JP2017536008A - アップリンクマルチユーザmimoにおけるストリームごとおよびアンテナごとのサイクリックシフト遅延 - Google Patents

アップリンクマルチユーザmimoにおけるストリームごとおよびアンテナごとのサイクリックシフト遅延 Download PDF

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Abstract

ワイヤレス通信のための方法、装置、およびコンピュータ可読媒体が提供される。一態様では、装置は、複数のアンテナ上で情報の第1のセットを送信するためのCSD値の第1のセットを決定することと、複数のアンテナ上で情報の第2のセットを送信するためのCSD値の第2のセットを決定することと、CSD値の第1のセットに基づいて情報の第1のセットを送信し、CSD値の第2のセットに基づいて情報の第2のセットを送信することと、を行うように構成されるプロセッサを含む。

Description

関連出願の相互参照
[0001]本出願は、それらの全体が参照により本明細書に明確に組み込まれる、2014年10月3日に出願された「Per Stream and Per Anntenna Cyclic Shift Delay in Uplink Multi-User MIMO」と題する米国仮出願第62/059,808号、および2015年9月30日に出願された「PER STREAM AND PER ANTENA CYCLIC SHIFT DELAY IN UPLINK MULTI-USER MIMO」と題する米国特許出願第14/871,925号の利益を主張する。
分野
[0002]本開示は、一般に通信システムに関し、より詳細には、アップリンクマルチユーザ(MU)多入力多出力(MIMO)送信におけるストリームごとおよびアンテナごとの(per stream and per antenna)サイクリックシフト遅延(CSD:cyclic shift delay)に関する。
背景技術
[0003]多くの電気通信システムでは、通信ネットワークは、いくつかの対話している(interacting)空間的に分離されたデバイスの間でメッセージを交換するために使用される。ネットワークは、たとえば、メトロポリタンエリア、ローカルエリア、またはパーソナルエリアであり得る地理的範囲に従って分類され得る。そのようなネットワークは、それぞれ、ワイドエリアネットワーク(WAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、またはパーソナルエリアネットワーク(PAN)と呼ばれるであろう。ネットワークはまた、様々なネットワークノードとデバイスとを相互接続するために使用されるスイッチング/ルーティング技法(たとえば、回線スイッチング(circuit switching)対パケットスイッチング)、送信のために採用される物理媒体のタイプ(たとえば、ワイヤード対ワイヤレス)、および使用される通信プロトコルのセット(たとえば、インターネットプロトコルスイート、同期光ネットワーキング(SONET:Synchronous Optical Networking)、イーサネット(登録商標)など)によって異なる。
[0004]ワイヤレスネットワークは、しばしば、ネットワーク要素がモバイルであり、したがって動的接続性の必要を有するときに、またはネットワークアーキテクチャが、固定ではなくアドホックなトポロジーで形成される場合に好適である。ワイヤレスネットワークは、無線、マイクロ波、赤外線、光などの周波数帯域中の電磁波を使用する非誘導伝搬モード(an unguided propagation mode)では、無形物理媒体を採用する。ワイヤレスネットワークは、有利には、固定ワイヤードネットワークと比較されるとき、ユーザモビリティと迅速なフィールド展開とを可能にする。
[0005]本発明のシステム、方法、コンピュータ可読媒体、およびデバイスは、それぞれいくつかの態様を有し、それらのうちの単一の態様が、単独で、本発明の望ましい属性を担う(responsible)とは限らない。次に、以下の特許請求の範囲によって表される本発明の範囲を限定することなしに、いくつかの特徴が手短に説明される。この説明を考察した後、特に「詳細な説明」と題するセクションを読んだ後、本発明の特徴が、ワイヤレスネットワークにおけるデバイスに利点をどのように提供するかが理解されよう。
[0006]本開示の一態様は、ワイヤレス通信のための装置(たとえば、局(a station))を提供する。本装置は、複数のアンテナ上で情報の第1のセットを送信するためのCSD値の第1のセットを決定するように構成される。本装置は、複数のアンテナ上で情報の第2のセットを送信するためのCSD値の第2のセットを決定するように構成される。本装置は、CSD値の第1のセットに基づいて情報の第1のセットを送信し、CSD値の第2のセットに基づいて情報の第2のセットを送信するように構成される。
[0007]本開示の態様が採用され得る、例示的なワイヤレス通信システムを示す図。 [0008]ワイヤレスネットワーク(たとえば、Wi−Fi(登録商標)ネットワーク)の図。 [0009]アップリンクマルチユーザMIMOのための異なるLTF設計の図。 [0010]情報を送信するためのアンテナごとおよび/またはストリームごとのCSD値を決定する局の図。 [0011]アンテナごとおよび/またはストリームごとのCSD値を使用して情報を送信するための、図1のワイヤレス通信システム内で採用され得るワイヤレスデバイスの機能ブロック図。 [0012]アンテナごとおよび/またはストリームごとのCSD値を使用して情報を送信するためのワイヤレス通信の例示的な方法のフローチャート。 [0013]アンテナごとおよび/またはストリームごとのCSD値を使用して情報を送信するための例示的なワイヤレス通信デバイスの機能ブロック図。
詳細な説明
[0014]添付の図面を参照しながら、新規のシステム、装置、コンピュータプログラム製品、および方法の様々な態様が以下でより十分に説明される。ただし、本開示は、多くの異なる形態で具現化され得、本開示全体にわたって提示される任意の特定の構造または機能に限定されるものと解釈されるべきではない。むしろ、これらの態様は、本開示が周到(thorough)で完全であり、本開示の範囲を当業者に十分に伝えるように与えられるものである。本明細書の教示に基づいて、本開示の範囲は、本発明の任意の他の態様とは無関係にインプリメントされる(implemented)にせよ、本発明の任意の他の態様と組み合わせられるにせよ、本明細書で開示される新規のシステム、装置、コンピュータプログラム製品、および方法のいかなる態様をもカバーすることを意図されることを、当業者は諒解されたい。たとえば、本明細書に記載される態様をいくつ使用しても、装置はインプリメントされ得、または方法は実施され得る。さらに、本発明の範囲は、本明細書に記載される本発明の様々な態様に加えてまたはそれらの態様以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して実施されるそのような装置または方法をカバーすることを意図される。本明細書で開示されるいかなる態様も請求項の1つまたは複数の要素によって具現化され得ることを理解されたい。
[0015]本明細書では特定の態様が説明されるが、これらの態様の多くの変形および置換は本開示の範囲内に入る。好適な態様のいくつかの利益および利点が説明されるが、本開示の範囲は、特定の利益、使用、または目的に限定されることを意図されない。むしろ、本開示の態様は、様々なワイヤレス技術、システム構成、ネットワーク、および送信プロトコルに広く適用可能であることを意図され、それらのうちのいくつかが、例として、図において、および好適な態様についての以下の説明において示される。詳細な説明および図面は、本開示を限定するものではなく説明するものにすぎず、本開示の範囲は、添付の特許請求の範囲およびそれの均等物によって定義される。
[0016]普及している(popular)ワイヤレスネットワーク技術は、様々なタイプのWLANsを含み得る。WLANは、広く使用されるネットワーキングプロトコルを採用して、近くのデバイス(nearby devices)を互いに相互接続するために使用され得る。本明細書で説明される様々な態様は、ワイヤレスプロトコルなど、任意の通信規格に適用され得る。
[0017]いくつかの態様では、ワイヤレス信号は、直交周波数分割多重(OFDM)、直接シーケンススペクトラム拡散(DSSS)通信、OFDMとDSSS通信との組合せ、または他の方式を使用して、802.11プロトコルに従って送信され得る。802.11プロトコルのインプリメンテーション(implementations)は、センサー、メータリング(metering)、およびスマートグリッドネットワークのために使用され得る。有利には、802.11プロトコルをインプリメントするいくつかのデバイスの態様は、他のワイヤレスプロトコルをインプリメントするデバイスよりも少ない電力を消費し得、および/または比較的長い距離、たとえば約1キロメートル以上にわたってワイヤレス信号を送信するために使用され得る。
[0018]いくつかのインプリメンテーションでは、WLANは、ワイヤレスネットワークにアクセスするコンポーネントである様々なデバイスを含む。たとえば、2つのタイプのデバイス、すなわちアクセスポイント(APs)および(局または「STAs」とも呼ばれる)クライアントがあり得る。概して、APはWLANのためのハブまたは基地局として働き得、STAはWLANのユーザとして働く。たとえば、STAはラップトップコンピュータ、携帯情報端末(PDA)、モバイルフォンなどであり得る。一例では、STAは、インターネットまたは他のワイドエリアネットワークへの一般的接続性を取得するためにWi−Fi(たとえば、IEEE802.11プロトコル)準拠ワイヤレスリンクを介してAPに接続する。いくつかのインプリメンテーションでは、STAはAPとして使用されることもある。
[0019]アクセスポイントはまた、ノードB、無線ネットワークコントローラ(RNC)、eノードB、基地局コントローラ(BSC)、基地トランシーバ局(BTS)、基地局(BS)、トランシーバ機能(TF)、無線ルータ、無線トランシーバ、接続ポイント、または何らかの他の用語を備えるか、それらとしてインプリメントされるか、あるいはそれらとして知られていることがある。
