JP2017537741A - 調整可能なエアフローディフューザ - Google Patents

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Abstract

治療ガスの流れを選択的に拡散するための調整可能なエアフローディフューザは、流れの中に配置される第1の部材と、第1の部材に移動可能に結合され、流れの中に配置される第2の部材とを含む。第2の部材は、(i)第1の部材と第2の部材とが第1の乱流アレンジメントを形成する第1の部材に対する第1の位置と、(ii)第1の部材と第2の部材とが第2の乱流アレンジメントを形成する第1の部材に対する第2の位置とで、選択的に移動可能である。

Description

[01] この特許出願は、内容が参照により本明細書に組み込まれる、2014年12月18日に出願された米国仮出願第62/093,869号の35 U.S.C.§119(e)に基づく優先権の利益を主張する。
[02] 本発明は、一般に、患者の気道に治療ガスの流れを送達するためのシステムに関し、より詳細には、このようなシステムで使用するための調節可能なエアフローディフューザに関する。
[03] 呼吸可能なガスの流れを患者の気道に非侵襲的に、すなわち、患者に挿管することなく、又は気管チューブを患者の食道に外科的に挿入することなく、送達することが必要であるか又は望ましい多くの状況が存在する。例えば、非侵襲的換気として知られている技術を用いて患者を換気することが知られている。特に、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)、又はうっ血性心不全といった睡眠時無呼吸症候群等の医学的障害を治療するために、患者の呼吸周期によって変化する可変気道圧又は持続的陽圧呼吸(CPAP)を送達することも知られている。
[04] 非侵襲的換気及び圧力支援療法は、ヘッドギアアセンブリによって患者の顔面に典型的に固定される患者インターフェースを含む呼吸患者インターフェース装置の配置を含む。患者インターフェースは、これらに限定されないが、患者の鼻を覆う鼻マスク、患者の鼻孔内に受容される鼻突起を有する鼻クッション、鼻及び口を覆う鼻/口マスク、又は患者の顔を覆う全面マスクである。患者の頭の上/周りにフィットする1つ以上のストラップを有するヘッドギアによって、このような装置を着用者の顔面上に維持することが知られている。このような呼吸患者インターフェース装置は典型的に長時間着用されるので、着用中は、患者にとって快適な態様で、ヘッドギアが患者インターフェースを所望の位置に維持することが重要である。
[05] 特定の患者インターフェース装置、特に、患者の鼻に直接係合される鼻クッション及び枕型装置は、各鼻孔内に呼吸ガスの細流を提供し得る。呼吸ガスの複数の細流は共に、呼吸ガスの流れを形成する。しかし、このような複数の細流は、不快な噴射の感覚を患者に引き起こし得る。このような噴射は、患者の限られた領域に対する比較的高速で呼吸ガスの狭い噴流の衝突によって生じ得、このような領域の乾燥及び刺激を生じ得る。更に、このような衝突は、呼吸ガスの圧力が実際よりも高いという感覚を患者に与え得、これは同様に望ましくない。したがって、これら及び他の欠点を克服する改善されたシステムを提供することが望ましい。
[06] 特定の実施形態では、本発明の一般的性質は、治療ガスの流れを選択的に拡散するための調整可能なエアフローディフューザとして述べられ得る。ディフューザは、流れの中に配置される第1の部材と、第1の部材に移動可能に結合され、かつ流れの中に配置される第2の部材とを含む。第2の部材は、(i)第1の部材と第2の部材とが第1の乱流アレンジメントを形成する第1の部材に対する第1の位置と、(ii)第1の部材と第2の部材とが第2の乱流アレンジメントを形成する第1の部材に対する第2の位置とで、選択的に移動可能である。
[07] 第2の部材は、第1の部材に回転可能に結合される。
[08] 第1の部材は、当該第1の部材を貫通して画定されたアパーチャを含む。
[09] アパーチャは、概して第1の幅から第2の幅へ広がる断面プロファイルを有する。
[10] 第1の部材は、当該第1の部材を貫通して画定された複数のアパーチャを含む。
[11] 第2の部材は、当該第2の部材を貫通して画定されたアパーチャを含む。
[12] 第2の部材は、その外周の周りに配置された幾つかのテクスチャ要素を更に含む。
