブジェクトが含まれている、
    請求項1に記載の表示制御システム。
  3. 前記画面生成部は、
    前記機器制御システムの制御対象である前記複数台の機器のうち、前記複数台の機器を種別ごとに複数の制御単位に分類したときに1台の機器からなる制御単位については、前記一括制御画面に代えて、前記個別制御画面を前記表示部に表示させるように構成されている、
    請求項2に記載の表示制御システム。
  4. 前記個別制御画面には、前記一括制御で制御される内容よりも詳細な詳細制御を指示するための詳細制御オブジェクトが含まれている、
    請求項2又は3に記載の表示制御システム。
  5. 前記グループは複数設定されており、
    前記画面生成部は、
    前記複数のグループのうち少なくとも2つ以上のグループについての前記一括制御画面を、前記表示部に一覧表示させるように構成されている、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の表示制御システム。
  6. 前記画面生成部は、
    前記グループに属する前記2台以上の機器の種別によって、前記一括制御オブジェクトの表示態様を変更するように構成されている、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示制御システム。
  7. 機器制御システムに指示を与える情報端末の表示部に表示させる画面を生成する画面生成ステップを有し、
    前記機器制御システムは、制御対象である複数台の機器のうち同一種別の2台以上の機器からなるグループを少なくとも1つ設定し、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器を一括して制御する一括制御と、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器を個別に制御する個別制御と、の2種類の制御を行うように構成されており、
    前記画面生成ステップでは、
    コンピュータシステムにより、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器に対する前記一括制御を指示するための一括制御オブジェクトと、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器の各々の状態を表す個別状態オブジェクトとを含む一括制御画面を、前記グループごとに前記表示部に表示させる処理である、
    表示制御方法。
  8. コンピュータシステムを、機器制御システムに指示を与える情報端末の表示部に表示させる画面を生成する画面生成部として機能させるための表示制御プログラムであって、
    前記機器制御システムは、制御対象である複数台の機器のうち同一種別の2台以上の機器からなるグループを少なくとも1つ設定し、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器を一括して制御する一括制御と、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器を個別に制御する個別制御と、の2種類の制御を行うように構成されており、
    前記画面生成部は、
    同一の前記グループに属する前記2台以上の機器に対する前記一括制御を指示するための一括制御オブジェクトと、同一の前記グループに属する前記2台以上の機器の各々の状態を表す個別状態オブジェクトとを含む一括制御画面を、前記グループごとに前記表示部に表示させるように構成されている、
    表示制御プログラム。
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