[0020]局はまた、アクセス端末(AT)、加入者局、加入者ユニット、移動局、リモート局、リモート端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ機器、または何らかの他の用語を備えるか、それらとしてインプリメントされるか、あるいはそれらとして知られていることがある。いくつかのインプリメンテーションでは、局は、セルラー電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレス接続機能を有するハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された何らかの他の好適な処理デバイスを備え得る。したがって、本明細書で教示される1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラーフォンまたはスマートフォン)、コンピュータ(たとえば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ヘッドセット、ポータブルコンピューティングデバイス(たとえば、パーソナルデータアシスタント(a personal data assistant))、エンターテインメントデバイス(たとえば、音楽またはビデオデバイス、あるいは衛星ラジオ)、ゲームデバイスまたはシステム、全地球測位システムデバイス、あるいはワイヤレス媒体を介して通信するように構成された任意の他の好適なデバイスに組み込まれ得る。
[0021]一態様では、ワイドエリアWLAN(たとえば、Wi−Fi)接続性のために、MIMO方式が使用され得る。MIMOは、マルチパスと呼ばれる電波特性を活用する。マルチパスでは、送信されたデータは、物体(たとえば、壁、ドア、家具)に当たって跳ね返り、異なるルートを通っておよび異なる時間に複数回受信アンテナに達し得る。MIMOを採用するWLANデバイスが、データストリームを、空間ストリーム(またはマルチストリーム)と呼ばれる複数の部分に分割し、各空間ストリームを、別個のアンテナを通して受信WLANデバイス上の対応するアンテナに送信する。
[0022]「関連付ける」または「関連付け」という用語、あるいはそれらの任意の変形態は、本開示のコンテキスト内で可能な最も広い意味を与えられるべきである。例として、第1の装置が第2の装置に関連付けるとき、2つの装置が直接関連付けられ得るか、または中間装置が存在し得ることを理解されたい。簡潔のために、2つの装置間の関連付けを確立するためのプロセスが、装置のうちの1つによる「関連付け要求」と、後続の、他の装置による「関連付け応答」とを必要とする、ハンドシェイクプロトコルを使用して説明される。ハンドシェイクプロトコルが、例として、認証を提供するためのシグナリングなど、他のシグナリングを必要とし得ることが、当業者には理解されよう。
[0023]本明細書における「第1」、「第2」などの名称を使用した要素への言及は、それらの要素の数量または順序を概括的に限定するものでない。むしろ、これらの名称は、本明細書において2つ以上の要素またはある要素の複数の事例を区別する便利な方法として使用される。したがって、第1および第2の要素への言及は、2つの要素のみが採用され得ること、または第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味するものではない。さらに、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指すフレーズは、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」は、A、またはB、またはC、あるいはそれらの任意の組合せ(たとえば、A−B、A−C、B−C、およびA−B−C)をカバーすることを意図される。
[0024]上記で説明されたように、本明細書で説明されるいくつかのデバイスは、たとえば、802.11規格をインプリメントし(implement)得る。そのようなデバイスは、STAとして使用されるのか、APとして使用されるのか、他のデバイスとして使用されるのかにかかわらず、スマートメータリングのためにまたはスマートグリッドネットワークにおいて使用され得る。そのようなデバイスは、センサー適用例を与えるか、またはホームオートメーションにおいて使用され得る。デバイスは、代わりにまたは追加として、ヘルスケアコンテキストにおいて、たとえばパーソナルヘルスケアのために使用され得る。それらはまた、(たとえば、ホットスポットとともに使用するための)拡張された範囲のインターネット接続性を可能にするために、またはマシンツーマシン通信をインプリメントするために、監視のために使用され得る。
[0025]図1は、本開示の態様が採用され得る、例示的なワイヤレス通信システム100を示す。ワイヤレス通信システム100は、ワイヤレス規格、たとえばIEEE802.11規格に従って動作し得る。ワイヤレス通信システム100は、STAs(たとえば、STAs112、114、116、および118)と通信するAP104を含み得る。
[0026]様々なプロセスおよび方法は、AP104とSTAsとの間の、ワイヤレス通信システム100における送信のために使用され得る。たとえば、信号は、OFDM/OFDMA技法に従って、AP104とSTAsとの間で送信および受信され得る。そうである場合、ワイヤレス通信システム100はOFDM/OFDMAシステムと呼ばれることがある。代替的に、信号は、CDMA技法に従って、AP104とSTAsとの間で送信および受信され得る。そうである場合、ワイヤレス通信システム100はCDMAシステムと呼ばれることがある。
[0027]AP104からSTAsのうちの1つまたは複数への送信を可能にする通信リンクはダウンリンク(DL)108と呼ばれることがあり、STAsのうちの1つまたは複数からAP104への送信を可能にする通信リンクはアップリンク(UL)110と呼ばれることがある。代替的に、ダウンリンク108は順方向リンクまたは順方向チャネルと呼ばれることがあり、アップリンク110は逆方向リンクまたは逆方向チャネルと呼ばれることがある。いくつかの態様では、DL通信は、ユニキャストまたはマルチキャストトラフィックインジケーションを含み得る。
[0028]AP104は、いくつかの態様では、AP104が、著しいアナログデジタル変換(ADC)クリッピング雑音を引き起こすことなしに、同時に2つ以上のチャネル上でUL通信を受信し得るように、隣接チャネル干渉(ACI)を抑制し得る。AP104は、たとえば、各チャネルについて別々の有限インパルス応答(FIR)フィルタを有すること、または増大されたビット幅をもつより長いADCバックオフ期間を有することによって、ACIの抑制を改善し得る。
[0029]AP104は、基地局として働き、基本サービスエリア(BSA)102においてワイヤレス通信カバレージを与え得る。BSA(たとえば、BSA102)は、AP(たとえば、AP104)のカバレージエリアである。AP104は、AP104に関連付けられ、通信のためにAP104を使用するSTAsとともに、基本サービスセット(BSS)と呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、中央AP(たとえば、AP104)を有しないことがあり、むしろ、STAs間のピアツーピアネットワークとして機能し得ることに留意されたい。したがって、本明細書で説明されるAP104の機能は、STAsのうちの1つまたは複数によって代替的に実施され得る。
[0030]AP104は、ダウンリンク108などの通信リンクを介して、ワイヤレス通信システム100の他のノード(STAs)にビーコン信号(または単に「ビーコン」)を、1つまたは複数のチャネル(たとえば、各チャネルが周波数帯域幅を含む、複数の狭帯域チャネル)上で送信し得、ビーコン信号は、他のノード(STAs)がそれらのタイミングをAP104と同期させるのを助け得るか、あるいは他の情報または機能を与え得る。そのようなビーコンは周期的に送信され得る。一態様では、連続送信間の期間はスーパーフレームと呼ばれることがある。ビーコンの送信は、いくつかのグループまたは間隔に分割され得る。一態様では、ビーコンは、限定はしないが、共通クロックを設定するためのタイムスタンプ情報、ピアツーピアネットワーク識別子、デバイス識別子、能力(capability)情報、スーパーフレーム持続時間、送信方向情報、受信方向情報、ネイバーリスト、および/または拡張ネイバーリストなどの情報を含み得、それらのうちのいくつかが、以下でさらに詳細に説明される。したがって、ビーコンは、いくつかのデバイスの間で共通である(たとえば、共有される)とともに所与のデバイスに固有である、情報を含み得る。
[0031]いくつかの態様では、STA(たとえば、STA114)は、AP104に通信を送るために、および/またはAP104から通信を受信するために、AP104に関連付けることを必要とされ得る。一態様では、関連付けるための情報が、AP104によってブロードキャストされるビーコン中に含まれる。そのようなビーコンを受信するために、STA114は、たとえば、カバレージ領域にわたって広いカバレージ探索を実行し得る。探索はまた、STA114によって、たとえば、灯台方式で(in a lighthouse fashion)カバレージ領域を探すこと(sweeping)によって実行され得る。関連付けるための情報を受信した後に、STA114は、関連付けプローブまたは要求などの基準信号をAP104に送信し得る。いくつかの態様では、AP104は、たとえば、インターネットまたは公衆交換電話網(PSTN)などのより大きいネットワークと通信するために、バックホールサービスを使用し得る。
[0032]一態様では、STA114は、様々な機能を実行するための1つまたは複数のコンポーネントを含み得る。たとえば、STA114は、STA114に関連付けられたアンテナのセット上で情報の第1のセットを送信するためのCSD値の第1のセットを決定するように構成されたCSDコンポーネント124を含み得る。CSDコンポーネント124は、アンテナのセット上で情報の第2のセットを送信するためのCSD値の第2のセットを決定するように構成され得る。CSDコンポーネント124は、CSD値の第1のセットに基づいて情報の第1のセットを送信し、CSD値の第2のセットに基づいて情報の第2のセットを送信するように構成され得る。
[0033]図2は、ワイヤレスネットワーク(たとえば、IEEE802.11規格を採用するWi−Fiネットワーク)の図200である。図200は、サービスエリア214内でブロードキャスト/送信するAP202を示している。STAs206、208、210、212が、AP202のサービスエリア214内にある(4つのSTAsのみが図2に示されているが、より多いまたはより少ないSTAsがサービスエリア214内にあり得る)。AP202は、STA212に(およびSTAs206、208、210に)トリガメッセージ216を送信し得る。トリガメッセージ216は、STAs206、208、210、212の各々に関係する構成情報を含み得る。