[13] 他の実施形態では、本発明の一般的性質は、呼吸ガスの流れを圧力発生装置からインターフェース装置に伝達するための送達導管として述べられ得る。送達導管は、圧力発生装置からの呼吸ガスの流れを受ける第1の端部と、インターフェース装置に流れを伝達する第2の端部と、第1の端部と第2の端部との間の流れの中に配置されるように位置決めされた第1の部材と、第1の部材に移動可能に結合された第2の部材とを含む。第2の部材は、第1の端部と第2の端部との間の流れの中に配置されるように位置決めされる。第2の部材は、(i)第1の部材と第2の部材とが第1の乱流アレンジメントを形成する第1の部材に対する第1の位置と、(ii)第1の部材と第2の部材とが第2の乱流アレンジメントを形成する第1の部材に対する第2の位置とで、選択的に移動可能である。
[14] 第2の部材は、第1の部材に回転可能に結合される。第1の部材は当該第1の部材を貫通して画定されたアパーチャを含む。アパーチャは、概して第1の幅から第2の幅へ広がる断面プロファイルを有する。第1の部材は、当該第1の部材を貫通して画定された複数のアパーチャを含む。第2の部材は、当該第2の部材を貫通して画定されたアパーチャを含む。第2の部材は、その外周の周りに配置された幾つかのテクスチャ要素を更に含む。
[15] 更なる実施形態では、本発明の一般的性質は、呼吸ガスの流れを拡散する方法として述べられ得る。この方法は、呼吸ガスの流れの中に第1の部材を提供することと、呼吸ガスの流れの中に第2の部材を提供することと、(i)第1の部材と第2の部材とが第1の乱流アレンジメントを形成する第1の位置から、(ii)第1の部材と第2の部材とが第2の乱流アレンジメントを形成する第2の位置への、第1の部材と第2の部材との相対位置を調整することによって、呼吸ガスの流れの拡散を促進することとを含む。
[16] 本発明の、これら及び他の目的、特徴、及び特性と同様、構造の関連要素の動作及び機能の方法、並びに製造の部品及び経済性の組み合わせも、添付の図面を参照し以下の説明及び添付の請求項を考慮することによってより明らかとなり、添付の図面の全ては、本明細書の一部を形成し、類似の参照符号は様々な図面の対応する部分を指定する。しかしながら、図面は例示及び説明の目的のためだけにあり、本発明の範囲の限定を規定するものとして意図されないことが、明確に理解される。
[17] 本発明の例示的な一実施形態による、患者に呼吸療法のレジメンを提供するシステムの概略図である。 [18] 患者インターフェース装置用の送達導管とカプラとの間に結合された、本発明の例示的な一実施形態によるエアフローディフューザの側面図である。 [19] 図2のエアフローディフューザの第1の部分の下流側の立面図である。 [20] 図3Aに示されるエアフローディフューザの第1の部分を線3B‐3Bで切断した断面図である。 [21] 図2のエアフローディフューザの第2の部分の下流側の立面図である。 [22] 図4Aに示されるエアフローディフューザの第1の部分を線4B‐4Bで切断した断面図である。 [23] 線5‐5で切断した図2のエアフローディフューザの立面図であり、その2つの部材が互いに対して異なる1つの相対位置に配置されることを示す。 [23] 線5‐5で切断した図2のエアフローディフューザの立面図であり、その2つの部材が互いに対して異なる他の相対位置に配置されることを示す。 [23] 線5‐5で切断した図2のエアフローディフューザの立面図であり、その2つの部材が互いに対して異なる更に他の相対位置に配置されることを示す。
[24] 本明細書において使用される場合、単数形の「a」、「an」、及び「the」は、コンテキストが明らかに別段の定めをしていない限り、複数形の参照を含む。本明細書において使用される場合、2以上の部品又は構成要素が「結合される」との記載は、つながりが生じる限りは、部品が直接的に、あるいは間接的に、すなわち1以上の中間の部品又は構成要素を通じて、接合され又は共に動作されることを意味する。本明細書において使用される場合、「直接結合される」とは、2つの要素が互いに直接的に接触することを意味する。本明細書において使用される場合、「固定結合される」又は「固定される」とは、2つの構成要素が互いに対し一定の配向を維持しながら、1つのものとして動くように結合されることを意味する。
[25] 本明細書において使用される場合、用語「単体構造」は、構成要素が単一のピース又はユニットとして作製されていることを意味する。つまり、別々に作製され、次いで1つのユニットとして共に結合された複数のピースを含む構成要素は、「単体構造」の構成要素又は本体ではない。本明細書において使用される場合、2以上の部品又は構成要素が互いに「係合する」との記載は、部品が、直接的にあるいは1以上の中間の部品又は構成要素を通じて、互いに対して力を及ぼし合うことを意味する。
