JP2018000891A - ガイド・レーザー照射装置付き咬合器 - Google Patents
ガイド・レーザー照射装置付き咬合器 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 歯科臨床において無歯顎の患者に総義歯を作製する時に使用する咬合器にレーザー照射装置を取り付け、上下の義歯が咬み合う咬合の基準となるロウ堤の仮想咬合平面に人工歯を排列する時に、線状のレーザー光を正中と咬合平面に基準線としてガイド照射できるガイド・レーザー照射装置付き咬合器を提供する。【解決手段】 ガイド・レーザー照射装置付き咬合器の構造は、正中誘導棒(1)の仮想咬合平面の高さに前歯部と正中を照射する小型のクロス・ラインレーザーの照射装置(2)と仮想咬合平面と平行になるように左右上顎第二臼歯方向に伸びる両翼部(3)と臼歯部を照射するラインレーザー照射装置(4)からなる。前歯部と正中を照射する小型のクロス・ラインレーザーの照射装置(2)と臼歯部を照射するラインレーザー照射装置(4)がロウ堤に線状のレーザー光を正中と咬合平面に基準線としてガイド照射し、それを基準として人工歯を排列することができる。【選択図】図1
Description
本発明は歯科臨床において無歯顎の患者に総義歯を作製する際、上下の義歯が咬み合う咬合の基準となる仮想咬合平面に人工歯を排列する時にロウ堤に線状のレーザー光を正中と咬合平面に基準線としてガイド照射できる装置を備えた咬合器に関するものである。
歯科診療において無歯顎の患者に上下の総義歯を作製する時に、上下の義歯が咬み合わさる仮想咬合面を咬合平面板と上下のロウ堤を用いて患者の顔貌から計測し、上下のロウ堤で義歯の高径を設定する。
この調整された上下のロウ堤を用いて患者の顎模型を咬合器に装着し、上下のロウ堤に人工歯を各種排列理論に基づいて手作業で排列していく。
上下のロウ堤に人工歯を排列行うには各種排列の理論に基づくが、基本的には術者の目測と手作業によって行われている。
このため、術者が上下のロウ堤の咬合平面の見る角度により微妙なズレが発生することがあった。
しかしながら、既製のどの咬合器にも線状のレーザー光を基準線としてガイド照射できる機能が備わっていないのが現状である。
この調整された上下のロウ堤を用いて患者の顎模型を咬合器に装着し、上下のロウ堤に人工歯を各種排列理論に基づいて手作業で排列していく。
上下のロウ堤に人工歯を排列行うには各種排列の理論に基づくが、基本的には術者の目測と手作業によって行われている。
このため、術者が上下のロウ堤の咬合平面の見る角度により微妙なズレが発生することがあった。
しかしながら、既製のどの咬合器にも線状のレーザー光を基準線としてガイド照射できる機能が備わっていないのが現状である。
従来歯科診療において無歯顎の患者に上下の総義歯を作製する時に、患者の顔貌から仮想咬合平面と設定する。患者の顔貌から上下の義歯が咬み合わさる仮想咬合面を計測し設定する時に咬合平面板を用いる。
仮想咬合平面は、直接患者の口腔内にロウ堤を入れて口腔外の顔貌正面では左右の瞳孔を結んだ直線すなわち両瞳孔線(瞳孔間線)と平行で、顔貌側面では鼻翼の下縁と耳珠中央とを結ぶ直線すなわち鼻聴道線に平行な平面であるように設定される。
咬合平面板を用いて上顎ロウ堤の仮想咬合平面を患者の顔貌正面では左右の瞳孔を結んだ直線すなわち両瞳孔線(瞳孔間線)と平行で、顔貌側面では鼻翼の下縁と耳珠中央とを結ぶ直線すなわち鼻聴道線と平行になるように板の直線性を利用して調整される。
この口腔内で直接調整された上下ロウ堤を用いて患者の顎模型を咬合器に装着し、上下のロウ堤に人工歯を手作業で排列していく。
上下のロウ堤に人工歯を排列行うには各種排列の理論に基づくが、基本的には術者の目測と手作業によって行われているのが現状である。
このため、術者が上下のロウ堤の咬合平面の見る角度により微妙なズレが発生することがあった。
本発明は、効率良く上下のロウ堤に人工歯を排列できるように、小型で軽量な線状レーザー光を光源とした正中と咬合平面の基準線をロウ堤にガイド照射できる咬合器を提供するものである。
仮想咬合平面は、直接患者の口腔内にロウ堤を入れて口腔外の顔貌正面では左右の瞳孔を結んだ直線すなわち両瞳孔線(瞳孔間線)と平行で、顔貌側面では鼻翼の下縁と耳珠中央とを結ぶ直線すなわち鼻聴道線に平行な平面であるように設定される。
咬合平面板を用いて上顎ロウ堤の仮想咬合平面を患者の顔貌正面では左右の瞳孔を結んだ直線すなわち両瞳孔線(瞳孔間線)と平行で、顔貌側面では鼻翼の下縁と耳珠中央とを結ぶ直線すなわち鼻聴道線と平行になるように板の直線性を利用して調整される。