[0034]AP202は、1つまたは複数のフレーム中で1つまたは複数のSTAs(たとえば、STAs206、208、210、212)にシンボル(たとえば、データシンボルまたはロングトレーニングフィールド(LTF)シンボル)204を送信し得、その逆も同様である。フレーム250は、プリアンブル260とデータシンボル298とを含み得る。プリアンブル260は、他の情報の中でも、フレーム250を送信するための変調およびコーディング方式と、送信レートと、時間の長さとを識別する情報をもつフレーム250のヘッダと見なされ得る。たとえば、プリアンブル260は、レガシープリアンブル270と高効率(HE)プリアンブル280とを含み得る(たとえば、HEプリアンブル280は、将来のIEEE802.11規格において使用され得る)。レガシープリアンブル270は、より新しいWi−Fi規格に適合しない製品がフレーム250を復号することを可能にするために、より古いWi−Fi規格のためのヘッダ情報を含んでいることがある。レガシープリアンブル270は、レガシーショートトレーニングフィールド(L−STF)シンボル272、レガシーロングトレーニングフィールド(L−LTF)シンボル274、レガシー信号フィールド(L−SIG)シンボル276、超高スループット信号フィールドA(VHT−SIG−A)シンボル278、および/または他のフィールドを含み得る。レガシープリアンブル270中の様々なフィールドの各々は、1つまたは複数のOFDMシンボルを含み得、1xシンボル持続時間(time duration)(たとえば、3.2μsまたは3.2μsの何らかの倍数のシンボル持続時間)を有し得る。L−STFシンボル272は、マルチ送信およびマルチ受信システムにおける自動利得制御(AGC)を改善するために使用され得る。L−LTFシンボル274は、チャネル推定を実行するために受信機(たとえば、STA206またはAP202)のために必要とされる情報を与えるために使用され得る。L−SIGシンボル276およびVHT−SIG−Aシンボル278は、転送レートおよび長さ情報を与えるために使用され得る。レガシープリアンブル270中のシンボルは、1xシンボル持続時間(たとえば、そのうちの0.8μsがサイクリックプレフィックス(CP)であり得る4μs)を有し得る。
[0035]レガシープリアンブル270に加えて、プリアンブル260はHEプリアンブル280を含み得る。HEプリアンブル280は、将来のWi−Fi規格に関係するヘッダ情報を含んでいることがある。HEプリアンブル280は、HE信号フィールド(HE−SIG)シンボル292、HEショートトレーニングフィールド(HE−STF)シンボル294、1つまたは複数のHEロングトレーニングフィールド(HE−LTF)シンボル296、および/または他のフィールドを含み得る。HE−STFシンボル294は、AGCを改善するために使用され得る。HE−SIGシンボル292は、転送レートおよび長さ情報を与えるために使用され得る。また、HE−LTFシンボル296はチャネル推定のために使用され得る。HE−LTFシンボル296の数は、異なるSTAsからの時空間ストリーム(space-time streams)の数に等しいかまたはそれよりも大きいことがある。たとえば、4つのSTAsがある場合、4つのLTFシンボル(すなわちHE−LTF1、HE−LTF2、HE−LTF3、HE−LTF4)があり得る。フレーム250はまた、たとえばSTA206とAP202の間で通信されるべきユーザデータを含んでいるデータシンボル298のセットを含み得る。データシンボル298とともにHEプリアンブル280はHE部分290を構成し得る。HEプリアンブル280中のシンボルおよびデータシンボル298は、4xシンボル持続時間(たとえば、そのうちの3.2μsがCPであり得る16μs)を有し得る。
[0036]図2中のWi−Fiネットワークなど、Wi−Fiネットワーク内のアップリンクマルチユーザMIMO送信では、各STAはMIMOのための複数の送信アンテナを有し得る。たとえば、STA206は4つの送信アンテナを有し得、STA208は2つの送信アンテナを有し得、STAs210、212はそれぞれ4つの送信アンテナを有し得る。STAs206、208、210、212がAP202に同時に送信した場合、各STAは、他のSTAsからのいくつの送信アンテナがアップリンク送信に参加しているかを知らないことがある。様々な送信のタイミングが互いにオフセットされない限り、偶発的(unintentional)ビームフォーミングが生じ得る。したがって、偶発的ビームフォーミングを回避し、AGC設定を容易にし、特にフラットフェージングシナリオにおいてユーザ/STAsにダイバーシティを与えるために、各STAについて(および各それぞれのSTA内の各アンテナに)アンテナごとおよび/またはストリームごとのCSDをどのように適用すべきかを決定する必要がある。
[0037]図3は、アップリンクマルチユーザMIMOのための異なるLTF設計の図300、330、360を示す。図300は、5つのトーンインターリーブLTFs(たとえば、HE−LTF)を示している。各LTFシンボルはトーンのセットを有する。図300では、各々がそれぞれのインジケータ(たとえば、四角、丸、三角、×)によって示された4つのストリームがある。あらゆるストリームがLTFsの終わりまでにあらゆるトーンを訪れ(visits)(またはあらゆるトーン上で送信され)、これは、LTFごとの位相追跡を可能にする。別の設計では、p行列ベースのLTFが4xシンボル持続時間とともに使用され得る。図330は、4xシンボル持続時間をもつ遅延ベースのLTF(たとえば、HE−LTF)を示している。図330に示されているように、各々が1つのストリームを有する4つのユーザがあると仮定すると、各それぞれのユーザのためのストリームは、3.2μs CPをもつ16μsシンボル持続時間を有し得るOFDMシンボル中で[0,3.2,6.4,9.6]μs遅延だけオフセットされる。また別の設計では、図360は、4xシンボル持続時間をもつ遅延ベースのLTF(たとえば、HE−LTF)を示している。図360に示されているように、各々が1つのストリームを有する2つのユーザがあると仮定すると、各それぞれのユーザのためのストリームは、3.2μs CPをもつ16μsシンボル持続時間を有するOFDMシンボル中で[0,6.4]μs遅延だけオフセットされる。
[0038]図4は、情報(たとえば、レガシープリアンブル270およびHE部分290)を送信するためのアンテナごとおよび/またはストリームごとのCSD値を決定する局の図400、450を示す。図400は、AP(たとえば、AP202)に関連付けられた/AP(たとえば、AP202)によってサービスされる(STAs208、210、212に対応し得る)3つのSTAs410、420、430を示している。STAs410、420、430の各々は4つのアンテナを有し得る。たとえば、STA410は、アンテナ412、414、416、418を有し得る。STA420は、アンテナ422、424、426、428を有し得る。STA430は、アンテナ432、434、436、438を有し得る。同様に、図450は、AP(たとえば、AP202)に関連付けられた(STAs210、212に対応し得る)2つのSTAs460、470を示している。STAs460、470の各々は2つのアンテナを有する。たとえば、STA460はアンテナ462、464を有する。STA470はアンテナ472、474を有する。図400を参照すると、アップリンク送信中に、たとえば、STAs410、420、430のためのアンテナは、AP(たとえば、AP202)に情報を送信し得、その情報は、レガシープリアンブル270と、HEプリアンブル280と、データシンボル298とを含み得る。しかしながら、前に説明されたように、STA410は、たとえば、STAs420、430からのいくつの送信アンテナがアップリンク送信に参加しているかを知らないことがある。前に述べた他の問題の中でも、偶発的ビームフォーミングを回避するために、レガシープリアンブル270、HEプリアンブル280、および/またはデータシンボル298を送信するためにCSDが使用され得る。
[0039]レガシープリアンブルのためのサイクリックシフトは200nsに限定されるので、HEプリアンブルおよびデータシンボルと比較して、レガシープリアンブルに関して異なるCSDオプションが適用され得る。したがって、下記の説明では、レガシープリアンブルのためのCSDオプションと、非レガシープリアンブルおよびデータシンボルのためのCSDオプションとを提示する。
[0040]レガシープリアンブルのためのCSDオプション
[0041]レガシープリアンブルに関して、2つのアンテナごとのCSDオプションが使用され得る。
[0042]アンテナごとのCSDオプション1
[0043]アンテナごとのCSDオプション1では、アップリンク送信は、各STAにユーザCSDオフセットを割り当てることによってオフセットされ得る。図400を参照すると、STAs410、420、430のための4つのアンテナの各々は、AP(たとえば、AP202)に送信すべき情報を有し得、その情報は、たとえば、レガシープリアンブル270を含み得る。STAs410、420、430は、アンテナ構成に基づいて(たとえば、アンテナの数に基づいて)STAsの各々内で事前構成され得る、アンテナごとのCSD値の初期セットを有し得る。たとえば、STA410は、CSD値の初期セット[0 −50 −100 −150]nsを、それぞれ4つのアンテナ412、414、416、418の各々に適用し得る。他のSTAs420、430の各々は、4つのそれぞれのアンテナの各々のためにCSD値の同じ初期セット[0 −50 −100 −150]nsを使用し得る。異なるユーザからの同じ遅延を有することを回避するために、各STAについて異なるCSDオフセットが適用され得る。一構成では、STAs410、420、430は、トリガメッセージ(たとえば、トリガメッセージ216)を介して、それぞれ0ns、−25ns、および−50nsのユーザCSDオフセットを受信し得る。STA410は、ユーザCSDオフセットに基づいて、CSD値の初期セット[0 −50 −100 −150]nsを変更し得る。一態様では、STA410は、0nsユーザCSDオフセットに基づいて、アンテナ412、414、416、418のためのCSD値の初期セット[0 −50 −100 −150]を変更し、CSD値の同じセットを有し得る。STA420は、−25nsユーザCSDオフセットに基づいてCSD値の初期セットを変更し、アンテナ422、424、426、428のためのCSD値のセット[−25 −75 −125 −175]nsを有し得る。STA430は、−50nsユーザCSDオフセットに基づいてCSD値の初期セットを変更し、アンテナ432、434、436、438のためのCSD値のセット[−50 −100 −150 −200]nsを有する。一態様では、CSD値の初期セット[0 −50 −100 −150]は、アンテナ構成に基づいて、STAs410、420、430の各々に事前構成され得る。一態様では、ユーザCSDオフセットは、AP202からシグナリングをスケジュールする際に示され得るユーザインデックスに基づいて、STAs410、420、430によって決定され得る。たとえば、AP202が、STA410へのシグナリングをスケジュールする際に0のユーザインデックスを送信するとき、0のユーザインデックスは、0nsのユーザCSD値に対応し得る。1のユーザインデックスは、−25nsのユーザCSD値に対応し得る、などである。一態様では、STA410は、どのユーザインデックスがどのCSD値に対応するかを示すテーブルを有し得、STA410は、そのテーブルに基づいて、ユーザインデックスを受信すると、どのCSD値を使用すべきかを決定し得る。別の態様では、ユーザCSD値は、AP202からのトリガメッセージ216中で送信され得る。ユーザごとのCSDオフセットに基づいてCSD遅延に時間ダイバーシティを追加することによって、アップリンク送信についての偶発的ビームフォーミングの可能性が低減され得る。この例は4つのアンテナを示しているが、より多いまたはより少ないアンテナが使用され得、CSD値の異なる初期セットも使用され得る。