[26] 本明細書において使用される場合、用語「数」は、1又は1を超える整数(すなわち、複数)を意味する。本明細書において使用される場合、用語「乱流アレンジメント」は、呼吸ガスの流れにおける乱流を増加する任意のアレンジメントを意味する。
[27] 本明細書において使用される、これらに限定されないが、例えば上(top)、下(bottom)、左、右、上(upper)、下(lower)、前、後、及びこれらの派生語等の方向の表現は、図面に示される要素の配向に関し、請求項において明確に記載されない限り、請求項の範囲を限定するものではない。同様の参照番号は、本明細書を通して同様の部分を指す。
[28] 本発明の1つの例示的な実施形態による、患者に呼吸療法のレジメンを提供するシステム10が、図1に概略的に示される。システム10は、圧力発生装置12、送達導管14、及び患者インターフェース装置16を含む。システム10は、送達導管14の一部として圧力発生装置12と患者インターフェース装置16との間に流体結合された調節可能なエアフローディフューザ18を更に含む。図1に示される例示的な実施形態において、調節可能なエアフローディフューザ18は、送達導管14に沿って提供された独立要素として示されるが、これは本発明の1つの可能で例示的な実施形態であることが理解されよう。したがって、これらに限定されないが、エルボー導管若しくは患者インターフェース装置16に結合された他の適切な部材(図示せず)へのエアフローディフューザ18の直接結合、又はエアフローディフューザ18と患者インターフェース装置16との直接結合等、他の代替の実施もまた可能であることが理解されよう。
[29] 圧力発生装置12は、呼吸ガスの流れを生成し、これらに限定されないが、人工呼吸器、定圧支持装置(持続的陽圧呼吸装置、又はCPAP装置等)、変圧装置(例えば、ペンシルベニア州、MurrysvilleのPhilips Respironicsによって製造され配布されるBiPAP(登録商標)、Bi‐Flex(登録商標)、又はC‐Flex(商標))、及び自動滴定圧力支持装置を含む。送達導管14は、呼吸ガスの流れを圧力発生装置12から患者インターフェース装置16へ伝達し、このような目的を実行するための任意の適切な構成から形成される。
[30] 患者インターフェース装置16は、これらに限定されないが、患者の鼻を覆う鼻マスク、患者の鼻孔内に受容される鼻突起を有する鼻クッション、鼻及び口を覆う鼻/口マスク、又は患者の顔を覆う全面マスクである。患者インターフェース装置16は、本発明の範囲から逸脱することなく、任意の適切な手段を介して患者に固定される。
[31] 図2は、患者インターフェース装置用の送達導管14とカプラ19(例えば、限定されないが、エルボー)との間に結合された本発明の1つの例示的実施形態によるエアフローディフューザ18の側面図を示す。エアフローディフューザ18は第1の部材20と第2の部材22とを含み、各々は、医療用プラスチック又は他の適切な材料から形成され、送達導管14を通過する呼吸ガスの流れFの流路に配置される。第2の部材22は、図示されるように直接的に、又は1つ以上の中間部材を介して、第1の部材20に移動可能に結合されるが、その目的は以下に詳細に説明される。
[32] 図3A及び図3Bを参照すると、第1の部材20は、概して円盤状であり、当該第1の部材20を貫通して画定された幾つかのアパーチャ24を含む。図示された実施形態において、第1の部材20は3つのアパーチャ24を含み、各アパーチャは概して上流側26上の第1の幅w1から下流側28上の第2の幅w2へ広がる断面プロファイルを有する。しかし、サイズ、形状、配置、断面プロファイル、又はアパーチャの数のうちの1つ以上は、本発明の範囲から逸脱することなく変更され得ることを理解されたい。また、第1の部材20の形状も、当該第1の部材20を貫通して画定された任意のアパーチャを含むだけでなく、本発明の範囲から逸脱することなく変更され得ることを理解されたい(すなわち、特定の実施形態では、第1の部材20にはアパーチャが存在しない)。
[33] 図4A及び図4Bを参照すると、第2の部材22も、概して円盤状であり、当該第2の部材22を貫通して画定された幾つかのアパーチャ30を含む。図示された実施形態において、第2の部材22は3つのアパーチャ24を含み、各アパーチャは上流側32から下流側34に伸びる一定の幅w3を有する一定の断面プロファイルを有する。第2の部材22は、第2の部材22と同じ材料から一体に形成された、又は第2の部材22に結合された別の適切な材料から交互に形成された、その外周42の周りに配置された幾つかのテクスチャ要素40を更に含む。テクスチャ要素40の目的が以下に詳細に説明される。第1の部材20と同数のアパーチャを有するものとして示されるが、第2の部材22を貫通して画定されたアパーチャの数は、本発明の範囲から逸脱することなく、第1の部材20から独立して変更され得ることを理解されたい。更に、第2の部材22に形成されたアパーチャのサイズ、形状、配置、又は断面プロファイルのうちの1つ以上は、本発明の範囲から逸脱することなく変更されることを理解されたい。また、第2の部材22の形状は、当該第2の部材22を貫通して画定された任意のアパーチャを含むだけでなく、本発明の範囲から逸脱することなく変更されることを理解されたい(すなわち、特定の実施形態では、第2の部材22にはアパーチャが存在しない)。
