JP2018001494A - 三次元造形装置および造形データ作成装置 - Google Patents

三次元造形装置および造形データ作成装置 Download PDF

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    • B33Y50/02Data acquisition or data processing for additive manufacturing for controlling or regulating additive manufacturing processes

Abstract

【課題】三次元造形物を造形する際に使用される樹脂材料の量を軽減させる。
【解決手段】三次元造形装置20は、中心軸51を有する芯棒50と、中心軸51を中心に芯棒50を回転させる回転機構53と、芯棒50よりも上方において、芯棒50の軸方向に延びたガイドレール61と、ガイドレール61に摺動自在に設けられ、芯棒50に向かって熱可塑性樹脂38を吐出する造形ヘッド30と、造形ヘッド30をガイドレール61に沿って移動させる移動機構30Aを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、三次元造形装置および造形データ作成装置に関する。詳しくは、三次元造形装置、および、三次元造形装置において使用される造形データを作成する造形データ作成装置に関する。
従来から、樹脂材料によって所定の断面形状に形成された樹脂層を順次積層し、樹脂材料が硬化することによって所望の三次元造形物を造形する三次元造形装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この種の三次元造形装置は、樹脂層が積層されるホルダを備えており、ホルダ上に樹脂層が上方に向かって連続的に形成されることによって三次元造形物が造形される。
特開2000−280354号公報
図13A〜図13Cは、従来技術において、ホルダ250に三次元造形物210が造形された状態を示す図である。図13Aは三次元造形物210の斜視図であり、図13Bは三次元造形物210の平面図であり、図13Cは三次元造形物210の正面図である。ところで、図13Cに示すように、ホルダ250から上方に向かって延びた第1本体部201と、第1本体部201の上端に配置された第2本体部202を有する三次元造形物210を造形することがあり得る。図13Bに示すように、平面視において、第2本体部202の直径は、第1本体部201の直径よりも長い。このような三次元造形物210では、造形中、第2本体部202の外周部分の荷重を支えることができないおそれがある。その結果、三次元造形物210が破損するおそれがある。そのような破損を防止するため、従来では、このような三次元造形物210を造形する際、図13Aに示すように、ホルダ250と第2本体部202の外周部分との間に、第2本体部202の外周部分の荷重を支持するための複数のサポート造形物220を造形する。しかしながら、三次元造形物210を造形した後、サポート造形物220は、三次元造形物210から取り除かれるものである。よって、サポート造形物220に使用される樹脂材料は、無駄な樹脂材料であるため、サポート造形物220の数は0または少ない方が好ましい。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、三次元造形物を造形する際に使用される樹脂材料の量を軽減させることが可能な三次元造形装置、および、三次元造形装置において使用される造形データを作成する造形データ作成装置を提供することである。
本発明に係る三次元造形装置は、芯棒と、回転機構と、ガイドレールと、造形ヘッドと、移動機構とを備えている。前記芯棒は、中心軸を有している。前記回転機構は、前記中心軸を中心に前記芯棒を回転させる。前記ガイドレールは、前記芯棒よりも上方において、前記芯棒の軸方向に延びている。前記造形ヘッドは、前記ガイドレールに摺動自在に係合し、前記芯棒に向かって熱可塑性樹脂を吐出する。前記移動機構は、前記造形ヘッドを前記ガイドレールに沿って移動させる。
前記三次元造形装置によれば、芯棒を回転させながら、芯棒の周りに熱可塑性樹脂を積層することで三次元造形物を造形することができる。例えば、図13に示すような三次元造形物210であっても、三次元造形物210の内部であって、図13の上下方向に延びた位置に芯棒が位置するようにして、三次元造形物210を造形することができる。この場合、図13における上下方向が中心軸の軸方向となるように、三次元造形物210が造形される。よって、図13に示すようなサポート造形物220を造形しなくてもよいため、三次元造形物を造形する際に使用される樹脂材料の量を軽減することができる。
本発明によれば、三次元造形物を造形する際に使用される樹脂材料の量を軽減させることが可能な三次元造形装置、および、三次元造形装置において使用される造形データを作成する造形データ作成装置を提供することができる。
実施形態に係る三次元造形システムの概念図である。 三次元造形装置を示す斜視図である。 三次元造形装置のブロック図である。 三次元造形物の一例を示す斜視図である。 図4の方向Aから見たときの三次元造形物を示す図である。 図4の方向Bから見たときの三次元造形物を示す図である。 図5の三次元造形物を、軸を中心に回転させた状態を示す図である。 第1層に関する造形データを示す図である。 第2層に関する造形データを示す図である。 第3層に関する造形データを示す図である。 造形データ作成装置のブロック図である。 造形データを作成する手順を示したフローチャートである。 回転角度が0度(360度)のときの造形領域における断面形状データを示す図である。 回転角度が45度のときの造形領域における断面形状データを示す図である。 回転角度が90度のときの造形領域における断面形状データを示す図である。 回転角度が0度(360度)のときの造形領域における領域データを示す図である。 回転角度が45度のときの造形領域における領域データを示す図である。 回転角度が90度のときの造形領域における領域データを示す図である。 従来技術において、ホルダに三次元造形物が造形された状態を示す斜視図である。 従来技術において、ホルダに三次元造形物が造形された状態を示す平面図である。 従来技術において、ホルダに三次元造形物が造形された状態を示す正面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る三次元造形装置と造形データ作成装置を備えた三次元造形システムについて説明する。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1は、本実施形態に係る三次元造形システム100の概念図である。図1に示すように、三次元造形システム100は、三次元造形物を造形するシステムである。三次元造形システム100は、三次元造形装置20と、造形データ作成装置70とを備えている。三次元造形装置20と造形データ作成装置70は、電気的に接続されている。