[0044]一態様では、STAs410、420、430の各々のためのユーザごとのCSDオフセット/値は0であり得る。この態様では、STAs410、420、430の各々は、同じアンテナごとのCSD(たとえば、すべてのSTAsについて送信アンテナの数が4である場合、[0 −50 −100 −150]ns)を適用し得る。異なるユーザは異なる送信電力を使用して送信し得るので、いくつかの事例では、ユーザの間で同じ遅延を有することは、特にサービスエリアが3つ以上のユーザを有するとき、ビームフォーミング(または過度のビームフォーミング)を生じないことがある。より多数のSTAs/ユーザでは、異なるSTAsの間での送信の、異なる到着間(inter-arrival)時間による線形シフトがあり得、これは、偶発的ビームフォーミングの確率が低減され得るように、STA/ユーザ送信をオフセットし得る。
[0045]アンテナごとのCSDオプション2
[0046]アンテナごとのCSDオプション2では、アップリンク送信は、各STAに割り振られた時空間ストリームの数に従って、STAsの各々に1つまたは複数のCSD値を割り当てる/割り振ることによってオフセットされ得る。たとえば、図4中の図450を参照すると、STAs460、470はAP202によってサービスされており、AP202は、STAs460、470をサポートする4つのアンテナを有すると仮定する。STAs460、470の各々は2つのアンテナを有する。この例では、STA460は、STA460に関連付けられたレガシープリアンブル270を送信するための2つのストリームを割り当てられ得、STA470は、STA470に関連付けられたレガシープリアンブル270を送信するための1つのストリームを割り当てられ得る。STA460は、0nsおよび−50nsであり得る、CSD値の初期セットからの2つのCSD値を割り当てられ得る。STA460は、これらのCSD値を、それぞれアンテナ462、464に適用し得る。マルチユーザMIMOストリームの第3のストリームに対応する1つの時空間ストリーム(Nsts=1)を有し得るSTA470は、−100nsであり得る、CSD値の初期セットからの第3のCSD値を割り当てられ得る。STA470は2つのアンテナ472、474を有するので、STA470は、STA470のためのアンテナ472、474の両方に対する−100nsに対応する空間マッピング行列[1;1]を介して、−100ns CSD値を2つのアンテナ472、474にマッピングし得る。この態様では、空間ストリームの数が所与のSTA/ユーザのためのアンテナの数よりも小さいとき、アンテナは同じCSD値を有し得る。さらに、このオプションでは、割り当てられた/割り振られたCSD値は、部分的に、各STAがCSD値を割り振られる順序によって決定され得る。たとえば、STA460が最初にCSD値を割り当てられ、STA470が2番目にCSD値を割り当てられる場合、STA460は、0nsおよび−50nsのCSD値を割り当てられ得、STA470は、CSD値−100nsを割り当てられ得る。対照的に、STA470が最初にCSD値を割り当てられ、STA460が2番目にCSD値を割り当てられる場合、STA470はCSD値0nsを割り当てられ得、STA460は、−50nsおよび−100nsのCSD値を割り当てられ得る。このオプションでは、STAs460、470の各々は、AP202からの受信された空間ストリーム割振り情報から、割り当てられたCSD値を導出し得る。受信された空間ストリーム割振り情報は、たとえば、トリガメッセージ216中で、またはAP202からの別のメッセージ/パケット中で受信され得る。この例は、4つのアンテナをもつAPと2つのアンテナをもつSTAsとを使用しているが、他の構成が使用され得る。
[0047]非レガシー情報のためのCSDオプション
[0048]非レガシー情報(たとえば、HEプリアンブル280およびデータシンボル298)では、アンテナごとおよびストリームごとのCSDオプションが利用可能である。
[0049]ストリームごとのCSD
[0050]HEプリアンブル280とデータシンボル298とを含み得る非レガシー情報は、ストリームごとのCSDをもつ空間ストリーム中で送信され得る。たとえば、図4の図450参照すると、STA460は、HEプリアンブル280を送信するための2つの空間ストリーム、すなわち、ストリームAおよびストリームBを決定/識別し得る。STA460は、ストリームAおよびストリームBの各々のためのストリームごとのCSD値を決定し得る。たとえば、ストリームAは、0ns CSD値を与えられ得、ストリームBは、−400ns CSD値を与えられ得る。したがって、ストリームAは、時間0において送信され得、ストリームBは、ストリームAと比較して400nsサイクリック遅延を伴って送信され得る。ストリームごとのCSDは、たとえば、P行列ベースのLTFsならびに図300、330、および360に関して説明されたものなど、HE−LTFsに関して使用され得る。しかしながら、ユーザを分離するために(CP長さの倍数に等しい)遅延を使用する、図330中の遅延ベースのLTFでは、ストリームごとのCSDをさらに適用することは、ユーザが少なくともCP長さの2倍(2x)の遅延だけ分離されない限り、異なるユーザチャネルを互いに衝突させることがある。したがって、4xシンボル持続時間をもつシンボルでは、図360に示されたLTF設計が、図330に示されたLTF設計よりも好ましいことがある。
[0051]ストリームごとのCSDに加えて、アンテナごとのCSDが、HEプリアンブル280中のシンボルおよびデータシンボル298に適用され得る。
[0052]アンテナごとのCSDオプション1
[0053]アンテナごとのCSDオプション1では、アップリンク送信は、各STAにユーザCSDオフセットを割り当てることによってオフセットされ得る。図400を参照すると、STAs410、420、430のための4つのアンテナの各々は、APに送信すべき情報を有し得、その情報は、たとえば、HEプリアンブル280および/またはデータシンボル298を含み得る。STAs410、420、430は、アンテナ構成に基づいて(たとえば、アンテナの数に基づいて)STAsの各々内で事前構成され得る、アンテナごとのCSD値の初期セットを有し得る。たとえば、STA410は、CSD値の初期セット[0 −400 −200 −600]nsを、それぞれ4つのアンテナ412、414、416、418の各々に適用し得る。他のSTAs420、430の各々は、4つのそれぞれのアンテナの各々のためにCSD値の同じ初期セット[0 −400 −200 −600]nsを使用し得る。異なるアンテナからの同じ遅延を有することを回避するために、各STAについて異なるCSDオフセットが適用され得る。一構成では、STAs410、420、430は、トリガメッセージ(たとえば、トリガメッセージ216)を介して、それぞれ0ns、−50ns、および−100nsのユーザCSDオフセットを受信し得る。STA410は、ユーザCSDオフセットに基づいて、CSD値の初期セット[0 −400 −200 −600]nsを変更し得る。一態様では、STA410は、0nsユーザCSDオフセットに基づいて、アンテナ412、414、416、418のためのCSD値の初期セット[0 −400 −200 −600]を変更し、CSD値の同じセットを有し得る。STA420は、−50nsユーザCSDオフセットに基づいてCSD値の初期セットを変更し、アンテナ422、424、426、428のためのCSD値のセット[−50 −450 −250 −650]nsを有し得る。STA430は、−100nsユーザCSDオフセットに基づいてCSD値の初期セットを変更し、アンテナ432、434、436、438のためのCSD値のセット[−100 −500 −300 −700]nsを有する。一態様では、CSD値の初期セット[0 −400 −200 −600]は、アンテナ構成に基づいて、STAs410、420、430の各々に事前構成され得る。一態様では、ユーザCSDオフセットは、AP202からシグナリングをスケジュールする際に示され得るユーザインデックスに基づいて、STAs410、420、430によって決定され得る。たとえば、AP202が、STA410へのシグナリングをスケジュールする際に0のユーザインデックスを送信するとき、0のユーザインデックスは、0のユーザCSD値に対応し得る。1のユーザインデックスは、−50nsのユーザCSD値に対応し得る、などである。別の態様では、ユーザCSD値は、AP202からのトリガメッセージ216中で送信され得る。ユーザごとのCSDオフセットに基づいてCSD遅延に時間ダイバーシティを追加することによって、アップリンク送信についての偶発的ビームフォーミングの可能性が低減され得る。この例は4つのアンテナを示しているが、より多いまたはより少ないアンテナが使用され得、CSD値の異なる初期セットも使用され得る。
[0054]一態様では、STAs410、420、430の各々のためのユーザごとのCSDオフセット/値は0であり得る。この態様では、STAs410、420、430の各々は、同じアンテナごとのCSD(たとえば、すべてのSTAsについて送信アンテナの数が4である場合、[0 −400 −200 −600]ns)を適用し得る。異なるユーザは異なる送信電力を使用して送信し得るので、いくつかの事例では、ユーザの間で同じ遅延を有することは、特にサービスエリアが3つ以上のユーザを有するとき、ビームフォーミング(または過度のビームフォーミング)を生じないことがある。より多数のSTAs/ユーザでは、異なるSTAsの間での送信の異なる到着間時間による線形シフトがあり得、これは、偶発的ビームフォーミングの確率が低減され得るように、STA/ユーザ送信をオフセットし得る。
[0055]アンテナごとのCSDオプション2