[34] 第1の部材20及び第2の部材22の、各々の基本的な構造を説明したので、エアフローディフューザ18におけるその基本的な動作について説明する。図2に示されるように、エアフローディフューザ18は、治療ガスの流れFが第1の部材20の上流側26に最初に出逢うように位置決めされる。次に、流れFは第1の部材20のアパーチャ24を通過し、乱流を流れFに取り込み、次いで、流れFを(図2に示されるような)拡散流F´に拡散し、その後、患者インターフェース装置及び患者の気道に進む。流れFに取り込まれた乱流は、第1の部材20と第2の部材22との互いの相対的な位置決めを選択的に調整することによって調整され得る。前述のように、第2の部材22は、第1の部材20に移動可能に結合され、より具体的には、第1の部材20と第2の部材22との相対的な(角度の)位置決めは、第2の部材22を回転することによって選択的に調整されるように、図示の例において第1の部材に回転可能に結合される。図2を参照すると、第2の部材22は、その外周部42を単に把持することによって回転され、余分な把持力が必要であれば、そのテクスチャ要素40によって回転される。
[35] 図5A‐図5Cは、第1の部材20と第2の部材22とが互いに異なる相対位置に配置されたエアフローディフューザ18の3つの異なるアレンジメントを示す。例えば、図5Aは、第1の部材20と第2の部材22とが、各々のアパーチャ24、30が概して整列されるように、概して相対的に位置決めされるアレンジメントを示す。図5Bは、第2の部材22が図5Aに示される位置から第1の部材20に対して(矢印Rで示されるような)反時計回りに回転された場合のように、第1の部材20と第2の部材22とが、各々のアパーチャ24、30が部分的にずれるように、概して相対的に位置決めされるアレンジメントを示す。図5Cは、第2の部材22が図5Bに示される位置から第1の部材20に対して更に(矢印Rで示されるような)反時計回りに回転された場合のように、第1の部材20と第2の部材22とが、各々のアパーチャ24、30が更にずらされるように、概して相対的に位置決めされる、別のアレンジメントを示す。
[36] したがって、本発明の実施形態は、呼吸ガスの流れの乱れを選択的に増大する(又は減少する)能力をユーザ(例えば、患者)に提供することがわかり、これは治療上の観点から望ましい。すなわち、このような乱流の増大は、局所的な乾燥の減少、及び、気道又はユーザの隣接する部分に対する高圧の感覚の減少によって、患者に対する快適性を増加する。したがって、本発明の実施形態は、他の点では典型的には厳格な治療経験に対して、容易にカスタマイズ可能な態様をユーザに提供する。他の利益は、当業者には明らかだろう。
[37] 互いに対して回転可能であることが示されているが、本発明の実施形態はまた、このような要素の互いに対する相対的な位置決めが変化されるように、他の方向に移動可能な要素を含むことを理解されたい。例えば、これらに限定されないが、相対的な離隔距離、オフセット、又はアレンジメントの他の特性の1つ以上を変更する移動可能な要素は、本発明の範囲から逸脱することなく使用される。
[38] 本発明は、例えば、OSAに罹患している患者を治療するために使用される患者インターフェース装置に関連して説明されてきたが、これは例示的なものであり、本発明の原理はまた、呼吸ガスの加圧流を受けるマスクが使用される他の非治療用途にも関連して適用され得る。
[39] 請求項において、括弧間に置かれたいかなる参照符号も、請求項の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。用語「有する」又は「含む」は、請求項に掲げられるもの以外の要素又はステップの存在を除外しない。いくつかの手段を列挙する装置請求項において、これらの手段のうちのいくつかは、全く同一のハードウェアのアイテムによって具体化されてもよい。要素に先行する用語「a」又は「an」は、複数のこうした要素の存在を除外しない。いくつかの手段を列挙するいかなる装置請求項においても、これらの手段のうちのいくつかは、全く同一のハードウェアのアイテムによって具体化されてもよい。特定の要素が相互に異なる従属請求項に記載されているという単なる事実は、これらの要素を組み合わせで用いることができないことを意味しない。