図2は、三次元造形装置20の斜視図である。三次元造形装置20は、樹脂材料によって形成された樹脂層を上方に向かって順次積層することによって所望の三次元造形物を造形する装置である。本実施形態では、樹脂材料として熱可塑性樹脂を用いている。ここで、「熱可塑性樹脂」とは、加熱することによって軟化し、かつ、冷却することによって固化する特性を有する樹脂のことである。
以下の説明において、左、右、上、下とは、三次元造形装置20の正面にいる作業者から見た左、右、上、下をそれぞれ意味することとする。また、三次元造形装置20から上記作業者に近づく方を前方、遠ざかる方を後方とする。図面中の符号F、Rr、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表している。ただし、これらは説明の便宜上に定めた方向に過ぎず、三次元造形装置20の設置態様を何ら限定するものではない。
図2に示すように、三次元造形装置20は、ハウジング22と、造形ヘッド30と、切削ヘッド40と、芯棒50と、制御装置55と、キャリッジ60と、第1ガイドレール61を備えている。ハウジング22は、左側壁22Aと、右側壁22Bと、底壁22Cと、後壁22Dと、上壁22Eとを備えている。左側壁22Aの下端は、底壁22Cの左端と連続している。右側壁22Bの下端は、底壁22Cの右端と連続している。後壁22Dにおいて、下端は底壁22Cの後端と連続し、左端は左側壁22Aの後端と連続し、右端は右側壁22Bの後端と連続している。上壁22Eは、底壁22Cの後部の上方に配置され、左側壁22Aの後部の上端、右側壁22Bの後部の上端、および、後壁22Dの上端とそれぞれ連続している。
本実施形態では、ハウジング22には、その上側から前側に亘って開口23が形成されている。開口23は、左側壁22A、右側壁22B、底壁22Cおよび上壁22Eによって囲まれている。なお、図示は省略するが、ハウジング22には、開口23を覆うカバーが設けられていてもよい。
第1ガイドレール61は、ハウジング22内に2つ配置されている。第1ガイドレール61は、左右方向の延びた部材であり、左端が左側壁22Aに接続され、右端が右側壁22Bに接続されている。なお、本実施形態では、第1ガイドレール61の数は特に限定されない。例えば、第1ガイドレール61の数は1つであってもよい。本実施形態において、第1ガイドレール61は、本発明の「ガイドレール」に対応している。
キャリッジ60は、ハウジング22内に配置されている。キャリッジ60は、一対の第1ガイドレール61に摺動自在に設けられている。キャリッジ60は、一対の第1ガイドレール61に沿って左右方向に移動可能である。本実施形態では、キャリッジ60には、第1モータ60A(図3参照)が接続されている。第1モータ60Aの駆動力を受けて、キャリッジ60は左右方向に移動する。
本実施形態では、キャリッジ60は、一対の第2ガイドレール62と、一対の第3ガイドレール63を備えている。一対の第2ガイドレール62、および、一対の第3ガイドレール63は、上下方向に延びた部材である。ここでは、一対の第2ガイドレール62は、一対の第3ガイドレール63の右方に配置されている。
次に、造形ヘッド30について説明する。造形ヘッド30は、熱可塑性樹脂38を吐出するものである。図2に示すように、造形ヘッド30は、ハウジング22内に配置されている。本実施形態では、造形ヘッド30は、キャリッジ60に設けられている。上述した第1モータ60Aが駆動することによって、造形ヘッド30は、キャリッジ60が左右方向に移動することに伴い、左右方向に移動する。第1モータ60Aは、造形ヘッド30を第1ガイドレール61に沿って移動させるものである。ここでは、第1モータ60Aは、本発明の「移動機構」に対応する。
また、造形ヘッド30は、キャリッジ60の一対の第2ガイドレール62に摺動自在に設けられている。造形ヘッド30は、第2ガイドレール62に沿って上下方向に移動可能である。
本実施形態では、造形ヘッド30は、造形ヘッド本体部32と、熱可塑性樹脂38を吐出するノズル34と、ヒータ35と、一対の押出機構36とを備えている。造形ヘッド本体部32は、一対の第2ガイドレール62に摺動自在に設けられている。造形ヘッド本体部32には、第2モータ30A(図3参照)が接続されている。第2モータ30Aの駆動力を受けて、造形ヘッド本体部32は、一対の第2ガイドレール62に沿って上下方向に移動する。このことによって、造形ヘッド30は、上下方向に移動する。
本実施形態では、キャリッジ60の上方に、カートリッジ37が配置されている。カートリッジ37には、熱可塑性樹脂38が収容されている。ノズル34は、カートリッジ37から搬送された熱可塑性樹脂38を芯棒50に向かって吐出する。ノズル34は、熱可塑性樹脂38を下方に向かって吐出する。ここでは、ノズル34のノズル径は変更可能に構成されている。ノズル径を大きくすることで、三次元造形物の造形を早く行うことができる。また、ノズル径を小さくすることで、三次元造形物をより精度よく造形することができる。
ヒータ35は、カートリッジ37から搬送された熱可塑性樹脂38に熱を加えるものである。ここでは、ヒータ35は、造形ヘッド本体部32の前部に取り付けられているが、取り付け位置は特に限定されない。ヒータ35は、ノズル34よりも上方に配置されている。一対の押出機構36は、カートリッジ37に収容された熱可塑性樹脂38をノズル34に向かって搬送するものである。一対の押出機構36は、造形ヘッド本体部32に設けられている。一対の押出機構36は、相互に離間するように配置されている。ここでは、押出機構36には、第3モータ36A(図3参照)が接続されており、第3モータ36Aの駆動力を受けて、押出機構36は回転する。カートリッジ37内の熱可塑性樹脂38は、一対の押出機構36の間を通過する。このとき、押出機構36が回転することによって、熱可塑性樹脂38は、ノズル34に向かって搬送され、ノズル34から芯棒50に吐出される。熱可塑性樹脂38は、ヒータ35の熱によって柔らかくなり、柔らかい状態でノズル34から芯棒50に吐出される。芯棒50に吐出された熱可塑性樹脂38は、その後硬化する。
次に、切削ヘッド40について説明する。切削ヘッド40は、硬化した熱可塑性樹脂38によって形成された三次元造形物の表面を加工するものである。図2に示すように、切削ヘッド40は、ハウジング22内に配置されている。切削ヘッド40は、キャリッジ60に設けられている。キャリッジ60が左右方向に移動することに伴い、切削ヘッド40は左右方向に移動する。本実施形態では、切削ヘッド40は、キャリッジ60の一対の第3ガイドレール63に摺動自在に設けられている。切削ヘッド40は、造形ヘッド30よりも左方に配置されている。
本実施形態では、切削ヘッド40は、切削ヘッド本体部42と、スピンドル44と、スピンドル44に着脱自在に取り付けられた加工ツール45と、スピンドル44を回転させる第4モータ44Aを備えている。切削ヘッド本体部42は、一対の第3ガイドレール63に摺動自在に設けられている。ここでは、切削ヘッド本体部42には、第5モータ40A(図3参照)が接続されている。第5モータ40Aの駆動力を受けて、切削ヘッド本体部42は上下方向に移動する。このことによって、切削ヘッド40は、上下方向に移動する。