[0056]アンテナごとのCSDオプション2では、アップリンク送信は、各STAに割り振られた時空間ストリームの数に従って、STAsの各々に1つまたは複数のCSD値を割り当てる/割り振ることによってオフセットされ得る。たとえば、図4中の図450を参照すると、STAs460、470はAP202によってサービスされており、AP202は、STAs460、470をサポートする4つのアンテナを有すると仮定する。STAs460、470の各々は2つのアンテナを有する。この例では、STA460は、HEプリアンブル280および/またはデータシンボル298を送信するための2つのストリームを割り当てられ得、STA470は、HEプリアンブル280および/またはデータシンボル298を送信するための1つのストリームを割り当てられ得る。STA460は、0nsおよび−400nsであり得る、CSD値の初期セットからの2つのCSD値を割り当てられ得る。STA460は、これらのCSD値を、それぞれアンテナ462、464に適用し得る。マルチユーザMIMOストリームの第3のストリームに対応する1つの時空間ストリーム(Nsts=1)を有し得るSTA470は、−200nsであり得る、CSD値の初期セットからの第3のCSD値を割り当てられ得る。STA470は2つのアンテナ472、474を有するので、STA470は、STA470のためのアンテナ472、474の両方に対する−200nsに対応する空間マッピング行列[1;1]を介して、−200ns CSD値を2つのアンテナ472、474にマッピングし得る。この態様では、空間ストリームの数が所与のSTA/ユーザのためのアンテナの数よりも小さいとき、アンテナは同じCSD値を有し得る。さらに、このオプションでは、割り当てられた/割り振られたCSD値は、部分的に、各STAがCSD値を割り振られる順序によって決定され得る。このオプションでは、STAs460、470の各々は、AP202からの受信された空間ストリーム割振り情報から、割り当てられたCSD値を導出し得る。受信された空間ストリーム割振り情報は、たとえば、トリガメッセージ216中で、またはAP202からの別のメッセージ/パケット中で受信され得る。この例は、4つのアンテナをもつAPと2つのアンテナをもつSTAsとを使用しているが、他の構成が使用され得る。
[0057]態様としてでは、非レガシー情報は、4xシンボル持続時間(たとえば、16μs)をもつシンボル中で送信され得るが、レガシー情報は、1xシンボル持続時間(たとえば、4μs)をもつシンボル中で送信され得る。したがって、4xシンボル持続時間をもつ非レガシー情報のためのストリームごとのCSD値またはアンテナごとのCSD値は、1xシンボル持続時間をもつ非レガシー情報のためのCSD値よりも4倍大きいことがある。たとえば、4x持続時間をもつ非レガシー情報のためのCSD値は1.6μsであり得、1x持続時間をもつ非レガシー情報のためのCSD値は0.4μsであり得る。CSD値を決定するための基準は、どのCSD値が、ADCにおいて量子化および飽和を最小限に抑えるかと、どのCSD値が、測定されたSTF電力とデータ電力との間の差を最小限に抑えるかとに依存し得る。各マルチストリーム送信事例について、加法性白色ガウス雑音(additional white Gaussian noise)(たとえば、ランダム位相をもつフラットフェージング)、チャネルモデルD見通し外(channel model D non-line-of-sight)(D−NLOS)、およびアーバンマイクロ(UMi)NLOSにわたって最もうまく動作するCSD組合せが選好され得る。
[0058]図5は、アンテナごとおよび/またはストリームごとのCSD値を使用して情報を送信するための、図1のワイヤレス通信システム100内で採用され得るワイヤレスデバイス502の機能ブロック図である。ワイヤレスデバイス502は、本明細書で説明される様々な方法をインプリメントするように構成され得るデバイスの一例である。たとえば、ワイヤレスデバイス502は、STAs112、114、116、118であり得る。
[0059]ワイヤレスデバイス502は、ワイヤレスデバイス502の動作を制御するプロセッサ504を含み得る。プロセッサ504は中央処理ユニット(CPU)と呼ばれることもある。読取り専用メモリ(ROM)とランダムアクセスメモリ(RAM)の両方を含み得るメモリ506は、命令とデータとをプロセッサ504に与え得る。メモリ506の一部は不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)をも含み得る。プロセッサ504は、一般に、メモリ506内に記憶されたプログラム命令に基づいて論理演算と算術演算とを実行する。メモリ506中の命令は、本明細書で説明される方法をインプリメントするために(たとえば、プロセッサ504によって)実行可能であり得る。
[0060]プロセッサ504は、1つまたは複数のプロセッサを用いてインプリメントされた処理システムを備えるか、またはそれのコンポーネントであり得る。1つまたは複数のプロセッサは、汎用マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、コントローラ、状態機械、ゲート論理、個別ハードウェアコンポーネント、専用ハードウェア有限状態機械、あるいは情報の計算または他の操作を実行することができる任意の他の好適なエンティティの任意の組合せを用いてインプリメントされ得る。
[0061]処理システムは、ソフトウェアを記憶するための機械可読媒体をも含み得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語などの名称にかかわらず、任意のタイプの命令を意味すると広く解釈されたい。命令は、(たとえば、ソースコード形式、バイナリコード形式、実行可能コード形式、または任意の他の好適なコード形式の)コードを含み得る。命令は、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるとき、本明細書で説明される様々な機能を処理システムに実行させる。
[0062]ワイヤレスデバイス502はハウジング508をも含み得、ワイヤレスデバイス502は、ワイヤレスデバイス502とリモートデバイスとの間のデータの送信および受信を可能にするために、送信機510および/または受信機512を含み得る。送信機510と受信機512とは組み合わせられてトランシーバ514になり得る。アンテナ516は、ハウジング508に取り付けられ、トランシーバ514に電気的に結合され得る。ワイヤレスデバイス502は、複数の送信機、複数の受信機、複数のトランシーバ、および/または複数のアンテナをも含み得る。
[0063]ワイヤレスデバイス502は、トランシーバ514または受信機512によって受信された信号のレベルを検出および定量化するために使用され得る信号検出器518をも含み得る。信号検出器518は、そのような信号を、総エネルギー、シンボルごとのサブキャリア当たりのエネルギー、電力スペクトル密度、および他の信号として検出し得る。ワイヤレスデバイス502は、信号を処理する際に使用するためのデジタル信号プロセッサ(DSP)520をも含み得る。DSP520は、送信のためのパケットを生成するように構成され得る。いくつかの態様では、パケットは、物理レイヤコンバージェンスプロシージャ(PLCP)プロトコルデータユニット(PPDU)を備え得る。
[0064]ワイヤレスデバイス502は、いくつかの態様ではユーザインターフェース522をさらに備え得る。ユーザインターフェース522は、キーパッド、マイクロフォン、スピーカー、および/またはディスプレイを備え得る。ユーザインターフェース522は、ワイヤレスデバイス502のユーザに情報を搬送し、および/またはそのユーザから入力を受信する、任意の要素またはコンポーネントを含み得る。
[0065]ワイヤレスデバイス502がSTA(たとえば、STA114、STA206)としてインプリメントされるとき、ワイヤレスデバイス502はCSDコンポーネント324をも備え得る。CSDコンポーネント324は、複数のアンテナ上で情報の第1のセットを送信するためのCSD値の第1のセットを決定するように構成され得る。CSDコンポーネント324は、複数のアンテナ上で情報の第2のセットを送信するためのCSD値の第2のセットを決定するように構成され得る。CSDコンポーネント324は、CSD値の第1のセットおよび第2のセットに基づいて、情報の第1のセットおよび第2のセットを送信するように構成され得る。一構成では、CSDコンポーネント324は、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することによって、ユーザCSDオフセットを決定することによって、および、決定されたユーザCSDオフセットに基づいて、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を変更することによって、CSD値の第1のセットを決定し得る。一構成では、CSDコンポーネント324は、少なくとも1つの割り当てられたCSD値を決定することと、決定された少なくとも1つの割り当てられたアンテナCSD値に基づいて、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することとによって、CSD値の第1のセットを決定し得る。別の構成では、CSDコンポーネント324は、複数のアンテナ上で情報の第2のセットを送信するためのCSD値の第3のセットを決定し、CSD値の第2のセットと第3のセットとに基づいて、情報の第2のセットを送信するようにさらに構成され得る。別の構成では、CSDコンポーネント324は、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することによって、ユーザCSDオフセットを決定することによって、および、決定されたユーザCSDオフセットに基づいて、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を変更することによって、CSD値の第3のセットを決定するように構成され得る。別の構成では、CSDコンポーネント324は、少なくとも1つの割り当てられたCSD値を決定し、決定された少なくとも1つの割り当てられたCSD値に基づいて、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定するように構成され得る。別の構成では、ストリームCSD値は、1x持続時間をもつシンボルのCSD値よりも4倍大きいことがある。別の構成では、アンテナCSD値は、1x持続時間をもつシンボルのCSD値よりも4倍大きいことがある。
[0066]ワイヤレスデバイス502の様々なコンポーネントは、バスシステム526によって互いに結合され得る。バスシステム526は、たとえば、データバス、ならびに、データバスに加えて、電力バス、制御信号バス、およびステータス信号バスを含み得る。ワイヤレスデバイス502のコンポーネントは、何らかの他の機構を使用して、互いに結合されるか、あるいは互いに入力を受け付けるかまたは互いに入力を与え得る。