この口腔内で直接調整された上下ロウ堤を用いて患者の顎模型を咬合器に装着し、上下のロウ堤に人工歯を手作業で排列していく。
上下のロウ堤に人工歯を排列行うには各種排列の理論に基づくが、基本的には術者の目測と手作業によって行われているのが現状である。
このため、術者が上下のロウ堤の咬合平面の見る角度により微妙なズレが発生することがあった。
本発明は、効率良く上下のロウ堤に人工歯を排列できるように、小型で軽量な線状レーザー光を光源とした正中と咬合平面の基準線をロウ堤にガイド照射できる咬合器を提供するものである。
一般に既製の咬合器は、金属製か樹脂の単体のものしかなく、基準線をガイドする光を照射する装置が備わっていない。
従来の人工歯の排列は、調整されたロウ堤の仮想咬合平面を参考に目測と手作業で行っていた。
本発明のガイド・レーザー照射装置付き咬合器は、正中誘導棒の仮想咬合平面の高さに小型のクロス・ラインレーザーの照射装置を取り付け、その装置から仮想咬合平面と平行になるように左右に両翼を左右第二小臼歯辺りにまで伸ばし小型のラインレーザーの照射装置をそれぞれ取り付け、また各照射装置間に電源となる電池のバッテリーボックスを両翼の一部に取り付け一体式にし、ロウ堤に正中線と仮想咬合平面の基準線を照射できるようにした。
また作業時にレーザー光が術者の目の健康に悪影響しないように有害な光を吸収するレンズを各レーザー光源部にカバーするように取り付けた。
本発明は、効率良く上下のロウ堤に人工歯を排列できるように、小型で軽量な線状レーザー光を光源とした基準光をロウ堤に照射して基準線をガイドできる咬合器を提供するものである。
この光の直進性を利用したクロス・ラインレーザー光が咬合平面の基準光としてガイドすることにより術者が上下のロウ堤の咬合平面の見る角度により微妙にずれることを防ぎ効率良く人工歯を排列することができる。
従来の人工歯の排列は、調整されたロウ堤の仮想咬合平面を参考に目測と手作業で行っていた。
本発明のガイド・レーザー照射装置付き咬合器は、正中誘導棒の仮想咬合平面の高さに小型のクロス・ラインレーザーの照射装置を取り付け、その装置から仮想咬合平面と平行になるように左右に両翼を左右第二小臼歯辺りにまで伸ばし小型のラインレーザーの照射装置をそれぞれ取り付け、また各照射装置間に電源となる電池のバッテリーボックスを両翼の一部に取り付け一体式にし、ロウ堤に正中線と仮想咬合平面の基準線を照射できるようにした。
また作業時にレーザー光が術者の目の健康に悪影響しないように有害な光を吸収するレンズを各レーザー光源部にカバーするように取り付けた。
本発明は、効率良く上下のロウ堤に人工歯を排列できるように、小型で軽量な線状レーザー光を光源とした基準光をロウ堤に照射して基準線をガイドできる咬合器を提供するものである。
この光の直進性を利用したクロス・ラインレーザー光が咬合平面の基準光としてガイドすることにより術者が上下のロウ堤の咬合平面の見る角度により微妙にずれることを防ぎ効率良く人工歯を排列することができる。
今回開発したガイド・レーザー照射装置付き咬合器を使用することで以下の利点が考えられる。
▲1▼小型で軽量なガイド・レーザーで基準線をガイドできるため、ロウ堤に人工歯が効率良く排列できる。
▲2▼直進性の高いガイド・レーザーをガイド光として応用しているため、術者の目視する角度の違いから生じる微妙な排列誤差が生じにくいと考えられる。
▲3▼ガイド光を基準として人工歯の排列が効率良くできるため術者の負担が軽減する。
▲4▼小型で軽量なガイド・レーザー装置を使用しているので、電源となるバッテリーも小型化が可能で器具自体が軽量化できる。
今回開発したガイド・レーザー照射装置付き咬合器を使用することによりロウ堤に効率良く人工歯を排列することができる。
▲1▼小型で軽量なガイド・レーザーで基準線をガイドできるため、ロウ堤に人工歯が効率良く排列できる。
▲2▼直進性の高いガイド・レーザーをガイド光として応用しているため、術者の目視する角度の違いから生じる微妙な排列誤差が生じにくいと考えられる。
▲3▼ガイド光を基準として人工歯の排列が効率良くできるため術者の負担が軽減する。
▲4▼小型で軽量なガイド・レーザー装置を使用しているので、電源となるバッテリーも小型化が可能で器具自体が軽量化できる。
今回開発したガイド・レーザー照射装置付き咬合器を使用することによりロウ堤に効率良く人工歯を排列することができる。
以下、本発明の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明すれば図1においてガイド・レーザー照射装置付き咬合器の構造は、正中誘導棒(1)の仮想咬合平面の高さに前歯部と正中を照射する小型のクロス・ラインレーザーの照射装置(2)を取り付け、仮想咬合平面と平行になるように左右上顎第二臼歯方向に伸びる両翼部(3)と臼歯部を照射するラインレーザー照射装置(4)からなる。