スピンドル44は、加工ツール45を回転させるものである。スピンドル44は、切削ヘッド本体部42に取り付けられている。第4モータ44Aは、切削ヘッド本体部42の上部に取り付けられている。第4モータ44Aは、スピンドル44よりも上方に配置されている。
次に、芯棒50について説明する。芯棒50は、造形ヘッド30のノズル34から吐出された熱可塑性樹脂38を保持するものである。芯棒50の周りに、硬化した熱可塑性樹脂38が順次積層されることによって、三次元造形物が造形される。本実施形態では、芯棒50は、中心軸51と、芯棒本体部52を有している。中心軸51は、左右方向に延びている。ここでは、左右方向が中心軸51の軸方向である。しかしながら、中心軸51は、前後方向に延びていてもよい。芯棒本体部52は、中心軸51の周りに設けられている。ここでは、芯棒本体部52の表面に熱可塑性樹脂38が順次積層される。
本実施形態では、芯棒50は、ハウジング22内に配置されている。芯棒50は、造形ヘッド30、切削ヘッド40および第1ガイドレール61よりも下方に配置されている。芯棒50は、造形ヘッド30のノズル34の下方に配置されている。芯棒50が延びた方向と、一対の第1ガイドレール61が延びた方向は同じである。
芯棒50は、ハウジング22に対して取り外し可能に設けられている。本実施形態では、三次元造形装置20は、第1支持部材54と、第2支持部材56を備えている。第1支持部材54および第2支持部材56は、芯棒50を支持するものである。ハウジング22は、第1支持部材54および第2支持部材56を介して芯棒50を支持している。第1支持部材54は、造形ヘッド30および切削ヘッド40よりも下方であって、ハウジング22の左側壁22Aに設けられている。第2支持部材56は、造形ヘッド30および切削ヘッド40よりも下方であって、ハウジング22の右側壁22Bに設けられている。芯棒50の左端は第1支持部材54に支持され、芯棒50の右端は第2支持部材56に支持されている。本実施形態では、芯棒50は、樹脂製である。すなわち、中心軸51および芯棒本体部52は、樹脂製である。しかしながら、芯棒50を形成する材質は特に限定されない。
芯棒50は、中心軸51を中心に回転可能である。ここでは、中心軸51の左端は、第1支持部材54に対して回転可能に設けられている。中心軸51の右端は、第2支持部材56に対して回転可能に設けられている。本実施形態では、三次元造形装置20は、芯棒用回転モータ53(図3参照)を備えている。芯棒用回転モータ53は、中心軸51を中心に芯棒50を回転させるものである。芯棒用回転モータ53は、芯棒50の中心軸51に接続されている。芯棒用回転モータ53が駆動することで、芯棒50は、中心軸51を中心にハウジング22に対して回転する。本実施形態では、芯棒用回転モータ53は、本発明の「回転機構」の一例である。
次に、制御装置55について説明する。制御装置55は、コンピュータであり、中央演算処理装置(以下、CPUという。)と、CPUが実行するプログラムなどが格納されたROMと、RAMなどを備えている。しかしながら、制御装置55の構成は特に限定されない。
図3は、三次元造形システム100のブロック図である。図3に示すように、制御装置55は、キャリッジ60に接続された第1モータ60Aと、造形ヘッド30(詳しくは、造形ヘッド本体部32)に接続された第2モータ30Aと、造形ヘッド30の押出機構36に接続された第3モータ36Aと、切削ヘッド40のスピンドル44を回転させる第4モータ44Aと、切削ヘッド40(詳しくは、切削ヘッド本体部42)に接続された第5モータ40Aと、造形ヘッド30のヒータ35と、芯棒用回転モータ53に、それぞれ電気的に接続されている。制御装置55は、第1モータ60Aの駆動を制御することで、キャリッジ60の左右方向への移動を制御する。制御装置55は、キャリッジ60の移動に伴い、造形ヘッド30および切削ヘッド40の左右方向への移動を制御している。制御装置55は、第2モータ30Aの駆動を制御することで、造形ヘッド30の上下方向への移動を制御する。制御装置55は、第3モータ36Aを制御することで、押出機構36の回転を制御する。押出機構36の回転に伴い、熱可塑性樹脂38がノズル34に向かって搬送されるため、制御装置55は、熱可塑性樹脂38のノズル34への搬送を制御している。制御装置55は、第4モータ44Aの駆動を制御することで、切削ヘッド40のスピンドル44の回転を制御する。制御装置55は、第5モータ40Aを制御することで、切削ヘッド40の上下方向への移動を制御する。制御装置55は、ヒータ35の熱を制御することで、熱可塑性樹脂38の柔らかさを調整している。また、制御装置55は、芯棒用回転モータ53の駆動を制御することで、芯棒50の回転を制御する。
以上、三次元造形装置20について説明した。ところで、三次元造形装置20では、所望の三次元造形物のデータに基づいて作成された造形データを使用して造形が行われる。この三次元造形物のデータは、三次元データである。ただし、三次元造形物のデータは、二次元データであってもよい。例えば、特許文献1に開示された三次元造形装置では、三次元造形物を所定の厚みごとにスライスしたときの断面形状をデータ化したスライスデータが使用される。このスライスデータに対応した断面形状の樹脂層を順次積層することによって、三次元造形物が造形される。特許文献1に開示された三次元造形装置では、上記スライスデータが造形データとなる。
しかしながら、本実施形態に係る三次元造形装置20では、芯棒50を回転させながら、芯棒50の周りに熱可塑性樹脂38によって形成された樹脂層が積層され、熱可塑性樹脂38が硬化することで、所望の三次元造形物が造形される。このように、本実施形態に係る三次元造形装置20と従来の三次元造形装置では、三次元造形物を造形する手順が異なる。そのため、本実施形態では、三次元造形物を所定の厚みごとにスライスしたスライスデータを造形データとして使用することができない。本実施形態に係る三次元造形装置20を使用して三次元造形物を造形する際には、以下のような造形データを使用するとよい。
図4は、三次元造形物110の一例であり、三次元造形物110の斜視図である。図5は、図4の方向Aから見たときの三次元造形物110を示す図である。図6は、図4の方向Bから見たときの三次元造形物110を示す図である。図4に示すように、三次元造形物110は、X軸、Y軸およびZ軸が互いに直交するXYZ空間に配置されているものとする。ここでは、三次元造形物110は、軸111と、第1層112Aと、第2層112Bと、第3層112Cを備えている。軸111はX軸方向に延びたものである。三次元造形装置20によって造形される際、軸111に対応する位置に芯棒50(図2参照)が配置された状態となる。図5に示すように、複数の層112A、112B、112Cは、第1層112A、第2層112B、第3層112Cの順に軸111の周りに積層されている。図4の三次元造形物110では、層の数は3つであるが、層の数は特に限定されず、実際には、例えば、(0.05)mm〜(0.15)mmの厚みの層が複数積層される。