[0067]いくつかの別個のコンポーネントが図5に示されているが、それらのコンポーネントのうちの1つまたは複数は、組み合わせられるかまたは共通にインプリメントされ得る。たとえば、プロセッサ504は、プロセッサ504に関して上記で説明された機能をインプリメントするためだけでなく、信号検出器518、DSP520、ユーザインターフェース522、および/またはCSDコンポーネント524に関して上記で説明された機能をインプリメントするためにも使用され得る。さらに、図5に示されたコンポーネントの各々は、複数の別個の要素を使用してインプリメントされ得る。
[0068]図6は、アンテナごとおよび/またはストリームごとのCSD値を使用して情報を送信するためのワイヤレス通信の例示的な方法600のフローチャートである。方法600は、装置(たとえば、STA114、STA212、または、たとえば、ワイヤレスデバイス302)を使用して実行され得る。方法600は図5のワイヤレスデバイス502の要素に関して以下で説明されるが、本明細書で説明されるステップのうちの1つまたは複数をインプリメントするために他のコンポーネントが使用され得る。図6において、点線で示されたブロックは随意の動作を表す。
[0069]ブロック605において、本装置は、複数のアンテナ上で情報の第1のセットを送信するためのCSD値の第1のセットを決定する。たとえば、図2および図4を参照すると、本装置はSTA410であり得、情報の第1のセットはレガシープリアンブル270であり得る。一態様では、STA410は、送信のためのレガシープリアンブル270を有し得る。STA410は、トリガメッセージ216中でAP202からユーザCSDオフセットを受信し得る。STA410は、4つのアンテナ412、414、416、418の各々のためのCSD値の初期セット[0 −50 −100 −150]nsを決定し得る。CSD値の初期セットは、STA410において事前構成され得る。トリガメッセージ216に基づいて、STA410は、(たとえば、1に設定されたユーザインデックスに基づいて)−25nsのユーザCSDオフセットを決定し得る。STA410は、アンテナCSD値のセット[−25 −75 −125 −175]nsを決定するために、CSD値の初期セットを変更し得る。別の例では、本装置はSTA460であり得る。STA460は、送信のためのレガシープリアンブル270(情報の第1のセット)を有し得る。この例では、STA460は、2つの割り当てられた値[0 −50]nsを受信し、アンテナ462が0nsのCSD値を有し、アンテナ464が−50nsのCSD値を有すると決定し得る。
[0070]ブロック610において、本装置は、複数のアンテナ上で情報の第2のセットを送信するためのCSD値の第2のセットを決定し得る。たとえば、図2および図4を参照すると、本装置はSTA460であり得、情報の第2のセットはHEプリアンブル280であり得る。一例では、STA460は、送信のためのHEプリアンブル280(たとえば、HE−LTFシンボル296)を有し得る。HEプリアンブル280は、2つのストリーム、すなわちストリームAおよびストリームB中で送信され得る。STA460は、HEプリアンブル280を送信するためのストリームの数(たとえば、2つのストリーム)を識別することによって、および、ストリーム、すなわちストリームAおよびBの各々のためのストリームごとのCSD値をそれぞれ決定することによって、ストリームごとのCSDを適用し得る。ストリームAは、0nsのストリームCSD値を有し得、ストリームBは、−400nsのストリームCSD値を有し得る。別の例では、STA460はアンテナごとのCSDを適用し得る。
[0071]ブロック615において、本装置は、複数のアンテナ上で情報の第2のセットを送信するためのCSD値の第3のセットを決定し得る。たとえば、図2および図4を参照すると、本装置はSTA460であり得、情報の第2のセットはHEプリアンブル280であり得る。一態様では、STA460は、HEプリアンブル280を送信するためのアンテナごとのCSDを適用し得る。この例では、STA460は、AP202からトリガメッセージ216を受信し得、トリガメッセージ216は、−50nsのユーザCSDオフセットを示し得る。トリガメッセージ216に基づいて、STA460は、−50nsのユーザCSDオフセットを決定し得る。STA410は、HEプリアンブル280を送信するためのアンテナCSD値のセット[−50 −450]nsを決定するために、ブロック610に基づいて[0 −400]であり得る、CSD値のセットを変更し得る。別の態様では、CSD値の第2のセットはアンテナごとのCSDであり得、CSD値の第3のセットはストリームごとのCSDであり得る。
[0072]ブロック620において、本装置は、CSD値の第1のセットに基づいて情報の第1のセットを送信し、CSD値の第2のセットに基づいて情報の第2のセットを送信し得る。一構成では、本装置は、CSD値の第2のセットと第3のセットとに基づいて情報の第2のセットを送信し得る。たとえば、図2および図4を参照すると、STA460は、アンテナごとのCSD値のセット[0 −50]nsに基づいてレガシープリアンブル270を送信し、STA460のための、ストリームごとのCSD値のセット[0 −400]nsと、−50nsのアンテナごとのCSD値とに基づいて決定された、CSD値[−50 −450]nsに基づいてHEプリアンブル280を送信し得る。
[0073]図7は、アンテナごとおよび/またはストリームごとのCSD値を使用して情報を送信するための例示的なワイヤレス通信デバイス700の機能ブロック図である。ワイヤレス通信デバイス700は、受信機705と、処理システム710と、送信機715とを含み得る。処理システム710は、CSDコンポーネント724および/またはフレーム生成コンポーネント726を含み得る。一態様では、フレーム生成コンポーネント726は、送信されるべきフレームを生成するように構成され得る。フレーム生成コンポーネント726は、送信されるべきフレームに関連付けられたレガシープリアンブルとHEプリアンブルとデータとを生成し得る。フレーム生成コンポーネント726は、送信されるべきフレームをCSDコンポーネント724に与え得る。1.処理システム710および/またはCSDコンポーネント724は、複数のアンテナ上で情報の第1のセットを送信するためのCSD値の第1のセットを決定するように構成され得る。処理システム710および/またはCSDコンポーネント724は、複数のアンテナ上で情報の第2のセットを送信するためのCSD値の第2のセットを決定するように構成され得る。処理システム710、CSDコンポーネント724、および/または送信機715は、CSD値の第1のセットに基づいて情報の第1のセットを送信し、CSD値の第2のセットに基づいて情報の第2のセットを送信するように構成され得る。一構成では、処理システム710および/またはCSDコンポーネント724は、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することによって、ユーザCSDオフセットを決定することによって、および、決定されたユーザCSDオフセットに基づいて、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を変更することによって、CSD値の第1のセットを決定するように構成され得る。別の構成では、処理システム710および/またはCSDコンポーネント724は、少なくとも1つの割り当てられたCSD値を決定することによって、および、決定された少なくとも1つの割り当てられたアンテナCSD値に基づいて、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することによって、CSD値の第1のセットを決定するように構成され得る。別の構成では、処理システム710および/またはCSDコンポーネント724は、情報の第2のセットを送信するための複数のストリームを識別することによって、および複数のストリームの各ストリームのためのストリームCSD値を決定することによって、CSD値の第2のセットを決定するように構成され得る。一態様では、4x持続時間をもつシンボルのためのストリームCSD値は、1x持続時間をもつ非レガシーシンボルのCSD値よりも4倍大きいことがある。別の構成では、処理システム710および/またはCSDコンポーネント724は、複数のアンテナ上で情報の第2のセットを送信するためのCSD値の第3のセットを決定するように構成され得る。この構成では、情報の第2のセットは、CSD値の第2のセットと第3のセットとに基づいて送信され得る。別の構成では、処理システム710および/またはCSDコンポーネント724は、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することによって、ユーザCSDオフセットを決定することによって、および、決定されたユーザCSDオフセットに基づいて、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を変更することによって、CSD値の第3のセットを決定するように構成され得る。一態様では、4x持続時間をもつシンボルのためのアンテナCSD値は、1x持続時間をもつ非レガシーシンボルのCSD値よりも4倍大きいことがある。別の構成では、処理システム710および/またはCSDコンポーネント724は、少なくとも1つの割り当てられたCSD値を決定することによって、および、決定された少なくとも1つの割り当てられたCSD値に基づいて、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することによって、CSD値の第3のセットを決定するように構成され得る。
[0074]受信機705、処理システム710、CSDコンポーネント724、フレーム生成コンポーネント726、および/または送信機715は、図6のブロック605、610、615、および620に関して上記で説明された1つまたは複数の機能を実行するように構成され得る。受信機705は受信機512に対応し得る。処理システム710はプロセッサ504に対応し得る。送信機715は送信機510に対応し得る。CSDコンポーネント724は、CSDコンポーネント124および/またはCSDコンポーネント524に対応し得る。