正中誘導棒(1)の仮想咬合平面の高さに前歯部と正中を照射する小型のクロス・ラインレーザーの照射装置(2)と臼歯部を照射するラインレーザー照射装置(4)をつなぐ仮想咬合平面と平行になるように左右上顎第二臼歯方向に伸びる両翼部(3)には、レーザー照射装置の電源となるバッテリー(5)が備わっている。
正中誘導棒(1)の仮想咬合平面の高さに前歯部と正中を照射する小型のクロス・ラインレーザーの照射装置(2)と臼歯部を照射するラインレーザー照射装置(4)をつなぐ仮想咬合平面と平行になるように左右上顎第二臼歯方向に伸びる両翼部(3)には、レーザー照射装置の電源となるバッテリー(5)が備わっている。
1 正中誘導棒
2 前歯部と正中を照射する小型のクロス・ラインレーザーの照射装置
3 仮想咬合平面と平行になるように左右上顎第二臼歯方向に伸びる両翼部
4 臼歯部を照射するラインレーザー照射装置
5 レーザー照射装置の電源となるバッテリー
2 前歯部と正中を照射する小型のクロス・ラインレーザーの照射装置
3 仮想咬合平面と平行になるように左右上顎第二臼歯方向に伸びる両翼部
4 臼歯部を照射するラインレーザー照射装置
5 レーザー照射装置の電源となるバッテリー
Claims (3)
- 無歯顎の患者に総義歯を作製する際、上下の義歯が咬み合う咬合の基準となるロウ堤の仮想咬合平面に人工歯を排列する時に、ロウ堤に線状のレーザー光を正中と咬合平面に基準線としてガイド照射できる咬合器。
- 正中誘導棒(1)の仮想咬合平面の高さに前歯部と正中を照射する小型のクロス・ラインレーザーの照射装置(2)と仮想咬合平面と平行になるように左右上顎第二臼歯方向に伸びる両翼部(3)と臼歯部を照射するラインレーザー照射装置(4)からなる。
- 前歯部と正中を照射する小型のクロス・ラインレーザーの照射装置(2)と臼歯部を照射するラインレーザー照射装置(4)が、ロウ堤に対して線状のレーザー光を正中と咬合平面に基準線としてガイド照射するように設置されている。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016142794A JP2018000891A (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | ガイド・レーザー照射装置付き咬合器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016142794A JP2018000891A (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | ガイド・レーザー照射装置付き咬合器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018000891A true JP2018000891A (ja) | 2018-01-11 |
Family
ID=60945502
Family Applications (1)
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JP2016142794A Pending JP2018000891A (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | ガイド・レーザー照射装置付き咬合器 |
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JP (1) | JP2018000891A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019184504A (ja) * | 2018-04-15 | 2019-10-24 | Incメディカルサービス株式会社 | 診断装置 |
-
2016
- 2016-06-30 JP JP2016142794A patent/JP2018000891A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019184504A (ja) * | 2018-04-15 | 2019-10-24 | Incメディカルサービス株式会社 | 診断装置 |
JP7067710B2 (ja) | 2018-04-15 | 2022-05-16 | Incメディカルサービス株式会社 | 診断装置 |
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