三次元造形物110には、基準位置PN1が設定されている。例えば、図5の三次元造形物110の向きに配置されている位置を基準位置PN1とする。軸111の軸方向(図4の方向A)から見たとき、軸111の上方の領域AR1が、造形ヘッド30から熱可塑性樹脂38が吐出される領域である。ここでは、軸111の上方の領域AR1のことを「造形領域」と称する。また、基準位置PN1において、軸111の軸方向から見たとき、軸111の中心C1から上方に延びた線LN1を基準線とする。三次元造形物110は、基準位置PN1に配置された状態において、軸111を中心に所定の方向D1(ここでは、反時計回りの方向)に所定の角度ずつ回転させる。ここでは、所定の角度のことを「回転分解能」とも称する。図7は、図5の三次元造形物110を、軸111を中心に回転させた状態を示す図である。図7に示すように、三次元造形物110を所定の角度ずつ回転させたときにおいて、軸111の中心C1から上方に延びた線L1を角度線とする。本実施形態では、基準線LN1と、角度線L1とが成す角度を回転角度R1とする。
図4の三次元造形物110では、軸111を中心に回転させながら、第1層112Aに対応した樹脂層が造形される。次に、軸111を中心に回転させながら、第2層112Bに対応した樹脂層が造形された後、第3層112Cに対応した樹脂層が造形される。このように、本実施形態では、軸111から近い方の層から順に造形される。そこで、図8A〜図8Cに示すように、各層112A、112B、112Cに関する造形データ120A、120B、120Cを作成する。図8Aの造形データ120Aは、第1層112Aに関する造形データである。図8Bの造形データ120Bは、第2層112Bに関する造形データである。図8Cの造形データ120Cは、第3層112Cに関する造形データである。各造形データ120A、120B、120Cは、図4の三次元造形物110のデータに基づいて作成されたデータであり、それぞれ各層112A、112B、112Cを平面上に展開したデータである。ここでは、三次元造形物110を構成する層の数の造形データが作成される。
次に、造形データについて詳述する。各造形データ120A、120B、120Cの形式は同じため、ここでは図8Aの造形データ120Aについて説明する。図8Aに示すように、造形データ120Aの縦軸は回転角度R1を示し、横軸はX軸方向の位置を示している。なお、造形データ120Aの縦軸は、第1層112Aの表面の周方向の長さも示している。造形線121A〜128Aは、各回転角度R1において、軸111の軸方向における造形する領域を示している。なお、図8Aにおいて、回転角度R1が0度のときの造形線121Aは、回転角度R1が360度のときの造形線と同じである。そのため、造形線121Aは、回転角度R1が360度の位置に示されており、0度の位置には示されていない。造形線121A〜128Aが示された領域は、熱可塑性樹脂38が吐出される吐出領域である。造形線121A〜128Aが示されていない領域は、熱可塑性樹脂38が吐出されない非吐出領域である。複数の造形線121A〜128Aが隣り合う互いの間隔は、上記所定の角度、すなわち、上記回転分解能の値であり、回転分解能が小さい程、より精度が高い三次元造形物110を造形することができる。なお、図8Aの造形データ120Aにおいて、回転分解能を限りなく小さくすると、複数の造形線の間隔が限りなく小さくなる。この場合、2点破線で示した領域AR10が吐出領域となり、吐出領域AR10以外の領域が非吐出領域となる。なお、第2層112B(図4参照)に関する図8Bの造形データ120Bにおいて、回転角度R1が45度のときの造形領域AR1では、第2層112Bは造形されない。そのため、回転角度R1が45度における第2層112Bの造形線は存在せずに、造形データ120Bは、造形線121B、123B〜128Bによって構成されている。同様に、第3層112C(図4参照)に関する図8Cの造形データ120Cにおいて、回転角度R1が45度のときの造形領域AR1では、第3層112Cは造形されないため、回転角度R1が45度における第3層112Cの造形線は存在しない。造形データ120Cは、造形線121C、123C〜128Cによって構成されている。
本実施形態では、図5に示すように、三次元造形物110において、第1層112A、第2層112Bおよび第3層112Cのそれぞれの厚みはtである。各層112A、112Bおよび112Cを造形する際、造形領域AR1において、一定の幅および厚みになるように熱可塑性樹脂38が吐出される。ここでは、軸111の中心C1から第1層112Aの表面までの長さD1はtである。中心C1から第2層112Bの表面までの長さD2は2tであり、中心C1から第3層112Cの表面までの長さD3は3tである。すなわち、長さD2は長さD1の2倍であり、長さD3は長さD1の3倍である。このように、後から積層される層における中心C1から表面までの長さは、既に積層されている層における中心C1から表面までの長さよりも長い。
本実施形態では、各層112A、112Bおよび112Cのそれぞれの表面における中心C1からの長さに比例して、各層112A、112B、112Cの表面における周方向の長さが異なる。具体的には、第2層112Bの表面の周方向の長さD12(図8B参照)は、第1層112Aの表面の周方向の長さD11(図8A参照)よりも長く、ここでは、長さD12は、長さD11の2倍である。また、第3層112Cの表面の周方向の長さD13(図8C参照)は、第1層112Aの表面の周方向の長さD11(図8A参照)、および、第2層112Bの表面の周方向の長さD12(図8B参照)よりもそれぞれ長い。ここでは、長さD13は、長さD11の3倍である。そのため、同じ回転分解能であっても、各層112A、112Bおよび112Cにおいて、隣接する回転角度R1の間の周方向の距離は異なる。
本実施形態では、第1層112Aと第2層112Bにおいて、同じような精度の層を造形するためには、第2層112Bにおける回転分解能は、第1層112Aにおける回転分解能よりも小さい方がよい。具体的には、第2層112Bにおける回転分解能は、第1層112Aにおける回転分解能の1/2にするとよい。第2層112Bにおける造形線の数は、第1層112Aにおける造形線の数よりも多いとよい。なお、図8Bにおいて、造形線121B、123B〜128Bの間の線は、造形線を示している。また、第1層112Aと第3層112Cにおいて、同じような精度の層を造形するためには、第3層112Cにおける回転分解能は、第2層112Bにおける回転分解能よりも小さく、かつ、第1層112Aにおける回転分解能よりも小さい方がよい。具体的には、第3層112Cにおける回転分解能は、第1層112Aにおける回転分解能の1/3にするとよい。第3層112Cにおける造形線の数は、第1層112Aにおける造形線の数よりも多く、かつ、第2層112Bにおける造形線の数よりも多いとよい。なお、図8Cにおいて、造形線121C、123C〜128Cの間の線は、造形線を示している。このように、本実施形態では、各層112A、112Bおよび112Cにおいて、それぞれ回転分解能が設定されているとよい。なお、本実施形態では、第1層112Aにおける回転分解能は、本発明の「第1の角度」に対応している。第2層112Bにおける回転分解能は、本発明の「第2の角度」に対応している。