[0075]一構成では、ワイヤレス通信デバイス700は、複数のアンテナ上で情報の第1のセットを送信するためのCSD値の第1のセットを決定するための手段を含み得る。ワイヤレス通信デバイス700は、複数のアンテナ上で情報の第2のセットを送信するためのCSD値の第2のセットを決定するための手段を含み得る。ワイヤレス通信デバイス700は、CSD値の第1のセットに基づいて情報の第1のセットを送信し、CSD値の第2のセットに基づいて情報の第2のセットを送信するための手段を含み得る。一構成では、CSD値の第1のセットを決定するための手段は、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、ユーザCSDオフセットを決定することと、決定されたユーザCSDオフセットに基づいて、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を変更することと、を行うように構成され得る。別の構成では、CSD値の第1のセットを決定するための手段は、少なくとも1つの割り当てられたCSD値を決定することと、決定された少なくとも1つの割り当てられたアンテナCSD値に基づいて、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、を行うように構成され得る。別の構成では、CSD値の第2のセットを決定するための手段は、情報の第2のセットを送信するための複数のストリームを識別することと、複数のストリームの各ストリームのためのストリームCSD値を決定することと、を行うように構成され得る。別の構成では、ワイヤレス通信デバイス700は、複数のアンテナ上で情報の第2のセットを送信するためのCSD値の第3のセットを決定するための手段を含み得る。この構成では、情報の第2のセットは、CSD値の第2のセットと第3のセットとに基づいて送信され得る。別の構成では、CSD値の第3のセットを決定するための手段は、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、ユーザCSDオフセットを決定することと、決定されたユーザCSDオフセットに基づいて、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を変更することと、を行うように構成され得る。別の構成では、CSD値の第3のセットを決定するための手段は、少なくとも1つの割り当てられたCSD値を決定することと、決定された少なくとも1つの割り当てられたCSD値に基づいて、複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、を行うように構成され得る。一態様では、4x持続時間をもつシンボルのためのストリームCSD値は、1x持続時間をもつ非レガシーシンボルのCSD値よりも4倍大きいことがある。別の態様では、4x持続時間をもつシンボルのためのアンテナCSD値は、1x持続時間をもつ非レガシーシンボルのCSD値よりも4倍大きいことがある。
[0076]たとえば、CSD値の第1のセットを決定するための手段は、CSDコンポーネント724および/または処理システム710を備え得る。CSD値の第2のセットを決定するための手段は、CSDコンポーネント724および/または処理システム710を備え得る。情報の第1のセットと情報の第2のセットとを送信するための手段は、CSDコンポーネント724、処理システム710、および/または送信機715を備え得る。CSD値の第3のセットを決定するための手段は、CSDコンポーネント724および/または処理システム710を備え得る。
[0077]上記で説明された方法の様々な動作は、(1つまたは複数の)様々なハードウェアおよび/またはソフトウェアコンポーネント、回路、および/または(1つまたは複数の)モジュールなど、それらの動作を実行することが可能な任意の好適な手段によって実行され得る。概して、図に示されたどの動作も、その動作を実行することが可能な対応する機能的手段によって実行され得る。
[0078]本開示に関して説明された様々な例示的な論理ブロック、コンポーネント、および回路は、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGAまたは他のPLD、個別ゲートまたはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、あるいは本明細書で説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いてインプリメントまたは実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の商業的に利用可能なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラまたは状態機械であり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは任意の他のそのような構成としてインプリメントされ得る。
[0079]1つまたは複数の態様では、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せでインプリメントされ得る。ソフトウェアでインプリメントされる場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、コンパクトディスク(CD)−ROM(CD−ROM)または他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送または記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。したがって、コンピュータ可読媒体は非一時的コンピュータ可読媒体(たとえば、有形媒体)を備える。
[0080]本明細書で開示された方法は、説明された方法を達成するための1つまたは複数のステップまたはアクションを備える。本方法のステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに交換され得る。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく変更され得る。
[0081]したがって、いくつかの態様は、本明細書で提示された動作を実行するためのコンピュータプログラム製品を備え得る。たとえば、そのようなコンピュータプログラム製品は、命令をその上に記憶した(および/または符号化した)コンピュータ可読媒体を備え得、その命令は、本明細書で説明された動作を実行するために1つまたは複数のプロセッサによって実行可能である。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品はパッケージング材料を含み得る。
[0082]さらに、本明細書で説明された方法および技法を実行するためのコンポーネントおよび/または他の適切な手段は、ダウンロードされ、および/またはそうでなければ、適用可能な場合にユーザ端末および/または基地局によって取得され得ることを諒解されたい。たとえば、そのようなデバイスは、本明細書で説明された方法を実行するための手段の転送を可能にするためにサーバに結合され得る。代替的に、本明細書で説明された様々な方法は、ユーザ端末および/または基地局が記憶手段をデバイスに結合するかまたは与えると様々な方法を得ることができるように、記憶手段(たとえば、RAM、ROM、CDまたはフロッピーディスクなどの物理的記憶媒体など)によって提供され得る。その上、本明細書で説明された方法および技法をデバイスに与えるための任意の他の好適な技法が利用され得る。
[0083]特許請求の範囲は、上記に示された厳密な構成およびコンポーネントに限定されないことを理解されたい。上記で説明された方法および装置の構成、動作および詳細において、特許請求の範囲から逸脱することなく、様々な改変、変更および変形が行われ得る。
[0084]上記は本開示の態様を対象とするが、本開示の他の態様およびさらなる態様は、それの基本的範囲から逸脱することなく考案され得、それの範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。
[0085]以上の説明は、当業者が本明細書で説明された様々な態様を実施することができるようにするために提供されたものである。これらの態様への様々な変更は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義された一般的原理は他の態様に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された態様に限定されることを意図されるものではなく、クレーム文言に矛盾しない全範囲を与えられるべきであり、ここにおいて、単数形の要素への言及は、特にそのように明記されていない限り、「唯一無二の」を意味するものではなく、「1つまたは複数の」を意味するものである。別段に明記されていない限り、「いくつか(some)」という用語は1つまたは複数を指す。当業者に知られている、または後に知られることになる、本開示全体にわたって説明された様々な態様の要素のすべての構造的および機能的等価物は、参照により本明細書に明確に組み込まれ、特許請求の範囲に包含されることを意図されるものである。その上、本明細書で開示されたいかなることも、そのような開示が特許請求の範囲に明示的に具陳されているかどうかにかかわらず、公に供するものではない。いかなるクレーム要素も、その要素が「ための手段」というフレーズを使用して明確に具陳されていない限り、または方法クレームの場合には、その要素が「ためのステップ」というフレーズを使用して具陳されていない限り、米国特許法第112条(f)の規定の下で解釈されるべきではない。

Claims (30)

  1. 局のためのワイヤレス通信の方法であって、
    複数のアンテナ上で情報の第1のセットを送信するためのサイクリックシフト遅延(CSD)値の第1のセットを決定することと、
    前記複数のアンテナ上で情報の第2のセットを送信するためのCSD値の第2のセットを決定することと、
    CSD値の前記第1のセットに基づいて情報の前記第1のセットを送信し、CSD値の前記第2のセットに基づいて情報の前記第2のセットを送信することと、
    を備える、方法。
  2. CSD値の前記第1のセットを前記決定することが、
    前記複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、
    ユーザCSDオフセットを決定することと、
    前記決定されたユーザCSDオフセットに基づいて、前記複数のアンテナの各アンテナのための前記アンテナCSD値を変更することと、
    を備える、請求項1に記載の方法。
  3. CSD値の前記第1のセットを前記決定することが、
    ストリームの割り当てられた数に基づいて、少なくとも1つの割り当てられたCSD値を決定することと、
    前記決定された少なくとも1つの割り当てられたアンテナCSD値に基づいて、前記複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、
    を備える、請求項1に記載の方法。
  4. CSD値の前記第2のセットを前記決定することが、