[40] 本発明は、最も実用的で好ましい実施形態であると現在考えられるものに基づき、例示の目的で詳細に説明されたが、こうした詳細は、単にこの目的のためであり、本発明は開示された実施形態に限定されないことが理解されるべきであるが、逆にこうした詳細は、添付の請求項の趣旨及び範囲内の修正及び等価のアレンジメントをカバーすることが意図されることを理解されたい。例えば、本発明は、可能な限り、任意の実施形態の1以上の特徴は、任意の他の実施形態の1以上の特徴と組み合わされ得ることを予期していることが理解されるべきである。

Claims (15)

  1. 治療ガスの流れを選択的に拡散するための調整可能なエアフローディフューザであって、当該エアフローディフューザは、
    前記流れの中に配置される第1の部材と、
    前記第1の部材に移動可能に結合され、前記流れの中に配置される前記第2の部材とを含み、前記第2の部材は、(i)前記第1の部材と前記第2の部材とが第1の乱流アレンジメントを形成する前記第1の部材に対する第1の位置と、(ii)前記第1の部材と前記第2の部材とが第2の乱流アレンジメントを形成する前記第1の部材に対する第2の位置とで、選択的に移動可能である、調整可能なエアフローディフューザ。
  2. 前記第2の部材は、前記第1の部材に回転可能に結合される、請求項1に記載の調整可能なエアフローディフューザ。
  3. 前記第1の部材は、当該第1の部材を貫通して画定されたアパーチャを含む、請求項1に記載の調整可能なエアフローディフューザ。
  4. 前記アパーチャは、概して第1の幅から第2の幅へ広がる断面プロファイルを有する、請求項1に記載の調整可能なエアフローディフューザ。
  5. 前記第1の部材は、当該第1の部材を貫通して画定された複数のアパーチャを含む、請求項1に記載の調整可能なエアフローディフューザ。
  6. 前記第2の部材は、当該第2の部材を貫通して画定されたアパーチャを含む、請求項3に記載の調整可能なエアフローディフューザ。
  7. 前記第2の部材は、その外周の周りに配置された幾つかのテクスチャ要素を更に含む、請求項1に記載の調整可能なエアフローディフューザ。
  8. 呼吸ガスの流れを圧力発生装置からインターフェース装置へ伝達するための送達導管であって、当該送達導管は、
    前記圧力発生装置からの呼吸ガスの前記流れを受ける第1の端部と、
    前記インターフェース装置へ前記流れを伝達する第2の端部と、
    前記第1の端部と前記第2の端部との間の前記流れの中に配置されるように位置決めされた第1の部材と、
    前記第1の部材に移動可能に結合され、前記第1の端部と前記第2の端部との間の前記流れの中に配置されるように位置決めされた前記第2の部材とを含み、前記第2の部材は、(i)前記第1の部材と前記第2の部材とが第1の乱流アレンジメントを形成する前記第1の部材に対する第1の位置と、(ii)前記第1の部材と前記第2の部材とが第2の乱流アレンジメントを形成する前記第1の部材に対する第2の位置とで、選択的に移動可能である、送達導管。
  9. 前記第2の部材は、前記第1の部材に回転可能に結合される、請求項8に記載の送達導管。
  10. 前記第1の部材は、当該第1の部材を貫通して画定されたアパーチャを含む、請求項8に記載の送達導管。
  11. 前記アパーチャは、概して第1の幅から第2の幅へ広がる断面プロファイルを有する、請求項10に記載の送達導管。
  12. 前記第1の部材は、当該第1の部材を貫通して画定された複数のアパーチャを含む、請求項8に記載の送達導管。
  13. 前記第2の部材は、当該第2の部材を貫通して画定されたアパーチャを含む、請求項10に記載の送達導管。
  14. 前記第2の部材は、その外周の周りに配置された幾つかのテクスチャ要素を更に含む、請求項8に記載の送達導管。
  15. 呼吸ガスの流れを拡散する方法であって、当該方法は、
    呼吸ガスの前記流れの中に第1の部材を提供することと、
    呼吸ガスの前記流れの中に第2の部材を提供することと、
    (i)前記第1の部材と前記第2の部材とが第1の乱流アレンジメントを形成する第1の位置から、(ii)前記第1の部材と前記第2の部材とが第2の乱流アレンジメントを形成する第2の位置への、前記第1の部材と前記第2の部材との相対位置を調整することによって、呼吸ガスの前記流れの拡散を促進することと
    を含む、方法。
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