本実施形態では、上述のような複数の造形データ120A〜120Cを造形データ作成装置70(図2参照)が作成する。造形データ作成装置70は、所望の三次元造形物110をデータ化した三次元造形物データに基づいて、三次元造形装置20によって造形される際に使用される造形データを作成する装置である。造形データ作成装置70は、三次元造形装置20の制御装置55に電気的に接続されており、造形データを制御装置55に送信する。造形データ作成装置70は、三次元造形装置20と別体であってもよく、三次元造形装置20に内蔵されていてもよい。例えば、造形データ作成装置70は、コンピュータであり、CPUが実行するプログラムなどが格納されたROMとRAMなどを備えていてもよい。ここでは、コンピュータ内に保存されたコンピュータプログラムを使用して、造形データを作成する。なお、造形データ作成装置70は、三次元造形システム100のための専用のコンピュータであってもよく、汎用のコンピュータであってもよい。
図9は、造形データ作成装置70のブロック図である。図9に示すように、造形データ作成装置70は、記憶部71と、基準位置設定部72と、断面形状データ作成部74と、領域データ作成部76と、造形データ作成部78とを備えている。なお、各部は、造形データ作成装置70に記憶されたコンピュータプログラムを実行することで実現されるものであってもよいし、プロセッサまたは回路によって実現されるものであってもよい。
次に、造形データ作成装置70が造形データを作成する手順について詳述する。図10は、造形データ120A、120B、120Cを作成する手順を示したフローチャートである。ここでは、図4の三次元造形物110に関する造形データ120A、120B、120Cを作成する手順について、図10のフローチャートに沿って説明する。本実施形態では、三次元造形物110を造形するための造形データを作成するにあたり、後述する断面形状データ130A、130B、130C(図11A〜図11C参照)、および、領域データ140A、140B、140C(図12A〜図12C参照)を作成する。そして、断面形状データ130A、130B、130C、および、領域データ140A、140B、140Cに基づいて造形データ120A、120B、120Cを作成する。なお、本実施形態において、記憶部71には、三次元造形物110をデータ化した三次元造形物データが予め記憶されている。
本実施形態では、まず、図10のステップS102では、基準位置設定部72は、三次元造形物110における基準位置PN1(図4参照)を設定する。ここでは、例えば、図4のような向きに配置された三次元造形物110の位置が基準位置PN1である。なお、この基準位置PN1は、特に限定されるものではなく、三次元造形物110の形状によって決定されるものである。この基準位置PN1に関する情報は、記憶部71に予め記憶されている。
次に、図10のステップS104では、断面形状データ作成部74は、複数の断面形状データ130A、130B、130C(図11A〜図11C参照)を作成する。ここでは、断面形状データ作成部74は、記憶部71に記憶された三次元造形物110のデータに基づいて、複数の断面形状データ130A、130B、130Cを作成する。本実施形態では、「断面形状データ」とは、基準位置PN1の向きに配置された三次元造形物110において、軸111を中心に回転角度R1の分、回転させたときの造形領域AR1(軸111の上方の領域、図5参照)における、三次元造形物110の断面形状のデータのことである。断面形状とは、XZ平面の断面形状のことである。
ここでは、360度を回転分解能で割った数の断面形状データが作成される。なお、回転分解能の値は特に限定されない。本実施形態では、図5に示すように、三次元造形物110は第1層112A、第2層112B、および、第3層112Cの3つの層で形成され、各層112A、112Bおよび112Cの厚みはtであって同一である。前述のように、第2層112Bの回転分解能は、第1層112Aの回転分解能の1/2であるとよい。第3層112Cの回転分解能は、第1層112Aの回転分解能の1/3であるとよい。ここでは、第1層112Aの回転分解能が45度の場合、第2層112Bの回転分解能が22.5であり、第3層112Cの回転分解能が15度である。そのため、本実施形態では、断面形状データ作成部74は、層112A、112Bおよび112Cのそれぞれの回転分解能に対応した回転角度R1の全てが含まれた数の断面形状データを作成する。具体的には、第1層112Aの回転分解能が45度の場合の回転角度R1は、0度(360度)、45度、90度、135度、180度、225度、270度、315度の8種類である。第2層112Bの回転分解能が22.5度の場合の回転角度R1は、0(360度)、22.5度、45度、67.5度、90度、112.5度、135度、157.5度、180度、202.5度、225度、247.5度、270度、292.5度、315度、337.5度における16種類である。第3層112Cの回転分解能が15度の場合の回転角度R1は、0(360度)、15度、30度、45度、60度、75度、90度、105度、120度、135度、150度、165度、180度、195度、210度、225度、240度、255度、270度、285度、300度、315度、330度、345度の24種類である。そのため、断面形状データ作成部74は、回転角度R1が0度(360度)、15度、22.5度、30度、45度、60度、67.5度、75度、90度、105度、112.5度、120度、135度、150度、157.5度、165度、180度、195度、202.5度、210度、225度、240度、247.5度、255度、270度、285度、292.5度、300度、315度、330度、337.5度、345度のときの造形領域AR1における32種類の断面形状データを作成する。
例えば、図11Aは、回転角度R1が0度(360度)のときの造形領域AR1における断面形状データ130Aである。図11Bは、回転角度R1が45度のときの造形領域AR1における断面形状データ130Bである。図11Cは、回転角度R1が90度のときの造形領域AR1における断面形状データ130Cである。なお、これら以外の回転角度R1の造形領域AR1における断面形状データの図示は省略する。
本実施形態では、各回転角度R1の造形領域AR1における断面形状データの形式は同じであるため、ここでは、図11Aの断面形状データ130Aの形式について詳述する。図11Aに示すように、断面形状データ130Aの縦軸は、Z軸方向の位置を示している。ここでは、Z軸方向は層112A、112B、112C(図4参照)の積層方向である。断面形状データ130Aの横軸は、X軸方向の位置を示している。Z軸方向において、位置Z0と位置Z1との間の領域RZ1は、第1層112Aに対応した領域を示している。また、位置Z1と位置Z2との間の領域RZ2は、第2層112Bに対応した領域を示している。位置Z2と位置Z3との間の領域RZ3は、第3層112Cに対応した領域を示している。断面形状データ130Aにおいて、線131は、軸111(図4参照)を示しており、輪郭線132は、造形領域AR1における三次元造形物110の外郭を示している。ここでは、線131および輪郭線132によって、造形領域AR1における断面形状が示されている。そして、線131および輪郭線132によって囲まれた領域が吐出領域となる。以上のように、断面形状データ作成部74は、各回転角度R1における断面形状データ130A、130B、130Cを作成する。なお、断面形状データ作成部74によって作成された断面形状データ130A、130B、130Cは、記憶部71に記憶されている。