    情報の前記第2のセットを送信するための複数のストリームを識別することと、
    前記複数のストリームの各ストリームのためのストリームCSD値を決定することと、
    を備える、請求項1に記載の方法。
  5. 4x持続時間をもつシンボルのための前記ストリームCSD値が、1x持続時間をもつ非レガシーシンボルのCSD値よりも4倍大きい、請求項4に記載の方法。
  6. 前記複数のアンテナ上で情報の前記第2のセットを送信するためのCSD値の第3のセットを決定することをさらに備え、
    ここにおいて、情報の前記第2のセットを送信することが、CSD値の前記第2のセットと前記第3のセットとに基づく、
    請求項1に記載の方法。
  7. CSD値の前記第3のセットを前記決定することが、
    前記複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、
    ユーザCSDオフセットを決定することと、
    前記決定されたユーザCSDオフセットに基づいて、前記複数のアンテナの各アンテナのための前記アンテナCSD値を変更することと、
    を備える、請求項6に記載の方法。
  8. 4x持続時間をもつシンボルのための前記アンテナCSD値が、1x持続時間をもつ非レガシーシンボルのCSD値よりも4倍大きい、請求項7に記載の方法。
  9. CSD値の前記第3のセットを前記決定することが、
    少なくとも1つの割り当てられたCSD値を決定することと、
    前記決定された少なくとも1つの割り当てられたCSD値に基づいて、前記複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、
    を備える、請求項6に記載の方法。
  10. ワイヤレス通信のための装置であって、
    複数のアンテナ上で情報の第1のセットを送信するためのサイクリックシフト遅延(CSD)値の第1のセットを決定するための手段と、
    前記複数のアンテナ上で情報の第2のセットを送信するためのCSD値の第2のセットを決定するための手段と、
    CSD値の前記第1のセットに基づいて情報の前記第1のセットを送信し、CSD値の前記第2のセットに基づいて情報の前記第2のセットを送信するための手段と、
    を備える、装置。
  11. CSD値の前記第1のセットを決定するための前記手段が、
    前記複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、
    ユーザCSDオフセットを決定することと、
    前記決定されたユーザCSDオフセットに基づいて、前記複数のアンテナの各アンテナのための前記アンテナCSD値を変更することと、
    を行うように構成される、請求項10に記載の装置。
  12. CSD値の前記第1のセットを決定するための前記手段が、
    ストリームの割り当てられた数に基づいて、少なくとも1つの割り当てられたCSD値を決定することと、
    前記決定された少なくとも1つの割り当てられたアンテナCSD値に基づいて、前記複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、
    を行うように構成される、請求項10に記載の装置。
  13. CSD値の前記第2のセットを決定するための前記手段が、
    情報の前記第2のセットを送信するための複数のストリームを識別することと、
    前記複数のストリームの各ストリームのためのストリームCSD値を決定することと、
    を行うように構成される、請求項10に記載の装置。
  14. 4x持続時間をもつシンボルのための前記ストリームCSD値が、1x持続時間をもつ非レガシーシンボルのCSD値よりも4倍大きい、請求項13に記載の装置。
  15. 前記複数のアンテナ上で情報の前記第2のセットを送信するためのCSD値の第3のセットを決定するための手段をさらに備え、
    ここにおいて、情報の前記第2のセットを送信することが、CSD値の前記第2のセットと前記第3のセットとに基づく、
    請求項10に記載の装置。
  16. CSD値の前記第3のセットを決定するための前記手段が、
    前記複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、
    ユーザCSDオフセットを決定することと、
    前記決定されたユーザCSDオフセットに基づいて、前記複数のアンテナの各アンテナのための前記アンテナCSD値を変更することと、
    を行うように構成される、請求項15に記載の装置。
  17. 4x持続時間をもつシンボルのための前記アンテナCSD値が、1x持続時間をもつ非レガシーシンボルのCSD値よりも4倍大きい、請求項16に記載の装置。
  18. CSD値の前記第3のセットを決定するための前記手段が、
    少なくとも1つの割り当てられたCSD値を決定することと、
    前記決定された少なくとも1つの割り当てられたCSD値に基づいて、前記複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、
    を行うように構成される、請求項15に記載の装置。
  19. ワイヤレス通信のための装置であって、
    メモリと、
    前記メモリに結合され、
    複数のアンテナ上で情報の第1のセットを送信するためのサイクリックシフト遅延(CSD)値の第1のセットを決定することと、
    前記複数のアンテナ上で情報の第2のセットを送信するためのCSD値の第2のセットを決定することと、
    CSD値の前記第1のセットに基づいて情報の前記第1のセットを送信し、CSD値の前記第2のセットに基づいて情報の前記第2のセットを送信することと、
    を行うように構成される、少なくとも1つのプロセッサと、
    を備える、装置。
  20. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、
    ユーザCSDオフセットを決定することと、
    前記決定されたユーザCSDオフセットに基づいて、前記複数のアンテナの各アンテナのための前記アンテナCSD値を変更することと、
    によってCSD値の第1のセットを決定するように構成される、請求項19に記載の装置。
  21. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    ストリームの割り当てられた数に基づいて、少なくとも1つの割り当てられたCSD値を決定することと、
    前記決定された少なくとも1つの割り当てられたアンテナCSD値に基づいて、前記複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、
    によってCSD値の前記第1のセットを決定するように構成される、請求項19に記載の装置。
  22. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    情報の前記第2のセットを送信するための複数のストリームを識別することと、
    前記複数のストリームの各ストリームのためのストリームCSD値を決定することと、
    によってCSD値の前記第2のセットを決定するように構成される、請求項19に記載の装置。
  23. 4x持続時間をもつシンボルのための前記ストリームCSD値が、1x持続時間をもつ非レガシーシンボルのCSD値よりも4倍大きい、請求項22に記載の装置。
  24. 前記少なくとも1つのプロセッサが、前記複数のアンテナ上で情報の前記第2のセットを送信するためのCSD値の第3のセットを決定するようにさらに構成され、ここにおいて、前記少なくとも1つのプロセッサが、CSD値の前記第2のセットと前記第3のセットとに基づいて、情報の前記第2のセットを送信するように構成される、請求項19に記載の装置。
  25. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    前記複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、
    ユーザCSDオフセットを決定することと、
    前記決定されたユーザCSDオフセットに基づいて、前記複数のアンテナの各アンテナのための前記アンテナCSD値を変更することと、
    によってCSD値の前記第3のセットを決定するように構成される、請求項24に記載の装置。
  26. 4x持続時間をもつシンボルのための前記アンテナCSD値が、1x持続時間をもつ非レガシーシンボルのCSD値よりも4倍大きい、請求項25に記載の装置。
  27. 前記少なくとも1つのプロセッサが、
    少なくとも1つの割り当てられたCSD値を決定することと、
    前記決定された少なくとも1つの割り当てられたCSD値に基づいて、前記複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、
    によってCSD値の前記第3のセットを決定するように構成される、請求項24に記載の装置。
  28. ワイヤレスデバイスによるワイヤレス通信のためのコンピュータ実行可能コードを記憶するコンピュータ可読媒体であって、
    複数のアンテナ上で情報の第1のセットを送信するためのサイクリックシフト遅延(CSD)値の第1のセットを決定することと、
    前記複数のアンテナ上で情報の第2のセットを送信するためのCSD値の第2のセットを決定することと、
    CSD値の前記第1のセットに基づいて情報の前記第1のセットを送信し、CSD値の前記第2のセットに基づいて情報の前記第2のセットを送信することと、
    を行うためのコードを備える、コンピュータ可読媒体。
  29. CSD値の前記第1のセットを決定するための前記コードが、
    前記複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、
    ユーザCSDオフセットを決定することと、
    前記決定されたユーザCSDオフセットに基づいて、前記複数のアンテナの各アンテナのための前記アンテナCSD値を変更することと、
    を行うためのコードを備える、請求項28に記載のコンピュータ可読媒体。
  30. CSD値の前記第1のセットを決定するための前記コードが、
    ストリームの割り当てられた数に基づいて、少なくとも1つの割り当てられたCSD値を決定することと、
    前記決定された少なくとも1つの割り当てられたアンテナCSD値に基づいて、前記複数のアンテナの各アンテナのためのアンテナCSD値を決定することと、
    を行うためのコードを備える、請求項28に記載のコンピュータ可読媒体。
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