次に、図10のステップS106では、領域データ作成部76は、複数の領域データ140A、140B、140C(図12A〜図12C参照)を作成する。ここでは、領域データ作成部76は、断面形状データ作成部74によって作成された複数の断面形状データ130A、130B、130Cに基づいて、複数の領域データ140A、140B、140Cを作成する。ここで、「領域データ」とは、基準位置PN1(図4参照)から軸111を中心に回転角度R1の分、回転させたときの造形領域AR1(軸111の上方の領域)について、層112A、112B、112Cごとに、吐出領域と非吐出領域とに区分けしたデータのことである。ここでは、断面形状データ130A、130B、130Cと同様の数の領域データが作成される。例えば、本実施形態では、領域データ作成部76は、回転角度R1が0度(360度)、15度、22.5度、30度、45度、60度、67.5度、75度、90度、105度、112.5度、120度、135度、150度、157.5度、165度、180度、195度、202.5度、210度、225度、240度、247.5度、255度、270度、285度、292.5度、300度、315度、330度、337.5度、345度のときの造形領域AR1における32種類の領域データを作成する。領域データの数と、断面形状データの数は同じである。例えば、図12Aは、回転角度R1が0度(360度)のときの造形領域AR1における領域データ140Aである。図12Bは、回転角度R1が45度のときの造形領域AR1における領域データ140Bである。図12Cは、回転角度R1が90度のときの造形領域AR1における領域データ140Cである。なお、これら以外の回転角度R1の造形領域AR1における領域データの図示は省略する。
本実施形態では、各回転角度R1の造形領域AR1における領域データの形式は同じであるため、ここでは、図12Aの領域データ140Aの形式について詳述する。図12Aに示すように、領域データ140Aの縦軸は、層112A、112B、112Cを示している。領域データ140Aの横軸は、X軸方向の位置を示している。領域データ作成部76は、図11Aの断面形状データ130Aに基づいて、図12Aの領域データ140Aを作成する。ここでは、領域データ140Aは、複数の吐出線141A、142A、143Aによって構成されている。吐出線141Aは、第1層112Aにおける吐出領域を示している。また、吐出線142Aは第2層112Bにおける吐出領域を示し、吐出線143Aは第3層112Cにおける吐出領域を示している。領域データ作成部76は、回転角度R1が0度(360度)のときの造形領域AR1において、各層112A、112B、112Cにおける吐出領域を示す吐出線141A、142A、143Aを求めることによって、領域データ140Aを作成する。なお、回転角度R1が45度のときの造形領域AR1における領域データ140B(図12B参照)では、第1層112Aの吐出領域を示す吐出線141Bは示されているが、第2層112Bおよび第3層112Cの吐出領域は存在しないため、第2層112Bおよび第3層112Cにおける吐出線は存在しない。回転角度R1が90度のときの造形領域AR1における領域データ140C(図12C参照)では、層112A、112B、112Cの吐出領域が存在するため、吐出線141C、142C、143Cが示されている。以上のように、領域データ作成部76は、各回転角度R1における領域データ140A、140B、140Cを作成する。なお、領域データ作成部76によって作成された領域データ140A、140B、140Cは、記憶部71に記憶されている。
次に、図10のステップS108では、造形データ作成部78は、図8A〜図8Cに示すような複数の造形データ120A、120B、120Cを作成する。ここでは、造形データ作成部78は、領域データ作成部76によって作成された複数の領域データ140A、140B、140C(図12A〜図12C参照)に基づいて、複数の造形データ120A、120B、120Cを作成する。上述のように、造形データは、層112A、112B、112Cごとに作成されるデータであり、ここでは、造形データ作成部78は、3つの造形データ120A、120B、120Cを作成する。
本実施形態では、各造形データ120A、120B、120Cを作成する手順は同じであるため、ここでは、第1層112A(図4参照)に関する造形データ120A(図8A)を作成する手順について説明する。造形データ120Aは、領域データ作成部76によって作成された、各回転角度R1における領域データ140A、140B、140Cに基づいて作成される。ここでは、造形データ作成部78は、第1層112Aの回転分解能に対応した各回転角度R1における領域データ140A、140B、140Cから造形データ120Aを作成する。具体的には、第1層112Aの回転分解能は45度であり、回転角度R1が0度(360度)、45度、90度、135度、180度、225度、270度、315度における領域データから造形データ120Aを作成する。造形データ作成部78は、各回転角度R1の領域データにおいて、第1層112Aに対応した吐出線を抽出する。例えば、造形データ作成部78は、第1層112Aに対応した吐出線141A(図12A参照)、吐出線141B(図12B参照)、吐出線141C(図12C参照)を抽出する。そして、抽出した吐出線141A、141B、141Cを造形データ120Aの対応した位置に配置する。例えば、図8Aに示すように、造形線121Aは、図12Aの吐出線141Aに対応している。造形線122Aは、図12Bの吐出線141Bに対応し、造形線123Aは、図12Cの吐出線141Cに対応している。このように、造形データ作成部78は、造形線121A〜128Aを配置することで造形データ120Aを作成する。
なお、本実施形態では、第2層112Bの回転分解能は、22.5度である。そのため、第2層112Bにおける造形データ120Bは、回転角度R1が0(360度)、22.5度、45度、67.5度、90度、112.5度、135度、157.5度、180度、202.5度、225度、247.5度、270度、292.5度、315度、337.5度における16種類の領域データから作成される。ここでは、第2層112Bにおける造形データ120Bは、上記16種類の領域データの第2層112Bに対応した吐出線に基づいて配置された造形線によって構成されている。また、本実施形態では、第3層112Cの回転分解能は、15度である。そのため、第3層112Cにおける造形データ120Cは、回転角度R1が0(360度)、15度、30度、45度、60度、75度、90度、105度、120度、135度、150度、165度、180度、195度、210度、225度、240度、255度、270度、285度、300度、315度、330度、345度における24種類の領域データから作成される。ここでは、第3層112Cにおける造形データ120Cは、上記24種類の領域データの第3層112Cに対応した吐出線に基づいて配置された造形線によって構成されている。
以上のようにして、造形データ作成部78は、各層112A、112B、112Cにおける造形データ120A、120B、120Cを作成する。造形データ作成部78によって作成された造形データ120A、120B、120Cは、記憶部71に記憶されている。
なお、三次元造形装置20は、造形データ作成装置70によって作成された造形データ120A、120B、120C(図8A〜図8C参照)を使用して、以下のようにして三次元造形物110(図4参照)を造形する。まず、造形開始時に、造形データ作成装置70は、造形データ120A、120B、120Cを三次元造形装置20の制御装置55に送信する。制御装置55が造形データ120A、120B、120Cを受信した後、造形を開始する。ここでは、芯棒50(図2参照)に近い層から順に造形される。本実施形態では、まず、図8Aに示すように、第1層112Aに関する造形データ120Aを使用して、第1層112Aを芯棒50の周りに造形する。具体的には、芯棒用回転モータ53を駆動させて、中心軸51を中心に芯棒50を反時計回りに回転させる。そして、第1層112Aにおける回転分解能に対応した回転角度R1に応じて、該当する造形線に対応した領域に、造形ヘッド30から熱可塑性樹脂38を吐出させる。すべての回転角度R1に対して熱可塑性樹脂38の吐出が終了することで、第1層112Aに関する造形が終了する。次に、同様にして、図8Bに示すように、第2層112Bに関する造形データ120Bを使用して、第1層112A上に第2層112Bを造形する。その後、図8Cに示すように、第3層112Cに関する造形データ120Cを使用して、第2層112B上に第3層112Cを造形することで、三次元造形物110の造形が終了する。なお、造形ヘッド30によって、芯棒50の周りに熱可塑性樹脂38を吐出させて、熱可塑性樹脂38によって形成された樹脂層を積層した後、切削ヘッド40によって、三次元造形物110の表面を削るという仕上げ加工を行ってもよい。
三次元造形装置20によって三次元造形物110の造形が終了した後、芯棒50をハウジング22から取り外すことができる。このことによって、芯棒50と、熱可塑性樹脂38によって形成された樹脂層とが一体となった三次元造形物110が完成する。
以上、本実施形態では、芯棒50を回転させながら、芯棒50の周りに熱可塑性樹脂38によって形成された樹脂層(層112A、112B、112Cに対応した樹脂層)を積層することで、例えば、図4に示すような三次元造形物110を造形することができる。例えば、図13のような三次元造形物210であっても、三次元造形物210の内部であって、図13の上下方向に延びた位置に芯棒50が位置するようにして、三次元造形物210を造形することができる。この場合、図13における上下方向が中心軸51の軸方向となるように、三次元造形物210が造形される。よって、図13のようなサポート造形物220を造形しなくてもよいため、三次元造形物210を造形する際に使用される樹脂材料の量を軽減させることができる。
本実施形態では、図2に示すように、ハウジング22には、造形ヘッド30、芯棒50および一対の第1ガイドレール61が収容されている。芯棒50は、ハウジング22に回転自在に支持されている。このことによって、芯棒50は、ハウジング22を回転させることなく、ハウジング22に対して中心軸51を中心に回転することができる。
本実施形態では、芯棒50は、ハウジング22に取り外し可能に支持されている。詳しくは、芯棒50の左端は第1支持部材54に取り外し可能に支持され、芯棒50の右端は第2支持部材56に取り外し可能に支持されている。このことによって、熱可塑性樹脂38によって形成された樹脂層が芯棒50の周りに積層されて三次元造形物110が造形された後、芯棒50をハウジング22から取り外すことができる。よって、芯棒50と複数の樹脂層が一体となった三次元造形物110を造形することができる。
また、本実施形態では、芯棒50は樹脂によって形成されている。このことによって、三次元造形物110が造形された後、樹脂層から芯棒50を取り外すことなく、芯棒50を三次元造形物110の一部とすることができる。よって、芯棒50を樹脂層から取り外す作業を削減することができる。
本実施形態では、図9の基準位置設定部72は、三次元造形物110における所定の基準の位置である基準位置PN1(図4参照)を設定する。基準位置PN1を基準に軸111を中心に所定の角度ずつ回転させたときの基準位置PN1からの角度を回転角度R1とし、所定の回転角度R1となるように三次元造形物110を回転させた際における軸111の上方の領域を造形領域AR1(図5参照)とする。図9の造形データ作成部78は、所定の回転角度R1となるように三次元造形物110を回転させた際の造形領域AR1のうち、熱可塑性樹脂38が吐出される吐出領域を指定した造形データ120A、120B、120C(図8A〜図8C参照)を複数の層112A、112B、112Cのそれぞれについて作成する。造形データ120A、120B、120Cは、熱可塑性樹脂38が吐出される吐出領域と、熱可塑性樹脂38が吐出されない非吐出領域とに区分けしたデータである。このことによって、三次元造形物110の各層112A、112B、112Cにおける造形データ120A、120B、120Cを作成することができる。よって、三次元造形装置20は、造形データ120A、120B、120Cを使用して、層112A、112B、112Cごとに芯棒50の周りに造形することができる。したがって、本実施形態に係る三次元造形装置20において使用される適切な造形データ120A、120B、120Cを作成することができる。
本実施形態では、第2層112Bの表面の周方向の長さD12(図8B参照)は、第1層112Aの表面の周方向の長さD11(図8A参照)よりも長い。そのため、第1層112Aにおける回転分解能と、第2層112Bにおける回転分解能を同じにすると、層112A、112Bの造形精度が異なるおそれがある。しかしながら、本実施形態では、造形データ作成部78は、第2層112Bにおける造形データ120Bを作成する際の回転分解能が、第1層112Aにおける造形データ120Aを作成する際の回転分解能よりも小さくなるようにして、造形データ120A、120Bを作成する。そのため、層112A、112Bの造形精度を同じようにすることができる。
本実施形態では、領域データ作成部76は、回転角度R1となるように三次元造形物110を軸111を中心に回転させた際の造形領域AR1について、複数の層112A、112B、112Cごとに、吐出領域と非吐出領域とに区分けした領域データ140A、140B、140C(図12A〜図12C参照)を回転角度R1ごとに作成する。造形データ作成部78は、それぞれの領域データ140A、140B、140Cの同一層における吐出領域と非吐出領域に基づいて複数の層112A、112B、112Cごとに造形データ120A、120B、120Cを作成する。このように、造形データ120A、120B、120Cを作成するに先立って、上述のような領域データ140A、140B、140Cを作成することによって、造形データ120A、120B、120Cを作成し易い。
本実施形態では、断面形状データ作成部74は、回転角度R1となるように三次元造形物110を軸111を中心に回転させた際の造形領域AR1について、三次元造形物110の断面形状のデータである断面形状データ130A、130B、130C(図11A〜図11C参照)を作成する。領域データ作成部76は、断面形状データ130A、130B、130Cに基づいて、回転角度R1ごとに領域データ140A、140B、140Cを作成する。このことによって、造形領域AR1の断面形状が示された断面形状データ130A、130B、130Cを利用して、領域データ140A、140B、140Cおよび造形データ120A、120B、120Cを作成することによって、吐出領域と非吐出領域に明確に分け易い。
本実施形態では、造形データ作成装置70は、断面形状データ130A、130B、130Cおよび領域データ140A、140B、140Cに基づいて、造形データ120A、120B、120Cを作成していた。しかしながら、造形データ作成装置70は、造形データ120A、120B、120Cを作成するに先立って、断面形状データ130A、130B、130Cまたは領域データ140A、140B、140Cを作成することなく、三次元造形物110のデータから直接、造形データ120A、120B、120Cを作成するように構成されていてもよい。
上述したように、図9に示すように、造形データ作成装置70の記憶部71、基準位置設定部72、断面形状データ作成部74、領域データ作成部76、および、造形データ作成部78は、ソフトウェアによって構成されていてもよい。すなわち、上記各部は、コンピュータプログラムがコンピュータに読み込まれることにより、当該コンピュータによって実現されるようになっていてもよい。本発明には、コンピュータを上記各部として機能させるための印刷用のコンピュータプログラムが含まれる。また、本発明には、当該コンピュータプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体が含まれる。また、上記各部は、造形データ作成装置70が備える1つのプロセッサによって、実現されるものであってもよいし、複数のプロセッサによって実現されるものであってもよい。また、本発明には、各部が実行するプログラムと同様の機能が実現された回路が含まれる。
20 三次元造形装置
30 造形ヘッド
50 芯棒
51 中心軸
53 芯棒用回転モータ(回転機構)
60 第1モータ(移動機構)
61 第1ガイドレール(ガイドレール)
70 造形データ作成装置
71 記憶部
72 基準位置設定部
74 断面形状データ作成部
76 領域データ作成部
78 造形データ作成部
100 三次元造形システム
110 三次元造形物
120A、120B、120C 造形データ
130A、130B、130C 断面形状データ
140A、140B、140C 領域データ

Claims (9)

  1. 中心軸を有する芯棒と、
    前記中心軸を中心に前記芯棒を回転させる回転機構と、
    前記芯棒よりも上方において、前記芯棒の軸方向に延びたガイドレールと、
    前記ガイドレールに摺動自在に係合し、前記芯棒に向かって熱可塑性樹脂を吐出する造形ヘッドと、
    前記造形ヘッドを前記ガイドレールに沿って移動させる移動機構と、
    を備えた、三次元造形装置。
  2. 前記芯棒、前記ガイドレールおよび前記造形ヘッドが収容されたハウジングを備え、
    前記芯棒は、前記ハウジングに回転自在に支持されている、請求項1に記載された三次元造形装置。
  3. 前記芯棒は、前記ハウジングに取り外し可能に支持されている、請求項2に記載された三次元造形装置。
  4. 前記芯棒は樹脂によって形成されている、請求項1から3までの何れか一つに記載された三次元造形装置。
  5. 請求項1から4までの何れか一つに記載された三次元造形装置において、三次元造形物を造形するために使用されるデータである造形データを作成する造形データ作成装置であって、
    前記三次元造形物は、
    軸と、
    前記軸の周りに積層された複数の層と、
    を有し、
    前記三次元造形物のデータが記憶された記憶部と、
    前記三次元造形物における所定の基準の位置である基準位置を設定する基準位置設定部と、
    前記基準位置を基準に前記軸を中心に所定の角度ずつ回転させたときのそれぞれの前記基準位置からの角度を回転角度とし、前記回転角度となるように前記三次元造形物を回転させた際における前記軸の上方の領域を造形領域としたとき、前記回転角度となるように前記三次元造形物を回転させた際の前記造形領域の中から、熱可塑性樹脂が吐出される領域である吐出領域を指定した前記造形データを前記複数の層のそれぞれについて作成する造形データ作成部と、
    を備えた造形データ作成装置。
  6. 前記造形データ作成部は、前記回転角度となるように前記三次元造形物を回転させた際の前記造形領域を、前記吐出領域と、熱可塑性樹脂が吐出されない領域である非吐出領域とに区分けした前記造形データを前記複数の層のそれぞれについて作成する、請求項5に記載された造形データ作成装置。
  7. 前記層は、
    前記軸に接する第1層と、
    前記第1層の表面と接する第2層と、
    を有し、
    前記造形データ作成部は、前記第1層における前記造形データを作成する際の前記所定の角度は、第1の角度であり、前記第2層における前記造形データを作成する際の前記所定の角度は、前記第1の角度よりも小さい第2の角度となるようにして、前記第1層の前記造形データ、および、前記第2層の前記造形データを作成する、請求項5または6に記載された造形データ作成装置。
  8. 前記回転角度となるように前記三次元造形物を回転させた際の前記造形領域について、前記複数の層ごとに、前記吐出領域を指定した領域データを前記回転角度ごとに作成する領域データ作成部を備え、
    前記造形データ作成部は、それぞれの前記領域データの同一層の前記吐出領域に基づいて前記複数の層ごとに前記造形データを作成する、請求項5から7までの何れか一つに記載された造形データ作成装置。
  9. 前記回転角度となるように前記三次元造形物を回転させた際の前記造形領域について、前記三次元造形物の断面形状のデータである断面形状データを作成する断面形状データ作成部を備え、
    前記領域データ作成部は、前記断面形状データに基づいて、前記回転角度ごとに前記領域データを作成する、請求項5から8までの何れか一つに記載された造形データ作成装置。
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